JP2001140696A - 燃焼器及びこれを備えたエンジン - Google Patents

燃焼器及びこれを備えたエンジン

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JP2001140696A
JP2001140696A JP32324799A JP32324799A JP2001140696A JP 2001140696 A JP2001140696 A JP 2001140696A JP 32324799 A JP32324799 A JP 32324799A JP 32324799 A JP32324799 A JP 32324799A JP 2001140696 A JP2001140696 A JP 2001140696A
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combustor
heating
group
fuel injection
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JP32324799A
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English (en)
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Hirokazu Akagawa
裕和 赤川
Noriyasu Inanaga
紀康 稲永
Yuichi Ide
雄一 井手
Hiroshi Ogata
寛 緒方
Hideaki Ota
英明 大田
Yasuto Sakakibara
康人 榊原
Motohiro Kitagawa
元洋 北川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Ship and Ocean Foundation
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Ship and Ocean Foundation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱管群を均一に加熱することを可能にする
ことにより、所定の出力が効率よく得られる燃焼器を備
えるエンジンを提供する。 【解決手段】 水平に設置された高圧容器と、高圧容器
内に設けられ軸方向に延伸する加熱管群と、燃料を噴射
する燃料噴射部を設置した燃焼器を備え、この高圧容器
と加熱管の間に複数の孔を穿設した円管を燃焼器に配設
してエンジンを構成する。あるいは、下方を向いた複数
の孔を穿設した円管を、加熱管の内側に燃料噴射部を囲
むように設置した燃焼器をエンジンに配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンに関し、特
に水平に設置された高圧容器内に加熱管群を設置した燃
焼器を備えた例えばスターリングエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からエンジンには種々の形式のもの
があるが、例えば図13に示すような外燃機関である複
動形スターリングエンジンは、エンジン本体EがA〜D
にて示す複数(4本)のシリンダ1を備えたものであ
り、各シリンダに夫々ピストン2を摺動可能に配設する
とともに、該ピストン2はピストンロッド9を介して図
示しない駆動機構により相互に位相を異にして往復動可
能に構成されている。また、前記ピストン2の上側周面
に膨張空間3が形成され、同じく下方に圧縮空間4が形
成されると共に、ピストンシールによって同一シリンダ
内においては膨張空間3と圧縮空間4との間に空気、ヘ
リウム、水素等の作動流体(ガス)が移動することがな
いように構成されている。また、隣接するシリンダの相
互の膨張空間3と圧縮空間4とは流路8によって連通さ
れており、この流路8には再生器6を挟んで加熱器5と
冷却器7が設けられている。
【0003】そして一方で外から加熱器5により作動流
体を加熱して作動流体を膨張させてピストンロッド9を
押動し、他方で冷却器7により冷却を行って作動流体を
収縮させて圧力を減少させ、ピストンを引き戻すことに
より作動流体を膨張空間3と圧縮空間4との間を往復さ
せるようにする。その際、作動流体は図13に示すよう
に加熱器5を介して加熱源としての外部の燃焼器30か
ら熱を受け取り、冷却器7により熱を外部に捨てながら
圧力変動を生じて熱力学的なサイクルを描き、これによ
り生じた機械仕事をピストンロッド9を介して駆動機構
に伝え、発電等の所定の仕事をするようになっている。
【0004】なお、再生器6は蓄熱機能を有するもので
あって、作動流体が加熱器5から冷却器7の方向に流れ
るときには、作動流体のもつ熱を一旦蓄え、逆に流れる
ときには再び作動流体へ熱を戻すように作用する。
【0005】上記のようなエンジンに設けられる燃焼器
30は、従来、図14及び図15に示すような構造を有
するものが存在する。すなわち、10は水平に設置さ
れ、図上左方が封止され、右方が開口された断面[コ]
の字状の円筒状高圧容器、13は高圧容器10内周面に
沿って囲繞配置された酸化剤予熱器で、この酸化剤予熱
器13は一端に高圧容器10のエンジン本体E側に位置
する酸化剤供給路23に接続し、該酸化剤供給路23よ
り供給された酸化剤は酸化剤予熱器13を通過後、燃料
噴射部12(バーナ)を囲む酸化剤供給口25を開口さ
せている。
【0006】そして前記酸化剤予熱器13の内周側に
は、容器軸方向に延設する複数のU字状加熱管11群
が、前記酸化剤予熱器13の内側に囲繞するごとく設置
され、その内側を燃焼室16として機能させている。ま
た、酸化剤供給口25により囲まれる高圧容器10の封
止面中心位置にはバーナ状の燃料噴射部12が燃焼室1
6内に挿入され、燃料噴射部12から噴射された燃料1
4を酸化剤供給口25より噴射された酸化剤15と混合
しながら図示しない点火装置により着火して高圧の燃焼
室16で燃焼し、水平方向(L−L線)に高温の燃焼火
炎17と燃焼ガス18を形成する。
【0007】そして前記の高温の燃焼火炎17及び燃焼
ガス18は燃焼室16の周囲に設けられた複数の加熱管
11の管内を流動する流体20に輻射熱を伝え、さら
に、燃焼ガス18は、加熱管11群の隙間を通過する際
の対流熱伝達によっても加熱管11内を循環する流体2
0に伝熱させる。上記のように流体20に伝えられた熱
はエンジン本体Eにおいて、前記のように往復動力に変
換されるとともに、燃焼ガス18は加熱管11の周囲に
設けた酸化剤予熱器13に入り、高圧容器10の外部よ
り流入する酸化剤15と熱交換を行って燃焼ガス排出路
26より高圧容器10の外部へ排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したこの
種の従来エンジンでは、以下のような問題がある。すな
わち、上記のように高圧燃焼器30内では燃料14を水
平方向の位置で燃焼させたので、加熱管11群の間を通
過する燃焼火炎17や燃焼ガス18の運動量が小さいと
きには、該燃焼火炎17や燃焼ガス18は鉛直上方に作
用する浮力の影響により、鉛直下方に向かう燃焼ガス1
8の流れが阻害され、逆に鉛直上向きの流れが促進され
る。このために、複数の加熱管を均一に加熱することが
出来ず、加熱管11の表面に局所的に高温度を受ける部
分が生じ、熱疲労による寿命低下を招いていた。
【0009】しかも、この浮力は密度の絶対値に比例し
て大きくなるので、圧力が高いほど浮力が大きくなる。
そのため、高圧燃焼の際には鉛直上方向に偏った燃焼ガ
スの流れが生じることになり、前記加熱管11群間の流
れが不均一となって、対流による熱伝達を所定通りに行
うことができず、従って、加熱管11群をすべて均一に
加熱することは不可能になり、吸熱量分布にアンバラン
スが生じることになっる。又前記アンバランスに起因し
て殆ど熱の伝わらないデッドスペース部分も生じて、そ
の部分の加熱管11群に所定の熱吸収量を確保すること
が出来ず、ひいてはエンジンの出力が不足するという問
題が生じる。
【0010】本発明の目的は、かかる従来技術の課題を
解決するためになされたもので、複数の加熱管を均一に
加熱することを可能にすることにより、所定の出力が効
率よく得られる燃焼器を備えるエンジンを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は燃焼器及びこれ
を備えたエンジン、特にスターリングエンジンに関する
ものであり、前述した技術的課題を解決するために以下
のように構成されている。
【0012】すなわち、請求項1記載の発明は、水平に
設置された高圧容器内に、軸方向に延伸する加熱管群を
容器内周方向に沿って配置した燃焼器において、前記高
圧容器と前記加熱管群の間に円管を介在させるととも
に、該円管の周面に複数の孔、スリット、その他の通気
部を開口させたことを特徴とする燃焼器。
【0013】請求項2記載の発明は、水平に設置された
高圧容器内に、軸方向に延伸する加熱管群を容器内周方
向に沿って配置するとともに、燃料を噴射する燃料噴射
部を前記加熱管群に囲繞される燃焼室に臨ませて配置し
た燃焼器において、前記加熱管群の内側に前記燃料噴射
部を囲むように、周面に複数の孔、スリット、その他の
通気部を開口させた円管を配置するとともに、前記円管
の下側集面側に前記通気部を開口させたことを特徴とす
る。
【0014】請求項3記載の発明は、水平に設置された
高圧容器内に、軸方向に延伸する加熱管群を容器内周方
向に沿って配置するとともに、燃料を噴射する燃料噴射
部を前記加熱管群に囲繞される燃焼室に臨ませて配置し
た燃焼器において、前記加熱管群の内側に前記燃料噴射
部を囲むように、周面に複数の孔、スリット、その他の
通気部を開口させた円管配置するとともに、該円管周面
上に形成した通気部の開口面積が、下側周面から上側集
面に至るにしたがって減少するように設定したことを特
徴とする。
【0015】さらに請求項4記載の発明は、水平に設置
された高圧容器内に、軸方向に延伸する加熱管群を容器
内周方向に沿って配置するとともに、燃料を噴射する燃
料噴射部を前記加熱管群に囲繞される燃焼室に臨ませて
配置した燃焼器において、前記加熱管群の内側に前記燃
料噴射部を囲むように、周面に複数の孔、スリット、そ
の他の通気部を開口させた円管を配置するとともに、該
円管の外周側に旋回流が生じるように、前記通気部の外
周側への開口方向を、円管の半径方向から内周接線方向
側に傾斜させて穿設したことを特徴とする。
【0016】また、請求項5〜8記載の発明は、請求項
1〜4記載の発明による燃焼器を備えたエンジンに係
り、請求項5記載の発明は、水平に設置された高圧容器
内に、軸方向に延伸する加熱管群を容器内周方向に沿っ
て配置した燃焼器を備えてなるエンジンに関するもの
で、その特徴とする所は、前記高圧容器と前記加熱管群
の間に円管を介在させるとともに、該円管の周面に複数
の孔、スリット、その他の通気部を開口させたことにあ
る。
【0017】請求項6記載の発明は、水平に設置された
高圧容器内に、軸方向に延伸する加熱管群を容器内周方
向に沿って配置するとともに、燃料を噴射する燃料噴射
部を前記加熱管群に囲繞される燃焼室に臨ませて配置し
た燃焼器を備えてなるエンジンに関するもので、その特
徴とする所は、前記加熱管群の内側に前記燃料噴射部を
囲むように、周面に複数の孔、スリット、その他の通気
部を開口させた円管を配置するとともに、前記円管の下
側周面側に前記通気部を開口させたことにある。
【0018】請求項7記載の発明は、水平に設置された
高圧容器内に、軸方向に延伸する加熱管群を容器内周方
向に沿って配置するとともに、燃料を噴射する燃料噴射
部を前記加熱管群に囲繞される燃焼室に臨ませて配置し
た燃焼器を備えてなるエンジンにおいて、前記加熱管群
の内側に前記燃料噴射部を囲むように、周面に複数の
孔、スリット、その他の通気部を開口させた円管を配置
するとともに、該円管周面上に形成した通気部の開口面
積が、下側周面から上側周面に至るに従って減少するよ
う設定したことを特徴とする。この場合通気部が複数の
孔の場合において、前記円管に、下側周面から上側周面
に至るに従って数が減少するよう複数の孔を穿設しても
よく、また、前記円管に下側周面から上側周面に至るに
従って径が小さくなるよう複数の孔を穿設してもよい。
【0019】請求項8記載の発明は、前記加熱管群の内
側に前記燃料噴射部を囲むように、周面に複数の孔、ス
リット、その他の通気部を開口させた円管を配置すると
ともに、前記円管の外周側に旋回流が生じるように、前
記通気部の外周側への開口方向を、円管の半径方向から
内周接線方向側に傾斜させて穿設したことを特徴とす
る。
【0020】従って請求項1及び5記載の発明は前記加
熱管群の外側に円管を介在させたものであり、請求項2
〜4及び6〜8記載の発明は前記加熱管群の内側に円管
を介在させたものである。
【0021】請求項1及び5記載の発明によれば、エン
ジンの加熱源である燃焼器の高圧容器と加熱管の間に複
数の孔を穿設した円管を介在させた為に、浮力によって
鉛直上向きに流れた燃焼ガスの流れは、円管の内周面を
通りながら鉛直上向きのガスの流れを下向きに周回さ
せ、今まで流れにくかった鉛直下向きへのガスの流れを
強制的に増やす事が出来る。この結果燃焼ガスは円管内
周面側を実質的に周回しながら複数の孔(通気部)より
円管外に排出されるために、前記円管内周面側の周回に
より該内周面側に円周状に配置された加熱管群を均一に
加熱する事が出来、所定のエンジン出力を得る事が出来
る。更に鉛直上向きのガスの流れを下向きに周回させる
ことが出来るために、特に鉛直上方の加熱管の局所温度
の最大値も下げる事が出来、その結果熱疲労による寿命
の低下の防止、また高負荷燃焼による出力の向上及び高
効率運転が期待できる。そして円管には通気部が開口さ
れているために、燃焼ガスは円管内周面側を実質的に周
回しながら複数の孔(通気部)より円管外に排出される
ために、燃焼ガスは円管の外周囲に設けた酸化剤予熱器
に容易に入ることが出来、高圧容器の外部より流入する
酸化剤と熱交換を行って燃焼ガス排出路より高圧容器外
へ排出される。
【0022】請求項2及び6記載の発明は前記加熱管群
の内側に円管を介在させたものであり、その特徴とする
所は、前記加熱管群の内側に円管を配置するとともに、
前記円管の下側周面側に前記通気部を開口させたもので
ある。かかる発明によれば、燃焼ガスの鉛直上向きへの
ガスの流れを前記円管の上側周面で阻止し、円管の下側
周面側に強制的に燃焼ガスを周回させた後、下側周面に
穿設した複数の孔(通気部)から円管外周側に排出さ
れ、該円管外周側に沿って浮力により上方に移動しなが
ら、円管外周側にリング状に配置した加熱管群の間を通
過しながら熱接触が行われ、燃焼ガスの加熱管群の均一
加熱が容易に達成される。
【0023】また、必ずしも請求項2あるいは6記載の
発明のように、円管の上側周面を閉塞することなく、請
求項3あるいは7記載の発明のように、円管周面上に形
成した通気部の開口面積が、下側周面から上側周面に至
るに従って減少するよう、具体的には前記円管に、下側
周面から上側周面に至るに従って数が減少するように、
あるいは径が小さくなるように複数の孔を穿設すること
により、円管の下側周面よりの燃焼ガスの通過面積を増
加させ、円管上側周面に行くに従ってその通過面積を減
少させることによって、浮力により円管上側に多く燃焼
ガスが流れても、その通過面積を減少させている為に抵
抗となり、その分下側周面の通気部よりの燃焼ガスの排
出量が多くなり、円管外周側を囲繞するごとく配設した
加熱管群を均一に加熱することが出来る。
【0024】さらに、請求項4及び8記載の発明は、前
記円管の外周側に旋回流が生じるように、前記通気部の
外周側への開口方向を、円管の半径方向から内周接線方
向側に傾斜させて穿設したことを特徴とするが、これに
より燃焼ガスは円管の周方向に高速で噴出し、円管と高
圧容器の内側の円筒空間内に強い旋回流を形成する。そ
のために、前記円筒空間内に配置した燃焼ガスは前記旋
回流により加熱管群を均一に加熱することが出来る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエンジンを図に示
される実施形態について更に詳細に説明する。但し、こ
の実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、
形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限り
は、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単
なる説明例にすぎない。図1は図13に示すスターリン
グエンジンに取り付けられる燃焼器の構成を示す第1の
実施形態に係る中央縦断面図で、図14に対応する。該
燃焼器は符号30Aで示されている。そして、図2は図
1のI−I線断面図、図3は燃焼器30Aに配設される円
管の斜視図である。
【0026】本発明のエンジン本体Eは、図13に示す
ような構造のスターリングエンジンであり、図1に示す
燃焼器30Aは前記エンジン本体Eに設置されている。
すなわち、前記図14に示す従来技術と同様に、10は
水平に設置され、図上左方が封止され、右方が開口され
た断面[コ]の字状の円筒状高圧容器、13は高圧容器
内周面10aに沿って囲繞配置された酸化剤予熱器で、
この酸化剤予熱器13は一端に高圧容器10のエンジン
本体E側に位置する酸化剤供給路23に接続し、該酸化
剤供給路23より供給された酸化剤15は酸化剤予熱器
13を通過後、燃料噴射部12(バーナ)を囲む酸化剤
供給口25を開口させている。そして前記酸化剤予熱器
13の内周側には、容器10軸方向に延設する複数のU
字状加熱管11群が、前記酸化剤予熱器13の内側に囲
繞するごとく設置され、その内側を燃焼室16として機
能させている。
【0027】また、酸化剤供給口25により囲まれる高
圧容器10の封止面中心位置にはバーナ状の燃料噴射部
12が燃焼室16内に挿入され、燃料噴射部12から噴
射された燃料14を酸化剤供給口25より噴射された酸
化剤15と混合しながら図示しない点火装置により着火
して高圧の燃焼室16で燃焼し、水平方向(L−L線)
に高温の燃焼火炎17と燃焼ガス18を形成する。そし
て本実施形態では高圧容器10内周面に沿って囲繞配置
された酸化剤予熱器13と加熱管11群との間、より具
体的には、酸化剤予熱器13の内周側に沿って円管22
が配置されている。そして円管22は、図3に示すよう
に多数の同一口径の小孔21が全周面にわたり散在させ
て穿設されている。
【0028】次に本実施形態の前記円管を介在させた場
合の燃焼器の作用を説明する。先ず、昇圧ポンプ(図示
せず)によって昇圧された灯油、液化天然ガス、液体水
素などの燃料14を燃料噴射部12から噴射し、酸化剤
タンクから酸化剤予熱器13を経て圧送された空気、酸
素、過酸化水素等の酸化剤15と混合しながら図示しな
い点火装置により着火して高圧の燃焼室16で燃焼す
る。そして、前記燃料噴射部12から水平方向に高温の
燃焼火炎17を噴出するとともに燃焼室内に燃焼ガス1
8が発生する。このとき、燃焼ガス18は、前記酸化剤
予熱器13の内周側と前記加熱管11群の間に円管22
が介在されているために浮力によって鉛直上向きに流
れ、その燃焼ガス18の流れは、円管22の内周面を通
りながら鉛直上向きのガスの流れを下向きに周回させ、
今まで流れにくかった鉛直下向きへのガスの流れを強制
的に増やす事が出来る。
【0029】この結果、燃焼ガス18は円管22内周面
側を実質的に周回しながら円周方向に散在配置させた多
数の孔21より円管22外に排出されるために、前記円
管22内周面側の周回により該内周面側に円周状に配置
された加熱管11群を均一に加熱する事が出来、所定の
エンジン出力を得る事が出来る。更に鉛直上向きのガス
の流れを下向きに周回させることが出来るために、特に
鉛直上方の加熱管11の局所温度の最大値も下げる事が
出来、その結果熱疲労による寿命の低下の防止、又高負
荷燃焼による出力の向上及び高効率運転が期待できる。
そして円管22には多数の孔21が周方向に散在させて
穿孔されているために、燃焼ガス18は円管22内周面
側を実質的に周回しながら多数の孔21より円管外に排
出され、燃焼ガス18は円管の外周囲に設けた酸化剤予
熱器13に容易に入ることが出来、高圧容器10の外部
より流入する酸化剤15と熱交換を行って燃焼ガス排出
路26より高圧容器10外へ排出される。(図2参照)
【0030】従って本実施形態によれば、円管22の周
面とその周面に穿設された孔21の開口率によって定ま
る抵抗力によって、内周面側に円周状に配置された加熱
管11群を均一に加熱する事が出来るものである。この
抵抗力は図10に示すように孔21の面積割合(開口
率)で決まるものである。因みに、多数の孔21の円管
22における開口面積割合(開口率)は、本実施形態で
は気圧70atmにおいて開口率を0.001とした。
開口率は次式により求められる。すなわち、 開口率=孔21の総開口面積/多孔円管の表面積 (1) である。
【0031】従って、複数の孔21を穿設した円管22
により鉛直上方に働く浮力に抵抗力を設けることによっ
て、該抵抗力の分だけ従来品では流れ難かった鉛直下向
きの方向にも燃焼ガス18の流れが発生する。その結
果、燃焼ガス18は図2に示すように燃焼室16の周囲
に設けられた加熱管11群に均一に熱接触を行うととも
に、加熱管11の管内を流動する空気、ヘリウム、水素
等の流体20に均一に熱が伝達される。この熱は流体2
0から加熱器5を介して作動流体に熱を伝え、膨張空間
3の作動流体を膨張させ、所定のエンジン出力を効率よ
く得ることが出来る。(図13参照) なお、本実施の形態においても、円管22に穿設した孔
21を、円管22の上方に向かって次第に小さくした
り、あるいは上方に向かって孔21の数を少なくするよ
うにしてもよい。
【0032】図4は本発明の第2の実施形態に係る燃焼
器の断面図であり、該燃焼器は符号30Bで示されてい
る。そして、図5は図4のII−II線断面図、図6は燃焼
器30Bに配設される円管の斜視図である。図4〜図6
に基づいて本発明の第2実施形態について説明するが、
前記第1の実施の形態と同一機能部品には同一符号を付
してある。本実施形態の燃焼器30Bは、水平に設置さ
れた高圧容器10内に、軸方向に延伸する加熱管11群
を高圧容器10内周方向に沿って配置するとともに、燃
料14を噴射する燃料噴射部12を前記加熱管11群に
囲繞される燃焼室16に臨ませて配置したもので、前記
加熱管11群の内側に前記燃料噴射部12を囲むよう
に、下側周面に複数の孔21を長手方向に1列状穿設さ
せた円管22を配置するとともに、前記円管22の下側
周面に前記複数の孔21を長手方向に1列状に穿設させ
たものである。(図6参照)
【0033】即ち、図5に示すように、前記加熱管11
群の内側には、前記燃料噴射部12を囲むように、下側
周面に下方を向けて複数の孔21を長手方向に1列状に
穿設した円管22を介在させ、酸化剤予熱器13と前記
円管22との間に加熱管11群が位置する環状空間19
を構成する。
【0034】次に本実施形態の作用を説明する。前記し
たように燃料噴射部12から水平方向に高温の燃焼火炎
17を噴出しながら、同時に燃焼ガス18が発生する
と、図5に示すように、燃焼ガスの鉛直上向きへのガス
の流れを前記円管22の上側周面で阻止し、円管22の
下側周面側に強制的に燃焼ガスを周回させた後、下側周
面に長手方向に1列状に穿設した複数の孔21から円管
外周側の環状空間19内に放出される。該環状空間19
内では、該円管22外周側に沿って浮力により上方に移
動しながら、円管22外周側の環状空間19内にリング
状に配置した加熱管11群の間を通過しながら熱接触が
行われ、燃焼ガス18による加熱管11群の均一加熱が
容易に達成される。
【0035】図7は第3の実施形態に係る燃焼器の断面
図であり、該燃焼器は符号30Cで示されている。そし
て、図8は図7のIII−III線断面図、図9は燃焼器30
Cに配設される円管の斜視図である。図7〜図9に基づ
いて第3の実施形態について説明するが、前記第1の実
施の形態と同一機能部品には同一符号を付してある。本
実施形態の燃焼器30Cは、水平に設置された高圧容器
10内に、軸方向に延伸する加熱管11群を高圧容器1
0内周方向に沿って配置するとともに、燃料14を噴射
する燃料噴射部12を前記加熱管11群に囲繞される燃
焼室16に臨ませて配置したもので、前記加熱管11群
の内側に前記燃料噴射部12を囲むように、周面に多数
の孔21を穿設させた円管22を配置するとともに、前
記円管22の外周側に旋回流が生じるように、前記複数
の孔21の穿設方向を、円管の半径方向から内周接線方
向側に傾斜させて穿設している。
【0036】即ち燃焼器30Cの円管22は、前記各実
施形態で用いられた円管22に比して肉厚であり、さら
に円管22の半径方向に向けて孔21を穿設することな
く、円管22の内周接線方向側に傾斜させて多数の孔2
1をその周面上に穿設している。(図9参照)
【0037】次に本実施形態の作用を説明する。前記し
たように燃料噴射部12から水平方向に高温の燃焼火炎
17を噴出しながら同時に燃焼ガス18が発生すると、
図8に示すように、燃焼ガス18の鉛直上向きへのガス
の流れを前記円管22の上側周面で阻止し、円管22の
下側周面側に強制的に燃焼ガスを周回させながら燃焼室
16から複数の孔21を経て、前記円管22外周側の環
状空間19内に放出される訳であるが、その際多数の孔
21は内周接線方向側に傾斜させて穿孔されているため
に、強い旋回流を形成する。その結果、燃焼ガス18は
浮力に打ち勝って加熱管11群の隙間を通過しながら円
管22外周側を周回しながら熱接触が行われ、燃焼ガス
18の加熱管11群の均一加熱が一層容易に達成され
る。
【0038】図11〜12は本発明の第4実施形態に係
る燃焼器を示し、図11はその断面図、図12は図11
のZ−Z線断面図である。
【0039】図11〜図12において、30dは燃焼器
で、高圧容器10内の燃焼室が、噴射部(バーナ)71
が設けられた一次燃焼室211と加熱管31を備えた二
次燃焼室221とで構成されている。一次燃焼室211
の燃焼ガス出口部は二次燃焼室221の内部まで延設さ
れ、その延設部11aに軸方向に多段に燃焼ガス噴出部
51が設けられている。各燃焼ガス噴出部51は複数の
小径の噴出口51aに分割されている。
【0040】さらに各噴出口51aは絞り機能をそなえ
るとともに、図12に示すようにその先端部を周方向に
湾曲され、その接線が、同接線の延長上に位置する加熱
管31の断面上の傾斜角とほぼ平行となるように調整さ
れている。さらに、噴出口51aの数および口径は、噴
出口51aから出る燃焼ガスの広がりおよび加熱管31
との距離に基づいて設定し、燃焼ガスが全加熱管31に
ほぼ一様に当たるように調整されている。燃焼ガスの排
ガス出口111は二次燃焼室221の下部に集中配置さ
れている。一次燃焼室211および二次燃焼室221の
隔壁および内部壁面は、全て段熱処理を施し、壁面から
の吸熱が無い構造となっている。
【0041】上述の構成において、噴出部71の先端に
て着火した火炎は、一次燃焼室211内にてその燃焼を
完了し、高温の燃焼ガスのみが二次燃焼室221の加熱
管31に向かって放出される。加熱管31は火炎の輻射
熱を直接受けないため、火炎長による吸熱量の影響を受
けず、各加熱管31一本あたりに対する温度分布発生を
抑制することができる。
【0042】一次燃焼室211内の燃焼により生じた高
温燃焼ガスは、各噴出口51aにより絞られ、流速を増
して二次燃焼室221へ噴出される。この噴出口51a
による絞りにより、燃焼ガスの浮力に打ち勝つだけの速
度成分を与え、燃焼室内の上部と下部とに均一に高温燃
焼ガスを供給することができる。
【0043】また噴出口51aを周方向に湾曲させるこ
とにより、二次燃焼室221内に旋回流61を発生させ
ることができ、この旋回流で二次燃焼室221内下部に
溜まる低温燃焼ガスを拡散して二次燃焼室221内の温
度均一化をはかることができる。
【0044】さらに噴出口51aの先端部を湾曲しその
接線を加熱管31の断面傾斜角とほぼ平行となるように
調整することにより、各噴出口51aから噴出した燃焼
ガスは加熱管31の内周面のみならず、加熱管31間を
通過して加熱管31の外周面にも供給接触し、該加熱管
31全体に高温燃焼ガスを供給することができるように
なる。また、燃焼ガスの排ガス排出口111を二次燃焼
室221の下部に集中配置したことにより、二次燃焼室
221の下部に溜まる低温燃焼ガスを強制的に排出し、
燃焼器内の燃焼ガス循環を促進させて、さらなる燃焼室
内の温度均一化を図ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃焼器及
びこれを備えたエンジンによれば、以下のような効果が
得られる。すなわち、 (1)加熱管群の局所温度の最大値を下げることが可能
であるので、その分、高負荷燃焼、ひいてはエンジン出
力の向上及び高効率運転が可能となる。 (2)熱疲労によるエンジンの寿命の低下を防止するこ
とができるため、運転時に、熱疲労防止のための起動停
止などの制約が少なくなり、エンジンの運転が容易にな
る。 (3)エンジン寿命が向上するために、相対的に製品コ
ストも低くなり、保守点検のインターバルが長くなり製
品の信頼性が向上する。 (4)浮力を利用して燃焼ガスを加熱管群の間にくまな
く行き渡らせることが出来るので、加熱管を均一に加熱
することができ、加熱むらがなく、流体の安定的な加熱
が可能となり、エンジンの高精度運転が可能となる。
【0046】(5)高圧の燃焼器を一次燃焼室と二次燃
焼室とで構成し、一次燃焼室内にて燃焼を実施すること
により、火炎長の影響を生じる加熱管温度分布の発生を
抑制することができる。
【0047】(6)一次燃焼室で発生した燃焼ガスを二
次燃焼室にて旋回させることにより、二次燃焼室内の温
度偏差を解消することができ、これにより加熱管に十分
な熱を与えることが可能となる。
【0048】(7)又請求項3及び7記載の発明におい
ては前記効果に加えて円管の下方で燃焼ガスの噴出量を
増加させるように、円管の下側周面から上側周面に至る
に従って孔数または、孔の大きさを上方に向けて調整す
ると、燃焼室内の圧力に応じて加熱管全体を一層均一に
加熱することが出来る。 (8)又請求項4及び8記載の発明においては、円管の
外周の開口部が接線方向になるように傾斜させて複数の
孔を穿設することにより、燃焼ガスに積極的に旋回流を
付与することができ、加熱管により一層均一な加熱が可
能となり、所定のエンジン出力を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態である高圧燃焼器
の縦断面図である。
【図2】 図1のI-I線断面図である。
【図3】 図1の円管の斜視図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態である高圧燃焼器
の縦断面図である。
【図5】 図4のII-II線断面図である。
【図6】 図4の円管の斜視図である。
【図7】 本発明の第3の実施形態の高圧燃焼器の縦
断面図である。
【図8】 図7のIII-III線断面図である。
【図9】 図7の円管の斜視図である。
【図10】 円管の抵抗係数と開口率の関係図である。
【図11】 本発明の第4実施形態の高圧燃焼器の縦断
面図である。
【図12】 図11のZ−Z線断面図である。
【図13】 本発明に適用される複動形スターリングエ
ンジンを示す。
【図14】 従来のエンジンの高圧燃焼器の縦断面図で
ある。
【図15】 図14のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
10、101 高圧容器 11、31 加熱管 12、71 燃料噴射部 14 燃料 21 円管の孔 22 円管 30、30A、30B、30C、30d 燃焼器 E エンジン本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲永 紀康 長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 井手 雄一 長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 緒方 寛 長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 大田 英明 長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 榊原 康人 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 北川 元洋 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に設置された高圧容器内に、軸方向
    に延伸する加熱管群を容器内周方向に沿って配置した燃
    焼器において、 前記高圧容器と前記加熱管群の間に円管を介在させると
    ともに、該円管の周面に複数の孔、スリット、その他の
    通気部を開口させたことを特徴とする燃焼器。
  2. 【請求項2】 水平に設置された高圧容器内に、軸方向
    に延伸する加熱管群を容器内周方向に沿って配置すると
    ともに、燃料を噴射する燃料噴射部を前記加熱管群に囲
    繞される燃焼室に臨ませて配置した燃焼器において、 前記加熱管群の内側に前記燃料噴射部を囲むように、周
    面に複数の孔、スリット、その他の通気部を開口させた
    円管を配置するとともに、前記円管の下側周面側に前記
    通気部を開口させたことを特徴とする燃焼器。
  3. 【請求項3】 水平に配置された高圧容器内に、軸方向
    に延伸する加熱管群を容器内周方向に沿って配置すると
    ともに、燃料を噴射する燃料噴射部を前記加熱管群に囲
    繞される燃焼室に臨ませて配置した燃焼器において、 前記加熱管群の内側に前記燃料噴射部を囲むように、周
    面に複数の孔、スリット、その他の通気部を開口させた
    円管を配置するとともに、該円管周面上に形成した通気
    部の開口面積が、下側集面から上側集面に至るに従って
    減少するように設定したことを特徴とする燃焼器。
  4. 【請求項4】 水平に配置された高圧容器内に、軸方向
    に延伸する加熱管群を容器内周方向に沿って配置すると
    ともに、燃料を噴射する燃料噴射部を前記加熱管群に囲
    繞される燃焼室に臨ませて配置した燃焼器において、 前記加熱管群の内側に前記燃料噴射部を囲むように、周
    面に複数の孔、スリット、その他の通気部を開口させた
    円管を配置するとともに、該円管の外周側に旋回流が生
    じるように、前記通気部の外周側への開口方向を、円管
    の半径方向から内周接線方向側に傾斜させて穿設したこ
    とを特徴とする燃焼器。
  5. 【請求項5】 水平に設置された高圧容器内に、軸方向
    に延伸する加熱管群を容器内周方向に沿って配置した燃
    焼器を備えてなるエンジンにおいて、 前記高圧容器と前記加熱管群の間に円管を介在させると
    ともに、該円管の周面に複数の孔、スリット、その他の
    通気部を開口させたことを特徴とするエンジン。
  6. 【請求項6】 水平に設置された高圧容器内に、軸方向
    に延伸する加熱管群を容器内周方向に沿って配置すると
    ともに、燃料を噴射する燃料噴射部を前記加熱管群に囲
    繞される燃焼室に臨ませて配置した燃焼器を備えてなる
    エンジンにおいて、 前記加熱管群の内側に前記燃料噴射部を囲むように、周
    面に複数の孔、スリット、その他の通気部を開口させた
    円管を配置するとともに、前記円管の下側周面側に前記
    通気部を開口させたことを特徴とするエンジン。
  7. 【請求項7】 水平に設置された高圧容器内に、軸方向
    に延伸する加熱管群を容器内周方向に沿って配置すると
    ともに、燃料を噴射する燃料噴射部を前記加熱管群に囲
    繞される燃焼室に臨ませて配置した燃焼器を備えてなる
    エンジンにおいて、 前記加熱管群の内側に前記燃料噴射部を囲むように、周
    面に複数の孔、スリット、その他の通気部を開口させた
    円管を配置するとともに、該円管周面上に形成した通気
    部の開口面積が、下側周面から上側周面に至るに従って
    減少するよう設定したことを特徴とするエンジン。
  8. 【請求項8】 水平に設置された高圧容器内に、軸方向
    に延伸する加熱管群を容器内周方向に沿って配置すると
    ともに、燃料を噴射する燃料噴射部を前記加熱管群に囲
    繞される燃焼室に臨ませて配置した燃焼器を備えてなる
    エンジンにおいて、 前記加熱管群の内側に前記燃料噴射部を囲むように、周
    面に複数の孔、スリット、その他の通気部を開口させた
    円管を配置するとともに、該円管の外周側に旋回流が生
    じるように、前記通気部の外周側への開口方向を、円管
    の半径方向から内周接線方向側に傾斜させて穿設したこ
    とを特徴とするエンジン。
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