JP2001034591A - トランザクション処理の負荷分散方式及び負荷分散方法 - Google Patents

トランザクション処理の負荷分散方式及び負荷分散方法

Info

Publication number
JP2001034591A
JP2001034591A JP11208448A JP20844899A JP2001034591A JP 2001034591 A JP2001034591 A JP 2001034591A JP 11208448 A JP11208448 A JP 11208448A JP 20844899 A JP20844899 A JP 20844899A JP 2001034591 A JP2001034591 A JP 2001034591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
computer
load
transaction processing
transaction
transactions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11208448A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Nakajima
正善 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11208448A priority Critical patent/JP2001034591A/ja
Publication of JP2001034591A publication Critical patent/JP2001034591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi Processors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、計算機の負荷を考慮することで効
率的なトランザクション処理を行う。 【解決手段】 複数の端末1から投入されるトランザク
ション処理を、共通の通信処理装置2によって複数の計
算機3、4に割り振って処理を行う負荷分散方式におい
て、各々の計算機3における過負荷トランザクション数
を算出する過負荷通知手段34と、通信処理装置2内に
設けられ、計算機3、4毎の過負荷トランザクション数
に基づいて、端末1から投入されたトランザクション処
理をいずれの計算機に割り振るかを決定するシステム選
択手段22とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末から投
入されるトランザクション処理を複数の計算機に割り振
って処理を行うオンライントランザクション処理の負荷
分散方式及び負荷分散方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオンライントランザクション処理
システムにおいて、端末から投入されるトランザクショ
ン処理要求を、端末が接続されている通信処理装置によ
って複数の同一の処理の可能な計算機に分散し処理を行
うことで負荷分散を行うクラスタシステムが実現されて
いる。
【0003】従来の負荷分散機能を有するオンライン処
理システムの一例が、特開平10−240697号公報
に記載されている。
【0004】この従来のセッション使用率をもとにした
負荷分散方式システムは、端末と、セッション管理テー
ブルを含む中継装置と、処理装置とから構成されてい
る。
【0005】このような構成を有する従来のオンライン
処理システムはつぎのように動作する。すなわち、中継
装置では、処理装置に要求したトランザクション処理要
求をカウントし、事前に設定された処理装置ごとの最大
処理多重度に対するトランザクション処理要求数の割合
を処理装置の負荷としてセッション管理テーブルに記録
する。
【0006】中継装置は、端末からの処理要求を受ける
と、セッション管理テーブルを参照し最も負荷の低い処
理装置にトランザクション処理要求を送信することで、
負荷分散をおこなう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
には、次のような問題点があった。すなわち、上述の従
来技術では、投入されるトランザクションの負荷に差が
ある場合に処理装置の間で負荷に偏りが発生し、高負荷
となっている処理装置でもトランザクションの処理要求
数が小さい場合に中継装置からトランザクション処理要
求がおこなわれ、処理効率が低下することである。
【0008】その理由は、処理装置の負荷を、トランザ
クションの最大処理多重度に対するトランザクション処
理要求数の割合によって決定しており、それぞれのトラ
ンザクションの処理によって処理装置で発生するCPU
負荷が考慮されていないためである。
【0009】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、計算機の負荷を考
慮することで効率的なトランザクション処理を行うこと
の可能なトランザクション処理の負荷分散方式及び負荷
分散方法を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく、以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明
の要旨は、複数の端末から投入されるトランザクション
処理を、共通の通信処理装置によって複数の計算機に割
り振って処理を行う負荷分散方式において、各々の計算
機における過負荷トランザクション数を算出する過負荷
通知手段と、通信処理装置内に設けられ、計算機毎の過
負荷トランザクション数に基づいて、端末から投入され
たトランザクション処理をいずれの計算機に割り振るか
を決定するシステム選択手段とを備えることを特徴とす
るトランザクション処理の負荷分散方式に存する。請求
項2記載の発明の要旨は、前記過負荷トランザクション
数は、前記計算機が処理しているトランザクション処理
数、及び、当該計算機の負荷の上限値に対するその時点
における当該計算機の負荷の割合から算出されることを
特徴とする請求項1記載のトランザクション処理の負荷
分散方式に存する。請求項3記載の発明の要旨は、前記
通信処理装置は、前記過負荷通知手段により算出された
前記過負荷トランザクション数が、前記計算機のシステ
ムIDと対応してテーブル化された負荷情報管理テーブ
ルを備えることを特徴とする請求項1又は2記載のトラ
ンザクション処理の負荷分散方式に存する。請求項4記
載の発明の要旨は、各々の前記計算機が過負荷状態にあ
るか否かを監視する負荷監視手段を備え、前記過負荷通
知手段は、前記負荷監視手段が過負荷状態にある前記計
算機が存在すると判断した際、当該過負荷状態にある前
記計算機について前記過負荷トランザクション数を算出
することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
トランザクション処理の負荷分散方式に存する。請求項
5記載の発明の要旨は、前記通信処理装置は、前記計算
機から前記トランザクション処理の結果が返却されたと
き、当該計算機の過負荷トランザクション数が0より大
きい場合はこの過負荷トランザクション数を減算するト
ランザクション応答返却手段を備えることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載のトランザクション処理
の負荷分散方式に存する。請求項6記載の発明の要旨
は、複数の端末から投入されるトランザクション処理
を、共通の通信処理装置によって複数の計算機に割り振
って処理を行う負荷分散方法において、各々の計算機に
おける過負荷トランザクション数を算出し、この過負荷
トランザクション数に基づいて、端末から投入されたト
ランザクション処理をいずれの計算機に割り振るかを決
定することを特徴とするトランザクション処理の負荷分
散方法に存する。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、本発明の一実施形態の特徴
について簡単に説明する。本実施形態は、通信処理装置
とデータベースを共有することで、どの計算機でも端末
から投入されるトランザクションに同一の処理が可能な
複数の計算機によって構成されるクラスタシステムに関
して、トランザクションを効率よく処理することを可能
とする構成を提供するものである。
【0012】図1を参照すると、計算機3、4はクラス
タシステムを構成する全てのシステムで同一の構成とな
っている。また、計算機3に含まれるトランザクション
処理システム30は、データベース5を共有することで
端末1から投入されたトランザクションはどの計算機
3、4で処理をおこなっても同一の処理結果を得ること
ができる。したがって、端末1から投入されるトランザ
クションを複数の計算機3、4で並列して処理をおこな
うことで、負荷分散をおこなうことができる。
【0013】負荷情報管理テーブル23は、クラスタシ
ステムを構成する計算機3、4のシステムID231と
過負荷トランザクション数232を記録している。シス
テム選択手段22では、過負荷トランザクション数23
2の値を参照することで計算機の負荷状態を判断するこ
とができる。クラスタを構成する一部の計算機が過負荷
状態となっている場合、システム選択手段22は負荷情
報管理テーブル23を参照して負荷が定常状態にある計
算機を選択してトランザクション処理要求をおこなう。
【0014】また、クラスタを構成する全ての計算機が
過負荷状態となっている場合は、負荷情報管理テーブル
23を参照してもっとも過負荷トランザクション数23
2の値が小さい負荷の低い計算機を選択してトランザク
ションの処理要求をおこなう。
【0015】このようにして、クラスタを構成する計算
機に対して、過負荷となっている計算機に対してトラン
ザクションをふりわけないようにすることで、処理性能
の低下を防ぎ、トランザクションを効率的に分配するこ
とを可能にする。
【0016】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。図1に示すように、本発明の一実施
形態であるクラスタシステムは、端末1と、通信処理装
置2と、計算機3と計算機4と、データベース5で構成
される。
【0017】端末1は、通信処理装置2に接続されてお
り、トランザクションの投入とトランザクション処理結
果の返却がおこなわれる。
【0018】計算機3と計算機4は、同一構成となって
いる。また、計算機3に含まれるトランザクション処理
システム30はデータベース5を共有している。したが
って、端末1から投入されたトランザクションは、どち
らの計算機3、4で処理をおこなっても同一の処理結果
となる。
【0019】通信処理装置2は、端末1と計算機3と計
算機4に接続されており、端末1とクラスタを構成する
計算機3、4の間でトランザクションの分散制御をおこ
なう。通信処理装置2は、端末1からトランザクション
を受信し、計算機3または計算機4に分散してトランザ
クション処理を要求し、計算機から返却されるトランザ
クションの処理結果を端末1に返却することで、端末1
から投入されるトランザクションを並列に処理し負荷分
散をおこなう。
【0020】通信処理装置2は、トランザクション受信
手段21と、システム選択手段22と、負荷情報管理テ
ーブル23と、処理要求通知手段24と、通信制御装置
25と、過負荷通知処理手段26と、トランザクション
応答返却手段27を含む。トランザクション受信手段2
1は、端末1からのトランザクションを受信する。
【0021】システム選択手段22は、トランザクショ
ン受信手段21からトランザクションを受け取り、負荷
情報管理テーブル23を参照して負荷の低い計算機3、
4を選択し、処理要求通知手段24によって計算機3、
4にトランザクションの処理要求を通知する。
【0022】負荷情報管理テーブル23は、クラスタを
構成する計算機3と計算機4に関するシステムID23
1と過負荷トランザクション数232を含み、システム
選択手段22においてトランザクションの処理要求をお
こなう計算機を選択するために使用される。
【0023】システムID231は、クラスタを構成す
る計算機3、4にあらかじめ一意に割り振られた番号で
あり、計算機の識別に使用される。
【0024】過負荷トランザクション数232は、計算
機3、4のCPU負荷状態を示す値であり、計算機が通
常のCPU負荷状態にある場合には0の値をとり、計算
機3、4がCPU過負荷状態となっている場合は1以上
の値をとる。この値は、計算機に設定されたCPU負荷
の上限よりも多く処理されているトランザクション実行
数を、CPU過負荷検出時のトランザクション実行数と
CPU負荷とCPU負荷の上限値から計算により予測し
たものである。この値が大きいほど計算機は過負荷状態
になっていることを意味する。
【0025】過負荷状態となった計算機でトランザクシ
ョンの処理が完了しトランザクションの結果が返却され
るごとに1減算され、通信処理装置2は、過負荷トラン
ザクション数232の値が0になることで過負荷状態と
なった計算機が通常の負荷状態となったと判断する。
【0026】処理要求通知手段24は、システム選択手
段22によってトランザクションの処理要求が行われる
と、トランザクションに順次番号を付加して通信制御装
置25により計算機3または計算機4にトランザクショ
ンの処理要求をおこなう。順次番号は計算機3でトラン
ザクションとともに持ち回られトランザクションの処理
結果とともに通信制御装置25に返却され、トランザク
ション処理要求と処理結果の対応をとるために使用され
る。
【0027】過負荷通知処理手段26は、計算機3から
過負荷通知を受信すると、負荷情報管理テーブル23の
過負荷トランザクション数232の値を通知された値で
更新する。
【0028】トランザクション応答返却手段27は、計
算機から返却されたトランザクション処理結果を端末1
に返却する。また、端末1に対するトランザクション処
理結果の送信が完了すると、トランザクション処理の完
了した計算機に対応する負荷情報管理テーブル23の過
負荷トランザクション数232の値を確認し、0より大
きい場合には過負荷トランザクション数232の値から
1減算する。
【0029】計算機3は、トランザクション処理システ
ム30と、通信制御装置31と、トランザクション処理
要求手段32と、負荷監視手段33と、過負荷通知手段
34と、システムID35を含む。
【0030】システムID35は、クラスタシステムを
構成する全ての計算機3に一意に振られた番号であり、
この値によってクラスタを構成する計算機3を一意に決
定することができる。
【0031】トランザクション処理システム30は、ク
ラスタシステムを構成する全てのシステムで同一の構成
となっており、また、データベース5を計算機4のトラ
ンザクション処理システム30と共有することで、端末
1から投入されたトランザクションはどの計算機3に投
入されても同一の処理結果を得ることができ、トランザ
クション処理要求手段32からトランザクション処理要
求を受け取り通信制御装置31により処理結果を通信処
理装置2に返却する。
【0032】トランザクション処理要求手段32は、通
信制御装置31によって通信処理装置2からトランザク
ションの処理要求を受け取り、トランザクション処理シ
ステム30にトランザクション処理を要求し、次に、負
荷監視手段33に計算機3のCPU負荷監視処理を要求
する。
【0033】負荷監視手段33は、トランザクション処
理要求手段32からの負荷監視処理を要求されると、計
算機3のCPU負荷を調べシステムが過負荷となってい
る場合には、過負荷通知手段34により通信処理装置2
へ過負荷通知を送信する。過負荷通知には、システムI
D35と過負荷トランザクション数232の値が含まれ
る。過負荷トランザクション数232は、トランザクシ
ョン処理システム30で実行されているトランザクショ
ンがいくつ終了すると計算機3が過負荷状態でなくなる
か示す値であり、トランザクション処理システム30ご
とにあらかじめ設定されているCPU負荷とトランザク
ション処理システム30で実行中のトランザクション実
行数から計算される。
【0034】次に、図1及び図3のフローチャートを参
照して、本実施形態の全体の動作について詳細に説明す
る。
【0035】端末1から通信処理装置2に投入されたト
ランザクションはトランザクション受信手段21によっ
て受信される。(ステップ A1)
【0036】トランザクション受信手段21は、受信し
たトランザクションをシステム選択手段22に渡す。
【0037】システム選択手段22は、負荷情報管理テ
ーブル23を参照して計算機の負荷状態を確認すること
で、トランザクションをどの計算機に分配するか決定す
る。
【0038】まず、トランザクションの投入ごとにラウ
ンドロビン方式でクラスタシステムを構成する一つの計
算機を選択する。(ステップ A2)
【0039】ここで、最初に計算機3を選択したとす
る。図2に示す負荷情報管理テーブル23を参照する
と、計算機3の過負荷トランザクション数232の値は
0であり、計算機3は定常負荷状態であるとわかる。し
たがって、計算機3をトランザクション処理をおこなう
計算機3として決定する。
【0040】次に、最初に計算機4が選択されたとす
る。負荷情報管理テーブル23を参照すると、計算機4
の過負荷トランザクション数232の値が1以上であ
り、計算機3が過負荷状態となっているとわかる。この
場合、クラスタシステムを構成する次の計算機である計
算機3を選択し、同様に負荷情報の確認がおこなわれ、
計算機3をトランザクション処理をおこなう計算機3と
して決定する。
【0041】このようにして、負荷が定常状態の計算機
が見つかるまで負荷情報管理テーブル23を検索をし、
トランザクション処理を実行する計算機を決定する。
(ステップ A3)
【0042】ステップA3において、すべての計算機に
ついて過負荷状態であった場合には、負荷情報管理テー
ブル23から最小の過負荷トランザクション数232の
値を持つ計算機を選択して、最も負荷の低い計算機とし
て処理を実行する計算機に決定する。(ステップ A
4、A5)
【0043】ここで、上記ステップA3、A4、A5で
計算機3がトランザクション実行計算機として決定され
たとすると、処理要求通知手段24は通信制御装置25
により計算機3にトランザクション処理要求を通知す
る。
【0044】トランザクション処理要求手段32は、通
信制御装置31によりトランザクション処理要求を受け
取り、トランザクション処理システム30にトランザク
ションの処理要求をおこなう。(ステップ A6)ま
た、負荷監視手段33に負荷監視処理の監視を依頼す
る。
【0045】負荷監視手段33は、計算機3のCPU負
荷を測定し、計算機ごとに事前に設定されているCPU
負荷の値を超えている場合に、計算機3が過負荷状態に
あると判断する。(ステップ A7、A8)
【0046】ここで、計算機3が過負荷状態となってい
る場合の負荷監視手段33の動作について説明をおこな
う。
【0047】負荷監視手段33は、トランザクション処
理システム30でのトランザクション実行数と、計算機
3のCPU負荷と、計算機ごとに設定されているCPU
負荷の上限値から、トランザクション処理システム30
で何件のトランザクション処理が終了すると、CPU負
荷が過負荷状態のしきい値よりも小さくと予想されるか
計算する。ここで、CPU負荷が90%、CPU負荷の
上限値が60%、トランザクション処理システム30の
トランザクション実行数が10とすると、トランザクシ
ョン処理システム30のCPU負荷の上限値をこえて実
行されているトランザクションの数は
【0048】
【数1】 となる。
【0049】通信制御装置31は、過負荷通知としてシ
ステムID231、すなわちシステムID35の1を、
過負荷トランザクション数232として5を、通信処理
装置2に送信する。(ステップ A9)
【0050】過負荷通知処理手段26は、計算機3から
の過負荷通知を通信制御装置25によって受け取り、負
荷情報管理テーブル23の対応する計算機の過負荷トラ
ンザクション数232を通知された過負荷トランザクシ
ョン数232の値の5に更新する。(ステップ A1
0)
【0051】トランザクション処理システム30は、ト
ランザクション処理が完了すると、通信制御装置31に
よりトランザクション処理結果を通信処理装置2に送信
する。
【0052】通信処理装置2では、トランザクション応
答返却手段27が通信制御装置25によりトランザクシ
ョン処理結果を受け取り、端末1へトランザクション処
理結果を送信する。(ステップ A11)
【0053】トランザクション応答返却手段27は、端
末1へのトランザクション処理結果の送信が完了する
と、負荷情報管理テーブル23を参照してトランザクシ
ョン処理を完了した計算機の過負荷トランザクション数
232の値が0より大きい場合には1減算する。(ステ
ップ A12)
【0054】実施の形態に係るクラスタシステムは上記
の如く構成されているので、以下に掲げる効果を奏す
る。
【0055】第1の効果は、少ないオーバヘッドでトラ
ンザクションの負荷分散をできることにある。その理由
は、トランザクションの分散処理を負荷情報管理テーブ
ル23を参照して、過負荷状態となっていない計算機に
対してラウンドロビンに処理要求をおこなうという負担
の少ない方法でおこなっているためである。また、過負
荷状態の監視を、CPUの負荷上限をこえて処理をおこ
なっているトランザクション実行数を推測することで、
過負荷トランザクション数のカウンタによって制御して
いるため、CPUの負荷状態を定期的に通信処理装置に
通知するといった処理が不要となっているためである。
【0056】第2の効果は、クラスタシステムを構成す
る計算機間で効率的にトランザクションの処理をおこな
うことができることにある。その理由は、通信処理装置
2において負荷情報管理テーブル23を参照することで
クラスタシステムで負荷が定常状態にある計算機に対し
て分散してトランザクション処理要求をおこない、過負
荷となった計算機に対してトランザクション処理要求を
抑制することで処理性能の低下を防ぐ。また、クラスタ
システムの全ての計算機が過負荷状態にある場合には、
負荷情報管理テーブル23を参照することで最も負荷の
低い計算機に対してトランザクション処理要求をおこな
うことができるためである。
【0057】なお、本実施の形態においては、本発明は
上述のクラスタシステムに限定されず、本発明を適用す
る上で好適なトランザクション処理システムに適用する
ことができる。一例として、上述の一実施形態では、2
台の計算機で構成されているクラスタシステムの場合に
ついて説明しているが、任意の台数の計算機システムで
構成することが可能である。
【0058】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図
において、同一構成要素には同一符号を付している。
【0059】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、計算機の負荷を考慮することで効率的なトランザク
ション処理を行うことの可能なトランザクション処理の
負荷分散方式及び負荷分散方法を実現できる、という効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるクラスタシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】一実施形態の負荷情報管理テーブルを示す図で
ある。
【図3】一実施形態の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 端末 2 通信処理装置 3、4 計算機 5 データベース 21 トランザクション受信手段 22 システム選択手段 23 負荷情報管理テーブル 24 処理要求通知手段 25、31 通信制御装置 26 過負荷通知処理手段 27 トランザクション応答返却手段 30 トランザクション処理システム 32 トランザクション処理要求手段 33 負荷監視手段 34 過負荷通知手段 35、231 システムID 232 過負荷トランザクション数

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末から投入されるトランザクシ
    ョン処理を、共通の通信処理装置によって複数の計算機
    に割り振って処理を行う負荷分散方式において、 各々の前記計算機における過負荷トランザクション数を
    算出する過負荷通知手段と、 前記通信処理装置内に設けられ、前記計算機毎の前記過
    負荷トランザクション数に基づいて、前記端末から投入
    された前記トランザクション処理をいずれの計算機に割
    り振るかを決定するシステム選択手段とを備えることを
    特徴とするトランザクション処理の負荷分散方式。
  2. 【請求項2】 前記過負荷トランザクション数は、前記
    計算機が処理しているトランザクション処理数、及び、
    当該計算機の負荷の上限値に対するその時点における当
    該計算機の負荷の割合から算出されることを特徴とする
    請求項1記載のトランザクション処理の負荷分散方式。
  3. 【請求項3】 前記通信処理装置は、前記過負荷通知手
    段により算出された前記過負荷トランザクション数が、
    前記計算機のシステムIDと対応してテーブル化された
    負荷情報管理テーブルを備えることを特徴とする請求項
    1又は2記載のトランザクション処理の負荷分散方式。
  4. 【請求項4】 各々の前記計算機が過負荷状態にあるか
    否かを監視する負荷監視手段を備え、 前記過負荷通知手段は、前記負荷監視手段が過負荷状態
    にある前記計算機が存在すると判断した際、当該過負荷
    状態にある前記計算機について前記過負荷トランザクシ
    ョン数を算出することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載のトランザクション処理の負荷分散方式。
  5. 【請求項5】 前記通信処理装置は、前記計算機から前
    記トランザクション処理の結果が返却されたとき、当該
    計算機の過負荷トランザクション数が0より大きい場合
    はこの過負荷トランザクション数を減算するトランザク
    ション応答返却手段を備えることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載のトランザクション処理の負荷分
    散方式。
  6. 【請求項6】 複数の端末から投入されるトランザクシ
    ョン処理を、共通の通信処理装置によって複数の計算機
    に割り振って処理を行う負荷分散方法において、 各々の前記計算機における過負荷トランザクション数を
    算出し、 前記計算機毎の前記過負荷トランザクション数に基づい
    て、前記端末から投入された前記トランザクション処理
    をいずれの計算機に割り振るかを決定することを特徴と
    するトランザクション処理の負荷分散方法。
JP11208448A 1999-07-23 1999-07-23 トランザクション処理の負荷分散方式及び負荷分散方法 Pending JP2001034591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11208448A JP2001034591A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 トランザクション処理の負荷分散方式及び負荷分散方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11208448A JP2001034591A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 トランザクション処理の負荷分散方式及び負荷分散方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001034591A true JP2001034591A (ja) 2001-02-09

Family

ID=16556380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11208448A Pending JP2001034591A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 トランザクション処理の負荷分散方式及び負荷分散方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001034591A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7062768B2 (en) 2001-03-21 2006-06-13 Nec Corporation Dynamic load-distributed computer system using estimated expansion ratios and load-distributing method therefor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7062768B2 (en) 2001-03-21 2006-06-13 Nec Corporation Dynamic load-distributed computer system using estimated expansion ratios and load-distributing method therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE44686E1 (en) Dynamically modifying the resources of a virtual server
CN109218355B (zh) 负载均衡引擎,客户端,分布式计算系统以及负载均衡方法
US8924467B2 (en) Load distribution in client server system
CN100362806C (zh) 一种实现分布式系统中负载分担的方法
US20040243709A1 (en) System and method for cluster-sensitive sticky load balancing
CN105159782A (zh) 基于云主机为订单分配资源的方法和装置
EP1253516A2 (en) Apparatus and method for scheduling processes on a fair share basis
CN110166524B (zh) 数据中心的切换方法、装置、设备及存储介质
CN112134964B (zh) 控制器分配方法、计算机设备、存储介质及网络业务系统
US11201824B2 (en) Method, electronic device and computer program product of load balancing for resource usage management
US20140359182A1 (en) Methods and apparatus facilitating access to storage among multiple computers
CN114205361B (zh) 一种负载均衡方法以及服务器
JP4834622B2 (ja) ビジネスプロセス運用管理システム、方法、プロセス運用管理装置およびそのプログラム
US11709707B2 (en) Low latency distributed counters for quotas
CN113268329A (zh) 一种请求调度方法、装置及存储介质
CN112866394B (zh) 一种负载均衡方法、装置、系统、计算机设备和存储介质
CN114116173A (zh) 动态调整任务分配的方法、装置和系统
WO2007112205A2 (en) Methods and systems for partitioning data in parallel processing systems
CN108200185B (zh) 一种实现负载均衡的方法及装置
JP2001034591A (ja) トランザクション処理の負荷分散方式及び負荷分散方法
CN115941604A (zh) 一种流量分配方法、装置、设备、存储介质和程序产品
CN109670691A (zh) 用于客服队列管理及客服分配的方法、设备与客服系统
JPH1124949A (ja) 並列処理制御装置
CN111382139A (zh) 对数据库中同一账户的并行访问方法
US11409570B2 (en) Dynamic management of system computing resources