JP2001050695A - ライフル銃の銃床取付構造 - Google Patents

ライフル銃の銃床取付構造

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JP2001050695A
JP2001050695A JP11225261A JP22526199A JP2001050695A JP 2001050695 A JP2001050695 A JP 2001050695A JP 11225261 A JP11225261 A JP 11225261A JP 22526199 A JP22526199 A JP 22526199A JP 2001050695 A JP2001050695 A JP 2001050695A
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stock
rifle
holding
frame
lock pin
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Tomoyasu Kagami
智康 加々美
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ライフル銃の機関部を保持するフレームと銃床
との結合や分離をワンタッチで行なうことができ、かつ
その結合のためのロックピンの保持機構を簡単な構造と
したライフル銃の銃床取付構造を提供しようとするもの
である。 【解決手段】ライフル銃の機関部を保持するフレームと
銃床とのそれぞれにロックピンの保持孔を設け、これら
の保持孔にロックピンを介在させて抜け止めするように
したライフル銃の銃床取付構造において、上記フレーム
と銃床のどちらかの保持孔をフレームと銃床とを分離す
る方向に開口し、この開口に栓体を取り付けて開閉自在
としたことを特徴とするライフル銃の銃床取付構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はライフル銃の銃床
取付構造に関し、ライフル銃の機関部を保持するフレー
ムと銃床との結合や分離をワンタッチで行なうことがで
き、かつその結合のためのロックピンの保持機構を簡単
な構造としたライフル銃の銃床取付構造を提供しようと
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ライフル銃も連続発射が可能なタ
イプが開発されてきており、そのようなタイプの代表的
なものとしては、例えばアーマライト社のAR−10
(製品名)が知られている。
【0003】そして上述のライフル銃は、ライフリング
の施された銃身の後部に、銃弾の装填部を備えた機関部
等を保持するフレームを介して銃床が取り付けられてお
り、機関部の下部には多数の銃弾を収納し、銃弾の装填
部に銃弾を送り込む弾倉が装着されている。また、弾倉
の後部には、トリガを挟んで銃把が固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記ライ
フル銃は、強力な銃弾を連続して発射する関係上、機関
部の下部に固定された銃把が発射の際に多大の衝撃を受
けやすく、長期間使用している内に銃把や銃床がぐらつ
いたり、曲がったり、あるいは破損したりしてしまうと
いう問題があった。
【0005】また、上記銃把はライフル銃の機関部を保
持するフレームとは別に製造された銃床とともに一体的
に形成されており、この銃把を装填部に取り付けている
ので、とりわけ強度の面で問題が生じやすかった。
【0006】さらに通常、銃把とトリガとの間隔が狭い
ためにトリガの操作がしにくく、銃把からトリガまでの
間隔を広く取りたいという要請があり、そのためにも銃
把からトリガまでの間隔を調整した銃床に取り換えるこ
とを可能とすることが、強く望まれていた。
【0007】そこで近年、銃床を機関部を保持するフレ
ームに対して着脱可能とすることにより、破損等を生じ
たり、使用者の嗜好の変化に応じて銃床を適宜取り換え
ることができるライフル銃が作られてきていている。し
かしながら、上記ライフル銃においては、機関部を保持
するフレーム201と銃床102とは、フレーム201
の後部に設けたスライドシャフト103を、銃床102
に設けたガイド孔104に挿通し、先端に止めネジ10
5を取り付けて固定するようになっている。したがっ
て、上記フレーム201の下部と銃床102の上部にロ
ックピン106の保持孔107,108をそれぞれ設
け、これらの保持孔107,108にロックピン106
を装着して抜け止めするようにした場合、図7のように
上記フレーム201の後部に設けたスライドシャフト1
03に沿って銃床102を抜こうとすると、ロックピン
106もしくはその下部に装着したコイルバネ109が
それぞれの保持孔107,108に係合したままで、抜
けなくなってしまいという問題があった。
【0008】この発明のライフル銃の銃床取付構造は従
来例の上記欠点を解消したもので、ライフル銃の機関部
を保持するフレームと銃床との結合や分離をワンタッチ
で行なうことができ、かつその結合のためのロックピン
の保持機構を簡単な構造としたライフル銃の銃床取付構
造を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明のライ
フル銃の銃床取付構造は、ライフル銃の機関部を保持す
るフレームと銃床とのそれぞれにロックピンの保持孔を
設け、これらの保持孔にロックピンを介在させて抜け止
めするようにしたライフル銃の銃床取付構造において、
上記フレームと銃床のどちらかの保持孔をフレームと銃
床とを分離する方向に開口し、この開口に栓体を取り付
けて開閉自在としたことを特徴とするものである。
【0010】この発明のライフル銃の銃床取付構造は、
上記栓体が、奥側の端面にロックピンの保持溝を備えた
ことをも特徴とするものである。
【0011】この発明のライフル銃の銃床取付構造は、
上記栓体が、奥側の側面にロックピンの保持溝を備えた
ことをも特徴とするものである。
【0012】この発明のライフル銃の銃床取付構造によ
れば、連続発射等による射撃時の衝撃が銃床に加わり、
そのために銃床がぐらついたり、曲がったり、あるいは
破損したり場合、ライフル銃の機関部を保持するフレー
ムと銃床との取り付けや取り外しをワンタッチで行なう
ことができ、かつその結合のためのロックピンの保持機
構を簡単な構造としたライフル銃の銃床取付構造を提供
できるようになった。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面に基いて、この発明のラ
イフル銃の銃床取付構造の実施の形態について詳細に説
明する。
【0014】図1は機関部を保持するフレームと銃床と
を簡単に分解することができるライフル銃の例を示す概
略側面図、図2はその分解状態を示す概略側面図、図3
はこの発明のライフル銃の銃床取付構造の一実施例を示
す要部側面図、図4はその分解状態を示す要部側面図、
図5は要部を示す斜視図、図6(a)ないし(d)は栓
体の例を示すそれぞれ斜視図、図7は従来例を示し、機
関部を保持するフレームと銃床とを分解したライフル銃
の側面図である。
【0015】図1および図2において、31はライフル
銃で、このライフル銃31はライフリングの施された銃
身1を備え、その後部に銃弾の装填部を備えた機関部等
を保持するフレーム2を介して銃床3が取り付けられて
おり、フレーム2の下部には多数の銃弾を収納した弾倉
4が下向きに装着されている。また、上記弾倉4の後部
には、トリガ5を挟んで銃把6がフレーム2の下部に下
向きに固定されている。
【0016】図において銃把6は、その下部から銃床3
の下部までの間をふさぐような連結部7を備えている。
この連結部7は、銃床3および銃把6とともに、望まし
くはプラスチックで一体に成形されている。したがっ
て、連続発射等による射撃時の衝撃が銃把6に加わって
も、そのために銃把6がぐらついたり、曲がったり、あ
るいは破損したりすることがない。
【0017】上記フレーム2と銃床3との連結は、フレ
ーム2の後部にその長さ方向に沿って設けたスライドシ
ャフト11を、銃床3に設けたガイド孔12に挿通し、
先端に止めネジ13を取り付けて固定するようになって
いる。そして、ライフル銃の機関部を保持するフレーム
2と銃床3のそれぞれの下部にロックピン14の保持孔
15,16が設けてあり、これらの保持孔15,16に
ロックピン14を装着して抜け止めするようになってい
る。
【0018】なお、上記ロックピン14にはコイルバネ
17が取り付けられており、下部の保持孔16に収納さ
れていて、ロックピン14を上部の保持孔15方向に付
勢するようになっている。このコイルバネ17を収納し
た下部の保持孔16は、機関部を保持するフレーム2と
銃床3とを分離する方向に開口させてあり、この開口部
18に栓体19を取り付けて開閉自在とされている。
【0019】21は機関部を保持するフレーム2の下部
に設けたガイド板、22は銃床3の銃把6部分の上面に
設けた、ガイド板21をはめ込むガイド溝である。そし
て、上記保持孔15は上記ガイド板21の支持部に、ま
た上記保持孔16は上記ガイド溝22の側壁部分にそれ
ぞれ形成されている。23は上記ガイド溝22位置から
銃身方向に突出させた突起で、上記ガイド板21の下部
に設けた受け溝24に係合するようになっている。すな
わち、スライドシャフト11を、銃床3に設けたガイド
孔12に挿通し、先端に止めネジ13を取り付けて固定
する際、この突起23が上記ガイド板21の下部に設け
た受け溝24に係合し、フレーム2と銃床3とを確実に
連結固定するのである。
【0020】そのとき、ロックピン14とコイルバネ1
7とを下部の保持孔16に収納し、その開口部18に栓
体19を取り付けておく。そして機関部を保持するフレ
ーム2の後部のスライドシャフト11を、銃床3に設け
たガイド孔12に挿通しつつ、ロックピン14を上部の
保持孔15にはめ込み、さらに突起23を上記ガイド板
21の下部に設けた受け溝24に係合させた後、銃床3
に設けたガイド孔12に挿通したスライドシャフト11
先端に止めネジ13を取り付けて組み付けが完了する。
その状態を図3に示す。
【0021】次に、機関部を保持するフレーム2から銃
床3を取り外すには、スライドシャフト11先端の止め
ネジ13を外し、スライドシャフト11に沿って銃床3
を引き抜いていく。そして突起23と受け溝24との係
合が解かれた後、下部の保持孔16内の栓体19を開口
部18から取り外し、その上でスライドシャフト11に
沿って銃床3を引き抜けば、ロックピン14およびその
下部に装着したコイルバネ17は支障なく下部の保持孔
16から外れる。その状態を図4および図5に示す。そ
の際、ロックピン14は上部の保持孔15に係合したま
までもよい。
【0022】図6(a)ないし(d)はそれぞれ栓体1
9の例を示すものであり、(a)の例では栓体19が、
挿入される奥側の端面にロックピン14の保持溝25を
備え、(b)の例では栓体19が、挿入される奥側の側
面にロックピン14の保持溝26を備え、(c)の例で
は栓体19が、挿入される奥側の端面から側面にかかえ
て所定の幅を有するようにロックピン14の保持溝27
が形成され、(d)の例では栓体19が、挿入される奥
側の端面と側面との間にロックピン14の保持溝28が
形成されている。
【0023】もちろん、栓体19の構造は図示した例に
限定されるものではなく、この発明の範囲を越えない限
りにおいて適宜決定することができる。例えば形状は矩
形に限られるものではないし、複数の部品を組み合わせ
て同様の作用効果を得るようにすることもできる。
【0024】
【発明の効果】この発明のライフル銃の銃床取付構造に
よれば、連続発射等による射撃時の衝撃が銃床に加わ
り、そのために銃床がぐらついたり、曲がったり、ある
いは破損したり場合、ライフル銃の機関部を保持するフ
レームと銃床との取り付けや取り外しをワンタッチで行
なうことができ、かつその結合のためのロックピンの保
持機構を簡単な構造としたライフル銃の銃床取付構造を
提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】機関部を保持するフレームと銃床とを簡単に分
解することができるライフル銃の例を示す概略側面図で
ある。
【図2】その分解状態を示す概略側面図である。
【図3】この発明のライフル銃の銃床取付構造の一実施
例を示す要部側面図である。
【図4】その分解状態を示す要部側面図である。
【図5】要部を示す斜視図である。
【図6】(a)ないし(d)は栓体の例を示すそれぞれ
斜視図である。
【図7】従来例を示し、機関部を保持するフレームと銃
床とを分解したライフル銃の側面図である。
【符号の説明】
1 銃身 2 機関部を保持するフレーム 3 銃床 4 弾倉 5 トリガ 6 銃把 7 連結部 11 スライドシャフト 12 ガイド孔 13 止めネジ 14 ロックピン 15,16 保持孔 17 コイルバネ 18 開口部 19 栓体 21 ガイド板 22 ガイド溝 23 突起 24 受け溝 25,26,27,28 保持溝 31 ライフル銃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライフル銃の機関部を保持するフレーム
    と銃床とのそれぞれにロックピンの保持孔を設け、これ
    らの保持孔にロックピンを介在させて抜け止めするよう
    にしたライフル銃の銃床取付構造において、上記フレー
    ムと銃床のどちらかの保持孔をフレームと銃床とを分離
    する方向に開口し、この開口に栓体を取り付けて開閉自
    在としたことを特徴とするライフル銃の銃床取付構造。
  2. 【請求項2】 栓体が、奥側の端面にロックピンの保持
    溝を備えた請求項1に記載のライフル銃の銃床取付構
    造。
  3. 【請求項3】 栓体が、奥側の側面にロックピンの保持
    溝を備えた請求項1に記載のライフル銃の銃床取付構
    造。
JP11225261A 1999-08-09 1999-08-09 ライフル銃の銃床取付構造 Pending JP2001050695A (ja)

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