JP2001077840A - 集線装置およびその低消費電力化方法 - Google Patents

集線装置およびその低消費電力化方法

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JP2001077840A
JP2001077840A JP24931999A JP24931999A JP2001077840A JP 2001077840 A JP2001077840 A JP 2001077840A JP 24931999 A JP24931999 A JP 24931999A JP 24931999 A JP24931999 A JP 24931999A JP 2001077840 A JP2001077840 A JP 2001077840A
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power supply
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Takako Masumoto
貴子 桝本
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Fujitsu Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HUBのデータポートに接続される外部装置
に対する必要最小限の電源供給を行って、当該HUBの
低消費電力化を効率的に行うこと。 【解決手段】 複数の外部機器を個々に接続するドライ
バ/レシーバ21a〜21d,アナログフロントエンド
22a〜22dと、LANコントローラ20とを有する
HUB5と、HUB5および各外部機器に対する電源供
給を行う電源部4とを有し、電源部4が各外部機器に対
して流す電流を検出する電流センサ14a〜14dと、
各ドライバ/レシーバ21a〜21d,アナログフロン
トエンド22a〜22dに対する電源供給をオン・オフ
する電源スイッチSWa〜SWdと、電流センサ14a
〜14dが電流を検出しない場合に該電流が供給される
外部機器を接続するドライバ/レシーバ21a〜21
d,アナログフロントエンド22a〜22dに対応する
電源スイッチSWa〜SWdをオフするスイッチ制御部
12と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集線装置(HU
B)の低消費電力化を促進することができる集線装置お
よびその低消費電力化方法に関するものである。
【0002】近年、企業等においては、ローカルエリア
ネットワーク(LAN)を構築し、このLANを用いた
効率的な作業処理を実現している。一方、ISDNや、
たとえば、xDSL(x Digital Subscriber Line)等
の高速電話回線の普及によって、公衆回線用のルータに
HUB機能を追加した家庭内LANが普及しつつある。
この家庭内LANに接続されるパーソナルコンピュータ
等の外部機器端末は、企業内LANに接続される外部機
器端末と異なり、利用される時間が夜間や週末等の限定
されたものとなる。したがって、常時利用されない外部
機器端末が接続される家庭内LAN内のHUB等に常時
電源供給を行うことは、無駄な電力消費を行うこととな
り、家庭内LANの低消費電力化を図る必要がある。
【0003】
【従来の技術】図9は、従来のネットワークルータの構
成を示すブロック図である。図9において、ネットワー
クルータ101は、ネットワークルータ101全体を制
御するCPU102、ルータとして機能するルータ機能
部103と、ネットワークルータ101に接続される端
末である外部機器の回線接続を行うHUB105、およ
びCPU102,ルータ機能部103,HUB105に
対する電源供給を行う電源部104を有する。なお、C
PU102、ルータ機能部103、およびHUB105
の間のデータ送受信は、バスB1を介して行われる。電
源部104は、ポートP21を有し、このポートP21
から商用電源等の電源を取り入れ、上述したCPU10
2、ルータ機能部103、およびHUB105のそれぞ
れが必要な電源電圧に変換して各部に電源を供給する。
【0004】ルータ機能部103は、ポートP11を介
して他のLAN等との接続処理を行う。たとえば、ネッ
トワークルータ101が企業内LANを構成する装置と
して使用される場合、ポートP11は、WAN(Wide A
rea Network)を構成する100BASE−Tあるいは
ATM網に接続される。また、ネットワークルータ10
1が家庭内LANを構成する装置として使用される場
合、ISDNあるいはxDSL等の高速電話回線を含む
公衆回線に接続される。
【0005】なお、xDSLとは、メタリックケーブル
に変復調方式を用いて、アナログ電話サービスでは用い
られない高い周波数帯域を使用して高速のディジタル回
線を提供する技術であり、伝送速度等の違いによって区
分される、HDSL(高速ディジタル加入者線)、SD
SL(対称型ディジタル加入者線)、ADSL(非対称
型ディジタル加入者線)、VDSL(超高速ディジタル
加入者線)の総称である。
【0006】HUB105は、LANに加入する端末
(外部機器)を接続する集線装置である。HUB105
は、LANに加入接続する端末を接続する複数のデータ
ポートP1〜P4を有する。図9に示すデータポートP
1には、ワードプロセッサ111が接続され、データポ
ートP3には、ファクシミリ112が接続され、データ
ポートP4には、パーソナルコンピュータ113が接続
されている。これらは、HUB105を介して相互に接
続されるとともに、ルータ機能部103およびポートP
11を介して外部のWANあるいあ公衆回線等にネット
ワークルータ101に接続される。
【0007】図9に示したネットワークルータ101に
おけるデータポートP1〜P4の数は、4つであり、家
庭内で使用する場合には十分なポート数である。これに
対して、企業内LANを構成する装置としてネットワー
クルータ101が使用される場合、データポートの数
は、8〜16、あるいはそれ以上の数となるのが通常で
ある。
【0008】したがって、上述したネットワークルータ
101が企業内で用いられる場合には、HUB105の
データポートに接続される端末の数および稼働時間が大
きいため、HUBを含むネットワークルータ101に
は、常に電源が供給される状態となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ネット
ワークルータ101が家庭内で使用される場合、接続さ
れる端末が常時に使用されるものとは限らないため、常
時、ネットワークルータ101の構成要素の全てに対し
て電源供給を行うことは、ネットワークルータの低消費
電力化を妨げるという問題点があった。
【0010】特に、HUB105内において、データポ
ートに接続された端末が電源投入されずに稼働していな
い場合でも、このデータポートの個々に対して設置され
たドライバ/レシーバやアナログフロントエンド等には
電源供給されており、無駄な電力消費が行われていたと
いう問題点があった。この場合、HUB105全体に対
する電源供給を停止してしまうと、現在電源投入されて
稼働中の端末に対する接続が不可能となる。
【0011】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、集線装置(HUB)のデータポートに接続され
る外部装置(端末)に対する必要最小限の電源供給を行
って、当該集線装置の低消費電力化を効率的に行うこと
ができる集線装置およびその低消費電力化方法を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、複数の外部機器を個々に
接続する個別接続手段(図1および図3の21a〜21
d,22a〜22dに相当)と該個別接続手段を介して
少なくとも該複数の外部機器間の回線接続処理を行う回
線接続処理手段(図1および図3の20に相当)とを有
する集線処理手段(図1および図3の5に相当)と、該
集線処理手段および各外部機器に対する電源供給を行う
電源供給手段(図1および図3の4に相当)とを備えた
集線装置において、前記電源供給手段が各外部機器に対
して供給する電流を検出する複数の電流検出手段(図1
および図3の14a〜14dに相当)と、前記各個別接
続手段に対する電源供給をオンしたりオフする複数の電
源スイッチ(図1および図3のSWa〜SWdに相当)
と、前記電流検出手段が電流を検出しない場合に該電流
が供給される外部機器を接続する個別接続手段に対応す
る電源スイッチをオフするスイッチ制御手段(図1およ
び図3の12に相当)と、を備えたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、電源供給手段が各外部
機器に対する電源供給を行うことを前提とし、複数の電
流検出手段が、電源供給手段が各外部機器に対して供給
する電流を検出し、スイッチ制御手段は、前記電流検出
手段が電流を検出しない場合に該電流が供給される外部
機器を接続する個別接続手段に対応する電源スイッチを
オフし、電流検出手段が電流を検出した場合に該電流が
供給される外部機器を接続する個別接続手段に対応する
電源スイッチをオン状態に維持し、稼働しない外部機器
が接続された個別接続手段に対する電源供給を停止する
ようにしている。
【0014】また、請求項2にかかる発明は、複数の外
部機器を個々に接続する個別接続手段(図5および図7
の21a〜21d,22a〜22dに相当)と該個別接
続手段を介して少なくとも該複数の外部機器間の回線接
続処理を行う回線接続処理手段(図5および図7の20
に相当)とを有する集線処理手段(図5および図7の5
に相当)と、該集線処理手段に対する電源供給を行う電
源供給手段(図5および図7の4に相当)とを備えた集
線装置において、前記各個別接続手段に接続される外部
機器から定期的に送出されるリンク信号を検出する複数
のリンク信号検出手段(図5および図7の23a〜23
dに相当)と、前記各個別接続手段に対する電源供給を
オンしたりオフする複数の電源スイッチ(図5および図
7のSWa〜SWdに相当)と、前記リンク信号検出手
段がリンク信号を検出しない場合に該リンク信号検出手
段が接続される個別接続手段に対応する電源スイッチを
オフするスイッチ制御手段(図5および図7の32に相
当)と、を備えたことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、たとえば、CSMA/
CD方式のように、各個別接続手段に接続される外部機
器から定期的にリンク信号が送出されることを前提と
し、各リンク信号検出手段が、前記各個別接続手段に接
続される外部機器から定期的に送出されるリンク信号を
検出し、スイッチ制御手段は、前記リンク信号検出手段
がリンク信号を検出しない場合に該リンク信号検出手段
が接続される個別接続手段に対応する電源スイッチをオ
フし、リンク信号検出手段がリンク信号を検出した場合
に該リンク信号を送出する外部機器を接続する個別接続
手段に対応する電源スイッチをオン状態に維持し、稼働
しない外部機器が接続された個別接続手段に対する電源
供給を停止するようにしている。
【0016】また、請求項3にかかる発明は、請求項1
または2の発明において、前記集線処理手段全体に対す
る電源供給をオンしたりオフする主電源スイッチ(図1
および図5のSWに相当)をさらに備え、前記スイッチ
制御手段は、前記複数の電源スイッチ全てをオフにする
場合、前記主電源スイッチをオフにすることを特徴とす
る。
【0017】この発明によれば、主電源スイッチは、集
線処理手段全体に対する電源供給をオ・オフし、スイッ
チ制御手段は、前記複数の電源スイッチ全てをオフにす
る場合、前記主電源スイッチをオフにするようにしてい
る。
【0018】また、請求項4にかかる発明は、請求項1
または2の発明において、前記回線接続処理手段に対す
る電源供給をオン・オフする主電源スイッチ(図3およ
び図7のSWに相当)をさらに備え、前記スイッチ制御
手段は、前記複数の電源スイッチ全てをオフにする場
合、前記主電源スイッチをオフにすることを特徴とす
る。
【0019】この発明によれば、主電源スイッチは、回
線接続処理手段に対する電源供給をオン・オフし、スイ
ッチ制御手段は、前記複数の電源スイッチ全てをオフに
する場合、前記主電源スイッチをオフにするようにして
いる。
【0020】また、請求項5にかかる発明は、複数の外
部機器をそれぞれ接続する個別接続手段を介して少なく
とも該複数の外部機器間の回線接続処理を行う集線装置
に対する低消費電力化を行わせる集線装置の低消費電力
化方法において、前記複数の外部機器に対して供給され
る各電流を検出する電流検出工程(図2のステップS1
2,S13および図4のステップS22,S23に相
当)と、前記電流検出工程によって電流が検出されない
場合に該電流が供給される外部機器を接続する個別接続
手段に対する電源供給を停止する電源供給制御工程(図
2のステップS14〜S18および図4のステップS2
4〜S28に相当)と、を含むことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、電流検出工程によっ
て、複数の外部機器に対して供給される各電流を検出
し、その後電源供給制御工程によって、前記電流検出工
程によって電流が検出されない場合に該電流が供給され
る外部機器を接続する個別接続手段に対する電源供給を
停止するようにしている。
【0022】また、請求項6にかかる発明は、複数の外
部機器をそれぞれ接続する個別接続手段を介して少なく
とも該複数の外部機器間の回線接続処理を行う集線装置
に対する低消費電力化を行わせる集線装置の低消費電力
化方法において、前記複数の外部機器から定期的に送出
されるリンク信号を検出するリンク信号検出工程(図6
のステップS32と図8のステップS42に相当)と、
前記リンク信号検出工程によってリンク信号が検出され
ない場合に該リンク信号を受け付ける個別接続手段に対
する電源供給を停止する電源供給制御工程(図6のステ
ップS33〜S37および図8のステップS43〜S4
7に相当)と、を含むことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、リンク信号検出工程に
よって、前記複数の外部機器から定期的に送出されるリ
ンク信号を検出し、電源供給制御工程によって、前記リ
ンク信号検出工程によってリンク信号が検出されない場
合に該リンク信号を受け付ける個別接続手段に対する電
源供給を停止するようにしている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明にかかる集線装置およびその低消費電力化方法の好適
な実施の形態を詳細に説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1であるネットワークルータの構成を示すブロック
図である。図1において、このネットワークルータ1
は、図9に示したネットワークルータ101と同様に、
4つのデータポートP1a〜P1d、電源を取り入れる
ポートP3、および公衆回線を接続するポートP4を有
し、さらにデータポートP1a〜P1dに接続されるパ
ーソナルコンピュータPC等の外部機器に電源供給する
電源ポートP2a〜P2dを有する。各電源ポートP2
a〜P2dは、データポートP1a〜P1dに接続され
る外部機器にそれぞれ対応するポートである。
【0026】ネットワークルータ1は、ネットワークル
ータ1全体を制御するCPU2、ポートP4に接続され
てルーティングを行うルータ機能部3、データポートP
1a〜P1dに接続され、データポートP1a〜P1d
に接続される外部機器をLAN接続するHUB5、およ
びポートP3を介して電源を取り込み、CPU2,ルー
タ機能部3,HUB5の各部に対する電源電圧に変換し
た電源の供給管理を行うとともに、上述した電源ポート
P2a〜P2dを介した電源供給を行う電源部4を有す
る。また、CPU2、ルータ機能部3、およびHUB5
は、バスBに接続され、データの送受信を可能とする。
したがって、HUB5のデータポートP1a〜P1dに
接続される外部機器は、HUB5を介して相互にリンク
されるとともに、ルータ機能部3およびポートP4を介
して図示しない公衆回線に接続される。
【0027】HUB5は、LANコントローラ20と、
データポートP1a〜P1dに対応したドライバ/レシ
ーバ21a〜21dおよびアナログフロントエンド22
a〜22dとを有する。アナログフロントエンド22a
〜22dは、データポートP1a〜P1dに接続される
外部機器に対するアナログ信号の前処理を行い、ドライ
バ/レシーバ21a〜21dは、外部機器に対する送受
信処理を行う。
【0028】電源部4は、ポートP3から取り込んだ電
源を各部に必要な電源電圧に変換する電源10と、HU
B5に対する電源供給を管理する電源管理部11とを有
する。電源10は、上述したように、CPU2、ルータ
機能部3、およびHUB5に対する電源供給を行うとと
もに、電源ポートP2a〜P2dを介してそれぞれデー
タポートP1a〜P1dに接続される外部機器に対する
電源供給を行う。
【0029】電源10と電源ポートP2a〜P2dとの
間の電源線には、それぞれ各電源線に流れる電流を検出
する電流センサ14a〜14dが設置される。各電流セ
ンサ14a〜14dの検出値は、電源管理部11の検知
部13に出力される。また、電源10とLANコントロ
ーラ20との間には主電源スイッチSWが設置される。
さらに、主電源スイッチSWとLANコントローラ20
との電源線から分岐した電源線は、各ドライバ/レシー
バ21a〜21dに対して電源を供給するが、この電源
線上に電源スイッチSWa〜SWdが配置される。
【0030】なお、アナログフロントエンド22a〜2
2dに対する電源線は図示していないが、各ドライバ/
レシーバ21a〜21dに対する電源線によって供給さ
れる。したがって、主電源スイッチSWのオン・オフに
よってHUB5全体に対する電源供給がオン・オフさ
れ、電源スイッチSWa〜SWdのオン・オフによって
各ドライバ/レシーバ21a〜21dおよび各アナログ
フロントエンド22a〜22dに対する電源供給がオン
・オフされる。
【0031】電源管理部11のスイッチ制御部12は、
検知部13からの検知結果をもとに主電源スイッチSW
および電源スイッチSWa〜SWdに対するスイッチ制
御を行い、これによってHUB5内を構成する各部の効
率的な電源供給を実現する。たとえば、パーソナルコン
ピュータPCがデータポートP1aに接続され、電源ポ
ートP2aから電源が供給されると、電流センサ14a
は電流を検出し、検知部13から検知結果がスイッチ制
御部12に通知されると、スイッチ制御12は、データ
ポートP1aにのみ対応するドライバ/レシーバ21a
およびアナログフロントエンド22aに対する電源供給
を行うために、電源スイッチSWaをオンするととも
に、主電源スイッチSW2をオンにしてLANコントロ
ーラ20に電源供給する。
【0032】この場合、電源スイッチSWb〜SWd
は、オフに制御され、ドライバ/レシーバ21b〜21
dおよびアナログフロントエンド22b〜22dには電
源供給されない。この結果、必要最小限の電源供給がH
UB5に対してなされたことになる。なお、主電源スイ
ッチSWおよび電源スイッチSWa〜SWdは、たとえ
ばFET等によって実現される。
【0033】ここで、図2に示すフローチャートを参照
して、電源管理部11による電源管理処理手順について
説明する。図2において、電源管理部11のスイッチ制
御部12は、まずネットワークルータ1の立ち上げとと
もに、全電源スイッチSW,SWa〜SWdをオンにす
る(ステップS11)。その後、検知部13は、各電流
センサ14a〜14dによる各電流線の電流検出結果を
取得する(ステップS12)。そして、電流を検出しな
い電流線があるか否かを判断する(ステップS13)。
電流を検出しない電流線がない場合(ステップS13,
NO)には、全ての電流センサ14a〜14dが電流を
検出していることから、全てのデータポートP1a〜P
1dに接続される外部機器が稼働してので、HUB5全
体に対する電源供給を維持し、ステップS12に移行し
て、さらに電流検出処理を繰り返す。
【0034】電流を検出しない電流線がある場合(ステ
ップS13,YES)には、さらに電流を検出しない電
流線は、全ての電流線であるか否かを判断する(ステッ
プS14)。ここで、全ての電流線から電流が検出され
ないということは、データポートP1a〜P1dの全て
に外部機器が接続されておらず、このため、電源ポート
P2a〜P2dにも外部機器の電源線が接続されていな
いことになる。したがって、全電源線が電流を検出しな
い場合(ステップS14,YES)には、主電源スイッ
チSWをオフにし(ステップS15)、これによって、
HUB5全体に対する電源供給を停止する。その後、ス
テップS12に移行して上述した処理を繰り返す。
【0035】一方、一部の電源線が電流を検出しない場
合(ステップS14,NO)には、まず、現時点で主電
源スイッチSWがオフ状態になっている可能性があるた
め、主電源スイッチSWが現在オフ状態か否かを判断す
る(ステップS16)。主電源スイッチSWがオフの場
合(ステップS16,YES)には、主電源スイッチS
Wをオンにした後、ステップS18に移行し、主電源ス
イッチSWがオンの場合(ステップS16,NO)に
は、そのままステップS18に移行する。
【0036】その後、電流を検出しない当該電源線に対
応する電源スイッチSWa〜SWdをオフにし、他の電
源スイッチSWa〜SWdをオンにして(ステップS1
8)、ステップS12に移行し、上述した処理を繰り返
す。これによって、1以上のデータポートP1a〜P1
dに外部機器が接続された場合に、LANコントローラ
20に電源供給がなされ、かつ外部機器が接続されたデ
ータポートP1a〜P1dに対応するドライバ/レシー
バ21a〜21dおよびアナログフロントエンド22a
〜22dのみに電源供給が行われ、他のドライバ/レシ
ーバ21a〜21dおよびアナログフロントエンド22
a〜22dに対しては電源供給が行われない。なお、デ
ータポートP1a〜P1dに接続する外部機器は、必
ず、各データポートP1a〜P1dに対応する電源ポー
トP2a〜P2dに電源接続する必要がある。
【0037】なお、上述した実施の形態1では、常に電
流検出を行うようにしているが、所定時間間隔で周期的
に電流検出を行うようにしてもよい。さらに、電流セン
サ14a〜14dが電流を検出しなくなってから、所定
時間経過しても、電流を検出しなかった場合に始めて、
電流を検出しないと判定するようにしてもよい。また、
電流を検出したか否かの判定にあたっては、所定値以上
の電流値以下の場合に電流を検出しないと判定すること
が好ましい。
【0038】上述した実施の形態1によれば、外部機器
をデータポートP1a〜P1dに接続する場合に、対応
する電源ポートP2a〜P2dから電源を取得し、この
電源ポートP2a〜P2dに流れる電流を検出すること
によって、データポートP1a〜P1dに接続される外
部機器が稼働中のものであるか否かを判断し、稼働中の
外部機器を接続するデータポートに対応するドライバ/
レシーバ21a〜21dおよびアナログフロントエンド
22a〜22dのみに電源を供給するようにしているの
で、HUB5に対する効率的な電源供給を行うことがで
き、HUB5に対する低消費電力化を実現することがで
きる。
【0039】(実施の形態2)つぎに、実施の形態2に
ついて説明する。実施の形態1では、各ドライバ/レシ
ーバ21a〜21dおよび各アナログフロントエンド2
2a〜22dに対する電源供給を主電源スイッチSWを
介して得るようにし、主電源スイッチSWをオフする
と、LANコントローラ20はもちろん、各ドライバ/
レシーバ21a〜21dおよび各アナログフロントエン
ド22a〜22dの全てに対する電源供給をオフにする
ようにしていたが、この実施の形態2では、LANコン
トローラ20と、各ドライバ/レシーバ21a〜21d
と各アナログフロントエンド22a〜22dの対に対す
る電源供給を別個にオン・オフできるようにしている。
このような場合が考えられるのは、LANコントローラ
20に対する電源電圧と、各ドライバ/レシーバ21a
〜21dおよび各アナログフロントエンド22a〜22
dに対する電源電圧が異なる場合があるからである。
【0040】図3は、本発明の実施の形態2であるネッ
トワークルータの構成を示すブロック図である。図3に
おいて、各電源スイッチSWa〜SWdは、それぞれ電
源10に直接接続され、各ドライバ/レシーバ21a〜
21dおよび各アナログフロントエンド22a〜22d
に対する電源供給を独立して制御できるようになってい
る。その他の構成は、図1に示したネットワークルータ
1と同じである。
【0041】ここで、図4に示すフローチャートを参照
して、実施の形態2における電源管理部11による電源
管理処理手順について説明する。なお、この実施の形態
2の処理が実施の形態1と異なる処理は、ステップS2
5において、すべての電源スイッチSW,SWa〜SW
dをオフする点である。図4において、電源管理部11
のスイッチ制御部12は、まずネットワークルータ1の
立ち上げとともに、全電源スイッチSW,SWa〜SW
dをオンにする(ステップS21)。
【0042】その後、検知部13は、各電流センサ14
a〜14dによる各電流線の電流検出結果を取得する
(ステップS22)。そして、電流を検出しない電流線
があるか否かを判断する(ステップS23)。電流を検
出しない電流線がない場合(ステップS23,NO)に
は、全ての電流センサ14a〜14dが電流を検出して
いることから、全てのデータポートP1a〜P1dに接
続される外部機器が稼働してので、HUB5全体に対す
る電源供給を維持し、ステップS22に移行して、さら
に電流検出処理を繰り返す。
【0043】電流を検出しない電流線がある場合(ステ
ップS23,YES)には、さらに電流を検出しない電
流線は、全ての電流線であるか否かを判断する(ステッ
プS24)。ここで、全ての電流線から電流が検出され
ないということは、データポートP1a〜P1dの全て
に外部機器が接続されておらず、このため、電源ポート
P2a〜P2dにも外部機器の電源線が接続されていな
いことになる。したがって、全電源線が電流を検出しな
い場合(ステップS24,YES)には、主電源スイッ
チSWおよび電源スイッチSWa〜SWdの全てをオフ
にし(ステップS25)、これによって、HUB5全体
に対する電源供給を停止する。その後、ステップS22
に移行して上述した処理を繰り返す。
【0044】一方、一部の電源線が電流を検出しない場
合(ステップS24,NO)には、まず、現時点で主電
源スイッチSWがオフ状態になっている可能性があるた
め、主電源スイッチSWが現在オフ状態か否かを判断す
る(ステップS26)。主電源スイッチSWがオフの場
合(ステップS26,YES)には、主電源スイッチS
Wをオンにした後、ステップS28に移行し、主電源ス
イッチSWがオンの場合(ステップS26,NO)に
は、そのままステップS28に移行する。
【0045】その後、電流を検出しない当該電源線に対
応する電源スイッチSWa〜SWdをオフにし、他の電
源スイッチSWa〜SWdをオンにして(ステップS2
8)、ステップS22に移行し、上述した処理を繰り返
す。これによって、1以上のデータポートP1a〜P1
dに外部機器が接続された場合に、LANコントローラ
20に電源供給がなされ、かつ外部機器が接続されたデ
ータポートP1a〜P1dに対応するドライバ/レシー
バ21a〜21dおよびアナログフロントエンド22a
〜22dのみに電源供給が行われ、他のドライバ/レシ
ーバ21a〜21dおよびアナログフロントエンド22
a〜22dに対しては電源供給が行われない。なお、デ
ータポートP1a〜P1dに接続する外部機器は、必
ず、各データポートP1a〜P1dに対応する電源ポー
トP2a〜P2dに電源接続する必要がある。
【0046】なお、上述した実施の形態2では、実施の
形態1と同様に、常に電流検出を行うようにしている
が、所定時間間隔で周期的に電流検出を行うようにして
もよい。さらに、電流センサ14a〜14dが電流を検
出しなくなってから、所定時間経過しても、電流を検出
しなかった場合に始めて、電流を検出しないと判定する
ようにしてもよい。また、電流を検出したか否かの判定
にあたっては、所定値以上の電流値以下の場合に電流を
検出しないと判定することが好ましい。
【0047】上述した実施の形態2によれば、HUB5
内に供給される電源電圧が異なる場合であっても、実施
の形態1と同様に、外部機器をデータポートP1a〜P
1dに接続する場合に、対応する電源ポートP2a〜P
2dから電源を取得し、この電源ポートP2a〜P2d
に流れる電流を検出することによって、データポートP
1a〜P1dに接続される外部機器が稼働中のものであ
るか否かを判断し、稼働中の外部機器を接続するデータ
ポートに対応するドライバ/レシーバ21a〜21dお
よびアナログフロントエンド22a〜22dのみに電源
を供給するようにしているので、HUB5に対する効率
的な電源供給を行うことができ、HUB5に対する低消
費電力化を実現することができる。
【0048】(実施の形態3)つぎに、実施の形態3に
ついて説明する。上述した実施の形態1,2では、デー
タポートP1a〜P1dに接続される外部機器が電源ポ
ートP2a〜P2dから電源を得ることを前提としたH
UB5を有するネットワークルータ1であったが、この
実施の形態3では、外部機器がCSMA/CD(Carrie
r Sense Multiple Access with Collision Detection)
方式によってHUB5に接続される場合を前提とし、外
部機器が電源ポートP2a〜P2dに接続されることを
条件としない場合であっても、実施の形態1,2と同様
に低消費電力化を促進することができるHUBをもつネ
ットワークルータを実現するものである。
【0049】図5は、本発明の実施の形態3であるネッ
トワークルータの構成を示すブロック図である。図5に
おいて、HUB5は、データポートP1a〜P1dに接
続される外部機器との間で、CSMA/CD方式を用い
てLAN接続される。CSMA/CD方式は、イーサネ
ット等で用いられる最も単純なアクセス方式であり、L
ANに接続された外部機器が同時にデータを送信したた
め衝突が発生し、データが壊れた場合、これを検出して
ランダム時間待機した後に、再度データの送信を試みる
方式であり、各外部機器は、LAN回線上にリンク信号
を常時アクセスしている。
【0050】HUB5は、アナログフロントエンド22
a〜22dとデータポートP1a〜P1dとの間に、そ
れぞれ発呼検出部23a〜23dを有する。発呼検出部
23a〜23dは、上述したCSMA/CD方式におけ
るリンク信号を検出する。各発呼検出部23a〜23d
が検出したリンク信号は、電源管理部31の検知部33
に出力され、スイッチ制御部32によって主電源スイッ
チSWおよび各電源スイッチSWa〜SWdに対するス
イッチ制御がなされる。
【0051】実施の形態1,2では、電流センサ14a
〜14dの検出結果をもとに主電源スイッチSWおよび
各電源スイッチSWa〜SWdに対するスイッチ制御を
行うようにしていたが、この実施の形態3では、発呼検
出部23a〜23dの検出結果をもとに主電源スイッチ
SWおよび各電源スイッチSWa〜SWdに対するスイ
ッチ制御を行うようにしている。その他の構成は、図1
に示した実施の形態1におけるネットワークルータ1を
同じ構成である。ただし、図5においては、図1に示し
た構成と異なり、電源ポートP2a〜P2dを有してい
ない。なお、この電源ポートP2a〜P2dを付加させ
る構成であってもよいが、電流センサ14a〜14dを
設ける必要はない。
【0052】また、発呼検出部23a〜23dは、上述
したリンク信号を検出することによって、稼働している
外部機器がデータポートP1a〜P1dに接続されてい
るか否かを検出するようにしているが、受信したリンク
信号は、この発呼検出部23a〜23dによって一旦ス
タックされ、その後対応するドライバ/レシーバ21a
〜21dおよびアナログフロントエンド22a〜22d
が電源供給されて対置上がるまでデータを保持し、これ
らが立ち上がった後にデータをアナログフロントエンド
22a〜22dおよびドライバ/レシーバ21a〜21
dに送出し、処理を依頼する。
【0053】ここで、図6に示すフローチャートを参照
して、電源管理部31による電源管理処理手順について
説明する。図6において、電源管理部31のスイッチ制
御部12は、まずネットワークルータ1の立ち上げとと
もに、全電源スイッチSW,SWa〜SWdをオンにす
る(ステップS31)。その後、検知部33は、各発呼
検出部23a〜23dによってリンク信号(リンクパル
ス)を検出しないデータポートP1a〜P1dがあるか
否かを判断する(ステップS32)。リンクパルスを検
出しないデータポートがない場合(ステップS32,N
O)には、全てのデータポートP1a〜P1dには、稼
働している外部機器が接続されているため、HUB5全
体に対する電源供給を維持し、さらにリンクパルスの検
出判断を繰り返す。
【0054】リンクパルスを検出しないデータポートP
1a〜P1dがある場合(ステップS32,YES)に
は、さらに全てのデータポートP1a〜P1dに対応す
る発呼検出部23a〜23dがリンクパルスを検出しな
いか否かを判断する(ステップS33)。ここで、全て
の発呼検出部23a〜23dがリンクパルスを検出しな
いということは、データポートP1a〜P1dの全てに
稼働中の外部機器が接続されていないことを意味する。
したがって、すべての発呼検出部23a〜23dがリン
クパルスを検出していない場合(ステップS33,YE
S)には、主電源スイッチSWをオフにし(ステップS
34)、これによって、HUB5全体に対する電源供給
を停止する。その後、ステップS32に移行して上述し
た処理を繰り返す。
【0055】一方、一部の発呼検出部23a〜23dが
リンクパルスを検出しない場合(ステップS33,N
O)には、まず、現時点で主電源スイッチSWがオフ状
態になっている可能性があるため、主電源スイッチSW
が現在オフ状態か否かを判断する(ステップS35)。
主電源スイッチSWがオフの場合(ステップS35,Y
ES)には、主電源スイッチSWをオンにした後、ステ
ップS37に移行し、主電源スイッチSWがオンの場合
(ステップS35,NO)には、そのままステップS3
7に移行する。
【0056】その後、電流を検出しない当該電源線に対
応する電源スイッチSWa〜SWdをオフにし、他の電
源スイッチSWa〜SWdをオンにして(ステップS3
7)、ステップS32に移行し、上述した処理を繰り返
す。これによって、1以上のデータポートP1a〜P1
dに外部機器が接続された場合に、LANコントローラ
20に電源供給がなされ、かつ外部機器が接続されたデ
ータポートP1a〜P1dに対応するドライバ/レシー
バ21a〜21dおよびアナログフロントエンド22a
〜22dのみに電源供給が行われ、他のドライバ/レシ
ーバ21a〜21dおよびアナログフロントエンド22
a〜22dに対しては電源供給が行われない。
【0057】なお、上述した実施の形態3では、常にリ
ンク信号の検出を行うようにしているが、所定時間間隔
で周期的にリンク信号の検出を行うようにしてもよい。
さらに、発呼検出部23a〜23dがリンク信号を検出
しなくなってから、所定時間経過しても、リンク信号を
検出しなかった場合に始めて、リンク信号を検出しない
と判定するようにしてもよい。
【0058】上述した実施の形態3によれば、CSMA
/CD方式によってLAN接続される外部機器からのリ
ンク信号を各データポートP1a〜P1dに対応させて
各発呼検出部23a〜23dが検出することによって、
データポートP1a〜P1dに接続される外部機器が稼
働中のものであるか否かを判断し、稼働中の外部機器を
接続するデータポートに対応するドライバ/レシーバ2
1a〜21dおよびアナログフロントエンド22a〜2
2dのみに電源を供給するようにしているので、HUB
5に対する効率的な電源供給を行うことができ、HUB
5に対する低消費電力化を実現することができる。
【0059】(実施の形態4)つぎに、実施の形態4に
ついて説明する。実施の形態3では、実施の形態1と同
様に、各ドライバ/レシーバ21a〜21dおよび各ア
ナログフロントエンド22a〜22dに対する電源供給
を主電源スイッチSWを介して得るようにし、主電源ス
イッチSWをオフすると、LANコントローラ20はも
ちろん、各ドライバ/レシーバ21a〜21dおよび各
アナログフロントエンド22a〜22dの全てに対する
電源供給をオフにするようにしていたが、この実施の形
態4では、実施の形態2と同様に、LANコントローラ
20と、各ドライバ/レシーバ21a〜21dと各アナ
ログフロントエンド22a〜22dの対に対する電源供
給を別個にオン・オフできるようにしている。このよう
な場合が考えられるのは、LANコントローラ20に対
する電源電圧と、各ドライバ/レシーバ21a〜21d
および各アナログフロントエンド22a〜22dに対す
る電源電圧が異なる場合があるからである。
【0060】図7は、本発明の実施の形態4であるネッ
トワークルータの構成を示すブロック図である。図7に
おいて、各電源スイッチSWa〜SWdは、それぞれ電
源10に直接接続され、各ドライバ/レシーバ21a〜
21dおよび各アナログフロントエンド22a〜22d
に対する電源供給を独立して制御できるようになってい
る。その他の構成は、図5に示した実施の形態3におけ
るネットワークルータ30と同じである。
【0061】ここで、図8に示すフローチャートを参照
して、電源管理部31による電源管理処理手順について
説明する。なお、この実施の形態4の処理が実施の形態
3と異なる処理は、ステップS44において、すべての
電源スイッチSW,SWa〜SWdをオフする点であ
る。図8において、電源管理部31のスイッチ制御部1
2は、まずネットワークルータ1の立ち上げとともに、
全電源スイッチSW,SWa〜SWdをオンにする(ス
テップS41)。その後、検知部33は、各発呼検出部
23a〜23dによってリンク信号(リンクパルス)を
検出しないデータポートP1a〜P1dがあるか否かを
判断する(ステップS42)。リンクパルスを検出しな
いデータポートがない場合(ステップS42,NO)に
は、全てのデータポートP1a〜P1dには、稼働して
いる外部機器が接続されているため、HUB5全体に対
する電源供給を維持し、さらにリンクパルスの検出判断
を繰り返す。
【0062】リンクパルスを検出しないデータポートP
1a〜P1dがある場合(ステップS42,YES)に
は、さらに全てのデータポートP1a〜P1dに対応す
る発呼検出部23a〜23dがリンクパルスを検出しな
いか否かを判断する(ステップS43)。ここで、全て
の発呼検出部23a〜23dがリンクパルスを検出しな
いということは、データポートP1a〜P1dの全てに
稼働中の外部機器が接続されていないことを意味する。
したがって、すべての発呼検出部23a〜23dがリン
クパルスを検出していない場合(ステップS43,YE
S)には、主電源スイッチSWおよびすべての電源スイ
ッチSWa〜SWdをオフにし(ステップS44)、こ
れによって、HUB5全体に対する電源供給を停止す
る。その後、ステップS42に移行して上述した処理を
繰り返す。
【0063】一方、一部の発呼検出部23a〜23dが
リンクパルスを検出しない場合(ステップS43,N
O)には、まず、現時点で主電源スイッチSWがオフ状
態になっている可能性があるため、主電源スイッチSW
が現在オフ状態か否かを判断する(ステップS45)。
主電源スイッチSWがオフの場合(ステップS45,Y
ES)には、主電源スイッチSWをオンにした後、ステ
ップS47に移行し、主電源スイッチSWがオンの場合
(ステップS45,NO)には、そのままステップS4
7に移行する。
【0064】その後、電流を検出しない当該電源線に対
応する電源スイッチSWa〜SWdをオフにし、他の電
源スイッチSWa〜SWdをオンにして(ステップS4
7)、ステップS42に移行し、上述した処理を繰り返
す。これによって、1以上のデータポートP1a〜P1
dに外部機器が接続された場合に、LANコントローラ
20に電源供給がなされ、かつ外部機器が接続されたデ
ータポートP1a〜P1dに対応するドライバ/レシー
バ21a〜21dおよびアナログフロントエンド22a
〜22dのみに電源供給が行われ、他のドライバ/レシ
ーバ21a〜21dおよびアナログフロントエンド22
a〜22dに対しては電源供給が行われない。
【0065】なお、上述した実施の形態4では、常にリ
ンク信号の検出を行うようにしているが、所定時間間隔
で周期的にリンク信号の検出を行うようにしてもよい。
さらに、発呼検出部23a〜23dがリンク信号を検出
しなくなってから、所定時間経過しても、リンク信号を
検出しなかった場合に始めて、リンク信号を検出しない
と判定するようにしてもよい。
【0066】上述した実施の形態4によれば、実施の形
態3と同様に、CSMA/CD方式によってLAN接続
される外部機器からのリンク信号を各データポートP1
a〜P1dに対応させて各発呼検出部23a〜23dが
検出することによって、データポートP1a〜P1dに
接続される外部機器が稼働中のものであるか否かを判断
し、稼働中の外部機器を接続するデータポートに対応す
るドライバ/レシーバ21a〜21dおよびアナログフ
ロントエンド22a〜22dのみに電源を供給するよう
にしているので、HUB5に対する効率的な電源供給を
行うことができ、HUB5に対する低消費電力化を実現
することができる。
【0067】なお、電源供給制御工程おいて、個別接続
手段の全てに対する電源供給を停止する場合、集線装置
全体に対する電源供給を停止させるようにしているの
で、集線処理手段全体に対する電力消費を一層、効率的
に低減することができるという効果を奏する。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によれば、電源供給手段が各外部機器に対する電源
供給を行うことを前提とし、複数の電流検出手段が、電
源供給手段が各外部機器に対して供給する電流を検出
し、スイッチ制御手段は、前記電流検出手段が電流を検
出しない場合に該電流が供給される外部機器を接続する
個別接続手段に対応する電源スイッチをオフし、電流検
出手段が電流を検出した場合に該電流が供給される外部
機器を接続する個別接続手段に対応する電源スイッチを
オン状態に維持し、稼働しない外部機器が接続された個
別接続手段に対する電源供給を停止するようにしている
ので、集線処理手段に対する電力消費を効率的に低減す
ることができるという効果を奏する。
【0069】また、請求項2にかかる発明によれば、た
とえば、CSMA/CD方式のように、各個別接続手段
に接続される外部機器から定期的にリンク信号が送出さ
れることを前提とし、各リンク信号検出手段が、前記各
個別接続手段に接続される外部機器から定期的に送出さ
れるリンク信号を検出し、スイッチ制御手段は、前記リ
ンク信号検出手段がリンク信号を検出しない場合に該リ
ンク信号検出手段が接続される個別接続手段に対応する
電源スイッチをオフし、リンク信号検出手段がリンク信
号を検出した場合に該リンク信号を送出する外部機器を
接続する個別接続手段に対応する電源スイッチをオン状
態に維持し、稼働しない外部機器が接続された個別接続
手段に対する電源供給を停止するようにしているので、
集線処理手段に対する電力消費を効率的に低減すること
ができるという効果を奏する。
【0070】また、請求項3にかかる発明によれば、主
電源スイッチは、集線処理手段全体に対する電源供給を
オン・オフし、スイッチ制御手段は、前記複数の電源ス
イッチ全てをオフにする場合、前記主電源スイッチをオ
フにするようにしているので、集線処理手段全体に対す
る電力消費を一層、効率的に低減することができるとい
う効果を奏する。
【0071】また、請求項4にかかる発明によれば、主
電源スイッチは、回線接続処理手段に対する電源供給を
オン・オフし、スイッチ制御手段は、前記複数の電源ス
イッチ全てをオフにする場合、前記主電源スイッチをオ
フにするようにしているので、集線処理手段全体に対す
る電力消費を一層、効率的に低減することができるとい
う効果を奏する。
【0072】また、請求項5にかかる発明によれば、電
流検出工程によって、複数の外部機器に対して供給され
る各電流を検出し、その後電源供給制御工程によって、
前記電流検出工程によって電流が検出されない場合に該
電流が供給される外部機器を接続する個別接続手段に対
する電源供給を停止するようにしているので、集線処理
手段に対する電力消費を効率的に低減することができる
という効果を奏する。
【0073】また、請求項6にかかる発明によれば、リ
ンク信号検出工程によって、前記複数の外部機器から定
期的に送出されるリンク信号を検出し、電源供給制御工
程によって、前記リンク信号検出工程によってリンク信
号が検出されない場合に該リンク信号を受け付ける個別
接続手段に対する電源供給を停止するようにしているの
で、集線処理手段に対する電力消費を効率的に低減する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1であるネットワークルー
タの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1であるネットワークルー
タ内の電源管理部による電源管理処理手順を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明の実施の形態2であるネットワークルー
タの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態2であるネットワークルー
タ内の電源管理部による電源管理処理手順を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明の実施の形態3であるネットワークルー
タの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態3であるネットワークルー
タ内の電源管理部による電源管理処理手順を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の実施の形態4であるネットワークルー
タの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態4であるネットワークルー
タ内の電源管理部による電源管理処理手順を示すフロー
チャートである。
【図9】従来におけるネットワークルータの構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1,30 ネットワークルータ 2 CPU 3 ルータ機能部 4 電源部 5 HUB 10 電源 11,31 電源管理部 12,32 スイッチ制御部 13,33 検知部 14a〜14d 電流センサ 20 LANコントローラ 21a〜21d ドライバ/レシーバ 22a〜22d アナログフロントエンド 23a〜23d 発呼検出部 P1a〜P1d データポート P2a〜P2d 電源ポート P3,P4 ポート SW 主電源スイッチ SWa〜SWd 電源スイッチ B バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA04 HC02 HC04 HC14 HD03 HD06 KA23 5K033 AA04 BA01 DA01 DA06 DB17 DB25 5K037 AA13 AB07 AD01 BA01 BA03 DA08 5K051 AA05 BB02 DD07 EE01 EE07 FF04 GG07 HH16 HH17 HH21 KK01 9A001 BB04 BB06 CC02 CC08 LL09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外部機器を個々に接続する個別接
    続手段と該個別接続手段を介して少なくとも該複数の外
    部機器間の回線接続処理を行う回線接続処理手段とを有
    する集線処理手段と、該集線処理手段および各外部機器
    に対する電源供給を行う電源供給手段とを備えた集線装
    置において、 前記電源供給手段が各外部機器に対して供給する電流を
    検出する複数の電流検出手段と、 前記各個別接続手段に対する電源供給をオンしたりオフ
    する複数の電源スイッチと、 前記電流検出手段が電流を検出しない場合に該電流が供
    給される外部機器を接続する個別接続手段に対応する電
    源スイッチをオフするスイッチ制御手段と、 を備えたことを特徴とする集線装置。
  2. 【請求項2】 複数の外部機器を個々に接続する個別接
    続手段と該個別接続手段を介して少なくとも該複数の外
    部機器間の回線接続処理を行う回線接続処理手段とを有
    する集線処理手段と、該集線処理手段に対する電源供給
    を行う電源供給手段とを備えた集線装置において、 前記各個別接続手段に接続される外部機器から定期的に
    送出されるリンク信号を検出する複数のリンク信号検出
    手段と、 前記各個別接続手段に対する電源供給をオンしたりオフ
    する複数の電源スイッチと、 前記リンク信号検出手段がリンク信号を検出しない場合
    に該リンク信号検出手段が接続される個別接続手段に対
    応する電源スイッチをオフするスイッチ制御手段と、 を備えたことを特徴とする集線装置。
  3. 【請求項3】 前記集線処理手段全体に対する電源供給
    をオンしたりオフする主電源スイッチをさらに備え、前
    記スイッチ制御手段は、前記複数の電源スイッチ全てを
    オフにする場合、前記主電源スイッチをオフにすること
    を特徴とする請求項1または2に記載の集線装置。
  4. 【請求項4】 前記回線接続処理手段に対する電源供給
    をオンしたりオフする主電源スイッチをさらに備え、前
    記スイッチ制御手段は、前記複数の電源スイッチ全てを
    オフにする場合、前記主電源スイッチをオフにすること
    を特徴とする請求項1または2に記載の集線装置。
  5. 【請求項5】 複数の外部機器をそれぞれ接続する個別
    接続手段を介して少なくとも該複数の外部機器間の回線
    接続処理を行う集線装置に対する低消費電力化を行わせ
    る集線装置の低消費電力化方法において、 前記複数の外部機器に対して供給される各電流を検出す
    る電流検出工程と、 前記電流検出工程によって電流が検出されない場合に該
    電流が供給される外部機器を接続する個別接続手段に対
    する電源供給を停止する電源供給制御工程と、 を含むことを特徴とする集線装置の低消費電力化方法。
  6. 【請求項6】 複数の外部機器をそれぞれ接続する個別
    接続手段を介して少なくとも該複数の外部機器間の回線
    接続処理を行う集線装置に対する低消費電力化を行わせ
    る集線装置の低消費電力化方法において、 前記複数の外部機器から定期的に送出されるリンク信号
    を検出するリンク信号検出工程と、 前記リンク信号検出工程によってリンク信号が検出され
    ない場合に該リンク信号を受け付ける個別接続手段に対
    する電源供給を停止する電源供給制御工程と、 を含むことを特徴とする集線装置の低消費電力化方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7243151B2 (en) 2001-04-20 2007-07-10 Panasonic Communications Co., Ltd. Home gateway apparatus
JP2007243791A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Fujitsu Ltd ネットワーク管理方法、プログラム及びシステム
JP2011249889A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Nec Access Technica Ltd ルータ制御方法及び無線lanルータ装置

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