JP2001034670A - 回収樽用の移動体識別装置及びこれを用いた回収樽の管理装置 - Google Patents

回収樽用の移動体識別装置及びこれを用いた回収樽の管理装置

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JP2001034670A
JP2001034670A JP20743499A JP20743499A JP2001034670A JP 2001034670 A JP2001034670 A JP 2001034670A JP 20743499 A JP20743499 A JP 20743499A JP 20743499 A JP20743499 A JP 20743499A JP 2001034670 A JP2001034670 A JP 2001034670A
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Masahiro Kakizoe
正博 垣添
Hiroshi Fujino
寛史 藤野
Hiroshi Ishida
浩 石田
Fumio Tanaka
文夫 田中
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収樽に充填される液体の品質管理等を行う
移動体識別装置を得ること。 【解決手段】 液体等を充填する回収樽1に着脱自在に
取付けられると共に、第1の記憶手段を有する応答器2
と、電磁波を用いて非接触で第1の記憶手段からデータ
を読み書きする質問器3と、この質問器3を制御する第
2の記憶手段を有するコンピュータ4とを備えた移動体
識別装置を用いた回収樽の管理装置において、充填する
液体毎に回収樽1に付加される固有の製造番号を回収樽
1本体に印字する印字手段と、コンピュータ4は製造番
号を応答器2の第1の記憶手段に書き込み、コンピュー
タ4の第2の記憶手段に製造番号を記憶したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樽に酒類・飲料水
・薬品・塗料等を充填して市場で消費後に樽を回収して
再使用する回収樽に関わり、酒類・飲料水・薬品・塗料
等の品質管理及び回収樽の在庫管理に関するものであ
る。特に、回収樽に取付ける移動体識別装置の応答器を
着脱自在にして安価に利用することに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の回収樽用の移動体識別装置には、
特表平10−511486号、特開平6−12422
号、特開平8−258831号、特開平8−53121
号公報がある。
【0003】第1の従来例である特表平10−5114
86号、特開平6−12422号公報にはビール樽等の
回収樽にトランスポンダ(応答器)を使用する目的とデ
ータ検出方法、及び応答器の着脱と固定に関する構造が
記載されている。
【0004】使用目的については次の2つが記載されて
いる。1つ目は、樽詰め日、液体の種類、樽詰め量、連
続樽詰めナンバー、洗浄完了等の液体の製造データを応
答器から読み書きすることで充填する液体に対する品質
管理をしている。2つ目は、樽製造時に1つの樽に1台
の応答器が対応して、樽の連続製造ナンバー、製造日、
製造会社、製造材料、体積等の樽固有のデータを応答器
から読み書きすることで回収樽に対する在庫管理をして
いる。
【0005】データ検出方法については、樽の取扱作業
(樽詰、排出、輸送及び貯蔵)において樽またはそこに
取り付けた応答器と無線伝送する送信/受信機装置(質
問器)によりデータ検出して、上位のコンピュータ(P
C)に送っている。
【0006】応答器の着脱と固定に関する構造は、金属
及び非金属の樽の上縁か下縁又は他の適切な面で「スナ
ップ止め」、ねじ込み、差し込み又は他の結合方法によ
って応答器を取り付けしている。
【0007】第2の従来例である特開平8−25883
1号公報には、コーヒー飲料等の密封容器に磁性体、バ
ーコード、カルラコード、紫外線照射インク等の記憶媒
体を使用して充填作業の品質管理に関して記載されてい
る。記憶媒体は密封容器のタブ部に固定又は着脱自在に
取付けられて磁気ヘッド、バーコードリーダ、目視で読
み書きしている。
【0008】第3の従来例である特開平8−53121
号公報には、ステンレス製の容器(ビール樽)にレーザ
光照射することで恒久的に識別番号(管理番号)を印字
して、CCD等の撮像装置でこの識別番号(管理番号)
を読み取り、印字が正しく行われたか検査している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来例に示す図18では、全ての回収樽に応答器6
6を固定して取付ける必要があり、回収樽の数が多い
と、例えば約3百万個であれば、初期投資コストが膨大
になるという問題があった。
【0010】さらに、応答器66を取付けた回収樽と、
未取付の回収樽が樽詰作業で混在すると自動化されたシ
ステムは正常に機能せず品質管理や在庫管理が行えない
ため、全数取付け完了するまで長期間に渡りシステムを
活用できないという問題点があった。
【0011】回収樽に応答器を着脱して取付ける記載が
あるが、応答器を回収樽から着脱して取外してしまう
と、応答器と回収樽と充填される液体とのデータを一致
させることが困難なため品質管理や在庫管理が行えない
という問題点があった。
【0012】応答器66は金属部分に取付けると非接触
で交信する距離が極端に短くなり交信性能が落ちるの
で、ゴム、木、プラスチック67の非金属の回収樽に埋
め込んでいる。全て金属製の回収樽の場合には、金属の
影響を補償するフェライト等の磁性体を応答器内部に使
用して交信性能を落とさないようにする必要があるの
で、構造が複雑で高価になる問題点があった。
【0013】図19において、応答器68を回収樽の側
面に取付けると、円筒形状の回収樽はベルトコンベア上
で回転するため応答器68の位置が決まらず質問器3と
対向しないため読み書きすることが出来ず特別な位置決
めが必要という問題点があった。
【0014】すでに製造されている回収樽に応答器68
を恒久的に取付ける場合は、回収樽本体に打ち抜き穴6
9を加工する必要がある問題点があった。
【0015】上記第2の従来例では、記憶媒体は密封容
器に着脱自在に取付けられて再利用する記述があるが、
第1の従来例と同様に取外してしまうと、データを一致
させることが困難なため品質管理や在庫管理が行えない
という問題点があった。
【0016】記憶媒体の着脱自在の取付け場所は密封容
器のタブ部であるが、電磁波を使用する応答器はタブ部
のような金属部分に取付けると非接触で交信する距離が
極端に短くなり交信性能が落ちるという問題点があっ
た。
【0017】さらに、再使用可能な回収樽ではタブ部が
なく、回収樽に適した取付け場所や着脱方法を考案する
必要があるという問題点があった。
【0018】上記第3の従来例では、撮像装置でステン
レス製の容器(ビール樽)の識別番号(管理番号)を読
み取り検査することは出来るが、ビール等の充填される
液体と上記識別番号(管理番号)が一致していないので
品質管理や在庫管理を行ことが出来ないという問題点が
あった。
【0019】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、回収樽に着脱自在に取付ける移動体識別
装置の応答器により、回収樽に充填される液体の品質管
理や在庫管理を行うことができる回収樽用の移動体識別
装置及びこれを用いた回収樽の管理装置を提供すること
を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る移動体
識別装置を用いた回収樽の管理装置は、液体等を充填す
る回収樽に着脱自在に取付けられると共に、第1の記憶
手段を有する応答器と、電磁波を用いて非接触で上記第
1の記憶手段からデータを読み書きする質問器と、この
質問器を制御する第2の記憶手段を有するコンピュータ
と、充填する液体毎に上記回収樽に付加される固有の製
造番号を上記回収樽本体に印字する印字手段とを備えた
移動体識別装置を用いた回収樽の管理装置であって、上
記コンピュータは上記製造番号を上記応答器の上記第1
の記憶手段に書き込み、上記コンピュータの上記第2の
記憶手段に上記製造番号を記憶した、ことを特徴とする
ものである。
【0021】第2の発明に係る回収樽用の移動体識別装
置は、液体等を充填する回収樽に着脱自在に取付けられ
ると共に、第1の記憶手段を有する応答器と、電磁波を
用いて非接触で上記第1の記憶手段からデータを読み書
きする質問器と、この質問器を制御する第2の記憶手段
を有するコンピュータとを備えた回収樽用の移動体識別
装置において、上記コンピュータは上記回収樽に刻印等
で表示されている上記回収樽毎に異なる固有の容器番号
を画像処理装置で認識して、該認識した上記容器番号を
上記応答器の第1の記憶手段に新たに書き込み、上記コ
ンピュータの第2の記憶手段に固有の容器番号を記憶し
た、ことを特徴とするものである。
【0022】第3の発明に係る回収樽用の移動体識別装
置は、回収樽が本体上部の上板から突出して設けられた
液体等を充填する口金を有しており、上記口金と上記上
板の間に弾性変形するばねにより応答器を着脱自在また
は強固に固定したものである。
【0023】第4の発明に係る回収樽用の移動体識別装
置は、回収樽が本体の周囲側面に雨水等を排出する切欠
部を有しており、この切欠部に弾性変形する板ばねを着
脱自在に取付け、上記板ばねに応答器を固定したことを
特徴とするものである。
【0024】第5の発明に係る回収樽用の移動体識別装
置は、応答器には、空気を抜くことで回収樽に吸着する
ゴム製の吸盤を有する、ことを特徴とするものである。
【0025】第6の発明に係る回収樽用の移動体識別装
置は、液体等を充填する回収樽に着脱自在に取付けられ
る第1の記憶手段を有した応答器と、電磁波を使用して
非接触で上記応答器の第1の記憶手段からデータを読み
書きする質問器とからなる回収樽用の移動体識別装置に
おいて、上記回収樽には、周囲が金属から形成されると
共に、人が手をかける取っ手を有しており、この取っ手
の貫通穴部分に上記応答器を着脱自在に取付けた、こと
を特徴とするものである。
【0026】第7の発明に係る回収樽用の移動体識別装
置は、取っ手の周囲に弾性変形する板ばねを着脱自在に
取付け、この板ばねに上記応答器を固定した、ことを特
徴とするものである。
【0027】第8の発明に係る回収樽用の移動体識別装
置は、液体等を充填する回収樽に着脱自在に取付けられ
る第1の記憶手段を有した応答器と、電磁波を用いて非
接触で上記応答器の上記第1の記憶手段からデータを読
み書きする質問器とからなる回収樽用の移動体識別装置
において、上記応答器は磁性体を有すると共に、上記応
答器を永久磁石により着脱自在に回収樽に取付けた、こ
とを特徴とするものである。
【0028】第9の発明に係る回収樽用の移動体識別装
置は、回収樽が本体の上部または下部より突出するスカ
ートを有しており、永久磁石と磁性体とにより上記スカ
ートを挟んで固定した、ことを特徴とするものである。
【0029】第10の発明に係る回収樽用の移動体識別
装置は、回収樽から応答器を外した後に、上記回収樽に
吸着されている永久磁石または磁性体を、直流電磁石に
より吸着して取り除く、ことを特徴とするものでもので
ある。
【0030】第11の発明に係る回収樽用の移動体識別
装置は、回収樽に取付けた永久磁石より強い電磁力を有
する電磁石により上記永久磁石及び応答器を上記回収樽
から取り外す、ことを特徴とするものである。
【0031】第12の発明に係る回収樽用の移動体識別
装置は、回収樽に取付けた永久磁石を電磁石により消磁
して上記永久磁石及び上記応答器を上記回収樽より取り
外した後に、上記永久磁石を上記電磁石により着磁して
再度回収樽に取付ける、ことを特徴とするものである。
【0032】第13の発明に係る回収樽用の移動体識別
装置は、回収樽の本体に固定した磁性体に永久磁石によ
り応答器を着脱自在に取付けた、ことを特徴とするもの
である。
【0033】第14の発明に係る回収樽用の移動体識別
装置は、応答器には、フェライト等の磁性体を内部に有
しており、この磁性体に永久磁石を吸着させたことを特
徴とするものである。
【0034】第15の発明に係る移動体識別装置を用い
た回収樽の管理装置は、液体等を充填すると共に、金属
製で円筒形状の回収樽に着脱自在に取付けられる第1の
記憶手段を有する応答器と、電磁波を用いて非接触で上
記応答器の第1の記憶手段からデータを読み書きする第
1及び第2の質問器と、上記回収樽を載せると共に、上
記回収樽を水平移動させるベルトコンベアと、上記回収
樽の円筒側面に当接させると共に、上記ベルトコンベア
の駆動力で上記回収樽を回転させて上記応答器の位置を
変えるローラと、を備えた移動体識別装置を用いた回収
樽の管理装置であって、上記応答器は上記回収樽の円筒
側面に取付けられており、上記第1及び第2の質問器
は、互いに独立して上記応答器の上記第1の記憶手段と
読み書きできると共に、上記回収樽を挟んで両側に対向
させた、ことを特徴とするものである。
【0035】第16の発明に係る回収樽用の移動体識別
装置は、液体等を充填する回収樽の金属部にスポット溶
接により固定された金具により固定されると共に、第1
の記憶手段を有する応答器と、電磁波を用いて非接触で
上記応答器の上記第1の記憶手段からデータを読み書き
する質問器と、を備えた回収樽用の移動体識別装置にお
いて、上記応答器は電磁波により起電力が誘起するルー
プ状のアンテナを有するとともに、上記金具と上記回収
樽で形成される導電回路が上記アンテナと鎖交しないよ
うに金具を上記応答器に配置した、ことを特徴とするも
のである。
【0036】第17の発明に係る回収樽用の移動体識別
装置は、本体上部の鏡板から突出して設けられた液体等
を充填する口金と、この口金とねじで係合する口栓とを
有する回収樽の上記本体に、固定されると共に、第1の
記憶手段を有する応答器と、電磁波を用いて非接触で上
記応答器の上記第1の記憶手段からデータを読み書きす
る質問器と、を備えた回収樽用の移動体識別装置におい
て、上記口金の周囲に取付ける円筒状の板ばねにより、
上記口金または上記口栓と上記鏡板の間に上記板ばねを
弾性圧入させて上記応答器を上記回収樽に固定した、こ
とを特徴とするものである。
【0037】第18の発明に係る回収樽用の移動体識別
装置は、本体上部の鏡板から突出して設けられた液体等
を充填する口金と、この口金とねじで係合する口栓とを
有する円筒形状の回収樽に、取外し不可能に固定される
第1の記憶手段を有した応答器と、電磁波を用いて非接
触で上記応答器の上記第1の記憶手段からデータを読み
書きする質問器とを備えた回収樽用の移動体識別装置に
おいて、上記口栓は、円筒の中心部に設けられており、
上記口栓の上面に上記応答器を埋め込み固定した、こと
を特徴とするものである。
【0038】第19の発明に係る回収樽用の移動体識別
装置は、液体等を充填すると共に、本体周囲側面に雨水
等を排出する貫通穴からなる排出用切欠部を有する回収
樽に、取外し不可能に固定される第1の記憶手段を有し
た応答器と、電磁波を使用して非接触で上記第1の記憶
手段からデータを読み書きする質問器とを備えた回収樽
用の移動体識別装置において、上記応答器は、上記回収
樽の内側に配置するように上記排出用切欠部に挿入する
と共に、上記応答器に固定した金属板を上記排出用切欠
部にかしめ又はスポット溶接した、ことを特徴とするも
のである。
【0039】
【実施の形態】実施形態1.本発明の一実施の形態を図
1から図8に基づいて説明する。図1において、金属製
の回収樽1は、例えばビール、ウイスキー等の酒類や炭
酸ジュース等の飲料水や、農薬等の薬品や業務用の塗料
等の液体を充填して、液体を消費後に回収した回収樽1
を洗浄して新しい液体を充填して再使用する。回収樽1
に第1の記憶手段としての半導体メモリを有した応答器
2を取付け、応答器2と対向した位置に電磁波を使用し
て非接触交信する質問器3が設けられ、質問器3を制御
する第2の記憶手段としての記憶装置を有したコンピュ
ータ4から構成されている。
【0040】応答器2を安価に構成するため電磁誘導方
式を用いることが多い。電磁誘導方式とは上記電磁波が
例えば125kHz程度から13.5MHz程度の磁束
によるフレミングの電磁誘導原理を用いて質問器3から
信号と電力を非接触で応答器2に送るものである。また
電磁波は金属の影響を受けて、上記電磁誘導方式では磁
気遮へいにより通信距離が短くなる。
【0041】円筒形状の回収樽1は、外部との衝突から
樽本体5を保護する上下に設けられた上部スカート6,
下部スカート7を有して、この上部スカート6の周囲側
面に人が手を掛けて樽を運ぶための取っ手8が2ヶ所設
けられている。また上部スカート6,下部スカート7に
は、雨水等を排出する排出用切欠部9が複数個設けられ
ている。
【0042】樽本体5の上部を形成する鏡板10から突
出する口金11は口栓12がねじ止めされてこの口栓1
2内部のゴムパッキン等(図示せず)で開閉自在に密閉
されている。口栓12は口金11から取外さずに充填す
る液体及び内部を洗浄する洗浄液を樽本体5の内部に送
り込んだり取り出したりする。
【0043】回収樽1の周囲側面には洗浄液で消えるイ
ンクで印字した製造情報を表示している。製造年月13
の「9812上05」は1998年12月5日を示し、
製造記号14の「BM3Z」は製造時間コードと製造工
場コードを示し、充填液体の固有の製造番号15の「9
812183764」は回収樽1に充填する液体毎に異
なるように採番した固有の製造番号を示す。
【0044】回収樽1の周囲側面には回収樽1毎に異な
る固有の容器番号16や回収樽の所有者名を、容易に消
せないように直接樽本体5に刻印か刻印したプレートを
溶接して表示している。工場外に持ち出される回収樽の
所有権を主張するため容器番号16と所有者名は回収樽
一台一台に必ず表示されている。上記コンピュータ4に
接続された画像処理装置17は、この容器番号16をC
CDカメラ等で取込み画像処理することでコンピュータ
処理できる文字記号として出力してコンピュータ4に容
器番号16を認識させる。
【0045】取っ手8は周囲が金属で構成され、貫通穴
18を有している。板ばね19は突起20により手で弾
性変形して取っ手8の周囲に着脱自在に取付け、板ばね
19から伸長した支持棒21により背面に金属がこない
ように応答器2を貫通穴18に保持させている。
【0046】図2は、本発明の実施形態による回収樽用
の移動体識別装置を使用した代表的な液体充填の樽詰め
作業工程を示す。工程Aで空樽の回収樽1を投入して、
工程Bから工程Pで樽詰め作業を行い、工程Qから液体
を充填した回収樽1を出荷する。市場で液体を消費した
回収樽1は再度工程Aに戻される。工程内ではコンピュ
ータ4の指示により質問器3を介して応答器2のメモリ
より非接触でデータを読み書きする。
【0047】次に樽詰め作業工程を詳細に説明する。工
程Bの応答器2取付けは、板ばね19により取っ手8の
貫通穴18に応答器2を取付ける。
【0048】工程Cの応答器2書き込みは、まず応答器
2のメモリをアドレス0の応答器番号以外は0000等
のヌル値となるようにクリアした後に、図3に示す応答
器2のメモリ内容の通り生産情報をデータ書き込みす
る。そしてベルトコンベア42に回収樽1を載せて樽詰
め作業工程内を応答器2と共に一対一で移動する。
【0049】図3の生産情報は、アドレス1は充填する
液体の固有の製造番号15の一部、アドレス4〜6,8
が回収樽1にインクで印字した製造年月13,製造記号
14、アドレス9〜17が樽詰め作業で必要とするメー
カ情報である。この時点では製造番号15は液体を充填
していないので採番できず一部がヌル値である。
【0050】工程Dの外洗浄は、洗浄液により回収樽1
の外側の汚れと回収樽1にインクで印字された製造情報
を落とし、洗浄完了後に応答器2のアドレス21に合否
結果、アドレス22に作業条件コードを書き込む。外洗
浄が合格した回収樽1は次の工程に送られ、不合格とな
った回収樽1はベルトコンベアにより取り出され、原因
を調査後に工程Cの応答器2書き込みに戻され再度工程
内に投入される。不合格の回収樽1の扱いは以下の工程
でも同様であるので以下説明を省略する。
【0051】工程Eの口栓増締めは、最初にアドレス2
1のデータを読み出し前工程Dの外洗浄が合格している
ことを確認してから作業を開始して、万一不合格の回収
樽1が投入されていたら作業を行わずに回収樽1をベル
トコンベアにより取り出す。合否を確認してから作業を
開始する扱いは以下の工程でも同様であるので以下説明
を省略する。
【0052】合格の回収樽1は口金11にねじ止めされ
た口栓12を正規の締付トルクで増締めして応答器2の
アドレス23に合否結果を書き込む。工程Fの倒立で
は、次工程の内洗浄と液体充填工程は回収樽1を上下逆
さ向き作業をするため、回収樽1を180度ひっくり返
して上下逆さ向きにする。
【0053】工程Gの製造情報印字は、図4に示す通り
まず充填する液体と一対一で対応する固有の製造番号1
5をコンピュータ4側で採番して、応答器2のメモリの
アドレス2,3に製造番号15を書き込む。採番は同一
番号がないことが必須であるから、4桁の年月(アドレ
ス1)と6桁の連続番号(アドレス2,3)で構成して
いる。次にアドレス4〜6の製造年月13,アドレス
7,8の製造記号14に続けてアドレス1〜3の製造番
号15を回収樽1に印字手段から発生するインクで印字
して、印字文字の欠けやかすれ、ずれを検査した結果を
アドレス24に書き込む。この時点で応答器1のメモリ
内容は図4の状態になっている。
【0054】工程Hの内洗浄は、口栓12から洗浄液を
樽本体5に送り込み内部を洗浄して、洗浄後に洗浄液の
残りがないか検査する。内部に洗浄液が残ったり、内洗
浄の作業条件である液温度、液濃度管理が規定値を外れ
て洗浄が不完全となると、飲食する消費者に重大な危害
を与えるため特に管理を厳しくする必要がある。このた
め洗浄完了後に応答器2のアドレス25に合否結果、ア
ドレス26に作業条件コードを書き込み、充填する液体
に一対一で対応した管理を行う。
【0055】工程Iの回収樽1の重量測定は、ビール等
は酒税法の規制により正確な充填重量測定が必要であ
る。回収樽1毎に異なる重量の差を正確に補正するため
液体を充填する前の空樽状態で回収樽1の重量を測定し
てアドレス28に重量値を書き込む。
【0056】工程Jの液体充填は、応答器2のアドレス
11〜16のデータを読み取り充填しようとする液体の
名称と充填容量が一致するかコンピュータ4で照合した
後に、口栓12から規定量の液体を樽本体5に充填し
て、充填作業の合否結果をアドレス27に書き込む。
【0057】工程Kの倒立戻しは、出荷のため回収樽1
の上下を正規の向きに戻す。
【0058】工程Lの重量検査は、充填した回収樽1の
重量を測定してアドレス29に書き込み、アドレス28
の空樽重量を引き算して液体の正味重量をアドレス30
に書き込み、規定の充填重量を満足するかコンピュータ
4で判定して結果をアドレス31に書き込む。応答器2
を使用しない従来の方法では、上位のコンピュータ4に
空樽重量と充填した回収樽1の重量を記憶して引き算し
たため途中の工程J,Kで回収樽1が抜かれて順序が変
わった場合は全ての判定が誤りとなる問題があるが、本
発明の実施形態では応答器2にデータを持たせているの
で上記のように正しく正味重量が計算できる。
【0059】工程Mの出荷検査は、外観検査を実施して
合否結果をアドレス32に書き込み、アドレス21〜3
2に記憶されている前工程D〜Mの合否結果が全て合格
であることを確認して全出荷検査の合否結果をアドレス
20に書き込む。この時点で応答器1のメモリ内容は図
5の状態になっている。
【0060】全出荷検査が全て合格である回収樽1のみ
応答器2の全データを読み出し上位のコンピュータ4に
送信して、充填液体の固有の製造番号15に対応した生
産、品質データとして記憶させる。充填液体と一体一で
対応した回収樽1に印字されている製造番号15から上
記で記憶した全データをコンピュータ4から呼び出すこ
とができるので、市場で品質不具合が発生した時に不具
合原因や不具合発生責任者を決定したり、作業条件と合
格率の相関を分析して生産性の向上をはかることができ
る。
【0061】コンピュータ4にデータを記憶後に応答器
2のメモリは全てヌル値に書き換えられて消去する。た
だし、アドレス0の固有の応答器番号は応答器側で書き
込み禁止にしておき、消去できないようにしてある。
【0062】工程Nの応答器2取外しは、板ばね19を
取っ手8より取外して応答器2とともに工程Bに戻して
再使用する。応答器2を取外し後に回収樽1に質問器3
で交信させて応答がないことを確認してから次工程に回
収樽1を搬送することで応答器2の取外し忘れを防止し
ている。
【0063】工程Qのパレタイザは、無人搬送車に回収
樽1を載せて、工程Pの回収樽1出荷により樽詰め作業
を完了する。
【0064】次に、画像処理装置17を用いた回収樽用
の移動体識別装置の動作を説明する。図2の工程Cの応
答器2書き込みにおいて、樽本体5の周囲側面に刻印表
示している容器番号16を画像処理装置17によりコン
ピュータ4が取り扱える文字記号として認識する。この
認識した文字記号をコンピュータ4を介して応答器2の
メモリの予備のアドレス33に書き込むとともに、工程
Mの出荷検査では、工程容器番号16を含めてコンピュ
ータ4に応答器2の全データを記憶させる。
【0065】回収樽1毎に異なる固有の容器番号16に
より回収樽1そのものの管理ができるので、回収樽の回
転率や、充填使用回数から口栓12のゴムパッキン等
(図示せず)交換時期管理や、万一印刷した充填液体の
固有の製造番号15が消えてもデータ照合を行うことが
出来る。なお、他の工程は前述と変更はないので説明を
省略する。
【0066】次に、応答器2を着脱自在に取付ける構造
の他の実施の形態を説明する。図6において、リング形
状の応答器22は弾性変形する略棒形状の線ばね23が
取付けてある。鏡板10にはめ込まれて溶接により固定
される円筒形の口金11は、一般的に鏡板10との位置
決め用のテーパ形状部24を口金11の下部に有してい
る。このテーパ形状部24と鏡板10の間に応答器2の
線ばね23を弾性変形して挿入することで、応答器22
は鏡板10に押し付けられて着脱自在に固定される。
【0067】他の実施の形態を図7により説明する。応
答器26は弾性変形する板ばね27が取付けてあり、下
部スカート7に設けられた排出用切欠部9に板ばね27
を弾性変形して応答器26を着脱自在に固定する。
【0068】他の実施形態を図8により説明する。応答
器33はゴム製で円錐形状に形成された吸盤34が固定
され、吸盤34を樽本体5の下部スカート7に押し付け
ると上記円錐形状の空気が抜けて吸盤34は樽本体5に
吸着されて、応答器33を着脱自在に固定する。
【0069】実施形態2.図9は、本発明の他の実施形
態における回収樽用の移動体識別装置を示し、同一符号
は上記実施形態1と同一部品を示す。
【0070】永久磁石の直流磁束と電磁誘導で使用する
数kHz以上の磁束とは周波数が異なるため互いに干渉
することなく機能する点に着目して着脱自在な応答器を
発明したものである。
【0071】数kHz以上の高周波で動作する電磁誘導
方式の応答器35は、数kHz以上の磁束に対して磁性
を有するフェライト等の磁性体36を内蔵している。応
答器35の裏面には回収樽1の排出用切欠部9と係合し
て応答器35が回収樽1に対して回り止めするための突
起37を有している。直流磁化させた永久磁石38は、
上記磁性体36に電磁力で吸着するとともに回収樽1の
下部スカート7を介して鉄等の磁性体39に電磁力で吸
着することにより簡単に応答器35を着脱自在に回収樽
1に固定することができる。応答器35で使用されてい
る磁性体36を利用して永久磁石39を固定するので固
定に特別な構造部品が不要である。なお、磁性体36を
使用しない場合には永久磁石38を応答器35に直接固
定しても良い。
【0072】上記のように応答器35が永久磁石38に
より回収樽1に固定された状態において、永久磁石38
より強い電磁力を有する直流電磁石40または永久磁石
を応答器35に近づけることにより永久磁石38は応答
器35とともに直流電磁石40に電磁力で吸着されて、
応答器35を回収樽1から自動で取外すことができる。
【0073】応答器35を回収樽1より取外した時に、
永久磁石38や磁性体39が回収樽1に残る。直流電磁
石40または永久磁石を回収樽1に近づける事で永久磁
石38や磁性体39を電磁力で吸着して取り除くことが
できるので、不要な永久磁石38や磁性体39が回収樽
1に残った状態で出荷されることを防止できる。
【0074】電磁石41は、複数回巻かれた銅線(図示
せず)に外部交流電源(図示せず)により強度が変化す
る高周波電流を流して高周波磁界を発生するとともに、
応答器35と対向して設置される。電磁石41から強度
が徐々に小さくなる高周波磁界を電磁石39に加えるこ
とで永久磁石38の磁化は消磁され永久磁石38は磁性
体36と磁性体39から自重で外れるので、応答器35
を回収樽1から自動で取外すことができる。
【0075】次に応答器35、消磁された永久磁石3
8、下部スカート7、磁性体39の順で保持した状態
で、電磁石41から強度が徐々に大きくなる高周波磁界
を永久磁石38に加えることで永久磁石38は磁化して
着磁される。磁化された永久磁石38により磁性体36
と磁性体39は電磁力で吸着して、応答器35を着脱自
在に回収樽1に固定する。上記のように使用時に永久磁
石38を着磁するので取外して保管される永久磁石38
に金属粉が付着せず樽詰め作業が衛生的に行える効果が
ある。
【0076】磁性体39を予め回収樽1に固定しておく
と永久磁石38の取付け作業が容易であるとともに、外
れた磁性体39が回収樽1に残ることがない。
【0077】この実施形態2は、直流磁化させた永久磁
石により応答器を着脱自在に回収樽に固定したので、着
脱が極めて容易にできる効果を奏する。
【0078】応答器を固定する永久磁石より強い電磁力
を有する直流電磁石または永久磁石により回収樽から応
答器を自動で取外すので、取外しが極めて容易にできる
効果を奏する。
【0079】応答器を固定するための磁性体や永久磁石
を直流電磁石または永久磁石により取り除いたので、磁
性体や永久磁石が残った状態で回収樽が出荷されること
を防止できる効果を奏する。
【0080】応答器を固定する永久磁石を高周波磁界を
発生する電磁石で消磁と着磁して応答器を着脱するの
で、永久磁石に金属粉が付着せず樽詰め作業が衛生的に
行える効果を奏する。
【0081】磁性体を予め回収樽に固定しておくので、
永久磁石により応答器を容易に着脱できる効果を奏す
る。
【0082】実施形態3.図10は、本発明の他の実施
形態における回収樽用の移動体識別装置を示し、同一符
号は上記実施形態1と同一部品を示す。
【0083】応答器2は板ばね19で回収樽1の取っ手
8に取付けられた回収樽1は、ベルトコンベア42上に
互いに接しながら複数個設置されている。ローラ43は
回収樽1の円筒側面に当接するようにベルトコンベア4
2上に設けている。金属製の回収樽1の両側には応答器
2と非接触で読み書きする2台の質問器44を互いに対
向させて設置している。質問器44は読み書きが必要な
工程に設置するとともに互いに独立して応答器2と読み
書きできるようにコンピュータ4で制御される。
【0084】ベルトコンベア42の駆動力により複数個
の回収樽1を矢印Aの方向に移動させて、回収樽1がロ
ーラ43に当接するとベルトコンベア42の駆動力によ
り回収樽1は矢印Bの反時計方向に回転する。回収樽1
が矢印Bの方向に回転して質問器44に対向する位置に
応答器2が来た時に、2台の質問器44の何れかと交信
してデータが読み書きされる。
【0085】回収樽1は互いに接するためどちらの回収
樽1の応答器2と読み書きしたか分からない場合がある
が、交信したデータのうちアドレス0の固有の応答器番
号が前回読み出したデータと異なることをコンピュータ
4で判定することで、次の新しい回収樽1の応答器2と
交信したことが判別できる。
【0086】対向した質問器44は金属製の回収樽1が
ない場合はお互いの電磁波により混信して正常に読み書
きできないが、金属製の回収樽1が間にある状態では互
いに磁気遮へいされて応答器2のある側の質問器44は
正常に交信することができる。この実施形態3は、ロー
ラとベルトコンベアの駆動力により回収樽を回転させて
回収樽の側面に取付けた応答器の位置を変えるととも
に、回収樽の両側に対向させて設置した質問器により読
み書きしたので、回収樽の回転方向の位置決めをしない
で交信できる効果を奏する。
【0087】実施形態4.図11から図17は、本発明
の他の実施形態における回収樽用の移動体識別装置を示
し、同一符号は上記実施形態1と同一部品を示す。
【0088】この実施形態は、回収樽1に穴あけ等の後
加工なしで応答器を取外せないように固定する構造を提
供する。
【0089】図11から図13において、リング形状の
応答器45は、内部に銅線を複数回巻いたアンテナ46
を有して、応答器45のアンテナ46と鎖交する質問器
3の磁束による電磁誘導で、質問器3は信号と電力を非
接触で応答器45に送信する。応答器45の周囲3ヶ所
に取付けられた金属製の略L字形状の取付板47や金属
製の略コ字形状の取付板48は、アンテナ46と鎖交し
ないように配置される。
【0090】応答器45は回収樽1の中心部に設けられ
た口金11と略同心位置に配置され、取付板47または
取付板48を回収樽1の鏡板10にスポット溶接等で着
脱できないように固定する。金属製の回収樽1に取付け
た状態でも取付板47または取付板48と鏡板10が作
る導電回路はアンテナ46と鎖交しないので電磁誘導を
阻害する恐れがなく交信距離が長くとれる。
【0091】図14及び図15において、リング形状の
応答器49は、内部にアンテナ46を有し、内側に突出
した内壁50を形成している。口金11は上部にリング
状に突出した外壁51を有して回収樽1の鏡板10との
間に窪み52を形成している。板ばね53は、口金11
の外周に巻き付けられる円筒形状の円筒部54と、応答
器49の内壁50と当接する略L字形状に形成した押え
板55から形成される。
【0092】応答器49を口金11と略同心位置に配置
して、板ばね53を口金11の上部より挿入する。板ば
ね53の円筒部54は口金11の外壁51により外側に
弾性変形されるが、さらに挿入すると板ばね53の押え
板55が応答器49の内壁50に当接するとともに板ば
ね53の円筒部54は口金11の窪み52に入りこみ、
円筒部54の端面56が外壁51の下部と当接すること
で、応答器49は鏡板10に押し付けられて取外せない
ように固定できる。板ばね53を挿入するのみで応答器
49を固定できるので、回収樽1はいかなる後加工も不
要である。
【0093】図15において、口金11の内部にねじ止
めされる口栓12の上部に応答器57を埋め込み、質問
器3を口金11の上方に設置する。ベルトコンベア42
上で回収樽1が回転して位置が一定しなくても応答器5
7は回収樽1の中心に配置してあるので、実施形態3の
ように特別な手段で回収樽1を回転させる必要がなく読
み書きできる。
【0094】図16及び図17において応答器61は、
周囲金属の影響をなくすため断面が略E字形状で外周が
円筒形状したフェライトコア等で形成した磁性体58
と、磁性体58の中央の突起に銅線を巻き付けたアンテ
ナ59と、読み書き可能な半導体メモリ60で形成され
る。金属製の金属管62は、内側に応答器61を収納で
きる空間を有した筒部63と、回収樽1の下部スカート
7に設けられた雨水等を排出する排出用切欠部9の端面
と当接するフランジ部64と、筒部63と応答器61を
排出用切欠部9に挿入した後に回収樽1の裏側から下部
スカート7にかしめ等で固定する爪65で形成される。
【0095】既に回収樽1に形成されている排出用切欠
部9に金属製の金属管62により応答器61を固定した
ので回収樽に穴あけ加工が不要であり、外部からの衝突
で変形し易い下部スカートに取付けた応答器は、金属製
の金属管62で保護されるので壊れにくい。
【0096】この実施形態4は、応答器に設けた取付け
板を回収樽にスポット溶接で固定するとともに、電磁誘
導を阻害しないように取付板と回収樽が作る導電回路を
応答器のアンテナと鎖交しないように配置したので、交
信距離が長くできる効果を奏する。
【0097】回収樽の口金の窪みを利用して板ばねによ
り応答器を固定したので、回収樽はいかなる後加工も必
要ない効果を奏する。
【0098】回収樽の中心にある口金に応答器を埋め込
んだので、特別な手段で回収樽を回転させて応答器の位
置を変える必要がない効果を奏する。
【0099】既に回収樽に形成されている排出用切欠部
に金属製の金属管2により応答器を固定したので、回収
樽の穴あけ加工が不要であり応答器は金属製の金属管で
保護されるので壊れにくい効果を奏する。
【0100】
【発明の効果】第1の発明によれば、充填する液体毎に
固有の製造番号を新たに付加して着脱自在の応答器の第
1の記憶手段に書き込み、回収樽に同じ製造番号を新た
に印字するようにして回収樽に応答器を全て装着しない
で充填する液体を品質管理したので、少ない費用で回収
樽用の移動体識別装置が導入できる効果を奏する。
【0101】第2の発明によれば、予め表示されている
回収樽毎に異なる固有の容器番号を画像処理装置で認識
して、着脱自在の応答器の第1の記憶手段に同じ容器番
号をコンピュータの第2の記憶手段に記憶したので、応
答器を外した後も容器番号から回収樽を特定できるの
で、回収樽の在庫管理ができる効果を奏する。
【0102】第3,第4,第5の発明によれば、第1又
は第2の発明の効果に加え、既に製造されている回収樽
の本体に後から加工することなく、応答器を恒久的に取
付けることができる効果を奏する。
【0103】第6の発明によれば、金属製の回収樽の取
っ手の貫通穴部分に電磁波で動作する応答器を着脱自在
に取付けことにより金属の影響による交信性能の低下を
防止できる効果を奏する。
【0104】第7の発明によれば、第6の発明の効果に
加え、簡易な構成で応答器を取っ手の貫通穴部分から着
脱自在にできる効果を奏する。
【0105】第8の発明によれば、簡易に樽に応答器を
着脱自在に取付できるという効果がある。
【0106】第9の発明によれば、第8の発明の効果に
加え、上部又は下部のスカートに応答器を永久磁石に着
脱自在に取付けたので、応答器の樽からの着脱が一層容
易であるという効果がある。
【0107】第10の発明によれば、第9の発明の効果
に加え、直流磁化させた永久磁石により応答器を着脱自
在に回収樽に固定したので、着脱が極めて容易にできる
効果を奏する。
【0108】第11の発明によれば、第9の発明の効果
に加え、応答器を固定する永久磁石より強い電磁力を有
する直流電磁石または永久磁石により回収樽から応答器
を自動で取外すので、取外しが極めて容易にできる効果
を奏する。
【0109】第12の発明によれば、第8の発明の効果
に加え、応答器を固定するための磁性体や永久磁石を直
流電磁石または永久磁石により取り除いたので、磁性体
や永久磁石が残った状態で回収樽が出荷されることを防
止できる効果を奏する。
【0110】第13の発明によれば、第8の発明の効果
に加え、磁性体を予め回収樽に固定しておくので、永久
磁石により応答器を容易に着脱できる効果を奏する。
【0111】第14の発明によれば、第8の発明の効果
に加え、応答器を固定する永久磁石を高周波磁界を発生
する電磁石で消磁と着磁して応答器を着脱するので、永
久磁石に金属粉が付着せず樽詰め作業が衛生的に行える
効果を奏する。
【0112】第15の発明によれば、ローラとベルトコ
ンベアの駆動力により回収樽を回転させて回収樽の側面
に取付けた応答器の位置を変えるとともに、回収樽の両
側に対向させて設置した質問器により読み書きしたの
で、回収樽の回転方向の位置決めをしないで交信できる
効果を奏する。
【0113】第16の発明によれば、応答器に設けた取
付け板を回収樽にスポット溶接で固定するとともに、電
磁誘導を阻害しないように取付板と回収樽が作る導電回
路を応答器のアンテナと鎖交しないように配置したの
で、交信距離が長くできる効果を奏する。
【0114】第17の発明によれば、回収樽の口金の窪
みを利用して板ばねにより応答器を固定したので、回収
樽はいかなる後加工も必要ない効果を奏する。
【0115】第18の発明によれば、回収樽の中心にあ
る口金に応答器を埋め込んだので、特別な手段で回収樽
を回転させて応答器の位置を変える必要がない効果を奏
する。
【0116】第19の発明によれば、既に回収樽に形成
されている排出用切欠部に金属製の金属管により応答器
を固定したので、回収樽の穴あけ加工が不要であり応答
器は金属製の金属管で保護されるので壊れにくい効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回収樽用の移動体識別装置の実施形
態の要部を示す斜視図である。
【図2】 図1の回収樽の樽詰め作業工程を示す工程図
である。
【図3】 図2の回収樽の樽詰め作業工程Cにおける応
答器のメモリ内容を示すメモリ図である。
【図4】 図2の回収樽の樽詰め作業工程Gにおける応
答器のメモリ内容を示すメモリ図である。
【図5】 図2の回収樽の樽詰め作業工程Mにおける応
答器のメモリ内容を示すメモリ図である。
【図6】 実施形態1の他の要部を示す断面斜視図であ
る。
【図7】 実施形態1の他の要部を示す断面斜視図であ
る。
【図8】 実施形態1の他の要部を示す斜視図である。
【図9】 本発明の回収樽用の移動体識別装置の実施形
態2の要部を示す断面斜視図である。
【図10】 本発明の回収樽用の移動体識別装置の実施
形態3の要部を示す斜視図である。
【図11】 本発明の回収樽用の移動体識別装置の実施
形態4の要部を示す斜視図である。
【図12】 実施形態4の他の要部を示す断面図であ
る。
【図13】 実施形態4の他の要部を示す斜視図であ
る。
【図14】 実施形態4の他の要部を示す断面斜視図で
ある。
【図15】 実施形態4の他の要部を示す断面図であ
る。
【図16】 実施形態4の他の要部を示す断面斜視図で
ある。
【図17】 実施形態4の他の要部を示す断面図であ
る。
【図18】 従来の回収樽用の移動体識別装置の要部を
示す斜視図である。
【図19】 従来の回収樽用の移動体識別装置の要部を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回収樽、2 応答器、3 質問器、4 コンピュー
タ、7 取っ手、15充填する液体毎の固有の製造番
号、16 回収樽毎の固有の容器番号、18取っ手の貫
通穴、19 板ばね。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤野 寛史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石田 浩 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 田中 文夫 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体等を充填する回収樽に着脱自在に取
    付けられると共に、第1の記憶手段を有する応答器と、
    電磁波を用いて非接触で上記第1の記憶手段からデータ
    を読み書きする質問器と、この質問器を制御する第2の
    記憶手段を有するコンピュータと、充填する液体毎に上
    記回収樽に付加される固有の製造番号を上記回収樽本体
    に印字する印字手段とを備えた移動体識別装置を用いた
    回収樽の管理装置であって、 上記コンピュータは上記製造番号を上記応答器の上記第
    1の記憶手段に書き込み、 上記コンピュータの上記第2の記憶手段に上記製造番号
    を記憶した、 ことを特徴とする移動体識別装置を用いた回収樽の管理
    装置。
  2. 【請求項2】 液体等を充填する回収樽に着脱自在に取
    付けられると共に、第1の記憶手段を有する応答器と、
    電磁波を用いて非接触で上記第1の記憶手段からデータ
    を読み書きする質問器と、この質問器を制御する第2の
    記憶手段を有するコンピュータとを備えた回収樽用の移
    動体識別装置において、 上記コンピュータは上記回収樽に刻印等で表示されてい
    る上記回収樽毎に異なる固有の容器番号を画像処理装置
    で認識して、 該認識した上記容器番号を上記応答器の第1の記憶手段
    に新たに書き込み、 上記コンピュータの第2の記憶手段に固有の容器番号を
    記憶した、 ことを特徴とする回収樽用の移動体識別装置。
  3. 【請求項3】 上記回収樽は、本体上部の上板から突出
    して設けられた液体等を充填する口金を有しており、 上記口金と上記上板の間に弾性変形するばねにより上記
    応答器を着脱自在または強固に固定したことを特徴とす
    る請求項1または2の回収樽用の移動体識別装置。
  4. 【請求項4】 上記回収樽は本体の周囲側面に雨水等を
    排出する切欠部を有しており、この切欠部に弾性変形す
    る板ばねを着脱自在に取付け、 上記板ばねに上記応答器を固定した、 ことを特徴とする請求項1または2の回収樽用の移動体
    識別装置。
  5. 【請求項5】 上記応答器には、空気を抜くことで上記
    回収樽に吸着するゴム製の吸盤を有する、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の回収樽用の
    移動体識別装置。
  6. 【請求項6】 液体等を充填する回収樽に着脱自在に取
    付けられる第1の記憶手段を有した応答器と、電磁波を
    使用して非接触で上記応答器の第1の記憶手段からデー
    タを読み書きする質問器とからなる回収樽用の移動体識
    別装置において、 上記回収樽には、周囲が金属から形成されると共に、人
    が手をかける取っ手を有しており、この取っ手の貫通穴
    部分に上記応答器を着脱自在に取付けたことを特徴とす
    る回収樽用の移動体識別装置。
  7. 【請求項7】 上記取っ手の周囲に弾性変形する板ばね
    を着脱自在に取付け、この板ばねに上記応答器を固定し
    たことを特徴とする請求項6に記載の回収樽用の移動体
    識別装置。
  8. 【請求項8】 液体等を充填する回収樽に着脱自在に取
    付けられる第1の記憶手段を有した応答器と、電磁波を
    用いて非接触で上記応答器の上記第1の記憶手段からデ
    ータを読み書きする質問器とからなる回収樽用の移動体
    識別装置において、 上記応答器は磁性体を有すると共に、上記応答器を永久
    磁石により着脱自在に回収樽に取付けたことを特徴とす
    る回収樽用の移動体識別装置。
  9. 【請求項9】 上記回収樽は本体の上部または下部より
    突出するスカートを有しており、 上記永久磁石と上記磁性体とにより上記スカートを挟ん
    で固定した、 ことを特徴とする請求項8に記載の回収樽用の移動体識
    別装置。
  10. 【請求項10】 上記回収樽から上記応答器を外した後
    に、 上記回収樽に吸着されている上記永久磁石または上記磁
    性体を、直流電磁石により吸着して取り除くことを特徴
    とする請求項9に記載の回収樽用の移動体識別装置。
  11. 【請求項11】 上記回収樽に取付けた上記永久磁石よ
    り強い電磁力を有する電磁石により上記永久磁石及び上
    記応答器を上記回収樽から取り外すことを特徴とする請
    求項9に記載の回収樽用の移動体識別装置。
  12. 【請求項12】 上記回収樽に取付けた上記永久磁石を
    電磁石により消磁して上記永久磁石及び上記応答器を上
    記回収樽より取り外した後に、上記永久磁石を上記電磁
    石により着磁して再度回収樽に取付けることを特徴とす
    る請求項8に記載の回収樽用の移動体識別装置。
  13. 【請求項13】 上記回収樽の本体に固定した磁性体に
    永久磁石により上記応答器を着脱自在に取付けたことを
    特徴とする請求項8に記載の回収樽用の移動体識別装
    置。
  14. 【請求項14】 上記応答器には、フェライト等の磁性
    体を内部に有しており、この磁性体に上記永久磁石を吸
    着させたことを特徴とする請求項8に記載の回収樽用の
    移動体識別装置。
  15. 【請求項15】 液体等を充填すると共に、金属製で円
    筒形状の回収樽に着脱自在に取付けられる第1の記憶手
    段を有する応答器と、 電磁波を用いて非接触で上記応答器の第1の記憶手段か
    らデータを読み書きする第1及び第2の質問器と、 上記回収樽を載せると共に、上記回収樽を水平移動させ
    るベルトコンベアと、 上記回収樽の円筒側面に当接させると共に、上記ベルト
    コンベアの駆動力で上記回収樽を回転させて上記応答器
    の位置を変えるローラと、を備えた移動体識別装置を用
    いた回収樽の管理装置であって、 上記応答器は上記回収樽の円筒側面に取付けられてお
    り、 上記第1及び第2の質問器は、互いに独立して上記応答
    器の上記第1の記憶手段と読み書きできると共に、上記
    回収樽を挟んで両側に対向させた、 ことを特徴とする移動体識別装置を用いた回収樽の管理
    装置。
  16. 【請求項16】 液体等を充填する回収樽の金属部にス
    ポット溶接により固定された金具により固定されると共
    に、第1の記憶手段を有する応答器と、 電磁波を用いて非接触で上記応答器の上記第1の記憶手
    段からデータを読み書きする質問器と、 を備えた回収樽用の移動体識別装置において、 上記応答器は電磁波により起電力が誘起するループ状の
    アンテナを有するとともに、上記金具と上記回収樽で形
    成される導電回路が上記アンテナと鎖交しないように金
    具を上記応答器に配置したことを特徴とする回収樽用の
    移動体識別装置。
  17. 【請求項17】 本体上部の鏡板から突出して設けられ
    た液体等を充填する口金と、この口金とねじで係合する
    口栓とを有する回収樽の上記本体に、固定されると共
    に、第1の記憶手段を有する応答器と、 電磁波を用いて非接触で上記応答器の上記第1の記憶手
    段からデータを読み書きする質問器と、を備えた回収樽
    用の移動体識別装置において、 上記口金の周囲に取付ける円筒状の板ばねにより、上記
    口金または上記口栓と上記鏡板の間に上記板ばねを弾性
    圧入させて上記応答器を上記回収樽に固定した、ことを
    特徴とする回収樽用の移動体識別装置。
  18. 【請求項18】 本体上部の鏡板から突出して設けられ
    た液体等を充填する口金と、この口金とねじで係合する
    口栓とを有する円筒形状の回収樽に、取外し不可能に固
    定される第1の記憶手段を有した応答器と、 電磁波を用いて非接触で上記応答器の上記第1の記憶手
    段からデータを読み書きする質問器とを備えた回収樽用
    の移動体識別装置において、 上記口栓は、円筒の中心部に設けられており、上記口栓
    の上面に上記応答器を埋め込み固定したことを特徴とす
    る回収樽用の移動体識別装置。
  19. 【請求項19】 液体等を充填すると共に、本体周囲側
    面に雨水等を排出する貫通穴からなる排出用切欠部を有
    する回収樽に、取外し不可能に固定される第1の記憶手
    段を有した応答器と、電磁波を使用して非接触で上記第
    1の記憶手段からデータを読み書きする質問器とを備え
    た回収樽用の移動体識別装置において、 上記応答器は、上記回収樽の内側に配置するように上記
    排出用切欠部に挿入すると共に、上記応答器に固定した
    金属板を上記排出用切欠部にかしめ又はスポット溶接し
    たことを特徴とする回収樽用の移動体識別装置。
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