JP2001209684A - アイデア公開システムおよびアイデア公開方法 - Google Patents

アイデア公開システムおよびアイデア公開方法

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JP2001209684A
JP2001209684A JP2000020304A JP2000020304A JP2001209684A JP 2001209684 A JP2001209684 A JP 2001209684A JP 2000020304 A JP2000020304 A JP 2000020304A JP 2000020304 A JP2000020304 A JP 2000020304A JP 2001209684 A JP2001209684 A JP 2001209684A
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Japan
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idea
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applicant
publishing
ideas
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JP2000020304A
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English (en)
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Umeo Yamauchi
梅雄 山内
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YAMAUCHI JIMUSHO KK
Original Assignee
YAMAUCHI JIMUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 実施化を希望するアイデアを広く募り、かつ
経済的にこれらを公開してアイデアの売買や実施化を促
進する。 【解決手段】 公開希望者112、115はアイデアの
概要や詳細な内容のうち必要なものをアイデア公開サー
バ102で公開する。アイデア利用希望者116は、公
開されたアイデアの案件に対応して発行される電子メー
ルのアドレスを使用して公開仲介者111を介したり、
介することなく公開希望者112、115とアイデアの
実施に関する交渉を行う。 【効果】 最適なアイデアや実施権者あるいは譲渡先
を、迅速かつ経済的に見つけることができる。アイデア
の公開の程度も適宜変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特許出願、実用新案
登録出願、意匠登録出願等の新規のアイデアを公表して
ビジネスに利用するアイデア公開システムおよびアイデ
ア公開方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から新規なアイデアの保護のために
権利化の申請を行うと、少なくとも一定期間その内容が
非公開とされている。たとえばわが国で特許出願を行う
と、出願から1年半経過していわゆる公開公報が発行さ
れるまで出願の内容は公開されない。これは、第三者に
よる発明の模倣を防いで、発明が非公開とされている期
間に発明者あるいは出願人が製品化の準備を行ったり、
その発明の周辺の技術を開発する時間を与えるためであ
る。
【0003】一方、アイデアを積極的に公開し、その売
り込みを図る制度も検討されている。たとえば特許出願
については、出願人が権利の譲渡の意思を有する場合に
その旨を公報に記載できるようにして、第三者の実施の
道が開かれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許出
願等の公開制度に頼って第三者によるアイデアの実施化
を図ろうとすると、前記した出願公開の制度によって出
願から1年半経過した後に出願人の意思が公表されるこ
とになる。インターネットでビジネスの展開速度が急激
に向上した現在では、このような出願公開制度や特許権
等の権利の成立を待っていては時期的に実施化が遅れる
場合がある。もちろん、特許出願等の手続きを行わない
でアイデアを公表することは権利化のチャンスを失わせ
ることになり、大変危険である。
【0005】このようなアイデアは出願後に本人が独自
にその内容を公表したり売り込みを行うことは可能であ
る。しかしながら、そのために印刷物を多量に配布した
り、広告を出すことは多大な出費を強いられることにな
り、現実には困難である。また、公開あるいは登録され
た発明等を記載した公報等の刊行物に第三者によるアイ
デアの実施許諾あるいは譲渡の意思を記載するだけで
は、多くの者の目にとまる機会が少ないだけでなく、そ
のような意思が現在も有効であるかどうかは不明であ
る。更に、当初は権利化の意思をもって発明をした者で
あっても他の製品との関係等でそのアイデアを実施しな
い場合がある。このような場合には実施許諾あるいは譲
渡の意思が後発的に発生するので、時期的な関係から前
記した刊行物にその意思が載らないことが多い。
【0006】また、製品の開発者にとっては他人が権利
化の手続きを行っているアイデアが先行して存在した場
合には、将来の侵害事件の発生や発明の利用関係による
トラブルをおそれて迂回する技術の開発を先行させる傾
向にある。このような迂回技術の開発がうまくいく場合
はよいが、権利を買い取ったり実施権を設定する場合よ
りもはるかに高い開発費を費やすようになる場合も多
い。また開発のために無駄な時間を費やしてビジネスチ
ャンスを逃す可能性もある。
【0007】このような問題を解決するために自社の特
許出願のうち他人に実施させてもよいものを自社のホー
ムページに掲載する企業が出現するようになっている。
しかしながら、その会社の技術分野に特化したアイデア
をホームページ上に掲載しても、その技術分野に興味が
ある者のみが権利の実施化の交渉を行うだけであり、ア
イデアの選択の幅が著しく狭い。また、このような企業
のホームページは第三者にその売り込みが開放されてい
るものではないので、各人が自由に自分のアイデアの売
り込みを行うことができない。
【0008】一方、ホームページは誰でもアクセスする
ことができるので、何らの制限なくアイデアをホームペ
ージで公表するようなシステムを提供したとすると、国
による出願の公開前に悪意の第三者によってその発明が
公表されるといった事態が発生する可能性がある。これ
は、アイデアの所有者の利益を損なうことになる。
【0009】そこで本発明の目的は、実施化を希望する
アイデアを広く募ることができ、かつ経済的にこれらを
公開してアイデアの売買や実施化を促進することのでき
るアイデア公開システムおよびアイデア公開方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)他人による権利の実施を希望するアイデアの
公開を申請する申請手段と、(ロ)この申請手段によっ
てアイデアの公開が申請されたときそのアイデアの所有
者とアイデア公開の申請人との関係でアイデアの公開の
適否を判断する公開適否判断手段と、(ハ)この公開適
否判断手段によって公開が適さないものでないと判断さ
れたときそのアイデアの少なくとも概要を不特定多数の
者がアクセス可能なネットワーク上で公開するアイデア
公開手段と、(ニ)このアイデア公開手段によって公開
されたアイデアの実施を希望する実施希望者を受け付け
る実施希望者受付手段と、(ホ)この実施希望者受付手
段によって受け付けた実施希望者とアイデアの所有者あ
るいはアイデア公開の申請人を通信によって引き合わせ
る引き合わせ手段とをアイデア公開システムに具備させ
る。
【0011】すなわち請求項1記載の発明では、権利譲
渡の対象あるいは実施権設定の対象となる発明、考案、
意匠の創作等のアイデアの公開をインターネット上の所
定のフォームや郵便等の申請手段で申請させ、公開適否
判断手段でアイデアの所有者とアイデア公開の申請人と
の関係でアイデアの公開の適否を判断するようにしてい
る。そして、アイデアの所有者が公開する場合のように
公開に支障がない場合にはこのアイデアをインターネッ
ト等の不特定多数の者がアクセス可能なネットワーク上
で公開することにしている。この公開されたアイデアに
対しては、実施を希望する実施希望者をインターネット
等の手段を使用した実施希望者受付手段で受け付け、受
け付けた実施希望者とアイデアの所有者あるいはアイデ
ア公開の申請人を通信によって引き合わせる。これによ
り、ネットワークを利用してアイデアの実施相手を探す
ことができる。しかも、アイデア公開手段が各種のアイ
デアを集中して公開できるので、アイデアの所有者と実
施希望者を強力に結びつけることになって、個人個人が
公告や個人的なホームページで開示する以上の大きな商
業的効果を期待することができる。また、発明の有効な
実施の足がかりを経済的に実現することができる。
【0012】請求項2記載の発明では、(イ)他人によ
る権利の実施を希望するアイデアの公開を申請する申請
手段と、(ロ)この申請手段によって申請されたアイデ
アの公開内容ごとにアイデアの申請人に対して電子メー
ルのアドレスを割り当てる電子メール割当手段と、
(ハ)申請手段によって申請されたアイデアの少なくと
も概要を不特定多数の者がアクセス可能なネットワーク
上の情報開示の場としてのページに公開するアイデア公
開手段と、(ニ)このアイデア公開手段によって公開さ
れた個々のアイデアに対して電子メール割当手段によっ
て割り当てられたアイデアを対応付けてリンクさせるリ
ンク手段とをアイデア公開システムに具備させる。
【0013】すなわち請求項2記載の発明では、権利譲
渡の対象あるいは実施権設定の対象となる発明、考案、
意匠の創作等のアイデアの公開をインターネット上の所
定のフォームや郵便等の申請手段で申請させ、このとき
申請されたアイデアの公開内容ごとにアイデアの申請人
に対して電子メールのアドレスを割り当てるようにして
いる。そして、申請手段によって申請されたアイデアの
少なくとも概要を不特定多数の者がアクセス可能なイン
ターネット等のネットワーク上の情報開示の場としての
ページに公開する一方、公開された個々のアイデアに対
して電子メール割当手段によって割り当てられたアイデ
アを対応付けてリンクさせるようにしている。したがっ
て、そのアイデアの実施に関心を有する者はアイデアに
対応させた形で電子メールを出し、交渉を行うことが可
能になる。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のアイデア公開システムでアイデア公開手
段は、公開しようとするアイデアの概要およびアイデア
の実施を希望する実施希望者に対する連絡先を少なくと
も示す第1の情報を公開する第1の情報公開手段と、そ
のアイデアの具体的な内容を示す第2の情報を公開する
第2の情報公開手段とを備えており、第2の情報公開手
段は申請手段によって申請した者によって第2の情報の
公開の程度を公開をまったく行わない非公開から積極的
な公開まで任意の時期に任意の回数だけ変更可能である
ことを特徴としている。
【0015】すなわち請求項3記載の発明では、アイデ
ア公開手段は、アイデアの概要およびアイデアの実施を
希望する実施希望者に対する連絡先を少なくとも示す第
1の情報と、そのアイデアの具体的な内容を示す第2の
情報の少なくとも2種類の情報を開示する手段を備えて
いることを特徴としている。したがって、模倣の容易さ
等の発明の性格や出願が公開制度あるいは登録制度によ
って公表されているかされる前であるか等の状況を考慮
して第2の情報は全く非公開にすることができるように
している。第1の情報までも全く公開しないとアイデア
の実施者を募ることができないので、第1の情報の方は
最低限開示するのと希望により開示するものに分けられ
ていてもよい。以上の措置により、インターネット等の
電子媒体ならではの臨機応変な公開情報の調整を行うこ
とができ、出願が公に公開される前であっても実施者を
募り、ビジネスを開始することができる。特に寿命の短
いアイデアや、ビジネスの開始時期が重要な発明等は、
時期を逃さずにアイデアの実施化を図ることが可能にな
る。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のアイデア公開システムでアイデア公開手
段は、公開しようとするアイデアの概要およびアイデア
の実施を希望する実施希望者に対する連絡先を少なくと
も示す第1の情報を公開する第1の情報公開手段と、そ
のアイデアの具体的な内容を開示したネットワーク上の
ページにリンクさせる情報リンク手段とを具備すること
を特徴としている。
【0017】すなわち請求項4記載の発明では、アイデ
ア公開手段は、アイデアの概要およびアイデアの実施を
希望する実施希望者に対する連絡先を少なくとも示す第
1の情報を公開する他、第1の情報に対するリンクを張
っていることを特徴としている。したがって、第1の情
報の中から希望するアイデアがあれば、そのアイデアの
具体的な内容を開示したネットワーク上のページに飛ん
で、その内容を見聞きすることができる。そのネットワ
ーク上のページは、このアイデア公開システムを構成す
る狭義のサーバである必要がなく、たとえばアイデアの
所有者自身が所持するホームページであってもよい。こ
れにより、人によってはアイデアの詳細な内容の開示の
調整をよりスムーズに行うことができる。もちろん、シ
ステムによってはリンク先が各発明等のアイデアの公共
的な開示期間のページであってもよいし、これらの任意
の組み合わせであってもよい。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項2記載の
アイデア公開システムで電子メールのアドレスは、公開
されるアイデアごとにアイデアの申請人の所有するアド
レスとは異なる新たなアドレスが付与されることを特徴
としている。
【0019】すなわち請求項2記載の発明では、アドレ
スがシステムの発行したものであってもそうでないもの
であってもよいが、請求項5記載の発明ではシステム側
がアイデアの案件ごとにアイデアの申請人の所有するア
ドレスとは異なる新たなアドレスを付与することにして
いる。これにより、アイデアの申請人が誰であるかを不
特定多数の者に知られることなく、当事者間で実施につ
いての交渉を行うことができる。また、交渉がある程度
まで進む前にアイデアの所有者が交渉を断っても次の実
施契約等に影響を及ぼすおそれが無いので、契約の話し
合いを気楽に進めることができるという利点もある。
【0020】請求項6記載の発明では、(イ)他人によ
る権利の実施を希望するアイデアの公開を申請する申請
ステップと、(ロ)この申請ステップによってアイデア
の公開が申請されたときそのアイデアの所有者とアイデ
ア公開の申請人との関係でアイデアの公開の適否を判断
する公開適否判断ステップと、(ハ)この公開適否判断
ステップによって公開が適さないものでないと判断され
たときそのアイデアの少なくとも概要を不特定多数の者
がアクセス可能なネットワーク上で公開するアイデア公
開ステップと、(ニ)このアイデア公開ステップによっ
て公開されたアイデアの実施を希望する実施希望者を受
け付ける実施希望者受付ステップと、(ホ)この実施希
望者受付ステップによって受け付けた実施希望者とアイ
デアの所有者あるいはアイデア公開の申請人を通信によ
って引き合わせる引き合わせステップとをアイデア公開
方法に具備させる。
【0021】すなわち請求項6記載の発明では、権利譲
渡の対象あるいは実施権設定の対象となる発明、考案、
意匠の創作等のアイデアの公開をインターネット上の所
定のフォームや郵便等で申請させ、公開適否判断ステッ
プでアイデアの所有者とアイデア公開の申請人との関係
でアイデアの公開の適否を判断するようにしている。そ
して、アイデアの所有者が公開する場合のように公開に
支障がない場合にはこのアイデアをインターネット等の
不特定多数の者がアクセス可能なネットワーク上で公開
することにしている。この公開されたアイデアに対して
は、実施を希望する実施希望者をインターネット等の手
段を使用した実施希望者受付ステップによって受け付
け、受け付けた実施希望者とアイデアの所有者あるいは
アイデア公開の申請人を通信によって引き合わせる。こ
れにより、ネットワークを利用してアイデアの実施相手
を探すことができる。しかも、アイデア公開ステップで
各種のアイデアを集中して公開できるので、アイデアの
所有者と実施希望者を強力に結びつけることになって、
個人個人が公告や個人的なホームページで開示する以上
の大きな商業的効果を期待することができる。また、発
明の有効な実施の足がかりを経済的に実現することがで
きる。
【0022】請求項7記載の発明では、(イ)他人によ
る権利の実施を希望するアイデアの公開を申請する申請
ステップと、(ロ)この申請ステップによって申請され
たアイデアの公開内容ごとにアイデアの申請人に対して
電子メールのアドレスを割り当てる電子メール割当ステ
ップと、(ハ)申請ステップによって申請されたアイデ
アの少なくとも概要を不特定多数の者がアクセス可能な
ネットワーク上の情報開示の場としてのページに公開す
るアイデア公開ステップと、(ニ)このアイデア公開ス
テップによって公開された個々のアイデアに対して電子
メール割当ステップによって割り当てられたアイデアを
対応付けてリンクさせるリンクステップとをアイデア公
開方法に具備させる。
【0023】すなわち請求項7記載の発明では、権利譲
渡の対象あるいは実施権設定の対象となる発明、考案、
意匠の創作等のアイデアの公開をインターネット上の所
定のフォームや郵便等の申請手段で申請させ、このとき
申請されたアイデアの公開内容ごとにアイデアの申請人
に対して電子メールのアドレスを割り当てるようにして
いる。そして、申請ステップによって申請されたアイデ
アの少なくとも概要を不特定多数の者がアクセス可能な
インターネット等のネットワーク上の情報開示の場とし
てのページに公開する一方、公開された個々のアイデア
に対して電子メール割当ステップによって割り当てられ
たアイデアを対応付けてリンクさせるようにしている。
したがって、そのアイデアの実施に関心を有する者はア
イデアに対応させた形で電子メールを出し、交渉を行う
ことが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】
【0025】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例におけるアイデア
公開システムの概要を表わしたものである。このアイデ
ア公開システムは、不特定多数の者がアクセス可能なネ
ットワークとしてインターネット網101を利用する。
インターネット網101には、発明等のアイデアに関す
るコンテンツを格納したアイデア公開サーバ102や、
特許の公開公報等の知的財産を専用に蓄積した特許公開
用サーバ103のような公共機関、各種企業、団体等に
よる各種のサーバや、パーソナルコンピュータ104、
105ならびにWAP(wireless application protoco
l)ゲートウェイ106等の通信装置が接続されてい
る。ここでWAPとは携帯電話機や携帯情報端末から、
無線を使ってインターネット情報を入手するためのプロ
トコルである。WAPゲートウェイ106は、PHS
(personal handy-phone system)、携帯型電話機ある
いは無線装置を搭載した小型の情報端末等の無線端末1
07、108に対して、アイデア公開サーバ102や特
許公開用サーバ103等のコンテンツをバイナリデータ
で送信し、それらの画面に表示させるための装置であ
る。
【0027】本実施例では、アイデア公開サーバ102
とパーソナルコンピュータ105とがアイデア公開のた
めのサービスを提供する側の者の装置を構成している。
また、他のパーソナルコンピュータ104および無線端
末108がアイデアを公開する側の者の装置を構成して
いる。更に無線端末107がアイデアを買い取ったり、
実施のためのライセンスの契約を希望する側の者の装置
を構成している。もちろん、世界中に張り巡らされたイ
ンターネット網101には、ありとあらゆる通信機器が
接続されているのであり、ここでは説明を簡単にするた
めに、これらのうちの発明の説明に必要なごく一部を例
示している。たとえばアイデアを買い取ったり、実施の
ためのライセンスの契約を希望する側の者の装置として
は、通常のパーソナルコンピュータであってもよいし、
インターネットのアクセス機能を有するゲーム機であっ
てもよい。
【0028】このアイデア公開システムの概要を説明す
る。このアイデア公開システムでは、パーソナルコンピ
ュータ105の操作者(以下公開仲介者という。)11
1がアイデアを公開するシステムのプログラムおよびデ
ータを作成する。そして通常のサーバとしての構成を有
するアイデア公開サーバ102にそれらのデータをアッ
プロードすると共に、このシステムでアイデアの内容等
を見ることのできるコンテンツのURL(uniform reso
urce locators)を一般に公開する。これにより、その
URLをアドレスとして指定することでパーソナルコン
ピュータ105だけでなく、他のパーソナルコンピュー
タ104あるいは無線端末107、108からそのコン
テンツを画面上で閲覧したり、必要なコンテンツの内容
をプリントしたりコンテンツを構成するデータをダウン
ロードすることができる。
【0029】パーソナルコンピュータ104の操作者
(以下公開希望者という。)112がすでにあるアイデ
アについて特許出願をしており、他人によるその実施化
を望んでいたとする。この場合、公開希望者112は電
子メール113あるいは郵便114等の通信手段を使用
してアイデアの公開の意思(掲載の申し込み)を公開仲
介者111に伝える。ホームページ上に技術の公開を希
望する者のための公開申し込みのページが存在する場合
には、公開希望者112が自分のパーソナルコンピュー
タ等の表示画面にこれを表示するとともに、このページ
に書き込むことによって公開仲介者に申し込みの意思を
通知してもよい。
【0030】アイデアの公開の申し込みがあり、必要な
場合には申込金が支払われると、公開仲介者111はそ
の公開希望者112の公開しようとする案件に対応する
電子メールのアドレスを発行する。案件ごとに電子メー
ルのアドレスが発行されるのは、アイデアの売り買い等
の交渉が開始するまで、あるいは交渉が核心部分に到達
するまで、自分の名前や会社名等のデータを不必要に公
開しないためである。また、電子メールのアドレスが案
件ごとに発行されることで、案件の管理を電子メールの
アドレスをキーとして効率的に行うことができる。もち
ろん、公開希望者112が独自の電子メールのアドレス
を所有している場合があり、そのアドレスに電子メール
を受信したい場合がある。このような場合には、案件ご
とに発行された電子メールのアドレスをその公開希望者
112の元から所有している電子メールのアドレスに変
換して転送する既存の転送サービスを用いればよい。ア
イデア公開サーバ102側でこのようなサービスを行っ
てもよいし、その電子メールのアドレスに置き換えて一
連の処理を行うことも可能である。いずれにせよ、電子
メールのアドレスはそれぞれ固有のものであるからであ
る。
【0031】電子メールのアドレスが発行されたら、あ
るいはその発行前に、公開仲介者111は公開希望者1
12の公開を希望する案件について、公開の申込者と公
開されるアイデアとの関係が正当であるかどうかをチェ
ックする。たとえば特許出願を例にとると、出願公開制
度がある場合、発明がこの制度で公開されるまでその内
容は秘密にされる。何らかの理由で出願公開前の発明の
内容を知った第三者がその発明の内容を出願人に無断で
アイデア公開サーバ102に掲載してこれを公表したと
する。この場合、出願人はその内容を意に反して他の者
に知られてしまい、追加的な技術の開発を行う前に他人
が同様の技術を開発したり、技術の模倣を行うおそれが
ある。そこで、所定の場合には公開の申込者と公開され
るアイデアの権利者あるいは出願人が一致する必要があ
る。すなわち、アイデアの公開が出願人の意思に基づく
ものであることが必要となる。
【0032】このようなチェックは、公開希望者112
に自分の特許出願した願書あるいは出願書類全体のコピ
ーを提出させ、願書に記載された出願人と公開希望者1
12の氏名が一致するかをどうかを点検することで行う
ことができる。出願後に権利の移転が行われている場合
があるので、両者の一致がとれない場合には関係の一致
を証明する書類を提出させる必要がある場合もある。も
っとも、発明が公開された後や、すでに特許権が成立し
た後であれば、特許公報や出願時の明細書に記載された
範囲内で発明を公表することは原則として問題はない。
たとえば特許公開用サーバ103を利用して、後者のチ
ェックを行うことができる。なお、願書のコピーの提出
は郵便114によって行ってもよいが、電子メールに該
当書類のイメージを添付させてもよいし、ファクシミリ
で願書の画像を伝送させることも可能である。
【0033】アイデアの公開に関して問題が生じない場
合、公開仲介者111は公開希望者112にアイデア公
開サーバ102で公開する資料を提示させる。アイデア
公開サーバ102によって公開が行われるので、これに
アップロードするための電子的な書類が作成される必要
がある。本実施例で公開される内容は、書誌的な事項と
アイデアの内容の2種類に分けられる。後者は公開希望
者112の希望によって公開されるものであり、書誌的
な事項のみの公開にとどめることができる。また、出願
からの時間の経過や市場の反応によって公開する内容を
変更することもできる。両者共にアイデア公開サーバ1
02でその内容が公開されるので、通常はHTML(hy
pertext markup language)等の記述言語で文書を作成
することになる。ただし、書誌的な事項は、公開希望者
112が特許出願の願書を提出したり、いくつかの補足
的な説明を記載するだけで作成が可能な場合が多いので
公開希望者112は必要な事項をアイデア公開サーバ1
02の対応するURLのページで記入したり、所定の事
項を記入した用紙を公開仲介者111に郵送あるいは通
信するだけでよい。
【0034】これに対してアイデアの内容は、発明の良
さを理解してもらってその商売につなげるものであり、
公開希望者112あるいはその協力者の努力が生きる場
所である。特許出願の明細書は、権利書としての性格を
有するので、その発明をビジネスにつなげようとすると
きのアドバイスや宣伝文句はあまり記載されないのが通
常である。また、図面を伴って発明の説明を行っている
が、図面は白黒の線画であり、カラーの写真やカラフル
な構造説明図あるいはMPEG(moving picture exper
ts group)等で作成した動画のような多彩な情報表現を
とることができない。アイデア公開サーバ102で公開
するアイデアの内容は、サーバが対応している範囲内で
各種の表現形態をとることができる。したがって、公開
希望者112の売り込みたい内容をビジュアルに、ある
いは音声や音楽あるいは動画を併用して表現することが
可能である。
【0035】なお、以上の説明は公開仲介者111とパ
ーソナルコンピュータ104を使用した公開希望者11
2の関係を例にとったが、無線端末108を使用した公
開希望者115についても同様である。ただし、無線端
末108は一般にパーソナルコンピュータ104と比べ
るとアイデアの表現形態に制限が加えられる可能性があ
る。本実施例ではWAPゲートウェイ106を使用して
いるので、ゲートウェイ側で画像等の一時処理を行うこ
とができ、表現形態の不自由さを補うことができる。
【0036】さて、このようにして各種のアイデアの書
誌的な事項や内容がアイデア公開サーバ102に公開さ
れると、そのURLをアクセスするものは、誰でもその
内容を見ることができる。アイデア公開サーバ102に
アイデアが集中的に公開されることで、個々のホームペ
ージに個人個人のアイデアが分散的に公開される場合と
比べると、ビジネスに役立つアイデアを探そうとする人
にとっては大変便利なものとなる。
【0037】たとえば無線端末107の操作者(以下ア
イデア利用希望者という。)116が事業に必要なアイ
デアを探すものとする。アイデア利用希望者116は、
無線端末107上でアイデア公開サーバ102のURL
を指定する。すると、WAPゲートウェイ106を介し
て無線端末107はインターネット網101に接続さ
れ、アイデア公開サーバ102上のコンテンツを取得で
きる。ここで、気に入ったアイデアがあればアイデア利
用希望者116は、電子メール118によって該当の公
開希望者112と直接コンタクトをとることができる。
もちろん、ファクシミリや電話等の他の通信手段を使用
することもできる。この段階で公開希望者112の電子
メールのアドレスはアイデア公開サーバ102側が用意
したものが使用される。したがって、公開希望者112
の名前やネットワーク上の所在はアイデア利用希望者1
16側に分からない。このため、公開希望者112は交
渉を進めるか否かを気楽に判断することができる。
【0038】もちろん、公開希望者112はアイデア利
用希望者116との交渉を公開仲介者111に委託する
ことができる。また、それ以外の友人や専門家のメール
アドレスを転送先に設定してもらうことで、交渉を他人
に一任することも可能である。
【0039】交渉が成立すれば当事者間で契約が行わ
れ、特許権あるいは特許を受ける権利等の権利が移転し
たり、実施権の設定が行われる。このような契約を当事
者間だけで行うこともできるし、弁理士等の専門家に契
約手続きを委任することもできる。いずれにせよ、ネッ
トワークを介して契約が直接的に行われるので、売買の
ための仲介業者を介する場合よりも契約を経済的に行う
ことができる。しかもアイデア利用希望者116を世界
中から広範囲に集めることができるので、最もふさわし
い相手を探すことができる。
【0040】具体例
【0041】図2は、掲載申込書の一例を表わしたもの
である。図1で示した公開希望者112が提出する掲載
申込書121には掲載しようとする発明(考案、意匠の
創作)の書誌的事項を記入するテーブル122と、発行
する電子メールのパスワード、掲載希望者の住所、氏名
が記入される。書誌的事項は該当する箇所をすべて記入
してもらうが、この中で必須公開事項と記入された欄以
外は希望により公開が行われないようになっている。た
とえば発明者や出願人の名前をとりあえず公表しないと
することも可能である。発明の概要は50文字以内で記
載するようになっているが、その詳細は既に説明したよ
うに別のページにアイデアの内容として個別に展開され
る。連絡先電子メールは公開希望者112の現在所有し
ている電子メールであり、システムが発行する電子メー
ルとは異なる。
【0042】なお、図2は文書として郵送する際の掲載
申込書を示しているが、ホームページ上でこのような申
し込みを行うことも可能である。この場合には、特に出
願公開前の発明等を掲載する際に本人が申し込みを行っ
ているかどうかの本人確認が必要である。これはクレジ
ットカードの番号を入力する等の手法で自動化が可能で
ある。また、願書のコピーは、ファクシミリを併用した
り、願書の画像を電子メールで送信したり、あるいはF
TP(file transfer protocol)で転送することによっ
て可能である。クレジットカード等による本人確認と願
書のテキスト情報との一致、あるいは願書のイメージ情
報を判読した結果との一致をみることで、公開希望者1
12の適格性を自動判別することも可能である。
【0043】図3は、このホームページ上で公開される
発明の書誌的事項の一例を表わしたものである。書誌的
事項は、発明を端的に表わした名称131と、掲載案件
のシリアル番号132および簡易公開データテーブル1
33で構成される。公開希望者112は、1つの出願に
複数の実施例を盛り込んだような場合にはそれぞれの実
施例を独立した案件として公開することができる。この
場合には、発明を端的に表わした名称131は、それぞ
れの案件ごとの名称となり、必ずしも特許出願の明細書
に記載した発明の名称とは一致しない。連絡先の電子メ
ールの欄は、リンクが張ってあり、ここをクリックする
と電子メールのウィンドウが展開され、システムが与え
た電子メールのアドレスでメールの送信ができるように
なっている。
【0044】そこで、書誌的事項のページを開いている
閲覧者は、発明の実施に興味がある場合には、掲載案件
のシリアル番号132をクリックしてその内容を更に確
認した上で、電子メールで公開希望者112とコンタク
トすることができる。この段階では発明者の名前や出願
人を公開していない限り、公開希望者112側は自己の
名前等を漏洩されることはない。すなわち本実施例では
電子メールのアドレスが、掲載案件のシリアル番号13
2の全部または要部を含む文字あるいは数字列にアイデ
ア公開サーバ102のドメイン名を付加したものとなっ
ている。これは、案件ごとにシリアル番号132をキー
として管理ができるという利点を有するだけでなく、電
子メールのアドレス自体から公開希望者112を推測す
ることができないので、実施化を検討していないサイバ
ー上の単なる気ままな訪問者からの電子メールでの問い
合わせを気楽に拒絶できる利点がある。
【0045】なお、公開希望者112の中には電子メー
ルを受けることができない者も存在する。このような公
開希望者112は、電子メールを公開仲介者111に代
わって受け取ってもらい、これを郵便等によって知らせ
てもらうようなサービスを契約することができる。ま
た、案件によっては公開仲介者111やライセンスの交
渉を専門に行う業者を電子メールの相手先にリンクさせ
ることができる。また、公開希望者112が自分の通常
使用する電子メールのアドレスを使用したい場合には、
このアドレスに電子メールを転送するように処理するこ
とも可能である。電子メールは案件ごとに発行されるの
で、公開希望者112はこの電子メールのアドレスをキ
ーワードとしてそれぞれの案件の管理を行うことができ
る。もちろん、各電子メールをまとめて1つの電子メー
ルとして送受信を行うことも可能である。
【0046】図4は、掲載案件のシリアル番号をクリッ
クした場合に現われるアイデアの内容の詳細ページの一
例を表わしたものである。特許出願は出願公開されるま
でその内容が秘密にされるので、出願直後から発明の詳
細な内容をインターネット上で公開すると、他人の模倣
を招くおそれがある。この一方で、いわゆるビジネスモ
デルの発明のように出願公開を待ってビジネスを開始し
ては遅れをとる場合もある。そこで、アイデアの内容の
詳細ページ141には、各種の状況を判断して発明の公
開内容を制限したり、あるいは時間の経過と共にその公
開する内容を適宜変更するといった工夫が必要であり、
インターネット上のホームページでは印刷物と異なりこ
のような臨機応変の措置が可能になる。
【0047】たとえば、出願から間もない場合には、図
3に示した簡易公開データテーブル133における発明
の概要についてもその開示の表現に留意し、アイデアの
内容の詳細ページ141は非公開とすることも必要であ
る。ライセンスに興味を有する者が現われれば必要に応
じてその段階でプライベートにその内容を教えればよ
い。一方、既に公開された発明や特許された発明は、第
三者に積極的に売り込む必要がある。したがって、とも
すれば分かりにくい明細書を製品との関係でカラー写真
等を使用して分かりやすく説明したアイデアの内容の詳
細ページ141は非常に有益である。また、アイデア利
用希望者116(図1)にとっても、アイデア公開サー
バ102を検索エンジン等で検索していくことで、自分
に最も必要なアイデアを選択し、交渉に挑むことができ
る。
【0048】変形例 以上説明した実施例では公開希望者112に対して電子
メールのアドレスを付与すると共に、アイデアの紹介の
ために発明の書誌的事項(図3)の開示と詳細ページ1
41によるアイデアの内容の詳細な開示とを行ったが、
アイデア公開サーバ102で開示するのは発明の書誌的
事項のみに限定し、それぞれの公開希望者112のホー
ムページとリンクさせて、必要な情報はそのホームペー
ジを閲覧させるようにしてもよい。これにより、ホーム
ページの作成や変更を日常的に行っている者は発明の開
示内容を簡易に変更できるという利点が生じる。また、
リンク先を公共あるいは私的なアイデア公開ページ(た
とえば特許公報の公開ページ)に設定することも可能で
ある。この場合には、予め用意された内容での公開とな
るが、売り込みの対象となるアイデアが開示されている
点では同様である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、ネットワークを利用してアイデアの実施相手
を探すことができるので、特にインターネットのような
広域のネットワークを利用すれば全世界等の広範囲にア
イデア提供者と実施希望者を結び付け、個人のアイデア
であっても各地域、各文化に照らし合わせて最適のパタ
ーンで実施化を図ることができる。しかも、アイデア公
開手段が各種のアイデアを集中して公開できるので、ア
イデアの所有者と実施希望者を強力に結びつけることに
なって、個人個人が公告や個人的なホームページで開示
する以上の大きな商業的効果を期待することができる。
また、既存のテレビや雑誌あるいは新聞等の広告媒体と
比較すると、発明の有効な実施の足がかりを経済的に実
現することができる。
【0050】また請求項2記載の発明によれば、権利譲
渡の対象あるいは実施権設定の対象となる発明、考案、
意匠の創作等のアイデアの公開をインターネット上の所
定のフォームや郵便等の申請手段で申請させ、このとき
申請されたアイデアの公開内容ごとにアイデアの申請人
に対して電子メールのアドレスを、公開された個々のア
イデアに対して電子メール割当手段によって割り当てら
れたアイデアを対応付けてリンクさせるようにしたの
で、そのアイデアの実施に関心を有する者はアイデアに
対応させた形で電子メールを出し、交渉を行うことが可
能になる。このため、パソコンや携帯型電話機等のツー
ルを使用して交渉を簡易、迅速かつ経済的に行うことが
できる。
【0051】更に請求項3記載の発明によれば、アイデ
ア公開手段は、アイデアの概要およびアイデアの実施を
希望する実施希望者に対する連絡先を少なくとも示す第
1の情報と、そのアイデアの具体的な内容を示す第2の
情報の少なくとも2種類の情報を開示する手段を備えて
いることを特徴としている。したがって、模倣の容易さ
等の発明の性格や出願が公開制度あるいは登録制度によ
って公表されているかされる前であるか等の状況を考慮
して第2の情報の公開の程度を広範囲にかつ自主的に調
整することができ、たとえば出願が公に公開される前で
あっても実施者を募り、ビジネスを開始するといった措
置が可能になる。特に寿命の短いアイデアや、ビジネス
の開始時期が重要な発明等は、時期を逃さずにアイデア
の実施化を図ることができる。
【0052】また請求項4記載の発明によれば、アイデ
ア公開手段は、アイデアの概要およびアイデアの実施を
希望する実施希望者に対する連絡先を少なくとも示す第
1の情報を公開する他、第1の情報に対するリンクを張
っていることを特徴としているので、第1の情報の中か
ら希望するアイデアがあれば、そのアイデアの具体的な
内容を開示したネットワーク上のページに飛んで、その
内容を見聞きすることができる。そのネットワーク上の
ページがたとえばアイデアの所有者自身が所持するホー
ムページであれば、人によってはアイデアの詳細な内容
の開示の調整をよりスムーズに行うことができるし、経
済的な場合もある。
【0053】更に請求項5記載の発明によれば、システ
ム側がアイデアの案件ごとにアイデアの申請人の所有す
るアドレスとは異なる新たなアドレスを付与することに
したので、アイデアの申請人が誰であるかを不特定多数
の者に知られることなく、当事者間で実施についての交
渉を行うことができる。また、交渉がある程度まで進む
前にアイデアの所有者が交渉を断っても次の実施契約等
に影響を及ぼすおそれが無いので、契約の話し合いを気
楽に進めることができるという利点もある。
【0054】また請求項6記載の発明によれば、ネット
ワークを利用してアイデアの実施相手を探すことができ
るので、特にインターネットのような広域のネットワー
クを利用すれば全世界等の広範囲にアイデア提供者と実
施希望者を結び付け、個人のアイデアであっても各地
域、各文化に照らし合わせて最適のパターンで実施化を
図ることができる。しかも、アイデア公開ステップで結
果的に各種のアイデアを集中して公開できるので、アイ
デアの所有者と実施希望者を強力に結びつけることにな
って、個人個人が公告や個人的なホームページで開示す
る以上の大きな商業的効果を期待することができる。ま
た、既存のテレビや雑誌あるいは新聞等の広告媒体と比
較すると、発明の有効な実施の足がかりを経済的に実現
することができる。
【0055】更に請求項7記載の発明によれば、権利譲
渡の対象あるいは実施権設定の対象となる発明、考案、
意匠の創作等のアイデアの公開をインターネット上の所
定のフォームや郵便等で申請させ、このとき申請された
アイデアの公開内容ごとにアイデアの申請人に対して電
子メールのアドレスを、公開された個々のアイデアに対
して電子メール割当ステップによって割り当てられたア
イデアを対応付けてリンクさせるようにしたので、その
アイデアの実施に関心を有する者はアイデアに対応させ
た形で電子メールを出し、交渉を行うことが可能にな
る。このため、パソコンや携帯型電話機等のツールを使
用して交渉を簡易、迅速かつ経済的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるアイデア公開システ
ムの概要を表わしたシステム構成図である。
【図2】本実施例における掲載申込書の一例を表わした
平面図である。
【図3】ホームページ上で公開される発明の書誌的事項
の一例を表わした説明図である。
【図4】掲載案件のシリアル番号をクリックした場合に
現われるアイデアの内容の詳細ページの一例を表わした
も平面図である。
【符号の説明】
101 インターネット網 102 アイデア公開サーバ 103 特許公開用サーバ 104、105 パーソナルコンピュータ 107、108 無線端末 111 公開仲介者 112、115 公開希望者 113、118 電子メール 114 郵便 116 アイデア利用希望者 121 掲載申込書 122 テーブル 131 発明を端的に表わした名称 132 掲載案件のシリアル番号 133 簡易公開データテーブル 141 アイデアの内容の詳細ページ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他人による権利の実施を希望するアイデ
    アの公開を申請する申請手段と、 この申請手段によってアイデアの公開が申請されたとき
    そのアイデアの所有者とアイデア公開の申請人との関係
    でアイデアの公開の適否を判断する公開適否判断手段
    と、 この公開適否判断手段によって公開が適さないものでな
    いと判断されたときそのアイデアの少なくとも概要を不
    特定多数の者がアクセス可能なネットワーク上で公開す
    るアイデア公開手段と、 このアイデア公開手段によって公開されたアイデアの実
    施を希望する実施希望者を受け付ける実施希望者受付手
    段と、 この実施希望者受付手段によって受け付けた実施希望者
    と前記アイデアの所有者あるいはアイデア公開の申請人
    を通信によって引き合わせる引き合わせ手段とを具備す
    ることを特徴とするアイデア公開システム。
  2. 【請求項2】 他人による権利の実施を希望するアイデ
    アの公開を申請する申請手段と、 この申請手段によって申請されたアイデアの公開内容ご
    とにアイデアの申請人に対して電子メールのアドレスを
    割り当てる電子メール割当手段と、 前記申請手段によって申請されたアイデアの少なくとも
    概要を不特定多数の者がアクセス可能なネットワーク上
    の情報開示の場としてのページに公開するアイデア公開
    手段と、 このアイデア公開手段によって公開された個々のアイデ
    アに対して前記電子メール割当手段によって割り当てら
    れたアイデアを対応付けてリンクさせるリンク手段とを
    具備することを特徴とするアイデア公開システム。
  3. 【請求項3】 前記アイデア公開手段は、公開しようと
    するアイデアの概要およびアイデアの実施を希望する実
    施希望者に対する連絡先を少なくとも示す第1の情報を
    公開する第1の情報公開手段と、そのアイデアの具体的
    な内容を示す第2の情報を公開する第2の情報公開手段
    とを備えており、第2の情報公開手段は前記申請手段に
    よって申請した者によって第2の情報の公開の程度を公
    開をまったく行わない非公開から積極的な公開まで任意
    の時期に任意の回数だけ変更可能であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のアイデア公開システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記アイデア公開手段は、公開しようと
    するアイデアの概要およびアイデアの実施を希望する実
    施希望者に対する連絡先を少なくとも示す第1の情報を
    公開する第1の情報公開手段と、そのアイデアの具体的
    な内容を開示した前記ネットワーク上のページにリンク
    させる情報リンク手段とを具備することを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のアイデア公開システム。
  5. 【請求項5】 前記電子メールのアドレスは、公開され
    るアイデアごとにアイデアの申請人の所有するアドレス
    とは異なる新たなアドレスが付与されることを特徴とす
    る請求項2記載のアイデア公開システム。
  6. 【請求項6】 他人による権利の実施を希望するアイデ
    アの公開を申請する申請ステップと、 この申請ステップによってアイデアの公開が申請された
    ときそのアイデアの所有者とアイデア公開の申請人との
    関係でアイデアの公開の適否を判断する公開適否判断ス
    テップと、 この公開適否判断ステップによって公開が適さないもの
    でないと判断されたときそのアイデアの少なくとも概要
    を不特定多数の者がアクセス可能なネットワーク上で公
    開するアイデア公開ステップと、 このアイデア公開ステップによって公開されたアイデア
    の実施を希望する実施希望者を受け付ける実施希望者受
    付ステップと、 この実施希望者受付ステップによって受け付けた実施希
    望者と前記アイデアの所有者あるいはアイデア公開の申
    請人を通信によって引き合わせる引き合わせステップと
    を具備することを特徴とするアイデア公開方法。
  7. 【請求項7】 他人による権利の実施を希望するアイデ
    アの公開を申請する申請ステップと、 この申請ステップによって申請されたアイデアの公開内
    容ごとにアイデアの申請人に対して電子メールのアドレ
    スを割り当てる電子メール割当ステップと、 前記申請ステップによって申請されたアイデアの少なく
    とも概要を不特定多数の者がアクセス可能なネットワー
    ク上の情報開示の場としてのページに公開するアイデア
    公開ステップと、 このアイデア公開ステップによって公開された個々のア
    イデアに対して前記電子メール割当ステップによって割
    り当てられたアイデアを対応付けてリンクさせるリンク
    ステップとを具備することを特徴とするアイデア公開方
    法。
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