JP2001144810A - ネットワークにおける伝送データの伝送帯域幅制御システム - Google Patents

ネットワークにおける伝送データの伝送帯域幅制御システム

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JP2001144810A
JP2001144810A JP32674899A JP32674899A JP2001144810A JP 2001144810 A JP2001144810 A JP 2001144810A JP 32674899 A JP32674899 A JP 32674899A JP 32674899 A JP32674899 A JP 32674899A JP 2001144810 A JP2001144810 A JP 2001144810A
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bandwidth
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transmission bandwidth
terminal device
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JP32674899A
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Takahiro Koga
孝博 古閑
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークにおける伝送データの送受信遅
延が生じることなく、そのデータ伝送効率を向上させる
構成を提供する。 【解決手段】 伝送帯域幅マネージャ1aまたは3a、
伝送帯域幅モニタ1bまたは3b及び伝送量制御部1c
または3cとを有する端末装置1または3が回線伝送速
度の異なる複数のネットワーク、例えば低伝送速度回線
4や高伝送速度回線5を通して接続され、かつこの複数
のネットワーク間に伝送帯域幅を変更する転送帯域幅制
御部2aを有するプロトコル変換中継装置2が設けられ
ている。伝送帯域幅モニタ1bまたは3bによって、第
1の端末装置1と第2の端末装置3の間の伝送データの
伝送帯域幅を随時モニタし、伝送データの伝送帯域幅を
このモニタした伝送帯域幅である残存実効帯域幅に伝送
量制御部1cまたは3cが制御して低伝送速度回線4や
高伝送速度回線5に伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークにお
ける伝送データの伝送帯域幅制御システムに関し、更に
詳しくは、回線伝送速度が異なるローカルエリアネット
ワークLAN(Local Area Networ
k)(イーサネット、FDDI(FiberDistr
ebuted Data Interface、100
Mbpsの速度をもつリング型のLAN))及び広帯域
(WAN:Wide Area Network)など
を連接した際に、ネットワークにおける伝送データの伝
送帯域幅を、低速伝送速度回線の小さい伝送帯域幅など
に一定化できるようになり、端末装置及び上位管理装置
からの伝送データの送受信遅延が生じることなく、その
データ伝送効率を向上させることができるネットワーク
における伝送データの伝送帯域幅制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来におけるネットワークの伝送帯域幅
制御システムの一例は、特開平11−154967号公
報に記載されている。
【0003】この従来技術を説明するに、図6に示すよ
うに、この従来のネットワークの伝送帯域幅制御システ
ムは、エージェント100とマネージャ102とが回線
伝送速度が異なる複数のネットワーク(低い伝送速度の
回線103、高い伝送速度の回線104)を通して連接
されている。この回線伝送速度が低い伝送速度の回線1
03及び高い伝送速度の回線104の間に伝送帯域幅を
制御するゲートウェイ101とから構成される。
【0004】このような構成を有する従来のネットワー
クの伝送帯域幅制御システムはつぎのように動作する。
【0005】すなわち、このゲートウェイ101によっ
て、エージェント100からのネットワーク管理データ
のトラフィックの伝送帯域幅をそのままの伝送帯域幅で
転送し、または、所定の小さい伝送帯域幅に制御してネ
ットワークに転送する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙上の
従来技術には、次のような問題点があった。
【0007】第1の問題点は、端末装置及び上位管理装
置からの伝送データの送受信遅延を完全に無くすことは
できないということである。
【0008】その理由は、上記の従来例のように、回線
伝送速度が異なるローカルエリアネットワーク(イーサ
ネット、FDDI)及び広域網(WAN)などを連接し
た際に、ネットワーク管理用データの伝送帯域幅を所定
の小さい伝送帯域などを一定化するだけで、伝送データ
そのものの伝送帯域幅を制御しなければ、例えば回線伝
送速度が大きな(例えば100Mbps)回線から小さ
な(例えば10Mbps)回線速度の回線へ大きな(例
えば100Mbps)伝送データを送受信する場合に
は、輻輳が発生するためである。
【0009】また、例えば回線伝送速度が小さな(例え
ば10Mbps)回線から大きな(例えば100Mbp
s)回線速度の回線へ通常なら伝送できる大きさ(例え
ば5Mbps)の伝送データを送受信する場合でも、大
きな(例えば100Mbps)回線速度の回線がすでに
大きな(例えば98Mbps)伝送データで占有されて
いる場合には、輻輳が発生するためである。
【0010】本発明は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本発明の目的は、ネットワークにお
ける伝送データの伝送帯域幅を、低速伝送速度回線の小
さい伝送帯域幅などに一定化できるようになり、端末装
置及び上位管理装置からの伝送データの送受信遅延が生
じることなく、そのデータ伝送効率を向上させることを
可能としたネットワークにおける伝送データの新規な伝
送帯域幅制御システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係るネットワークにおける伝送データの伝
送帯域幅制御システムは、ネットワークにおける伝送デ
ータの伝送帯域幅制御システムにおいて、伝送帯域幅マ
ネージャ手段と伝送帯域幅モニタ手段と伝送量制御手段
とを有する複数の端末装置が回線伝送速度の異なる複数
のネットワークを通して接続され、かつ前記複数のネッ
トワーク間に伝送帯域幅を変更する転送帯域幅制御手段
を有するプロトコル変換中継手段が設けられており、前
記伝送帯域幅モニタ手段によって前記端末装置間の伝送
帯域幅を随時モニタし、前記伝送データの伝送帯域幅を
該モニタした伝送帯域幅である残存実効帯域幅に前記伝
送量制御手段が制御して前記ネットワークに伝送するこ
とを特徴としている。
【0012】前記ネットワークは、例えば、低伝送速度
回線及び高伝送速度回線である。
【0013】前記各端末装置は、更に送信伝送帯域幅テ
ーブルを設けている。
【0014】前記送信伝送帯域幅テーブルは、残存実効
帯域幅の情報と伝送データ伝送帯域幅との大小関係の度
合いから決定されるような伝送データの伝送帯域幅の値
であり、かつ該送信データの伝送帯域幅が残存実効帯域
幅の全てを占有しないような伝送データの伝送帯域幅の
値がテーブルデータとして予め格納されており、前記伝
送帯域幅マネージャ手段が取得した送信データの伝送帯
域幅の情報と、前記伝送帯域幅モニタ手段から取得した
残存実効帯域幅の情報を基に、該送信伝送帯域幅テーブ
ル手段を参照して送信データの伝送帯域幅を決定するこ
とを特徴としている。
【0015】本発明に係るネットワークにおける伝送デ
ータの伝送帯域幅制御システムはまた、第1の伝送帯域
幅マネージャと第1の伝送帯域幅モニタと第1の伝送量
制御部とを有する第1の端末装置と、第2の伝送帯域幅
マネージャと第2の伝送帯域幅モニタと第2の伝送量制
御部とを有する第2の端末装置とが回線伝送速度の異な
る複数のネットワークを通して接続され、かつ該複数の
ネットワーク間に伝送帯域幅を変更する転送帯域幅制御
部を有するプロトコル変換中継装置が設けられている伝
送帯域幅制御システムにおいて、前記伝送帯域幅モニタ
によって前記第1の端末装置と前記第2の端末装置の間
の伝送帯域幅を随時モニタし、前記伝送量制御部が伝送
データの伝送帯域幅を該モニタした伝送帯域幅である残
存実効帯域幅に制御して前記ネットワークに伝送するこ
とを特徴としている。ける伝送データの伝送帯域幅制御
システム。
【0016】本発明に係るネットワークにおける伝送デ
ータの伝送帯域幅制御システムはまた、第1の端末装置
から第2の端末装置を見た場合の残存実効帯域幅をモニ
タする第1の伝送帯域幅モニタと前記第1の端末装置か
ら前記第2の端末装置へ伝送する伝送データの伝送量を
ある情報に基づいて制御する第1の伝送量制御部と前記
第1の伝送帯域幅モニタから供給された残存実効帯域幅
の情報を管理し該情報に基づいて前記第1の伝送量制御
部に対して所定の伝送量の情報を供給する第1の伝送帯
域幅マネージャとを有する第1の端末装置と、回線伝送
速度の異なる複数のネットワークと、該複数のネットワ
ークを通して接続されかつ該複数のネットワーク間に伝
送帯域幅を変更する転送帯域幅制御部を有するプロトコ
ル変換中継装置とが設けられており、さらに前記第2の
端末装置から前記第1の端末装置を見た場合の残存実効
帯域幅をモニタする第2の伝送帯域幅モニタと前記第2
の端末装置から前記第1の端末装置へ伝送する伝送デー
タの伝送量をある情報に基づいて制御する第2の伝送量
制御部と前記第2の伝送帯域幅モニタから供給された残
存実効帯域幅の情報を管理し該情報に基づいて前記第2
の伝送量制御部に対して所定の伝送量の情報を供給する
第2の伝送帯域幅マネージャとを備える第2の端末装置
とを具備することを特徴としている。
【0017】前記ある情報は、前記第1または第2の伝
送帯域幅モニタがモニタした残存実効帯域幅情報であ
り、前記第1または第2の伝送量制御手段は、前記残存
実効帯域幅情報に基づいて前記第2または第1の端末装
置へ伝送する伝送データの伝送量を制御する。
【0018】前記複数のネットワークが低伝送速度回
線、高伝送速度回線であって、前記各構成要素が、第1
の端末装置、低伝送速度回線、プロトコル変換中継装
置、高伝送速度回線、第2の端末装置の順に接続されて
いる場合に、前記プロトコル変換中継器は、前記低伝送
速度回線および前記高伝送速度回線の伝送帯域幅を所定
の伝送帯域幅に設定する転送制御を行う。
【0019】前記転送制御は、前記第2の端末装置から
前記第1の端末装置へのデータ伝送の伝送帯域幅制御で
は、前記高伝送速度回線から前記低伝送速度回線への通
信における伝送データの伝送帯域幅を小さくなるように
前記第2の端末装置において伝送データの伝送帯域幅を
制御する制御であり、かつ前記第1の端末装置から前記
第2の端末装置へのデータ伝送の伝送帯域幅制御では、
前記低伝送速度回線から前記高伝送速度回線への通信に
おけるデータ伝送となり、伝送データの伝送帯域幅が前
記高伝送速度回線の残存実効帯域幅よりも小さいときに
は伝送データの伝送帯域幅を小さくする制御を行われず
にそのままの伝送帯域幅で伝送し、伝送データの伝送帯
域幅が前記高伝送速度回線の残存実効帯域幅よりも大き
いときには伝送データの伝送帯域幅を小さくするように
前記第1の端末装置において伝送データの伝送帯域幅を
制御する制御である。
【0020】前記第1の端末装置に第1の送信伝送帯域
幅テーブルを設けると共に、前記第2の端末装置に第2
の送信伝送帯域幅テーブルを設け、該第1、第2の送信
伝送帯域幅テーブルに残存実効帯域幅の情報と伝送デー
タ伝送帯域幅との大小関係の度合いから決定されるよう
な伝送データの伝送帯域幅の値でかつ該送信データの伝
送帯域幅が残存実効帯域幅の全てを占有しないような伝
送データの伝送帯域幅の値がテーブルデータとして予め
格納しておき、取得した送信データの伝送帯域幅の情報
と、前記伝送帯域幅モニタから取得した残存実効帯域幅
の情報を基に、前記第1または第2の送信伝送帯域幅テ
ーブルを参照して送信データの伝送帯域幅を決定する。
【0021】
【作用】図2において、伝送帯域幅マネージャ(図2の
1aまたは3a)、伝送帯域幅モニタ(図2の1bまた
は3b)及び伝送量制御部(図2の1cまたは3c)と
を有する端末装置(図2の1または3)が回線伝送速度
の異なる複数のネットワーク、例えば低伝送速度回線4
や高伝送速度回線5を通して接続され、かつ、この複数
のネットワーク間に伝送帯域幅を変更する転送帯域幅制
御部2aを有するプロトコル変換中継装置(ゲートウェ
イ)2が設けられている。
【0022】伝送帯域幅モニタ(図2の1bまたは3
b)によって、第1の端末装置1と第2の端末装置3の
間の伝送データの伝送帯域幅を随時モニタし、伝送デー
タの伝送帯域幅をこのモニタした伝送帯域幅(以下、残
存実効帯域幅と称する)に伝送量制御部(図2の1cま
たは3c)が制御してネットワーク(例えば、低伝送速
度回線4や高伝送速度回線5)に伝送する構成を採用す
ることを特徴としている。
【0023】本発明は、端末装置からの伝送データの伝
送帯域幅を、連接先の回線帯域幅に制御するという動作
を実行する。
【0024】従って、端末装置からの伝送データの送受
信遅延を生じさせることなく、且つ、該伝送データの伝
送効率を向上させるネットワークにおける伝送データの
伝送帯域幅制御システムの構築を可能にするという効果
が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明をその好ましい各実
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】図1は本発明の基本的実施の形態を示すブ
ロック構成図である。
【0027】[第1の実施の形態]図2は本発明による
第1の実施の形態を示すブロック構成図である。
【0028】[第1の実施の形態の構成]図1を参照す
るに、本発明による基本的実施の形態としてのネットワ
ークにおける伝送データの伝送帯域幅制御システムが示
されている。
【0029】図2を参照するに、本発明による第1の実
施の形態は、第1の端末装置(エージエントまたはマネ
ージャ)1から第2の端末装置(エージエントまたはマ
ネージャ)3をみた場合の残存実効帯域幅をモニタする
第1の伝送帯域幅モニタ1bと、第1の端末装置1から
第2の端末装置3へ伝送する伝送データの伝送量をある
情報に基づいて制御する第1の伝送量制御部1cと、第
1の伝送帯域幅モニタ1bから供給された残存実効帯域
幅の情報を管理し該情報に基づいて第1の伝送量制御部
1cに対して所定の伝送量の情報を供給する第1の伝送
帯域幅マネージャ1aと、回線伝送速度の異なる複数の
ネットワーク、例えば低伝送速度回線4や高伝送速度回
線5と、これらの複数のネットワークを通して接続さ
れ、かつ、この複数のネットワーク間に伝送帯域幅を変
更する転送帯域幅制御部3aを有するプロトコル変換中
継装置(ゲートウェイまたはルータ)2が設けられてい
て、さらに第2の端末装置3から第1の端末装置1を見
た場合の残存実効帯域幅をモニタする第2の伝送帯域幅
モニタ3bと、第2の端末装置3から第1の端末装置1
へ伝送する伝送データの伝送量をある情報に基づいて制
御する第2の伝送量制御部3cと、第2の伝送帯域幅モ
ニタ3bから供給された残存実効帯域幅の情報を管理し
該情報に基づいて第2の伝送量制御部3cに対して所定
の伝送量の情報を供給する第2の伝送帯域幅マネージャ
3aとを備える構成とされている。
【0030】[第1の実施の形態の動作]以下、第1の
実施の形態の動作について、図1、図2および図3のフ
ローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0031】図2は、ネットワークにおける伝送データ
の伝送帯域幅を制御する動作の概要を説明するための図
である。
【0032】図2を参照するに、第1の端末装置1と第
2の端末装置3との間でネットワークにおける伝送デー
タの通信が発生する。例えば、第2の端末装置3から伝
送データを送信する。
【0033】この第1の端末装置1と第2の端末装置3
との間での伝送データの通信は低伝送速度回線4および
高伝送速度回線5、並びにゲートウェイ(プロトコル変
換中継装置)2を通して行われる。
【0034】この場合において、先ずこの種の技術分野
で通常行なわれているゲートウェイによる制御について
説明するに、ゲートウェイ(プロトコル変換中継装置)
2によって、低伝送速度回線4および高伝送速度回線5
の伝送帯域幅を所定の伝送帯域幅に設定する転送制御が
行なわれる。例えば、第2の端末装置3から第1の端末
装置1へのデータ伝送の伝送帯域幅制御では、高伝送速
度回線5から低伝送速度回線4への通信における伝送デ
ータの伝送帯域幅を小さくなるように第2の端末装置3
において伝送データの伝送帯域幅が制御される。
【0035】また第1の端末装置1から第2の端末装置
3へのデータ伝送の伝送帯域幅制御では、低伝送速度回
線4から高伝送速度回線5への通信におけるデータ伝送
となり、伝送データの伝送帯域幅が高伝送速度回線5の
残存実効帯域幅よりも小さいときには、伝送データの伝
送帯域幅を小さくする制御は行われずにそのままの伝送
帯域幅で伝送されるが、伝送データの伝送帯域幅が高伝
送速度回線5の残存実効帯域幅よりも大きいときには、
伝送データの伝送帯域幅を小さくするように第1の端末
装置1において伝送データの伝送帯域幅が制御される。
【0036】図3は第1の実施の形態のネットワークに
おける伝送データの伝送帯域幅を制御する動作の処理手
順を示すフローチャートである。
【0037】以下、図1、図2及び図3を用いて、この
第1の実施の形態のネットワークにおける伝送データの
伝送帯域幅を制御する動作を詳細に説明する。
【0038】図2に示す第1の端末装置1から第2の端
末装置3へのデータを伝送する場合には、まず第1の端
末装置1が送信データを取得する(ステップS10)。
【0039】第1の伝送帯域幅マネージャ1aはステッ
プS10で取得した送信データと送信の際に必要なヘッ
ダを合わせた伝送データの伝送帯域幅(以下、WSと称
する)を取得する(ステップS11)。
【0040】次に、第1の伝送帯域幅モニタ1bが第1
の端末装置1と第2の端末装置3の間の残存実効帯域幅
(以下、WRと称する)を取得する(ステップS1
2)。
【0041】ここで、第1の伝送帯域幅マネージャ1a
は残存実効帯域幅WRがヘッダを含んだ送信データの伝
送帯域幅WSより大きいか否かをチェックする(ステッ
プS13)。
【0042】このステップS13によるチェックの結
果、WRがWSより大きい場合には、伝送データの送受
信遅延が生じることがないので、第1の端末装置1は低
伝送速度回線4、ゲートウェイ(プロトコル変換中継装
置)2そして高伝送速度回線5を通して、第2の端末装
置3へデータを送信する(ステップS16)。
【0043】ところが、上記したステップS13におい
て、例えば既に高伝送速度回線5が他の通信データで占
有されてWRがWSより小さい場合には、伝送データの
送受信遅延が生じるので、WRがWSより大きくなるW
Sを決定(ステップS14)して、WSを決定した伝送
帯域幅に制御する(ステップS15)。
【0044】これで、この結果、WRがWSより大きく
なり、伝送データの送受信遅延が生じることがないの
で、第1の端末装置1は低伝送速度回線4、ゲートウェ
イ(プロトコル変換中継装置)2そして高伝送速度回線
5を通して、第2の端末装置3へデータを送信する(ス
テップS16)。
【0045】以上のようにして、ネットワークにおける
伝送データの送受信遅延が生じることがないように伝送
データを送受信することができるようになる。
【0046】[第2の実施の形態]次に、本発明による
第2の実施の形態について図4、図5を参照して詳細に
説明する。
【0047】図4は本発明による第2の実施の形態を示
すブロック構成図、図5は第2の実施の形態の動作例を
示すフローチャートである。
【0048】図4を参照するに、本発明の第2の実施の
形態として、その基本的構成は上述した図2、図3に示
す通りであるが、図3のステップS14について更に工
夫している。その構成を図4に示す。
【0049】図4において、第1の端末装置1及び第2
の端末装置3にそれぞれ第1の送信伝送帯域幅テーブル
1d、第2の送信伝送帯域幅テーブル3dを設けた構成
をしている。
【0050】これらの送信伝送帯域幅テーブル(図4の
1d及び3d)は、残存実効帯域幅の情報と伝送データ
伝送帯域幅との大小関係の度合いから決定されるような
伝送データの伝送帯域幅の値で、かつ、該送信データの
伝送帯域幅が残存実効帯域幅の全てを占有しないような
伝送データの伝送帯域幅の値がテーブルデータとして予
め格納されている。
【0051】伝送帯域幅マネージャ(図4の1a及び3
a)は、取得した送信データの伝送帯域幅の情報と、伝
送帯域幅モニタ(図4の1b及び3b)から取得した残
存実効帯域幅の情報を基に、該送信伝送帯域幅テーブル
(図4の1d及び3d)を参照して、送信データの伝送
帯域幅を決定するという特徴を有している。
【0052】従って、データを送信するときに、上記の
ように送信伝送帯域幅テーデル(図4の1d及び3d)
を参照することにより、送信データの伝送帯域幅が残存
実効帯域幅の全てを占有し、他の伝送データが通信でき
なくなるということを防ぐことが可能となる。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、作用する
ものであり、本発明によれば以下に示すような効果が得
られる。
【0054】本発明のネットワークにおける伝送データ
の伝送帯域幅制御システムによれば、回線伝送速度が異
なる複数のネットワーク間での伝送データの伝送帯域幅
が制御されている。
【0055】従って、回線伝送速度が異なるローカルエ
リアネットワーク及び広域網などを連接した際に、伝送
データの伝送帯域幅を、例えば低伝送速度回線の小さい
伝送帯域幅などに一定化できるようになるので、端末装
置からの伝送データの送受信が輻輳状態などで遅延する
ことなく、そのデータ伝送効率を向上させることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図2】本発明による第1の実施の形態を示すブロック
構成図である。
【図3】本発明による第1の実施の形態の動作フロー例
を示すフローチャートである。
【図4】本発明による第2の実施の形態を示すブロック
構成図である。
【図5】本発明による第2の実施の形態の動作フロー例
を示すフローチャートである。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…端末装置 1a…第1の伝送帯域幅マネージャ 1b…第1の伝送帯域幅モニタ 1c…第1の伝送量制御部 1d…第1の送信伝送帯域幅テーブル 2…ゲートウェイ(プロトコル変換中継装置) 2a…転送帯域幅制御部 3…端末装置 3a…第2の伝送帯域幅マネージャ 3b…第2の伝送帯域幅モニタ 3c…第2の伝送量制御部 3d…第2の送信伝送帯域幅テーブル 4…低伝送速度回線 5…高伝送速度回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA02 GA13 HA08 HD03 HD06 JT02 KA04 KA08 LC01 LC09 LE17 MA04 MB09 MC08 5K033 AA01 CB02 CB06 CB08 DA05 DB16 DB18 EA06 5K034 AA03 DD03 EE11 FF11 FF13 HH21 HH61 MM08 MM11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークにおける伝送データの伝送
    帯域幅制御システムにおいて、伝送帯域幅マネージャ手
    段と伝送帯域幅モニタ手段と伝送量制御手段とを有する
    複数の端末装置が回線伝送速度の異なる複数のネットワ
    ークを通して接続され、かつ前記複数のネットワーク間
    に伝送帯域幅を変更する転送帯域幅制御手段を有するプ
    ロトコル変換中継手段が設けられており、前記伝送帯域
    幅モニタ手段によって前記端末装置間の伝送帯域幅を随
    時モニタし、前記伝送データの伝送帯域幅を該モニタし
    た伝送帯域幅である残存実効帯域幅に前記伝送量制御手
    段が制御して前記ネットワークに伝送することを特徴と
    したネットワークにおける伝送データの伝送帯域幅制御
    システム。
  2. 【請求項2】 前記ネットワークは低伝送速度回線及び
    高伝送速度回線であることを更に特徴とする請求項1に
    記載のネットワークにおける伝送データの伝送帯域幅制
    御システム。
  3. 【請求項3】 前記各端末装置は、更に送信伝送帯域幅
    テーブルを設けていることを更に特徴とする請求項1に
    記載のネットワークにおける伝送データの伝送帯域幅制
    御システム。
  4. 【請求項4】 前記送信伝送帯域幅テーブルは、残存実
    効帯域幅の情報と伝送データ伝送帯域幅との大小関係の
    度合いから決定されるような伝送データの伝送帯域幅の
    値であり、かつ該送信データの伝送帯域幅が残存実効帯
    域幅の全てを占有しないような伝送データの伝送帯域幅
    の値がテーブルデータとして予め格納されており、前記
    伝送帯域幅マネージャ手段が取得した送信データの伝送
    帯域幅の情報と、前記伝送帯域幅モニタ手段から取得し
    た残存実効帯域幅の情報を基に、該送信伝送帯域幅テー
    ブル手段を参照して送信データの伝送帯域幅を決定する
    ことを更に特徴とする請求項3に記載のネットワークに
    おける伝送データの伝送帯域幅制御システム。
  5. 【請求項5】 第1の伝送帯域幅マネージャと第1の伝
    送帯域幅モニタと第1の伝送量制御部とを有する第1の
    端末装置と、第2の伝送帯域幅マネージャと第2の伝送
    帯域幅モニタと第2の伝送量制御部とを有する第2の端
    末装置とが回線伝送速度の異なる複数のネットワークを
    通して接続され、かつ該複数のネットワーク間に伝送帯
    域幅を変更する転送帯域幅制御部を有するプロトコル変
    換中継装置が設けられている伝送帯域幅制御システムに
    おいて、前記伝送帯域幅モニタによって前記第1の端末
    装置と前記第2の端末装置の間の伝送帯域幅を随時モニ
    タし、前記伝送量制御部が伝送データの伝送帯域幅を該
    モニタした伝送帯域幅である残存実効帯域幅に制御して
    前記ネットワークに伝送することを特徴としたネットワ
    ークにおける伝送データの伝送帯域幅制御システム。
  6. 【請求項6】 第1の端末装置から第2の端末装置を見
    た場合の残存実効帯域幅をモニタする第1の伝送帯域幅
    モニタと前記第1の端末装置から前記第2の端末装置へ
    伝送する伝送データの伝送量をある情報に基づいて制御
    する第1の伝送量制御部と前記第1の伝送帯域幅モニタ
    から供給された残存実効帯域幅の情報を管理し該情報に
    基づいて前記第1の伝送量制御部に対して所定の伝送量
    の情報を供給する第1の伝送帯域幅マネージャとを有す
    る第1の端末装置と、回線伝送速度の異なる複数のネッ
    トワークと、該複数のネットワークを通して接続されか
    つ該複数のネットワーク間に伝送帯域幅を変更する転送
    帯域幅制御部を有するプロトコル変換中継装置とが設け
    られており、さらに前記第2の端末装置から前記第1の
    端末装置を見た場合の残存実効帯域幅をモニタする第2
    の伝送帯域幅モニタと前記第2の端末装置から前記第1
    の端末装置へ伝送する伝送データの伝送量をある情報に
    基づいて制御する第2の伝送量制御部と前記第2の伝送
    帯域幅モニタから供給された残存実効帯域幅の情報を管
    理し該情報に基づいて前記第2の伝送量制御部に対して
    所定の伝送量の情報を供給する第2の伝送帯域幅マネー
    ジャとを備える第2の端末装置とを具備することを特徴
    としたネットワークにおける伝送データの伝送帯域幅制
    御システム。
  7. 【請求項7】 前記ある情報は、前記第1または第2の
    伝送帯域幅モニタがモニタした残存実効帯域幅情報であ
    り、前記第1または第2の伝送量制御手段は、前記残存
    実効帯域幅情報に基づいて前記第2または第1の端末装
    置へ伝送する伝送データの伝送量を制御することを更に
    特徴とする請求項6に記載のネットワークにおける伝送
    データの伝送帯域幅制御システム。
  8. 【請求項8】 前記複数のネットワークが低伝送速度回
    線、高伝送速度回線であって、前記各構成要素が、第1
    の端末装置、低伝送速度回線、プロトコル変換中継装
    置、高伝送速度回線、第2の端末装置の順に接続されて
    いる場合に、前記プロトコル変換中継器は、前記低伝送
    速度回線および前記高伝送速度回線の伝送帯域幅を所定
    の伝送帯域幅に設定する転送制御を行うことを更に特徴
    とする請求項6に記載のネットワークにおける伝送デー
    タの伝送帯域幅制御システム。
  9. 【請求項9】 前記転送制御は、前記第2の端末装置か
    ら前記第1の端末装置へのデータ伝送の伝送帯域幅制御
    では、前記高伝送速度回線から前記低伝送速度回線への
    通信における伝送データの伝送帯域幅を小さくなるよう
    に前記第2の端末装置において伝送データの伝送帯域幅
    を制御する制御であり、かつ前記第1の端末装置から前
    記第2の端末装置へのデータ伝送の伝送帯域幅制御で
    は、前記低伝送速度回線から前記高伝送速度回線への通
    信におけるデータ伝送となり、伝送データの伝送帯域幅
    が前記高伝送速度回線の残存実効帯域幅よりも小さいと
    きには伝送データの伝送帯域幅を小さくする制御を行わ
    れずにそのままの伝送帯域幅で伝送し、伝送データの伝
    送帯域幅が前記高伝送速度回線の残存実効帯域幅よりも
    大きいときには伝送データの伝送帯域幅を小さくするよ
    うに前記第1の端末装置において伝送データの伝送帯域
    幅を制御する制御であることを更に特徴とする請求項8
    に記載のネットワークにおける伝送データの伝送帯域幅
    制御システム。
  10. 【請求項10】 前記第1の端末装置に第1の送信伝送
    帯域幅テーブルを設けると共に、前記第2の端末装置に
    第2の送信伝送帯域幅テーブルを設け、該第1、第2の
    送信伝送帯域幅テーブルに残存実効帯域幅の情報と伝送
    データ伝送帯域幅との大小関係の度合いから決定される
    ような伝送データの伝送帯域幅の値でかつ該送信データ
    の伝送帯域幅が残存実効帯域幅の全てを占有しないよう
    な伝送データの伝送帯域幅の値がテーブルデータとして
    予め格納しておき、取得した送信データの伝送帯域幅の
    情報と、前記伝送帯域幅モニタから取得した残存実効帯
    域幅の情報を基に、前記第1または第2の送信伝送帯域
    幅テーブルを参照して送信データの伝送帯域幅を決定す
    ることを更に特徴とする請求項6に記載のネットワーク
    における伝送データの伝送帯域幅制御システム。
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