JP2001154945A - 出力制御システム及び記憶媒体 - Google Patents

出力制御システム及び記憶媒体

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JP2001154945A
JP2001154945A JP33862499A JP33862499A JP2001154945A JP 2001154945 A JP2001154945 A JP 2001154945A JP 33862499 A JP33862499 A JP 33862499A JP 33862499 A JP33862499 A JP 33862499A JP 2001154945 A JP2001154945 A JP 2001154945A
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JP33862499A
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Masaki Tsutsumi
勝紀 筒見
Takayasu Watanabe
隆保 渡辺
Koji Tamura
恒治 田村
Eiji Hatano
英二 波多野
Makoto Tsurumi
誠 津留見
Naoki Fukumoto
直樹 福本
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、データ形式が異なる文書デ
ータを出力用の共通のデータ形式に変換することによ
り、容易且つ効率的にデータを送受信する出力制御シス
テム及び記憶媒体を提供することである。 【解決手段】 CPU11は、RAM13に格納された
印刷要求処理プログラムに従って印刷要求処理を実行す
る。すなわち、CPU11は、アプリケーションによっ
て作成された文書データをGDIの描画コマンドに変換
し、変換された描画コマンドより、EMFファイルを作
成し、指定された出力先及び各種定義情報よりCAPC
ALジョブ記述ファイルを作成し、EMFファイル及び
CAPCALジョブ記述ファイルをCAPCALサーバ
Aへ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作成された文書デ
ータを送信する送信端末と、前記文書データを受信し、
出力する受信端末が各々の通信手段によって接続される
ことにより構成される出力制御システム及び記憶媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、インターネット、商用ネットワー
クのパソコン通信等の普及に伴い、プロバイダ(インタ
ーネット接続事業者)、パソコン通信事業者等を介した
電子メールサービスが急速に普及し、コミュニケーショ
ン手段としての地位が確立されてきた。また、最近で
は、ディジタル携帯電話の高速パケット通信サービス等
の開始により、ノートパソコン、PDA(Personal Dig
ital Assistant)等の携帯端末を利用した電子メールの
送受信も行われるようになっている。
【0003】一方、従来の印刷システムでは、文書ファ
イルをLAN(Local Area Network)環境内に配備され
た印刷装置に印刷するのが一般的である。このため、遠
隔地のユーザが作成した文書ファイルの印刷を行うに
は、公衆回線等のWAN(WideArea Network)環境を利
用して、電子メールに文書ファイルを添付して相手先の
受信者に送信し、受信者が添付された文書ファイルをそ
のファイル用のエディタで開き、印刷していた。
【0004】ここで、図18〜図19を参照して従来の
出力制御システムについて説明する。図18は、遠隔地
にあるコンピュータを介して文書ファイル70bを印刷
する場合の概略構成図である。コンピュータ70には、
アプリケーションソフト70cによって作成された文書
ファイル70bがある。以下に、文書ファイル70bを
ローカルプリンタ71に印刷する手順について説明す
る。
【0005】文書ファイル70bは、アプリケーション
ソフト70c固有のフォーマットファイルである。一般
に文書ファイルの形式を識別するためには、ファイル名
の末尾に付けられたピリオド「.」で始まる3〜4文字
の拡張子文字列で行う。このように、文書ファイル70
bは、アプリケーションソフト70cに依存し、専用の
アプリケーションが無ければ開くことも印刷することも
できない。
【0006】文書ファイル70bを読み込んだアプリケ
ーションソフト70cによって文書ファイル70bの描
画情報が認識された後、GDI(Graphics Device Inte
rface)70eにアクセスすることにより当該文書ファ
イル70bの描画を行う。ここで、GDIとは、Win
dowsの画面表示における標準インターフェースであ
り、印刷装置、FAX、表示装置等の出力装置に対して
描画を行うための関数群の集まり(ライブラリ)を示
す。
【0007】GDI80eを呼び出す際に出力先である
プリンタ81のプリンタ名を指定し、出力デバイスを特
定する。全ての描画情報をGDI80eに出力すると、
印刷システム100は指定のプリンタ用のプリンタドラ
イバ80fを呼び出し、描画情報をプリンタ81のコマ
ンドであるESCシーケンスに変換し、プリンタ81に
出力することにより文書ファイル80bの印刷を行う。
【0008】ここで、印刷システム100は通常OS
(Operating System)に組み込まれた機能であり、例え
ば、Windowsの場合は、Windows印刷スプ
ーラがそれに当たる。この場合、プリンタ毎にスプール
ファイルが作成され、スプール・キューに一時記憶され
ることになる。
【0009】次に、遠隔地にあるプリンタに印刷した
り、遠隔地にいるユーザ宛に文書ファイルを送信する場
合を以下に説明する。一般のメールソフトは、メール本
文にファイルを添付する事が可能であるが、この機能を
利用して、オペレーション操作によりメールに文書ファ
イル70bを添付し、遠隔地のユーザ宛にメールを送信
する。このメールはメールサーバ72aを経由して、受
信用のメールサーバ82aに格納される。
【0010】コンピュータ80によりメールの受取人が
メールソフト80aを使用して自分宛のメールをダウン
ロードすると、メールに添付された文書ファイル80b
はメールソフト80aにより、オペレーション操作によ
ってコンピュータ80の記憶装置(図示略)に文書ファ
イル80bとして格納される。そして、文書ファイル8
0bは、前述した印刷手順と同様の操作でプリンタ81
に出力される。
【0011】また、図19に示すWAN環境における別
の印刷方法のように、WAN環境においても、遠隔コン
ピュータのIPアドレスを固定することにより、LAN
環境と同等のネットワーク環境を構築することが可能で
ある。
【0012】このように、従来の印刷システムでは、作
成した文書ファイルをLAN環境内に配備されたプリン
タに印刷するのが通常である。また、公衆回線等のWA
N環境の場合は、メールに文書ファイルを添付して相手
先に送付し、受信者は添付された文書ファイルをその文
書のエディタで開き、近くのプリンタを指定して印刷す
るのが一般的である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
出力制御システムでは、以下のような問題点があった。
すなわち、遠隔地に接続されたプリンタに対して自動的
に印刷するための実用的な手段がないため、送信者が文
書ファイルをメールに添付する作業や、受信者がメール
に添付された文書ファイルを印刷する作業等が必要であ
った。
【0014】また、遠隔地のユーザ宛の文書ファイルを
メールに添付して送信する場合、受信者のコンピュータ
上にその文書ファイルに適したアプリケーションソフト
がインストールされていない場合には、文書ファイルを
開くことも印刷することもできない。さらに、遠隔地の
プリンタに印刷した場合、正しく印刷されたか否かの確
認手段が無いため、遠隔地のユーザに電話等で確認の問
い合わせをする必要があった。
【0015】また、図19に示したWAN接続の場合
も、LAN接続の場合と同様に、出力プリンタ81用の
プリンタドライバ70fがクライアントホストであるコ
ンピュータ70上に必要になる。このため、遠隔地のプ
リンタの種類や機種が変更された場合等には追随しにく
いため、あまり実用的ではない。また、WANのように
接続対象が広範囲に及ぶと、装置の増減が激しいため、
IPアドレスの固定化は困難である。
【0016】本発明の課題は、データ形式が異なる文書
データを出力用の共通のデータ形式に変換することによ
り、容易且つ効率的にデータを送受信する出力制御シス
テム及び記憶媒体を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、作成された文書データを送
信する送信端末と、前記文書データを受信し、出力する
受信端末が各々の通信手段によって接続されることによ
り構成される出力制御システムにおいて、前記送信端末
は、任意のアプリケーションによって作成され、データ
形式が異なる文書データを出力用の共通のデータ形式に
変換する共通形式変換手段と、前記文書データの出力が
指定された際に、当該文書データを前記共通形式変換手
段により前記出力用の共通データ形式に変換し、変換さ
れた出力用データを電子メールに付加して前記受信端末
へ送信する送信手段と、を備え、前記受信端末は、前記
送信手段により送信された前記出力用データを受信した
際に、前記出力用の共通データ形式を出力装置に対応す
る出力データ形式に変換する出力形式変換手段と、この
出力形式変換手段により変換された出力データ形式に基
づいて前記出力用データを前記出力装置に出力する出力
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0018】請求項1記載記載の発明によれば、前記送
信端末において、共通形式変換手段は任意のアプリケー
ションによって作成され、データ形式が異なる文書デー
タを出力用の共通のデータ形式に変換し、送信手段は前
記文書データの出力が指定された際に、当該文書データ
を前記共通形式変換手段により前記出力用の共通データ
形式に変換し、変換された出力用データを電子メールに
付加して前記受信端末へ送信し、前記受信端末におい
て、出力形式変換手段は前記送信手段により送信された
前記出力用データを受信した際に、前記出力用の共通デ
ータ形式を出力装置に対応する出力データ形式に変換
し、出力手段はこの出力形式変換手段により変換された
出力データ形式に基づいて前記出力用データを前記出力
装置に出力する。
【0019】したがって、遠隔地の出力先に対しても遠
隔地であることを意識することなく、通常の操作で出力
処理を行うことができる。また、遠隔地に設置された出
力装置の出力データ形式が異なる場合であっても、相手
先の出力装置に対応する出力データの認識または変換の
必要が無く、容易にデータを送信することができる。
【0020】請求項6記載の発明は、作成された文書デ
ータを送信する送信端末と、前記文書データを受信し、
出力する受信端末が各々の通信手段によって接続される
ことにより構成される出力制御システムにおいて、前記
送信端末は、前記文書データの出力が指定された際に、
当該文書データ及びその出力先情報を電子メールに付加
して前記受信端末へ送信する送信手段を備え、前記受信
端末は、複数の出力先に対して前記文書データを出力す
る出力手段と、前記送信手段により送信される出力先情
報に基づいて1または複数の出力先を特定する出力先特
定手段と、前記送信手段により送信された電子メールに
付加された文書データ及びその出力先情報を受信した際
に、前記出力先特定手段により特定された前記1または
複数の出力先に対して前記出力手段により受信した前記
文書データを出力する制御を行う出力制御手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0021】請求項6記載記載の発明によれば、前記送
信端末において、送信手段は文書データの出力が指定さ
れた際に、当該文書データ及びその出力先情報を電子メ
ールに付加して前記受信端末へ送信し、前記受信端末に
おいて、出力手段は複数の出力先に対して前記文書デー
タを出力し、出力先特定手段は前記送信手段により送信
される出力先情報に基づいて1または複数の出力先を特
定し、出力制御手段は前記送信手段により送信された電
子メールに付加された文書データ及びその出力先情報を
受信した際に、前記出力先特定手段により特定された前
記1または複数の出力先に対して前記出力手段により受
信した前記文書データを出力する制御を行う。
【0022】したがって、遠隔地にある出力先を含めた
複数の出力先候補の中から所望の出力先を指定し出力で
きる。
【0023】 〔発明の詳細な説明〕以下、図1〜図17を参照して本
発明の実施の形態における出力制御システム1について
詳細に説明する。
【0024】まず構成を説明する。図1は、本発明に係
る出力制御システム1の概略構成を示す図である。この
図1において、出力制御システム1は、クライアント1
0がイーサネット2を介してCAPCALサーバA2
0、及びメールサーバA30に接続され、更にメールサ
ーバA30は、電話回線、ISDN(Integrated Servi
ces Digital Network)回線、または専用線等の通信回
線を介してメールサーバB40,CAPCALサーバB
50,一般個人A1用コンピュータ60にアクセスでき
る構成となっている。なお、図1においては、各端末間
の通信を有線接続として図示しているが、これらは無線
による通信であってもよい。ここで、「CAPCAL」
とは、Windowsによるオペレーティングシステム
下における出力装置運用支援である。
【0025】また、図1において、メールサーバA3
0,メールサーバB40は、プロバイダやパソコン通信
事業者等が備える各種サーバーの中でメール管理を専門
に担当するサーバーであり、プロバイダが備えるルータ
ー(図示略)を介して公衆回線網と接続され、所定ユー
ザーのアドレスへ電子メールを送信したり、ユーザー宛
の電子メールを蓄積していく。
【0026】次に、図2を参照してクライアント10の
内部構成を詳細に説明する。図2は、クライアント10
の構成を示すブロック図である。この図2において、ク
ライアント10は、CPU11、入力装置12、RAM
13、表示装置15、記憶装置16、及び記憶媒体16
a、通信装置18により構成され、記憶媒体16aを除
く各部はバス17により接続されている。
【0027】CPU(Central Processing Unit)11
は、記憶装置16に記憶されている当該クライアント1
0に対応する各種アプリケーションプログラムの中から
指定されたアプリケーションプログラム、入力装置12
から入力される各種指示或いはデータをRAM13内の
ワークメモリエリアに格納し、この入力指示及び入力デ
ータに応じてRAM13内に格納したアプリケーション
プログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果を
RAM13内のワークメモリエリアに格納するととも
に、表示装置15に表示させる。そして、ワークメモリ
エリアに格納した処理結果を入力装置12から入力指示
される記憶装置16内の記憶媒体16aの保存先に保存
する。
【0028】また、CPU11は、RAM13に格納さ
れた印刷要求処理プログラムに従って後述する印刷要求
処理(図5参照)を実行する。すなわち、CPU11
は、アプリケーションによって作成された文書データを
GDIの描画コマンドに変換し、変換された描画コマン
ドより、EMF(Enhanced Meta-File)ファイルを作成
し、指定された出力先及び各種定義情報よりCAPCA
Lジョブ記述ファイルを作成し、EMFファイル及びC
APCALジョブ記述ファイルをCAPCALサーバA
へ送信する。
【0029】入力装置12は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポイン
ティングデバイスであるマウスと、を備え、キーボード
で押下されたキーの押下信号をCPU11に出力すると
ともに、マウスによる操作信号をCPU11に出力す
る。
【0030】RAM(Random Access Memory)13は、
指定された上記CPU11により実行される印刷要求処
理に必要なファイル、及びパラメータを格納するメモリ
エリアを形成している。また、RAM13は、上記CP
U11により実行される印刷要求処理において記憶装置
16から取得される各種定義情報に対応するデータを所
定のメモリエリアに格納する。表示装置15は、CRT
(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Displ
ay)等により構成され、CPU11から入力される各種
表示データを表示する。
【0031】記憶装置16は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記憶媒体16aを有しており、この
記憶媒体16aは磁気的、光学的記録媒体、若しくは半
導体メモリで構成されている。この記憶媒体16aは記
憶装置16に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に
装着するものであり、この記憶媒体16aには当該クラ
イアント10に対応する各種アプリケーションプログラ
ム、及び各処理プログラムで処理されたデータ等を記憶
する。
【0032】なお、記憶媒体16aに記憶するプログラ
ム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機
器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信
回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体1
6aを備えた記憶装置を設け、この記憶媒体16aに記
憶されているプログラム、データ等を通信回線を介して
使用する構成にしてもよい。
【0033】通信装置18は、モデム、ターミナルアダ
プタ、またはルーター等によって構成され、電話回線、
ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介して外
部機器との通信を行うための制御を行う。
【0034】次に、図3を参照してCAPCALサーバ
A20の内部構成を詳細に説明する。CAPCALサー
バA20は、その機能的構成を図3に示すブロック図の
ように、CPU21、入力装置22、RAM23、印刷
装置24、表示装置25、記憶装置26、及び記憶媒体
26a、通信装置28により構成され、記憶媒体26a
を除く各部はバス27により相互に接続されている。
【0035】CPU21は、記憶装置26内の記憶媒体
26aに記憶されている各種印刷制御プログラムを読み
出して、RAM23内のワークメモリエリア(図示略)
に格納し、このRAM23内に格納した出力処理プログ
ラムに従って各種出力制御処理を実行し、その処理結果
をRAM23内のワークメモリエリアに格納するととも
に、表示装置25に表示させる。そして、ワークメモリ
エリアに格納した処理結果を記憶装置26内の記憶媒体
26aの所定の保存先に保存する。
【0036】また、CPU21は、RAM23に格納さ
れた出力処理プログラムに従って後述する出力処理(図
7参照)を実行する。すなわち、CPU11は、EMF
ファイル、及びCAPCALジョブ記述ファイルを受信
後、後述する出力先判定処理を実行する。
【0037】また、CPU21は、RAM23に格納さ
れた出力先判定処理プログラムに従って後述する出力先
判定処理(図8参照)を実行する。すなわち、CPU2
1は、ジョブ記述ファイルから出力先リストを取り出
し、出力先定義テーブル内に指定の出力先定義の有無を
判定し、当該出力先定義が有れば、その出力先が何処で
あるか判定し、出力先定義が無ければ定義エラーを伝え
るメールをクライアント10宛に送信し、出力先がメー
ルと指定された場合、後述するメール送信処理を実行
し、出力先がプリンタと指定された場合、後述するプリ
ンタ出力処理を実行し、他の出力先の有無を判定する。
【0038】入力装置22は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポイン
ティングデバイスであるマウスと、を備え、キーボード
で押下されたキーの押下信号をCPU21に出力すると
ともに、マウスによる操作信号をCPU21に出力す
る。
【0039】RAM23は、出力処理プログラム、出力
先判定処理プログラム、メール処理プログラム、プリン
タ出力処理プログラム、その他入力指示、入力データ及
び処理結果等を格納するワークメモリエリアを有する。
【0040】印刷装置24は、CAPCALサーバA2
0に対応する前記プリンタ出力処理プログラムによって
作成されたデータ等を印刷する。表示装置25は、CR
T、液晶表示装置等により構成され、CPU21から入
力される表示データを表示する。
【0041】記憶装置26は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記憶媒体26aを有しており、この
記憶媒体26aは、磁気的、光学的記録媒体、若しくは
半導体メモリで構成されており、一般的には、その他の
記憶媒体と比較して高速アクセスが可能なハードディス
クと呼ばれる磁気的記録媒体で構成されている。この記
憶媒体26aは、記憶装置26に固定的に設けたもの、
若しくは着脱自在に装着するものであり、当該CAPC
ALサーバA20に対応する上記各種処理プログラム、
及び当該プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0042】通信装置28は、モデム(MODEM:MO
dulator/DEModulator )、ターミナルアダプタ(TA:
Terminal Adapter)、またはルーター等によって構成さ
れ、電話回線、ISDN回線、或いは専用線等の通信回
線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
モデムは、電話回線を介してクライアント10等の外部
機器との通信を行うために、CPU21によって処理さ
れたデジタルデータを電話回線の周波数帯域にあったア
ナログ信号に変調し、また、電話回線を介して入力され
たアナログ信号をデジタル信号に復調する装置であり、
ターミナルアダプタは、ISDN回線を介してクライア
ント10等の外部機器との通信を行うために、既存のイ
ンタフェースをISDNに対応したIインタフェースに
変換する装置であり、ルーターは、専用線を介して接続
されるクライアント10がLANを構成している場合
に、当該CAPCALサーバA20を含むプロバイダ側
のLANと前記クライアント10を含むLAN間を接続
する装置である。
【0043】次に、図4を参照してメールサーバB40
の内部構成を詳細に説明する。メールサーバB40は、
その機能的構成を図4に示すブロック図のように、CP
U41、入力装置42、RAM43、表示装置45、記
憶装置46、及び記憶媒体46a、通信装置48により
構成され、記憶媒体46aを除く各部はバス47により
相互に接続されている。
【0044】CPU41は、記憶装置46内の記憶媒体
46aに記憶されているメール受信処理プログラムを読
み出して、RAM43内のワークメモリエリア(図示
略)に格納し、このRAM43内に格納したメール受信
処理プログラムに従って、各種メール受信処理を実行
し、その処理結果をRAM43内のワークメモリエリア
に格納するとともに、表示装置45に表示する。そし
て、ワークメモリエリアに格納した処理結果を記憶装置
46内の記憶媒体46aの所定の保存先に保存する。
【0045】また、CPU41は、RAM43に格納さ
れたメール受信処理プログラムに従って後述するメール
受信処理(図12参照)を実行する。すなわち、CPU
41は、設定されたメールアカウントに対してメールポ
ーリングし、受信メールの有無を判定し、受信メールが
有れば、メールを受信し、CRDファイルを記憶装置に
格納する。
【0046】また、CPU41は、受信メールがCAP
CALジョブであるか否かを判定し、CAPCALジョ
ブである場合、CRDファイルをEMFファイル、ジョ
ブ記述ファイルに分解し、ドキュメントキューに転送
し、前述した出力先判定処理を実行する。
【0047】入力装置42は、カーソルキー、数字入力
キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポイ
ンティングデバイスであるマウスと、を備え、キーボー
ドで押下されたキーの押下信号をCPU41に出力する
とともに、マウスによる操作信号をCPU41に出力す
る。
【0048】RAM43は、上記メール受信プログラ
ム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格納するワ
ークメモリエリアを有する。表示装置45は、CRT
(Cathode Ray Tube)、液晶表示装置等により構成さ
れ、CPU41から入力される表示データを表示する。
【0049】記憶装置46は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記憶媒体46aを有しており、この
記憶媒体46aは、磁気的、光学的記録媒体、若しくは
半導体メモリで構成されており、一般的には、その他の
記憶媒体と比較して高速アクセスが可能なハードディス
クと呼ばれる磁気的記録媒体で構成されている。この記
憶媒体46aは、記憶装置46に固定的に設けたもの、
若しくは着脱自在に装着するものであり、当該メールサ
ーバB40に対応するメール受信プログラム、及び当該
プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0050】この記憶装置46内の記憶媒体46aに記
憶される受信メールプログラムは、例えばSMTP(Si
mple Mail Transfer Protocol)(TCP/IP環境で
の電子メール用プロトコル)等の電子メール用プロトコ
ルに基づいて、LAN等のネットワークを介して接続さ
れたクライアント10等の各通信端末と通信を行うこと
により、電子メール等の各種データの送受信管理を行う
サーバーアプリケーションである。
【0051】また、この記憶媒体46aに記憶するプロ
グラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバや
クライアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝
送媒体を介して通信装置48から受信して記憶する構成
にしてもよく、さらに、記憶媒体46aはネットワーク
上に構築されたサーバの記憶媒体46aであってもよ
い。さらに、前記プログラムをネットワーク回線等の伝
送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれら
の機器にインストールするように構成してもよい。
【0052】通信装置48は、モデム(MODEM:MO
dulator/DEModulator )、ターミナルアダプタ(TA:
Terminal Adapter)、またはルーター等によって構成さ
れ、電話回線、ISDN回線、或いは専用線等の通信回
線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
モデムは、電話回線を介してクライアント10等の外部
機器との通信を行うために、CPU41によって処理さ
れたデジタルデータを電話回線の周波数帯域にあったア
ナログ信号に変調し、また、電話回線を介して入力され
たアナログ信号をデジタル信号に復調する装置であり、
ターミナルアダプタは、ISDN回線を介してクライア
ント10等の外部機器との通信を行うために、既存のイ
ンタフェースをISDNに対応したIインタフェースに
変換する装置であり、ルーターは、専用線を介して接続
されるクライアント10がLANを構成している場合
に、当該メールサーバB40を含むプロバイダ側のLA
Nと前記クライアント10を含むLAN間を接続する装
置である。
【0053】また、前記構成要素の内、入力装置42、
表示装置45、及び通信装置48の各装置は、メールサ
ーバB40専用に備えずに、プロバイダ等が備える各種
サーバーが共有する構成であってもよい。以上がクライ
アント10、CAPCALサーバA20、メールサーバ
B40の内部構成についての説明である。なお、メール
サーバA30、CAPCALサーバB50、一般個人A
1用コンピュータ60の全体構造については、それぞれ
上述したメールサーバB40、CAPCALサーバA2
0、クライアント10の構成と主要部分を同一とするた
め、その構成の図示及び説明は省略する。
【0054】次に、本実施の形態における動作を説明す
る。まず、図2に示すクライアント10によって、イー
サネット2を介して印刷を要求する際の印刷要求処理に
ついて、図5に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0055】まず、CPU11は、アプリケーションに
よって作成された文書データをGDIの描画コマンドに
変換し(ステップS1)、変換された描画コマンドよ
り、EMFファイルを作成する(ステップS2)。次
に、CPU11は、指定された出力先及び各種定義情報
より、CAPCALジョブ記述ファイルを作成し(ステ
ップS3)、EMFファイル及びCAPCALジョブ記
述ファイルをCAPCALサーバAへ送信し(ステップ
S4)、上記印刷要求処理を終了する。
【0056】ここで、図6は、ステップS3において作
成されたCAPCALジョブ記述ファイル10h内の出
力先リストのデータ構造の一例を示す図である。図6に
示すように、出力先構造体は、種別格納領域10h−
2、名称長格納領域10h−3、名称(可変長)格納領
域10h−4より構成され、出力先構造体の個数格納領
域10h−1に格納された個数分、CAPCALジョブ
記述ファイル10hに格納される。
【0057】ここで、種別格納領域10h−2には、例
えば「1:プリンタ」、「2:FAX番号」、「3:メ
ールアドレス」、「4:出力先論理名称」、「5:出力
先グループ名称」等の出力先種別情報が格納され、名称
長格納領域10h−3には、上記種別情報に基づいて、
プリンタ名/FAX電話番号/メールアドレス/出力先
論理の名称長が格納され、名称(可変長)格納領域10
h−4には、上記種別情報に基づいて、プリンタ名/F
AX電話番号/メールアドレス/出力先論理の名称が格
納される。
【0058】次に、図3に示すCAPCALサーバA2
0によって実行される出力処理について、図7に示すフ
ローチャートを参照して説明する。まず、CPU21
は、EMFファイル及びCAPCALジョブ記述ファイ
ルを受信し(ステップS5)、後述する出力先判定処理
(図8参照)へ移行する(ステップS6)。
【0059】次に、図3のCAPCALサーバA20に
よって実行される出力先判定処理について、図8に示す
フローチャートを参照して説明する。まず、CPU21
はジョブ記述ファイルから出力先リストを取り出す(ス
テップS61)。次に、CPU21は、RAM23に格
納される出力先定義テーブル内における指定の出力先定
義の有無を判定する(ステップS62)。
【0060】ここで、図9を参照して、CAPCALサ
ーバA20のRAM23に格納される出力先定義テーブ
ルのデータ構造について説明する。図9に示すように、
出力先定義テーブルは、グループ構造体格納領域20
j、及び出力先論理名構造体格納領域20kより構成さ
れている。さらにグループ構造体は、グループ名称20
j−2、出力先論理名構造体の個数20j−3、出力先
論理名構造体のポインタ20j−4,20j−5より構
成され、グループ構造体の個数格納領域20j−1に格
納された個数分、グループ構造体格納領域20jに格納
される。
【0061】また、出力先論理名構造体は、出力先論理
名称20k−2、出力先構造体のポインタ20k−3よ
り構成され、出力先論理名構造体の個数格納領域20k
−1に格納された個数分、出力先論理名構造体格納領域
20kに格納される。出力先論理名構造体は、グループ
構造体格納領域20jの出力先論理名構造体のポインタ
20j−4によって指定され、出力先構造体のポインタ
20k−3の内容は、「出力先リスト」で示す出力先構
造体と同じである。
【0062】次に、ステップS62において、上記出力
先定義が有れば(ステップS62;Yes)、その出力
先が何処であるか判定する(ステップS63)。また、
ステップS62おいて出力先定義が無ければ(ステップ
S62;No)、定義エラーを伝えるメールをクライア
ント10宛に送信する(ステップS64)。
【0063】ステップS63において、出力先がメール
と指定された場合、CPU21は後述するメール送信処
理を実行し(ステップS65)、出力先がプリンタと指
定された場合、CPU21は後述するプリンタ出力処理
を実行する(ステップS66)。次に、CPU21は他
の出力先の有無を判定し(ステップS67)、他の出力
先が有れば(ステップS67;Yes)、再度ステップ
S63に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。ま
た、他の出力先が無ければ(ステップS67;No)、
再度ステップS61に戻り、それ以降の処理を繰り返し
実行する。
【0064】次に、図3のCPU21によって実行され
るメール送信処理について、図10に示すフローチャー
トを参照して説明する。まず、CPU21はドキュメン
トキューからEMFファイル、ジョブ記述ファイルWP
を取り出し、連結させる(ステップS651)。次に、
CPU21はこの連結したファイルを圧縮し(ステップ
S652)、RFC規約でCRDファイルをエンコード
し、題名、本文を付けてメールを送信する(ステップS
653)。
【0065】次に、CPU51によって実行される一般
個人A1用コンピュータ処理について、図11に示すフ
ローチャートを参照して説明する。まず、CPU51は
指定されたファイルをオープンし(ステップS11)、
当該ファイルがCRDファイルか否かを判定する(ステ
ップS12)。ここで、CRDファイルの場合(ステッ
プS12;Yes)、CRDファイルをEMFファイ
ル、ジョブ記述ファイルに分解し記憶装置56に格納す
る(ステップS13)。また、CRDファイルでない場
合(ステップS12;No)、定義エラーを伝えるメー
ルを送信する(ステップS14)。
【0066】次に、CPU51は、ページ番号変数Pに
「1」を設定し(ステップS15)、EMFファイルか
ら描画データを取り出してページ番号変数Pのデータを
画面に描画する(ステップS16)。次に、キーまたは
マウス等の入力装置からキー入力があると(ステップS
17)、このキー入力が前ページを指示したものである
か否かを判定する(ステップS18)。ここで、前ペー
ジを指示したものである場合(ステップS18;Ye
s)、「P=P−1」に設定し(ステップS19)、
「P<1」であるか否かを判定する(ステップS2
1)。ここで、「P<1」である場合(ステップS2
1;Yes)、「P=1」とし(ステップS22)、
「P<1」でない場合(ステップS21;No)、再度
ステップS16以降の処理に移行しそれ以降の処理を繰
り返し実行する。
【0067】また、ステップS18において、前ページ
を指示したものでない場合(ステップS18;No)、
ステップS17におけるキー入力が次ページを指示した
ものであるか否かを判定する(ステップS23)。ここ
で、「P=P+1」に設定し(ステップS24)、「P
<最終ページ」であるか否かを判定する(ステップS2
5)。ここで、「P<最終ページ」である場合(ステッ
プS25;Yes)、「P=最終ページ」とし(ステッ
プS26)、「P<最終ページ」でない場合(ステップ
S25;No)、再度ステップS16以降の処理に移行
しそれ以降の処理を繰り返し実行する。
【0068】次に、CPU51は、終了指示の有無を判
定し(ステップS27)、終了指示が有れば(ステップ
S27;Yes)、上記一般個人A1用コンピュータ処
理を終了し、終了指示が無ければ(ステップS27;N
o)、再度ステップS17に戻りそれ以降の処理を繰り
返し実行する。
【0069】次に、CPU41によって実行されるメー
ル受信処理について、図12に示すフローチャートを参
照して説明する。CPU41は、設定されたメールアカ
ウントに対してメールポーリングする(ステップS3
1)。次に、CPU41は、受信メールの有無を判定し
(ステップS32)、受信メールが有れば(ステップS
32;Yes)、メールを受信(ダウンロード)し、C
RDファイルを記憶装置に格納する(ステップS3
3)。ステップS32において、受信メールが無ければ
(ステップS32;No)、設定されたメールポーリン
グ間隔時間分ウェイトし(ステップS34)、再度ステ
ップS31に戻りそれ以降の処理を繰り返し実行する。
【0070】次に、CPU41は、CAPCALジョブ
であるか否かを判定し(ステップS35)、CAPCA
Lジョブである場合(ステップS35;Yes)、CR
DファイルをEMFファイル、ジョブ記述ファイルに分
解し、ドキュメントキューに転送する(ステップS3
6)。そして、前述した出力先判定処理(図8参照)を
実行して再度ステップS31に戻り、それ以降の処理を
繰り返し実行する。なお、ステップS35においてCA
PCALジョブでない場合(ステップS35;No)、
誤送信メールを送信後(ステップS37)、再度ステッ
プS31に戻りそれ以降の処理を繰り返し実行する。
【0071】次に、上記メール受信処理に基づく具体的
処理例として、図13に示す実際のメール内容を参照し
て電子メールの受信方法を説明する。図13(a)は、
クライアント10のユーザが「システム事業部」を出力
先として送信した場合の送信メールの内容を示し、同図
(b)は、当該送信メールのサブジェクトを示す図であ
る。メールの送信が指定されると、CPU21は出力先
定義テーブルを検索し、例えば「種別=メール」、「メ
ールアドレス=a1@xxx.co.jp」として上記メ
ールアドレス宛にメールを送信する。また、同図
(c)、(d)は、それぞれ上記ステップS37におい
て誤送信されたメールの返信内容、サブジェクトの一例
を示す図である。
【0072】次に、CPU61によって実行されるプリ
ンタ出力処理について、図14に示すフローチャートを
参照して説明する。CPU61は、プリントキューから
次に出力するEMFデータファイル名を取得し(ステッ
プS661)、EMFファイル内容を読み込みGDIに
出力する(ステップS662)。次に、CPU61はジ
ョブ記述ファイルにクライアント印刷実行者のメールア
ドレスの有無を判定する(ステップS663)。
【0073】ここで、当該メールアドレスが有れば(ス
テップS663;Yes)、CPU61は、クライアン
ト印刷が正常に終了したか否かを判定し(ステップS6
64)、正常に終了した場合(ステップS664;Ye
s)、クライアント印刷実行者に印刷が正常に完了した
旨を伝えるメールを送信し(ステップS665)、ステ
ップS661に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行す
る。また、正常に終了しなかった場合(ステップS66
4;No)、クライアント印刷実行者に印刷が異常に完
了した旨を伝えるメールを送信し(ステップS66
6)、ステップS661に戻り、それ以降の処理を繰り
返し実行する。
【0074】次に、上記メール受信処理に基づく具体的
処理例として、図15に示す実際のメール内容を参照し
てプリンタ出力結果の通知方法を示す。同図(a)、
(b)は、それぞれ上記ステップS665において送信
される正常完了したメール内容、サブジェクトの一例を
示す図である。また、同図(c)、(d)は、それぞれ
上記ステップS666において送信される異常完了した
メール内容、サブジェクトの一例を示す図である。
【0075】ここで、上記フローチャートに記述されて
いる各機能を実現するためのプログラムは、読み取り可
能なプログラムコードの形態で記録媒体に格納されてお
り、CPUはこのプログラムコードにしたがった動作を
逐次実行する。また、CPUは伝送媒体を介して伝送さ
れてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実
行することもできる。すなわち、記録媒体の他、伝送媒
体を介して外部供給されたプログラム/データを利用し
てこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
【0076】次に、図16〜図17は、上記フローチャ
ートに基づく動作を模式的に表したCAPCALクライ
アント制御部のモジュールブロック図である。これらの
図に示すように、本制御部はWindows等のOS上
で稼動するアプリケーションが描画した印刷データをC
APCALの処理環境に取り込み、CAPCALサーバ
へ転送する。
【0077】以上のように、描画データを含む文書デー
タを統一フォーマットのスプールデータファイル形式に
て、自動的にメールに添付して所定のメールアドレス宛
に送信する機能を有することにより、LAN環境のプリ
ンタに印刷する場合と同等の操作性で、遠隔地のコンピ
ュータに接続された不特定のプリンタに対して自動的に
印刷できる。また、受信者はスプールデータファイル専
用のビューアさえ有れば、元文書ファイルのアプリケー
ションが無くても、プレビューや印刷を行うことができ
る。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、遠隔地の
出力先に対しても遠隔地であることを意識することな
く、通常の操作で出力処理を行うことができる。また、
遠隔地に設置された出力装置の出力データ形式が異なる
場合であっても、相手先の出力装置に対応する出力デー
タの認識または変換の必要が無く、容易にデータを送信
することができる。
【0079】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、メールの送信者は、送信した
メールの相手先での出力結果を迅速且つ容易に認識する
ことができる。
【0080】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、受信端末に複数のデータ形式
に対応した読み込み手段や複数の出力先に対応した出力
手段を設けることなく、1つの読取出力手段を設けるだ
けで複数のアプリケーションで作成された文書データの
内容を容易に確認できる。
【0081】請求項4,6及び8記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の効果に加えて、遠隔地にある出力
先を含めた複数の出力先候補の中から所望の出力先を指
定し出力できる。
【0082】請求項5及び7記載の発明によれば、請求
項4記載の発明の効果に加えて、送信先の出力装置の出
力データ形式が異なる場合であっても、常に同一の論理
上の出力先を指定することができる。また、論理上の出
力先名称でグループ化された複数の出力先に同時にデー
タを出力できる。
【0083】請求項9記載の発明の記憶媒体によれば、
遠隔地の出力先に対しても遠隔地であることを意識する
ことなく、通常の操作で出力処理を行うことができる。
また、遠隔地に設置された出力装置の出力データ形式が
異なる場合であっても、相手先の出力装置に対応する出
力データの認識または変換の必要が無く、容易にデータ
を送信するプログラムをコンピュータで実行することが
できる。
【0084】請求項10記載の発明の記憶媒体によれ
ば、遠隔地にある出力先を含めた複数の出力先候補の中
から所望の出力先を指定し出力するプログラムをコンピ
ュータで実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出力制御システム1の全体の概略
構成を示す図である。
【図2】図1のクライアント10の要部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1のCAPCALサーバ20の要部構成を示
すブロック図である。
【図4】図1のメールサーバB40の要部構成を示すブ
ロック図である。
【図5】CPU11によって実行される印刷要求処理を
示すフローチャートである。
【図6】CAPCALジョブ記述ファイル群10h内の
出力先リストのデータ構造の一例を示す図である。
【図7】CPU21によって実行される出力処理を示す
フローチャートである。
【図8】CPU21によって実行される出力先判定処理
を示すフローチャートである。
【図9】CAPCALサーバの出力先定義テーブルのデ
ータ構造の一例を示す図である。
【図10】CPU21によって実行されるメール送信処
理を示すフローチャートである。
【図11】CPU51によって実行される一般個人A1
用コンピュータ処理を示すフローチャートである。
【図12】CPU41によって実行されるメール受信処
理を示すフローチャートである。
【図13】図12のメール受信処理を実行した際の表示
装置45への出力結果の一例を示す図である。
【図14】CPU21によって実行されるプリンタ出力
処理を示すフローチャートである。
【図15】図14のプリンタ出力処理を実行した際の表
示装置25への出力結果の一例を示す図である。
【図16】図1の出力制御システム1のデータ出力制御
手順を示す模式図である。
【図17】図1の出力制御システム1のデータ出力制御
手順を示す模式図である。
【図18】従来の出力制御システム100を示す図であ
る。
【図19】従来の出力制御システム100を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 出力制御システム 2 イーサネット 10 クライアント 10a 文書ファイル 10b アプリケーションソフト 10c 印刷システム 10d GDI 10e CAPCAL仮想プリンタドライバ/プリント
プロセッサ 10f CAPCALスプール・キュー 10g EMFファイル群 10h CAPCALジョブ記述ファイル群 10h−1 「出力先構造体」の個数 10h−2 種別 10h−3 名称長 10h−4 名称(可変長) 11 CPU 12 入力装置 13 RAM 15 表示装置 16 記憶装置 16a 記憶媒体 17 バス 18 通信装置 20 CAPCALサーバA 20a CAPCALスプール・ドキュメント・キュー 20b EMFファイル群 20c CAPCALジョブ記述ファイル群 20d CAPCAL送信スレッド 20e CRD 20f CAPCALメール送信スレッド 20g プリンタ別出力スレッド 20h GDI 20i プリンタ出力制御 21 CPU 22 入力装置 23 RAM 24 印刷装置 25 表示装置 26 記憶装置 26a 記憶媒体 27 バス 28 通信装置 30 メールサーバA 31 CPU 32 入力装置 33 RAM 35 表示装置 36 記憶装置 36a 記憶媒体 37 バス 38 通信装置 40 メールサーバB 50 CAPCALサーバB 50a CRD 50c EMFファイル群 50d CAPCALジョブ記述ファイル群 50e CRDエディタ 55 表示装置(CRT) 60 一般個人A1用コンピュータ 60a CRD 60b CAPCALスプール・ドキュメント・キュー 60c EMFファイル群 60d CAPCALジョブ記述ファイル群 60e プリンタ別出力スレッド 60f GDI 60g プリンタ出力制御 64 印刷装置(プリンタ) 70,80 従来のコンピュータ 70a,80a メールソフト 70b,80b 文書ファイル 70c,80c アプリケーションソフト 70d,80d 印刷システム 70e,80e GDI 70f,80f プリンタドライバ 70g,80g スプールキュー 70h,80h スプールファイル 71,81 印刷装置 100 従来の出力制御システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 恒治 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 波多野 英二 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 津留見 誠 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 福本 直樹 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 Fターム(参考) 2C061 AP01 HJ06 HN15 HQ12 5B021 AA01 AA05 BB01 CC02 CC06 5B089 GA15 GA21 HA01 JA31 JB22 KA09 KB06 KH01 LA07 LB12 LB14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作成された文書データを送信する送信端末
    と、前記文書データを受信し、出力する受信端末が各々
    の通信手段によって接続されることにより構成される出
    力制御システムにおいて、 前記送信端末は、 任意のアプリケーションによって作成され、データ形式
    が異なる文書データを出力用の共通のデータ形式に変換
    する共通形式変換手段と、 前記文書データの出力が指定された際に、当該文書デー
    タを前記共通形式変換手段により前記出力用の共通デー
    タ形式に変換し、変換された出力用データを電子メール
    に付加して前記受信端末へ送信する送信手段と、 を備え、 前記受信端末は、 前記送信手段により送信された前記出力用データを受信
    した際に、前記出力用の共通データ形式を出力装置に対
    応する出力データ形式に変換する出力形式変換手段と、 この出力形式変換手段により変換された出力データ形式
    に基づいて前記出力用データを前記出力装置に出力する
    出力手段と、 を備えたことを特徴とする出力制御システム。
  2. 【請求項2】前記送信手段は、前記出力用の共通データ
    形式に変換された出力用データと共に前記送信端末の電
    子メールアドレスを送信し、 前記受信端末は、前記出力用データの出力先として指定
    された出力装置の出力結果に対応するメッセージを前記
    電子メールアドレス宛に返信する返信手段を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の出力制御システム。
  3. 【請求項3】前記出力形式変換手段は、前記出力用の共
    通データ形式を画面表示出力用のデータ形式に変換し、 前記出力手段は、前記画面表示出力用のデータ形式に基
    づいて前記文書データの内容を表示画面上に出力するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の出力制御システム。
  4. 【請求項4】前記出力手段は、印刷装置、FAX装置、
    またはメールアドレスで指定される他の端末装置等の複
    数の出力先候補の中から選択された出力装置へ前記文書
    データを出力し、 前記送信手段は、共通データ形式の出力用データと共に
    出力先情報を電子メールで送信し、 前記受信端末は、 前記出力先情報に基づいて前記複数の出力先候補の中か
    ら1または複数の出力先を選択する出力先選択手段を更
    に備え、 前記出力形式変換手段は、前記出力先選択手段により選
    択された1または複数の出力先に対応する出力データ形
    式に変換し、 前記出力手段は、この出力形式変換手段により変換され
    た出力データ形式に基づいて前記出力用データを前記1
    または複数の出力先に出力することを特徴とする請求項
    1に記載の出力制御システム。
  5. 【請求項5】前記受信端末は、 前記出力先情報に基づく論理上の出力先を前記出力装置
    を含む1または複数の出力先と対応付けて記憶する出力
    先記憶手段を更に備え、 前記出力先選択手段は、前記論理上の出力先に対応する
    1または複数の出力先を前記出力先記憶手段の中から選
    択することを特徴とする請求項4に記載の出力制御シス
    テム。
  6. 【請求項6】作成された文書データを送信する送信端末
    と、前記文書データを受信し、出力する受信端末が各々
    の通信手段によって接続されることにより構成される出
    力制御システムにおいて、 前記送信端末は、 前記文書データの出力が指定された際に、当該文書デー
    タ及びその出力先情報を電子メールに付加して前記受信
    端末へ送信する送信手段を備え、 前記受信端末は、 複数の出力先に対して前記文書データを出力する出力手
    段と、 前記送信手段により送信される出力先情報に基づいて1
    または複数の出力先を特定する出力先特定手段と、 前記送信手段により送信された電子メールに付加された
    文書データ及びその出力先情報を受信した際に、前記出
    力先特定手段により特定された前記1または複数の出力
    先に対して前記出力手段により受信した前記文書データ
    を出力する制御を行う出力制御手段と、 を備えたことを特徴とする出力制御システム。
  7. 【請求項7】前記受信端末は、 前記出力先情報に基づく論理上の出力先を出力装置を含
    む1または複数の出力先と対応付けて記憶する出力先記
    憶手段を更に備え、 前記出力先特定手段は、前記論理上の出力先に対応する
    1または複数の出力先を前記出力先記憶手段の中から特
    定し、 前記出力制御手段は、前記出力先特定手段により特定さ
    れた1または複数の出力先に対して前記出力手段により
    前記文書データを出力する制御を行うことを特徴とする
    請求項6に記載の出力制御システム。
  8. 【請求項8】前記出力手段は、印刷装置、FAX装置、
    またはメールアドレスで指定される他の端末装置を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の出力制御システム。
  9. 【請求項9】送信端末と受信端末との間でデータの送受
    信を行うためのコンピュータが実行可能なプログラムを
    格納した記憶媒体であって、 任意のアプリケーションによって作成され、データ形式
    が異なる文書データを出力用の共通のデータ形式に変換
    するためのコンピュータが実行可能なプログラムコード
    と、 前記文書データの出力が指定された際に、当該文書デー
    タを前記出力用の共通データ形式に変換し、変換された
    出力用データを電子メールに付加して前記受信端末へ送
    信するためのコンピュータが実行可能なプログラムコー
    ドと、 送信された前記出力用データを受信した際に、前記出力
    用の共通データ形式を出力装置に対応する出力データ形
    式に変換するためのコンピュータが実行可能なプログラ
    ムコードと、 変換された出力データ形式に基づいて前記出力用データ
    を前記出力装置に出力するためのコンピュータが実行可
    能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  10. 【請求項10】送信端末と受信端末との間でデータの送
    受信を行うためのコンピュータが実行可能なプログラム
    を格納した記憶媒体であって、 前記文書データの出力が指定された際に、当該文書デー
    タ及びその出力先情報を電子メールに付加して前記受信
    端末へ送信するためのコンピュータが実行可能なプログ
    ラムコードと、 複数の出力先に対して前記文書データを出力するための
    コンピュータが実行可能なプログラムコードと、 送信される出力先情報に基づいて1または複数の出力先
    を特定するためのコンピュータが実行可能なプログラム
    コードと、 送信された電子メールに付加された文書データ及びその
    出力先情報を受信した際に、特定された前記1または複
    数の出力先に対して受信した前記文書データを出力する
    制御を行うためのコンピュータが実行可能なプログラム
    コードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100729600B1 (ko) 2004-08-24 2007-06-18 (주) 비씨큐어 인터넷을 이용한 증명서 발급 방법
US7437415B2 (en) * 2001-12-21 2008-10-14 Flinders Aps Method of transferring data between different types of computer systems by using a printer file
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