JP2001092876A - 健康に関係する習慣的な行動を変更又は維持させるシステム及び方法 - Google Patents

健康に関係する習慣的な行動を変更又は維持させるシステム及び方法

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JP2001092876A
JP2001092876A JP25222499A JP25222499A JP2001092876A JP 2001092876 A JP2001092876 A JP 2001092876A JP 25222499 A JP25222499 A JP 25222499A JP 25222499 A JP25222499 A JP 25222499A JP 2001092876 A JP2001092876 A JP 2001092876A
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M Siegel Joseph
ジョーゼフ・エム・シーゲル
H Samuelson Michael
マイケル・エイチ・サミュエルソン
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HEALTHLIFT LLC
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 任意の日に開始することのできる養生法のシ
ステム及び方法を提供する。 【解決手段】 本システムは、喫煙、体重コントロー
ル、ストレス管理の如き健康に関係する悪い行動を改善
しようとする個人を支援する。本システム20は、シス
テムコンピュータ24と、個人を支援するカスタマイズ
された養生法を確立する視覚的に認識可能な一連のメッ
セージとを備えている。コンピュータは、その行動に関
係するその個人に関する個人情報を受信し、エクスパー
トシステムのソフトウエアを利用して、その個人情報に
応答してカスタマイズされたメッセージを提供する。カ
スタマイズされたメッセージは、養生法を開始する個人
が選択した日に対して日毎の順序の形態になっている。
各々のメッセージは、個人が毎日順に読むようになって
おり、メッセージは、インターネット、Eメール、ファ
クシミリ等の何らかの電子通信媒体によってその個人に
毎日供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に、人間の望
ましくない健康に関係する行動の改善を促進すると共
に、望ましい健康に関係する行動の維持を促進するため
のシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人間が不健康な又は別の望ましくない健
康に関係する行動習慣を変えることを助ける、種々の方
法論及び/又はシステムが提案されてきて、公に入手可
能である。喫煙を止める助けをするために人間をトレー
ニングすることが、そのような一般的な用途の一つであ
る。例えば、喫煙習慣を断つために人間をトレーニング
する一つの手法は、National Health
Promotions,Inc.によってSMOKE
STOPPERS(登録商標)のサービスマークで提供
されているプランすなわち養生法である。このプラン
は、National Center for Hea
lth Promotionによって”Quitte
r’s Countdown:Preparing t
o Stop,”(著作権1988年)と題された、拘
束型の複数ページのワークブック(学習帳)を利用して
いる。このワークブックは、喫煙を止めることを望む個
人によって書き込まれるべき、複数ページの質問事項を
含んでいる。ワークブックの質問事項の部分に続くの
は、個人が続けるべき非喫煙プランの養生法を確立する
一連のページである。詳細に言えば、ワークブックの上
記後続ページは、そのプランの連続する各々の日に関す
る指示、例えば、「一日目」、「二日目」等に関する指
示を含んでいる。これら毎日の指示は、ワークブックの
複数ページ全体にわたって書かれており、文字(テキス
ト)、表、図等を含んでいる。
【0003】他のワークブックが、喫煙中止プランの一
部として使用されてきた。例えば、SmithKlin
e Beechamは、ニコチン代替製品であるそのN
icoderm(登録商標)の商品化の一環として、毎
日の指示を有するカレンダ(暦)の形態のワークブック
又は小冊子を提供しており、上記毎日の指示は、個人に
よって提供された情報に基づいてその個人のために特別
に作成されている。上記カレンダは、週単位の日付を有
する複数のページを含んでいる。より詳細に言えば、各
々の週単位のページは、その周の各々の日に関する日
付、例えば、5月20日から5月26日までの日付を識
別する標識と、その個人がそのプランに従った日数をカ
ウントする標識とを有している。例えば、その個人がそ
のプランを5月20日に開始したとすると、5月20日
に関するカレンダの項目は、「一日目」という標識を有
しており、一方、5月21日に関するカレンダの項目
は、「二日目」という標識(以下同様)を有している。
【0004】健康に関係する行動の改善を達成するため
の毎日の指示を与える上記ワークブック又はカレンダ手
法は、かなりの程度のメリットを有しているが、幾つか
の欠点を有していると考えられる。最も重大な欠点の一
つは、プランの各々の日に関する事項の複数ページのフ
ォーマットが、過剰の情報で個人を圧倒する傾向がある
ということである。また、ワークブックが拘束型であ
り、一時に与えられる事項の総てを含んでいるという事
実により、その個人は、後の段階の指示を早期に見るこ
とができ、そのことが、その個人を惑わす可能性があ
る。更に、毎日のページがカレンダの日付を含んでい
て、そのプランが特定の日付に固定されている場合(例
えば、そのプランの最初の日すなわち第1日が6月6日
である)には、後に説明するように、その個人がその日
付から逸脱し勝ちである。
【0005】米国特許第5,207,580号(Str
echer)は、従来技術の種々の欠点を解消する、健
康に関係する行動変化及び養着(定着)支援システムを
開示している。このシステムの開示された実施の形態
は、人間が喫煙を永続的に止めることを支援することに
特に指向されており、「コンピュータ・テーラリング
(computer tailoring:コンピュー
タを用いた個別仕様による作成)」の技術を用いて、喫
煙を止めることを願う個人が従うべき特定の養生法を誘
導している。この目的のために、健康に関係するリスク
及び心理的な事柄に関する情報が、その個人から収集さ
れる。この情報は、健康に関係するリスクに関する人口
統計学的な情報と、既存の健康に関係する行動の履歴及
びパターンと、その行動を変える動機と、行動変化の特
定の目的と、健康に関係する行動変化のプロセスの開始
時期に関する特定の日付と、その健康に関係する行動を
変えることに対する障壁とを含んでいる。これらのデー
タはコンピュータシステムに供給され、このコンピュー
タシステムは、上記データを処理して、その個人が自分
の成功率を最大限にするのに最も適した、特別のすなわ
ち「個別仕様」のプランを開発する。従って、コンピュ
ータは、データを処理して従うべきカスタマイズされた
プランすなわち養生法を生成するためのアルゴリズムを
利用する。そのプランを促進するために、その人間に
は、そのプラン及び指示並びにその個人が従う推奨事項
を明確にするカレンダが与えられる。そのカレンダは、
月単位のカレンダシート、すなわち、その月の各々の日
についてのスペースを有するシートの形態として、ある
いは、日記帳の一連のページの形態として、その個人に
与えられる。いずれの場合でも、カレンダは、その個人
が従うべき特定の指示及びアドバイスを含んだスペース
を備えている。また、極めて重要なことは、そのカレン
ダの各々の日に日付が与えられていることである。すな
わち、各々の日は、その日の特定のカレンダ日付(暦
日)を有する標識を含んでいる。例えば、図1及び図5
に示すように、6月のカレンダは、6月1日から6月3
0日までの各々の日をそれぞれのスペースに示す格子状
の形態を有している。各々の日についての各スペース
は、その日を認識すなわち特定する標識、例えば、「水
曜日」、並びに、日付(例えば、6月3日)を含んでい
る。図5に示しここで説明する代表的な実施の形態にお
いては、個人が喫煙を止めるすなわち禁煙を開始するた
めの特定の日が選択されている。その日は、「卒業(q
uit)」日として識別される。この代表的な実施の形
態においては、上記卒業日は、6月9日火曜日である。
月間カレンダシートの6月9日に関する項目は、印刷さ
れた標識”総てのタバコを排除する卒業日”を含んでい
る。その月の他の日も、個別仕様のメッセージを有して
おり、例えば、6月15日土曜日は、”体重増加ストレ
スの排除を維持”という標識を有しており、6月15日
月曜日は、”ニコチン治療の診断を維持”という標識を
有している(以下同様)。図示してはいないが、第2の
実施の形態においては、カレンダのスペースに含まれる
情報は、「適宜な日単位のフォーマット、例えば、1ペ
ージに月、周又は日の総て又は一部を有する日記のスペ
ースに置かれる」と述べられている。第1の実施の形態
と同様に、各々のページには日付が与えられている。す
なわち、各々のページは、特定のカレンダ日付(例え
ば、6月9日火曜日)を特定する標識を有している。
【0006】上記Strecher特許のシステム及び
方法論は、その意図する目的には概ね適しているが、効
率及び効力の観点から未だ何かが望まれている。より詳
細に言えば、「日付を与えられたページ(養生法の特定
の指示が特定のカレンダ日付に固定されていて、例え
ば、卒業日が6月9日である)」に依存することによ
り、その個人がその日付又は他の日付を忘れ、従って、
そのプランに同期すなわち同調することができない場合
には、彼又は彼女は、一日又は数日を飛ばしてその養生
法に同期するかも知れない。また、図1及び図5に示す
ように、情報を月間カレンダの形態で示し、その月の各
々の日に関する総ての情報を一時に認識できるようにす
ることによって、その個人は、そのような情報に圧倒さ
れるかも知れず、及び/又は、その後の日の指示を早期
に読むことによって、惑わされることになるかも知れな
い。従って、Strecher特許のシステムは、一方
では余りにも多くの情報を与え、他方では余りにも少な
い情報を与える。余りにも少ない情報を与えるというこ
とに関しては、特定の日に関して与えられる情報量が、
月間のカレンダシートの固有の寸法、並びに、毎日の指
示に関する特定の日のスペースによって、かなり制限さ
れることは理解されよう。
【0007】習慣あるいは幾つかの望ましくない健康に
関係する行動を改善することを望む個人に対して情報を
提供するするべく存在する他の従来技術の方法論又はシ
ステムが、米国特許第4,951,197号(Mell
inger)、米国特許第4,853,854号(Be
har et al.)に見い出される。養生法のカレ
ンダも、例えば、米国特許第5,016,917号(D
ubner)、及び、米国特許第5,090,733号
(Busiere)に提案されている。
【0008】上述の従来技術の存在にも拘わらず、望ま
しくない健康に関係する行動を変えること、あるいは、
望ましい健康に関係する行動を維持することを願う人々
によって使用されるべき、効果的なシステム及び方法論
が必要とされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の全般的な目的
は、上述の必要性を満たすシステム及び方法を提供する
ことである。
【0010】本発明の別の目的は、従来技術の欠点を解
消するシステム及び方法を提供することである。本発明
の更に別の目的は、人間が、一連の特定の行動改変メッ
セージに従って、望ましくない健康に関係する行動を止
めることを可能にする、あるいは、望ましい健康に関係
する行動を維持することを可能にする養生法を確立する
ための方法論及びシステムを提供することであり、上記
行動改変メッセージは、個人がその養生法を開始しよう
とする日を基準として日毎の順序で与えられるものであ
って、特定のカレンダ日付に固定されないものである。
【0011】本発明の更に別の目的は、個人によっても
たらされる個人情報に基づき、望ましくない健康に関係
する行動を改変させるか、あるいは、望ましい健康に関
係する行動を維持させるための、個別仕様の養生法を提
供することであり、そのプランは、日付が与えられない
連続的な日毎のメッセージによって提供されるが、上記
プランは、このプランの相対的な日を表す標識、すなわ
ち、そのプランが開始される日からの日数を含んでい
る。
【0012】本発明の更に別の目的は、望ましくない健
康に関係する行動を改変することを望む個人、あるい
は、望ましい健康に関係する行動を養着させるすなわち
定着させることを望む個人に対して、その個人を過剰の
情報で圧倒することのないような態様で情報を提供する
ためのシステム及び方法を提供することである。
【0013】本発明の更に別の目的は、望ましくない健
康に関係する行動を改変することを望む個人、あるい
は、望ましい健康に関係する行動を養着させることを望
む個人に対して、後の段階の指示を早期に開示すること
でその個人を迷わせることのないような態様で情報を与
えるためのシステム及び方法を提供することである。
【0014】本発明の更に別の目的は、個人によっても
たらされた情報に応じてエクスパートシステムによって
発生される日毎のメッセージの形態の個人化された一連
の指示を提供し、これにより、その個人が望ましくない
健康に関係する行動を改変することあるいは望ましい健
康に関係する行動を養着させることを支援する話術的な
指示を生成することである。
【0015】本発明の更に別の目的は、日毎に毎日の順
序で個人に与えられる一連のカード又はシートの形態の
メッセージを提供するためのシステム及び方法論を提供
することである。
【0016】本発明の更に別の目的は、望ましくない健
康に関係する行動を改善しようとする、あるいは、望ま
しい健康に関係する行動を維持しようとする個人に関す
る個人化された指示を提供することであり、その指示
は、電子的な遠隔通信手段を介して毎日のメッセージと
して伝達される。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の上述の目的及び
他の目的は、個人によって選択されるべき日に始まる計
算された養生法に従うことにより、その個人が望ましく
ない健康に関係する行動を止めること、あるいは、望ま
しい健康に関係する行動を維持することを助けるシステ
ム及びその使用方法を提供することによって、達成され
る。
【0018】本システムは、コンピュータと、このコン
ピュータによって生成される視覚的に認識可能であるカ
スタマイズされた一連のメッセージとを備えている。こ
のメッセージは、個人が望ましくない健康に関係する行
動を止めること、あるいは、望ましい健康に関係する行
動を維持することを支援する、カスタマイズされた養生
法を確立する。上記コンピュータは、質問事項に対する
個人の答えに基づきその個人から収集した個人データを
受信するようになっている。コンピュータは、その個人
データを処理し、例えば、エクスパートシステムのソフ
トウエアを利用して、カスタマイズされた上記一連のメ
ッセージを開発して提供する。
【0019】上記メッセージは、その養生法を始めるた
めにその個人が選択した日(「選択日」から始まってそ
の後の連続的な所定数の日に、日毎の順序でその個人に
提供される。各々のメッセージは、その個人によって毎
日視覚的に認識されるようになっている。各々のメッセ
ージは、そのプランを開始するためにその個人が選択し
た日からそのメッセージの日までの日数を表す、それぞ
れの数字標識を含んでいる(例えば、「一日目」は、そ
のプランの開始日を構成し、「五日目」は、そのプラン
の第5の日を構成し、「八日目」は、そのプランの第8
の日(以下同様)を構成している。
【0020】カスタマイズされた一連のメッセージの各
々は、そのメッセージがプランの特定の日(例えば、五
日目すなわち「第5の日」)に現れ、これにより、その
個人が一日分のメッセージよりも多い数のメッセージを
一時に見ることを防止するようになっている。メッセー
ジは、その個人に毎日供給されるのが好ましいが、一度
に全部与えることもできる。いずれにしても、メッセー
ジは、適宜な手段(例えば、ハードコピーとして)によ
って、あるいは、電子的な通信媒体(例えば、インター
ネット、電子メール、ファクシミリ等)によって供給さ
れる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の他の目的及び多くの付随
的な特徴は、以下の詳細な説明を図面を考慮して参照す
ることにより、容易に認識されると同時により良く理解
されよう。
【0022】ここで、同様の参照符号が同様の部品を示
している図面を参照すると、本発明にしたがって構成さ
れたシステムが図1に参照符号20で示されており、こ
のシステムは、望ましくない健康に関係する行動を改善
(例えば、止める)ことを望む、あるいは、望ましい健
康に関係する行動を維持することを望む個人に対してカ
スタマイズされたすなわち個別仕様の特定のプランを生
成する。本システムは、喫煙停止(禁煙)、体重減少
(減量)、ストレスコントロール、あるいは、他の健康
に関係する行動を促進するのに特に適している。この目
的を達成するために、本システムは、そのプランが設計
された個人が従うべき一連のカスタマイズされた日毎の
メッセージ(日間メッセージ)を生成して提供する。上
記プランは、その個人が提供した個人情報にしたがって
その個人に関して個別に開発される。
【0023】この点に関して、図2に示すシステムは、
個人によって提供された情報に基づき任意のタイプの健
康に関係する行動の変更/維持を行うために使用するこ
とができるので、一般化されていることを指摘しなけれ
ばならない。したがって、図1は、そのプランを開発し
ようとする個人に関する個人情報データをシステムに与
える種々の方法とともに、そのデータを処理を行うため
のシステムをコンピュータに伝達することのできる種々
の方法、並びに、そのプランのメッセージ30をその個
人に伝達することのできる種々の方法を示している。要
するに、図1に示すシステム20は、単に代表的なもの
であって、他のシステムを本発明に従って構成すること
ができる。
【0024】本発明の好ましい方法論によれば、カスタ
マイズされたプランを開発する前に、”予備段階”を実
行する。この予備段階は、図2のブロックダイヤグラム
に示されており、基本的には、変更すべき又は維持すべ
き特定の健康に関係する行動に特定のプランの案内情報
を潜在的なユーザーに与える作業から構成されている。
例えば、健康に関係する行動が喫煙である場合には、そ
の個人には喫煙に関する特定の案内情報を与える。この
情報は個人の特定の状態(例えば、10代の喫煙者、妊
婦の喫煙者、ヘビースモーカー等)に対して差別化され
るのが好ましい。上記予備情報は、適宜な手段(例え
ば、個人面接またはグループ会合、郵便、インターネッ
ト、Eメールおよびファクシミリ)によって個人に提供
することができる。
【0025】予備段階が完了した後に、「プランの個人
収集段階」が行われる。この段階においては、質問が個
人に伝達されてその個人から個人情報を収集し、最大の
成功率を有するようにそのプランをカスタマイズするす
なわち個別仕様にする。個人に関する上記質問は、上述
のStrecher特許に使用されているタイプのも
の、あるいは、適当と思われる他のタイプのものとする
ことができる。これらの質問は、個人面接、電話面接、
ファクシミリ、または、印刷された質問事項のごとき適
宜な手段によって、個人に伝達することができる。その
個人が自分のコンピュータシステム22(図1)を持っ
ている場合には、上記質問事項は、Eメールあるいはイ
ンターネットのウエブサイトを介して提供することがで
きる。また、パーソナルコンピュータのプログラムディ
スクまたはCDを個人に与えてその個人のコンピュータ
すなわちパーソナルコンピュータを動作させ上記質問を
与えることができる。その個人がファクス機を持ってい
る場合には、上記質問はそのファクス機を介して与える
ことができる。上記質問事項の質問に対する個人の答え
は、適宜な手段(例えば、個人面接、電話面接、インタ
ーネットのウエブサイトへのアクセス、Eメール、ファ
クシミリ、あるいは、印刷された質問事項に対する答え
の返送)を介してシステム20に与えることができる。
【0026】質問を個人に提示する態様、あるいは、そ
の個人の答えがシステムで使用されるように返送される
態様に関係無く、その答えは、図3のブロックダイアフ
ラムに示される「質問事項データ」として識別されるデ
ータを構成する。システム20が個人に関する個別仕様
のプランを開発するために使用するのは、上記質問事項
データである。詳細に言えば、システム20は、質問事
項データが入力されるコンピュータ24を備えている。
上記質問事項データは、キーボード入力、電話接続、あ
るいは、他の適宜な手段(例えば、音声認識ソフトウエ
ア等)を介して、コンピュータ24に入力することがで
きる。個人情報データをコンピュータ24に入力するこ
とにより、本発明の「個人プラン生成段階」が開始され
る。
【0027】本発明の一つの好ましい特徴によれば、コ
ンピュータ24は、「エクスパートシステム」ソフトウ
エアを利用して、質問事項データを処理してその個人に
関して特別に設計され開発された禁煙プランに入力する
アルゴリズムを確立するのが好ましい。システム20に
より生成されたプランは、筋の通った語るような指令の
形態の一連の日毎のメッセージ30によって、個人に伝
達されるようになされており、上記記述式指令は、その
個人が従う日付のない毎日の部分に分割されている。上
記メッセージは、ハードコピー(例えば、印刷されたシ
ート又はカード30(図1))の形態であるのが好まし
い。上記シート又はカード30は、適宜な方法で個人に
伝達するすなわち供給することができる。例えば、上記
シート又はカードは、システムコンピュータ24に連携
するプリンタ26によって印刷され、その後、郵送又は
他の手段によって、個人に供給される。その個人がプリ
ンタを備えたコンピュータシステムを持っている場合に
は、上記メッセージは、電子的に(例えば、インターネ
ット、Eメール、ファクシミリ等を介して)その個人に
供給することができる。上記メッセージは、究極的に
は、ハードコピーの形態(例えば、後に説明するような
一連のカード又はシート)に還元されるのが好ましい
が、上記メッセージを過渡的なものとするか電子的に記
憶して、パーソナルコンピュータ22に連携するビデオ
モニタに単に現れるようにすることができる。
【0028】いずれにしても、本発明の好ましい実施の
形態によれば、各々の毎日のメッセージ30は、そのプ
ランの特定の日に関連する筋の通った語るような指令、
すなわち、「第1」の日、「第2」の日、「第3」の日
等に関する一連の指令を含んでいる。また、図1及び図
3に示すように、毎日のメッセージ30は各々、そのプ
ランの相対的な日を表す標識32を有している。従っ
て、そのプランの第1の日は、「一日目」として認識さ
れ、この日は、個人がそのプランを開始するように選択
した日である。この日は、個人が選択する任意の暦日す
なわちカレンダ日付とすることができる。すなわち、そ
のプランの開始日は、特定の日に予め決定又は確定され
ない。従って、各々の毎日のメッセージ30には日付が
付されていない。日付を付さないということは、各々の
メッセージが何等カレンダ日付を持たず、従って、その
個人がそのプランの一部としての特定の行動を行うため
に特定のカレンダ日付に何等拘束されないということを
意味する。上述のように、特定のカレンダ日付を特定の
行動に関連づける(例えば、6月9日をそのプランの
「卒業(停止)」日又は開始日にする)ことにより、そ
のユーザがその日付を忘れた場合には、そのユーザは、
そのプランに追いついて同期しようとし、これにより、
そのプランの効力を損なわせたり、あるいは、失敗した
と決めつけることになる。
【0029】図3には、上記プランにしたがって生成さ
れた毎日のシート又はカード30が、図面を簡略化する
ために極めて単純化されて示されている。従って、図3
から分かるように、一連のシート/カード30は、前面
及び後面すなわち背面を有する第1のシート又はカード
30Aを含んでいる。次の連続するシート又はカード
は、「一日目」のシート又はカード30Bである。この
カードも前面及び後面を有している。次の連続するカー
ドは、前面及び後面を有する「二日目」のカード30C
である。一つの代表的な好ましい実施の形態によれば、
禁煙プランは、21日の期間から構成されている。従っ
て、毎日のカード又はメッセージの最後は、「二十一日
目」のカード30Vとして特定されている。必要であれ
ば、追加のカード(図示せず)を「メンテナンス指示」
カードの形態で提供することができる。
【0030】図1、図3及び図5に示すように、各々の
カードの前面は、そのプランの日を表す標識32を有し
ている。前面はまた、その日の養生法に関する記述式指
令を有している。各々のシート又はカード30の裏側す
なわち後面には、問題とする行動のタイプに関係する情
報を有する標識36が設けられているが、この標識は一
般化されたものであって、その個人に対して特別に個別
仕様で形成されたものではない。各々のカード/シート
30の前面に現れていて、その個人に対してカスタマイ
ズされている、記述式指令34は、その個人がその日に
従うために十分なガイダンスすなわち案内を与えるよう
に、筋の通った語るような形態の十分な情報量を含んで
いる。
【0031】そのカードのその日にそのプランの各々の
日に関するシート又はカードをその個人に提供し、これ
により、その個人が、そのプランの後続する日に関する
カード又はシートを何等見ることがなく、従って、その
個人を過剰の情報で圧倒させることなく、その個人が早
期に開示された後の段階の指令に悩まされることのない
ようにすることが好ましい。この目的のために、カード
又はシートが、インターネット、ファクシミリ、Eメー
ル等を介して電子的に供給される場合には、そのプラン
の各々の日毎に上記カード又はシートを一時に供給する
のが好ましい。そのプランの総てのシート又はカードが
一時に供給される場合には、その個人は、そのプランの
特定の日に関するシート又はカード30にある指示又は
情報だけを見てそれに従うように指示されるのが好まし
い。
【0032】ここで、図3及び図4を参照して、2つの
代表的なシート又はカード30の詳細を説明する。従っ
て、図面から分かるように、一連のシート又はカードの
第1のシート又はカード30Aは、「個人プロファイ
ル」カードの形態である。この目的のために、シート又
はカード30Aは、質問事項の答えから収集され、個人
プランのベースになっているその個人の個人プロファイ
ルの簡潔な要約を含んでいる。図4に示すように、例示
的な個人(「John Doe」)に関する個人プロフ
ァイルカード30Aの前面は、Mr.Doeの年齢は5
3であり、彼は男性であり、彼の過程にはもう一人の喫
煙者がいることを示している。Mr.Doeは、一日に
平均20本の紙巻きタバコを吸う。彼は、禁煙を三回試
みている。彼が喫煙しなかった最も長い期間は、3か月
半である。彼が最後に禁煙を試みたのは、1979年6
月であった。彼は、パッチ及びガムの如きニコチン代替
製品を試みた。彼は、起床時から30分以内に喫煙す
る。彼は、楽しみ、ストレス解放及び自己報償のために
喫煙する。彼は、健康を憂慮して、また、彼の家族から
の圧力を受けて、禁煙したがっている。彼は、体重が増
えること、並びに、禁煙に対するバリヤとしての意志力
の欠如を恐れている。彼は、自分の喫煙習慣は、食後の
儀式として、又は、運転をするときに、あるいは、スト
レスのある状況にある場合に、もしくは、アルコールを
たしなんだ時に発現すると考えている。彼は、自分の禁
煙における成功率に関して幾分自信をもっている。
【0033】上述のように、個人プロファイルのシート
又はカード30Aの前面に現れる情報は総て、個人デー
タ収集段階の間にMr.Doeに提示された質問に対す
る答えから誘導されている。カード30Aの後面すなわ
ち裏側は、Mr.Doeの一般的なガイダンス又は情報
についての禁煙に関する一般的な情報を含んでおり、彼
に関して特別に個別仕様にされたものではない。
【0034】一連のメッセージの次のカード又はシート
30は、今までに特定した「一日目」のカード又はシー
ト30Bである。このカード又はシートは、図5に詳細
に示されており、そのプランの第1の日を構成してい
る。従って、カード30Bの前面に現れる標識32は、
「一日目」の標識を有している。この日は、Mr.Do
eの「卒業日」である。また、一日目のカード30B
は、このカードの前面にある標識34の形態の詳細な指
示を有している。これらの指示は、Mr.Doeがその
プランの「一日目」又は「卒業日」であると決めた任意
の日に彼が従うべき指示である。図5の代表的な実施の
形態においては、プランの「一日目」のカードは、体重
の増加及び意志力の欠如に関するMr.Doeの特別な
関心事に焦点を当てている。「一日目」のカード30B
の裏側すなわち後面は、禁煙を望む人々に概ね当てはま
る一連の指示(例えば、Mr.Doeに関しては、総て
の喫煙に関係する物を排除すること)を含んでいる。す
なわち、Mr.Doeは、総ての紙巻きタバコを破壊
し、灰皿、ライタ及びマッチを総て彼の家、仕事場及び
車から除去することを助言される。
【0035】「一日目」のカードの前面及び後面に現れ
ている推奨事項に従うことにより、Mr.Doeは、彼
の喫煙習慣を破る過程に入ることになる。次の日に、M
r.Doeは、「二日目」のカード30B、詳細に言え
ば、そのカードの前面及び後面にそれぞれ現れる個別仕
様の指示34並びに一般化された情報36を読んでこれ
に従うことになる。プランの「三日目」に、Mr.Do
eは、自分の注意を「三日目」のカードに導いて、その
カードに与えられている養生法に従うことになる。M
r.Doeが彼の喫煙習慣を破ってしまっていなければ
ならない時点である「二十一日目」までのプランの一連
の日の各々について、Mr.Doeは上記手順に従うこ
とになる。この時点において、Mr.Doeに詳細なメ
ンテナンス指示を与えることができる。これらの指示
は、追加のカード又はシート(図示せず)の形態とする
ことができ、あるいは、ファクシミリ、Eメール等の何
らかの電子通信手段によって供給されるメッセージとす
ることができる。適当である場合には、個人接触、電
話、通常郵便等によって指示を与えることができる。
【0036】本発明の別の好ましい特徴によれば、イン
ターネット、Eメール、ファクシミリ、個人接触、又は
他の何らかの手段を介して、コンピュータが生成する進
度管理をMr.Doeに対して行うことができる。進度
管理は、Mr.Doeが禁煙という彼の目標をどの程度
良好に達成しているかを判定するために行われる。追加
の支援が必要な場合には、その追加の支援を適宜な態様
で彼に与えることができる。
【0037】上述のように、その個人の「個人プロファ
イル」は、質問事項に対する彼又は彼女の答えによって
確立され、本発明のシステムによってその個人に関して
生成されるカスタマイズされた養生法又はプランを開発
するベースの役割を果たす。幾つかの用途において、そ
の個人がシステムに最新化された個人情報を与え、これ
により、そのプランを計画する日々の間に彼又は彼女の
個人プロファイルを変更又は調節して、そのプランを彼
又は彼女に対してより厳密な個別仕様にすることができ
るようにするのが望ましい。プランに対するそのような
変更/調節の工夫は、種々の方法で容易に実行すること
ができる。例えば、本発明のシステムがインターネット
に接続されていて、ウエブサイトが提供されている場合
には、個人に個人認証番号(PIN)を与えて、ウエブ
サイトにアクセスすることができるようにすることがで
き、その個人はそのウエブサイトで自分自身に関する最
新化された個人情報を提供することができる。次に、本
システムのコンピュータは、エクスパートシステムのソ
フトウエアと連携して、上記情報に作用して個人プロフ
ァイルを最新化し、この最新化されたプロファイルに基
づいてその後のメッセージを生成する。上述の最新化さ
れたメッセージは、例えば、その個人が上記ウエブサイ
トにまだアクセスしている間に、その個人に即座に返送
されるのが好ましい。そうではなく、上記変更された又
は調節されたメッセージは、他の適宜な方法で又は適当
な任意の時間に適宜な手段(例えば、上述の変更されて
いないメッセージに関して上で説明したような手段)に
よって供給することができる。
【0038】以下の事柄は、個人(John Doe)
によって本発明のシステムに与えられた最新化された情
報にしたがって調節された又は変更されたメッセージを
彼に与える、禁煙プログラムの一つの代表的な手順を構
成する。21日間のプログラムの過程の間に、John
Doeは、上述のカード/シートを受け取る。これら
カード/シートは、彼の最初の個人プロファイル(すな
わち、質問事項に対する彼の答えに応じて開発された個
人プロファイル)を反映している。しかしながら、Jo
hn Doeは、適宜な電子通信媒体(例えば、インタ
ーネット)を用いて、彼の個人プロファイルを編集する
日常的な機会のオプションを有している。従って、彼は
毎日、システムにアクセスし(例えば、ウエブサイトに
到達してログオンする)、その特定の時点における彼の
プロファイルの何かに関して特別に設計された別の質問
に応答することができる。本システムのエクスパートソ
フトウエアは、John Doeの応答に基づいて、次
の時間に関する一組の指示を設計し、明日チェックイン
を行って「自分がどのようにしているかを我々に知らせ
る」ように彼を促す。例えば、それがそのプランの第1
1日(「十一日目」)であり、John Doeが、怒
り/ストレスを処理するのに特に困難な時間を過ごして
おり、彼が、ウエブサイトにログインしたときにその情
報をシステムに与えた場合には、システムは、それに応
じて第12日(「十二日目」)のメッセージを調節する
ことになる。従って、十二日目のメッセージは、その日
に関する標準的な指示ばかりではなく、John Do
eが紙巻きタバコなしにどのようにストレスの多い状態
を処理することができるかについての助けになるヒント
を含むことになる。
【0039】健康に関係する行動を変更する技術に関す
る当業者には理解されるように、健康に関係する行動の
プランをその実行中(オンザフライ)に変更する又は調
節する機能は、有力な特徴であり、その理由は、個人対
個人の関与プログラムで一般的に生ずる事柄を模倣する
からである。有効な変化プロセスに対して極めて大きな
重要性を有する別のファクタは、個人に提供される外部
サポート(外的支援)の量及び品質である。例えば、繊
細で情報を開示するサポートネットワークは、積極的な
行動変化を開始し、より重要なことはそれを維持すると
いう可能性を大幅に高めることができる。
【0040】変化を求めている個人を目標にする情報は
大量にあるが、個人の支援になるような情報はほとんど
ない。殆どの場合には、プロセスは、知的に接触され、
例えば、個人がその情報の知恵を見て簡単に変わること
を期待して、論理的な情報を個人に提示している。この
方法は、「正しいことをさせる」アプローチと呼ぶこと
ができる。論理的であるので、そのような方法は、心理
学的、社会学的及び生理学的な複合的なライフスタイル
を否定する。従って、自分の行動を変えることを望む個
人を事実でうち負かすことによる「正しいことをさせ
る」アプローチを用いると、個人の罪悪感、怒り及び恐
れの反応を引き起こすきっかけになるので、論理的で衝
動的なブラックメール(例えば、恋をした人間が、「あ
なたが本当に私を愛しているのなら、あなたは変わる」
と言うような)によって逆襲される可能性がある。その
ような感情から逃げる必要性は、変更しようとする又は
終わらせようとする正にその健康に関係する行動(例え
ば、喫煙、飲み過ぎ、ドラッグの濫用、着生のライフス
タイル等)に個人を直接的に導くことが多い。
【0041】上述の事柄を考慮に入れて、本発明のシス
テム及び方法は、健康に関係する行動を変えることを望
んでいるその個人と密接な個人的な関係を有している単
数又は複数の他の人間を励まして教育することによっ
て、実行することができる。上述の単数又は複数の他の
人間は、「ライフスタイル・コーチ」であると見なさ
れ、将来は、システム20、その個人に関して開発され
たプラン又は養生法、並びに、「コーチング情報」にア
クセスすることになる。コーチング情報は、そのコーチ
が年代順の変化の過程を理解することを助けるように個
別仕様で設計されていて、その個人に対するそのコーチ
のコーチングの品質を改善する対話の機会を与える。こ
の目的のために、本発明の一つの好ましい観点によれ
ば、システム20は、個別仕様の参考コーチングプラン
を開発するようになされており、このプランは、行動を
変えることを望んでいるその個人によって使用されてい
る個別仕様のプログラムと直接的に関連づけられること
になる。上記個別仕様のコーチングプランは、質問事項
又は任意の適宜な手段を用いて開発することができ、行
動の変化過程にあるその個人に与えられる事項に関連づ
けられた毎日のメッセージの形態としてコーチに提供さ
れるのが好ましい。例えば、John Doeが、彼の
禁煙プログラムのいずれかの日(例えば、「四日目」)
にある場合に、彼のコーチは、その日に関連づけられた
事項に特に関係する個別仕様のメッセージを受け取るこ
とができる。これらの毎日のメッセージは、適宜な態様
で(例えば、インターネットにアクセスすることによっ
て)コーチに供給することができる。各々のメッセージ
は、そのプランの日(例えば、「四日目」)を表す標識
と、問題とする行動に全体的に関連する一式の一般的な
基本情報と、コーチがJohnDoeに喫煙習慣を破ら
せるために利用できる特別の又は個別仕様の情報とを含
んでいる。実際に、システム20は、コーチが追加のチ
ップに関するエクスパートシステムのソフトウエアに照
会することができ、また、そのコーチがその個人をコー
チする特定の試みにどの程度上手く応答しているかを判
定又は測定するように設計された一連の質問に応答する
ことができるようになっている。
【0042】上述のように、エクスパートシステムのソ
フトウエアは、自分の健康に関係する行動を変更するこ
とを望んでいるその個人の関心プロファイル(質問事項
に対するその個人の答えに応答して本システムが開発し
たプロファイル)を有している。各々のコーチの関心プ
ロファイルは、本システムにも存在し、コーチによって
答えられる質問事項に応答して、あるいは、他の何らか
の態様でそのコーチから収集された情報から、エクスパ
ートシステムのソフトウエアによって開発されることに
なる。
【0043】行動の変更を行っているその個人のプロフ
ァイル、並びに、その個人のコーチのプロファイルの両
方を用いることにより、システム20は、その個人の努
力をより良く支援することを可能にするメッセージをコ
ーチに与えることができる。例えば、John Doe
のコーチがJohn Doeの喫煙を止めさせる助けを
支援するために、そのコーチが一日に受け取ることので
きるメッセージは、「John Doeは、あなたと同
じようにボーリングを楽しむので、あなたは、二人でそ
の地方のボーリング場へ行ってボーリングを2,3ゲー
ムし、二人で一緒に時間を楽しむことを示唆することが
できる」という内容を含むことができる。
【0044】上述のように、本システム20はまた、健
康に関係する行動の変更を行っている個人から最新の情
報を獲得して、その個人のプランを「オンザフライです
なわち実行中に」変更するように設計されている。その
ようなプランの変更を更に容易にするために、本システ
ム20は、個人の毎日の入力から生ずるそのプランのあ
らゆる変化又は変更をそのコーチに助言するようになさ
れているのが好ましい。上述の毎日の変更事項は、その
コーチに提供されるメッセージとしてコーチに与えられ
る。
【0045】この時点において、本システム及び方法論
は、広範な用途を有しており、従って、禁煙プランに限
定されないことを繰り返し述べる必要がある。従って、
本発明は、任意の望ましくない行動を改善するために使
用することができる。また、本発明は、望ましい行動を
維持するためのプランを確立するために使用することが
でき、例えば、既に喫煙を止めている人間がその行動を
維持することを助けるために、減量を行った人間がその
体重を維持することを助けるために、あるいは、他の行
動を維持するために使用することができる。実際に、本
発明のシステム及び方法は、健康に関係するか否かに関
係無く、習慣的な行動の変更及び/又は維持を必要とす
る任意の用途に使用することができる。
【0046】これ以上詳細に説明しなくても、上の記載
は本発明を十分に説明しているので、当業者は、現在又
は将来の知識を応用することにより、本発明を種々の使
用条件の下で用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムを示すブロック図及び系統図
を複合した概略図である。
【図2】種々の用途(例えば、人間に喫煙を止めさせる
ため、人間の体重をコントロールさせるため、ストレス
を管理させるため等の)について本発明が採用する方法
論を示すフローチャートである。
【図3】個人がその目標(例えば、喫煙を止めること)
を達成することを可能にするために本発明にしたがって
製造された複数のカード又はシートの図である。
【図4】喫煙を止めることを望む人間によって使用され
るように本発明にしたがって生成された代表的な前書指
示カード又はシートの前面及び孔面の拡大平面図であ
る。
【図5】喫煙を止めることを望む人間によって使用され
るように本発明にしたがって生成された代表的な「一日
目(プランの第1日)」の指示カード又はシートの前面
及び孔面の拡大平面図である。
【符号の説明】
20 システム 22 パーソナルコンピュータ 24 システムコンピュータ 26 プリンタ 28 プリンタ 30 メッセージ 30A 個人プロファイルカード 30B 「一日目」のカード 30C 「二日目」のカード 30V 「二十一日目」のカード 32 数字標識 34 記述式の指示 36 標識
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・エイチ・サミュエルソン アメリカ合衆国ミシガン州48176,セイラ イン,ヴィレッジ・ロード 5162 Fターム(参考) 5B049 CC32 FF01 GG02

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人が選択する日に開始するカスタマイ
    ズされた養生法に従うことによって、その個人が健康に
    関係する望ましくない習慣的な行動を変更すること、あ
    るいは、健康に関係する望ましい行動を維持することを
    支援する知覚可能な情報をその個人に提供する方法であ
    って、 (A) 一連の質問事項に対する前記個人の答えに基づ
    いてその個人からデータを収集する工程と、 (B) 前記データをコンピュータで利用して、前記デ
    ータを処理し、前記個人が健康に関係する望ましくない
    行動を変更する、あるいは、健康に関係する望ましい行
    動を維持することを支援するカスタマイズされた養生法
    の一部として、カスタマイズされた一連の特定の行動変
    化メッセージを前記選択された日に対して考量された日
    毎の順序で提供する工程と、 (C) 前記選択された日から前記カスタマイズされた
    メッセージの日までの日数を表すそれぞれの数字標識を
    各々有する前記カスタマイズされたメッセージを視覚的
    に認識可能な形態として一日基準で順に前記個人に提供
    する工程と、 (D) 一日分のメッセージよりも多いメッセージを前
    記個人が一時に見ることができないように、前記カスタ
    マイズされたメッセージを整理して、前記各々のカスタ
    マイズされたメッセージがそのメッセージに関連する日
    に見えるようにする工程とを備えること、を特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記カ
    スタマイズされたメッセージは、印刷された形態で提供
    されること、を特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、前記各
    々のカスタマイズされたメッセージは、そのメッセージ
    独自のシートに印刷されること、を特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、前記シ
    ートは各々、前記カスタマイズされたメッセージを有し
    ている第1の面と、健康に関係する望ましくない又は望
    ましい行動に一般的に関係する情報を含む標識を有する
    第2の面とを備えていること、を特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法において、前記健
    康に関係する望ましくない行動が喫煙行動であること、
    を特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法において、前記カ
    スタマイズされたメッセージは各々、電子通信媒体を介
    して前記個人に提供されること、を特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法において、前記電
    子通信媒体は、ファクシミリ、Eメール及びインターネ
    ットから成る群から選択されること、を特徴とする方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の方法において、前記一
    連のカスタマイズされたメッセージは各々、前記電子通
    信媒体によって前記個人に毎日供給されること、を特徴
    とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の方法において、更に、
    前記電子通信媒体から前記カスタマイズされたメッセー
    ジを印刷する工程を備えること、を特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の方法において、前記
    カスタマイズされたメッセージは各々、それぞれ独自の
    シートに印刷されること、を特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の方法において、前記
    一連の質問は、インターネット、Eメール、ファクシミ
    リ、印刷された質問事項、パーソナルコンピュータ・プ
    ログラム、個人面接、又は、電話面接から成る群の中の
    1又はそれ以上の手段によって前記個人に伝達されるこ
    と、を特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の方法において、前記
    データは、磁気媒体、光学媒体、コンピュータのキーボ
    ード、電話機のタッチパッド、及び、音声認識ソフトウ
    エアから成る群の中の1又はそれ以上の手段によって前
    記コンピュータに伝達されること、を特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の方法において、前
    記データは、磁気媒体、光学媒体、コンピュータのキー
    ボード、電話機のタッチパッド、及び、音声認識ソフト
    ウエアから成る群の中の1又はそれ以上の手段によって
    前記コンピュータに伝達されること、を特徴とする方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の方法において、前記
    カスタマイズされたメッセージを筋の通った語るような
    指令の形態として生成するエクスパートシステムのソフ
    トウエアを前記コンピュータに与える工程を備えるこ
    と、を特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の方法において、前記
    カスタマイズされたメッセージは、前記養生法の開始前
    の一連の質問に対する前記個人の答えに基づいて確立さ
    れ、当該方法は更に、前記養生法のメッセージの中の幾
    つかを前記個人によって提供された別の情報に基づいて
    前記養生法の間に変更する工程を備えること、を特徴と
    する方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法において、前
    記質問に対する前記答えは、その個人に関する個人プロ
    ファイルを確立し、前記個人により与えられる前記別の
    情報は、前記個人プロファイルを最新化すること、を特
    徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の方法において、前
    記別の情報は、電子通信手段を介して前記個人によって
    提供されること、を特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の方法において、前
    記別の情報は、電子通信手段を介して前記個人によって
    提供されること、を特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の方法において、前
    記個人プロファイルを最新化するために前記システムに
    アクセスするための個人認証番号を前記個人に与えるこ
    と、を特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の方法において、前
    記電子通信手段は、インターネットから構成されるこ
    と、を特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の方法において、健康
    に関係する望ましくない習慣的な行動を変更することを
    望む個人、あるいは、健康に関係する望ましい行動を維
    持することを望む個人を支援するためのサポートメッセ
    ージをサポート人に伝達すること、を特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の方法において、前
    記サポートメッセージは、前記サポート人に与えられた
    一連の質問に対する前記個人の答えに基づいて前記コン
    ピュータによって開発されること、を特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の方法において、前
    記メッセージは、該メッセージが健康に関係する望まし
    くない習慣的な行動を変更することを望む前記個人、又
    は、健康に関係する望ましい行動を維持することを望む
    前記個人に伝達されるのと同じような態様で、前記サポ
    ート人に伝達されること、を特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 個人が選択した日に開始される計算さ
    れた養生法に従うことによって、健康に関係する望まし
    くない習慣的な行動を変更しようとする、あるいは、健
    康に関係する望ましい行動を維持しようとする前記個人
    を支援するシステムであって、コンピュータと、健康に
    関係する望ましくない行動を変更しようとする、あるい
    は、健康に関係する望ましい行動を維持しようとする前
    記個人を支援するカスタマイズされた養生法を確立する
    視覚的に認識可能な一連のカスタマイズされたメッセー
    ジとを備えており、前記コンピュータは、一連の質問に
    対する前記個人の答えに基づいて前記個人から収集され
    たデータを受信して前記データを処理し、これにより、
    前記カスタマイズされたメッセージを提供するようにな
    されており、前記一連のカスタマイズされたメッセージ
    は、前記選択された日に対して考量された日毎の順序に
    なっており、前記メッセージは各々、毎日順に前記個人
    によって視覚的に認識されるようになされていると共
    に、前記選択された日から前記メッセージの日までの日
    数を表すそれぞれの数字標識を含んでおり、前記一連の
    カスタマイズされたメッセージは各々、前記個人が一日
    分よりも多い数のメッセージを一時に見ることがないよ
    うに、そのメッセージに関連する日に見えるようになさ
    れていること、を特徴とするシステム。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載のシステムにおい
    て、前記メッセージは、印刷された形態であること、を
    特徴とするシステム。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のシステムにおい
    て、前記メッセージは各々、それぞれのシートに与えれ
    ること、を特徴とするシステム。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載のシステムにおい
    て、前記シートは各々、前記カスタマイズされたメッセ
    ージを有する第1の面と、前記健康に関係する望ましい
    及び望ましくない行動に一般的に関係する情報を含む標
    識を有する第2の面とを備えていること、を特徴とする
    システム。
  28. 【請求項28】 請求項24に記載のシステムにおい
    て、更に、前記各々のメッセージを電子的な形態で生成
    し、前記各々のメッセージをハードコピーとして印刷す
    るためのプリンタへ前記メッセージを搬送するための、
    電子通信手段を備えること、を特徴とするシステム。
  29. 【請求項29】 請求項24に記載のシステムにおい
    て、前記電子通信手段は、ファクシミリ、Eメール及び
    インターネットから成る群から選択されること、を特徴
    とするシステム。
  30. 【請求項30】 請求項24に記載のシステムにおい
    て、更に、前記コンピュータと連携して前記カスタマイ
    ズされたメッセージを筋の通った語るような指令の形態
    として生成する、エクスパートシステムのソフトウエア
    を備えること、を特徴とするシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10861595B2 (en) 2015-05-01 2020-12-08 Cureapp, Inc. Device, system, and method to quit smoking

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US10861595B2 (en) 2015-05-01 2020-12-08 Cureapp, Inc. Device, system, and method to quit smoking

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