JP2001178866A - ピン設定装置 - Google Patents

ピン設定装置

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JP2001178866A
JP2001178866A JP37094499A JP37094499A JP2001178866A JP 2001178866 A JP2001178866 A JP 2001178866A JP 37094499 A JP37094499 A JP 37094499A JP 37094499 A JP37094499 A JP 37094499A JP 2001178866 A JP2001178866 A JP 2001178866A
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Japan
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pin
pin setting
box
pins
shaped structure
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JP37094499A
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English (en)
Inventor
Masashi Imani
將志 今仁
Kazutoshi Tajima
千稔 田島
Noriaki Hattori
紀明 服部
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MORI MOKKO KK
Mori Mokko KK
Original Assignee
MORI MOKKO KK
Mori Mokko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレーヤーがゲームに使用する複数のピンを
簡単な手動操作によって所定位置に配列することがで
き、しかも操作上の安全性の高いピン設定装置を提供す
る。 【解決手段】 遊戯に用いられる複数のピンを所定の配
列位置に起立状態で配列するためのピン設定装置であ
り、下面及び前面下部が開口された箱形構造体13を備
えている。そして、その箱形構造体13の上面化粧板に
ピン挿入用の複数のピン挿入孔を設ける。また、箱形構
造体13内には、ピン挿入孔から挿入されたピンを抜け
落ちないように支持するとともにピン設定レバー30を
回動操作することによってピンを支持位置から下降させ
て所定の配列位置に起立状に配列するピン設定機構部2
0を収容した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボーリングゲーム
等に使用される複数のピンを所定の位置に配列するため
のピン設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるボーリング場に設置され
た全自動ボーリング装置の場合、複数のピンが自動設定
装置により自動的に所定の位置に配列されるようになっ
ており、プレーヤーは、自動的に配列されたピンに向け
てボールを投げ、ピンを倒すというゲームをする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の全自動ボーリン
グ装置の場合、複数のピンが自動設定装置により自動的
に所定の位置に配列されるようになっているため、プレ
ーヤーは、単に所定の位置に配列されたピンに向けてボ
ールを投げるだけである。従って、全自動ボーリング装
置の場合、プレーヤーが自らゲームで使用するピンを所
定の位置に配列するということができないため、遊戯過
程を組み立てていくというような面白味に欠ける嫌いが
ある。また、全自動ボーリング装置は、重いボールを投
げる必要があるため、若者には適しているが、老齢者、
リハビリテーションを必要とする人、あるいは子供等、
比較的体力の弱い人には不向きである。
【0004】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、プレー
ヤーがゲームに使用する複数のピンを簡単な手動操作で
所定位置に配列することができ、しかも操作上の安全性
の高いピン設定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係るピン設定装置は、特許請求の範囲の各
請求項に記載の通りの構成を備えた。従って、請求項1
及び2に記載の発明によれば、プレーヤーが、簡単な操
作で複数の遊戯用ピンを所定の配列位置へ配列すること
ができる。このため、従来の全自動ボーリング装置のよ
うに全てのピンが全自動的に配列されるものと異なり、
プレーヤーが適度に手を使う作業をする。従って、プレ
ーヤーが自ら遊戯過程を組み立てていくというような面
白さがある。また、かかる遊戯過程の組立への関与を通
して、特に、高齢者やリハビリテーション対象者の運動
機能や脳機能回復のための医療行為に有効である。ま
た、ピン設定機構部を箱形構造体内に収容し、外部に露
出しない構成としてあるため、ピンを配列するためにピ
ン設定機構部を手動操作したときの安全性が図られる。
【0006】この場合において、請求項3に記載したよ
うに、ピン設定プレートが、該ピン設定プレートと箱形
構造体の内面との間に介在された助勢手段によって上向
きに付勢されていることが望ましく、そのときはピン設
定プレート及びピン支持部材等の重さを実質的に軽量化
し、操作力を軽減することができる。
【0007】また、請求項4に記載の発明によれば、左
右一対のリンクを備えたことで、ピン設定プレートの昇
降動作の安定化が達成され、また、左右のリンクに設け
た取付部に対して手動操作部材を位置替えできるため、
例えばピン設定装置を室内の壁沿いに配置してゲームを
するような場合に、壁側に手動操作部材が位置している
と、壁が邪魔になって操作し難いが、そのときは手動操
作部材の位置を壁側から反対側に替えることによって楽
に操作できるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は遊戯具1の全体的な構成を
示した斜視図である。図1に示すように、この実施の形
態では、レーン50を構成する部材のうちのピン配列面
を構成するピン設定レーン52側に、10本のピン2を
所定の配列、すなわち、前列から後列にかけて1本、2
本、3本、4本となるように横並びに配列させるピン設
定装置10が配置されている。また、ピン設定装置10
から所定の距離を置いた位置、すなわち、レーン50を
構成する部材のうちのボール転動面を構成するレーンカ
ーペット51の端部に打点ポジション3が決められてお
り、この打点ポジション3にボール4がセットされる。
このボール4は、プレーヤー5によりスティック6で打
たれるもので、スティック6で打たれたボール4は10
本のピン2に向かってレーンカーペット51上を転動す
る。そして、レーンカーペット51上を転動したボール
4がどれかのピン2に当たると、ピン2が倒れるため、
倒れたピン2の本数に応じてゲームの成績が決定され
る。なお、レーン50を構成する部材の詳細については
後述する。
【0009】次に、ピン2を配列するためのピン設定装
置10を図2〜図11に基づいて説明する。ピン設定装
置10は、図4に示すように、左右の側面板11と、そ
の両側面板11を相互に結合するための複数の前後の連
結バー12を主体にして、上面及び下面を開放した略矩
形の箱形に形成される箱形構造体13を有している。そ
して、箱形構造体13の左右両側面、前面及び後面は、
図2に示すように、それぞれ化粧板14により被覆され
て外観見栄えが向上されている。なお、箱形構造体13
の前面下部には、ピン設定レーン52上に配列されたピ
ン2が通過可能な高さの開口13aが形成されている。
【0010】また、箱形構造体13の上面には着脱可能
な上面板としての上面化粧板15が設けられ、この上面
化粧板15には、ピン2を上方から垂直に挿入するため
の10個の円形のピン挿入孔16が開口されている。こ
のピン挿入孔16は、ボーリング装置の10本のピンと
同様の配列、すなわち、前列から後列にかけて1個、2
個、3個、4個の横並びで、かつ平面視で全体が三角形
をなすように配列されている。また、上記のように構成
されたは箱形構造体13は、左右の側面板11の下端前
後部に合計4個の車輪17を備えており、この車輪17
によって移動手段が構成されている。車輪17はホイー
ルブラケット18に回転自在に支持され、そのホイール
ブラケット18が側面板11に固着されている。従っ
て、箱形構造体13、すなわち、ピン設定装置10は、
後述するレーン50を構成する部材のうちのピン設定レ
ーン52及びサブレーン53上を楽に移動することが可
能となる。
【0011】上記のように構成された箱形構造体13内
には、図3に示すように、ピン2を配列するためのピン
設定機構部20が収容配置されており、このピン設定機
構部20が、ピン挿入孔16から挿入されたピン2を所
定の支持位置に支持するとともに、所定の手動操作を行
うことでピン2を前記支持位置から下降させて所定位置
に配列するためのピン配列手段を構成している。図5は
ピン設定機構部20を示す斜視図であり、図6は同じく
ピン設定機構部20を反転した状態で示す底面斜視図で
ある。ピン設定機構部20は、前記上面化粧板15のピ
ン挿入孔16から差し込まれたピン2を起立姿勢に保持
するための平板状のピン設定プレート21、そのピン設
定プレート21を昇降作動するためのリンク機構26、
ピン設定プレート21に配列されたピン2を支持するピ
ン支持部材としてのピン支持枠33及びそのピン支持枠
33の位置を変えることでピン2の支持を解放するため
の、箱形構造体13側に設けられるカム溝37(図4参
照)によって構成されている。
【0012】ピン設定プレート21は、図6に示すよう
に、前記ピン挿入孔16に対応する部位にピン2が通過
可能な10個の円形のピン設定孔22を備えており、ま
た、各ピン設定孔22に対応する上面には、図5に示す
ように、円筒状のピンガイド筒23が立設されている。
さらに、ピン設定プレート21の左右両端部には、スラ
イダー24が固着されている。左右のスライダー24
は、前記箱形構造体13における左右の両側面板11に
設けた縦長の開口部11aに内面側から昇降可能に嵌入
されるとともに、開口部11aの縦縁に取り付けられた
スライドガイド25によって案内される構成とされ、こ
のことによってピン設定プレート21の昇降動作の安定
化及び円滑化が図られている。
【0013】リンク機構26は、操作部材としてのピン
設定レバー30によって回動操作され、その回動操作を
ピン設定プレート21の昇降動作に変換する運動方向変
換機構を構成するものであって、左右一対のリンク2
7、そのリンク27の回動支点を構成する支持軸28、
前記スライダー24、及び該スライダー24とリンク2
7とを連係する昇降軸29等から成立している。支持軸
28は、左右両端部を前記箱形構造体13における左右
の側面板11に軸受31を介して回動可能に取り付けら
れ、その支持軸28の左右両端寄りにリンク27の基端
部が固着されている。リンク27は直線状に延びる長孔
27aを有している。そして、リンク27の長孔27a
内を昇降軸29が貫通するとともに、該昇降軸29の両
端部がスライダー24に固着されている。
【0014】また、左右の両リンク27の基端部には、
それぞれ斜め上方に開口する取付孔を備えたレバー取付
部32が形成されている。そして、手動操作部材として
のピン設定レバー30は、そのレバー取付部32の取付
孔にレバー先端を差し込むことによって左右いずれか一
方のリンク27に取り付けられる。すなわち、ピン設定
レバー30はその先端がレバー取付部32に対して着脱
可能とされ、左右のリンク27のいずれかに選択的に差
し替え可能とされている。なお、ピン設定レバー30
は、外部操作を可能とするために、上面化粧板15に設
けた貫通孔15aを貫いて上方に延びている。貫通孔1
5aは上面化粧板15の左右両側に設けられ、前記ピン
設定レバー30の差し替えに対応可能とされ、他方の貫
通孔15aは常には図示省略の着脱可能な蓋で塞がれ
る。上記のように構成されたピン設定機構部20は、ピ
ン設定レバー30を回動操作してリンク27を支持軸2
8回りに回動すれば、図8及び図9に示すように、リン
ク27の長孔27aに沿って昇降軸29が摺動し、従っ
て、昇降軸29に結合されたスライダー24がスライド
ガイド25に沿って直線的に昇降するため、ピン設定プ
レート21が昇降する。
【0015】また、ピン設定機構部20のピン支持枠3
3は、図6に示すように、ピン設定プレート21の下面
に配置されている。このピン支持枠33は前記4列のピ
ン設定孔22を列単位で横切るように、前後方向に所定
間隔で配置された4本のピン設定バー34と、それらピ
ン設定バー34を相互に結合する2本のクロスバー35
とから構成されている。このような構成のピン支持枠3
3は、ピン設定プレート21の下面に設けたバーガイド
36によってクロスバー35が前後方向に水平移動可能
に支持されている。そして、4本のピン設定バー34の
うちの1本、本実施の形態では最も後列のピン設定バー
34の両端部が延長されており、その延長端部34aが
前記箱形構造体13における左右の両側面板11の内面
に形成されたカム溝37に係合されている。
【0016】カム溝37は、図8、図9に示すように、
略平行四辺形の閉じループ形状に形成されている。すな
わち、上下方向に直線状に延びる互いに平行な下降ガイ
ド部37a及び上昇ガイド部37bと、それら両ガイド
部37a,37bを上下においてそれぞれ相互に接続す
るように前後方向に傾斜状に延びる上下のスライドガイ
ド部37c、37dとを備えた形状となっている。従っ
て、ピン支持枠33は図10及び図11の動作態様図に
示すように、ピン設定プレート21の昇降時に、その昇
降途中で前後方向にスライドされる。すなわち、ピン支
持枠33は、ピン設定プレート21の下降時には、ピン
設定バー34の延長端部34aがカム溝37の下降ガイ
ド部37aから下側のスライドガイド部37dを通るこ
とで前方へスライドされ、ピン設定バー34がピン解放
位置へ移動する。一方、上昇時には、ピン設定バー34
の延長端部34aがカム溝37の上昇ガイド部37bか
ら上側のスライドガイド部37cを通ることで後方へス
ライドされ、ピン設定バー34がピン支持位置へ復帰す
る。
【0017】上記のように構成されたピン設定機構部2
0は、図3に示すように、箱形構造体13内に収容配置
されている。すなわち、外部において操作を必要とする
ピン設定レバー30が上面化粧板15の上方に突出して
いる点を除いては、全てが箱形構造体13内に収容さ
れ、外側に露出しない構成となっている。そして、常に
は図7に示すロック装置40によって上方位置に保持さ
れる。ロック装置40は、箱形構造体13における一方
の側面板11及び化粧板14に貫通状に設けられる外部
操作可能な操作ノブ付きロックピン41を主体に構成さ
れている。このロックピン41は、図7に示すように、
スプリング42にて常に側面板11の内側に向かって付
勢され、その先端部が前記リンク27に固着したロック
プレート43の孔部43aに係合することによってピン
設定機構部20を上昇位置に固定する。なお、ロックプ
レート43の上端部は傾斜面43bに形成され、上昇時
にはロックピン41の先端を押し退けて通過することで
自動ロックされるようになっている。ところで、ピン設
定機構部20は、その自重及びピン2の重量等を含める
と相当の重量物となる。従って、本実施の形態では、箱
形構造体13の左右の側面板11の上端間に横架した吊
バー44に適数本のコイルスプリング45を取り付け、
このコイルスプリング45によって昇降軸29を上向き
に付勢することによってピン設定機構部20の昇降動作
を楽に行い得るように構成している。すなわち、このコ
イルスプリング45がピン設定プレート21を上向きに
設定する助勢手段を構成している。
【0018】図12はレーン50の詳細を示している。
図示のように、レーン50は、ボール4の転動面を構成
するレーンカーペット51、ピン2を配列する配列面を
持つ木製又は樹脂製の剛性材料からなるピン設定レーン
52、そのピン設定レーン52の後方に連なる木製又は
樹脂製の剛性材料からなるサブレーン53、レーンカー
ペット51の両サイドに並べられてボール4が軌道から
外れないように案内する多数個のガイドクッション5
4、及びレーンカーペット51からピン設定レーン52
へのボール4の転がりがスムースとなるように案内する
スロープ55によって構成されている。なお、上記のピ
ン設定レーン52がピン配列位置を構成し、サブレーン
53がピン設定装置10の待機位置を構成する。
【0019】そして、上記のように構成されるレーン5
0は、ゲームを行うに際して、図1に示す如く並べられ
る。また、上記のように構成されるレーン50のうち、
ピン設定レーン52及びサブレーン53は、その両サイ
ドに前記ピン設定装置10の車輪17の移動を案内する
ためのガイドレール52a,53aを備えている。この
ことによりピン設定装置10は、ガイドレール52a,
53aに案内されつつピン設定レーン52側のピン配列
位置と、サブレーン53側の待機位置との間を移動可能
とされている。なお、ピン設置装置10を待機位置へ移
動した状態が図13の(A)に示され、ピン配列位置へ
移動された状態が(B)及び(C)に示されている。
【0020】ピン設定装置10は、上記のように構成さ
れている。従って、図13の(A)に示す位置、すなわ
ち、サブレーン53側へ移動された待機位置において、
セットすべきピン2を上面化粧板15のピン挿入孔16
から落とし込むと、各ピン2はピン設定プレート21の
ピンガイド筒23、ピン設定孔22を貫通し、該ピン設
定孔22の下方を横切るピン設定バー34によって底面
を支持される(図8及び10図参照)。
【0021】つづいて、上面化粧板15のグリップハン
ドル19を握り、ピン設定装置10を図13の(B)に
示すピン設定レーン52側のピン配列位置へ移動する。
その位置で、ロックピン41を外側へ引いて先端をロッ
クプレート43の孔部43aから抜き脱したのち、図1
3の(C)に示すように、ピン設定レバー30を前方へ
回動操作すれば、リンク機構26を介してピン設定プレ
ート21がスライダー24と共に直線的に下降する(図
9参照)。このピン設定プレート21の下降動作に関連
して、ピン設定バー34の延長端部34aがカム溝37
の下降ガイド部37aに沿って下向きに直線的に移動
後、ピン設定レーン52に近づいた時点でスライドガイ
ド部37dによって斜め前方へと案内される。このこと
により、ピン支持枠33が前方へスライドされ、ピン設
定バー34がピン設定孔22から外れてピン2の支持を
解放するため、各ピン2はピン設定レーン52上面に落
下するとともに起立される(図9及び図11参照)。
【0022】つづいて、その場で、ピン設定レバー30
を後方へ回動すれば、ピン設定プレート21が元の位置
へ上昇復帰されるが、このとき、ピン設定バー34の延
長端部34aがカム溝37の上昇ガイド部37bを通っ
て直線的に上昇後、その途中でスライドガイド部37c
によって斜め上方へと案内される。このことにより、ピ
ン支持枠33が後方へスライドされ、ピン設定バー34
がピン設定孔22を横切るピン支持位置へと復帰され
る。なお、このピン設定バー34の復帰動作は、ピン設
定レーン52上に起立されたピン2の上端を越えた時点
で行われるようにカム溝37の形状が形成されている。
また、ピン設定プレート21の上昇復帰に伴い、ロック
ピン41はロックプレート43の傾斜面43bによって
その先端を押され、該傾斜面43bが通過すると孔部4
3aに突入してロックし、ピン設定プレート21を上昇
位置に固定する。かくして、ピン設定レーン52の上面
には、ピン2が起立状態で配列される。その後、上面化
粧板15のグリップハンドル19を握り、ピン設定装置
10をサブレーン53側の待機位置へ移動すれば、図1
に示すように、ピン設定レーン52の上面に所定の配列
で起立された全てのピン2が現われる。かくして、ゲー
ム可能状態となる。
【0023】従って、図1に示すように、プレーヤー5
によりスティック6がスイングされ、ボール4が打たれ
ると、ボール4は10本のピン2に向かってレーンカー
ペット51上を転動する。レーンカーペット51上を転
動したボール4がピン設定レーン52上に配列されたど
れかのピン2に当たると、ピン2が転倒するため、倒れ
たピン2の数が数えられる。そして、一回にゲームが終
了すれば、プレーヤー5は、各ピン2を待機位置に置か
れているピン設定装置10にセット後、前述と同様の操
作を行ってピン設定レーン52上面に配列し、このゲー
ムを所定回数繰り返すことによりゲーム成績が決定され
る。
【0024】このように、この遊戯具1によりゲームを
する場合、プレーヤー5は、適度の体力と集中力とを必
要とするため健康の促進に有効である。さらに、プレー
ヤー5は、自ら、ピン設定装置10を用いて各ピン2を
各所定の位置に配列することができるため、手足の運動
機能や脳機能のリハビリテーション等の医療行為にも有
効である。また、プレーヤー5がスティック6でボール
4を打つ場合、プレーヤー5の技量に応じてボール4の
転動経路を自由に変え、ピン2をできるだけ多く倒すと
いう面白さがある。
【0025】本実施の形態においては、ピン設定装置1
0に車輪17を設け、サブレーン53とピン設定レーン
52との間、すなわち、待機位置とピン配列位置との間
を移動できるようにしたので、ピン2をピン設定レーン
52の上面にセット後、該ピン設定装置10を待機位置
へ退避させることができる。このことにより、ピン設定
レーン52上にセットされたピン2の配列状態が、ま
た、実際のゲーム中において、ボール4がピン2に当た
ったときのピン2の転倒の様子が見易くなり、ゲームの
面白さが増幅する。さらには、一回のゲーム終了後のピ
ン2の位置が確認しやすいため、その後、ピン設定装置
10を用いてピン2をセットする場合、そのセット作業
を楽に行うことができる。
【0026】また、ピン設定装置10は、ピン設定レー
ン52及びサブレーン53に設けたレール52a,53
aによって車輪17を案内される構成としたので、移動
方向が特定化されることになり、ピン2を常に一定位置
にしかも楽にセットすることができる。その場合、箱形
構造体13の上面にグリップハンドル19を設けてある
ため、安全に移動することができる。また、ボール4の
転動面及びピン2の配列面で構成されるレーン50を備
えたので、床面の状態の影響を受けずにゲームを行うこ
とができ、使用場所に制約を受けないといった特徴を有
する。
【0027】また、本実施の形態では、ピン設定機構部
20を箱形構造体13内に収容配置し、操作部材として
のピン設定レバー30を除いては、ピン設定機構部20
を構成する部材の全てが外部に露出しない構成としてあ
るため、ピン設定機構部20を操作するとき、例えばリ
ンク機構26に手を挟むというような事故を未然に防止
することができ、操作上の安全性が得られる。また、ピ
ン設定装置10の外観見栄えも向上できる。また、本実
施の形態では、ピン設定プレート21にスライダー24
を取り付け、そのスライダー24を箱形構造体13の側
面板11に設けたスライドガイド25によって案内させ
る構成としたことにより、ピン設定プレート21を安定
かつ円滑に昇降動作することができる。また、ピン設定
プレート21に配列されたピン2を支持するピン支持枠
33を、ピン設定バー34とクロスバー35とによって
枠状に形成してあるため、該ピン支持枠33を軽量に形
成できる。また、箱形構造体13の上面化粧板15を着
脱自在としてあるため、箱形構造体13内に収容された
ピン設定機構部20のメンテナンス作業を楽に行うこと
ができる。
【0028】さらには、ピン設定プレート21をコイル
スプリング45にて上向きに付勢したことにより、ピン
設定レバー30によるピン設定プレート21の昇降操作
を楽に行うことが可能となり、老齢者、リハビリテーシ
ョンを必要とする人、あるいは子供等、比較的体力の弱
い人には有効である。また、左右一対のリンク27を備
えたことで、ピン設定プレート21の昇降動作の安定化
が達成されることになり、しかも、左右のリンク27に
設けたレバー取付部32に対してピン設定レバー30を
位置替えできるため、例えばピン設定装置10を室内の
壁沿いに配置してゲームをするような場合に、壁側にピ
ン設定レバー30が位置していると、壁が邪魔になって
操作し難いが、そのときはピン設定レバー30の位置を
壁側から反対側に替えることによって楽に操作できるよ
うになる。
【0029】なお、以上説明した実施の形態は一例であ
り、本発明を限定するものではない。例えば、ピン設定
装置10を移動可能とするための移動手段としては、車
輪17を利用した転動式の場合であれば、摩擦抵抗が少
なく移動の円滑性を得ることが可能ではあるが、これに
限らずスライド式に変更してもよいしあるいは省略して
もよい。また、本実施の形態では、遊戯具1はレーン5
0を含めたセット器具として説明しているが、レーン5
0については、これを省略した形であっても、使用する
ことが可能であるし、あるいはピン設定レーン52とサ
ブレーン53とは一体構造であっても差し支えない。さ
らには、レーン50は、レーンカーペット51、ピン設
定レーン52、サブレーン53、ガイドクッション54
及びスロープ55の全てが一体に形成されていても何ら
差し支えない。
【0030】また、レーン50を備える場合において
は、ガイドクッション54やスロープ55等は必ずしも
必要なものではなく、少なくともボール4が転動するた
めの転動面と、ピン2を配列するためのピン配列面とを
備えていれば足りる。また、ピン設定プレート21を上
向きに付勢する助勢手段として、本実施の形態では、コ
イルスプリング45によって上方へ引き上げるようにし
たが、これに限らず下側から押上げる形でスプリングを
配置してもよいし、あるいはスプリングに変えてエアー
ダンパー(エアスプリング)を用いてもよい。また、本
実施の形態では、リンク機構26が、レバー設定レバー
30の回動操作をピン設定プレート21の直線的な昇降
動作に変換する運動方向変換機構を構成する、と説明し
たが、本実施の形態におけるリンク機構26は、見方に
よってはカム機構とも言える。従って、運動方向変換機
構は、図示のリンク機構26に限定されるものではな
く、リンク機構の他に、カム機構を採用することも可能
であるし、あるいはラック・ピニオン式の歯車機構に変
更することも可能であり、要するにピン設定レバー30
の回動操作をピン設定プレート21の直線的な昇降動作
に変換することが可能な機構であればよい。また、手動
操作部材は、ピン設定レバー30に変えて、例えばリン
グ状のハンドルを採用し、その回転運動を直線運動に変
換してピン設定プレート21を昇降動作させるように構
成することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
プレーヤーがゲームに使用する複数のピンを簡単な操作
で所定位置に配列することができ、しかも操作上の安全
性の高いピン設定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊戯具の全体的な構成を示した斜視図である。
【図2】ピン設定装置の外観斜視図である。
【図3】ピン設定装置の化粧板を省略して示す斜視図で
ある。
【図4】ピン設定装置の箱形構造体を示す斜視図であ
る。
【図5】ピン設定装置のピン設定機構部を示す斜視図で
ある。
【図6】同じくピン設定機構部を反転した状態で示す底
面斜視図である。
【図7】ロック装置を示す部分断面図である。
【図8】ピン設定機構部の動作説明図であり、上昇状態
を示す。
【図9】ピン設定機構部の動作説明図であり、下降状態
を示す。
【図10】ピン支持枠の動作態様図であり、ピンの支持
状態を示す。
【図11】ピン支持枠の動作態様図であり、ピンの支持
を解放した状態を示す。
【図12】ボール転動面及びピン設定面を構成するレー
ンを示す斜視図である。
【図13】ピン設定装置によるピンのセット態様を説明
する説明図であり、(A)は待機位置のピン設定装置に
ピンを並べる態様を示し、(B)はピン設定装置をピン
配列位置へ移動した態様を示し、(C)はピンをピン設
定レーン上へ下降した態様を示している。
【符号の説明】
1…遊戯具 2…ピン 4…ボール 6…スティック 10…ピン設定装置 11…側面板 13…箱形構造体 16…ピン挿入孔 20…ピン設定機構部 21…ピン設定プレート 23…ピンガイド筒 24…スライダー 25…スライドガイド 26…リンク機構 27…リンク 30…ピン設定レバー 33…ピン支持枠 37…カム溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊戯に用いられる複数のピンを所定の配
    列位置に起立状態で配列するためのピン設定装置であっ
    て、少なくとも下面及び前面下部が開口された箱形構造
    体を備えており、この箱形構造体の上面板にピン挿入用
    の複数のピン挿入孔を設ける一方、前記箱形構造体内に
    は、前記ピン挿入孔から挿入されたピンを抜け落ちない
    ように支持するとともに所定の手動操作を行うことによ
    って前記ピンを前記支持位置から下降させて所定の配列
    位置に起立状に配列するピン設定機構部を収容したピン
    設定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のピン設定装置であっ
    て、前記ピン設定機構部は、前記ピン挿入孔に対応する
    ピン設定孔を備えるとともに前記箱形構造体の内壁面に
    沿って昇降可能とされたピン設定プレートと、そのピン
    設定プレートの下面に摺動可能に配置されて常には前記
    ピンが前記ピン設定孔から抜け落ちないように支持し、
    ピン設定プレートが下降した際には前記ピンがピン設定
    孔から落下することを許容する位置に摺動するよう構成
    されているピン支持部材と、手動操作部材によって回動
    操作され、その回動操作を前記ピン設定プレートの昇降
    動作に変換する運動方向変換機構とを備えているピン設
    定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のピン設定装置であっ
    て、前記ピン設定プレートが、該ピン設定プレートと前
    記箱形構造体の内面との間に介在された助勢手段によっ
    て上向きに付勢されているピン設定装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のピン設定装置で
    あって、前記運動方向変換機構は、前記箱形構造体の左
    右の側面板に沿って配置される左右一対のリンクを有
    し、その左右のリンクにはそれぞれ前記手動操作部材を
    取付可能な取付部が設けられ、しかも前記手動操作部材
    は、前記箱形構造体の上面を貫通して前記箱形構造体内
    に挿入されるとともにその挿入端部が左右の取付部に対
    して着脱可能とされているピン設定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018108319A (ja) * 2017-01-05 2018-07-12 林 久美子 ペーパーボウリング
KR20230139124A (ko) * 2022-03-25 2023-10-05 이규상 볼링기구

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