JP2001197085A - サーバー・ベースのネットワーク性能評価量生成システム及び方法 - Google Patents

サーバー・ベースのネットワーク性能評価量生成システム及び方法

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JP2001197085A
JP2001197085A JP2000347007A JP2000347007A JP2001197085A JP 2001197085 A JP2001197085 A JP 2001197085A JP 2000347007 A JP2000347007 A JP 2000347007A JP 2000347007 A JP2000347007 A JP 2000347007A JP 2001197085 A JP2001197085 A JP 2001197085A
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Thomas Hou Iiwei
トマス ホウ イーウェイ
Don Infei
ドン インフェイ
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智彦 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、イントラネットで授受されるネッ
トワークトラヒックの性能評価量を生成する方法及びシ
ステムの提供を目的とする。 【解決手段】 本発明によれば、ネットワークトラヒッ
クは、所定の測定時間間隔中にサーバーからクライアン
トの間で非介入式に測定される。ネットワークトラヒッ
クは、サーバーとクライアントの間に設定されたコネク
ションと、測定時間間隔とに基づいて分析される。分析
されたネットワークトラヒックを用いて性能評価量が生
成される。コネクションが測定時間間隔の経過後まで続
くとき、累積性能評価量が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク測定
システム及び方法に係り、特に、所定のサーバーのネッ
トワークに関する性能評価量を生成する方法及びシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のネットワークは、たとえば、パー
ソナルコンピュータ、ワークステーション及びその他の
類似した装置を含むコンピューティング装置のような複
数のネットワークコンポーネント若しくはノードによっ
て構築される。ネットワークコンポーネント及び装置の
台数が制限され比較的狭い領域に広がるネットワーク
は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)と呼ばれ
る。LANにおいて、殆どのコンピューティング装置は互
いに独立して動作し、殆どのコンピューティング装置は
LAN上のあらゆる場所のデータ若しくは他のネットワー
クコンポーネントにアクセスすることが可能である。ク
ライアントシステムは、このようなコンピューティング
装置の一つである。
【0003】LANは、多数のクライアントシステムが、
プリンタ若しくはデータ記憶機器のようなリソースを共
有することを可能にさせる。サーバーは、これらの共有
ネットワークリソースを管理する管理コンピューティン
グ装置である。サーバーの例には、ウェブページ、すな
わち、文書をインターネット若しくはワールド・ワイド
・ウェブ(WWW)に提供するウェブサーバーと、記憶装置
へファイルを格納し、記憶装置からファイルを取り出す
ために専用のファイルサーバーと、ハードウエア若しく
はソフトウエア開発ツールのような特定のタイプのアプ
リケーションだけを実行するために専用のアプリケーシ
ョンサーバーとが含まれる。
【0004】クライアントシステムとサーバーの相互連
結は、撚り線対ケーブル、同軸ケーブル、光ファイバケ
ーブルのようなケーブルの系列と、ルーター、スイッ
チ、及び、ブリッジのようなネットワーク装置とにより
行われる。通常、クライアントシステムがタスクを実行
したいとき、クライアントシステムはそのタスクを実行
するサーバーを探す。ケーブルとネットワーク装置を経
由して、クライアントシステムは、自分の要求をサーバ
ーへ伝搬させる。サーバーがそのタスクを受理した場
合、サーバーはそのタスクを実行し、これにより、クラ
イアントシステムとの間で情報を転送する。しかし、サ
ーバーは、クライアントシステムと同じLANに存在しな
くてもよい。
【0005】一方のLANは、電話回線及び無線波によっ
て遠く離れている他のLANに接続され得る。このような
形で接続されたLANの集合体はワイド・エリア・ネット
ワーク(WAN)と称される。他のLAN及びWANに接続されたW
ANの集合体もWANと称される。最大のWANは、数百万台の
コンピューティング装置を接続する全世界的ネットワー
クとしてのインターネットである。したがって、WAN上
のクライアントシステムは、WAN上に存在するサーバー
及びクライアントシステムにアクセスすることが可能で
ある。
【0006】しかし、WANの場合、クライアントシステ
ムの総数は、屡々、サーバーの総数を著しく上回る。し
たがって、サーバーには、非常に多数のクライアント要
求が押し寄せるので、サーバーは対処できなくなる。LA
N若しくはWAN上の性能評価を実行し、性能評価量を分析
することは、対抗できない状態のサーバーを即座に識別
し、調整策を準備するために役立つ。同様に、動作不能
のケーブル若しくはネットワーク装置、サービス監視の
質、若しくは、サーバー選択の質のような他のタイプの
ネットワーク上の問題は、ネットワーク評価量を用いて
識別可能であり、場合によっては予防することができ
る。
【0007】特に、インターネット全体で同等の分散サ
ービスを実現するため使用される一般的な技術であるサ
ーバー複製化は、性能評価量の生成による恩恵を十分に
受ける。サーバー複製化は、適切に行われるならば、サ
ーバーの過負荷及び通信路輻輳を防止し、クライアント
アクセスの待ち時間を著しく減少させる。しかし、クラ
イアントシステムに対し最良のサービスを提供するよう
クライアント要求を選択し、処理するため、サーバー負
荷及びネットワーク性能の測定が重要であり、性能評価
量の生成は非常に重要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、性能評価量の
生成は、データが転送される速度によっては困難にな
る。また、測定されたネットワークトラヒックの収集及
び分析は、多数のコンピューティング装置を有し、大量
のデータがコンピューティング装置の間で転送される大
規模ネットワークの場合に困難になる。さらに、性能評
価量を生成するためにネットワークトラヒックを測定す
るのに屡々使用される技術は、ネットワークに負荷を加
え、特定のネットワークの実効性を低下させる。
【0009】本発明の目的は、イントラネット用のサー
バーのネットワークに対し過大な負荷をかけることな
く、ネットワークの性能評価量を生成するシステム及び
方法を提供することである。
【0010】より詳細には、本発明の目的は、企業ネッ
トワーク環境においてサーバー及びネットワーク性能を
監視するサーバー・ベースの測定システム及び方法を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の一実施例では、イントラネットの評価サー
バーが提供される。評価サーバーは、少なくとも一つの
コネクションに対し、イントラネットへ転送されたネッ
トワークトラヒック及びイントラネットから転送された
ネットワークトラヒックを非介入式に測定するよう構成
されたネットワークインタフェース装置を含む。少なく
とも一つのコネクションは、特定の送信元から特定の宛
先への論理パスである。一実施例において、特定の送信
元はイントラネット内の評価サーバーであり、特定の宛
先はイントラネットの外部若しくはインターネット上の
複数のクライアントの中の一つのクライアントである。
プロセッサはネットワークインタフェース装置に接続さ
れ、少なくとも一つのコネクションに対し測定されたネ
ットワークトラヒックを用いて所定の測定時間間隔に亘
る性能評価量を生成するよう構成される。
【0012】本発明の別の実施例において、イントラネ
ットの測定基盤設備が提供される。測定基盤設備は、イ
ントラネット外部の複数のクライアントと、上記複数の
クライアントに接続されたイントラネット内部の少なく
とも一つのサーバーとを含む。測定基盤設備は、少なく
とも一つのサーバーに接続された評価量生成器を含む。
評価量生成器は、イントラネットへ転送されたネットワ
ークトラヒック及びイントラネットから転送されたネッ
トワークトラヒックを非介入式に測定し、測定されたネ
ットワークトラヒックから性能評価量を生成するよう構
成される。
【0013】本発明の更に別の実施例において、ネット
ワーク性能評価量を生成する方法が提供される。イント
ラネットは、少なくとも一つのサーバーを含む。この方
法は、イントラネット内の少なくとも一つのサーバー
と、イントラネット外部若しくはインターネット上の少
なくとも一つのクライアントとの間でネットワークトラ
ヒックを非介入式に測定する工程を有する。この方法
は、所定の測定時間間隔内に、上記少なくとも一つのサ
ーバーと上記少なくとも一つのクライアントとの間で測
定されたネットワークトラヒックを生成する工程を更に
有する。
【0014】本発明による多数の特徴は、添付図面を参
照して以下の詳細な説明を読むことによってより良く理
解され、容易に認められるであろう。なお、添付図面
中、同じ参照番号は同じ部品を指定するため使用され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】特定のタイプのLAN若しくはWANは
イントラネットである。典型的に、イントラネットは、
法人のような特定のビジネス組織のため専用に構成され
たLAN若しくはWANである。ビジネス組織(企業)のため
特に運営、管理されたイントラネットは、屡々、企業コ
ンピューティングシステムと呼ばれる。企業ネットワー
ク環境において、複製されたサーバーは、屡々、イント
ラネット上のクライアントシステムだけではなく、イン
ターネット上のクライアントシステムを含む多数のクラ
イアントシステムに分散サービスを提供するため、地理
的に分散した場所に戦略的に配置される。たとえば、複
製されたウェブサーバーはインターネットを介してクラ
イアントシステムへ情報サービスを提供するため配置さ
れる。したがって、典型的に、これらの複製されたサー
バーは、WAN若しくはイントラネットを経由して接続さ
れ、インターネット上のクライアントシステムは、イン
ターネットを介して、複製されたサーバーへアクセスす
る。
【0016】一般的に、企業コンピューティングシステ
ム及びイントラネットは、閉鎖的なプロトコルに基づく
私設ネットワークのようなタイプのネットワークよりも
安価に構築される。また、イントラネットを管理する複
雑さは、許可されたアクセス権の制限と、共通の管理上
のプロトコルの制限とによって軽減される。したがっ
て、性能評価量を生成するためのイントラネット専用の
測定基盤設備は、同様に、コストが削減され、複雑さが
軽減される利点を享受する。
【0017】図1は、本発明の測定基盤設備を含むネッ
トワークの抽象モデルを示す図である。ネットワーク1
9はイントラネットを表す。図1には、複数のコンピュ
ーティング装置が示されている。例示のため、イントラ
ネット外部のコンピューティング装置の台数は制限され
ているが、イントラネット外部のコンピューティング装
置の台数は非常に多数でも構わない。ネットワーク19
内のコンピューティング装置は、評価サーバー17A〜
17Cを含む。本実施例の場合、評価サーバーは、光フ
ァイバケーブル若しくは同軸ケーブルのようなケーブル
によって相互連結され、地理的に離れた場所に設置され
る。これらの評価サーバーは、同じビジネス組織に属す
る同じ地理的な場所には存在しないが、同じイントラネ
ットに属している。評価サーバーは、クライアントシス
テム11A〜11Fにも接続される。クライアントシス
テム11A〜11Fは、イントラネット、すなわち,ネ
ットワーク19の外部にある。換言すると、クライアン
トシステム11A〜11Fは、ネットワークに接続され
ているが、ネットワークの一部を構成しない。しかし、
クライアントシステムは、他のネットワーク内に設けて
もよい。これらの他のネットワークは、別のビジネス組
織内の他のイントラネット若しくは企業コンピューティ
ングシステムを含む。或いは、これらの他のネットワー
クは,インターネットの種々のネットワークセグメント
を含む場合がある。
【0018】一実施例において、評価サーバー17A〜
17Cは、性能評価量を生成するよう構成されたウェブ
サーバー、アプリケーションサーバー、若しくは、ファ
イルサーバーのような汎用サーバーである。本実施例の
場合、評価サーバーは、同一の情報若しくはウェブペー
ジを格納したサーバー、すなわち、複製ウェブサーバー
である。複製サーバーは、評価量生成器15A〜15C
を具備する。一実施例において、評価量生成器15A〜
15Cは、性能評価量を生成し得るソフトウエアプログ
ラムであり、それぞれ、評価サーバー17A〜17Cに
格納され、実行される。他の実施例では、評価量生成器
は、完全に物理的に組み込まれ、性能評価量を生成する
ハードウエアにより実現され、或いは、性能評価量を生
成するファームウエアを含むハードウエアで実現され
る。図1には、3台の評価サーバーが示されているが、
ネットワーク19のような所与のネットワークに対する
評価サーバーの台数は可変的である。
【0019】上述の通り、本実施例の評価サーバーは、
性能評価量を生成する評価量生成器を具備した汎用サー
バーであり、性能評価及び測定量生成は、サーバー側で
行われる。すなわち、付加的な、若しくは、特別のハー
ドウエア及び/又はソフトウエアを、クライアントシス
テム、若しくは、ルーターやスイッチのようなネットワ
ーク装置に組み込む必要がない。したがって、サーバー
・ベースの測定基盤設備が容易に展開される。
【0020】評価サーバー17A〜17Cは、ネットワ
ークトラヒックを測定する。特に、評価サーバーは、ク
ライアントシステムから評価サーバーへ転送されたデー
タパケットと、評価サーバーからクライアントシステム
へ転送されたデータパケットの総数を判定することによ
って、ネットワークトラヒックを測定する。たとえば、
一実施例において、評価サーバー17Aは、クライアン
トシステム11D〜11Eから評価サーバー17Aへ転
送されるデータパケットの総量を測定する。また、評価
サーバー17Aは、評価サーバー17Aからクライアン
トシステム11D〜11Eへ転送されたデータパケット
の総量を測定する。
【0021】他の実施例において、評価サーバー17A
〜17Cは、専用評価サーバーである。専用評価サーバ
ーは、性能評価量を生成するためだけに構成される。専
用評価サーバーは、ネットワーク上に盗聴局として構
成、配置される。盗聴局である専用サーバーは、イント
ラネット全体若しくはイントラネットの一部で出し入れ
され、特定の測定ポイントを通過する全てのデータパケ
ットを検査する。たとえば、評価サーバー17Bが専用
評価サーバーとして構築される場合、評価サーバーは、
クライアントシステム11A〜11Bと、イントラネッ
ト内の一部若しくは全部のコンピューティング装置との
間で転送されるデータパケットの総量を測定する。
【0022】一実施例において、測定サーバー17A〜
17Cは、所定の性能評価量の組を生成する。この性能
評価量の組には、パス帯域幅、スループット、グッドプ
ット(goodput)、パケット損失レート、及び、ラウンド
トリップ遅延が含まれる。しかし、ここに列挙された性
能評価量の組以外の類似したタイプの性能評価量を生成
し得ることに注意する必要がある。
【0023】パス帯域幅は、特定のコンピューティング
装置から別の特定のコンピューティング装置へのリンク
の中で帯域幅が最小となるリンク又は通信チャネルを表
す。したがって、パス帯域幅は、一方の特定のコンピュ
ーティング装置から他方の特定のコンピューティング装
置へ転送されるデータに対する基本的な物理的制限若し
くは容量を測定する。たとえば、パス帯域幅は、評価サ
ーバー17Bからクライアントシステム11Aまでのコ
ネクションの最小帯域幅の測定量である。
【0024】スループットは、評価サーバー17Bのよ
うな特定のコンピューティング装置からクライアントシ
ステム11Aのような別の特定のコンピューティング装
置へ、両コンピューティング装置間の特定のコネクショ
ンを介して、転送されるデータの量を、所定の時間間隔
に亘って測定した総量の測定量である。
【0025】グッドプットは、スループットと関連し、
特定のコンピューティング装置から別の特定のコンピュ
ーティング装置へ転送された有効データの平均量の測定
量である。有効データは、特定の通信チャネルを用いて
転送され、一部のデータパケットが欠落し、或いは、損
失することなく宛先に到達し、再送する必要のないデー
タパケットである。
【0026】パケット損失レートは、グッドプット及び
スループットに関連し、再送率を測定したものであり、
特定の通信チャネルを使って有効データを送信するのに
データパケットを再送するために必要な回数の測定量で
ある。パケット損失は、屡々、特定の通信チャネル上の
ネットワーク輻輳によって生ずるので、パケット損失レ
ートは、特定の通信チャネルに対するネットワーク輻輳
の状態を示す。
【0027】最後に、ラウンドトリップ遅延は、パケッ
トが評価サーバー17Aのような特定のコンピューティ
ング装置を出てから、そのパケットの承認が同じ特定の
コンピューティング装置へ戻るまでの総時間量を測定す
る。パケット損失レートと同様に、ラウンドトリップ遅
延は、特定の通信チャネル上のネットワーク輻輳に関連
する。したがって、ラウンドトリップ遅延は、屡々、特
定の通信チャネルに対するネットワーク輻輳の状態を示
す。
【0028】図1を参照するに、ネットワークトラヒッ
クを測定し、性能評価量を生成した後,一実施例では、
生成された性能評価量が、イントラネット全体に分散し
た他の評価サーバーへ与えられ、測定基盤設備を確立す
る。他の実施例において、評価サーバー17A〜17C
は、性能評価量をネットワーク負荷バランスシステムへ
供給する。ネットワーク負荷バランスシステムの一例
は、参考のため全体が引用される1999年3月30日に出願
された米国特許出願第09/281,359号に記載されている。
他の実施例では、生成された性能評価量は、システム管
理者のようなユーザ、又は、自ネットワークの管理や、
サービス品質(QoS)の監視の改良を補助するための更な
る分析及び検査用の動システム管理ソフトウエアに与え
られる。更に別の実施例では、生成された性能評価量
は、後でネットワーク統計量の比較又は作成に利用でき
るように、生成された性能評価量をデータベースに格納
するためネットワーク全体に分散したファイルサーバー
に供給される。
【0029】さらに、評価サーバーはイントラネット環
境内に設けられるため、性能評価量を交換する際の通信
オーバーヘッドは、容易に制限し、制御される。たとえ
ば、インターネット全体で大量のネットワークトラヒッ
クが転送される場合と比較して、イントラネットへ転送
され、イントラネットから転送されるネットワークトラ
ヒックの量は非常に少ない。イントラネットへ出入りす
るネットワークトラヒックの部分集合を測定することに
より、すなわち、特定のコンピューティング装置から別
のコンピューティング装置へのネットワークトラヒック
を測定することにより、イントラネットで授受される特
定のネットワークトラヒックを測定する評価サーバーの
作業は、著しく削減される。
【0030】また、単一の企業コンピューティングシス
テム内で複製されるサーバーの台数は典型的に少ないの
で、性能評価量を提供するため、評価量生成器を具備し
た複製サーバーの台数も少ない。そのうえ、殆どのアプ
リケーション(たとえば、サーバー選択、若しくは、負
荷バランス)の場合には、クライアントアプリケーショ
ンインスタンス単位、或いは、ホスト単位の代わりに、
部分ネットワーク単位、すなわち、イントラネット内で
特定された部分単位での性能評価量の生成で充分であ
る。したがって、評価サーバーは、ネットワークトラヒ
ックを直ちに測定し、性能評価量を効率的に生成し、適
時的に、ネットワークに負荷をかけることなく、性能評
価量を配布することができる。
【0031】図2は、図1に示された評価サーバーの一
実施例の全体的な動作のプロセスを表すフローチャート
である。ステップ21において、このプロセスは、特定
のイントラネットで授受されるネットワークトラヒック
を測定する。ステップ21においてネットワークトラヒ
ックを測定するための一般的な技術は、非介入式な測定
と、介入式な測定の二つのカテゴリーに入る。介入式な
測定、すなわち、能動的な探測は、特定のネットワーク
に対するデータトラヒックを測定するため,ダミーパケ
ット若しくは探測用パケットを使用する必要がある。探
測用パケットは、他のデータパケットが多数のコンピュ
ーティング装置によってネットワークへ本式に導入され
る場合と同じ方法で、特定のネットワークに投入され
る。探測用パケットは、監視され、パケットがネットワ
ーク内の相互連結を通るとき、場合によっては追跡され
る。
【0032】探測用パケットを監視、追跡することによ
って、ネットワークトラヒックの測定は、かなり正確に
行われ、探測用パケットをネットワークに投入した装置
によって充分に制御可能である。しかし、探測用パケッ
トをネットワークに投入し、監視する介入式測定技術
は、屡々、余分なネットワークオーバーヘッドを生じ、
特定のネットワーク全体を伝搬するデータ容量を制限若
しくは削減する。
【0033】一方、ネットワークトラヒックを測定する
技術の第2のカテゴリーは、非介入式測定技術である。
非介入式測定技術は、特定のネットワーク内のコンピュ
ーティング装置へ転送され、コンピューティング装置か
ら転送されるデータパケットを受動的に監視する技術で
ある。付加的なデータパケットを作成し、ネットワーク
に投入する必要がないので、ネットワークオーバーヘッ
ドは、全く、或いは、殆ど導入されない。しかし、非介
入式測定は、特定のネットワークに対し正確な読み取り
ができない場合がある。たとえば、ネットワーク使用
中、すなわち、コンピューティング装置間のデータ転送
が制限されているときに非介入式測定が行われると、ネ
ットワークの負荷が非常に重いときのネットワークトラ
ヒックの読みが通知されない。同様に、非介入式測定技
術の場合、特定のネットワークに対するネットワークト
ラヒックの測定の制御可能性は余り高くない。
【0034】しかし、非介入式測定技術を用いる性能評
価量の生成は、非常に効率的であり、測定中のネットワ
ークに余分な負荷を導入しない。さらに、測定が非介入
式測定を行うネットワーク評価装置若しくは特定のサー
バーへ分離されるので、ネットワークに導入される負荷
は減少し、非介入式ネットワーク測定の制御性が高ま
る。したがって、能動的探測ベースの介入式測定技術
は、非介入式測定によって獲得できない性能評価量を測
定する場合に使用される。パス帯域幅(パスに沿ったボ
トルネックリンク容量)のような性能評価量は典型的に
静的であるため、介入式測定は、時折にしか要求されな
い。従来の介入式測定技術の一例は、参考のため個々に
引用された文献:M. Mathis他, Diagnosing Intranet C
ongestion with a Transport Layer Performance Tool,
Proceedings at I-NET '96, Montreal, 1996に記載さ
れている。したがって、このプロセスは、ネットワーク
へ投入された測定トラヒックによって引き起こされる余
分なネットワーク負荷を最小限に抑えることができる。
【0035】図2を参照するに、ステップ21におい
て、一実施例によるプロセスは、非介入式測定と介入式
測定の両方の技術を用いてネットワークトラヒックを測
定する。しかし、介入式測定技術は、非介入測定を補完
するため使用される。他の実施例では、介入式測定は所
定の時間間隔中に使用される。したがって、介入式測定
技術が使用される頻度は、非介入式測定技術が使用され
る頻度よりもはるかに少ない。
【0036】このプロセスの実施例において、ステップ
21で、使用される非介入式測定技術は、パケットを受
動的に捕捉する必要がある。このプロセスは、ネットワ
ークを通じて転送されているデータパケットをコピーす
ることによって、パケットを受動的に捕捉する。他の実
施例の場合、このプロセスは、ネットワークを通じて転
送されるデータパケットの中でヘッダ情報のような選択
された部分だけをコピーすることにより、パケットを受
動的に捕捉し、パケットを選別する。データパケットか
らヘッダ情報だけを選択的にコピーすることにより、メ
モリ及び性能の要求条件は、このプロセスによる必要に
応じて、著しく緩和される。パケット捕捉及び選別の一
例は、参考のため引用された文献:S. McCanne他, the
BSD Filter, a New Architecture for User-Lever Pack
et Capture, Proceedings at USENIX '93, San Diego,
California 1993に記載されている。他の実施例では、
このプロセスは、データパケットを受動的に選別する非
介入式測定技術、すなわち、コピー操作を全く要するこ
となく、データパケットの一部を選択的に抽出する測定
技術を使用する.ステップ23において、このプロセス
は、ステップ21で測定されたパケット若しくはパケッ
トのヘッダを周期的に収集する。一実施例の場合、この
プロセスは、静的バッファを用いてパケットを周期的に
収集する。たとえば、このプロセスは、評価サーバーの
オペレーティングシステムを介して、評価サーバーのメ
モリに常駐する静的バッファにパケットを周期的に格納
する。これにより、評価サーバーによって意図され、評
価サーバーから送信されたパケットだけが格納される。
さらに、パケットのヘッダ部だけが静的バッファに格納
され、静的バッファに既に収容されていたパケットは上
書きされる。他の実施例の場合、このプロセスは、ステ
ップ21で、イントラネットに転送され、イントラネッ
トから転送されるパケットを評価サーバーのダンプファ
イルへ自動的にコピーするように構成されている評価サ
ーバーのオペレーティングシステムを使用して、ネット
ワークトラヒックを測定する。このプロセスは、次に、
ステップ23において、ダンプファイルから静的バッフ
ァへパケットを周期的にコピーすることによって、パケ
ットを周期的に収集する。
【0037】ステップ21及び23で、データパケット
が測定され、周期的に収集された後、このプロセスは、
ステップ25でデータパケットを分析する。このプロセ
スは、所定の測定時間間隔と、測定時間間隔内で動作状
態にある特定のコネクション若しくはリンクとに基づい
てデータパケットを分析する。ステップ25で分析され
たデータパケットは、ステップ27において、性能評価
量を生成するため使用される。ステップ27で性能評価
量が生成された後、このプロセスは、ステップ21から
再び繰り返される。ステップ25及びステップ27は、
図3を参照して詳述される。このプロセスは、外部ソー
スから所定の条件、又は、行動が発生したとき、たとえ
ば、システム管理部からのシャットダウンコマンド、又
は、評価サーバーからの電源の取り外しが生じたときに
終了する。
【0038】別の実施例の場合、図2に示されたプロセ
スは、ステップ29を組み込むように拡張される。ステ
ップ29において、このプロセスは、生成された性能評
価量を配布するか、或いは、その他の評価サーバー若し
くは集中データベースと共用する。次に、このプロセス
はステップ21から繰り返し始まり、ネットワークトラ
ヒックを測定する。一実施例の場合、生成された性能評
価量の配布は、イントラネット内の他の評価サーバーの
間に広められ、各評価サーバーは、イントラネットのサ
ブネット部分についての性能評価量のデータベースを保
有する。このように各評価サーバー上に分散したデータ
ベースは、周期的に、たとえば、1分毎に転送される。
【0039】一実施例では、ネットワークトラヒックの
量と、性能評価量を配布するため必要な処理帯域幅とを
減少させるため、前回の性能評価量の配布後に更新され
た性能評価量だけが転送される。別の実施例では、ネッ
トワーク上の各評価サーバーは、たとえば、パケット損
失レートのような特定の性能評価量だけを選択的に配布
するため、コンフィギュレーションファイルを使って構
成される。同様に、評価サーバーは、他の評価サーバー
から選択された性能評価量だけを受信するよう構成され
得る。評価サーバーによって生成された性能評価量のよ
うな情報の配布の一例は、参考のため引用された文献:
M. T. Rose他, How to Manage Your Network using SNM
P, Princeton Hall, New Jersey, 1995に記載されてい
る。
【0040】図3は、図2に示されたプロセスのステッ
プ25及びステップ27の詳細なサブプロセスのフロー
チャートである。ステップ141において、サブプロセ
スは、データパケットを検査する。一実施例において、
サブプロセスはデータパケットのヘッダ情報だけを検査
する。このデータパケットは、図2のプロセスのステッ
プ21で測定され、ステップ23で収集されたネットワ
ークトラヒックに由来する。一実施例において、データ
パケットはバッファから獲得され、サブプロセスは、バ
ッファからデータパケットを読み出し、或いは、取り出
す。サブプロセスは、ステップ141において、測定時
間間隔に対するデータパケットのタイムスタンプ若しく
はタイミング情報を検査する。ステップ143におい
て、サブプロセスは、データパケットのタイムスタンプ
が測定時間間隔、たとえば、1分間を越えたかどうかを
判定する。
【0041】データパケットのタイムスタンプが測定時
間間隔を超えていない場合、サブプロセスは、ステップ
145において、コネクション数を計算する。サブプロ
セスは、データパケット内のアドレス情報を用いて、デ
ータパケットに対するコネクション数を計算する。アド
レス情報には、データパケットの送信元及び宛先のイン
ターネットプロトコル(IP)アドレス、並びに、データパ
ケットの送信元及び宛先のポート番号が含まれる。一実
施例において、固有コネクション番号を計算するため、
アドレス情報に基づくハッシュ関数が使用される。
【0042】ステップ145で計算されたコネクション
番号は、データパケットに対する特定のコネクションを
一意に識別する。コネクションは、トラバースされるべ
き論理的又は物理的通信路と呼ばれ、送信元の一方のコ
ンピューティング装置から宛先の他方のコンピューティ
ング装置までにデータパケットによってトラバースされ
る。一実施例において、1台のコンピューティング装置
は、評価サーバーである。その場合、送信元及び宛先情
報を与えるデータパケット内のアドレス情報は、同時
に、データパケット用のコネクションを定義する。
【0043】ステップ147において、このサブプロセ
スは、コネクション番号を、アクティブコネクションテ
ーブル内の固有コネクション番号と比較する。アクティ
ブコネクションテーブルは、区別されたコネクション毎
に、固有コネクション番号のエントリーを収容する。コ
ネクション番号がアクティブコネクションテーブルに存
在しない場合、サブプロセスは、ステップ149におい
て、アクティブコネクションテーブルにエントリーを作
成する。作成されたエントリーは、ステップ147にお
いて、サブプロセスによって識別された新しいコネクシ
ョンを表す。ステップ147において、サブプロセスが
このコネクション番号はアクティブコネクションテーブ
ル内に存在すると判定した場合、サブプロセスは、ステ
ップ151へ進み、計算されたコネクション番号を用い
てアクティブコネクションテーブルを更新する。
【0044】アクティブコネクションテーブルがステッ
プ149又は151で変更された後、サブプロセスは、
ステップ141から繰り返し再開する。サブプロセス
は、図2のプロセスがステップ21及び23においてネ
ットワークトラヒックを測定し、周期的に収集するため
並列的に継続する限り、同様に継続する。したがって、
サブプロセスは、図2のプロセスが終了したときに終了
する。
【0045】図3を再度参照するに、ステップ143に
おいてサブプロセスによって、パケットのタイムスタン
プが測定時間間隔を超えていると判定された場合、サブ
プロセスは、ステップ153において、性能評価量を生
成する。生成された性能評価量は、測定時間間隔を超え
たタイムスタンプを収容した最後のパケットを除いて、
ステップ141で検査された全てのパケットに基づいて
いる。生成された性能評価量には、パス帯域幅、スルー
プット、グッドプット、パケット損失レート、及び、ラ
ウンドトリップ遅延が含まれる。さらに、生成された性
能評価量は、アクティブコネクションテーブル内で識別
され、列挙されたコネクション毎の性能評価量である。
【0046】サブプロセスがステップ153において性
能評価量を生成した後、サブプロセスは、ステップ15
5で、累積性能評価量を生成する。一実施例において、
累積性能評価量は、ステップ153で生成された性能評
価量と、前の測定時間間隔に生成された先行の性能評価
量とに基づいている。累積性能評価量がステップ155
においてサブプロセスによって生成された後、サブプロ
セスはステップ157へ進む。ステップ157におい
て、サブプロセスは、次の測定時間間隔のための分析を
開始し、ステップ145へ進む。ステップ155におけ
る累積性能評価量のための生成及び判定と、ステップ1
57における次の測定時間間隔用の分析を開始するため
の判定は、図4を参照して説明する。
【0047】図4は、図2に示されたプロセス及び図4
に示されたサブプロセスと、所定の周期的な測定時間間
隔との間のタイミング関係をグラフ的に表すタイミング
チャートである。図4には、測定時間間隔41、43及
び45の三つの周期的測定時間間隔が示されている。各
測定時間間隔41、43及び45は、それぞれ、データ
パケットが測定された周期、データパケットが収集され
た周期、及び、データパケットが分析された周期を表
す。生成時間間隔51及び53は、性能評価量が生成さ
れる周期的時間間隔を表す。コネクション1の時間幅6
1は、測定時間間隔41の範囲内で開始し、終了する。
コネクション1の時間幅61は、特定のコンピューティ
ング装置から別の特定のコンピューティング装置へのコ
ネクションの確立及び終了をグラフ的に表す。
【0048】コネクション1のための第1のパケットの
受信後、アクティブコネクションテーブルは、図3のス
テップ145、147及び149で説明したように、コ
ネクション1のエントリーを用いて更新される。同様
に、図4にコネクション2の時間幅63及びコネクショ
ン3の時間幅65によって示されたコネクション2及び
コネクション3に対し、各コネクションの第1のパケッ
トの受信後に、新しいエントリーがアクティブコネクシ
ョンテーブルに作成される。コネクション1、2又は3
に関してバッファから読み出された後続のパケットによ
って、アクティブコネクションテーブルはコネクション
毎に更新される。
【0049】以下の表1は、測定時間間隔41中のアク
ティブコネクションテーブルを示す。
【0050】
【表1】 測定時間間隔41の経過後に、コネクション2からパケ
ットが読み出されたとき、図3のステップ153に関し
て説明したような性能評価量の生成が生成時間間隔51
中に開始される。コネクション1の時間幅61は、測定
時間間隔41を超えないので、コネクション1に対する
現在の性能評価量が生成される。一実施例において、新
しいエントリーが最新閉鎖コネクションテーブルに追加
される。同様に、アクティブコネクションテーブル内の
コネクション1のエントリーは、削除される。このと
き、最新閉鎖コネクションテーブルは、アクティブコネ
クションテーブルと類似する。両方のテーブルは、コネ
クション番号を格納する。しかし、最新閉鎖コネクショ
ンテーブル内のコネクション番号は、終了したコネクシ
ョンの固有の番号である。たとえば、最新閉鎖コネクシ
ョンテーブル内のコネクション1に対するエントリー
は、コネクション1の閉鎖若しくは終了を表す。最新閉
鎖コネクションテーブルに追加された全エントリーは、
有限の寿命の長さを有する。換言すると、最新閉鎖コネ
クションテーブル内のエントリーは、所定の時間T
maxの間だけ残る。一実施例において、所定の時間T
maxは、30分間である。
【0051】さらに、生成時間間隔51中に、現在の性
能評価量が、コネクション1に関して生成された性能評
価量と同様に、コネクション2及びコネクション3に関
して生成される。しかし、コネクション2とコネクショ
ン3の時間幅63及び65は、測定時間間隔41よりも
長く続くので、累積性能評価量が生成される。生成され
た累積性能評価量は、測定時間間隔41のような現在の
測定時間間隔と、コネクションが動作状態である先行の
測定時間間隔の期間に生成された性能評価量を含む。た
とえば、図4において、コネクション2の時間幅63
は、測定時間間隔41及び43を超えて、測定時間間隔
45に達する。コネクション2は、測定時間間隔45で
終了する。したがって、コネクション2に対する累積性
能評価量は、測定時間間隔41、43及び45の期間中
に生成され、累積された性能評価量を含む。同様に、コ
ネクション3に対する累積性能評価量は、測定時間間隔
41及び43の期間中に生成され、累積された性能評価
量を含む。
【0052】生成された累積性能評価量と共に、累積経
過時間も記録される。累積経過時間は時間区間を表す。
この時間区間は、最初のパケットがコネクションを開始
した時点である開始時刻と、最後のパケットが同じコネ
クションから測定され、収集された時点である終了時刻
とによって区切られる。
【0053】図4において、コネクション4の時間幅6
7は、測定時間間隔43内で始まり、測定時間間隔45
で終了したコネクション4を表す。コネクション2及び
3と同様に、現在の性能評価量及び累積性能評価量がコ
ネクション4に対し生成される。しかし、コネクション
4は、想定時間間隔43中に開始されているので、生成
された現在の性能評価量及び累積評価量は、時間間隔4
3と45に対応する。図4において、コネクション5の
時間幅69は、同じ測定時間間隔43内で開始、終了し
ている。このとき、コネクション1と同様に、コネクシ
ョン5に対する現在の性能評価量が生成される。しか
し、コネクション5は、測定時間間隔43内で開始、終
了するので、生成された性能評価量は、測定時間間隔4
3だけに対応する。以下の表2は、測定時間間隔43中
のアクティブコネクションテーブルを示している。
【0054】
【表2】 同様に、以下の表3は、測定時間間隔45中のアクティ
ブコネクションテーブルを示している。
【0055】
【表3】 さらに、一部のコネクションは、ネットワークエラーの
ために測定時間間隔中に終了しない、すなわち、コネク
ションの終了を指定するパケットを生成しない場合があ
り得るので、一実施例では、アライブ維持時間値T
aliveが保持される。一実施例において、この時間
値Taliveは2時間である。たとえば、図4のコネ
クション1は、特定の測定時間間隔41中に開始され
る。コネクション1からの後続のデータパケットが、ア
ライブ維持時間値Taliveを超える時間区間に亘っ
て検査若しくは測定されない場合、コネクション1は、
無効であるか、又は、失われたと判定される。したがっ
て、アクティブコネクションテーブル内のこのコネクシ
ョンに対するエントリーは削除される。同じコネクショ
ンに対する後続のデータパケットが受信されたとき、エ
ントリーが作成され、新しいコネクションとしてアクテ
ィブコネクションテーブルに追加される。
【0056】一実施例の場合、各測定時間間隔中に性能
評価量が生成されるだけではなく、頻繁に訪れられた頻
出サブネットが記録される。特定のコネクションに対す
るパケットのヘッダに含まれるアドレス情報が検査され
る。このアドレス情報からサブネット情報が抽出され
る。サブネット情報は、より大きい規模のネットワーク
若しくはインターネット内の特定のネットワークの特定
の部分のIPアドレスを含む。また、たとえば、訪問回数
30回のような所定の頻度閾値が保持される。この頻度
閾値を使用することにより、特定のサブネット情報を含
むパケットを有するコネクションの総数が頻度閾値を越
えたときに、サブネットは頻出サブネットテーブルとし
て記録される。
【0057】図5は、本発明の評価サーバーの一実施例
のブロック図である。一実施例において、評価ネットワ
ーク装置はスタンド・アローン型装置である。評価ネッ
トワーク装置は、特定のネットワークを通じて転送され
たデータパケットをネットワークインタフェース装置8
1から受信する。ネットワークインタフェース装置81
は、受信されたデータパケットを選択的に捕捉、選別す
るよう構成される。コレラのデータパケットが受信さ
れ、選別された後、データパケットはメモリ、すなわ
ち、メモリバッファ87に格納される。メモリバッファ
87及びネットワークインタフェース装置81にパス8
5を経由して接続されたプロセッサ83は、メモリバッ
ファ87に格納されたパケットを検査する。一実施例に
おいて、このパス85はバスであり、他の実施例では、
このパス85はスイッチである。プロセッサ83は、メ
モリバッファ87に格納されたパケットに基づいて性能
評価量を生成するよう構成される。
【0058】一実施例において、プロセッサ83は、図
2及び3に示されたプロセスを実行するよう構成され
る。特に、プロセッサ83は、図2に示されたプロセス
のステップ25、27及び29と、図3に示されたサブ
プロセスとを実行するよう構成される。ネットワークイ
ンタフェース装置81は、一実施例の場合、図2に示さ
れたプロセスのステップ21及び/又はステップ23を
実行し、評価サーバーとクライアントシステムとの間で
転送されたデータパケットを測定し、収集するよう構成
される。また、メモリバッファ87は、一実施例におい
て、図2に示されたプロセスのステップ23の実行中
に、データパケットを格納するため利用される。メモリ
バッファ87は、アクティブコネクションテーブル、頻
出サブネットテーブル、及び、最新閉鎖コネクションテ
ーブルのような使用される種々のテーブルを記憶する。
一実施例において、メモリバッファ87は、T
alive及びTmaxのような種々の変数を格納す
る。
【0059】以上の説明の通り、本発明によれば、イン
トラネットへ転送され、イントラネットから転送される
ネットワークトラヒックに対する性能評価量を生成する
評価サーバー及び方法が得られる。
【0060】本発明は、一部の特定の実施例に関して説
明されているが、これらの実施例に対する付加的な変更
及び変形は当業者にとって容易である。したがって、本
発明は、詳細な説明に記載された実施例以外の形態でも
実施され得ることに注意する必要がある。よって、本発
明の実施例は、全ての観点で例示的であり、本発明を制
限するものではないとみなされるべきであり、本発明の
範囲は、請求項に記載された事項と、それらの均等物と
によって判定されるべきであり、詳細な説明に記載され
た事項によって判定されるべきではない。
【0061】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明によれば、イ
ントラネット用のサーバーのネットワークに対し過大な
負荷をかけることなく、ネットワークの性能評価量を生
成するシステム及び方法が実現される。
【0062】したがって、性能評価量は、データが転送
される速度とは無関係に容易に生成され、測定されたネ
ットワークトラヒックの収集及び分析は、多数のコンピ
ューティング装置を有し、大量のデータがコンピューテ
ィング装置の間で転送される大規模ネットワークの場合
にも容易に行える。さらに、性能評価量を生成するため
にネットワークトラヒックを測定するのに使用される技
術は、ネットワークに負荷を加えないので、特定のネッ
トワークの実効性を低下させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定基盤設備を有するネットワークの
抽象モデルのブロック図である。
【図2】図1に示された評価サーバーの一実施例の全体
的なプロセスを示すフローチャートである。
【図3】測定されたネットワークトラヒックを分析し、
性能評価量を生成する本発明のプロセスのフローチャー
トである。
【図4】図2に示されたプロセス及び図3に示されたプ
ロセスの所定の周期的な測定時間間隔に対する時間的な
関係を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の評価サーバーの一実施例のブロック図
である。
【符号の説明】
11A,...,11F クライアントシステム 15A,15B,15C 評価量生成器 17A,17B,17C 評価サーバー 19 ネットワーク 81 ネットワークインタフェース装置 83 プロセッサ 85 パス 87 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 インフェイ ドン アメリカ合衆国,ミネソタ 55346,エデ ン・プレーリー,ウォーブラー・レーン 18230番 (72)発明者 谷口 智彦 アメリカ合衆国,カリフォルニア 95129, サン・ノゼ,サウス・サラトガ 770番, T109号

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の送信元から特定の宛先への論理的
    パスである少なくとも一つのコネクションに対し、イン
    トラネットへ転送され、イントラネットから転送される
    ネットワークトラヒックを非介入式に測定するネットワ
    ークインタフェース装置と、 上記ネットワークインタフェース装置に接続され、上記
    少なくとも一つのコネクションに対し測定された上記ネ
    ットワークトラヒックを用いて所定の測定時間間隔に性
    能評価量を生成するプロセッサとを具備する、イントラ
    ネットにおける評価サーバー。
  2. 【請求項2】 上記少なくとも一つのコネクションは、
    上記特定の送信元から上記特定の宛先への最初のパケッ
    トと、上記特定の送信元から上記特定の宛先への最後の
    パケットとによって設定されている、請求項1記載の評
    価サーバー。
  3. 【請求項3】 上記少なくとも一つのコネクションに対
    して、上記特定の送信元は、上記最初のパケット内の送
    信元インターネットプロトコルアドレスによって識別さ
    れ、上記特定の宛先は、上記最初のパケット内の宛先イ
    ンターネットプロトコルアドレスによって識別される、
    請求項2記載の評価サーバー。
  4. 【請求項4】 上記特定の送信元は評価サーバーであ
    り、上記特定の宛先は上記イントラネットの外部の少な
    くとも一つのクライアントであり、 上記測定されたネットワークトラヒックは、上記特定の
    送信元の評価サーバーと、上記少なくとも一つのクライ
    アントとの間で転送されるパケットを含む、請求項3記
    載の評価サーバー。
  5. 【請求項5】 上記特定の送信元は上記イントラネット
    の外部の少なくとも一つのクライアントであり、上記特
    定の宛先は上記イントラネット内部の少なくとも一つの
    サーバーであり、 上記測定されたネットワークトラヒックは、上記少なく
    とも一つのサーバーと、上記少なくとも一つのクライア
    ントとの間で転送されるパケットを含む、請求項3記載
    の評価サーバー。
  6. 【請求項6】 上記ネットワークインタフェース装置
    は、転送されたパケットに含まれるヘッダ情報だけが上
    記ネットワークインタフェース装置によって捕捉される
    ように、上記測定されたネットワークトラヒックを選別
    する、請求項4記載の評価サーバー。
  7. 【請求項7】 上記ネットワークインタフェース装置に
    接続され、上記測定されたネットワークトラヒックを格
    納するメモリを更に有する、請求項6記載の評価サーバ
    ー。
  8. 【請求項8】 上記メモリは、上記所定の測定時間間隔
    中に動作状態である上記少なくとも一つのコネクション
    に対するエントリーを収容するアクティブコネクション
    テーブルを更に格納する、請求項7記載の評価サーバ
    ー。
  9. 【請求項9】 上記プロセッサは、上記測定されたネッ
    トワークトラヒック及び上記所定の測定時間間隔に基づ
    いて、上記アクティブコネクションテーブルを更新す
    る、請求項8記載の評価サーバー。
  10. 【請求項10】 上記プロセッサは、上記所定の測定時
    間間隔を超えて続く少なくとも一つのコネクションに対
    し生成された性能評価量を累積する、請求項9記載の評
    価サーバー。
  11. 【請求項11】 上記性能評価量を生成するプロセッサ
    は、上記所定の測定時間間隔内に捕捉されたパケットの
    送信元インターネットプロトコルアドレス及び宛先イン
    ターネットプロトコルアドレスとタイムスタンプ情報と
    を判定する、請求項10記載の評価サーバー。
  12. 【請求項12】 上記所定の測定時間間隔は1分であ
    る、請求項11記載の評価サーバー。
  13. 【請求項13】 上記ネットワークインタフェース装置
    は、特定の性能評価量を生成するため、上記少なくとも
    一つのコネクションに対し、上記イントラネットへ転送
    され、上記イントラネットから転送されたネットワーク
    トラヒックを介入式に測定する、請求項12記載の評価
    サーバー。
  14. 【請求項14】 イントラネットの外部の複数のクライ
    アントと、 上記複数のクライアントと接続された上記イントラネッ
    トの内部の少なくとも一つのサーバーと、 上記少なくとも一つのサーバーに接続され、上記少なく
    とも一つのサーバーへ転送され、上記少なくとも一つの
    サーバーから転送されたネットワークトラヒックを非介
    入式に測定し、上記測定されたネットワークトラヒック
    から性能評価量を生成する評価量生成器とを有する、測
    定基盤設備。
  15. 【請求項15】 上記評価量生成器によって測定された
    ネットワークトラヒックは、上記サーバーから上記複数
    のクライアントの中の一つのクライアントへの論理的パ
    スである少なくとも一つのコネクションに対し転送され
    たパケットを含む、請求項14記載の測定基盤設備。
  16. 【請求項16】 上記評価量生成器は、上記少なくとも
    一つのコネクションに対し測定されたネットワークトラ
    ヒックを使用して所定の測定時間間隔中に上記性能評価
    量を生成する、請求項15記載の測定基盤設備。
  17. 【請求項17】 イントラネットの外部の複数のクライ
    アントと、 上記複数のクライアントと接続され、上記イントラネッ
    トへ転送され、上記イントラネットから転送されたネッ
    トワークトラヒックを非介入式に測定し、上記測定され
    たネットワークトラヒックに基づいて性能評価量を生成
    する上記イントラネットの内部の第1の評価サーバーと
    を有する、測定基盤設備。
  18. 【請求項18】 上記第1の評価サーバーによって測定
    されたネットワークトラヒックは、上記第1の評価サー
    バーから上記複数のクライアントの中の一つのクライア
    ントへの論理的パスである少なくとも一つのコネクショ
    ンに対し転送されたパケットを含む、請求項17記載の
    測定基盤設備。
  19. 【請求項19】 上記第1の評価サーバーは、上記少な
    くとも一つのコネクションに対し測定されたネットワー
    クトラヒックを使用して所定の測定時間間隔中に上記性
    能評価量を生成する、請求項18記載の測定基盤設備。
  20. 【請求項20】 上記複数のクライアントと接続され、
    上記イントラネットへ転送され、上記イントラネットか
    ら転送されたネットワークトラヒックを非介入式に測定
    し、上記測定されたネットワークトラヒックに基づいて
    性能評価量を生成する第2の評価サーバーを更に有す
    る、請求項19記載の測定基盤設備。
  21. 【請求項21】 上記第2の評価サーバーによって測定
    されたネットワークトラヒックは、上記第2の評価サー
    バーから上記複数のクライアントの中の一つのクライア
    ントへの論理的パスである少なくとも一つの第2コネク
    ションに対し転送されたパケットを含む、請求項20記
    載の測定基盤設備。
  22. 【請求項22】 上記第2の評価サーバーは、上記少な
    くとも一つの第2コネクションに対し測定されたネット
    ワークトラヒックを使用して所定の測定時間間隔中に上
    記性能評価量を生成する、請求項21記載の測定基盤設
    備。
  23. 【請求項23】 上記第1の評価サーバーは、上記第1
    の評価サーバーによって生成された性能評価量を上記イ
    ントラネットの内部の上記第2の評価サーバーに配布す
    る、請求項22記載の測定基盤設備。
  24. 【請求項24】 上記第2の評価サーバーは、上記第2
    の評価サーバーによって生成された性能評価量を上記イ
    ントラネットの内部の上記第1の評価サーバーに配布す
    る、請求項23記載の測定基盤設備。
  25. 【請求項25】 上記配布された性能評価量は、上記第
    1の評価サーバー及び上記第2の評価サーバーによって
    生成された性能評価量の中で、上記第1の評価サーバー
    及び上記第2の評価サーバーによって既に配布された性
    能評価量とは異なる性能評価量だけを含む、請求項24
    記載の測定基盤設備。
  26. 【請求項26】 上記第1の評価サーバー及び上記第2
    の評価サーバーによって生成された性能評価量は、所定
    の周期的な基準で配布される、請求項24記載の測定基
    盤設備。
  27. 【請求項27】 上記所定の周期的な基準は、上記性能
    評価量が上記第1の評価サーバー及び上記第2の評価サ
    ーバーによって生成された1分後である、請求項26記
    載の測定基盤設備。
  28. 【請求項28】 少なくとも一つのサーバーを有するイ
    ントラネットを用いてネットワーク性能評価量を提供す
    る方法であって、 イントラネット内部の少なくとも一つのサーバーと、イ
    ントラネット外部の少なくとも一つのクライアントとの
    間でネットワークトラヒックを非介入的に測定する工程
    と、 所定の測定時間間隔内に、上記少なくとも一つのサーバ
    ーと上記少なくとも一つのクライアントとの間で測定さ
    れた上記ネットワークトラヒックから性能評価量を生成
    する工程とを含む、ネットワーク性能評価量を提供する
    方法。
  29. 【請求項29】 上記ネットワークトラヒックを非介入
    的に測定する工程及び上記性能評価量を生成する工程
    は、上記少なくとも一つのサーバーによって行われる、
    請求項28記載のネットワーク性能評価量を提供する方
    法。
  30. 【請求項30】 上記ネットワークトラヒックを非介入
    的に測定する工程は、上記少なくとも一つのサーバーと
    上記少なくとも一つのクライアントとの間で転送された
    パケットを上記少なくとも一つのサーバーのメモリバッ
    ファへコピーする工程を含む、請求項29記載のネット
    ワーク性能評価量を提供する方法。
  31. 【請求項31】 上記少なくとも一つのサーバーと、イ
    ントラネット内部の少なくとも一つのクライアントとの
    間でネットワークトラヒックを介入的に測定する工程を
    更に含む、請求項30記載のネットワーク性能評価量を
    提供する方法。
  32. 【請求項32】 上記ネットワークトラヒックを介入的
    に測定する工程は、上記少なくとも一つのサーバーと、
    イントラネット外部の少なくとも一つのクライアントと
    の間で転送される探測用パケットを投入し、監視する工
    程を含む、請求項31記載のネットワーク性能評価量を
    提供する方法。
  33. 【請求項33】 上記少なくとも一つのサーバーによっ
    て生成された性能評価量を、イントラネット内部の別の
    少なくとも一つのサーバーへ配布する工程を更に含む、
    請求項32記載のネットワーク性能評価量を提供する方
    法。
  34. 【請求項34】 少なくとも一つのサーバーを有するイ
    ントラネットを用いてネットワーク性能評価量を提供す
    る方法であって、 イントラネット内部の少なくとも一つのサーバーと、イ
    ントラネット外部の少なくとも一つのクライアントとの
    間の論理的パスである少なくとも一つのコネクションに
    対しネットワークトラヒックを非介入的に測定する工程
    と、 所定の測定時間間隔内に、上記少なくとも一つのコネク
    ションに基づいて測定された上記ネットワークトラヒッ
    クから性能評価量を生成する工程と、 上記所定の測定時間間隔を超えて動作状態を保つ上記少
    なくとも一つのコネクションに対し生成された性能評価
    量を累積する工程とを含む、ネットワーク性能評価量を
    提供する方法。
  35. 【請求項35】 上記生成された性能評価量を配布する
    工程を更に有する、請求項34記載のネットワーク性能
    評価量を提供する方法。
  36. 【請求項36】 上記少なくとも一つのコネクションに
    対しネットワークトラヒックを介入式に測定する工程を
    更に含む、請求項35記載のネットワーク性能評価量を
    提供する方法。
  37. 【請求項37】 少なくとも一つのサーバーを有するイ
    ントラネットを用いてネットワーク性能評価量を提供す
    る方法であって、 イントラネット内部の少なくとも一つのサーバーと、イ
    ントラネット外部の少なくとも一つのクライアントとの
    間の論理的パスである複数のコネクションで転送される
    パケットを検査する工程と、 所定の測定時間間隔の経過時に、上記複数のコネクショ
    ンに対し検査されたパケットから性能評価量を生成する
    工程と、 上記複数のコネクションの中で上記所定の測定時間間隔
    を超えて動作状態を保つ各コネクションに対し上記生成
    された性能評価量を累積する工程と、 上記複数のコネクションの中で上記所定の測定時間間隔
    を超えて動作状態を保つ各コネクションに対し記録を作
    成する工程と、 上記複数のコネクションの中で上記所定の測定時間間隔
    の経過後に動作状態では無くなった各コネクションに対
    応した上記作成された記録を削除する工程とを含む、ネ
    ットワーク性能評価量を提供する方法。
  38. 【請求項38】 上記生成され、上記所定の測定時間間
    隔の経過時に累積された性能評価量を配布する工程を更
    に有する、請求項37記載のネットワーク性能評価量を
    提供する方法。
  39. 【請求項39】 複数の連続した所定の測定時間間隔に
    亘って、上記パケットを検査する工程と、上記性能評価
    量を生成する工程と、上記性能評価量を累積する工程
    と、上記性能評価量を配布する工程を継続する工程を更
    に有する、請求項38記載のネットワーク性能評価量を
    提供する方法。
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