JP2001082720A - 焼却炉 - Google Patents
焼却炉Info
- Publication number
- JP2001082720A JP2001082720A JP29139599A JP29139599A JP2001082720A JP 2001082720 A JP2001082720 A JP 2001082720A JP 29139599 A JP29139599 A JP 29139599A JP 29139599 A JP29139599 A JP 29139599A JP 2001082720 A JP2001082720 A JP 2001082720A
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- Japan
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- combustion
- incinerator
- electric field
- discharge portion
- anode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/12—Heat utilisation in combustion or incineration of waste
Landscapes
- Solid-Fuel Combustion (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼却炉内の燃焼を制御して、不完全燃焼を抑
制し、燃焼効率の向上及び、排出ガスの清浄化を図る。 【解決手段】 焼却炉内に、高圧ユニットを用いて高電
圧の電界を発生させて、その電界により燃焼を制御し
て、不完全燃焼を抑制し、燃焼効率の向上及び、排出ガ
スの清浄化を図る。
制し、燃焼効率の向上及び、排出ガスの清浄化を図る。 【解決手段】 焼却炉内に、高圧ユニットを用いて高電
圧の電界を発生させて、その電界により燃焼を制御し
て、不完全燃焼を抑制し、燃焼効率の向上及び、排出ガ
スの清浄化を図る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界によって焼却
炉内の燃焼を制御し、焼却炉内の不完全燃焼の抑制、燃
焼効率の向上、排出ガス中の有害成分の低減を目的とす
る、電界により燃焼を制御する機能を有する焼却炉に関
する。
炉内の燃焼を制御し、焼却炉内の不完全燃焼の抑制、燃
焼効率の向上、排出ガス中の有害成分の低減を目的とす
る、電界により燃焼を制御する機能を有する焼却炉に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、燃焼学において、火炎中の荷電粒
子に対し電界を作用させて、燃焼現象を制御する試みが
なされている。そして、実験室規模では、高電圧の電界
による火炎の安定性の増大、すすの発生の減少に成功し
ている。
子に対し電界を作用させて、燃焼現象を制御する試みが
なされている。そして、実験室規模では、高電圧の電界
による火炎の安定性の増大、すすの発生の減少に成功し
ている。
【０００３】また、各焼却炉においても不完全燃焼の抑
制、燃焼効率の向上、排出ガス中の有害成分の低減を目
的とする燃焼方法の研究が、各焼却炉メーカーをはじめ
として、多くなされている。
制、燃焼効率の向上、排出ガス中の有害成分の低減を目
的とする燃焼方法の研究が、各焼却炉メーカーをはじめ
として、多くなされている。
【０００４】しかしながら、焼却炉内の燃焼を、電界に
よって制御して、不完全燃焼の抑制、燃焼効率の向上等
を図る方法は、実用化されていない。
よって制御して、不完全燃焼の抑制、燃焼効率の向上等
を図る方法は、実用化されていない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の焼却炉内の燃焼
においては、焼却炉内に搬入された可燃性廃棄物を、バ
ーナー等の燃焼補助具によって、単純に燃焼させている
だけであり、燃焼の制御と言う点で大きな問題を残して
いる。
においては、焼却炉内に搬入された可燃性廃棄物を、バ
ーナー等の燃焼補助具によって、単純に燃焼させている
だけであり、燃焼の制御と言う点で大きな問題を残して
いる。
【０００６】そして、特に、排出ガス浄化に困難を極め
ている合成樹脂廃棄物用の焼却炉では、燃焼の制御が不
完全であり、大気汚染の原因となっている。。
ている合成樹脂廃棄物用の焼却炉では、燃焼の制御が不
完全であり、大気汚染の原因となっている。。
【０００７】本発明は以上のような問題点に鑑み成さ
れ、不完全燃焼を抑制する為、電界により燃焼を制御す
る機能を有する焼却炉を、提供することを目的としてい
る。
れ、不完全燃焼を抑制する為、電界により燃焼を制御す
る機能を有する焼却炉を、提供することを目的としてい
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の、電界により燃焼を制御する機能を有する
焼却炉内に電界を作用させることにより、焼却炉内の燃
焼火炎中に大量に存在する陽極の極性を有する荷電粒子
は、焼却炉内部壁面に設置されたリング型陰極電極の方
向にクーロン力の作用で強力に引き寄せられるので、燃
焼火炎の拡散速度が増大して、不完全燃焼が抑制される
為、焼却炉内における燃焼効率の向上により、燃焼温度
が上昇する為、排出ガス中の未燃焼成分の低減が成さ
れ、焼却炉内の燃焼を制御するのに効果的である。
に、本発明の、電界により燃焼を制御する機能を有する
焼却炉内に電界を作用させることにより、焼却炉内の燃
焼火炎中に大量に存在する陽極の極性を有する荷電粒子
は、焼却炉内部壁面に設置されたリング型陰極電極の方
向にクーロン力の作用で強力に引き寄せられるので、燃
焼火炎の拡散速度が増大して、不完全燃焼が抑制される
為、焼却炉内における燃焼効率の向上により、燃焼温度
が上昇する為、排出ガス中の未燃焼成分の低減が成さ
れ、焼却炉内の燃焼を制御するのに効果的である。
【０００９】係る電界により燃焼を制御する機能を有す
る焼却炉の燃焼制御の一例として、合成樹脂廃棄物用の
焼却炉で、電界により焼却炉内の燃焼制御を行う場合、
従来、合成樹脂廃棄物の良好な燃焼状態を得るには、化
石燃料等を使用するバーナーを用いて、燃焼温度を上げ
ていたが、電界によって燃焼を制御する事により、補助
燃料無しで、充分な燃焼温度を得る事が可能となる。
る焼却炉の燃焼制御の一例として、合成樹脂廃棄物用の
焼却炉で、電界により焼却炉内の燃焼制御を行う場合、
従来、合成樹脂廃棄物の良好な燃焼状態を得るには、化
石燃料等を使用するバーナーを用いて、燃焼温度を上げ
ていたが、電界によって燃焼を制御する事により、補助
燃料無しで、充分な燃焼温度を得る事が可能となる。
【００１０】また、拡散燃焼時には、燃焼火炎中に大量
に存在する陽極の荷電粒子が、焼却炉内部壁面に設置さ
れたリング型陰極電極の方向にクーロン力の作用で強力
に引き寄せられ燃焼火炎の拡散速度が増大する。
に存在する陽極の荷電粒子が、焼却炉内部壁面に設置さ
れたリング型陰極電極の方向にクーロン力の作用で強力
に引き寄せられ燃焼火炎の拡散速度が増大する。
【００１１】そして、電界により燃焼が制御された充分
な燃焼温度による予混合燃焼と、クーロン力の作用で燃
焼火炎の拡散速度が増大した拡散燃焼により、不完全燃
焼が抑制され燃焼効率の改善と、排出ガス中の有害成分
の低減を、同時に得る事が可能となる。
な燃焼温度による予混合燃焼と、クーロン力の作用で燃
焼火炎の拡散速度が増大した拡散燃焼により、不完全燃
焼が抑制され燃焼効率の改善と、排出ガス中の有害成分
の低減を、同時に得る事が可能となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
ずき図面を参照して説明する。図１において、高圧ユニ
ット１の入力端子２は、焼却炉作動中のみ１００Ｖの電
気が供給される配線で電源ユニットに接続されている。
入力側アース端子３は、アース棒に接続され地面にアー
スされる。手動スイッチは、配電盤の操作しやすい場所
に取り付けて、スイッチ用端子４に接続される。
ずき図面を参照して説明する。図１において、高圧ユニ
ット１の入力端子２は、焼却炉作動中のみ１００Ｖの電
気が供給される配線で電源ユニットに接続されている。
入力側アース端子３は、アース棒に接続され地面にアー
スされる。手動スイッチは、配電盤の操作しやすい場所
に取り付けて、スイッチ用端子４に接続される。
【００１３】高圧ユニット１の、陽極出力端子５及び、
陰極出力端子６は、各々７５００Ｖの出力で、図２に示
す陽極放電部９及び、陰極放電部１０に接続される。出
力側アース端子７は、入力側アース端子２と共同又は、
単独でアース棒に接続され地面にアースされる。
陰極出力端子６は、各々７５００Ｖの出力で、図２に示
す陽極放電部９及び、陰極放電部１０に接続される。出
力側アース端子７は、入力側アース端子２と共同又は、
単独でアース棒に接続され地面にアースされる。
【００１４】陽極放電電極９及び、陰極放電電極１０
は、絶縁体１１に装着されていて陰極放電電極１０は、
陽極放電電極９の上部の位置となるよう配置される。焼
却炉ケーシング８及び投入口１２と各放電電極は、絶縁
体１１で絶縁されている。
は、絶縁体１１に装着されていて陰極放電電極１０は、
陽極放電電極９の上部の位置となるよう配置される。焼
却炉ケーシング８及び投入口１２と各放電電極は、絶縁
体１１で絶縁されている。
【００１５】陽極放電電極９及び陰極放電電極１０に
は、出来るだけ電気抵抗の少ない材質を選ぶことが好ま
しく、本実施例では、厚さ１０ミリ、幅２０ミリのカー
ボンブラック焼結体を用いた。絶縁体１１は電気絶縁性
と耐熱性に優れた材質であることが重要となるので、本
実施例では、厚さ２０ｍｍのジルコニアセラミックを、
リング状に焼成したものを用いた。
は、出来るだけ電気抵抗の少ない材質を選ぶことが好ま
しく、本実施例では、厚さ１０ミリ、幅２０ミリのカー
ボンブラック焼結体を用いた。絶縁体１１は電気絶縁性
と耐熱性に優れた材質であることが重要となるので、本
実施例では、厚さ２０ｍｍのジルコニアセラミックを、
リング状に焼成したものを用いた。
【００１６】以上の構成で、ホームセンターで買い求め
た、焼却能力が１時間当たり３〜５ｋｇのダイオキシン
未対策型焼却炉に、各々装着、配線してから塩化ビニー
ルの細片を、高圧ユニット１の手動スイッチはオフの状
態で３分間焼却したところ火炎の色が赤黒くて、弱々し
くゆらめき、すすが多い状態が観察された。
た、焼却能力が１時間当たり３〜５ｋｇのダイオキシン
未対策型焼却炉に、各々装着、配線してから塩化ビニー
ルの細片を、高圧ユニット１の手動スイッチはオフの状
態で３分間焼却したところ火炎の色が赤黒くて、弱々し
くゆらめき、すすが多い状態が観察された。
【００１７】しかる後に、高圧ユニット１の手動スイッ
チを入れたところ陽極放電部９と、陰極放電部１０の間
にコロナ放電が起こり、かすかな放電音が発生したのが
観察されたと同時に、燃焼現象に変化が起こり以下の結
果となった。
チを入れたところ陽極放電部９と、陰極放電部１０の間
にコロナ放電が起こり、かすかな放電音が発生したのが
観察されたと同時に、燃焼現象に変化が起こり以下の結
果となった。
【００１８】火炎の色が白色になり、ほとんどゆらめき
の無い状態が観察された。そして、先程まで発生してい
た、すすが皆無と成った。
の無い状態が観察された。そして、先程まで発生してい
た、すすが皆無と成った。
【００１９】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【００２０】電界により燃焼を制御する機能を有する焼
却炉を、合成樹脂廃棄物等の焼却に用いると不完全燃焼
が抑制され、燃焼効率の向上、排出ガス中の未燃焼成分
の低減による排出ガスの清浄化が成される。
却炉を、合成樹脂廃棄物等の焼却に用いると不完全燃焼
が抑制され、燃焼効率の向上、排出ガス中の未燃焼成分
の低減による排出ガスの清浄化が成される。
【図１】高圧ユニットの配線図および、高圧放電電極取
付部の実施例を示す縦断面図である。
付部の実施例を示す縦断面図である。
１ 高圧ユニット ２ 入力端子 ３ 入力側アース端子 ４ スイッチ用端子 ５ 陽極出力端子 ６ 陰極出力端子 ７ 出力側アース端子 ８ 焼却炉ケーシング ９ 陽極放電電極 １０ 陰極放電電極 １１ 絶縁体 １２ 投入口
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 孝之 岐阜県可児市下切1740−１ 日信陶器株式 会社内 Ｆターム(参考） 3K046 AA20 AC06 AD01 BA02 3K062 AA18 AB01 AC01 BA01
Claims (3)
- 【請求項１】 焼却炉内の燃焼を制御する為に、焼却炉
内に電界を作用させることで、不完全燃焼の抑制、燃焼
効率の向上、排出ガス中の有害成分の低減をはかる事を
目的とした、電界により燃焼を制御する機能を有する焼
却炉。 - 【請求項２】 請求項１記載の焼却炉において、電界発
生手段が、高圧直流電気発生装置である事を特徴とす
る、電界により燃焼を制御する機能を有する焼却炉。 - 【請求項３】 請求項１記載の焼却炉において、電界発
生手段が、高圧交流電気発生装置である事を特徴とす
る、電界により燃焼を制御する機能を有する焼却炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29139599A JP2001082720A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29139599A JP2001082720A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 焼却炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001082720A true JP2001082720A (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=17768359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29139599A Pending JP2001082720A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 焼却炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001082720A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013052171A2 (en) * | 2011-05-31 | 2013-04-11 | President And Fellows Of Harvard College | Manipulation of flames and related methods and apparatus |
| CN117663168A (zh) * | 2023-12-06 | 2024-03-08 | 石家庄绿洁节能科技有限公司 | 碳核聚集燃烧装置 |
-
1999
- 1999-09-07 JP JP29139599A patent/JP2001082720A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013052171A2 (en) * | 2011-05-31 | 2013-04-11 | President And Fellows Of Harvard College | Manipulation of flames and related methods and apparatus |
| WO2013052171A3 (en) * | 2011-05-31 | 2013-06-20 | President And Fellows Of Harvard College | Manipulation of flames and related methods and apparatus |
| CN117663168A (zh) * | 2023-12-06 | 2024-03-08 | 石家庄绿洁节能科技有限公司 | 碳核聚集燃烧装置 |
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