JP2001018763A - 手持式洗浄機 - Google Patents

手持式洗浄機

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JP2001018763A
JP2001018763A JP11192428A JP19242899A JP2001018763A JP 2001018763 A JP2001018763 A JP 2001018763A JP 11192428 A JP11192428 A JP 11192428A JP 19242899 A JP19242899 A JP 19242899A JP 2001018763 A JP2001018763 A JP 2001018763A
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water
hand
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JP11192428A
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Kenzo Shoji
憲三 庄司
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BREEZE ECHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一般家庭でも極めて容易に車体等を洗浄するこ
とができ、しかも洗浄作業時に使用者側へ水が飛散する
のを防止することができ、さらにまた、洗浄後において
残った水滴を迅速に除去することができ、効率よく乾燥
させることが可能な使い勝手の優れた手持式洗浄機を提
供する。 【解決手段】取手11の先端側に本体ケース20を一体
に設け、本体ケース20内に電動モータ40とその動力
伝達機構50を収納する。本体ケース20には、前記電
動モータ40等により駆動される回転洗浄材60の一部
を囲むカバー体30を一体に設ける。また、カバー体3
0の一端側には、洗浄水をカバー体30内側の回転洗浄
材60へ向かって噴出する水噴射ノズル32aを設け、
カバー体30の他端側には、ファン70のジェット気流
として噴出する送風ノズル33aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取手を持った状態
で洗浄水を噴出し、前記取手の先にある回転洗浄材を電
動力で回転させて、該回転洗浄材により自動車の車体等
の被洗浄物を洗浄することが可能な手持式洗浄機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に家庭等で洗車を行う場合に
は、水道の蛇口に接続したホースの先端とブラシとを別
々に手に持ち、動力を利用しない手作業で行うことが多
かった。ところが、このような手作業では、洗浄作業に
無駄が多く、洗車時間も長くなり、人的疲労や水道水の
浪費を招くという問題があった。
【0003】また、ガソリンスタンド等においては、大
型で完全自動式の洗車装置が設置されているが、かかる
装置を家庭に導入するのは困難であり、またガソリンス
タンドにおいても、多大な設備投資が必要となり、また
多量の水や多量の電力を消費する等と、コストが嵩んで
不経済な面が多かった。
【0004】以上のような不都合を解消するために、従
来より例えば、特開平9−132121号公報に示すよ
うな洗車具が既に提案されている。この洗車具は、ホー
スを介して水道の蛇口に接続され、水道から供給された
水により水車を回転させて、この水車によりロール体を
回転させつつ水を噴出するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の公報記載の技術では、人的労力が軽減さ
れると共に多大な設備費もかからない反面、ロール体が
長手方向かつ全周方向に剥き出しであるため、噴出させ
た水がロール体の回転に伴って使用者側へも飛散し衣服
が汚れる等と使用上の重大な欠点があった。
【0006】また、従来のいわゆるハンディタイプのこ
の種の洗車具では、電動モータによりブラシ類を回転さ
せるものは多く知られているが、何れも洗車の際に水を
使用するにも拘わらず、洗車後に車体を乾燥させる手段
は何ら備えていない。そのため、洗車後は別途用意した
布切れ等でくまなく車体の水滴を拭う必要があり、かか
る乾燥作業が面倒であって時間もかかり、使い勝手が良
くないという問題もあった。
【0007】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、一般家庭でも極めて
容易に車体等を洗浄することができ、しかも洗浄作業時
に使用者側へ水が飛散するのを防止することができ、さ
らにまた、洗浄後において残った水滴を迅速に除去する
ことができ、効率よく乾燥させることが可能な使い勝手
の優れた手持式洗浄機を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。 [1]取手(11)を持った状態で洗浄水を噴出し、前
記取手(11)の先にある回転洗浄材(60)を電動力
で回転させて、該回転洗浄材(60)により自動車の車
体等の被洗浄物を洗浄することが可能な手持式洗浄機
(10)において、前記取手(11)の先端側に本体ケ
ース(20)を一体に設け、該本体ケース(20)内に
前記回転洗浄材(60)を駆動する電動モータ(40)
を収納し、前記本体ケース(20)に、前記回転洗浄材
(60)の一部を囲むように延び出るカバー体(30)
を一体に設け、前記カバー体(30)の先端側または内
側近傍に、外部から供給される洗浄水をカバー体(3
0)内側の前記回転洗浄材(60)側へ向かって噴出す
る水噴射ノズル(32a)を設けたことを特徴とする手
持式洗浄機(10)。
【0009】[2]前記本体ケース(20)に、洗浄後
の被洗浄物に対して送風するファン(70)を一体に設
け、前記本体ケース(20)ないしカバー体(30)
に、前記ファン(70)より送られる送風をジェット気
流として噴出する送風ノズル(33a)を設けたことを
特徴とする[1]記載の手持式洗浄機(10)。
【0010】[3]前記本体ケース(20)内に、前記
電動モータ(40)の回転力を前記回転洗浄材(60)
または前記ファン(70)の何れか一方に選択的に伝達
可能な動力伝達機構(50)を収納し、前記本体ケース
(20)の外側に、前記動力伝達機構(50)の出力先
を切り換えるための切替スイッチ(56)を設けたこと
を特徴とする[2]記載の手持式洗浄機(10)。
【0011】[4]前記カバー体(30)をその内部に
中空部を有するように形成し、該中空部を隔壁で2つの
空間に仕切り、一方の空間を前記洗浄水を導く洗浄水室
(32)とし、他方の空間を前記送風を導く送風室(3
3)とし、前記洗浄水室(32)に連なる前記カバー体
(30)の一端側に前記水噴射ノズル(32a)を設け
る一方、前記送風室(33)に連なる前記カバー体(3
0)の他端側に前記送風ノズル(33a)を設けたこと
を特徴とする[2]または[3]記載の手持式洗浄機
(10)。
【0012】[5]前記回転洗浄材(60)は、その回
転軸(61)の軸心方向にわたって円筒形のスポンジ
(62)を止着して成り、前記カバー体(30)は、前
記回転洗浄材(60)の円周方向における一端側を軸心
方向にわたって覆う形状に設けられたことを特徴とする
[1],[2],[3]または[4]記載の手持式洗浄
機(10)。
【0013】[6]前記回転洗浄材(60)は、その回
転軸(61)の先端側に円盤形のスポンジ(62A)を
止着して成り、前記カバー体(30A)は、前記回転洗
浄材(60)の一面側の少なくとも一部を半径方向にわ
たって覆う形状に設けられたことを特徴とする[1],
[2],[3]または[4]記載の手持式洗浄機(1
0)。
【0014】次に前述した発明の作用を説明する。本発
明に係る手持式洗浄機(10)によれば、取手(11)
を持った状態で手軽に使用することができ、本体ケース
(20)内の電動モータ(40)を駆動すれば、その電
動力で回転洗浄材(60)が回転する。
【0015】回転洗浄材(60)はその一部が、本体ケ
ース(20)から一体に延び出たカバー体(30)によ
り囲まれる。このカバー体(30)の先端側または内側
近傍には水噴射ノズル(32a)があり、水噴射ノズル
(32a)より洗浄水が、カバー体(30)内側の前記
回転洗浄材(60)側へ向かって噴出される。
【0016】前記回転洗浄材(60)を自動車の車体等
の被洗浄物に軽く押し当てるだけで、回転洗浄材(6
0)の回転により被洗浄体の表面に付着していた汚れを
擦り取ることができ、また水噴射ノズル(32a)から
出た洗浄水により、取れた汚れを綺麗に洗い流すことが
できる。このとき、回転洗浄材(60)に洗浄水が噴出
する部位は、前記カバー体(30)により囲まれている
ので、洗浄水が使用者側へ飛散することがない。
【0017】また、前記本体ケース(20)に、洗浄後
の被洗浄物に対して送風するファン(70)を一体に設
けてもよい。この場合、前記本体ケース(20)ないし
カバー体(30)に、前記ファン(70)より送られる
送風をジェット気流として噴出する送風ノズル(33
a)を設ければ、洗浄後に被洗浄体の表面に残った水滴
を迅速に除去することができ、効率よく乾燥させること
が可能となる。
【0018】また、前記本体ケース(20)内には、前
記電動モータ(40)の回転力を回転洗浄材(60)ま
たはファン(70)に選択的に伝達可能な動力伝達機構
(50)を収納するとよい。こうすれば、1つの駆動源
だけで回転洗浄材(60)やファン(70)の何れか一
方を適宜駆動できるから、部品点数が少なくて済み構成
を簡略化することができる。
【0019】この場合、本体ケース(20)の外側に
は、前記動力伝達機構(50)の出力先を切り換えるた
めの切替スイッチ(56)を設けておけば、指先一つで
回転洗浄材(60)を回転させたり、あるいはファン
(70)を駆動することが可能となる。
【0020】また、前記カバー体(30)をその内部に
中空部を有するように形成し、該中空部を隔壁で2つの
空間に仕切り、一方の空間を前記洗浄水を導く洗浄水室
(32)とし、他方の空間を前記送風を導く送風室(3
3)とすれば、大型化を招くことなく洗浄水や送風を効
率的に適所に送ることができる。ここで前記洗浄水室
(32)に連なるカバー体(30)の一端側に前記水噴
射ノズル(32a)を設ける一方、前記送風室(33)
に連なるカバー体(30)の他端側に前記送風ノズル
(33a)を設けるとよい。
【0021】さらにまた、前記回転洗浄材(60)は、
その回転軸(61)の軸心方向にわたって円筒形のスポ
ンジ(62)を止着して形成してもよく、あるいは回転
軸(61)の先端側に円盤形のスポンジ(62A)を止
着して形成してもよい。前者の場合には、回転洗浄材
(60)の円周方向における一端側を軸心方向にわたっ
て洗浄に使うことになり、後者の場合には、回転洗浄材
(60)の一面全体を洗浄に使うことになるが、適宜選
択して設計することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種実施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の
第1実施の形態を示している。本実施の形態に係る手持
式洗浄機10は、取手11を片手で持った状態で洗浄水
を噴出し、前記取手11の先にある回転洗浄材60を電
動力で回転させて、自動車の車体等の被洗浄物を洗浄す
ることが可能な装置である。
【0023】図1,図2に示すように、手持式洗浄機1
0は、取手11と、本体ケース20と、カバー体30
と、水噴射ノズル32aと、送風ノズル33aと、電動
モータ40と、動力伝達機構50と、回転洗浄材60、
ファン70等から構成されている。
【0024】取手11は、ちょうど片手で握ることがで
きる程度の大きさ形状に成形され、その内部には軸心方
向に延びる水供給路12が設けられている。取手11の
先端には、カプラ13を介してホース14の一端が着脱
自在に装着される。ホース14は水供給路12内に洗浄
水を供給するものであり、ホース14の他端は図示省略
した水道の蛇口等に接続される。
【0025】前記水供給路12の下流側の途中には、ホ
ース14より供給される洗浄水の流量を調節可能なバル
ブ15が設けられている。詳しく言えばバルブ15は、
調節ノブ16により回転操作する回転軸17の先端側
に、真横の連通する貫通孔17aが穿設されており、こ
の貫通孔17aが水供給路12の途中を連通ないし遮断
するように設定されている。なお、水供給路12の下流
端は、チューブ18を介して後述するカバー体30の洗
浄水室32に連通接続されている。
【0026】本体ケース20は、前記取手11の先端側
に一体成形されており、その内部に、電動モータ40を
収納するモータ室21と、動力伝達機構50を収納する
機構室22がそれぞれ形成されている。また、本体ケー
ス20には、後述するが回転洗浄材60の一部を囲むよ
うに延び出るカバー体30が一体に設けられている。
【0027】図1に示すように、電動モータ40からは
本体ケース20の外部にコード43が延ばされており、
該コード43の先端には、外部にある電力供給源に接続
するための接続端子44が設けられている。ここで電力
供給源とは、例えば自動車のバッテリ(図示せず)等が
該当する。
【0028】動力伝達機構50は、前記電動モータ40
の回転力を、回転洗浄材60またはファン70の何れか
一方に選択的に伝達するための機構である。図2,図3
に示すように、動力伝達機構50は、電動モータ40の
出力軸41に固結された出力ギヤ42と、該出力ギヤ4
2が回転可能に常時噛合する遊動ギヤ51と、該遊動ギ
ヤ51を揺動可能に支持するアーム部材52とを有す
る。
【0029】さらに動力伝達機構50は、前記アーム部
材52の揺動中心側に設けられたギヤ部52aに回転可
能に噛合する操作ギヤ53と、回転洗浄材60側の第1
従動ギヤ54と、ファン70側の第2従動ギヤ55とを
有する。なお、本体ケース20の機構室22の下端側は
開口しており、かかる開口はカバー部材23で別途覆わ
れている。
【0030】第1従動ギヤ54は、回転洗浄材60の回
転軸61の一端側に一体に固結されている。第2従動ギ
ヤ55は、ファン70の回転軸71の一端側に一体に固
結されている。アーム部材52は、電動モータ40の出
力軸41と同軸上を回転中心として軸支されており、そ
の先端側に、前記遊動ギヤ51が枢軸51aを介して回
転可能に軸支されている。
【0031】アーム部材52は、遊動ギヤ51が前記第
1従動ギヤ54に回転可能に噛合する第1位置(図3中
でP1)と、前記第2従動ギヤ55に回転可能に噛合す
る第2位置(図3中でP2)とに揺動するように設定さ
れている。かかるアーム部材52の揺動操作は、そのギ
ヤ部52aに噛合する操作ギヤ53を回転させることに
より行うが、本体ケース20の外側には、操作ギヤ53
を回転させて、動力伝達機構50の出力先を切り換える
ための切替スイッチ56が設けられている。
【0032】切替スイッチ56は、図3中にて矢印Aの
方向に摺動可能に設けられており、本体ケース20の内
側を臨む切替スイッチ56の裏面側には、前記操作ギヤ
53に噛合して該操作ギヤ53を回転させるためのラッ
チが形成されている。この切替スイッチ56を指先で押
して、図3中で上方へ摺動させると、操作ギヤ53とア
ーム部材52を介して遊動ギヤ51が第1位置(図3中
でP1)に移動し、図3中で下方へ摺動させると、同じ
く操作ギヤ53とアーム部材52を介して遊動ギヤ51
が第2位置(図3中でP2)まで移動する。
【0033】回転洗浄材60は、その回転軸61の軸心
方向にわたって円筒形のスポンジ62を止着して構成さ
れている。スポンジ62は、回転軸61に着脱自在に止
着されており、汚れた時点で新しいものと交換できるよ
うになっている。回転軸61は、前記取手11の軸心方
向に対してやや屈曲した状態に軸支されている。
【0034】詳しくは図2に示すように、回転軸61の
一端側は、本体ケース20の隔壁に設けられたドライベ
アリング63により軸支され、機構室22側へと延びて
いる。一方、回転軸61の他端側は、カバー体30の端
面壁34に設けられたドライベアリング64により軸支
されている。
【0035】本体ケース20には、前記回転洗浄材60
の一部を囲むように延び出るカバー体30が一体に設け
られている。カバー体30は、回転洗浄材60の円周方
向における一端側を軸心方向にわたって覆う三日月型の
断面形状で長手方向に延びており、その内部に中空部を
有するように形成されている。
【0036】また、本体ケース20の前方上端側には、
ファン70を収納するファン収納室24がカバー体30
の中空部に連通するように一体に形成されている。ファ
ン70は、本体ケース20の隔壁にドライベアリングを
介して軸支された回転軸71と、回転軸71に一体に固
結された円盤72と、該円盤72の円周方向に多数立設
された羽根73とから成る。また、ファン収納室24の
前面側には、安全ガードで覆われた給気口25が開設さ
れている。
【0037】図1,図4に示すように、カバー体30の
中空部は隔壁31で2つの空間に仕切られており、一方
の空間は洗浄水を導く洗浄水室32として設定され、他
方の空間は送風を導く送風室33として設定されてい
る。送風室33には前記ファン収納室24が連通してい
る。また、洗浄水室32の一端側には、前記チューブ1
8が連通接続されている。
【0038】前記洗浄水室32に連なるカバー体30の
一端側には、その先端側に沿って長手方向に延びるよう
に水噴射ノズル32aが設けられている。かかる水噴射
ノズル32aは、洗浄水室32内に供給された洗浄水を
カバー体30内側の回転洗浄材60側へ向かって噴出す
るものである。
【0039】また、前記送風室33に連なるカバー体3
0の他端側には、その先端側に沿って長手方向に延びる
ように送風ノズル33aが設けられている。かかる送風
ノズル33aは、前記ファン70より送られる送風をジ
ェット気流として噴出するものである。
【0040】図4に示すように、前記水噴射ノズル32
aの外側に沿って、洗浄後の被洗浄物に付着した水滴を
拭い去る弾性材から成るワイパー80も設けられてい
る。かかるワイパー80は、前記カバー体30と共に使
用者側へ洗浄水が飛散するのを防止する役目も果たして
いる。
【0041】次に第1実施の形態の作用を説明する。手
持式洗浄機10から延びたコード43の接続端子44
を、例えば自動車のバッテリ(図示せず)に接続する
と、その電力を利用して電動モータ40を駆動できる状
態となる。また、取手11の先端には、カプラ13を介
してホース14の一端を接続しておく。
【0042】前記ホース14の他端を水道の蛇口に接続
すると、水道の圧力により洗浄水は取手11内の水供給
路12を通過し、チューブ18を通ってカバー体30の
洗浄水室32に供給される。
【0043】洗浄水室32に入った洗浄水は、洗浄水室
32の先端側にある水噴射ノズル32aより、カバー体
30内側の回転洗浄材60へ向かって勢いよく噴出され
る。ここで洗浄水の流量は、バルブ15の調節ノブ16
を回転させることで適宜調整することができる。
【0044】図3において、切替スイッチ56を指先で
押して下方へ摺動させると、操作ギヤ53とアーム部材
52を介して遊動ギヤ51が、回転洗浄材60側の第1
従動ギヤ54に回転可能に噛合する第1位置(図3中で
P1)に移動する。このとき電動モータ40の回転力
は、適度に減速されて回転軸61に伝達され、回転洗浄
材60が回転することになる。このとき同時に、バルブ
15を開けば、前述の如く水噴射ノズル32aより洗浄
水が噴出され、自動車の車体等の洗浄が可能な使用状態
となる。
【0045】かかる手持式洗浄機10は、取手11を片
手で持った状態で手軽に使用することができる。回転す
る回転洗浄材60を自動車の車体等の被洗浄物に軽く押
し当てるだけで、回転洗浄材60の回転により被洗浄体
の表面に付着していた汚れを擦り取ることができる。
【0046】また、水噴射ノズル32aから出た洗浄水
により、取れた汚れを綺麗に洗い流すことができる。こ
のとき、回転洗浄材60に洗浄水が噴出する部位は、前
記カバー体30により囲まれているので、洗浄水が使用
者側へ飛散することがない。
【0047】洗浄が済んだら、バルブ15を閉じて水噴
射ノズル32aより洗浄水が噴出しない状態として、今
度は図3において、切替スイッチ56を指先で押して上
方へ摺動させる。すると、操作ギヤ53とアーム部材5
2を介して遊動ギヤ51が、ファン70側の第2従動ギ
ヤ55に回転可能に噛合する第2位置(図3中でP2)
に移動する。
【0048】このとき電動モータ40の回転力は、適度
に増速されて回転軸71に伝達され、ファン70が回転
することになる。このファン70の回転により生じた送
風は、カバー体30内の送風室33を通って、送風室3
3の先端側にある送風ノズル33aよりジェット気流と
して噴出される。
【0049】かかるジェット気流を洗浄後の被洗浄体に
吹き付けることにより、該被洗浄体の表面に残った水滴
を迅速に除去することができ、効率よく乾燥させること
が可能となる。さらにまた、水噴射ノズル32aの外側
に沿って設けたワイパー80によっても、余分に残った
水滴を迅速に除去することができる。
【0050】以上のように、手持式洗浄機10によれ
ば、回転洗浄材60に洗浄水が噴出する部位はカバー体
30により囲まれ、さらにはワイパー80によって、洗
浄水が使用者側へ飛散することを防止することができ
る。また、洗浄後において残った水滴を迅速に除去する
ことができる。さらに、1つの電動モータ40だけで、
動力伝達機構50の切替操作により回転洗浄材60やフ
ァン70を選択的に適宜駆動できるから、部品点数が少
なくて済み構成を簡略化することができる。
【0051】また、回転洗浄材60のスポンジ62が次
第に汚れてきたら、新しいものと交換することができ
る。さらにまた、スポンジ62を別途用意したワックス
掛け用のものに取り替えれば、バルブ15を閉じた状態
で回転洗浄材60を回転させることにより、自動車の車
体等のワックス掛けを効率よく行うことができる。
【0052】図7は本発明の第2実施の形態を示してい
る。本実施の形態では、回転洗浄材60を囲むカバー体
30Aを中空部を有しない形状とし、このカバー体30
Aの内側に水噴射ノズル32aを突出させるように構成
したものである。本実施の形態では、ファン70を含む
送風手段は省かれている。このように水噴射ノズル32
aの先端を、カバー体30Aの内側に収めたことによ
り、使用中に洗浄水が使用者側へ飛散するのをより確実
に防止することができる。
【0053】図8および図9は本発明の第3実施の形態
を示している。本実施の形態に係る手持式洗浄機10A
では、本体ケース20Aの構成が簡略化され、その内部
には電動モータ40だけが縦型に収納されている。ま
た、電動モータ40の出力軸41には、円盤形のスポン
ジ62Aが直接止着されている。本実施の形態でも、フ
ァン70を含む送風手段は省かれている。
【0054】前記本体ケース20Aには、スポンジ62
Aの一面側の少なくとも一部を半径方向にわたって覆う
カバー体30Bが一体に設けられており、カバー体30
Bの先端に水供給路12に連通する水噴射ノズル35が
設けられている。本実施の形態では、スポンジ62Aの
他面全体を洗浄に使うことになる。なお、第1実施の形
態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省
略する。
【0055】図10は本発明の第4実施の形態を示して
いる。本実施の形態では、スポンジ62Aを囲むカバー
体30Cを中空部を有しない形状とし、このカバー体3
0Cの内側に水噴射ノズル35を突出させるように構成
したものである。本実施の形態でも、ファン70を含む
送風手段は省かれている。このように水噴射ノズル35
の先端を、カバー体30Cの内側に収めたことにより、
使用中に洗浄水が使用者側へ飛散するのをより確実に防
止することができる。
【0056】なお、本発明に係る手持式洗浄機は、前述
した各種実施の形態に限定されるものではない。例え
ば、前記実施の形態では、自動車の車体等の被洗浄物を
洗浄する場合を例に説明したが、窓ガラスや家屋の壁面
等の洗浄に使用することもできる。
【0057】また、前記取手11の水供給路12の途中
等から、洗浄水中に洗剤を注入可能に構成してもよい。
また、回転洗浄材60は、その回転軸61にスポンジ6
2を止着して成るが、その他布切れやブラシ等を試着し
て構成してもよい。
【0058】また、前記電動モータ40には、自動車の
バッテリやAC電源等の外部にある電力供給源からコー
ド43を介して給電するように構成したが、前記本体ケ
ース20の外側に、電動モータ40に給電するための充
電式バッテリーを装着自在に装着するように構成しても
よい。この場合には、電力供給源のない屋外でも自由に
使用することができる。
【0059】また、回転洗浄材60とファン70とを、
それぞれ別々の電動モータ40で直接または間接的に駆
動するようにして、第1実施の形態における動力伝達機
構50を省くように構成し、全体構造をより簡略化する
ことで、コスト低減を図るようにしてもよい。
【0060】さらにまた、第1実施の形態に係る手持式
洗浄機10において、カバー体30の端面壁34より、
回転洗浄材60の回転軸61をさらに外側へ延出させ
て、この回転軸61の先端に、第3実施の形態のスポン
ジ62Aを着脱自在に止着してもよい。かかる場合に
は、スポンジ62Aをコーナー部分やタイヤホイール等
の細かな部位の洗浄に用いることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明に係る手持式洗浄機によれば、取
手の先端側に設けられた本体ケースに、回転洗浄材の一
部を囲むように延び出るカバー体を一体に設け、該カバ
ー体の先端側または内側近傍に、外部から供給される洗
浄水をカバー体内側の回転洗浄材側へ向かって噴出する
水噴射ノズルを設けたから、取手を片手で持った状態で
手軽に使用可能であり、一般家庭でも極めて容易に車体
等を洗浄することができ、しかも洗浄作業時に使用者側
へ水が飛散するのを防止することができ、使い勝手を向
上させることができる。
【0062】また、前記本体ケースに、洗浄後の被洗浄
物に対して送風するファンを一体に設け、前記本体ケー
スないしカバー体に、前記ファンより送られる送風をジ
ェット気流として噴出する送風ノズルを設ければ、洗浄
後に被洗浄体の表面に残った水滴を迅速に除去すること
ができ、効率よく乾燥させることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る手持式洗浄機を
示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る手持式洗浄機を
示す縦断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係る手持式洗浄機を
示す端面図である。
【図7】本発明の第2実施の形態に係る手持式洗浄機の
要部を示す横断面図である。
【図8】本発明の第3実施の形態に係る手持式洗浄機を
示す斜視図である。
【図9】本発明の第3実施の形態に係る手持式洗浄機を
示す縦断面図である。
【図10】本発明の第4実施の形態に係る手持式洗浄機
の要部を示す横断面図である。
【符号の説明】
10…手持式洗浄機 11…取手 12…水供給路 13…カプラ 14…ホース 15…バルブ 16…調節ノブ 17a…貫通孔 18…チューブ 20…本体ケース 21…モータ室 22…機構室 23…カバー部材 24…ファン収納室 25…給気口 30…カバー体 31…隔壁 32…洗浄水室 32a…水噴射ノズル 33…送風室 33a…送風ノズル 34…端面壁 35…水噴射ノズル 40…電動モータ 41…出力軸 42…出力ギヤ 43…コード 44…接続端子 50…動力伝達機構 51…遊動ギヤ 52…アーム部材 52a…ギヤ部 53…操作ギヤ 54…第1従動ギヤ 55…第2従動ギヤ 56…切替スイッチ 60…回転洗浄材 61…回転軸 62…スポンジ 62A…スポンジ 70…ファン 71…回転軸 72…円盤 73…羽根 80…ワイパー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取手を持った状態で洗浄水を噴出し、前記
    取手の先にある回転洗浄材を電動力で回転させて、該回
    転洗浄材により自動車の車体等の被洗浄物を洗浄するこ
    とが可能な手持式洗浄機において、 前記取手の先端側に本体ケースを一体に設け、該本体ケ
    ース内に前記回転洗浄材を駆動する電動モータを収納
    し、前記本体ケースに、前記回転洗浄材の一部を囲むよ
    うに延び出るカバー体を一体に設け、 前記カバー体の先端側または内側近傍に、外部から供給
    される洗浄水をカバー体内側の前記回転洗浄材側へ向か
    って噴出する水噴射ノズルを設けたことを特徴とする手
    持式洗浄機。
  2. 【請求項2】前記本体ケースに、洗浄後の被洗浄物に対
    して送風するファンを一体に設け、 前記本体ケースないしカバー体に、前記ファンより送ら
    れる送風をジェット気流として噴出する送風ノズルを設
    けたことを特徴とする請求項1記載の手持式洗浄機。
  3. 【請求項3】前記本体ケース内に、前記電動モータの回
    転力を前記回転洗浄材または前記ファンの何れか一方に
    選択的に伝達可能な動力伝達機構を収納し、 前記本体ケースの外側に、前記動力伝達機構の出力先を
    切り換えるための切替スイッチを設けたことを特徴とす
    る請求項2記載の手持式洗浄機。
  4. 【請求項4】前記カバー体をその内部に中空部を有する
    ように形成し、該中空部を隔壁で2つの空間に仕切り、
    一方の空間を前記洗浄水を導く洗浄水室とし、他方の空
    間を前記送風を導く送風室とし、 前記洗浄水室に連なる前記カバー体の一端側に前記水噴
    射ノズルを設ける一方、前記送風室に連なる前記カバー
    体の他端側に前記送風ノズルを設けたことを特徴とする
    請求項2または3記載の手持式洗浄機。
  5. 【請求項5】前記回転洗浄材は、その回転軸の軸心方向
    にわたって円筒形のスポンジを止着して成り、前記カバ
    ー体は、前記回転洗浄材の円周方向における一端側を軸
    心方向にわたって覆う形状に設けられたことを特徴とす
    る請求項1,2,3または4記載の手持式洗浄機。
  6. 【請求項6】前記回転洗浄材は、その回転軸の先端側に
    円盤形のスポンジを止着して成り、前記カバー体は、前
    記回転洗浄材の一面側の少なくとも一部を半径方向にわ
    たって覆う形状に設けられたことを特徴とする請求項
    1,2,3または4記載の手持式洗浄機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109552268A (zh) * 2019-01-30 2019-04-02 广州市道诺电子科技有限公司 一种分体式控制的智能洗车设备
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