JP2000508581A - 使い捨てコアレッサー - Google Patents

使い捨てコアレッサー

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Abstract

(57)【要約】 第2流体から第1流体を分離できるコアレッサー・システム、コアレッサー・アッセンブリ、及びコアレッサー・エレメントを提供する。これらのコアレッサー・システム、コアレッサー・アッセンブリ、コアレッサー・エレメントは、コアレッサー・エレメントを、迅速に且つ容易に取り外し、交換できるように設計されている。更に、コアレッサー・エレメントは、最少量の構成要素を有し、コアレッサー・アッセンブリは、効率的なコアレッサー・プロセスを行うための必要な構成要素を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 使い捨てコアレッサー 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、コアレッサー・システム、コアレッサー・アッセンブリ、及びコア レッサー・エレメントに関し、更に詳細には、コアレッサー・システム、コアレ ッサー・アッセンブリ、及び使い捨て式のコアレッサー・エレメントに関する。 2.関連技術の説明 流体中に存在する幾つかの相、即ちガス及び/又は液体を分離する産業的プロ セスで、代表的にはコアレッサー(coalescer)が、場合によってはセパレータ と関連して使用される。幾つかの場合では、このような流体は、二つ又はそれ以 上の不混和性液体からなる分散質を構成する。その他の場合では、流体は、気体 状煙霧質(gaseous aerosol)等の煙霧質である。多くの場合には、粒状物又は コロイド状物質等の固体状汚染物もまた流体中に存在する。 コアレッサーは、現在、様々な用途で使用されている。一般的には、ガス・コ アレッサーは、液状及び固体状の両方の煙霧質汚染物を気体状の流れから除去す るのに役立つ。これには、代表的には、空気、ヘリウム、水素、窒素、二酸化炭 素、及び天然ガス等の圧縮ガスの純化を含み、更に、オイルの回収で使用された 不活性ガスの処理を含む。コアレッサーは、更に、真空ポンプの排気の処理を行 う際の液状煙霧質汚染物の集積にも使用される。この場合、コアレッサーは、環 境汚染防止及び高価な真空ポンプ用オイルの回収の両方で役立つ。同様に、コア レッサーは、低圧化学プロセスからの化学物質のミストを処理し、液状化学物質 の煙霧質構成要素による汚染を防止し且つこれを回収するのにも使用される。 コアレッサーは、代表的には、最も分離が困難な煙霧質の除去に使用される。 例えば、オイル潤滑式コンプレッサーがガスの圧縮に広範に使用されている。こ のようなコンプレッサーは、機械的剪断及びオイルの気化により煙霧質を発生し 、従って下流で凝縮する。発生した煙霧質は、一般的には、約0.01μm乃至 約50μmの範囲の大きさの粒子からなる。 コンプレッサーへの吸気ガス中に十分な水蒸気が含まれている場合には、水煙 霧質(water aerosols)が形成され、その結果、圧縮され且つ冷却されたガス中の 相対湿度が100%を越える。これは、例えば、吸気ガスが大気である場合や圧 縮されるべきガスが水と接触して来入したプロセスガスである場合に、一般的に 生じる。 水を基質とした比較的大粒径の煙霧質をガス流から除去するため、「障壁フィ ルタ(barrier filters)」とも呼ばれる高度に疎水性のフィルタを使用する場合 もある。これらのフィルタは、水を基質とした煙霧質を濾材の上流面上に捕捉す ることによって、水が濾材を通過しないようにすることによって作用する。この ような障壁フィルタの孔は、除去されるべき煙霧質粒子よりも小さくなければな らない。従って、これらのフィルタは、大きな圧力降下のため、小さな煙霧質粒 子を除去する上では効率的でない。 大きな煙霧質粒子(約0.6μm以上の煙霧質粒子)は、多くの場合、その運 動量が流路に沿って流れるには大き過ぎるため、配管系に亘って表面上に衝突し 、コアレッサー・する傾向がある。これらの大径粒子は除去されるのがよく、経 済的な理由により、一般的には他の分離手段、例えばアフタークーラー及び遠心 分離器又はデミスター(demisters)によって除去される。しかしながら、代表 的には、約0.1μm乃至0.6μmの範囲の粒径の煙霧質粒子を除去するには 、コアレッサー・エレメント(coalescing elements)を使用しなければならない 。このような煙霧質は、最も除去が困難であると考えられる。これは、辺縁衝撃 除去(marginal impact removal)を示し、システム流から変向し、分離装置と の相互作用を可能にするのに十分な拡散特性を備えていないためである。同様の 煙霧質粒子、例えば約0.1μm以下の粒子は、代表的には、幾分粗いコアレッ サーで除去できる。これは、周囲表面まで迅速に拡散するためである。 他の分離手段が使用される場合にも、使用されない場合にも、従来のコアレッ サー・エレメントは周知の原理に従って設計されている。所与の空所容積を持つ コアレッサー及び所与の流量及び煙霧質量の気体流れについて、捕捉効率はコア レッサー媒体の厚さに正比例し、媒体の孔径に反比例する。しかしながら、孔径 の減少及び/又はコアレッサー媒体の厚さの増大は、媒体の前後の圧力降下を増 大し、これによって、比流量を維持するのに必要なエネルギを増大する傾向があ る。比容積又は比空間を制限する必要がある場合、例えば特定の大きさのコアレ ッサー・カートリッジが与えられた場合、一般的には、使用されるコアレッサー ・パッキング即ち媒体が厚ければ厚い程、利用可能なコアレッサー表面積が制限 されることとなり、流速が全体として速くなり、これと対応して流れ抵抗が大き くなる。更に、コアレッサー媒体を通る流速を増大させると、除去困難な大きさ の煙霧粒子又は液滴に対する分離効率が低下する。 従来のコアレッサー媒体はこれらの競合する要因を折衷し、最適化するように 設計されてきた。多くのコアレッサー媒体は、乾燥状態で適切な性能を発揮する ように設計されている。しかしながら、最終的には、液体煙霧質粒子の集合の結 果、媒体に液体が蓄積する。蓄積した液体は、小孔を塞ぎ、これによって媒体の コアレッサーによる処理を低下させる傾向がある。小孔が塞がれると、媒体の前 後の圧力降下が増大し、これによって、必要とされるエネルギが増大する。 従来のコアレッサーは、湿潤時に効率が低下し圧力降下が増大するばかりでな く、二次煙霧質を発生する傾向がある。これらは、二つの機構によって形成され る。小孔が塞がれると、比較的大きな塞がれていない小孔を通過するガスの速度 が上昇する。速度が上昇すると、コアレッサー媒体の表面からの液体に剪断が加 わり易くなり、コアレッサー・エレメントの下流で二次煙霧質が形成される可能 性が大きくなる。更に、コアレッサーで処理された液体がコアレッサー媒体の表 面を下方に流れるとき、小孔上に薄膜を形成する。次いで、コアレッサー媒体を 通過する気体が気泡を形成し、気泡が破裂し、二次煙霧質をコアレッサー媒体の 下流に形成することによって液体を駆逐する傾向がある。手短に言うと、湿潤す ると、コアレッサー媒体の全体としての性能が損なわれる のである。 液体煙霧質除去処理が加えられる気体流れ中には、煙霧質の存在に加えて、更 に、固体粒状物が存在することが多い。このような塵埃は、瀘過されるべきガス と関連し、又はコアレッサーの上流にあるシステム中の装置の摩耗又は腐蝕によ り生じる。この固体粒状物もまた、コアレッサー媒体の小孔を塞ぎ、圧力降下の 原因となる。 特定の用途によっては、不連続相中にあり且つ不連続相を形成する全体として 又は部分的に不混和性の第1液体と連続相を形成する第2液体との分離において 、コアレッサー・エレメントには同様の問題点がある。即ち、粒状物又は他の異 物がコアレッサー媒体の小孔のうちの幾つかを塞ぎ、コアレッサーによる処理を 低下させ、媒体の前後の圧力降下を大きくする傾向がある。 コアレッサー媒体による処理を受ける気体又は液体中に存在する物質のうちの 幾つかの間の化学的相互作用もまた媒体を劣化させる傾向がある。従って、時間 の経過に従ってコアレッサーの効率が低下する。かくして、様々な産業的システ ムを通過する又はこれらのシステムから出る流体の純度を維持する性能を十分な レベルに維持するため。上述の問題点を解決するには、コアレッサーの交換又は コアレッサーのコアレッサー・エレメントの交換が必要である。更に、このよう なコアレッサー・エレメントは、代表的には、特定のシステムが使用された場合 、通常の定期的保守中に交換される。 プロセス流で現在使用されているコアレッサー及びコアレッサー・エレメント に対し、多数の異なる設計及び形体が存在するが、ほとんどの場合、円筒形形状 のコアレッサー及びコアレッサー・エレメントが使用される。これは、おそらく は、この設計がハウジングの所与の容積又は大きさについて効率を最大にできる ためである。このようなコアレッサー・エレメント又はカートリッジのうちの代 表的なものは、同軸のシート、層、又はマットの形態のコアレッサー・領域とし て同軸に配置されたパッキング材料又はコアレッサー媒体即ちコアレッサー・エ レメントの機能的部分である。コアレッサー媒体を形成するパッキング材料は、 多孔質又は微孔質であり、代表的には、織製ファイバ又は不織ファイバから形成 されている。特定の用途について選択されたパッキング材 料は、分散した不連続相を媒体との接触時に液滴にすることができる必要な物理 的及び化学的性質を有する。円筒体の両端は二つの端キャップによって閉鎖され ており、これらの端キャップのうちの少なくとも一方に開口部が設けられている 。円筒形コアレッサー・エレメントが、直列に配置された他のエレメントに接合 されるようになっていない場合、一方の端キャップは閉鎖端キャップである。構 造的強度及び支持のため、代表的には、多孔質コア即ち有孔コアが円筒形コアレ ッサー媒体内の中央に同軸に配置されている。一つ又はそれ以上の支持−ドレン 層及び外ケージが更に設けられており、これらは円筒形形体のコアレッサー媒体 の周りに各々配置されている。支持−ドレン層は、代表的には、コアレッサー媒 体を支持するため、及び流体流れをコアレッサー媒体の流出表面から遠ざかる方 向に流すため即ち差し向けるために設けられている。 殆どの円筒形コアレッサーシステムでは、処理されるべき流体は一方の端キャ ップの開口部を通ってエレメントの内部に進入し、コアレッサー媒体を内側から 外側への方向で通過する。流体が外側から内側への方向で流れる場合には、支持 −ドレン層は、円筒形をなして配置されたコアレッサー媒体内に同軸に配置され ているのがよく、コアが設けられている場合には、内側の支持−ドレン層は、コ アレッサー媒体とコアとの間に配置されているのがよい。外ケージは、従来のコ アレッサー・エレメントに設けられている場合には、構造的支持を提供するよう になっており且つ内側から外側への方向に流れる流体による大きな力が加わった ときに媒体の迅速な膨張によってコアレッサー媒体が破裂することがないように する。一つ又はそれ以上のコアレッサー媒体、コア、ケージ又は支持体、及びド レン層を端キャップに対してシールし、流体が漏れないようにできる。 このようなコアレッサー・エレメントの材料費の大部分は、エレメントの機能 的部分、例えばコアレッサー媒体に帰せられるけれども、他の構成要素もまたカ ートリッジの価格に反映する。幾つかの場合では、カートリッジの大きさのため 、及び必須の厳密な許容度を持つコアレッサー媒体及び他の構成要素を含むカー トリッジの製造と関連した費用のため、このようなカートリッジの交換費用はか なり大きい。かくして、コアレッサー・システムが存在する場合、 これと同レベルの性能及び効率を得ることができるが、このような性能を維持す る上で交換が必要なシステムの部品の数が少なく、交換に要する費用を大幅に節 約するコアレッサー・システムを実現できる。発明の概要 本発明に具体化されたコアレッサー・システム(coalescing systems)、コアレ ッサー・アッセンブリ(coalescing assemblies)、及び使い捨てコアレッサー・ エレメント(disposable coalescing elements)は、従来技術における制約の多く を解消する。 本発明は、ある見方をすると、次のようなコアレッサー・システム(acoalesce r system)に関する。このコアレッサー・システムは、ハウジング及び少なくと も一つのコアレッサー・アッセンブリ(coalescing assembly)を含む。ハウジン グは、入口、少なくとも一つの出口、及びハウジングをコアレッサーによる未処 理流体チャンバ及び処理済流体チャンバに分割するチューブ・シートを有し、こ のチューブ・シートには、流体を未処理(uncoalesced)流体チャンバから処理済( coalesced)流体チャンバに流入するための少なくとも一つの開口部が設けられて いる。入口は未処理流体チャンバに連結されており且つこのチャンバと連通して いる。コアレッサー・アッセンブリは、流体が入口からコアレッサー・アッセン ブリを通って流れるようにハウジング内でチューブ・シートに取り付けられてい る。コアレッサー・アッセンブリは、チューブ・シートに取り外し自在に連結さ れたコアレッサー・エレメントと、コアレッサー・エレメントの外部の周りに配 置されており、構造的支持を提供するためにチューブ・シートに永久的に取り付 けられた外側支持構造と、コアレッサー・エレメントと協働し、コアレッサー・ エレメントを外側支持構造内に取り外し自在に固定するように構成された機構と を有する。コアレッサー・エレメントは、コアレッサー媒体と、このコアレッサ ー媒体の端部に取り付けられた、液密シールを提供するためのシーリング機構が 少なくとも一方に設けられた第1及び第2の端キャップと、支持コアとを有する 。 本発明は、別の見方をすると、次のようなコアレッサー・システム(a coalescing system)に関する。このコアレッサー・システムは、ハウジング及び 少なくとも一つのコアレッサー・アッセンブリを含む。ハウジングは、入口、少 なくとも一つの出口、及びハウジングを未処理流体チャンバ及び処理済流体チャ ンバに分割するチューブ・シートを有し、このチューブ・シートには、流体を未 処理流体チャンバから処理済流体チャンバに流入するための少なくとも一つの開 口部が設けられている。入口は未処理流体チャンバに連結されており且つこのチ ャンバと連通している。コアレッサー・アッセンブリは、流体が入口からコアレ ッサー・アッセンブリを通って流れるようにハウジング内でチューブ・シートに 取り付けられている。コアレッサー・アッセンブリは、チューブ・シートに取り 外し自在に連結されたコアレッサー・エレメントと、コアレッサー・エレメント の外部の周りに配置されており、構造的支持を提供するためにチューブ・シート に永久的に取り付けられた外側支持構造と、チューブ・シートに永久的に連結さ れており、構造的支持を提供するためにコアレッサー・エレメントの内部の周り に配置された内側支持構造と、コアレッサー・エレメントと協働し、コアレッサ ー・エレメントを内支持体構造と外側支持構造との間に取り外し自在に固定する ように構成された機構とを有する。コアレッサー・エレメントは、コアレッサー 媒体と、このコアレッサー媒体の端部に取り付けられた第1及び第2の端キャッ プとを有する。これらの端キャップの少なくとも一方には、液密シールを提供す るためのシーリング機構が設けられている。 本発明は、別の見方からすると、次のようなコアレッサー・システム(acoales cing system)に関する。すなわち、このコアレッサー・システムは、ハウジング 及び少なくとも一つのコアレッサー・アッセンブリを含む。ハウジングは、入口 、少なくとも一つの出口、及びハウジングを未処理流体チャンバ及び処理済流体 チャンバに分割するチューブ・シートを有し、このチューブ・シートには、流体 を未処理流体チャンバから処理済流体チャンバに流入するための少なくとも一つ の開口部が設けられている。入口は未処理流体チャンバに連結されており且つこ のチャンバと連通している。コアレッサー・アッセンブリは、流体が入口からコ アレッサー・アッセンブリを通って流れるようにハウジ ング内でチューブ・シートに取り付けられている。コアレッサー・アッセンブリ は、チューブ・シートに取り外し自在に連結されたコアレッサー・エレメントと 、コアレッサー・エレメントの外部の周りに配置されており、構造的支持を提供 するためにチューブ・シートに取り外し自在に取り付けられた外側支持構造と、 チューブ・シートに永久的に連結されており、構造的支持を提供するためにコア レッサー・エレメントの内部の周りに配置された内側支持構造と、コアレッサー ・エレメント及び外側支持構造と協働し、外側支持構造及びコアレッサー・エレ メントを内支持体構造の周りに取り外し自在に固定するように構成された機構と を有する。コアレッサー・エレメントは、コアレッサー媒体と、このコアレッサ ー媒体の端部に取り付けられた第1及び第2の端キャップとを有する。これらの 端キャップの少なくとも一方には、液密シールを提供するためのシーリング機構 が設けられている。 本発明は、更に別の見方をすれば、次のようなコアレッサー・システム(acoal escing system)に関する。すなわち、このコアレッサー.システムは、ハウジン グ及び少なくとも一つのコアレッサー・アッセンブリを含む。ハウジングは、入 口、少なくとも一つの出口、及びハウジングを未処理流体チャンバ及び処理済流 体チャンバに分割するチューブ・シートを有し、このチューブ・シートには、流 体を未処理流体チャンバから処理済流体チャンバに流入するための少なくとも一 つの開口部が設けられている。入口は未処理流体チャンバに連結されており且つ このチャンバと連通している。コアレッサー・アッセンブリは、流体が入口から コアレッサー・アッセンブリを通って流れるようにハウジング内でチューブ・シ ートに取り付けられている。コアレッサー・アッセンブリは、チューブ・シート に取り外し自在に連結されたコアレッサー・エレメントと、チューブ・シートに 取り外し自在に取り付けられており、構造的支持を提供するためにコアレッサー ・エレメントの外部の周りに配置された外側支持構造と、コアレッサー・エレメ ント及び外側支持構造と協働し、コアレッサー・エレメント及び外側支持構造を ハウジング内に取り外し自在に固定するように構成された機構とを有する。コア レッサー・エレメントは、コアレッサー媒体と、このコアレッサー媒体の端部に 取り付けられた、液密シールを提供するた めのシーリング機構が各々に設けられた第1及び第2の端キャップと、支持コア とを有する。 本発明は、別の見方をすれば、コアレッサー処理/分離システム(acoalescing/ separating system)に関する。このコアレッサー処理/分離システムは、ハウジ ング、少なくとも一つのコアレッサー・アッセンブリ、及び少なくとも一つの分 離アッセンブリを含む。ハウジングは、ハウジング内部を未処理流体チャンバ、 処理済流体チャンバ、及び連続相チャンバに分割する第1及び第2のチューブ・ シートを有する。これらのチューブ・シートの各々には、少なくとも一つの開口 部が設けられている。ハウジングには、更に、未処理流体チャンバに連結されて おり且つこのチャンバと連通した入口と、処理済流体チャンバに連結されており 且つこのチャンバと連通した第1出口と、連続相チャンバに連結されており且つ このチャンバと連通した第2出口とを有するハウジングが設けられている。コア レッサー・アッセンブリは、流体が入口からコアレッサー・アッセンブリを通っ て流れるようにハウジング内の第1チューブ・シートに取り付けられている。コ アレッサー・アッセンブリは、第1チューブ・シートに取り外し自在に取り付け られたコアレッサー・エレメントと、コアレッサー・エレメントに構造的支持を 提供するためコアレッサー・エレメントの外部の周りに配置された外側支持構造 と、コアレッサー・エレメントに構造的支持を提供するためコアレッサー・エレ メントの内部の周りに配置された内側支持構造とを含む。コアレッサー・エレメ ントは、コアレッサー媒体、及びコアレッサー媒体の端部に取り付けられた第1 及び第2の端キャップを有し、これらの端キャップの少なくとも一方には、液密 シールを提供するためのシーリング機構が設けられている。分離アッセンブリは 、第2チューブ・シートに取り外し自在に取り付けられている。分離アッセンブ リは、分離媒体を含む。 本発明は、更に別の見方をすれば、一つ又はそれ以上の固定構成要素及び固定 構成要素に取り外し自在に取り付けられたコアレッサーエレメントを含むコアレ ッサー・アッセンブリ(a coalescing assembly)に関する。 本発明は、更に別の見方をすれば、固定構成要素に取り付けることができ、 固定構成要素から取り外すことができるコアレッサー・エレメント(acoalescer element)に関する。 本発明を具体化した多くのコアレッサー・システム、コアレッサー・アッセン ブリ、及びコアレッサー・エレメントは、使用済の構成要素の交換を手早く行う ことを可能とし、システムの停止時間を短くするように設計されている。更に、 構成要素の多くが固定されており、コアレッサー・エレメントが取り外し自在で あるため、交換しなければならない構成要素の数が少なくなり、これによって、 廃棄物が少なくなる。システムの停止時間を短くし、廃棄物を少なくすることに よって、大幅な節約をもたらす。例えば、システムの停止時間が短くなると、所 与の期間内の処理量が高くなる。廃棄物が少なくなると、代表的には、2倍の費 用節約がもたらされる。第1に廃棄物を処分するための費用が小さくなる。第2 に、交換される構成要素の数が少なくなり、交換構成要素の価格が低くなる。 本発明のコアレッサー・システム、コアレッサー・アッセンブリ、及びコアレ ッサー・エレメントは、様々なコアレッサー・作動で使用でき、様々な形体を有 する。しかしながら、任意の所与の用途及び任意の所与の形体について、システ ム、アッセンブリ、及びエレメントの各々は、アッセンブリの多数の構成要素を コアレッサー・システムから取り外す必要なしにコアレッサー・エレメントをコ アレッサー・システムから迅速に且つ容易に取り外すことができるように設計さ れている。 本発明のコアレッサー・エレメントは、僅かな変更を施すだけで現存のシステ ムで使用できる。更に、コアレッサー・アッセンブリの唯一の使い捨て部分であ るコアレッサー・エレメントは、安価に製造でき、及び従って、対費用効果に優 れた交換モジュールを提供する。 本発明によるコアレッサー処理/分離アッセンブリ組み合わせでは、分離アッ センブリは、コアレッサー・アッセンブリが開始した分離プロセスを促し且つ完 了するように設計されており、この際、上文中に論じた利点を提供する。従って 、コアレッサー・エレメントは、分離エレメントから容易に分離するように及び システムから容易に外れるように設計されている。更に、コアレッサー・ エレメント及び分離アッセンブリは、両方とも、最少の構成要素で形成されるよ うに設計されており、これによって、システムの停止時間が短くなるため、費用 を低下し、出力が高くなる。図面の簡単な説明 第1A図及び第1B図は、本発明の第1実施例のコアレッサー・システムの平 面図及び断面図である。 第2図は、使い捨てコアレッサー・エレメントを含むコアレッサー・ハウジン グの一部(ハウジング内に固定されたコアレッサー・ケージを含む)を示す、本 発明の第1実施例の断面図である。 第2A図は、第2図のコアレッサー・エレメントの平面図である。 第2B図は、第2図のコアレッサー・システムの一部を変更した実施例の断面 図である。 第3A図及び第3B図は、本発明の第2実施例のコアレッサー・システムの平 面図及び断面図である。 第4図は、使い捨てコアレッサー・カートリッジ、及びコアレッサーコア及び コアレッサーケージの両方が固定されたコアレッサー・ハウジングの一部を示す 、本発明の他の実施例の断面図である。 第4A図は、第4図のコアレッサー・エレメントの平面図である。 第5A図及び第5B図は、本発明の第3実施例のコアレッサー・システムの平 面図及び断面図である。 第6図は、使い捨てコアレッサー・カートリッジ、ハウジングの一部内に固定 されたコアレッサーコア、及びハウジング内に取り外し自在に固定されたケージ ー最終分級器複コアレッサー・を含む、本発明の更に他の実施例の断面図である 。 第6A図は、第6図のコアレッサー・エレメントの平面図である。 第7A図及び第7B図は、本発明の第4実施例のコアレッサー・システムの平 面図及び断面図である。 第8図は、使い捨てコアレッサー・エレメント及びハウジング内に取り外し 自在に固定されたケージー最終分級器複コアレッサー・を含むコアレッサーハウ ジングの一部の断面図である。 第8A図は、第8図のコアレッサー・エレメントの平面図である。 第9A図及び第9B図は、本発明の第5実施例のコアレッサー・システムの平 面図及び断面図である。 第10図は、コアレッサーハウジングの一部、コアレッサー・エレメント、及 び分離エレメントの断面図である。 第10A図は、第10図のコアレッサー・エレメントの平面図である。好ましい実施例の詳細な説明 コアレッサー・エレメントは、流体中に存在する一つ又はそれ以上の相を分離 する、即ち連続流体相を不連続流体相から分離するためのコアレッサー媒体を含 む構造である。ここで、流体は、液体及び/又は気体である。場合によっては、 このような流体は、二つ又はそれ以上の不混和性液体からなる分散質又は懸濁質 を構成し、他の場合には、このような流体は気体状煙霧質を構成する。本発明を 説明するにあたり、コアレッサー・システムという用語は、一つ又はそれ以上の コアレッサー・アッセンブリを含むシステムであると解釈されるべきであり、コ アレッサー・アッセンブリという用語は、コアレッサー・エレメントを含むもの であると解釈されるべきである。コアレッサー・アッセンブリは、内側支持構造 及び/又は外側支持構造と、分離プロセスを促す最終分級器を更に含む。全ての 場合において、コアレッサー・エレメントは、コアレッサー・システムから取り 外すことができる。 本発明のコアレッサー・システム、コアレッサー・アッセンブリ、及びコアレ ッサー・エレメントは、様々な形体をとることができ、様々な構成要素から形成 できる。例えば、特定の実施例では、コアレッサー・アッセンブリの内側支持構 造及び外側支持構造の一方又は両方がコアレッサー・システムのハウジングに永 久的に取り付けられているのがよく、これに対し、他の実施例では、内側支持構 造及び外側支持構造のいずれもコアレッサー・システムのハウジングに取り付け られていない。しかしながら、コアレッサー・システム、コアレ ッサー・アッセンブリ、及びコアレッサー・エレメントは、以下のここに示した 実施例の各々の特定の形体に拘わらず、コアレッサー・エレメントの取り出し及 び交換を容易にするように設計されている。更に、特定の形体に拘わらず、各こ こに示した実施例は、通常の保守が必要な場合に、摩耗や劣化を受けていない構 成要素を交換できるように設計されている。従って、廃棄物及び費用を最小にで きる。 第1A図及び第1B図は、第1の例示のコアレッサー・システム100の平面 図及び断面図である。コアレッサー・システム100のハウジング110は、少 なくとも一つの入口112、二つの出口114、116、ハウジングを未処理流 体チャンバ111及び処理済流体チャンバ113に分割するチューブ・シート1 18、及び複数のコアレッサー・アッセンブリ120を有する。複数のコアレッ サー・アッセンブリ120は、ハウジング110内で、垂直方向、水平方向、又 は垂直方向と水平方向との間の任意の角度で配向されているのがよい。特定の場 合には、流体をコアレッサー・システム100に供給するために加圧供給を使用 できる。従って、ハウジング110には、ベント及び圧力逃がし弁、並びに入口 圧力ゲージ用継手及び出口圧力ゲージ用継手が更に設けられている。 ハウジング110は、特定のコアレッサー・の用途に適した任意の形体を有す るのがよい。ここに示した実施例では、ハウジング110は実質的に円筒形の形 体を有する。更に、ハウジング110は、少なくとも一つの区分、例えばハウジ ングの頂部又は底部を取り外すことができるように設計されているのがよい。例 えば、ハウジング110の頂部は、上方に揺動するカバー等の取り外し自在のカ バー115からなるのがよい。別の態様では、ハウジング110の頂部は、ハウ ジング110のカバー部分をハウジング110のベース部分に取り外し自在に固 定するため、ナット、ねじ山を備えた他の対応する部品、又はハウジング110 の壁のバヨネットベース部分と係合するボルト又はピンを含むのがよい。ハウジ ング110は、特定のコアレッサー・動作に必須の構造的支持を提供でき且つ処 理が加えられる流体と反応しない任意の適当な材料で形成できる。 チューブ・シート118は、上文中に説明したように、ハウジング110を二 つのチャンバ111、113に分離する。チューブ・シート118は、ハウジン グ110に取り外し自在に又は永久的に取り付けられている。ここに示した実施 例では、チューブ・シート118は、ハウジング110の内壁に永久的に取り付 けられている。チューブ・シート118は複数の開口部を有し、これらの開口部 を通して流体が未処理流体チャンバ111から処理済流体チャンバ113内のコ アレッサー・アッセンブリ120に流入する。更に、チューブ・シート118は 、コアレッサー・アッセンブリ120を支持し且つこれらのアッセンブリ間の間 隔を維持する機能を備えている。コアレッサー・アッセンブリ120は、流体が チューブ・シート118の開口部を通ってコアレッサー・アッセンブリ120の コアレッサー・エレメントの内部領域に流入するように、任意の適当な方法でチ ューブ・シート118に固定できる。コアレッサー・アッセンブリ120は、チ ューブ・シート118に直接的に取り付けられていてもよいし、隔離チューブ1 22を介して間接的に取り付けられていてもよい。コアレッサー・アッセンブリ 120がチューブ・シート118に直接的に取り付けられている場合には、不連 続流体相中にコアレッサー・アッセンブリが沈まないようにするため、一定のド レン、例えば掃去流が好ましい。第1B図に示すここに示した実施例では、コア レッサー・アッセンブリ120は、好ましくは、隔離チューブ122を介してチ ューブ・シート118に連結されている。隔離チューブ122は、ハウジング1 10からコアレッサー・エレメントを容易に取り外すことができるようにするた め、即ち、コアレッサー・エレメントがハウジング110の頂部に近付くように コアレッサー・アッセンブリ120を持ち上げる。更に、隔離チューブ122は 、不連続相の流体中にコアレッサー・アッセンブリが沈まないようにするため、 コアレッサー・アッセンブリ120を持ち上げる。チューブ・シート118及び 隔離チューブ122は、コアレッサー・アッセンブリ120に十分な構造的支持 を提供でき且つ処理を受ける特定の流体と反応しない任意の適当な材料でできて いる。 コアレッサー・が加えられるべき流体は、入口112を通ってハウジング11 0の未処理流体チャンバ111に進入する。流体は、未処理流体チャンバ1 11から、チューブ・シート118の開口部及び隔離チューブ122を通って、 処理済流体チャンバ113内のコアレッサー・アッセンブリ120に流入する。 流体は、次いで、以下に詳細に論じるように、コアレッサー・アッセンブリ12 0のコアレッサー・エレメント及びこれらのコアレッサー・エレメントのコアレ ッサー媒体を通過し、ここで流体がコアレッサー・する。コアレッサー・では、 一つの流体相が媒体を通過する。流体のこの相を連続相と呼ぶ。他の流体相は、 媒体を連続的に通過する前に液滴の形体で媒体上で集合し又は捕捉される傾向が あり、流体のこの相を不連続相と呼ぶ。コアレッサー・アッセンブリ120から 連続相及び不連続相の両方が処理済流体チャンバ113内に通過する。代表的に は、一方の出口を介して連続相を除去し、別の出口を介して不連続相を除去する 。例えば、ここに示した実施例では、コアレッサー・を受ける流体が二つの液体 からなり、不連続相を形成する一方の液体の密度が他方の液体よりも高い場合に は、連続相の液体は、出口114を通ってハウジング110から出る。不連続相 は、重力及び以下に論じる最終分級器の作用により媒体を下方に流れ、処理済流 体チャンバ113の底部で集合し、出口116を通ってハウジング10を出る。 不連続相の密度が連続相よりも低い場合には、入口及び出口の位置を逆にするの がよい。 第2図は、第1A図及び第1B図のコアレッサー・システムのコアレッサー・ アッセンブリ120の詳細部分断面図である。コアレッサー・アッセンブリ12 0は、上文中に説明したように、隔離チューブ122を介してハウジング110 のチューブ・シート118に取り付けられている。この実施例では、コアレッサ ー・アッセンブリ120は、コアレッサー・エレメント、外側支持構造124、 整合エレメント136、シーリング・カラー142、及びファスナ138を含む 。第2図のここに示した実施例では、コアレッサー・エレメントは、コアレッサ ー媒体128、上端キャップ132、下端キャップ134、及び支持コア130 を含む。好ましくは、コアレッサー・エレメントは、コアレッサー媒体128、 上端キャップ132、下端キャップ134、及び支持コア130だけからなる。 コアレッサー・アッセンブリ120は、コアレッサー・エレメントをコアレッサ ー・アッセンブリ120の固定構成要素から、及びハウジ ング110から迅速に及び容易に取り外すことができるように設計されている。 従って、コアレッサー・エレメントの交換が必要になったとき、コアレッサー・ エレメント自体だけを取り外せばよく、これによって、外側支持構造124、整 合エレメント136、シーリング・カラーー142、及びファスナ138をハウ ジング110の内側にそのまま再使用可能に残すように設計されている。廃棄さ れるべき構成要素の数を減らすことによって、廃棄物並びに費用を小さくする。 コアレッサー・エレメントは、特定のコアレッサー・プロセスに適した任意の 形体を備えているのがよい。ここに示した実施例では、コアレッサー・エレメン トは実質的に円筒形の形体を有し、上文中に説明したように、コアレッサー媒体 128、コア130、及び上下の端キャップ132、134を含む。コアレッサ ー媒体128は、コアレッサー・エレメントが使用される用途に適した任意の種 類の媒体を含むのがよい。代表的には、コアレッサー媒体は、繊維質のマス、繊 維質のマット、繊維質織布シート又は不織布シート等の繊維質材料、又は支持さ れた又は支持されていない微孔質膜等の多孔質膜を使用する。コアレッサー媒体 128は、均等な又は徐々に変化する(graded)孔構造及び任意の適当な有効孔 径を持つのがよい。コアレッサー媒体128は、多孔質であることに加え、プリ ーツ無しの又はプリーツ付きの構成で形成されており、プリーツ付きの場合には 、プリーツは、円筒形コアレッサーの軸線から直線的に半径方向に延びているか 或いは、重なり形体をなして配置されているのがよい。好ましくは、コアレッサ ー媒体128は、コアレッサー・アッセンブリ120の平面図である第2A図に 示すように、半径方向プリーツ構造をなして形成されている。 ここに示した実施例では、コアレッサー媒体128は、ガラスファイバ又はオ レフィン、ポリエステル、フルオロポリマー、及びナイロン等のポリマーからな るのがよい。好ましくは、コアレッサー媒体128は、表面改質コーティングを 施した表面を持つガラスファイバ媒体からなる。特定の表面改質コーティングは 、特定の用途に必須の臨界表面エネルギを持つように選択されているのがよい。 ガラスファイバ媒体及び表面改質コーティングの例は、本発明と同 じ譲受人に譲渡された米国特許第4,759,782号に記載されている。同特 許に触れたことにより、その特許に開示されている内容は本明細書中に組入れた ものとする。 ここに示した実施例では、上端キャップ132は盲端キャップであり、下端キ ャップ134は開放端キャップである。従って、コアレッサー・されるべき流体 は下端キャップ134の開口部を通って進入し、上盲端キャップ132によって コアレッサー媒体128を通って流れるように拘束される。 上下の端キャップ132、134は、処理を受ける特定の流体と化学反応を生 じない任意の適当な流体不透過性材料でできているのがよい。例えば、端キャッ プ132、134は、任意の不透過性の金属材料、セラミックス材料、エラスト マー材料、又はポリマー材料から形成できる。好ましい実施例では、端キャップ 132、134はポリマー材料からなる。 上下の端キャップ132、134は、コアレッサー媒体128の端部に任意の 適当な方法で取り付けることができる。例えば、これらの端キャップは、熱結合 、スピン溶接、超音波溶接、ポリキャップ、又は接着剤又は溶剤による結合でコ アレッサー媒体128の端部に取り付けることができる。好ましい実施例では、 端キャップ132、134はコアレッサー媒体128の端部に熱結合されている 。 上端キャップ132は、実質的に円形の形体をなしており、コアレッサー・ア ッセンブリ120のファスニング手段138を位置決めするため、その中央領域 に小さな開口部が設けられている。上端キャップ132は、ファスニング手段1 38に十分な構造的一体性を提供するため、この領域の厚味が大きくなっている 。更に、上端キャップ132は、その外周に沿ってシーリング機構150を備え ている。シーリング機構150は、流体が迂回しないようにするぴったりとした 液密シールを端キャップ132と外側支持構造124との間に形成する。シーリ ング機構150は、上端キャップ132の下面に設けられた環状チャンネル15 2及びO−リングシール等のシーリング部材154を含む。チャンネル152及 びシーリング部材154は、好ましくは、O−リングシール154が環状チャン ネル152の外に延びておらず、外側支持構造124の シーリング端がチャンネル152内に延び、O−リング154と接触するように 形成されている。O−リング154には、コアレッサー・エレメントをファスナ 138によってコアレッサー・アッセンブリ120の残りの構成要素に連結した ときに発生する圧縮力が加わる。別の態様では、O−リング154の代わりに、 チャンネル152内に部分的に延びる外側支持構造124のシーリング端にコイ ニング加工を施し、又は据え込みし、締まり嵌めを形成するのがよい。端キャッ プ132及び外側支持構造124を形成する材料、並びに許容差、及び端キャッ プ132と支持構造124との係合部分を形成する仕様によっては、O−リング 等のシーリング手段が不要になる場合がある。 下端キャップ134は環状形体を有し、その内周に沿ってシーリング機構14 4側設けられている。シーリング機構144は、流体が迂回しないようにするぴ ったりとした液密シールを端キャップ134とコアレッサー・アッセンブリ12 0との間に形成する。シーリング機構144は、環状チャンネル146及びO− リングシール等のシーリング部材148を含む。チャンネル146及びシーリン グ部材148は、好ましくは、O−リングシール148が凹所146の外に延び 、コアレッサー・アッセンブリ120のシーリング・カラー142と接触するよ うに形成されている。O−リング148には、コアレッサー・エレメントをシー リング装置142に押し付けたときに発生する圧縮力が加わる。 第2図の実施例では、コアレッサー・エレメントは、コアレッサー媒体に対し て構造的支持を提供する支持コア130を更に有する。コアレッサー媒体128 の上流即ち内面は、同軸に位置決めされたコア130と隣接しており且つこれと 接触し、任意の適当な手段によって端キャップ132、134に永久的に取り付 けられている。コア130は、コアレッサー・を受ける流体と化学的に反応しな い多数の開放孔を持つ材料即ち有孔材料から形成されているのがよい。コア13 0は、更に、化学的に不活性である、即ちコアレッサー・エレメントによって処 理が加えられる流体中に存在する物質に関して実質的に非反応性であるのがよい 。コア130は、コアレッサー・エレメントに対し、コアレッサー・作業中に流 体流れによって発生する半径方向内方に差し向けられた力 に対して構造的支持を提供する。 コア130には、内方に差し向けられた流体流れの作用で、又はコアレッサー ・エレメント120を外側支持構造124に挿入する際に発生する力の作用でコ アレッサー媒体128が内方に潰れることを阻止するように機能する実質的に剛 性の任意の構造が設けられているのがよい。コア130には、好ましくは、多数 の開口部が設けられているのがよく、これらの開口部により、流体は、本発明の コアレッサー・エレメント120を使用したコアレッサー・システムの入口とこ のコアレッサー・システムの出口との間に大きな圧力差を生じることなく、コア レッサー・エレメント120を通過できる。 コア130は、コアレッサー・中に流体により発生した力に耐えるのに十分な 強度を持ち、特定の流体及びその成分と化学的に反応しない任意の材料からなる のがよい。例えば、コア130は、ステンレス鋼やめっきを施した炭素鋼等の金 属材料、又はポリフェニレンスルフィド、ポリエステル、ポリプロピレン、又は アセタール等のポリマー材料でできているのがよい。好ましい実施例では、コア 130はステンレス鋼からなる。 粒状物をコアレッサー媒体128との接触前に捕捉するため、コアレッサー・ エレメント内にフィルタを配置するのがよい。例えば、フィルタは、有効孔径が コアレッサー媒体128と大幅に異なるデプスフィルタであるのがよい。上流か ら下流までテーパした徐々に変化する孔構造を持つフィルタが特に有利である。 これは、粒状物を除去するために大径の孔を使用でき、小径の孔がコアレッサー ・を助けるためである。 この実施例の第1コアレッサー・システム100のコアレッサー・アッセンブ リ120のうち、残りの構成要素の多くは、ハウジング110から取り外されな い固定構成要素である。これらの固定構成要素には、外側支持構造124、整合 エレメント136、シーリング・カラー142、及びファスナ138が含まれる 。これらの構成要素は、隔離チューブ122に永久的に取り付けられているか或 いはチューブ・シート118に直接的に取り付けられている。第1B図及び第2 図に示すここに示した実施例では、外側支持構造124、整合エレメント136 、シーリング・カラー142、及びファスナ138は、隔離チュ ーブ122に取り付けられている。 外側支持構造124は、ケージ等の支持エレメント及び/又は最終分級器を含 む。ケージは、コアレッサー媒体128に作用する半径方向外方及び軸線方向に 差し向けられた力に対抗する半径方向及び軸線方向の強度及び剛性を提供する。 かくして、ケージは、コアレッサー・エレメントに対して構造的一体性及び剛性 を提供するばかりでなく、流体流れ中に発生する歪みや破壊を最小にするように コアレッサー・エレメントを支持する。かくして、ケージは、フープ応力構造部 材として機能する。最終分級器は、多孔質ドレン層として機能する。ドレン層と して作用するにあたり、最終分級器は、コアレッサー媒体が液滴を蓄積するのを 補助する。例えば、上文中に説明したように不連続相の密度が連続相よりも高い 場合には、最終分級器は、コアレッサー媒体が液体をハウジング110の処理済 流体チャンバ113の下領域に蓄積するのを補助する。液滴のドレン及び蓄積を 改善するため、最終分級器は、液滴を形成し、集合し、ドレン領域に落下させる ことによってコアレッサー・を促す材料がコーティングされているか或いはこう した材料で形成されている。例えば、最終分級器は、連続相からの不連続相の分 離を促し、分離される相中に存在する材料の各々に対して化学的に不活性の材料 から形成されているのがよい。ポリエステル材料が好ましいが、ポリブチレンテ レフタレートが更に好ましい。好ましくは、材料は、不織布材料等の繊維質の形 態、代表的には、空気堆積不織布材料又はニードル不織布材料の形態で存在する 。最終分級器は、任意の適当な厚さ又はフレジア数(Frasier number)を持つの がよく、好ましくは、コアレッサー媒体よりも粗い孔構造を有する。好ましい最 終分級器の一例は、厚さが約6.35mm乃至9.53mm(約0.25インチ乃至 0.375インチ)のポリエステル製の空気堆積繊維質不織布バットである。本 発明と同じ譲受人に譲渡された米国特許第5,443,724号及び米国特許第 4,759,782号には、コアレッサー・を促す様々な材料が開示されている 。両特許に触れたことにより、これらの特許に開示されている内容は本明細書中 に組入れたものとする。 外側支持構造124は、単一の一体のユニットとして又は別体のユニットとし て形成された最終分級器及び支持エレメントからなるのがよい。最終分級器 及び支持エレメントが単一の一体のユニットとして形成されている場合には、支 持エレメントは、撥水性材料でコーティングされている、即ち、流体の不連続相 によって湿潤されることがないのがよい。最終分級器として作用するのは、支持 エレメント上にコーティングされた材料である。ここに示した実施例では、外側 支持構造124は、最終分級器と支持エレメントの組み合わせからなる。 上述のように、支持エレメントは、支持を提供できる任意の構造をケージ等の コアレッサー媒体に設けたものであるのがよい。ここに示した実施例では、支持 エレメントは、媒体128、例えば半径方向プリーツの外端が、第2B図に詳細 に示されているように、ケージの内面と接触するようにコアレッサー媒体128 の下流即ち外面の周りに同心に配置された多孔質ケージを含む。このケージは、 コアレッサー媒体128に作用する力に対し、軸線方向及び半径方向に強度及び 剛性を提供する。これは、流体がエレメントの内側から外側に流れるコアレッサ ー・装置でコアレッサー・エレメントを使用した場合に特に有利である。 ケージの内面とコアレッサー媒体128の外径との間の許容差は、コアレッサ ー媒体128を十分に支持できるのに十分小さくなければならないが、コアレッ サー・エレメントの挿入及び/又は取り出しの邪魔になる程、又はケージ内に配 置するときにコアレッサー媒体128を変形させる程小さくてはならない。ケー ジは、その内面とコアレッサー媒体128の外面との間に極めて小さな隙間15 6があるように形成されている。この小さな隙間156により、コアレッサー・ エレメントの挿入中及び/又は取り出し中にコアレッサー・エレメントをケージ 内で軸線方向に移動させることができると同時に媒体128に構造的支持を提供 できる。 ケージは、好ましくは多孔質構造を有し、これにより、コアレッサー・エレメ ントの上流領域と下流領域との間に任意の大きな圧力差を発生することなく、流 体をコアレッサー・エレメントを通過させることができる。更に、この多孔質構 造は、乱流を減少し、流体流れを配向し即ち直線的にし、流体のコアレッサー・ を助けるのに使用できる。 ケージとして使用するのに適した材料には、コアレッサー・エレメントを通 過する流体と化学的に反応しない任意の材料が含まれる。例えば、ケージは、ポ リマー材料又は金属材料で製作されているのがよい。好ましい実施例では、ケー ジは、多孔質焼結金属構造を有する。焼結金属構造は、好ましくは、構造の面に 沿った孔分布が実質的に均等な構造を有する。各孔の幾何学的平均孔径は、約0 .254mm乃至約0.635mm(約0.01インチ乃至約0.25インチ)であ る。焼結金属構造により、流れが更に均等になり、不連続相の大きな液滴のコア レッサー・を促す。好ましい実施例では、ケージは、焼結ステンレス鋼ファイバ 等の焼結したファイバ金属からなり、追加の支持を提供するため、ワイヤ強化体 125がケージ内で周方向に又は螺旋状に配置されている。 最終分級器は、上述のように、ケージに施したコーティングからなるのがよい 。このコーティングは、不連続相の液滴によって湿潤されることがない材料から なる。このような材料は、処理されるべき流体中に存在する任意の液体又は他の 物質と反応してはならない。本質的には、材料の臨界表面エネルギは、不連続相 の流体の表面張力よりも小さくなければならない。例えば、水が不連続相である 用途では、ケージ上にコーティングされる材料には、シリコーン及びフルオロポ リマー材料が含まれる。 別の態様では、又はケージ及び最終分級器に加え、上流支持及び/又はドレン 材料を使用してコアレッサー媒体128を支持し且つコアレッサー・を促すのが よい。多くの円筒形コアレッサーエレメントは、流れの方向が内側から外側への 方向である場合に使用されるため、一般的には、高圧、乱流条件、又は外側支持 構造124内へのエレメントの設置により、媒体の下流面が損傷したり不当に圧 縮されたりすることがないように保護する方策が講じられている。かくして、構 造的一体性を保持し且つ液体が自由に流れることができるようにするため、多孔 質包囲体を媒体の下流側に配置するか成いは媒体に巻き付けるのがよい。包囲体 は、ポリマー又はプラスチック、ガラス、又は金属材料を含む任意の適当な材料 からなるのがよく、織布、不織布、又はメッシュ等の任意の適当な構造を備えて いるのがよい。例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)でコーティングしたガラスフ ァイバ又はステンレス鋼メッシュを媒体の周りに配置するのがよい。別の態様で は、好ましくはポリエステル製のニードルフェルト 又は空気堆積ファイババットを媒体の周りに配置するのがよい。孔径が非常に大 きい、即ちコアレッサー媒体の孔よりもかなり孔径が大きいこのエレメントは、 乱流を減少し、流体流れを配向する即ち「直線状」にするために設けられる。随 意であるが、リーメイファブリック、オルロンファブリック、又は綿で形成され た「ソック(sock)」又は他のスリーブを乱流減少層の下流に配置し、ファイバが 後者の層から移動しないようにするのがよい。 外側支持構造124は、ハウジング110のチューブ・シート118に直接取 り付けられているのがよく、或いは隔離チューブ122に取り付けられているの がよい。第2図に示すここに示した実施例では、支持構造124はその一端が隔 離チューブ122の支持区分123に永久的に取り付けられている。支持区分1 23は、隔離チューブ122の開口部と一致する中央開口部を持つ環状ディスク からなる。支持区分123は、外側支持構造124並びにコアレッサー・アッセ ンブリ120の他の構成要素が取り付けられるプラットホームとして役立つ。外 側支持構造124は、溶接、鑞付け、ハンダ付け、又は適当な接着剤手段を含む 任意の適当な手段によって支持区分123に永久的に取り付けることができる。 ここに示した実施例では、外側支持構造124は、溶接継手126によって支持 区分123に永久的に取り付けられている。外側支持構造124の自由端は、上 文中に説明したように、シーリング端として役立つ。 整合エレメント136は、コアレッサー・エレメントを外側支持構造124内 の所定位置に案内するための任意の適当な構造を構成する。別の態様では、整合 手段を全く使用しない。ここに示した実施例では、整合エレメント136は、最 大幅がコアレッサー・エレメントのコア130の内径よりも小さいテーパした空 間を構成する。整合エレメント136は、任意の適当な手段によって隔離チュー ブ122の支持区分123に永久的に取り付けられているのがよく、コアレッサ ー・を受ける流体と反応しない任意の材料でできているのがよい。ここに示した 実施例では、整合エレメント136はシーリング・カラー142に溶接されてお り、このカラーは隔離チューブ122に溶接されている。 シーリング・カラー142は、開放した下端キャップ134のシーリング機構 144に対してシーリング面を提供し、上文中に説明したように、流体が迂 回しないようにするための適当な構造を有する。ここに示した実施例では、シー リング・カラー142は、隔離チューブ122の支持区分123に永久的に取り 付けられているのがよいシーリングポストを構成する。支持カラー142は、特 定の流体に反応しない任意の適当な材料から形成でき、任意の適当な手段によっ て支持区分123に取り付けられている。 ファスナ138は、コアレッサー・エレメントを外側支持構造124内に取り 外し自在の固定するための解放自在の任意の構造を有するのがよい。ここに示し た実施例では、ファスナ138はタイロッドからなる。タイロッド138は、円 筒形コアレッサー・エレメントの長さ方向軸線のところに位置決めされ、コアレ ッサー・エレメントを通って延びているのがよい。タイロッド138の下端は、 隔離チューブ122の一部、例えば支持区分123に取り付けられているのがよ い。タイロッド138の下端は任意の適当な手段で支持構造123に永久的に又 は取り外し自在に取り付けられているのがよい。ここに示した実施例では、タイ ロッド138は、整合用スペード(alignment spade)136に固定されている 。タイロッド138の上端即ち自由端は、上端キャップ132の開口部を通して 位置決めされている。タイロッド138の自由端には、コアレッサー・エレメン トを所定位置に固定するための任意の適当な構造が設けられているのがよい。こ こに示した実施例では、上端にはねじ山を備えた区分140が設けられており、 ナット141又は他の固定手段を使用できる。一つ又はそれ以上のガスケット及 び/又はワッシャ143を使用して液密シールを構成し、これによって、端キャ ップ132の開口部を通って流体が迂回しないようにする。 第2A図は、コアレッサー・アッセンブリ120がチューブ・シート118に 直接取り付けられた、僅かな変更を加えた実施例を示す。この変形例は、外側支 持構造124及びシーリング・カラー142がチューブ・シート118に直接的 に連結されていることを除き、構造及び作動が第1の例示のコアレッサー100 と同様である。隔離チューブ122及び支持区分123は省略される。 第3A図及び第3B図は、第2実施例のコアレッサー・システム200の平面 図及び断面図である。第2実施例のコアレッサー・システム200の構成要 素とその特徴の多くは、第1実施例のコアレッサー・システム100で使用でき 、その逆を行うこともできる。従って、一方の実施例のシステムの任意の一つ又 はそれ以上の構成要素及びその特徴を、他方の実施例のシステムの一つ又はそれ 以上の構成要素及びその特徴と組み合わせることは、本発明の範囲内にある。 第2実施例のコアレッサー・システム200は、少なくとも一つの入口212 、二つの出口214、216、及びハウジング210を未処理流体チャンバ21 1及び処理済流体チャンバ213に分割するチューブ・シート218、及び複数 のコアレッサー・アッセンブリ220を持つハウジング210を有する。これら の複数のコアレッサー・アッセンブリ220は、ハウジング210内で垂直方向 、水平方向、又は垂直方向と水平方向との間の任意の角度で配向されているのが よい。特定の場合には、流体をコアレッサー・システム200に供給するため、 加圧供給を使用でき、従って、ハウジング210には、ベント及び圧力逃がし弁 、並びに入口圧力ゲージ用継手及び出口圧力ゲージ用継手が更に設けられている 。 上文中に説明した第1のここに示した実施例におけるのと同様に、ハウジング 210は、特定の用途に適した任意の適当な形体を備えているのがよく、少なく とも一つの区分、例えばカバー215が取り外し自在であるように設計されてい る。更に、コアレッサー・アッセンブリ220は、チューブ・シート218に直 接的に固定されているか或いは隔離チューブ222を介して間接的に固定されて いるのがよい。好ましくは、コアレッサー・アッセンブリ220は、上文中に説 明した理由により、隔離チューブ222に固定されている。更に、本実施例の流 体流路は、第1のここに示した実施例に関して説明した流体流路と同じである。 第4図は、第3A図及び第3B図のコアレッサー・システムのコアレッサー・ アッセンブリ220の詳細部分断面図である。コアレッサー・アッセンブリ22 0は、上文中に説明したように、隔離チューブ222を介してハウジング210 のチューブ・シート218に取り付けられている。このここに示した実施例では 、コアレッサー・アッセンブリ220は、コアレッサー・エレメント、 外側支持構造224、内側支持構造230、閉鎖キャップ262、及び閉鎖エレ メント264を含む。例示のコアレッサー・エレメントは、コアレッサー媒体2 28、上端キャップ232、及び下端キャップ234を含む。好ましくは、コア レッサー・エレメントはコアレッサー媒体228、上端キャップ232、及び下 端キャップ234だけからなる。コアレッサー・アッセンブリ220は、コアレ ッサー・エレメントをコアレッサー・アッセンブリ220の固定構成要素から、 及びハウジング210から迅速に且つ容易に取り外すことができるように設計さ れている。従って、コアレッサー・エレメントの交換が必要になったとき、コア レッサー・エレメントそれ自体だけを取り外せばよく、これによって、内外の支 持構造224、230、閉鎖キャップ262、及び閉鎖エレメント264をハウ ジング210内で再使用するために残す。廃棄されるべき構成要素の数を減らす ことによって、廃棄物並びに費用を減少する。 この実施例では、上述の実施例と比較すると、コアレッサー・エレメントは構 成要素の数が一つ少なく、即ち支持コア130が含まれておらず、これに代わっ て内側支持構造230が使用されている。特定の用途では、内側支持構造は、交 換の必要がない高価な構成要素であり、この際コアレッサー・エレメントの残り の構成要素は交換を必要とする。従って、費用を大幅に節約できる。 コアレッサー・エレメントは、特定のコアレッサー・プロセスに適した任意の 形体を備えているのがよい。第4図のここに示した実施例では、コアレッサー・ エレメントは実質的に円筒形の形体を有し、上文中に説明したように、コアレッ サー媒体228、上端キャップ132、及び下端キャップ134を含む。コアレ ッサー媒体228は、コアレッサー・エレメントが使用される用途に適した任意 の種類の媒体を含むのがよい。例えば、コアレッサー媒体228は、上文中に説 明したコアレッサー媒体120と同じ形体を持ち、同じ材料でできているのがよ い。 ここに示した実施例では、上下の端キャップ232、234は、両方とも、開 放端キャップである。これらの上下の端キャップ232、234は、処理を受け る特定の流体と化学的に反応しない任意の適当な流体不透過性材料でできている のがよい。上下の端キャップ232、234は、更に、任意の適当な手 段を介してコアレッサー媒体228に取り付けることができる。ここに示した実 施例では、上下の端キャップ232、234は、上文中に説明した実施例と同じ 材料でできているのがよく、同じ方法で取り付けられているのがよい。 上端キャップ232は、シーリング機構276が内周に亘って取り付けられた 環状ディスク構造を有する。シーリング機構276は、端キャップ232と内側 支持構造230との間にぴったりとした液密シールを形成し、流体が迂回しない ようにする。シーリング機構276は、環状チャンネル278及びO−リングシ ール等のシーリング部材280からなる。環状チャンネル278及びシーリング 部材280は、好ましくは、O−リングシール280が環状凹所278から延び ており、コアレッサー・アッセンブリ220の内側支持構造230と接触するよ うに形成されている。O−リングシール280には、更に、コアレッサー・エレ メントを内外の支持構造230、224間に位置決めしたときに発生する圧縮力 の作用が加わる。 下端キャップ234は環状形体を有し、その内周に沿ってシーリング機構24 4が設けられている。このシーリング機構244は、端キャップ234とコアレ ッサー・アッセンブリ220の内側支持構造230との間にぴったりとした液密 シールを形成し、流体が迂回しないようにする。シーリング機構244は、環状 チャンネル246及びO−リングシール等のシーリング部材248を含む。この 場合も、環状チャンネル246及びシーリング部材248は、好ましくは、O− リングシール248が凹所246から延びており、コアレッサー・アッセンブリ 220の内側支持構造230と接触するように形成されている。O−リング24 8には、コアレッサー・エレメントをコアレッサー・アッセンブリ220の残り の構成要素に連結したときに発生する圧縮力の作用が加わる。 上文中に説明した実施例におけるのと同様に、粒状物をコアレッサー媒体22 8と接触する前に捕捉するため、フィルタをコアレッサー・エレメント内に位置 決めできる。 この第2実施例のコアレッサー・システム200のコアレッサー・アッセンブ リ220を構成する要素のうち、残りの構成要素の多くは、ハウジング210か ら取り出されない固定構成要素である。これらの固定構成要素には、外側 支持構造224、内側支持構造230、及び閉鎖エレメント264が含まれる。 内外の支持構造230、224は、隔離チューブ222に永久的に取り付けられ ているか或いはチューブ・シート218に直接的に取り付けられている。第4図 に示す好ましい実施例では、内外の支持構造224、230は、上文中に説明し た理由により、隔離チューブ222に永久的に取り付けられている。しかしなが ら、閉鎖キャップ262は、取り外し自在であるのがよい。ここに示した実施例 では、取り外し自在の閉鎖キャップ262は、内側支持構造230に永久的に取 り付られた閉鎖エレメント264に取り付けられているのがよい。このエレメン トは、コアレッサー・エレメントを所定位置に固定し、シールするのに役立つ。 外側支持構造224は、上文中に説明した実施例の外側支持構造124と同じ であるのがよい。特定的には、外側支持構造224は、好ましくは、ケージ及び 分級器の組み合わせからなる。更に、外側支持構造124は、上文中に説明した 実施例と同じ方法で隔離チューブ222に取り付けられているのがよい。更に、 例示のコアレッサー・アッセンブリ220は、上流支持体及び/又はドレン材料 を上文中に説明したように構成する。 内側支持構造230は、コアレッサー媒体228を支持するのに適した任意の 構造を備えているのがよい。上文中に説明した実施例とは異なり、内側支持構造 230は、外側支持構造224と同様の方法で、隔離チューブ222の支持面2 23に永久的に取り付けられているのがよい。ここに示した実施例では、内側支 持構造230は、溶接継手(図示せず)によって支持構造223に取り付けられ ており、その下端に環状突出部258を有する。環状突出部258は、シーリン グ機構244のO−リング248に対してシーリング面を提供する。 内側支持構造230は、第2図に関して上文中に説明した例示のコア130と 同じ材料、即ちコアレッサー・エレメントによって処理される流体中に存在する 物質に関して実質的に非反応性の材料でできており、コアレッサー媒体228と 隣接した同じ基本的構造、即ち実質的に剛性の開放孔構造を有する。しかしなが ら、内側支持構造230は、上文中に説明した支持コア130と多くの点で異な っている。例えば、上文中に説明したように、内側支持構造は、隔 離チューブ222の支持区分223に永久的に取り付けられており、シーリング 機構244のO−リング248用のシーリング面をなす環状突出部258を備え ている。更に、コアレッサー・エレメントを内外の支持構造230、224間に 容易に位置決めできるようにする構造が内側支持構造の上下の領域の両方に設け られている。例えば、上領域には、摩擦等により損傷することなくコアレッサー ・エレメントを挿入できるように、テーパした即ち面取りを施した区分231が 設けられている。上側のテーパした区分231は、コアレッサー・エレメントの 上端キャップ232の内径よりも小さい小径区分、及びコアレッサー・エレメン トの上端キャップ232の内径とほぼ同じ大径区分を有する。同様に、下領域に も、テーパした即ち面取りを施した区分233が設けられている。下側のテーパ した区分233は、コアレッサー・エレメントの下端キャップ234の内径より も小さい小径区分、及び下端キャップ234のシーリング機構244の部分とほ ぼ同じ大径区分を有する。 外側支持構造244の内径とコアレッサー媒体228の外径との間の許容差は 、好ましくは、コアレッサー媒体228に十分な支持を与えるのに十分小さいが 、コアレッサー・エレメント220の挿入及び/又は取り出しの邪魔になったり 、外側支持構造224内に配置したときにコアレッサー媒体228が変形したり する程小さくてはならない。同様に、内側支持構造230の外径とコアレッサー 媒体228の内径との間の許容差は、好ましくは、コアレッサー媒体228に十 分な支持を与えるのに十分小さいが、コアレッサー・エレメント220の挿入及 び/又は取り出しの邪魔になったりコア230上に配置したときにコアレッサー 媒体228が変形したりする程小さくてはならない。第4A図は、コアレッサー ・エレメントと内外の支持構造230、224との間の隙間256を示す。 閉鎖キャップ262及び閉鎖エレメント264は、コアレッサー・エレメント の迅速な取り出し及び交換を容易にする。閉鎖キャップ262は、コアレッサー ・エレメントを所定位置に固定するため、並びにコアレッサー・エレメントに進 入した流体の流れがコアレッサー媒体228を通って出るのであって、開放端キ ャップ232を通るのでないようにするため、上端キャップ232の 上方に位置決めされているのがよい。上文中に説明した第1実施例と同様の閉鎖 端キャップ構造を、追加の二つのエレメント262、264の代わりに使用して もよいが、開放端キャップは、製造に使用される材料が盲端キャップよりも少な いために盲端キャップよりも安価であり、コアレッサー・エレメントの交換時の 廃棄物及び費用が小さくなる。閉鎖キャップ262及び閉鎖エレメント264は 、コアレッサー媒体に取り付けられた端キャップとは異なり、廃棄されず、再使 用される。 閉鎖エレメント264は無孔ディスクからなり、内側支持構造230の上部分 に取り付けられている。閉鎖エレメント264は、溶接、結合、又はねじ山連結 部による手段を含む任意の適当な手段によって内側支持構造230に取り付ける ことができる。閉鎖キャップ262もまた、閉鎖エレメント262及びコアレッ サー・エレメントの周囲に装着されるように形成された無孔ディスクからなるの がよい。閉鎖キャップ262は、様々な手段によって閉鎖エレメント264に固 定できる。ここに示した実施例では、ねじ山を備えた短いロッド266等が閉鎖 キャップ262又は閉鎖エレメントのうちの一方又は他方に配置されており、他 方の閉鎖部材の相補的ねじ山部分と螺合する。別の方法は、上文中に説明したよ うに、閉鎖キャップ262及び閉鎖エレメント264の両方を貫通した第2図に 示すタイロッドを使用する方法である。別の方法では、一種のクランプ装置を使 用できる。取り出しを容易にするため、迅速解放型構造が好ましい。 閉鎖キャップ262及び閉鎖エレメント264は、処理を受ける特定の流体と 化学的に反応しない任意の適当な流体不透過性材料でできているのがよい。例え ば、閉鎖キャップ262及び閉鎖エレメント264は、任意の不透過性金属材料 、セラミックス材料、エラストマー材料、又はポリマー材料でできているのがよ い。好ましい実施例では、閉鎖キャップ262及び閉鎖エラストマー264はス テンレス鋼でできている。 閉鎖キャップ262は、外側支持構造224と閉鎖キャップ262との間での 流体が迂回しないようにするシーリング機構270を備えている。このシーリン グ機構270は、環状凹所272及びO−リング274等のシーリング部 材を含む。O−リング274は、好ましくは、コアレッサー・アッセンブリ12 0の第1のここに示した実施例のシーリング機構150について説明したのと同 様の方法で外側支持構造224の上端と接触している。O−リング274には、 キャップ262を閉鎖エレメント264に固定したときに発生する圧縮力が作用 する。 第2図に示すコアレッサー・エレメントとの相違点の一つとして、第4図に示 すコアレッサー・エレメントは、好ましくは、整合スペード136又はシールカ ラー142を備えていない。この実施例では、内側支持構造230は、コアレッ サー・エレメントに対して構造的支持を提供するというその所期の機能を果たす 他に、コアレッサー・エレメントの整合及び位置決め並びに適切な流体シールを 行うのにも役立つ。 第5A図及び第5B図は、第3実施例のコアレッサー・システム300の平面 図及び断面図である。第3実施例のコアレッサー・システム300の構成要素及 び特徴の多くは、第1又は第2実施例のコアレッサー・システム100、200 で使用でき、その逆を行うこともできる。従って、これらの実施例のシステムの 任意の一つ又はそれ以上の構成要素及び特徴を、他の実施例のシステムの一つ又 はそれ以上の構成要素及び特徴と組み合わせることは、本発明の範囲内にある。 第3実施例のコアレッサー・システム300は、少なくとも一つの入口312 、二つの出口314、316、及びハウジング310を未処理流体チャンバ31 1と処理済流体チャンバ313に分割するチューブ・シート318、及び複数の コアレッサー・アッセンブリ320を持つハウジング310を有する。これらの 複数のコアレッサー・アッセンブリ320は、ハウジング310内で垂直方向、 水平方向、又は垂直方向と水平方向との間の任意の角度で配向されているのがよ い。特定の場合には、流体をコアレッサー・システム300に供給するため、加 圧供給を使用でき、従って、ハウジング310には、ベント及び圧力逃がし弁、 並びに入口圧力ゲージ用継手及び出口圧力ゲージ用継手が更に設けられている。 上文中に説明した第1及び第2実施例に場合と同様に、ハウジング310は、 特定の用途に適した任意の適当な形体を備えているのがよく、少なくとも一つの 区分、例えばカバー315が取り外し自在であるように設訃されている。更に、 コアレッサー・アッセンブリ320は、チューブ・シート318に直接的に固定 されているか或いは隔離チューブ322を介して間接的に固定されている。更に 、本実施例の流体流路は、第1のここに示した実施例に関して説明した流体流路 と同じであるのがよい。 第6図は、第5A図及び第5B図のコアレッサー・システム300のコアレッ サー・アッセンブリ320の詳細部分断面図である。コアレッサー・アッセンブ リ320は、上文中に説明したように、好ましくは、隔離チューブ322を介し てハウジング310のチューブ・シート318に取り付けられている。このここ に示した実施例では、コアレッサー・アッセンブリ320は、コアレッサー・エ レメント、内側支持構造230、閉鎖キャップ362、及び閉鎖エレメント26 4を含む。例示のコアレッサー・エレメントは、コアレッサー媒体328、上端 キャップ332、及び下端キャップ334を含む。好ましくは、コアレッサー・ エレメントは、コアレッサー媒体328、上端キャップ332、及び下端キャッ プ334だけからなる。コアレッサー・エレメントは、第4図のコアレッサー・ エレメントと同じであるのがよく、上文中に説明したように、コアレッサー・エ レメントはコアレッサー・アッセンブリ320の固定構成要素から、及びハウジ ング310から迅速に且つ容易に取り外すことができる。従って、コアレッサー ・エレメントの交換が必要になったとき、コアレッサー・エレメントそれ自体だ けを取り外せばよい。固定構成要素には、第4図に関して上文中に説明した第2 実施例に説明したのと同様の内側支持構造330及び閉鎖エレメント364が含 まれる。しかしながら、上文中に説明した実施例とは異なり、外側支持構造32 4を別に設けてもよい。別の態様では、外側支持構造324は、コアレッサー・ エレメントに永久的に取り付けられているのがよい。更に、本発明の別の特徴に よれば、外側支持構造324は、別体の支持エレメント382及び最終分級器3 76からなる。これらは、両方とも、隔離チューブ322及び支持区分323で なく、コアレッサー・エレメントに永久的に又は取り外し自在に取り付けられて いるのがよい。 外側支持構造324は、好ましくは、支持エレメント382がコアレッサー媒 体328と接触するように、コアレッサー・エレメントを中心として同心に取り 外し自在に配置されている。第6A図に示すように、コアレッサー媒体328の 半径方向プリーツの頂部は、支持エレメント382の内面と接触しているのがよ い。外側支持構造324は、結索ワイヤ又はバンド378、380等の任意の適 当な手段によって、コアレッサー・エレメントの周りの所定位置に固定されてい るのがよい。外側支持構造324がコアレッサー・エレメントに取り外し自在に 固定されているため、これらのバンドは、コアレッサー・エレメントとともに取 り外すことができ、コアレッサー・エレメントの廃棄時に容易にきれいにするこ とができ、次いで新たなコアレッサー・エレメントをハウジング310内の所定 位置に再度挿入する前にこの新たなコアレッサー・エレメントに容易に再取り付 けできる。 支持エレメント382は、コアレッサー媒体328に作用する半径方向外方に 差し向けられた力に対抗する軸線方向強度及び剛性を提供するための包囲体及び /又はケージを含む。ここに示した実施例では、支持エレメント382は、コア レッサー・エレメント328を中心として同心に配置された多孔質ケージを有す る。支持エレメント382は、上下の環状フレア状リム区分384、386を更 に有する。これらのリム区分は、シーリング機構370及び388と各々接触す る。上側シーリング機構370は、上文中に説明したシーリング機構270と同 じであるのがよい。下側シーリング機構388は、隔離チューブ322の支持区 分323の上面に設けられた環状凹所390及びこの凹所390に位置決めされ たO−リングシール392を含む。両シール374及び392は、フレア状リム 区分384及び386と接触し、コアレッサー・エレメントを所定位置に固定し たとき、圧縮力が作用する。 別の態様では、支持エレメント382は、O−リングシール374、392の 必要をなくす材料でできているのがよい。例えば、フレア状リム区分384、3 86を、チャンネル372及び390に締まり嵌めが形成されるように固定し、 これによって流体が迂回しないようにするのがよい。 ケージ382は、好ましくは、コアレッサー・エレメントの上流領域と下流 領域との間に大きな圧力差を生じることなく、流体をコアレッサー・エレメント に通すことができる多孔質構造を有する。更に、乱流を減少し、流体流れを配向 し即ち直線状にするのに多孔質構造を使用し、これによって流体のコアレッサー ・を助けるのがよい。しかしながら、上文中に説明した実施例とは異なり、この 実施例では、ケージ382が主に支持のために使用されるため、焼結構造は好ま しくない。これに対し、上述の実施例では、外側支持構造は、ケージ及び最終分 級器からなる。 ケージとして使用するのに適した材料には、コアレッサー・エレメントを通過 する流体と化学的に反応しない任意の材料が含まれる。例えば、ケージは、ポリ マー材料でできていてもよいし、金属材料でできていてもよい。好ましい実施例 では、ケージは、ステンレス鋼等のパンチングメタル又はエキスパンデッドメタ ルからなる。 最終分級器376は、上文中に説明したように、重力による補助、及び流体の 接着特性を減少すること、及び液滴を落下させることによってコアレッサー・プ ロセスを促す有孔ドレン層として機能する。最初の二つの実施例の組み合わせ最 終分級器/ケージとは異なり、最終分級器376は、結索体即ちバンド378、 380によって支持エレメント382に取り付けられる別体の構造である。上文 中に説明した最終分級器と同様の最終分級器は、円筒形形体を有し、特定の流体 のコアレッサー・を促すための適当な材料でできている。ここに示した実施例で は、最終分級器376は、ポリエステル等のポリマー材料から形成された繊維質 マットからなる。ポリエステルとして適当な材料は、ポリブチレンテレフタレー トである。 第6A図は、コアレッサーアッセンブリ320の様々な構成要素間の間隔を示 す。図示のように、支持エレメント382、最終分級器376、コアレッサー媒 体328、及び内側支持構造330との間は接触しているのがよい。別の態様で は、これらの構造の様々な対間に隙間がある。 第7A図及び第7Bは、第4の例示のコアレッサー・システム400の平面図 及び断面図である。第4の例示のコアレッサー・システム400の構成要素及び 特徴の多くは、上掲のコアレッサー・システム100、200、400で 使用でき、その逆を行うこともできる。従って、これらの例示のシステムの任意 の一つ又はそれ以上の構成要素及び特徴を他の例示のシステムの一つ又はそれ以 上の構成要素及び特徴と組み合わせることは、本発明の範囲内にある。第4の例 示のコアレッサー・システム400は、少なくとも一つの入口412、二つの出 口414、416、及びハウジング410を未処理流体チャンバ411及び処理 済流体チャンバ413に分割するチューブ・シート418、及び複数のコアレッ サー・アッセンブリ420を持つハウジング410を有する。これらの複数のコ アレッサー・アッセンブリ420は、ハウジング410内で垂直方向、水平方向 、又は垂直方向と水平方向との間の任意の角度で配向されているのがよい。特定 の場合には、流体をコアレッサー・システム400に供給するため、加圧供給を 使用でき、従って、ハウジング410には、ベント及び圧力逃がし弁、並びに入 口圧力ゲージ用継手及び出口圧力ゲージ用継手が更に設けられている。 上文中に説明したここに示した実施例におけるのと同様に、ハウジング410 は、特定の用途に適した任意の適当な形体を備えているのがよく、少なくとも一 つの区分、例えばカバー415が取り外し自在であるように設計されているのが よい。更に、コアレッサー・アッセンブリ420は、チューブ・シート418に 隔離チューブ422を介して間接的に固定されているのがよい。更に、本実施例 の流体流路は、第1のここに示した実施例に関して説明した流体流路と同じであ るのがよい。 第8図は、第7A図及び第7B図のコアレッサー・システムのコアレッサー・ アッセンブリ420の詳細部分断面図である。この実施例では、コアレッサー・ アッセンブリ420は、コアレッサー・エレメント、整合エレメント436、シ ーリング・カラー442、及びファスナ438を含む。例示のコアレッサー・エ レメントは、コアレッサー媒体428、上端キャップ432、下端キャップ43 4、及び支持コア430を含む。好ましくは、コアレッサー・エレメントは、コ アレッサー媒体428、上端キャップ432、及び下端キャップ434及び支持 コア430だけからなる。第3のここに示した実施例に関して上文中に説明した ように、外側支持構造424は別に設けられる。別の態様では、外 側支持構造424はコアレッサー・エレメントに永久的に取り付けられているの がよい。コアレッサー・アッセンブリ420は、コアレッサー・エレメントをコ アレッサー・アッセンブリ420の固定構成要素から、及びハウジング410か ら迅速に且つ容易に取り外すことができるのがよい。従って、コアレッサー・エ レメントの交換が必要になったとき、コアレッサー・エレメントそれ自体だけを 取り外せばよく、これによって整合エレメント436、シーリング・カラー44 2、及びファスナ438をハウジング410内にそのまま残す。廃棄されるべき 構成要素の数を減らすことによって、廃棄物並びに費用を減少する。 この実施例におけるコアレッサー・エレメントは、ここに示した第1実施例の コアレッサー・エレメントと同じである。固定構成要素には、コアレッサー・ア ッセンブリ420の整合エレメント436、シーリング・カラー442、及びフ ァスナ438が含まれ、これらは第2図に示し且つ上文中に説明したのと同じで ある。しかしながら、外側支持構造424は、第6図に示す第3のここに示した 実施例の外側支持構造324と同じであるのがよく、即ち別体の支持エレメント 482及び最終分級器476を含む。 従って、本発明のここに示した第4実施例は、コアレッサー・エレメントが、 容易に取り外すことのできる多数の構成要素と、コアレッサー・エレメントを取 り外したときにハウジングの外側できれいにすることができ、その後、新たなコ アレッサー・エレメントとともに交換される外側支持構造を含む。 上文中に説明した本発明のコアレッサー・アッセンブリは、連続相からコアレ ッサー・した液滴を分離するための二つ又はそれ以上の分離エレメントを含む分 離アッセンブリと関連して使用できる。コアレッサー・アッセンブリ及び分離ア ッセンブリは、積み重ねられた関係で配置されており且つコアレッサー処理/分 離システムに取り付けることができる。従って、本発明のこの実施例は、使い捨 て構成要素の数が少なく取り外しを迅速に且つ容易に行うことができるコアレッ サー・エレメントを、取り外しを迅速に且つ容易に行うことができる分離エレメ ントと組み合わせたものである。 本発明のコアレッサー・アッセンブリ及び分離アッセンブリは、一つ又はそ れ以上のコアレッサー・アッセンブリ及び一つ又はそれ以上の分離アッセンブリ を持つ単一のユニットとして製造できる。例えば、本発明は、コアレッサー・ア ッセンブリ及び分離アッセンブリの組み合わせ、一つ又はそれ以上のコアレッサ ー・アッセンブリと単一の分離アッセンブリの組み合わせ、単一のコアレッサー ・アッセンブリ、及び一つ又はそれ以上の分離アッセンブリ、多数のコアレッサ ー・アッセンブリ、及び多数の分離アッセンブリを含む。好ましくは、コアレッ サー・アッセンブリ及び分離アッセンブリは、別々のユニットとして製造され、 組み立てられる。実際には、これによって、個々のアッセンブリの取り外し及び 交換を行うことができる。従って、一つの構成要素、例えばコアレッサー・エレ メントに交換の必要が生じた場合、構成要素を両方とも廃棄するのでなく、コア レッサー・アッセンブリのこのコアレッサー・エレメントだけを廃棄し、交換す るだけでよく、これによって、廃棄物を減少し、費用を節約する。代表的には、 分離エレメントは、清掃及び交換をコアレッサー・エレメント程頻繁に必要とし ない。従って、コアレッサー・エレメントを分離エレメントから外し易くするこ とが特に有利である。 第9A図及び第9B図は、実施例として示したコアレッサー処理/分離システ ム500の平面図及び断面図である。コアレッサー処理/分離システム500は 、少なくとも一つの入口512、二つの出口514、516、ハウジング510 を未処理流体チャンバ511、処理済流体チャンバ513、及び連続相チャンバ 515に分割する第1及び第2のチューブ・シート518、520、複数のコア レッサー・アッセンブリ522、及び複数の分離アッセンブリ524を持つハウ ジング510を有する。これらの複数のコアレッサー・アッセンブリ522及び 分離アッセンブリ524は、好ましくは、ハウジング510内で垂直方向、水平 方向、又は垂直方向と水平方向との間の任意の角度で配向されているのがよい。 特定の場合には、流体をコアレッサー処理/分離システム500に供給するため 、加圧供給を使用でき、従って、ハウジング510には、ベント及び圧力逃がし 弁、並びに入口圧力ゲージ用継手及び出口圧力ゲージ用継手が更に設けられてい る。 ハウジング510は、特定の用途に適した任意の形体を有するのがよい。こ こに示した実施例では、ハウジング510は実質的に円筒形の形体を有する。更 に、ハウジング510は、少なくとも一つの区分、例えばハウジング510の頂 部又は底部が取り外し自在であるように設計されている。例えば、ハウジング5 10の頂部には上方に揺動するカバー等の取り外し自在のカバー517が設けら れている。別の態様では、ハウジング510の頂部は、ハウジング510のカバ ー部分517をハウジング510のベース部分に取り外し自在に固定するため、 ナット、ねじ山を備えた他の対応する部品、又はハウジング510の壁のバヨネ ットベース部分と係合するボルト又はピンを含むのがよい。ハウジング510は 、必須の構造的支持を提供でき且つ処理が加えられる流体と反応しない任意の適 当な材料で形成できる。 上文中に説明したように、第1及び第2のチューブ・シート518、520は 、ハウジング510を三つのチャンバ511、513、515に分割する。チュ ーブ・シート518、520は、ハウジング150に取り外し自在に又は永久的 に取り付けられている。ここに示した実施例では、両チューブ・シート518、 520は、ハウジング510の内壁に永久的に取り付けられている。チューブ・ シート518、520は、複数の開口部を各々有し、これらの開口部を通って流 体が未処理流体チャンバ511から処理済流体チャンバ513内のコアレッサー ・アッセンブリ522及び分離アッセンブリ524に流入し、次いで連続相チャ ンバ515に流入する。チューブ・シート518、520は、更に、コアレッサ ー・アッセンブリ522及び分離アッセンブリ524間の間隔を支持し且つ維持 するように機能する。コアレッサー・アッセンブリ522は、流体がチューブ・ シート518の開口部を通ってコアレッサー・アッセンブリ522のコアレッサ ー・エレメントの内部領域に流入するように、任意の適当な方法で第1チューブ ・シート518に固定されている。分離アッセンブリ524は、流体が分離アッ センブリ524を通って第2チューブ・シート520の開口部に流入するように 、任意の適当な方法で第2チューブ・シート520に固定されている。分離エレ メント524は、第2チューブ・シート520に直接的に取り付けられているか 或いは隔離チューブ526を介して間接的に取り付けられている。第9B図に示 すここに示した実施例では、分離アッセ ンブリ524は、好ましくは、隔離チューブ526を介して第2チューブ・シー ト520に連結されている。以下に詳細に説明するように、分離アッセンブリ5 24は、コアレッサー・アッセンブリ522及び分離アッセンブリ524をハウ ジング510から迅速に且つ容易に取り出すことができるように、隔離チューブ 526に取り付けられている。 コアレッサー・を受けるべき流体は、入口512を通ってハウジング510の 未処理流体チャンバ511に進入する。この流体は、未処理流体チャンバ511 からコアレッサー・アッセンブリ522に流入する。コアレッサー・アッセンブ リ522は、処理済流体チャンバ513から第1チューブ・シート518の開口部 を通って未処理流体チャンバ511内に少なくとも部分的に延びるように、第1 チューブ・シート518に連結されているのがよい。コアレッサー・エレメント のコアレッサー媒体は、流体をその内部でコアレッサー・する。不連続相の幾つ かの液滴は重力によって集合し、分離される(例えば、不連続流体相の密度が連 続流体相よりも高い場合には、不連続相が処理済流体チャンバ513の底部に落 下する)けれども、小さな液滴は、代表的には、不連続相の大きな液滴よりもは るかにゆっくりとドレンされ、即ち落下する。従って、連続流体相を通過させる が不連続流体相の通過に対して抵抗する材料を含む分離アッセンブリ524を通 して流体を通過させるのがよい。本質的には、不連続相の大きな液滴は分離アッ センブリ524を迂回し、それらの大きな運動量により処理済流体チャンバの底 部に単にドレンされ、この際、小さな液滴は分離アッセンブリ524によって除 去される、即ち分離媒体がこれらの小さな液滴によって濡らされることがない。 従って、連続流体相は、分離アッセンブリ524、隔離チューブ526、及び第 2チューブ・シート520の開口部を通って連続相チャンバ515に流入し、出 口514を通って出る。不連続相は処理済流体チャンバ513内で集合され、出 口516を介して出る。 不連続相の密度が連続相よりも低い場合には、分離アッセンブリ524をコア レッサー・アッセンブリ522の上方に位置決めし、入口と出口との位置を逆に する。 第10図は、本発明のコアレッサー処理/分離アッセンブリ500のコアレッ サー・アッセンブリ/分離アッセンブリ組み合わせのここに示した実施例の部分 断面図である。分離アッセンブリ524は、コアレッサー処理を受ける特定の流 体の分離を行うための任意の適当な形体を有する。ここに示した実施例では、分 離アッセンブリ524は、第1及び第2の端キャップ528、530、内側支持 構造532、外側支持構造534、及び実質的に円筒形形体の分離媒体536を 含む。分離媒体536の特定の種類は、特定の用途に応じて変化する。例えば、 一実施例では、分離媒体536は、不連続相の液体を撥くか或いはこの液体によ って湿潤されない材料からなるか或いはこうした材料でコーティングされている 。このような材料は、好ましくは、流体中に存在する任意の液体又は他の物質と 反応しない。好ましい分離媒体には、ステンレス鋼製のスクリーン又はプリーツ 状繊維湿潤パック上に不連続相の液体によって湿潤されない材料のコーティング を施したものが含まれる。一般的には、分離媒体536は、処理済流体チャンバ 513内の不連続相の液体の大量の液滴よりも孔径が小さいように選択されてい るのがよい。様々な分離媒体及びこれらの分離媒体の使用方法は、米国特許第5 ,443,724号に開示されている。この特許は、上文中に説明したように、 本発明と同じ譲受人に譲渡されており、同特許に触れたことにより、その特許に 開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。 内側支持構造532及び外側支持構造534は、コアレッサー・アッセンブリ の様々な実施例120、220、320、及び420に関して上文中に説明した ように支持体として使用でき、処理を受ける特定の流体と化学的に反応しない任 意の適当な材料で形成されているのがよい。例示の構造は、米国特許第5,44 3,724号に開示されている。 下端キャップ528は、開放端キャップであるのがよく、これに対し、上端キ ャップ530は閉鎖端キャップ即ち盲端キャップであるのがよい。分離アッセン ブリ524は、任意の適当な方法でコアレッサー・アッセンブリ522に固定で きる。本発明の一つの特徴によれば、分離アッセンブリ524はコアレッサー・ アッセンブリ522に取り外し自在に取り付けられている。例えば、分離アッセ ンブリ524の上端キャップ530は、コアレッサー・アッセンブ リ522の下端キャップ539に取り付け装置538によって取り外し自在に固 定されているのがよい。ここに示した実施例では、分離アッセンブリ524の上 端キャップ530は、取り付け装置538にボルト止めされている。取り付け装 置538は、コアレッサー・アッセンブリ524の下端キャップ539に永久的 に又は取り外し自在に取り付けられているのがよい。分離アッセンブリ524の 下端キャップ528は、下端キャップ528と隔離チューブ526との間に液密 シールを提供するシーリング機構を備えている。更に、シーリング機構は、好ま しくは、分離アッセンブリ524を隔離チューブ526に固定するための機構を 提供する。シーリング機構は、液密シールを提供し、分離アッセンブリ524を 隔離チューブ526に固定するための任意の適当な構造を備えているのがよい。 ここに示した実施例では、シーリング機構は、環状チャンネル560と、液密シ ールを提供し、並びに分離アッセンブリ524を隔離チューブ526に摩擦係合 によって固定するO−リングシール562とを含む。上端キャップ530及び下 端キャップ528は、内側支持構造532及び外側支持構造534と同様に、処 理を受ける特定の流体と化学的に反応しない任意の適当な材料で形成されている のがよい。例えば、端キャップ530、528は、コアレッサー・アッセンブリ に関して上文中に説明した端キャップと同じ材料から形成されているのがよい。 更に、例示の端キャップは、米国特許第5,443,724号に記載されている 。好ましい実施例では、端キャップ530、528はステンレス鋼でできている 。ここに示した実施例では、支持構造532、534、及び媒体536は、任意 の適当な手段によって端キャップ528、530に永久的に固定されているのが よい。 好ましい実施例では、分離アッセンブリ524は使い捨て構造として形成され ているのがよく、従って、隔離チューブ526に取り外し自在に取り付けられて いる。好ましくは、ここに示した実施例では、下端キャップ528は、隔離チュ ーブ526の端部に被せられ、上文中に説明したように、シーリング機構と隔離 チューブ526の外面との間の摩擦係合によって所定位置に固定されるように設 計されている。シーリング機構のO−リングシール562には、端キャップ52 8を隔離チューブ526上に位置決めしたときに発生する圧縮力 が作用する。 コアレッサー・アッセンブリ522は、任意の適当な構造からなるのがよい。 例えば、コアレッサー・アッセンブリ522は、上文中に説明したコアレッサー ・アッセンブリ120、220、320、420のうちの任意のものと同様に形 成されているのがよい。ここに示した実施例では、コアレッサー・アッセンブリ 522は、コアレッサー・エレメント及び外側支持構造を含む。外側支持構造は 、別々の支持エレメント542及び最終分級器544を含む。外側支持構造の形 体は、第3及び第4の実施例の構造と同様であり、同じ材料でできているのがよ い。外側支持構造は、第3及び第4の実施例で上文中に説明したように、バンド 又は結索体546によってコアレッサー・エレメントに固定されているのがよい 。 コアレッサー・アッセンブリ522を第1チューブ・シート518の開口部に 取り付けるため、コネクタ・アッセンブリ556を使用するのがよい。コネクタ ・アッセンブリ556は、支持エレメント542又はコアレッサー・エレメント の上端キャップ552に永久的に又は取り外し自在に取り付けられているのがよ い。ここに示した実施例では、コネクタ・アッセンブリ556は支持エレメント 542に取り付けられている。コネクタ・アッセンブリ556は、溶接及び結合 を含む任意の適当な手段によって支持エレメント542に取り付けられているの がよい。コネクタ・アッセンブリ556は、コアレッサー・アッセンブリ522 と第1チューブ・シート518との間に液密シールを形成するシーリング機構を 有する。更に、コネクタ・アッセンブリ556の上部分599は、ハウジングカ バー517によって所定位置に固定されており、これによってコアレッサーアッ センブリ522及び分離アッセンブリ524を所定位置に固定できる。 コアレッサー・エレメントは、コアレッサー媒体548及び内支持コア550 を含み、このコアは、上文中に説明した実施例と同じ材料でできているのがよく 、同じ方法で形成されているのがよい。例えば、第10A図に示すように、コア レッサー媒体548は、半径方向プリーツを有する。コアレッサー・エレメント は、上下の端キャップ552、539を有する。下端キャップ539は、 盲端キャップである。下端キャップ539は、外周に沿って設けられた環状チャ ンネル及び持ち上がった中央部分を持つように形成されたディスク状構造を有す る。コアレッサー媒体548及びコア550はチャンネル内に位置決めされてお り、流体が迂回しないようにする結合等の任意の適当な手段によってチャンネル にシールされている。下端キャップ539は、任意の適当な手段によって取り付 け装置538に固定されているのがよい。例えば、取り付け装置538は、ボル ト等によって下端キャップ539に取り外し自在に固定されているか或いは下端 キャップ539に永久的に取り付けられているのがよい。ここに示した実施例で は、取り付け装置538は、溶接又は結合によって、又は任意の適当な手段によ って下端キャップ539に永久的に取り付けられている。上端キャップ552は 、端キャップ552とコネクタ・アッセンブリ556との間に液密シールを形成 し、流体が迂回しないようにするためのシーリング機構を含む開放端キャップで ある。シーリング機構は、任意の適当な機構、例えば環状チャンネル568に位 置決めされたO−リング566を含むのがよい。上下の端キャップ552及び5 39は、流体と反応しない任意の流体不透過性材料からなるのがよい。例えば、 端キャップ552、539は、上文中に説明した実施例と同じ材料からなるのが よい。好ましくは、端キャップ552、539、及び取り付け装置は、全て、ス テンレス鋼でできている。 上端キャップ552は、ハウジング510からのコアレッサー・アッセンブリ 522/分離アッセンブリ524の組み合わせの取り出しを容易にするためのエ レメントを更に備えているのがよい。例えば、組み合わせの取り出しを容易にす るため、ハンドル554が上端キャップ552に取り付けられているのがよい。 ハンドル554は、上端キャップ552に永久的に取り付けられているか或いは 取り外し自在に取り付けられているのがよい。ここに示した実施例では、ハンド ル554は、端キャップ552に永久的に取り付けられている。 最初の四つの実施例におけるように、コアレッサー・アッセンブリ522のコ アレッサー・エレメントは、交換を迅速に且つ容易に行うことができるように、 並びに構成要素の数を最少にするように設計されている。従って、上文中に説明 した実施例におけるように、廃棄物が減少し、費用が節約される。更に、 コアレッサー・アッセンブリ522が分離アッセンブリ524から容易に分離で きるため、且つ、分離アッセンブリが、代表的には、必要とする保守が少ないた め、コアレッサー・アッセンブリ522及びコアレッサー・エレメントの交換時 に、分離アッセンブリ524をハウジング510の外側で清掃でき、新たなコア レッサー・エレメントに迅速に取り付けることができる。 上述の実施例において、コアレッサー・システム及びコアレッサー処理/分離 システムを、多数のコアレッサー・アッセンブリ又は多数のコアレッサー処理/ 分離アッセンブリが単一のハウジング内に設けられたものとして説明した。しか しながら、単一のハウジング内に単一のコアレッサー・アッセンブリ又は単一の コアレッサー処理/分離アッセンブリが入ったシステムを、上文中に説明した実 施例の利点が認識されるような方法で形成できる。かくして、単一のアッセンブ リシステムは、単一のコアレッサー・アッセンブリ又は単一のコアレッサー処理 /分離アッセンブリを受け入れて保持するようになったハウジングを有するのが よい。 図示し説明した実施例は最も実際的であり且つ好ましいと思われる実施例であ るが、説明し図示した特定の方法及び設計からの逸脱は当業者には明らかであり 、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく使用できる。本発明は、説明し例 示した特定の構造に限定されず、添付の請求の範囲の範疇の全ての変形を含む。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コナーズ,ジェームズ・ティー,ジュニア ー アメリカ合衆国ニューヨーク州13073,グ ロートン,ウエスト・コートランド・スト リート 210 (72)発明者 ウェルチ,トーマス・シー,ジュニアー アメリカ合衆国ニューヨーク州13077,ホ ーマー,ロラ・レイン 11 (72)発明者 パーマー,ウィリアム・シー アメリカ合衆国ニューヨーク州11743,ハ ンティントン・ベイ,ヴィンジャード・ロ ード 284 (72)発明者 ウィリアムソン,ケネス・エム アメリカ合衆国ニューヨーク州13078,ジ ェームズヴィル,ヘンネベリー・ロード 3139

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コアレッサー・システムにおいて、前記コアレッサー・システムは、 入口と、少なくとも一つの出口と、内部をコアレッサーによる未処理流体チャ ンバと処理済流体チャンバとに分割するチューブ・シートとを有し、前記チュー ブ・シートに、流体を前記未処理流体チャンバから前記処理済流体チャンバに流 入させるための少なくとも一つの開口部を設け、前記入口は前記未処理流体チャ ンバに連結され且つ前記未処理流体チャンバと連通させた、ハウジングと、 前記ハウジング内で前記チューブ・シートに流体が前記入口から通って流入す るように取り付けられた、少なくとも一つのコアレッサー・アッセンブリとを有 し、 前記コアレッサー・アッセンブリは、 コアレッサー媒体と、前記コアレッサー媒体の端部に取り付けられ、液密シー ルを提供するためのシーリング機構が少なくとも一方に設けられた、第1及び第 2の端キャップと、支持コアとを備え、且つ、前記チューブ・シートに取り外し 自在に連結された、コアレッサー・エレメントと、 前記コアレッサー・エレメントの外部の周りに配置され、構造的支持を提供す るために前記チューブ・シートに永久的に取り付けられた、外側支持構造と、 前記コアレッサー・エレメントと協働し、前記コアレッサー・エレメントを前 記外側支持構造内に取り外し自在に固定するように構成された機構と、 を有することを特徴とする、コアレッサーシステム。 2.コアレッサー・システムにおいて、前記コアレッサー・システムは、 入口と、少なくとも一つの出口と、内部をコアレッサーによる未処理流体チャ ンバと処理済流体チャンバとに分割するチューブ・シートとを有し、前記チュー ブ・シートに、流体を前記未処理流体チャンバから処理済流体チャンバに流入す るための少なくとも一つの開口部を設け、前記入口は前記未処理流体チャンバに 連結され且つ前記未処理流体チャンバと連通させた、ハウジングと、 前記ハウジング内で前記チューブ・シートに流体が前記入口から流入するよ うに取り付けられた、少なくとも一つのコアレッサー・アッセンブリとを有し、 前記コアレッサー・アッセンブリは、 コアレッサー媒体と、前記コアレッサー媒体の端部に取り付けられ、液密シー ルを提供するためのシーリング機構が少なくとも一方に設けられた、第1及び第 2の端キャップとを有し、且つ、前記チューブ・シートに取り外し自在に連結さ れた、コアレッサー・エレメントと、 前記コアレッサー・エレメントの外部の周りに配置され、構造的支持を提供す るために前記チューブ・シートに永久的に取り付けられた、外側支持構造と、 前記チューブ・シートに永久的に連結され、構造的支持を提供するために前記 コアレッサー・エレメントの内部の周りに配置された、内側支持構造と、 前記コアレッサー・エレメントと協働し、前記コアレッサー・エレメントを前 記内側支持構造と前記外側支持構造との間に取り外し自在に固定するように構成 された機構と、 を有することを特徴とする、コアレッサー・システム。 3.コアレッサー・システムにおいて、 入口と、少なくとも一つの出口と、内部をコアレッサーによる未処理流体チャ ンバと処理済流体チャンバとに分割するチューブ・シートとを有し、前記チュー ブ・シートに、流体を前記未処理流体チャンバから処理済流体チャンバに流入さ せるための、少なくとも一つの開口部を設け、前記入口は前記未処理流体チャン バに連結され且つ前記未処理流体チャンバに連通する、ハウジングと、 前記ハウジング内で前記チューブ・シートに流体が前記入口から流入するよう に取り付けられた、少なくとも一つのコアレッサー・アッセンブリとを有し、 前記コアレッサー・アッセンブリは、 コアレッサー媒体と、前記コアレッサー媒体の端部に取り付けられ、液密シー ルを提供するためのシーリング機構が少なくとも一方に設けられた第1及び第2 の端キャップとを備え、且つ、前記チューブ・シートに取り外し自在に連結され た、コアレッサー・エレメントと、 前記チューブ・シートに取り外し自在に取り付けられ、構造的支持を提供する ために前記コアレッサー・エレメントの外部の周りに配置された、外側支持 構造と、 前記チューブ・シートに永久的に連結され、構造的支持を提供するために前記 コアレッサー・エレメントの内部の周りに配置された、内側支持構造と、 前記コアレッサー・エレメントと前記外側支持構造とに協働し、前記外側支持 構造と前記コアレッサー・エレメントとを前記内側支持構造の周りに取り外し自 在に固定するように構成された機構と、 を有することを特徴とする、コアレッサー・システム。 4.コアレッサー・システムにおいて、前記コアレッサー・システムは、 入口と、少なくとも一つの出口と、内部をコアレッサーによる未処理流体チャ ンバと処理済流体チャンバとに分割するチューブ・シートとを有し、前記チュー ブ・シートに、流体を前記未処理流体チャンバから処理済流体チャンバに流入さ せるための少なくとも一つの開口部を設け、前記入口は前記未処理流体チャンバ に連結され且つ前記未処理流体チャンバに連通する、ハウジングと、 前記ハウジング内で前記チューブ・シートに流体が前記入口から流入するよう に取り付けられた、少なくとも一つのコアレッサー・アッセンブリとを有し、 前記コアレッサー・アッセンブリは、 コアレッサー媒体と、前記コアレッサー媒体の端部に取り付けられ、液密シー ルを提供するためのシーリング機構が各々に設けられた、第1及び第2の端キャ ップと、支持コアとを有し、且つ、前記チューブ・シートに取り外し自在に連結 された、コアレッサー・エレメントと、 前記チューブ・シートに取り外し自在に取り付けられ、構造的支持を提供する ために前記コアレッサー・エレメントの外部の周りに配置された、外側支持構造 と、 前記コアレッサー・エレメントと前記外側支持構造とに協働し、前記コアレッ サー・エレメントと前記外側支持構造とを前記ハウジング内に取り外し自在に固 定するように構成された機構と、 を有することを特徴とする、コアレッサー・システム。 5.コアレッサー処理/分離システムにおいて、 内部をコアレッサーによる未処理流体チャンバと、処理済流体チャンバと、 連続相チャンバとに分割し、少なくとも一つの開口部が各々に設けられた第1及 び第2のチューブ・シートと、前記未処理流体チャンバに連結され且つ前記未処 理流体チャンバに連通した入口と、前記処理済流体チャンバに連結され且つ前記 処理済流体チャンバと連通した第1出口と、前記連続相チャンバに連結され且つ 前記連続相チャンバと連通した第2出口とを有する、ハウジングと、 前記ハウジング内で前記第1チューブ・シートに流体が前記入口から流入する ように取り付けられた、少なくとも一つのコアレッサー・アッセンブリとを有し 、 前記コアレッサー・アッセンブリは、 コアレッサー媒体と、液密シールを提供するためのシーリング機構が少なくと も一方に設けられ、前記コアレッサー媒体の端部に取り付けられた第1及び第2 の端キャップとを有し、且つ、前記第1チューブ・シートに取り外し自在に取り 付けられた、コアレッサー・エレメントと、 構造的支持を提供するため前記コアレッサー・エレメントの外部の周りに配置 された外側支持構造と、 構造的支持を提供するため前記コアレッサー・エレメントの内部の周りに配置 された内側支持構造と、 前記第2チューブ・シートに取り外し自在に取り付けられ、分離媒体を含む少 なくとも一つの分離アッセンブリと、 を有することを特徴とする、コアレッサー処理/分離システム。 6.一つ又はそれ以上の固定構成要素と、前記固定構成要素に取り外し自在に取 り付けられたコアレッサーエレメントとを有する、コアレッサー・アッセンブリ 。
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