JP2001121689A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2001121689A
JP2001121689A JP2000218583A JP2000218583A JP2001121689A JP 2001121689 A JP2001121689 A JP 2001121689A JP 2000218583 A JP2000218583 A JP 2000218583A JP 2000218583 A JP2000218583 A JP 2000218583A JP 2001121689 A JP2001121689 A JP 2001121689A
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ink
recorded
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Tsunesuke Yamamoto
恒介 山本
Hiroshi Nakai
洋志 中井
Manabu Yamazoe
学 山添
Kenichi Moriya
研一 森屋
Masayuki Motoe
雅之 本江
Hidesuke Inamura
秀介 稲村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 罫線を継ぎ目なしに記録することができ、装
置を大型化することなく高速で記録可能なインクジェッ
ト記録装置を提供する。 【解決手段】 記録ヘッドのノズルからインクを吐出し
て被記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置にお
いて、罫線など図形描画命令に対して記録制御を行う図
形記録制御手段と、前記図形描画命令以外の描画命令に
対してはビットマップ展開による記録制御を行うビット
マップ記録制御手段と、を有し、前記それぞれの記録制
御手段による描画命令を単独で記録制御するとともに、
前記描画命令によりインクを吐出する記録ヘッドと、被
記録媒体保持手段によって記録ヘッドのインク吐出面と
対向する位置に保持された被記録媒体とを、交差する2
方向に相対移動させることによって記録を行うよう構成
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体インクを吐出す
ることにより記録を行うインクジェット記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から液体インクを吐出することによ
り記録を行うインクジェット記録装置が知られている。
【0003】インクジェット記録装置には大きく分けて
2種類ある。1つ目は、インクジェットヘッドを搭載し
たキャリッジが走査することにより記録を行うシリアル
スキャン型記録装置であり、2つ目は用紙幅分の吐出ノ
ズルを持つライン型インクジェットヘッドを固定し、ヘ
ッド直下に用紙を送りながら吐出することにより記録を
行うライン型記録装置である。
【0004】近年、シリアルスキャン型記録装置におい
ては、ノズル列の長さを0.5インチ〜1インチまで長尺
化し、用紙1枚あたりのキャリッジスキャン数を少なく
して記録を高速化しようという傾向が見られる。
【0005】1/600インチピッチでノズルが300個〜60
0個並んだインクジェットヘッドなどが実用化されつつ
ある。
【0006】そして、この種の装置は、ホストコンピュ
ータなどから受信した画像データをビットマップデータ
に展開して記録可能な情報にするプリンタコントローラ
と、プリンタコントローラからのコマンドなどに基づい
て記録装置内部の各機能ユニットを制御するエンジン制
御部と、記録装置内部の各機能を実行する各機能ユニッ
トで構成されている。
【0007】また、インクジェット記録装置を代表する
シリアル型の記録装置においては、出力時にラスター領
域ごとにビットマップ展開し、データを転送し記録を行
っている。
【0008】さらに、原稿台上に原稿を載せて、画像を
読みとる、いわゆるフラットベット型スキャナが広く普
及している。そして、読みとった画像をホストコンピュ
ータに取り込み、加工、編集をして別の記録装置に出力
したり、伝票に代表されるプレフォーマット紙を読み込
み、このプレフォーマット紙の正しい位置に数字等のデ
ータを入力したうえで出力するような使用のされ方が代
表的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には以下のような課題があった。
【0010】(1) シリアルスキャン型記録装置はキャリ
ッジスキャンを繰り返して画像を形成していくので、必
然的に用紙送り方向と直角な方向の継ぎ目が生じる。
【0011】例えば、縦罫線を記録した場合、この継ぎ
目で線が左右にずれ、線がつながらずギザギザになるこ
とがある。
【0012】その原因は2つあり、1つ目は1スキャン
目と次のスキャンでキャリッジの速度ムラの違いが生
じ、吐出したインクの用紙への着弾位置がずれる場合で
ある。2つ目はヘッドのノズル列がキャリッジスキャン
方向に対してキャリッジ内部で正しく直角に固定されな
いことや、キャリッジスキャン時にキャリッジ自身が斜
めに傾くことにより、図15に示すように、罫線が斜めに
連続して行く場合である。
【0013】実際には前者の例は稀である。速度ムラが
存在しても、1スキャン目と2スキャン目で速度ムラの
程度が変化することはほとんどない。一方、多ノズル化
の傾向に伴い、後者の発生頻度は増している。
【0014】キャリッジの内部で固定されるヘッドの角
度は、キャリッジの形状のばらつきや、ヘッド形状のば
らつきにより、正しい位置からのズレを生じる。このズ
レはノズル列の傾斜となって現れ、多ノズル化すればす
るほど、図15中のLが長くなり、わずかな角度のズレが
原因で、縦罫線を記録した際のギザギザの度合いが激し
くなり見苦しくなってしまう。
【0015】また、カラー記録の際はある色のインクと
他色のインクの着弾位置のずれ量に応じて色調が変化す
る。従って、横並び構成のヘッドの場合、各ヘッドの取
り付け角度が異なると、ノズル列の一端側と他方側で着
弾位置のずれ量に違いが生じ、色調が変化し、全体とし
てみれば色むらのある画像となってしまう。
【0016】(2) 前記したように、シリアルスキャン型
記録装置はキャリッジスキャンと用紙送りを繰り返して
画像を形成していく。そしてこの用紙送りの精度が悪い
と画像に悪影響を及ぼす。すなわち、ノズル列の長さよ
り短い送りとなった場合は画像の重なりで濃度が高くな
って黒スジとなり、逆に長い送りとなった場合は白スジ
が発生してしまう。
【0017】これを防ぐため、ノズル列の長さの半分や
1/3の送りで画像を形成していく、いわゆるマルチパ
ス記録が公知であるが、ノズル長を生かしきれずスルー
プットが落ちてしまうという課題がある。
【0018】また、1パスで前記画像劣化を目視上判別
不可能な程度に抑えるためには、用紙送り精度を±15μ
m程度の精度に確保する必要がある。そのため、紙送り
ローラの振れを小さくしたり、紙送りローラ表面の摩擦
係数を大きくするため表面に特殊な塗着処理をしたり、
回転精度の高いモータを使用したり、モータから紙送り
モータに駆動伝達するギアとして精度等級の高いものが
必要となるなど、色々な面で部品コストが上昇してしま
うという課題がある。
【0019】(3) シリアルスキャン型記録装置で、図15
のような縦罫線を描こうとすると、キャリッジスキャン
を多数回繰り返す必要がある。そして、キャリッジの速
度ムラをなくし、インク着弾精度の高い記録を行うため
に、キャリッジは加速期間を経て一定速度に達し、この
一定速度時にインク吐出を行い、さらに減速期間を経て
停止、反転するように制御される。そのため、スキャン
回数が多い程、前記加減速時間の合計が大きくなり、ペ
ージあたりの記録時間が長くなってしまう。
【0020】また、横並び構成のヘッドでカラー記録を
行う場合、ヘッド列のピッチの合計分のスキャン距離を
ブラック単色記録の場合に対して加算する必要があるた
め、ピッチが大きくなればなるほど1ページあたりの合
計スキャン距離が増え、記録時間が長くなってしまう。
【0021】(4) ライン型記録装置においては、前述し
た(1)〜(3)に相当する課題はない。しかしながら、例え
ばA4縦で用紙を送る装置の場合、1/600インチピッ
チであればノズルを約5000個並べる必要があり、製造上
の歩留まりの面からインクジェットヘッドのコストは上
昇する。特にカラー記録装置の場合、ブラック、シア
ン、マゼンタ、イエローなど複数の色に対応したヘッド
を並列に並べる必要があり、さらにコストは上昇するこ
とになる。
【0022】また、ヘッドの大型化にともない、ノズル
の乾燥を防止するキャップ機構や、ノズル目詰まりを回
復するインク吸引機構も大型になり、装置全体として低
コスト化と小型化が困難である。
【0023】(5) 更にシリアル型とライン型記録装置共
通の課題として、被記録媒体の種類が限定されるという
課題がある。
【0024】シリアル型記録装置の場合、インクジェッ
トヘッドのオリフィス面に相対する被記録媒体保持部
(いわゆるプラテン)の領域が限定されるため、被記録
媒体の一部をローラ対やローラと拍車に挟持した状態で
記録する。これらのローラ類やガイドで形成される被記
録媒体のパスは通常完全な直線ではなく、曲線や折れ線
をなしている。従って、1mm以上の厚みの被記録媒体、
例えばCD−ROMや、極端に堅いダンボール紙などの
被記録媒体はパスを通過できず、従って記録不可能とな
る。
【0025】なお、手差し口を設けてこれらの被記録媒
体に記録可能にした装置も一部にはあるが、被記録媒体
が折れてしまったり、カールしたりという弊害は残る。
また、表面に光沢感がある被記録媒体はローラとの間の
摩擦力が低いため、ローラが空回りし、被記録媒体を送
れなかったり、送れても送り精度が極端に低下するた
め、画像品位が劣化するという課題があった。
【0026】(6) 前述したように画像を加工後、出力す
るような作業をするためには、ホストコンピュータの他
にスキャナと記録装置を用意する必要があり、大きな設
置面積を必要とするという課題があった。また、フラッ
トベット型スキャナは原稿自動給送が不可能なため、1
枚づつ使用者が原稿を載せる必要があり、多数枚の読み
取りを行う時には操作性に欠けるという課題があった。
【0027】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的は、罫線や円などの基本的な図形を継ぎ目なし
に記録することができ、装置を大型化することなく高速
で記録可能なインクジェット記録装置を提供するもので
ある。
【0028】また、原稿の読み取りも可能であり、さら
には折り曲げることができない被記録媒体に対しても正
確に記録することが可能なインクジェット記録装置を提
供するものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、記録ヘッドのノズルか
らインクを吐出して被記録媒体に記録を行うインクジェ
ット記録装置において、罫線などの図形描画命令に対し
て記録制御を行う図形記録制御手段と、前記図形描画命
令以外の描画命令に対してはビットマップ展開による記
録制御を行うビットマップ記録制御手段と、を有し、前
記それぞれの記録制御手段による描画命令を単独で記録
制御するとともに、前記描画命令によりインクを吐出す
る記録ヘッドと、被記録媒体保持手段によって記録ヘッ
ドのインク吐出面と対向する位置に保持された被記録媒
体とを、交差する2方向に相対移動させることによって
記録を行うよう構成したことを特徴とする。
【0030】上記構成にあっては、記録ヘッドと被記録
媒体保持手段とを相対的に2方向へ移動させながら記録
ヘッドからインクを吐出して記録を行い、このとき、描
画命令に罫線などの図形が含まれるときは、被記録媒体
に対して罫線などの図形を他の描画命令に対して独立し
て記録することにより、罫線などを継ぎ目なしに記録
し、さらに文字や絵などを記録できる。
【0031】また、交差する2方向に対して傾斜したノ
ズル列を設けて記録ヘッドを構成することにより、該記
録ヘッドと被記録媒体保持手段を被記録媒体表面に沿っ
て、交差する2つの方向に相対移動しつつ、傾斜角度α
とノズル長Lに応じて、それぞれL・Sinα、L・Cosα
の幅で記録することができる。そして、前記傾斜角度α
=45°にすれば、それぞれL/21/2の幅で記録するこ
とができる。
【0032】また、前記交差する2方向に各々平行な2
本のノズル列を持つ記録ヘッドを用いることにより、前
記記録ヘッドと前記被記録媒体保持手段を前記被記録媒
体表面に沿って、交差する2つの方向に相対移動しつ
つ、2本のノズル列の長さに応じた幅で記録することが
できる。
【0033】また、被記録媒体保持手段へ被記録媒体を
給送する給送手段と、被記録媒体保持手段から被記録媒
体を排出する排出手段とを設けることにより、自動的に
被記録媒体を給送し、これを前記被記録媒体保持手段に
保持して縦横どちらの罫線も継ぎ目なしに記録できる。
【0034】また、キャリッジに画像読取手段を設ける
ことにより、被記録媒体保持手段上の原稿画像を読み取
ることが可能となる。そして、フレームに被記録媒体保
持手段の幅と略同一長さのライン型の読取手段を設けれ
ば、高速で原稿画像を読み取ることができる。
【0035】また、前記被記録媒体保持手段に対して着
脱可能であって、被記録媒体を位置決め保持可能なアタ
ッチメントと、該アタッチメントを前記被記録媒体保持
手段に対して位置決めするための位置決め手段を設ける
ことにより、アタッチメント上の被記録媒体に記録を行
うことができる。そして、複数の被記録媒体の外形に対
応した複数のアタッチメントと、このアタッチメントの
種類を判別する判別手段を設けるようにすれば、アタッ
チメントの種類を認識したうえで、アタッチメント上の
被記録媒体に記録を行うことができる。
【0036】そして、前記判別手段の判別結果に基づ
き、前記アタッチメント上に載置された被記録媒体表面
上以外の場所にインクを吐出することを禁止するよう制
御する制御手段を設けることにより、ホスト上での記録
領域指定ミスなどで、被記録媒体以外の場所にインクを
吐出して装置を汚すことを防止できる。さらに、前記判
別手段の判別結果に基づき、前記アタッチメント上に載
置された被記録媒体に応じた吐出量あるいは吐出回数に
なるよう制御する制御手段を設けることにより、被記録
媒体に応じた最高の画質が得られる吐出条件で記録でき
る。
【0037】また、記録ヘッドのインク吐出面と前記被
記録媒体との距離を変化させる距離変換手段と、前記判
別手段による判別結果に基づいて前記距離変化手段を制
御する制御手段とを設けることにより、記録ヘッドのオ
リフィス面と被記録媒体の走査時のこすれを防止するこ
ともできる。
【0038】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は本発明の
第1実施形態に係るインクジェット記録装置の全体斜視
説明図であり、図2は図1中の4つのピンチローラ28の
うち、最も手前側のローラの中央で切断した縦断面説明
図である。
【0039】(キャリッジ及びフレーム構成)図におい
て、1はキャリッジであり、内部に後述のインクタンク
2a〜2dとインクジェットヘッド3a〜3dを搭載可
能である。キャリッジ1には軸受1aが一体に設けら
れ、この軸受1aにキャリッジガイド軸4が貫通してい
る。キャリッジ1の上部ガイド1bはキャリッジガイド
軸4の長手方向と同じ方向に延びたキャリッジガイドレ
ール5にガイドされる。キャリッジ1はキャリッジガイ
ド軸4とキャリッジガイドレール5に支持されつつ往復
移動可能である。このキャリッジ1にはさらに無端ベル
ト6が固定される。このベルト6の一方の端はキャリッ
ジモータ7の軸上に固定されたモータプーリ7aに掛け
回され、他端は不図示のテンションプーリに掛け回され
て一定のテンションを付与されている。キャリッジモー
タ7を駆動することにより、キャリッジ1は往復移動可
能である。8はキャリッジケーブルであり、不図示の本
体基板からインクジェットヘッド3a〜3dに電気信号
を伝達する役割をする。
【0040】前記キャリッジガイド軸4とキャリッジガ
イドレール5、キャリッジモータ7、テンションプーリ
はキャリッジフレーム9に固定されている。このキャリ
ッジフレーム9にはキャリッジフレーム軸受9aが一体
に設けられ、内部にキャリッジ移動方向と交差する方向
に延びたキャリッジフレームガイド軸10が貫通する。キ
ャリッジフレームガイド軸10の反対側にはキャリッジフ
レームガイドレール11が存在し、キャリッジフレーム9
に取り付けられたキャリッジフレームガイドコロ12がこ
の上面を転がる。
【0041】従って、キャリッジフレーム9は前記キャ
リッジフレームガイド軸10とキャリッジフレームガイド
レール11に支持されつつ、キャリッジ1の往復移動方向
と交差する方向に移動可能となっている。キャリッジフ
レーム9にはさらにキャリッジフレームベルト13が固定
される。このベルト13の一方の端はキャリッジフレーム
モータ14の軸上に固定されたモータプーリ14aに掛け回
され、他端はテンションプーリ15に掛け回されて一定の
テンションを付与されている。キャリッジフレームモー
タ14を駆動することにより、キャリッジフレーム9は往
復移動可能である。キャリッジフレームガイド軸10、キ
ャリッジフレームガイドレール11、キャリッジフレーム
モータ14、テンションプーリ15はステーションフレーム
16に固定されている。
【0042】(記録ヘッド構成)ここで、前記キャリッ
ジ1の内部に固定される記録ヘッドであるインクジェッ
トヘッド3a〜3dに関し、図3を用いて説明する。図
3はキャリッジ1を下面(オリフィス面側)からみた説
明図であり、3a〜3dはそれぞれブラック、シアン、
マゼンダ、イエローのインクを吐出するインクジェット
ヘッドである。これら各ヘッドは、図に示すように、キ
ャリッジ往復方向(矢印A方向)に対し45°の角度で複
数の吐出ノズル列を有する。本実施形態にあってはノズ
ルピッチが1/600インチ×21/2で、ノズル数が300ノ
ズルのヘッドを用いている。言い換えると、キャリッジ
1往復方向及びキャリッジフレーム9の往復方向に関し
ては1/600インチ=42.3μmでノズルが並んでいること
になる。
【0043】キャリッジ1にはインクタンク2a〜2d
が着脱可能に搭載される。インクタンク2a〜2d内に
はそれぞれブラック、シアン、マゼンダ、イエローのイ
ンクが入っており、前記したインクジェットヘッド3a
〜3dに対し、不図示のインク経路を介してインクを供
給する。
【0044】インクジェットヘッド3a〜3dのノズル
内部には不図示の吐出ヒーターが存在し、このヒーター
に選択的に通電することでインク中に生じる膜沸騰を利
用してバブルを発生させインクを吐出することができ
る。
【0045】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第4723129号明細書、同4740796号明細書に開
示されている基本的な原理を用いて行うものが望まし
い。
【0046】なお、図1において、17は回復ユニットで
あり、非記録時に、インクジェットヘッド3a〜3dの
ノズル内部のインクの乾燥による目詰まりを防止する4
色分のゴム製キャップ18と、ヘッドのオリフィス面に付
着したインクを除去して良好な吐出を維持するワイパー
19を有する。キャップ18は不図示の昇降機構により、ヘ
ッドのオリフィス面に対して圧接、離間可能である。ワ
イプ動作はワイパー19にヘッドのオリフィス面が当たる
位置にキャリッジフレーム9を移動し、キャリッジ1を
キャップ位置からキャップの反対側に向かって移動する
ことによって行うことができる。
【0047】(被記録媒体給送構成)次に被記録媒体を
前記記録位置へ給送し、また記録位置から排出する構成
について説明する。
【0048】図2に示すように、装置下部には内部に被
記録媒体Sをストックするカセット20が装着されてい
る。このカセット20の内部には圧板バネ21によって支点
22aを回転中心として上方に付勢された圧板22が存在す
る。給送時には圧板22は上方に移動し、被記録媒体S表
面と給送ローラ23表面が接触する。そして、給送ローラ
23を図2の時計回り方向に回転すると、被記録媒体Sが
送られ、分離爪24で1枚だけ分離されてピックアップさ
れる。ピックアップされた1枚の被記録媒体SはUター
ンガイド25にガイドされてUターンローラ26と複数のガ
イドコロ27に挟持されてUターンローラ26表面に沿って
進み、4個のピンチローラ28と搬送ベルト29に挟持され
る。この時点では圧板22は下方に移動し、給送ローラ23
と被記録媒体Sは離れる。
【0049】一方、前記Uターンローラ26の近傍上方に
はオートシートフィーダ30が設けられており、その表面
にも被記録媒体Sをセットできる。オートシートフィー
ダ内部には圧板バネ31によって支点32aを回転中心とし
て上方に付勢された圧板32が存在する。給送時には圧板
32は被記録媒体方向に移動し、被記録媒体S表面と2個
の給送ローラ33表面が接触する。給送ローラ33を図2の
反時計回り方向に回転すると、被記録媒体Sが送られ、
分離爪34で1枚だけ分離されてピックアップされる。ピ
ックアップされた1枚の被記録媒体Sはオートシートフ
ィーダ給送口35から入り、Uターンローラ26とガイドコ
ロ27に挟持されて進み、4個のピンチローラ28と搬送ベ
ルト29に挟持される。この時点では圧板32は被記録媒体
と反対の方向に移動し、給送ローラ33と被記録媒体Sは
離れる。
【0050】(被記録媒体保持及び排出構成)前記搬送
ベルト29は被記録媒体保持手段として機能するものであ
り、この搬送ベルト29は表面に50μm厚の高抵抗層(10
Ωcm程度)を設けた特殊なシームレスベルトである。搬
送ベルト29の両端は搬送ベルト駆動ローラ36,37に掛け
回される。そして、下流側の搬送ベルト駆動ローラ37に
は不図示のモータが接続し、搬送ベルト29を回転させる
ことができる。また、搬送ベルト29の裏側はベルト支持
板38で支持され、ベルト表面の平面性を保持するように
なっている。
【0051】39は帯電器であり、搬送ベルト29の表面を
1500Vで帯電させる作用をする。搬送ベルト29の内面は
搬送ベルト駆動ローラ36,37によってアースされる。そ
して、搬送ベルト29の表面が帯電することで、該搬送ベ
ルト29に被記録媒体Sが吸着され、これによって被記録
媒体Sが保持される。
【0052】ピンチローラ28はピンチローラホルダ40に
その両端を軸支されて回転できる。ピンチローラホルダ
40は、不図示のピンチバネの作用によりピンチローラ28
を搬送ベルト29表面に押し付ける方向に付勢されてい
る。このため、被記録媒体Sはピンチローラ28によって
搬送ベルト29に押しつけられ、ベルトに静電吸着されて
記録位置まで送られ、図1に示す被記録媒体Sの位置で
停止する。
【0053】この状態でキャリッジ1及びキャリッジフ
レーム9を走査するとともに、インクジェットヘッド3
a〜3dから画信号に応じて吐出することで被記録媒体
Sに記録を行う。そして、記録後は搬送ベルト29が再度
回転し、被記録媒体Sを搬送ベルト駆動ローラ上部で曲
率分離して排出トレー41に排出する。
【0054】なお、前述した各部材は図示しない制御手
段により、後述する図4に示すフローチャート等に示さ
れた動作を行うように制御される。
【0055】(動作説明)次に装置の動作について図4
のフローチャートを参照して説明する。記録信号が入力
されると(STEP1)、下方にあった圧板22が上方に移動
して被記録媒体Sと給送ローラ23が接触し、被記録媒体
Sが1枚給送される(STEP2)。Uターンローラ26が図
2の時計回り方向に回転し、被記録媒体SがUターンロ
ーラ26とガイドコロ27に挟まれて給送される(STEP
3)。続いて、帯電器39に電圧が印加されるとともに、
搬送ベルト29が時計回り方向に回転する(STEP4)。こ
の被記録媒体Sはピンチローラ28と搬送ベルト29に挟ま
れ、帯電した搬送ベルト29に静電吸着される。そのまま
搬送ベルト29を送り続け、被記録媒体Sが図1に示す被
記録媒体Sの位置(以下、記録スタンバイ位置)まで来
たら搬送ベルト29を停止し、帯電器39をオフする(STEP
5)。なお、被記録媒体Sの位置は不図示のUターンロ
ーラ26による出口付近に設けたペーパセンサ等で検知し
て制御する。なお、この被記録媒体給送時にはインクジ
ェットヘッド3a〜3dはキャップ18によってキャップ
され、ノズルは保護されている。
【0056】次に被記録媒体Sが記録スタンバイ位置に
達したら、キャップ18は、インクジェットヘッド3a〜
3dのオリフィス面から離れ(STEP6)、キャリッジ1
はキャップ位置から被記録媒体のセットされている方に
向かって移動して、ワイピングを行う(STEP7)。
【0057】次に、画像信号中に罫線や円などの基本的
な図形があるかどうかを判定し、罫線がある場合はまず
罫線記録を行う(STEP8)。すなわち、横罫線の場合
は、キャリッジフレーム9を横罫線の記録位置まで移動
し、キャリッジ1を走査しつつインクを吐出し、さらに
横罫線を記録する場合はキャリッジフレーム9を300ノ
ズル単位(0.5インチ)で移動して同様の動作をする。
【0058】一方、縦罫線の場合は、キャリッジ1を縦
罫線の記録位置まで移動し、キャリッジフレーム9を走
査しつつインクを吐出し、さらに縦罫線を記録する場合
はキャリッジ1を300ノズル単位(0.5インチ)で移動し
て同様の動作をする。
【0059】このように罫線を記録すると、縦横とも継
ぎ目のない品位の高い罫線記録が可能となる。そして、
罫線記録が終了した後、文字や画像などの罫線以外の画
像を記録する(STEP9)。この時、キャリッジ1を走査
しつつインクを吐出するか、キャリッジフレーム9を走
査しつつインクを吐出するかは画像に応じて記録速度の
速い方を選択する。
【0060】こうして1ページ分の記録が終了すれば
(STEP10)、搬送ベルト29を時計方向に回転し、被記録
媒体Sを排出トレー41に排出する(STEP11)。
【0061】続いて2枚目を記録するなら(STEP12)、
STEP1から繰り返し、記録を終了するなら、キャリッジ
1とキャリッジフレーム9を移動してインクジェットヘ
ッド3a〜3dをキャップ位置に持っていき、キャップ
18を上昇させて、キャップをオリフィス面に当接する
(STEP13)。
【0062】なお、カセット20から給送できないCD−
ROMや厚紙、プラスチック板等に記録したい場合は以
下のように行う。まず、ホストコンピュータにて定型の
被記録媒体の場合は被記録媒体種を指定する。すると、
搬送ベルト29が回転し、定型被記録媒体の外形に合致す
るようにベルト上に記録された枠が搬送ベルト上面に来
る位置で停止する。
【0063】記録基準も枠と同様に記録されており、非
定型の被記録媒体の場合は、ホストコンピュータにて記
録領域を指定するとともに、この基準に被記録媒体のエ
ッジを合わせてセットする。
【0064】この時、不図示のベルト位置検出用透過型
フォトセンサが搬送ベルト29の端部に設けられ、センサ
の光軸に合致する搬送ベルト29の位置に孔を設けること
で搬送ベルト29の位置を検出し、ベルト位相を制御す
る。
【0065】使用者はこの枠に合わせて定型被記録媒体
を置くか、記録基準に合わせて非定型の被記録媒体を置
くかした後、記録命令を送ると、インクジェットヘッド
3a〜3dが適切な位置に移動して、上述したプロセス
で記録を行う。記録が終了すれば、インクジェットヘッ
ド3a〜3dはキャップ位置に移動し、使用者は被記録
媒体を取り除く。
【0066】このように完全な平面上に被記録媒体を置
いて記録できるため、セットも容易であり、被記録媒体
を折ったりする危険もない。
【0067】なお、ノズル構成としては、本実施形態の
ような45°の角度に傾斜したものに限らず、キャリッジ
1の走査方向とキャリッジフレーム9の走査方向にそれ
ぞれ平行な2本のノズル列を有するL字あるいは+字型
など、それぞれの方向に記録幅を有するものはすべて好
適に用いることができる。
【0068】(プリンタドライバ処理)次にプリンタド
ライバで行われる処理について説明する。従来、この種
のシステムにおいて、プリンタドライバは、OSから入
力した描画命令群に関して、描画命令をラスタライズ
し、RGB24ビットページメモリ上にラスター画像を生
成する。
【0069】ただし、メモリの制約でページメモリをも
てない場合、もしくはその必要がない場合、例えばイン
クジェット記録装置を代表するシリアル型記録装置にお
いては、出力時に1ページを複数のバンドに区切り、ラ
スター領域ごとにビットマップ展開し、データを転送し
記録を行っている。
【0070】そして、各画素に対してプリンタの色再現
性に応じたマスキング処理、ガンマ補正処理および量子
化処理などを行いプリンタ特性に依存したCMYKデー
タを生成し、記録装置に転送する。
【0071】このように、すべての描画命令をラスタラ
イズしてビットマップ展開する場合は、ラスタライズさ
れた描画命令に対して上位描画命令から順にビットマッ
プ展開すればよかったが、本実施形態のように描画命令
ごとに記録を行う場合には、描画命令同士の重なり部を
記憶しておく必要がある。
【0072】例えば、図5に示すように、図形Aの上に
図形Bがある場合、図形Bの記録後に図形Aの記録時は
図の重なり部(斜線部)は記録してはいけない。そこ
で、描画図形に対して、それ以前に描画した図形との重
なりを計算し、その重なり部を省いた図形として記録装
置にデータを送る必要がある。具体的には、図形が増え
れば、処理が複雑になるため、1ページ分のメモリ領域
を確保するのが一番よい方法である。例えば、A4を60
0dpiで記録する場合、記録を行ったかどうかの処理済み
情報だけなら1バイトで8画素分の情報を未処理を
「1」、処理済みを「0」として書き込むことができる
ので、実際にはA4一枚に対して11.7[inch]×8.3[inc
h]×600×600÷8≒4.3Mbyteのメモリ(以下、これを
「処理領域メモリ」と呼ぶ)が必要となる。しかしなが
ら、実際の重なり部を判定するだけなら300dpiでも十分
であり、この処理領域メモリは実質的に1Mもあれば十
分である。
【0073】さらに上記のように未処理領域を「1」、
処理済み領域を「0」として記録済み位置書き込み手段
に記憶しておくことで、ある描画命令に対してその記録
領域と前記処理領域メモリのアンドをとることによっ
て、高速かつ簡単に記録すべき領域を得ることができ
る。
【0074】そこで、本実施形態にあっては、記録を行
うページ内のデータを解析し、該ページに含まれる図形
描画命令とそれ以外の描画命令とに分離する描画命令分
離手段と、各描画命令によって記録される位置に関し
て、記録されたかどうかをビット情報として記憶するメ
モリ手段としてのページメモリとを有し、すべての描画
命令に対して、上位順に記録データを転送し、各描画命
令によって記録される位置に関して前記ページメモリ上
に記録済み情報を書き込む記録済み位置書き込み手段
と、各描画命令に対して順次ページメモリ上の記録済み
位置情報と比較し、記録済み位置にあたる領域に関して
は記録をしないように制御するように構成している。そ
して、前記メモリ手段において、ビット情報をすべて
「1」で初期化して、記録済み領域を「0」として記憶
し、各描画命令によって描画される領域とアンドをとる
ことによって、すでに記録された領域に対して記録をし
ないように制御するものである。
【0075】すなわち、図6に示すように、ページ内の
各描画命令の上位順に処理を行い、描画命令を位置情報
に展開し(STEP1)、記録済み位置記憶メモリを参照比
較し(STEP2)、前記描画命令から既記録領域を差し引
いて描画命令を修正し(STEP3)、記録済み位置記憶メ
モリにあらたに書き込む(STEP4)。そして、前記描画
命令が基本描画命令か否かを判定する(STEP5)。前記
描画命令が罫線や円描画等の基本的な図形描画命令の場
合は、基本図形描画手段によって記録制御を行い(STEP
6)、それ以外の文字データ等の描画命令の場合はビッ
トマップ記録制御手段によってビットマップに展開して
記録制御を行う(STEP7)。
【0076】そして、すべての描画命令に対して処理が
行われたかを判定し(STEP8)、未処理描画命令があれ
ば(STEP1)に戻って処理を繰り返し、すべての描画命
令処理が終了すれば記録処理を終了する。
【0077】このように、例えば罫線や円などの基本図
形に対しては、その直線、曲線方向に記録を行うことで
高品質の記録結果が高速、かつ簡単に得られ、また、上
記のように各描画命令の重なりを該処理領域メモリと照
らし合わせることで、インク量のオーバーや描画命令の
重なりを防ぐことができ、従来と同じ状態の記録結果を
得ることができる。
【0078】上記のようにして、縦横どちらの罫線も継
ぎ目なしに記録でき、罫線付きの画像であっても高品位
で記録することが可能となる。
【0079】〔第2実施形態〕図7は第2実施形態を示
す斜視説明図、図8は断面説明図である。ここでは前述
した第1実施形態との相違点に絞って説明する。
【0080】この実施形態では第1実施形態で説明した
搬送ベルトは存在せず、被記録媒体保持手段としてステ
ージ50が設けられている。そして、Uターンローラ26を
経由した被記録媒体Sは駆動ローラ51とピンチローラ28
に挟持されて送られ、ステージ50表面に沿って移動す
る。52は拍車であり、駆動ローラ53に従動する。拍車52
は星型の形状をしており、その星形状の先端はシャープ
エッジのため、記録済の被記録媒体が通過しても画像を
擦って汚すことはない。10個の拍車52は被記録媒体幅方
向に延びたステイ54に回動可能に固定され、駆動ローラ
53に対して1個あたり10gの圧で押しつけられる。そし
て、被記録媒体Sの先端が駆動ローラ53と拍車52に挟ま
れると、駆動ローラ53は停止する。
【0081】この状態で第1実施形態と同様にキャリッ
ジ1及びキャリッジフレーム9を走査させつつ記録を行
い、1ページ分の記録が終了すれば駆動ローラ51,53を
駆動して被記録媒体を排出トレー41に排出する。
【0082】本実施形態では第1実施形態のように静電
吸着用の搬送ベルト29や帯電器39が必要ないため、装置
が大がかりにならず、簡易な構成を実現できる。但し、
拍車52の位置が固定されているため、ピンチローラ28と
拍車52の間の距離以下の長さの被記録媒体は排出不可能
である。しかしながら、例えば、カセット20にストック
する被記録媒体SはいつもA4サイズであるような使用
者にとってはさしたる不便はなく、装置のコストが下が
り、帯電用の電力も不要なことはむしろメリットとな
る。
【0083】〔第3実施形態〕前述した第1及び第2の
実施形態ではキャリッジフレーム9を可動にして走査す
ることにより記録したが、これに限らず被記録媒体保持
手段としてのステージが動く構成でもよい。
【0084】この場合、被記録媒体Sを第1及び第2実
施形態のUターンローラ26で給送する際の給送方向と交
差する方向に前記ステージ50が走査でき、走査範囲の略
中央で被記録媒体を受け渡すようにする。キャリッジ走
査方向は給送方向と平行となるよう構成する。
【0085】このような構成によれば、Uターンローラ
26やUターンガイド25から構成される給送手段とステー
ジが走査時に干渉することがなく、小型化も可能であ
る。
【0086】〔第4実施形態〕図9は第4実施形態を示
す全体斜視説明図である。ここでは、第2実施形態と異
なる部分のみ説明する。図において、60は画像読取手段
としてのスキャナであり、内部にCCD素子を内蔵して
いる。素子は1/600インチピッチで被記録媒体送り方
向に300個並んでおり、被記録媒体保持手段上の原稿の
画像を読み取ることができる。このスキャナ60はキャリ
ッジ1に搭載されている。
【0087】次に、図10のフローチャートを用いて、原
稿画像読み取り動作について説明する。原稿読み取りを
行うにあたり、使用者はカセット20あるいはオートシー
トフィーダ30の表面側に原稿をセットする。オートシー
トフィーダ30の場合は原稿面を表に、カセット20の場合
は裏にする。
【0088】ここではカセット給送の場合について説明
する。画像読み取り信号が入力されると(STEP1)、下
方にあった圧板22が上方に移動して原稿Gと給送ローラ
23が接触し、原稿Gが1枚給送される(STEP2)。Uタ
ーンローラ26が時計方向に回転し、原稿GがUターンロ
ーラ26とガイドコロ27に挟まれて移動する(STEP3)。
続いて、駆動ローラ51,53を駆動し(STEP4)、原稿G
はピンチローラ28と駆動ローラ51に挟まれて移動し、先
端が駆動ローラ53と拍車52に挟まれたら駆動ローラ51,
53を停止する(STEP5)。なお、原稿Gの位置はUター
ンローラ26出口付近に設けた不図示のペーパセンサ等で
検知して制御する。この時、インクジェットヘッド3a
〜3dはキャップ18によってキャップされ、ノズルは保
護されている。
【0089】原稿Gが読み取りスタンバイ位置に達した
ら、キャップ18は、インクジェットヘッド3a〜3dの
オリフィス面から離れ(STEP6)、キャリッジ1はキャ
ップ位置から原稿Gのセットされている方に向かって移
動する。(STEP7)。そのまま、キャリッジ1を走査し
て、原稿画像を1ライン分読みとる(STEP8)。次に、
キャリッジ1を反対側にリターンするとともに、キャリ
ッジフレーム9を下流側に300画素分(1/2インチ)
移動する(STEP9)。1ページ分の読み取りが終了すれ
ば(STEP10)、排出し(STEP11)、読み取り終了なら
(STEP12)、キャリッジ1をキャップ位置にもどしてキ
ャップを圧接し(STEP13)、2ページ目の読み取りを行
うなら、STEP1から繰り返す。
【0090】なお、スキャナとしては図9に示したよう
なキャリッジと一緒に走査するタイプの他、図11に示す
ように、ラインスキャナ61をキャリッジフレーム9に搭
載するタイプが実現できる。このタイプでは、1ページ
分の画像読み取り時にキャリッジフレーム9を1回走査
すれば済むので読み取り速度の速い装置になるというメ
リットを有する。
【0091】〔第5実施形態〕図12乃至図14を参照して
第5実施形態について説明する。図13及び図14は前述し
た第2実施形態に類似した構造であり、特記しない部分
は第2実施形態と同じである。
【0092】図12は本実施形態の特徴的部品であるアタ
ッチメントを示す斜視説明図であり、70はCD−ROM
記録用のアタッチメントである。CD−ROMはアタッ
チメント70上に設けられた凹部71に位置決めしてセット
できる。72は取り出し用の切欠である。丸孔73、長孔74
には、後述する記録装置本体に設けられたピン75,76
(図13参照)が挿入されて、アタッチメント70が装置本
体の被記録媒体保持部に対して位置決めされる。
【0093】77はアタッチメント種判別用突起である。
アタッチメントとしてはCD−ROM用の他、名刺、カ
セットラベルに対応した計3種が用意される(残り2種
の図は省略)。これら3種のアタッチメントごとにアタ
ッチメント種判別用突起77の位置が異なっている。図13
及び図14においてピン75,76はステージ50から突出した
ピンであり、前記丸孔73、長孔74がこれらにはまる。さ
らに、78,79,80はアタッチメント種判別用スイッチで
あり、前記判別用突起77によりCD−ROM用アタッチ
メントの場合はスイッチ78を押し込み、名刺用はスイッ
チ80、カセットラベル用はスイッチ79を押し込む。従っ
て、どのスイッチがオンしたかによって、どのアタッチ
メントがセットされているか判別できる。
【0094】そして、前記判別結果に基づき、不図示の
制御手段は被記録媒体上以外へのインク吐出を禁止する
ようになっている。従って、使用者の設定ミスによる装
置汚染を未然に防止することができる。また、各被記録
媒体に応じてインク吐出量やデューティを制御すること
により、特別な操作や設定なしに高画質を実現できる。
【0095】さらに、インクジェットヘッドのオリフィ
ス面と前記被記録媒体表面との距離を変化させる必要が
ある場合には、距離変化手段を設け、制御手段によって
前記距離変化手段を制御するようにすることにより、操
作性のよい装置を実現できる。
【0096】〔第6実施形態〕前述した実施形態ではプ
リンタドライバとしてラスタードライバを用いて説明し
たが、ポストスクリプト(登録商標)などのページ記述
言語対応のプリンタドライバにも適用することができ
る。
【0097】また、前述した実施形態において描画関数
のヘッダ部分にプロファイルが付加されていると説明し
たが、描画関数のヘッダ部分には単にメモリに格納され
ているプロファイルを読み出すための情報が格納されて
いるだけでも構わない。
【0098】また、プリンタドライバのユーザインター
フェイス上から前記記録制御を行うか否かマニュアルで
指示できるようにしても構わない。
【0099】また、本発明は複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インタフェース機器、リーダ、記録装置
等)から構成されるシステムに適用しても1つの機器
(例えば複写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適
用してもよい。
【0100】また前述した実施形態の機能を実現するよ
うに各種のデバイスを動作させるように該各種デバイス
と接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェア
のプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装
置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)が格納され
たプログラムに従って前記各種デバイスを動作させるこ
とによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
【0101】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、例え
ばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
を構成する。
【0102】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
等を用いることができる。
【0103】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0104】更に供給されたプログラムコードが、コン
ピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプ
ログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや
機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって前述した実施形態
の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言う
までもない。
【0105】以上説明したように、前述した実施形態に
おいては、記録ヘッドと被記録媒体保持手段とを交差す
る2方向へ相対的に移動させながら記録を行うととも
に、罫線などの図形描画命令に対して記録制御を行う図
形記録制御手段と、前記図形描画命令以外の描画命令に
対してはビットマップ展開による記録制御を行うビット
マップ記録制御手段とを、それぞれ単独で記録制御する
ことにより、第1に縦横罫線や、線で構成された表、図
形などの描画の際に継ぎ目が生ずることなく、継ぎ目の
左右ズレや黒スジ、白スジのない品位の高い画像を出力
できるインクジェット記録装置を実現できる。
【0106】第2に、線画のような基本図形描画命令に
対して、特別な記録制御を行いそれ以外のデータに対し
ては従来通りの記録制御を行うことで、シリアル型記録
装置の欠点であったいわゆるすじ・むらを低減し、高品
質な記録結果を得ることができる。また、図形同士の重
なり部においては、二重記録を防ぎ、さらにインクの打
ち込み量を超えることなく、しかもハード的な負担をほ
とんどかけずに、好適に処理を行うことができる。
【0107】第3に、縦罫線等の画像では従来のシリア
ル型記録装置のように多数回のスキャンを繰り返す必要
がないので、記録速度が早くなる。その他の画像に対し
ても、最も記録時間が短くなるように2方向の走査手段
の動作を制御することにより、記録速度の早いインクジ
ェット記録装置を実現できる。
【0108】第4に、高精度の被記録媒体送り機構が不
要で、インクジェットヘッドや回復装置として小さくて
コストの低いものが使用可能な為、小型かつ低コストの
インクジェット記録装置を実現できる。
【0109】第5に、被記録媒体保持手段が完全な平面
で構成されるため、CD−ROMやダンボール、プラス
チック板など、厚くて堅い媒体でもセットが容易であ
り、被記録媒体を折ったりする危険もない。また、表面
に光沢感がある被記録媒体でもローラとの間の摩擦力の
影響を受けないので記録可能である。
【0110】従って、色々な被記録媒体に簡単に記録す
る事ができる媒体対応性の高いインクジェット記録装置
を実現できる。
【0111】第6に、キャリッジに画像読取手段を設け
たり、フレームに被記録媒体保持手段の幅と略同一長さ
のライン型読み取り手段を設けたりすることにより、画
像読み取りと画像出力の機能を兼ね備えたコンパクトな
装置を実現できる。
【0112】第7に、被記録媒体保持手段に対し脱着可
能であって、被記録媒体を位置決め保持可能なアタッチ
メントと、このアタッチメントを前記被記録媒体保持手
段に対し位置決めする手段と、アタッチメントの種類を
判別する判別手段とを設けることにより、アタッチメン
ト上に載置された被記録媒体表面上以外の場所にインク
を吐出することを禁止するよう制御したり、被記録媒体
に応じた吐出量あるいは吐出回数になるよう制御した
り、インクジェットヘッドのオリフィス面と前記被記録
媒体表面との距離を変化させる距離変化手段を用いて、
前記距離変化手段を制御したりでき、使用者の操作や設
定を必要としない操作性に優れた装置を実現できる。
【0113】
【発明の効果】本発明は前述したように、記録ヘッドと
被記録媒体保持手段とを相対的に2方向へ移動させなが
ら記録ヘッドからインクを吐出して記録を行い、このと
き、描画命令に罫線などの図形が含まれるときは、被記
録媒体に対して罫線などの図形を他の描画命令に対して
独立して記録することにより、罫線などを継ぎ目なしに
記録し、さらに文字や絵などを記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る装置の全体斜視説明図であ
る。
【図2】第1実施形態に係る装置の断面説明図である。
【図3】第1実施形態のヘッドをオリフィス面から見た
説明図である。
【図4】第1実施形態の動作を表すフローチャートであ
る。
【図5】図形の重なりを示す説明図である。
【図6】プリンタドライバ処理のフローチャートであ
る。
【図7】第2実施形態に係る装置の全体斜視説明図であ
る。
【図8】第2実施形態に係る装置の断面説明図である。
【図9】第4実施形態に係る装置の全体斜視説明図であ
る。
【図10】第4実施形態に係る装置の動作を表すフロー
チャートである。
【図11】ラインスキャナを使用した第4実施形態の変
形例を表す全体斜視説明図である。
【図12】第5実施形態のアタッチメントを表す斜視説
明図である。
【図13】第5実施形態に係る装置の全体斜視説明図で
ある。
【図14】第5実施形態に係る装置の断面説明図であ
る。
【図15】従来のシリアルスキャン記録装置のおいて、
縦罫線が斜めに連続していく説明図である。
【符号の説明】
G …原稿 S …被記録媒体 1 …キャリッジ 1a …軸受 1b …上部ガイド 2a〜2d …インクタンク 3a〜3d …インクジェットヘッド 4 …キャリッジガイド軸 5 …キャリッジガイドレール 6 …無端ベルト 7 …キャリッジモータ 7a …モータプーリ 8 …キャリッジケーブル 9 …キャリッジフレーム 9a …フレーム軸受 10 …フレームガイド軸 11 …フレームガイドレール 12 …フレームガイドコロ 13 …フレームベルト 14 …フレームモータ 14a …モータプーリ 15 …テンションプーリ 16 …ステーションフレーム 17 …回復ユニット 18 …キャップ 19 …ワイパー 20 …カセット 21 …圧板バネ 22 …圧板 22a …支点 23 …給送ローラ 24 …分離爪 25 …Uターンガイド 26 …Uターンローラ 27 …ガイドコロ 28 …ピンチローラ 29 …搬送ベルト 30 …オートシートフィーダ 31 …圧板バネ 32 …圧板 32a …支点 33 …給送ローラ 34 …分離爪 35 …給送口 36,37 …搬送ベルト駆動ローラ 38 …ベルト支持板 39 …帯電器 40 …ピンチローラホルダ 41 …排出トレー 50 …ステージ 51 …駆動ローラ 52 …拍車 53 …駆動ローラ 54 …ステイ 60 …スキャナ 61 …ラインスキャナ 70 …アタッチメント 71 …凹部 72 …切欠 73 …丸孔 74 …長孔 75,76 …ピン 77 …判別用突起 78,79,80 …判別用スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山添 学 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 森屋 研一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 本江 雅之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 稲村 秀介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C055 EE00 EE02 2C056 EA01 EA04 EA23 EB12 EB13 EB29 EB36 EB45 EB58 EC11 EC12 EC33 EC35 FA03 FA15 HA12 HA22 HA29 HA34 HA58 2C087 AA12 AA14 AC07 BA02 BA03 BA04 BC05 BC07 BD01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドのノズルからインクを吐出し
    て被記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置にお
    いて、 罫線などの図形描画命令に対して記録制御を行う図形記
    録制御手段と、 前記図形描画命令以外の描画命令に対してはビットマッ
    プ展開による記録制御を行うビットマップ記録制御手段
    と、 を有し、 前記それぞれの記録制御手段による描画命令を単独で記
    録制御するとともに、前記描画命令によりインクを吐出
    する記録ヘッドと、被記録媒体保持手段によって記録ヘ
    ッドのインク吐出面と対向する位置に保持された被記録
    媒体とを、交差する2方向に相対移動させることによっ
    て記録を行うよう構成したことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】 罫線などの図形描画命令と、それ以外の
    描画命令を分離し、前記図形描画命令は位置情報とその
    属性に基づいて記録を行い、それ以外の描画命令はビッ
    トマップ展開による記録を行うことを特徴とする請求項
    1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 記録を行うページ内のデータを解析し、
    該ページに含まれる図形描画命令とそれ以外の描画命令
    とに分離する描画命令分離手段と、 各描画命令によって記録される位置に関して、記録され
    たかどうかをビット情報として記憶するメモリ手段とを
    有し、 すべての描画命令に対して、上位順に記録データを転送
    し、各描画命令によって記録される位置に関して前記メ
    モリ手段上に記録済み情報を書き込む記録済み位置書き
    込み手段と、 各描画命令に対して順次メモリ手段上の記録済み位置情
    報と比較し、記録済み位置にあたる領域に関しては記録
    をしないように制御する記録制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  4. 【請求項4】 前記図形描画命令に罫線が含まれるとき
    は、前記被記録媒体に対して前記罫線を記録し、その後
    で罫線以外の画像を記録するよう記録制御することを特
    徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリ手段において、1つの画素を
    1ビットに割り当てることを特徴とする請求項3記載の
    インクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリ手段において、ビット情報を
    すべて「1」で初期化して、記録済み領域を「0」とし
    て記憶し、各描画命令によって描画される領域とアンド
    をとることによって、すでに記録された領域に対して記
    録をしないように制御することを特徴とする請求項5記
    載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、前記2方向に対して
    傾斜したノズル列を有することを特徴とする請求項1記
    載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記傾斜は前記2方向に対して45°であ
    ることを特徴とする請求項7記載のインクジェット記録
    装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは、前記2方向に対して
    各々平行な2本のノズル列を有することを特徴とする請
    求項1記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記被記録媒体保持手段へ被記録媒体
    を給送する給送手段と、前記被記録媒体保持手段から被
    記録媒体を排出する排出手段とを有することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置。
  11. 【請求項11】 記録ヘッドのノズルからインクを吐出
    して被記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置に
    おいて、 画信号に応じてインクを吐出する記録ヘッドを搭載して
    直線的に移動可能なキャリッジと、 前記キャリッジを搭載して前記キャリッジ移動方向と交
    差する方向へ直線的に移動可能なフレームと、 前記被記録媒体を前記記録ヘッドのインク吐出面と対向
    する位置に保持する被記録媒体保持手段と、 罫線などの図形描画命令に対して記録制御を行う図形記
    録制御手段と、 前記図形描画命令以外の描画命令に対してはビットマッ
    プ展開による記録制御を行うビットマップ記録制御手段
    と、 を有し、 前記それぞれの記録制御手段による描画命令を単独で記
    録制御するとともに、前記被記録媒体保持手段によって
    保持された被記録媒体に対し、前記描画命令により前記
    キャリッジと前記フレームとを走査するとともに、前記
    記録ヘッドから画信号に応じたインクを吐出して記録を
    行うよう構成したことを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  12. 【請求項12】 前記キャリッジに画像読取手段を設け
    たことを特徴とする請求項11記載のインクジェット記録
    装置。
  13. 【請求項13】 前記フレームにライン型の画像読取手
    段を設けたことを特徴とする請求項11記載のインクジェ
    ット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記被記録媒体保持手段に対して着脱
    可能であって、前記被記録媒体を位置決め保持可能なア
    タッチメントと、該アタッチメントを前記被記録媒体保
    持手段に対して位置決めするための位置決め手段と、を
    有することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれ
    かに記載のインクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 複数種のアタッチメントと、該アタッ
    チメントの種類を判別する判別手段を有することを特徴
    とする請求項14記載のインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 前記判別手段による判別結果に基づい
    て、前記アタッチメントに保持された被記録媒体以外の
    領域にインクを吐出しないように制御する制御手段を有
    することを特徴とする請求項15に記載のインクジェット
    記録装置。
  17. 【請求項17】 前記判別手段による判別結果に基づい
    て、前記アタッチメントに保持された被記録媒体に応じ
    たインク吐出を行うよう制御する制御手段を有すること
    を特徴とする請求項15又は請求項16に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  18. 【請求項18】 前記記録ヘッドのインク吐出面と前記
    被記録媒体との距離を変化させる距離変換手段を有し、
    前記判別手段による判別結果に基づいて前記距離変化手
    段を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項
    15乃至請求項17のいずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
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