JP2001032225A - 道路標識の着雪防止構造 - Google Patents

道路標識の着雪防止構造

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JP2001032225A
JP2001032225A JP11209348A JP20934899A JP2001032225A JP 2001032225 A JP2001032225 A JP 2001032225A JP 11209348 A JP11209348 A JP 11209348A JP 20934899 A JP20934899 A JP 20934899A JP 2001032225 A JP2001032225 A JP 2001032225A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、降雪時においても道路標識への雪
の付着が防止されると共に、該道路標識に冠雪すること
なく、ドライバーがあらゆる状況下においても情報を確
認できると共に交通安全に貢献できる道路標識の着雪防
止構造を提供することにある。 【解決手段】 道路の上方に配置される道路標識Aの上
部に、屋根の骨組20と該屋根の骨組20を覆うシート
3とによって屋根部1を構築し、前記シート3は強靭性
を備えると共に、風を受けて震動可能であることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路標識における
着雪防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路標識は、例えば、制限速度や方向指
示などの様々な道路情報をドライバーに知らせる手段と
して非常に重要な役割を担うものであり、このような道
路標識は、天候や時間帯に関係なく、あらゆる状況下で
道路を走行中のドライバーに情報を知らせる必要があっ
たため、例えば、道路標識に反射シートを基板に圧着し
たり、あるいは道路標識を電光掲示式にする方法が取ら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、積雪地
では、降雪により道路標識に雪が付着したり、あるいは
該道路標識の上部に冠雪し、ドライバーが情報の確認を
できなくなる不都合があった。このような状況にあって
は、該道路標識が反射シートや電光掲示式のものであっ
ても、道路標識自体が雪で覆われた状態にあるためにド
ライバーが道路標識に示された情報を確認できず、さら
に、道路標識の上部が冠雪することによって、まとまっ
た雪が走行中の自動車に向けて落下し、時として交通事
故の起因となり、交通環境の悪化を招く問題点があっ
た。
【0004】本発明は、降雪時においても道路標識への
雪の付着が防止されると共に、該道路標識に冠雪するこ
となく、ドライバーがあらゆる状況下においても情報を
確認できると共に交通安全に貢献できる道路標識の着雪
防止構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、道路の上方に
配置される道路標識の上部に、屋根の骨組と該屋根の骨
組を覆うシートとによって屋根を構築し、前記シートは
強靭性を備えると共に、風を受けて震動可能であること
を特徴とする。
【0006】ここで道路標識とは、様々な情報をドライ
バーに表示するもののすべてを含む概念であり、情報の
表示形態や標識の形状は特に限定するものではない。ま
た、シートの素材は、強靭性を備え、且つ風を受けた際
に震動する素材であれば特に限定しないが、例えば、樹
脂製シートや布製シートなどが挙げられる。強靭性につ
いては、機械的ストレスに対して強いことは勿論、屋外
に設置されることから耐候性にも優れていることが必要
である。また、風を受けて震動可能であることから、シ
ートの厚さや柔軟性はその作用を果たすことが可能な範
囲内で許容される。さらに、屋根の形状については、切
り妻屋根、片割れ屋根、むくり屋根など雪の振り落とし
に都合がよい形状を適宜選択することができる。
【0007】このように形成すると、降雪時に、屋根部
を構成するシートにより道路標識に雪が付着することが
なく、さらに、前記シートが骨組の間を通る風を受けて
震動するので、屋根に降り積もる雪がその都度振り落と
されて屋根上には、まとまった雪が積もることなく、且
つ道路標識への冠雪も防止できることとなる。
【0008】また、請求項2記載の発明のように、屋根
部の傾斜を雪の滑落可能な角度に形成しておけば、降雪
時には、屋根部材をなす強靭なシートの震動の有無に関
係なく、屋根部に雪が積雪することなく速やかに滑落す
るので、前記請求項1記載の発明と同様に、屋根部によ
り道路標識の雪の付着と屋根部からのまとまった雪の落
下をいずれも防止できる。尚、雪の滑落可能な屋根部の
傾斜角度は、屋根部材であるシート表面の滑性度を考慮
して設定される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1乃至図4
に基づいて説明する。本実施形態の道路標識の着雪防止
構造は、道路標識Aの上部に取付手段2を介して配置さ
れる屋根の骨組20と、該骨組20上端面側の全体を被
覆するシート3と、から屋根部1を構成したものであ
る。
【0010】本実施形態の道路標識Aは、これに限定す
るものではないが、道路状況に関する様々な情報を前面
側に表示する方形の表示プレート5と、該表示プレート
5の外縁を囲む補強フレーム6とから構成されている。
この道路標識Aは、道路の側端縁から立設する支柱19
により横部材7を介して支持され、前記表示プレート5
が走行中のドライバーの上方に位置するように配置され
る。また、前記表示プレート5は、垂直方向に対して僅
かに斜め下向きに傾斜するように角度を付けて設置して
あり、この傾斜により、ドライバーが表示プレート5の
情報を確認しやすい構成となっている。尚、道路標識A
の前面側とは、道路における自動車の進行方向と対面す
る側を示している。
【0011】屋根部1を構成する骨組20は、それぞれ
が方形に組まれた前面側骨組部8と背面側骨組部9との
一端側同士を、接続アダプタ10を介在して傾斜をつけ
て屋根状をなすように接合したものである。そして、こ
の骨組20は、前記道路標識Aの上部側に配置してあ
り、表示プレート5と横部材7のそれぞれから支持手段
2を介して支持固定される。この際、使用する支持手段
2は特に限定するものではないが、本実施形態では、前
面側骨組部8と前記表示プレート5を補強している補強
フレーム6とを、図3(イ)のように支持部材2aを介
してボルトとナットにより締結してある。そして、背面
側骨組部9には、図3(ロ)のように、前記横部材7に
沿って延在する保持板11を固着していると共に、該保
持板11には端部が着脱可能な保持リング12を備えて
おり、当該各保持リング12を横部材7に巻付けて保持
することが可能になっている。
【0012】また、上述の前面側骨組部8と背面側骨組
部9の各先端には、前記各骨組部8,9の上端面と下端
面から上下に張り出したコ字状の受材13,13がそれ
ぞれに固着してあり、これにより、前記シ−ト3を被覆
した際に骨組20との間に間隔Gが形成される。さら
に、前面側骨組部8と背面側骨組部9の各先端部の下端
面側には、それぞれL型アングル14を介して係止フッ
ク15が間隔をあけて横一列に複数箇所に備えてある。
そして、当該各係止フック15は調整ナット17と前記
L型アングル14とを締結する位置によって、前面側骨
組部8と背面側骨組部9における前後方向への取付位置
の調節が可能となっている。尚、前記係止フック15は
各骨組部8,9の両側端部においても備えることが可能
であり、この場合には、シート3の張り具合を前後方向
に加えて左右方向へ調節することができる。
【0013】さらに、屋根部1を構成するシート3は、
屋外での厳しい環境下で使用されると共に、前記骨組2
0の上端面側全体を被覆するものであるから、耐候性を
有すると共にシート3の被覆時にかかる風圧に耐え得る
強靭性を備え、尚且つ風により震動する柔軟性を兼ね備
えていれば、素材は特に限定するものではないが、本実
施形態ではアクリル系樹脂により表面処理を施したシー
ト3を使用している。このシート3の具体的な構成は、
ポリエステル繊維基布の表面側と裏面側に軟質の塩化ビ
ニル樹脂層を設けてあり、その上から、さらにアクリル
処理層を設ける5層構造となっている。このような素材
は、強靭性を有し且つ耐候性を兼ね備える素材であるこ
とは勿論、軽量で表面滑性を備えているので、なお一層
の雪の滑落をさせるのに好都合であり、単にアクリル系
樹脂により形成したものと比較しても、前記骨組20に
シート3を被覆した際の道路標識Aや支柱19への負担
を軽減することが可能となる。
【0014】そして、前記シート3には、図3に示すよ
うに端縁に沿って筒状の巻部18が備えてあり、該巻部
18内には金属棒16が挿入されている。これは、前記
骨組20にシート3を被覆する際、前記係止フック15
にシート3の一端側を引掛けて行うことから、この金属
棒16と係止フック15との係合によって、被覆時のシ
ート3への負担が緩和される。また、前記各L型アング
ル14,14に調整ナット17を締め付ける位置により
各係止フック15の取付位置を前後に調節し、骨組20
に被覆したシート3の張り具合を適度の緊張状態に調整
可能になっている。
【0015】前述のように骨組20とシート3との間に
間隔Gをあけておけば、屋根部1内への風の取り入れス
ペースが拡大して、より一層風によるシート3の震動を
容易且つ確実に生じさせることが可能となる。また、シ
ート3の張り具合は、風を受けるシート3が雪を振り落
とすのに都合のよい震動を生じるように調整しておくこ
とが望ましい。
【0016】このようにして構成された道路標識Aの着
雪防止構造は、降雪時に前記シート3に雪が降りかかっ
た際にも、屋根部1によって道路標識Aへの雪の付着が
避けられ、屋根部1内を通る風を受けてシート3の震動
が生じるので、その都度シート3に降り積もる雪を落と
して屋根部1への冠雪が防がれることとなり、まとまっ
た雪が道路上に落下しない構成となっている。尚、本実
施形態に記載した道路標識Aは、当然ながら、本発明の
一実施形態を示すものであるから、表示プレート5の形
状は方形をなすものに限定されず、例えば、円形のもの
や、あるいは三角形のものであってもよい。
【0017】以上説明したのは本発明の代表的な実施形
態であるが、前記屋根部1の傾斜を、シート3の震動の
有無に関係なく降雪時の雪を屋根部1から速やかに滑落
可能な程度の急勾配に形成しておけば、屋根部1に雪が
積もらないので、前述の代表的な実施形態と同様な作用
効果を発揮することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、道路標識への着雪が防
止されるから、降雪時においても冠雪せずに道路標識に
示された情報を確実にドライバーに知らせることが可能
となり、さらに、屋根に雪が積もらないから道路上にま
とまった雪を落下させる危険性がなくなり、降雪時の交
通環境を飛躍的に改善することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路標識の着雪防止構造の全体を示す
説明図である。
【図2】本発明の道路標識の着雪防止構造を示す縦断面
図である。
【図3】(イ)(ロ)図2に示したYとZの領域を拡大
した縦断面図である。
【図4】シートと屋根部との係止状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 屋根部 3 シート 20 骨組 A 道路標識

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の上方に配置される道路標識(A)
    の上部に、屋根の骨組(20)と該屋根の骨組(20)
    を覆うシート(3)とによって屋根部(1)を構築し、
    前記シート(3)は強靭性を備えると共に、風を受けて
    震動可能であることを特徴とする道路標識の着雪防止構
    造。
  2. 【請求項2】 道路の上方に配置される道路標識(A)
    の上部に、屋根の骨組(20)と該屋根の骨組(20)
    を覆う強靭なシート(3)とによって屋根部(1)を構
    築し、前記屋根部(1)の傾斜は雪の滑落可能であるこ
    とを特徴とする道路標識の着雪防止構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6839996B2 (en) 2002-05-20 2005-01-11 Hanyang Frame Co., Ltd. Traffic sign device
JP2007162398A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Omiya Hooroo Hokkaido Seisakusho:Kk 着雪防止装置

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