JP2000515985A - 信号処理回路によって発生する出力信号の特性を決定するための装置およびその方法 - Google Patents

信号処理回路によって発生する出力信号の特性を決定するための装置およびその方法

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Abstract

(57)【要約】 信号処理回路からくる出力信号の特性を決定するための装置が、出力信号を受けるための第1直列回路と参照信号を受けるための第2直列回路を備え、これら2つの直列回路に接続された結合回路によって客観的な特性信号を発生する。該客観的な特性信号と主観的な特性信号との間の乏しい相関が、結合回路内で、周波数に関して積分された微分信号を所定値と比較し、該比較結果に依存して時間に関してそれを積分し、あるいは積分せず、左右のチャネルに関した特性信号を比較し、最大値をもつ特性信号を選択し、それを積分された微分信号に依存して修正することによって改善され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 信号処理回路によって発生する出力信号の特性を 決定するための装置およびその方法 〔産業上の利用分野〕 本発明は参照信号に関して、信号処理回路によって発生する出力信号の特性を 決定するための装置に関するものであり、該装置は出力信号を受信するための第 1入力をもつ第1直列回路、参照信号を受信するための第2入力をもつ第2直列 回路、および第1直列回路の第1出力と第2直列回路の第2出力として接続され て、その出力において特性信号を発生するための結合回路からなり、該第1直列 回路が、 第1直列回路の第1入力に接続されて、時間と周波数の関数として第1信号パ ラメータを発生するための第1信号処理配列、および 該第1信号処理配列に接続され、第1信号パラメータを圧縮して第1圧縮信号 パラメータを発生するための第1圧縮配列を備え、 第2直列回路が、 第2入力に接続され、第2圧力信号パラメータを発生するための第2圧縮配列 を備え、および 結合回路が 該2つの圧縮配列に接続され、圧縮信号パラメータに基づいて微分信号を決定 するための微分配列、 該微分配列に接続され、周波数に関して微分信号を積分するための積分配列、 および 該積分配列に接続され、該積分された微分信号を時間に関して積分するための 時間平均配列を備えている。 このような装置は第1参考文献の音響工学学会誌第40巻第12号(1992 年12月)の第963〜978頁、ジョン・G・ベーレンズ、ヤン・A・スティ マーディンク「音響心理的音表現に基づく知覚的オーディオ特性測定」の、特に 図7に詳細に開示されている。その装置は参照信号に関して、たとえばコーダ/ デコーダ(コーデック)のような信号処理回路によって発生させられる出力信号 の特性を決定する。該参照信号はたとえば、信号処理回路に表われる入力信号で あるが、また、予め計算された理想的な出力信号を参照信号として使う可能性も 含まれている。第1信号パラメータは、出力信号に応答して第1信号処理配列に よって時間と周波数の関数として発生した後、第1圧縮配列によって圧縮される 。ここにおいて、第1信号パラメータの中間操作処理は全く除外されるべきでな い。第2信号パラメータは参照信号に応答して第2圧縮配列によって圧縮される 。ここにおいても、第2信号パラメータの一層の操作処理が除外されるべきでな い。これら双方の圧縮信号パラメータについて、微分配列によって微分信号が決 定された後、積分配列によって周波数に関して微分信号を積分し、次に時間に関 して時間平均配列によって該積分された微分信号を積分することにより特性信号 が発生する。 このような装置はとりわけ、該装置によって評価される客観的な特性信号と、 観測者によって評価される主観的な特性信号とが、ほとんど相関をもたないとい う欠点を有している。 〔本発明の概要〕 本発明の目的はとりわけ、上記客観的な特性信号と主観的な特性信号とがより 良好な相関を有する、上記のようなタイプの装置を提供することにある。 このため、本発明の装置は、結合回路がさらに、 積分配列と時間平均配列の出力信号である2つの信号の一方と他方とを比較す るための比較配列、および 該比較結果に依存して、発生する特性信号に関して選択するための選択配列を 備えていることを特徴としている。 該装置に比較配列と選択配列を備えさせた結果、より多くの適切な信号がより 少しの信号から区別される。該比較と選択により、該装置によって評価される客 観的な特性信号と観測者によって評価される主観的な特性信号との間に良好な相 関が得られる。 本発明はとりわけ、上記客観的な特性信号と主観的な特性信号との間の相関の なさは、他の歪曲よりも観測者による歪曲のほうが一層問題であることが分かっ たという事実の結果であるという洞察に基づき、さらに結合回路内である(時間 間隔)信号が他の(時間間隔)信号よりも適切であるという洞察に基づいている 。 かくして、相関がないという問題は、より適切な信号を適切でない信号と区別 することによって解決される。 本発明の装置の第1実施態様は、時間間隔毎に積分配列の出力信号と所定値を もつ他の信号を比較するため、積分配列と時間平均配列の間に比較配列と選択配 列が設けられ、上記出力信号が他の信号よりも大きい場合には該出力信号を時間 平均配列に供給し、出力信号が他の信号よりも小さい場合には該出力信号を時間 平均配列に供給しないという特徴を有している。 上記のように比較配列と選択配列を設けた結果、時間間隔毎に、積分された微 分信号が所定値をもつ他の信号と比較され得る。この積分された微分信号が他の 信号よりも大きい場合には時間平均配列に積分された微分信号を供給し、小さい 場合は供給しないことにより、比較的高い値をもつ積分された微分信号のより一 層の適切さが強調される。 上記のように信号を供給または供給しないことの代りに、たとえば、ある信号 の一層の適切さを強調するため、積分された微分信号に大きな数または小さな数 をかけることも可能である。 本発明の装置の第2実施態様は、信号処理回路の左チャネルにつながった第1 出力で第1特性信号を発生し、その右チャネルにつながった第2出力で第2特性 信号を発生するために時間平均配列が設けられ、該時間平均配列の第1・第2出 力に比較配列と選択配列が結合されて第1・第2特性信号を比較し、最大値をも つ特性信号を選択することを特徴としている。 比較配列と選択配列を時間平均配列の出力と直列に設けることにより、特性信 号が比較され、最大値をもつ特性信号が選択される。このため、信号処理回路は 左右のチャネルを有し、2つの特性信号がいずれが左チャネルヘ行き、いずれが 右チャネルに行くか決定されねばならない。これは、完全な左出力信号の特性を 決定させてから完全な右出力信号の特性を決定させるか、あるいは、時間間隔毎 に、左右の出力信号の特性を決定させることによりなされる。 本発明の装置の第3実施態様は、第2特性信号が、第1特性信号と所定値をも つ信号の和よりも大きい場合には第2特性信号が選択され、小さい場合には第1 特性信号が選択されるという特徴を有している。 右チャネルにつながった特性信号が、左チャネルにつながった特性信号と所定 値をもつ信号の和よりも大きい場合には右チャネルにつながった特性信号が選択 され、小さい場合には左チャネルにつながった特性信号が選択されるという事実 により、右出力信号に関する信号処理回路の左出力信号の一層の適切さが強調さ れる。 本発明の装置の第4実施態様は、選択配列が、選択された特性信号を、左チャ ネルにつながった積分された微分信号と右チャネルにつながった積分された微分 信号との相関に少なくとも依存する値をもつ信号とかけ合わせるための乗算配列 を有することを特徴としている。 このように選択配列に乗算配列を供給することにより、装置によって評価され る客観的な特性信号と観測者によって評価される主観的な特性信号との間に非常 によい相関が得られる。 第1実施態様と第2〜4実施態様とは独立の態様とみなされ得るが、最良の相 関は第1〜4実施態様が一緒に使われる場合に得られる。 本発明の装置の第5実施態様は、第2直列回路がさらに、第2入力に接続され 、時間と周波数双方の関数として第2信号パラメータを発生するための第2信号 処理配列と、該第2信号処理配列に接続されて第2信号パラメータを圧縮するた めの第2圧縮配列を有することを特徴とする。 第2直列回路がさらに第2信号処理配列を備えていれば、第2信号パラメータ は時間と周波数の関数として発生する。この場合、たとえばコーダ/デコーダの ような信号処理回路に表われる入力信号は参照信号として使われ、一方、第2信 号処理配列が使われない場合には、予め計算された理想的な出力信号が参照信号 として使われる。 本発明の装置の第6実施態様は、信号処理配列が、 その入力に供給される信号を時間ドメインでウインドー関数によってかけ合わ せるための乗算配列、および 該乗算配列に接続され、該乗算配列から来る信号を周波数ドメインに変形する ための変形配列を備え、 該変形配列が絶対値を決定後、時間と周波数の関数として信号パラメータを発 生することを特徴としている。 ここにおいて、乗算配列と変形配列を使うことの結果として、第1・第2信号 処理配列によって時間と周波数の関数として信号パラメータが発生し、変形配列 はまた、たとえば、絶対値の決定も行う。 本発明の装置の第7実施態様は、信号処理配列が、 その入力に供給される信号にフィルターをかけるためのサブバンド・フィルタ ー配列を備え、 該サブバンド・フィルター配列が絶対値決定後、時間と周波数の関数として信 号パラメータを発生することを特徴としている。 ここにおいて、たとえば、絶対値決定も行うサブバンド・フィルター配列を使 うことの結果として、第1・第2信号処理配列によって、時間と周波数の関数と して信号パラメータが発生する。 本発明の装置の第8実施態様として、信号処理配列がさらに、時間スペクトル と周波数スペクトルによって表される信号パラメータを、時間スペクトルとバー ク(Bark)スペクトルによって表される信号パラメータに変換するための変 換配列を備えることを特徴としている。 ここにおいて、変換配列によって、第1・第2信号処理配列で発生され時間ス ペクトルと周波数スペクトルで表された信号パラメータが、時間スペクトルとバ ーク・スペクトルで表された信号パラメータに変換される。 本発明はさらに、参照信号に関し、信号処理回路によって発生された出力信号 の特性を決定するための方法にも関し、該方法は、 出力信号に応答して時間と周波数の関数として第1信号パラメータを発生し、 該第1信号パラメータを圧縮して第1圧縮信号パラメータを発生し、 参照信号に応答して第2圧縮信号パラメータを発生し、 圧縮信号パラメータに基づいて微分信号を決定し、および 周波数と時間に関して該微分信号を積分することにより特性信号を発生するス テップからなっている。 本発明の方法は、特性信号を発生するステップが、 互いに周波数と時間に関して積分された微分信号である2つの信号の1つを他 の信号と比較し、および 該比較の結果に依存して、発生させられるべき特性信号に関して選択をするス テップからなることを特徴にする。 本発明の方法の第1実施態様は、比較のサブステップが、時間間隔毎に、周波 数に関して積分された微分信号と所定値をもつ他の信号とを比較し、積分された 微分信号が他の信号よりも大きい場合には積分された微分信号を時間に関して積 分し、小さい場合には、積分しないことを特徴とする。 本発明の方法の第2実施態様は、特性信号を発生するステップが、さらに、信 号処理回路の左チャネルにつながった第1特性信号と右チャネルにつながった第 2特性信号を発生するサブステップを有し、比較のサブステップが第1特性信号 を第2特性信号との比較を含み、選択のサブステップが最大値をもつ特性信号の 選択を含むことを特徴とする。 本発明の方法の第3実施態様は、第2特性信号が第1特性信号と所定値をもつ 信号との和よりも大きい場合には第2特性信号が選択され、小さい場合には、第 1特性信号が選択されるという特徴を有する。 本発明の方法の第4実施態様は、選択された特性信号が、左チャネルにつなが って周波数に関して積分された微分信号と、右チャネルにつながって周波数に関 して積分された微分信号との間の相関に少なくとも依存する値をもつ信号とかけ 合わされることを特徴とする。 本発明の方法の第5実施態様は、参照信号に応答して第2圧縮信号パラメータ を発生するステップが、 時間と周波数双方の関数として参照信号に応答して第2信号パラメータを発生 し、および 第2信号パラメータを圧縮するサブステップからなることを特徴とする。 〔参考文献〕 ・音響工学学会誌 第40巻第12号(1992年12月) 詳しくはその第963〜978頁のジョン・G・ベーレンズ、ヤン・A・ステ ィマーディンク「音響心理的音表現に基づく知覚的オーディオ特性測定」 ・ジョン・G・ベーレンズ、ヤン・A・スティマーディンク「音楽コーデックの 特性測定における認識側面のモデリング」 1994年2月26日〜3月1日、アムステルダムの第96回会議で発表 ・US 4,860,360 ・EP 0 627 727 ・EP 0 417 739 ・DE 37 08 002 ・WO EP 96/01102 ・WO EP 96/01143 ・WO EP 96/00849 これらすべての参考文献は本発明の出願に関係あると考えられる。 〔実施例〕 以下、図に基づいて本発明の実施例を説明する。 図1は本発明の装置を示すブロック図、 図2は公知の信号処理配列を示すブロック図、 図3は公知の圧縮配列を示すブロック図、 図4はスケーリング回路を示すブロック図、 図5は結合回路の第1実施態様を示すブロック図、および 図6は結合回路の第2実施態様を示すブロック図である。 図1に示す本発明の装置は、たとえばコーダ/デコーダ(コーデック)のよう な信号処理回路からくる出力信号を受けるための第1入力7をもつ第1信号処理 配列1を有する。第1信号処理配列1の第1出力はカップリング9を経てスケー リング回路3の第1入力に接続される。本発明の装置はさらに、たとえばコーダ /デコーダのような信号処理回路に供給される入力信号を受けるための第2入力 8をもつ第2信号処理配列2を有している。第2信号処理配列2の第2出力はカ ップリング10を経てスケーリング回路3の第2入力に接続される。スケーリン グ回路3の第1出力はカップリング11を経て第1圧縮配列4の第1入力に接続 され、スケーリング回路3の第2出力はカップリング12を経て第2圧縮配列5 の第2入力に接続される。第1圧縮配列4の第1出力はカップリング13を経て 結合回路6の第1入力に接続され、第2圧縮配列5の第2出力はカップリング1 6を経て結合回路6の第2入力に接続される。スケーリング回路3の第3出力は カップリング14を経て結合回路6の第3入力に接続され、第2圧縮配列5の第 2出力またはカップリング16はカップリング15を経て、特性信号を発生する ための出力17をもつ結合回路6の第4入力に接続される。第1信号処理配列1 と第1圧縮配列4は結合して第1直列回路に相当し、第2信号処理配列2と第2 圧縮配列5は結合して第2直列回路に相当する。 図2に示す公知の第1(2)信号処理配列1(2)は、第1入力7(第2入力 8)に供給され、たとえばコーダ/デコーダのような信号処理回路からくる出力 (入力)信号を時間ドメインでウインドー関数によってかけ合わせるための第1 (2)乗算配列20、該第1(2)乗算配列20に接続され、そこからくる信号 を周波数ドメインに変換するための第1(2)変形配列21、時間と周波数の関 数として第1(2)正信号パラメータを発生するための第1(2)変形配列21 からくる信号の絶対値を決定するための第1(2)絶対値配列22、該配列22 からくる時間スペクトルと周波数スペクトルによって表される第1(2)正信号 パラメータを、時間スペクトルとバーク・スペクトルによって表される第1(2 )信号パラメータに変換するための第1(2)変換配列23、および第1(2) 変換配列からくる時間スペクトルとバーク・スペクトルによって表される第1( 2)信号パラメータの場合にはヒアリング関数を割り引くための第1(2)割引 配列24からなり、該信号パラメータはカップリング9(10)を経て送信され る。 図3に示す公知の第1(2)圧縮配列4(5)は、第1(2)加算器30の第 1(2)入力に供給される信号パラメータをカップリング11(12)を経て受 け、その第1(2)出力はカップリング31を経て一方は第1(2)乗算器32 の第1(2)入力に、他方は第1(2)非線形回旋配列36に接続され、該配列 36はさらにカップリング13(16)を経て第1(2)圧縮信号パラメータを 発生するための第1(2)圧縮ユニット37に接続されている。第1(2)乗算 器32は供給信号を受けるための第1(2)入力と第1(2)出力を有し、該出 力は第1(2)遅延配列34の第1(2)入力に接続され、その第1(2)出力 は第1(2)加算器30の第1(2)入力に接続されている。 図4に示すスケーリング回路3は積分配列40を有し、その第1入力はスケー リング回路3の第1入力、したがってカップリング9に接続されて第1直列回路 信号(時間スペクトルとバーク・スペクトルによって表される第1信号パラメー タ)を受け、その第2入力はスケーリング回路3の第2入力、したがってカップ リング10に接続されて第2直列回路信号(時間スペクトルとバーク・スペクト ルによって表される第2信号パラメータ)を受ける。積分された第1直列回路信 号を発生するための積分配列40の第1出力は比較配列41の第1入力に、また 第2出力は比較配列41の第2入力にそれぞれ接続されている。スケーリング回 路3の第1入力は第1出力に接続され、カップリング9はカップリング11に貫 通接続されている。スケーリング回路3の第2入力はスケーリング・ユニット4 2の第1入力に、また第2出力はその出力にそれぞれ接続され、カップリング1 0はスケーリング・ユニット42を介してカップリング12に接続されている。 比較配列41の出力はスケーリング・ユニット42の制御入力に接続されている 。スケーリング回路3の第1入力とカップリング9・11は比決定配列43の第 1入力に、またスケーリング・ユニット42の出力とカップリング12は比決定 配列の第2入力にそれぞれ接続され、比決定配列43の出力はスケーリング回路 3の第3出力、すなわちカップリング14に接続されてスケーリング信号を発生 する。 図5・6に示す結合回路6は、比較配列50を有し、その第1入力は結合回路 6の第1入力に接続されてカップリング13を経て第1圧縮信号パラメータを受 け、その第2入力は結合回路6の第2入力に接続されてカップリング16を経て 第2圧縮信号パラメータを受ける。結合回路6の第1入力はさらに、微分配列5 4・56の第1入力に接続されている。比較配列50の出力はカップリング51 を経てスケーリング配列52の制御入力に接続され、その入力は結合回路6の第 2入力に接続されてカップリング16を経て第2圧縮信号パラメータを受け、そ の出力はカップリング53を経て微分配列54・56の第2入力に接続されて互 いにスケールされた圧縮信号パラメータに基づいて微分信号を決定する。微分配 列54・56の第3入力は結合回路6の第4入力に接続されてカップリング15 を経て第2圧縮信号パラメータを受ける。微分配列54・56は微分信号を発生 するための微分器54と該微分信号の絶対値を決定するための絶対値配列56か らなり、その出力はスケーリング・ユニット57の入力に接続され、その制御入 力は結合回路6の第3入力に接続されカップリング14を経てスケーリング信号 を受ける。スケーリング・ユニット57の出力は積分配列58の入力に接続され 、積分配列58は周波数に関して微分信号のスケールされた絶対値を積分する。 結合回路6の第1実施例(図5)によれば、積分配列58の出力は選択配列6 1の入力と比較配列60の第1入力に接続されている。比較配列60の第2入力 は接続62につながれて所定値をもつ他の信号を受ける。その出力はカップリン グ63を経て選択配列61の制御入力に接続されている。選択配列61の出力は 時間平均配列59の入力に接続され、その出力は結合回路6の出力17に接続さ れて特性信号を発生する。 結合回路6の第2実施例(図6)によると、積分配列58の出力は時間平均配 列59の入力に接続され、その第1出力は接続72を経て選択配列71の第1入 力に、また、第2出力は接続73を経て選択配列71の第2入力にそれぞれにつ ながれている。積分配列58の出力はまた、接続75を経て選択配列71の第3 入力につながれている。時間平均配列59の第1・第2出力はそれぞれ接続72 ・73を経て比較配列70の第1・第2入力につながれ、その出力は選択配列7 1の制御入力に接続74を経てつながれ、選択配列71の出力は結合回路6の出 力17につながれて特性信号を発生する。 たとえばコーダ/デコーダのような信号処理回路によって発生する出力信号の 特性を決定するための標準的な装置は、図4のスケーリング回路3を除いて構成 され、したがってカップリング10・12が貫通接続され、標準的な結合回路6 を使って構成され、したがって図5・6の微分回路54・56の第3入力、スケ ーリング・ユニット57、比較配列60・70、選択配列61・71は除かれて おり、その動作は次のようであり、また第1参考文献にも記載されている。 コーダ/デコーダのような信号処理回路の出力信号が入力7に供給された後、 第1信号処理回路1は出力信号を時間スペクトルとバーク・スペクトルによって 表される第1信号パラメータに変換する。これは第1乗算配列20で起こり、時 間スペクトルで表された出力信号を時間スペクトルで表されたウインドー関数で かけ合わせた後、こうして得られた時間スペクトルで表された信号が、第1変形 配列21によって、たとえば速フーリエ変換によって周波数ドメインに変形され た後、このようにして得られた時間スペクトルと周波数スペクトルで表された信 号の絶対値が第1絶対値配列22によって、たとえば平方化されて決定された後 、このようにして得られた時間スペクトルと周波数スペクトルで表された信号パ ラメータが第1変換配列23によって、たとえば非線形周波数スケールに基づい て再サンプリングされて時間スペクトルとバーク・スペクトルで表された信号パ ラメータに変換された後、第1割引配列24によって、たとえばバーク・スペク トルで表される特性でかけ合わされることにより該信号パラメータがフィルター をかけられて調整される。 このようにして得られた時間スペクトルとバーク・スペクトルで表された第1 信号パラメータは、第1圧縮配列4によって第1圧縮信号パラメータに変換され る。これは第1加算器30、第1乗算器32および第1遅延配列34によって起 こり、時間スペクトルとバーク・スペクトルで表された信号パラメータはたとえ ば指数関数的に減衰する信号のような供給信号にかけ合わされた後、このように して得られた時間スペクトルとバーク・スペクトルで表された信号パラメータが 時間遅れを伴って信号パラメータに加えられた後、拡張関数をもつ第1非線形回 旋配列36によって回旋された後、このようにして得られた信号パラメータは第 1圧縮ユニット37によって圧縮される。 同様にして、コーダ/デコーダのような信号処理回路の入力信号が入力8に供 給された後、第2信号処理回路2は入力信号を第2信号パラメータに変換し、こ れは第2圧縮配列5によって第2圧縮信号パラメータに変換される。 第1・第2圧縮信号パラメータはそれぞれカップリング13・16を経て、結 合回路6に供給され、これを当面、図5の微分配列54・56の第3入力とスケ ーリング・ユニット57を欠いている標準結合回路とする。2つの圧縮信号パラ メータは比較配列50によって積分され比較された後、2つの圧縮信号パラメー タの間の平均比を表すスケーリング信号を発生する。該スケーリング信号はスケ ーリング配列52に供給され、第2圧縮信号パラメータをスケールされる。スケ ーリング配列52はまた、当業者には知られているように、第2圧縮信号パラメ ータの代りに第1圧縮信号パラメータをスケールするために使われ、また同時に 2つのスケーリング配列を使うこともなされ得る。微分信号が微分器54によっ て互いにスケールされた圧縮信号パラメータから引き出され、その絶対値が絶対 値配列56によって決定される。このようにして得られた信号はバーク・スペク トルに関して積分配列によって積分され、時間スペクトルに関して時間平均配列 59によって積分され、コーダ/デコーダのような信号処理回路の特性を示す特 性信号として出力17から発生される。 コーダ/デコーダのような信号処理回路によって発生される出力信号の特性を 決定するための改良された装置は図4のスケーリング回路3を以て構成され、カ ップリング10・12がスケーリング・ユニットを介して接続され、また拡張さ れた結合回路6を以て構成され、図5・6の微分配列54・56の第3入力とス ケーリング・ユニット57が加えられ、その動作は上に記述されているが、次に 補足する。 カップリング9とスケーリング回路3の第1入力に受けられる第1直列回路信 号は、積分配列40の第1入力に供給され、カップリング10とスケーリング回 路3の第2入力に受けられる第2直列回路信号は、積分配列40の第2入力に供 給され、積分配列40で2つの直列回路信号が周波数に関して積分された後、積 分された第1直列回路信号は第1出力を経て比較配列41の第1入力に、また積 分された第2直列回路信号は第2出力を経て比較配列41の第2入力にそれぞれ 供給される。比較配列41はこれらの2つの積分された直列回路信号を比較し、 スケーリング・ユニット42の制御入力に供給される制御信号を発生する。スケ ーリング・ユニット42はカップリング10とスケーリング回路3の第2入力を 経て制御信号の関数として受けられる第2直列回路信号をス・ケールし、このよ うにしてスケールされた第2直列回路信号をスケーリング回路3の第2出力に発 生する。一方、スケーリング回路3の第1入力はスケーリング回路3の第1出力 が直接につながっている。この実施例では、第1直列回路信号とスケールされた 第 2直列回路信号はそれぞれ、スケーリング回路3を介して第1・第2圧縮配列4 ・5に送られる。 このスケーリングの結果、本発明の装置によって評価される客観的な特性信号 と観測者によって評価される主観的な特性信号との間に良好な相関が得られる。 本発明はとりわけ、上記相関の乏しさは他の歪曲よりも観測者によってより一層 歪曲され、それは2つの圧縮配列を用いることによって改善されるという洞察に 基づき、さらに、スケーリング回路3を用いる結果、2つの圧縮配列4・5が互 いにより良く機能して相関を改善するという洞察に基づいている。したがって、 乏しい相関という問題は、スケーリング回路3を使う結果、2つの圧縮配列4・ 5が互いに機能を改善することにより解決される。 スケーリング回路3の第1入力とカップリング9・11が比決定配列43の第 1入力に接続され、スケーリング・ユニット42の出力とカップリング12が比 決定配列43の第2入力に接続される結果、比決定配列43は第1直列回路信号 とスケールされた第2直列回路信号の相互比を評価することができ、その出力か らスケーリング信号を発生することができる。このスケーリング信号はスケーリ ング回路3の第3出力とカップリング14を経て、結合回路6の第3入力に供給 される。スケーリング信号はスケーリング・ユニット57に供給され、微分配列 54・56からくる微分信号の絶対値をスケールする。その結果、結合回路にお ける第1直列回路信号とスケールされた第2直列回路信号の間にある振幅差が割 り引かれ、それにより積分配列58と時間平均配列59がより良く機能する結果 、すでに改善されている相関がより一層、改善される。 微分器54(または絶対値配列56)がたとえば微分信号の振幅を低下させる 減算回路のような図示しない調整配列を備えていれば相関はさらに改善される。 好ましくは、微分信号の振幅は直列回路信号の関数として低下され、この実施例 では第2圧縮配列5からくるスケールされ圧縮された第2信号パラメータの関数 として低下され、その結果、積分配列58と時間平均配列59がより良く機能す る。その結果、すでに良い相関がさらに一層改善される。 比決定配列43もカップリング13と16の間に置かれ得る。この場合、圧縮 配列4と5双方をより良く使えるため、相関が改善される。 コーダ/デコーダのような信号処理回路で発生される出力信号の特性を決定す るための本発明の装置は、図5の結合回路の第1実施態様で少なくとも比較配列 60と選択配列70を有しているか、あるいは図6の結合回路の第2実施態様で 、少なくとも図6の比較配列61と選択配列71を有し、その動作は上に記述さ れているが、次のように補足する。 第1実施態様(図5)の場合、積分配列58によって周波数に関して積分され た微分信号が比較配列60と選択配列61に供給される。比較配列60はたとえ ば40msの時間間隔で該信号の値と所定値をもつ他の信号とを比較する。積分 された微分信号が他の信号よりも大きい(歪みが大きい)場合には、比較配列6 0は選択配列61を制御して積分された微分信号を時間平均配列59に供給する 。小さい場合には、比較配列60は選択配列61を制御して積分された微粉信号 を時間平均配列59に供給させない。これにより、より大きな歪みを示す信号の より大きな適切さが、より小さな歪みを示す信号に対して強調され、より良い相 関が得られる。 第2実施態様(図6)の場合、積分配列58によって周波数に関して積分され た微分信号が時間平均配列59と、選択配列71の第3入力に供給される。時間 平均配列は信号処理回路の左チャネルにつながった第1特性信号と、右チャネル につながった第2特性信号を発生する。これは本発明の装置に完全な左出力信号 の特性を決定させてから完全な右出力信号の特性を決定させるか、あるいは時間 間隔毎に、まず左出力信号の特性を決定し、次に右出力信号の特性を決定させる ようにしてなされる。当業者には明らかであろうが、2つの場合の少なくとも1 つにおいて、回路・配列の少なくともいくつかはメモリーを備えていなければな らない。 比較配列70はこれら2つの特性信号を比較する。第2特性信号が第1特性信 号と所定値をもつ信号の和よりも大きい場合、選択配列71は第2特性信号を選 ぶように制御される。小さい場合、選択配列71は第1特性信号を選ぶように制 御される。次に選択配列71内で選択特性信号下で、たとえば左・右チャネルに 関する積分された微分信号の間の相関(c)に依存する値(1.2−c)4をも つ信号とかけ合わされる。選択配列71はたとえば選択された特性信号を該値と かけ合わせるための乗算配列、積分された微粉信号双方を相関するための相関配 列、および積分された微分信号をストアするためのメモリーからなる。これによ り、両耳のイメージ・シフトによる歪みの乱れが強調される。 図2の第1信号処理配列1のコンポーネントは第1参考文献にあるように、当 業者に公知である。コーダ/デコーダのような信号処理回路からくるデジタル出 力信号はたとえば時間と振幅双方において離数値をとり、たとえば余弦平方関数 のようなウインドー関数によって第1乗算配列20によってかけ合わされた後、 第1変形配列21によってたとえば速コーリエ変換によって周波数ドメインに変 形された後、該信号の絶対値がたとえば平方化によって第1絶対値配列22によ って決定される。こうして時間−周波数ユニット毎にパワー密度関数が得られる 。あるいは、サブバンド・フィルター配列を使って、絶対値を決定した後、時間 −周波数ユニット毎にパワー密度関数の形で時間と周波数の関数として信号パラ メータを発生してもよい。第1変換配列23はたとえは非線形周波数スケールに 基づく再サンプリングによって時間−周波数ユニット毎のパワー密度関数を、時 間−バークユニット毎のパワー密度関数に変換する。この変換は第1参考文献の 付録Aに記載されている。第1割引配列24はヒアリング関数を調整する特性に よって時間−バークユニット毎のパワー密度関数をかけ合わせる。 図3の第1圧縮配列4のコンポーネントは第1参考文献にあるように、当業者 に公知である。ヒアリング関数に調整された時間−バークユニット毎のパワー密 度関数はたとえばexp{−T/τ(z)}のような指数関数的に減少する信号 で乗算器32によってかけ合わされる。ここでTはウインドー関数の50%に等 しく、したがってある時間インタバルの半分を表している。このインタバルの後 、第1乗算配列20が時間スペクトルで表されたウインドー関数によって出力信 号をかけ合わせる。ここでτ(z)はバーク・スペクトルで表された特性で、第 1参考文献の図6に詳しく記されている。第1遅延配列34はこのかけ算によっ て得られたものを長さTの遅延時間、すなわちある時間インタバルの半分だけ遅 らせる。第1非線形回旋配列36はバーク・スペクトルで表された拡張関数によ って供給された関数を回旋し、あるいは時間−バークユニット毎に表されたパワ ー密度関数を拡張する。これは第1参考文献の付録Bに記されている。第1圧縮 ユ ニット37は、たとえば時間−バークユニット毎に表されたパワー度関数をパワ ーα(0<α<1)に上げる関数を伴って、パワー密度関数の形で供給された信 号を圧縮する。 図4のスケーリング回路3のコンポーネントは、当業者に公知なように構成さ れ得る。積分配列40はたとえば、バーク・スペクトルによって供給された2つ の直列回路信号を別々に積分する2つの別個の積分器からなり、その後、たとえ ば除算器の形の比較配列41が2つの積分信号を1つずつ除算し、制御信号とし てその除算結果をスケーリングユニット42に供給する。スケーリングユニット 42はたとえば乗算器または除算器の形で、第2直列回路信号をその除算結果で かけ合わせまたは割って、2つの直列回路信号を等しい大きさにする。比決定配 列43は第1・第2直列回路信号を時間−バークユニットで表された圧縮された 拡張パワー密度関数の形で受け、それらを互いに割って、スケーリングユニット 57が乗算器か除算器かに依存して、時間−バークユニット毎に表される除算結 果またはその逆の形でスケーリング信号を発生する。 図5,6の結合回路6のコンポネントは第1参考文献に当業者に分かるように 記されているが、スケーリングユニット57、微分器54、比較配列60,70 および選択配列61,71が例外である。比較配列50はたとえば、バークスぺ クトルの3つの別々の部分に供給される2つの直列回路信号を別々に積分する2 つの個別の積分器からなり、またたとえば、バークスペクトルの各部毎に2つの 積分された信号を互いに割る除算器からなり、その除算結果または逆除算結果を スケーリング信号としてスケーリング配列52に送る。スケーリング配列52は たとえば乗算器または除算器の形で、各直線回路信号を除算結果または逆除算結 果によってかけ合わせ、または割って、バークスペクトル毎に等しい大きさの2 つの直列回路信号を作る。このすべてのことが第1参考文献の付録Fに記されて いる。微分器54は2つの互いにスケールされた直列回路信号の間の差を決定す る。この改良された装置によれば、その差が負であれば、その差はある一定値だ け増加され、差が正なら、ある一定値だけその差が引かれる。例えば、値ゼロよ りも小さいか大きいかを検出し、一定値を加えたり引いたりする。しかし、まず 絶対値配列56によって差の絶対値を決定し、次に、負の最終結果を得ることが 許されない接続ではその絶対値から一定値を差し引くようにしてもよい。さらに また、その一定値の代わりにその差から直列回路信号(a−部)を割り引くよう にしてもよい。 図5の本発明の装置によれば、積分配列58はバークスペクトルに関しスケー リングユニット57からくる信号を積分し、比較配列60は積分された微分信号 の値を接続62からくる他の信号の所定値と比較する。その比較結果に応じて、 選択配列61は積分された微分信号を時間平均配列59に送るか否かを選択する 。時間平均配列59は時間スペクトルに関し、送られてきた信号を積分する結果 、信号処理回路の特性が低いか高いかを示す値をもつ特性信号が得られる。選択 配列61はスイッチの形かあるいはたとえば、積分された微分信号に小さな数ま たは大きな数をかけ合わせる乗算器の形をとり得る。 図6の本発明の装置によれば、積分配列58はスケーリングユニット57から くる信号をバークスペクトルに関して積分し、時間平均配列59は時間スペクト ルに関して信号を積分する結果、信号処理回路の左右チャネルの特性がより低い かより高いかを示す値をもつ第1・第2特性信号が得られる。比較配列70はこ れら双方の特性信号を比較し、その結果に応じて選択配列71は2つの特性信号 のうちの1つを選択する。選択配列71は積分された微分信号をストアするため のメモリー、左右のチャネルに関した積分された微分信号を相関するための相関 配列、値(1.2−c)4を計算するための計算配列(cは相関結果)、および 選択された特性信号に値(1.2−c)4をかけあわせる乗算配列からなる。 すでに記したように、本発明の装置によって評価される客観的な特性信号と観 測者によって評価される主観的な特性信号との間の相関は結合回路6を比較配列 60,70および選択配列61,71で以て拡張することにより改善される。2 つの要因が互いに別個に眺められる。比較配列60と選択配列61の使用、およ び比較配列70と選択配列71の使用である。 最善の相関はすべての可能性を同時に使用することによって得られる。 すべての種類のオーディオヴィデオ装置が考えられる接続の信号処理回路に対 して、最も広い意味が保たれる。こうして、信号処理回路はコーデックでありつ 得て、この場合、入力信号は出力信号の特性が決定される参照信号である。信号 処理回路はまた平衡装置であり得て、この場合、出力信号の特性はすでに存在す る理想的な平衡装置に基づいて計算される参照信号に関して決定される。信号処 理回路はスピーカーでもあり得て、この場合、出力信号は参照信号として使われ 、音出力信号の特性がそれに関して決定される。さらに信号処理回路はスピーカ ーコンピューターモデルでもあり得て、この場合、それにセットされる値に基づ いてスピーカーが設計され、低音量出力信号が参照信号として供給され、高音量 出力信号が信号処理回路の出力信号として供給される。 計算された参照信号の場合、第2直列回路の第2信号処理配列は、第2信号処 理配列によってなされる動作が参照信号の計算において割り引かれることの結果 、省かれ得る。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.出力信号を受けるための第1入力(7)をもつ第1直列回路(1,4)、参 照信号を受けるための第2入力(8)をもつ第2直列回路(5)、および第1 直列回路の第1出力(13)と第2直列回路の第2出力(16)に接続されて 、その出力(17)において特性信号を発生するための結合回路(6)からな り、第1直列回路がその第1入力(7)に接続されて時間と周波数の関数とし て第1信号パラメータを発生するための第1信号処理配列(1)、および 該第1信号処理配列(1)に接続されて第1信号パラメータを圧縮し、第1 圧縮信号パラメータを発生するための第1圧縮配列(4)を備え、 第2直列回路が、 第2入力(8)に接続されて第2圧縮信号パラメータを発生するための第2 圧縮配列(5)を備え、および結合回路(6)が2つの圧縮配列(4,5)に 接続されて圧縮信号パラメータに基づいて微分信号を決定するための微分配列 (54,56)、 該微分配列(54,56)に接続されて周波数に関して微分信号を積分する ための積分配列(58)、および 該積分配列に接続されて時間に関して積分された微分信号を積分するための 時間平均配列(59)を備え、結合回路がさらに積分配列と時間平均配列の出 力信号である2つの信号のうちの1つと他の信号とを比較するための比較配列 、および 該比較の結果に依存して発生される特性信号に関して選択するための選択配 列を備えてなることを特徴とする参照信号に関して信号処理回路によって発生 される出力信号の特性を決定するための装置。 2.比較配列(60)と選択配列(61)が積分配列(58)と時間平均配列( 59)の間に置かれて時間間隔毎に、積分配列(58)の出力信号と所定値を もつ他の信号とを比較し、該出力信号が他の信号よりも大きい場合には該出力 信号を時間平均配列(59)に供給し、該出力信号が他の信号よりも小さい場 合には該出力信号を供給しないことを特徴とする請求項1の装置。 3.時間平均配列が信号処理回路の左チャネルに関した第1特性信号を第1出力 で発生し、右チャネルに関した第2特性信号を第2出力で発生し、比較配列( 70)と選択配列(71)が時間平均配列(59)の第1・第2出力に接続さ れて第1特性信号を第2特性信号と比較し、最大値をもつ特性信号を選択する ことを特徴とする請求項1の装置。 4.第2特性信号が第1特性信号と所定値をもつ信号の和よりも大きい場合には 第2特性信号が選択され、小さい場合には第1特性信号が選択されることを特 徴とする請求項3の装置。 5.選択配列(71)が、左右のチャネルに関した積分された微分信号の間の相 関に少なくとも依存する値をもつ信号を、選択された特性信号にかけ合わせる ための乗算配列を備えたことを特徴とする請求項4の装置。 6.第2直列回路が、さらに、 第2入力(8)に接続されて、時間と周波数双方の関数として第2信号パラ メータを発生し、第2圧縮配列(5)が第2信号処理配列に接続されて第2信 号パラメータを圧縮することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項の装置 。 7.信号処理配列(1,2)が、 その入力に供給される信号をウインドー関数によって時間ドメインでかけ合 わせるための乗算配列(20)、および 該乗算配列に接続されてそこからくる信号を周波数ドメインに変形するため の変形配列(21)を備え、 該変形配列が、絶対値を決定した後、時間と周波数の関数として信号パラメ ータを発生することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項の装置。 8.信号処理配列が、 その入力に供給される信号にフィルターをかけるためのサブバンド・フィル ター配列を備え、該配列が絶対値を決定した後、時間と周波数の関数として信 号パラメータを発生することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項の装置 。 9.信号処理配列がさらに、 時間スペクトルと周波数スペクトルによって表された信号パラメータを時間 スペクトルとバークスペクトルによって表された信号パラメータに変換するた めの変換配列(23)を備えたことを特徴とする請求項7又は8の装置。 10.出力信号に応答して時間と周波数の関数として第1信号パラメータを発生し 、 第1信号パラメータを圧縮して第1圧縮信号パラメータを発生し、 参照信号に応答して第2圧縮信号パラメータを発生し、 圧縮信号パラメータに基づいて微分信号を決定し、および周波数と時間に関 して微分信号を積分することにより特性信号を発生するステップからなり、前 記特性信号を発生するステップが周波数と時間に関して、それぞれ積分された 微分信号である2つの信号の1つを他の信号と比較し、および その比較結果に依存して、発生される特性信号に関して選択するサブステッ プからなることを特徴とする参照信号に関して信号処理回路によって発生され る出力信号の特性を決定するための方法。 11.比較のサブステップが、時間間隔毎に、周波数に関して積分された微分信号 を所定値をもつ他の信号と比較し、積分された微分信号の方が大きい場合には 該信号を時間に関して積分し、小さい場合には該信号を積分しないことからな ることを特徴とする請求項10の方法。 12.特性信号を発生するステップが、さらに信号処理回路の左チャネルに関した 第1特性信号と右チャネルに関した第2特性信号を発生させるサブステップを 有し、および比較のサブステップが第1・第2特性信号を比較し、選択のサブ ステップが最大値をもつ特性信号を選択することからなることを特徴とする請 求項10の方法。 13.第2特性信号が第1特性信号と所定値をもつ信号の和よりも大きい場合、第 2特性信号が選択され、小さい場合、第1特性信号が選択されることを特徴と する請求項12の方法。 14.選択された特性信号が、周波数に関して左チャネルに関して積分された微分 信号と周波数に関して右チャネルに関して積分された微分信号との相関に少な くとも依存する値をもつ信号でかけ合わされることを特徴とする請求項13の 方法。 15.参照信号の応答に第2圧縮信号パラメータを発生するステップが、時間と周 波数双方の関数として参照信号に応答して第2信号パラメータを発生し、第2 信号パラメータを圧縮するサブステップからなることを特徴とする請求項10 〜14のいずれか1項の方法。
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