JP2001041691A - 人体防護板 - Google Patents

人体防護板

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JP2001041691A
JP2001041691A JP11210792A JP21079299A JP2001041691A JP 2001041691 A JP2001041691 A JP 2001041691A JP 11210792 A JP11210792 A JP 11210792A JP 21079299 A JP21079299 A JP 21079299A JP 2001041691 A JP2001041691 A JP 2001041691A
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JP
Japan
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human body
plate
storage
abdomen
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JP11210792A
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English (en)
Inventor
Masami Kamiya
正美 神谷
Toshiya Kajita
隼也 梶田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防護板から刃物が逸脱しても身体を傷つけるこ
とのない防護板を提供する。 【解決手段】人体に装着したときに、人体の胸腹部を被
覆しうる、上下方向に配列した少なくとも二つの防護板
を収納する防護板収納衣に収納される防護板であって、
少なくとも一つの防護板は、その両側縁部に、少なくと
も人体の前方に折れ曲がり自在に、ヒンジ部を介して側
板が設けられている。 【効果】 防護板の側縁部にヒンジ部を介して側板を設
けたので、防護板に当たった刃物が表面を滑って側方に
それてもこの側板で阻止され、身体に侵入する危険を避
けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体の防護板、特に
防弾防刃板に関し、特に防護板を着用するための防護板
収納衣に装着する防護板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防弾防刃衣として、例えば防刃チ
ョッキとして知られているものは、小さなポケット状の
収納体を多数組み合わせた物で、これらのポケットの端
部が少しずつ上下に重複したものである。上記のような
従来の防刃チョッキは、全体として厚さが厚くなり、ま
た小さなポケットに防護板として金属板を多数収納した
ときには剛性および重量が大きくなり、自動車や椅子に
着席するときなど、身体の屈伸に対する追従が悪く、動
作が不自由になり、またシャツの下に着用した場合に
は、夏場におけるムレがひどく、不快感を生ずるもので
あった。
【0003】一方、特許第2534510号公報等に
は、複数の袋体をその隣接する外周端部が若干の幅で重
なり合うように基布上に設け、この袋体内へ防護板を挿
入縫着して形成した防弾防刃胴衣が記載されている。し
かし、この防弾防刃衣も、基布上にこれらの袋体を固着
して形成しているので、全体として厚さが厚く、がさば
るものであり、また体を屈伸したときには、上下方向の
基布や、防護板が着用者のベルト等につかえて胸部を圧
迫し、非常に着用しづらいものであった。
【0004】上記従来技術の欠点を解消するために、本
発明者は、未公知の先願(特願平11−89352号)
として、防護板を収納する為の複数の収納体を有する防
護板収納衣であって、防護板収納衣を人体に装着したと
きに人体の胸腹部を被覆し得る少なくとも2つの収納体
が上下方向に配列されており、その際、隣接する一方の
収納体の端部と他方の収納体の端部とが重なり合ってお
り、前記胸腹部の少なくとも2つの収納体は端部どうし
の重なりを維持した状態で、これらの収納体の上下の配
列方向に、上下に制限された距離を移動可能に構成され
ている防護板収納衣を提案した。しかしながら、上記防
護板収納衣に収納する防護板は、一般に、平板状のもの
で、刃物が防護板に当たったときに、その刃先が防護板
の上を滑ってその周縁から逸脱し、身体を傷つける危険
性があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
先願発明における問題点である、防護板から刃物が逸脱
しても身体を傷つけることのない防護板を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願で特許請求される発明は、以下のとおりであ
る。 (1)人体に装着したときに、人体の胸腹部を被覆しう
る、上下方向に配列した少なくとも二つの防護板を収納
する防護板収納衣に収納される防護板であって、少なく
とも一つの防護板は、その両側縁部に、少なくとも人体
の前方に折れ曲がり自在に、ヒンジ部を介して側板が設
けられていることを特徴とする人体防護板。 (2)前記ヒンジ部はプラスチックヒンジからなり、前
記側板が最大約90度の開き角度で人体の前方に折れ曲
がり自在になるように、防護板の両側縁部に取り付けら
れている(1)に記載の人体防護板。 (3)前記防護板は、上下方向に配列される胸腹部の大
部分を占める一つの防護板と、それよりも面積の小さ
い、少なくとも一つの防護板とから構成され、前記ヒン
ジ部は、前記上下に配列される胸腹部の過半を占める防
護板の、両側縁部に設けられている(1)または(2)
に記載の人体防護板。 (4)前記防護板の両側周縁部には、刃物などが防護板
に当たってその表面を滑動したときに、これを阻止する
突条部を有する(1)ないし(3)のいずれかに記載の
人体防護板。 (5)前記防護板収納衣は、隣接する一方の収納体の端
部と他方の収納体の端部とが重なり合っており、前記胸
腹部の少なくとも二つの収納体は端部どうしの重なりを
維持した状態で、これらの収納体の上下の配列方向に、
上下に制限された距離を移動可能に構成されている
(1)ないし(4)のいずれかに記載の人体防護板。 以下、本発明を図面に示す実施例により詳細に説明す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の防護板の実施例
を示す平面図、図2は、図1のII-II 線に沿った矢視方
向拡大断面図、図3は、図1の防護板のヒンジ部を取り
外したときの構成部分の平面図、図4は、本発明の防護
板が収納される防護板収納衣(以下、収納衣という)の
平面図、図5は、図4のV−V線に沿った矢視方向断面
図で、防護板を収納した場合の側面図である。
【0008】図1において、人体防護板1は、人体の胸
腹部を被覆し得る、上下方向に配列した二つの防護板2
および3と、上方の防護板2の両側縁部に、少なくとも
人体の前方に折れ曲るように、ヒンジ部7を介して取り
付けられた側板4および5と、防護板2および3の周縁
部に設けられた突条部6とからなる。
【0009】ヒンジ部7は、防護板2の両側縁部に、例
えばリベット8のような固着具により固着されている。
図2は、このヒンジ部7の取付け状態を示すが、ヒンジ
部7の一辺が防護板2の側縁部にリベット8Aで固着さ
れ、また他辺が側板4にリベット8Bで固着されてい
る。ヒンジ部7は、例えばプラスチックヒンジからな
り、中央の折れ曲げ部には凹部9が形成されている。す
なわち、防護板2を人体に装着したときに、側板4また
は5が人体の前方に約90度以内の開き角度で折れ曲げ
自在になるように、ヒンジ部7の折れ曲げ部の凹部9が
形成されている。このような構成により、防護板2に刃
物が当たって側方にそれたときに、その衝撃の反動で側
板4または5が人体の前方(図2の矢印方向)に揺動
し、側方にそれた刃物に当たってこれを阻止する。な
お、図2において、リベット8Aは、防護板2とヒンジ
部7の固着および防護板2の前面と突条部6との固着を
兼用している。
【0010】本発明において、防護板2および3の周縁
部に設けた突条部6は、刃物が防護板に当たったときに
表面を滑ってその外側にそれるのを未然に防止するため
のものである。本発明においては、突条部6と側板4お
よび5の両方を備えることが望ましいが、突条部6は場
合により省略してもよい。図1に示した、側板4および
5を設けた防護板2および3は、図4に示したような防
護板収納衣の収納体2Aおよび3Aに収納することによ
り、人体に着用される。
【0011】防護板2の寸法としては、下部の防護板3
が胸腹部または腹部の防護板2よりも小さければよく、
例えば防護板2、3の場合は、高さ比で3〜4:1が好
ましい。防護板2の場合は、高さ比で2〜4:1が好ま
しい。本発明に用いる防護板および側板の材質として
は、ステンレス鋼やポリ−p−フェニレンテレフタラミ
ド樹脂などの超高強度樹脂の外、軽量の点からチタン
鋼、各種ジュラルミンを用いることが好ましい。防護板
の厚さは、材質にもよるが、シャツの下に用いる場合に
はなるべく薄い方が好ましく、1〜3mmの範囲が適当
である。
【0012】防護板周縁部に設ける突条部6の材質とし
ては、上記の防護板の材質と同等のものや、刃物の滑動
を阻止することができる他のプラスチックス、金属等を
用いることができる。突条部の形状は特に限定されない
が、その寸法は、例えば幅約10mm、厚さ3〜5mmが好
ましい。突条部は、図面に示すように、リベット等の固
着具で防護板に固定されるが、防護板と一体成形で形成
してもよい。
【0013】前記防護板収納衣は、人体に装着したとき
に少なくとも人体の胸腹部を被覆し得るように防護板が
収納された少なくとも2枚の収納体2Aおよび3Aが上
下に配列されており、その際、隣接する胸腹部の過半を
占める一方の収納体2A内の防護板2の端部と他方の収
納体3A内の防護板3の端部とが重なり合うように配置
され、前記収納体3Aは、胸腹部の収納体2Aよりも上
下方向の長さが短く、かつこれらの収納体の少なくとも
上下の配列方向Dに、上下に移動可能に構成されてい
る。なお、15、17は布ひも等でできた身体への取り
付け具、10はマジックファスナー、20は布ひも等を
案内するプラスチックリングである。
【0014】防護板を収納したときの収納体2A、3A
の上下の相互位置関係を図5に示すが、収納体2A、3
Aは端部どうしの重なり(D1 )を維持した状態で上下
方向に配列している。収納体2Aと収納体3Aは、布テ
ープ18などにより両端部が収納体2Aおよび収納体3
Aに接合部19、19’において縫着されている。防護
板2Aと、3Aの重なり合う部分D1 は、例えば約1c
m前後が適当である。防護板は収納体に収納されるが、
収納体から随時防護板を取り出したり、またこれらを洗
濯できるように、収納体は、例えば袋状物にファスナー
やマジックテープ等を設けて着脱自在な構造にすること
ができる。
【0015】防護板を収納する収納体の材質としては、
合成繊維や天然繊維からなる布帛が好ましいが、耐久性
や着用性の点からポリアミド系繊維、ポリエステル系繊
維、芳香族ポリアミド繊維、ポリ−p−フェニレンテレ
フタラミド繊維、これらと天然繊維との混紡繊維等が好
ましい。
【0016】本発明に用いる収納衣は、図中の符号5、
7で示したように適当な身体への着用手段が付設され、
身体の胸腹部に着用される。身体の着用手段としては、
図示したような上下吊り下げ式の紐やベルトのみなら
ず、胴部に巻き付ける方式のものなど、従来から知られ
ている着用手段を用いることができる。また上方の防護
板2は、さらに上下に分割して2枚構成とすれば、身体
への追従性がさらに改善される。
【0017】本発明の防護板を収納した収納衣を着用し
た場合、図5に示すように、収納体2および3がそれぞ
れその下端部および上端部で重なり合うので、これらの
間に隙間を生ずることなく、身体を被覆し、防弾防刃等
の防護作用を発揮する。また自動車に乗車したり、椅子
に腰掛けて体を屈曲した場合には、下部の収納体3の下
端がベルト等に支えられて、収納体3が上方に所定の距
離だけずり上がって緩和するので、胸腹部の収納体2が
下の方につかえることがなく、身体の屈伸が自由にな
り、円滑に行動することができる。また防護板は、ヒン
ジ部を介して取付けられた側板4、5を有するので、刃
物が防護板に当たって側方にそれても、側板が人体を保
護するとともに前述のように揺動してこれを阻止するこ
とができる。またさらに防護板2または3の周縁部に突
条部を設けた場合には、前記刃物が防護板に当たって滑
ったときにこれを阻止し、身体への侵入の危険をさらに
防止することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、防護板の側縁部にヒン
ジ部を介して側板を設けたので、防護板に当たった刃物
が表面を滑って側方にそれてもこの側板で阻止され、身
体に侵入する危険を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防護板の実施例を示す平面図。
【図2】図1のII-II 線に沿った矢視方向拡大断面図。
【図3】図1の防護板のヒンジ部を取り外したときの構
成部分の平面図。
【図4】本発明の防護板が収納される防護板収納衣の平
面図。
【図5】図4のV−V線に沿った矢視方向断面図で、防
護板を収納した場合の側面図。
【符号の説明】
1…人体防護板、2…胸腹部の防護板、2A…胸腹部の
収納体、3…下部の防護板、3A…下部の収納体、4、
5…側板、6…突条部、7…ヒンジ部、8、8A、8B
…リベット、9…凹部(折れ曲げ部)、10…固着具、
15、17…取り付け具(紐)、18…布テープ、20
…プラスチックリング。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体に装着したときに、人体の胸腹部を被
    覆しうる、上下方向に配列した少なくとも二つの防護板
    を収納する防護板収納衣に収納される防護板であって、
    少なくとも一つの防護板は、その両側縁部に、少なくと
    も人体の前方に折れ曲がり自在に、ヒンジ部を介して側
    板が設けられていることを特徴とする人体防護板。
  2. 【請求項2】前記ヒンジ部はプラスチックヒンジからな
    り、前記側板が最大約90度の開き角度で人体の前方に
    折れ曲がり自在になるように、防護板の両側縁部に取り
    付けられている請求項1に記載の人体防護板。
  3. 【請求項3】前記防護板は、上下方向に配列される胸腹
    部の大部分を占める一つの防護板と、それよりも面積の
    小さい、少なくとも一つの防護板とから構成され、前記
    ヒンジ部は、前記上下に配列される胸腹部の過半を占め
    る防護板の、両側縁部に設けられている請求項1または
    2記載の人体防護板。
  4. 【請求項4】前記防護板の両側周縁部には、刃物などが
    防護板に当たってその表面を滑動したときに、これを阻
    止する突条部を有する請求項1ないし3のいずれかに記
    載の人体防護板。
  5. 【請求項5】前記防護板収納衣は、隣接する一方の収納
    体の端部と他方の収納体の端部とが重なり合っており、
    前記胸腹部の少なくとも二つの収納体は端部どうしの重
    なりを維持した状態で、これらの収納体の上下の配列方
    向に、上下に制限された距離を移動可能に構成されてい
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の人体防護板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006317140A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Yoshio:Kk 粘着型防護盾

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006317140A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Yoshio:Kk 粘着型防護盾
JP4501074B2 (ja) * 2005-05-12 2010-07-14 株式会社ヨシオ 粘着型防護盾

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