JP2001212683A - 脆性材料の割断装置、脆性材料の割断方法および液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

脆性材料の割断装置、脆性材料の割断方法および液晶表示装置の製造方法

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JP2001212683A
JP2001212683A JP2000022259A JP2000022259A JP2001212683A JP 2001212683 A JP2001212683 A JP 2001212683A JP 2000022259 A JP2000022259 A JP 2000022259A JP 2000022259 A JP2000022259 A JP 2000022259A JP 2001212683 A JP2001212683 A JP 2001212683A
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light
brittle material
laser
irradiation
laser beam
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Kazuo Horiuchi
一男 堀内
Takashi Obara
隆 小原
Susumu Yahagi
進 矢作
Ryuichi Togawa
隆一 外川
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/09Severing cooled glass by thermal shock
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の高い割断方法、割断装置の提供。およ
び歩留まりの高い、液晶表示装置の製造方法の提供。 【解決手段】 レーザ光の一部を遮光する遮光手段を設
け、不連続なエネルギ強度分布を有するレーザ光を照射
して脆性材料、液晶基板を割断すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脆性材料の割断装置
および割断方法と、この方法を用いた液晶表示装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス等を始めとする脆性材料の切断
は、様々な製品の製造工程で用いられている。特に液晶
表示パネルの製造工程においては、ガラス表面に金属部
材が実装されているガラス板を所定のサイズに切断する
工程が必須である。近年においては、液晶表示パネルの
大型化が進んでおり、大量のガラスを高精度に切断可能
な切断装置および切断方法が望まれている。
【0003】ガラス等の脆性材料を切断する方法とし
て、従来はダイヤモンドカッタ等を用いる研削、あるい
はレーザビームによる溶断などがあった。研削による切
断は、機械的な構造破壊の発生によって加工点周辺に研
削割れが生じ歩留まりが悪くなる等の欠点があった。ま
た、レーザビームによる溶断は脆性材料を融点以上にさ
せる必要があるため熱歪み等の材料の劣化を伴うという
欠点や、蒸発による材料の損失が避けられない等の欠点
があった。
【0004】そこでこのような欠点を解消するため、レ
ーザビームを脆性材料に照射して脆性材料の割断を行
う、いわゆるレーザ割断方法が提案されている。レーザ
割断方法とは以下のようなものである。
【0005】一般に物質にレーザビームを照射すると照
射された部分はレーザビームのエネルギを吸収して局所
的に加熱されるが、照射されていない部分は加熱されな
いため、自由な熱膨張を拘束されて熱応力が生じる。塑
性変形を起こさずに壊れる性質を持つ脆性材料に、レー
ザビームを照射すると熱応力が生じ、この熱応力に起因
して脆性破壊が起きることになる。脆性材料を連続的に
動かして、この脆性破壊を進行させて脆性材料の割断を
行う方法がレーザ割断方法である。
【0006】このレーザ割断方法はレーザビームを用い
るので、研削割れによる歩留まり低下を防ぐことができ
ると同時に、脆性材料を融点以上に加熱する必要がない
ので、溶断に比して加工エネルギが小さく、しかも材料
の損失がないといった多くの利点がある。
【0007】その一方で、脆性破壊により進展する亀裂
の進展方向を制御することが困難で、割断予定線とはず
れて亀裂が進展するという欠点や、割断速度を増加させ
ると、亀裂を進展させるのに必要な熱応力が生じず亀裂
が進展しないという欠点がある。
【0008】このような欠点を解消する方法として特開
平11−21141に示される割断方法がある。この方
法は図19に示されるように、レーザビーム101を脆
性材料表面102でU字型の経路103上を往復走査さ
せるとともに、脆性材料を矢印104の方向に移動させ
て割断を行う方法である。このレーザビーム101の往
復走査と、脆性材料の矢印104方向への移動とによっ
て、U字型の経路103と割断予定線105との交点A
と、冷却ガスの照射点Bとの間は図20に示されるよう
に大きな温度変化が起こる。この大きな温度変化に起因
して、脆性破壊に充分な大きな熱応力が発生する。ま
た、温度変化は割断予定線105上でもっとも大きく変
化するため、亀裂が割断予定線105とずれて進展する
おそれがないので高精度で割断が可能という特徴があ
る。
【0009】しかしながら上記方法の実現のためには、
レーザビーム101を正確に往復走査させる必要があ
る。この往復走査のために、2つのベンダーミラー10
6、107を複雑かつ精密に回転させる必要がある。こ
のため装置の製造に多額のコストがかかる。また、ベン
ダーミラー106、107の制御および機構は複雑なた
め信頼性および安定性の点で劣る。従って、精度良い加
工を大量に割断する必要がある液晶基板の割断には、上
記方法を適用することは実用的でない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、簡
便に高精度な割断が可能となる割断方法、割断装置を提
供するとともに、この方法を用いて液晶表示パネルを歩
留まり良く製造する製造方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の脆性材料の割断
装置は、脆性材料にレーザ光を照射するためのレーザ照
射手段と、前記レーザ照射手段から出射されたレーザ光
の一部を遮光するための遮光手段と、前記脆性材料と前
記レーザ光との相対位置を移動させる移動手段と、から
なることを特徴とするものである。
【0012】かかる本発明によれば、レーザ光の一部を
遮光することにより、本来レーザ光が照射されるはずで
あった遮光領域と、レーザ光が照射された照射領域との
境界において、脆性材料表面に吸収されるエネルギ強度
は不連続なものとなる。すなわち、この境界から照射領
域側は、レーザ光による大きなエネルギを吸収するのに
対し、遮光領域側には殆どエネルギ吸収がない。このた
め、照射領域は急激に温度上昇するのに対し、遮光領域
は殆ど温度上昇しない。このため、この境界付近におい
て脆性材料割断のための大きな熱応力が発生し、容易に
割断が行えるものである。このようなレーザ照射手段を
移動させることにより、亀裂を進展させて所望の形状に
割断を行うことができるものである。
【0013】また、本発明の脆性材料の割断装置におい
ては、前記遮光手段により前記レーザ光の照射がさえぎ
られた、前記脆性材料表面上の遮光領域と、前記レーザ
光の照射領域は、前記照射領域の重心点と、前記遮光領
域の重心点とを結んだ直線に対して対称であるようにす
ることを特徴とするものである。
【0014】このように遮光領域および照射領域を前記
直線に対称なものとすると、脆性材料表面上での温度変
化分布は前記直線に対して対称なものとなる。従ってこ
の熱応力分布も前記直線に対して対称なものとなるた
め、割断予定線に沿って亀裂を進展させることができ
る。
【0015】また、本発明の脆性材料の割断装置におい
ては、前記移動手段は、前記遮光領域の重心点から、前
記照射領域の重心点の方向へ、前記脆性材料に対する前
記レーザ光の相対位置を移動させることを特徴とするも
のである。
【0016】このように移動させることによって、遮光
領域の重心点と照射領域の重心点との間に大きな温度差
を生じさせることができる。
【0017】本発明の脆性材料の割断方法は、脆性材料
にレーザ光を照射するためのレーザ照射工程と、前記出
射されたレーザ光の一部を遮光するための遮光工程と、
前記脆性材料と前記レーザ光との相対位置を移動させる
移動工程と、からなることを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の脆性材料の割断方法におい
ては、前記遮光工程により前記レーザ光の照射がさえぎ
られた、前記脆性材料表面上の遮光領域と、前記レーザ
光の照射領域は、前記照射領域の重心点と、前記遮光領
域の重心点とを結んだ直線に対して対称であるようにす
ることを特徴とするものである。
【0019】また、前記移動工程は、前記遮光領域の重
心点から、前記照射領域の重心点の方向へ、前記脆性材
料に対する前記レーザ光の相対位置を移動させること、
を特徴とするものである。
【0020】また、本発明の脆性材料の割断方法におい
ては、2枚の脆性材料の板を重ね合わせた構造を含む構
造体の、第1の前記脆性材料の板に第1のレーザ光を照
射する第1の照射工程と、前記第1のレーザ光の一部を遮
光する第1の遮光工程と、前記第1のレーザ光の照射位
置を移動させる第1の移動工程と、第2の前記脆性材料
の板に第2のレーザ光を照射する第2の照射工程と、前
記第2のレーザ光の一部を遮光する第2の遮光工程と、
前記第2のレーザ光の照射位置を移動させる第2の移動
工程と、を備えることを特徴とするものである。
【0021】また、本発明の脆性材料の割断方法におい
ては、この2枚のガラス板を重ね合わせた構造を有する
構造体の割断において、双方のガラス板にレーザ光を照
射して割断を行う事を特徴とするものである。このため
精度良く割断を行うことができるとともに、双方のガラ
ス板をひっくり返す機構を用いることなく割断をするこ
とが可能となる。
【0022】また、本発明の液晶表示パネルの製造方法
は、第1のガラス板表面に、液晶に電圧をかけるための
第1の透明電極を形成する工程と、前記第1の透明電極の
表面に、液晶を配向させるための配向膜を形成する工程
と、第2のガラス板表面に、液晶に電圧をかけるための
第2の透明電極を形成する工程と、前記第2の透明電極
の表面に、液晶を配向させるための配向膜を形成する工
程と、前記2つの透明電極が対向するように前記2枚の
ガラス板を、シール剤を介して貼り合わせる工程と、前
記貼り合わせ工程の後、前記2枚のガラス板の間隙に液
晶を注入する工程と、前記2枚のガラス板をレーザ割断
して液晶表示パネルを切り出す割断工程とからなる製造
方法において、前記割断工程は、前記第1のガラス板に
第1のレーザ光を照射する第1の照射工程と、前記第1の
レーザ光の一部を遮光する第1の遮光工程と、前記第1
のレーザ光の照射位置を移動させる第1の移動工程と、
前記第2の前記ガラス板の板に第2のレーザ光を照射す
る第2の照射工程と、前記第2のレーザ光の一部を遮光
する第2の遮光工程と、前記第2のレーザ光の照射位置
を移動させる第2の移動工程と、からなることを特徴と
するものである。
【0023】液晶基板の製造において、ガラス板を割断
して所望の液晶表示パネルを切り出すことは不可欠であ
るが、従来においては、この割断精度で劣っていたた
め、液晶表示パネル内部に亀裂が進展し、割断工程以前
のすべての工程が無駄となるおそれがあった。しかしな
がら本発明において精度の良い割断が可能となるため、
従来よりも歩留まり良く液晶表示パネルの製造を行うこ
とが可能となった。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下に本発
明の第1の実施の形態について図を用いて説明する。
【0025】図1は第1の実施の形態の構成図である。
【0026】まず概要を説明する。
【0027】レーザ発振器1から照射されたレーザ光2
は、ベンダーミラー3により全反射した後、遮光板4に
より一部を遮光される。その後、この一部を遮光された
レーザ光2はガラス板5を照射し、ガラス板5を割断さ
せる。ガラス板5を固定支持するXYステージ6は、ガ
ラス板5を移動させて割断を進行させる。
【0028】続いて各構成要素について説明する。
【0029】レーザ発振器1は、最大出力1kWのCO
2レーザであり、ガラスに対して吸収率が高い波長1
0.6μmのレーザ光2を出射する。このレーザ光2の
断面は、直径5mmの円形形状である。
【0030】ベンダーミラー3は、レーザ光2を全反射
させ、ガラス板5の上方からガラス板5の表面と略垂直
方向にレーザ光2を照射させる。
【0031】遮光板4は、幅1mmの短辺、長さ10m
mの長辺からなる長方形の金属板であり、ガラス板5と
平行になるように水平に配設されている。この遮光板4
は、レーザ光2の一部を遮光する。集光レンズ7はレー
ザ光2をガラス板5の表面に集光させる。
【0032】位置決め装置8は、ベンダーミラー3、遮
光板4、集光レンズ7を支持する。また、この位置決め
装置8は、ガラス板5表面に照射させるレーザ光2の光
軸の位置決め、および集光位置の調整を行う。
【0033】XYテーブル6はガラス板5を水平に保持
するとともに、このガラス板5を移動させることによ
り、レーザ光2がガラス板5を照射する位置を移動させ
亀裂10を進展させる。
【0034】コントローラ9はガラス板5が所定の形状
に割断されるようにXYテーブル6の移動を制御すると
ともに、位置決め装置8の位置合わせ、レーザ発振器1
の出力を調整する。以上のような構成のもとガラス板5
が割断される作用について次に説明する。
【0035】まずガラス板5がXYテーブル6にセット
される。このガラス板5は厚さ1mmのガラス板5であ
り図2に示されるように、表面上に、割断を開始するた
めの亀裂10が、硬質工具を用いて予め所定の位置に形
成されている。
【0036】続いてコントローラ9において、割断する
形状が設定される。本実施の形態の場合、図2に示され
るように、亀裂10を割断開始位置として、割断予定線
11に沿って割断されるように、割断形状が設定され
る。次にレーザ出力がコントローラ9において設定され
る。図3に示された、ガラスの板厚と割断に好適なCO
2レーザの出力のグラフをもとに、レーザ出力を決定す
る。ガラス板5の板厚は、1mmなのでレーザ出力は1
60Wと設定される。
【0037】また、レーザ光2が割断開始点である亀裂
10を照射するように、コントローラ9により位置決め
装置8は予め設定されている。
【0038】レーザ発振器1から出射されたレーザ光2
は、ベンダーミラー3で全反射する。その後図4に示さ
れるように遮光板4により、レーザ光2の円形断面のう
ち略長方形部分が遮光される。
【0039】一部が遮光されたレーザ光2は、集光レン
ズ7により亀裂10に集光される。
【0040】図5に示されるように、ガラス板5表面上
において、遮光領域12は短辺200μm、長辺約40
0μmで、短辺とレーザ光2の中心との距離が100μ
mとなる長方形形状である。レーザ光2により照射され
る照射領域13は直径1mmの円形からこの遮光領域1
2をのぞいた領域となる。
【0041】また、照射領域13におけるエネルギ強度
は図6に示されるようにレーザ光2の光軸を頂点とする
山形である。
【0042】照射領域13はレーザ光2のエネルギを吸
収して、温度上昇するので熱応力が発生し、予め形成さ
れていた亀裂10を進展させる。XYステージ6はコン
トローラ9からの制御信号を受けて、照射領域13の重
心から遮光領域12の重心方向、すなわち割断予定線1
1に平行に、150mm/秒の速度で移動する。この移
動によって亀裂10が割断予定線11上に進展する作用
を説明する。
【0043】割断予定線11上において250μmの間
隔で離れたA点とB点の温度変化について述べる。
【0044】図7(a)はXYステージ6の移動によ
り、B点がレーザ光2の照射領域13に含まれたときの
図である。このとき2点ともレーザ光2の照射がないの
でほとんど同じ温度である。さらにXYステージ6が移
動して、図7(b)はA点が照射領域13に含まれた図
である。B点は、レーザ光2が照射されたために温度上
昇しているがA点はレーザ光2が照射されていないた
め、ほとんど温度上昇がない。図7(c)は、B点が遮
光領域12に含まれたときの図である。このとき、B点
はエネルギ強度がもっとも高いレーザ光2の光軸付近を
通過した直後であるので、かなり温度が上昇している。
図7(d)は、A点が遮光領域12に含まれた図であ
る。図7(c)から図7(d)の間、B点は遮光領域1
2内部にあるのでレーザ光2が照射されず、周囲の雰囲
気との熱伝達およびガラスへの熱伝導により放熱され急
激に温度が低下する。一方A点は、エネルギ強度が最も
高いレーザ光2の光軸を通過した直後であるので、ガラ
ス板5上でもっとも高温となっている。従って、AB間
には大きな温度勾配が生じ、大きな熱応力が発生する。
従ってこの熱応力によって亀裂10は進展する。また、
照射領域13および遮光領域12は割断予定線11に対
して対称であるため、温度分布は割断予定線11に対し
て対称となる。その結果熱応力も割断予定線11に対し
て対称となり、亀裂10は割断予定線11に沿って進展
する。以上の作用が連続的に起こることによってガラス
板5は割断される。
【0045】従来方法においては、大きな熱応力の発生
および割断精度の向上を実現するために、複雑な機構を
用いていた。しかし本発明においては、遮光板を用いて
レーザ光2の一部を遮光することによって、簡便に上記
目的を達成することができた。
【0046】なお、本発明において遮光領域12は、本
実施の形態での形状に限られず図8(a)に示されるよ
うに、円形を直線で切り取った形状等、種々変形可能で
ある。このとき、遮光領域12は割断予定線11に対し
て対称であると、発生する熱応力分布が割断予定線11
に対して対称になるため、割断精度が向上する。また、
照射させるレーザ光の断面形状を、図8(b)に示され
るように楕円形状等、種々変形可能である。
【0047】また、移動手段はXYテーブルに限られ
ず、位置決め装置8を移動させて割断を進行させること
も当然可能である。
【0048】また、移動方向は遮光領域の重心点と照射
領域の重心点を結ぶまた、照射させるレーザ光の数は一
本に限られず複数本同時に照射させることも可能であ
る。この場合、割断をより短時間で行うことが可能とな
る。また、遮光板4の配設位置はベンダーミラー3と集
光レンズ7の間に限られず、たとえばレーザ発振器1に
付設することも可能である。また、遮光板4は、石英ガ
ラス上にクロム等でパターンを形成したメタルマスク等
を用いても良い。また、被加工物はガラスに限られずシ
リコン等他の脆性材料でも変形可能である。その他本発
明は本実施の形態に限定されるものではなく、種々変形
可能である。
【0049】(第2の実施の形態)図9は本発明の第2
の実施の形態の構成図である。
【0050】第1の実施の形態との変更点は、被加工物
が液晶を挟んでガラス板を2枚重ねた液晶セルである点
と、2本のレーザ光2a、2bを上下から照射して各々
のガラス板を同時に割断する点である。なお、第1の実
施の形態と同じ構成要素については同じ番号を付して説
明を省略する。
【0051】以下本実施の形態の作用について説明す
る。
【0052】まず液晶セル14をXYテーブル6にセッ
トする。この液晶セル14は図10に示されるように厚
さ0.7mmのガラス板5aおよび厚さ1.0mmのガラス
板5bを重ね合せた構造になっている。ガラス板のギャ
ップは約5μmでありそのギャップには液晶や液晶を駆
動するための電極等が形成されている。また、ガラス板
5aとガラス板5bの表面には割断を開始するための亀
裂10a、10bが硬質工具を用いて予め所定の位置に
形成されている。
【0053】続いてコントローラ9において、割断する
形状を設定する。本実施の形態の場合、図11に示され
るようにガラス板5a、5bの間に形成されている電極
用タブパッド15を表出させる必要がある。そこでガラ
ス板5aは亀裂10aを割断開始位置として、割断予定
線11aに沿って割断されるように、割断形状を設定す
る。ガラス板5bは、亀裂10bを割断開始位置とし
て、割断予定線11bに沿って割断されるように、割断
形状を設定する。次にレーザ出力をコントローラ9にお
いて設定する。図3に示された、ガラスの厚さと割断に
好適なCO2レーザの出力のグラフをものに、レーザ出
力を決定する。ガラス板5a、5bの厚さは0.7mm
と1.0mmであるので、レーザ発振器1aのレーザ出
力を100W、レーザ発振器1bのレーザ出力を160
Wと設定される。
【0054】CO2レーザであるレーザ発振器1aは、
レーザ光2aを出射する。レーザ光2aはベンダーミラ
ー3aで全反射した後、液晶セル14の上側のガラス板
5aを上方から照射し、ガラス板5aを割断する。ま
た、レーザ光1bは、同様にレーザ光2bを出射し、液
晶セル14の下側のガラス板5bを割断する。割断の作
用は第1の実施の形態と同様である。
【0055】以上の作用により、第1の実施の形態と同
様に、簡便な装置でガラス板を精度良く割断することが
可能となる。それに加えて、2枚のガラスが重ね合わさ
れた液晶セルを1工程で割断できるという効果がある。
また、2つの位置決め装置は独立に位置決め可能なので
2枚のガラスを異なる形状に割断することが可能とな
る。また、レーザ発振器を独立に設けたため、異なる材
料や厚さの脆性材料が重ね合わされた場合でも、それぞ
れのレーザ発振器の出力や波長等を調整することによ
り、割断を行うことができる。特に吸収率が異なる脆性
材料が重ね合わされた場合には波長の異なるレーザ光を
照射させてやることにより、割断を行うことができる。
【0056】また、レーザ光はCO2レーザに限らず、
YAGレーザやエキシマレーザ等でも良い。また、レー
ザ光の波長によってはビームスプリットミラーを用いて
分岐したレーザ光を光ファイバに導入し、集光レンズま
で伝送する構成にしても良い。また、割断を進行させる
ための移動手段はXYステージを用いたが、位置決め装
置を移動させて、割断を進行させても良い。
【0057】また、プラズマディスプレイ、フィールド
エミッションディスプレイなど他のデバイスの割断にも
適用できる。
【0058】(第3の実施の形態)第3の実施の形態は
TFTカラー液晶表示パネルの製造方法に関する。以下
図面を用いてTFTカラー液晶表示パネルの製造工程に
ついて説明する。
【0059】液晶表示パネルの製造工程は、TFTアレ
イ形成工程、カラーフィルター形成工程、配向膜形成工
程、基板貼り合わせ工程、基板割断工程、の5工程で行
われる。以下順次各工程について説明する。
【0060】TFTアレイ形成工程とは、清浄な無アル
カリガラスのガラス基板16aの表面に、TFTトラン
ジスタ、表示電極、蓄積容量から構成される画素を複数
備えた画素配列を形成する工程である。このTFTアレ
イは、リソグラフィー技術を用いて形成される。
【0061】まずゲート電極17を作成する。ガラス板
16aにCVDプラズマ法を用いて、アルミニウムを堆
積させた後、パターニングして図12(a)に示される
ようにゲート電極17を作成する。その後同様に、CV
Dプラズマ法とパターニングを用いて、絶縁膜18、ア
モルファスシリコン層19、抵抗層20、ドレイン電極
21、ソース電極22を図12(b)に示されるように
順次積層して、TFTトランジスタ25を形成する。ま
た、表示電極23、蓄積容量24を同様にガラス基板1
6上に積層させる。このTFTトランジスタ25および
表示電極23、蓄積容量24で一画素を構成する。表示
電極23はドレイン電極21及び蓄積容量24と電気的
に接続されている。ドレイン電極21から電子が表示電
極23に流れ込み表示電極23の電位を上げることにな
る。この表示電極23が直接的には液晶を駆動する機能
を有する。ガラス基板16上においては、複数の画素で
構成されるTFTアレイ26が、図13に示されるよう
に数個乃至数十個形成されている。続いてカラーフィル
ター形成工程について説明する。
【0062】上記TFTアレイ形成工程でTFTアレイ
26を形成したガラス基板16aと対を成す他方の無ア
ルカリガラスのガラス基板16b表面にカラーフィルタ
ーを形成する。この形成のための方法は、印刷法、電着
法、パターニング法等があるが、ここではパターニング
法を用いてカラーフィルターを形成する。具体的には、
図14(a)に示されるように、CVDプラズマとパタ
ーニング法を用いてブラックマトリクス27を形成した
後、図14(b)に示されるように同様にR,G,Bの
3種類のカラーフィルター28を、ブラックマトリック
ス27を境界として形成する。図15に示されるように
R、G、Bのカラーフィルター28はドット状に形成さ
れ、1ドットは一画素と同じ大きさとなっている。
【0063】続いて配向膜形成工程について説明する。
TFTアレイ26の上に透明電極29を、CVD方法を
用いて積層した後、図16に示されるようにラビングロ
ーラ31を用いて、ポリイミド膜を所定の方向に配向さ
せ、配向膜30を形成する。同様にカラーフィルター2
8の上にも配向膜30を形成する。
【0064】続いて図17に示されるように基板貼り合
わせ工程を行う。配向膜30上にシール剤32を塗布し
てガラス基板同士を貼り合わせる。このとき配向膜30
の配向方向が平行になるように貼り合わせ、ノーマリホ
ワイトとなるようにする。
【0065】この基板貼り合わせ工程で形成された2枚
のガラスの間隙に液晶33を注入する。真空注入法を用
いて液晶の注入を行う。
【0066】以上の工程によりTFTアレイ26とカラ
ーフィルター28が液晶33を挟んで対向した液晶表示
パネル33が、図18に示されるように2枚のガラス板
16a、16bを貼り合わせてなる液晶表示パネル集合
34に4個形成された。以下レーザ割断法を用いて液晶
表示パネル集合を分割する。割断方法は第2の実施の形
態と同様に、2枚のガラス板16a、16bの表裏双方
からレーザ光を照射して割断を行う。液晶表示パネルの
場合、タブ電極を表出させる要請から、上のガラス板と
下のガラス板を異なる形状に割断する必要があるが、各
レーザ光は独立に位置決め可能な構成となっているので
所望の形状どおりに割断することが可能となる。
【0067】以上の工程により液晶表示パネルの製造が
終了する。従来であれば、液晶表示パネルの割断工程に
おいて、亀裂が液晶表示パネル内部に進展するという問
題があったが、本発明を用いて割断を行うことにより精
度の良い割断が可能となったため、歩留まり良く液晶表
示パネルの製造を行うことが可能となった。なお本実施
の形態はTFT液晶表示パネルに限定されるものではな
く、他の液晶表示パネルたとえばFPD(フィールドエ
ミッションディスプレイ)等でも変形可能である。その
他同趣旨により種々変形可能である。
【0068】
【発明の効果】遮光板を用いてレーザ光の一部を遮光す
ることによってエネルギ強度の不連続なレーザ光を脆性
材料に照射することが簡便に行え、この照射により大き
な熱応力が得られるとともに、割断精度の向上を図るこ
とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における割断予定線
と亀裂を示した図。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかるガラス板と
レーザ出力の関係を示した図。
【図4】本発明の第1の実施の形態にかかるレーザ光の
一部が遮光されている図。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかりレーザ光が
脆性材料表面に照射されている図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係り照射されたレ
ーザ光のエネルギ強度分布を示した図。
【図7】本発明の第1の実施の形態において脆性材料表
面の2点にレーザ光が照射される様子を示した図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の変形例として照射
領域や遮光領域が異なる変形例を示した図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の構成を示した図。
【図10】本発明の第2の実施の形態における割断開始
位置である亀裂を示した図。
【図11】本発明の第2の実施の形態において液晶セル
からタブ電極が表出されている図。
【図12】本発明の第3の実施の形態においてガラス基
板上にTFTトランジスタが形成されている図。
【図13】本発明の第3の実施の形態においてガラス基
板上にTFTアレイが4個形成されている図。
【図14】本発明の第3の実施の形態においてガラス基
板上にブラックマトリクスおよびカラーフィルターが形
成されている図。
【図15】本発明の第3の実施の形態においてカラーフ
ィルターがドット状に形成されている図。
【図16】本発明の第3の実施の形態においてラビング
を行っている図。
【図17】本発明の第3の実施の形態において2枚のガ
ラス板を貼り合わせている図。
【図18】本発明の第3の実施の形態において4つの液
晶パネルが一対のガラス基板に形成されている図。
【図19】従来のガラス割断を示した図。
【図20】従来のガラス割断法にかかる温度分布を示し
た図。
【符号の説明】
1 レーザ発振器、 4 遮光板、 5 ガラス板、 6 XYステージ、 8 位置決め装置、 11 割断予定線、 12 遮光領域、 13 照射領域、 26 TFTトランジスタアレイ、 29 透明電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 338 G09F 9/00 338 (72)発明者 矢作 進 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術センター内 (72)発明者 外川 隆一 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術センター内 Fターム(参考) 2H088 EA02 FA06 FA07 FA16 FA17 FA27 FA30 HA01 HA14 HA28 MA16 2H090 JB02 JC02 JC13 LA16 4E068 AE00 CD05 DA09 DB12 DB13 4G015 FA07 FB02 FC10 FC14 5G435 AA17 BB12 CC12 GG12 HH05 KK10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脆性材料にレーザ光を照射するためのレ
    ーザ照射手段と、 前記レーザ照射手段から出射されたレーザ光の一部を遮
    光する遮光手段と、 前記脆性材料と前記レーザ光との相対位置を移動させる
    移動手段と、からなることを特徴とする脆性材料の割断
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の脆性材料の割断装置にお
    いて、 前記遮光手段により前記レーザ光の照射がさえぎられ
    た、前記脆性材料表面上の遮光領域と、前記レーザ光の
    照射領域は、前記照射領域の重心点と、前記遮光領域の
    重心点とを結んだ直線に対して対称であるようにするこ
    と、を特徴とする脆性材料の割断装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の脆性材料の割断装置にお
    いて、 前記移動手段は、前記遮光領域の重心点から、前記照射
    領域の重心点の方向へ、前記脆性材料に対する前記レー
    ザ光の相対位置を移動させること、を特徴とする脆性材
    料の割断装置。
  4. 【請求項4】 脆性材料にレーザ光を照射するためのレ
    ーザ照射工程と、 前記照射されたレーザ光の一部を遮光するための遮光工
    程と、 前記脆性材料と前記レーザ光との相対位置を移動させる
    移動工程と、からなることを特徴とする脆性材料の割断
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の脆性材料の割断装置にお
    いて、 前記遮光工程により前記レーザ光の照射がさえぎられ
    た、前記脆性材料表面上の遮光領域と、前記レーザ光の
    照射領域は、前記照射領域の重心点と、前記遮光領域の
    重心点とを結んだ直線に対して対称であるようにするこ
    と、を特徴とする脆性材料の割断方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の脆性材料の割断装置にお
    いて、 前記移動工程は、前記遮光領域の重心点から、前記照射
    領域の重心点の方向へ、前記脆性材料に対する前記レー
    ザ光の相対位置を移動させること、を特徴とする脆性材
    料の割断方法。
  7. 【請求項7】 2枚の脆性材料の板を重ね合わせた構造
    を含む構造体の、第1の前記脆性材料の板に第1のレー
    ザ光を照射する第1の照射工程と、 前記第1のレーザ光の一部を遮光する第1の遮光工程
    と、 前記第1のレーザ光の照射位置を移動させる第1の移動
    工程と、 第2の前記脆性材料の板に第2のレーザ光を照射する第
    2の照射工程と、 前記第2のレーザ光の一部を遮光する第2の遮光工程
    と、 前記第2のレーザ光の照射位置を移動させる第2の移動
    工程と、を備えることを特徴とする脆性材料の割断方
    法。
  8. 【請求項8】 第1のガラス板表面に、液晶に電圧をか
    けるための第1の透明電極を形成する工程と、 前記第1の透明電極の表面に、液晶を配向させるための
    配向膜を形成する工程と、 第2のガラス板表面に、液晶に電圧をかけるための第2
    の透明電極を形成する工程と、 前記第2の透明電極の表面に、液晶を配向させるための
    配向膜を形成する工程と、 前記2つの透明電極が対向するように前記2枚のガラス
    板を、シール剤を介して貼り合わせる工程と、 前記貼り合わせ工程の後、前記2枚のガラス板の間隙に
    液晶を注入する工程と、 前記2枚のガラス板をレーザ割断して液晶表示パネルを
    切り出す割断工程と、からなる液晶表示パネルの製造方
    法において、 前記割断工程は、 前記第1のガラス板に第1のレーザ光を照射する第1の照
    射工程と、 前記第1のレーザ光の一部を遮光する第1の遮光工程と、 前記第1のレーザ光の照射位置を移動させる第1の移動
    工程と、 前記第2の前記ガラス板の板に第2のレーザ光を照射す
    る第2の照射工程と、 前記第2のレーザ光の一部を遮光する第2の遮光工程
    と、 前記第2のレーザ光の照射位置を移動させる第2の移動
    工程と、からなることを特徴とする液晶表示装置の製造
    方法。
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