JP2001092720A - 情報処理装置、ネットワークシステム、複製処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、ネットワークシステム、複製処理方法、及び記憶媒体

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JP2001092720A
JP2001092720A JP26750799A JP26750799A JP2001092720A JP 2001092720 A JP2001092720 A JP 2001092720A JP 26750799 A JP26750799 A JP 26750799A JP 26750799 A JP26750799 A JP 26750799A JP 2001092720 A JP2001092720 A JP 2001092720A
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Norihito Aoki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正なデータ複製を確実に防ぎ、データを確
実に保護することが可能な情報処理装置を提供する。 【解決手段】 ファイル名が表示された表示部103の
画面上にて、ユーザからマウス等の操作によって指定さ
れた範囲内のファイル名に対応するデータ内容が、複製
が禁止されているデータであった場合、範囲の指定や複
製実行の指示を無効にして、対象データに複製処理が行
われること(対象データの複製が生成されること)を禁
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ファイル
名が表示されたウィンドウ画面上から、ユーザによって
指定された範囲内にあるファイルの複製を生成する技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日において、コンピュータやネットワ
ーク技術の発達に伴って、パーソナルコンピュータが多
く用いられるようになった。一般に、パーソナルコンピ
ュータ(以下、単に「パソコン」と言う)には、CRT
(冷陰極管)やLCD(液晶表示装置)等の表示部、メ
モリ、FDD(フロッピーディスクドライブ)、及びH
DD(ハードディスクドライブ)等の記憶部、及びCP
U(中央演算処理装置)等の演算処理部が設けられてい
る。そして、パソコンでは、その内部に記憶されている
種々のアプリケーションが実行されることで、データの
編集や保存、ネットワークを介した通信等、様々な処理
が行えるようになされている。
【0003】そこで、上述のようなパソコンにて実行で
きる処理として、データの複製の作成がある。ディジタ
ルデータについては、元のデータをほぼ完全な形で複製
することが容易である。具体的には例えば、図7は、米
国マイクロソフト社のWindows95のエクスプロ
ーラでの表示画面を示したものである。この画面上に
て、ユーザは、マウス等の操作によって、複製したいフ
ァイルが存在する範囲を指定し、処理選択メニュー(図
示せず)から「複製」を選択すれば、上記の範囲内のフ
ァイルの複製を得ることができる。上記図7では、文字
反転部分がユーザから指定された範囲を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように従来では、どのようなデータであっても、その
複製を誰でも簡単に行うことが可能であった。すなわ
ち、ディジタルデータの特徴ゆえに著作権で守らなけれ
ばならないデータであっても、そのデータが、著作権者
の承諾無しに違法に複製される可能性が十分あった。
【0005】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、不正なデータ複製を確実に防
ぎ、データを確実に保護することが可能な、情報処理装
置、ネットワークシステム、複製処理方法、及びそれを
実施するための処理ステップをコンピュータが読出可能
に格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、任意のデータを記憶する記憶手段と、上
記記憶手段に記憶されているデータを識別するための識
別情報を画面表示する表示手段と、上記表示手段での表
示画面上にて、任意の上記識別情報が存在する範囲の指
定及び複製処理の実行を指示するための指定手段と、上
記指示手段からの指示に基づいて、上記記憶手段から読
み出した上記指定範囲内の識別情報に対応するデータに
対して上記複製処理を行う複製手段と、上記指定範囲内
の識別情報に対応するデータ内容に基づいて、上記複製
手段にて複製が生成されることを禁止する制御手段を備
えることを特徴とする。
【0007】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記制御手段は、上記指定範囲内の識別情報に対応する
データ内容に基づいて、上記指定手段での範囲指定を無
効にすることを特徴とする。
【0008】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記制御手段は、上記指定範囲内の識別情報に対応する
データ内容に基づいて、上記指定手段での複製処理実行
の指示を無効にすることを特徴とする。
【0009】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記制御手段は、上記指定範囲内の識別情報に対応する
データ内容に基づいて、対象データの削除、破壊、及び
暗号化の何れかの処理を実行することを特徴とする。
【0010】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記制御手段は、上記指定範囲内の識別情報に対応する
データ内容に基づいて、上記指示手段による上記複製処
理実行の指示の度に上記表示手段により警告表示を行っ
て、上記複製処理実行の指示を無効にすると共に、上記
表示手段での警告表示が所定回数行われた場合に、対象
データの削除、破壊、及び暗号化の何れかの処理を実行
することを特徴とする。
【0011】第6の発明は、上記第1の発明において、
上記制御手段は、上記指定範囲内の識別情報に対応する
データ内容が複製が禁止されたデータであった場合に、
上記の処理を実行することを特徴とする。
【0012】第7の発明は、複数の機器がネットワーク
を介して互いにデータ授受できるようになされたネット
ワークシステムであって、上記複数の機器の少なくとも
1つの機器は、請求項1〜6の何れかに記載の情報処理
装置の機能を有することを特徴とする。
【0013】第8の発明は、任意のデータを識別するた
めの識別情報が表示された画面上にて、外部からの操作
によって指定された範囲内に存在する識別情報に対応す
るデータをメモリから読み出し、その読み出したデータ
に対して、外部からの操作による複製処理実行の指示に
基づいて複製処理を実行する複製処理方法であって、上
記指定範囲内に存在する識別情報に対応するデータ内容
に基づいて、対象データに対する上記複製処理が行われ
ることを禁止する制御ステップを含むことを特徴とす
る。
【0014】第9の発明は、上記第8の発明において、
上記制御ステップは、上記範囲指定を無効にすること
で、上記複製処理が行われることを禁止するステップを
含むことを特徴とする。
【0015】第10の発明は、上記第8の発明におい
て、上記制御ステップは、上記指定範囲内の識別情報に
対応するデータ内容に基づいて、上記複製処理実行の指
示を無効にすることで、上記複製処理が行われることを
禁止するステップを含むことを特徴とする。
【0016】第11の発明は、上記第8の発明におい
て、上記制御ステップは、上記指定範囲内の識別情報に
対応するデータ内容に基づいて、上記複製処理実行の指
示がなされた場合に、対象データの削除、破壊、及び暗
号化の何れかの処理を実行するステップを含むことを特
徴とする。
【0017】第12の発明は、上記第8の発明におい
て、上記制御ステップは、上記指定範囲内の識別情報に
対応するデータ内容に基づいて、上記複製処理実行の指
示の度に警告表示を行って、上記複製処理実行の指示を
無効にすると共に、上記警告表示が所定回数行われた場
合に、対象データの削除、破壊、及び暗号化の何れかの
処理を実行するステップを含むことを特徴とする。
【0018】第13の発明は、上記第8の発明におい
て、上記制御ステップは、上記指定範囲内の識別情報に
対応するデータ内容が複製が禁止されたデータであった
場合に、上記の処理を実行するステップを含むことを特
徴とする。
【0019】第14の発明は、請求項8〜13の何れか
に記載の複製処理方法の処理ステップを、コンピュータ
が読み出し可能に格納した記憶媒体であることを特徴と
する。
【0020】具体的には例えば、キーボードやマウス等
の操作部、CRT(冷陰極管)やLCD(液晶表示装
置)等の表示部、メモリー、FDD(フロッッピーディ
スクドライブ)、HDD(ハードディスクドライブ)等
の記憶部、及びCPU(中央演算処理装置)等の演算処
理部を有する情報処理機器等を動作させるプログラムに
おいて、データを複製するための範囲指定が、複製が禁
止されたデータが存在する範囲になされた場合、この範
囲指定を無効にする。このように、複製処理実行の指示
(複製命令)をする際に必要となる範囲指定を無効にす
る構成とすることで、不正な複製を防ぐことができる。
また、上記の情報処理機器等を動作させるプログラムに
おいて、複製処理実行の指示を検知すると、該指示を無
効にする。このような構成によっても、不正な複製を防
ぐことができる。また、上記情報処理機器等を動作させ
るプログラムにおいて、複製処理実行の指示を検知する
と、複製対象となるデータを削除、破壊、又は暗号化す
る。このような構成によっても、不正な複製を防ぐこと
ができる。また、上記情報処理機器等を動作させるプロ
グラムにおいて、 複製処理実行の指示を検知すると、
複製対象となるデータを展開するためのアプリケーショ
ンを削除、破壊、又は暗号化する。このような構成によ
っても、不正な複製を防ぐことができる。また、上記情
報処理機器等を動作させるプログラムにおいて、複製処
理実行の指示を検知した際に生じる警告表示の回数を数
え、その回数がある一定の回数になった際に、複製対象
となるデータ或いは複製対象となるデータを展開するた
めのアプリケーションを削除、破壊、又は暗号化する。
このような構成によっても、不正な複製を防ぐことがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0022】本発明は、例えば、図1に示すような端末
装置100に適用される。この端末装置100は、パー
ソナルコンピュータ等からなり、CRTやLCD等の表
示部103と、プリンタ等の外部出力部106と、コン
トローラ104と、FDDやHDD等の大容量記憶部1
05と、外部機器やネットワークを介しての通信等を行
うためのI/Oインターフェース107と、装置全体の
動作制御を司るCPU等の演算処理部(以下、「CP
U」と言う)101と、CPU101により作業用メモ
リ等として使用されるメモリ102と、CPU101に
よる動作制御のための各種アプリケーション(例えば、
PDFアプリケーション等を含む)がプログラムコード
化されて記憶されるプログラムメモリ109とが、バス
108上に接続され互いにデータ授受する構成としてい
る。
【0023】上述のような端末装置100は、CPU1
01が各種アプリケーションをプログラムメモリ109
から読み出して実行することで、データの編集や保存、
外部機器やネットワークを介しての通信等、様々な情報
処理が行えるようになされているが、本装置での最も特
徴とする情報処理を「データの複製」としている。
【0024】図2は、上記「データの複製」に着目した
場合の端末装置100を機能的に示したものである。上
記図2に示すように、端末装置100は、ユーザからの
マウス等による操作情報が与えられる制御部111と、
制御部111からの制御に従ってデータ複製処理を実行
するデータ処理部112とを含んでなる。これらの各部
は、CPU101での各種アプリケーションの実行によ
り実現される。
【0025】ここで、データの複製を行う上では、ユー
ザからのマウス等の操作による、対象となるデータの範
囲指定(範囲の始点値及び終点値)が必要になる。具体
的には、上記図複数のデータ名(データを識別するため
の情報)が表示されている画面上において、ユーザは、
所望するデータ名が表示されている範囲を、マウス等の
操作によって指定する。制御部111は、この指定され
た範囲のデータ名に対応するデータが予め保存されてい
るメモリ113を参照することで、それらが保護すべき
データであるか否かを確認する。上記の確認の結果、保
護する必要のないデータでない場合(複製が許可されて
いるデータの場合)には、上記の範囲指定の情報をデー
タ処理部112に与える。データ処理部112は、制御
部111からの情報に基づいて、該当するデータをメモ
リ113から読み出し、それに対する複製を生成して出
力する。この複製物は、さらなるユーザからの指示に従
って、例えば、出力部106からプリントアウトされた
り、I/Oインターフェース107を介して外部出力さ
れたりする。一方、上記の確認の結果、保護すべきデー
タであった場合(複製が禁止されているデータの場
合)、例えば、図3〜図6のフローチャートに従ったア
プリケーション1〜4の処理が実行されることになる。
以下、これらのアプリケーションの処理について具体的
に説明する。
【0026】[アプリケーション1:上記図2参照]先
ず、制御部111は、ユーザによる上述した範囲指定に
おいて、その始点値の要求がなされたか否かを判別する
(ステップS202)。この判別の結果、始点値の要求
がなされていない場合は、そのまま待機状態となる。一
方、始点値の要求がなされた場合、制御部111は、上
記図2中の〜の何れかの経路での処理を実行する。
【0027】の経路:制御部111は、ステップS2
02にて判別された範囲の始点値を消去した後(ステッ
プS203)、空データが存在する範囲の始点値をデー
タ処理部112に受け渡す(ステップS204)。そし
て、制御部111は、終点値の要求がなされたか否かを
判別し(ステップS205)、この判別の結果、終点値
の要求がなされた場合、ステップS203及びS204
と同様にして、該終点値を消去した後(ステップS20
6)、空データが存在する範囲の終点値をデータ処理部
112に受け渡す(ステップS207)。その後、本処
理終了となる。
【0028】の経路:制御部111は、ステップS2
02にて判別された範囲の始点値を、特定の値又は任意
の値(複製が許されたデータが存在する始点値等)に置
換した後(ステップS209)、その置換値を始点値と
してデータ処理部112受渡す(ステップS210)。
そして、制御部111は、終点値の要求がなされたか否
かを判別し(ステップS205)、この判別の結果、終
点値の要求がなされた場合、ステップS209及びS2
10と同様にして、該終点値を特定の値又は任意の値に
置換した後(ステップS211)、その置換値を終点値
としてデータ処理部112に受渡す(ステップS21
2)。その後、本処理終了となる。
【0029】の経路:制御部111は、ステップS2
02にて判別された範囲の始点値をデータ処理部112
に受け渡した後に(ステップS213)、その始点値を
トレースして削除又は書換える(Sステップ214)。
そして、制御部111は、終点値の要求がなされたか否
かを判別し(ステップS205)、この判別の結果、終
点値の要求がなされた場合、ステップS213及びS2
14と同様にして、該終点値をデータ処理部112に受
け渡した後に(ステップS215)、その始点値をトレ
ースして削除又は書換える(Sステップ216)。その
後、本処理終了となる。
【0030】尚、上述した、、での経路の処理
は、それぞれを任意に組み合わせて1つのソフトに組み
込むようにして、これを実行するようにしてもよい。
【0031】[アプリケーション2:上記図4参照]先
ず、制御部111は、ユーザから上述したようにして指
定された範囲に存在するデータに対して、複製処理のた
めのアプリケーションがアクティブな状態であるか否か
を判別する(ステップS301)。この判別の結果、ア
クティブ状態になければ待機する。一方、アクティブ状
態であるときには、制御部111は、次のステップS3
02からの処理を実行する。
【0032】すなわち、ステップS302では、制御部
111は、ユーザからのマウス等の操作によって、「複
製」実行を指示するコマンド(コピーコマンド)が入力
されたか否かを判別する。この判別の結果、コピーコマ
ンドが入力されていない場合には、制御部111はその
まま待機する。一方、コピーコマンドが入力された場
合、制御部111は、該コピーコマンドを無効として、
表示部103へのエラー表示を行う(ステップS30
3)。
【0033】尚、上述したステップS301の処理につ
いて、シングルタスクのOS(オペレーションシステ
ム)上で動くアプリケーションは常にアクティブになる
ため、本ステップ処理を省いてよいが、マルチタスクの
OS上で動作するアプリケーションでは本ステップ処理
が必要となる。
【0034】[アプリケーション3:上記図5参照]制
御部111は、上記図5におけるの経路での処理を実
行する。
【0035】すなわち、複製処理のためのアプリケーシ
ョンがインストールされている状態において、先ず、制
御部111は、ユーザから上述したようにして指定され
た範囲の情報(始点値及び終点値)をデータ処理部11
2に与える。データ処理部112は、制御部111から
の情報に基づいて、該当するデータをメモリ113から
読み出して展開する(ステップS401)。その後、制
御部111は、ユーザからのマウス等の操作によって、
「複製」実行のためのコマンド(コピーコマンド)が入
力されたか否かを判別する(ステップS402)。
【0036】ステップS402の判別の結果、コピーコ
マンドが入力されていない場合、制御部111は、ユー
ザからのマウス等の操作によって、「保存」実行のため
のコマンド(保存コマンド)が入力されたか否かを判別
する(ステップS403)。この判別の結果、保存コマ
ンドが入力されていない場合、すなわちコピーコマンド
と保存コマンドの何れのコマンドも入力されていない場
合には、ステップS401に戻り、以降の処理ステップ
を繰り返し実行する。
【0037】ステップS402にてコピーコマンドが入
力されたと判別された場合、又はステップS403にて
保存コマンドが入力されたと判別された場合、制御部1
11は、表示部103への警告表示を行う(ステップS
404)。そして、制御部111は、このまま処理を続
行するか否かをユーザに問い合わせるための表示を表示
部103により行い、その結果、ユーザからのマウス等
の操作によって、処理続行を示すコマンドが入力された
か否かを判別する(ステップS405)。
【0038】ステップS405の判別の結果、処理続行
であった場合、制御部111は、データ処理部112に
て展開されているデータを削除又は破壊して(ステップ
S406)、本処理を終了する。一方、処理続行でなか
った場合、制御部111は、データ処理部112での処
理を中断させて、本処理を終了する。
【0039】尚、上述したステップS406でのデータ
破壊の方法の一例としては、対象データが画像データ等
の場合、モザイクをかける等して、データの再生が行え
ないようにする。また、テキスト文書の場合、文字コー
ドにスクランブルをかけて、元のデータを破壊する。P
DF形式のファイルが展開されている場合、PDF形式
のファイルが破壊の対象となる。
【0040】[アプリケーション4:上記図5参照]制
御部111は、上記図5におけるの経路での処理を実
行する。
【0041】すなわち、データ処理部112が複製処理
のための専用のアプリケーション(展開用アプリケーシ
ョン)を必要とする場合、制御部111は、ユーザから
上述のようにして指定された範囲の情報(始点値及び終
点値)をデータ処理部112に与える。データ処理部1
12は、制御部111からの情報に基づいて、該当する
データをメモリ113から読み出す。制御部111は、
展開用アプリケーションがイニシャル済みであるか否か
を判別する(ステップS407)。
【0042】ステップS407の判別の結果、展開用ア
プリケーションがイニシャル済み(インストール済み)
でなかった場合、制御部111は、該アプリケーション
を大容量記憶部105等から読み出して装置内にインス
トールする(ステップS408)。その後、次のステッ
プS401に進む。一方、展開用アプリケーションがイ
ニシャル済みであった場合には、そのままステップS4
01に進む。
【0043】ステップS401では、データ処理部11
2は、上記の展開アプリケーションを用いて、メモリ1
13から先に読み出してあるデータを展開する(ステッ
プS401)。その後、制御部111は、ユーザからの
マウス等の操作によって、「複製」実行を指示するコマ
ンド(コピーコマンド)が入力されたか否かを判別する
(ステップS402)。
【0044】ステップS402の判別の結果、コピーコ
マンドが入力されていない場合、制御部111は、ユー
ザからのマウス等の操作によって、「保存」実行を指示
するコマンド(保存コマンド)が入力されたか否かを判
別する(ステップS403)。この判別の結果、保存コ
マンドが入力されていない場合、すなわちコピーコマン
ドと保存コマンドの何れのコマンドも入力されていない
場合には、ステップS401に戻り、以降の処理ステッ
プを繰り返し実行する。
【0045】ステップS402にてコピーコマンドが入
力されたと判別された場合、又はステップS403にて
保存コマンドが入力されたと判別された場合、制御部1
11は、表示部103への警告表示を行う(ステップS
404)。そして、制御部111は、このまま処理を続
行するか否かをユーザに問い合わせるための表示を表示
部103により行い、その結果、ユーザからのマウス等
の操作によって、処理続行を示すコマンドが入力された
か否かを判別する(ステップS405)。
【0046】ステップS405の判別の結果、処理続行
であった場合、制御部111は、上記の展開用アプリケ
ーション自体を削除又は破壊して(ステップS40
9)、本処理を終了する。一方、処理続行でなかった場
合、制御部111は、データ処理部112での処理を中
断させて、本処理を終了する。
【0047】尚、PDF形式のアプリケーション及びフ
ァイルが展開されている場合、PFDアプリケーション
自体が削除される。
【0048】[アプリケーション5:上記図6参照]本
アプリケーション5は、上述したアプリケーション3及
び4において、警告表示がなされた回数をカウントし、
その回数ががある一定の回数になった時点で、データ処
理部112にて展開されている対象データ、或いはその
展開に必要な展開用アプリケーションの削除又は破壊を
行う。
【0049】すなわち、上述したようにして、データ処
理部112にて対象データの展開が行われた後、コピー
コマンド及び保存コマンドの入力判別が行われ、この判
別の結果、コピーコマンド及び保存コマンドの何れかが
入力された場合、制御部111は、警告表示を行った回
数をカウントするためのカウンタ(警告回数カウンタ)
を初期化(I=0)する(ステップS501)。その
後、制御部111は、表示部103への警告表示を行う
(ステップS304)。そして、制御部111は、警告
回数カウンタのカウント値Iが所定回数を越えたか否か
を判別する(ステップS502)。
【0050】ステップS502での判別の結果、”I<
N”でなかった場合、制御部111は、このまま処理を
続行するか否かをユーザに問い合わせるための表示を表
示部103により行い、その結果、ユーザからのマウス
等の操作によって、処理続行を示すコマンドが入力され
たか否かを判別する(ステップS405)。
【0051】ステップS405の判別の結果、処理続行
であった場合、制御部111は、警告回数カウンタをカ
ウントアップ(I=I+1)して、ステップS404に
戻り、再び警告表示を行って、以降の処理を繰り返し実
行する。
【0052】一方、ステップS502での判別の結
果、”I<N”であった場合、制御部111は、データ
処理部112にて展開されている対象データの削除又は
破壊(ステップS406)、或いはそのデータ展開に必
要な展開用アプリケーション自体の削除又は破壊(ステ
ップS409)を行って、本処理を終了する。
【0053】尚、アプリケーション3〜5のステップS
406及びステップS409での削除又は削除処理の代
わりに、暗号化処理を行うようにしてもよい。
【0054】上述のようなアプリケーション1〜5の実
行により、ユーザからみたデータ複製は、次のようにな
る。例えば、上記図7に示したような画面上において、
ユーザは、マウス等により、複製したいファイルの範囲
を指定する(図中の文字反転部分)。この範囲に存在す
るファイルが、複製が禁止されたファイルであった場
合、アプリケーション1の実行によれば、上記の範囲指
定が無効となる。また、アプリケーション2によれば、
上記の範囲指定がなされた後に、ユーザからのコピーコ
マンドが入力されると、上記の範囲指定が無効となる。
また、アプリケーション3〜5によれば、上記の範囲指
定がなされた後に、ユーザからのコピーコマンドが入力
され、ユーザが警告を無視したとき、上記の範囲指定に
存在するファイルが削除又は破壊又は暗号化される。
【0055】尚、ここでは、上記図7に示したような、
デスクトップ上のファイルを一例としているが、これに
限られることはなく、例えば、LAN(ローカルエリア
ネットリラーク)やインターネット等の通信網で接続さ
れた、遠隔地に存在する情報機器上のファイルについて
も、同様の構成によって保護すべきデータの複製を確実
に妨げることができる。
【0056】また、本発明の目的は、上述した実施の形
態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプ
ログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは
装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ
(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読みだして実行することによっても、達成
されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から
読み出されたプログラムコード自体が本実施の形態の機
能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶
した記憶媒体は本発明を構成することとなる。プログラ
ムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、
フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光
磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、
不揮発性のメモリカード等を用いることができる。ま
た、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行
することにより、本実施の形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は
全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。さら
に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コ
ンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータ
に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込
まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その
機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなど
が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって
本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、データ
を識別するための識別情報(ファイル名等)が表示され
た画面上にて、ユーザから指定された範囲内の識別情報
に対応するデータ内容が、複製が禁止されているデータ
等であった場合、範囲の指定や複製実行の指示を無効に
する等して、対象データに複製処理が行われること(対
象データの複製が生成されること)を禁止する。このよ
うに構成したことにより、複製が許可されていないデー
タに対する複製処理が不正に行われることを確実に防ぐ
ことができ、著作権上で保護されるべきデータについて
も、違法に複製がなされることを確実に防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した端末装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】上記端末装置において、データ複製に着目した
ときの機能的な構成を示すブロック図である。
【図3】上記端末装置にて実行されるデータ複製のため
のアプリケーション1を説明するためのフローチャート
である。
【図4】上記端末装置にて実行されるデータ複製のため
のアプリケーション2を説明するためのフローチャート
である。
【図5】上記端末装置にて実行されるデータ複製のため
のアプリケーション3及び4を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】上記端末装置にて実行されるデータ複製のため
のアプリケーション5を説明するためのフローチャート
である。
【図7】従来のデータ複製処理を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
100 端末装置 101 CPU(演算処理部) 102 メモリ 103 表示部 104 コントローラ 105 大容量記憶部 106 出力部 107 I/Oインターフェース 108 バス 109 プログラムメモリ 111 制御部 112 データ処理部 113 メモリ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のデータを記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されているデータを識別するための
    識別情報を画面表示する表示手段と、 上記表示手段での表示画面上にて、任意の上記識別情報
    が存在する範囲の指定及び複製処理の実行を指示するた
    めの指定手段と、 上記指示手段からの指示に基づいて、上記記憶手段から
    読み出した上記指定範囲内の識別情報に対応するデータ
    に対して上記複製処理を行う複製手段と、 上記指定範囲内の識別情報に対応するデータ内容に基づ
    いて、上記複製手段にて複製が生成されることを禁止す
    る制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記指定範囲内の識別
    情報に対応するデータ内容に基づいて、上記指定手段で
    の範囲指定を無効にすることを特徴とする請求項1記載
    の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記指定範囲内の識別
    情報に対応するデータ内容に基づいて、上記指定手段で
    の複製処理実行の指示を無効にすることを特徴とする請
    求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記指定範囲内の識別
    情報に対応するデータ内容に基づいて、対象データの削
    除、破壊、及び暗号化の何れかの処理を実行することを
    特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記指定範囲内の識別
    情報に対応するデータ内容に基づいて、上記指示手段に
    よる上記複製処理実行の指示の度に上記表示手段により
    警告表示を行って、上記複製処理実行の指示を無効にす
    ると共に、上記表示手段での警告表示が所定回数行われ
    た場合に、対象データの削除、破壊、及び暗号化の何れ
    かの処理を実行することを特徴とする請求項1記載の情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記指定範囲内の識別
    情報に対応するデータ内容が複製が禁止されたデータで
    あった場合に、上記の処理を実行することを特徴とする
    請求項1記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の機器がネットワークを介して互い
    にデータ授受できるようになされたネットワークシステ
    ムであって、 上記複数の機器の少なくとも1つの機器は、請求項1〜
    6の何れかに記載の情報処理装置の機能を有することを
    特徴とするネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 任意のデータを識別するための識別情報
    が表示された画面上にて、外部からの操作によって指定
    された範囲内に存在する識別情報に対応するデータをメ
    モリから読み出し、その読み出したデータに対して、外
    部からの操作による複製処理実行の指示に基づいて複製
    処理を実行する複製処理方法であって、 上記指定範囲内に存在する識別情報に対応するデータ内
    容に基づいて、対象データに対する上記複製処理が行わ
    れることを禁止する制御ステップを含むことを特徴とす
    る複製処理方法。
  9. 【請求項9】 上記制御ステップは、上記範囲指定を無
    効にすることで、上記複製処理が行われることを禁止す
    るステップを含むことを特徴とする請求項8記載の複製
    処理方法。
  10. 【請求項10】 上記制御ステップは、上記指定範囲内
    の識別情報に対応するデータ内容に基づいて、上記複製
    処理実行の指示を無効にすることで、上記複製処理が行
    われることを禁止するステップを含むことを特徴とする
    請求項8記載の複製処理方法。
  11. 【請求項11】 上記制御ステップは、上記指定範囲内
    の識別情報に対応するデータ内容に基づいて、上記複製
    処理実行の指示がなされた場合に、対象データの削除、
    破壊、及び暗号化の何れかの処理を実行するステップを
    含むことを特徴とする請求項8記載の複製処理方法。
  12. 【請求項12】 上記制御ステップは、上記指定範囲内
    の識別情報に対応するデータ内容に基づいて、上記複製
    処理実行の指示の度に警告表示を行って、上記複製処理
    実行の指示を無効にすると共に、上記警告表示が所定回
    数行われた場合に、対象データの削除、破壊、及び暗号
    化の何れかの処理を実行するステップを含むことを特徴
    とする請求項8記載の複製処理方法。
  13. 【請求項13】 上記制御ステップは、上記指定範囲内
    の識別情報に対応するデータ内容が複製が禁止されたデ
    ータであった場合に、上記の処理を実行するステップを
    含むことを特徴とする請求項8記載の複製処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項8〜13の何れかに記載の複製
    処理方法の処理ステップを、コンピュータが読み出し可
    能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7809780B2 (en) 2006-08-18 2010-10-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Information management device, recording medium storing information management program, computer data signal embodied in a carrier wave and information management system
JP2013131158A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Fujitsu Ltd 自動仮想化プログラム、自動仮想化方法及び情報処理装置

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