JP2001024638A - ネットワーク制御装置及び記憶媒体 - Google Patents

ネットワーク制御装置及び記憶媒体

Info

Publication number
JP2001024638A
JP2001024638A JP19472799A JP19472799A JP2001024638A JP 2001024638 A JP2001024638 A JP 2001024638A JP 19472799 A JP19472799 A JP 19472799A JP 19472799 A JP19472799 A JP 19472799A JP 2001024638 A JP2001024638 A JP 2001024638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network
function
policy
network parameter
network control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19472799A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuji Sekiguchi
敦二 関口
Satoru Tsuchiya
哲 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP19472799A priority Critical patent/JP2001024638A/ja
Publication of JP2001024638A publication Critical patent/JP2001024638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はネットワーク制御装置及び記憶媒体
に関し、連続的に変化するネットワークパラメータに対
するポリシの設定数を減らし、ネットワーク管理者が柔
軟なネットワーク運営をポリシに基づいて容易に設計す
ることを可能とすることで、ネットワークの管理コスト
を低減することを目的とする。 【解決手段】 ネットワークに関するネットワークパラ
メータを測定してネットワークパラメータ測定値を求め
る測定部と、ネットワーク制御に用いるネットワークパ
ラメータ設定値を、関数を用いて前記ネットワークパラ
メータ測定値に基づいて生成する生成部とを備えるよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク制御装
置及び記憶装置に係り、特にネットワーク機器を統一的
に管理して制御するためにネットワーク機器に設定する
ネットワーク制御のパラメータの設定値(以下、ネット
ワークパラメータ設定値と言う)を、測定により得られ
るネットワークパラメータ(以下、ネットワークパラメ
ータ測定値と言う)に応じて設定する構成のネットワー
ク制御装置及びコンピュータにそのようなネットワーク
パラメータ設定値の設定を行わせるプログラムを格納し
たコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】本明細書では、ネットワークパラメータ設
定値とは、例えばルータに設定するルーティング情報や
L4ルータに設定する透過パケットのフィルタリング情
報等の、ネットワークの制御のためにネットワーク機器
に設定する情報である。これに対し、ネットワークパラ
メータ測定値とは、例えばルータの生死状態等のネット
ワーク機器の状態、ネットワークのトラフィック・ボト
ルネック等のネットワーク情報、サーバの負荷といった
サービス提供機器の状態等の、ネットワーク管理者がネ
ットワーク管理のために用いようとする、ネットワーク
機器の制御に関連した測定可能な情報である。
【0003】
【従来の技術】近年、VPN(Virtual Pri
vate Network)、VoIP(Voice
Over Internet Protocol)、優
先接続等といった、ネットワーク機器に要求されるサー
ビスが多様化すると共に、高度化している。このような
サービスの多様化及び高度化に伴い、複雑化すると共に
大規模化するネットワークの管理コストは増大する一方
である。
【0004】ネットワークの管理コストの低減を図る方
法として、ポリシ制御型ネットワーク(PBN:Pol
icy Based Networking)を用いる
方法がある。PBNによれば、ネットワーク管理者がネ
ットワークを制御する規則、即ち、ポリシを定義し、こ
のポリシに基づいてネットワーク機器にポリシを適用す
るポリシサーバが、ネットワーク機器を統一的に制御し
て運用する。PBNにより、高度なサービスの提供やネ
ットワーク管理の手間の低減が期待されている。PBN
の運営には、ネットワーク管理者がネットワーク運営ポ
リシを作成し、ポリシサーバは、このネットワーク運営
ポリシを解釈してネットワーク機器を運営する必要があ
る。
【0005】従来のPBNにおけるポリシ設定方法で
は、ポリシを各ネットワーク機器毎に、且つ、離散的な
飛び飛びの状態毎に定義し、ポリシサーバが各々の状態
遷移に応じてパターン照合や比較演算を行い、設定する
べきネットワークパラメータを返答する。しかし、イン
ターネットを経由するVPNのように最大使用可能帯域
幅が動的に変化する場合や、複数の迂回路等によりネッ
トワーク構成や状態が複雑になる場合には、ネットワー
ク管理者が柔軟なネットワーク運営をポリシに基づいて
設計しようとすると、各ネットワーク機器及び各状態毎
にポリシを設定する方法では、設定の数が指数関数的に
増大してネットワーク管理の手間が著しく増大してしま
う。これは、柔軟性の高いネットワーク運営を設計する
には、ポリシを適用する離散的な状態の数を増やすと共
に、状態を細かく場合分けする必要があるからである。
この結果、ポリシの設定数が増大するのみならず、各々
のポリシ間での矛盾がないことをチェックする作業も必
要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、離散的な
定義を集積することでポリシを設定する従来の方法で
は、連続的に変化するネットワークパラメータに対する
ポリシの設定に手間がかかると共に、これに伴い、ネッ
トワーク管理者が柔軟なネットワーク運営をポリシに基
づいて設計するのにも非常に手間がかかるため、ネット
ワークの管理コストを低減することは難しいという問題
があった。
【0007】そこで、本発明は、連続的に変化するネッ
トワークパラメータに対するポリシの設定数を減らし、
ネットワーク管理者が柔軟なネットワーク運営をポリシ
に基づいて容易に設計することを可能とすることで、ネ
ットワークの管理コストを低減することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、ネットワ
ークに関するネットワークパラメータを測定してネット
ワークパラメータ測定値を求める測定部と、ネットワー
ク制御に用いるネットワークパラメータ設定値を、関数
を用いて該ネットワークパラメータ測定値に基づいて生
成する生成部とを備えたネットワーク制御装置によって
達成される。
【0009】前記生成部は、一次関数を含む連続関数を
前記関数として用いる構成としても良い。又、前記生成
部は、連続関数の関数定義集合又は該関数定義集合の部
分集合をネットワーク制御のポリシとして用い、該関数
定義集合は連続関数の次数、係数、定数を含む関数の形
の集合であっても良い。ネットワーク制御装置は、前記
ポリシを格納する格納部を更に備えた構成とすることも
できる。
【0010】前記測定部及び前記生成部の各々は、前記
ネットワークに接続されたサーバ、ルータ、端末装置及
びネットワークパラメータ測定機器を含むネットワーク
機器の少なくとも1つに設けられていれば良い。つま
り、測定部及び生成部の機能は、1つのネットワーク機
器で実現しても、複数のネットワーク機器で処理を分散
することで実現しても良い。
【0011】本発明になるネットワーク制御装置によれ
ば、連続的に変化するネットワークパラメータに対する
ポリシの設定数を減らし、ネットワーク管理者が柔軟な
ネットワーク運営をポリシに基づいて容易に設計するこ
とを可能とすることで、ネットワークの管理コストを低
減することができる。上記の課題は、コンピュータにネ
ットワーク制御を行わせるプログラムを格納したコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュ
ータに、ネットワークに関するネットワークパラメータ
を測定してネットワークパラメータ測定値を求めさせる
測定手段と、前記コンピュータに、ネットワーク制御に
用いるネットワークパラメータ設定値を、関数を用いて
該ネットワークパラメータ測定値に基づいて生成させる
生成手段とを備えた記憶媒体によっても達成される。
【0012】前記生成手段は、前記コンピュータに、一
次関数を含む連続関数を前記関数として用いさせても良
い。又、前記生成手段は、前記コンピュータに、連続関
数の関数定義集合又は該関数定義集合の部分集合をネッ
トワーク制御のポリシとして用いさせ、該関数定義集合
は連続関数の次数、係数、定数を含む関数の形の集合で
あっても良い。
【0013】更に、前記生成手段は、前記コンピュータ
に、前記ポリシを格納する格納手段から該ポリシを読み
出させても良い。本発明になる記憶媒体によれば、連続
的に変化するネットワークパラメータに対するポリシの
設定数を減らし、ネットワーク管理者が柔軟なネットワ
ーク運営をポリシに基づいて容易に設計することを可能
とすることで、ネットワークの管理コストを低減するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明になるネットワー
ク制御装置の動作原理を説明するための図である。同図
中、ネットワーク制御装置は、ネットワーク監視装置等
からなる複数のネットワークパラメータ測定機器1、ポ
リシサーバ2、ディレクトリサーバ3及び複数のネット
ワーク機器4からなる。ネットワークパラメータ測定機
器1は、ネットワークパラメータを測定する機能を有す
る各種サーバ、ルータ、端末装置等のネットワーク機器
により構成されていても良い。尚、ディレクトリサーバ
3は、ポリシサーバ2の一部であっても良い。
【0015】ネットワークパラメータ測定機器1は、ネ
ットワークパラメータを測定して、ネットワークパラメ
ータ測定値をポリシサーバ2に通知する測定部として機
能する。ポリシサーバ2は、通知されたネットワークパ
ラメータ測定値に基づき関数を用いて設定するべきネッ
トワークパラメータ設定値を算出し、ネットワーク機器
4に通知する、生成部として機能する。又、次数、係
数、定数等を含む関数の形である関数定義が、ネットワ
ークパラメータ測定値からネットワークパラメータ設定
値への写像の振る舞いを決めるポリシとなる。この関数
定義は、ポリシの一部としてユーザより設定され、ポリ
シサーバ2によりディレクトリサーバ3内のディレクト
リ等に格納される。
【0016】ポリシサーバ2内で行われる処理は、大略
処理S1〜S3からなる。処理S1では、ネットワーク
パラメータ測定値からネットワークパラメータ測定値集
合{x}={x1,x2,...,xn}を取得する。
処理S2では、ポリシである関数定義集合{f}={f
1,f2,...,fn}を取得する。処理S3では、
ネットワークパラメータ測定値集合{x}={x1,x
2,...,xn}及び関数定義集合{f}={f1,
f2,...,fn}に基づいてネットワークパラメー
タ設定値集合{y}={y1,y2,...,yn}を
計算する。
【0017】ネットワークパラメータ設定値集合{y}
は、ネットワークパラメータ測定値集合{x}によって
一意に決定されるようにする。具体的には、あるネット
ワークパラメータ設定値yiは、yi=fi(x1,x
2,...,xn)と定義される。このように、ネット
ワークパラメータ測定値の変化に応じて連続的にネット
ワークパラメータ設定値を決定するため、ネットワーク
パラメータ測定値の取り得る状態毎にポリシを複数設定
する必要がなく、その分ネットワークの管理コストを低
減することができる。
【0018】尚、ポリシサーバ2内で行われる処理S1
〜S3の各々は、ネットワークに接続された各種サー
バ、ルータ、端末装置及びネットワークパラメータ測定
機器を含むネットワーク機器の少なくとも1つに設けら
れた機能により実現可能であれば良く、本発明になるネ
ットワーク制御装置としては、上記ポリシサーバ2に限
定されるものではない。
【0019】本発明になるコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体は、コンピュータに上記の如きネットワーク制
御を行わせるプログラムが格納されている。従って、従
来に比べて少数のポリシで、ネットワークパラメータ測
定値に合わせて柔軟にネットワークパラメータ設定値を
決定することができ、ネットワークの管理コストを低減
可能となる。
【0020】
【実施例】図2は、本発明を適用し得るネットワークシ
ステムを説明する図である。同図中、ネットワークシス
テムは、ポリシサーバ2と、イントラネット等のIPネ
ットワーク10からなる。ポリシサーバ2は、ディレク
トリサーバ3、サーバ本体6及び管理・設定コンソール
7からなる。ディレクトリサーバ3は、ユーザ認証情報
やアプリケーションやネットワーク機器等のデータと、
ポリシを格納しており、ポリシサーバ2とは独立した装
置であっても良い。他方、IPネットワーク10は、L
4ルータ等のルータ11、サーバ12、ネットワークサ
ーバ13、クライアント端末14、ネットワークサーバ
13に接続されたサーバ15等のネットワーク機器を含
む。ポリシサーバ2は、IPネットワーク10内の各ネ
ットワーク機器に対する通知や設定等の一元管理を行
う。
【0021】図3は、本発明になるネットワーク制御装
置の第1実施例を示すブロック図である。又、図4は、
ネットワーク制御装置の第1実施例の動作を説明する図
である。図3及び図4中、図1及び図2と同一部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例では、
現在使用可能な帯域幅xに基づいて、IPネットワーク
における基幹業務サービス帯域幅設定値y1とWWW
(World WideWeb)サービスの帯域幅設定
値y2を決定する。
【0022】図3において、ネットワークパラメータ測
定機器1は、例えば東陽テクニカ社製のSniffer
なるパケット監視装置又はトラフィック計測装置からな
る。ポリシサーバ2は、CPU21、メモリ22、ネッ
トワークインタフェース23等からなる周知のハードウ
ェア構成を有する。ルータ11は、各々CPU31、メ
モリ32、ネットワークインタフェース33からなる周
知のハードウェア構成を有する。サーバ13は、例えば
WWWサーバからなり、基本的にはポリシサーバ2やル
ータ11と同じハードウェア構成を用い得る。
【0023】ネットワークパラメータ測定機器1は、現
在使用している帯域幅をネットワークパラメータとして
測定して、ネットワークパラメータ測定値をポリシサー
バ2に通知する。ポリシサーバ2は、関数を用いて通知
されたネットワークパラメータ測定値に基づいて設定す
るべきネットワークパラメータ設定値を算出し、ネット
ワーク機器4に通知する。又、次数、係数、定数等を含
む関数の形である関数定義が、ネットワークパラメータ
測定値からネットワークパラメータ設定値への写像の振
る舞いを決めるポリシとなる。この関数定義はユーザに
より定義され、ポリシの一部としてポリシサーバ2によ
りディレクトリサーバ3内のディレクトリ等に格納され
る。
【0024】ポリシサーバ2内で行われる処理は、大略
処理S11〜S13からなる。処理S11では、ネット
ワークパラメータ測定値から現在の使用可能帯域幅のネ
ットワークパラメータ測定値集合{x}={x1,x
2,...,xn}を取得する。具体的には、設定対象
となるルータ11のネットワークインタフェース33の
最大使用可能帯域幅から現在使用している帯域幅を減算
することで、現在の使用可能帯域幅xが求められる。
【0025】処理S12では、fi(x)=ai*x+
biで代表される一次式の関数集合を、ポリシである関
数定義集合{f}={f1,f2,...,fn}とし
て取得する。この場合、i番目のサービスが使用可能帯
域幅xに対して占める割合を決める係数がaiであり、
i番目のサービスが最低限必要とする帯域幅がbiとな
る。
【0026】処理S13では、ネットワークパラメータ
測定値集合{x}={x1,x2,...,xn}及び
関数定義集合{f}={f1,f2,...,fn}に
基づいて、設定帯域幅集合をネットワークパラメータ設
定値集合{y}={y1,y2,...,yn}として
計算する。ここで、ネットワークパラメータ設定値を求
めたいサービスがn種類あり、サービスの種類毎の使用
可能帯域幅をy1,y2,...,ynとし、合計を合
計設定帯域幅yとすると、y及びynはxの取り得る値
の範囲内においてy≦xを満足する以下の式により決定
される。
【0027】
【数1】
【0028】本実施例において、基幹業務サービスの帯
域幅をy1とし、WWWサービスの帯域幅をy2とする
と、関数形式を一次形式に固定したため、ポリシとして
設定するネットワークパラメータは係数{a1,a2}
と最低限必要な帯域幅{b1,b2}の4個のみとな
る。これに対し、従来の方法では、基幹業務サービスの
帯域幅と、WWWサービスの帯域幅の夫々について、最
低限必要な帯域幅、最大限許可する帯域幅等を設定し、
これらの帯域幅を更に10Mbps,1Mbps,51
2Kbps,0bps等の使用可能帯域幅の状態毎に設
定する必要がある。
【0029】即ち、ポリシとして設定する帯域幅がn状
態あり、サービスの数がoあり、このときの条件がp個
あるとすると、従来の方法では最低でもn*o*p個の
ポリシ設定が必要となる。しかし、本実施例によれば、
o*p個のポリシ設定を行えば良く、ポリシ設定数が従
来の方法の1/nで済む。このようにして、ポリシサー
バ2は、得られた設定帯域幅y1,y2をルータ11に
設定する。ルータ11は、設定帯域幅y1,y2を適用
して、透過するパケットについてのフィルタリングを行
う。つまり、基幹業務サービスのパケットは、帯域幅設
定値y1を超えないように透過させ、WWWサービスの
パケットは、帯域幅設定値y2を超えないように透過さ
せる。尚、図3において、破線で示す矢印は、クライア
ント端末14からのサービス要求と、WWWサーバ13
からの返答の流れを示す。
【0030】図5は、本発明になるネットワーク制御装
置の第2実施例を示すブロック図である。又、図6は、
ネットワーク制御装置の第2実施例の動作を説明する図
である。図5及び図6中、図3及び図4と同一部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例では、
フローF1,F2が経由する近隣ルータのボトルネック
帯域幅x1,x2に基づいて、ルータから通すフローF
1,F2の帯域幅y1,y2を決定する。
【0031】図5において、ネットワークパラメータ測
定機器1は、例えば富士通研究所製のNEPRIのよう
なボトルネック計測装置からなる。ネットワークパラメ
ータ測定機器1は、例えばフローF1,F2が経由する
近隣ルータ11のボトルネックを観測し、フローF1,
F2が経由する夫々のボトルネック帯域幅x1,x2を
得る。又、上記第1実施例の場合と同様にして、ルータ
11の通すフローF1,F2の帯域幅y1,y2を決定
する。他方、ポリシサーバ2は、得られた帯域幅設定値
y1,y2をルータ11に設定する。
【0032】ルータ11は、帯域幅設定値y1,y2を
適用して、透過するパケットについてのフィルタリング
を行う。即ち、フローF1のパケットは帯域幅設定値y
1を超えないように透過させ、フローF2のパケットは
帯域幅設定値y2を超えないように透過させる。尚、図
6において、ポリシサーバ2内で行われる処理は、大略
処理S11−1〜S13−1からなる。処理S11−1
では、ネットワークパラメータ測定値からボトルネック
帯域幅のネットワークパラメータ測定値集合{x}=
{x1,x2,...,xn}を取得する。具体的に
は、上記の場合はn=2について、ボトルネック帯域幅
のネットワークパラメータ測定値集合{x}={x1,
x2}が求められる。
【0033】処理S12−1では、fi(x)=ai*
x+biで代表される一次式の関数集合を、ポリシであ
る関数定義集合{f}={f1,f2,...,fn}
として取得する。この場合、ポリシである関数定義集合
{f}={f1,f2}が求められる。処理S13−1
では、ネットワークパラメータ測定値集合{x}={x
1,x2,...,xn}及び関数定義集合{f}=
{f1,f2,...,fn}に基づいて、帯域幅設定
値集合をネットワークパラメータ設定値集合{y}=
{y1,y2,...,yn}として計算する。この場
合、帯域幅設定値集合{y}={y1,y2}が求めら
れる。
【0034】図7は、本発明になるネットワーク制御装
置の第3実施例を示すブロック図である。又、図8は、
ネットワーク制御装置の第3実施例の動作を説明する図
である。図7及び図8中、図3及び図4と同一部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例では、
サーバの負荷xに基づいて、ルータを透過するクライア
ント端末からのアクセス要求フローFの帯域幅yを決定
する。
【0035】図7において、ネットワークパラメータ測
定機器1は、例えばサーバ13の負荷x1を外部からp
ingを送って応答時間から負荷を予測するようなサー
バ負荷計測装置や、サーバ13と同一マシンで動作する
サーバ負荷監視用の別プログラムによって計測し、ルー
タ11の通すサーバ13へのアクセス要求フローFの帯
域幅y1を決定する。又、上記第1実施例の場合と同様
にして、帯域幅設定値y1を得る。ポリシサーバ2は、
得られた帯域幅設定値y1をルータ11に設定する。
【0036】ルータ11は、帯域幅設定値y1を適用し
て、透過するパケットについてのフィルタリングを行
う。即ち、アクセス要求フローFのパケットは帯域幅設
定値y1を超えないように透過させる。尚、図8におい
て、ポリシサーバ2内で行われる処理は、大略処理S1
1−2〜S13−2からなる。処理S11−2では、ネ
ットワークパラメータ測定値からサーバ負荷のネットワ
ークパラメータ測定値集合{x}={x1,x
2,...,xn}を取得する。具体的には、上記の場
合はn=1について、サーバ負荷のネットワークパラメ
ータ測定値集合{x}={x1}、即ち、サーバ負荷の
ネットワークパラメータ測定値x1が求められる。
【0037】処理S12−2では、fi(x)=ai*
x+biで代表される一次式の関数集合を、ポリシであ
る関数定義集合{f}={f1,f2,...,fn}
として取得する。この場合、ポリシである関数定義集合
{f}={f1}、即ち、関数定義f1が求められる。
処理S13−2では、ネットワークパラメータ測定値集
合{x}={x1,x2,...,xn}及び関数定義
集合{f}={f1,f2,...,fn}に基づい
て、帯域幅設定値集合をネットワークパラメータ設定値
集合{y}={y1,y2,...,yn}として計算
する。この場合、帯域幅設定値集合{y}={y1}、
即ち、帯域幅設定値y1が求められる。
【0038】ところで、ポリシの決定に用いるネットワ
ークパラメータ測定値及びネットワークパラメータ設定
値としては、例えばn種類のサービス毎の帯域幅設定値
x1,x2,...,xnとする等、複数のネットワー
クパラメータ測定値及びネットワークパラメータ設定値
を選択しても良い。この時、例えばインタフェースi1
からのサービスj1の帯域幅測定値xi1j1,インタ
フェースi2からのサービスj2の帯域幅測定値xi2
j2,...とする等、異なる種類のネットワークパラ
メータ測定値及びネットワークパラメータ設定値を組み
合わせても良い。
【0039】上記実施例では、ネットワークパラメータ
測定値及びネットワークパラメータ設定値は、現在使用
可能な帯域幅とルータを透過することを許すパケットの
種類と量とであるが、例えば以下のようなネットワーク
パラメータ測定値とネットワークパラメータ設定値の組
み合わせを、任意の種類で任意の数組み合わせることも
可能である。
【0040】ネットワークパラメータ設定値としては、
ルータに設定するルーティング情報、L4ルータに設定
する透過パケットのフィルタリング情報等を使用し得
る。又、ネットワークパラメータ測定値としては、ルー
タの生死状態等を含むネットワーク機器の状態、ネット
ワークのトラフィックやボトルネック等を含むネットワ
ークの状態、サーバの負荷等を含むサービス提供機器の
状態等を使用し得る。
【0041】上記実施例では、ポリシとして定義するも
のは関数集合としているが、適用する関数を等しくする
場合には、関数の係数集合や定数集合等をポリシとして
定義することも可能である。更に、上記実施例では連続
関数の一例として一次関数を用いているが、関数は一次
関数に限定されない。例えば、
【0042】
【数2】
【0043】等の単調増加関数や階段関数を用いても良
い。又、関数の組み合わせは、xの取り得る範囲(定義
域)についてy≦xを満足すれば、任意に選択すること
ができる。従って、例えば
【0044】
【数3】
【0045】のような組み合わせも可能である。次に、
本発明になるネットワーク制御装置を構成するネットワ
ーク機器の機能を実現し得るコンピュータシステムを、
図9及び図10と共に説明する。図9は、ネットワーク
機器を構成するコンピュータシステムを示す斜視図であ
る。又、図10は、コンピュータシステムの本体部の構
成を示すブロック図である。
【0046】図9に示すコンピュータシステム100
は、CPUやディスクドライブ装置等を内蔵した本体部
101、本体部101からの指示により表示画面102
a上に画像を表示するディスプレイ102、コンピュー
タシステム100に種々の情報を入力するためのキーボ
ード103、ディスプレイ102の表示画面102a上
の任意の位置を指定するマウス104、外部のデータベ
ース等にアクセスして他のコンピュータシステムに記憶
されているプログラム等をダウンロードするモデム10
5を含む。
【0047】ディスク110等の可搬型記録媒体に格納
されるか、モデム105等の通信装置を使って他のコン
ピュータの記録媒体106からダウンロードされるプロ
グラムは、コンピュータシステム100に入力されコン
パイルされる。コンピュータシステム100は、プログ
ラムに基づいて上記第1〜第3実施例の如き処理を行
う。
【0048】本発明になる記憶媒体は、上記の如きプロ
グラムを格納した、例えばディスク110等の記録媒体
からなる。本発明になる記憶媒体を構成する記録媒体
は、ディスク110、ICカードメモリ、フロッピーデ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の可搬型記録
媒体に限定されるものではなく、モデム105やLAN
等の通信装置や通信手段を介して接続されるコンピュー
タシステムでアクセス可能な各種記録媒体を含む。
【0049】図10は、コンピュータシステム100の
本体部101内の要部の構成を示すブロック図である。
同図中、本体部101は、大略バス200により接続さ
れたCPU201と、RAMやROM等からなるメモリ
部202と、ディスク110用のディスクドライブ20
3と、ハードディスクドライブ204とからなる。尚、
図10では図示を省略するが、ディスプレイ102、キ
ーボード103、マウス104等はCPU201に接続
されている。コンピュータシステム100が例えば図
3、図5又は図7に示すポリシサーバ2を構成する場
合、CPU201はCPU21に対応し、メモリ部20
2はメモリ22に対応する。この場合、CPU201
は、図4に示す処理S11〜S13、図6に示す処理S
11−1〜S13−1、又は図8に示す処理S11−2
〜S13−2を行う。
【0050】尚、コンピュータシステム100の構成
は、図9及び図10に示す構成に限定されるものではな
く、代わりに各種周知の構成を使用しても良い。以上、
本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変
形及び改良が可能であることは、言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、連続的に変化するネッ
トワークパラメータに対するポリシの設定数を減らし、
ネットワーク管理者が柔軟なネットワーク運営をポリシ
に基づいて容易に設計することを可能とすることで、ネ
ットワークの管理コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるネットワーク制御装置の動作原理
を説明するための図である。
【図2】本発明を適用し得るネットワークシステムを説
明する図である。
【図3】本発明になるネットワーク制御装置の第1実施
例を示すブロック図である。
【図4】ネットワーク制御装置の第1実施例の動作を説
明する図である。
【図5】本発明になるネットワーク制御装置の第2実施
例を示すブロック図である。
【図6】ネットワーク制御装置の第2実施例の動作を説
明する図である。
【図7】本発明になるネットワーク制御装置の第3実施
例を示すブロック図である。
【図8】ネットワーク制御装置の第3実施例の動作を説
明する図である。
【図9】ネットワーク機器を構成するコンピュータシス
テムを示す斜視図である。
【図10】コンピュータシステムの本体部の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 ネットワークパラメータ測定機器 2 ポリシサーバ 3 ディレクトリサーバ 4 ネットワーク機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA11 GB02 JA35 JB15 KA13 KB10 5K030 GA11 HB06 HB08 HC13 HD03 JA10 KA01 KA05 MC07 MC08 MC09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに関するネットワークパラ
    メータを測定してネットワークパラメータ測定値を求め
    る測定部と、 ネットワーク制御に用いるネットワークパラメータ設定
    値を、関数を用いて該ネットワークパラメータ測定値に
    基づいて生成する生成部とを備えた、ネットワーク制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記生成部は、一次関数を含む連続関数
    を前記関数として用いる、請求項1記載のネットワーク
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記生成部は、連続関数の関数定義集合
    又は該関数定義集合の部分集合をネットワーク制御のポ
    リシとして用い、該関数定義集合は連続関数の次数、係
    数、定数を含む関数の形の集合である、請求項1記載の
    ネットワーク制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ポリシを格納する格納部を更に備え
    た、請求項1〜3のいずれか1項記載のネットワーク制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記測定部及び前記生成部の各々は、前
    記ネットワークに接続されたサーバ、ルータ、端末装置
    及びネットワークパラメータ測定機器を含むネットワー
    ク機器の少なくとも1つに設けられている、請求項1〜
    4のいずれか1項記載のネットワーク制御装置。
  6. 【請求項6】 コンピュータにネットワーク制御を行わ
    せるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な
    記憶媒体であって、 前記コンピュータに、ネットワークに関するネットワー
    クパラメータを測定してネットワークパラメータ測定値
    を求めさせる測定手段と、 前記コンピュータに、ネットワーク制御に用いるネット
    ワークパラメータ設定値を、関数を用いて該ネットワー
    クパラメータ測定値に基づいて生成させる生成手段とを
    備えた、記憶媒体。
  7. 【請求項7】 前記生成手段は、前記コンピュータに、
    一次関数を含む連続関数を前記関数として用いさせる、
    請求項6記載の記憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記生成手段は、前記コンピュータに、
    連続関数の関数定義集合又は該関数定義集合の部分集合
    をネットワーク制御のポリシとして用いさせ、該関数定
    義集合は連続関数の次数、係数、定数を含む関数の形の
    集合である、請求項6記載の記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記生成手段は、前記コンピュータに、
    前記ポリシを格納する格納手段から該ポリシを読み出さ
    せる、請求項6〜8のいずれか1項記載の記憶媒体。
JP19472799A 1999-07-08 1999-07-08 ネットワーク制御装置及び記憶媒体 Pending JP2001024638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19472799A JP2001024638A (ja) 1999-07-08 1999-07-08 ネットワーク制御装置及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19472799A JP2001024638A (ja) 1999-07-08 1999-07-08 ネットワーク制御装置及び記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001024638A true JP2001024638A (ja) 2001-01-26

Family

ID=16329245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19472799A Pending JP2001024638A (ja) 1999-07-08 1999-07-08 ネットワーク制御装置及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001024638A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005503595A (ja) * 2001-01-26 2005-02-03 ネットボッツ インコーポレイテッド 向上されたコラボレーション、スケーラビリティ、およびリライアビリティを提供するために接続され得るネットワーク装置のセットのための方法およびシステム
CN1332535C (zh) * 2004-06-14 2007-08-15 深圳市傲天通信有限公司 用户上网行为控制系统
US8024451B2 (en) 1999-10-27 2011-09-20 American Power Conversion Corporation Method and system for monitoring computer networks and equipment
US8271626B2 (en) 2001-01-26 2012-09-18 American Power Conversion Corporation Methods for displaying physical network topology and environmental status by location, organization, or responsible party
US9952103B2 (en) 2011-12-22 2018-04-24 Schneider Electric It Corporation Analysis of effect of transient events on temperature in a data center
US11076507B2 (en) 2007-05-15 2021-07-27 Schneider Electric It Corporation Methods and systems for managing facility power and cooling

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8024451B2 (en) 1999-10-27 2011-09-20 American Power Conversion Corporation Method and system for monitoring computer networks and equipment
JP2005503595A (ja) * 2001-01-26 2005-02-03 ネットボッツ インコーポレイテッド 向上されたコラボレーション、スケーラビリティ、およびリライアビリティを提供するために接続され得るネットワーク装置のセットのための方法およびシステム
JP2009176301A (ja) * 2001-01-26 2009-08-06 Netbotz Inc 向上されたコラボレーション、スケーラビリティ、およびリライアビリティを提供するために接続され得るネットワーク装置のセットのための方法およびシステム
US8271626B2 (en) 2001-01-26 2012-09-18 American Power Conversion Corporation Methods for displaying physical network topology and environmental status by location, organization, or responsible party
US8966044B2 (en) 2001-01-26 2015-02-24 Schneider Electric It Corporation Methods for displaying physical network topology and environmental status by location, organization, or responsible party
CN1332535C (zh) * 2004-06-14 2007-08-15 深圳市傲天通信有限公司 用户上网行为控制系统
US11076507B2 (en) 2007-05-15 2021-07-27 Schneider Electric It Corporation Methods and systems for managing facility power and cooling
US11503744B2 (en) 2007-05-15 2022-11-15 Schneider Electric It Corporation Methods and systems for managing facility power and cooling
US9952103B2 (en) 2011-12-22 2018-04-24 Schneider Electric It Corporation Analysis of effect of transient events on temperature in a data center

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Flegkas et al. A policy-based quality of service management system for IP DiffServ networks
Roughan et al. Class-of-service mapping for QoS: a statistical signature-based approach to IP traffic classification
US7433944B2 (en) Network, server, and storage policy server
US7512705B2 (en) Truncating data units
Beigi et al. Policy transformation techniques in policy-based systems management
US7602808B2 (en) Method and system for network management providing access to application bandwidth usage calculations
Foster et al. End-to-end quality of service for high-end applications
Zhang et al. On scalable design of bandwidth brokers
US6266322B1 (en) Dimensioning bandwidth and connection admission control for elastic traffic in high-speed communication networks
Verma et al. Policy based SLA management in enterprise networks
He et al. Rethinking Internet traffic management: From multiple decompositions to a practical protocol
Boros Policy-based network management with SNMP
US7889644B2 (en) Multi-time scale adaptive internet protocol routing system and method
WO2003073313A1 (en) A method and system for dynamic business management of a network
Cheng et al. A generic architecture for autonomic service and network management
JP2001024638A (ja) ネットワーク制御装置及び記憶媒体
Singh et al. Estimation of end-to-end available bandwidth and link capacity in sdn
Yan et al. Software-Defined WAN via Open APIs
Kavimandan et al. Network simulation via hybrid system modeling: a time-stepped approach
Atlas et al. Problem statement for the interface to the routing system
Gopal Unifying network configuration and service assurance with a service modeling language
Chan et al. Managing real-time services in multimedia networks using dynamic visualization and high-level controls
Diamant et al. itmBench: Generalized API for Internet traffic managers
Kornblum et al. The active process interaction with its environment
Lymberopoulos et al. Using CIM to realize policy validation within the ponder framework

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050927