JP2001180494A - 電動台車 - Google Patents

電動台車

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JP2001180494A
JP2001180494A JP36751899A JP36751899A JP2001180494A JP 2001180494 A JP2001180494 A JP 2001180494A JP 36751899 A JP36751899 A JP 36751899A JP 36751899 A JP36751899 A JP 36751899A JP 2001180494 A JP2001180494 A JP 2001180494A
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case
drive
control unit
electric
vehicle body
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Hirokazu Tsuji
廣和 辻
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Nabco Ltd
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 駆動部と制御部との配線が短く簡単であり、
しかも、防水性の確保及び組立が容易な電動台車を提供
する。 【解決手段】 車体に付与される操作力に応じた駆動信
号を発生する制御部を車輪駆動部に対し密接配置し、両
者を共通のケース9の内部に収容する。ケース9は左右
の車輪に挟持されるよう配置し、下面側に着脱可能な蓋
を設け、さらに給電用の防水コネクタを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータを搭載した
電動台車に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平7−33026号公報に
掲載された搬送用台車においては、左右両輪用の駆動部
(モータ及び減速機)と、これらを制御する制御部と
が、台車の下面にそれぞれ別個に設けられている。ま
た、特開平9−109894号公報に掲載された電動運
搬車においては、駆動部が台車の下面に左右別々に配置
され、制御部はハンドルの下方に吊り下げられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の操
作装置においては、いずれも、一対の駆動部と、これを
制御する制御部とが、それぞれ別々に設けられ、互いに
離れて配置されている。従って、それらを接続する配線
が長くなり、また、複雑になる。しかも、防水処理をそ
れぞれ別個に行わなければならないため、防水処理箇所
が多くなり、その分、水が浸入する可能性が増える。ま
た、防水処理箇所が多いと、組立も面倒である。
【0004】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、駆動部と制御部との配線が短く簡単であり、しか
も、防水性の確保及び組立が容易な電動台車を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体に付与さ
れる操作力に応じた駆動信号を発生する制御部と、この
制御部からの駆動信号を受けて車体左右の駆動輪に駆動
力を付与する一対の駆動部とを搭載した電動台車におい
て、前記制御部を収容するとともに、前記一対の駆動部
に密接して各駆動部の少なくとも電気接続部を収容する
単一のケースを備えたものである(請求項1)。上記の
ように構成された電動台車においては、制御部と、各駆
動部の電気接続部とが単一のケース内に収容されること
により、これらは互いに近接して共通の空間に配置され
る。また、単一のケースを各駆動部に密接させることに
より、防水箇所が集約され、その箇所数も少なくなる。
【0006】また、上記電動台車(請求項1)におい
て、制御部及び一対の駆動部は、車体の下面に配置され
ていてもよい(請求項2)。この場合、制御部及び駆動
部が車体の下に隠れる。従って、これらに雨水が直接か
かることを防止することができる。
【0007】また、上記電動台車(請求項1)におい
て、一対の駆動部の出力軸にはそれぞれ左右の駆動輪が
直結され、ケースは左右の駆動部に挟持されていてもよ
い(請求項3)。この場合、駆動部の出力軸が駆動輪を
直接駆動する。また、ケースは、左右の駆動部によって
挟持され、別途取付部材等を必要としない。
【0008】また、上記電動台車(請求項1)におい
て、制御部を設けた基板が、ケースの内部の天井面から
吊り下げられる形で当該天井面の近傍に取り付けられて
いることが好ましい(請求項4)。この場合、ケースの
底面から基板までの距離(高さ)が十分に確保される。
【0009】また、上記電動台車(請求項1)におい
て、ケースの下面に、着脱可能な蓋を設けることが好ま
しい(請求項5)。この場合、水が浸入しやすい蓋とケ
ースの本体部との隙間が下面に位置する。
【0010】また、上記電動台車(請求項1)におい
て、ケースに電気接続のための防水コネクタを設けても
よい(請求項6)。この場合、防水コネクタにより、防
水性が確保される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1、図2及び図3は、それぞ
れ、本発明の一実施形態による操作装置を装備した電動
台車の側面図、背面図及び平面図である。当該電動台車
は、例えば乳酸生菌飲料の運搬車として用いられるもの
である。図2及び図3を参照した図1において、車体1
は、金属製のパイプ、平板等を溶接、締結若しくは嵌合
して構成されており、主として、フレームベース2と、
このフレームベース2の後部の車体左右両側に取付部材
3を介して立設された角パイプからなるバックパイプ4
と、このバックパイプ4とフレームベース2とを接続す
る車体左右のサイドフレーム5と、バックパイプ4に接
続され、車体1に対して所定の長さで立設されたハンド
ル6とを備えている。フレームベース2の前端部の左右
にはキャスタ7が取り付けられ、後方側の左右には駆動
輪8が取り付けられている。駆動輪8を駆動する駆動部
の一部及び、これを制御する制御部は、フレームベース
2の下面に取り付けられた制御部ケース9(図2)内に
収容されている。右側のバックパイプ4には、バッテリ
ラック10が取り付けられている。このバッテリラック
10には、バッテリ11が脱着可能に取り付けられる。
また、右側のバックパイプ4の上部背面側には、トグル
型のスイッチ37が取り付けられている。このスイッチ
37を操作することにより、電動アシスト機能のオン・
オフが行われるようになっている。
【0012】上記ハンドル6は、バックパイプ4に接続
される操作レバー61と、左右の操作レバー61を接続
する水平な操作部62とにより構成されている。この操
作部62のグリップ位置から操作レバー61の上端部に
かけて、スポンジ又はゴム状の材料からなるカバー部材
621が被せられている。また、操作部62の左右のグ
リップ位置にはブレーキレバー12が取り付けられてお
り、これを操作することにより、ブレーキワイヤ13
(図2)を介して、駆動輪8の内側(車体幅方向におけ
る内側)に取り付けられたブレーキ装置14(図1)を
作動させることができる。また、駐車ブレーキレバー3
0と2本のブレーキロッド31(図3)とからなる駐車
ブレーキも装備されている。駐車ブレーキレバー30
を、図2における水平右方向に操作することにより、ブ
レーキロッド31の先端が駆動輪8のリム8a(図1)
の間に挿通されて、駐車ブレーキがかかる。
【0013】図4は、図1から、ハンドル6とバックパ
イプ4の一部とを抜き出して拡大した断面図である。図
4において、ハンドル6の操作レバー61は、バックパ
イプ4に内挿される垂直部61aと、この垂直部61a
の上端から後方に曲げられた傾斜部61bとにより構成
されている。操作レバー61は、バックパイプ4に固定
されたピン15を中心軸として、バックパイプ4との隙
間X(例えば前後それぞれ4mm程度)の範囲内で車体
の前後方向に揺動可能に保持されている。操作部62に
押し操作力が付与されると、操作レバー61の垂直部6
1aはピン15を中心として反時計回り方向に揺動(回
動)し、操作部62に引き操作力が付与されると、操作
レバー61の垂直部61aはピン15を中心として時計
回り方向に揺動(回動)する。
【0014】操作レバー61の下端部には、操作レバー
61の先端部材として、断面形状が略S字状のばね受け
部材16が取り付けられている。ばね受け部材16の2
つの凹部16a及び16bにはそれぞれ、同一の圧縮ば
ね17及び18が取り付けられている。圧縮ばね17
は、操作レバー61がピン15を中心として時計回り方
向に揺動するように付勢し、圧縮ばね18は逆に、操作
レバー61がピン15を中心として反時計回り方向に揺
動するように付勢している。圧縮ばね17及び18の取
付位置は、互いに上下方向にシフトしており、ピン15
からばねの位置までの距離に関して、圧縮ばね18の方
が、圧縮ばね17より長い。従って、操作レバー61を
反時計回り方向に揺動させようとするモーメントm
が、時計回り方向に揺動させようとするモーメントm
を上回る。この差(m−m)は、傾斜部61bの
存在により重心が後方に偏ったハンドル6が、自重によ
り操作レバー61を時計回り方向に揺動させようとする
モーメントmに等しくなるように設計されている。従
って、操作部62に手を触れない状態では、操作レバー
61を両方向に揺動させようとする力が拮抗して、操作
レバー61の垂直部61aは垂直に支持され、バックパ
イプ4との隙間Xは、前後に等しく確保されている。
【0015】ばね受け部材16の下端部には、凹部16
cが設けられ、この凹部16cに駆動部材19の球状の
頭部19aが係合している。この駆動部材19は、ロー
タリ型のポテンショメータ20の回転軸20aによって
軸支されている。ポテンショメータ20は、図示のバッ
クパイプ4の裏側から取り付けられており、樹脂製のカ
バー21により覆われている。ポテンショメータ20
は、ケーブル22(図2)を介して、制御部ケース9
(図2)に接続されている。ポテンショメータ20の抵
抗値の変化に応じて、制御部ケース9内の制御部が、対
応する駆動部(この場合は、左駆動輪用)に電動アシス
ト力を発生させる。
【0016】図5は、図4におけるV方向から、ハンド
ル6の操作レバー(左側)61と操作部62との接続部
を見た断面図である。図において、操作部62の端部に
はロッドエンド622が取り付けられている。一方、ね
じ611は、カップワッシャ612を介して、ロッドエ
ンド622の端部を貫通した状態で、2個のナット61
3により操作レバー61の端部に固定されている。従っ
て、操作部62は、ねじ611を中心軸として、操作レ
バー61に対して揺動(回動)自在な状態に保持されて
いる。車体の右側の操作レバー61と操作部62との接
続部も、これと左右対称な同様の構造である。従って、
左右の操作レバー61は、操作部62の左側及び右側に
それぞれ付与された操作力に応じて、互いに独立して揺
動する。
【0017】図4において、操作部62に引き操作力が
付与されると、ハンドル6が車体後方(図の右方)に揺
動して、圧縮ばね17が伸び、圧縮ばね18が圧縮され
る。駆動部材19は反時計回り方向に回動して、ポテン
ショメータ20の回転軸20aが所定量回転する。一
方、操作部62に押し操作力が付与されると、ハンドル
6が車体前方に揺動して、圧縮ばね17が圧縮され、圧
縮ばね18が伸びる。駆動部材19は時計回り方向に回
動して、ポテンショメータ20の回転軸20aが所定量
回転する。操作者が操作部62から手を離すと、圧縮ば
ね17又は18により、操作レバー61は元の垂直位置
に戻り、ポテンショメータ20の抵抗値が中立値に復帰
する。
【0018】なお、図4及び図5は、車体の左側の構造
に関してのものであるが、車体の右側の構造は左右対称
の同様の構造である。従って、操作部62の左右のグリ
ップ位置に付与された操作力に応じて、左右の各操作レ
バー61に対応してそれぞれ設けられたポテンショメー
タ20の抵抗値が変化する。制御部ケース9内の制御部
はこれを受けて、左右の駆動部に、操作力に対応した電
動アシスト力を発生させる。
【0019】次に、制御部ケース9の構成に関してさら
に詳細に説明する。図6は、図2に示す電動台車の背面
図から、制御及び駆動に関する構造体部分のみを抜き出
して示す背面図である。また、図7は、同部分の底面図
である。図6及び図7において、左右の駆動輪8のハブ
8aは、それぞれに対応して設けられた駆動部23の出
力軸23aに直結されている。制御部ケース9は樹脂の
成形品であり、左右両端に形成されたカバー部9aと、
これらをつなぐ本体部9bとからなる。本体部9bの下
面には、蓋9cがねじ止めされる。本体部9bの車体後
方側面(背面)には防水コネクタ24,25が設けら
れ、ケーブル22,26,27が接続されている。ケー
ブル22及び26はそれぞれ左右のポテンショメータ2
0(図4)につながっており、ケーブル27はバッテリ
11(図2)につながっている。また、LEDの表示灯
28が、本体部9bに設けられている。上記一対の駆動
部23は、図7に示すように、間に制御部ケース9を挟
んだ状態で、ボルト29により前後からフレームベース
2に固定されている。このようにして、制御部ケース9
及び左右一対の駆動部23は、フレームベース2の下面
に設置される。これにより、制御部ケース9及び駆動部
23は車体下に隠れ、雨水が直接かかることのない構造
になっている。従って、制御部ケース9や駆動部23が
水をかぶる可能性は低い。
【0020】図8は、図6における左側の駆動部23と
制御部ケース9とを示す断面図である。なお、右側の駆
動部23はこれと左右対称な同様の構造である。図8に
おいて、駆動部23は、金属製の構造部材231,23
2,233,234を、ボルト締め等により相互に接続
・固定して堅固に形成されたユニットであり、各接続箇
所にOリング235,236等による防水処理を施すこ
とにより防水仕様となっている。この駆動部23は、図
の右半分が3相ブラシレスタイプのモータ23Mであ
り、左半分が減速機構23Gである。モータ23Mの機
械的出力は、減速機構23Gによって減速され、かつ、
トルクを増大させて、出力軸23aに伝達される。
【0021】上記モータ23Mに電力を供給するケーブ
ル237は、構造部材234に設けられた孔234aか
ら、制御部ケース9のカバー部9aに沿って導出されて
いる。カバー部9aは、Oリング238を介して、構造
部材233に対して密に外嵌されている。これにより、
電気接続部であるケーブル237を含む駆動部23の内
側(車体幅方向における内側)の一部が、制御部ケース
9に収容されている。制御部ケース9を実際に取り付け
るには、左右いずれか一方の駆動部23を先にフレーム
ベース2に固定し、その駆動部23の構造部材233に
一方のカバー部9aを外嵌する。その後、他方の駆動部
23を他方のカバー部9aに押し込みながら取り付ける
ことにより、制御部ケース9は両駆動部23間に挟持さ
れる。このような取付け形態によれば、制御部ケース9
をフレームベース2に固定する必要がないため、専用の
取付部材も不要となり、その分構成が簡素化される。ま
た、構造部材233とカバー部9aとの間は、上記Oリ
ング238により防水される。
【0022】図9は、図6におけるIX−IX線断面図であ
り、制御部ケース9の本体部9bの断面を示す。図9に
おいて、本体部9bの天板部9b1の下面(天井面)に
は、樹脂等の絶縁物からなる4本のスリーブナット32
が、ねじ33により固定されている。また、このスリー
ブナット32の下端に、ねじ34により、「制御部」と
しての基板35が取り付けられている。こうして、基板
35は、制御部ケース9の内部の天井面から吊り下げら
れる形で、天井面の近傍に保持されている。これによ
り、制御部ケース9の本体部9bの底面から基板35ま
での距離(高さ)が十分に確保される。従って、万一本
体部9b内に水が入っても、基板35が水に浸る可能性
は非常に少ない。
【0023】上記ねじ33と34とは、スリーブナット
32の内部で互いに離れており、これにより、基板35
とねじ33とは互いに絶縁されている。基板35には、
後述の制御回路、駆動回路及び電源回路が実装されてい
る。一方、本体部9bの下面には、ねじ36により蓋9
cが取り付けられている。蓋9cと本体部9bとの隙間
からは水が浸入しやすいが、このように蓋9cが下面に
取り付けられることにより、雨水の浸入を防止すること
ができる。また、前述の防水コネクタ24,25(25
のみ図示)が、本体部9bの側面に取り付けられている
ことにより、側面の防水も確保されている。
【0024】図10は、電気回路の接続を示すブロック
図である。基板35には、制御回路351、左右一対の
駆動回路352、及び、電源回路353が搭載されてい
る。バッテリ11の電圧はスイッチ37を介して、電源
回路353に供給される。電源回路353はこれに基づ
いて、所定の電圧を、制御回路351及び一対の駆動回
路352に供給する。制御回路351は、左右一対のポ
テンショメータ20、表示灯28、及び、スイッチ37
と接続されている。一対の駆動回路352にはそれぞれ
駆動部23(のモータ23M)が接続されている。上記
スイッチ37をオン操作することにより、表示灯28が
点灯し、各回路351〜353が動作する。表示灯28
は、バッテリ11の電圧チェッカとしての機能も有して
おり、電圧が低下すると表示色が変化する。ハンドル6
(図1〜図4)に加えられた操作力は、ポテンショメー
タ20の抵抗値変化として検出され、制御回路351は
これを受けて操作力に応じた電動アシスト力を発生させ
るべく、駆動回路352に駆動信号を与える。駆動回路
352はこれを受けて、駆動部23のモータ23Mを駆
動し、操作力に応じた電動アシスト力が駆動輪8に付与
される。
【0025】なお、上記実施形態では、制御部カバー9
のカバー部9aを、駆動部23の構造部材233に外嵌
して取り付けたが、駆動部23の外形や、電気接続部
(本実施形態ではケーブル237)がどこにあるかによ
って、取り付け方は異なってくる。要は、駆動部23に
密接して防水構造を構成し、かつ、電気接続部を制御カ
バー9内に収めることが必要である。また、上記実施形
態は、操作力に応じて電動アシスト力を発生する電動台
車について説明したが、上記のように一対の駆動部23
間を制御部ケース9により連結し、制御部ケース9内に
基板35を収容する構成は、各種電動車両に適用するこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。請求項1の電動台車によれば、制御部
と、各駆動部の電気接続部とが単一のケース内に収容さ
れることにより、これらは互いに近接して共通の空間に
配置されるので、配線が短くなり、かつ、簡素化され
る。また、単一のケースを各駆動部に密接させることに
より、防水箇所が集約され、その箇所数も少なくなるの
で、防水性の確保が容易であり、組立も容易である。
【0027】請求項2の電動台車によれば、制御部及び
駆動部が車体の下に隠れるので、これらに雨水が直接か
かることを防止することができる。従って、ケース内に
水が浸入しにくい。
【0028】請求項3の電動台車によれば、駆動部の出
力軸が駆動輪を直接駆動するので、構成が簡素になる。
また、ケースは、左右の駆動部によって挟持されるの
で、別途取付部材等を必要とせず、組立に便利である。
【0029】請求項4の電動台車によれば、万一ケース
内に水が入っても、基板が水に浸る可能性は非常に少な
いので、電子回路の損傷やバッテリの短絡を防止するこ
とができる。
【0030】請求項5の電動台車によれば、水が浸入し
やすい蓋とケースの本体部との隙間が下面に位置するの
で、この隙間からは、雨水が浸入しない。
【0031】請求項6の電動台車によれば、防水コネク
タにより、防水性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電動台車の側面図で
ある。
【図2】上記電動台車の背面図である。
【図3】上記電動台車の平面図である。
【図4】図1から一部を抜き出して拡大した断面図であ
る。
【図5】図4におけるV方向から見た断面図である。
【図6】図2に示す電動台車から、制御及び駆動に関す
る構造体部分のみを抜き出して示す背面図である。
【図7】図6に示す構造体部分の底面図である。
【図8】図6における左側の駆動部と制御部ケースとを
示す断面図である。
【図9】図6におけるIX−IX線断面図である。
【図10】上記電動台車における電気回路の接続を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 車体 8 駆動輪 9 制御部ケース 9a カバー部 9b 本体部 9b1 天板部 9c 蓋 23 駆動部 23a 出力軸 24,25 防水コネクタ 32 スリーブナット 35 基板(制御部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に付与される操作力に応じた駆動信号
    を発生する制御部と、この制御部からの駆動信号を受け
    て車体左右の駆動輪に駆動力を付与する一対の駆動部と
    を搭載した電動台車において、 前記制御部を収容するとともに、前記一対の駆動部に密
    接して各駆動部の少なくとも電気接続部を収容する単一
    のケースを備えたことを特徴とする電動台車。
  2. 【請求項2】前記制御部及び前記一対の駆動部は、車体
    の下面に配置される請求項1記載の電動台車。
  3. 【請求項3】前記一対の駆動部の出力軸にはそれぞれ左
    右の駆動輪が直結され、前記ケースは左右の駆動部に挟
    持されている請求項1記載の電動台車。
  4. 【請求項4】前記制御部を設けた基板が、前記ケースの
    内部の天井面から吊り下げられる形で当該天井面の近傍
    に取り付けられている請求項1記載の電動台車。
  5. 【請求項5】前記ケースの下面に、着脱可能な蓋を設け
    た請求項1記載の電動台車。
  6. 【請求項6】前記ケースに電気接続のための防水コネク
    タを設けた請求項1記載の電動台車。
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