JP2001133231A - 3次元画像取得生成装置 - Google Patents

3次元画像取得生成装置

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JP2001133231A
JP2001133231A JP31244899A JP31244899A JP2001133231A JP 2001133231 A JP2001133231 A JP 2001133231A JP 31244899 A JP31244899 A JP 31244899A JP 31244899 A JP31244899 A JP 31244899A JP 2001133231 A JP2001133231 A JP 2001133231A
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Fumiyuki Shiratani
文行 白谷
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電子写真撮影と同時に距離情報を取
り込むことが可能となるようにした3次元画像取得生成
装置を提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、所定の非可視光
パターンを被写体に投影する非可視光パターン投影手段
と、上記被写体よりの可視光及び非可視光を受光して別
々の結像面に結像させる受光光学系と、上記可視光の結
像面に配された可視光受光部と、上記非可視光の結像面
に配された非可視光受光部と、上記非可視光受光部で受
光した2次元画像において、上記被写体の各位置までの
奥行きを、上記非可視光パターンに基づき算出する奥行
き算出部と、上記奥行き算出部の出力と、上記可視光受
光部で受光した2次元画像とにより、被写体の3次元画
像を生成する3次元画像生成部とを具備することを特徴
とする3次元画像取得生成装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元形状測定装
置に係り、特に、写真撮影の際に、3次元形状をも同時
に取り込むことのできる3次元画像取得生成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の3次元物体の形状計測方法には、
大きく分けて次の2種類がある。
【0003】1つは、光の伝播時間の測定による方法で
あり、もう1つは、三角測量の原理を利用した方法であ
る。
【0004】前者は、死角がなく、原理的には理想的な
方法であるが、現状では、計測時間、精度に問題がある
ため、主に、後者の三角測量法が利用されている。
【0005】この三角測量を利用した方法には、能動的
な手法であるアクティブ法と受動的な手法であるパッシ
ブステレオ法がある。
【0006】このパッシブステレオ法は、設置位置の異
なる2台のカメラから得られたステレオの画像間の対応
づけを行い、その対応づけの結果と予め計測されている
2台のカメラの位置関係とから三角測量の原理により被
写体までの距離を求める方法である。
【0007】これに対し、三角測量の原理を応用したア
クティブ法として、上記2台のカメラの一方を光源に置
き換え、被写体表面での上記光源の像をもう一方の視点
に設定したカメラで観察し、形状計測する光投影法があ
る。
【0008】上記光投影法は、さらに、スポット光投影
法、スリット光投影法、パターン光投影法に分類するこ
とができる。
【0009】このパターン光投影法は、格子パターンの
ような2次元的なパターンを投影するもので、画像の入
力が1回で済むというメリットがあるが、後述するよう
に対応づけの点で難点がある。
【0010】そこで、画像の入力を1回で済ませ、か
つ、対応づけの問題に対処する方法として、赤から青紫
のレインボーパターンを被測定体に向けて照射するよう
にしたRainbow Range Finder(R
RF)による距離画像取得(電子情報通信学会論文誌v
ol.J73−D−II,No.3,pp.374−3
82,1990)が提案されている。
【0011】以下、このRRFによる距離画像取得方法
について、図5を用いて簡単に説明する。
【0012】図5は、このRRFによる距離画像取得方
法を実行する従来の距離計測装置の構成を示すブロック
図である。
【0013】図5において、参照符号1001は赤から
青紫のレインボーパターンを記憶する複数波長可視光パ
ターンメモリ、1002は前記レインボーパターンを物
体に投影する複数波長可視光パターン投影部、1003
はCCDカメラ、1004はCCDカメラ1004で撮
影したパターンを記憶する画像メモリ、1005は画像
メモリ1004に格納された2次元パターン中の各点で
の波長を検出する可視光波長検出部、1006は複数波
長可視光パターンメモリ1001中の波長と可視光波長
検出部1005で検出された波長の対応関係を認識し、
各波長に対応する射出角度、検出位置、CCDカメラ1
003の焦点距離の情報から距離画像を算出する距離画
像算出部である。
【0014】次に、このように構成される従来の距離計
測装置の動作について説明する。
【0015】まず、複数波長可視光パターン投影部10
02において、ランプから射出した白色光が回折格子に
より回折されてスペクトルパターンが発生する。
【0016】このスペクトル中のそれぞれの単波長光
は、シリンドリカルレンズによってスペクトルの広がり
に垂直な方向に広がり、図示しない被測定体としての物
体に投影される。
【0017】このとき、複数波長可視光パターンメモリ
1001には、前述した複数波長可視光パターン投影部
1002での回折光の波長と射出角度の情報を格納して
おくものとする。
【0018】続いて、物体での反射光をCCDカメラ1
003で撮影し、これを画像メモリ1004に記憶す
る。
【0019】次に、可視光波長検出部1005におい
て、画像メモリ1004に記憶したパターン情報から、
2次元画像上の各位置での波長を検出する。
【0020】最後に、距離画像算出部1006におい
て、可視光波長検出部1005で検出された波長と複数
波長可視光パターンメモリ1001中の同じ波長に関す
る回折光の射出角度、その2次元画像上の座標位置、C
CDカメラ1003の焦点距離の情報を用いて、物体ま
での奥行きを算出する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た三角測量を利用した方法におけるパッシブステレオ法
は、画像間の対応づけの困難さが伴う上、テクスチャの
ない物体の形状を求めることができないという欠点を有
している。
【0022】また、上述した三角測量の原理を応用した
アクティブ法として、光投影法におけるスポット光投影
法では、1回の画像入力で被写体の1点しか計測するこ
とができないという問題を有している。
【0023】また、上述した三角測量の原理を応用した
アクティブ法として、光投影法におけるスリット光投影
法では、1回の画像入力で被写体の1ラインの計測を行
うことができるが、やはり、被写体全域の形状計測を行
うためには、投影光を偏向させながら何度も画像入力を
繰り返す必要があり、入力に時間がかかるという問題を
有している。
【0024】また、上述した三角測量の原理を応用した
アクティブ法として、光投影法におけるパターン光投影
法は、格子パターンのような2次元的なパターンを投影
するもので、画像の入力が1回で済むというメリットが
あるものの、被写体の面が不連続な部分でパタ一ン像も
不連続となり、対応づけの問題が発生する。
【0025】また、画像の入力を1回で済ませ、かつ、
対応づけの問題に対処する方法として、上述したRRF
による距離画像取得方法を実行する従来の距離計測装置
は優れたものであるが、距離計測のみならず、3次元形
状を表現した立体的な写真を取得するためには、赤から
青紫のレインボーパターンを取得する時刻とは別に、被
写体の写真を撮影する必要があり、画像の入力を2回に
分けて行わなければならない。
【0026】また、レインボーパターンは可視光である
ため、他の通常のカメラからの撮影に投光パターンが写
ってしまうという問題も考えられる。
【0027】また、現状では、3次元形状の立体写真を
取得する装置は、主にスリット投影法を利用しているの
で画像の取り込みに時間がかかり、このため、カメラを
三脚に固定して撮影する必要がある。
【0028】この発明はこれらの事情に対処すべくなさ
れたもので、その目的は、電子写真撮影と同時に距離情
報を取り込むことが可能となるようにした3次元画像取
得生成装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、(1) 所定の非可視光パターン
を被写体に投影する非可視光パターン投影手段と、上記
被写体よりの可視光及び非可視光を受光して別々の結像
面に結像させる受光光学系と、上記可視光の結像面に配
された可視光受光部と、上記非可視光の結像面に配され
た非可視光受光部と、上記非可視光受光部で受光した2
次元画像において、上記被写体の各位置までの奥行き
を、上記非可視光パターンに基づき算出する奥行き算出
部と、上記奥行き算出部の出力と、上記可視光受光部で
受光した2次元画像とにより、被写体の3次元画像を生
成する3次元画像生成部と、を具備することを特徴とす
る3次元画像取得生成装置が提供される。
【0030】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(2) 上記非可視光パターンは、該非可視
光パターンが投影される上記被写体の位置により非可視
光の波長光が異なるものであることを特徴とする(1)
記載の3次元画像取得生成装置が提供される。
【0031】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(3) 上記受光光学系と上記可視光受光部
と上記非可視光受光部より成る構成を複数具備し、各々
の上記構成の可視光受光部で受光した画像間の対応づけ
と、各々の上記構成の非可視光受光部で受光した画像間
の対応づけとを行う対応関係決定部をさらに具備し、上
記奥行き算出部は、さらに上記対応関係決定部の出力も
用いて、奥行きを算出することを特徴とする(1)また
は(2)記載の3次元画像取得生成装置が提供される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0033】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態による3次元画像取得生成装置について、図1に従っ
て説明する。
【0034】図1は、本発明の第1の実施形態による3
次元画像取得生成装置の構成を示すブロック図である。
【0035】図1において、参照符号101は、投光す
る赤外光パターンを記憶しておく赤外光パターンメモリ
である。
【0036】また、参照符号102は、所定の非可視光
パターンを被写体に投影する非可視光パターン投影手段
として、複数の波長域の赤外光からなるパターン光を図
示しない被測定体としての物体に投影する複数波長赤外
光パターン投影部である。
【0037】また、参照符号103は、上記被写体より
の可視光及び非可視光を受光して別々の結像面に結像さ
せる受光光学系としての、集光用レンズである。
【0038】104は、集光された光を可視光と赤外光
に分離する可視光・赤外光分離フィルタである。
【0039】また、参照符号105は、上記可視光・赤
外光分離フィルタ104によって分離された上記非可視
光の結像面に配される非可視光受光部としての赤外光受
光部である。
【0040】また、参照符号106は、上記赤外光受光
部105からの赤外光受光出力を記憶する赤外域画像メ
モリである。
【0041】また、参照符号107は、上記赤外域画像
メモリ106に記憶されている赤外光受光出力に基づい
て、その波長を検出するための赤外波長検出部である。
【0042】また、参照符号108は、上記可視光・赤
外光分離フィルタ104によって分離された可視光の結
像面に配される可視光受光部である。
【0043】また、参照符号109は、上記可視光受光
部108からの可視光受光出力を記憶する可視域画像メ
モリである。
【0044】また、参照符号110は、上記可視域画像
メモリ109に記憶されている可視光受光出力に基づい
て、2次元画像情報を生成するための2次元画像情報生
成部である。
【0045】また、参照符号111は、上記非可視光受
光部で受光した2次元画像において、上記被写体の各位
置までの奥行きを、上記非可視光パターンに基づき算出
する奥行き算出部であって、ここでは上記赤外波長検出
部107及び上記赤外光パターンメモリ101からの出
力に基づいて、後述するように奥行きを算出する。
【0046】また、参照符号112は、上記奥行き算出
部の出力と、上記可視光受光部で受光した2次元画像と
により、被写体の3次元画像を生成する3次元画像生成
部であって、ここでは2次元画像情報生成部110及び
奥行き算出部111からの出力に基づいて、後述するよ
うに3次元画像を生成する。
【0047】図3は、本発明の第1の実施形態による3
次元画像取得生成装置の動作を説明するために、図1の
複数波長赤外光パターン投影部102のパタ一ン投影の
様子を示す図である。
【0048】図3において、参照符号301は赤外線発
光部、302は回折格子、303はシリンドリカルレン
ズ、304は受光部である。
【0049】次に、このように構成される本発明の第1
の実施形態による3次元画像取得生成装置の動作につい
て説明する。
【0050】まず、複数波長赤外光パターン投影部10
2において複数の波長からなる赤外光パターンを生成す
る方法について図3を用いて説明するまず、赤外線発光
部301から射出した赤外光が回折格子302を通過し
て回折する。
【0051】このとき、赤外線発光部301から射出さ
れる赤外光の光軸と受光部304を含む平面(エピポー
ラ平面)に含まれるように光が広がるように回折格子3
02を配置しておく。
【0052】尚、このときの回折角は、回折格子302
の格子幅と周期及び赤外光の波長から算出されるので、
赤外光パターンメモリ101には、赤外線の波長とその
回折光の射出角度の情報のセットを格納しておく。
【0053】さて、回折格子302で回折された赤外光
は、シリンドリカルレンズ303によって、エピポーラ
平面に垂直な方向に広がり、図示しない被写体としての
物体に投光される。
【0054】次に、集光レンズ103によって物体から
反射される可視光及び赤外光を集光し、可視光・赤外光
分離フィルタ104によって、可視光成分と赤外光成分
とに分離される。
【0055】このようにして分離された可視光成分と赤
外光成分は、それぞれ、可視光受光部105及び赤外光
受光部108で受光される。
【0056】ここで、可視光の3原色成分R、G、Bの
輝度情報は、可視域画像メモリ109に格納される。
【0057】この可視域画像メモリ109に格納された
可視光の3原色成分R、G、Bの輝度情報は、さらに、
2次元画像生成部110で平面的な写真情報を生成する
のに供される。
【0058】一方、赤外光の情報は、赤外域画像メモリ
106に格納された後、赤外波長検出部107で受光部
の2次元平面内の各位置で赤外光の波長を検出するのに
供される。
【0059】次に、奥行き検出部111において、赤外
波長検出部107で検出した各波長に対し、赤外光パタ
ーンメモリ101に格納されている波長の中から最も近
いものを選出し、選出された波長とセットになっている
回折光の射出角度の情報を読み出す。
【0060】さらに、奥行き検出部111では、受光位
置と焦点距離の情報から入射角を算出し、回折光の射出
地点と受光地点間の距離間隔と回折光の射出角度の情報
から、三角測量の原理によって奥行きが算出される。
【0061】最後に、3次元画像生成部112におい
て、2次元画像生成部110で生成された2次元画像と
奥行き算出部111で算出された奥行き値とから3次元
画像が生成される。
【0062】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態による3次元画像取得生成装置について、図2
に従って説明する。
【0063】図2は、本発明の第2の実施形態による3
次元画像取得生成装置の構成を示すブロック図である。
【0064】図2において、参照符号201は、投光す
る赤外光パターンを記憶しておく赤外光パターンメモリ
である。
【0065】また、参照符号202は、複数の波長域の
赤外光からなるパターン光を物体に投影する複数波長赤
外光パターン投影部である。
【0066】また、参照符号203R及び203Lは集
光用レンズ、204R、204Lは集光された光を可視
光と赤外光に分離する可視光・赤外光分離フィルタ、2
05R、205Lは可視光受光部、206R、206L
は赤外光受光部、207R、207Lは可視域画像メモ
リ、208R、208Lは赤外域画像メモリ、209は
対応関係決定部、210は奥行き算出部、211は2次
元画像情報生成部、212は3次元画像生成部である。
【0067】次に、このように構成される本発明の第2
の実施形態による3次元画像取得生成装置の動作につい
て説明する。
【0068】まず、複数波長赤外光パターン投影部20
2において、赤外光が回折素子によって回折されること
により、複数の波長の光が生成される。
【0069】このようにして生成された複数の波長に広
がった赤外光のうち、それぞれの単波長光は、シリンド
リカルレンズによってスペクトルの広がりに垂直な方向
に広がる。
【0070】そして、このような複数の波長からなる赤
外光パターンが、図示しない被測定体としての物体に投
影される。
【0071】次に、投影された赤外光パターンと物体色
が重なった像が、それぞれ、異なる位置(例えば、左と
右とする)に配置された2つの集光用レンズ203R及
び203Lによって集光される。
【0072】続いて、2つの集光用レンズ203R及び
203Lによって集光された光は、可視光・赤外光分離
フィルタ205R、205Lによつて、それぞれ可視光
と赤外光とに分離される。
【0073】このようにして分離された可視光及び赤外
光は、それぞれ可視光受光部206R、206L及び赤
外光受光部207R、207Lで受光され、各々、可視
域画像メモリ207R、207L及び赤外域画像メモリ
208R、208Lに記憶される。
【0074】次に、対応関係決定部209において、左
右の受光パターンの対応づけが行われる。
【0075】この対応づけを2眼視の場合を例にとり、
図4の(a)、(b)を用いて説明する。
【0076】図4において、参照符号401L、401
Rはそれぞれ左右の赤外光受光部、402は赤外光投光
部、403L、403Rはそれぞれ可視光受光部であ
る。
【0077】図4中の太線は、交点上に物体の1点が存
在していることを意味し、この場合には、全ての太線が
正しく対応づけられている例である。
【0078】ここで、赤外光に関しては、赤外光投光部
402と左の赤外光受光部401L、赤外光投光部40
2と右の赤外光受光部402R、及び、左の赤外光受光
部402Lと右の赤外光受光部402Rという3通りの
対応関係が存在する。
【0079】また、可視光に関しては、左の可視光受光
部403Lと右の可視光受光部403Rの対応づけが存
在する。
【0080】これら、合わせて4通りの対応関係があ
り、それぞれの対応関係から得られる光線の交点が4つ
生じる可能性がある。
【0081】ここで、4つの交点が一致するのが理想で
あるが、誤差や誤った対応づけを行った場合には、それ
らは一致しない。
【0082】しかしながら、テクスチヤの無い領域でも
赤外光の対応関係から、あるいは、赤外光が誤差を伴う
場合には、可視光の対応関係から相補的に情報を補完す
ることができる。
【0083】さらに、赤外光の波長がエピポーラ面の中
で少しづつ異なつているため、原理的には画素どうしの
対応関係を一意に定めることが可能となり、パッシブス
テレオ法の場合に問題となる対応づけの困難さがかなり
軽減されている。
【0084】さらに、第1の実施形態の場合には、投影
パターンの赤外光のみを奥行き算出の手がかりとした
が、この第2の実施形態においては、投影した赤外光パ
ターンの波長が同定できない場合であつても、赤外光ば
かりでなく、物体の表面色である可視光も対応関係を決
定するために利用するので、より信頼性の高い対応づけ
を実現できる。
【0085】最後に、3次元画像生成部212におい
て、2次元画像情報生成部211で可視域画像メモリ2
07Lから引き出した2次元画像情報と奥行き算出部2
10で算出された奥行き値とから、3次元画像を生成す
る。
【0086】以上説明したように、本発明は、写真撮影
と距離情報の取得が同一時間で実施できるので、被写体
が動いている場合でも被写体の3次元形状に写真を貼り
つける際の位置ずれを防ぐことができるという効果があ
る。
【0087】そして、上述したような実施の形態で示し
た本明細書には、特許請求の範囲に示した請求項1乃至
3以外にも、以下に付記1乃至付記3として示すような
発明が含まれている。
【0088】付記1.非可視光パターンを投影する非可
視光パターン投影部と、前記非可視光パターン投影部で
投影されたパターンを記憶する非可視光パターンメモリ
と、可視光と非可視光を分離する可視光・非可視光分離
フィルタと、前記可視光・非可視光分離フィルタで分離
された非可視光を受光する非可視光受光部と、前記非可
視光受光部で受光された情報を記憶する非可視域画像メ
モリと、前記非可視域画像メモリに記憶されたパターン
と前記非可視光パターンメモリで記憶されたパターンか
ら被写体の奥行き情報を算出する奥行き算出部と、前記
可視光・非可視光分離フィルタで分離された可視光を受
光する可視光受光部と、前記可視光受光部で受光された
情報を記憶する可視域画像メモリと、前記可視域画像メ
モリに記憶された情報から2次元画像情報を生成する2
次元画像情報生成部と、前記2次元画像情報生成部で生
成された2次元画像情報と前記奥行き算出部で算出され
た奥行き値とから3次元画像を生成する3次元画像生成
部と、からなることを特徴とする3次元画像取得生成装
置。
【0089】(作用効果)この構成によれば、1回のパ
ターン投影で距離情報を取得可能できるばかりでなく、
写真撮影と距離情報の取得が同一時間で実施できるの
で、被写体が動いている場合でも被写体の3次元形状に
写真を貼りつける際の位置ずれを防ぐことができるとい
う効果がある。
【0090】(付記2) 上記3次元画像取得生成装置
における非可視光の投影パターンは、場所によって異な
る波長を有することを特徴とする付記1に記載の3次元
画像取得生成装置。
【0091】(作用効果)この構成によれば、通常の写
真撮影で取得される可視光パターンと非可視光パターン
の投影像を2つ以上の視点に置かれた撮像素子で取得
し、これによつて得られる複数画像間の対応づけを行う
ため、より正確な対応づけが可能となり、計測精度が向
上する効果がある。
【0092】(付記3) 上記3次元画像取得生成装置
は、前記可視光・非可視光分離フィルタと、前記可視光
受光部と、前記非可視光受光部と、前記可視域画像メモ
リと、前記非可視域画像メモリとをそれぞれ複数個具備
し、前記複数個の可視域画像メモリどうし、及び前記複
数個の非可視域メモリどうしの内容をマッチングし、画
像間の対応づけを行う対応関係決定部を有し、前記対応
関係決定部で決定された情報を基に前記奥行き算出部で
物体の3次元情報を算出し、前記2次元画像情報生成部
で生成された情報と前記奥行き算出部で算出された値か
ら3次元画像を生成する3次元画像生成部とを有するこ
とを特徴とする付記1または2に記載の3次元画像取得
生成装置。
【0093】
【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、電子写真撮影と同時に距離情報を取り込むこと
が可能となるようにした3次元画像取得生成装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態による3次元
画像取得生成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施形態による3次元
画像取得生成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施形態による3次元
画像取得生成装置の動作を説明するために、図1の複数
波長赤外光パターン投影部102のパタ一ン投影の様子
を示す図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施形態による3次元
画像取得生成装置の動作を説明するために、図2の対応
関係決定部209における左右の受光パターンの対応づ
け示す図である。
【図5】図5は、RRFによる距離画像取得方法を実行
する従来の距離計測装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
101…赤外光パターンメモリ、 102…複数波長赤外光パターン投影部、 103…集光用レンズ、 104…可視光・赤外光分離フィルタ、 105…赤外光受光部、 106…赤外域画像メモリ、 107…赤外波長検出部、 108…可視光受光部、 109…可視域画像メモリ、 110…2次元画像情報生成部、 111…奥行き算出部、 112…3次元画像生成部、 201…赤外光パターンメモリ、 202…複数波長赤外光パターン投影部、 203R、203L…集光用レンズ、 204R、204L…可視光・赤外光分離フィルタ、 205R、205L…可視光受光部、 206R、206L…赤外光受光部、 207R、207L…可視域画像メモリ、 208R、208L…赤外域画像メモリ、 209…対応関係決定部、 210…奥行き算出部、 211…2次元画像情報生成部、 212…3次元画像生成部、 301…赤外線発光部、 302…回折格子、 303…シリンドリカルレンズ、 304…受光部、 401L、401R…左右の赤外光受光部、 402…赤外光投光部、 403L、403R…可視光受光部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA53 FF05 FF09 FF42 GG10 GG21 GG23 HH06 HH07 HH14 JJ03 JJ05 LL04 LL08 LL21 LL42 PP21 QQ00 QQ03 QQ23 QQ24 QQ28 QQ38 5B047 AA07 AB04 BC01 BC05 CB23 5B057 BA02 BA08 BA12 BA15 DA07 DB03 DC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の非可視光パターンを被写体に投影
    する非可視光パターン投影手段と、 上記被写体よりの可視光及び非可視光を受光して別々の
    結像面に結像させる受光光学系と、 上記可視光の結像面に配された可視光受光部と、 上記非可視光の結像面に配された非可視光受光部と、 上記非可視光受光部で受光した2次元画像において、上
    記被写体の各位置までの奥行きを、上記非可視光パター
    ンに基づき算出する奥行き算出部と、 上記奥行き算出部の出力と、上記可視光受光部で受光し
    た2次元画像とにより、被写体の3次元画像を生成する
    3次元画像生成部と、 を具備することを特徴とする3次元画像取得生成装置。
  2. 【請求項2】 上記非可視光パターンは、該非可視光パ
    ターンが投影される上記被写体の位置により非可視光の
    波長光が異なるものであることを特徴とする請求項1記
    載の3次元画像取得生成装置。
  3. 【請求項3】 上記受光光学系と上記可視光受光部と上
    記非可視光受光部より成る構成を複数具備し、各々の上
    記構成の可視光受光部で受光した画像間の対応づけと、
    各々の上記構成の非可視光受光部で受光した画像間の対
    応づけとを行う対応関係決定部をさらに具備し、 上記奥行き算出部は、さらに上記対応関係決定部の出力
    も用いて、奥行きを算出することを特徴とする請求項1
    または2記載の3次元画像取得生成装置。
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