JP2000511770A - 水槽の砂利用フィルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、水槽の砂利用フィルタに関する。特に、本発明の砂利用フィルタ（１０）は、その下側に室（２０）を有する。寸法がほぼ等しい室は、障壁（２２）によって分離され、水を流れ溝（２４）に流すことができる開口部（２６）を有し、その後水は、リフト管の穴（２７）に流れる。室（２０）および流れ溝（２４）は、フィルタプレートの表面全体で均一な濾過を行う。好ましい実施例において、本発明の砂利用フィルタは、掘り起こし防止用格子を有し、この掘り起こし防止用格子は、魚が掘り起こし防止用格子を使用することによってフィルタのプレート上の砂利を掘ることを防止する。掘り起こし防止用格子は、フィルタの上面上に配置され、魚が砂利を移動して開口部を露出することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】 水槽の砂利用フィルタ 発明の分野 本発明は水槽の砂利用フィルタに関し、特に水槽の砂利の下に配置されるフィ ルタに関する。 発明の背景 特に多数の流通開口部を備えた水槽用フィルタが多くの水槽で使用されている 。砂利の下のフィルタを使用する間に、水は、一般にフィルタの１つまたは２つ のコーナーに配置されるエアリフトまたはパワーヘッドによる吸引によって、開 口部を通って下に引かれる。水は、フィルタの開口部を通過した後、水を上方に 引くことができるリフトチューブ穴に到達するまでフィルタの下に引かれる。こ のタイプの砂利の下に配置されるフィルタは、一般に機械的および生物学的な濾 過を行うように砂利によってカバーされる。 現在市販されている砂利用フィルタにはいくつかの問題がある。第１に、開口 部を通って引かれる水は、それがリフト管に到達する前に、フィルタの下のラン ダムな非構造的な通路を流れる。その結果、水は、リフト管近傍のフィルタを通 って引かれることが好ましく、水は近接した管がくずでつまったときのみ、リフ トチューブから離れてフィルタを通って引かれる。リフトチューブを通って水を 引く際のランダム性は、水槽全体を通して不均一な濾過を生じる。これは、フィ ルタの開口部を水に直接露出させ、水が開口部を通過することを可能にし、最小 の抵抗の通路をつくり、フィルタの残りの部分の効率を低下させる。 現在、有効な砂利用フィルタに関する問題に鑑みて、これらの問題を解決する 砂利用フィルタを提供することが有利である。その結果、本発明の目的は、フィ ルタ全体の表面上で均一な濾過を行い、好ましい実施例において、魚が砂利を掘 り移動させることを防止する砂利用フィルタを提供することである。 発明の概要 本発明は、水槽用砂利用フィルタに関する。特に、本発明の砂利用フィルタは 、下側に室を有する。室は、障壁によって分離され、リフト管の穴に導く流れの 溝に水を流すことができる、寸法がほぼ等しい開口部を有する。室および流れ溝 は、 フィルタプレートの全面にわたって均一な濾過を行う。好ましい実施例において 、本発明の砂利用フィルタは、魚がフィルタのプレートの砂利を掘ることを防止 する掘り起こし防止用格子を含む。掘り起こし防止用格子は、フィルタの表面に 永久的にか、または取外し可能に配置され、魚が砂利を取り除きフィルタの開口 部を露出することを防止する。 図面の簡単な説明 図１は、水槽用タンクに配置された本発明の砂利用フィルタの斜視図である。 図２は、本発明の砂利用フィルタの底面図である。 図３は、本発明の砂利用フィルタの底面図である。 図４は、掘り起こし防止用格子のない本発明の砂利用フィルタの平面図である 。 図５は、本発明の砂利用フィルタの斜視図である。 図６は、本発明の砂利用フィルタの平面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 本発明は、フィルタの表面のプレート全体を通して均一な濾過を行う水槽の砂 利のフィルタに関する。図１は、水槽用タンク１１の底部床９の作動位置での砂 利用フィルタ１０を示す。図示した実施例は２つのリフト管１２および１２Ａを 含むが、任意の数のリフト管をフィルタとともに使用することができる。図示し た好ましい実施例において、掘り起こし防止用格子１３は、フィルタの上側に配 置されている。 図２および図３は、砂利用フィルタの底部側を示す。好ましくは、プレートの 数は、フィルタに応じて使用することができるが、フィルタは、中央の壁２３に よって分割された２つのプレート３０および３０Ａからなる。スロット２６は、 水槽からプレートの下に水を濾過することができるようにする。プレートは、好 ましくはフィルタを包囲する壁２８によって水槽の床に密封される。複数の室２ ０は、障壁２２および壁２８によってつくられ、水槽のプレートと床との間に延 びている。図示した好ましい実施例において、フィルタ全体で２４が、各プレー トに使用される。図示したように、室は、各々がほぼ寸法が等しい。各室は、流 れの溝に隣接した１つまたは複数の開口部２１を含むが、各プレートは１つの流 れ溝を含む。 図示した実施例において、各室のベースの開口部２１は、室から流れの溝２４ に水が流れることができるようにする。好ましくは、各プレートは、１つの流れ 溝を含む。流れ溝２４は、水が流れ溝を通って中央溝２５に流れるように逆の“ Ｖ”形状であることが好ましい。この“Ｖ”形状は、溝によって影響されるフィ ルタの上面の面積を最小限にするために好ましい。２つのプレートを有する好ま しい実施例において、各プレートからの流れ溝は、２つのプレートのほぼ中央の 中央溝の一点に集まっている。２つのエアフィルタがプレートの各端部に使用さ れているとき、各エアリフトから水を等しく引くことができるように中央溝の中 央に流れ室が集まっていることが好ましい。中央溝２５は、リフト管穴の幅と少 なくとも同じ幅を有し、流れ溝からの水を集め、それをリフト管の穴に向かって 流す。図示した好ましい実施例において、２つのリフト管穴２７および２７Ａは 、中央の溝の各端部に示されているが、どのような数の穴も使用できる。リフト 管の穴が複数設けられている場合、１つのリフト管が使用中である場合、未使用 の穴はキャップでふさがれる。好ましい実施例において、ガード３５は、エアス トーンが挿入されることを防止するために穴の内部に配置される。 図４は、２つのプレートを有する実施例の砂利用フィルタの上部を示す。スロ ット２６は、表面に沿って配置され、流れ溝２４および中央流れ溝２５は、プレ ートの表面上を上方に延びている。リフト管ベース１５および１５Ａは、プレー トから上方に延びている。室、開口部との間の障壁の配置によって、任意の点の プレートを通過する水の滴下は、同じ点に、すなわち、他の点のプレートを通過 する水の他の滴下と同様の中央溝の中央に引かれる。その結果、水の落下は、流 れ溝を通って水の他の各滴下と同じ経路を通り、フィルタ全体を通して均一な濾 過が行われる。 図５および図６に示すように、本発明の好ましい実施例は、格子を形成する一 連の壁１４からなる掘起こし防止用格子を含む。掘起こし防止用格子は、フィル タのプレートに永久的にまたは取外し可能に取り付けられる。好ましくは、これ らの壁は、形状がほぼ正方形の箱を形成する。好ましくは、スロット２６の形の 開口部は、格子の下のフィルタのプレートに配置される。格子が水槽に使用され ている間、砂利は、格子の上部に配置される。砂利は、水がフィルタに達する前 に、水を生物学的におよび機械的に濾過する。砂利の生物学濾過が特に重要であ る。なぜならば、それは、アンモニアと窒素とを亜硝酸塩に変換するからである 。格子は、魚が砂利を掘り起こし、この砂利をフィルタのスロットから除去する ことを防止する。格子の壁は種々の寸法であるが、１つの特別の好ましい寸法は 、１．２７ｃｍ（１／２インチ）の長さ、および１．２７ｃｍ（１／２インチ） の高さの範囲である。この寸法は好ましい。なぜならば、砂利は、箱内によく適 合し、魚が砂利を掘り起こすことができないからである。またフィルタの上方に は、１つまたは複数の、好ましくは２つのリフト管ベース１５および１５Ａを含 む。１つまたは複数のこれらの開口部は、使用中のリフト管の数が開口部の数以 下である場合には、キャップでふさがれる。 フィルタは非水溶性材料から製造されるが、硬質プラスティック材料から製造 されることが好ましい。好ましいプラスティックは高衝撃ポリスチレンである。 この特定のプラスティックは、フィルタに強度を提供する。障壁の他に格子の存 在は、フィルタの石または砂利の配置によって生じるような潜在的な破壊力に抵 抗する強度をさらに強化する。特に好ましい実施例において、フィルタのプラス ティックは、円滑ではなく、生物学的な濾過を生じる表面積をさらに追加する。 好ましい実施例および本発明の方法であるものを説明したが、当業者は、本発 明の精神から逸脱することなく種々の変更および改造を行うことができることを 理解すべきであり、本発明の範囲内にある変更および改造を権利請求することを 理解すべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．１つまたは複数のプレートを有し、前記プレートは、上部と、底部と、前 記プレートを水が通過することができるようにする開口部とを備えており、前記 プレートの底部側は、前記底部を複数の室に分割する分割部材を含み、各室は、 流れの溝に隣接した少なくとも１つの開口部を備えている水槽用フィルタ。 ２．前記流れ溝は、中央の流れ溝に連通している請求項１に記載のフィルタ。 ３．前記フィルタは、２つのプレートを備えている請求項２に記載のフィルタ 。 ４．前記室は障壁によって分離されている請求項３に記載のフィルタ。 ５．前記中央の流れ溝は１つまたは複数のリフト管穴を含む請求項４に記載の フィルタ。 ６．前記流れ溝は、反転した“Ｖ”形状である請求項５に記載のフィルタ。 ７．前記プレートの第１の開口部を通過する水の滴下は、前記プレートの第２ の開口部を通過する水の滴下と同じ点に引かれる請求項１に記載のフィルタ。 ８．前記プレートの上方側は、魚が開口部に接近することを防止する手段を有 する請求項１に記載のフィルタ。 ９．前記手段は、掘起こし防止用格子を備えている請求項８に記載のフィルタ 。 １０．前記掘起こし防止用格子は、正方形状の箱を形成する相互に接続された 一連の壁を備えている請求項９に記載のフィルタ。 １１．ポリスチレンから形成されている請求項１に記載のフィルタ。 １２．前記プレートの上面は、生物学的な濾過を向上する織り目模様である請 求項１に記載のフィルタ。 １３．正方形状の箱を形成する相互に接続された一連の壁を備えている水槽用 砂利用フィルタ用の掘起こし防止用装置。 １４．前記掘起こし防止用格子は、砂利用フィルタの上側に配置されている請 求項１３に記載の掘起こし防止用装置。 １５．前記壁は、ほぼ１．２７ｃｍ（１／２インチ）の長さおよび１．２７ｃ ｍ（１／２インチ）の高さである請求項１４に記載の掘起こし防止用装置。