JP2001123802A - タービンロータ - Google Patents
タービンロータInfo
- Publication number
- JP2001123802A JP2001123802A JP30747799A JP30747799A JP2001123802A JP 2001123802 A JP2001123802 A JP 2001123802A JP 30747799 A JP30747799 A JP 30747799A JP 30747799 A JP30747799 A JP 30747799A JP 2001123802 A JP2001123802 A JP 2001123802A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- wheel
- supplied
- turbine
- refrigerant flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】熱応力の上昇を抑制することができることは勿
論のこと、極度に応力の集中する部分がなく堅牢なター
ビンロータを提供する。 【解決手段】外周部にタービン動翼5を有するととも
に、内周部に冷媒流通孔が設けられている複数個のホイ
ール1を備え、前記ホイールが軸方向に重ね合わされて
形成されるとともに、前記動翼を冷却する冷却媒体が、
前記ホイールの冷媒流通孔を介して供給されるように形
成されているタービンロータにおいて、前記冷媒流通孔
を、前記ホイールの中心部とその周囲とに設けるととも
に、前記中心部の冷媒流通孔と前記周囲の冷媒流通孔と
に別系統の冷媒を流通させ、かつ前記中心部の冷媒流通
孔に供給される冷媒がタービン作動ガスの上流側から供
給され、かつ前記周囲の冷媒流通孔に供給される冷媒が
タービン作動ガスの下流側から供給され、かつ前記中心
部の冷媒流通孔は、タービン作動ガスの最下流側に位置
するホイールが中実に形成されて前記周囲の冷媒流通孔
に供給される冷媒と仕切られるように形成した。
論のこと、極度に応力の集中する部分がなく堅牢なター
ビンロータを提供する。 【解決手段】外周部にタービン動翼5を有するととも
に、内周部に冷媒流通孔が設けられている複数個のホイ
ール1を備え、前記ホイールが軸方向に重ね合わされて
形成されるとともに、前記動翼を冷却する冷却媒体が、
前記ホイールの冷媒流通孔を介して供給されるように形
成されているタービンロータにおいて、前記冷媒流通孔
を、前記ホイールの中心部とその周囲とに設けるととも
に、前記中心部の冷媒流通孔と前記周囲の冷媒流通孔と
に別系統の冷媒を流通させ、かつ前記中心部の冷媒流通
孔に供給される冷媒がタービン作動ガスの上流側から供
給され、かつ前記周囲の冷媒流通孔に供給される冷媒が
タービン作動ガスの下流側から供給され、かつ前記中心
部の冷媒流通孔は、タービン作動ガスの最下流側に位置
するホイールが中実に形成されて前記周囲の冷媒流通孔
に供給される冷媒と仕切られるように形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタービンロータに係
わり、特に内周部に冷媒流通孔が設けられている複数個
のホイールを備え、このホイールが軸方向に重ね合わさ
れて形成されるとともに、ホイール外周部の動翼を冷却
する冷却媒体(冷媒)が、ホイールに設けられている冷
媒流通孔を介して供給されるように形成されているター
ビンロータに関するものである。
わり、特に内周部に冷媒流通孔が設けられている複数個
のホイールを備え、このホイールが軸方向に重ね合わさ
れて形成されるとともに、ホイール外周部の動翼を冷却
する冷却媒体(冷媒)が、ホイールに設けられている冷
媒流通孔を介して供給されるように形成されているター
ビンロータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に採用されている例えばガスタ
ービンなどのロータは、外周部に動翼を有する複数個の
ホイールがスペーサを介して重ね合わされて形成され、
そして動翼を冷却するための冷媒の供給が、ホイール内
に設けられている冷媒流通孔を介して行なわれるように
形成されているのが普通である。
ービンなどのロータは、外周部に動翼を有する複数個の
ホイールがスペーサを介して重ね合わされて形成され、
そして動翼を冷却するための冷媒の供給が、ホイール内
に設けられている冷媒流通孔を介して行なわれるように
形成されているのが普通である。
【0003】なお、この種のタービンロータに関連する
ものとしては、例えば特開平8−14064号公報ある
いは特開平9−13902号公報などが挙げられる。
ものとしては、例えば特開平8−14064号公報ある
いは特開平9−13902号公報などが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように複数個のホ
イールが軸方向に重ね合わされて形成されたタービンロ
ータの熱伸縮および熱応力は、ロータ中心部の温度環境
に大きく影響を受ける。ロータ中心部の温度雰囲気が不
確定の場合、タービンの定常運転のみならず起動時や停
止時にロータ中心部のメタル温度を見積もることが困難
となる。すなわち、ロータの熱伸びおよびロータに作用
する熱応力の予測精度の低下を招き、場合によっては、
ロータと静止部とが接触したり、またホイールとスペー
サ間の嵌め合い部が外れたり、また逆にきつい嵌め合い
となり許容応力以上の熱応力が発生してしまう恐れがあ
る。
イールが軸方向に重ね合わされて形成されたタービンロ
ータの熱伸縮および熱応力は、ロータ中心部の温度環境
に大きく影響を受ける。ロータ中心部の温度雰囲気が不
確定の場合、タービンの定常運転のみならず起動時や停
止時にロータ中心部のメタル温度を見積もることが困難
となる。すなわち、ロータの熱伸びおよびロータに作用
する熱応力の予測精度の低下を招き、場合によっては、
ロータと静止部とが接触したり、またホイールとスペー
サ間の嵌め合い部が外れたり、また逆にきつい嵌め合い
となり許容応力以上の熱応力が発生してしまう恐れがあ
る。
【0005】このため、ロータ中心部には温度の明確な
流体の雰囲気にしてロータ中心部のメタル温度を明確す
ることが必要である。さらにホイール、スペーサ間の熱
伸び差のむらを小さくするために中心部は均一の温度雰
囲気が望ましい。
流体の雰囲気にしてロータ中心部のメタル温度を明確す
ることが必要である。さらにホイール、スペーサ間の熱
伸び差のむらを小さくするために中心部は均一の温度雰
囲気が望ましい。
【0006】ロータ内部に供給される流体として、動翼
の冷却媒体がある。ガスタービン燃焼温度が1400℃
以上のガスタービンでは、動翼の冷却を強化するために
冷却媒体の温度を従来のガスタービンに比べて低温にす
る必要がある。また、動翼を冷却した後の冷媒を動翼か
ら主流ガス中に放出することなくロータ内に再び回収す
るガスタービンでは、回収冷媒の温度をロータの許容メ
タル温度以下にするために供給時の温度を下げる必要が
ある。
の冷却媒体がある。ガスタービン燃焼温度が1400℃
以上のガスタービンでは、動翼の冷却を強化するために
冷却媒体の温度を従来のガスタービンに比べて低温にす
る必要がある。また、動翼を冷却した後の冷媒を動翼か
ら主流ガス中に放出することなくロータ内に再び回収す
るガスタービンでは、回収冷媒の温度をロータの許容メ
タル温度以下にするために供給時の温度を下げる必要が
ある。
【0007】この場合、ロータ中心部を温度の低い動翼
冷媒の雰囲気にすると、ロータに生じる径方向の温度差
が大きくなり熱応力が過大になるという問題が生じる。
特に作動ガス温度の高い上流側のロータでは熱応力の過
大が顕著となる。
冷媒の雰囲気にすると、ロータに生じる径方向の温度差
が大きくなり熱応力が過大になるという問題が生じる。
特に作動ガス温度の高い上流側のロータでは熱応力の過
大が顕著となる。
【0008】最近のようにガスタービンの燃焼温度が1
400℃の機械ともなると、ロータに生じる径方向の温
度差が大きくなり熱応力が過大となり易い。一般にはロ
ータ内部の冷却としてホイールやスペーサ全体を冷却す
ることが考えられるが、しかしこの場合、ホイール全体
を一様、特に径方向に一様に冷却できれば特に問題にな
ることはないのであるが、ホイール全体を径方向全体
に、すなわち隣接部材の接合部の関係から隅から隅まで
一様に冷却することは非常に難しく、冷却される部分と
されない部分が隣接すると、その部分で温度的に大きな
落差が生じ、その部分に応力が集中し、弱体なロータと
なってしまう恐れがあった。
400℃の機械ともなると、ロータに生じる径方向の温
度差が大きくなり熱応力が過大となり易い。一般にはロ
ータ内部の冷却としてホイールやスペーサ全体を冷却す
ることが考えられるが、しかしこの場合、ホイール全体
を一様、特に径方向に一様に冷却できれば特に問題にな
ることはないのであるが、ホイール全体を径方向全体
に、すなわち隣接部材の接合部の関係から隅から隅まで
一様に冷却することは非常に難しく、冷却される部分と
されない部分が隣接すると、その部分で温度的に大きな
落差が生じ、その部分に応力が集中し、弱体なロータと
なってしまう恐れがあった。
【0009】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、熱応力の上昇を抑制することがで
きることは勿論のこと、その熱応力分布がホイールの径
方向に円滑に変化し、極度に応力の集中する部分がなく
堅牢なこの種のタービンロータを提供することにある。
目的とするところは、熱応力の上昇を抑制することがで
きることは勿論のこと、その熱応力分布がホイールの径
方向に円滑に変化し、極度に応力の集中する部分がなく
堅牢なこの種のタービンロータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、外周
部にタービン動翼を有するとともに、内周部に冷媒流通
孔が設けられている複数個のホイールを備え、前記ホイ
ールが軸方向に重ね合わされて形成されるとともに、前
記動翼を冷却する冷却媒体が、前記ホイールの冷媒流通
孔を介して供給されるように形成されているタービンロ
ータにおいて、前記冷媒流通孔を、前記ホイールの中心
部とその周囲とに設けるとともに、前記中心部の冷媒流
通孔と前記周囲の冷媒流通孔とに別系統の冷媒を流通さ
せ、かつ前記中心部の冷媒流通孔に供給される冷媒がタ
ービン作動ガスの上流側から供給され、かつ前記周囲の
冷媒流通孔に供給される冷媒がタービン作動ガスの下流
側から供給され、かつ前記中心部の冷媒流通孔は、ター
ビン作動ガスの最下流側に位置するホイールが中実に形
成されて前記周囲の冷媒流通孔に供給される冷媒と仕切
られるように形成し所期の目的を達成するようにしたも
のである。
部にタービン動翼を有するとともに、内周部に冷媒流通
孔が設けられている複数個のホイールを備え、前記ホイ
ールが軸方向に重ね合わされて形成されるとともに、前
記動翼を冷却する冷却媒体が、前記ホイールの冷媒流通
孔を介して供給されるように形成されているタービンロ
ータにおいて、前記冷媒流通孔を、前記ホイールの中心
部とその周囲とに設けるとともに、前記中心部の冷媒流
通孔と前記周囲の冷媒流通孔とに別系統の冷媒を流通さ
せ、かつ前記中心部の冷媒流通孔に供給される冷媒がタ
ービン作動ガスの上流側から供給され、かつ前記周囲の
冷媒流通孔に供給される冷媒がタービン作動ガスの下流
側から供給され、かつ前記中心部の冷媒流通孔は、ター
ビン作動ガスの最下流側に位置するホイールが中実に形
成されて前記周囲の冷媒流通孔に供給される冷媒と仕切
られるように形成し所期の目的を達成するようにしたも
のである。
【0011】またこの場合、前記中心部の冷媒流通孔に
供給される冷媒を、前記周囲の冷媒流通孔に供給される
冷媒より高い温度の冷媒としたものである。また、前記
中心部の冷媒流通孔に供給される冷媒を、前記周囲の冷
媒流通孔に供給される冷媒より低い圧力の冷媒としたも
のである。また、前記中心部の冷媒流通孔および前記周
囲の冷媒流通孔を流通した冷媒を、それぞれ異なるター
ビン動翼を冷却した後にタービン作動ガスパス部に排出
するように形成したものである。また、前記周囲の冷媒
流通孔を流通した冷媒が、前記タービン動翼のうち前段
部の動翼の冷却を行い、かつ前記中心部の冷媒流通孔を
流通した冷媒が、後段部動翼の冷却を行うように形成し
たものである。
供給される冷媒を、前記周囲の冷媒流通孔に供給される
冷媒より高い温度の冷媒としたものである。また、前記
中心部の冷媒流通孔に供給される冷媒を、前記周囲の冷
媒流通孔に供給される冷媒より低い圧力の冷媒としたも
のである。また、前記中心部の冷媒流通孔および前記周
囲の冷媒流通孔を流通した冷媒を、それぞれ異なるター
ビン動翼を冷却した後にタービン作動ガスパス部に排出
するように形成したものである。また、前記周囲の冷媒
流通孔を流通した冷媒が、前記タービン動翼のうち前段
部の動翼の冷却を行い、かつ前記中心部の冷媒流通孔を
流通した冷媒が、後段部動翼の冷却を行うように形成し
たものである。
【0012】すなわちこのように形成されたタービンロ
ータであると、冷媒流通孔が、ホイールの中心部とその
周囲とに設けられるとともに、この中心部の冷媒流通孔
と周囲の冷媒流通孔とに別系統の冷媒が流通するように
形成され、かつ中心部の冷媒流通孔は、タービン作動ガ
スの最下流側に位置するホイールが中実に形成されて周
囲の冷媒流通孔に供給される冷媒と仕切られるように形
成されていることから、ホイールは、その中心部近傍で
冷媒と熱交換され、ホイールの径方向温度分布は円滑な
曲線を描いた温度変化となり、すなわち熱応力もホイー
ル径方向になだらかな変化となり、極度に応力集中が生
ずることはなく、堅牢にして信頼性の高いロータとする
ことができるのである。
ータであると、冷媒流通孔が、ホイールの中心部とその
周囲とに設けられるとともに、この中心部の冷媒流通孔
と周囲の冷媒流通孔とに別系統の冷媒が流通するように
形成され、かつ中心部の冷媒流通孔は、タービン作動ガ
スの最下流側に位置するホイールが中実に形成されて周
囲の冷媒流通孔に供給される冷媒と仕切られるように形
成されていることから、ホイールは、その中心部近傍で
冷媒と熱交換され、ホイールの径方向温度分布は円滑な
曲線を描いた温度変化となり、すなわち熱応力もホイー
ル径方向になだらかな変化となり、極度に応力集中が生
ずることはなく、堅牢にして信頼性の高いロータとする
ことができるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図示した実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図1にはそのタービンロータが
断面で示されている。1〜4が中空ホイールであり、5
〜8が動翼、12が中空ディスタントピース、13が中
空スタブシャフトである。なお、矢印は冷却媒体(冷
媒)の流れ方向を示し、また羽根矢印はガスパス部の作
動ガス(燃焼器からの高温高圧ガス)の流通方向を示し
ている。
発明を詳細に説明する。図1にはそのタービンロータが
断面で示されている。1〜4が中空ホイールであり、5
〜8が動翼、12が中空ディスタントピース、13が中
空スタブシャフトである。なお、矢印は冷却媒体(冷
媒)の流れ方向を示し、また羽根矢印はガスパス部の作
動ガス(燃焼器からの高温高圧ガス)の流通方向を示し
ている。
【0014】このロータ内部を流れる冷媒,特に動翼5
〜8の冷媒としては、蒸気や圧縮空気,あるいは圧縮窒
素などがあるが、ここでは圧縮空気を冷媒とした場合に
ついて説明する。なお、本発明は、動翼冷却後の冷媒を
作動ガス中に放出する場合や冷却後の冷媒を作動ガス中
に放出せずに再びロータ内部へ回収する場合のいずれに
も適用可能である。
〜8の冷媒としては、蒸気や圧縮空気,あるいは圧縮窒
素などがあるが、ここでは圧縮空気を冷媒とした場合に
ついて説明する。なお、本発明は、動翼冷却後の冷媒を
作動ガス中に放出する場合や冷却後の冷媒を作動ガス中
に放出せずに再びロータ内部へ回収する場合のいずれに
も適用可能である。
【0015】このタービンロータは、主として次の構成
部品から構成されている。すなわち、第1段中空ホイー
ル1、第2段中空ホイール2、第3段中空ホイール3、
第4段中実ホイール4と、それらの外周部に位置する第
1段動翼5、第2段動翼6、第3段動翼7、第4段動翼
8、およびホイール側面に位置する中空スペーサ9、1
0、11とを備え、さらにこれらを圧縮機と連結するデ
ィスタントピース12、第4段中実ホイール4の側面に
位置するスタブシャフト13を備え構成されている。
部品から構成されている。すなわち、第1段中空ホイー
ル1、第2段中空ホイール2、第3段中空ホイール3、
第4段中実ホイール4と、それらの外周部に位置する第
1段動翼5、第2段動翼6、第3段動翼7、第4段動翼
8、およびホイール側面に位置する中空スペーサ9、1
0、11とを備え、さらにこれらを圧縮機と連結するデ
ィスタントピース12、第4段中実ホイール4の側面に
位置するスタブシャフト13を備え構成されている。
【0016】この場合、ディスタント13と第1段中空
ホイールから第4段中実ホイールおよびこれらの間に位
置するスペーサ9、10、11とスタブシャフト13
は、嵌め合い部15から22で位置決めされ、ホイール
およびスペーサの接合面に設けられたスタッキングボル
ト14によって強固に連結されている。なお、作動ガス
は、図中左側から右側,すなわち第1段動翼5側から第
4段動翼8側の方向(羽根矢印方向)へ流れる。
ホイールから第4段中実ホイールおよびこれらの間に位
置するスペーサ9、10、11とスタブシャフト13
は、嵌め合い部15から22で位置決めされ、ホイール
およびスペーサの接合面に設けられたスタッキングボル
ト14によって強固に連結されている。なお、作動ガス
は、図中左側から右側,すなわち第1段動翼5側から第
4段動翼8側の方向(羽根矢印方向)へ流れる。
【0017】次に、動翼への冷却空気供給経路について
説明する。冷却空気は、スタブシャフト13の軸受け部
23側(タービン作動ガスの下流側)、すなわちスタブ
シャフト13の中心孔24から供給され、スタブシャフ
ト13と第4段中実ホイール4とで形成されるキャビテ
ィ25に導かれる。キャビティ25に導かれた空気は、
第4段中実ホイール4とスタブシャフト13の接合面2
6に半径方向に設けたスリット27を経由して、接合面
26から軸方向に第4段中実ホイール4を貫通する供給
孔28、スペーサ11を貫通する供給孔29、第3段中
空ホイール3を貫通する供給孔30内を流通し、スペー
サ10を貫通する供給孔31に達する。
説明する。冷却空気は、スタブシャフト13の軸受け部
23側(タービン作動ガスの下流側)、すなわちスタブ
シャフト13の中心孔24から供給され、スタブシャフ
ト13と第4段中実ホイール4とで形成されるキャビテ
ィ25に導かれる。キャビティ25に導かれた空気は、
第4段中実ホイール4とスタブシャフト13の接合面2
6に半径方向に設けたスリット27を経由して、接合面
26から軸方向に第4段中実ホイール4を貫通する供給
孔28、スペーサ11を貫通する供給孔29、第3段中
空ホイール3を貫通する供給孔30内を流通し、スペー
サ10を貫通する供給孔31に達する。
【0018】そして、この供給孔31に達した冷却空気
は、供給孔31を通過後、分岐され流通する。すなわ
ち、一方は、第2段ホイール2を貫通する供給孔32側
に供給され、また他方は、スペーサ10と第2段ホイー
ル2の接合面33に半径方向に設けられたスリット34
側に供給される。
は、供給孔31を通過後、分岐され流通する。すなわ
ち、一方は、第2段ホイール2を貫通する供給孔32側
に供給され、また他方は、スペーサ10と第2段ホイー
ル2の接合面33に半径方向に設けられたスリット34
側に供給される。
【0019】スリット34に供給された冷却空気は、第
2段ホイール2とスペーサ10で構成されるキャビティ
35に達し、第2段ホイール外周側に設けられた半径方
向穴36を通して第2段動翼6に供給される。一方、第
2段ホイール2を貫通する供給孔32に供給された冷却
空気は、スペーサ9を貫通する供給孔37、第1段ホイ
ール1を貫通する供給孔38を通って、第1段ホイール
1とディスタントピース12の接合面39に半径方向に
設けられたスリット40に供給される。
2段ホイール2とスペーサ10で構成されるキャビティ
35に達し、第2段ホイール外周側に設けられた半径方
向穴36を通して第2段動翼6に供給される。一方、第
2段ホイール2を貫通する供給孔32に供給された冷却
空気は、スペーサ9を貫通する供給孔37、第1段ホイ
ール1を貫通する供給孔38を通って、第1段ホイール
1とディスタントピース12の接合面39に半径方向に
設けられたスリット40に供給される。
【0020】スリット40に供給された冷却空気は、第
1段ホイール1とディスタントピース12で構成される
キャビティ41に達し、第1段ホイール外周側に設けら
れた半径方向穴42を通して第1段動翼5に供給され
る。
1段ホイール1とディスタントピース12で構成される
キャビティ41に達し、第1段ホイール外周側に設けら
れた半径方向穴42を通して第1段動翼5に供給され
る。
【0021】一方、第3段動翼7の冷却空気は、圧縮機
側(タービン作動ガスの上流側)からディスタントピー
ス12の中心孔43、第1段ホイール1の中心孔44、
スペーサ9の中心孔45、第2段ホイール2の中心孔4
6を通過してスペーサ10の中心孔47に達する。中心
孔47に達した冷却空気は、スペーサ10と第3段ホイ
ール3の接合面48に半径方向に設けられたスリット4
9に供給される。
側(タービン作動ガスの上流側)からディスタントピー
ス12の中心孔43、第1段ホイール1の中心孔44、
スペーサ9の中心孔45、第2段ホイール2の中心孔4
6を通過してスペーサ10の中心孔47に達する。中心
孔47に達した冷却空気は、スペーサ10と第3段ホイ
ール3の接合面48に半径方向に設けられたスリット4
9に供給される。
【0022】スリット49に供給された冷却空気は、ス
ペーサ10と第3段ホイール3で構成されるキャビティ
50に達し、第3段動翼7に供給される。第3段ホイー
ル3の中心孔51とスペーサ11の中心孔52はスペー
サ11の中心孔47と連通している。
ペーサ10と第3段ホイール3で構成されるキャビティ
50に達し、第3段動翼7に供給される。第3段ホイー
ル3の中心孔51とスペーサ11の中心孔52はスペー
サ11の中心孔47と連通している。
【0023】この場合、高温にさらされる第1段動翼5
および第2段動翼6に供給されるスタブシャフト13の
中心孔24を通過した冷却空気は、ガスタービン燃焼温
度が1400℃以上になると動翼の冷却を強化するため
に冷却媒体の温度を300℃以下にすることが望まし
い。
および第2段動翼6に供給されるスタブシャフト13の
中心孔24を通過した冷却空気は、ガスタービン燃焼温
度が1400℃以上になると動翼の冷却を強化するため
に冷却媒体の温度を300℃以下にすることが望まし
い。
【0024】また、ロータ中心部には温度の明確な流体
の雰囲気にしてロータ中心部のメタル温度を明確するこ
とが必要であることから、ディスタントピース12から
スタブシャフト13の中心部を第1段動翼5、第2段動
翼6の冷却空気で満たすことが考えられる。しかし第1
段動翼5、第2段動翼6の冷却空気温度は従来の冷却空
気温度よりも下げているためロータに径方向の温度差が
大きくなり、熱応力が増加してしまう。よって、ディス
タントピース12からスペーサ11までの中心部を中空
として、第1段動翼5、第2段動翼6の冷却空気よりは
温度の高い別系統の空気を導入し、かつロータ中心部で
熱交換することにより熱応力の上昇を抑制している。
の雰囲気にしてロータ中心部のメタル温度を明確するこ
とが必要であることから、ディスタントピース12から
スタブシャフト13の中心部を第1段動翼5、第2段動
翼6の冷却空気で満たすことが考えられる。しかし第1
段動翼5、第2段動翼6の冷却空気温度は従来の冷却空
気温度よりも下げているためロータに径方向の温度差が
大きくなり、熱応力が増加してしまう。よって、ディス
タントピース12からスペーサ11までの中心部を中空
として、第1段動翼5、第2段動翼6の冷却空気よりは
温度の高い別系統の空気を導入し、かつロータ中心部で
熱交換することにより熱応力の上昇を抑制している。
【0025】また、第4段ホイールを中実にすることに
より、第1段動翼5、第2段動翼6の冷却空気とディス
タントピース12からスペーサ11までの中心部を満た
す空気とを分離することを可能にしている。
より、第1段動翼5、第2段動翼6の冷却空気とディス
タントピース12からスペーサ11までの中心部を満た
す空気とを分離することを可能にしている。
【0026】ディスタントピース12からスペーサ11
までの中心部を満たす別系統の空気として、圧縮機の途
中あるいは最終段からの抽気,またはガスタービン外か
らの供給が考えられる。圧縮機途中あるいは最終段から
の抽気であれば、抽気段に応じてその空気温度を推定で
きる。また、ガスタービン外からの供給であれば配管上
で温度計測可能であり、ディスタントピース12からス
ペーサ11までの中心部の温度環境を明確にすることが
できる。よって、半径方向の熱伸びの推定精度が上がる
ためロータと静止側が接触しないための隙間の余裕を小
さくでき、隙間を漏れるガス量が少なくなりガスタービ
ンの熱効率向上につながる。
までの中心部を満たす別系統の空気として、圧縮機の途
中あるいは最終段からの抽気,またはガスタービン外か
らの供給が考えられる。圧縮機途中あるいは最終段から
の抽気であれば、抽気段に応じてその空気温度を推定で
きる。また、ガスタービン外からの供給であれば配管上
で温度計測可能であり、ディスタントピース12からス
ペーサ11までの中心部の温度環境を明確にすることが
できる。よって、半径方向の熱伸びの推定精度が上がる
ためロータと静止側が接触しないための隙間の余裕を小
さくでき、隙間を漏れるガス量が少なくなりガスタービ
ンの熱効率向上につながる。
【0027】また、ディスタントピース12からスペー
サ11までの中心部が均一温度となり、嵌め合い部15
〜22の径方向の伸びが均一化し見積もり精度も向上す
るので、運転時に嵌め合い部が外れてロータ振動が増大
する可能性も小さくなり信頼性が向上する。
サ11までの中心部が均一温度となり、嵌め合い部15
〜22の径方向の伸びが均一化し見積もり精度も向上す
るので、運転時に嵌め合い部が外れてロータ振動が増大
する可能性も小さくなり信頼性が向上する。
【0028】第3段動翼7を通過する作動ガスは第1段
動翼5、第2段動翼6で仕事をしているので温度低下し
ている。よって、第3段動翼7は第1段動翼5、第2段
動翼6を冷却した低温空気ではなく、より温度の高いデ
ィスタントピース12からスペーサ11までの中心部を
満たす別系統の空気でも冷却可能である。
動翼5、第2段動翼6で仕事をしているので温度低下し
ている。よって、第3段動翼7は第1段動翼5、第2段
動翼6を冷却した低温空気ではなく、より温度の高いデ
ィスタントピース12からスペーサ11までの中心部を
満たす別系統の空気でも冷却可能である。
【0029】第3段動翼7を通過する作動ガスは、第1
段動翼5、第2段動翼6で仕事をしているので圧力は低
下している。したがって、第3段動翼7は、第1段動翼
5、第2段動翼6を冷却した空気よりも低圧の空気で十
分な空気量を供給することができる。また、圧力を下げ
ることにより、昇圧動力を軽減できるのでガスタービン
熱効率が向上する。
段動翼5、第2段動翼6で仕事をしているので圧力は低
下している。したがって、第3段動翼7は、第1段動翼
5、第2段動翼6を冷却した空気よりも低圧の空気で十
分な空気量を供給することができる。また、圧力を下げ
ることにより、昇圧動力を軽減できるのでガスタービン
熱効率が向上する。
【0030】図2には、もう一つの実施例が示されてい
る。なお、同一部品には同一符号を付したので、それら
の詳細説明は省略する。この実施例が前述の実施例と異
なる点は、スペーサ10の中心孔47を通過した空気が
第3段ホイール3の中心孔51に分岐してスペーサ11
の中心孔52を通過し、スペーサ11と第4段ホイール
4との接合面53に設けたスリットを通って主流ガス中
に放出している点である。
る。なお、同一部品には同一符号を付したので、それら
の詳細説明は省略する。この実施例が前述の実施例と異
なる点は、スペーサ10の中心孔47を通過した空気が
第3段ホイール3の中心孔51に分岐してスペーサ11
の中心孔52を通過し、スペーサ11と第4段ホイール
4との接合面53に設けたスリットを通って主流ガス中
に放出している点である。
【0031】この実施例であると、前述の実施例と同様
な効果を奏することは勿論のこと、さらに、中心孔5
1、52が中心孔47に連通しているだけでなく、空気
の流れを生成するようにしているので、タービンロータ
中心部の温度を均一にする効果がさらに向上する。
な効果を奏することは勿論のこと、さらに、中心孔5
1、52が中心孔47に連通しているだけでなく、空気
の流れを生成するようにしているので、タービンロータ
中心部の温度を均一にする効果がさらに向上する。
【0032】以上説明してきたようにこのように形成さ
れたタービンロータであると、ディスタントピース12
からスペーサ11までの中心部を中空として、第1段動
翼5、第2段動翼6の冷却空気よりは温度の高い別系統
の空気を導入することにより熱応力の上昇を抑制するこ
とができ、かつホイールは、その中心部近傍で冷媒と熱
交換され、ホイールの径方向温度分布は円滑な曲線を描
いた温度変化となり、すなわち熱応力もホイール径方向
になだらかな変化となり、極度に応力集中が生ずること
はないのである。
れたタービンロータであると、ディスタントピース12
からスペーサ11までの中心部を中空として、第1段動
翼5、第2段動翼6の冷却空気よりは温度の高い別系統
の空気を導入することにより熱応力の上昇を抑制するこ
とができ、かつホイールは、その中心部近傍で冷媒と熱
交換され、ホイールの径方向温度分布は円滑な曲線を描
いた温度変化となり、すなわち熱応力もホイール径方向
になだらかな変化となり、極度に応力集中が生ずること
はないのである。
【0033】また、第4段ホイールを中実にすることに
より、第1段動翼5、第2段動翼6の冷却空気とディス
タントピース12からスペーサ11までの中心部を満た
す空気とを分離することが容易にできる。また、第4段
ホイール4を中実にすることによりディスタントピース
12からスペーサ11までの広範囲を均一温度にするこ
とができる。なお、第4段ホイール4の中心部の上流と
下流には温度差が生じるが、第4段ホイール4は外周部
の作動ガス温度も比較的低温で定常運転時の熱応力が比
較的小さいことから、上流と下流の温度差による熱応力
の影響は小さく、特に問題になることはない。
より、第1段動翼5、第2段動翼6の冷却空気とディス
タントピース12からスペーサ11までの中心部を満た
す空気とを分離することが容易にできる。また、第4段
ホイール4を中実にすることによりディスタントピース
12からスペーサ11までの広範囲を均一温度にするこ
とができる。なお、第4段ホイール4の中心部の上流と
下流には温度差が生じるが、第4段ホイール4は外周部
の作動ガス温度も比較的低温で定常運転時の熱応力が比
較的小さいことから、上流と下流の温度差による熱応力
の影響は小さく、特に問題になることはない。
【0034】また、本発明によれば、ディスタントピー
ス12からスペーサ11までの中心部の温度環境を明確
にすることができ、したがって、半径方向の熱伸びの推
定精度が上がるためロータと静止側が接触しないための
隙間の余裕を小さくでき、隙間を漏れるガス量が少なく
なりガスタービンの熱効率を向上させることができる。
また、ディスタントピース12からスペーサ11までの
中心部が均一温度となり、嵌め合い部15〜22の径方
向の伸びが均一化し見積もり精度も向上することから、
運転時に嵌め合い部が外れてロータ振動が増大する可能
性を小さくすることができ、タービンの信頼性を向上さ
せることができるのである。
ス12からスペーサ11までの中心部の温度環境を明確
にすることができ、したがって、半径方向の熱伸びの推
定精度が上がるためロータと静止側が接触しないための
隙間の余裕を小さくでき、隙間を漏れるガス量が少なく
なりガスタービンの熱効率を向上させることができる。
また、ディスタントピース12からスペーサ11までの
中心部が均一温度となり、嵌め合い部15〜22の径方
向の伸びが均一化し見積もり精度も向上することから、
運転時に嵌め合い部が外れてロータ振動が増大する可能
性を小さくすることができ、タービンの信頼性を向上さ
せることができるのである。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、熱応力の上昇を抑制することができることは勿論の
こと、その熱応力分布がホイールの径方向に円滑に変化
し、極度に応力の集中する部分がなく、堅牢なこの種の
タービンロータを得ることができる。
ば、熱応力の上昇を抑制することができることは勿論の
こと、その熱応力分布がホイールの径方向に円滑に変化
し、極度に応力の集中する部分がなく、堅牢なこの種の
タービンロータを得ることができる。
【図1】本発明のタービンロータの一実施例を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図2】本発明のタービンロータの他の実施例を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
1…第1段中空ホイール、2…第2段中空ホイール、3
…第3段中空ホイール、4…第4段中実ホイール、5…
第1段動翼、6…第2段動翼、7…第3段動翼、8…第
4段動翼、12…中空ディスタントピース、13…中空
スタブシャフト、14…スタッキングボルト。
…第3段中空ホイール、4…第4段中実ホイール、5…
第1段動翼、6…第2段動翼、7…第3段動翼、8…第
4段動翼、12…中空ディスタントピース、13…中空
スタブシャフト、14…スタッキングボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 学 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 (72)発明者 上野 実行 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 (72)発明者 秋山 陵 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 Fターム(参考) 3G002 AA06 AA10 AB01 CA06 CA08 CB01
Claims (6)
- 【請求項1】 外周部にタービン動翼を有するととも
に、内周部に冷媒流通孔が設けられている複数個のホイ
ールを備え、前記ホイールが軸方向に重ね合わされて形
成されるとともに、前記動翼を冷却する冷却媒体が、前
記ホイールの冷媒流通孔を介して供給されるように形成
されているタービンロータにおいて、 前記冷媒流通孔を、前記ホイールの中心部とその周囲と
に設けるとともに、前記中心部の冷媒流通孔と前記周囲
の冷媒流通孔とに別系統の冷媒を流通させ、かつ前記中
心部の冷媒流通孔に供給される冷媒がタービン作動ガス
の上流側から供給され、かつ前記周囲の冷媒流通孔に供
給される冷媒がタービン作動ガスの下流側から供給さ
れ、かつ前記中心部の冷媒流通孔は、タービン作動ガス
の最下流側に位置するホイールが中実に形成されて前記
周囲の冷媒流通孔に供給される冷媒と仕切られるように
形成されていることを特徴とするタービンロータ。 - 【請求項2】 前記中心部の冷媒流通孔に供給される冷
媒が、前記周囲の冷媒流通孔に供給される冷媒より高い
温度の冷媒である請求項1記載のタービンロータ。 - 【請求項3】 前記中心部の冷媒流通孔に供給される冷
媒が、前記周囲の冷媒流通孔に供給される冷媒より低い
圧力の冷媒である請求項1または2記載のタービンロー
タ。 - 【請求項4】 前記中心部の冷媒流通孔および前記周囲
の冷媒流通孔を流通した冷媒が、それぞれ異なるタービ
ン動翼を冷却した後にタービン作動ガスパス部に排出さ
れるように形成されている請求項1,2または3記載の
タービンロータ。 - 【請求項5】 前記周囲の冷媒流通孔を流通した冷媒
が、前記タービン動翼のうち前段部の動翼の冷却を行
い、かつ前記中心部の冷媒流通孔を流通した冷媒が、後
段部動翼の冷却を行うように形成されている請求項1,
2,3または4記載のタービンロータ。 - 【請求項6】 外周部にタービン動翼を有するととも
に、内周部に冷媒流通孔が設けられている複数個のホイ
ールを備え、前記ホイールが軸方向に重ね合わされて形
成されるとともに、前記動翼を冷却する冷媒が、前記ホ
イールの冷媒流通孔を介して供給されるように形成され
ているタービンロータにおいて、 前記冷媒流通孔を、前記ホイールの中心部とその周囲に
設けるとともに、前記周囲の冷媒流通孔を流通した冷媒
が、前記タービン動翼のうち前段部の冷却を行い、かつ
中心部の冷媒流通孔流通した冷媒が、前記タービン動翼
のうち前段部の冷却を行い、かつ前記中心部の冷媒流通
孔に前記周囲の冷媒流通孔を流通する冷媒より高い温度
の冷媒が流通するように形成したことを特徴とするター
ビンロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30747799A JP2001123802A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | タービンロータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30747799A JP2001123802A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | タービンロータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001123802A true JP2001123802A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17969562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30747799A Withdrawn JP2001123802A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | タービンロータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001123802A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1488955A2 (en) * | 2003-06-19 | 2004-12-22 | Ichikoh Industries, Ltd. | Lighting device for vehicles |
JP2012117536A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Alstom Technology Ltd | 軸流型のガスタービン |
CN102619571A (zh) * | 2011-01-31 | 2012-08-01 | 通用电气公司 | 用于控制涡轮系统中热差别的方法和系统 |
JP2013545926A (ja) * | 2010-12-09 | 2013-12-26 | アルストム テクノロジー リミテッド | 流体流動装置、特に高温ガス流によって軸方向に貫通されるガスタービン |
-
1999
- 1999-10-28 JP JP30747799A patent/JP2001123802A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1488955A2 (en) * | 2003-06-19 | 2004-12-22 | Ichikoh Industries, Ltd. | Lighting device for vehicles |
EP1488955A3 (en) * | 2003-06-19 | 2005-09-14 | Ichikoh Industries, Ltd. | Lighting device for vehicles |
JP2012117536A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Alstom Technology Ltd | 軸流型のガスタービン |
US8932007B2 (en) | 2010-11-29 | 2015-01-13 | Alstom Technology Ltd. | Axial flow gas turbine |
JP2013545926A (ja) * | 2010-12-09 | 2013-12-26 | アルストム テクノロジー リミテッド | 流体流動装置、特に高温ガス流によって軸方向に貫通されるガスタービン |
US9657641B2 (en) | 2010-12-09 | 2017-05-23 | General Electric Company | Fluid flow machine especially gas turbine penetrated axially by a hot gas stream |
CN102619571A (zh) * | 2011-01-31 | 2012-08-01 | 通用电气公司 | 用于控制涡轮系统中热差别的方法和系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4410425B2 (ja) | 冷却型ガスタービン排気車室 | |
JP7073039B2 (ja) | 多重壁翼のための冷却回路 | |
US6217279B1 (en) | Device for sealing gas turbine stator blades | |
US6227799B1 (en) | Turbine shaft of a steam turbine having internal cooling, and also a method of cooling a turbine shaft | |
JP2017122445A5 (ja) | ||
US20120134788A1 (en) | Low pressure turbine for an aircraft turbomachine, comprising a segmented nozzle with an improved design | |
KR20170001660A (ko) | 터보엔진 회전자 냉각 방법 및 터보엔진 회전자 | |
WO2014028090A2 (en) | Blade outer air seal for a gas turbine engine | |
JPS61145303A (ja) | 回転機械の改良された冷却可能なステータ組立体 | |
JP2002242606A (ja) | ガスタービン | |
JP2006125402A (ja) | ガスタービンロータブレード | |
JP2001132476A (ja) | ガスタービン,ガスタービン装置およびガスタービン動翼の冷媒回収方法 | |
JPH1181904A (ja) | 回収式蒸気冷却ガスタービン | |
US8047768B2 (en) | Split impeller configuration for synchronizing thermal response between turbine wheels | |
JP2012072708A (ja) | ガスタービンおよびガスタービンの冷却方法 | |
JP2001123802A (ja) | タービンロータ | |
JP4909113B2 (ja) | 蒸気タービン車室構造 | |
US6471478B1 (en) | Axial seal system for a gas turbine steam-cooled rotor | |
JP3970156B2 (ja) | タービン翼環構造 | |
US6206378B1 (en) | Gas turbine spindle bolt seal device | |
JP5221760B2 (ja) | ターボ機械用アウターハウジングの熱負荷の軽減法 | |
JPH11229804A (ja) | 蒸気冷却ガスタービン | |
JP2006097544A (ja) | 蒸気タービンプラントおよび蒸気タービンプラントの冷却方法 | |
JP2003307136A (ja) | クローズド冷却式ガスタービン及びガスタービンの高温部冷却方法 | |
JP3329754B2 (ja) | 冷媒回収型ガスタービン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050517 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050704 |