JP2000505363A - 植え込みボルトの折れた面にポンチ又はドリルをセンタリングするための工具 - Google Patents
植え込みボルトの折れた面にポンチ又はドリルをセンタリングするための工具Info
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Abstract
(57)【要約】
ねじ抜き取り器により引く抜くために折れた植え込みボルト又はこれに類似したものを準備するための工具は、植え込みボルトの折れた面にセンターポンチ及び/又はドリルをセンタリングするためのガイドを有する。ガイドは、ナット(20)と軸組立体(40)である。ナット(20)は、中央孔(30)を有し、この孔には、植え込みボルトのねじに合うようにねじが切られた第一部分(32)と、植え込みボルトのねじの上をちょうどスライドするように孔があけられた第二部分(36)とが設けられている。軸組立体は、円筒形の軸を有し、円筒形の軸は、第一端部と第二端部とそれを貫通する孔(59)とを有する。軸は、折れた植え込みボルトのそれと同様にねじの軸第一端部から伸びる第一雄ねじ部分と、軸第二端部へのナットのねじ運動がスリーブを軸方向に圧縮し、これによりスリーブが半径方向外側に広がるように、軸の第二端部に取り付けられた広がることが可能なスリーブ(60、62)を有する。軸の第二端部は、円錐形の端面を有する。軸組立体及びナットは、ドリル又はセンターポンチが軸の軸に沿った孔(59)に挿入できるように、軸に沿った孔を植え込みボルトが折れた端面の中央に位置させる種々の相対的配置に用いることが可能である。
Description
【発明の詳細な説明】
植え込みボルトの折れた面にポンチ又はドリルをセンタリングするための工具
関係する出願に関するクロス−リファレンス
この出願は、1996年2月13日に出願した、同一出願人の同時係属中の出
願の一部継続出願であり、また、ドンバー(Dunbar)による米国特許5,388
,933号にも関係してる。
発明の背景 1.発明の分野
この発明は、折れた植え込みボルト又はそれに類似したものを抜き取り器具に
より引き抜くように準備をするための器具であり、とりわけ、植え込みボルトの
折れた面にセンターポンチ及び/又はドリルをセンタリングするためのガイドで
ある。2.発明の背景
植え込みボルトが折れた場合には、植え込みボルトは、ねじ穴の中にねじが切
られた一部分を残す。この一部分は、新しい植え込みボルトを挿入する前に取り
除かれなければならない。一般的には、植え込みボルトの折れた
面に穴をあけ、あけられた穴の中に抜き取り器を打ち込み又はねじ込んで植え込
みボルトの残存物に固定し、そして、残存物を穴からねじ出すように抜き取り器
を回すことにより、残存する部分が取り除かれる。
いくつかの理由から、穴が軸方向にあけられることが非常に望ましい。第一に
、中央を外れた穴をあけることは、穴のねじ山に損害を与える可能性がある。第
二に、軸に沿った穴は抜き取り器の破損を防止する。軸に沿った穴は、ねじ山に
損害を与えることなく、可能な限り長いドリルを使用することを可能にし、その
結果、可能な限り長い抜き取り器を使用することを可能にする。また、引き抜き
器も壊れることが少なくなる。なぜならば、軸に沿った穴の中にある抜き取り器
には、必要とされる引き抜きトルクを与えるのに、加えることが要求される力が
より少ないからである。
しかし、でこぼこで斜めになっている典型的な植え込みボルトの折れた面は、
軸に沿った穴をあけることを困難にしている。
さらに、植え込みボルトは、いろいろな位置で折れる:穴の中深く、孔の中で
開口部近く、穴の外側のねじが切られている部分、穴の外側の足部分又は取り付
けられた捕らえられた部分(captive piece)のより大きな穴。
それ故に、折れた位置によらず、センターポンチ及び/又はドリルを植え込み
ボルトの折れた面と結合させるよう案内するための工具が望まれている。発明の概要
この発明は、折れた植え込みボルト又はそれに類似したものを抜き取り器具に
より引き抜くように準備をするための器具であり、とりわけ、植え込みボルトの
折れた面にセンターポンチ及び/又はドリルをセンタリングするためのガイドで
ある。例示の形態では、工具は、ナット及び軸組立体からなる。ナットは、中央
孔を有し、この孔には、植え込みボルトのねじに合うようにねじが切られた第一
部分と、植え込みボルトのねじの上をちょうどスライドするように孔があけられ
た第二部分とが設けられている。軸組立体は、円筒形の軸を有し、円筒形の軸は
、第一端部と第二端部とそれを通る孔とを有する。軸は、折れた植え込みボルト
のそれと同様にねじの軸第一端部から伸びる第一雄ねじ部分と、軸第二端部への
ナットのねじ運動がスリーブを軸方向に圧縮し、これによりスリーブが半径方向
外側に広がるように、軸の第二端部に取り付けられた広がることが可能なスリー
ブを有する。軸の第二端部は、円錐形の端面を有する。
軸組立体及びナットは、ドリル又はセンターポンチが軸の軸に沿った孔に挿入
できるように、軸に沿った孔を植え込みボルトが折れた端面の中央に位置させる
種々の相対的配置に用いることが可能である。
本発明の他の特徴及び付随する利点は、以下の詳細な
説明を、同様の参照符号は同様の部分に言及している図面と共に読むことにより
さらに明らかになるであろう。
図面の簡単な説明
図1は、本発明の工具のある好ましい実施形態の立体、組立分解、斜視図であ
る。
図2は、露出したねじ山を有する折れた植え込みボルトに取り付けられた工具
の縦断面図である。
図3は、捕らえられた部分の孔に中心をおいた工具の縦断面図である。
図4は、植え込みボルトの最大直径の周りに中心をおいた工具の縦断面図であ
る。
図5は、孔の中にねじ込まれた工具の縦断面図である。
図6は、(断面図で示された)折れた植え込みボルトを含む孔の入り口の中に
中心をおいた工具の側面図である。
図7は、図6の7−7線拡大断面図である。
図8は、図1−7のナットと使用するために変更された軸の斜視図である。
図9は、工具と図8の軸の側面図であって、部分的に断面となっており、折れ
た植え込みボルトを含む孔の入り口に中心をおいている。
好ましい実施形態の詳細な説明
図面を参照する。図1は、一般に10で示される、本発明による工具の好まし
い実施形態の立体、組立分解、斜視図である。一般的に、工具10は、一般に2
0で示されるナット、及び一般に40で示される軸組立体からなる。
ナット20は、端面23を有する第一端部22、端面27を有する第二端部2
6、及びそれらの間の中央孔30を有する。
軸組立体40は、端面43を有する第一端部42、及び端面47を有する第二
端部46を有する。一般に軸組立体40は、第一端部51を有し、軸組立体の第
一端部42、第二端部55及びそれらの間の軸に沿った孔59を規定する円筒形
軸50を含んでいる。軸50は、軸の第一端部51から軸の第二端部55に向け
て伸びる第一部分52を含んでいる。軸の第一部分52は、好ましくは取り除か
れるべき植え込みボルトのねじに合う雄ねじを含んでいる。軸50は、軸の第二
端部55から軸の第一端部51に向けて伸びる第二部分56を有する。図2に最
もよく示されているように、広がることが可能なスリーブ60が軸の第二部分5
6に、金属ワッシャー64と、軸の第二部分56の端部における直径が拡大され
た部分との間で軸の第二部分56に取り付けられている。図面では、第二端部部
分56が一部材のように示されているが、スリーブ62をワッシャー64まで軸
の上を滑
らせた後で、スリーブ62をその位置に保持するように、軸の端部に固定された
独立で、拡大されたエンドキャップ(end cap)を使用することもできることが
理解されよう。
図2から6は、折れた植え込みボルト80A−Eの可能な種々の相対的配置と
ともに、工具10の使用状態を示している。
次に図3を参照する。この図には、植え込みボルトの折れた端部80Aに取り
付けられた工具10の縦断面図が示されている。エンジンブロック90のような
金属ブロックは、面91を有し、孔92を含んでいる。孔92は、雌ねじ94を
有し、雌ねじ94の中には、植え込みボルトの折れた端部(折れた植え込みボル
ト80A)が収容されている。折れた植え込みボルト80Aは、雄ねじ83、内
部端部84及び外部端部86を有する。外部端部86は、折れた端面87を有す
る。折れた植え込みボルト80Aは、外部端部86を有し、外部端部86は、ブ
ロック90の面91の上に突き出している。また、外部端部86は、折れた端面
87までねじを切られている。植え込みボルトがこのような相対的配置に折れた
場合に、工具10を使用する最良の方法を以下に記述する。
ナット20の中央孔30は、ナットの第一端部22から雌ねじ33を含むナッ
トの第二端部26へ伸びる第一部分32と、ナットの第二端部26から雌ねじ3
3へ伸びる第二部分36とを含んでいる。ナットの第二部分3
6は、ナットの雌ねじ33にねじ結合する例えば軸のねじ山53や植え込みボル
トのねじ山83である雄ねじの上をちょうど自由にスライドするように孔があけ
られている。ナットの第一端部22を折れた植え込みボルト80Aに対面させて
、ナットの雌ねじ33は、植え込みボルト80Aの外部端部86にいくらかねじ
込まれる。軸50の第一端部51は、ナットの第二端部26から孔の第二部分3
6の中に挿入され、ねじ山53は、第一部分32の残っているねじ山33にいく
らか通される。これで、軸に沿った孔59は、折れた端面87の中心におかれる
。軸に沿った孔59を通してドリルを挿入することにより、折れた端面87に軸
方向の穴をあけることが可能である。また、端面87にセンターポンチを行う(
center punching)ためにセンターポンチを孔59の中に挿入することも可能で
ある。
図3は、排気マニホールド96のような捕らえられた部分(captive part)の
孔97の中央におかれた工具10の縦断面図である。これは、折れた植え込みボ
ルト80Bが取り付けられた部分96を動かないように保持する植え込みボルト
の一つである場合に共通の状態である。部分96を取り除くことなく折れた植え
込みボルト80Bを取り除くことが望まれる。なぜならば、部分96を取り除く
ことは、他の全ての植え込みボルトの除去を要求するからである。この状況では
、広がることができるスリーブ60がマニホールド96の孔97に挿入される。
ナットの雌ねじ33は、軸のねじ山53とねじ結合され、ナット20は、軸の第
二端部55に向けてねじ込まれ、スリーブ60に軸方向の圧力を加える。これに
より、スリーブ60は、半径方向外側に広がり、孔97の中に固定される。スリ
ーブ60は、いずれの適当な材料からなることでもよい。ポリウレタンからなる
スリーブ60が十分であることが確かめられている。スリーブ60は、シャフト
50の上に自由にジャーナル結合された内部孔62を含んでいる。スリーブ60
とナット20との間の金属ワッシャ64は、ナット20がスリーブ60を回転さ
せないようにするための軸受け面である。ナット20は、ナット20をつかみ、
ナット20にトルクを与えることができるように、六角形平面29みたいな外部
平面のようなつかむための手段を含んでいる。軸組立体40は、ねじ回しの頭、
又は軸50にトルクを与える他の工具の結合手段を受けるためのスロット54の
ような結合手段を含んでいる。
図4は、折れた植え込みボルト80Cの軸部分82の周囲の中央におかれた工
具10の縦断面図である。折れた植え込みボルト80Cは、軸部分82を貫いて
折れている。軸部分82は、植え込みボルトのねじの最大直径と実質的に同じ直
径を有する。ナットの孔30の第二部分36は、植え込みボルトの軸82の上に
スライドされている。これは、孔30を端面97の中央に配置する。軸50は、
第一端部51が折れた端面97の近くとなる
までナットの孔の第一部分32にねじ込まれる。
図5は、ブロック90の孔92の中で壊れた、折れた植え込みボルト80Dの
中央におかれた工具10の縦断面図である。この相対的配置では、一般にナット
20が軸組立体40から取り除かれ、軸の第一端部51が軸のねじ山53を孔の
ねじ山94に結合させることにより孔92の中に単にねじ込まれている。もし、
少しのねじ山しか結合できない場合は、示されているようにナット20を軸50
に取り付け、端面27がブロック面91にであうまでねじおろすことであっても
よい。これにより、孔をあけている間又はセンターポンチを行っている間に軸5
0がより堅く保持される。
図6及び7は、改変された拡張可能なスリーブ60Aを描いている。スリーブ
60Aは、図1のスリーブ60の代わりに使用することが可能である。図7は、
拡大されたスケールでのスリーブの断面図である。スリーブ60Aも、ポリウレ
タンのような、いずれかの適当な拡張可能な材料からなる。スリーブ60Aは、
図7に最もよく描かれているように、複数の半径方向のスロット又は溝98をそ
の外面に有する。好ましくは、5つ又は6つの等間隔に配置された半径方向のス
ロットが備えられている。これは、工具が図3に示された方法で使用された場合
に、図1の滑らかな外面を有するスリーブ60より大きな量の拡張又は圧縮を許
容する。図6又は図7の構成は、他の点では、図1のそれと同一であり、同様の
符
号は同様の部材に用いられている。
図6は、折れた植え込みボルト80Eを含む孔92の入り口93の中心に位置
された工具10の側面図である。植え込みボルト80Eは、表面91の近くで折
れたために、図5に描かれた方法により工具を使用するために軸50を十分に堅
く保持するには不十分なねじ山が孔92の上端に露出している。この場合には、
工具は、図5にあるのと同じ方向に向けられるが、ナット20は、端面27が表
面91にであうまでねじおろされる。これは、穴をあける間又はセンターポンチ
を行う間に軸50を堅く保持するのを補助する。
植え込みボルトが表面の非常に近く、又は表面と同一面で折れた場合には、工
具が正しく中央に配置されないという危険がある。なぜならば、図6の構造は、
対抗する平面をつかむ平面に頼るものだからである。図8及び9に描かれた変形
では、第一の実施形態のシャフトが、スロット54を削除し、その場所に、アレ
ンレンチのような適当な固定工具を収容するための六角形の孔110を備えるよ
うに変更されている。さらに、外面取り部を備えた軸の第一端部における平坦な
端面43は、内面取り部又はテーパーを付けられた内縁112に置き換えられて
いる。軸は、他の点で第一実施形態のそれと同一であり、同じナットとともに使
用され、同様な符号は同様な部材に用いられている。
軸の第一端部の周囲の回りのテーパー状にされた又は
面取りをされた内縁112は、尖った縁114を形成する。縁114は、植え込
みボルトが、図9に示すように、面91において、又は近くで折れた場合に、セ
ンタリングの目的で使用することができる。この場合には、ねじのために、折れ
た植え込みボルトの外縁と、それが配置されている孔との間に環状の凹部ができ
る。ゆえに、工具は、図9におけるように向けられ、軸の尖った周囲縁114は
、示されているように、植え込みボルトの折れた端部の回りの環状凹部の中に配
置される。ナット20は、面91にであうまでねじ降ろされる。前述の例のよう
に植え込みボルトに孔をあける又はセンターポンチを行う際には、折れた植え込
みボルトの端部に結合された軸の周囲縁114は、軸が植え込みボルトの中央に
保持されるように補助する。
変更された軸は、特に有用である。なぜならば、植え込みボルトは、最も一般
には、表面において又は近くで折れるからである。折れた端部が表面の下にあり
、ねじが切られた孔の一部が露出している図5に描かれているような状況では、
軸は逆さにされ、そして、適当な工具が六角形孔110に挿入されることができ
る。これは、図5との関係で前述した方法と同様の方法で、軸の反対の端部を孔
にねじ込むためである。これは、ねじ回しを受けるには、第一実施形態のスロッ
ト54より安全である。なぜならば、締め工具の滑りが避けられるからである。
以上説明したように、本発明は、植え込みボルトの折れた面にセンターポンチ
及び/又は孔あけのセンタリングをするための案内として働くことにより、折れ
た植え込みボルト又は類似のものを、ねじ抜き取り器による引き抜きのために準
備するのに非常に便利な装置を提供する。
本発明のいくつかの実施形態を描き、記述したが、その利益のいずれをも犠牲
にすることなく、形態、構成、構造及び配置において種々の変更が可能である。
それゆえに、ここの全てのことは例として解釈され、意味を限定するものと解釈
されない。そして、添付の請求項では、本発明の真の精神又はスコープとして含
まれるように、このようなへんっこうがカバーされることが意図されている。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),DE,GB,JP
【要約の続き】
できるように、軸に沿った孔を植え込みボルトが折れた
端面の中央に位置させる種々の相対的配置に用いること
が可能である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ナット、及び第一端部と第二端部とを有する軸組立体からなり、 前記ナットは、中央孔を含み、 前記中央孔は、雌ねじを含み、 前記軸組立体は、円筒形軸及び広がることが可能なスリーブを含み、 前記円筒形軸は、前記軸組立体の第一端部を規定する第一端部、及び第二端部 を有し、 前記軸は、前記軸を貫通する、軸に沿った孔と、前記軸の第一端部から前記軸 の第二端部に向けて伸びる第一部分と、前記軸の第二端部から前記軸の第一端部 へ向けて伸びる第二部分とを含み、 前記第一部分は、前記ナットの雌ねじとねじ結合された雄ねじを含み、 前記スリーブは、前記ナットの前記軸の第二端部の方へのねじ運動が前記スリ ーブを軸方向に圧縮できるように、また、前記スリーブの軸方向の圧縮が前記ス リーブを半径方向外側に広げさせるように、前記軸の第二部分に取り付けられて いる ことを特徴とする工具。 2.前記軸組立体の前記第二端部は、円錐形の端面を有する ことを特徴とする請求項1に記載の工具。 3.前記軸の前記第二端部は、円錐形の端面を有する ことを特徴とする請求項1に記載の工具。 4.前記軸の第一端部は、内面取り部を有し、 前記内面取り部は、前記第一端部を折れた植え込みボルトの端部の周りに配置 するための尖った周囲縁を形成する ことを特徴とする請求項1に記載の工具。 5.前記軸にトルクを与えるための結合手段を前記軸の第一端部に含む ことを特徴とする請求項1に記載の工具。 6.前記結合手段は、六角形孔からなる ことを特徴とする請求項1に記載の工具。 7.前記ナットにトルクを与えるための結合手段を前記ナットに有する ことを特徴とする請求項1に記載の工具。 8.第一端部と第二端部とを有するナット、及び第一端部と第二端部とを有する 軸組立体からなり、 前記ナットは、前記ナットを貫通する中央孔を含み、 前記中央孔は、前記ナットの第一端部から前記ナットの第二端部へ伸び、雄ね じを含む第一部分、及び前記ナットの第二端部から前記雌ねじに伸びる第二部分 であって、前記雌ねじにねじ結合する雄ねじの上を自由にスライドするように孔 をあけられた第二部分を含み、 前記軸組立体は、前記軸組立体の第一端部を規定する第一端部及び第二端部を 有する円筒形軸、及び拡張可能なスリーブを含み、 前記軸は、前記軸を貫通する軸に沿った孔と、前記軸の第一端部から前記軸の 第二端部まで伸びる第一部分と、前記軸の第二端部から前記軸の第一端部へ伸び る第二部分とを含み、 前記第一部分は、前記ナットの前記雌ねじとねじ結合する雄ねじを含み、 前記スリーブは、前記ナットの前記軸の第二端部の方へのねじ運動が前記スリ ーブを軸方向に圧縮できるように、また、前記スリーブの軸方向の圧縮が前記ス リーブを半径方向外側に広げさせるように、前記軸の第二部分に取り付けられて いる ことを特徴とする工具。 9.前記軸組立体の前記第二端部は、円錐形の端面を有する ことを特徴とする請求項8に記載の工具。 10.前記軸の前記第二端部は、円錐形の端面を有する ことを特徴とする請求項8に記載の工具。 11.前記軸の第一端部は、前記軸の端部において、尖った周囲縁を形成する周 囲内面取り部を有する ことを特徴とする請求項8に記載の工具。 12.前記軸の第一端部は、前記軸にトルクを与えるべくレンチと結合させるた めに、一組の平坦面を含む孔部分を有する ことを特徴とする請求項8に記載の工具。 13.前記ナットにトルクを与えるために、前記ナットが結合手段を含む ことを特徴とする請求項12の工具。 14.植え込みボルトの折れた面にポンチ又はドリルをセンタリングするセンタ リング工具であって、 中央貫通孔を有し、前記孔の少なくとも一部が雌ねじを有するナットと、 前記孔を貫通して伸びる細長い軸であって、長さの少なくとも一部にそって、 孔を介して前記ナットの中のねじ山にねじ結合する雄ねじを有し、対向する第一 端部及び第二端部及び軸に沿った貫通する孔を有する細長い軸 と、 前記軸の第二端部に固定された広がることが可能なスリーブであって、前記ナ ットの前記第二端部の方へのねじ運動が前記スリーブを軸方向に圧縮し、また、 前記スリーブを半径方向外側に広げさせる ことを特徴とするセンタリング工具。 15.前記スリーブは、外面と内面とを有し、また、前記外面に間隔をおいて配 置され、半径方向の伸びる一組のスロットを有する ことを特徴とする請求項14に記載のセンタリング工具。 16.前記軸の第一端部は、折れた植え込みボルトの端部の周りの結合のために 、尖った環状の縁を前記第一端部に形成する、内部を向いた周囲の面取り部を有 する ことを特徴とする請求項14に記載のセンタリング工具。
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