JP2001056775A - 計算機システム及びプログラム記録媒体 - Google Patents

計算機システム及びプログラム記録媒体

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JP2001056775A
JP2001056775A JP11230980A JP23098099A JP2001056775A JP 2001056775 A JP2001056775 A JP 2001056775A JP 11230980 A JP11230980 A JP 11230980A JP 23098099 A JP23098099 A JP 23098099A JP 2001056775 A JP2001056775 A JP 2001056775A
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JP11230980A
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Hironori Yahagi
裕紀 矢作
Shigeru Yoshida
茂 吉田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、複数のファイルを1つのファイルと
して管理する書庫を使って、ファイルを管理する計算機
システムに関し、ファイル管理の操作性を向上できるよ
うにすることを目的とする。 【解決手段】書庫のファイル容量が大きくなるときに、
その書庫を分割することで、各書庫のファイル容量をあ
る値以下に抑える構成を採る。そして、この構成により
書庫が複数となることに対応させて、各書庫にどのよう
なファイルが格納されているのかを管理するとともに、
各書庫のファイル容量を管理する書庫機構を用意する構
成を採る。これにより、処理対象となるファイルがどの
書庫に格納されているのかを簡単に知ることができるよ
うになり、その後、その書庫を辿っていくときに、短い
探索時間でファイルを探し出していくことが可能になっ
て、ファイル管理の操作性を大きく向上できるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のファイルを
1つのファイルとして管理する書庫を使って、ファイル
を管理する計算機システムと、その計算機システムの実
現に用いられるプログラムが格納されるプログラム記録
媒体とに関し、特に、ファイル管理の操作性を向上でき
るようにする計算機システムと、その計算機システムの
実現に用いられるプログラムが格納されるプログラム記
録媒体とに関する。
【0002】近年、計算機及びインターネットの普及に
伴って、文書、ソフト、数値データ等のファイルを保存
したり転送するために、それらのファイルを束ねて書庫
を作ることが普及しつつある。このような書庫を使って
ファイルを管理する場合には、その操作性を向上させる
技術を構築していく必要がある。
【0003】
【従来の技術】書庫を管理するために、計算機上の各フ
ァイルを束ねる書庫管理ソフト(アーカイバ)が用意さ
れている。書庫機能と圧縮機能とを組み合わせると、多
数のファイルをコンパクトに格納でき便利なので、通
常、この書庫管理ソフトは双方の機能を備えている。
【0004】図13に書庫のデータ構造を図示する。こ
こで、図13(a)は書庫そのもののデータ構造、図1
3(b)は書庫に格納されるヘッダのデータ構造を示し
ている。
【0005】この図に示すように、ファイルは、その圧
縮ファイル(可変長である)と、その圧縮ファイルの属
性を記述するヘッダとが対となって書庫に順番に格納さ
れることになる。
【0006】このように構成される書庫に格納されるフ
ァイルを解凍するときには、ヘッダを辿ることで解凍対
象の圧縮ファイルを探し出し、それを解凍することで行
う。また、書庫にファイルを追加するときには、圧縮し
てできた圧縮ファイルを書庫に追加することで行う。
【0007】また、書庫に格納されるファイルを更新す
るときには、ヘッダを辿ることで更新対象の圧縮ファイ
ルを探し出して解凍するとともに、その圧縮ファイルを
削除し、続いて、その解凍したファイルを更新した後圧
縮してから書庫に格納することで行う。また、書庫に格
納されるファイルを削除するときには、ヘッダを辿るこ
とで削除対象の圧縮ファイルを探し出し、それを削除す
ることで行う。
【0008】従来技術では、このような書庫を使ってフ
ァイルを管理する構成を採る場合、1つの書庫を用意し
て、その書庫に多数のファイルを格納するという構成を
採っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のように、1つの書庫を使ってファイルを管理する構
成を採ると、解凍対象や更新対象や削除対象のファイル
(圧縮ファイル)を探し出すべくヘッダを辿っていくと
きに、その探索時間が長くなることで、ファイル管理の
操作性が悪くなるという問題点があった。
【0010】更に、書庫に格納されるファイル(圧縮フ
ァイル)を更新したり削除する場合には、更新対象や削
除対象とならないファイルの格納位置をずらすべく、そ
れらのファイルをコピーしていく必要があるが、従来技
術のように、1つの書庫を使ってファイルを管理する構
成を採ると、このコピー操作が大きなものになるという
問題点があった。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、複数のファイルを1つのファイルとして管理
する書庫を使って、ファイルを管理する構成を採るとき
にあって、ファイル管理の操作性を向上できるようにす
る新たな計算機システムの提供と、その計算機システム
の実現に用いられるプログラムが格納される新たなプロ
グラム記録媒体の提供とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。
【0013】図中、1は本発明を具備する計算機システ
ムであって、複数のファイルを1つのファイルとして管
理する書庫を使って、ファイルを管理するものである。
【0014】本発明を具備する計算機システム1は、複
数の書庫10を格納するディスク11と、各書庫10に
格納されるファイルの情報を管理する書庫情報管理手段
12と、書庫10に格納されるファイルの追加・更新・
削除・解凍を行う書庫管理手段13と、書庫管理手段1
3により処理された書庫10のファイル容量を検出する
検出手段14と、ディスク11に格納される書庫10を
一時的に格納する第1の書庫一時格納域15と、書庫1
0を分割する分割手段16と、分割手段16により生成
された書庫10を一時的に格納する第2の書庫一時格納
域17と、分割手段16の分割に応じて、書庫情報管理
手段12の管理するファイル情報を更新する更新手段1
8とを備える。
【0015】このように構成される本発明の計算機シス
テム1では、図2の右側に示すように、複数の書庫10
を使ってファイルを管理(圧縮ファイルの形で管理)す
る構成を採る。
【0016】この構成を採るときに、書庫情報管理手段
12は、図2の左側に示すように、各書庫10にどのよ
うなファイルが格納されているのかを管理するととも
に、各書庫10のファイル容量を管理することで、各書
庫10に格納されるファイルの情報を管理する。
【0017】このファイル管理構成を採るときに、検出
手段14は、書庫情報管理手段12の管理するファイル
情報を参照することで、書庫管理手段13により処理さ
れた書庫10が規定のファイル容量を超えるのか否かを
検出して、その検出結果を書庫管理手段13に通知す
る。
【0018】この検出結果を受けて、規定のファイル容
量を超える書庫10があるときには、書庫管理手段13
は、その書庫10を指定して分割手段16に対して分割
要求を発行し、これを受けて、分割手段16は、その指
定される書庫10を第1の書庫一時格納域15に読み出
して分割し、それを第2の書庫一時格納域17に展開し
てディスク11に格納する。
【0019】例えば、新たに分割先となる複数の書庫1
0を生成し、分割元の書庫10を削除しつつ、それらの
分割先の書庫10が概略同一のファイル容量となるよう
にと、それらの分割先の書庫10に対して、その分割元
の書庫10のファイルを振り分けることで分割処理を実
行したり、分割元の書庫10から特定のファイルを削除
するとともに、そのファイルを追加先の書庫10(最も
ファイル容量の小さい書庫10や新たに生成される書庫
10などにより定義される)に格納することで分割処理
を実行する。
【0020】そして、更新手段18は、分割手段16が
書庫10を分割すると、その分割に応じて、書庫情報管
理手段12の管理するファイル情報を更新する。
【0021】この構成を採るときに、書庫管理手段13
は、ファイルを書庫10に追加する必要があるときに、
そのファイルを最もファイル容量の小さい書庫10に追
加していくことで、特定の書庫10のファイル容量が大
きくならないように処理することがある。
【0022】このように、本発明の計算機システム1で
は、複数のファイルを1つのファイルとして管理する書
庫10を使って、ファイルを管理する構成を採るときに
あって、書庫10のファイル容量が大きくなるときに
は、その書庫10を分割することで、各書庫10のファ
イル容量をある値以下に抑える構成を採る。
【0023】そして、この構成により書庫10が複数と
なることに対応させて、各書庫10にどのようなファイ
ルが格納されているのかを管理するとともに、各書庫1
0のファイル容量を管理する書庫情報管理手段12を用
意する構成を採る。
【0024】この構成に従って、解凍対象や更新対象や
削除対象のファイルがどの書庫10に格納されているの
かを簡単に知ることができるようになり、その後、その
書庫10を辿っていくときに、短い探索時間でファイル
を探し出していくことが可能になるので、ファイル管理
の操作性を大きく向上できるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0026】図3に、本発明を具備する計算機システム
1の一実施例を図示する。
【0027】この図に示すように、本発明を具備する計
算機システム1は、ディスク11に格納される書庫10
(図13で説明したデータ構造を持つ)を使ってファイ
ルを管理するものであり、書庫情報管理テーブル20
と、書庫分割プログラム21と、作業メモリ22と、分
割数保持メモリ23と、追加先書庫保持メモリ24と、
書庫管理プログラム25とを備える。
【0028】この書庫情報管理テーブル20は、図1に
示した書庫情報管理手段12に相当するものであり、各
書庫10にどのようなファイルが格納(圧縮ファイルの
形で格納される)されているのかを管理するとともに、
各書庫10のファイル容量を管理する。
【0029】書庫分割プログラム21は、本発明を実現
すべく備えられるものであり、フロッピィディスクや回
線などを介してインストールされ、作業メモリ22を使
ってディスク11に格納される書庫10を分割する処理
を行う。
【0030】分割数保持メモリ23は、ユーザにより設
定される書庫10の分割数を保持する。追加先書庫保持
メモリ24は、最もファイル容量の小さい書庫10の識
別子(書庫情報管理テーブル20の管理データにより特
定される)を保持する。
【0031】書庫管理プログラム25は、アーカイバに
相当するものであり、書庫10にファイルを追加した
り、書庫10に格納されるファイルを更新したり、書庫
10に格納されるファイルを削除したり、書庫10に格
納されるファイルを解凍する処理を行う。
【0032】すなわち、書庫管理プログラム25は、書
庫10にファイルを追加するときには、図4の処理フロ
ーに示すように、先ず最初に、ステップ1で、追加対象
のファイルを入力し、続いて、ステップ2で、追加先書
庫保持メモリ24の保持データの指す書庫10を追加先
として選択し、続いて、ステップ3で、その入力したフ
ァイルを圧縮し、続いて、ステップ4で、その圧縮ファ
イルを追加先として選択した書庫10に格納する処理を
行う。
【0033】また、書庫管理プログラム25は、書庫1
0に格納されるファイルを更新するときには、図5の処
理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、更
新対象のファイルを入力し、続いて、ステップ2で、書
庫情報管理テーブル20の管理データから、更新対象の
ファイルを格納する書庫10を特定して、その書庫10
に格納される更新対象のファイルを探索する。
【0034】続いて、ステップ3で、その探索により更
新対象のファイルが見つかったのか否かを判断して、見
つからないときには、ステップ4に進んで、入力したフ
ァイルを圧縮して、追加先書庫保持メモリ24の保持デ
ータの指す書庫10に格納する。
【0035】一方、見つかったときには、ステップ5に
進んで、入力したファイルがステップ2で探索したファ
イルよりも新しいのか否かを判断して、新しくないとき
には、そのまま処理を終了する。一方、新しいときに
は、ステップ6に進んで、ステップ2で探索した古いフ
ァイルを削除するとともに、その削除に合わせて、ステ
ップ2で特定した書庫10中のファイルを詰めてから、
続くステップ7で、入力したファイルを圧縮して、それ
をステップ2で特定した書庫10に格納する処理を行
う。
【0036】また、書庫管理プログラム25は、書庫1
0に格納されるファイルを削除するときには、図6の処
理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、削
除対象のファイルを入力し、続いて、ステップ2で、書
庫情報管理テーブル20の管理データから、削除対象の
ファイルを格納する書庫10を特定して、その書庫10
に管理される削除対象のファイルを探索する。
【0037】続いて、ステップ3で、その探索により削
除対象のファイルが見つかったのか否かを判断して、見
つからないときには、そのまま処理を終了し、見つかっ
たときには、ステップ4に進んで、その見つかった削除
対象のファイルを削除するとともに、その削除に合わせ
て、ステップ2で特定した書庫10中のファイルを詰め
る処理を行う。
【0038】また、書庫管理プログラム25は、書庫1
0に格納されるファイルを解凍するときには、図7の処
理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、解
凍対象のファイルを入力し、続いて、ステップ2で、書
庫情報管理テーブル20の管理データから、解凍対象の
ファイルを格納する書庫10を特定して、その書庫10
に管理される解凍対象のファイルを探索する。
【0039】続いて、ステップ3で、その探索により解
凍対象のファイルが見つかったのか否かを判断して、見
つからないときには、そのまま処理を終了する。一方、
見つかったときには、ステップ4に進んで、その見つか
ったファイルがディレクトリであるのか否かを確認し
て、ディレクトリであるときには、ステップ5で、解凍
に備えてディレクトリを作成する。続いて、ステップ6
で、探索したファイルを解凍し、続くステップ7で、C
RCチェックを実行する処理を行う。
【0040】このようにして、書庫管理プログラム25
は、書庫10にファイルを追加したり、書庫10に格納
されるファイルを更新したり、書庫10に格納されるフ
ァイルを削除したり、書庫10に格納されるファイルを
解凍する処理を行うのである。
【0041】このファイルの追加処理にあたって、書庫
管理プログラム25は、上述したように、追加先書庫保
持メモリ24の保持データの指す書庫10、すなわち、
最もファイル容量の小さい書庫10を追加先として選択
するようにしている。この構成に従って、特定の書庫1
0のファイル容量が大きくならないようにできるように
なる。
【0042】更に、書庫管理プログラム25は、書庫1
0にファイルを追加したり、書庫10に格納されるファ
イルを更新したり、書庫10に格納されるファイルを削
除したりするときには、これらの処理と同期をとって、
書庫情報管理テーブル20の管理データを更新するとと
もに、追加先書庫保持メモリ24の保持データを更新す
る処理を行う。
【0043】すなわち、書庫管理プログラム25は、書
庫10にファイルを追加したり、書庫10に格納される
ファイルを更新したり、書庫10に格納されるファイル
を削除したりするときには、その処理に応じて、書庫情
報管理テーブル20の管理データを更新するとともに、
その処理に応じて、最もファイル容量の小さい書庫10
の識別子が追加先書庫保持メモリ24に保持されること
になるようにと、追加先書庫保持メモリ24の保持する
書庫10の識別子を更新するのである。
【0044】この書庫管理プログラム25の処理を受け
て、書庫分割プログラム21は、書庫管理プログラム2
5が書庫10にファイルを追加したり、書庫10に格納
されるファイルを更新することで、ディスク11に格納
される書庫10のファイル容量が増大することになる
と、図8の処理フローを実行することで、必要に応じて
その書庫10を分割する処理を実行する。
【0045】すなわち、書庫分割プログラム21は、書
庫管理プログラム25の処理が終了することで起動され
ると、図8の処理フローに示すように、先ず最初に、ス
テップ1で、書庫情報管理テーブル20の管理データを
読み込む。続いて、ステップ2で、その読み込んだ管理
データから、規定のファイル容量を超える書庫10が存
在するのか否かを判断して、存在しないことを判断する
ときには、そのまま処理を終了する。
【0046】一方、規定のファイル容量を超える書庫1
0が存在することを判断するときには、ステップ3に進
んで、その書庫10をディスク11から作業メモリ22
に読み込む。続いて、ステップ4で、分割数保持メモリ
23の保持する分割数を読み込み、続くステップ5で、
作業メモリ22に、その読み込んだ分割数の数分の空の
書庫10を生成する。
【0047】続いて、ステップ6で、作業メモリ22に
読み込んだ書庫10の持つファイル(圧縮ファイル)
を、ファイル容量の順に整列させる。続いて、ステップ
7で、その整列させたファイルを、その整列順序に従っ
て、その生成した空の書庫10に振り分けることで、作
業メモリ22に読み込んだ書庫10を分割する。すなわ
ち、図9に示すように、分割先の各書庫10のファイル
容量が概略均等になるようにと、作業メモリ22に読み
込んだ書庫10を分割するのである。
【0048】続いて、ステップ8で、分割元となった書
庫10をディスク11から削除しつつ、このようにして
生成した分割先となる書庫10をディスク11に格納
し、続くステップ9で、この書庫10の分割に合わせ
て、書庫情報管理テーブル20の管理データを更新する
とともに、最もファイル容量の小さい書庫10の識別子
が追加先書庫保持メモリ24に保持されることになるよ
うにと、追加先書庫保持メモリ24の保持する書庫10
の識別子を更新して、処理を終了する。
【0049】このようにして、書庫分割プログラム21
は、書庫管理プログラム25の処理により書庫10のフ
ァイル容量が大きくなるときには、その書庫10を分割
することで、各書庫10のファイル容量をある値以下に
抑えるように処理するのである。
【0050】そして、この構成により書庫10が複数と
なることに対応させて、本発明を具備する計算機システ
ム1では、各書庫10にどのようなファイルが格納され
ているのかを管理するとともに、各書庫10のファイル
容量を管理する書庫情報管理テーブル20を備える構成
を採っている。
【0051】この構成に従って、本発明を具備する計算
機システム1では、解凍対象や更新対象や削除対象のフ
ァイルがどの書庫10に格納されているのかを簡単に知
ることができるようになり、その後、その書庫10を辿
っていくときに、短い探索時間でファイルを探し出して
いくことが可能になるので、ファイル管理の操作性を大
きく向上できるようになる。
【0052】図10及び図11に、書庫分割プログラム
21の実行する処理フローの他の実施例を図示する。
【0053】この実施例に従う場合には、書庫分割プロ
グラム21は、書庫管理プログラム25の処理が終了す
ることで起動されると、先ず最初に、ステップ1で、書
庫情報管理テーブル20の管理データを読み込む。続い
て、ステップ2で、その読み込んだ管理データから、規
定のファイル容量を超える書庫10が存在するのか否か
を判断して、規定のファイル容量を超える書庫10が存
在しないことを判断するときには、そのまま処理を終了
する。
【0054】一方、規定のファイル容量を超える書庫1
0が存在することを判断するときには、ステップ3に進
んで、その書庫10をディスク11から作業メモリ22
に読み込む。続いて、ステップ4で、分割数保持メモリ
23の保持する分割数を読み読み込む。
【0055】続いて、ステップ5で、作業メモリ22に
読み込んだ書庫10の持つファイル(圧縮ファイル)
を、ファイル容量の順に整列させる。続いて、ステップ
6で、ステップ4で読み込んだ分割数の数分の空の書庫
10を想定して、その整列させたファイルを、その整列
順序に従って、その想定した空の書庫10に振り分ける
ことで、分割先となる書庫10のファイル容量を見積も
る。
【0056】続いて、ステップ7で、その見積もったフ
ァイル容量が適切であるのか否かを評価する。Windows
等のディスク領域を管理するFAT32(File Allocat
ionTable 32)のクラスタの大きさは、ファイルが2
00MB未満のときには4KBである。従って、各書庫
10毎に最大4KBの無駄領域が生ずることになる。こ
れから、このステップ7では、この4KBとステップ6
で見積もったファイル容量との比率値(4KB/ファイ
ル容量)を算出して、その比率値が規定値よりも大きい
のか否かを評価することで、4KBの量子化による無駄
が大きいのか否かを判断するのである。
【0057】この評価処理に従って、ステップ6で見積
もったファイル容量が適切でないことを判断するとき、
すなわち、ステップ7で算出する比率値が規定値よりも
大きいことで4KBの量子化による無駄が大きいことを
判断するときには、ステップ8に進んで、例えば「d←
d÷2」という算出式に従って、分割数dを小さくする
形で再定義する。
【0058】続いて、ステップ9で、再定義した分割数
の数分の空の書庫10を想定して、ステップ5で整列さ
せたファイルを、その整列順序に従って、その想定した
空の書庫10に振り分けることで、分割先となる書庫1
0のファイル容量を見積もってから、ステップ7に戻っ
て、その見積もったファイル容量が適切であるのか否か
を評価していく。
【0059】一方、ステップ7で、見積もったファイル
容量が適切であることを判断するとき、すなわち、4K
Bの量子化による無駄が許容できることを判断するとき
は、ステップ10(図11の処理フロー)に進んで、作
業メモリ22に、そのファイル容量を実現することにな
る分割数の数分の空の書庫10を生成する。
【0060】続いて、ステップ11で、ステップ5で整
列させたファイルを、その整列順序に従って、その生成
した空の書庫10に振り分けることで、作業メモリ22
に読み込んだ書庫10を分割する。すなわち、図9に示
したように、分割先の書庫10のファイル容量が概略均
等になるようにと、作業メモリ22に読み込んだ書庫1
0を分割するのである。
【0061】続いて、ステップ12で、分割元となった
書庫10をディスク11から削除しつつ、このようにし
て生成した分割先となる書庫10をディスク11に格納
し、続くステップ13で、この書庫10の分割に合わせ
て、書庫情報管理テーブル20の管理データを更新する
とともに、最もファイル容量の小さい書庫10の識別子
が追加先書庫保持メモリ24に保持されることになるよ
うにと、追加先書庫保持メモリ24の保持する書庫10
の識別子を更新して、処理を終了する。
【0062】このようにして、書庫分割プログラム21
は、図10及び図11の処理フローに従う場合には、分
割数保持メモリ23の保持する分割数に従って、そのま
ま書庫10を分割する構成を採るのではなくて、ファイ
ル容量の量子化による無駄を評価することでその分割数
を見直しつつ、書庫10を分割するように処理するので
ある。
【0063】図12に、書庫分割プログラム21の実行
する処理フローの他の実施例を図示する。
【0064】書庫分割プログラム21は、図8の処理フ
ローに従って書庫10を分割したり、図10及び図11
の処理フローに従って書庫10を分割するときには、分
割元となる書庫10をディスク11から削除していくこ
とで、分割処理を実行するという構成を採ったが、この
図12の処理フローに従う場合には、ファイル容量の大
きくなった書庫10から、特定のファイルを追加先書庫
保持メモリ24の保持データの指す書庫10に移動させ
ていくことで、分割処理を実行するという構成を採って
いる。
【0065】すなわち、この実施例に従う場合、書庫分
割プログラム21は、書庫管理プログラム25の処理が
終了することで起動されると、先ず最初に、ステップ1
で、書庫情報管理テーブル20の管理データを読み込
む。続いて、ステップ2で、その読み込んだ管理データ
から、規定のファイル容量を超える書庫10が存在する
のか否かを判断して、規定のファイル容量を超える書庫
10が存在しないことを判断するときには、そのまま処
理を終了する。
【0066】一方、規定のファイル容量を超える書庫1
0が存在することを判断するときには、ステップ3に進
んで、その書庫10をディスク11から作業メモリ22
に読み込む。続いて、ステップ4で、追加先書庫保持メ
モリ24の保持する保持データ(最もファイル容量の小
さい書庫10の識別子)を読み込み、続くステップ5
で、その読み込んだ保持データの指す書庫10をディス
ク11から作業メモリ22に読み込む。
【0067】続いて、ステップ6で、ステップ3で読み
込んだ書庫10の最後尾に格納されるファイル(通常の
場合、最後に追加されたり更新されたファイルとなる)
を、ステップ5で読み込んだ書庫10に格納するととも
に、そのファイルを、ステップ3で読み込んだ書庫10
から削除する。
【0068】続いて、ステップ7で、ステップ6で更新
した書庫10に従って、ディスク11に格納されるそれ
らの書庫10を更新し、続くステップ8で、この更新に
合わせて、書庫情報管理テーブル20の管理データを更
新するとともに、最もファイル容量の小さい書庫10の
識別子が追加先書庫保持メモリ24に保持されることに
なるようにと、追加先書庫保持メモリ24の保持する書
庫10の識別子を更新して、処理を終了する。
【0069】このようにして、書庫分割プログラム21
は、図12の処理フローに従う場合には、ファイル容量
の大きくなった書庫10から、特定のファイルを追加先
書庫保持メモリ24の保持データの指す書庫10に移動
させていくことで、書庫10を分割するように処理する
のである。
【0070】ここで、図12の処理フローでは、ファイ
ル容量が規定よりも大きくなった書庫10の持つファイ
ルを、最もファイル容量の小さい書庫10に移動させて
いくことで書庫10を分割するという構成を採ったが、
新たに書庫10を生成して、そこにファイルを移動させ
ていくという構成を採ることも可能である。
【0071】また、図12の処理フローでは、ファイル
容量が規定よりも大きくなった書庫10に格納される最
後尾のファイルを、最もファイル容量の小さい書庫10
に移動させていくことで書庫10を分割するという構成
を採ったが、ファイル容量の大きな順などといった別の
基準で選択される1つ又は複数のファイルを移動対象と
して、それらのファイルを移動させていくという構成を
採ることも可能である。
【0072】以上に説明した実施例では説明しなかった
が、書庫10に格納されるファイルの高速探索を実現す
るために、書庫情報管理テーブル20には、ハッシュ表
を用意することが好ましい。このハッシュ表が用意され
るときには、ファイル名の文字列からハッシュ値を算出
して、そのハッシュ値を使ってハッシュ表を探索するこ
とで、指定されるファイルを格納する書庫10がどれで
あるのかを高速に探索できるようになる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の計算機シ
ステムでは、複数のファイルを1つのファイルとして管
理する書庫を使って、ファイルを管理する構成を採ると
きにあって、書庫のファイル容量が大きくなるときに
は、その書庫を分割することで、各書庫のファイル容量
をある値以下に抑える構成を採る。
【0074】そして、この構成により書庫が複数となる
ことに対応させて、各書庫にどのようなファイルが格納
されているのかを管理するとともに、各書庫のファイル
容量を管理する書庫機構を用意する構成を採る。
【0075】この構成に従って、解凍対象や更新対象や
削除対象のファイルがどの書庫に格納されているのかを
簡単に知ることができるようになり、その後、その書庫
を辿っていくときに、短い探索時間でファイルを探し出
していくことが可能になるので、ファイル管理の操作性
を大きく向上できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の説明図である。
【図3】本発明の一実施例である。
【図4】書庫管理プログラムの処理フローである。
【図5】書庫管理プログラムの処理フローである。
【図6】書庫管理プログラムの処理フローである。
【図7】書庫管理プログラムの処理フローである。
【図8】書庫分割プログラムの処理フローである。
【図9】書庫分割処理の説明図である。
【図10】書庫分割プログラムの処理フローである。
【図11】書庫分割プログラムの処理フローである。
【図12】書庫分割プログラムの処理フローである。
【図13】書庫のデータ構造の説明図である。
【符号の説明】
1 計算機システム 10 書庫 11 ディスク 12 書庫情報管理手段 13 書庫管理手段 14 検出手段 15 第1の書庫一時格納域 16 分割手段 17 第2の書庫一時格納域 18 更新手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のファイルを1つのファイルとして
    管理する書庫を使って、ファイルを管理する計算機シス
    テムにおいて、 各書庫に格納されるファイルの情報を管理する書庫情報
    管理手段と、 規定のファイル容量を超える書庫を処理対象として、該
    書庫を分割する分割手段と、 上記分割手段の分割に応じて、上記書庫情報管理手段の
    管理するファイル情報を更新する更新手段とを備えるこ
    とを、 特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の計算機システムにおい
    て、 分割手段は、新たに分割先となる複数の書庫を生成し、
    分割元の書庫を削除しつつ、それらの分割先の書庫が概
    略同一のファイル容量となるようにと、それらの分割先
    の書庫に対して、その分割元の書庫のファイルを振り分
    けることで分割処理を実行することを、 特徴とする計算機システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の計算機システムにおい
    て、 分割手段は、分割元の書庫から特定のファイルを削除す
    るとともに、該ファイルを追加先の書庫に格納すること
    で分割処理を実行することを、 特徴とする計算機システム。
  4. 【請求項4】 複数のファイルを1つのファイルとして
    管理する書庫を使って、ファイルを管理する計算機シス
    テムの実現に用いられるプログラムが格納されるプログ
    ラム記録媒体であって、 各書庫に格納されるファイルの情報を管理する書庫情報
    管理手段にアクセスするアクセス処理と、 規定のファイル容量を超える書庫を処理対象として、該
    書庫を分割する分割処理と、 上記分割処理の分割に応じて、上記書庫情報管理手段の
    管理するファイル情報を更新する更新処理とをコンピュ
    ータに実行させるプログラムが格納されることを、 特徴とするプログラム記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013105397A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Toshiba Corp ファイル処理装置及びファイル処理方法
US10074058B2 (en) 2014-02-07 2018-09-11 Fujitsu Limited Management method, management device, and management system
US10204106B2 (en) 2014-02-07 2019-02-12 Fujitsu Limited Management method, management device, and management system

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