JP2001197545A - 移動通信システムおよび移動通信方法 - Google Patents
移動通信システムおよび移動通信方法Info
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- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信開始のためのネゴシエーション時間の短
縮化を図り、通信速度を向上させ、通信不可能時におけ
る電源の省力化を図ること。 【解決手段】 各無線基地局１は、自無線基地局のサー
ビスエリア２の通信状態を監視し、該監視により得られ
た通信状態を示す通信情報から、当該サービスエリア２
の最大通信可能速度を判断し、自無線基地局エリア、又
は、自無線基地局エリアおよび隣接するエリアの最大通
信速度を、自無線基地局１のサービスエリア内の無線移
動局３に報知する。
縮化を図り、通信速度を向上させ、通信不可能時におけ
る電源の省力化を図ること。 【解決手段】 各無線基地局１は、自無線基地局のサー
ビスエリア２の通信状態を監視し、該監視により得られ
た通信状態を示す通信情報から、当該サービスエリア２
の最大通信可能速度を判断し、自無線基地局エリア、又
は、自無線基地局エリアおよび隣接するエリアの最大通
信速度を、自無線基地局１のサービスエリア内の無線移
動局３に報知する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタル信
号を用いて、無線周波数により通信を行うことにより、
自基地局エリア、又は、自基地局エリアおよび隣接する
エリアの最大通信速度を報知することが可能な移動通信
システムおよび移動通信方法を提供することにある。
号を用いて、無線周波数により通信を行うことにより、
自基地局エリア、又は、自基地局エリアおよび隣接する
エリアの最大通信速度を報知することが可能な移動通信
システムおよび移動通信方法を提供することにある。
【０００２】
【従来の技術】従来、移動無線通信システムのゾーン構
成において、指向性アンテナにより複数の扇形ゾーンを
形成する構成をセクタ構造（以下、セクタという）とい
う。
成において、指向性アンテナにより複数の扇形ゾーンを
形成する構成をセクタ構造（以下、セクタという）とい
う。
【０００３】図９は、移動無線通信システムにおける3
セクタ構成時のセクタの構成例を示す。なお、6セクタ
等異なるセクタ数でもよい。
セクタ構成時のセクタの構成例を示す。なお、6セクタ
等異なるセクタ数でもよい。
【０００４】この構成では、アンテナの指向方向以外の
移動局から到来する干渉波を除去することができる。
移動局から到来する干渉波を除去することができる。
【０００５】ＣＤＭＡ（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ
Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ：符号分割多元接続）
等の移動無線通信システムにおいて、基地局及び移動機
では、受信電力が一定となるように送信電力を制御して
いる。その結果、チャネル間干渉を低減でき、一定の品
質で多数のユーザが使用することが可能となっている。
Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ：符号分割多元接続）
等の移動無線通信システムにおいて、基地局及び移動機
では、受信電力が一定となるように送信電力を制御して
いる。その結果、チャネル間干渉を低減でき、一定の品
質で多数のユーザが使用することが可能となっている。
【０００６】このような送信電力制御を行う移動無線通
信システムにおいて、高速データ通信を実現するため
に、幾つかの方法がある。
信システムにおいて、高速データ通信を実現するため
に、幾つかの方法がある。
【０００７】例えばＴＤＭＡ（Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉ
ｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ：時分割多元接
続）では、１つのデータを複数のチャネルを用いて送信
することにより実現するのが一般的である。
ｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ：時分割多元接
続）では、１つのデータを複数のチャネルを用いて送信
することにより実現するのが一般的である。
【０００８】また、符号分割多元接続では、複数のコー
ドにより多重するか、１チャネル当たりの通信速度を上
げることにより実現することができる。
ドにより多重するか、１チャネル当たりの通信速度を上
げることにより実現することができる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上記のような移動無線
通信システムにおいては、繁華街、イベント会場など場
所に依存するトラヒックの集中により、回線がつながら
ない通信速度が遅くなる等の問題がある。
通信システムにおいては、繁華街、イベント会場など場
所に依存するトラヒックの集中により、回線がつながら
ない通信速度が遅くなる等の問題がある。
【００１０】そこで、本発明の目的は、場所に依存する
トラヒック情報又は通信速度を瞬時報知して、通信開始
のためのネゴシエーション時間の短縮化を図り、通信速
度を向上させることが可能な移動通信システムおよび移
動通信方法を提供することにある。
トラヒック情報又は通信速度を瞬時報知して、通信開始
のためのネゴシエーション時間の短縮化を図り、通信速
度を向上させることが可能な移動通信システムおよび移
動通信方法を提供することにある。
【００１１】また、本発明の他の目的は、通信不可能時
における電源の省力化を図ることが可能な移動通信シス
テムおよび移動通信方法を提供することにある。
における電源の省力化を図ることが可能な移動通信シス
テムおよび移動通信方法を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信信号を用
いて無線基地局のサービスエリアにある無線移動局が、
当該無線基地局と交信をする移動通信システムであっ
て、各無線基地局は、自無線基地局のサービスエリアの
通信状態を監視する手段と、前記監視により得られた通
信状態を示す通信情報から、当該サービスエリアの最大
通信可能速度を判断する手段と、前記判断された最大通
信可能速度を含む報知情報を、自無線基地局のサービス
エリア内の無線移動局に報知する手段とを具えることに
よって、移動通信システムを構成する。
いて無線基地局のサービスエリアにある無線移動局が、
当該無線基地局と交信をする移動通信システムであっ
て、各無線基地局は、自無線基地局のサービスエリアの
通信状態を監視する手段と、前記監視により得られた通
信状態を示す通信情報から、当該サービスエリアの最大
通信可能速度を判断する手段と、前記判断された最大通
信可能速度を含む報知情報を、自無線基地局のサービス
エリア内の無線移動局に報知する手段とを具えることに
よって、移動通信システムを構成する。
【００１３】本発明は、無線基地局のサービスエリアが
複数のセクタに分割されたセクタ構成とされ、通信信号
を用いて前記無線基地局の各セクタにある無線移動局
が、当該無線基地局と交信をする移動通信システムであ
って、各無線基地局は、自無線基地局配下にある複数の
セクタの通信状態を監視する手段と、前記監視により得
られた通信状態を示す通信情報から、各セクタの最大通
信可能速度を判断する手段と、前記各セクタの最大通信
可能速度を含む報知情報を、自無線基地局配下の各セク
タ内の無線移動局に報知する手段とを具えることによっ
て、移動通信システムを構成する。
複数のセクタに分割されたセクタ構成とされ、通信信号
を用いて前記無線基地局の各セクタにある無線移動局
が、当該無線基地局と交信をする移動通信システムであ
って、各無線基地局は、自無線基地局配下にある複数の
セクタの通信状態を監視する手段と、前記監視により得
られた通信状態を示す通信情報から、各セクタの最大通
信可能速度を判断する手段と、前記各セクタの最大通信
可能速度を含む報知情報を、自無線基地局配下の各セク
タ内の無線移動局に報知する手段とを具えることによっ
て、移動通信システムを構成する。
【００１４】本発明は、通信信号を用いて無線基地局の
サービスエリアにある無線移動局が、当該無線基地局と
交信をする移動通信方法であって、各無線基地局は、自
無線基地局のサービスエリアの通信状態を監視する工程
と、前記監視により得られた通信状態を示す通信情報か
ら、当該サービスエリアの最大通信可能速度を判断する
工程と、前記判断された最大通信可能速度を含む報知情
報を、自無線基地局のサービスエリア内の無線移動局に
報知する工程とを具える移動通信方法を提供する。
サービスエリアにある無線移動局が、当該無線基地局と
交信をする移動通信方法であって、各無線基地局は、自
無線基地局のサービスエリアの通信状態を監視する工程
と、前記監視により得られた通信状態を示す通信情報か
ら、当該サービスエリアの最大通信可能速度を判断する
工程と、前記判断された最大通信可能速度を含む報知情
報を、自無線基地局のサービスエリア内の無線移動局に
報知する工程とを具える移動通信方法を提供する。
【００１５】本発明は、無線基地局のサービスエリアが
複数のセクタに分割されたセクタ構成とされ、通信信号
を用いて前記無線基地局の各セクタにある無線移動局
が、当該無線基地局と交信をする移動通信方法であっ
て、各無線基地局は、自無線基地局配下にある複数のセ
クタの通信状態を監視する工程と、前記監視により得ら
れた通信状態を示す通信情報から、各セクタの最大通信
可能速度を判断する工程と、前記各セクタの最大通信可
能速度を含む報知情報を、自無線基地局配下の各セクタ
内の無線移動局に報知する工程とを具える移動通信方法
を提供する。
複数のセクタに分割されたセクタ構成とされ、通信信号
を用いて前記無線基地局の各セクタにある無線移動局
が、当該無線基地局と交信をする移動通信方法であっ
て、各無線基地局は、自無線基地局配下にある複数のセ
クタの通信状態を監視する工程と、前記監視により得ら
れた通信状態を示す通信情報から、各セクタの最大通信
可能速度を判断する工程と、前記各セクタの最大通信可
能速度を含む報知情報を、自無線基地局配下の各セクタ
内の無線移動局に報知する工程とを具える移動通信方法
を提供する。
【００１６】ここで、前記無線移動局は、前記無線基地
局から報知される前記最大通信可能速度を含む報知情報
を受信し、該受信した報知情報を表示してもよい。
局から報知される前記最大通信可能速度を含む報知情報
を受信し、該受信した報知情報を表示してもよい。
【００１７】前記無線移動局は、前記無線基地局から報
知される報知情報を受信し、所望とする通信速度と前記
受信した報知情報の最大通信可能速度とを比較し、該比
較により、前記所望とする通信速度の方が高い場合に
は、前記報知情報に基づき通信の速度を制限してもよ
い。
知される報知情報を受信し、所望とする通信速度と前記
受信した報知情報の最大通信可能速度とを比較し、該比
較により、前記所望とする通信速度の方が高い場合に
は、前記報知情報に基づき通信の速度を制限してもよ
い。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態を詳細に説明する。
【００１９】［第１の例］本発明の第１の実施の形態
を、図１〜図３に基づいて説明する。
を、図１〜図３に基づいて説明する。
【００２０】（システム構成）まず、本システムの全体
的な概略構成について説明する。
的な概略構成について説明する。
【００２１】図１は、通信状態を報知する本発明に係る
移動通信システムの構成例を示す。
移動通信システムの構成例を示す。
【００２２】本システムは、複数の無線基地局１と、各
無線基地局１のサービスエリア２内にある複数の無線移
動局３と、交換局としての無線ネットワークコントロー
ラ４（ＲＮＣ：Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｔ
ｒｏｌｌｅｒ）と、コアネットワーク５（ＣＮ：Ｃｏｒ
ｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ）とから構成される。無線ネットワ
ークコントローラ４は、無線基地局１と、コアネットワ
ーク５とをつなぐ。
無線基地局１のサービスエリア２内にある複数の無線移
動局３と、交換局としての無線ネットワークコントロー
ラ４（ＲＮＣ：Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｔ
ｒｏｌｌｅｒ）と、コアネットワーク５（ＣＮ：Ｃｏｒ
ｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ）とから構成される。無線ネットワ
ークコントローラ４は、無線基地局１と、コアネットワ
ーク５とをつなぐ。
【００２３】なお、１つの無線基地局１のサービスエリ
ア２は、複数のセクタに分割されたセクタ構成とし、デ
ジタル信号を用いて１つの無線基地局１の各セクタにあ
る無線移動局が、無線基地局１と交信を行う。
ア２は、複数のセクタに分割されたセクタ構成とし、デ
ジタル信号を用いて１つの無線基地局１の各セクタにあ
る無線移動局が、無線基地局１と交信を行う。
【００２４】図２は、各無線基地局１内に設けられた、
通信状態の情報を計測して報知する情報処理装置の１例
を示す。
通信状態の情報を計測して報知する情報処理装置の１例
を示す。
【００２５】自セクタ内の通信状態、或いは、自セクタ
および他のセクタ内の通信状態を測定する測定部１１
と、測定量を集計する集計部１２と、最大通信可能速度
を算出する算出部１３と、通信状態を報知するための信
号を形成する信号形成部１４と、自セクタ内にいる無線
移動局３に瞬時報知する報知部１５とから構成される。
および他のセクタ内の通信状態を測定する測定部１１
と、測定量を集計する集計部１２と、最大通信可能速度
を算出する算出部１３と、通信状態を報知するための信
号を形成する信号形成部１４と、自セクタ内にいる無線
移動局３に瞬時報知する報知部１５とから構成される。
【００２６】図３は、瞬時報知情報を表示する表示部２
０を有する無線移動局３から構成されている。この表示
部２０の機能については、後述する例において説明す
る。
０を有する無線移動局３から構成されている。この表示
部２０の機能については、後述する例において説明す
る。
【００２７】（システム動作）以下、本システムの動作
について説明する。
について説明する。
【００２８】本例では、あるサービスエリア２における
最大通信速度、或いは、他のセクタの最大通信速度に関
する報知情報を、無線基地局１（又は、無線ネットワー
クコントローラ４）から、無線移動局３に報知する処理
について説明する。
最大通信速度、或いは、他のセクタの最大通信速度に関
する報知情報を、無線基地局１（又は、無線ネットワー
クコントローラ４）から、無線移動局３に報知する処理
について説明する。
【００２９】図１において、各無線基地局１は、サービ
スエリア２内の無線移動局３又は固定端末等と通信を行
う。
スエリア２内の無線移動局３又は固定端末等と通信を行
う。
【００３０】無線基地局１で受信したサービスエリア２
内の干渉電力を、無線基地局１内おいて集計する。この
集計結果から、現在のいるサービスエリア２での最大通
信可能速度が算出可能となる。
内の干渉電力を、無線基地局１内おいて集計する。この
集計結果から、現在のいるサービスエリア２での最大通
信可能速度が算出可能となる。
【００３１】次に、図２において、無線基地局１におけ
る通信状態の情報を報知する処理の１例について説明す
る。
る通信状態の情報を報知する処理の１例について説明す
る。
【００３２】通信状態測定部１１の１例として、符号分
割多元接続（ＣＤＭＡ）方式においては、一般に、無線
移動局３で受信する信号電力と、他の無線基地局１或い
は無線移動局３からの干渉電力との総干渉量によって容
量が制限される。そこで、他の無線基地局１或いは無線
移動局３から、自セクタ内への電力の各干渉量を測定す
る。
割多元接続（ＣＤＭＡ）方式においては、一般に、無線
移動局３で受信する信号電力と、他の無線基地局１或い
は無線移動局３からの干渉電力との総干渉量によって容
量が制限される。そこで、他の無線基地局１或いは無線
移動局３から、自セクタ内への電力の各干渉量を測定す
る。
【００３３】通信状態集計部１２では、通信状態測定部
１１で測定した自セクタ内への各干渉量の総干渉量を集
計する。
１１で測定した自セクタ内への各干渉量の総干渉量を集
計する。
【００３４】最大通信可能速度算出部１３では、自セク
タ内の容量から、上記の通信状態集計部１２で集計した
総干渉量を引いた値を、通信可能最大速度として算出す
る。
タ内の容量から、上記の通信状態集計部１２で集計した
総干渉量を引いた値を、通信可能最大速度として算出す
る。
【００３５】信号形成部１４では、その算出した通信可
能最大速度を、報知するための信号（すなわち、報知情
報）として形成する。
能最大速度を、報知するための信号（すなわち、報知情
報）として形成する。
【００３６】なお、このような通信状態の測定、通信状
態の集計、最大通信可能速度の算出、通信可能最大速度
信号の形成の各処理は、無線ネットワークコントローラ
４（ＲＮＣ）側で行ってもよい。
態の集計、最大通信可能速度の算出、通信可能最大速度
信号の形成の各処理は、無線ネットワークコントローラ
４（ＲＮＣ）側で行ってもよい。
【００３７】通信状態報知部１５では、信号形成部１４
で形成された最大通信可能速度の信号を、自セクタ内の
無線移動局３に報知する。
で形成された最大通信可能速度の信号を、自セクタ内の
無線移動局３に報知する。
【００３８】この最大通信可能速度の信号としては、自
サービスエリア２における最大通信速度のみならず、他
のセクタの最大通信速度に関する信号を含むことができ
る。
サービスエリア２における最大通信速度のみならず、他
のセクタの最大通信速度に関する信号を含むことができ
る。
【００３９】上述したように、移動通信システムにおけ
る無線基地局１においての自セクタ内の通信状態を集計
して最大通信可能速度を算出し、この算出した最大通信
可能速度を自セクタ内にいる無線移動局３に報知した
り、又は、その算出した最大通信可能速度を自セクタ内
にいる無線移動局３に報知すると共に、隣接するセクタ
の通信状態をも集計し、無線移動局３に瞬時報知するよ
うにしたので、ユーザが最適な通信セクタに移動するよ
うな選択を行うことができる。
る無線基地局１においての自セクタ内の通信状態を集計
して最大通信可能速度を算出し、この算出した最大通信
可能速度を自セクタ内にいる無線移動局３に報知した
り、又は、その算出した最大通信可能速度を自セクタ内
にいる無線移動局３に報知すると共に、隣接するセクタ
の通信状態をも集計し、無線移動局３に瞬時報知するよ
うにしたので、ユーザが最適な通信セクタに移動するよ
うな選択を行うことができる。
【００４０】［第２の例］次に、本発明の第２の実施の
形態を、図３〜図７に基づいて説明する。なお、前述し
た第１の例と同一部分については、同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
形態を、図３〜図７に基づいて説明する。なお、前述し
た第１の例と同一部分については、同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
【００４１】本例では、無線移動局３（図３参照）の表
示部２０において、無線基地局１（図１参照）の通信状
態報知部１５から報知された報知情報（最大通信可能速
度信号）を瞬時に表示する処理について説明する。
示部２０において、無線基地局１（図１参照）の通信状
態報知部１５から報知された報知情報（最大通信可能速
度信号）を瞬時に表示する処理について説明する。
【００４２】具体的には、無線移動局３の表示部２０に
おいて、通信状態報知部１５からの最大通信可能速度の
信号を、数字、グラフ等で表示する。
おいて、通信状態報知部１５からの最大通信可能速度の
信号を、数字、グラフ等で表示する。
【００４３】図３は、通信状態を瞬時に表示する無線移
動局３の表示部２０の構成例を示す。図４〜図７は、そ
の表示部２０における各種表示例を示す。
動局３の表示部２０の構成例を示す。図４〜図７は、そ
の表示部２０における各種表示例を示す。
【００４４】図４および図５は、表示部２０に表示され
る最大通信可能速度のグラフ表示例を示す。
る最大通信可能速度のグラフ表示例を示す。
【００４５】図４の表示部２０では、自セクタ内の最大
通信可能速度を表示した例である。この場合、２１は、
自セクタ内の最大通信可能速度を黒の部分で表示した横
棒グラフである。
通信可能速度を表示した例である。この場合、２１は、
自セクタ内の最大通信可能速度を黒の部分で表示した横
棒グラフである。
【００４６】図５の表示部２０では、自セクタと隣接セ
クタとの最大通信可能速度をグラフ表示した例である。
この場合、横棒グラフ２１は自セクタであるセクタ３に
おける値、横棒グラフ２２，２３は隣接セクタにおける
値である。
クタとの最大通信可能速度をグラフ表示した例である。
この場合、横棒グラフ２１は自セクタであるセクタ３に
おける値、横棒グラフ２２，２３は隣接セクタにおける
値である。
【００４７】次に、図６と図７は、表示部２０に表示さ
れる最大通信可能速度の数字表示例を示す。
れる最大通信可能速度の数字表示例を示す。
【００４８】図６の表示部２０では、自セクタ内の最大
通信可能速度を数字で表示した例である。２５で示す数
字１９２Ｋｂｐｓが、自セクタ内の最大通信可能速度で
ある。
通信可能速度を数字で表示した例である。２５で示す数
字１９２Ｋｂｐｓが、自セクタ内の最大通信可能速度で
ある。
【００４９】図７の表示部２０では、自セクタと隣接セ
クタの最大通信可能速度を数字で表示した例である。２
５で示す１９２Ｋｂｐｓが自セクタであるセクタ３での
値、２６で示す３８４Ｋｂｐｓがセクタ１での値、２７
で示す６４Ｋｂｐｓがセクタ２での値である。
クタの最大通信可能速度を数字で表示した例である。２
５で示す１９２Ｋｂｐｓが自セクタであるセクタ３での
値、２６で示す３８４Ｋｂｐｓがセクタ１での値、２７
で示す６４Ｋｂｐｓがセクタ２での値である。
【００５０】上述したように、無線基地局１で算出した
最大通信可能速度に関する情報を、無線移動局３の表示
部２０に表示することにより、無線移動局３のユーザ
は、自分の通信可能なサービスエリア２での最大通信可
能速度の認識ができ、或いは、隣接するセクタでの最大
通信可能速度の認識ができるため、ユーザ主導で一層高
速通信可能なエリアに移動することが可能となる。
最大通信可能速度に関する情報を、無線移動局３の表示
部２０に表示することにより、無線移動局３のユーザ
は、自分の通信可能なサービスエリア２での最大通信可
能速度の認識ができ、或いは、隣接するセクタでの最大
通信可能速度の認識ができるため、ユーザ主導で一層高
速通信可能なエリアに移動することが可能となる。
【００５１】［第３の例］次に、本発明の第３の実施の
形態を、図８に基づいて説明する。なお、前述した各例
と同一部分については、同一符号を付し、その説明は省
略する。
形態を、図８に基づいて説明する。なお、前述した各例
と同一部分については、同一符号を付し、その説明は省
略する。
【００５２】本例では、無線基地局１からの報知情報に
基づき通信の速度を制限する、無線移動局３側での制御
処理について説明する。
基づき通信の速度を制限する、無線移動局３側での制御
処理について説明する。
【００５３】図８は、無線移動局３が発呼時の処理を示
す。
す。
【００５４】ここでは、報知情報に含まれる最大通信可
能速度をＲｂとし、無線移動局３の希望通信速度をＲｕ
とする。
能速度をＲｂとし、無線移動局３の希望通信速度をＲｕ
とする。
【００５５】ステップＳ１では、無線基地局１から報知
される報知情報（Ｒｂ）を受信する。
される報知情報（Ｒｂ）を受信する。
【００５６】ステップＳ２では、発信状態にあるか否か
を調べ、発信でなければ受信処理を続行し、発信ならば
ステップＳ３に進む。
を調べ、発信でなければ受信処理を続行し、発信ならば
ステップＳ３に進む。
【００５７】ステップＳ３では、報知された最大通信可
能速度（Ｒｂ）が特定値（例えば、Ｒｂ＝０）に達して
いるか否かを調べる。
能速度（Ｒｂ）が特定値（例えば、Ｒｂ＝０）に達して
いるか否かを調べる。
【００５８】特定値に達している場合は、ステップＳ４
に進み、発呼をしない。一方、特定値に達していなけれ
ば、ステップＳ５に進む。
に進み、発呼をしない。一方、特定値に達していなけれ
ば、ステップＳ５に進む。
【００５９】ステップＳ５では、最大通信可能速度（Ｒ
ｂ）と、無線移動局３の希望通信速度（Ｒｕ）とを比較
する。
ｂ）と、無線移動局３の希望通信速度（Ｒｕ）とを比較
する。
【００６０】Ｒｕ値がＲｂ値より大きい場合は、ステッ
プＳ７に進み、最大通信可能速度（Ｒｂ）を、無線移動
局３の通信速度とする。
プＳ７に進み、最大通信可能速度（Ｒｂ）を、無線移動
局３の通信速度とする。
【００６１】一方、Ｒｕ値がＲｂ値より小さい場合は、
ステップＳ６に進み、希望通信速度（Ｒｕ）を、無線移
動局３の通信速度とする。
ステップＳ６に進み、希望通信速度（Ｒｕ）を、無線移
動局３の通信速度とする。
【００６２】上述したように、ユーザが発信を行う際
に、ユーザの希望通信速度（Ｒｕ）と最大通信可能速度
（Ｒｂ）との比較を行い、最大通信可能速度の方が低い
場合には、ユーザが意識せずに自動的に速度を変更する
ことにより、発信時のネゴシエーション時間の短縮化が
可能となる。
に、ユーザの希望通信速度（Ｒｕ）と最大通信可能速度
（Ｒｂ）との比較を行い、最大通信可能速度の方が低い
場合には、ユーザが意識せずに自動的に速度を変更する
ことにより、発信時のネゴシエーション時間の短縮化が
可能となる。
【００６３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各無線基地局は、自無線基地局のサービスエリアの通信
状態を監視し、該監視により得られた通信状態を示す通
信情報から、当該サービスエリアの最大通信可能速度を
判断し、自無線基地局エリア、又は、自無線基地局エリ
アおよび隣接するエリアの最大通信速度を自無線基地局
のサービスエリア内の無線移動局に報知するようにした
ので、通信しようとするセクタ内又は隣接セクタでの通
信速度を知ることができ、これにより、ユーザが最適な
通信セクタに移動するか否かを選択できるため、通信速
度の向上を図ることができる。
各無線基地局は、自無線基地局のサービスエリアの通信
状態を監視し、該監視により得られた通信状態を示す通
信情報から、当該サービスエリアの最大通信可能速度を
判断し、自無線基地局エリア、又は、自無線基地局エリ
アおよび隣接するエリアの最大通信速度を自無線基地局
のサービスエリア内の無線移動局に報知するようにした
ので、通信しようとするセクタ内又は隣接セクタでの通
信速度を知ることができ、これにより、ユーザが最適な
通信セクタに移動するか否かを選択できるため、通信速
度の向上を図ることができる。
【００６４】また、本発明によれば、無線基地局から報
知された最大通信可能速度に関する報知情報を、無線移
動局の表示部に表示するようにしたので、ユーザが最大
通信可能速度を認識して無駄な発信を減らすことがで
き、これにより、通信開始のためのネゴシエーション時
間を短縮して、輻輳状態の防止を図ることができる。
知された最大通信可能速度に関する報知情報を、無線移
動局の表示部に表示するようにしたので、ユーザが最大
通信可能速度を認識して無駄な発信を減らすことがで
き、これにより、通信開始のためのネゴシエーション時
間を短縮して、輻輳状態の防止を図ることができる。
【００６５】さらに、本発明によれば、報知情報に基づ
き通信が不可能なセクタにおいては発呼ができなくなる
ような自動制御を行うようにしたので、無線移動局の電
池の長寿命化、ひいては電力の省力化を図ることが可能
となる。
き通信が不可能なセクタにおいては発呼ができなくなる
ような自動制御を行うようにしたので、無線移動局の電
池の長寿命化、ひいては電力の省力化を図ることが可能
となる。
【図１】本発明の第１の実施の形態である、移動通信シ
ステムの構成例を示すブロック図である。
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図２】通信状態を報知するシステム構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図３】本発明の第２の実施の形態である、通信状態を
表示する無線移動局の構成例を示す正面図である。
表示する無線移動局の構成例を示す正面図である。
【図４】無線移動局の自セクタ内の最大通信可能速度の
グラフ表示例を示す説明図である。
グラフ表示例を示す説明図である。
【図５】無線移動局の自セクタと隣接セクタ内の最大通
信可能速度のグラフ表示例を示す説明図である。
信可能速度のグラフ表示例を示す説明図である。
【図６】無線移動局の自セクタ内の最大通信可能速度の
数字表示例を示す説明図である。
数字表示例を示す説明図である。
【図７】無線移動局の自セクタおよび隣接セクタ内の最
大通信可能速度の数字表示例を示す説明図である。
大通信可能速度の数字表示例を示す説明図である。
【図８】本発明の第３の実施の形態である、無線移動局
の発呼処理を示すフローチャートである。
の発呼処理を示すフローチャートである。
【図９】移動通信システムにおけるセクタ構成例（３セ
クタ）を示すブロック図である。
クタ）を示すブロック図である。
１ 無線基地局 ２ サービスエリア ３ 無線移動局 ４ 無線ネットワークコントローラ（ＲＮＣ） ５ コアネットワーク（ＣＮ） １１ 通信状態測定部 １２ 通信状態集計部 １３ 最大通信速度算出部 １４ 信号形成部 １５ 通信状態報知部
フロントページの続き Ｆターム(参考） 5K067 AA13 AA14 AA43 BB03 BB04 CC10 DD52 DD53 EE02 EE10 EE16 EE46 FF16 FF23 HH07 HH21 HH22 LL01
Claims (8)
- 【請求項１】 通信信号を用いて無線基地局のサービス
エリアにある無線移動局が、当該無線基地局と交信をす
る移動通信システムであって、 各無線基地局は、 自無線基地局のサービスエリアの通信状態を監視する手
段と、 前記監視により得られた通信状態を示す通信情報から、
当該サービスエリアの最大通信可能速度を判断する手段
と、 前記判断された最大通信可能速度を含む報知情報を、自
無線基地局のサービスエリア内の無線移動局に報知する
手段とを具えたことを特徴とする移動通信システム。 - 【請求項２】 無線基地局のサービスエリアが複数のセ
クタに分割されたセクタ構成とされ、通信信号を用いて
前記無線基地局の各セクタにある無線移動局が、当該無
線基地局と交信をする移動通信システムであって、 各無線基地局は、 自無線基地局配下にある複数のセクタの通信状態を監視
する手段と、 前記監視により得られた通信状態を示す通信情報から、
各セクタの最大通信可能速度を判断する手段と、 前記各セクタの最大通信可能速度を含む報知情報を、自
無線基地局配下の各セクタ内の無線移動局に報知する手
段と、を具えたことを特徴とする移動通信システム。 - 【請求項３】 前記無線移動局は、 前記無線基地局から報知される前記最大通信可能速度を
含む報知情報を受信する手段と、 前記受信した報知情報を表示する手段とを具えたことを
特徴とする請求項１又は２記載の移動通信システム。 - 【請求項４】 前記無線移動局は、 前記無線基地局から報知される報知情報を受信する手段
と、 所望とする通信速度と前記受信した報知情報の最大通信
可能速度とを比較する手段と、 前記比較により、前記所望とする通信速度の方が高い場
合には、前記報知情報に基づき通信の速度を制限する手
段とを具えたことを特徴とする請求項１又は２記載の移
動通信システム。 - 【請求項５】 通信信号を用いて無線基地局のサービ
スエリアにある無線移動局が、当該無線基地局と交信を
する移動通信方法であって、 各無線基地局は、 自無線基地局のサービスエリアの通信状態を監視する工
程と、 前記監視により得られた通信状態を示す通信情報から、
当該サービスエリアの最大通信可能速度を判断する工程
と、 前記判断された最大通信可能速度を含む報知情報を、自
無線基地局のサービスエリア内の無線移動局に報知する
工程とを具えたことを特徴とする移動通信方法。 - 【請求項６】 無線基地局のサービスエリアが複数のセ
クタに分割されたセクタ構成とされ、通信信号を用いて
前記無線基地局の各セクタにある無線移動局が、当該無
線基地局と交信をする移動通信方法であって、 各無線基地局は、 自無線基地局配下にある複数のセクタの通信状態を監視
する工程と、 前記監視により得られた通信状態を示す通信情報から、
各セクタの最大通信可能速度を判断する工程と、 前記各セクタの最大通信可能速度を含む報知情報を、自
無線基地局配下の各セクタ内の無線移動局に報知する工
程と、を具えたことを特徴とする移動通信方法。 - 【請求項７】 前記無線移動局は、 前記無線基地局から報知される前記最大通信可能速度を
含む報知情報を受信する工程と、 前記受信した報知情報を表示する工程とを具えたことを
特徴とする請求項５又は６記載の移動通信方法。 - 【請求項８】 前記無線移動局は、 前記無線基地局から報知される報知情報を受信する工程
と、 所望とする通信速度と前記受信した報知情報の最大通信
可能速度とを比較する工程と、 前記比較により、前記所望とする通信速度の方が高い場
合には、前記報知情報に基づき通信の速度を制限する工
程とを具えたことを特徴とする請求項５又は６記載の移
動通信方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000000512A JP3771764B2 (ja) | 2000-01-05 | 2000-01-05 | 移動通信システムおよび移動通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000000512A JP3771764B2 (ja) | 2000-01-05 | 2000-01-05 | 移動通信システムおよび移動通信方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001197545A true JP2001197545A (ja) | 2001-07-19 |
| JP3771764B2 JP3771764B2 (ja) | 2006-04-26 |
Family
ID=18529855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000000512A Expired - Fee Related JP3771764B2 (ja) | 2000-01-05 | 2000-01-05 | 移動通信システムおよび移動通信方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3771764B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010109491A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Canon Inc | 通信装置、通信制御方法及びプログラム |
| WO2011136145A1 (ja) * | 2010-04-26 | 2011-11-03 | 日本電気株式会社 | 通信端末、接続先表示方法、及びコンピュータプログラム |
-
2000
- 2000-01-05 JP JP2000000512A patent/JP3771764B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010109491A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Canon Inc | 通信装置、通信制御方法及びプログラム |
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| CN102870493A (zh) * | 2010-04-26 | 2013-01-09 | 日本电气株式会社 | 通信终端、连接目的地显示方法及计算机程序 |
| US8666412B2 (en) | 2010-04-26 | 2014-03-04 | Nec Corporation | Communications terminal, connection destination display method, and computer program |
| JP5840603B2 (ja) * | 2010-04-26 | 2016-01-06 | レノボ・イノベーションズ・リミテッド（香港） | 通信端末、接続先表示方法、及びコンピュータプログラム |
| JP2016028535A (ja) * | 2010-04-26 | 2016-02-25 | レノボ・イノベーションズ・リミテッド（香港） | 通信端末、接続先表示方法、及びコンピュータプログラム |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3771764B2 (ja) | 2006-04-26 |
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