JP2001145868A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JP2001145868A
JP2001145868A JP33071899A JP33071899A JP2001145868A JP 2001145868 A JP2001145868 A JP 2001145868A JP 33071899 A JP33071899 A JP 33071899A JP 33071899 A JP33071899 A JP 33071899A JP 2001145868 A JP2001145868 A JP 2001145868A
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garbage disposal
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啓介 吉川
Etsuro Fujino
悦郎 藤野
Jun Saito
潤 斎藤
Hideto Shinpo
秀人 新保
Koji Matsukawa
浩司 松川
Yasushi Nihata
康 二畠
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、生ごみ投入口の周縁部から流
れ込む雨水などの水切りができ、攪拌分解槽内への余分
な水分の浸入を極力防止する。 【解決手段】 生ごみ投入口2を有する攪拌分解槽4内
に微生物の寄生した生ごみ処理材が収容され、生ごみと
共に攪拌して発酵分解処理を行う生ごみ処理装置1であ
る。生ごみ投入口2の縁部2aに外側に向かって突縁部
5を突設させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物の力を利用
して生ごみの分解処理を行う生ごみ処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、微生物の力を利用して有機物及び
水分を有する生ごみを環境に影響を与えない程度に分解
発酵することが行われており、この生ごみ処理を行うた
めの生ごみ処理装置が知られている。この生ごみ処理装
置は、処理機本体内に、生ごみ投入口を有する攪拌分解
槽を設け、攪拌分解槽内にバイオチップと称される木質
細片などの担体を生ごみ処理材として充填してある。そ
して、投入扉を開いて生ごみ投入口から生ごみを攪拌分
解槽内に投入することにより、生ごみ処理材に生息する
微生物の働きで生ごみを発酵させて分解処理するように
なっている。そして、投入扉の閉時に生ごみ投入口の気
密性をもたせるために、生ごみ投入口の周縁部を平坦面
に形成し、この平坦面に投入扉の内面を密着させるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生ごみ処理
装置は一般に屋外に設置されており、例えば降雨時に投
入扉を開いて生ごみを投入する際には、生ごみ投入口の
周縁部の平坦面から雨水が攪拌分解槽内に流れ落ち易く
なり、攪拌分解槽内に余分な水分が浸入することで処理
状態に悪影響を及ぼすという問題が生じる。殊に生ごみ
投入口が処理機本体の上部傾斜面に設けられている場合
には、上部傾斜面を伝って流れ落ちる雨水が生ごみ投入
口内に浸入し易くなる。さらに、投入扉の歪みや変形等
によっても、投入扉を閉じた状態で生ごみ投入口の周縁
部の平坦面と投入扉との接触面に僅かな隙間が生じるこ
とがあり、このような場合は、投入扉を閉じても雨水が
徐々に隙間から浸入するという問題がある。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、簡単な
構造で、生ごみ投入口の周縁部から流れ込む雨水などの
水切りができ、攪拌分解槽内への余分な水分の浸入を極
力防止することができる生ごみ処理装置を提供するにあ
り、別の目的とするところは、パッキン材によって生ご
み投入口の密閉性を高めながら、パッキン材の汚れや離
脱等を防止できる生ごみ処理装置を提供するにあり、別
の目的とするところは、投入扉を開く場合と閉じる場合
の両方で操作力を軽減できるようにした生ごみ処理装置
を提供するにあり、別の目的とするところは、投入扉の
閉時における衝撃を緩和できて指詰め等を防止できる生
ごみ処理装置を提供するにあり、更に別の目的とすると
ころは、扉体の開閉時における取手の位置の高さを低く
できる生ごみ処理装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、生ごみ投入口2を有する攪拌分解槽4内に
微生物の寄生した生ごみ処理材が収容され、生ごみと共
に攪拌して発酵分解処理を行う生ごみ処理装置におい
て、生ごみ投入口2の縁部2aに外側に向かって突縁部
5を突設させたことを特徴としており、このように構成
することで、降雨時に投入扉6を開いて生ごみを投入す
る際に、突縁部5によって雨水が生ごみ投入口2内に流
れ落ちるのを防止できるので、攪拌分解槽4内に余分な
水分が浸入するのを防止できる。
【0006】また上記生ごみ投入口2を開閉する投入扉
6を処理機本体3に設け、投入扉6の突縁部5との対向
面に、投入扉6の閉時に突縁部5と密着可能なパッキン
材7を取着してなるのが好ましく、この場合、投入扉6
の閉時にはパッキン材7によって気密性が確保されるの
で、攪拌分解槽4内部で発生するガスが外部に漏れるの
を防止でき、しかも生ごみの投入時にパッキン材7が生
ごみに触れて汚れたり、取り付け位置から外れたりする
のを防止できる。
【0007】また上記投入扉6を蝶番を介して処理機本
体3に枢着すると共に、蝶番部分に投入扉6の開閉方向
にバネ力を付与するトーションバネを設けるのが好まし
く、この場合、投入扉6を開けるときにはトーションバ
ネが持ち上げる方向に作用して軽く開けることができ、
閉じるときはトーションバネが抵抗となって勢い良く落
ちるのを防止できるようになる。
【0008】また上記投入扉6と処理機本体3との間
に、投入扉6の閉位置の手前で投入扉6の下降速度を緩
和するための衝撃緩衝装置10を設けるのが好ましく、
この場合、投入扉6を閉じる際の指詰め等を防止できる
ようになる。
【0009】また上記投入扉6を、前側の扉体11と後
側の扉体12とが密閉性を有する中間蝶番9を介して連
結された2つ折れ扉で構成し、後側の扉体12の後端部
を処理機本体3に回動自在に枢着すると共に、前側の扉
体11を前後方向にスライド自在とし、前側の扉体11
を後方にスライドさせることで前側の扉体11と後側の
扉体12とが中間蝶番9を介して2つ折れ可能となって
生ごみ投入口2が開放されるように構成されているのが
好ましく、この場合、扉体の開閉時における取手24の
位置の高さを低くできると共に、密閉性を有する中間蝶
番9を用いることによって、前側の扉体11と後側の扉
体12との接続部の密閉性、防水性を同時に確保できる
ようになる。
【0010】また上記投入扉6が、リンク機構15を介
して処理機本体3に開閉自在に取り付けられ、上記リン
ク機構15は、一端部が処理機本体3側に回転自在に軸
支されると共に他端部が投入扉6側に回転自在に軸支さ
れる前リンク13と後リンク14とよりなる平行リンク
で構成されているので、平行リンクにより投入扉6を平
行に持ち上げながら後方へ移動させて開くことで、投入
扉6の開閉時における取手24の位置を低くできるよう
になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0012】生ごみ処理装置1は、図1に示すように、
処理機本体3内に、生ごみ投入口2を有する攪拌分解槽
4を備え、攪拌分解槽4内に微生物の寄生した生ごみ処
理材(図示せず)が収容され、この生ごみ処理材を生ご
みと共に攪拌して発酵分解処理を行うように構成されて
いる。
【0013】処理機本体3の上部傾斜面には、投入扉6
が取り付けられる凹み部16が設けられ、この凹み部1
6内に四角形状をした生ごみ投入口2が設けられてお
り、この生ごみ投入口2の周縁部2aの全周に亘って四
角枠状の突縁部5が連続して突設されている。突縁部5
は水切り機能を有しており、上部傾斜面を流れる雨水な
どは周辺の凹み部16内を伝って外部に流れ落ちるよう
になっている。本例の突縁部5は、生ごみ投入口2の周
縁部2aを外側に向かって折り返すことによって処理機
本体3と一体に形成されているが、突縁部5は必ずしも
折り返しによって形成されている必要はなく、例えば処
理機本体3と別体の突縁部5をネジ等によって生ごみ投
入口2の周縁部2aに固着してもよいものである。な
お、生ごみ投入口2の形状は四角形状以外の他の角形
状、或いは円形状などであってもよく、いずれの形状の
場合もその周縁部2aに沿って突縁部5を設けるように
すればよい。また生ごみ投入口2の位置は処理機本体3
の上部傾斜面に設ける場合のみならず、水平面に設けら
れてもよいものである。
【0014】生ごみ投入口2を開閉する投入扉6は、例
えば図3に示すように、ステンレス製の金属外皮17の
左右両端部から外側垂下片19が垂下されていると共
に、金属外皮17の裏面中央側にグラスウールなどの断
熱材18を設けると共に、この断熱材18の両端部が金
属外皮17と一体に設けた係止枠20にて保持されてい
る。係止枠20と外側垂下片19との間のスペースには
扉用のダンパーやステー21が収納可能となっている。
断熱材18の外周側の裏面部分であって、上記突縁部5
と対向する部分には、投入扉6の閉時に突縁部5と密着
可能なパッキン材7が取着されている。このパッキン材
7は、突縁部5と同じ四角枠状をしており、投入扉6を
閉じたときにパッキン材7の下面が突縁部5の上端部に
当接することによって、生ごみ投入口2の気密性が確保
されるようになっている。パッキン材7は例えばグラス
ウール等の断熱材で構成されるのが好ましい。さらに、
投入扉6の厚みDは、投入扉6の閉時において投入扉6
の上面が処理機本体3の上部傾斜面の上面部3aと面一
となるように設定されているのが好ましく、この場合、
投入扉6と処理機本体3との間で連続した一体感が得ら
れるようになる。また投入扉6の閉時において、パッキ
ン材7が突縁部5の上端部に当たった状態で、外側垂下
片19の下端部と凹み部16の底面との間に若干の隙間
Gが生じるように構成され、パッキン材7と突縁部5と
の当接が確実に行われる構造となっている。
【0015】しかして、生ごみ投入口2の縁部2aに外
側に向かって突縁部5を突設させたことにより、降雨時
に投入扉6を開いて生ごみを投入する際には、突縁部5
によって雨水が生ごみ投入口2内に流れ落ちるのを防止
できる。例えば処理機本体3の上部傾斜面を伝って流れ
落ちる雨水は図2に示すように、突縁部5の上辺5aに
当たり、側辺5bの外側の凹み部16を伝って図2の矢
印イで示すように水切りされるので、攪拌分解槽4内に
余分な水分が浸入するのを防止でき、従って、処理状態
に悪影響を及ぼさないようにすることができる。また、
常に突縁部5による水切り効果が得られるので、従来の
ように扉を閉じた状態で投入扉6と生ごみ投入口2の周
縁部2aの平坦面との隙間から雨水が浸入するといった
問題もない。
【0016】また、生ごみ投入口2の周縁部2aを外側
に折り返すだけで突縁部5が形成されているので、部品
数の増加を防いで、簡単な構造で済み、コスト的にも有
利となる。しかも、投入扉6の突縁部5との対向面に、
投入扉6の閉時に突縁部5と密着可能なパッキン材7を
取り付けたことによって、投入扉6の閉時にはパッキン
材7によって気密性が確保されることとなり、攪拌分解
槽4内部で発生するガスが投入扉6によって閉塞され、
それ以上外部に漏れることがなくなり、この結果、突縁
部5による優れた水切り効果とパッキン材7による優れ
た密閉効果とが同時に得られるものとなる。
【0017】ところで、前記実施形態ではパッキン材7
を投入扉6の突縁部5に密着させるようにしたが、例え
ば投入扉6の外側垂下片19の下端部に取り付けて、投
入扉6の閉時にパッキン材7を凹み部16の底面に密着
させるようにすることも可能であるが、この場合、攪拌
分解槽4内の生ごみの分解によって発生するガスが突縁
部5と投入扉6との隙間から漏れ出て、扉用のダンパー
やステー21がガスにさらされることになり、腐食など
によって寿命が短くなるという問題があり、そのうえ、
外側垂下片19と突縁部5とで囲まれた中空部分(扉用
のダンパーやステー21が収納されているスペース部
分)に結露水が発生しても、パッキン材7によって密閉
されているために中空部分に溜まり、投入扉6を開閉す
る際に溜まった結露水が周辺に飛散したり、攪拌分解槽
4内に浸入したりするという問題もある。そこで、パッ
キン材7を突縁部5と対向する位置に設けることで、上
記の問題を解決できるものである。
【0018】さらに、パッキン材7を生ごみ投入口2側
ではなく、投入扉6側に取り付けたことによって、生ご
みの投入時に投入扉6を開くとパッキン材7が投入扉6
と一緒に生ごみ投入口2から離れるので、パッキン材7
が生ごみに触れて汚れたり、取り付け位置から外れたり
するのを防止できるという利点もある。
【0019】また、上記投入扉6は、ステンレス製の薄
い金属外皮17と断熱材18とパッキン材7とを組み合
わせたものであるので、投入扉6の軽量化が図られる。
従って、投入扉6の開閉の操作性が良好となり、投入扉
6の開閉を片手で行うことができ、しかも投入扉6を閉
じる途中で手を離しても、投入扉6は軽いので、大きな
衝撃がなく、手を投入扉6と処理機本体3との間で挟ん
でしまう危険性もなくすことができる。
【0020】図4〜図6は、投入扉6の後端部8を蝶番
(図示せず)を介して処理機本体3に上下回り方向に回
動自在に枢着した場合を示している。他の構成は図1と
同様であり、異なる点だけを述べる。本例では、投入扉
6の後端部8の両端部には図5に示すように、バネキャ
ップ22が設けられ、バネキャップ22の内部に投入扉
6の開閉方向にバネ力を付与するためのトーションバネ
(図示せず)が内装されている。投入扉6の前端部には
操作用の取手24が設けられている。さらに、図5、図
6に示すように、投入扉6と処理機本体3との間には投
入扉6を開状態で保持するためのステー26が設けられ
ている。例えばステー26の一端部は処理機本体3内部
に回動自在に枢支され、他端部は投入扉6の前端側に回
動自在に枢支され、投入扉6を閉じると収縮して係止手
段(図示せず)によって収縮状態で係止され、その後、
投入扉6を一度閉じる方向に押さえると係止が解除され
て投入扉6を開くことができ、投入扉6を開いた状態で
は伸張状態で係止され、これにより投入扉6が落ちてく
るのを防止できる構造となっている。なお、ステー26
の構造は特に限定されないものである。
【0021】ちなみに、投入扉6と処理機本体3との間
に、ガスダンパーを用いた場合にあっては、投入扉6を
開けるときの操作力を軽減できるが、閉じるときには抵
抗力が発生するという問題がある。また、ロータリーダ
ンパーを用いた場合にあっては、閉じるときに操作力を
低減できるが、開けるときには何のアシストもない。そ
こで、本実施形態のように、投入扉6と処理機本体3と
を蝶番を用いたヒンジ結合構造とし、かつ、蝶番部分に
トーションバネを設けることによって、開けるときには
トーションバネが持ち上げる方向に作用して軽く開ける
ことができ、閉じるときはトーションバネが抵抗となっ
て勢い良く落ちるのを防止できるようになり、従って、
開く場合と閉じる場合の両方で操作力を軽減できるよう
になる。さらにステー26によって図5のように開いた
投入扉6が勝手に落ちてくるようなこともないので、操
作性の向上に加えて、安全性を同時に確保できるように
なる。
【0022】図7は、投入扉6と処理機本体3との間
に、投入扉6の閉位置の手前で投入扉6の下降速度を緩
和するための衝撃緩衝装置10を設けた場合を示してい
る。他の構成は図1と同様であり、異なる点だけを述べ
る。本例の衝撃緩衝装置10は、投入扉6の前端部の片
側隅部に面して、処理機本体3における突縁部5よりも
外側の凹み部16内部に配置されている。ここでは、凹
み部16の底面よりも上方に突出した上下移動自在の突
起部27と、底面よりも下側に収納されて突起部27に
常に上向きのバネ力を付与するためのコイルバネ28と
で構成されている。突起部27は投入扉6の閉位置より
も浮きあがった位置で投入扉6の下面に当たるように突
出しており、これにより、投入扉6が完全に閉まる前
に、投入扉6は突起部27に当たり、コイルバネ28の
バネ力によって下降速度を緩和されながら閉じられるよ
うになり、これによって衝撃が緩和されて、指詰め等を
防止できるようになり、使用の安全性を高めることがで
きる。なお、衝撃緩衝装置10の位置は特に限定されな
い。
【0023】ところで、投入扉6の後端部8に蝶番を取
り付けて上に開く方式にあっては、投入扉6を開いた場
合にどうしても取手24の位置が高くなってしまい、背
の低い人では届き難くなり、非常に操作のしにくいとい
う問題がある。これを解決するための実施形態を以下の
図8、図9に示す。
【0024】図8は、投入扉6が、前側の扉体11と後
側の扉体12とが密閉性を有する中間蝶番9を介して連
結された2つ折れ扉で構成された場合を示している。他
の構成は図1と同様であり、異なる点だけを述べる。本
例の投入扉6は後側の扉体12の後端部が処理機本体3
に回動自在に枢着されていると共に、前側の扉体11の
前端部が前後方向にスライド自在とされている。例えば
前側の扉体11に設けられた取手24を掴んで上に持ち
上げながら後方に押すことによって、前側の扉体11と
後側の扉体12とが中間蝶番9を介して逆V字状に2つ
折れ状態(図8の状態)となり、生ごみ投入口2を開放
できるようになっている。しかして、前側の扉体11を
後方にスライドさせて開くという折れ戸方式を採用した
ことによって、扉体の開閉時における取手24の位置の
高さが低くなり、背の低い人でも開閉操作がしやすくな
るという利点がある。また、密閉性を有する中間蝶番9
を用いることによって、前側の扉体11と後側の扉体1
2との接続部の密閉性、防水性を同時に確保できるもの
である。
【0025】図9は投入扉6が、リンク機構15を介し
て処理機本体3に開閉自在に取り付けられている場合を
示している。他の構成は図1と同様であり、異なる点だ
けを述べる。本例のリンク機構15は、一端部が処理機
本体3側に回転自在に軸支されると共に他端部が投入扉
6側に回転自在に軸支される前リンク13と後リンク1
4とよりなる平行リンクで構成されている。このように
平行リンクにより投入扉6を平行に持ち上げながら後方
へ移動させて開くというリフトドア方式を採用したこと
によって、扉体の開時において取手24の位置を低くで
きるようになり、背の低い人でも開閉操作がしやすくな
るという利点がある。
【0026】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっ
ては、生ごみ投入口を有する攪拌分解槽内に微生物の寄
生した生ごみ処理材が収容され、生ごみ処理材を生ごみ
と共に攪拌して発酵分解処理を行う生ごみ処理装置にお
いて、生ごみ投入口の縁部に外側に向かって突縁部を突
設させたので、降雨時に投入扉を開いて生ごみを投入す
る際に、突縁部によって雨水が生ごみ投入口内に流れ落
ちるのを防止できるので、攪拌分解槽内に余分な水分が
浸入するのを防止でき、処理状態に悪影響を及ぼすこと
がないものである。
【0027】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、生ごみ投入口を開閉する投入扉を処理
機本体に設け、投入扉の突縁部との対向面に、投入扉の
閉時に突縁部と密着可能なパッキン材を取着したので、
投入扉の閉時にはパッキン材によって気密性が確保され
るので、攪拌分解槽内部で発生するガスや結露水などが
外部に漏れるのを防止でき、例えば扉用のダンパーやス
テーが攪拌分解槽内の生ごみの分解によって発生するガ
スにさらされるのを防止できるようになる。さらにパッ
キン材を投入扉に取り付けることによって、生ごみの投
入時にパッキン材が生ごみに触れて汚れたり、取り付け
位置から外れたりするのを防止できるものである。
【0028】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、投入扉を蝶番を介して処理機本体に枢
着すると共に、蝶番部分に投入扉の開閉方向にバネ力を
付与するトーションバネを設けたので、投入扉を開ける
ときにはトーションバネが持ち上げる方向に作用して軽
く開けることができ、閉じるときはトーションバネが抵
抗となって勢い良く落ちるのを防止できるようになり、
従って、開く場合と閉じる場合の両方で操作力を軽減で
きるようになる。
【0029】また請求項4記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、投入扉と処理機本体との間に、投入扉
の閉位置の手前で投入扉の下降速度を緩和するための衝
撃緩衝装置を設けたので、投入扉を閉じる際に投入扉は
衝撃緩衝装置によって下降速度を緩和されながら閉じら
れるようになるので、衝撃を緩和できて指詰め等を防止
できるようになり、使用の安全性を高めることができ
る。
【0030】また請求項5記載の発明は、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の効果に加えて、投入扉を、前
側の扉体と後側の扉体とが密閉性を有する中間蝶番を介
して連結された2つ折れ扉で構成し、後側の扉体の後端
部を処理機本体に回動自在に枢着すると共に、前側の扉
体を前後方向にスライド自在とし、前側の扉体を後方に
スライドさせることで前側の扉体と後側の扉体とが中間
蝶番を介して2つ折れ可能となって生ごみ投入口が開放
されるように構成されているので、前側の扉体を後方に
スライドさせて開くことで、扉体の開閉時における取手
の位置の高さが低くなり、背の低い人でも開閉操作がし
やすくなると共に、密閉性を有する中間蝶番を用いるこ
とによって、前側の扉体と後側の扉体との接続部の密閉
性、防水性を同時に確保できるものである。
【0031】また請求項6記載の発明は、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の効果に加えて、投入扉が、リ
ンク機構を介して処理機本体に開閉自在に取り付けら
れ、上記リンク機構は、一端部が処理機本体側に回転自
在に軸支されると共に他端部が投入扉側に回転自在に軸
支される前リンクと後リンクとよりなる平行リンクで構
成されているので、平行リンクにより投入扉を平行に持
ち上げながら後方へ移動させて開くことで、投入扉の開
閉時における取手の位置を低くできるようになり、背の
低い人でも開閉操作がしやすくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図2】同上の雨水の流れ状態の説明図である。
【図3】同上の投入扉の断面図である。
【図4】他の実施形態の斜視図である。
【図5】同上の投入扉を開いた状態の斜視図である。
【図6】同上のステーの説明図である。
【図7】更に他の実施形態の斜視図である。
【図8】更に他の実施形態の斜視図である。
【図9】(a)は更に他の実施形態の斜視図、(b)は
側面図である。
【符号の説明】
1 生ごみ処理装置 2 生ごみ投入口 2a 縁部 3 処理機本体 4 攪拌分解槽 5 突縁部 6 投入扉 7 パッキン材 9 中間蝶番 10 衝撃緩衝装置 11 前側の扉体 12 後側の扉体 13 前リンク 14 後リンク 15 リンク機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月27日(1999.12.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】生ごみ投入口2を開閉する投入扉6は、例
えば図3に示すように、ステンレス製の金属外皮17の
左右両端部から外側垂下片19が垂下されていると共
に、金属外皮17の裏面中央側にグラスウールなどの断
熱材18を設けると共に、この断熱材18の両端部が金
属外皮17と一体に設けた係止枠20にて保持されてい
る。係止枠20と外側垂下片19との間のスペースには
扉用のダンパーやステー21が収納可能となっている。
断熱材18の外周側の裏面部分であって、上記突縁部5
と対向する部分には、投入扉6の閉時に突縁部5と密着
可能なパッキン材7が取着されている。このパッキン材
7は、突縁部5と同じ四角枠状をしており、投入扉6を
閉じたときにパッキン材7の下面が突縁部5の上端部に
当接することによって、生ごみ投入口2の気密性が確保
されるようになっている。さらに、投入扉6の厚みD
は、投入扉6の閉時において投入扉6の上面が処理機本
体3の上部傾斜面の上面部3aと面一となるように設定
されているのが好ましく、この場合、投入扉6と処理機
本体3との間で連続した一体感が得られるようになる。
また投入扉6の閉時において、パッキン材7が突縁部5
の上端部に当たった状態で、外側垂下片19の下端部と
凹み部16の底面との間に若干の隙間Gが生じるように
構成され、パッキン材7と突縁部5との当接が確実に行
われる構造となっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】図4〜図6は、投入扉6の後端部8を蝶番
(図示せず)を介して処理機本体3に上下回り方向に回
動自在に枢着した場合を示している。他の構成は図1と
同様であり、異なる点だけを述べる。本例では、投入扉
6の後端部8の両端部には図5に示すように、バネキャ
ップ22が設けられ、バネキャップ22の内部に投入扉
6の開閉方向にバネ力を付与するためのトーションバネ
(図示せず)が内装されている。投入扉6の前端部には
操作用の取手24が設けられている。さらに、図5、図
6に示すように、投入扉6と処理機本体3との間には投
入扉6を開状態で保持するためのステー26が設けられ
ている。例えばステー26の一端部は処理機本体3内部
に回動自在に枢支され、他端部は投入扉6の前端側に回
動自在に枢支され、投入扉6を閉じると収縮して係止手
段(図示せず)によって収縮状態で係止され、その後、
投入扉6の係止を解除すると投入扉6を開くことがで
き、投入扉6を開いた状態では伸張状態で係止され、こ
れにより投入扉6が落ちてくるのを防止できる構造とな
っている。なお、ステー26の構造は特に限定されない
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 潤 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 新保 秀人 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 松川 浩司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 二畠 康 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3E084 AA05 AB10 BA02 CA03 CB04 CC01 CC08 DA03 FA06 GA06 GA08 GB06 GB12 GB17 HA03 HB03 HD01 KA16 4D004 AA03 AC01 CA18 CA50

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみ投入口を有する攪拌分解槽内に微
    生物の寄生した生ごみ処理材が収容され、生ごみと共に
    攪拌して発酵分解処理を行う生ごみ処理装置において、
    生ごみ投入口の縁部に外側に向かって突縁部を突設させ
    たことを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 【請求項2】 生ごみ投入口を開閉する投入扉を処理機
    本体に設け、投入扉の突縁部との対向面に、投入扉の閉
    時に突縁部と密着可能なパッキン材を取着してなること
    を特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
  3. 【請求項3】 投入扉を蝶番を介して処理機本体に枢着
    すると共に、蝶番部分に投入扉の開閉方向にバネ力を付
    与するトーションバネを設けたことを特徴とする請求項
    2記載の生ごみ処理装置。
  4. 【請求項4】 投入扉と処理機本体との間に、投入扉の
    閉位置の手前で投入扉の下降速度を緩和するための衝撃
    緩衝装置を設けたことを特徴とする請求項2記載の生ご
    み処理装置。
  5. 【請求項5】 投入扉を、前側の扉体と後側の扉体とが
    密閉性を有する中間蝶番を介して連結された2つ折れ扉
    で構成し、後側の扉体の後端部を処理機本体に回動自在
    に枢着すると共に、前側の扉体を前後方向にスライド自
    在とし、前側の扉体を後方にスライドさせることで前側
    の扉体と後側の扉体とが中間蝶番を介して2つ折れ可能
    となって生ごみ投入口が開放されるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の生ごみ処理装置。
  6. 【請求項6】 投入扉が、リンク機構を介して処理機本
    体に開閉自在に取り付けられ、上記リンク機構は、一端
    部が処理機本体側に回転自在に軸支されると共に他端部
    が投入扉側に回転自在に軸支される前リンクと後リンク
    とよりなる平行リンクで構成されていることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003181424A (ja) * 2001-12-18 2003-07-02 Canon Electronics Inc 廃棄物処理装置
JP2010086526A (ja) * 2008-09-04 2010-04-15 Panasonic Corp 蓋開閉装置、およびそれを備えた情報処理装置
CN109665244A (zh) * 2019-01-31 2019-04-23 中国恩菲工程技术有限公司 卸料仓用的门组件和具有其的垃圾卸料仓

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