JP2001026782A - コークス炉のバックステーの強度等の診断方法 - Google Patents

コークス炉のバックステーの強度等の診断方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コークス炉のバックステーの継続使
用の可否について合理的な診断方法を提供することであ
る。 【解決手段】 コークス炉のバックステー2の一部
を部分的にサンプル3として採取し、このサンプル3に
応力等を測定するための歪みゲージ4を複数個貼付けた
後、曲げ負荷試験により曲げ応力を測定して応力の分布
を求めることにより、バックステーが継続使用の条件を
具備するか否かを判断することを特徴とするコークス炉
のバックステーの強度診断方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コークス炉のバッ
クステーの再使用の可否を判断するためのコークス炉の
バックステーの強度等の診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】古くなったコークス炉はレンガ、バック
ステー等で構成される炉体が膨張し、変形してくる。こ
の変形を測定するため、炉体膨張測定法の技術がある
(特開平6−174646号公報、特開平9−5964
5号公報)。この技術は炉体全体の膨張を測定するもの
であってバックステー自体の変形・変質を測定するもの
ではない。
【0003】バックステーがコークス炉の熱によって歪
み、その結果締付装置が破損するのを防止するためにこ
れを冷却する従来技術がある(特開平5−320654
号公報)。この技術はバックステーの強度までは言及し
ていない。
【0004】多数のバックステーがコークス炉設備の一
部分として炉体の両側に設置されており、炉体を両側か
ら締めておく目的でバックステーの上下端もしくは上端
にスプリングを介して炉体を横から押しつける構造とな
っている。
【0005】しかるにバックステーの中間部は炉体と直
接接触したり、或いは炉体に固定されており、炉体の不
規則な伸縮に伴い、バックステーが曲がって大きく湾曲
する傾向がある。特に古くなったコークス炉において、
バックステーに大きな曲がりが生じてしまった場合、従
来はバックステーはバックステーの曲げ剛性の不足に原
因があると理解して廃棄処分としていた。即ち、バック
ステーの全体もしくは一部分を、より大きな曲げ剛性を
有するバックステーと取り替えていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、バッ
クステーの強度診断を行うことによって、バックステー
を継続使用できるか否かを判断する方法を案出すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば請求項1、2及び3に記載のバックステーの強度診
断方法、即ちコークス炉のバックステー(2)の一部を
部分的にサンプル(3)として採取し、このサンプル
(3)に応力等を測定するための歪みゲージ(4)を複
数箇所貼付けた後、曲げ負荷試験により曲げ応力を測定
して応力の分布を求めることにより、バックステーが継
続使用の条件を具備するか否かを判断することを特徴と
するコークス炉のバックステーの強度診断方法、コーク
ス炉のバックステー(2)の一部を部分的にサンプル
(3)として採取し、このサンプル(3)に応力等を測
定するための歪みゲージ(4)を複数箇所貼付けた後、
サンプル(3)を更に小片に切断して試験片(9)を作
成し、切断前後の試験片(9)の応力変化を測定し、サ
ンプル(3)に残存していたはずの残留応力とその分布
を求めて、バックステーが継続使用の条件を具備するか
否かを判断することを特徴とするコークス炉のバックス
テーの強度診断方法及びコークス炉のバックステー
(2)の一部を部分的にサンプル(3)として採取し、
サンプル(3)を更に小片に切断して試験片(10)を
作成し、この試験片(10)の強度試験、従って各試験
片(10A、10B、10C)について硬さ試験、衝撃
試験又は引張試験を行って硬さ、衝撃強度又は引張強度
を求めることにより、バックステーが継続使用の条件を
具備するか否かを判断することを特徴とするコークス炉
のバックステーの強度診断方法によって解決される。
【0008】コークス炉設備の一部である多数のバック
ステーの中から、代表的な変形をしているバックステー
を選択し、そのバックステーの一部分をサンプルとして
切り出してその内部応力を計測することによって応力分
布、従って各部の応力の大きさを求め、更に弾性変形と
塑性変形の度合いを求めて継続使用の可否を判断すると
共に、継続使用する場合は残留応力に応じてその使用方
法に制限を加えるなどの管理基準に基づいて継続使用の
方法を決定する。
【0009】バックステーの継続使用の具体的条件、従
って継続使用の条件としての残留応力値、硬さ、衝撃強
度、引張強度の値についてはコークス炉の設置条件、使
用条件等により大きく変動するので、ここでは具体的値
は示さない。バックステーの残留応力が分かれば、どの
程度の応力をかけることができるかを知ることができ
る。即ち、バックステーの曲げ許容応力を弾性限界応力
2500kgf/cm2とし、残留応力を500kgf
/cm2 とすれば、継続使用される場合の許容付加応力
は、2000kgf/cm2 である。従って2000k
gf/cm2 に相当する横荷重を限度として継続使用す
ることとする。
【0010】具体的には、図2に示すように、バックス
テーと炉体の間のスプリング8などを介在させて横荷重
を制御する管理方法がある。
【0011】これによって、コークス炉の運転中炉体の
部分的な伸縮変動であっても、炉体とバックステーとの
間にほぼ一定の横荷重を保持することができるし、バッ
クステーの曲げ応力もほぼ一定に維持することが可能と
なる。
【0012】
【実施形態】本発明は、以下に記載する技術的思想に立
脚しかつ以下に記載する実施形態で実施される。
【0013】計測の対象となるサンプル3は、それまで
に繰り返し曲げ応力を受けて部分的に塑性変形してしま
った素材(バックステー)から採取される。そのサンプ
ル3を測定・試験することによって、そのサンプル3従
って素材と同等な品物が再使用に耐えられるか否かの判
断を行うためのデータを得る。尚、再使用に際しては、
曲げモーメントが許容値を超さないように新たな規制を
設けて使用することが必要である。この許容値をいくら
にするかを決定するデータを得ることも再使用の前提条
件であり、バックステーの管理基準の設定に不可欠であ
る。
【0014】素材が受ける荷重履歴は次の通りである。
【0015】素材は、直立した状態で使用され、繰り返
しの横荷重を受ける。荷重の方向は主としてフランジに
略直角方向であり、その位置・大きさ・向き(±)が不
定であり、回数は103 〜105 程度と想定する。その
結果、素材は、疲労しかつ永久歪みによってゆるやかに
湾曲している(約10〜20mm/m)。勿論素材の一
部であるサンプル3も同様に湾曲している。
【0016】サンプル3の内部応力分布を検出するため
の測定を行う。サンプルを各部に区分したと仮定して各
区分の表面に歪みゲージ4を貼りその後サンプル3を各
部に即ち各試験片に切断し各応力変化を測定して残留応
力値とその分布を求める。
【0017】機械的強度の試験としては、日本工業規格
(JISZ2243、2242、2241等)に基づい
て硬さ試験、衝撃試験、引張試験を行う。
【0018】
【実施例】図1〜図3によれば、コークス炉1の窯口7
を閉じるコークス炉ドア5は、前後2ヵ所、従って図1
中の上下2箇所において閂6によって、窯口7の両側の
バックステー2に設けられた閂係合腕にロックされてい
る。閂6に付設されたスプリングは図示してない。図2
に示すように、バックステー2は、図示しない炉蓋枠に
保持されるべき炉蓋に対してコークス炉1の内方の高温
が炉体各所の変形を招くことによるバックステー2の圧
縮、変形を防止するために、バックステー2の一方のフ
ランジの内面とコークス炉1の燃焼壁を保護する保護板
に隣接する金属板との間にスプリング8を介在させてス
プリング8の撓みによって、バックステー2に炉体から
伝達される力を吸収することとしている。スプリング8
の力はボルトに対するナットの締め付け位置の調整によ
り調整可能である(図2)。図3のように、スプリング
8は図1のドア5の両側のバックステー2の長さに亘っ
て多数設けられている。炉体の変形は場所によって相違
するので、炉体の変形のバックステー2への影響を防止
するためである。
【0019】図1に示されたようにサンプル3をバック
ステー2から切り出して図4による方法で、負荷試験に
より曲げ応力、剪断応力を測定する。サンプル3は先ず
4000〜5000mm、例えば4500mmに切断さ
れる。その後曲げ試験のためにサンプル3は更に350
0mmの試験片に切断され、図4(b)に示すようにそ
の長さの3ヵ所に亘って複数個の歪みゲージ4が貼付け
られる。試験片はその両端付近で支持されてその中央部
に1ヵ所又は2ヵ所の集中荷重をかけられる。その結
果、歪みケージ4の歪みにより曲げモーメントにより、
曲げ応力、変位計11により撓み等が測定される。歪み
ケージ4はx軸、y軸及びz軸、即ち3軸方向の測定が
できるように配列されかつブリッジ回路に組み込まれ
る。
【0020】図5、図6及び図7によれば、バックステ
ー2の機械的強度の試験、特に残留応力、硬さ試験、衝
撃試験及び引張試験用の試験片9、10の製造工程が明
らかにされている。試験片は、日本工業規格(JISZ
2202、2201等)に従ってつくられる。
【0021】曲げ試験には、サンプル3の図4の左側の
領域が使用され、残留応力や強度試験には、サンプル3
の図4の右端の領域が使用され、この領域は残留応力測
定用と、強度試験用とに2つに切断される。残留応力測
定用の試験片には、同様にサンプル3に歪みケージ4が
複数箇所、例えば3ヵ所に貼付けられて(図4)、ブリ
ッジ回路による計測が行われることができる。
【0022】図5中、(a)によれば、図4のサンプル
3の右端領域の残留応力測定用領域が3ヵ所帯鋸盤によ
り長さ40mm程度に切断され、(b)によれば、サン
プル3は上下のフランジとウエブとに切り離され、
(c)によれば、マイクロカッタにより板厚25mm角
に切断され、そして(d)によれば、ワイヤカット機等
により板厚の半分25mm程度に切断されて、試験片9
がつくられる。この試験片9に貼付けてあった歪みゲー
ジの測定により、図4のサンプル3から試験片9ができ
るまでの間に歪みゲージの測定値が変化するのを測定し
て、サンプルに残存していたはずの残留応力を求めるこ
とができる。
【0023】図6及び図7によれば、強度試験用の試験
片10のつくり方が示されている。図6の(a)、
(b)、(c)にはサンプル3の上部フランジ、ウエブ
及び下部フランジからの供試体の作成について示されて
いる。I形鋼等から成るバックステー2から切り出され
たサンプル3の上部のフランジは供試体10A−1、1
0A−2、10A−3、10A−4、10A−5、サン
プル3のウエブは供試体10B−1、10B−2、10
B−3、10B−4、10B−5、そしてサンプル3の
下部のフランジは供試体10C−1、10C−2、10
C−3、10C−4、10C−5がそれぞれ作られるこ
とができる。その際供試体10A、10B及び10Cか
らいかなる試験片10が取り出されるかは、図7
(a)、(b)及び(c)に示されている。図7
(a)、(b)及び(c)は、図6中のA部、B部及び
B′部を拡大して示す。(a)によれば、硬さ試験片1
0A−1−H、衝撃試験片10A−1−I及び引張試験
片10A−1−Tが、(b)によれば、硬さ試験片10
B−1−H、衝撃試験片10B−1−I及び引張試験片
10B−1−Tが、そして(c)によれば、硬さ試験片
10B−1−H、衝撃試験片10B−1−I及び引張試
験片10B−1−Tが、それぞれ供試体10A、10B
及び10Cから取り出される。図7中、測定面は硬さ試
験の測定面を示す。試験片10は、日本工業規格に基づ
いて、硬さ試験機により硬さ試験を、衝撃試験機により
衝撃試験を、そして引張試験機により引張試験を行われ
る。
【0024】サンプル3の具体的な寸法や上記試験の具
体的方法は以下の通りである。
【0025】サンプル3の形状等は、次の通りである。
【0026】断面;H420×200×10/16 溶
接ビルトアップ材 長さ;約4000〜5000mm、好ましくは4500
mmとする。
【0027】材質;一般圧延材料、SS400相当品 素材;現在長尺材 約15mで使用されている素材か
ら、その中間部を、サンプルとして切り出したものを使
用する。
【0028】バックステーの使用期間;20年以上設置
のものを対象とする。
【0029】サンプル3の内部応力分布の測定 サンプル3を図5のように切断して試験片9とする。
【0030】計測点を3点、歪みケージ4の配列を3軸
(x、y、z)にしたのは、主応力の軸心のずれの影響
を無視できないと判断したためである。
【0031】 内部応力分布の測定の他にサンプル3を図6、図7のよ
うに試験片10として機械的強度、曲げ試験を行い、場
合によっては溶接試験も行い、これらのデータもバック
ステー継続使用可否の判断基準の設定又はバックステー
継続使用に際しての管理基準の設定により、継続使用可
否の判断の質を高めかつ継続使用後のバックステーの安
全管理に役立てることとしている。
【0032】
【発明の効果】バックステーは、コークス炉設備の重要
な一部分であり、本数も多く、そのためにバックステー
を取り替えるためには、従来必要とされた操業中断や応
急工事費を回避して、代表的なバックステーの一部分を
サンプルとして切り出すだけであって、その他のバック
ステーは殆どそのまま継続使用することができるので、
その効果及び利益は著しく顕著である。
【0033】バックステーに大きな湾曲が発生しても、
従来はそれが弾性変形なのか塑性変形なのか或いはその
割合がどれ程なのか、また残留応力がいくらかが不明で
あった。本発明によれば、残留応力を知ることによって
バックステーを弾性変形の範囲、好ましくは比例限界の
範囲内で使用するためには残りいくらの横荷重をかけら
れることができるかを判断できるので、バックステーが
塑性変形したり、更に曲がりが増大する危険を予防でき
るし、曲がりを増大させることもなく、バックステーの
安全な継続使用の目的が達成されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ドアとバックステーの正面図である。
【図2】図2は、図3のII−II線に沿うバックステ
ーの断面図である。
【図3】図3は、スプリングが組み込まれたバックステ
ーとコークス炉の窯口を示す縦断面図である。
【図4】図4(a)は、バックステーのサンプルの断面
図で、曲げ試験用、残留応力測定用ゲージの貼付位置及
び機械的強度試験用供試体に使用される領域を示す図で
あり、そして図4(b)は、サンプル切断後、曲げ負荷
試験を行う要領を示す図である。
【図5】図5は残留応力測定用試験片の製造工程を示す
図であり、(a)〜(d)にはバックステーを切断して
試験片を作るまでの経過が明らかにされている。
【図6】図6は、バックステーから強度試験片を採取す
る方法を示す図であり、(a)はバックステーの上部フ
ランジの試供体A、(b)はバックステーのウエブの試
供体B、(c)はバックステーの下部フランジの試供体
Cを示す図である。
【図7】図7は、図6の試供体A、Bの採取方法を説明
するための、図6のA部、B部、B′部の詳細を表わす
図である。
【符号の説明】
1 コークス炉 2 バックステー 3 サンプル 4 歪みゲージ 5 コークス炉ドア 6 閂 7 窯口 8 スプリング 9 残留応力測定用試験片 10 機械的強度試験用試験片 10A−1 供試体 10A−2 供試体 10A−3 供試体 10A−4 供試体 10A−5 供試体 10B−1 供試体 10B−2 供試体 10B−3 供試体 10B−4 供試体 10B−5 供試体 10C−1 供試体 10C−2 供試体 10C−3 供試体 10C−4 供試体 10C−5 供試体 10A−1−H 硬さ試験片 10A−I−I 衝撃試験片 10A−1−T 引張試験片 10B−2−H 硬さ試験片 10B−2−I 衝撃試験片 10B−2−T 引張試験片 10B−1−H 硬さ試験片 10B−1−I 衝撃試験片 10B−1−T 引張試験片 11 変位計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神出 信也 東京都中央区築地4丁目1番17号 株式会 社オットー内 (72)発明者 堂山 秀基 香川県坂出市番の州町1番地 三菱化学株 式会社坂出事業所内 (72)発明者 木谷 政夫 香川県坂出市番の州町1番地 三菱化学株 式会社坂出事業所内 Fターム(参考) 2F069 AA68 BB40 DD15 DD25 GG06 GG17 GG39 GG56 GG58 GG68 HH30 JJ02 JJ19 JJ25 MM04 NN25 PP04 QQ05 RR03 2G061 AA07 BA01 BA20 CA01 CB20 EA02 EA03 EA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス炉のバックステー(2)の一部
    を部分的にサンプル(3)として採取し、このサンプル
    (3)に応力等を測定するための歪みゲージ(4)を複
    数個貼付けた後、 曲げ負荷試験により曲げ応力を測定して応力の分布を求
    めることにより、バックステーが継続使用の条件を具備
    するか否かを判断することを特徴とするコークス炉のバ
    ックステーの強度診断方法。
  2. 【請求項2】 コークス炉のバックステー(2)の一部
    を部分的にサンプル(3)として採取し、このサンプル
    (3)に応力等を測定するための歪みゲージ(4)を複
    数個貼付けた後、 サンプル(3)を更に小片に切断して試験片(9)を作
    成し、切断前後の試験片(9)の応力変化を測定し、サ
    ンプル(3)に残存していたはずの残留応力とその分布
    を求めて、バックステーが継続使用の条件を具備するか
    否かを判断することを特徴とするコークス炉のバックス
    テーの強度診断方法。
  3. 【請求項3】 コークス炉のバックステー(2)の一部
    を部分的にサンプル(3)として採取し、サンプル
    (3)を更に小片に切断して試験片(10)を作成し、
    この試験片(10)の強度試験、従って各試験片(10
    A、10B、10C)について硬さ試験、衝撃試験又は
    引張試験を行って硬さ、衝撃強度又は引張強度を求める
    ことにより、バックステーが継続使用の条件を具備する
    か否かを判断することを特徴とするコークス炉のバック
    ステーの強度診断方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103994747A (zh) * 2014-05-30 2014-08-20 武汉理工大学 梁形结构拉伸弯曲复合变形场的无基准分布式测量方法
JP2016003261A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 新日鐵住金株式会社 コークス炉のバックステー取替え方法

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