JP2001101429A - 顔面の観測方法および顔観測装置ならびに顔観測処理用の記録媒体 - Google Patents

顔面の観測方法および顔観測装置ならびに顔観測処理用の記録媒体

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JP2001101429A
JP2001101429A JP27431499A JP27431499A JP2001101429A JP 2001101429 A JP2001101429 A JP 2001101429A JP 27431499 A JP27431499 A JP 27431499A JP 27431499 A JP27431499 A JP 27431499A JP 2001101429 A JP2001101429 A JP 2001101429A
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iris
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JP27431499A
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English (en)
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Seiko Ro
世紅 労
Masahito Kawade
雅人 川出
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔面の向きを簡単かつ精度良く検出する。 【解決手段】 3台のカメラにより得た顔面の画像は、
2値化処理部13により2値化され、セグメント化処理
部14により、2値画像上の等輝度線を線分、円弧のセ
グメントに置き換えるセグメント化処理が行われる。つ
いで3次元計測部15が、各セグメントに対する3次元
計測処理を実行すると、虹彩検出部16は、直径約1cm
の円の円の弧を形成し、かつ6〜7cmの距離範囲にある
一対のセグメントを両目の虹彩の輪郭線として検出す
る。口検出部17は、各虹彩の輪郭線から得られた各瞳
の位置に基づき、口部を表すセグメントを検出して、そ
の中心点の座標を算出する。顔の向き検出部18は、各
瞳および口部の中心点の検出位置から顔面の向きを表す
仮想平面を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、顔面を撮像して得ら
れる画像を処理して、その顔面を観測する技術に属し、
特に、複数の撮像手段より得た画像を用いた3次元計測
処理により、顔面または視線の向きを認識しつつ顔面を
観測する技術に関連する。
【0002】
【従来の技術】従来、人の顔を撮像して得た画像を用い
て個人認証を行う方法として、2次元画像上でエッジな
どの特徴点を抽出してモデルとのマッチング処理を行っ
たり、顔面にモアレ縞を投影しつつ撮像して、画像上の
各縞の屈曲状態から顔の輪郭形状を認識する、といった
技術が知られている。また複数台のカメラにより観測対
象となる顔面を撮像して、各画像上の特徴点についての
3次元計測処理を行い、その認識結果を所定の3次元モ
デルと照合するなどして、顔を認識することも試みられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の2次元の画像処
理は、観測対象の顔面が定められた基準の方向を向いて
いることを前提とするものである。したがって撮像時の
顔面が基準と異なる方向を向いていると、認識精度は著
しく低下してしまう。
【0004】一方、3次元での顔認識処理を行う場合
は、各画像により得られた3次元計測結果に対し、所定
の3次元モデルを回転させつつ照合するなどして、顔面
の向きを検出することが可能であるが、このような方法
では、処理に多大な時間がかかる。特に個人認証のよう
な目的に用いる場合、複数のモデルに対し、それぞれモ
デルの回転処理や照合処理を繰り返す必要があり、実用
に耐える処理を行い得るとは、到底考えられない。
【0005】この発明は上記問題点に着目してなされた
もので、顔面または視線の向きを簡単かつ精度良く検出
して、個人認証のほか、種々の制御に応用可能な顔観測
を可能となすことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者は、計測により、
人の目の虹彩は、人種や老若男女を問わず、直径約1cm
の大きさを有し、また両目の虹彩は、安定した距離範囲
(大人の場合、約6〜7cmの範囲)に位置することに気
がついた(図3参照)。また顔面のような平坦部が多
く、輝度の変化の少ない対象物を撮像した場合、目の虹
彩や口部が、画像上で最も安定して抽出できる特徴とな
ることは、自明である。
【0007】請求項1の発明では、上記した虹彩の特徴
に着目し、観測対象の顔面に向けて配置された複数の撮
像手段より得た複数の画像上で、それぞれ顔面の特徴を
表す輪郭線を抽出した後に、輪郭線の各構成点を画像間
で対応づけて3次元計測処理を実行し、3次元空間にお
いて所定大きさを有する円弧状の輪郭線を、目の虹彩の
輪郭線として検出するようにしている。
【0008】請求項2の発明では、目の虹彩の輪郭線を
検出する際に、3次元空間において所定大きさを有し、
かつ所定の距離範囲に位置する一対の円弧状の輪郭線
を、両目の虹彩の輪郭線として検出するようにしてい
る。
【0009】請求項3の発明では、請求項2の方法によ
り検出された両目の虹彩の輪郭線の並び方向に直交する
方向で所定の距離範囲に位置する輪郭線から口部の代表
点を検出し、前記各虹彩の輪郭線と口部の代表点との検
出位置から観測対象の顔面または視線の向きを検出する
ようにしている。
【0010】請求項4の発明では、前記虹彩の輪郭線と
して、直径約1cmの円の孤を形成する輪郭線を検出する
ようにしている。
【0011】請求項5の発明にかかる顔観測装置は、観
測対象となる顔面に向けて配置された複数の撮像手段に
より得た画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力
手段により入力された各画像に対し、それぞれ顔面の特
徴を表す輪郭線を抽出する輪郭線抽出手段と、抽出され
た輪郭線の各構成点を画像間で対応づけて3次元計測処
理を実行する計測手段と、前記計測手段による3次元計
測結果を用いて、3次元空間内で所定大きさを有する円
弧状の輪郭線を、目の虹彩の輪郭線として検出する虹彩
検出手段とを具備する。
【0012】請求項6の発明では、前記虹彩検出手段
は、前記3次元空間において、前記所定大きさを有し、
かつ所定の距離範囲に位置する一対の円弧状の輪郭線
を、両目の虹彩の輪郭線として検出する。さらに請求項
7の発明では、3次元空間において、直径が約1cmの円
の孤を形成する輪郭線を、虹彩の輪郭線として検出する
ようにしている。
【0013】請求項8の発明にかかる顔観測装置は、請
求項5と同様の画像入力手段、輪郭線抽出手段、3次元
計測処理のほか、計測手段による3次元計測結果を用い
て、3次元空間内において所定大きさを有し、かつ所定
の距離範囲に位置する一対の円弧状の輪郭線を、両目の
虹彩の輪郭線として検出する虹彩検出手段と、前記虹彩
検出手段により検出された各虹彩の輪郭線を用いて、観
測対象の顔面または視線の向きを検出する向き検出手段
とを具備する。この向き検出手段は、前記3次元空間に
おいて、前記各虹彩の輪郭線の並び方向に直交する方向
で所定の距離範囲に位置する輪郭線から口部の代表点を
検出し、前記各虹彩の輪郭線と口部の代表点との検出位
置から観測対象の顔面または視線の向きを検出する。
【0014】請求項9以降の発明は、観測対象となる顔
面に向けて配置された複数の撮像手段により得た画像を
取り込んで、前記顔面を観測するためのプログラムが記
録された記録媒体に関するもので、請求項9の発明にか
かる記録媒体は、各撮像手段により得た画像上でそれぞ
れ顔面の特徴を表す輪郭線を抽出するステップ、抽出さ
れた輪郭線の各構成点を画像間で対応づけて3次元計測
処理を実行するステップ、前記3次元計測処理の結果を
用いて、3次元空間において所定大きさを有する円弧状
の輪郭線を、目の虹彩を表す輪郭線として検出するステ
ップ、の各ステップを実行するためのプログラムが記録
されている。
【0015】請求項10の発明にかかる記録媒体には、
各撮像手段により得た画像上でそれぞれ顔面の特徴を表
す輪郭線を抽出するステップ、抽出された輪郭線の各構
成点を画像間で対応づけて3次元計測処理を実行するス
テップ、前記3次元計測処理の結果を用いて、3次元空
間において所定大きさを有し、かつ所定の距離範囲に位
置する一対の円弧状の輪郭線を、両目の虹彩を表す輪郭
線として検出するステップ、の各ステップを実行するた
めのプログラムが記録される。
【0016】請求項11の発明にかかる記録媒体には、
請求項10の各プログラムに加えて、前記3次元空間に
おいて、前記各虹彩の輪郭線の並び方向に直交する方向
に位置する輪郭線から口部の代表点を検出するステップ
を実行するためのプログラムと、前記各虹彩の輪郭線と
口部の代表点との各検出位置から観測対象の顔面または
視線の向きを検出するステップを実行するためのプログ
ラムとが記録されている。
【0017】
【作用】顔面の特徴を表す輪郭線につき3次元計測処理
を行うことにより、各輪郭線の3次元形状が明らかにな
るが、その中で、個人差の少ない目の虹彩の大きさに応
じた円孤状の輪郭線を検出することにより、目の虹彩の
位置が明らかになる。また両目の虹彩の位置を検出した
後に、口部のように安定して抽出できる特徴を検出する
と、これらの検出位置から顔面に近似する平面を認識し
て、顔面の向きを特定することが可能となる。さらにこ
の顔面の向きに合わせて3次元計測結果を回転させてモ
デルとのマッチング処理を行ったり、顔面の向きから視
線の先にある対象物を特定するなどの処理が可能とな
る。
【0018】
【実施例】図1は、この発明の一実施例にかかる顔認識
処理装置の構成を示す。この顔認識処理装置1は、CP
U2を制御主体とするコンピュータであって、CPU2
のほか、ROM3,RAM4,ハードディスク装置5な
どによる制御部6に、CD−ROMドライブ7,画像入
力部8,入力部9,モニタ10などが接続されて成る。
【0019】この顔認識処理装置1は、所定の観測対象
位置に到達した人物の顔面を撮像した画像を用いて、そ
の人物を特定するためのもので、ハードディスク装置5
内には、後記する図4に示す各処理部の機能を実現する
ためのプログラムやデータファイルが格納されている。
なおこれらのプログラムやデータファイルは、元はCD
−ROMのような記録媒体に記録されており、このCD
−ROMを前記CD−ROMドライブ7にセットして所
定のインストール作業を行うことにより、ハードディス
ク装置5内に格納されたものである。
【0020】またこの顔認識処理装置1は、前記観測対
象位置に向けて配置される3台のカメラ11a,11
b,11cからの画像を取り込んで3次元計測処理を実
行し、その計測結果と、あらかじめ用意された複数の3
次元モデルとのマッチング処理を行って、顔面の認識を
行うように設定されている。画像入力部8は、各カメラ
11a,11b,11c毎に個別のインターフェイス回
路やA/D変換回路を具備するもので、これにより各カ
メラ11a,11b,11cより得られた3枚の画像
は、画像入力部8に同時に取り込まれてディジタル処理
された後に、前記制御部6に入力される。RAM4に
は、各画像を個別に記憶するための記憶エリアが設定さ
れており、CPU2は、ハードディスク装置5内のプロ
グラムに基づき、RAM4に適宜アクセスしつつ、一連
の認識処理を実行する。
【0021】入力部9は、初期設定時や3次元モデルの
登録時に各種の設定データを入力する際などに用いられ
るもので、キーボードやマウスなどにより構成される。
またモニタ10は、CRTやLCDなどの表示デバイス
より成るもので、各カメラ11a,11b,11cより
取り込まれた原画像のほか、処理過程で生成される2値
画像,等輝度線の抽出画像,3次元データの投影画像
(詳細は後記する)などを、適宜、表示する。また最終
的な認識結果も、このモニタ10に表示させることが可
能である。
【0022】図2(1)(2)は、前記カメラ11a,
11b,11cの配置例を示す。なおこの実施例では3
台のカメラ11a,11b,11cを配置しているが、
最低2台のカメラが配置されていれば、この発明による
3次元認識処理を行うことが可能である。
【0023】この実施例では、観測対象の顔面12に向
けて、各カメラ11a,11b,11cを、それぞれの
光軸が平行かつ上下方向に並ぶように配置しており、う
ち中央位置のカメラ11bは上下の各カメラ11a,1
1cよりもレンズ面を後方にずらして配置されている。
なお、これらカメラ11a,11b,11cのカメラ座
標系と観測対象の空間座標系との関係を表すパラメータ
や、カメラ11a,11b,11c間の感度差を補正す
るためのパラメータなどは、あらかじめキャリブレーシ
ョンにより求められ、ハードディスク装置5などにセッ
トされている。
【0024】3次元空間内で、各カメラ11a,11
b,11cの画像により得られた顔面の特徴点と3次元
モデルとのマッチング処理を実行するためには、まず特
徴点の3次元計測結果から顔面がいずれの方向を向いて
いるかを検出した上で、前記3次元計測結果または3次
元モデルのいずれかを、それぞれの3次元データにより
表される顔面の向きが一致するように回転補正する必要
がある。
【0025】ところで発明者は、多数の人々の顔面を計
測した結果、図3に示すように、人の目の虹彩は、人種
や老若男女を問わず、直径が約1cmの大きさを有すると
いう結果を得た。また成人の場合、両目の瞳の中心点間
の距離は、約6〜7cmの範囲にあり、さらにこれら中心
点を結ぶ直線から口部の中心位置までの距離は、約7cm
になるという計測結果も得た。この実施例の顔認識処理
装置1は、この計測結果に基づき、3次元計測結果から
両目の虹彩および口部の中心位置を検出し、これらの検
出位置から顔面に近似する平面を求め、その平面の向き
を観測対象の顔面の向きとして特定するようにしてい
る。CPU2には、前記ハードディスク装置5内のプロ
グラムにより、図4に示すように、2値化処理部13,
セグメント化処理部14,3次元計測部15,虹彩検出
部16,口検出部17,顔の向き検出部18,マッチン
グ処理部19の各機能が設定される。
【0026】前記2値化処理部13は、各カメラ11
a,11b,11cからの入力画像をそれぞれ所定のし
きい値で2値化するためのもので、セグメント化処理部
14は、入力画像毎、しきい値毎の各2値画像につき、
それぞれ白画素と黒画素との境界を表す輪郭線(以下こ
れを「等輝度線」という)を抽出した後、輪郭追跡によ
り抽出された等輝度線から線分または円弧に近似するパ
ターンを、順次抽出する。抽出されたパターンは、近似
する線分や円弧に置き換えられ(以下、この線分や円弧
のパターンを「セグメント」、等輝度線をセグメントに
置き換える処理を「セグメント化」という)、セグメン
ト毎に、そのセグメントの構成点の座標や、セグメント
の属性(線分,円弧のいずれか)を示す符号などを連ね
たデータが、RAM4内の所定エリアに保存される。
【0027】3次元計測部15は、各カメラ11a,1
1b,11cからの入力画像につき、セグメント化され
た2値画像間でセグメントの各構成点を対応づけし、対
応づけられた構成点の組毎に、三角測量の原理により3
次元座標を算出する。
【0028】図5は、所定のカメラによる濃淡画像から
得た2値画像を、図6は、この2値画像上の等輝度線を
抽出して得られた画像を、それぞれ示す。図7は、各カ
メラ11a,11b,11c毎に得られた3枚の等輝度
線画像をセグメント化した後に3次元計測処理を行った
結果であって、計測処理により得られた各セグメントの
3次元データを2次元平面上に投影した画像を表してい
る。
【0029】前記虹彩検出部16は、このセグメントの
3次元計測結果から、両目の虹彩を表すセグメントを抽
出するためのもので、図8に示すように、直径が約1cm
で、中心点間の距離が6〜7cmの範囲内にある一対の円
の孤を形成するセグメントC l,Crを検出し、これらセ
グメントCl,Crの中心点Pl,Prの3次元座標を各瞳
の位置として特定する。
【0030】口検出部17は、図9に示すように、3次
元空間内に、前記点Pl,Prを結ぶ線分Lを設定し、こ
の線分Lの中心点Pcを含み、線分Lに対し顔の長さ方
向(図中のy軸方向)に沿って直交する平面Sを設定す
る。そしてこの平面S上で、前記線分Lより下方(y軸
の正方向)であって、点Pcから約7cmの地点を中心
に、y軸方向において唇の厚みに相当する1cm程度の幅
範囲にあるセグメントの構成点を、口部の特徴点として
抽出する。さらに口検出部17は抽出された各構成点の
重心Pmcを求め、これを口部の中心点として特定する。
【0031】なお図8,9において、x,y,zで示す
座標系は、この顔認識処理装置1の観測対象となる空間
座標系であって、xy平面の向きが顔面の基準の向きと
して設定されているものとする。したがってマッチング
処理に用いられる3次元モデルは、いずれも、顔面が基
準の向きを向いているときの3次元データにより構成さ
れる。
【0032】顔の向き検出部18は、前記空間座標系に
おいて、前記各瞳の位置を表す点P l,Prと、口部の中
心点Pmcとにより表される仮想平面を、顔面の向きを表
す平面として特定する。マッチング処理部19は、この
仮想平面の向きが前記空間座標系のxy平面に重なるよ
うに、前記3次元計測により得られた各3次元座標を回
転補正し、しかる後に、これら補正処理後の3次元座標
に対し、あらかじめ複数の人物について得られた3次元
モデルを順に照合して、計測結果に適合する3次元モデ
ルを検索する。
【0033】なおこの実施例では、顔面の向きの検出や
マッチング処理にかかる精度を向上するために、各カメ
ラ11a,11b,11cからの入力画像をそれぞれ複
数のしきい値により2値化し、各しきい値につき、それ
ぞれ前記等輝度線の抽出から虹彩の輪郭線の検出までの
処理を行うようにしている。そして虹彩の輪郭線が検出
されると、図10に示すように、しきい値毎に得た3次
元データを重畳してから、口部の中心点や顔面の傾きを
検出し、しかる後に3次元モデルとのマッチング処理を
行うようにしている。
【0034】図11は、上記顔認識処理にかかる一連の
処理手順を示す。ST1では、所定のタイミングで各カ
メラ11a,11b,11cからの画像が取り込まれ、
画像間における輝度差などのノイズが補正された後の濃
淡画像がRAM4内に格納される。つぎのST2では、
2値化処理部13により各濃淡画像が所定のしきい値で
2値化される。続くST3で、セグメント化処理部14
により各2値画像に対する等輝度線の抽出処理とセグメ
ント化処理とが実行されると、ST4の3次元計測部1
5の処理に移行し、各セグメントにかかる3次元データ
が算出される。
【0035】つぎに、ST5では、虹彩検出部16によ
り、前記3次元データから虹彩を表す一対のセグメント
が検出される。ここで図12を用いて虹彩を表すセグメ
ントの検出処理の詳細を説明する。虹彩検出部16は、
前記図8に示した原理に基づき、3次元データの中から
直径が約1cmの円の孤を形成するセグメントを検出した
後、さらに検出されたセグメントの中から、円弧の長さ
が所定のしきい値以上のものを、虹彩を表すセグメント
の候補として絞り込む(ST5−1,5−2)。
【0036】さらに虹彩検出部16は、絞り込まれた各
セグメントの中から6〜7cmの距離範囲に位置する2個
のセグメントを対応づける(ST5−3)。なお虹彩の
色が異なる複数の人種を観測対象とする場合は、この対
応付けにあたり、あらかじめ虹彩の色毎に、画像上に現
れる虹彩の輝度または色彩にかかるテンプレートを作成
しておき、原画像上で各セグメントに対応する画素の画
素値とテンプレートとを照合するなどして、対応づけを
行うのが望ましい。
【0037】このような処理により虹彩の候補となるセ
グメントの組が検出されるが、もし複数組の候補が検出
されている場合は、最も円に近い円弧によるセグメント
の組が採用される(ST5−4〜5−6)。そして最終
的に残されたセグメントの組について、各セグメントの
中心点Pl,Prが検出され、その座標位置が前記した各
瞳の位置として特定される(ST5−7)。
【0038】図11に戻って、以下、ST6,7でしき
い値を変更しつつ上記ST2〜ST5の処理を繰り返し
行うことにより、前記図6に示したようなセグメントの
3次元データを複数とおり取得するとともに、しきい値
毎に虹彩の輪郭線の検出処理を行う。そして設定された
すべてのしきい値についての処理が完了すると、ST
6,8が「YES」となってST9へと移行し、重畳さ
れた3次元データに対し、口検出部17による口部の中
心点Pmcの検出処理が行われる。
【0039】なおST1〜7において、各瞳の位置とし
てしきい値毎に異なる座標が取得された場合は、各座標
間の距離が誤差範囲内であることを確認した上で、左右
の目毎に、検出された各座標位置につき重心点などの代
表点を求め、それぞれの代表点を前記各瞳の位置Pl
rとして口部の中心点Pmcを検出する。またいずれの
しきい値による2値画像においても虹彩が検出されない
場合は、ST8が「NO」となってST1に戻り、処理
対象の画像の再取込みの後に、上記ST1〜7の処理が
再度実行される。またしきい値毎に虹彩の輪郭線を検出
するのに代えて、しきい値毎のセグメントの3次元デー
タを重畳した後に虹彩の輪郭線を検出するようにしても
よい。
【0040】ST9で口部の中心点Pmcが検出される
と、つぎのST10で、顔の向き検出部18は、前記各
点Pl,Pr,Pmcの3次元座標を平面の方程式にあては
めることにより、顔面の向きを表す仮想平面を求める。
【0041】つぎのST11で、マッチング処理部19
は、たとえば、前記図9の線分Lの中心点Pcが空間座
標系の原点Oに重なり、かつ点Pmcがy軸上に位置する
ように各3次元座標をアフィン変換することにより、前
記3点Pl,Pr,Pmcにより得られた仮想平面をxy平
面に重ね合わせた後、ST12で、アフィン変換後の3
次元データに各3次元モデルを順次マッチングさせる。
そして最後のST13で、このマッチング処理による照
合結果をモニタ10などに出力して、一連の処理を終了
する。
【0042】このように入力画像毎に得られたセグメン
トの3次元データから、個人差の少ない両目の虹彩の輪
郭線に相当するセグメントを検出した後、これらセグメ
ントと同様に安定して検出される口部の代表的な特徴点
を検出し、これらの検出位置を用いて観測対象の顔面の
向きを検出するので、顔面の向きを簡単かつ精度良く検
出することが可能となる。しかも変換処理後に、各3次
元モデルにつき1度ずつマッチング処理を行えば良いか
ら、マッチング処理にかかる時間は大幅に短縮され、高
速かつ高精度の認識処理が実現する。
【0043】なお上記実施例では、等輝度線をセグメン
ト化することにより顔面の特徴を表す輪郭線を抽出する
ようにしているが、これに代えて、各入力画像上にエッ
ジフィルタを走査してエッジを抽出してから3次元計測
処理を行い、虹彩の輪郭線に相当する一対の円弧状のエ
ッジを検出するようにしてもよい。
【0044】また前記図9に示した口部の中心点Pmc
検出方法は、観測対象の人物が正面視の状態にあること
を前提としている。したがって横目づかいの人に対応す
るためには、画像上で目頭や目尻を表すエッジを検出
し、これらエッジ間の中心を通る平面に沿って前記口部
のセグメントを検索するのが望ましい。
【0045】ところで上記実施例において検出される顔
面の向きは、観測対象の人物の視線の向きと言い換える
ことができる。したがって上記実施例のように個人認証
のためのマッチング処理を行う場合のみならず、視線が
特定方向に向けられたことにより所定のオンオフ動作の
トリガを生成したり、虹彩の検出位置と視線の向きとか
ら目の注目対象を特定して、何らかの処理を実行するな
どの応用例が考えられる。なお顔面または視線の向き
は、前記した3点Pl,Pr,Pmcにより特定される仮想
平面に直交するベクトルにより表すことができる。
【0046】たとえばバーチャルリアリティ空間におい
て対戦型のゲームを行う場合に、所定位置に複数台のカ
メラを設置して遊技者の顔面を撮像すれば、上記した方
法により遊技者の視線を検出しつつ、検出された視線の
方向に応じて対戦相手のキャラクターの動作を制御する
などの処理が実現する。またパーソナルコンピュータの
ディスプレイ装置の内部などにカメラを配置して、ユー
ザーの視線の方向を検出した後、検出された視線の方向
と虹彩の検出位置から求めた瞳の位置Pl,Prとから、
遊技者がディスプレイのどの位置に着目しているを検出
し、その検出位置にカーソルを動かす、といった制御も
実行可能である。
【0047】
【発明の効果】上記したようにこの発明では、顔面中の
各部の中で、計測値の個人差が少なく、また画像上で安
定して検出できる特徴として、目の虹彩に着目し、顔面
の特徴を表す輪郭線の3次元データの中から虹彩の輪郭
線を検出するようにしたので、両目の虹彩を検出した後
に、口部のように安定して抽出できる特徴を検出するこ
とにより、顔面または視線の向きを簡単かつ精度良く認
識することが可能である。
【0048】したがって3次元モデルとのマッチング処
理により個人認証を行う際には、顔面の向きを検出して
各計測値の回転補正を行った上でマッチング処理を行う
ことができ、高速かつ高精度のマッチング処理を実現す
ることができる。また顔面または視線が特定方向を向い
たことに応じてオンオフ制御を行ったり、虹彩の位置と
視線の方向から着目対象を特定して所定の制御を行うな
ど、コンピュータに対する非接触での入力処理を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された顔認識処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】カメラの設置例を示す正面図および側面図であ
る。
【図3】虹彩の大きさ、および瞳間の距離の計測結果を
示す説明図である。
【図4】CPUに設定される顔認識処理用の機能を示す
機能ブロック図である。
【図5】2値画像の一例を示す説明図である。
【図6】図5の2値画像から等輝度線を抽出した画像を
示す説明図である。
【図7】等輝度線から切り分けたセグメントに対する3
次元計測結果を2次元平面上に投影した画像を示す説明
図である。
【図8】虹彩の検出方法を示す説明図である。
【図9】口部の中心点の検出方法を示す説明図である。
【図10】しきい値毎に得られたセグメントの3次元デ
ータを重畳した結果を2次元平面上に投影した画像を示
す説明図である。
【図11】顔認識処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】図11のST5の詳細な手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 顔認識処理装置 2 CPU 6 制御部 8 画像入力部 11a,11b,11c カメラ 14 セグメント化処理部 15 3次元計測部 16 虹彩検出部 17 口検出部 18 顔の向き検出部
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA04 AA37 BB05 CC16 DD03 FF04 FF09 JJ03 JJ16 JJ26 QQ04 QQ32 SS02 SS13 5B057 AA20 BA02 BA30 CA08 CA13 CA16 CC01 CE12 DA08 DA12 DB02 DB08 DC03 DC05 DC08 DC36 5C054 CC03 FC05 FC12 FC14 FD01 HA00 HA05 5L096 AA06 AA09 BA08 BA18 CA04 DA02 EA43 FA03 FA04 FA06 FA62 FA66 FA67 FA69 FA72 GA51 HA01 9A001 HH21 HH23 HH25 JJ71 KK63 LL03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観測対象となる顔面に向けて配置された
    複数の撮像手段を用いて、前記顔面を観測する方法にお
    いて、 各撮像手段により得た複数の画像上でそれぞれ顔面の特
    徴を表す輪郭線を抽出した後に、輪郭線の各構成点を画
    像間で対応づけて3次元計測処理を実行し、3次元空間
    において所定大きさを有する円弧状の輪郭線を、目の虹
    彩の輪郭線として検出することを特徴とする顔面の観測
    方法。
  2. 【請求項2】 観測対象となる顔面に向けて配置された
    複数の撮像手段を用いて、前記顔面を観測する方法にお
    いて、 各撮像手段により得た複数の画像上でそれぞれ顔面の特
    徴を表す輪郭線を抽出した後に、輪郭線の各構成点を画
    像間で対応づけて3次元計測処理を実行し、3次元空間
    において、それぞれ所定大きさを有し、かつ所定の距離
    範囲に位置する一対の円弧状の輪郭線を、両目の虹彩の
    輪郭線として検出することを特徴とする顔面の観測方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された方法において、 前記3次元空間において、前記両目の虹彩の輪郭線の並
    び方向に直交する方向で所定の距離範囲に位置する輪郭
    線から口部の代表点を検出し、前記各虹彩の輪郭線と口
    部の代表点との検出位置から観測対象の顔面または視線
    の向きを検出する顔面の観測方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載された方法にお
    いて、 前記虹彩の輪郭線として、直径約1cmの円の孤を形成す
    る輪郭線を検出することを特徴とする顔面の観測方法。
  5. 【請求項5】 観測対象となる顔面に向けて配置された
    複数の撮像手段を用いて、前記顔面を観測する装置にお
    いて、 前記撮像手段により得た画像を入力する画像入力手段
    と、 前記画像入力手段により入力された各画像に対し、それ
    ぞれ顔面の特徴を表す輪郭線を抽出する輪郭線抽出手段
    と、 抽出された輪郭線の各構成点を画像間で対応づけて3次
    元計測処理を実行する計測手段と、 前記計測手段による3次元計測結果を用いて、3次元空
    間内で所定大きさを有する円弧状の輪郭線を、目の虹彩
    の輪郭線として検出する虹彩検出手段とを具備して成る
    顔観測装置。
  6. 【請求項6】 前記虹彩検出手段は、前記3次元空間内
    において、前記所定大きさを有し、かつ所定の距離範囲
    に位置する一対の円弧状の輪郭線を、両目の虹彩の輪郭
    線として検出する請求項5に記載された顔観測装置。
  7. 【請求項7】 前記虹彩検出手段は、前記3次元空間内
    において、直径が約1cmの円の孤を形成する輪郭線を、
    虹彩の輪郭線として検出する請求項5または6に記載さ
    れた顔観測装置。
  8. 【請求項8】 観測対象となる顔面に向けて配置された
    複数の撮像手段を用いて、前記顔面を観測する装置にお
    いて、 前記各撮像手段により得た画像を入力する画像入力手段
    と、 前記画像入力手段により入力された各画像に対し、それ
    ぞれ顔面の特徴を表す輪郭線を抽出する輪郭線抽出手段
    と、 抽出された輪郭線の各構成点を画像間で対応づけて3次
    元計測処理を実行する計測手段と、 前記計測手段による3次元計測結果を用いて、3次元空
    間内において所定大きさを有し、かつ所定の距離範囲に
    位置する一対の円弧状の輪郭線を、両目の虹彩の輪郭線
    として検出する虹彩検出手段と、 前記虹彩検出手段により検出された各虹彩の輪郭線を用
    いて、観測対象の顔面または視線の向きを検出する向き
    検出手段とを具備し、 前記向き検出手段は、前記3次元空間において、前記各
    虹彩の輪郭線の並び方向に直交する方向で所定の距離範
    囲に位置する輪郭線から口部の代表点を検出し、前記各
    虹彩の輪郭線と口部の代表点との検出位置から観測対象
    の顔面または視線の向きを検出する顔観測装置。
  9. 【請求項9】 観測対象となる顔面に向けて配置された
    複数の撮像手段により得た画像を取り込んで、前記顔面
    を観測するためのプログラムが記録された記録媒体であ
    って、 各撮像手段により得た画像上でそれぞれ顔面の特徴を表
    す輪郭線を抽出するステップ、 抽出された輪郭線の各構成点を画像間で対応づけて3次
    元計測処理を実行するステップ、 前記3次元計測処理の結果を用いて、3次元空間におい
    て所定大きさを有する円弧状の輪郭線を、目の虹彩を表
    す輪郭線として検出するステップ、の各ステップを実行
    するためのプログラムが記録された顔観測処理用の記録
    媒体。
  10. 【請求項10】 観測対象となる顔面に向けて配置され
    た複数の撮像手段からの画像を取り込んで、前記顔面を
    観測するためのプログラムが記録された記録媒体であっ
    て、 各撮像手段により得た画像上でそれぞれ顔面の特徴を表
    す輪郭線を抽出するステップ、 抽出された輪郭線の各構成点を画像間で対応づけて3次
    元計測処理を実行するステップ、 前記3次元計測処理の結果を用いて、3次元空間におい
    て所定大きさを有し、かつ所定の距離範囲に位置する一
    対の円弧状の輪郭線を、両目の虹彩を表す輪郭線として
    検出するステップ、の各ステップを実行するためのプロ
    グラムが記録された顔観測処理用の記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された顔観測処理用
    の記録媒体であって、 前記プログラムに加えて、前記3次元空間において、前
    記各虹彩の輪郭線の並び方向に直交する方向に位置する
    輪郭線から口部の代表点を検出するステップを実行する
    ためのプログラムと、前記各虹彩の輪郭線と口部の代表
    点との各検出位置から観測対象の顔面または視線の向き
    を検出するステップを実行するためのプログラムとが記
    録された顔観測処理用の記録媒体。
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