JP2001159727A - 光学部品の保持機構及び撮像装置 - Google Patents

光学部品の保持機構及び撮像装置

Info

Publication number
JP2001159727A
JP2001159727A JP2000046622A JP2000046622A JP2001159727A JP 2001159727 A JP2001159727 A JP 2001159727A JP 2000046622 A JP2000046622 A JP 2000046622A JP 2000046622 A JP2000046622 A JP 2000046622A JP 2001159727 A JP2001159727 A JP 2001159727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical component
light receiving
image
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000046622A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Karaki
賢司 唐木
Masato Kanao
真人 金尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000046622A priority Critical patent/JP2001159727A/ja
Priority to CN 00124571 priority patent/CN1235077C/zh
Publication of JP2001159727A publication Critical patent/JP2001159727A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光学系の周りにスペースがない場合でも、複数
の光学部品の位置め、固定が行え、かつコストが安く、
調整工数もかからない光学部品の保持機構を提供する 【解決手段】光軸と垂直な平面を持ち、ベース1に固定
された第1の光学部品2と、光軸に垂直な平面を持った
第2の光学部品3を少なくとも一つ以上含む光学系にお
いて、第1の光学部品2の光軸に垂直な面と、第2の光
学部品3の平面同士を接合し、該接合された第2の光学
部品3の外周面に円筒状の連結部材4の軸方向端部にお
ける内周面が挿入接着され、連結部材4の軸方向端部で
あって第2の光学部品3が存在しない側の軸方向端部の
内周面に第3の光学部品5が挿入接着された光学部品の
保持機構である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば顕微鏡等の
光学機器などに用いられるプリズム等の光学部品の保持
機構及び撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来CCD等の撮像素子の小型化などに
伴い、それを用いた光学機器も小型化が進んできてい
る。電子機器を応用したものにとどまらず、一般的にも
光学機器の小型化は大きな課題となっている。従来、光
学部品を機器の本体に対して精度よく調整、固定する機
構は、数多く提案されてきている。
【0003】例えば、図10のようにレンズ51,52
群をその外周面に嵌合するように円筒状のレンズ筒29
の内周面に、円筒状の間隔管32をはさんで順番に落と
し込み、レンズ筒29の軸方向端部の内周面に形成され
たメネジ部に、外周面にオネジを切ったリングネジ31
を螺合させて締め付けて固定するものである。そして、
該レンズ筒29を機器本体のベース1にネジ30で締結
するようにしたものである。図10において、ベース1
の光通過孔1aの真上には成型プリズム28が配置され
接着されている。
【0004】図11(a),(b)は、図10の内容を
機器本体側のV字溝により位置精度を高めるように改善
したものであり、これは実開昭61−201010号公
報に掲載された例である。図11(a)はその縦断面図
であり、図11(b)はその正面図である。これはレン
ズ51,52を円筒状のレンズ筒29の内周面に挿入し
て接着した一つのユニットを構成し、該ユニットのレン
ズ筒29を機器本体のV字溝を有するV溝部材33にネ
ジ34で締結するものである。この場合、レンズ51,
52は精度良くレンズ筒29にして固定されているた
め、レンズ筒29を長手方向に移動調整したり、V溝部
材33の精度を高めれば全体の光学系の精度も高めるこ
とができる。
【0005】この他にも図12のようにレンズ筒29の
外形を一部平面に加工して、更にベース1に図のような
段差を設け、その段差に合うような形状を持ったレンズ
筒29または本体の一部に当てつけてネジ30で締結す
る例がある。その他にもレンズ筒29をベース1に位置
決め固定する方法は数多く知られているが、いずれもレ
ンズ筒29側とベース1側に何らかの加工や締結手段を
施して成し得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来の光学
部品の保持機構の各例はいずれも次のような欠点を有し
ている。光学機器の小型化、電動化に伴い光学系を配置
するスペースは狭くなってきている。例えば図10のよ
うなレンズ筒29を用いれば、レンズ51,52の外形
よりはるかに大きい直径の筒が必要で、これにネジを切
ればネジ長分の外形が大きくなる。リングネジ31でレ
ンズ51,52を固定すれば光軸方向とレンズ51,5
2より外側にスペースが必要となる。
【0007】さらには、レンズ筒29の周りにはこれを
固定するためのベース1が必ず必要となり、レンズ5
1,52が非常に小さい場合や、周りがその他の部品で
囲まれて、べース1に固定するスペースがない場合には
レンズ51,52の位置決め固定ができないという不具
合が発生する。例え、固定する場所があっても、ベース
1及びレンズ筒29に加工が必要となりその手間も含め
ると、コストアップとなる。
【0008】もう一つの問題は、光学系全体の精度を保
つのに、レンズ筒29以外の光学系、例えば図12のよ
うな構成光学系の場合、成型プリズム28と一体化され
た凸レンズ面の精度は、一体成形することで確保できて
いるが、その後のレンズ筒29との関係は確保されず、
ベース1に加工する締結手段の加工精度で保てないよう
であれば、成型プリズム28とレンズ筒29を個別に微
少距離動かすような調整作業が必要となる。
【0009】図10の光軸方向に図示しないその他の光
学系、またはCCDなどの撮像素子がある場合、そちら
も調整が必要となり、調整工数は大くなってコストアッ
プにつながってしまう。
【0010】本発明は、これらの問題点を解決するため
に、光学系の周りにスペースがない場合でも、複数の光
学部品の位置決め、固定が行え、かつコストが安く、調
整工数もかからない光学部品の保持機構を提供すること
を目的とする。
【0011】これに加えて本発明は、撮像素子を結像位
置に位置決め調整を容易にした撮像装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、光軸と垂直な平面を持
ち、ベースなどの構造物に固定された第1の光学部品
と、光軸に垂直な平面を持った第2の光学部品を少なく
とも一つ以上含む光学系において、前記第1の光学部品
の光軸に垂直な面と、前記第2の光学部品の平面同士を
接合し、該接合された第2の光学部品の外周面に円筒状
の連結部材の軸方向端部における内周面が挿入接着さ
れ、該連結部材の軸方向端部であって前記第2の光学部
品が存在しない側の軸方向端部の内周面に第3の光学部
品が挿入接着されたことを特徴とする光学部品の保持機
構である。
【0013】上記請求項1に対応する発明によれば、狭
いスペースに精度よく複数の光学部品を保持、固定する
ことができ、又、ベースなどの建造物に固定する部分が
一ヵ所にできるため、全体のコストも安くできる。
【0014】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、入射する光束を複数の光路に分割する光路
分割手段と、前記光路分割手段を透過した透過光路上お
よび前記光路分割手段で分割された分岐光路上にそれぞ
れ配置される複数の受光素子と、この複数の受光素子に
対応してそれぞれ設けられた受光素子用の複数の回路基
板と、前記光路分割手段に向けて入射光束を通過する開
口部を有し、前記光路分割手段を保持するベースとを備
え、このベースの外部に備えられた結像レンズからの光
束が、前記開口部を介して前記光路分割手段に入射され
て前記受光素子に結像されるようにしたことを特徴とす
る撮像装置である。
【0015】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、上記請求項2記載の撮像装置において、前
記光路分割手段からの前記透過光路及び前記分割光路の
少なくとも一方の光路上であって前記光路分割手段と前
記受光素子の間に配置された、前記結像レンズによる結
像位置を延長する延長光学系を更に備えており、この延
長光学系を保持する保持機構として、光軸と垂直な平面
を有し、前記ベースに固定された第1の光学部品と、光
軸に垂直な平面を持った第2の光学部品とを少なくとも
一つ以上含む光学系において、前記第1の光学部品の光
軸に垂直な面と前記第2の光学部品の平面同士とを接合
し、該接合された第2の光学部品の外周面に円筒状の連
結部材の軸方向端部における内周面を挿入接着し、該連
結部材の軸方向端部であって前記第2の光学部品が存在
しない側の軸方向端部の内周面に第3の光学部品を挿入
接着した光学部品保持機構を用いたことを特徴とする撮
像装置である。
【0016】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、上記請求項2記載の撮像装置において、前
記複数の受光素子と前記複数の回路基板のうち、少なく
とも一組は受光素子と回路基板との間に一体的に取り付
けられたスペーサを更に備え、この受光素子とスペーサ
と回路基板の一体物における回路基板を前記ベースに固
定することによって受光素子を前記結像レンズの結像位
置に保持するようにしたことを特徴とする撮像装置であ
る。
【0017】上記請求項2又は3に対応する発明によれ
ば、撮像素子を結像位置に対する位置決め調整が容易に
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0019】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態を説明するための断面図である。本実施の
形態は、概略次のように構成されたものである。すなわ
ち、光軸と垂直な平面を持ち、ベース1などの構造物に
固定された第1の光学部品2と、光軸に垂直な平面を持
った第2の光学部品3を少なくとも一つ以上含む光学系
において、第1の光学部品2の光軸に垂直な面と、第2
の光学部品3の平面同士を接合し、該接合された第2の
光学部品3の外周面に円筒状の連結部材4の軸方向端部
における内周面が挿入接着され、連結部材4の軸方向端
部であって第2の光学部品3が存在しない側の軸方向端
部の内周面に第3の光学部品5が挿入接着された光学部
品の保持機構である。
【0020】このような構成において光学系を通る光
は、ベース1の孔1aの下方から入ってきて、ベース1
の面上で調整可能な調整用部材8の孔8aを通過して光
学部品2に入射する。光学部品2はプリズムを2枚接着
したビームスプリッタ(分光用プリズム)であり、光を
一定の分光比でそのまま上方と90度屈折させたベース
1上面と平行な方向とに分光する。
【0021】なお、この光学部品2は後述する実施の形
態のように、一つのプリズムでもよく、ビームスプリッ
タに限られるものではない。
【0022】光学部品2の上方には、不図示の結像光学
系の結像位置にCCD等の撮像素子7Aが位置するよう
に回路基板が配置されており、光学部品2を透過した光
は、そのまま撮像素子7Aへ入射している。
【0023】これは特にCCDのような撮像素子に限定
されるものではなく、センサー6のような受光素子でも
よい(図2参照)。接着する光学部品3は片面が平面に
なっており、もう片面は凹面のレンズになっている。こ
れは光学系の性質によって、もう片面は凸面でも、両方
平面でもかまわない。
【0024】この接着する光学部品3は図のように光学
部品3の平面と光学部品2の平面との平面同士を接着し
ている。これは通常接合レンズを作るときと同じ様な接
着剤で、強固に接合されている。この時、凹レンズの中
は水平な光軸と一致させている。
【0025】連結部材4は金属やプラスチックでできた
筒状の部品で、図のように接着する光学部品3の外形に
一部嵌合するような形状を有している。連結部材4を接
着する光学部品3に嵌合させ、接着する光学部品3の外
形と連結部材4の嵌合部で接着することにより、連結部
材4自体は直接ベース1に固定していないが、光学部品
2、接着する光学部品3を介して、ベース1に固定され
た状態にする。連結部材4のもう一方は別の光学部品5
が該光学部品5外形で嵌合する形状に構成されており、
別の光学部品5を嵌合させて接着することができる。
【0026】連結部材4に設けられた二つの嵌合形状は
互いに同心上に加工されており、水平な光軸と、接着す
る光学部品3の凹レンズ中心と、光学部品5の中心を、
互いに一致させることができる。
【0027】撮像素子7を備えた回路基板は、水平な光
軸上の結像位置に配置されており、光軸に撮像素子7の
中心が位置合わせできるように、不図示の調整機構によ
って調整可能に固定される。
【0028】もちろん、これは撮像素子7に限られるも
のではなく、例えば別な光学系や受光素子であるセンサ
ー等、別の部品でもかまわない。
【0029】このような構成によれば、水平な光軸上の
光学部品の周辺が、コンパクトにでき、しかも連結部材
4の外形取り付け用のネジや加工がいらないので、非常
に小さく、安価にすることができる。
【0030】連結部材4の近傍に締結用のベース1がな
いような場所でも設計可能であるし、ベース1への加工
も不要なので、さらに安価に光学部品の保持が可能であ
る。
【0031】撮像素子7の位置に結像位置を調整する場
合、調整用部材8とベース1との締結を行なっているネ
ジを緩め、ベース1面上で調整用部材8を移動可能にす
ることで、光学部品2をベース1面上で移動させると、
撮像素子7に対する芯と同焦を調整できる。
【0032】この場合、光学部品3と光学部品5が一体
になっているので、夫々の光学部品がバラバラになるこ
ともなく、シンプルに調整することができる。
【0033】なお、この場合、光学部材2で偏向した光
軸中心と撮像素子7との位置合わせはできているものと
する。
【0034】その後、光学部品2の上方に配置されてい
る撮像素子7Aの光軸合わせの調整と結像位置へ位置決
め調整を行なう。
【0035】なお、図1に示す撮像素子7Aの代わりに
図2のようにセンサー6を用いて、光学部品2を撮像素
子7に対して調整してもセンサー6に対する影響はな
い。
【0036】また、調整用部材8は上述したものに限ら
れるものではなく、例えば光軸に対して平行もしくは垂
直に移動できるようにベース1にガイドを設けることに
より、精度の良い調整を実現したり、ベース1に対して
調整用部材8をネジで固定する際に、その間に箔を挟ん
でおくことで、光軸方向にも調整することができる。
【0037】このような微調整手段は請求の範囲を逸脱
しない範囲で、様々な方法が考えられる。
【0038】以上述べた実施の形態は、図1のようにベ
ース1に固定された光学部品2の、水平光軸に垂直な平
面に、光学部品3の片側の平面部を接着するものであ
り、この場合接着する光学部品3が図1のようにレンズ
の場合はレンズの中心と光軸が一致するように接着す
る。
【0039】次に光学部品3に対して該光学部品3の外
形に嵌合する形状を持った連結部材4が、光学部品3に
嵌合され、接着される。
【0040】同様に、光学部品3を接着した連結部材4
の反対側には、別の光学部品5が嵌合され、接着され
る。なお、連結部材4に、接着される光学部品3と別の
光学部品5とは、それぞれ同心度が保たれており、これ
らを接着することにより、光学部品2と接着する光学部
品3と光学部品5の芯精度は保たれる。
【0041】また、大きな径のレンズ筒を用いることが
ない上に、撮像素子7、7Aを備えた各回路基板の配置
が簡単になるため、光学系周辺のスペースを占有するこ
とがなく(点線で囲んだ領域M程度)、近傍にベース1
がなくても、複数の光学部品を保持することが可能とな
る。
【0042】ベース1に固定された光学部品2をベース
1に対して調整用部材8によって調整可能に設けること
によって、下方からの光軸に対しての芯や、撮像素子7
に対する結像位置の前後(同焦)の調整が可能となる。
【0043】なお、この場合、ベース1から入射する像
は、標本9が対物レンズ11と、図示しない光学系を通
過したものである。像101は、撮像素子7Aに入射し
て不図示のモニターなどに出力されるイメージを表した
もので、その像の向きは標本9と同じである。
【0044】ところが、光学部品2によって一回反射し
て90度屈折した像が入射する撮像素子7では、そのま
ま出力すると、像102のように向きが90度横にな
り、さらに左右が反転した、いわゆる鏡像となってしま
う。90度横になった像は、撮像素子7自体の向きを9
0度変えれば元に戻るが、鏡像はこのままでは直すこと
ができない。
【0045】そこで、この出力信号を、処理装置12に
通す。処理装置12は、電気回路で構成され、一度出力
信号を記憶して電気的に反転処理を行ない、像の向きを
標本9と同じに変換して出力できるようになっている。
そして、変換された出力信号103は標本9や、撮像素
子7Aの出力信号の像(イメージ)101と同じ向きに
なり、二つ同じように扱うことが可能になる。
【0046】なお、処理装置12を用いずに、光学的に
撮像素子7に入射する前に再度プリズムなどで反射さ
せ、像の向きを合せる方法もあるが、二つの光路の像を
電気的に扱う場合には、処理装置12による方法の方が
コスト、装置のスペース上のメリットは大きい。
【0047】(第2の実施の形態)図3は第2の実施の
形態を説明するための図であるが、図1に示す実施の形
態と同じように光学部品2、接着する光学部品3は特に
変わりはなく、この図では光学部品2が三角プリズムに
なっており、光束は水平方向にすべて導かれている。
【0048】連結部材41に接着された第3の光学部品
51の外形部分は図のようにレンズの厚みの半分ほどむ
き出しになっている。この外形部分にもう一つの連結部
材42が嵌合、接着されている。そしてその連結部材4
2のもう一方には、もう一つ第4の光学部品52が嵌
合、接着されている。
【0049】このように連結部材41,42と別の光学
部品51,52の関係はレンズの大きや重さにもよる
が、光学部品2とベース1との接着強度と、嵌合ガタに
よる芯精度の累積が許す限りは複数組、つなげて構成す
ることができる。
【0050】通常のレンズ筒方式で多くのレンズをつな
げようとした場合、非常に長い物になって、加工や組立
も困難である。光学部品52の代わりに、第1の実施の
形態で示したような撮像素子7を連結部材42に位置決
めして取り付けられるようにしてもよい。こうすれば撮
像素子7の回路基板を固定する手段を省くことができ、
さらにスペースが稼げ、コストも安くなる。
【0051】(変形例)図4は上記本発明の変形例を示
した図であるが、接着する光学部品は特にレンズである
必要はなく、図4のようにプリズム2にプリズム18を
接着するものであっても問題はない。接着されるプリズ
ム18は光学部品2に対して必要な位置精度を出したう
えで接着されている。プリズム2に接着されたプリズム
18の出射面にはさらに光学部品3例えばレンズが接着
される。
【0052】これ以外の構成は他の実施の形態と同じだ
が、連結部材4や撮像素子7が上向きになっているた
め、レンズの枚数が増えても、上に積上げる形になっ
て、精度が保ち易くなる。接着するプリズム18の下と
ベース1の間を接着剤などで充填すれば安定度は向上す
る。
【0053】又、本発明は、顕微鏡のCCDカメラ(撮
像装置)以外にも適用することが可能で、例えば図5に
示すように光学部品2はプリズムやビームスプリッタで
なくても、出射側の面が平面であればよいので、フィル
ターや平面ガラスとなっている。光源16から導かれる
光は図示しない途中の光学系を通過して、平面光学部材
17を通る。平面光学部材17はアングル部材15に固
定されており、アングル部材15をベース1にネジ14
により固定することで保持されている。平面光学部材1
7には接着する光学部品が中心を光軸中心に合わせるよ
うに接着されている。連結部材4と光学部品5は第1の
実施の形態と同に接着されている。
【0054】この実施の形態によれば、アングル部材1
5をベース1に固定する前に、アングル部材15を動か
すだけで、容易に光学系仝体の調整が可能となる。平面
板自体は光路上で動かしても光学系の精度に影響を及ぼ
すことがないので、調整はさらに単純に行えることにな
る。
【0055】また、上記実施の形態では、プリズムを用
いて2方向に分割した顕微鏡からの像を2つの撮像素子
で撮像することができる構成になっていたが、これに限
られるものではなく、例えば連結部材等を接着したプリ
ズムが光路(光軸)中に挿脱することができる機構を設
けることにより、撮像素子の配置は実施の形態と同様で
あっても、撮像したい撮像素子に対してだけ顕微鏡から
の光路を入射させるようにすることは可能である。
【0056】(第3の実施の形態)特に近年では、二つ
以上の撮像素子を備えたデジタルカメラ(撮像装置)の
使用も考えられるようになってきた。
【0057】このような構成を実現しようとした場合、
通常、結像光学系から撮像素子が配置される結像位置ま
での光路上に光路分割用のプリズムを配置することが考
えられる。
【0058】ここで、結像光学系から撮像素子が配置さ
れる結像位置までの光路上の距離と、光路分光用のプリ
ズムとの関係について説明する。
【0059】顕微鏡に用いられるデジタルカメラを例に
説明すると、一般にデジタルカメラは、顕微鏡鏡筒部分
に設けられたCマウントによって顕微鏡と接続される。
【0060】なお、ここで用いるCマウントは、フラン
ジバックと呼ばれるCマウントの胴付きから結像位置ま
での距離が17.526mmと定められているものとす
る(図6参照)。
【0061】光路分割用のプリズムは、このフランジバ
ック内に収まるものを配置しなくてはならない。
【0062】しかしながら、Cマウントのフランジバッ
クの空間距離中でリレーレンズを介さないで顕微鏡像を
分光しようとすると、光路分光用のプリズムはフランジ
バックに入るぎりぎりの大きさとなる。
【0063】そのため、結像光学系の結像位置は、光路
分光用のプリズムに非常に近接した位置に構成される。
【0064】次いで、撮像素子について説明する。
【0065】撮像素子とは、例えばボードカメラのよう
に回路基板と一体になっているのものが一般的で、この
回路基板の多くは、撮像素子の倍以上の占有面積を有す
る回路基板上に撮像素子が一体に構成されている。
【0066】このような撮像素子を上述した光路分割用
のプリズム近傍の結像位置に配置しようとすると、以下
のような不都合が生じる可能性があった。
【0067】先ず、一般に多く用いられている撮像素子
をデジタルカメラに使用し、光路分割用のプリズムで分
光した結像位置に夫々撮像素子を配置しようとした場
合、多く用いられている撮像素子では、回路基板同士が
近づき過ぎて干渉する可能性があった。
【0068】図7は第3の実施の形態を示す図である。
【0069】顕微鏡の鏡筒60には、カメラ直筒61及
びCマウント62を介してデジタルカメラ本体63が螺
合固定されている。
【0070】デジタルカメラ本体63下面のベース64
には、プリズム座65が形成されており、このプリズム
座65上には、顕微鏡からの像を図面中上方と図面中左
方向との2方向に光路を分割する光路分割用のプリズム
67が接着固定されている。
【0071】この光路分割用のプリズム67は、顕微鏡
の鏡筒60を通る光軸68に対してプリズム67の中心
位置が合うように配置される。
【0072】この光路分割用のプリズム67で2方向に
分割された光軸68a、68b上の不図示の結像光学系
による結像位置Q1、Q2には、それぞれCCDなどの
撮像素子69、70が後述する調整手段により位置決め
調整された後、固定されている。
【0073】これら撮像素子69、70には、回路基板
73、74がそれぞれ対応している。
【0074】なお、各回路基板73、74は、外装カバ
ー76から外部コンピュータまで引き出されいるケーブ
ル75によって、各回路基板73、74とコンピュータ
とが接続され、各撮像素子69、70で撮像した顕微鏡
からの像を不図示の外部コンピュータに送出する。
【0075】以下に、各撮像素子69、70を、光路分
割用のプリズム67に対して2方向に分割された光軸6
8a、68b上の結像位置Q1、Q2に位置決めするた
めの調整手段の具体的な構成について説明する。
【0076】撮像素子69は、回路基板73に対して撮
像素子69と回路基板73とを電気的に接続するスペー
サ71を介して一体的に設けられている。
【0077】スペーサ71は、撮像素子69から回路基
板73までの距離を例えば数mm〜数十mmとなるよう
に、回路基板73から撮像素子69を離間する。
【0078】この回路基板73は、各調整ネジ77、7
8によってL字形状の調整部材79に取り付けられる。
【0079】ここで、回路基板73における各調整ネジ
77、78が挿通する孔径は、各調整ネジ77、78の
径より矢印イ方向へ若干大きめに形成されているので、
各調整ネジ77、78によりL字形状の調整部材79に
対して回路基板73を固定する場合、回路基板73を光
軸68bの方向と同一方向(矢印イ方向)で移動させ、
撮像素子69を結像光学系の光軸68a上に位置合わせ
できるようになっている。
【0080】また、調整部材79は、調整ネジ80によ
ってベース64に取り付けられる。
【0081】ここで、調整部材79における調整ネジ8
0が挿通する孔径は、調整ネジ80の径より矢印ロ方向
へ若干大きめに形成されているので、調整ネジ80によ
りベース1に対して調整部材79を固定する場合、調整
部材79を光軸68aの方向と同一方向(矢印ロ方向)
で移動させ、撮像素子69を顕微鏡からの像が結像する
結像位置Q1に位置決めできるようになっている。
【0082】すなわち、調整部材79を矢印イ及びロ方
向に移動させることにより、撮像素子69を、光路分割
用のプリズム67を通る光軸68a上に位置合わせする
と共に、顕微鏡からの像が結像する結像位置Q1に位置
決めすることができる。
【0083】一方、撮像素子70を有する回路基板74
は、ベース64上の保持部材81に設けられる。
【0084】この保持部材81は、調整ネジ82によっ
てベース64に取り付けられる。
【0085】ここで、保持部材81における調整ネジ8
2が挿通する孔径は、調整ネジ82の径より若干大きめ
に形成されているので、調整ネジ82によりベース64
に対して保持部材81を固定する場合、回路基板74上
の撮像素子70を光軸に直交する平面上(矢印ハ方向)
をXY移動させ、撮像素子70を結像光学系の光軸68
bに位置合わせできるようになっている。
【0086】なお、ここでは、撮像素子70を光軸68
上に調整すると、結像光学系の結像位置Q2に撮像素子
70が位置するように構成されているものとする。
【0087】すなわち、保持部材81をXY移動させる
ことにより、撮像素子70を、光路分割用のプリズム6
7を通る光軸68bに位置合わせすると共に、顕微鏡か
らの像が結像する結像位置Q2に位置決めすることがで
きる。
【0088】このように撮像素子69と回路基板73と
の間にスペーサ71を介して、撮像素子69と回路基板
73とを一体に構成すると共に、回路基板73をL字形
状の調整部材79に調整可能に固定することで、撮像素
子69の固定のために新たな固定部材を用いる必要がな
い上に、L字形状の調整部材79と撮像素子69との調
整可能な固定も、撮像素子69単体で調整部材に固定す
る場合に比べて容易に行なうことができる。
【0089】さらに、撮像素子69と回路基板73とを
スペーサ71で離し、回路基板73と回路基板74とを
干渉しないように配置したので、撮像素子69、70と
を光路分割用のプリズム67の結像位置Q1、Q2に配
置することができる。
【0090】さらに、回路基板73に対してスペーサ7
1を介して撮像素子69を設け、且つこの撮像素子69
が設けられている回路基板73を各調整ネジ77、78
によってL字形状の調整部材79に取り付け、この調整
部材79を矢印イ及びロ方向に移動できるようにすると
共に、撮像素子70を保持する保持部材81を調整ネジ
82によってベース64に対してXY移動できるように
したので、光路分割用のプリズム67の各光軸68a、
68b上の各結像位置Q1、Q2に各撮像素子69、7
0をそれぞれ位置決めすることができる。
【0091】従って、第1、第2の実施の形態で得られ
る効果と同様に、特性の異なる2つの撮像素子69、7
0をフランジバックの顕微鏡からの像が結像する結像位
置Q1、Q2に位置決めする場合、光路分割用のプリズ
ム67の必要とする性能を損なうことなく、フランジバ
ックの結像位置Q1、Q2に簡単な構成で容易に位置決
め配置することができる。
【0092】さらに、上記第3の実施の形態において
は、スペーサ71を介して撮像素子69を回路基板73
に設け、撮像素子69を回路基板73から数mm〜数十
mm離間するようにしたので、Cマウント62のフラン
ジバック内にリレーレンズ等の光学系を介在する必要が
なくなり、光学性能の向上したデジタルカメラを実現す
ることができる。
【0093】なお、上述した実施の形態では、撮像素子
69と回路基板73との間にスペーサを介在する構成の
みしか開示していないが、これに限られるものではな
く、例えば撮像素子70と回路基板74との間にもスペ
ーサを介在するように構成してもよい。
【0094】また、上述した特性の異なる撮像素子6
9、70としては、例えば静止画像と動画像とを別々に
撮像するための2つの撮像素子、或いは擬似的な倍率変
換を行なうために画素サイズの異なる撮像素子を用いて
もよい。
【0095】また、撮像素子に限定する必要もなく、例
えば第1の実施の形態の変形例で述べたように、受光素
子であればセンサーであってもよい。
【0096】また、上記実施の形態では、光路分割用の
プリズムを用いて光路を2方向に分割していたが、これ
に限られるものではなく、例えば光路(光軸)中に挿脱
自在なミラーを設けることにより、使用したい撮像素子
に対してだけ顕微鏡からの光路を入射させるようにする
光路分割も可能である。
【0097】また、スペーサの代わりに、回路基板に対
する撮像素子のリード足自体を伸ばしてもスペーサを設
けた場合と同様の効果を得ることができる。
【0098】なお、本発明は、上述した第1乃至第3の
実施の形態に限定されることはなく、次のように用いる
こともできる。
【0099】例えば、上記デジタルカメラ本体63は、
顕微鏡に取り付けられているが、これに限られるもので
はなく、図8に示すようにCマウントに交換レンズ80
を取り付け、三脚81に載せて撮像を行なうことも可能
である。
【0100】また、図9に示すように照準機能82を持
つ架台83にデジタルカメラ本体63を取り付けて撮像
を行なうことも可能である。
【0101】さらに、上記第3の実施の形態のように、
撮像素子をスペーサを介して回路基板に設け、撮像素子
を回路基板から離すようにする構成は、上記第1、第2
の実施の形態にも適用できることは言うまでもない。
【0102】(本発明の実施の形態における特徴点)次
に、本発明の他の特徴とするところについて以下に説明
する。
【0103】(1)本発明は、光軸と垂直な平面を持
ち、ベースなどの構造物に固定された第1の光学部品
と、光軸に垂直な平面を持った第2の光学部品を少なく
とも一つ以上含む光学系にあって、前記第1の光学部品
の光軸に垂直な面と、前記第2の光学部品の平面同士を
接合し、該接合された第2の光学部品の外周面に円筒状
の連結部材の軸方向端部における内周面が挿入接着さ
れ、該連結部材の軸方向端部であって前記第2の光学部
品が存在しない側の軸方向端部の内周面に第3の光学部
品が挿入接着された光学部品の保持機構(A:上記請求
項1)において、前記第2の光学部品の外周側の直径寸
法と、前記連結部材の内周側の直径寸法と、前記第3の
光学部品の外周側の直径寸法の寸法精度を所定範囲内に
納まるようにしたことを特徴とする光学部品の保持機構
である。
【0104】(2)本発明は、上記本発明(1)に記載
されている光学部品の保持機構(A)において、前記構
造物に固定される第1の光学部品が、光軸に対して水平
または垂直方向に寸法調整が可能な機構を備えたことを
特徴とする光学部品の保持機構である。
【0105】(3)本発明は、入射する光束を複数の光
路に分割する光路分割手段と、前記光路分割手段を透過
した透過光路上および前記光路分割手段で分割された分
岐光路上にそれぞれ配置される複数の受光素子と、この
複数の受光素子に対応してそれぞれ設けられた受光素子
用の複数の回路基板と、前記光路分割手段に向けて入射
光束を通過する開口部を有し、前記光路分割手段を保持
するベースとを備え、このベースの外部に備えられた結
像レンズからの光束が、前記開口部を介して前記光路分
割手段に入射されて前記受光素子に結像されるようにし
た撮像装置(B:上記請求項2)であって、前記光路分
割手段からの前記透過光路及び前記分割光路の少なくと
も一方の光路上であって前記光路分割手段と前記受光素
子の間に配置された、前記結像レンズによる結像位置を
延長する延長光学系を更に備えており、この延長光学系
を保持する保持機構として、光軸と垂直な平面を有し、
前記ベースに固定された第1の光学部品と、光軸に垂直
な平面を持った第2の光学部品とを少なくとも一つ以上
含む光学系において、前記第1の光学部品の光軸に垂直
な面と前記第2の光学部品の平面同士とを接合し、該接
合された第2の光学部品の外周面に円筒状の連結部材の
軸方向端部における内周面を挿入接着し、該連結部材の
軸方向端部であって前記第2の光学部品が存在しない側
の軸方向端部の内周面に第3の光学部品を挿入接着した
光学部品保持機構を用いた撮像装置(上記請求項3)に
おいて、前記複数の受光素子と前記複数の回路基板は、
それぞれ対応するもの同士が密着して固定されているこ
とを特徴とする撮像装置である。
【0106】(4)本発明は、入射する光束を複数の光
路に分割する光路分割手段と、前記光路分割手段を透過
した透過光路上および前記光路分割手段で分割された分
岐光路上にそれぞれ配置される複数の受光素子と、この
複数の受光素子に対応してそれぞれ設けられた受光素子
用の複数の回路基板と、前記光路分割手段に向けて入射
光束を通過する開口部を有し、前記光路分割手段を保持
するベースとを備え、このベースの外部に備えられた結
像レンズからの光束が、前記開口部を介して前記光路分
割手段に入射されて前記受光素子に結像されるようにし
たことを特徴とする撮像装置(請求項2)において、前
記複数の受光素子と前記複数の回路基板のうち、少なく
とも一組は受光素子と回路基板との間に一体的に取り付
けられたスペーサを更に備え、この受光素子とスペーサ
と回路基板の一体物における回路基板を前記ベースに固
定することによって受光素子を前記結像レンズの結像位
置に保持するようにしたもので、前記回路基板の前記ベ
ースに対する固定位置を調整可能な取り付け位置調整手
段を更に備えたことを特徴とする撮像装置である。
【0107】(5)本発明は、結像位置の決まっている
結像レンズの後方に配置し、光路を異なる方向に分割で
きる光路分割手段と、前記光路分割手段で分割された光
路上に配置される特性の異なる少なくとも二つの受光素
子と、前記受光素子を配置する該受光素子の夫々に対応
した受光素子用の回路基板と、前記回路基板の少なくと
も一方を前記光路分割手段より離間した位置に配置した
場合に、前記結像レンズの結像位置を前記受光素子に位
置させるために前記光路分割手段と前記受光素子との間
に、前記結像レンズの結像位置を延長するための光学系
を保持する光学系保持手段とを備えたことを特徴とする
撮像装置である。
【0108】(6)本発明は、結像位置の決まっている
結像レンズの後方に配置し、光路を異なる方向に分割で
きる光路分割手段と、前記光路分割手段で分割された光
路上に配置される特性の異なる少なくとも二つの受光素
子と、前記受光素子を配置する該受光素子の夫々に対応
した受光素子用の回路基板と、前記回路基板の少なくと
も一方を前記光路分割手段より離間した位置に配置した
場合に、前記受光素子を前記結像レンズの結像位置近傍
に配置するために前記受光素子と前記回路基板との間に
介在されるスペーサと、前記受光素子を結像位置に位置
決めするために前記回路基板を調整可能な調整機構と、
を備えたことを特徴とする撮像装置である。
【0109】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、狭
いスペースに精度良く複数の光学部品を保持、固定する
ことができ、また、ベース1などの構造物に固定する部
分が一カ所にできるため、全体のコストも安くでき、さ
らには保持された光学系の調整を容易に行うことができ
る光学部品の保持機構を提供できる。
【0110】これに加えて本発明によれば、撮像素子を
結像光学系の結像位置に位置決めることができる撮像装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための断
面図。
【図2】第1の実施の形態の変形例を説明するための
図。
【図3】本発明の第2の実施の形態を説明するための断
面図。
【図4】本発明の変形例を説明するための断面図。
【図5】本発明の変形例を説明するための断面図。
【図6】Cマウントのフランジバックを説明するための
図。
【図7】本発明の第3の実施の形態を説明するための断
面図。
【図8】本発明の撮像装置における使用例を示す図。
【図9】本発明の撮像装置における使用例を示す図。
【図10】従来の光学部品の保持機構の第1の例を説明
するための断面図。
【図11】従来の光学部品の保持機構の第2の例を説明
するための断面図。
【図12】従来の光学部品の保持機構の第3の例を説明
するための断面図。
【符号の説明】
1:ベース 2:第1の光学部品 3:第2の光学部品 4:連結部材 5:第3の光学部品 6:センサー 7:撮像素子 7A:撮像素子 8:調整用部材 9:標本 11:対物レンズ 12:処理装置 14:ネジ 15:アングル部材 16:光源 17:平面光学部材 18:プリズム 60:顕微鏡の鏡筒 61:カメラ直筒 62:Cマウント 63:デジタルカメラ本体 64:ベース 65:プリズム座 66:ネジ 67:プリズム 69,70:撮像素子 71,72:スペーサ 73,74:回路基板 77,78,80,82:調整ネジ 79:調整部材 81:保持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸と垂直な平面を持ち、ベースなどの
    構造物に固定された第1の光学部品と、光軸に垂直な平
    面を持った第2の光学部品を少なくとも一つ以上含む光
    学系において、 前記第1の光学部品の光軸に垂直な面と、前記第2の光
    学部品の平面同士を接合し、該接合された第2の光学部
    品の外周面に円筒状の連結部材の軸方向端部における内
    周面が挿入接着され、該連結部材の軸方向端部であって
    前記第2の光学部品が存在しない側の軸方向端部の内周
    面に第3の光学部品が挿入接着されたことを特徴とする
    光学部品の保持機構。
  2. 【請求項2】 入射する光束を複数の光路に分割する光
    路分割手段と、 前記光路分割手段を透過した透過光路上および前記光路
    分割手段で分割された分岐光路上にそれぞれ配置される
    複数の受光素子と、 この複数の受光素子に対応してそれぞれ設けられた受光
    素子用の複数の回路基板と、 前記光路分割手段に向けて入射光束を通過する開口部を
    有し、前記光路分割手段を保持するベースとを備え、 このベースの外部に備えられた結像レンズからの光束
    が、前記開口部を介して前記光路分割手段に入射されて
    前記受光素子に結像されるようにしたことを特徴とする
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記光路分割手段からの前記透過光路及
    び前記分割光路の少なくとも一方の光路上であって前記
    光路分割手段と前記受光素子の間に配置された、前記結
    像レンズによる結像位置を延長する延長光学系を更に備
    えており、 この延長光学系を保持する保持機構として、光軸と垂直
    な平面を有し、前記ベースに固定された第1の光学部品
    と、光軸に垂直な平面を持った第2の光学部品とを少な
    くとも一つ以上含む光学系において、 前記第1の光学部品の光軸に垂直な面と前記第2の光学
    部品の平面同士とを接合し、 該接合された第2の光学部品の外周面に円筒状の連結部
    材の軸方向端部における内周面を挿入接着し、 該連結部材の軸方向端部であって前記第2の光学部品が
    存在しない側の軸方向端部の内周面に第3の光学部品を
    挿入接着した光学部品保持機構を用いたことを特徴とす
    る請求項2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の受光素子と前記複数の回路基
    板のうち、少なくとも一組は受光素子と回路基板との間
    に一体的に取り付けられたスペーサを更に備え、 この受光素子とスペーサと回路基板の一体物における回
    路基板を前記ベースに固定することによって受光素子を
    前記結像レンズの結像位置に保持するようにしたことを
    特徴とする請求項2記載の撮像装置。
JP2000046622A 1999-09-24 2000-02-23 光学部品の保持機構及び撮像装置 Withdrawn JP2001159727A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000046622A JP2001159727A (ja) 1999-09-24 2000-02-23 光学部品の保持機構及び撮像装置
CN 00124571 CN1235077C (zh) 1999-09-24 2000-09-21 摄像装置及光学零件的保持机构

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27129099 1999-09-24
JP11-271290 1999-09-24
JP2000046622A JP2001159727A (ja) 1999-09-24 2000-02-23 光学部品の保持機構及び撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001159727A true JP2001159727A (ja) 2001-06-12

Family

ID=26549632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000046622A Withdrawn JP2001159727A (ja) 1999-09-24 2000-02-23 光学部品の保持機構及び撮像装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2001159727A (ja)
CN (1) CN1235077C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150142A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Olympus Corp 実装装置および実装方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150142A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Olympus Corp 実装装置および実装方法
US8857029B2 (en) 2010-01-21 2014-10-14 Olympus Corporation Mounting apparatus and mounting method

Also Published As

Publication number Publication date
CN1235077C (zh) 2006-01-04
CN1289939A (zh) 2001-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100707862B1 (ko) 이미지 센서 모듈
WO2009087974A1 (ja) 複眼カメラモジュール
US20040080658A1 (en) Low cost electronic camera made using integrated circuit technology
US20050111088A1 (en) Microscope camera
JP2002118776A (ja) 撮像装置
KR20020088364A (ko) 촬상 렌즈, 촬상 장치 및 촬상 렌즈의 성형 방법
WO2017143696A1 (zh) 测距模组、三维扫描系统以及测距方法
KR20020001553A (ko) 촬상 장치 및 이를 이용한 휴대 전화
JP2009116176A (ja) カメラモジュールおよびこれを備える撮像機器
JP2006180487A (ja) 撮像装置
JPS61273519A (ja) 原稿読取装置
JP2005094731A (ja) カメラ装置および該カメラ装置の製造方法
US20050111106A1 (en) Optical element assembly formed of multiple optical elements such as prisms, and image pickup apparatus using the same in image pickup function section
US20190253594A1 (en) Imaging Camera
US7142242B2 (en) Prismatic image forming optical device adapted for miniaturization
US11457135B2 (en) Camera unit with light steering mechanism and the application thereof
JP2001159727A (ja) 光学部品の保持機構及び撮像装置
JP4075144B2 (ja) 撮像装置の製造方法
US20150301305A1 (en) Lens drive apparatus and camera module
US11204537B2 (en) Lens module
CN109756656B (zh) 手持式电子设备及其摄像头装置
US20090147128A1 (en) Digital photographing apparatus
KR20180023354A (ko) 듀얼 카메라 모듈
JP2005065015A (ja) 固体撮像素子の保持構造
WO2000049448A1 (en) Imaging device having minimized packaging of remote sensors for video imaging and the like

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070501