JP2000510032A - 身体にフィットする複合生理用ナプキン - Google Patents

身体にフィットする複合生理用ナプキン

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馨 新原
マーシャル、ロバート・イー・エル
ブラウン、ブルース
君夫 植田
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    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/47Sanitary towels, incontinence pads or napkins
    • A61F13/472Sanitary towels, incontinence pads or napkins specially adapted for female use
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    • A61F13/47227Sanitary towels, incontinence pads or napkins specially adapted for female use with a raised crotch region, e.g. hump for interlabial use

Abstract

(57)【要約】 一次吸収部材と二次吸収部材を備える複合生理用ナプキンが提供される。一次吸収部材は、長手方向長さと横断方向幅と厚さを有し、一次吸収要素と、このー次吸収要素の上に重ねられた液体透過性カバーとを備える。二次吸収部材は、長手方向長さと横断方向幅と厚さを有し、液体透過性の身体に面するシートと、この液体透過性の身体に面するシートに接合される液体不透過性の衣類に面するシートと、液体透過性の身体に面するシートと液体不透過性の衣類に面するシートの間に配置される二次吸収要素とを備える。一次吸収部材は、結合手段によって、二次吸収部材の液体透過性の身体に面するシート側に添付される。一次吸収部材の横断方向幅に対する一次吸収部材の厚さの比は0.05と1.5の間にある。一次吸収部材は、生理用ナプキンが女性の身体に適用され使用された時に、負荷月経液体の吸収する容量を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 身体にフィットする複合生理用ナプキン 発明の分野 本発明は使い捨て生理用ナプキンに関する。より詳細には、本発明は、一次吸 収部材とベース部材を備え、一次吸収部材が一次吸収要素を備える複合生理用ナ プキンに関する。 背景 最も簡略化された形態で、使い捨て生理用ナプキンは液体透過性の身体に面す るシート(時にはトップシートと称する)と、液体不透過性の衣類に面するシート (時にはバックシートと称する)の間に介在させる吸収要素(時には吸収性コアと 称する)を備える。吸収要素は、もちろん、月経や他の腟からの排出物を受け入 れ、封じ込めるためのものである。身体に面するシートは、そのシートを通り吸 収要素への液体の自由な通過を許す一方、多少なりとも快適で乾燥した感じの身 体表面との接触を提供するためのものである。衣類に面するシートは、排出され るか吸収要素から逃れ出る月経または腟からの他の排出物がユーザーの衣類を汚 すのを防止するためのものである。更に、上述の三つの機能要素に加えて、使い 捨て生理用ナプキンには一般に、ユーザーが動いても、その意図された機能を最 も効果的に果たすことが可能なユーザーの股部分に隣接して生理用ナプキンを支 持する手段が設けられる。典型的に、生理用ナプキンには、ユーザーの下着の内 側股部分に生理用ナプキンを固定するための接着剤付着手段が設けられる。 従来より公知の生理用ナプキンはその目的とする機能を果たすが、従来のデザ インは、体内からの液体の吸収、ユーザーの衣類の汚れ保護、および/または、 ユーザーに対する物理的快適さの一つ以上に関して各々の欠点に苦しんでいる。 使い捨て生理用ナプキンに関して、現在少なくとも二つの一般的な種類がある 。第一の種類は中〜高の月経流の吸収用として特定される。これらの生理用ナプ キンは比較的高い吸収容量を提供する。吸収容量は一般に、生理用ナプキンに比 較的厚くて嵩高い吸収部材を設けることにより達成される。比較的高い吸収容量 を 有する一方で、吸収部材の嵩高さがある程度の着用の不快さを生じさせるかもし れない。第二の種類の生理用ナプキンは軽い低い月経流のためであり、一般にパ ンティライナーまたはパンティシールドと呼ばれている。この種類の生理用ナプ キンは、グループとして、第一の種類のものより薄く、幾分柔軟であり、一般的 により快適である。しかしながら、第二の種類の生理用ナプキンは典型的に第一 の種類の生理用ナプキンの吸収容量に欠けている。 上述の二種類の生理用ナプキンの利点を一つの複合生理用ナプキンに提供しよ うとする一つの試みが、1984年1月10日にDesMaraisに対して発行され、共に譲渡 された米国特許第4,425,130号に開示されている。DesMaraisの複合生理用ナプキ ンは、二つの構成要素が本質的にその共通する全長に沿って互いに対して自由に 動けるように、各々の対応する末端部において互いに接合された、一次月経パッ ドとパンティプロテクターを備える。使用に際して、一次月経パッドとパンティ プロテクター間の相対的に自由な動きが、ユーザーの股部分に隣接して一次月経 パッドを維持する働きをするが、パンティプロテクターはユーザーの下着と結合 したまま留まる。一次月経パッドとパンティプロテクター間の相対的に自由な動 きが、ユーザーの股部付近に一次月経パッドを維持する働きをするが、一次月経 パッドがパンティプロテクターのサイド縁部を超えて横に移動した場合、この自 由な動きが安定性の欠如につながり、ユーザーの下着を汚す機会を与えるかもし れない。 生理用ナプキン等の先行技術の吸収体は複合生理用ナプキンを達成するという 課題の一部を重点的に取り扱っているが、それらは本発明のようには課題を取り 扱っていない。従って、本発明の主な目的は改善された複合生理用ナプキンを提 供することである。 概要 本発明は、一次吸収部材と二次吸収部材を備える、身体にフィットする複合生 理用ナプキンに関する。一次吸収部材は、長手方向長さと横断方向幅と厚さと一 対の長手方向サイド部と一対の横断方向末端部を有し、一次吸収要素と、一次吸 収要素の上に重ねられる液体透過性カバーとを備えている。二次吸収部材は、長 手方向長さと横断方向幅と厚さと一対の長手方向サイド部と一対の横断方向末端 部を有し、液体透過性の身体に面するシートと、液体透過性の身体に面するシー トに接合される液体不透過性の衣類に面するシートと、液体透過性の身体に面す るシートと液体不透過性の衣類に面するシートの間に配置される二次吸収要素と を備えている。一次吸収部材は、結合手段によって、二次吸収部材の液体透過性 の身体に面するシートの側に添付されている。一次吸収部材の横断方向幅に対す る一次吸収部材の厚さの比は0.05と1.5の間にある。一次吸収部材は、生理用ナ プキンが女性の身体に適用され使用された時に、2と30グラムの間の負荷月経液 体の少なくとも70%を吸収する容量を有する。 本発明はまた、一次吸収部材と二次吸収部材を備える、身体にフィットする複 合生理用ナプキンに関する。一次吸収部材は、長手方向長さと横断方向幅と厚さ と一対の長手方向サイド部と一対の横断方向末端部を有し、一次吸収要素と、一 次吸収要素の上に重ねられる液体透過性カバーとを備えている。一次吸収要素は 、ヒドロゲル形成ポリマーと、親水性繊維とを備えている。二次吸収部材は、長 手方向長さと横断方向幅と厚さと一対の長手方向サイド部と一対の横断方向末端 部を有し、液体透過性の身体に面するシートと、液体透過性の身体に面するシー トに接合される液体不透過性の衣類に面するシートと、液体透過性の身体に面す るシートと液体不透過性の衣類に面するシートの間に配置される二次吸収要素と を備えている。一次吸収部材は、結合手段によって、二次吸収部材の液体透過性 の身体に面するシートの側に添付されている。一次吸収部材の横断方向幅に対す る一次吸収部材の厚さの比は0.05と1.5の間にある。一次吸収要素は10%と60% の間のヒドロゲル形成ポリマーを含んでいる。 図面の簡単な説明 明細書は、本発明を詳細に指摘し明確に請求する請求の範囲で終えているが、 本発明は以下の図面に関連して為される以下の説明からより良く理解されるであ ろう。図中、同じ参照符号は同一の要素を示している。 図1は、本発明の複合生理用ナプキンの一実施形態の上部平面図である。 図2は、図1に示される複合生理用ナプキンの長手方向中心線Lに沿って破断し た断面図である。 図3は、図1に示される複合生理用ナプキンの横断方向中心線Tに沿って破断し た断面図である。 図4は、本発明の複合生理用ナプキンの別の実施形態の断面図である。 図5は、本発明の一次吸収部材の一次吸収要素を備える、広げられた液体透過 性カバーの上部平面図である。 図6は、結合手段を示す本発明の複合生理用ナプキンの上部平面図である。 図7は、図1に示される線VII-VIIに沿って破断した断面図である。 図8は、本発明の複合生理用ナプキンの別の実施形態の断面図である。 図9は、本発明の複合生理用ナプキンの別の実施形態の断面図である。 図10は、本発明の複合生理用ナプキンの別の実施形態の上部平面図である。 図11は、本発明の複合生理用ナプキンの別の実施形態の上部平面図である。 図12は、ユーザーの適所に置かれた、断面図で描かれた生理用ナプキンとパン ティを示す断片的な図である。 発明の詳細な説明 本発明は、体内からの液体に対する吸収性と、ユーザーの衣類の汚れ保護と、 ユーザーに対する物理的快適さを示す、身体にフィットする複合生理用ナプキン である。ここで使用する用語「生理用ナプキン」は、外陰部に隣接して女性が着用 し、身体から排出される様々な排泄物(例えば血液や月経や尿)を吸収し、封じ込 めるためのものであり、また一回の使用後に捨てることが意図されている(つま り、洗濯したり、さもなければ復元したり再使用することが意図されていない) 吸収体を指す。ここで使用する用語「複合生理用ナプキン」は、互いに接合されて 一体構造を形成する別々の構成要素を備える生理用ナプキンを指す。部分的に着 用者の前庭内にあり、部分的にその外部にある陰唇間装置も本発明の範囲内であ る。ここで使用する用語「外陰部の」は、外部から見える女性の生殖器を指し、大 陰唇と小陰唇とクリトリスと前庭に制限される。 図1〜図3において、本発明の複合生理用ナプキン20の一つの好ましい実施形態 が示されている。複合生理用ナプキン20は二つの表面、身体に接触する表面す なわち身体に面する表面20Aと、衣類に接触する表面すなわち衣類に面する表面 20Bとを有する。複合生理用ナプキン20は、第一の末端部分27と中央部分28と第 二の末端部分29と長手方向サイド部16と横断方向末端部18とを有する。複合生理 用ナプキン20は二つの中心線、長手方向中心線Lと横断方向中心線Tとを有する 。ここで使用する用語「長手方向の」は、複合生理用ナプキンを着用した時に、立 っている着用者を左半身と右半身に二分する垂直面にほぼ整列する(例えば、ほ ぼ並列する)複合生理用ナプキンの平面内の線や軸や方向を指す。ここで使用す る用語「横断方向」または「側面方向」は相互交換でき、一般に長手方向に対して直 交する複合生理用ナプキンの平面内にある線や軸や方向を指す。 図1〜図3に見られるように、複合生理用ナプキン20は、結合手段70により共に 接合される一次吸収部材30と二次吸収部材(ベース部材)50を備える。一次吸収部 材と二次吸収部材は各々対応する身体に面する表面と衣類に面する表面を有する 。一次吸収部材30は共に一次吸収部材30の周辺部26を形成する長手方向サイド部 24と横断方向末端部25を有する。一次吸収部材30も長手方向長さPLと横断方向 幅PW、及び厚さPTを有する。二次吸収部材50は長手方向サイド部21と、二次 吸収部材50と複合生理用ナプキン20の周辺部23を共に形成する横断方向末端部22 を有する。二次吸収部材50は長手方向長さSLと横断方向幅SW、及び厚さST を有する。図1に示されるように、好ましくは、複合生理用ナプキン20は、複合 生理用ナプキン20の中央部分28において、二次吸収部材50の長手方向サイド部21 から延びるフラップ33を有する。 一次吸収部材30は、その名が示すように、ユーザーが排出する体内からの液体 の大部分を吸収することが意図されている、複合生理用ナプキン20の構成部分で ある。一次吸収部材30は長手方向中心線Lに沿って長手方向に延びる一般に矩形 の形状を有する。好ましい実施形態では、長手方向長さPLは一般に二次吸収部 材50の長手方向長さSLに等くしてい。横断方向幅PWは二次吸収部材50の横断 方向幅SWより一般に狭いものであってよい。一次吸収部材30は吸収性コア34等 の一次吸収要素、及び吸収性コア34の上に重ねられる液体透過性のトップシート 32等の液体透過性のカバーを備える。 トップシート32は好ましくは着用者の皮膚にとって柔軟な感じで刺激的でない ものである。更に、トップシート32は液体透過性であり、液体が容易にその厚さ を透過できるようにする。適切なトップシート32は織布及び不織布材料;開口成 形熱可塑性フィルム、開口プラスチックフィルム、及びハイドロフォーム熱可塑 性フィルム等のポリマー材料;多孔性フォーム;網状化熱可塑性フィルム;及び 熱可塑性スクリム等の広範囲の材料から製造することができる。適切な織布及び 不織布材料は、天然繊維(例えば木材または綿繊維)か、合成繊維(例えばポリエ ステル、ポリプロピレン、またはポリエチレン繊維等のポリマー繊維)か、天然 繊維と合成繊維の組み合わせで構成することができる。好ましいトップシートは 開口成形フィルムを備える。開口成形フィルムがトップシートとして好ましいの は、それらが身体の排泄物に対して透過性であり、しかも非吸収性であり、液体 がそこを通って戻り、着用者の皮膚を再び濡らす傾向を減少させるからである。 このように、身体と接触する成形フィルムの表面は乾燥したままであり、それに よって身体の汚れを減少させ、着用者に心地よい感覚を作り出す。適切な成形フ ィルムは、1975年12月30日にThompsonに対して発行された米国特許第3,929,135 号や、1982年4月13日にMullaneらに対して発行された米国特許第4,324,246号や 、1982年8月3日にRadelらに対して発行された米国特許第4,342,314号や、1984年 7月31日にAhrらに対して発行された米国特許第4,463,045号や、1991年4月9日にB airdに対して発行された米国特許第5,006,394号に記載されている。これら特許 の各々は参照してここに組み込まれる。一次吸収部材用に好ましいトップシート は、上記特許の一つ以上に記載され、「ドリウイーブ」(DRI-WEAVE)としてオハイ オ州シンシナティ(Cincinnati,Ohio)のザ・プロクター・アンド・ギャンプル社( The Procter & Gamble Company)によって生理用ナプキンとして市販されている 成形フィルムである。 月経分泌液が吸収性コアへと流れ、吸収性コアによって吸収されずに、トップ シートから流れ出る可能性を減少させるように、身体表面が親水性でない場合よ りも速く、液体がトップシートを通って移動するのを助けるために、成形フィル ムトップシートの身体表面または露出表面は親水性である。好ましい実施形態で は、参照してここに組み込まれる1993年5月23日に公開されたPCT公開番号第 WO93/09741号に記載されているように、成形フィルムトップシートのポリマー 材料に界面活性剤が組込まれる。あるいは、1990年8月21日にOsbornに対して発 行された米国特許第4,950,264号に記載されているように、界面活性剤でトップ シートの身体表面を処理することによって、トップシートの身体表面を親水性に することができる。この特許は参照してここに組み込まれる。 本発明の好ましい実施形態では、図4に示されるように、トップシート32は不 織布37と、不織布37の上に重ねられる成形フィルム36を備えていてよい。成形フ ィルム36は、外側に面する第一表面38と、吸収性コア34と不織布37に面する第二 表面39と、第一表面38から第二表面39へと延びる開口42とを有する。吸収性コア 34に隣接する第二表面39内の開口42の面積は、一般に、第一表面38内の開口42の 面積より小さい。第一表面38内の開口の面積が第二表面39の開口の面積より概し て大きいので、液体は吸収性コア34に向かって容易にトップシート32を透過する ことができる。しかしながら、それは吸収性コア34において受け入れられた液体 が吸収性コア34から外部に向かって移動し、着用者の皮膚を再び濡らすのを抑制 する。不織布37は成形フィルムの第二表面39に重ねられる。成形フィルム36と不 織布37は各々、成形フィルム36と不織布37が図5に示されるように広げられた時 、矩形の形状を有する。トップシート32は長手方向サイド部45と横断方向末端部 46とを有する。成形フィルム36は対応する長手方向サイド部43と横断方向末端部 44を有し、不織布37は対応する長手方向サイド部47と横断方向末端部48を有する 。成形フィルム36と不織布37はどのような適切な方法によって重ねられてもよい 。好ましくは、成形フィルム36と不織布37は複数の不連続ドット49によって長手 方向サイド部45に沿って互いに接合されてよい。不連続ドットは、圧力または熱 または圧力と熱を印加する、および/または、接着剤を塗布することによって形 成することができる。あるいは、成形フィルム36と不織布37は長手方向サイド部 45の全長に沿って互いに接合されてもよい。 吸収性コア34は一般に圧縮でき、柔軟で、弾力性があり、着用者の皮膚に対し て刺激的ではなく、身体の排泄物を吸収し封じ込めることができるものならどの ような吸収手段であってもよい。吸収性コア34は使い捨て生理用ナプキンや他の 使い捨て吸収体において一般に使用される広範囲の種類の液体吸収性材料から製 造されてよい。適切な吸収性材料の例は、(エアフェルトと一般に称される)微粉 砕木材パルプ、クレープセルロースワッディング、変性架橋セルロース繊維(199 3年6月8日にYoungらに対して発行された米国特許第5,217,445号に記載されてい るもの等)、毛管チャネル繊維(つまり、1993年4月6日にThompsonらに対して発行 された米国特許第5,200,248号に記載されているもの等の繊維間毛管チャネルを 有する繊維)、吸収性フォーム(1993年11月9日にDesMaraisらに対して発行された 米国特許第5,260,345号、及び1993年12月7日にDesMaraisらに対して発行された 米国特許第5,268,244号に記載されているもの等)、熱接着エアレイ材料(1997年3 月4日にRichardsらに対して発行された米国特許第5,607,414号に記載されている 材料等)、ヒドロゲル形成ポリマーゲル化剤(1987年6月16日にWeismanらに対して 発行された米国特許第4,673,402号及び1990年6月19日にLashらに対して発行され た米国特許第4,935,022号に記載されている材料等)、吸収性スポンジ、合成ステ ープル繊維、ポリマー繊維、ピートモス、または同等の材料、またはそれらの材 料の組み合わせを含む。フォームを備えた適切な吸収性コアは、1993年11月9日 にDesMaraisらに対して発行された米国特許第5,260,345号や、1992年9月15日にY oungらに対して発行された米国特許第5,147,345号や、1992年9月22日にDesMarai sらに対して発行された米国特許第5,1949,720号や、1993年3月30日にDesMarais らに対して発行された米国特許第5,198,472号や、1993年10月5日にDesMaraisら に対して発行された米国特許第5,250,576号に記載されている。フォームを備え た付加的コアは欧州特許出願第0 293 208 B1号に記載されている。スポンジを備 えた吸収性コアは米国特許第3,512,530号や第3,954,493号やフランス特許第2,20 3,827号に記載されている。 吸収性コア34として使用するために選ばれる材料は好ましくは、一次吸収部材 30の身体とのフィット及び快適さを高めるために、柔軟で、柔らかくて、快適で 、圧縮でき、弾力性があるものである。好ましくは、吸収性コア34は、一次吸収 部材30が通常の使用中に経験する比較的小さな力の下で変形するように、圧縮で きるものである。圧縮できることに加えて、吸収性コア34を備える材料は、一次 吸収部材30が改善された陰唇及び会陰とのフィットを提供することができるよう に、好ましくは柔軟なものである。一般に使用中に外部女性生殖器によって加え られる比較的小さな力の下で圧縮でき、柔軟である一方、一次吸収部材30が、通 常の 着用力を受けた時、永久的に崩壊しないように、充分弾力的であることも重要で ある。好ましくは、一次吸収部材30は充分に弾力的であり、身体の輪郭に従い、 女性のユーザーの露出した生殖器との密着した接触を提供するであろう。露出し た女性の生殖器との密着した接触は、液体を一次吸収部材を迂回させたり、一次 吸収部材から流れ出させることなく、ユーザーから一次吸収部材への優れた液体 輸送を提供する助けをする。吸収性コア34の弾力的な特徴が改善されたフィット を可能にする一方、それらは製品が柔らかで、かつ着用者にとって快適でなけれ ばならないという要求とのバランスを取らなければならない。 本発明の好ましい実施形態では、吸収性コア34はヒドロゲル形成ポリマーとエ アフェルト等の親水性繊維を備える。好ましくは、吸収性コア34は10%と60%の 間のヒドロゲル形成ポリマーを備える。より好ましくは、吸収性コア34は15%と 50%の間のヒドロゲル形成ポリマーを備える。吸収性コア34は40%と90%の間の エアフェルトを含んでいてもよい。好ましくは、吸収性コア34は50%と85%の間 のエアフェルトを含んでいてよい。必要であれば、吸収性コア34は更に疎水性繊 維を含んでもよい。図3に示されるように、一般に円筒形の一次吸収部材30を提 供するために、吸収性コア34は一般に円筒形形状に製造される。図3に示される 吸収性コア34が一般に円形の横断面を有する一方、吸収性コアは矩形、三角形、 長円形、正方形、五角形、U字型、Z状に折り畳まれた形状等、広範囲の形状に 製造されてよい。 トップシート32は、図2と図3に示されるように、吸収性コア34を取り囲んでよ い。トップシート32は(図5に示されるように)吸収性コア34より長い長さと大き な幅を有する。トップシート32の横幅は吸収性コア34の横幅の2倍以上である。 これはトップシート32の長手方向サイド部45が吸収性コア34の下に重なり、図3 に示されるように吸収性コア34を取り囲むことができるようにする。トップシー ト32の長手方向サイド部45は、取り囲まれた形状を保持するためにどのような適 切な方法で固定されてもよい。適切な方法は、線接着剤や螺旋接着剤やスポット 接着剤等の接着剤を含むが、それらに制限されない。図3と図5に示される好まし い実施形態では、線接着剤51が長手方向長さの全長に沿って、トップシート32の 長手方向サイド部45の一方に塗布されている。あるいは、断続的な線接着 剤が長手方向長さの全長に沿って塗布されてもよい。 トップシート32はどのような適切な方法で吸収性コア34に結合されてもよい。 適切な方法は、トップシート32と吸収性コア34間のスプレー接着剤や線接着剤や スポット接着剤等によって、接着剤でトップシート32と吸収性コア34を結合する ことを含むが、それらに制限されない。あるいは、またはそれに加えて、吸収性 コア34の繊維をトップシート32とからませる、複数の不連続な個々の融着ボンド でトップシート32を吸収性コア34に融着させる、あるいは業界で公知の手段を用 いて、トップシート32を吸収性コア34に結合してもよい。トップシート32と吸収 性コア34の間の適切な液体輸送を保証するためには、トップシート32が下にある 吸収性コア34に対して、それらの共通の結合または界面を通して実質的に連続し て固定されることが好ましい。トップシート32を下にある吸収性コア34に対して 実質的に連続して固定することにより、トップシート32が使用中に吸収性コア34 から分離する傾向が減少するであろう。トップシート32からの吸収性コアの分離 が、トップシート32から下にある吸収性コア34への液体輸送を抑制するかもしれ ない。従って、接着剤によって、吸収性コア34の身体に面する側をトップシート 32に固定してもよいが、吸収性コア34から二次吸収部材50への液体輸送を遅らせ るために、吸収性コア34の身体に面する側をトップシート32に固定しなくてもよ い。 一次吸収部材30は好ましくは断面が円形または長円形であるが、一次吸収部材 30はその応力のかかっていない状態で、一般にどのような断面形状のものであっ てもよい。一次吸収部材30の長さPLと幅PWと厚さPTはどのような便利な寸 法のものであってもよい。長さPLは好ましくは約2〜35cmであり、より好ま しくは約10〜35cm、最も好ましくは約20〜35cmである。好ましくは、一次吸 収部材30の長さPLは一般に二次吸収部材50の長さSLに等しくてよい。幅P Wは好ましくは約0.5〜5cmであり、より好ましくは約1〜5cm、最も好まし くは約2〜約4cmである。一次吸収部材30の幅PWは二次吸収部材50の幅SWよ り小さくもよい。厚さPTは好ましくは約0.2〜20cmであり、より好ましくは 約0.2〜1.5cm、最も好ましくは約0.4〜1.2cmである。好ましくは、一次吸収 部材30の厚さPTは二次吸収部材50の厚さSTより大きくてもよい。幅PWに対 する厚さPTの比、ま たは比(PT/PW)は0.05と1.5の間であってよい。好ましくは、この比は0.08と 1.00の間であってよい。より好ましくは、この比は0.08と0.5の間であってよい 。 一次吸収部材30のキャリパーは以下のテストによって決定される。コンパレー ターゲージ、特にオザキマニュファクチュアリング社(Ozaki Manufacturing Co. ,LTD.)から入手できるピーコック・ゲージ、モデルNo.307が必要である。コンパ レーターゲージはアルミニウム製の円形のコンパレーター足を有し、重量が9.0 グラムであり、接触面積が16cm2であるべきである。コンパレーターゲージを0 の目盛に合わせる。60.0グラムのステンレス鋼のおもりを、コンパレーターダイ ヤルの上に延びるスピンドルの上に置く。コンパレーター足を持ち上げ、一次吸 収部材と、一次吸収部材を衣類表面を下にしてベースプレートの上に置く。足を 下げた時、測定すべき一次吸収部材の部分にくるように、一次吸収部材をベース プレートの上に位置決めする。一次吸収部材を平らにするように、あるいは一次 吸収部材にしわがないように延ばす。静かに足を一次吸収部材の上に下げる。足 が一次吸収部材と接触してから5〜10秒後にコンパレーターダイヤルの示度を読 むことによって一次吸収部材のキャリパーを決定する。 本発明の一次吸収部材30は好ましくは比較的柔軟なものである。一次吸収部材 が使用中に陰唇間の溝に容易に嵌合するように、一次吸収部材を比較的柔軟に保 つことが好ましい。このような幅及び/または厚さを有する一次吸収部材は陰唇 部分に隣接して心地よくフィットすることができることが解っている。一次吸収 部材は上述の幅または厚さより大きな幅または厚さを有するものとして説明して きたが、充分柔軟であれば、陰唇の溝内にぴったり合うものであってもよい。一 次吸収部材の全てが陰唇の溝にフィットすることが必要ではないが、一次吸収部 材の一部が陰唇の溝内にフィットすることができる方が好ましい。 一次吸収部材30は任意の要素を含んでもよい。一次吸収部材30は任意で吸収性 コア34を備えた弾性部材を備えていてよい。弾性部材は一つの部材または複数の 個々の部材を備えていてよい。弾性部材として使用することができる適切な材料 は、ナイロン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエステル、 合成ゴム、成形フィルム等の他の合成材料や、ゴム、スポンジ等の天然材料や、 使用中の生理用ナプキンの通常の着用状態の下で崩壊に抵抗することができる他 の適切な材料を含むが、それらに制限されない。弾性部材は矩形、三角形、長円 形、正方形、五角形、U字型、Z状に折り畳まれた形状等、広範囲の形状に製造 されてよい。弾性部材は一次吸収部材30の全長にわたって延びてもよい。弾性部 材は一次吸収部材30の長さの一部を通って延びるだけでもよい。弾性部材は第一 の末端部分27、中央部分28、第二の末端部分29または上記を組み合わせた部分内 に位置決めされてよい。例えば、弾性部材は一次吸収部材の第一の末端部分27ま たは第二の末端部分29、一次吸収部材30の第一の末端部分27と第二の末端部分29 の両方の部分、一次吸収部材の中央部分28、あるいは一次吸収部材30の中央部分 28と末端部分27、29のいずれかに位置決めされてよい。 任意で、一次吸収部材30はトップシート32と吸収性コア34の間に位置決めされ る受入れ層を備えていてもよい。受入れ層は吸収性コア34への排泄物の吸い上げ (Wicking)の改善を含む幾つかの機能を果たす。排泄物の吸い上げを改善するこ とにより、受入れ層は吸収性コア全体に及ぶ排泄物のより均一な分配を提供する 。受入れ層はポリエステル、ポリプロピレン、またはポリエチレンを含む合成繊 維;綿またはセルロースを含む天然繊維;これらの繊維のブレンド物;あるいは 同等の材料またはそれらの材料の混合物等の不織布または織布ウェブを含む、幾 つかの異なる材料で構成されてよい。受入れ層とトップシートを有する生理用ナ プキンの例はOsbornに対して発行された米国特許第4,950,264号及びCreeらの名 前で1993年6月24日に公開されたPCT公開番号第WO93/11725号に詳細に説明 されている。これらの引用の各々は参照してここに組み込まれる。好ましい実施 形態では、受入れ層はウェブを共に接合するための従来の手段を使用してトップ シートに接合されてよく、最も好ましくは、上記において引用したCreeの出願に 詳細に説明されているように、融着ボンドによって接合される。 図1〜図3Aにおいて、複合生理用ナプキン20の第二の必要な構成要素は二次吸 収部材(ベース部材)50である。二次吸収部材50は長手方向中心線Lに沿って長手 方向に延びる一般に矩形の形状を有する。好ましい実施形態では、長手方向長さ SLは一次吸収部材30の長手方向長さPLとほぼ同じであってよい。横幅SWは 一般に一次吸収部材30の横幅PWより広くてよい。二次吸収部材50は長手方向サ イド部21と横断方向末端部22を有する。図1に示される好ましい実施形態では、 一 対のフラップ33が中央部分において長手方向サイド部21から外向きに延びる。二 次吸収部材50は、好ましくは、液体透過性の身体に面するシートすなわち液体透 過性のトップシート52と、このトップシート52に接合される液体不透過性の衣類 に面するシートすなわち液体不透過性のバックシート54と、トップシート52とバ ックシート54の間に配置される二次吸収要素56とを備える。 トップシート52は、生理用ナプキン、使い捨ておむつ等において一般に使用さ れるどのような液体透過性の材料であってもよい。それは一次吸収部材30のトッ プシート32において有用であるものとして上述した材料のいずれであってもよい 。好ましいトップシート52は開口成形フィルムを備える。開口成形フィルムがト ップシートとして好ましいのは、それらが身体の排泄物に対して透過性であり、 しかも非吸収性であり、液体がそこを通って戻り、着用者の皮膚を再び濡らす傾 向を減少させるからである。このように、身体と接触する成形フィルムの表面は 乾燥したままであり、それによって身体の汚れを減少させ、着用者に心地よい感 覚を作り出す。適切な成形フィルムは、1975年12月30日にThompsonに対して発行 された米国特許第3,929,135号や、1982年4月13日にMullaneらに対して発行され た米国特許第4,324,246号や、1982年8月3日にRadelらに対して発行された米国特 許第4,342,314号や、1984年7月31日にAhrらに対して発行された米国特許第4,463 ,045号や、1991年4月9日にBairdに対して発行された米国特許第5,006,394号に記 載されている。これら各々の特許の各々は参照してここに組み込まれる。一次吸 収部材用に好ましいトップシートは、上記特許の一つ以上に記載され、「ドリウ イーブ」(DRI-WEAVE)としてオハイオ州シンシナティ(Cincinnati,Ohio)のザ・プ ロクター・アンド・ギャンプル社(The Procter & Gamble Company)によって生理 用ナプキンとして市販されている成形フィルムである。 吸収要素56は、生理用ナプキン、使い捨ておむつ等において一般に使用される どのような吸収性材料であってもよい。それは一次吸収部材30の吸収性コア34に おいて有用であるものとして上述した材料のいずれであってもよい。実際には、 体内からの液体のほとんどが一次吸収部材30の吸収性コア34により吸収され、そ こに封じ込められる。二次吸収部材50は一つの主な機能は、ユーザーの衣類が、 一次吸収部材30から放出されるかもしれない、あるいは偶然一次吸収部材30を 迂回するかもしれない吸収された液体によって汚されるのを防止することである 。従って、吸収要素56の全体の吸収容量は吸収性コア34の全体の吸収容量より幾 分少なめであってよい。好ましくは吸収性コア34が使用中に体内からの液体のほ とんど、または実質的に全てを吸収することが意図されているので、その吸収容 量は、吸収要素56の吸収容量よりかなり大きくないにしても、幾分大きいもので あろう。二次吸収部材50の吸収要素56は吸収性コア34の機能とは異なる機能を果 たすので、吸収要素56は吸収性コア34より幾分薄目で、嵩低いものであってよく 、そうであることが最も好ましい。 吸収要素56が吸収性コア34とは異なる要件を有するので、吸収要素56は異なる 材料で形成されてよい。例えば、ペーパータオルまたはトイレットティシューに おいて一般に使用される一層または多層のペーパーティシューを使用して、吸収 要素56を形成することができる。好ましくは、吸収要素56は約1〜約5層のペーパ ーティシューで形成される。参照してここに組み込まれる1967年1月31日にSanfo rdとSissonに対して発行された米国特許第3,301,746号に記載されているプロセ スによって作られる、平方メートル当たり約24〜約48グラムの坪量と、立方セン チメートル当たり約0.10〜約0.12グラムの見掛け密度を有する、一層または多層 のペーパーティシューが吸収要素56として使用するのに非常に満足できることが 解っている。吸収要素に使用されるペーパーティシューに付加的な強度を提供す るために、湿潤強度樹脂及びラテックスバインダーを使用することができ、使用 することが好ましい。参照してここに組み込まれる1976年11月30日にMorganらに 対して発行された米国特許第3,994,771号に記載されているプロセスにより製造 されるペーパーティシューを吸収要素56として使用することもでき、優れた利点 が得られる。 吸収要素56は、楕円形、砂時計形、犬の骨形、非対称形等を含むがそれらに制 限されない適切な形状を有することができる。図1に示される好ましい実施形態 では、吸収要素56は、長手方向サイド部55と横断方向縁部57によって囲まれた一 般に矩形の形状を有する。吸収要素56も長手方向長さCLと横幅CWと厚さCT を有する。長手方向長さCLは長手方向長さPL、SLより短くてよい。長さC Lは約10〜約33cmであってよく、好ましくは約15〜約33cmであってよい。横 幅CWは 少なくとも中央部分28(つまり複合生理用ナプキンが使用される時に下着の股部 に対応する股部)において、一次吸収部材30の横幅PWより幅広くてよい。より 好ましくは、横幅CWは全長にわたって一次吸収部材30の横幅PWより幅広いも のであってよい。幅CWは約3〜約12cm、好ましくは約4〜約10cm、より好ま しくは約5〜約8cmであってよい。図10と図11は複合生理用ナプキンと二次吸収 要素の別の形状を示している。図10に示される複合生理用ナプキン90は長手方向 中央において最も狭くなった部分(つまり股部)を有し、長手方向両サイド部にフ ラップを有していない。複合生理用ナプキン90の二次吸収部材95は、図10に示さ れるように、一般に股部に位置付けられたパッチタイプの吸収要素91を有してい てよい。パッチタイプの吸収要素91は長手方向中央において最も幅広い部分を有 する長円形の形状を有していてよい。吸収要素91の最も幅広くなった部分は、複 合生理用ナプキン90の最も幅の狭い股部と一致することが好ましい。図11に示さ れる複合生理用ナプキン92は股部に配置されるフラップ33に加えて、バックフラ ップ94を有する。図11に示される複合生理用ナプキン92の二次吸収部材96は、複 合生理用ナプキン92の股部において最も幅の狭い部分を有する造形吸収要素93を 有していてよい。造形吸収要素93の最も幅の狭い部分は、複合生理用ナプキン92 の股部と一致することが好ましい。両実施形態において、横幅CWは複合生理用 ナプキンの股部において、一次吸収部材30の横幅PWより幅広くなっていること が好ましい。好ましくは、幅PWは幅CWの約80%未満であってよい。より好ま しくは、幅PWは幅CWの約70%未満であってよい。 バックシート54は液体(例えば月経や尿)に対して不透過性であり、好ましくは 薄いプラスチックフィルムから製造されるが、他の柔軟な液体不透過性の材料も 使用することができる。ここで使用する用語「柔軟な」は、柔軟であって、人間の 身体の一般的な形状及び輪郭に容易に従う材料を意味する。使用に際して、バッ クシート54は吸収要素56とユーザーの下着の間に介在される。バックシート54の 機能は一次吸収部材30から排出されるか、または偶然一次吸収部材30を迂回する かもしれない排泄物や、吸収要素56に吸収され封じ込められた排泄物がユ−ザー の下着と接触し、下着を汚すのを防止することである。バックシート54は、この ように織布または不織布材料か、ポリエチレンまたはポリプロピレンの熱可 塑性フィルム等のポリマーフィルムか、フィルム被覆不織布材料等の複合材料を 備えていてよい。好ましくは、バックシートは約0.012mm(0.5ミル)から約0.01 5mm(2.0ミル)の厚さを有するポリエチレンフィルムである。例示的なポリエチ レンフィルムは、オハイオ州シンシナティ(Cincinnati Ohio)のクロペイ社(Clop ay Corporation)によって、P18-0401の商標名で製造されているものや、インデ ィアナ州テールオート(Terre Haute,Indiana)のエチル・コーポレーション(Ethy l Corporation)、ヴィスクイーン部(Visqueen Division)によって、XP-39385の 商標名で製造されているものである。バックシートは、好ましくはより布様の近 い外観を与えるために、エンボス加工を施されたもの、および/または、マット 仕上げされたものである。更に、バックシートは、排泄物がバックシート54を通 過するのを防止する一方で、蒸気を吸収要素56から逃すことができて(つまり通 気性があって)もよい。 二次吸収部材50の形状は長手方向サイド部21と横断方向末端部22によって囲ま れた一般に矩形のものであってよい。他の適切な形状は楕円形、砂時計形、犬の 骨形、非対称形等を含むが、それらに制限されない。二次吸収部材50はフラップ 33を有していてよく、その各々が図1に示されるように、中央部分28において二 次吸収部材50の長手方向サイド部21に隣接し、そこから側面方向に延びる。フラ ップ33は着用者のパンティの縁部と着用者の腿の間に置かれるように、股部にお いて着用者のパンティの縁部を覆うように構成される。フラップ33は少なくとも 二つの目的を果たす。第一に、フラップ33は好ましくはパンティの縁部に沿って 二重の障壁を形成することによって、着用者の身体とパンティが月経分泌液で汚 されるのを防止する作用をする。第二に、フラップ33は好ましくは、後述するよ うに、フラップ33をパンティの下に折り返し、パンティの衣類に面する側に取付 けることができるように、その衣類に面する表面に付着手段が設けられる。この ように、フラップ33は生理用ナプキン20をパンティに適切に位置付けたまま保持 する作用をする。 好ましい実施形態では、フラップ33はトップシートとバックシートで構成され る。更に、フラップ33は好ましくは二次吸収要素50の薄膜に対して一体である。 換言すれば、二次吸収部材50のトップシート52と二次吸収部材のバックシート 54が長手方向サイド部21から単に側面方向外向きに延びて、フラップ33を形成し てよい。しかしながら、フラップ33は二次吸収部材50と一体である必要はなく、 二次吸収部材50に添付される別々の要素であってよい。更に、フラップ33は一つ の支持層または他の薄層構成で構成されてもよい。しかしながら、フラップに達 する排泄物が着用者のパンティの縁部を汚すのを防止するために、フラップ33が 液体不透過性のバックシートを有することが好ましい。 更に、少なくとも着用者のパンティの縁部を超えた点において、フラップ33に 吸収部材が設けられることが好ましい。理論的には、ほんの少量の月経のみがフ ラップ33にまで達するはずであり、従って、比較的少量の吸収性材料がフラップ に設けられることが望ましい。しかしながら、フラップ33に達する排泄物が更に 未保護部分にまで流れるのを防止するために、フラップ33は少なくともある種の 吸収性材料を有していることが好ましい。吸収性材料はティシューであってもよ いし、あるいは吸収要素56の延長部であってもよい。フラップ33内の吸収性材料 は比較的高度に柔軟であることが好ましい。 複合生理用ナプキン20の二次吸収部材50と共に使用するのに適した、あるいは 適合可能なフラップを有する多数の生理用ナプキンは、1987年8月18日にVan Til burgに対して発行された米国特許第4,687,478号や、1986年5月20日にVan Tilbur gに対して発行された米国特許第4,589,876号や、1986年8月26日にMattinglyに対 して発行された米国特許第4,608,047号に開示されている。これら特許の各々は 参照してここに組み込まれる。任意で、二次吸収部材50は着用者のパンティのサ イド部を自然に包み込む要素を備えていてもよい。複合生理用ナプキン20の二次 吸収部材50と共に使用するのに適した、着用者のパンティのサイド部を自然に包 み込む要素を有する生理用ナプキンは、1996年12月17日にLavashらに対して発行 された米国特許第5,584,829号や、1996年9月24日にWeinbergerらに対して発行さ れた米国特許第5,558,663号に開示されている。前述の公開の開示は参照してこ こに組み込まれる。 好ましくは、二次吸収部材50には接着剤付着手段58,62等の支持手段または付 着手段が設けられる。接着剤付着手段58は複合生理用ナプキン20をユーザーの下 着またはパンティの股部に固定するための手段を提供する。接着剤付着手段62 は、フラップ33をパンティの下に折り返すことができるように、複合生理用ナプ キン20のフラップ33をパンティの衣類に面する側に固定する手段を提供する。こ のように、バックシート54の外面または衣類表面の一部または全てを接着剤で覆 ってもよい。好ましい実施形態では、接着剤58の少なくとも一部が二次吸収部材 50の長手方向に沿って、バックシート54の衣類表面に位置付けられてよく、また 長手方向に沿った線形状を有していてよいが、線形状に制限されない。接着剤62 はフラップ33のバックシート54の衣類表面に位置付けられてよく、矩形の形状を 有していてよいが、矩形に制限されない。業界においてこのような目的のために 使用される接着剤または糊をここで接着剤のために使用できるが、感圧接着剤が 好ましい。適切な接着剤はオハイオ州コロンブス(Columbus,Ohio)のセンチュリ ー・アドヒーシブ社(Century Adhesives Corporation)により製造されているセ ンチュリーA-305-IV(Century A-305-IV)や、ニュージャージー州ブリッジウォー ター(Bridgewate,N.J.)のナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社(Nationa l Starch and Chemical Company)により製造されているインスタント・ロック(I nstant Lock)34-2823である。 感圧接着剤は、使用前に接着剤が乾燥したり、パンティの股部以外の表面にく っつくのを防止するために、典型的に取り外しできる剥離ライナー59,63でカバ ーされる。適切な剥離ライナーは上記において引用した米国特許第4,917,697号 に記載されている。このような目的のために一般に使用される市販されているど のような剥離ライナーもここで利用することができる。適切な剥離ライナーの非 制限的な例としてはBL30MG-AシロックスE1/0(BL30MG-A Silox E1/0)及びBL30MG- Aシロックス4P/0(BL30MG-A Silox 4P/0)があり、これらはウィスコンシン州メナ ーシャ(Menasha,Wl)のアクロジル社(Akrosil Corporation)によって製造されて いる。複合生理用ナプキン20は剥離ライナー59,63を取り除き、その後、接着剤 58と接着剤62がパンティと接触するように、生理用ナプキン20をパンティに置く ことによって使用される。接着剤58,62は使用中、生理用ナプキンをパンティ内 のその位置に保持する。 二次吸収部材50のトップシート52とバックシート54は適切な方法で互いに接合 されてよい。トップシート52は周辺部64に沿ってバックシート54に接合され てもよいし、あるいは吸収要素56が存在する部分を除いた全ての部分においてバ ックシートに接合されてもよい。吸収要素56が存在する部分では、トップシート 52とバックシート54が各々吸収要素56に接合されてよい。適切な方法は、圧力ま たは熱または圧力と熱を印加するか、線接着剤や螺旋接着剤やスポット接着剤等 の接着剤を塗布することを含むが、それらに制限されない。図1に示される好ま しい実施形態では、トップシート52とバックシート54は、生理用ナプキン20の周 辺部64に沿って、熱を印加することによって接合されてよい。 二次吸収部材50の長さSLと幅SWと厚さSTはどのような好都合な寸法であ ってもよい。長さSLは好ましくは約5〜35cm、より好ましくは約10〜35cm 、最も好ましくは約20〜35cmである。好ましくは、二次吸収部材50の長さSL は一般に一次吸収部材30の長さPLに等しくてよい。幅SWは好ましくは約4〜1 3cmであり、より好ましくは約5〜約11cm、最も好ましくは約6〜約9cmであ る。二次吸収部材50は好ましくは比較的薄くて柔軟なものである。厚さSTは好 ましくは約0.1〜2.0cmであり、より好ましくは約0.1〜1.0cm、最も好まし くは約0.1〜0.4cmである。好ましくは、二次吸収部材50の厚さSTは一次吸収部 材30の厚さPTより薄くてよい。 二次吸収部材(ベース部材)50は任意で吸収要素56なしで製造されてもよい。体 内からの液体の全てではなくても、そのほとんどが好ましくは一次吸収部材30の 吸収性コア34によって吸収体され、その中に封じ込められるので、ベース部材50 は、一次吸収部材30から排出されるかもしれない、あるいは偶然一次吸収部材30 を迂回するかもしれない比較的少量の液体によってユーザーの衣類が汚されるの を防止することだけが必要なことである。従って、ベース部材と接触するかもし れない液体の予想量が比較的少量であるので、ベース要素は液体をベース部材50 内に封じ込め、それらがユーザーの衣類を汚すのを防止する必要がないかもしれ ない。 複合生理用ナプキン20を形成するために、一次吸収部材30と二次吸収部材50は 、図1〜図3と図6と図7において一般に70で示される結合手段によって接合される 。結合手段70は、一次吸収部材30と二次吸収部材50が使用中に分離されない充分 な引っ張り強さで、一次吸収部材30と二次吸収部材50を複合生理用ナプ キン20に接合する作用をする。接着剤付着、圧力付着、熱付着、超音波付着等の どのような適切な結合手段も使用することができる。一次吸収部材30は共通の全 長に沿って、結合手段70によって前記二次吸収部材50に添付されてよい。あるい は、一次吸収部材30は共通の長さに沿って断続的に前記二次吸収部材50に添付さ れてもよい。 図1〜図3と図6と図7に示された好ましい実施形態では、一次吸収部材30は第一 の結合手段72と第二の結合手段74を含む結合手段により、二次吸収部材50に添付 される。 第一の結合手段72は、複数の不連続ドットで、重ねられた横断方向末端部22と 25への圧力の印加を含む。重ねられた横断方向末端部22と25における圧力印加に より、一次吸収部材30のトップシート32と、二次吸収部材50のトップシート52と バックシート54とは、重ねられた横断方向末端部22と25において互いに貼り付け られる。あるいは、第一の結合手段72は、複数の不連続なドットや線や部分にお ける熱の印加も含むことができる。熱の印加は、マラト層(mullet-laye)を接合 するにはうまく作用するが、層が厚くなると、層を接合するための層間の伝熱が 悪くなるかもしれない。図2に示される好ましい実施形態では、一次吸収部材30 のトップシート32の長手方向サイド部45が吸収性コア34の下で互いに重ねられる ので、トップシート32の三層とトップシート52の一層とバックシート54の一層と の五層が接合される。トップシート32が成形フィルム36と不織布37の二層を備え ている場合、八層を図7に示されるように互いに接合しなければならない。層が 分厚くなるので、これらの層を接合するために圧力または圧力と熱を印加するこ とが好ましくなる。あるいは、第一の結合手段72は、層間に接着剤を塗布するこ と、または圧力と熱と接着剤の組み合わせを適用することを含んでもよい。好ま しい実施の形態では、図2と図5と図7に示されるように、接着剤72Aは、トップ シートの内側表面に、横断方向末端部46において塗布されてもよい。あるいは、 図7に示されるように、接着剤72Bは、成形フィルム36と不織布37の間に、横断 方向末端部44と48において塗布されてもよい。あるいは、接着剤72Aと接着剤72 Bが共に塗布されてもよい。 第二の結合手段74は、一次吸収部材30と二次吸収部材50の間に、螺旋接着剤 や線接着剤やスポット接着剤等の接着剤の塗布を含む。図6に示されるように、 好ましい実施形態では、第二の結合手段として螺旋接着剤74を、一次吸収部材30 と二次吸収部材50間に連続して塗布する。一次吸収部材30と二次吸収部材50を共 通の全長に沿って互いに添付することが望ましい場合、螺旋接着剤の塗布が吸収 部材30と50が断続的に付着するのを防止するので、螺旋接着剤を使用することが 好ましい。一次吸収部材30と二次吸収部材50は、一次吸収部材30の横幅PWより 狭い幅AWで添付されることが好ましい。好ましくは、幅AWは幅PWの70%未 満であってよい。これは一次吸収部材30が女性の身体の形状と女性の身体の動き に従うことができるようにする。 複合生理用ナプキン20は種々の代替物及び/またはオプションを含んでいてよ い。一次吸収部材30は図8に示されるように、液体障壁35を備えることができる 。液体が二次吸収部材50に向かって吸収性コアを移動するのを抑制するために、 液体障壁35は吸収性コア34の下部半分の部分に位置付けられてよい。液体障壁35 は吸収性コア34内に吸収された液体を封じ込める傾向があり、後述する二次吸収 部材50上の液体不透過性バックシートと同じ特性を有する材料から構成すること ができる。液体障壁35は一次吸収部材30の全長に沿って延びてもよいし、あるい は一次吸収部材30の中央部分28においてのみ延びてもよいし、あるいは第一の末 端部分27と第二の末端部分29において延びてもよい。 あるいは、一次吸収部材30のトップシート32は液体透過ゾーン76と液体不透過 ゾーン78を有するシートを備えていてもよい。トップシート32が成形フィルムを 備える場合、液体透過ゾーン76は開口ゾーンであり、液体不透過ゾーン78は非開 口ゾーンである。図9に示されるように、トップシート32の液体透過ゾーン76は 、液体が二次吸収部材50に向かって吸収性コアを移動するのを抑制するために、 吸収性コア34の下半分の部分に位置付けられてよい。液体透過ゾーン76は吸収性 コア34内に吸収された液体を封じ込める傾向がある。 複合生理用ナプキン20は伸展性のあるものであってよい。一次吸収部材30と二 次吸収部材50の個々の要素は、複合生理用ナプキン20を着用した時、特に長手方 向に伸展性のある(好ましくは伸ばすことができる)要素で構成されてよい。複合 生理用ナプキン20はその伸ばされていない長さの約15と約40%の間で長手 方向に引き伸ばすことができることが好ましい。複合生理用ナプキンが着用者の 下着に添付された時、この伸展性が優れた使用中のフィットと、心地よさと、汚 れの減少を提供する。好ましくは、二次吸収部材50は複合生理用ナプキン20を着 用した時、側面方向に伸ばすことができる要素で構成される。複合生理用ナプキ ン20はその伸ばされていない長さの約15と約40%の間で、側面方向に引き伸ばす ことができることが好ましい。一次吸収部材30と二次吸収部材50の両用のトップ シート32は、参照してここに組み込まれる1994年11月22日にCurroらに対して発 行された米国特許第5,366,782号に開示されているような、弾力性のある三次元 の液体透過性のポリマーウェブを備えていてよい。特に好ましい伸展性のあるバ ックシートは、ウイスコンシン州、ウォーワトーサ(Wauwatosa,Wisconsin)のフ ィンドレイ・アドヒーシブ社(Findley Adhesives Company)により製造されてい るフォーミュラ(Formula)#198-388として知られる伸ばされた接着剤フィルムで ある。伸展性のある要素を有する生理用ナプキンは、1997年3月18日にOsbornら に対して発行された米国特許第5,611,790号や、1993年2月4日にOsbornらの名前 で公開されたPCT公開番号第WO93/01786号に記載されている。前述の公開の 開示は参照してここに組み込まれる。 複合生理用ナプキン20は女性の身体に従うことができる。一次吸収部材30が好 ましくは陰唇部分に隣接してフィットするような大きさと形状に作られるので、 一次吸収部材30は少なくとも部分的に陰唇内にあるであろう。図10に示されるよ うに、女性が複合生理用ナプキン20を着用し、下着82で支えた時、一次吸収部材 30の一部が好ましくは使用中に陰唇部分に隣接してフィットするであろう。対称 的に、二次吸収部材50の一つの主な機能は、一次吸収部材30から排出されるかも しれない、あるいは偶然一次吸収部材30を迂回するかもしれない吸収された液体 によってユーザーの衣類が汚されるのを防止することである。二次吸収部材50は 二次吸収部材50が身体と接触しないように、身体から離れていることが好ましい 。一次吸収部材30の形状は、二次吸収部材50を身体から離し、身体と二次吸収部 材50との間に空間80を確保するような大きさと形状に作られる。これは二次吸収 部材50の長手方向サイド部が白いままであるようにする。 複合生理用ナプキン20は身体の液体を吸収することができる。一次吸収部材 30の全吸収容量は複合生理用ナプキン20に対して意図された排泄物負荷と矛盾し ない容量であるべきである。更に、吸収性コア30の吸収容量は排泄物液体の予想 量の範囲内の着用者を収容するように変更することができる。生理用ナプキンの 通常の着用期間に、典型的に、2と20グラムの間の排泄物液体が予想される。複 合生理用ナプキン20が2と20グラムの間の液体負荷に曝された時、一次吸収部材3 0は実際の着用状態で、2と20グラムの間の液体の80%を吸収することができる。 更に、複合生理用ナプキン20が通常の量を超える20と30グラムの間の液体負荷に 曝された時、一次吸収部材30は20と30グラムの間の液体の70%を吸収することが できる。一次吸収部材30は、生理用ナプキンが女性の身体に適用され使用された 時に、2と30グラムの間の負荷液体の少なくとも70%を吸収する容量を有するの で、このような容量を有する一次吸収部材30は二次吸収部材50の長手方向サイド 部を白いまま保持することができる。これは生理用ナプキン製品の吸収性及び耐 漏出性能に対する信頼感を高める、目に見える信号を消費者に提供する。 一次吸収部材30の吸収容量を高めるために、一次吸収部材30がヒドロゲル形成 ポリマーを備えることが好ましい。一次吸収部材30がヒドロゲル形成ポリマーを 多く含めば含むほど、一次吸収部材30が有する吸収容量が増大する。ヒドロゲル 形成ポリマーはポリマーが液体を吸収した後膨張するので、一次吸収部材30は横 断方向と厚さ方向に膨張する。一次吸収部材30のこの膨張が一次吸収部材30と女 性の身体間のより優れた順応性とフィットを提供する。しかしながら、ヒドロゲ ル形成ポリマーが多すぎると、ゲルフロッキング問題を生じさせ、吸収能力を減 少させる結果となる。なお重要なことに、ヒドロゲル形成ポリマーが多すぎると 、液体を吸収する際に、一次吸収部材30をまっすぐな円筒形の形状にし、高い曲 げ力なしには容易に曲がらないようにするであろう。これが発生すると、複合生 理用ナプキン20の横断方向末端部が身体から離れようとするので、一次吸収部材 30が女性の身体の湾曲形状にフィットしなくなるかもしれない。従って、一次吸 収部材を有する複合生理用ナプキンの吸収能力と順応性とフィットという観点か ら、適切な量のヒドロゲル形成ポリマーが好ましい。 その全長にわたってその度合が変化する幅またはキャリパーを有する一次吸収 部材を有する複合生理用ナプキンを提供することが望ましいかもしれない。例え ば、一次吸収部材は末端部分とは対照的に、中央部分で比較的厚くなっていても よい。あるいは、一次吸収部材は末端部分とは対照的に、中央部分で比較的薄く なっていてもよい。 本発明の特定の実施の形態について図示し説明したが、発明の真意と範囲から 逸脱することなく、様々な他の変更や修正を行えることは、当業者には自明であ ろう。従って、本発明の範囲内にあるこのような変更や修正は全て添付の請求の 範囲に含まれることが意図されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,GM,GW,HU,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 マーシャル、ロバート・イー・エル 兵庫県芦屋市東山町23―13ビー (72)発明者 ブラウン、ブルース 兵庫県神戸市東灘区向洋町中5―15―1401 (72)発明者 植田 君夫 兵庫県神戸市東灘区住吉宮町2―18―14 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 一次吸収部材と二次吸収部材を備える複合生理用ナプキンであって、 一次吸収部材は、長手方向長さと横断方向幅と厚さと一対の長手方向サイド 部と一対の横断方向末端部を有し、一次吸収要素と、一次吸収要素の上に重 ねられる液体透過性カバーとを備えており、二次吸収部材は、長手方向長さ と横断方向幅と厚さと一対の長手方向サイド部と一対の横断方向末端部を有 し、液体透過性の身体に面するシートと、液体透過性の身体に面するシート に接合される液体不透過性の衣類に面するシートと、液体透過性の身体に面 するシートと液体不透過性の衣類に面するシートの間に配置される二次吸収 要素とを備えており、 一次吸収部材は、一次吸収部材の横断方向末端部における圧力の印加と、一 次吸収部材の横断方向末端部における一次吸収部材の少なくとも液体透過性 カバーへの接着剤の塗布を含む結合手段によって、二次吸収部材の液体透過 性の身体に面するシートの側に添付されており、一次吸収部材の横断方向幅 に対する一次吸収部材の厚さの比は0.05と1.5の間にあり、一次吸収部材は 、生理用ナプキンが女性の身体に適用され使用された時に、2と30グラムの 間の負荷月経液体の少なくとも70%を吸収する容量を有する、複合生理用ナ プキン。 2. 一次吸収部材の横断方向幅が、複合生理用ナプキンの股部において、二次吸 収要素の横断方向幅の約80%より小さい、請求項1に記載の複合生理用ナプ キン。 3. 比が0.08と1.00の間にある、請求項1に記載の複合生理用ナプキン。 4. 一次吸収部材の液体透過性カバーが、一次吸収部材から二次吸収部材への月 経液体の輸送を抑制する抑制手段を含んでいる、請求項1に記載の複合生理 用ナプキン。 5. 流体透過性カバーは長手方向サイド部を有し、長手方向サイド部は一次吸収 部材と二次吸収部材の間で互いに重なり、抑制手段は重なった長手方向サイ ド部を含んでいる、請求項4に記載の複合生理用ナプキン。 6. 液体透過性カバーが二以上の層を備えている、請求項5に記載の複合生理用 ナプキン。 7. 抑制手段は、第一表面と、第二表面と、第一表面から第二表面へと延びる開 口とを有する成形フィルムを含み、第二面の開口面積は一般に第一面の開口 面積よりも小さく、第二表面は第一吸収要素に面している、請求項4に記載 の複合生理用ナプキン。 8. 抑制手段が、一次吸収部材と二次吸収部材の間に配置された液体不透過性の 材料を含む、請求項4に記載の複合生理用ナプキン。 9. 抑制手段が、開口ゾーンと非開口ゾーンを有する成形フィルムを含み、非開 口ゾーンは一次吸収部材と二次吸収部材の間に配置されている、請求項8に 記載の複合生理用ナプキン。 10.一次吸収部材と二次吸収部材を備える複合生理用ナプキンであって、一次吸 収部材は、長手方向長さと横断方向幅と厚さと一対の長手方向サイド部と一 対の横断方向末端部を有し、一次吸収要素と、一次吸収要素の上に重ねられ る液体透過性カバーとを備えており、一次吸収要素は、ヒドロゲル形成ポリ マーと、親水性繊維とを備えており、二次吸収部材は、長手方向長さと横断 方向幅と厚さと一対の長手方向サイド部と一対の横断方向末端部を有し、液 体透過性の身体に面するシートと、液体透過性の身体に面するシートに接合 される液体不透過性の衣類に面するシートと、液体透過性の身体に面するシ ートと液体不透過性の衣類に面するシートの間に配置される二次吸収要素と を備えており、一次吸収部材は、一次吸収部材の横断方向末端部における圧 力の印加と、一次吸収部材の横断方向末端部における一次吸収部材の少なく とも液体透過性カバーへの接着剤の塗布を含む結合手段によって、二次吸収 部材の液体透過性の身体に面するシートの側に添付されており、一次吸収部 材の横断方向幅に対する一次吸収部材の厚さの比は0.05と1.5の間にあり、 一次吸収要素は10%と60%の間のヒドロゲル形成ポリマーを含んでいる、 複合生理用ナプキン。
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