JP2001111912A - 割り込み処理方法及びプロセッサ装置 - Google Patents

割り込み処理方法及びプロセッサ装置

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JP2001111912A
JP2001111912A JP29041099A JP29041099A JP2001111912A JP 2001111912 A JP2001111912 A JP 2001111912A JP 29041099 A JP29041099 A JP 29041099A JP 29041099 A JP29041099 A JP 29041099A JP 2001111912 A JP2001111912 A JP 2001111912A
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Japan
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processor
interrupt
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control procedure
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JP29041099A
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Makoto Kusunoki
誠 楠
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理時間が所定時間間隔を超えてもその時間
間隔も遅れることがなく、描画図形がフリーズすること
がなく、無駄な時間を生じない割り込み方法及びプロセ
ッサ装置を提供すること。 【解決手段】 外部に接続されたホストCPUと内蔵さ
れた組み込みプロセッサにより制御され、デジタル放送
受信機において使用される映像処理とグラフィクス処理
を同時に処理するバックエンドプロセッサにおいて、ホ
ストCPUが与える制御手順に従って前記組み込みプロ
セッサの所定時間間隔の割り込み処理により前記バック
エンドプロセッサを制御し、先の処理が所定時間間隔内
に終了しないとき、この処理が終了したときに次の処理
を行うように前記ホストCPUが与えた制御手順を変更
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送受信
機で使用される映像処理とグラフィクス処理を同時に制
御するバックエンドプロセッサに係り、特にグラフィク
ス処理でアニメーションを行うときなど1つの処理に時
間がかかることがある場合の割り込み処理の方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル放送受信機に内蔵される映像処
理とグラフィクス処理を並列に実行するバックエンドプ
ロセッサにおいては、外部に接続されたホストCPUと
バックエンドプロセッサ内部に組み込まれた組み込みプ
ロセッサによって、バックエンドプロセッサは制御され
る。
【0003】組み込みプロセッサには、バックエンドプ
ロセッサ内部で生成される各種信号が割り込み信号とし
て入力されている。バックエンドプロセッサの映像処理
部では、フレーム信号またはフィールド信号に同期した
処理を行なうため、フレーム信号またはフィールド信号
を組み込みプロセッサの割り込み信号として入力し、こ
の割り込み信号による割り込み処理で映像処理を行な
う。
【0004】また、バックエンドプロセッサのグラフィ
クス処理部では、内部のグラフィクスアクセラレータを
使って図形を描画することができる。このグラフィクス
アクセラレータを使い、1フレーム毎に図形を描画する
とアニメーション効果を実現することができる。
【0005】ところで、上記組み込みプロセッサのフレ
ーム同期による割り込み処理で、1フレーム毎にグラフ
ィクスアクセラレータで図形を描画することでアニメー
ション効果を得ることができる。しかし、1フレーム毎
にグラフィクスアクセラレーションを連続して実行する
場合、1回のグラフィクスアクセラレータの処理時間は
1フレーム以内という制限がつく。
【0006】なぜなら、グラフィクスアクセラレータの
処理時間が1フレームを超えてしまうと、次のフレーム
で実行することになっていたグラフィクス処理は実行す
ることができずに、処理が1フレーム遅れてしまうから
である。
【0007】ビデオ処理とグラフィクス処理を1つのバ
ックエンドプロセッサで並列処理する場合、グラフィク
ス処理だけ実行した場合には処理時間が1フレーム以内
であっても、ビデオ処理と同時にグラフィクス処理を実
行した場合はビデオ処理の影響を受けてグラフィクス処
理時間が1フレームを超える可能性がある。これはデジ
タル放送受信機では映像処理が優先され、グラフィクス
処理は映像処理に影響を与えないように行われるためで
ある。
【0008】映像処理およびグラフィクス処理で使用す
るデータを格納する外部メモリが共通であり、映像処理
で外部メモリをアクセスしているときはグラフィクス処
理では外部メモリにアクセスできないように制御され
る。グラフィクス処理中に外部メモリにアクセスできな
い期間があると、グラフィクス処理が一時中断してしま
い画面に描画している図形がフリーズしてしまうという
問題がある。
【0009】また一般に、外部CPUとバックエンドプ
ロセッサ内部に組み込みプロセッサを有する構成では、
予め定めた時間間隔で1単位の処理を行うとすると、こ
の時間間隔内で1処理が終了しないと、次の時間間隔に
次の処理を行うことができず、この時間間隔の最初の部
分で前の処理が終了したとしても、残りの時間を無駄に
してしまうことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
バックエンドプロセッサではアニメーション効果を実現
するときなどで処理時間が1フレームを超えてしまう
と、処理が1フレーム遅れてしまうあるいは図形がフリ
ーズしてしまうという問題点があった。また、一般に1
つの処理が所定時間内に終了しないと、時間を無駄にし
てしまう問題があった。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、デジタル放送受信機において、処理時間が所
定時間間隔を超えてもその時間間隔も遅れることがな
く、描画図形がフリーズすることがなく、無駄な時間を
生じない割り込み方法及びプロセッサ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明の基本的な特徴によれば、外部に接続され
たホストCPUと内蔵された組み込みプロセッサにより
制御され、デジタル放送受信機において使用される映像
処理とグラフィクス処理を同時に処理するバックエンド
プロセッサにおいて、前記ホストCPUが与える制御手
順に従って前記組み込みプロセッサの所定時間間隔の割
り込み処理により前記バックエンドプロセッサを制御す
るステップと、前記バックエンドプロセッサにおいて先
の処理が前記所定時間間隔内に終了しないとき、この処
理が終了したときに次の処理を行うように前記ホストC
PUが与えた制御手順を変更するステップとを有する割
り込み処理方法を提供する。
【0013】したがって、1つの処理が所定時間間隔内
に終了しないときでも、その処理の終了を検知して次の
処理を行うので、無駄に時間を費やすことがない。
【0014】本願発明の他の基本的な特徴によれば、上
記のようなバックエンドプロセッサにおいて、このバッ
クエンドプロセッサの外部に接続されたホストCPUが
与える制御手順を前記組み込みプロセッサに所定時間間
隔の割り込み制御信号として具体化する手段と、前記バ
ックエンドプロセッサにおいて先の処理が前記所定時間
間隔内に終了しないとき、この処理が終了したときに次
の処理を行うように前記ホストCPUが与えた制御手順
を変更する手段とを備えて成るプロセッサ装置を提供す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態にお
けるバックエンドプロセッサの構成を示す。
【0016】バックエンドプロセッサ10は、外部から
映像信号を入力する入力部11と、この入力部に入った
映像を処理する映像処理部12と、この映像処理部12
にて処理された映像を外部の図示しないTV画面に表示
する如く処理する出力部13と、このバックエンドプロ
セッサ10内で図形を生成・処理するグラフィクス処理
部14と、このグラフィクス処理部14及び上記映像処
理部12を制御する組み込みプロセッサ15とから成
る。
【0017】このバックエンドプロセッサ10は、外部
のホストCPU16と外部メモリ17に接続されてお
り、グラフィクス処理部14と映像処理部12により、
グラフィクス処理と映像処理を同時に行なうことができ
る。グラフィクス処理部14は、グラフィクス処理を高
速に実行するグラフィクスアクセラレータ18を内蔵す
る。
【0018】グラフィクス処理部14ではグラフィクス
処理が行なわれ、出力部13では映像処理部12の出力
とグラフィクス処理部14の出力を合成し、合成画面を
出力し、TV画面に表示する。
【0019】バックエンドプロセッサ10は、外部に接
続されたホストCPU16によって映像処理部12とグ
ラフィクス処理部14の制御を行なう。映像処理部12
とグラフィクス処理部14の出力の画像データと図形デ
ータは、外部メモリ17に格納される。
【0020】バックエンドプロセッサ10には組み込み
プロセッサ15が内蔵され、映像処理部12とグラフィ
クス処理部14を制御する。
【0021】ホストCPU16と組み込みプロセッサ1
5の違いは、組み込みプロセッサ15はバックエンドプ
ロセッサ10内部の制御信号を割り込み信号として使う
ことにより、フレームあるいはフィールド信号に同期し
たタイミングで映像処理部12とグラフィクス処理部1
4の制御を行うことである。 図2に、映像とグラフィ
クスの合成される表示画面の例を示す。
【0022】映像処理部12は、外部メモリ17内に映
像処理において使用する領域を確保しており、ここに映
像データを書き込む。この映像データを読み出すこと
で、例えば図2の20に示すように映像1及び映像2を
有する映像出力の画面を得る。
【0023】一方、グラフィクス処理部14は、外部メ
モリ17にグラフィクスデータを書き込む領域を持ち、
この領域を読み出すことで、例えば図2に21で示すよ
うな三角形と丸からなるグラフィクス出力の画面を得
る。出力部13ではこれらの映像出力20とグラフィク
ス出力21を合成した、図2の22に示す画面を出力す
る。
【0024】このように、バックエンドプロセッサ10
においてグラフィクス処理と映像処理を同時に行い、複
数の映像とグラフィクス画像を混在して出力することが
できる。
【0025】次に、組み込みプロセッサ15の動作につ
いて説明する。
【0026】組み込みプロセッサ15はバックエンドプ
ロセッサ10に内蔵されており、この内部で生成する制
御信号を割り込み信号として入力している。グラフィク
ス処理部14と映像処理部12はホストCPU16によ
り制御されるが、映像処理部12にはフレーム信号また
はフィールド信号に同期したタイミングで制御する必要
がある処理部がある。
【0027】ホストCPU16において、このような細
かいタイミング制御をすると負荷が重くなるため、組み
込みプロセッサ15でこの処理を行う。フレーム信号ま
たはフィールド信号を組み込みプロセッサ15の割り込
み信号として入力し、割り込み処理で映像処理部12の
制御を行う。
【0028】図3に、この組み込みプロセッサ15の動
作概念図を示す。
【0029】図3に示すように、組み込みプロセッサ1
5は内部に、命令を実行するための命令RAMと、デー
タを格納するためのデータRAMを有している。
【0030】バックエンドプロセッサの映像処理部12
とグラフィクス処理部14は、内部に有する制御レジス
タ(図示せず)にデータを書き込むことで制御を行う。
これらの制御レジスタは組み込みプロセッサ15のメモ
リ空間にマッピングされている。組み込みプロセッサ1
5で、制御レジスタにデータを書き込むために、制御レ
ジスタのアドレスとデータを組としたデータ列を用意す
る。このデータ列をコマンドパケットと呼び、組み込み
プロセッサ15はこのコマンドパケットを実行すること
により映像処理部12とグラフィクス処理部14を制御
する。
【0031】コマンドパケットを実行する場合、どの割
り込み処理で実行するか、またどのようなタイミングで
実行するかという制御タイミング情報が必要であるが、
これはホストCPUが作成する。ホストCPUはコマン
ドパケットと制御タイミング情報を、外部メモリ17に
書き込む。図3に示すように、組み込みプロセッサ15
では、外部メモリ17に書かれたコマンドパケットと制
御タイミング情報をデータRAMに転送する。そして制
御タイミング情報から、どの割り込み処理でコマンドパ
ケットを実行するかという情報を読み出し、制御タイミ
ング情報で指定された割り込み処理でコマンドパケット
を実行する予約をする。実行予約されたコマンドパケッ
トは、指定された割り込み処理で実行される。
【0032】図4に上述の制御タイミング情報の構成の
一例を示す。
【0033】図4の「コマンドパケット実行割り込み種
類」は、組み込みプロセッサ15のどの割り込み処理で
コマンドパケットを実行するかを示す。「コマンドパケ
ット実行タイミング」は、コマンドパケットをいつ実行
するかというタイミング情報を示す。「コマンドパケッ
ト種類」は実行するコマンドパケットが映像処理を行う
ものであるかグラフィクス処理を行うものであるかを示
す。
【0034】「コマンドパケットサイズ」は外部メモリ
17に格納されたコマンドパケットのサイズを示し、
「コマンドパケットアドレス」は外部メモリのコマンド
パケット格納アドレスを示す。
【0035】次に、制御タイミング情報を使ったコマン
ドパケット実行の詳細を説明する。
【0036】まずホストCPU16は、バックエンドプ
ロセッサ10の制御に必要なコマンドパケットと制御タ
イミング情報を作成し、外部メモリ17へ書き込む。そ
の後、組み込みプロセッサ15に対して制御タイミング
情報によるコマンドパケット実行の命令を出す。すると
組み込みプロセッサ15は外部メモリ17から制御タイ
ミング情報をデータRAMに転送し、制御タイミング情
報に書かれたコマンドパケットの格納アドレスとサイズ
を読み出し、コマンドパケットをデータRAMに転送す
る。
【0037】次に、組み込みプロセッサ15は制御タイ
ミング情報に書かれた「コマンドパケット実行割り込み
種類」と「コマンドパケット実行タイミング」を読み出
し、指示された割り込み処理で、指示されたタイミング
で実行するための実行待ち行列を作る。この実行待ち行
列のことを実行キューと呼び、コマンドパケットを実行
待ち行列に入れることを実行キューに積むという。
【0038】組み込みプロセッサ15が制御タイミング
情報に含まれるすべてのコマンドパケットを実行キュー
に積み終えると、コマンドパケットは実行可能状態とな
る。
【0039】この後、割り込みが発生すると、対応する
割り込み処理が実行される。割り込み処理では実行キュ
ーにコマンドパケットが積まれているかを調べ、積まれ
ていたらそのコマンドパケットを実行する。また実行タ
イミングが指定されている場合は指定されたタイミング
で実行する。
【0040】図5に実行キューの一例を示す。この場
合、割り込み1の実行キューにはコマンドパケット1,
3,4が積まれており、割り込み2の実行キューには、
コマンドパケット2,5が積まれており、割り込み3の
実行キューにはコマンドパケット6,7が積まれてい
る。
【0041】ここで、すべてのコマンドパケットの実行
タイミングが即時実行であるとすると、割り込み1によ
る割り込み処理ではコマンドパケット1,3,4が実行
され、割り込み2による割り込み処理ではコマンドパケ
ット2,5が実行され、割り込み3による割り込み処理
ではコマンドパケット6,7が実行される。
【0042】図3と図5で示される割り込み1、割り込
み2、割り込み3は、実際にはフレーム信号又はフィー
ルド信号に同期したタイミング信号とバックエンドプロ
セッサのグラフィクス処理が終了したことを示す信号で
ある。次に、組み込みプロセッサ15を使ってアニメー
ションを実現する方法を示す。
【0043】図1に示したバックエンドプロセッサ10
内のグラフィクス処理部14には、グラフィクスアクセ
ラレータと呼ばれるグラフィクス処理を高速に実行する
処理ユニット18が内蔵されている。グラフィクスアク
セラレータ18で実行するデータを外部メモリ17に用
意しておき、このデータを実行するコマンドをグラフィ
クス処理部14の制御レジスタに書き込むと、アクセラ
レーションが実行される。この制御レジスタ処理は複数
のレジスタ処理からなるが、これを1つのコマンドパケ
ットとする。グラフィクスアクセラレータ18で1フレ
ーム毎に異なる位置に図形を描画することによってアニ
メーション効果を得る。
【0044】図6に、組み込みプロセッサ15によりア
ニメーションを実行するときの外部メモリ17に格納す
るデータ群を示す。グラフィクスデータ1、グラフィク
スデータ2、グラフィクスデータ3、グラフィクスデー
タ4は、それぞれ1フレームで描画する図形データであ
り、コマンドパケット1、コマンドパケット2、コマン
ドパケット3、コマンドパケット4は、それぞれグラフ
ィクスデータ1からグラフィクスデータ4を実行する。
【0045】例えば、コマンドパケット1では制御レジ
スタ1、制御レジスタ2、制御レジスタ3の設定を行う
ことで、グラフィクスデータ1の図形データを描画す
る。制御タイミング情報には、コマンドパケット1から
コマンドパケット4をどのフレーム信号で、またどんな
タイミングで実行するかという情報が書かれている。
【0046】例として図6の制御タイミング情報には、
コマンドパケット1からコマンドパケット4は、1フレ
ーム毎にフレーム割り込みで実行するという情報が各パ
ケットの制御情報として、書かれているとする。
【0047】このとき、コマンドパケットは図7(a)
に示すようにフレーム割り込みの実行キューに積まれ
る。組み込みプロセッサ15にフレーム割り込みが発生
すると、実行キューに積まれているコマンドパケットを
調べる。コマンドパケット1は、グラフィクスアクセラ
レーションを実行するコマンドパケットであるので、組
み込みプロセッサ15はグラフィクスアクセラレータ1
8が使用中であるか調べて、使用していなかったら、コ
マンドパケット1の実行タイミングを調べる。
【0048】図7(a)においてコマンドパケット1
は、フレーム待ち時間がゼロであるので即座に実行し、
実行キューから削除する。組み込みプロセッサ15はグ
ラフィクスアクセラレーションを実行したときは、アク
セラレータを使用していることを示すアクセラレータ使
用フラグをセットする。
【0049】コマンドパケット1によるアクセラレータ
の実行が終了すると、アクセラレータ終了割り込みが発
生する。アクセラレータ終了割り込み処理では、アクセ
ラレータ使用フラグを0にクリアする。次のフレーム同
期割り込みが発生すると、図7(b)に示すようにコマ
ンドパケット2が実行する順番となる。
【0050】アクセラレータが使用中でないかアクセラ
レータ使用フラグを調べてから実行する。同様にして次
のフレーム同期割り込みが発生したらコマンドパケット
3を実行し、その次のフレーム同期割り込みが発生した
らコマンドパケット4を実行する。
【0051】図8に、図6で示されるグラフィクスデー
タ1からグラフィクスデータ4の実行内容を画面上で示
す。グラフィクスデータ1は、図形Aを描画する。グラ
フィクスデータ2は、グラフィクスデータ1で描画した
図形Aを消去し、図形Bを描画する。グラフィクスデー
タ3は、グラフィクスデータ2で描画した図形Bを消去
して図形Cを描画する。グラフィクスデータ4は、グラ
フィクスデータ3で描画した図形Cを消去して図形Dを
描画する。
【0052】図6の制御タイミング情報を使ってこのグ
ラフィクスデータを実行した結果を図9に示す。1フレ
ーム毎に図形A,B,C,Dを描画することによってア
ニメーション効果を得る。
【0053】ところで、図形A,B,C,Dを1フレー
ム毎に描画するためには、グラフィクスアクセラレータ
18の処理時間が1フレーム以内である必要がある。し
かしここで問題がある。
【0054】図1に示すように、グラフィクス処理部1
4と映像処理部12は外部メモリ17を共有して使い、
外部メモリへのアクセスは時分割で行う。グラフィクス
アクセラレータ18を実行する場合は外部メモリ17に
アクセスする必要があるが、映像処理を同時に行った場
合、映像処理で発生する外部メモリ17へのアクセスの
ために、グラフィクス処理による外部メモリへのアクセ
ス速度が低くなる可能性がある。
【0055】即ち、グラフィクス処理速度が映像処理の
影響を受けてしまい、1フレーム以内でグラフィクス処
理が終了する保証がされない。図7に示すように実行キ
ューが接続されている場合、1回のグラフィックアクセ
ラレータ18の処理が1フレームを超えてしまうと、そ
の次の実行キューに積まれたグラフィクス処理は予定さ
れていたフレームで行えないことになる。
【0056】例えば、コマンドパケット1の実行が1フ
レームを少しだけ超えてしまった場合を考える。コマン
ドパケット1を実行した次のフレーム割り込み処理で
は、コマンドパケット2を実行する前にアクセラレータ
が使用中であるか調べる。このとき、まだアクセラレー
タ18は使用中であるため、この割り込み処理ではコマ
ンドパケット2は実行できない。
【0057】次のフレーム割り込みが発生する前に、ア
クセラレータは実行終了するため、次のフレーム割り込
みでコマンドパケット2は実行される。即ち、コマンド
パケット2は予定されたフレームタイミングから1フレ
ーム遅れて実行される。このためコマンドパケット2の
後に積まれた実行キューはすべて1フレームづつ遅れて
実行される。この状態で、コマンドパケット3の処理が
1フレームを超える場合は、コマンドパケット4は最初
予定されていたフレームより2フレーム遅れて実行され
ることになる。
【0058】このようにグラフィクスアクセラレータの
処理時間が1フレームを超えると、実行処理の遅延がフ
レーム単位で蓄積されてしまう。そこで、図10(a)
に示すように、フレーム毎の割り込みを行うが、もしコ
マンドパケット1の処理時間が1フレームを超えた場
合、即ちコマンドパケット2を実行するフレームにおい
てアクセラレータが使用中であった場合には、図10
(b)に示すようにフレーム割り込みの実行キューに積
まれたコマンドパケット2をアクセラレータ終了割り込
みの実行キューに積み直す。
【0059】この結果、コマンドパケット2はコマンド
パケット1が終了すると同時に実行される。コマンドパ
ケット2によるアクセラレータ処理時間が1フレームよ
り十分小さければ、最初予定されていたフレームでコマ
ンドパケット2は実行され、コマンドパケット3、コマ
ンドパケット4に処理遅延が波及することはなくなる。
【0060】上記実施形態では、1フレーム単位で処理
を行う場合について説明したが、本発明は1フィールド
単位で処理を行う場合にも同様に適用できる。
【0061】一般に、所定時間間隔で1つの処理を行う
ようにする場合に本発明は適用できる。この所定時間間
隔内に1つの処理が終了しなかった場合にその処理の終
了を検知して次の処理を開始するようにすればよい。
【0062】
【発明の効果】デジタル放送受信機の映像処理とグラフ
ィクス処理を同時に行うバックエンドプロセッサにおい
て、所定時間間隔内に前の処理がなされないとき、この
処理がなされたことを検知して次の処理を行うので、時
間を無駄にすることがない。
【0063】また、所定時間間隔を1フレーム又は1フ
ィールド単位で行う場合には、割り込み処理で1フレー
ム又は1フィールド単位で実行するように予約されたグ
ラフィクス処理が、グラフィクス処理速度の低下のため
1フレーム又は1フィールド内で実行できない場合に、
グラフィクス処理終了割り込みで実行するように予約し
直す手段を持たせることで、グラフィクス処理のフレー
ム遅延を原因とする画像のフリーズをなくすことを可能
とした。特に、映像処理を行いながらグラフィクス処理
でアニメーションを行なう場合、スムーズなアニメーシ
ョンを表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるプロセッサ装置の一実施形態の
構成を示す図。
【図2】本発明において映像処理及びグラフィクス処理
して得られる合成画面の例を示す図。
【図3】本発明の一実施形態において外部メモリと組み
込みプロセッサの関係を説明するための図。
【図4】本発明の一実施形態において制御タイミング情
報の構成例を示すための図。
【図5】割り込みと各処理の様子を説明するための図。
【図6】本発明において、組み込みプロセッサによりア
ニメーションを実行するときの外部メモリに格納するデ
ータの様子を示す図。
【図7】通常のフレーム割り込みを行う場合の処理の様
子を説明するための図。
【図8】本発明の一実施形態においてアニメーションを
実行するときの各グラフィクスデータを説明するための
図。
【図9】本発明の一実施形態においてアニメーションを
実行するときの画面上の動きを説明するための図。
【図10】本発明の一実施形態においてフレーム割り込
みからアクセラレータ終了割り込みに変更することを説
明するための図。
【符号の説明】
10・・・バックエンドプロセッサ、11・・・入力
部、12・・・映像処理部、13・・・出力部、14・
・・グラフィクス処理部、15・・・組み込みプロセッ
サ、16・・・ホストCPU、17・・・外部メモリ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に接続されたホストCPUと内蔵さ
    れた組み込みプロセッサにより制御され、デジタル放送
    受信機において使用される映像処理とグラフィクス処理
    を同時に処理するバックエンドプロセッサにおいて、 前記ホストCPUが与える制御手順に従って前記組み込
    みプロセッサの所定時間間隔の割り込み処理により前記
    バックエンドプロセッサを制御するステップと、 前記バックエンドプロセッサにおいて先の処理が前記所
    定時間間隔内に終了しないとき、この処理が終了したと
    きに次の処理を行うように前記ホストCPUが与えた制
    御手順を変更するステップとを有することを特徴とする
    割り込み処理方法。
  2. 【請求項2】 外部に接続されたホストCPUと内蔵さ
    れた組み込みプロセッサにより制御され、デジタル放送
    受信機において使用される映像処理とグラフィクス処理
    を同時に処理するバックエンドプロセッサにおいて、 前記ホストCPUが与える制御手順を前記バックエンド
    プロセッサに接続された記憶装置に格納するステップ
    と、 このステップにより前記記憶装置に格納された制御手順
    を、前記組み込みプロセッサは読み出し、この組み込み
    プロセッサの所定時間間隔の割り込み処理で実行する実
    行待ち行列に書き換えて前記組み込みプロセッサの内部
    メモリに格納するステップと、 このステップにより格納された前記制御手順を割り込み
    処理により前記バックエンドプロセッサを制御するステ
    ップと、 このステップによる処理が前記所定時間間隔内でなされ
    ないときこの処理が終了したときに次の処理を行うステ
    ップとから成ることを特徴とする割り込み処理方法。
  3. 【請求項3】 外部に接続されたホストCPUと内蔵さ
    れた組み込みプロセッサにより制御され、デジタル放送
    受信機において使用される映像処理とグラフィクス処理
    を同時に処理するバックエンドプロセッサにおいて、 前記ホストCPUが与える制御手順をバックエンドプロ
    セッサに接続された記憶装置に格納するステップと、 前記組み込みプロセッサは、このステップにより記憶装
    置に格納された前記制御手順を読み出し、フレーム同期
    信号又はフィールド同期信号による割り込み処理で制御
    する制御手順に変換し組み込みプロセッサの割り込み処
    理で実行する実行待ち行列に書き換えて組み込みプロセ
    ッサの内部メモリに格納するステップと、 このステップにより格納された前記制御手順を割り込み
    処理によりフレーム又はフィールド単位で前記バックエ
    ンドプロセッサを制御するステップと、1フレーム又は
    フィールド内に1つの処理がなされなかったときこの処
    理が終了したことを検知して次の処理を行うステップと
    から成ることを特徴とする割り込み処理方法。
  4. 【請求項4】 外部に接続されたホストCPUと内蔵さ
    れた組み込みプロセッサにより制御され、デジタル放送
    受信機において使用される映像処理とグラフィクス処理
    を同時に処理するバックエンドプロセッサにおいて、 前記ホストCPUが与える制御手順をバックエンドプロ
    セッサに接続された記憶装置に格納するステップと、 前記組み込みプロセッサは、このステップにより記憶装
    置に格納された前記制御手順を読み出し、フレーム同期
    信号又はフィールド同期信号による割り込み処理で制御
    する制御手順に変換し、フレーム又はフィールドに同期
    したタイミングで割り込み信号にしたがって実行する実
    行待ち行列に書き換えて組み込みプロセッサの内部メモ
    リに格納するステップと、 このステップにより格納された前記制御手順を割り込み
    処理によりフレーム又はフィールド単位で前記バックエ
    ンドプロセッサを制御するステップと、 このステップにより実行されるグラフィクス処理が1フ
    レーム内又は1フィールド内に終了しないとき、前記内
    部メモリに格納されている次のグラフィクス処理を、グ
    ラフィクス処理が終了したときに組み込みプロセッサに
    発生する信号を割り込み信号として実行する制御手順に
    変更して実行するステップとから成ることを特徴とする
    割り込み処理方法。
  5. 【請求項5】 受信したデジタル放送の映像の処理を行
    う映像処理部と、内部で生成したグラフィクスの処理を
    行うグラフィクス処理部と、このグラフィクス処理部及
    び前記映像処理部を制御する組み込みプロセッサとを備
    えたバックエンドプロセッサにおいて、 このバックエンドプロセッサの外部に接続されたホスト
    CPUが与える制御手順を前記組み込みプロセッサに所
    定時間間隔の割り込み制御信号として具体化する手段
    と、 前記バックエンドプロセッサにおいて先の処理が前記所
    定時間間隔内に終了しないとき、この処理が終了したと
    きに次の処理を行うように前記ホストCPUが与えた制
    御手順を変更する手段とを備えて成るプロセッサ装置。
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