JP2001086316A - 画像に情報を付加ならびに画像に埋め込まれた情報を検出する方法 - Google Patents

画像に情報を付加ならびに画像に埋め込まれた情報を検出する方法

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JP2001086316A
JP2001086316A JP23474299A JP23474299A JP2001086316A JP 2001086316 A JP2001086316 A JP 2001086316A JP 23474299 A JP23474299 A JP 23474299A JP 23474299 A JP23474299 A JP 23474299A JP 2001086316 A JP2001086316 A JP 2001086316A
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ホン−ユアン マーク リヤオ
Chun-Shen Ruu
チュン−シエン ルー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々のアタックに耐える画像へのウォーター
マーク埋め込み方法の実現。 【解決手段】 「カクテルウォーターマーキング」と名
付けられた新しい画像保護方式が現在のスペクトラム拡
散ウォーターマーキングアプローチを改善する。正及び
負ウォーターマーク発生器214及び218で生成した
相補的な役割を果たす2つのウォーターマークを原画像
100に埋め込み、ウォーターマーク付画像130を生
成する。この新しい画像保護方式は、ウォーターマーク
付画像130にどのようなアタック150を加えても、
少なくとも1つのウォーターマークが十分に残存すると
いう特性を有しており、種々のアタック150に耐える
という点で有効であることが広範囲の試験結果で示され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像への情報埋込
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手書きの署名、印章または他の記
号(marking)が芸術家や著述家によって文書ま
たは画像を自分の作品として特定するために使用され、
例えば作品に対する著作権または他の所有権を主張して
いる。しかし、画像を操作するデジタル技術によって、
記号が除去または抹消できないような形で画像に記号を
付けることは困難になっている。さらに、インターネッ
トの普及によって、デジタル化画像を有する媒体(me
dia)を含むデジタル化媒体の使用と転送が増大して
いる。従って、所有者の権利に反する故意または無意識
の使用から作品を保護することが絶対必要である。作品
を特定する一般に使用されている方法は、原作品にウォ
ーターマーク(watermark)を挿入することで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】原作品に埋め込まれた
ウォーターマークは、あらゆる種類のアタック(att
ack)に耐えることが期待される。作品中の有効なウ
ォーターマークを検出することで、作品の所有者は作品
を自分自身のものと特定することができる。作品が、例
えば画像を処理することで変更される場合でも、このウ
ォーターマークを検出できることが望ましい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、「カクテル・
ウォーターマーキング」と名付けられた新しい画像保護
方式に向けられている。現在のスペクトラム拡散ウォー
ターマーキング・アプローチに対する改善を行うため
に、相補的な役割を果たす2つのウォーターマークが原
画像に同時に埋め込まれる。新しいウォーターマーキン
グ方式は、どのようなアタックがあろうとも、少なくと
も1つのウォーターマークが一般的には十分に残存し検
出されるという特徴を有する。広範囲にわたる実験の結
果、このカクテル・ウォーターマーキング方式が様々な
アタックに耐えるという点で有効であることが示されて
いる。
【0005】1つの態様では、一般に、本発明は第1画
像に情報を追加する方法であり、次のステップを含む。
本方法には、画像を表す1組の変換係数を形成するため
に第1画像を変換するステップが含まれる。変換係数の
第1部分集合が選択され、各係数の大きさが減少するよ
りは増大するように、この第1部分集合の各々が修正さ
れる。変換係数の第2部分集合が選択され、各係数の大
きさが増加するよりは減少するように修正される。次に
本方法には、変換係数の第1及び第2部分集合を使用し
て第2画像を形成するステップが含まれる。
【0006】本発明には、1つかそれ以上の次の特徴が
含まれる。第1画像の変換は画像のウェーブレット変換
を計算することによってなされ、第2画像は修正された
ウェーブレット変換係数の逆ウェーブレット変換を行う
ことによって形成される。第1及び第2部分集合中の各
係数の大きさは、その係数のちょうど知覚できる差の値
より大きい。
【0007】変換係数の各第1部分集合を修正するステ
ップには前記第1組の変換係数の各々の大きさを増大す
るステップが含まれ、変換係数の各第2部分集合を修正
するステップには前記第2組の係数の各々の大きさを減
少させるステップが含まれる。本方法にはさらに、1組
の乱数を計算するステップが含まれる。次に、係数の第
1部分集合の各々の大きさを増大するステップには、異
なった1つの乱数によって各係数の大きさを増大するス
テップが含まれ、係数の第2部分集合の各々の大きさを
減少させるステップには、異なった1つの乱数によって
各係数の大きさを減少させるステップが含まれる。
【0008】本方法にはさらに、第3画像を受け入れる
ステップが含まれるが、第3画像は第2画像の処理済バ
ージョン(version)である。次に本方法には、
前記第3画像を表す1組の変換係数を形成するために第
3画像を変換するステップと、第1画像の変換係数と第
3画像の変換係数の差を計算するステップが含まれる。
次に、第3画像が第2画像の処理済バージョンであると
いうインディケータ(indicator)が計算され
た差から決定される。
【0009】本発明の別の一般的な態様では、画像に埋
め込まれた情報を検出する方法には以下が含まれる。本
方法には、画像を受け入れ、受け入れられた画像を表す
1組の変換係数を形成するために、受け入れられた画像
を変換するステップが含まれる。本方法にはまた、原画
像を受け入れ、原画像を表す1組の変換係数を形成する
ために原画像を変換するステップが含まれる。原画像の
変換係数と受け入れられた画像の変換係数の差が計算さ
れる。各推定が変換係数間の計算された差の異なった部
分集合から決定されるように、ウォーターマーク・シー
ケンスの多重推定(multiple estimat
es)が決定される。ウォーターマーク・シーケンスが
受け入れられた画像の中で符号化されたという多数のイ
ンディケータが計算されるが、各インディケータはウォ
ーターマーク・シーケンスの決定された推定の異なった
1つと関連する。次に本方法には、複数のインディケー
タからウォーターマーク・シーケンスが受け入れられた
画像の中で符号化されたという全体のインディケータを
決定するステップが含まれる。
【0010】本発明の他の特徴と利点は以下の説明と請
求項から明らかである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、原画像I
(x,y)100が符号器110によって処理され、い
わゆる「ウォーターマーク」によって画像に印を付け、
ウォーターマーク付画像I(m) (x,y)130を生成
する。このウォーターマーク付画像は、例えば磁気ディ
スクといった電子分配媒体またはチャネル、またはイン
ターネットを通じて分配される。分配中、ウォーターマ
ーク付画像I(m) (x,y)130は偶然または意図的
に修正されるので、結果として生じる画像はウォーター
マーク付画像I(m) (x,y)と同一ではない。こうし
た修正は、ウォーターマークの除去を目的とする意図的
修正をほのめかして「アタック」と呼ばれることが多
い。ここでは意図的であろうとなかろうと、どのような
修正もアタックと呼ぶ。図1では、この修正はアタック
150によって表されるが、これはウォーターマーク付
画像I(m) (x,y)130を得て、アタックされたウ
ォーターマーク付画像I* (x,y)170を生成す
る。検出器180は、符号化段階中に生成された追加情
報(以下さらに説明する)に加えてアタックされたウォ
ーターマーク付画像I* (x,y)170を処理し、ス
カラ量Sim190を生成するが、これは検出器180
への入力が確かにウォーターマーク付画像I(m) (x,
y)130の修正バージョンであるかを示す。すなわ
ち、検出器180は、その入力が、原画像I(x,y)
100のバージョンまたは符号器100によってウォー
ターマークを付けられていないかまたは別のウォーター
マークを付けられたものではなく、図1に示されるよう
に、アタックされたウォーターマーク付画像I* (x,
y)170であるかを判定する。検出器180は、ラン
ダムのウォーターマーク・シーケンスN120や、ウォ
ーターマーク付画像I(m) (x,y)130のどこにウ
ォーターマーク・シーケンスN120が「隠されて」い
るかを特定するマッピングm(x,y)122といっ
た、符号器110によって生成される他の情報と共に、
原画像I(x,y)100を利用する。この他の情報は
ウォーターマーク付画像と共に分配されないので、分配
された画像からウォーターマークを除去することが困難
になる。
【0012】符号器110と検出器180の組合せの望
ましい特性は、検出器180への入力がアタックされた
ウォーターマーク付画像であるかの判定が多様な種類の
アタック150に対して強いことであるということであ
る。典型的なアタック150には、メディアン・フィル
タリング(median filtering)、リス
ケーリング(rescaling)、シャープニング
(sharpening)、ヒストグラム平坦化(hi
stogram equalzation)、ディザリ
ング(dithering)、圧縮、写真複写及びブラ
ーリング(blurring)が含まれる。多くの種類
のアタックの特性は、アタックされた画像のウェーブレ
ット変換の係数の大きさが、アタック前の画像の対応す
る係数と比較して、大部分増大する(すなわち、2分の
1を大きく越える数の係数の大きさが増大する)か、ま
たは大部分減少するかの何れかであるというものであ
る。こうした特性を有するアタックに制限されるわけで
はないが、本発明で具体化されるアプローチはこの特性
を有するアタックに特に良く対抗する。
【0013】図2を参照すると、符号器110には多数
の論理モジュールが含まれる。符号器110で使用され
る全体的なアプローチは、2つの相補的(comple
mentary)ウォーターマークを原画像I(x,
y)100の中に隠し、ウォーターマーク付画像I(m)
(x,y)130を生成することである。相補的ウォー
ターマークは、典型的なアタックのもとで少なくとも1
つのウォーターマークが残存し、検出器180(図1)
によって容易に検出されるように選択される。2つかそ
れ以上のウォーターマークを画像に付加するこの一般的
なアプローチを「カクテル・ウォーターマーキング」と
呼ぶ。
【0014】符号器110は原画像I(x,y)100
を受け入れる。以下の議論では、原画像100は128
×128グレースケール画素(grayscale p
ixel)から構成される。代替実施形態では、他の大
きさの画像及び白黒またはカラーの画像が同じアプロー
チを使用して処理される。符号器110は、画像の変換
係数の選択された部分集合を修正し、ウォーターマーク
・シーケンスを符号化することによって、変換ドメイン
で原画像I(x,y)100に2つのウォーターマーク
を付加する。この実施形態では、符号器110はウェー
ブレット変換210を使用してウェーブレット係数H
(x,y)212から構成されるウェーブレット表示を
計算する。別の実施形態では、他の変換、例えば離散コ
サイン変換が使用される。ウェーブレット表示の計算
後、符号器110はウェーブレット変調器215でウェ
ーブレット係数H(x,y)212の部分集合を修正
し、変調されたウェーブレット係数H(m) (x,y)2
16から構成される修正表示を生成する。符号器は逆ウ
ェーブレット変換220を修正ウェーブレット係数21
6に適用し、ウォーターマーク付画像I(m) (x,y)
130を生成する。
【0015】ここで図3を参照すると、検出器180は
アタックされたウォーターマーク付画像I* (x,y)
170を入力するが、これはウォーターマーク付画像I
(m)(x,y)130であるかまたはそのウォーターマ
ーク付画像のアタックされたバージョンの何れかであ
る。検出器180はスカラ量Sim190を生成し、画
像が確かに符号器110によって処理された(ウォータ
ーマークを付けられた)ものであるかを示す。Sim1
90を計算するために、検出器は、符号器110によっ
て計算されたいくつかの他の量と共に原画像I(x,
y)100、アタックされたウォーターマーク付画像I
* (x,y)170を利用するが、以下説明されるこの
いくつかの他の量は、符号化処理中に計算されたもので
ある。
【0016】図2に戻ると、符号器110はウォーター
マーク・シーケンスN120を原画像I(x,y)10
0に符号化する。符号器110は、正ウォーターマーク
発生器214によって生成される正ウォーターマークM
(p) (x,y)と、負ウォーターマーク発生器218に
よって生成される負ウォーターマークM(n) (x,y)
という2つの別個のウォーターマークとしてウォーター
マークシーケンスに適用する。ウォーターマーク発生器
214及び218の出力はウェーブレット変調器215
に伝えられ、そこで原画像のウェーブレット係数H
(x,y)212が修正される。
【0017】ウォーターマーク・シーケンスN120は
検出器に伝えられ、アタックされたウォーターマーク付
画像が確かにそのウォーターマーク・シーケンスを符号
化するかを判定する際使用される。さらに、マッピング
m(x,y)122が符号器から復号器に渡される。こ
のマッピングはどのウェーブレット係数が符号化段階で
修正されたかを特定する。さらに、スケール係数w12
4が符号器から復号器に渡される。スケール係数w12
4は、ウォーターマーク・シーケンスN120が原画像
に符号化される度合いに関連する。
【0018】図4を参照すると、符号器110によって
実行される処理が一連の3つの変換として示される。ま
ず、原画像I(x,y)100がウェーブレット変換2
10(図2)を使用して変換され、ウェーブレット係数
H(x,y)212を生成する。ウェーブレット変換
は、この場合128×128である、原画像と同じ数の
係数を生成する。従来のウェーブレット変換技術を使用
して、ウェーブレット係数が、各々異なった空間スケー
ル(spatial scale)に関連する係数の入
れ子にされたセット(nested set)によって
配置される。すなわち、3組の64×64係数302が
第1空間スケールの3つのオリエンテーション(ori
entation)を表し、3組の32×32係数30
4が次のスケールを表し、3組の16×16係数306
が次を表し、最後の組の16×16係数308が最終空
間スケールで残った画像を表す。スケールとオリエンテ
ーションの構造によって示されているが、ウェーブレッ
ト係数H(x,y)は、xとyの指標それぞれが、ウェ
ーブレット変換係数のすべてのスケールとオリエンテー
ションにわたる128の値全体に及ぶ「位置」(x,
y)によって指標化される。
【0019】さらに図4を参照すると、次の変換では、
ウェーブレット係数H(x,y)212は符号器によっ
て変調されH(m) (x,y)216を生成する。一般
に、係数値の大部分はこの変換では変更されないので、
原画像の大きな劣化が避けられる。一連の係数322
(プラス記号で示された位置)は正ウォーターマークに
よって変調され、一連の係数320(マイナス記号によ
って示された位置)は負ウォーターマークによって変調
される。こうしたシーケンスの選択と係数変調の詳細が
以下に説明される。こうした変調係数の位置はマッピン
グm(x,y)122の中で符号化され、マッピングは
符号器110から検出器180に伝えられる。
【0020】符号器110によって実行される最終変換
では、変調されたウェーブレット係数216が逆ウェー
ブレット変換220に伝えられ、ウォーターマーク付画
像I (m) (x,y)130を生成する。図2に戻ると、
ウェーブレット係数H(x,y)212が係数セレクタ
230に伝えられ、そこで320及び322(図4参
照)を変調する係数の一連の位置が決定される。符号化
手順の知覚される影響を減らすため、係数セレクタ23
0は、選択された係数の各々の大きさがその係数に対す
るちょうど知覚できる差(JND)より大きくなるよう
に選択される。ある係数に対するちょうど知覚できる差
とは、対応する画像の中で知覚できる変化に対して係数
が変化する最小量である。ウェーブレット変換を利用す
るこの実施形態では、各係数に対するJNDは原画像と
は独立して計算され、ウェーブレット係数の空間スケー
ルに依存する。十分な大きさを有する係数のうち、半分
は正ウォーターマークのために使用され、半分は負ウォ
ーターマークのために使用される。係数セレクタ230
は選択された係数の半分の数である長さkをウォーター
マーク・シーケンス発生器232に伝える。
【0021】ウォーターマーク発生器232はランダム
シーケンスのウォーターマーク・シーケンスN=
(n1 ,....nk )120を発生するが、その各要
素は、平均値ゼロ、分散1(すなわち、ni −N(0,
1))のガウス分布から、独立して選択される。符号器
110はウォーターマーク・シーケンス120を正ウォ
ーターマーク発生器214と負ウォーターマーク発生器
218の両方に伝え、続いて検出器180に伝える。
【0022】係数セレクタ230に戻ると、十分な大き
さを有する係数を選択した後、係数セレクタ230はこ
れらの選択された係数のランダム化されたシーケンスを
決定する。係数セレクタは係数のシーケンスの位置と値
を正及び負ウォーターマーク発生器214及び218そ
れぞれに送る。各ウォーターマーク発生器はシーケンス
の交互の要素を使用する。すなわち、正及び負ウォータ
ーマークはインタリーブされる。
【0023】正ウォーターマーク発生器214は、対応
する選択されたウェーブレット係数の大きさが一般に増
大するように、正ウォーターマークM(p) (x,y)を
生成する。他方、負ウォーターマーク発生器218は、
対応する選択されたウェーブレット係数の大きさが一般
に減少するように、負ウォーターマークM(n) (x,
y)を生成する。
【0024】正ウォーターマーク発生器214は次のよ
うに正ウォーターマークM(p) (x,y)を生成する。
まず、ウォーターマーク・シーケンスN120がソート
される。ウォーターマーク・シーケンスの値が順に使用
される。nbottomはまだ使用されていないシーケンス中
の最大(最も正)の値のことであり、ntop はまだ使用
されていない最小(最も負)の値のことである。係数セ
レクタ230によって生成された他のすべての係数シー
ケンス(xp ,yp )(これは図4の位置322であ
る)について、正ウォーターマーク発生器214は、 H(xp ,yp )≧0の場合 M(p) (xp ,yp )= JND(xp ,yp )×w×nbottom H(xp ,yp )<0の場合 = JND(xp ,yp )×w×ntop を計算する。この場合、M(p) (xp ,yp )は一般的
には(但し、必ずしもN120のランダムな性質のため
ではない)H(xp ,yp )と同じ符号を有するので、
H(xp ,yp )に加えられるとその大きさを増大す
る。
【0025】負ウォーターマーク発生器218は相補的
な方法で負ウォーターマークM(n)(x,y)を生成す
る。係数セレクタ230によって生成された他のすべて
の係数シーケンス、すなわち、正ウォーターマーク発生
器によって使用されていない係数(xn ,yn )につい
て、負ウォーターマーク発生器218は、 H(xp ,yp )≧0の場合 M(n) (xn ,yn )= JND(xp ,yp )×w×ntop H(xp ,yp )<0の場合 = JND(xp ,yp )×w×nbottom を計算するので、M(n) (xn ,yn )は一般的には
(但し必ずしもNのランダムな性質のためではない)反
対の符号そしてH(xn ,yn )を有する。
【0026】正ウォーターマーク発生器214と負ウォ
ーターマーク発生器218は、ウォーターマーク・シー
ケンス120の選択された要素のインデックスをマッピ
ング・モジュール222に伝え、そこで、正ウォーター
マークでni を使用する位置でm(xp ,yp )=iと
なり、負ウォーターマークでni を使用する位置でm
(xp ,yp )=−iとなるようなマッピングm(x,
y)122が生成される。
【0027】さらに図2を参照すると、ウェーブレット
変調器215は正及び負ウォーターマークM
(p) (xp ,yp )及びM(n) (xn ,yn )とそれら
の位置を受け入れる。正ウォーターマークによって修正
される各位置について、ウェーブレット変調器215
は、 H(m) (xp ,yp )=H(xp ,yp )+M(p) (x
p ,yp ) を計算し、負ウォーターマークによって修正される各位
置について、 H(m) (xn ,yn )=H(xn ,yn )+M(n) (x
n ,yn ) を計算し、残りの係数は変化しないままとする。
【0028】H(m) (x,y)=H(x,y) ここで図3を参照すると、検出器180はアタックされ
たウォーターマーク付画像I* (x,y)170を受け
入れる。検出器180はまた、原画像I(x,y)10
0、マッピングm(x,y)122及びウォーターマー
ク・シーケンスN120を受信する。検出器180はウ
ェーブレット変換260を原画像I(x,y)100に
適用してウェーブレット係数H(x,y)262を計算
し、ウェーブレット変換264をアタックされたウォー
ターマーク付画像I* (x,y)170に適用してウェ
ーブレット係数H* (x,y)266を計算する。ウェ
ーブレット変換260及び264は、符号器110のウ
ェーブレット変換210(図2)と同じ機能を果す。次
に検出器180は、変換での各ポジティング(posi
ting)に対して、DIFF(x,y)=(H
* (x,y)−H(x,y))/(JND(x,y)×
w)を計算することでモジュール270でウェーブレッ
ト係数のこれらのセットの間の差を計算する。
【0029】検出器180は計算された差を、正ウォー
ターマーク推定器280と負ウォーターマーク推定器2
84に伝える。正ウォーターマーク推定器280はマッ
ピングm(x,y)122を受け入れ、ウォーターマー
ク・シーケンスが正ウォーターマークとして符号化され
た位置を選択し、正ウォーターマークで符号化されたウ
ォーターマーク・シーケンス120の推定N(p)*を決定
する。具体的には、m(xp ,yp )=iを満足する位
置(xp ,yp )についてn(p)* i =DIFF(xp
p )である。同様に、負ウォーターマーク推定器は、
m(xn ,yn)=−iを満足する位置についてn(n)*
i =DIFF(xn ,yn )であるようにN(n)*を計算
する。
【0030】検出器180は、N(p)*及びN(n)*の各々
とウォーターマーク・シーケンス120の間の類似度を
計算し、スカラ類似度Sim(p) 及びSim(n) をそれ
ぞれ生成する。特に、検出器180は、 Sim(p) =N・N(p)*/sqrt(N(p)*・N(p)*) と Sim(n) =N・N(n)*/sqrt(N(n)*・N(n)*) を計算するが、ここで・は対応するシーケンス間の内積
を意味する。次に検出器180はSim(p) とSim
(n) の最大値を取り、Sim190を決定する。Sim
190の値が大きければ大きいほど、その入力が実際ウ
ォーターマーク付画像I(m) (x,y)130の修正バ
ージョンであることがより確実になる。
【0031】代替実施形態では、原画像とアタックされ
たウォーターマーク付画像のウェーブレット係数の差を
計算する前に、検出器180は再配置ステップを行う。
再配置ステップでは、検出器はウォーターマーク付画像
(アタック前)のウェーブレット係数H(m) (x,y)
を使用するが、検出器はこれを符号器から受信するか、
または符号器から受信した原画像から再計算する。H
(m) (x,y)とH* (x,y)の係数は各々大きさに
よってソートされ、H* (x,y)の係数は、H
* (x,y)のk番目の最大係数が変換された画像のす
べての位置についてH(m ) (x,y)のk番目の最大係
数の位置に移動するように再配置される。
【0032】上記のアプローチを使用する実験では、ウ
ォーターマークを隠すために大きさが128×128の
トラの画像が使用された。隠されたウォーターマーク・
シーケンスNの長さkは、原画像と、ウェーブレット係
数に対するJND値を決定したウェーブレットに基づく
視覚モデルに依存する。トラの画像を使用して、存在し
うる16,348=1282 の中、合計2714のウェ
ーブレット係数が係数セレクタ230(図2)によって
選択された。ウォーターマーク付画像のPSNRは3
4.5dBであった。32の異なったアタック150
(図1)はウォーターマーキング・アプローチを試験す
るためのものであった。その結果が示すところによれ
ば、一般的にはSim(p) またはSim(n) の一方はも
う一方よりはるかに大きく、1つのウォーターマークが
破壊されてももう1つが十分残存することを示してい
る。アタックによってはウォーターマーク付画像に重大
な損傷を与えるものがあるが、埋め込まれたウォーター
マークは鋭い検出器応答で抽出できる。また、検出器応
答は、上記で説明された再配置ステップを使用すること
により、再配置を行わない場合と比較して一般に増大す
る。
【0033】本発明はその詳細な説明に関連して説明さ
れたが、上記の説明は本発明の特定の実施形態を例示す
ることだけを意図したものであり、添付の請求項の範囲
によって定義される本発明の範囲を制限することを意図
したものではないことが理解されるべきである。他の態
様、利点及び変更は以下の請求項の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウォーターマークの符号化とそれに続くウォー
ターマークの検出を示すブロック図である。
【図2】ウォーターマーク・シーケンスを原画像に符号
化する符号器のブロック図である。
【図3】画像の中で符号化されたウォーターマーク・シ
ーケンスを検出する検出器のブロック図である。
【図4】符号化処理のステップを示す図である。
【符号の説明】
100…原画像 110…符号器 130…ウォーターマーク付画像 150…アタック 210…ウェーブレット変換 214…正ウォーターマーク発生器 215…ウェーブレット変調器 218…負ウォーターマーク発生器 220…逆ウェーブレット変換 222…マッピング 230…係数セレクタ 232…ウォーターマークシーケンス発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) 9A001 (72)発明者 ルー チュン−シエン 台湾,タイナン シェン,シンフア,ミン シェン ロード,23−1 Fターム(参考) 5B057 CE08 CG05 CG07 CH08 5C059 KK02 KK43 MA24 MC26 ME11 RC35 SS08 UA02 UA05 5C076 AA14 BA06 5C078 AA04 BA53 CA47 5J104 AA14 NA14 9A001 EE03 HH27 HH31 HZ31 LL03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を第1画像に追加する方法であっ
    て、 前記第1画像を表す複数の変換係数を形成するために前
    記第1画像を変換し、 前記変換係数の第1部分集合を選択し、 前記係数の各々の大きさが減少するよりはむしろ増大す
    るように、変換係数の前記第1部分集合の各々を修正
    し、 前記変換係数の第2部分集合を選択し、 前記係数の各々の大きさが増大するよりはむしろ減少す
    るように、変換係数の前記第2部分集合の各々を修正
    し、 変換係数の前記修正された第1部分集合と変換係数の前
    記第2部分集合を使用して第2画像を形成することとを
    含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記第1画像を変換することが、前記第
    1画像から複数のウェーブレット係数を計算することを
    含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2部分集合中の各係数の
    大きさがその係数に関する多数のちょうど知覚できる差
    の値より大きい、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 変換係数の前記第1部分集合の各々を修
    正することが係数の前記第1集合の各々の大きさを増大
    させることを含み、変換係数の前記第2部分集合の各々
    を修正することが係数の前記第2集合の各々の大きさを
    減少させることを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 さらに、複数の乱数を計算することを含
    み、そこで係数の前記第1部分集合の各々の大きさを増
    大させることが、前記乱数の異なった1つによって係数
    の前記第1集合の各々の大きさを増大させることを含
    み、また係数の前記第2部分集合の各々の大きさを減少
    させることが、前記乱数の異なった1つによって係数の
    前記第2集合の各々の大きさを減少させることを含む、
    請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 さらに、 第3画像を受け入れ、 前記第3画像を表す複数の変換係数を形成するために前
    記第3画像を変換し、 前記第1画像の前記変換係数と前記第3画像の前記変換
    係数の差を計算し、 前記計算された差から前記第3画像が前記第2画像の処
    理されたバージョンであることのインディケータを決定
    することとを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 画像中に埋め込まれた情報を検出する方
    法であって、 画像を受け入れ、 前記受け入れられた画像を表す複数の変換係数を形成す
    るために前記受け入れられた画像を変換し、 原画像を受け入れ、 前記原画像を表す複数の変換係数を形成するために前記
    原画像を変換し、 前記原画像の前記変換係数と前記受け入れられた画像の
    前記変換係数の差を計算し、 ウォーターマーク・シーケンスの複数の推定を決定し、
    各推定が変換係数間の前記計算された差の異なった部分
    集合から決定され、 前記ウォーターマーク・シーケンスが前記受け入れられ
    た画像中に符号化されたという複数のインディケータを
    計算し、各インディケータが前記ウォーターマーク・シ
    ーケンスの前記決定された推定の異なった1つに関係づ
    けられ、 前記複数のインディケータから前記ウォーターマーク・
    シーケンスが前記受け入れられた画像中に符号化された
    という全体のインディケータを決定することとを含むこ
    とを特徴とする方法。
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