JP2001159388A - 太陽熱ロケット - Google Patents

太陽熱ロケット

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JP2001159388A
JP2001159388A JP2000325193A JP2000325193A JP2001159388A JP 2001159388 A JP2001159388 A JP 2001159388A JP 2000325193 A JP2000325193 A JP 2000325193A JP 2000325193 A JP2000325193 A JP 2000325193A JP 2001159388 A JP2001159388 A JP 2001159388A
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Barry John Miles
バリー・ジョン・マイルズ
Barry Gene Miller
バリー・ジーン・ミラー
Kurt Ogg Westermane
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用的なアプローチの下で性能を増進した太
陽熱ロケットの開発。 【解決手段】 断熱された熱エネルギー貯蔵区画12
と、熱エネルギー貯蔵区画の一端と流通状態にある輻射
内部加熱器14と、熱エネルギー貯蔵区画の第2端と流
通状態にある推進ノズル18と、太陽エネルギーを前記
熱エネルギー貯蔵区画に差し向ける第1位置と太陽エネ
ルギーを主に前記輻射内部加熱器に差し向ける第2位置
との間で選択的に可動の一次太陽光線集中器16と、輻
射内部加熱器と流通状態にある推進剤貯蔵容器28とを
備える太陽熱ロケット。熱エネルギー貯蔵区画に設けら
れる二次太陽光線集中器14を更に備えることができ
る。一次太陽光線集中器は、太陽エネルギーを熱エネル
ギー貯蔵区画或いは輻射内部加熱器いずれかに差し向け
るように選択的に可動である。輻射内部加熱器の使用に
より、最大温度期間を延長し、全体的な一層高い平均比
衝撃をもたらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に熱ロケット
に関するものであり、特には太陽熱ロケットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】太陽熱ロケットは、1954年に、化学
的ロケットより大きな比推力を与えるための方式として
初めて提唱された。太陽熱ロケットは、太陽エネルギー
を使用して推進剤(代表的に水素)を極めて高い温度に
加熱しそして後ノズルを通して高温気体を排出して推力
を提供する。推進剤の高温と低分子量とが協作用して化
学ロケットの比推力の2〜4倍の比推力を発生する。一
般に、太陽熱ロケットは、推進剤を長期の連続燃焼中非
常に大きな太陽熱収集器により直接加熱する「直接利得
・増力(direct gain)」型設計或いは短期の推力発生
「燃焼」においての使用のためのもっと小さな収集器か
らのエネルギーを収集しそして貯蔵する「熱エネルギー
貯蔵」型設計のいずれかを採用してきた。最近、「ハイ
ブリッド直接増力/熱エネルギー貯蔵」設計が提唱さ
れ、これは、直接増力型設計の高温推進剤能力と、熱エ
ネルギー貯蔵設計のもっと小さな収集器とを組み合わせ
るものである。これら設計の各々はそれぞれ長所と短所
とを有している。
【0003】直接増力型ロケットは、水素推進剤が耐火
金属チューブ若しくはカプセル包入フォーム(代表的に
レニウム)から構成されるキャビティを通過するに際し
てそれを加熱するための十分なエネルギーを提供するた
めに、非常に大型の太陽光線収集器(集中器)を必要と
する。この型式のロケットの利点は、推進剤の温度が極
めて高温(理論的に3,000Kを超える)となしえ、
高い比推力を提供しうることである。この設計に伴う欠
点は、推進剤をその貯蔵された極低温状態(25K)か
ら非常に高い推力温度まで加熱するに必要とされるエネ
ルギーを与えるために太陽熱収集器が非常に大規模(し
ばしば25〜40m直径)でなければならないことであ
る。しかし、太陽光線集中器技術は、それらが宇宙用途
向けに利用しうる水準(既存の宇宙船に適合する軽量及
び小さな積載容積)にまで成熟していない。
【0004】熱エネルギー貯蔵設計は、この集中器問題
を、太陽熱エネルギーを軌道期間全体にわたって収集し
そして貯蔵しそして後短時間の推進燃焼の間貯蔵エネル
ギーを使用して推力を提供することにより解決する。宇
宙船がその到達地点に至るまでには多数回の燃焼が必要
とされる。放出物の貯蔵期間が長いほど、収集器は小さ
くて済む。この方策は、既存の収集器技術を使用しての
ロケットの開発を可能ならしめる。しかし、こうした熱
エネルギー貯蔵システムへの最大の欠点は、熱エネルギ
ー貯蔵材料(代表的にレニウム被覆グラファイト或いは
タングステン包入窒化硼素)が直接増力システムの場合
よりかなり低い温度制約を有することである。
【0005】現在の熱エネルギー貯蔵設計は、レニウム
クラッドを通しての過剰の炭素拡散を回避するために約
2400Kに制限される。この高温熱貯蔵材料/クラッ
ドが最初高速の冷たい推進剤に爆されるときに起こる熱
衝撃もまた、熱エネルギー貯蔵設計における問題であり
得る。また別の問題は、加熱された推進剤の温度が推進
の開始においては非常に高いが、短時間後冷たい推進剤
により熱が抽出されるので減少することである。その結
果として、極めて高い推進剤出力温度を使用しての直接
増力設計を使用して理論上可能であるより、熱エネルギ
ー貯蔵設計の性能は落ちる。
【0006】ハイブリッド型の直接増力/熱エネルギー
貯蔵設計は、熱エネルギー貯蔵区画に続くすべての耐火
金属区画が熱エネルギー貯蔵材料の制限温度を超えて推
進剤の加熱を可能ならしめる必要性を付加する。温度が
高いほど、軌道変更性能は改善される。
【0007】直接増力及びハイブリッド設計両者に伴う
問題は、熱エネルギーの保持が最大キャビティ温度が増
加するにつれ格段に困難となることである。高温帯域に
熱を封じ込めるために多数箔断熱材が使用されることが
多い。極めて高い温度において、キャビティ開口からの
また多数箔断熱材を通しての熱損失は、輻射熱伝達によ
り支配され、この熱損失は温度と共に4乗までも変動す
る。キャビティ温度を10%増加することは熱損失の4
0%を超える増加をもたらす。非常に高い温度が得られ
るべきならば、この大きな熱損失を補償するために熱入
力は著しく増大されねばならない。先に示したように、
宇宙での展開式の太陽光線集中器の寸法は既に太陽熱ロ
ケットシステムの制限因子となっている。
【0008】幾つかの太陽熱駆動ロケットシステムは、
開口の寸法を減じ、結局はキャビティから輻射により逃
出する可能性のある熱量を減じるため、一次太陽光線集
中器とキャビティとの間に二次太陽光線集中器を組み込
んでいる。二次太陽光線集中器における100%未満の
反射による損失が著しくなりうる。これら損失を10%
未満に制限することは理論的に可能ではあるけれども、
実際的な損失は、一次集中器からの出力の15〜35%
のオーダである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】高い熱損失に加えて、
非常に高い温度での設計が、材料、構造及び製作上の課
題を呈し、これらは個別に解決困難でありそして特に通
常の予算制約の下でシステムとして一層解決困難であ
る。所望される非常に高い温度においては、耐火材料が
使用されねばならない。レニウムは、水素及び炭素との
その適合性、温度範囲全体にわたっての延性挙動、低い
蒸気圧、高い強度、及び高い弾性モジュラスの故に好ま
しい材料である。残念ながら、レニウムは、高価であ
り、成型及び接合困難であり、非常に高密度でありそし
て低熱容量である。非常に高い温度でのレニウムの構造
挙動は十分に特性を解明されておらずそして製造プロセ
スにおけるごく僅かの変動で著しく変化する。熱を効果
的に捕捉しそして推進剤に伝達することは、比較的大き
な表面積を有する密封部品の作製を必要とする。レニウ
ム加工処理技術は進歩しつつあるけれども、経験上、信
頼性のある、密封性の良い、効率的な、そして軽量のレ
ニウム熱交換機の製造は困難であることが判明してい
る。
【0010】上述したように、以上の概念は性能の増進
を与えうるが、各々は特に高温と関連するとき困難な工
学上の問題を有する。もっと実用的なアプローチが必要
とされている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の要求に対
処する。本発明により、熱エネルギー貯蔵区画、輻射内
部加熱器、一次太陽光線集中器及び推進剤ノズルを含む
太陽熱ロケットが提供される。一次太陽光線集中器は、
太陽エネルギーを熱エネルギー貯蔵区画或いは輻射内部
加熱器いずれかに差し向けるように選択的に可動であ
る。熱エネルギー区画は、その断熱材と協同して、太陽
光線の収斂したビームが断熱材内の開口を通してキャビ
ティに通入し得るようにキャビティを構成するように配
列される。熱エネルギー貯蔵区画は代表的に、軌道期間
の非推進部分中太陽エネルギーを吸収しそして貯蔵す
る。太陽光線は、捕集されそして吸収され、それにより
熱エネルギー貯蔵区画を非常に高い温度まで加熱する。
輻射内部加熱器は、集中された太陽光線を直接受け取り
そして熱を推進期間中推進剤に熱を伝達する。内部加熱
器により加熱された推進剤は、熱エネルギー貯蔵区画を
通して差し向けられ、ここで、その最大温度まで更に加
熱されそして後ノズルを通して排出されて推力を発生す
る。内部加熱器を使用すると、熱エネルギー貯蔵区画か
らの熱抽出速度は減少し、以て最大温度期間を延長し、
その結果として、全体的な一層高い平均比推力をもたら
す。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の本質及び目的の一層の理
解のために、同じ部材に同じ参照番号を付した図面を参
照して、本発明を例示する目的で現在好ましいと考えら
れる本発明形態を例示する。しかし、本発明は、図面に
示される構成配列や手段自体に限定されるものではな
い。
【0013】図1において、本発明の太陽熱ロケットは
番号10により全体を示される。太陽熱ロケット10
は、全体的に、熱エネルギー貯蔵区画12、輻射内部加
熱器14、一次太陽光線集中器16及び推進ノズル18
から構成される。
【0014】熱エネルギー貯蔵区画は一般に知られてい
るが、理解を容易にするために説明を加える。熱エネル
ギー貯蔵区画12は、熱エネルギー貯蔵材料24及び推
進剤が加熱されるにつれて推進剤を区画を通して案内す
る流れチャネルを収納している。熱エネルギー貯蔵材料
は代表的にレニウムで被覆されたグラファイトでありそ
して太陽光線が投射されるキャビティ32を形成するよ
うに形態づけられている。熱エネルギー貯蔵区画12
は、断熱材20内に包被される。キャビティ32内に太
陽光線を導入するために断熱材には一つ以上の開口が設
けられる。キャビティ32において、エネルギーが捕集
されそしてその過程で熱貯蔵材料を加熱する。二次太陽
光線集中器22を各開口に設けることができる。二次太
陽光線集中器22は、太陽光線群を更に収斂することに
より開口の寸法を減じる役目をなす。開口が小さいほ
ど、キャビティ32から外へ輻射される熱量は少なくな
る。熱エネルギー貯蔵区画12は、断熱材20により包
被されている配管26を経て輻射内部加熱器14と流通
状態にある。
【0015】輻射内部加熱器14は、二次太陽光線集中
器22周囲若しくはそれに隣り合って、或いは二次太陽
光線集中器22が使用されないなら、キャビティ32周
囲若しくはそれに隣り合って位置づけられる。輻射内部
加熱器14は代表的に、推進剤が内部を通して流れる金
属チューブコイルから構成される。推進剤は、それがチ
ューブを通して流れるに際して加熱される。
【0016】一次太陽光線集中器16は、それが太陽光
線を熱エネルギー貯蔵区画12のキャビティ12に差し
向ける第1位置(図1)と太陽光線の大半を輻射内部加
熱器14に差し向ける第2位置(図2)との間で可動で
ある。代表的に、一次太陽光線集中器16の反射表面は
パラボロイドの一部であり、そしてこの表面は焦点が二
次集中器22への入口において或いはそのごく近くにな
るよう配置される。
【0017】推進ノズル18は、推力を発生するべく推
進剤体を受け取りそして排出するため熱エネルギー貯蔵
区画12の内部と流通状態にある。
【0018】推進剤供給タンク28は、水素のような適
当な気体状若しくは液体推進剤を収蔵している。タンク
28は、配管30を経て輻射内部加熱器14と流通状態
にあり、配管30における弁36により推進期間中輻射
内部加熱器に推進剤を選択的に供給する。
【0019】操作は次の通り実施される。図1は、一次
太陽光線集中器16が第1位置にある非推進期間を例示
する。第1位置において、一次太陽光線集中器16は、
二次太陽光線集中器22を通して熱エネルギー貯蔵区画
12のキャビティに太陽エネルギーを収斂して差し向け
る。一次太陽光線集中器に衝突する線は太陽光線を表
す。矢印は、二次太陽光線集中器に向けて差し向けられ
る反射太陽光線を表す。反射太陽光線は熱エネルギー貯
蔵区画の内部を加熱し、事後の推進期間中での使用のた
めに熱を貯蔵する。現在の貯蔵設計は約2400Kに制
限される。
【0020】図2は、推進期間を例示し、ここでは一次
太陽光線集中器は反射された太陽光線の大部分を輻射内
部加熱器に投射し、そして残部が二次集中機22を通し
て熱エネルギー貯蔵区画12に入るようにする第2位置
まで外方に移動される。輻射内部加熱器は好ましくは、
耐熱、高吸収性材料(例えば耐火炭化物)で被覆され
る。これは、輻射内部加熱器をして、供給タンク28か
ら流れる推進剤に、それが熱エネルギー貯蔵区画に入る
前に、太陽エネルギーを効率的に吸収せしめそして伝達
させる。輻射内部加熱器は、好ましくは、推進剤気体を
600〜800Kそして1200Kに至る温度まで加熱
するように設計されている。
【0021】推進剤は、タンク28から弁36を通して
放出されそして配管30を通して輻射内部加熱器14ま
で流れる。推進剤は、輻射内部加熱器を通して流れそし
てそれにより加熱される。加熱された推進剤はその後、
配管26を通して熱エネルギー貯蔵区画12に流入し、
ここで更に加熱される。推進剤はその後、推進ノズル1
8を通して噴射されて、所望に応じてロケット若しくは
衛星を推進するための推力を発生する。
【0022】本発明は幾つかの利点を提供する。本発明
は、熱エネルギー貯蔵設計の既に高い性能を実用的な高
い効率の輻射内部加熱器の補助でもって増進する。サイ
クルの昇温期間中太陽エネルギーの大半を熱エネルギー
貯蔵区画に投射するべく一次太陽光線集中器を位置づけ
ることにより、極めて高い温度を熱エネルギー貯蔵区画
ににおいて発生せしめる。一次太陽光線集中器が推進期
間中再配置されるとき、輻射内部加熱器は入射太陽エネ
ルギーを一層効率的に捕集しそしてそれを推進剤に伝達
する。推進期間の初めにおいて、太陽光線を熱貯蔵区画
に収斂し続けることにより当該区画内に僅かに一層高い
最大温度が得られる。しかしながら、太陽エネルギーの
大部分を輻射内部加熱器に投射することにより、一層多
くのエネルギーが輻射内部加熱器に捕集されそして装置
により使用でき、推進剤が最大温度近くまで加熱しうる
期間を著しく延長することができる。
【0023】また別の利点は、内部加熱器が1200K
未満の温度で作動でき、従って従来からの材料及び形状
から作製することができる。1000K未満の内部加熱
器温度の場合、オーステナイト型ステンレス鋼が好まし
い材料である。従来からの材料の使用は、製作コストを
減じそして工程を軽減しそして装置全体の信頼性を高め
る。
【0024】また別の利点は、二次集中器の近く若しく
は周りに内部加熱器を配置することである。これは、一
次太陽熱集中器を最配置することにより、太陽エネルギ
ーの比率を加熱器と貯蔵区画との間で調整することを可
能ならしめる。
【0025】更に別の利点は、高温の貯蔵区画と流入す
る推進剤との間の温度差を減じることにより熱エネルギ
ー貯蔵区画への熱衝撃を減じることである。
【0026】ここに例示しそして説明した形態が変更さ
れうることを理解されたい。本発明は、単一の一次太陽
光線集中器、二次太陽光線集中器及び輻射内部加熱器か
ら構成することができる。熱エネルギー貯蔵区画を2つ
の区画に分割して、各々に一次太陽光線集中器、二次太
陽光線集中器及び輻射内部加熱器を装備することができ
る。熱エネルギー貯蔵区画は、内部キャビティを備える
単体構造とすることができるし、また集中太陽光線を捕
集するためのキャビティを形成するべく配列された幾つ
かのモジュールの組立体とすることもできる。複数の推
進ノズルを使用することもできる。輻射内部加熱器は、
集中した太陽光線を効率的に吸収しそして熱を流動して
いる推進剤に伝達する単一の或いは多数のチューブ、室
或いは流れ囲い配列構成から形成することができる。内
部加熱器は、作動環境の温度及び圧力範囲にわたって推
進剤及び界面構成材料と適合しうる任意の金属、セラミ
ック及び複合体から構成することができる。どのような
材料が使用されるにせよ、その表面は太陽光線に関して
高い吸収率を有さねばならない。
【0027】
【発明の効果】(1)既に高い性能の熱エネルギー貯蔵
設計を実用的な高い効率の輻射内部加熱器でもって増進
する。太陽エネルギーの大部分を輻射内部加熱器に投射
することにより、一層多くのエネルギーが輻射内部加熱
器に捕集されそして装置により使用でき、推進剤が最大
温度近庫まで加熱しうる期間を著しく延長することがで
きる。 (2)内部加熱器が1200K未満の温度で作動でき、
従って従来からの材料及び形状から作製することができ
る。従来からの材料の使用は、製作コストを減じそして
工程を軽減しそして装置全体の信頼性を高める。 (3)二次集中器の近く若しくは周りに内部加熱器を配
置することにより、一次太陽熱集中器を最配置すること
により、太陽エネルギーの比率を加熱器と貯蔵区画との
間で調整することを可能ならしめる。 (4)高温の貯蔵区画と流入する推進剤との間の温度差
を減じることにより熱エネルギー貯蔵区画への熱衝撃を
減じる。
【0028】本発明を具体例に基づいて説明したが、当
業者は本発明の精神から逸脱することなく、様々の変
更、省略、追加をそこになし得ることを理解すべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱エネルギー貯蔵区画加熱位置における、一次
太陽光線集中器を備える、本発明のロケット中央面にお
ける長手方向断面図である。
【図2】太陽エネルギーを主として輻射内部加熱器に差
し向けるための推進位置における、一次太陽光線集中器
を備える、本発明ロケット中央面における長手方向断面
図である。
【符号の説明】
10 太陽熱ロケット 12 熱エネルギー貯蔵区画 14 輻射内部加熱器 16 一次太陽光線集中器 18 推進ノズル 20 断熱材 22 二次太陽光線集中器 24 熱エネルギー貯蔵材料 26、30 配管 28 タンク 32 キャビティ 36 弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バリー・ジョン・マイルズ アメリカ合衆国バージニア州リンチバー グ、フォックスクレスト・ドライブ206 (72)発明者 バリー・ジーン・ミラー アメリカ合衆国バージニア州グッド、ハン ティング・レイン313 (72)発明者 カート・オッグ・ウエスタマン アメリカ合衆国バージニア州フォレスト、 オークデイル・テラス105

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱ロケットであって、 a.断熱された熱エネルギー貯蔵区画と、 b.前記熱エネルギー貯蔵区画の一端と流通状態にある
    輻射内部加熱器と、 c.前記熱エネルギー貯蔵区画の第二端と流通状態にあ
    る推進ノズルと、 d.一次太陽光線集中器にして、太陽エネルギーを前記
    熱エネルギー貯蔵区画に差し向ける第1位置と太陽エネ
    ルギーを主に前記輻射内部加熱器に差し向ける第2位置
    との間で選択的に可動の一次太陽光線集中器と、 e.前記輻射内部加熱器と流通状態にある推進剤貯蔵容
    器とを備える太陽熱ロケット。
  2. 【請求項2】 前記熱エネルギー貯蔵区画に設けられる
    二次太陽光線集中器を更に備える請求項1のロケット。
JP2000325193A 1999-10-26 2000-10-25 太陽熱ロケット Pending JP2001159388A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/427844 1999-10-26
US09/427,844 US6290185B1 (en) 1999-10-26 1999-10-26 Solar thermal rocket

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US (1) US6290185B1 (ja)
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