JP2001153024A - 鑑賞用風力発電装置 - Google Patents

鑑賞用風力発電装置

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JP2001153024A
JP2001153024A JP33876299A JP33876299A JP2001153024A JP 2001153024 A JP2001153024 A JP 2001153024A JP 33876299 A JP33876299 A JP 33876299A JP 33876299 A JP33876299 A JP 33876299A JP 2001153024 A JP2001153024 A JP 2001153024A
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JP
Japan
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wind turbine
wind
guide
appreciation
magnet
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JP33876299A
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English (en)
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Shinichi Fujikawa
進一 藤川
Shokichiro Okazaki
正吉郎 岡崎
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/74Wind turbines with rotation axis perpendicular to the wind direction

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風が弱い場合にも上段風車と下段風車とを互
いに逆方向に同期回転させることができ、鑑賞用の構築
物としての役目をも十分に果たすことができるようにす
る。 【解決手段】 上段風車21と下段風車11とを同期回
転させる同期回転手段(同期回転用摩擦車81,同期回
転用歯車84,同期回転用磁気車輪87)を設ける。電
機子ロータ30のコイル(33)を、その巻き芯を空芯
としかつ合成樹脂で全体が覆われるように成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば河川敷の公
園などにおいて照明用の電力を発生するとともに鑑賞用
の構築物としての役目も果たす鑑賞用風力発電装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】風力発電装置は、風の力を利用して発電
する装置であるが、最近では鑑賞用の構築物としても注
目されつつある。例えば、電線をひくのが困難な河川敷
の公園などにおいて、照明用の電力を発生するとともに
人の目も楽しませる構築物として風力発電装置が設置さ
れることがある。
【0003】ここにおいて、風力発電装置の風車として
はプロペラ型が一般的であるが、強風時にプロペラが破
損するおそれがあるとともに、風の吹く方向に合わせて
プロペラの向きを変えなければならず、安全面や取扱い
容易性等の観点から鑑賞用の風力発電装置に適用するに
は問題がある。
【0004】そのため、鑑賞用の風力発電装置の風車と
しては、破損しにくく風の吹く方向に関係なく効率よく
回転するクロスフロー形やダリウス形などの垂直軸型の
風車が使用されることが多い。
【0005】ここで、垂直軸型の風車を有する風力発電
装置では、風車の回転が発電機の電機子ロータに伝達さ
れ、当該ロータが永久磁石からなるステータに対して回
転することにより、電機子ロータのコイルに起電力が発
生する。こうして得られた電力は、バッテリー等に蓄え
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した鑑
賞用風力発電装置では、風が弱い場合(例えば、風速
1.5m/s前後)には電機子ロータの回転数が少なく
発電が十分になされないことになる。
【0007】そこで、風力を受けて互いに逆回転するよ
うに形成された上下2段の風車を同軸上に配設し、上段
風車および下段風車のうちのいずれか一方を発電機の電
機子ロータに連結するとともに、他方を発電機のステー
タに連結した風力発電装置が提案されている(特開平7
−174067号等)。
【0008】かかる構成の風力発電装置では、ステータ
が電機子ロータの回転方向とは逆方向に回転する。すな
わち、ステータもロータ(磁石ロータ)になるので、電
機子ロータだけが回転する場合に比べて両者の相対回転
数が約2倍になり発電量を大幅に増加させることができ
る。また、上下2段の風車が互いに逆方向に回転するの
で、見る人の目を一段と楽しませることができる。
【0009】しかし、かかるツインロータ式の風力発電
装置において、風が弱い場合に上下2段の風車が2つと
も回転しなかったり、1つだけしか回転しない事態が発
生することがある。かかる事態が発生すると、この風力
発電装置を見た人の中には装置が故障してしまったと誤
解するおそれがあり、風力発電装置に対する信頼性低下
にもつながりかねないことになる。
【0010】なお、上記誤解がなされない場合にも、鑑
賞用の構築物としての役目をも果たすべき鑑賞用風力発
電装置としては、上下2段の風車が全然回転しなかった
り1つしか回転しない事態は看過できない。
【0011】本発明の目的は、風が弱い場合にも上下2
段の風車が互いに逆方向に回転することができる鑑賞用
風力発電装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は 風力
を受けて互いに逆回転するように形成された上下2段の
風車を同軸上に配設し、上段風車および下段風車のうち
のいずれか一方を発電機の電機子ロータに連結するとと
もに、他方を発電機の磁石ロータに連結した鑑賞用風力
発電装置において、前記上段風車と前記下段風車とを同
期回転させる同期回転手段を設けたことを特徴とする。
【0013】かかる発明の場合、風が弱い場合にも同期
回転手段によって上段風車と下段風車とは同期回転され
る。ここにおいて、「同期回転させる」とは、互いに逆
方向に回転する上段風車と下段風車との回転数を同一化
させることを意味する。
【0014】請求項2の発明は、前記同期回転手段が、
前記電機子ロータ側のガイド面および当該ガイド面と対
向する前記磁石ロータ側のガイド面と摩擦接触しつつ前
記同軸と直交する軸線を中心として回転可能な同期回転
用摩擦車から形成されている鑑賞用風力発電装置であ
る。
【0015】かかる発明の場合、風が弱い場合にも同期
回転用摩擦車によって上段風車と下段風車とは同期回転
される。したがって、請求項1の発明と同様な作用・効
果を奏し得る他、構造を一段と簡単化できる。
【0016】請求項3の発明は、前記同期回転手段が、
前記電機子ロータ側のガイド歯車部および当該ガイド歯
車部と対向する前記磁石ロータ側のガイド歯車部と噛合
しつつ前記同軸と直交する軸線を中心として回転可能な
同期回転用歯車から形成されている鑑賞用風力発電装置
である。
【0017】かかる発明の場合、風が弱い場合にも同期
回転用歯車によって上段風車と下段風車とは一段と確実
に同期回転される。したがって、請求項1の発明と同様
な作用・効果を奏し得る他、上下2段の風車を一段と確
実に同期回転させることができる。
【0018】請求項4の発明は、前記同期回転手段が、
前記電機子ロータ側のガイド磁石面および当該ガイド磁
石面と対向する前記磁石ロータ側のガイド磁石面と磁気
係合しつつ前記同軸と直交する軸線を中心として回転可
能な同期回転用磁気車輪から形成されている鑑賞用風力
発電装置である。
【0019】かかる発明の場合、風が弱い場合にも同期
回転用磁気車輪によって上段風車と下段風車とは同期回
転される。この際、上下2段の風車と同期回転用磁気車
輪とは無接触であるので、回転抵抗を一段と減少させる
ことができる。したがって、請求項1の発明と同様な作
用・効果を奏し得る他、上下2段の風車を一段と円滑に
同期回転させることができる。
【0020】請求項5の発明は、前記電機子ロータのコ
イルが、その巻き芯が空芯とされかつ合成樹脂で全体が
覆われるように成形されてなる鑑賞用風力発電装置であ
る。
【0021】かかる発明の場合、電機子ロータのコイル
の巻き芯が空芯(すなわち、鉄芯無し)であるので、磁
石ロータの永久磁石と電機子ロータとが磁気的に引き合
って回転開始の妨げになるようなことはない。したがっ
て、請求項1の発明と同様な作用・効果を奏し得る他、
上下2段の風車を風が一段と弱い場合でも円滑かつ確実
に同期回転させることができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0022】本発明に係る鑑賞用風力発電装置は、図1
〜図3に示すように、同軸(支軸3)上に配設された上
下2段の風車(11,21)と、発電機30と、上下2
段の風車(11,21)を同期回転させる同期回転手段
80とを設けた構成とされている。
【0023】具体的には、支軸3は、図2に示すよう
に、支柱2を介して設置面9上に立設されている。な
お、支柱2の上部には、太陽電池5と照明灯7とが設け
られている。ここに、太陽電池5は、太陽光をも有効利
用するものとして設けられている。これら風力発電装置
や太陽電池5で発生した電力はバッテリ(6)に蓄えら
れ、夜間に照明灯7を灯すための電力として使用され
る。
【0024】次に、上下2段の風車(11,21)は、
図3(A),(B)に示すように、それぞれクロスフロ
ー形とされ、支軸3に回転自在に取り付けられている。
上段の風車21は、複数枚のブレード23と、各ブレー
ド23を取付け固定するための円板24と、下部に設け
られたフランジ部22とを含み、風力を受けて矢印N方
向に回転するように形成されている。
【0025】同様に、下段の風車11は、複数枚のブレ
ード13と、各ブレード13を取付け固定するための円
板14と、上部に設けられたフランジ部12とを含み、
風力を受けて上段歯車21とは逆方向(矢印R方向)に
回転するように形成されている。発電機30は、上下2
段の風車(11,21)の間に配設されており、図1に
示すように、電機子ロータ31と、磁石ロータ41と、
ブラシ71と、スリップリング72等とから形成されて
いる。
【0026】電機子ロータ31は、支軸3に各種ベアリ
ングを介して回転自在に取り付けられたコイルホルダ3
2と、コイルホルダ32に固着されたコイル(33)と
を含み、回転伝達部50を介して下段風車11と連結さ
れている。
【0027】ここで、コイルは、その巻き芯が空芯とさ
れ合成樹脂で全体を覆われた樹脂被覆コイル33から成
る。樹脂被覆コイル33は、型を利用して成形される。
すなわち、図4(B)に示すように、コイル(図示省
略)および当該コイルを保持するコイルホルダ32を成
形用型(外型100、内型102)にセットし、その状
態でモールド材(合成樹脂)を外型100のモールド材
投入口101から流し込んで固化させることにより、全
体が合成樹脂によって覆われた樹脂被覆コイル33がコ
イルホルダ32に固着された状態で形成される。
【0028】次に、回転伝達部50は、図1に示すよう
に、下段風車11のフランジ部12の上縁に設けられた
凹部51と、コイルホルダ32の外周部に突設され外側
端部が下段風車11の凹部51に挿入された突起部材5
2とから形成されている。したがって、下段風車11が
支軸3の軸線3yを中心として回転すると、その回転が
回転伝達部50を介してコイルホルダ32に伝達され樹
脂被覆コイル33は下段風車11と同一方向〔図3
(B)で矢印R方向〕に同一速度で回転する。
【0029】一方、磁石ロータ41は、支軸3に各種ベ
アリングを介して回転自在に取り付けられた磁石支持体
42と、この磁石支持体42に内側ヨーク46を介して
電機子ロータ31の樹脂被覆コイル33よりも内側に配
設された内側永久磁石44と、磁石支持体42に外側ヨ
ーク45を介して当該樹脂被覆コイル33よりも外側に
配設された外側永久磁石43とを含み、回転伝達部60
を介して上段風車21と連結されている。
【0030】なお、回転伝達部60は、磁石支持体42
の上面に形成された連結用穴61と、上段風車21のフ
ランジ部22に設けられ下端部が連結用穴61に嵌挿さ
れた連結用ピン62とから形成されている。したがっ
て、上段風車21が支軸3の軸線3yを中心として回転
すると、その回転が回転伝達部60を介して磁石支持体
42に伝達され外側および内側永久磁石(43,44)
は上段風車21と同一方向〔図3(B)で矢印N方向〕
に同一速度で回転する。
【0031】こうして、上段風車21と下段風車11と
が互いに逆方向に回転すると、電機子ロータ31と磁石
ロータ41とは逆方向に回転し、当該ロータ31側の樹
脂被覆コイル33が磁石ロータ41の外側永久磁石43
と内側永久磁石44との間の磁力線を切ることになり、
樹脂被覆コイル33には起電力が発生する。この発生し
た電力はブラシ71とスリップリング72とを介してバ
ッテリ(6)に蓄えられる。
【0032】次に、本発明の特徴部である同期回転手段
80は、図1に示すように、電機子ロータ31側のガイ
ド面83Aおよび当該ガイド面83Aと対向する磁石ロ
ータ41側のガイド面83Bと摩擦接触しつつ同軸(支
軸3)と直交するアーム82の軸線82aを中心として
回転可能な同期回転用摩擦車81から形成されている。
【0033】より具体的には、電機子ロータ31側のガ
イド面83Aは、コイルホルダ32の上面の平面部分を
利用して形成されている。また、磁石ロータ41側のガ
イド面83Bは、磁石支持体42の下面の平面部分を利
用して形成されている。同期回転用摩擦車81は、支軸
3に固着されたアーム82にボルトを介して回転自在に
取り付けられている。この同期回転用摩擦車81の外周
には、ガイド面(83A,83B)との間で十分な摩擦
力が発生するように、ゴム製のリング81aが装着され
ている。
【0034】したがって、例えば上段の風車21(磁石
ロータ41)が回転すると、ガイド面83Bとの間に生
じる摩擦力によって同期回転用摩擦車81が追従回転す
る。そして、摩擦車81とガイド面83Aとの間に生じ
る摩擦力によって電機子ロータ31(下段風車11)が
逆方向に回転する。
【0035】なお、この実施形態では、本鑑賞用風力発
電装置および太陽電池5で発生した電力を蓄えるバッテ
リ6の電圧が設定値よりも低下した場合には、警告を発
するとともに負荷(照明灯7)へ給電されないように給
電路を遮断するバッテリ監視手段90が設けられてい
る。
【0036】バッテリ監視手段90は、図5に示すよう
に、不足電圧監視回路91と,電力供給制御部92と、
充電電圧監視回路93と、寿命監視回路94と、当該各
回路(91,93,94)に駆動電力を供給する安定化電
源95等とから形成されている。
【0037】不足電圧監視回路91は、バッテリ6の電
圧(通常は12V)が不足電圧設定値(例えば、10
V)以下となった場合には、警告ランプ96を点灯する
とともに電力供給制御部92に電圧不足信号を出力す
る。電力供給制御部92は、電圧不足信号が入力される
と、負荷(7)への給電路が遮断されるように制御す
る。これにより、バッテリ6の寿命が短期間のうちに尽
きてしまうのが防止される。
【0038】また、充電電圧監視回路93は、不足電圧
設定値以下まで低下したバッテリ6の電圧が設定値(例
えば、12.7V)以上となった場合には、電力供給制
御部92をリセットするものとされている。これによ
り、夜間、照明灯7へ電力が供給されて灯されるように
なる。
【0039】また、寿命監視回路94は、バッテリ6の
電圧が不足電圧設定値よりも低下して下限電圧値(例え
ば8V)に達した場合に警告ランプ97を点灯して警告
を発するものとされている。なお、安定化電源95にも
電圧低下を知らせるためのランプ98が接続されてい
る。
【0040】次に、この実施形態の作用について説明す
る。
【0041】風が吹くと上下2段の風車(11,21)
は、互いに逆方向に回転する。これにより、下段風車1
1と回転伝達部50を介して連結された電機子ロータ3
1と、上段風車21と回転伝達部60を介して連結され
た磁石ロータ41とは、互いに逆方向に回転する。
【0042】ここで、電機子ロータ31の樹脂被覆コイ
ル33の巻き芯が空芯であるので、当該コイル33と磁
石ロータ41の永久磁石(43,44)とが磁気的に引
き合って両ロータ(31,41)の回転開始の妨げにな
るようなことはない。また、下段風車11には、ブラシ
71とスリップリング72との接触抵抗が作用している
ので、上段風車21よりも回転抵抗が大きく回りにくい
傾向があるが、上段風車21が回転を開始すれば同期回
転手段80(同期回転用摩擦車81)によって下段風車
11も逆方向に回転する。
【0043】したがって、風が弱い場合でも、上段風車
21と下段風車11とは逆方向に確実に回転し発電を開
始するので、見る人の目を楽しませることができる。ま
た、弱い風でも上下2段の風車(11,21)が回るこ
とにより、風力発電に対する信頼性低下を防止できる。
【0044】而して、上段風車21と下段風車11とを
同期回転させる同期回転手段80(同期回転用摩擦車8
1)を設けたので、風が弱い場合にも上段風車21と下
段風車11とを互いに逆方向に回転させることができ、
鑑賞用の構築物としての役目を十分に果たすことができ
る。また、同期回転手段80を同期回転用摩擦車81か
ら形成したので、一段と構造の簡単化を図れる。
【0045】また、電機子ロータ31の樹脂被覆コイル
33が、その巻き芯が空芯(鉄芯無し)とされかつ合成
樹脂で全体を覆われるように成形されているので、磁石
ロータ41と電機子ロータ31とが磁気的に引き合って
回転開始の妨げになるようなことはない。また、鉄芯が
無い分だけ軽量化を図ることができる。したがって、上
下2段の風車(11,21)を風が非常に弱い場合でも
円滑かつ確実に同期回転させることができる。また、樹
脂被覆コイル33は、コイルの線径や巻き数なども鉄芯
入りのものに比べて自由に選定でき、型によって外形寸
法が正確に決定されるので、加工しやすく寸法精度も高
水準に維持できる。
【0046】なお、上記実施形態では、同期回転手段8
0を同期回転用摩擦車81から形成したが、これに限定
されるものではない。
【0047】例えば、同期回転手段を、図6に示すよう
に、電機子ロータ31側のガイド歯車部86Aおよび当
該ガイド歯車部86Aと対向する磁石ロータ41側のガ
イド歯車部86Bと噛合しつつ支軸3と直交するアーム
85の軸線85aを中心として回転可能な同期回転用歯
車84から形成してもよい。かかる構成により、風が弱
い場合にも同期回転用歯車84によって上段風車21と
下段風車11とを一段と確実に同期回転できる。
【0048】また、同期回転手段80を、図7に示すよ
うに、電機子ロータ31側のガイド磁石面89Aおよび
当該ガイド磁石面89Aと対向する磁石ロータ31側の
ガイド磁石面89Bと磁気係合しつつ支軸3と直交する
アーム88の軸線88aを中心として回転可能な同期回
転用磁気車輪87から形成してもよい。かかる構成によ
り、上下2段の風車(11,21)と同期回転用磁気車
輪87とは無接触であるので、回転抵抗を一段と減少さ
せることができる。したがって、上下2段の風車(1
1,21)を一段と円滑に同期回転させることができ
る。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば 上段風車と下
段風車とを同期回転させる同期回転手段を設けたので、
風が弱い場合にも同期回転手段によって上段風車と下段
風車とを互いに逆方向に同期回転させることができ、鑑
賞用の構築物としての役目を十分に果たすことができ
る。
【0050】請求項2の発明によれば、同期回転手段
が、電機子ロータ側のガイド面および当該ガイド面と対
向する磁石ロータ側のガイド面と摩擦接触しつつ同軸と
直交する軸線を中心として回転可能な同期回用摩擦車か
ら形成されているので、請求項1の発明と同様な効果を
奏し得る他、一段と構造を簡素化できる。
【0051】請求項3の発明によれば、同期回転手段
が、電機子ロータ側のガイド歯車部および当該ガイド歯
車部と対向する磁石ロータ側のガイド歯車部と噛合しつ
つ同軸と直交する軸線を中心として回転可能な同期回転
用歯車から形成されているので、請求項1の発明と同様
な効果を奏し得る他、上下2段の風車を一段と確実に同
期回転させることができる。
【0052】請求項4の発明によれば、同期回転手段
が、電機子ロータ側のガイド磁石面および当該ガイド磁
石面と対向する磁石ロータ側のガイド磁石面と磁気係合
しつつ同軸と直交する軸線を中心として回転可能な同期
回転用磁気車輪から形成されているので、請求項1の発
明と同様な効果を奏し得る他、上下2段の風車を一段と
円滑に同期回転させることができる。
【0053】請求項5の発明によれば、電機子ロータを
形成するコイルが、その巻き芯が空芯とされかつ合成樹
脂で全体が覆われるように成形されているので、磁石ロ
ータと電機子ロータとが磁気的に引き合って回転開始の
妨げになるようなことはない。また、鉄芯が無い分だけ
軽量化を図ることができる。したがって、上下2段の風
車を風が弱い場合でも一段と円滑かつ確実に同期回転さ
せることができる。また、コイルの線径や巻き数なども
鉄芯入りのものに比べて自由に選定でき、型によって外
形寸法が正確に決定されるので、加工しやすく寸法精度
も高水準に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための縦断面図で
ある。
【図2】同じく、全体構成を説明するための図である。
【図3】同じく、上段風車と下段風車とを説明するため
の図である。
【図4】同じく、樹脂成形コイルの製造方法を説明する
ための図である。
【図5】同じく、バッテリ監視手段を説明するための図
である。
【図6】同じく、同期回転手段の変形例(1)を説明す
るための図である。
【図7】同じく、同期回転手段の変形例(2)を説明す
るための図である。
【符号の説明】
3 支軸 11 下段風車 21 上段風車 30 発電機 31 電機子ロータ 33 樹脂被覆コイル 41 磁石ロータ 80 同期回転手段 81 同期回転用摩擦車 84 同期回転用歯車 87 同期回転用磁気車輪 90 バッテリ監視手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風力を受けて互いに逆回転するように形
    成された上下2段の風車を同軸上に配設し、上段風車お
    よび下段風車のうちのいずれか一方を発電機の電機子ロ
    ータに連結するとともに、他方を発電機の磁石ロータに
    連結した鑑賞用風力発電装置において、 前記上段風車と前記下段風車とを同期回転させる同期回
    転手段を設けたことを特徴とする鑑賞用風力発電装置。
  2. 【請求項2】 前記同期回転手段が、前記電機子ロータ
    側のガイド面および当該ガイド面と対向する前記磁石ロ
    ータ側のガイド面と摩擦接触しつつ前記同軸と直交する
    軸線を中心として回転可能な同期回転用摩擦車から形成
    されている請求項1記載の鑑賞用風力発電装置。
  3. 【請求項3】 前記同期回転手段が、前記電機子ロータ
    側のガイド歯車部および当該ガイド歯車部と対向する前
    記磁石ロータ側のガイド歯車部と噛合しつつ前記同軸と
    直交する軸線を中心として回転可能な同期回転用歯車か
    ら形成されている請求項1記載の鑑賞用風力発電装置。
  4. 【請求項4】 前記同期回転手段が、前記電機子ロータ
    側のガイド磁石面および当該ガイド磁石面と対向する前
    記磁石ロータ側のガイド磁石面と磁気係合しつつ前記同
    軸と直交する軸線を中心として回転可能な同期回転用磁
    気車輪から形成されている請求項1記載の鑑賞用風力発
    電装置。
  5. 【請求項5】 前記電機子ロータのコイルが、その巻き
    芯が空芯とされかつ合成樹脂で全体が覆われるように成
    形されてなる請求項1から請求項4までのいずれか1項
    に記載の鑑賞用風力発電装置。
JP33876299A 1999-11-29 1999-11-29 鑑賞用風力発電装置 Pending JP2001153024A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004061300A1 (ja) * 2003-01-06 2004-07-22 Masaharu Kato 風力発電機
US20100194112A1 (en) * 2007-07-17 2010-08-05 Dale Vince Vertical axis turbine
CN103967709A (zh) * 2013-02-06 2014-08-06 程辉 高效率垂直轴定子与转子行星轮相逆同步旋转风力发电机
EP2143938A4 (en) * 2007-03-29 2015-11-04 Bolotov Sergei Albertovich WIND-POWERED POWER PLANT

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