JP2000511102A - 超高純度精製法及びサンプラー - Google Patents

超高純度精製法及びサンプラー

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Abstract

(57)【要約】 水シダのアゾラ(アカウキクサ)(Azolla)の乾燥バイオマスの、注目に値する金属結合性が、種々の汚染液を精製するために開発されている。本発明の一態様は、溶液を、水シダのアゾラの乾燥バイオマス中を通過させることを含んでなる、重金属イオンからの水溶液の超高純度の精製法に関する。他の態様は、汚染水からの飲用水の再生及び、放射性汚染廃液の精製に関する。水シダのアゾラの乾燥バイオマスを含有する受け器(receptacle)を含んでなる、水溶液中の重金属イオンの存在を決定するためのサンプラーもまた公表されている。

Description

【発明の詳細な説明】 超高純度精製法及びサンプラー発明の分野 本発明は、超高純度精製法及び金属イオンサンプラーにおける、水シダのアゾ ラ(Azolla)の金属イオン結合性の利用に関する。発明の背景 種々の化学、コーティング、及び原子力産業、等により放出される水性媒体又 は廃水からの金属イオン汚染物の除去は、環境保護の主要な問題の一つである。 種々の流出液は、開放水溜中に廃棄されるか、又は河、下水等に放出することが できる前に、清浄化されなければならない。先進、工業国の環境保護条例は概括 的に、ppb(μg/Kg)の範囲まで水中の金属イオン含量を規制している。 このような低濃度の金属イオン汚染物を含有する液体の分析はしばしば、通常の 分析法(XRF、AAS、ICP及びICP−MSのような)の感度及び分解能 により制約される。 引用により本明細書に取り込まれている、Tel-Orに対する米国特許第5,00 0,852号明細書は、種々の水性媒体中の遷移金属の濃度減少のための手段及 び方法につき公表している。Tel-Orの特許は、水溶液から金属イオンを除去する ために水シダのアゾラ(Azolla)の金属イオン結合能を利用している。アゾラは 、汚染媒体中でシダを成育させることにより生きている状態において、並びに、 乾燥バイオマスのカラムの形態における死んだ状態の両者の状態で使用された。 数百ppm(mg/Kg)の金属イオンを含有する溶液が、その溶液をアゾラ のバイオマスのカラム中を通過させることにより、数ppmに減少された実験が 、Tel-Orの特許明細書中に記載されている。しかし、この精製レベルでは、大部 分の先進国において現在施行されている厳格な環境基準を満たすには不十分であ る。これらの基準は下記の表1に与えられている: 更に、精製される溶液の最初の濃度は100〜17,000ppmの範囲内に あったが、多数の汚染液は<100ppmの最初の濃度を含有している。金属イ オンの最初の濃度が20〜30ppmであったその他 の実験が記載されたが、これらの実験は、乾燥バイオマスのものと異なる機構に より金属イオンと結合する、生きているアゾラに関与していた。 Tel-Orの特許は、金属イオンを濃縮するために使用できるどんな装置について も記載していない。発明の要約 少なくとも環境規制要求条件を満たす程度に、重金属イオンからの水溶液の超 高純度精製のための方法、を提供することが本発明の目的である。 これらのイオンが非常に低い濃度でありそして/又は、他の種類のイオン又は 汚染物質と混合されている場合ですら、水溶液中の重金属イオンの存在を、定性 的にそして/又は定量的に決定することができる装置を提供することが本発明の 更なる目的である。 本発明の一態様に従うと、前記の溶液を水シダのアゾラの乾燥バイオマス中を 通過させることを含んでなる、重金属イオンからの水溶液の超高純度精製の方法 が提供されている。 本発明の好ましい態様において、バイオマスはカラム中に含有されている。 本発明のもう一つの態様に従うと、バイオマスがそこで金属イオンと結合する 、水シダのアゾラの乾燥バイオマスを含有している受け器(receptacle)、を含 んでなる、水溶液中の重金属イオンの存在を決定するためのサンプラー(sample r)、が提供されている。 本明細書において、「超高純度精製」は、1ppmよりずっと少ない、そして 概括的にはppb、ppt、又はそれ未満の範囲の汚染度への、即ち超高純度溶 液への、汚染溶液の精製、を意味する。 本発明は、死んだアゾラのバイオマスが、Tel-Orの特許に記載のような遷移金 属のみならず、Cs、Sr、Ce及びZrを含むすべての重金属イオンと結合す ることができるという驚くべき発見に基づいている。更にアゾラのバイオマスは 、使用されるバイオマスの量の飽和によってのみ制約されて、数百ppmから1 ppt(ng/Kg)よりずっと少量までの、9桁までの濃度範囲の水溶液中の 金属イオンと結合することができることが見いだされた。これにより、環境監督 局により許可される濃度範囲内への、汚染溶液の超高純度精製をもたらす。 生きている水シダのアゾラにおいては、金属の吸収及び取り込み過程はそれぞ れ分散及び代謝過程である。全金属の吸収過程は最初、シダの根で起こる。大部 分の金属は、根に蓄積するが、数種の金属は、若芽及び葉に転流される。若芽及 び葉への金属の転流は植物の防御系により制限される。 他方、乾燥バイオマスのアゾラにおいては、金属の蓄積及び結合は、純粋な化 学的な、主としてイオン交換過程である。金属蓄積は生きているアゾラに対する よりも少なくとも7倍大きい。生きているアゾラにおける金属蓄積は、数時間及 び数日間継続する緩徐な過程であるが、乾燥アゾラに対しては、蓄積は実際的に 瞬間的に起こる。 従って、アゾラのバイオマスは、少なくとも5項目:(1)結合可能なイオン の範囲;(2)イオン結合の特異性;(3)非常に低濃度におけるイオンとの結 合能;(4)超高純度溶液の生成能;及び(5)3桁まで重金属イオンを濃縮す る能力、において優れていることが見いだされた。 アゾラのバイオマスの優れた特性により、汚染水溶液からの重金属イ オンと特異的に結合してそれらを濃縮させる、サンプラーを製造することが可能 であった。これにより、通常の測定法の測定範囲より下の、非常に低濃度におけ る水性体(body of water)中の重金属イオンの決定及び定量を可能にする。更 に、アゾラのバイオマスの結合の特異性が、一般的に通常の結合樹脂を飽和させ るような高濃度の、その他のイオン及び汚染物の存在下においてすら、重金属イ オンの結合を可能にする。図の簡単な説明 図1は、バッグのサンプラーの一態様を示している。 図2は、カラムのサンプラーの一態様を示している。 図3は、漏斗のサンプラーの一態様を示している。 図4は、平らなサンプラーの一態様を示している。 図5は、平らなサンプラーの鎖の一態様を示している。好ましい態様の詳細な説明 I.方法 a)ICP分析に基づく方法 15cm長で、1cm直径のカラムに、ぼろぼろにして再水和されたアゾラ2 gを充填する。既知の濃度の金属イオンを含有する水溶液を最適な選択されたそ して一定の流量でカラム中をポンプで通過させる。カラム流出液の容量画分を、 全過程中、特定の間隔でバイアル中に回収する。最初の溶液及び流出液の容量画 分中の金属イオンの濃度を、誘導結合プラズマ(ICP)法により分析する。最 終溶液の金属イオン濃度を流出液容量画分分析のICPの結果から決定する。金 属イオン除去の百分率を、最初及び最終の金属イオン濃度から計算する。b)放射線学的分析に基づく方法 15cm長及び1.5cm直径のカラムに、ぼろぼろにして再水和されたアゾ ラ5gを充填する。原子炉のコア内で中性子により照射されて、放射線発生同位 元素として役立つ、既知濃度の金属イオンを含有する水溶液を、前以て選択され た一定流量で、カラムにポンプで流通させる。カラム流出液をジャーに回収する 。最初の溶液、最後の溶液及びアゾラのカラム、の金属イオン同位元素の放射能 をγ−分光測定により測定する。最初の溶液、最後の溶液及びアゾラのカラム中 の金属イオンの濃度を、放射線学的測定値から計算する。イオン金属の除去百分 率を、最初及び最後のイオン金属濃度から計算する。II .アゾラの材料 アゾラの水シダは、アゾラ・フィリクロイデス(Azolla filiculoides)、ア ゾラ・ピンナタ(Azolla pinnata)、アゾラ・インブリカタ(Azolla imbricata )、アゾラ・アフリカナ(Azolla africana)、アゾラ・カロリニアナ(Azolla caroliniana)、アゾラ・メキシカナ(Azolla mexicana)、アゾラ・ニロチカ( Azolla nilotica)、アゾラ・ミクロフィラ(Azolla microphyla)、アゾラ・ル ブラ(Azolla rubra)及びアゾラ・ジャポニカ(Azolla japonica)を含む多様 な種を含む。アゾラ乾燥バイオマスは概括的に、乾燥又は再水和された乾燥アゾ ラ、乾燥又は再水和のぼろぼろにされた乾燥アゾラ、あるいは乾燥又は再水和の 粉末状乾燥アゾラ、からなる。従ってアゾラのバイオマスは生きている材料を含 有していない。III .結果 アゾラのバイオマスは、pH=2からpH=11までの広範囲のpHにわたり 、Cu、Zn、Ni、Cr、Pb、Cd、U、Cs、Ce、R u、Sr、Zr、Ag及びAuのような重金属イオンを取り込むことが見いださ れた。前記の金属イオンの溶液は、アゾラのバイオマスのカラムを通過すること ができるかあるいは、アゾラのバイオマスと混合することができる。好ましくは アゾラのバイオマスは、種々のサイズ(直径及び長さ)のカラムに挿入される。 少ない及び中くらいの容量溶液には小さいサイズのカラムを使用し、一方、大量 溶液にはより大きいサイズのカラムを使用することができる。 3桁まで汚染溶液中の金属イオン含量を減少させることにより、最初の金属濃 度の99.9%までを溶液から除去することができる。数種の実施例は以下の通 りである: アゾラのバイオマス2グラムに対するカラムのサイズ:1cm直径及び15c mの長さ。 アゾラのバイオマス5グラムに対するカラムのサイズ:1.5cm直径及び1 5cmの長さ。カラムサイズ:20cm直径及び60cm長さ カラムサイズ:20cm直径及び60cm長さ。 前記のすべての実験において、ストロンチウム、ジルコニウム、ウラン及び鉛 はICP法により測定し;セシウムは、放射線学的方法により 測定した。 アゾラのバイオマスは単独の方法として又は、このような超高純度精製レベル に達することができないその他の精製方法の補助において、廃水又は汚染水の高 純度の精製の、安価な手段を提供する。 アゾラのバイオマスはまた、飲用水の再生法の一部として使用することができ る。放射性同位元素は通常、環境の基準規制値より低い、非常に低い金属イオン 濃度で、放射性廃水中に存在する。しかし原子力産業においては、放射性同位元 素の線源は大部分、高い比放射能(specificradioactivity)をもつ分裂生成物 であり、環境に対して危険であると考えられる。これらの放射性同位元素は、環 境中への廃棄の前に、天然の放射能レベルより低い、又は多くてもそれに等しい 放射能レベルに、廃液から除去しなければならない。アゾラのバイオマスは、高 い放射能レベルであるが、非常に低い金属イオン濃度の放射性廃液の清浄化のた めに使用することができる。金属の取り込み後に、アゾラのバイオマスは灰化さ れて、更なる廃棄のための廃棄物容量を著しく減少させる。 本発明の第2の態様は、通常の分析法が十分に感受性でないような非常に低濃 度の、水中の重金属イオンの決定を可能させるサンプラー、である。該サンプラ ーは、Cu、Zn、Ni、Cr、Pb、Cd、U、Cs、Ce、Ru、Sr、Z r、Ag及びAuのような重金属イオンと結合して、サンプラーを流通する水から 、3桁まで濃縮する、アゾラの特性に基づいている。 金属イオンのアゾラの取り込みは、pH=2からpH=11までの広範囲のp H値にわたり、数桁まで(1000を越える濃縮ファクター)バイオマス中の金 属イオンの濃縮をもたらす。アゾラは、非常に低い濃 度、すなわち<1ppmですらのイオンと結合することができる。これにより、 それらの低い濃度により、水溶液サンプルから直接に、金属イオンの決定を可能 にするのに十分感受性でなかった通常の分析法を使用して、金属イオンの水溶液 の組成及び含量の分析が可能になる。従って、アゾラのバイオマスサンプラーの 金属イオン濃縮は、大量の溶液を取り扱う、長く、感受性の濃縮段階前の方法を 排除する。 アゾラのサンプラーは、採取される各金属イオンの比濃縮ファクター(specif ic factor concentaration)を決定するために、サンプラーに基準溶液を流通さ せることにより目盛りを定める。分析される既知の容量の溶液をアゾラサンプラ ーに流通させる。サンプル採取完了後、アゾラに結合した金属イオンを、酸溶出 、酸温浸、又はバイオマスの灰化により放出する。バイオマスの灰化の後には、 通常の分析法による定性及び定量分析のための、生成された灰の酸温浸を行う。 溶液の金属イオン濃度は目盛り定めの結果を使用して計算する。 イオンを濃厚化させるためのアゾラの使用の更なる利点は、重金属イオンに対 するその特異性である。その他のサンプル採取法は多種のイオン及び汚染物と結 合し、それにより、樹脂の早期の飽和及び、その濃度を決定する予定のイオンの 結合の阻害をもたらす。他方、アゾラは、高濃度の他のイオンの存在下ですら、 ほどんど独占的に重金属イオンと結合する。 サンプラーは、種々の形態:カラム、小さいバッグ、漏斗形態の濾過器及び平 らな濾過器、の受け器中に挿入されている乾燥又は再水和アゾラのバイオマスを 含んでなる。代表的なサンプラーは図1〜5に示され、アゾラのバイオマスが、 数字2により表され、水流の方向が矢印により 示されている。 前記のサンプラーは天然の溜まり水、天然の流水、又はポンプのような手段を 使用する強制流水のサンプル採取のために、実験室及びインサイチューで利用す ることができる。サンプラーは、イオンの存在を決定するために定性的に、なら びに、サンプラーを通過する水量の計算により、水性体(body of water)中の イオンの濃度を決定するために定量的に、どちらにも使用することができる。異 なる深度の天然水の金属イオン濃度を分析するために、サンプラーの鎖を製造す ることができる。 金属イオンがサンプラー中のアゾラのバイオマスに結合し、サンプル採取が完 了すると、通常の分析法によるその後の分析のために、金属イオンを酸溶出又は 酸温浸によりサンプラーから放出させる。γ線放射性金属イオンを含有する水又 は溶液に対しては、溶出又は温浸過程は省略することができ、サンプラーを、通 常の原子核分光分析法を使用して分析する。実施例は以下の通りである: 本発明は数種の好ましい態様について説明されたが、種々の変更及び改良案が 、本明細書の考察中に当業者に考案されることが期待される。 本発明の範囲は、本明細書に提示された説明のための態様に制約されるものと 解釈されるべきでなく、付記の請求の範囲に従って決定される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年5月25日(1998.5.25) 【補正内容】 請求の範囲 1. 溶液を、水シダのアゾラの乾燥バイオマス中を一定の流量でポンプにより 通過させることを含んでなる、その最初の濃度が<100ppmである、重金属 イオンを含有する水溶液の、重金属イオンからの超高純度精製の方法。 2. 前記のバイオマスがカラム中に含有されている第1項に記載の方法。 3. 前記の重金属イオンが、Cu、Zn、Ni、Cr、Pb、Cd、U、Cs 、Ce、Ru、Sr、Zr、Ag及びAuからなる群から選ばれる、第1項記載 の方法。 4. 前記のアゾラが、アゾラ・フィリクロイデス(Azolla filiculoides)、 アゾラ・ピンナタ(Azolla pinnata)、アゾラ・インブリカタ(Azolla imbrica ta)、アゾラ・アフリカナ(Azolla africana)、アゾラ・カロリニアナ(Azoll a caroliniana)、アゾラ・メキシカナ(Azolla mexicana)、アゾラ.ニロチカ (Azolla nilotica)、アゾラ・ミクロフィラ(Azolla microphyla)、アゾラ・ ルブラ(Azolla rubra)及びアゾラ・ジャポニカ(Azolla japonica)の種から なる群から選ばれる、第1項記載の方法。 5. 前記の溶液のpHが2〜11の範囲内にある、第1項に記載の方法。 6. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの最初の濃度が<1ppmである、第 1項記載の方法。 7. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの濃度が、<100ppbに減少され る、第1項記載の方法。 8. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの濃度が、<1ppbに減少される第 1項記載の方法。 9. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの濃度が、<1pptに減少される、 第1項記載の方法。 10. 前記の乾燥バイオマスが、乾燥又は再水和された乾燥アゾラ、乾燥又は 再水和されたぼろぼろの乾燥アゾラ、並びに乾燥又は再水和された粉末状乾燥ア ゾラ、からなる群から選ばれる、第1項記載の方法。 11. 汚染水を、水シダのアゾラの乾燥バイオマス中を、一定の流量でポンプ により通過させることにより前記の汚染水を精製することを含んでなる、飲用水 を生成するための、汚染水の再生方法。 12. 廃液を、水シダのアゾラの乾燥バイオマス中を、一定の流量でポンプに より通過させることを含んでなる、放射性汚染廃液の精製方法。 13. 前記の廃棄物が前記のバイオマスを通過した後に、前記のバイオマスが 灰化される、第12項記載の方法。 14. バイオマスがそこで金属イオンと結合する、水シダのアゾラの乾燥バイ オマスを含有する受け器、を含んでなる、水溶液中の重金属イオンの存在を決定 するためのサンプラー。 15. 水溶液中の重金属イオンの濃度を決定するための第14項記載のサンプ ラー。 16. 前記の重金属イオンが、Cu、Zn、Ni、Cr、Pb、Cd、U、C s、Ce、Ru、Sr、Zr、Ag及びAuからなる群から選ばれる、第14項 記載のサンプラー。 17. 前記のアゾラが、アゾラ・フィリクロイデス(Azolla filiculoides) 、アゾラ・ピンナタ(Azolla pinnata)、アゾラ・インブリカ タ(Azolla imbricata)、アゾラ・アフリカナ(Azolla africana)、アゾラ・ カロリニアナ(Azolla caroliniana)、アゾラ・メキシカナ(Azolla mexicana )、アゾラ・ニロチカ(Azolla nilotica)、アゾラ・ミクロフィラ(Azolla mi crophyla)、アゾラ・ルブラ(Azolla rubra)及びアゾラ・ジャポニカ(Azolla japonica)の種からなる群から選ばれる、第14項記載のサンプラー。 18. 前記の受け器が、カラム、小さいバッグ、漏斗形態の濾過器及び平らな 濾過器からなる群から選ばれる、第14項記載のサンプラー。 19. 前記の溶液のpHが、2〜11の範囲内にある、第14項記載のサンプ ラー。 20. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの最初の濃度が、<100ppmで ある第14項記載のサンプラー。 21. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの最初の濃度が、<1ppmである 第20項記載のサンプラー。 22. 前記の金属イオンがその後、通常の分析法によるその後の分析のために 、前記のバイオマスから放出される、第14項記載のサンプラ。 23. 前記の金属イオンが、酸溶出又は酸温浸により、前記のバイオマスから 放出される、第22項記載のサンプラー。 24. 前記の金属イオンが、放射性であり、前記のバイオマスの放射線分光分 析によりインサイチューで決定される、第14項記載のサンプラー。 25. 連続的な深度で水性体中の重金属イオンの存在の決定に使用のための、 第14項記載のサンプラーの鎖。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),JP,US (72)発明者 コーエン,ナバ イスラエル・バトヘフアー42842・ピーオ ーボツクス110・レホブガムラ21 (72)発明者 ザフリル,ホバブ イスラエル・レホボト76965・クフアルビ ルエイ (72)発明者 イルジサー,ダニエレ イスラエル・ネスジオナ74021・ネグバス トリート6 (72)発明者 ギラト,イリス イスラエル・レホボト76468・モスコビチ ストリート24 (72)発明者 メイ―マロム,アブラハム イスラエル・バトヤム59371・アルロソロ フストリート27

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 水溶液を、水シダのアゾラの乾燥バイオマス中を通過させることを含んで なる、重金属イオンからの水溶液の超高純度精製法。 2. 前記のバイオマスがカラム中に含有されている第1項に記載の方法。 3. 前記の重金属イオンが、Cu、Zn、Ni、Cr、Pb、Cd、U、Cs 、Ce、Ru、Sr、Zr、Ag及びAuからなる群から選ばれる、第1項記載 の方法。 4. 前記のアゾラが、アゾラ・フィリクロイデス(Azolla filiculoides)、 アゾラ・ピンナタ(Azolla pinnata)、アゾラ・インブリカタ(Azolla imbrica ta)、アゾラ・アフリカナ(Azolla africana)、アゾラ・カロリニアナ(Azoll a caroliniana)、アゾラ・メキシカナ(Azolla mexicana)、アゾラ・ニロチカ (Azolla nilotica)、アゾラ・ミクロフィラ(Azolla microphyla)、アゾラ・ ルブラ(Azolla rubra)及びアゾラ・ジャポニカ(Azolla japonica)の種から なる群から選ばれる、第1項記載の方法。 5. 前記の溶液のpHが2〜11の範囲内にある、第1項に記載の方法。 6. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの最初の濃度が<100ppmである 、第1項記載の方法。 7. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの最初の濃度が、<1ppmである、 第6項記載の方法。 8. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの濃度が、<100ppbに減少され る第1項記載の方法。 9. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの濃度が、<1ppbに減少される、 第8項記載の方法。 10. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの濃度が、<1pptに減少される 、第8項記載の方法。 11. 前記の乾燥バイオマスが、乾燥又は再水和乾燥アゾラ、乾燥又は再水和 のぼろぼろにされた乾燥アゾラ、並びに乾燥又は再水和の粉末状乾燥アゾラ、か らなる群から選ばれる、第1項記載の方法。 12. 水シダのアゾラの乾燥バイオマス中を、汚染水を通過させることにより 前記の汚染水を精製することを含んでなる、飲用水を生成するための、汚染水の 再生方法。 13. 水シダのアゾラの乾燥バイオマス中を、廃液を通過させることを含んで なる、放射性汚染廃液の精製方法。 14. 前記の廃液が前記のバイオマスを通過した後に、前記のバイオマスが灰 化される、第13項記載の方法。 15. バイオマスがそこで金属イオンと結合する、水シダのアゾラの乾燥バイ オマスを含有する受け器、を含んでなる、水溶液中の重金属イオンの存在を決定 するためのサンプラー。 16. 水溶液中のの重金属イオンの濃度を決定するための第15項記載のサン プラー。 17. 前記の重金属イオンが、Cu、Zn、Ni、Cr、Pb、Cd、U、C s、Ce、Ru、Sr、Zr、Ag及びAuからなる群から選ばれる、第15項 記載のサンプラー。 18. 前記のアゾラが、アゾラ・フィリクロイデス(Azolla filiculoides) 、アゾラ・ピンナタ(Azolla pinnata)、アゾラ・インブリカ タ(Azolla imbricata)、アゾラ・アフリカナ(Azolla africana)、アゾラ・ カロリニアナ(Azolla caroliniana)、アゾラ・メキシカナ(Azolla mexicana )、アゾラ・ニロチカ(Azolla nilotica)、アゾラ・ミクロフィラ(Azolla mi crophyla)、アゾラ・ルブラ(Azolla rubra)及びアゾラ・ジャポニカ(Azolla japonica)の種からなる群から選ばれる、第15項記載のサンプラー。 19. 前記の受け器が、カラム、小さいバッグ、漏斗形態の濾過器及び平らな 濾過器からなる群から選ばれる、第15項記載のサンプラー。 20. 前記の溶液のpHが、2〜11の範囲内にある、第15項記載のサンプ ラー。 21. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの最初の濃度が、<100ppmで ある第15項記載のサンプラー。 22. 前記の溶液中の前記の重金属イオンの最初の濃度が、<1ppmである 第21項記載のサンプラー。 23. 前記の金属イオンがその後、通常の分析法によるその後の分析のために 、前記のバイオマスから放出される、第21項記載のサンプラー。 24. 前記の金属イオンが、酸溶出又は酸温浸により、前記のバイオマスから 放出される、第23項記載のサンプラー。 25. 前記の金属イオンが、放射性であり、前記のバイオマスの放射線分光分 析によりインサイチューで決定される、第15項記載のサンプラー。 26. 連続的な深度で水性体(body of water)中の重金属イオンの存在の決 定に使用のための、第15項記載のサンプラーの鎖。
JP54196197A 1996-05-30 1997-05-29 超高純度精製法及びサンプラー Pending JP2000511102A (ja)

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