JP2001202922A - 高圧放電ランプ - Google Patents

高圧放電ランプ

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JP2001202922A
JP2001202922A JP2000011387A JP2000011387A JP2001202922A JP 2001202922 A JP2001202922 A JP 2001202922A JP 2000011387 A JP2000011387 A JP 2000011387A JP 2000011387 A JP2000011387 A JP 2000011387A JP 2001202922 A JP2001202922 A JP 2001202922A
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mercury
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JP2000011387A
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Tetsuya Takahashi
哲也 高橋
Yasuhiro Iwato
泰博 岩藤
Yoichiro Kogyo
陽一郎 光行
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電極軸を封止管に強固に固定するとともに、電
気的特性が安定して所定の出力特性が得られる水銀封入
の高圧放電ランプを提供する。 【解決手段】高圧放電ランプ1は、電極軸3,4の基端
部の周囲に巻回された高融点金属線5,5と、電極軸
3,4の基端部の周囲に高融点金属線5,5を介して装
着された高融点金属箔6,6と、高融点金属箔6,6の
外側から電極軸3,4を抱持して収納された石英ガラス
からなる保持管7,7とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水銀封入の高圧放
電ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】高圧放電ランプ、特にショートアーク高
圧放電ランプは、光化学産業、半導体製造、映像分野な
どの多くの分野で用いられている。近年、高圧放電ラン
プが搭載される照射ユニットの小形化の要求に伴って、
高圧放電ランプも小形化、大出力化している。これによ
り、高圧放電ランプは、電極軸と外部リード線とが接続
される封止管では、熱的に強い金属箔を用いた箔封止構
造が採用されている。そして、電極軸は封止管内におい
て強固に固定する必要があり、また、石英ガラスからな
るバルブと電極が融着しないようにするため、電極軸の
基端部の回りに抱持部材を設けている。例えば、特開平
11−96972号公報に開示された高圧放電ランプ
(従来技術)がその一例であり、図3にその構造を示
す。
【0003】図3に示す高圧放電ランプ20は、石英ガ
ラスからなる封止管21,21において、電極軸22,
23の基端部22a,23aの周囲に石英ガラスからな
る保持材24,24が配設され、この保持材24,24
と基端部22a,23a間に抱持部材としての高融点金
属箔25,25が装着されている。そして、封止管2
1,21と保持材24,24とが焼き締めにより融着し
ても、保持材24,24の石英ガラスは電極軸22,2
3に融着しないので、バルブ26がクラックを生じた
り、破損することなく、電極軸22,23を封止管2
1,21に強固に固定できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高融点
金属箔25,25を電極軸22,23の基端部22a,
23aの全域に亘って完全に密着させることは困難であ
り、通常、高融点金属箔25,25は、基端部22a,
23aの周囲に部分的に接触して電極軸22,23を抱
持している。すなわち、通常、高融点金属箔25,25
と電極軸22,23の基端部22a,23aとの間には
隙間が形成されている。この隙間にバルブ26内に封入
された水銀が侵入し、その結果、高圧放電ランプ20
は、電気的特性が不安定となり、所定の出力特性を維持
できないおそれがある。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、電極軸を封止管に強固に固定するとともに、電気的
特性が安定して所定の出力特性が得られる水銀封入の高
圧放電ランプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の高圧放
電ランプの発明は、放電空間部を有する中間部および放
電空間部に連通して中間部の両端に一体に形成された一
対の封止管を備えた石英ガラスからなるバルブと;封止
管内に基端部が挿入され、先端が放電空間部内に離間し
て位置する一対の電極軸と;電極軸の基端部の周囲に巻
回された高融点金属線と;電極軸の基端部の周囲に高融
点金属線を介して装着された高融点金属箔と;高融点金
属箔の外側から電極軸を抱持して収納された石英ガラス
からなる保持管と;電極軸の先端に配設された一対の電
極と;バルブの両端に設けられた一対の導体と;封止管
内に封入され、電極軸と導体とを電気的に接続する金属
箔と;放電空間部内に封入された水銀を含む放電媒体
と;を具備している。
【0007】電極軸に配設される電極は、特定の電極に
限定されるものではなく、陽極および陰極のいずれであ
ってもよい。したがって、交流点灯における電極のよう
に、陽極、陰極の区別のない電極を備えた高圧放電ラン
プであってもよい。
【0008】高融点金属線は、タングステン、モリブデ
ン、タンタルなどの金属線であり、線径は、加工性など
により適宜定めればよいものである。
【0009】高融点金属箔は、モリブデン、タングステ
ンなどの高融点金属の箔であり、一般的に0.02〜
0.032mmの厚さ(肉厚)を意味するが、厚さ(肉
厚)は、封止管内における封着が良好であれば、これに
限らない。
【0010】保持管は、電極軸を貫通する中空を有する
もの、予め電極軸の回りに複数に分割されているものの
いずれであってもよい。
【0011】本発明によれば、封止管と保持管とが焼き
締めにより融着しても、保持管は高融点金属線および高
融点金属箔を介在して電極軸を抱持し、電極軸に融着し
ないので、バルブにクラックや破損が生じることなく、
電極軸を強固に封止管内に固定できる。また、高融点金
属線が電極軸の基端部の周囲に巻回されているので、封
入水銀が電極軸の基端部に侵入しにくく、ランプ特性が
安定する。
【0012】請求項2に記載の高圧放電ランプの発明
は、請求項1記載の高圧放電ランプにおいて、高融点金
属線は、螺旋状に巻回されている。
【0013】螺旋状に巻回されるピッチは、一般的に2
〜5mmであるが、ピッチが小さいほど電極軸の基端部
に侵入する水銀を阻止できるので、電極の基端部の長さ
や巻回作業などを考慮して適宜定めればよい。また、ピ
ッチは等間隔である必要はないものである。
【0014】本発明によれば、高融点金属線は電極軸に
螺旋状に巻回されるので、一本の高融点金属線で巻回す
ることができて、巻回作業を短時間で行うことができ
る。
【0015】請求項3に記載の高圧放電ランプの発明
は、請求項1または2記載の高圧放電ランプにおいて、
電極軸の基端部は封止管内に5〜15mm挿入されてい
る。
【0016】電極軸の基端部が封止管内に5mmを下回
って挿入されると、電極軸を封止管内に強固に保持でき
ないおそれが生じる。特に、比較的重量のある陽極を有
する電極軸は、その電極軸を封止管内に強固に保持しな
いと、陽極が偏位して陰極に対向できないおそれが生じ
る。また、電極軸の基端部が封止管内に15mmを超え
て挿入されると、封止管の全長が比較的長くなり、高圧
放電ランプが大型化するとともに、基端部に侵入する水
銀量が多くなり、ランプ特性に影響を与えるおそれが生
じる。したがって、電極軸の基端部は封止管内に5〜1
5mm挿入される。
【0017】本発明によれば、電極軸の基端部は封止管
内に5〜15mm挿入されているので、電極軸を封止管
内に強固に保持できるとともに、高圧放電ランプの大型
化が防止される。また、基端部に侵入する水銀量はラン
プ特性に影響を与えない程度の微量に限られ、ランプ特
性が安定する。
【0018】請求項4に記載の高圧放電ランプの発明
は、請求項1ないし3いずれか一記載の高圧放電ランプ
において、水銀は、1ml当たり40〜60mg封入さ
れている。
【0019】水銀が1ml当たり40mgを下回って封
入されると、ランプ電圧の許容下限値を下回り、所定の
光出力が得られないおそれが生じる。特に、電極軸の基
端部に水銀が侵入すると、ランプ電圧の低下が顕著に生
じて所定の光出力が得られない。また、水銀が1ml当
たり60mgを超えて封入されると、ランプ電圧の許容
上限値を上回り、所定の光出力が得られないとともに、
水銀が完全に蒸発しない場合が生じるため、電極間にア
ークゆれが発生してランプ特性が不安定になるおそれが
ある。したがって、電極軸の基端部に水銀が侵入するこ
とを考慮して、水銀は、1ml当たり40〜60mg封
入される。
【0020】本発明によれば、1ml当たり40〜60
mgの水銀が封入されているので、電極軸の基端部に水
銀が侵入しても、放電空間部内の水銀量に大きな減少は
生じず、ランプ電圧が許容範囲内に維持されて所定の光
出力が得られるとともに、ランプ特性が安定する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1〜図2を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明の実施形態を示す高圧放電
ランプの一部切り欠き断面図である。図中、1は高圧放
電ランプ、2はバルブ、3,4は電極軸、5は高融点金
属線、6は高融点金属箔、7は保持管、8,9は電極、
10は導体、11は金属箔、12は水銀である。
【0023】図1に示す高圧放電ランプ1は、1kWタ
イプの直流点灯用超高圧水銀ランプである。そして、バ
ルブ2は、石英ガラスからなり、放電空間部2aを有す
る中間部2bおよび放電空間部2aに連通して中間部2
bの両端に一体に形成された一対の封止管2c,2cを
備えている。中間部2bは、最大径30mm、肉厚2.
7mmのほぼ楕円球状を成している。また、封止管2
c,2cの肉厚は、約2mmである。
【0024】一対の電極軸3,4は、直径5mmのタン
グステン棒であり、封止管2c,2c内に基端部が挿入
され、先端が放電空間部2a内に約3mm離間して位置
している。ここで、電極軸3,4の基端部は、封止管2
c,2c内に5〜15mm挿入されている。そして、電
極軸3,4は、封止管2c,2c内において高融点金属
線5,5、高融点金属箔6,6および保持管7,7によ
り固定(保持)されている。高融点金属線5,5は、φ
0.3mmのタングステン線からなり、電極軸3,4の
基端部の周囲に巻回されている。高融点金属箔6,6
は、肉厚0.026mmのモリブデン箔からなり、電極
軸3,4の基端部の周囲に高融点金属線5,5を介して
装着されている。そして、保持管7,7は、石英ガラス
からなり、高融点金属箔6,6の外側から電極軸3,4
を抱持して封止管2c,2c内に収納されている。
【0025】そして、電極軸3,4の先端に一対の電極
8,9が配設されている。すなわち、電極軸3の先端に
は陰極8が円錐形状に形成され、電極軸4の先端にはタ
ングステンからなる陽極9が略円柱状(最大径9mm)
に形成されている。
【0026】一対の導体10,10は、モリブデンから
なるアウターウェルズ10a,10aおよび外部リード
棒10b,10bからなり、封止管2c,2c内に封止
されてバルブ2の両端に設けられている。そして、電極
軸3,4の基端面にはタングステンからなる直径10m
mのディスク13,13が接続され、ディスク13,1
3と略同一太さの石英ガラスからなるセパレータ14,
14の一端がディスク13,13に接して配設され、セ
パレータ14,14の他端にアウターウェルズ10a,
10aが接して配設されている。そして、セパレータ1
4,14の周囲に2枚の幅6mm、肉厚0.026mm
の細長いモリブレン箔からなる金属箔11,11がセパ
レータ14,14の長手方向に沿って配設されるととも
に、その一端がディスク13,13に、他端がアウター
ウェルズ10a,10aにそれぞれ接続されている。そ
して、焼き締めにより、封止管2c,2cが金属箔1
1,11およびセパレータ14,14に溶着して箔シー
ル構造が形成されている。金属箔11,11は、封止管
2c,2cに封入され、電極軸3,4と導体10,10
とを電気的に接続している。
【0027】15は陰極ターミナルであり、取付ボルト
16を備え、封止管2cの端部に口金セメントにより装
着されている。そして、陰極ターミナル15内におい
て、取付ボルト16と外部リード棒10bが電気的に接
続されている。また、17は陽極ターミナルであり、外
部リード線18および外部リード線18の先端に接続さ
れた圧着端子19を備え、封止管2cの端部に口金セメ
ントにより装着されている。そして、陽極ターミナル1
7内において、外部リード線18と外部リード棒10b
が電気的に接続されている。
【0028】そして、封止管2c,2c内は、放電空間
部2aおよび封止管2c,2c内を真空または所定量の
放電媒体を封入した状態でゆっくり回転させながらバー
ナー等の加熱手段により徐々に溶融されて、気密に封止
されている。そして、封入されたバルブ2の放電空間部
2aには、1ml当たり40〜60mgの水銀12およ
び約67KPaのアルゴンガスなどの放電媒体が封入さ
れている。
【0029】次に、電極軸3,4の基端部における高圧
放電ランプ1の構成について、さらに詳細に説明する。
【0030】図2は、電極軸4の基端部における要部拡
大図である。なお、電極軸3の基端部においても、同様
の構成,作用であるので、重複する説明は省略する。電
極軸4の基端部は、封止管2cに5〜15mm挿入され
ている。この挿入範囲内において、φ0.3mmのタン
グステン線からなる1本の高融点金属線5が電極軸4の
周囲に所定間隔(例えば、2mmピッチ)を有して螺旋
状に巻回されている。1本の高融点金属線5で螺旋状に
巻回すると、巻回作業を短時間で行うことができる。
【0031】そして、高融点金属線5を覆い、肉厚0.
026mmのモリブデン箔からなる高融点金属箔6が電
極軸4の基端部の周囲に巻き付けられて装着されてい
る。そして、石英ガラスからなり、中空を有する保持管
7が高融点金属線5および高融点金属箔6とともに電極
軸4の基端部を貫通している。この結果、保持管7は、
高融点金属箔6の外側から電極軸4の基端部を抱持して
いる。保持管7は、電極軸4の基端部に高融点金属線5
を巻回し、高融点金属箔6を装着した後に、電極軸4の
基端部に貫通されて、封止管2c内に収納される。な
お、保持管7は、例えば2分割され、分割体を突き合わ
せるようにして電極軸4の基端部を貫通させてもよいも
のである。また、保持管7は、電極軸4の基端部の全域
を必ずしも貫通させる必要はないが、電極軸4の固定お
よび水銀12の侵入を考慮すると、電極軸4の基端部の
全域を貫通させるのが好ましい。
【0032】そして、電極軸3,4の基端部に保持管
7,7が貫通された後、封止管2c,2cはバーナー等
の加熱手段により焼き締められる。この焼き締めによ
り、石英ガラスの封止管2c,2cと保持管7,7とは
融着し、電極軸3,4に対して保持管7,7が高融点金
属線5,5および高融点金属箔6,6を介して基端部の
周囲から押え付けるので、電極軸3,4はバルブ2およ
び封止管2c,2cに強固に固定(保持)される。しか
し、保持管7,7と電極軸3,4との間には高融点金属
線5,5および高融点金属箔6,6が介在し、保持管
7,7と電極軸3,4とは融着していないので、バルブ
2のクラックや破損が防止される。これは、電極8,9
間に放電が形成され、高圧放電ランプ1が点灯している
ときに、電極軸3,4が高温となっている場合でも同様
である。
【0033】また、電極軸3,4の基端部の周囲に高融
点金属線5,5が巻回され、さらに、高融点金属箔6,
6が装着されていると、保持管7,7と電極軸3,4と
の隙間が極小となるため、放電空間部2a内に封入され
た水銀12が電極軸3,4の基端部に侵入しにくい。こ
れにより、放電空間部2a内に封入された水銀12の大
部分が水銀蒸気となって発光に寄与するので、電気的特
性が安定するとともに、所定の光出力を得ることができ
る。
【0034】また、電極軸3,4の基端部が封止管2
c,2c内に5〜15mm挿入されると、放電空間部2
a内に封入された水銀12のうち、基端部に侵入する水
銀量は微量に限られ、大部分の水銀12が発光に寄与す
るので、高圧放電ランプ1のランプ特性が安定する。そ
して、電極軸3,4の基端部が封止管2c,2c内に5
mm以上に挿入されると、電極軸3,4は封止管2c,
2c内に強固に固定され、電極8,9を所定の位置に対
向させることができる。また、電極軸3,4の基端部が
封止管2c,2c内に15mm以下に挿入されると、封
止管2c,2cの全長を比較的短くすることができるの
で、高圧放電ランプ1の大型化が防止される。
【0035】さらに、放電空間部2a内に水銀12が1
ml当たり40mg以上(60mg以下)封入されてい
るので、電極軸3,4の基端部に微量の水銀12が侵入
しても、放電空間部2a内における水銀量の減少は極小
であり、ランプ電圧は許容下限値以上に維持される。ま
た、水銀12は1ml当たり60mg以下(40mg以
上)封入されているので、ランプ電圧は許容上限値以下
に維持されるとともに、水銀12の過剰による電極8,
9間のアークゆれが防止されて、ランプ特性が安定す
る。すなわち、放電空間部2a内に水銀12が1ml当
たり40〜60mg封入されているので、電極軸3,4
の基端部に微量の水銀12が侵入しても、ランプ特性に
大きな変化は生じることはなく、高圧放電ランプ1のラ
ンプ特性は安定したものとなり、所定の光出力が得られ
る。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、保持管は高融
点金属線および高融点金属箔を介在して電極軸を抱持
し、電極軸に融着しないので、バルブにクラックや破損
が生じることなく、電極軸を強固に封止管内に固定する
とともに、高融点金属線が電極軸の基端部の周囲に巻回
されているので、封入水銀が電極軸の基端部に侵入しに
くく、ランプ特性が安定する。
【0037】請求項2の発明によれば、高融点金属線は
電極軸に螺旋状に巻回されるので、1本の高融点金属線
で巻回することができて、巻回作業を短時間で行うこと
ができる。
【0038】請求項3の発明によれば、電極軸の基端部
は封止管内に5〜15mm挿入されているので、電極軸
を封止管内に強固に保持できるとともに、高圧放電ラン
プの大型化が防止され、また、基端部に侵入する水銀量
がランプ特性に影響を与えない程度の微量に限られてラ
ンプ特性が安定する。
【0039】請求項4の発明によれば、1ml当たり4
0〜60mgの水銀が封入されているので、電極軸の基
端部に水銀が侵入しても、放電空間部内の水銀量に大き
な減少は生じず、ランプ電圧が許容範囲内に維持されて
所定の光出力が得られるとともに、ランプ特性が安定す
る高圧放電ランプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す高圧放電ランプの一部
切り欠き断面図。
【図2】同じく、電極軸の基端部における要部拡大図。
【図3】従来技術の高圧放電ランプの一部切り欠き断面
図。
【符号の説明】
1……高圧放電ランプ 2……バルブ 3,4…電極軸 5……高融点金属線 6……高融点金属箔 7……保持管 8,9…電極 10……導体 11……金属箔 12……放電媒体としての水銀
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 光行 陽一郎 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式 会社内 Fターム(参考) 5C043 AA02 AA17 CC02 CD01 DD11 DD18 DD19 EB15 EC20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電空間部を有する中間部および放電空
    間部に連通して中間部の両端に一体に形成された一対の
    封止管を備えた石英ガラスからなるバルブと;封止管内
    に基端部が挿入され、先端が放電空間部内に離間して位
    置する一対の電極軸と;電極軸の基端部の周囲に巻回さ
    れた高融点金属線と;電極軸の基端部の周囲に高融点金
    属線を介して装着された高融点金属箔と;高融点金属箔
    の外側から電極軸を抱持して収納された石英ガラスから
    なる保持管と;電極軸の先端に配設された一対の電極
    と;バルブの両端に設けられた一対の導体と;封止管内
    に封入され、電極軸と導体とを電気的に接続する金属箔
    と;放電空間部内に封入された水銀を含む放電媒体と;
    を具備していることを特徴とする高圧放電ランプ。
  2. 【請求項2】 高融点金属線は、螺旋状に巻回されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の高圧放電ランプ。
  3. 【請求項3】 電極軸の基端部は封止管内に5〜15m
    m挿入されていることを特徴とする請求項1または2記
    載の高圧放電ランプ。
  4. 【請求項4】 水銀は、1ml当たり40〜60mg封
    入されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれ
    か一記載の高圧放電ランプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008181844A (ja) * 2006-11-01 2008-08-07 Harison Toshiba Lighting Corp メタルハライドランプ
JP2010272308A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Koito Mfg Co Ltd 車輌用放電灯

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JP2008181844A (ja) * 2006-11-01 2008-08-07 Harison Toshiba Lighting Corp メタルハライドランプ
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