JP2000358227A - アナログコピープロテクトシステム - Google Patents
アナログコピープロテクトシステムInfo
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Abstract
信号に対応したアナログコピープロテクトシステムを提
供する。 【解決手段】標準NTSC信号以外の形態のビデオ信号
をスクランブル(DAC102のアナログ出力)し、こ
のスクランブルを解除するキー情報あるいは接続相手を
認証する情報などを用意する。このアナログコピープロ
テクトシステムでは、スクランブルされたアナログビデ
オ信号とともにキー情報/認証情報などが、所定の端子
(HY1、HY2)を介して、送り手(ソース機器側1
0)と受け手(シンク機器側30)との間で交換(一方
通行あるいは双方向)される。
Description
要なビデオプログラムなどが不正にコピーされることを
防止するコピープロテクトシステムに関する。
信号以外の形態のアナログビデオ信号(たとえば水平走
査周波数31.5kHzのプログレッシブ・アナログコ
ンポーネントビデオ信号、33.7kHzのアナログハ
イビジョン信号、あるいは高解像度デジタルビデオ信号
のアナログ出力)に対応したアナログコピープロテクト
システムに関する。
Vシステム(NTSCなど)では、アナログ(VHSビ
デオ、レーザディスク、地上放送など)またはデジタル
(DVDビデオ、衛星放送など)で供給されている。ま
た、高解像度TVシステム(HDTV)では、アナログ
(MUSEハイビジョン衛星放送など)で供給されてい
る。デジタルのHDTVシステム(民生用)は、間もな
く実用化される段階にきている。
保護の観点から、不正コピーを防止するため、コピープ
ロテクションがかけられている。
5.75kHzのNTSCなど)では、ビデオ信号の垂
直帰線消去期間内にアナログコピーを妨害する情報を挿
入して、アナログでのコピープロテクトを実現している
(たとえばライン番号12〜19および275〜282
にAGCパルスを埋め込むマクロビジョン方式など)。
は、電子透かしやCGMS(Copy Generation Manageme
nt System;コピー世代管理システム)が提案されてい
る(1997年5月22日付けの映像情報メディア学会
技術報告;ITEテクニカルレポートVol.21、N
o.31、pp.21〜26;江崎正他;「VBIを用
いたCGMS−A伝送方式」参照)。
TSC(あるいはPAL)信号以外の形態のアナログビ
デオ信号、たとえば水平走査周波数31.5kHzのプ
ログレッシブ・アナログコンポーネントビデオ信号、水
平走査周波数33.7kHzのアナログハイビジョン信
号(標準NTSC/PALビデオをアップコンバートし
たものも含む)、あるいは水平走査周波数31.5kH
z以上の高解像度デジタルビデオ信号のアナログ出力に
関しては、今のところ適切なアナログコピープロテクト
システムがない。
で、その目的は、NTSC信号などの標準的ビデオ信号
以外の形態のアナログビデオ信号に対応したアナログコ
ピープロテクトシステムを提供することである。
に、この発明に係るアナログコピープロテクトシステム
では、標準NTSC(あるいはPAL)信号以外の形態
のビデオ信号をスクランブル(暗号化エンコード)し、
このスクランブルを解除するキー情報あるいは接続相手
を認証する情報などを用意する。そして、このアナログ
コピープロテクトシステムでは、スクランブルされたア
ナログビデオ信号とともにキー情報/認証情報などを、
所定の端子(ハイブリッドY端子;HY端子)を介し
て、送り手(ソース機器側)と受け手(シンク機器側)
との間で交換(一方通行あるいは双方向)する。
の一実施の形態に係るアナログコピープロテクトシステ
ムを説明する。
ナログコピープロテクト(ACP)システムを説明する
図である。この実施形態では、ビデオ信号がデジタル信
号段階でスクランブルされる。
生されたデジタルコンポーネントビデオ信号(たとえば
フレーム転送レートが毎秒48〜60枚のプログレッシ
ブ信号)S10は、エンコード情報(スクランブル情報
SI)に基づき、スクランブラ100において、スクラ
ンブル(エンコード)される。このエンコードは、種々
な情報を、スクランブル後のビデオ信号の垂直帰線期間
情報VBIに乗せる処理も含むことができる。
トビデオ信号(VBIに種々な情報を含む;図26、図
27、図29参照)S12は、DAC102により、対
応するアナログコンポーネントビデオ信号に変換され
る。
トビデオ信号(スクランブルされている)は、スイッチ
SW10の接点s(送信)を介して、アナログコンポー
ネントビデオ(Y/Cb/Cr)の出力端子HY1(ハ
イブリッドY端子1)に導かれる。
コーダ)100、DAC102、後述する認証キー交換
部/暗号化キー作成部104、スイッチSW10、およ
び端子HY1は、ソース機器(DVDビデオプレーヤな
ど)側トランスミッタ10を構成している。
ビデオ信号S20は、信号ケーブル(たとえば3線独立
の同軸ケーブルを1本に束ねたコンポーネント接続ケー
ブル)20を介して、シンク機器(HDTVなど)側レ
シーバ30のアナログコンポーネントビデオ(Y/Cb
/Cr)の入力端子HY2(ハイブリッドY端子2)に
送られる。
ネントビデオ信号S20は、スイッチSW20の接点r
(受信)を介して、デ・スクランブラ300に供給され
る。
号S20のVBIに含まれる認証情報を、認証キー交換
部/暗号化キー作成部304、スイッチSW20の接点
s(送信)、ケーブル20、およびトランスミッタ10
のスイッチSW10の接点r(受信)を介して、認証キ
ー交換部104に送る。
り替えは、VBIの転送に同期(つまりビデオフレーム
に同期)したタイミングで、行うことができる。この切
り替えタイミングの間、転送されるVBI情報は、認証
キー交換部/暗号化キー作成部104、304あるいは
エンコーダ100、デコーダ300の内部メモリ(図示
せず)に、一時保存できる。
号化キー作成部104は、受信した認証情報および暗号
化キーをスクランブラ100に伝える。この認証情報に
より相手(レシーバ30)を確認したスクランブラ10
0は、スクランブル解除に用いる暗号キー情報をVBI
に乗せ、ケーブル20を介して、デ・スクランブラ30
0に送る。
暗号キー情報に基づいて(場合によっては受信済みの認
証情報も併用して)、相手(トランスミッタ10)側で
スクランブルに用いた解読キーを再生し、この解読キー
により、スクランブルされたアナログコンポーネントビ
デオ信号S20をデ・スクランブル(デコード)する。
このデコードは、VBIに乗った種々な情報(図27の
制御コマンドなど)に基づく処理も含むことができる。
換部/暗号化キー作成部104およびレシーバ30の認
証キー交換部/暗号化キー作成部304は、端子HY1
および端子HY2を介してスクランブルを解除するキー
情報を交換するキー情報交換手段を構成している。
解除された通常のアナログコンポーネントビデオ信号S
30は、外部接続部40を介して、シンク機器(HDT
Vに代表される高解像度マルチスキャンモニタなど)5
0の内部回路500に、供給される。
部接続部40は、一般的には3連のRCAタイプピンプ
ラグ(DVDコンポーネント信号用のY/Cb/Crま
たはハイビジョンコンポーネント信号用のY/Pb/P
r)で構成される。
合、外部接続部40は、BNCタイプの3〜5連接栓
(3つの場合はY/Cb/CrまたはY/Pb/Prに
対応し、5つの場合はR/G/B/H同期/V同期に対
応)で構成されることが多い。
ャン型パーソナルコンピュータ用モニタの場合、外部接
続部40は、5連BNC接栓、あるいは2〜3列の15
ピン〜23ピンマルチコネクタで構成されることが多
い。
ラグを備えた既存の民生用機種の場合を想定して、説明
を続ける。
は、RCAタイプピンプラグの他に、S端子もある。こ
のS端子の輝度信号Yの回路にこの発明に係る信号(ス
クランブルされたアナログビデオ信号とVBI)を乗せ
ることは可能である。しかし、既存のS端子はそのまま
ではY/Cb/Cr(またはY/Pb/Pr)に対応し
ないので、説明の複雑化を避けるため、以下ではS端子
利用の場合の実施形態の説明は省略する。
(デコーダ)300、認証キー交換部/暗号化キー作成
部304、スイッチSW20および端子HY2は、シン
ク機器(HDTVなど)側のレシーバ30を構成してい
る。
組み込んだものが、アナログコピープロテクタACPと
なる。
り、HY2端子を備えていない場合は、レシーバ30は
ACPアダプタとして製作され、シンク機器50の外部
接続部(通常はRCAタイプのピンプラグ)40に堅固
に取り付けられる。
フェイスボードを備えたマルチスキャンモニタ(または
マルチスキャンプロジェクタ)の場合は、レシーバ(A
CPアダプタ)30の回路機能は、この入力インターフ
ェイスボード(図示せず)に組み込むことができる。
ターフェイスボードを備えたパーソナルコンピュータの
場合は、レシーバ(ACPアダプタ)30の回路機能
は、このAV入力インターフェイスボード(図示せず)
に組み込むことができる。
新機種でありHY2端子を備える場合は、レシーバ(A
CPアダプタ)30の回路機能は、このシンク機器50
の内部回路基板(図示せず)に組み込むことができる。
ためのACPアダプタ(図1ではレシーバ30)は、シ
ンク機器50の接続部40に着脱自在ではまずい。とい
うのは、接続部40に出ているアナログコンポーネント
ビデオ信号S30はスクランブルが解除されているの
で、この信号S30が不正コピーに使われる恐れがある
からである。
以下の方法が考えられる: (01)ACPアダプタのシンク機器(既存のHDTV
など)50への取付は、ディーラのサービスマンによる
ものとする(第三者により録画装置に取り付けられるの
を防ぐため); (02)サービスマンが取り付けた後のACPアダプタ
は、シンク機器50から取り外し不可能とする(第三者
が無理に取り外そうとすると、ACPアダプタが物理的
あるいは回路機能的に壊れるようにする)。
しかないシンク機器にACPアダプタが固定装着された
場合、通常のコンポーネントビデオ信号もその入力に接
続可能でないと、不都合が生じることがある。
法が考えられる: (11)ACPアダプタのHY2端子とRCAピンプラ
グとを、回路インピーダンス、ビデオ信号レベルおよび
接続部分の物理サイズに関して、コンパチブルにする; (12)通常のビデオ信号(標準画質のビデオ信号;マ
クロビジョン方式でスクランブルされた信号も含む)が
HY2端子に入力された場合、ACPアダプタはこの通
常ビデオ信号をパススルーさせる; (13)この発明によるスクランブルが施されたアナロ
グビデオ信号(走査周波数が高い高解像度・高画質のア
ナログビデオ信号)がHY2端子に入力された場合は、
ACPアダプタはその信号に対して、デ・スクランブル
処理(および所定のコマンド処理等)を行なう。
Pシステムにおいて、ビデオ信号のブランキングインタ
ーバル(垂直帰線期間VBI)のライン番号とステータ
スとの対応関係の一例を説明する図である。
1のトランスミッタ10がレシーバ30にチャレンジす
る際の送信情報が挿入される。また、VBIのライン1
1および274には、図1のトランスミッタ10へレシ
ーバ30がレスポンスする際の受信情報が挿入される。
274の情報は、図1の認証キー交換部/暗号化キー作
成部104および304の間で交換される情報を含むこ
とができる。この情報交換により、トランスミッタ10
は、チャレンジした相手(レシーバ30;ここではスレ
ーブ)が、自分(トランスミッタ10;ここではマスタ
ー)と接続可能なデバイスであることを確認でき、これ
によりスクランブル解除を行なう際のキー情報のやり取
りができるようになる。
284には、上記デバイス認証/キー交換情報以外のV
BIデータ(図26の(c)〜(e)、図27の制御コ
マンド参照)を挿入できる。
〜284のうち、ライン12〜19および275〜28
2は、通常のアナログビデオ信号の場合は、前述したマ
クロビジョン方式のアナログコピープロテクト信号(A
GCパルス)に使用されている。しかし、この発明は、
マクロビジョン方式ではコピープロテクトできないアナ
ログビデオ信号を想定しているので、VBIライン12
〜21および275〜284は、この発明の制御コマン
ド等に利用可能となっている。
Pシステムにおいて、スクランブル(暗号化)の形式と
コンポーネントアナログ信号等に対する処理内容との対
応関係の一例を説明する図である。
るスクランブル方法は、1種類に限られず、色々考えら
れる。
うち、クロマ信号(Cb/Cr)だけをランダムに極性
反転(位相反転)させるスクランブルがある。
うち、輝度信号(Y)だけをランダムに極性反転(位相
反転)させるスクランブルがある。
全てをランダムに極性反転(位相反転)させるスクラン
ブルがある。
うち、輝度信号(Y)とクロマ信号(Cb/Cr)をラ
ンダムに入れ替えてしまうスクランブルがある。
以外の信号(R/G/B信号、あるいはS端子のY/C
信号など)をランダムに極性反転しあるいはランダムに
入れ替えてしまうスクランブルがある。
来の水平/垂直同期信号を関係ない別の同期信号とラン
ダムに入れ替えてしまうスクランブルもある。
n)のランダム反転/ランダム入れ替えの周期(リフレ
ッシュ間隔)は、フレーム毎(たとえば1/60秒毎)
あるいは所定時間毎(たとえばDVDビデオのVOBU
の間隔に対応した0.4〜1.2秒)とすることができ
る。このリフレッシュ間隔は、固定(たとえば1秒)で
もよい。
n)を識別指定する情報は、図2のVBIのライン10
/11および273/274(またはライン12〜21
および275〜284の何処か)に挿入することができ
る。
Pシステムが組み込まれたACPアダプタが、既存のA
V機器(図1のシンク機器50に対応)に対してどのよ
うに使われるのかの一例を説明する図である。
ンレート(15.75kHz)のNTSCビデオ入力の
他にハイ・スキャンレート(31.5kHz、33.7
kHz等)の高解像度ビデオ入力に自動追従する、HD
TV、パソコン用マルチスキャンモニタ、マルチスキャ
ンプロジェクタ等がある。
グコンポーネントビデオ入力は、たとえば図示するよう
に、縦3連のRCA型ピン端子(図1の外部接続部40
に対応)で構成されている。
部分に、図1のACPアダプタが(一旦取り付けたら外
せないように)堅固に取り付けられる。このACPアダ
プタのハイブリッドY端子HY(図1のHY2に対応)
に、ソース機器(図1のトランスミッタ10に対応)か
らのY信号プラグが(着脱自在に)装着される。
力に一旦取り付けられたACPアダプタは、それ以後取
り外せないようになっており、無理に取り外そうとする
とACPアダプタが破損するように構成されている。こ
の「無理に取り外そうとすると破損する」構成について
は、図6〜図15を参照して後述する。
号(Cb/Cr)入力部分に、それぞれ、ソース機器か
らのCb/Cr信号プラグが装着される(Cb/Cr信
号プラグは着脱自在でもよい)。
ース機器(AV機器10A)からアナログビデオ信号を
受け付ける端子(HY)構造と、シンク機器(AV機器
50)の入力端子に挿入される端子(RCA)構造とを
備えている。
Y端子装備)のAV機器(プログレッシブ・アナログコ
ンポーネントビデオ出力付の新型DVDビデオプレーヤ
など)10Aの他に、ACP非対応(HY端子なし)の
以下のものが考えられる:既存のデジタル放送受信機の
セットトップボックス(STB)10B;既存のDVD
ビデオプレーヤ10C;既存のVCRまたはDVC(ア
ナログコンポーネントビデオ出力付)10D。
からスクランブルされたアナログビデオ信号が出力さ
れ、このスクランブルされたアナログビデオ信号がAV
機器50に装着されたACPアダプタに入力されたとき
は、ACPアダプタは、このスクランブルされたアナロ
グビデオ信号を、そのままAV機器50に送り込む。
されたアナログビデオ信号が送り込まれるので、AV機
器(HDTV)50の画面には正常なビデオ映像は写し
出されない。
クロビジョン方式のアナログコピープロテクトによるも
のなら、AV機器(HDTV)50の画面には正常なビ
デオ映像が映し出される。しかしこのAV機器50が民
生用ビデオレコーダ(VHS等のVCR)なら、マクロ
ビジョン方式でプロテクトされたビデオ信号の録画は妨
害される。
Pアダプタに対する給電方法の代表例を説明する図であ
る。
クランブラ(デコーダ)300およびその周辺回路を集
積したICを内蔵している。このICを稼働させるため
には、電源供給が必要となる。
BSアンテナ端子を利用して、このACPアダプタ内I
Cへ電源供給を行なうようにしている。
対応のHDTVの場合、そのBSアンテナ端子にはBS
アンテナ給電用に+15の電源出力が可能になってい
る。そこで、BS対応TVの場合は、この+15Vを利
用するのが最も経済的である。外部AC電源アダプタ
は、このようなBSアンテナ端子のないシンク機器TV
にACPアダプタを装着する場合に使用する。
端子およびシンク機器への接続端子構造を備えている
が、図5では、ACPアダプタ本体にHY端子を直接設
けていない。その代わり、Y信号用のオスプラグ付同軸
ケーブル(HY端子に電気的に直結)とともに、Cb/
Crのオス/メスプラグ付同軸ケーブルを、ACPアダ
プタから直出ししている。
ク機器に取り付けた後に外そうとすると破損する構造を
持った、ACPアダプタの製法を説明する。
Pアダプタフレームの構造を例示する断面図である。
構造を持つ。その円筒状空間内部(図6左側)に、シン
ク機器側RCAピン端子の接地側(アース側あるいはコ
ールド側)に圧接する接地用円筒状導体が挿入される。
また、その反対側(図6右側)に、ソース機器側HYピ
ン端子の接地側に接触する接地用円筒状導体が取り付け
られる。このソース機器側接地用円筒状導体は、シンク
機器側接地用円筒状導体と、電気的に接続される構造と
なっている。
導体の内部には、絶縁体を介して、ソース機器側HYピ
ン端子の信号側(ホット側)に接触する信号用センタピ
ン導体が取り付けられる。この信号用センタピン導体
は、ACPアダプタフレームの内部空間中央に突出する
ように固定される。
央にはACPアダプタフレームの側面から2つの丸孔が
貫通している。
に、ACPアダプタ回路基板が取り付けられた状態を例
示する断面図である。
定化電源回路等)が集積されたICは、ACPアダプタ
基板に組み込まれている。この基板からは、図1のアナ
ログビデオ信号S30(デ・スクランブルされたアナロ
グビデオ信号)の信号出力回路に繋がる接続チップが、
予め導出されている。この基板と接続チップとの間は、
切れやすい極細の裸銅線(または極細の金線)で結ばれ
ている。
ホールが設けられており、このスルーホールに図6のセ
ンタピン導体を通し、基板の信号回路パターンにセンタ
ピン導体を半田付け(または導電性接着材で固定)す
る。また、基板の接地回路がHYピン端子の接地側に電
気的に繋がるように、基板の接地回路パターンを接地用
円筒状導体の一部に半田付け(または導電性接着材で固
定)する。
導体の一部との電気的接続には、信頼性が確保できるな
ら、導電性シートを用いてもよい。
やすい極細線が誤って断線するのを防ぐために、接続チ
ップをアダプタフレームの上側丸孔に逃がしてから、注
意深く行うとよい。
に、外部給電コネクタの受け部分(レセプタクル)が取
り付けられた状態を例示する断面図である。
ネクタのレセプタクルが、圧入され接着される(または
タッピングスクリューが刻まれたレセプタクルがねじ込
まれる)。このレセプタクルの外周(「ー」給電用)
は、HYピン端子の接地側に電気的に接触するようにな
っている。また、このレセプタクルの中央電極(「+」
給電用)は、適当な配線導体を介して、基板の電源回路
パターンに半田付け(または導電性接着材で固定)され
る。このレセプタクルに図5の給電プラグを差し込むこ
とにより、ACPアダプタ基板が電源供給を受け、作動
できるようになる。
に、信号コネクタのセンタピンを絶縁支持するための絶
縁体カラーが取り付けられた状態を例示する断面図であ
る。
着ができないテフロンなどで作られる。このカラーの外
径は、シンク機器側(図9の左側)の円筒状導体内部に
きつく圧入されるようなサイズとなっている。挿入され
るカラーは、圧入だけでは機械的強度が不足するなら、
周囲にネジ溝を切ってねじ込むか、特殊な接着材(テフ
ロン対応)で固定される。
(図10で説明する)が緩く挿通される、段付孔が設け
られている。
の絶縁体カラーに、シンク機器側(図9の左側)用の信
号コネクタのセンタピンが挿通された状態を例示する断
面図である。
機器側の入力端子にきつく挿入されるように、太めの先
割れ細長樽型形状を持つ。
絶縁体カラーの中央孔に緩く挿通されるように、細目の
ストレート丸棒状に仕上げてある。このセンタピン導体
は、絶縁体カラーに対しては、圧入も接着もねじ込みも
してはならない。
ないテフロン」を例示した理由は、図面左側から接着材
が流し込まれ、センタピン導体が絶縁体カラーに強固に
固定されることを防ぐためである(正規のサービスマン
でない第三者がACPアダプタをシンク機器に取り付け
る場合に、このような接着材流し込みの恐れがある)。
ムの信号コネクタセンタピンに、ACPアダプタ回路基
板から引き出された極細導線(切れやすい裸銅線あるい
は切れやすい金線)が接続された状態を例示する断面図
である。
続チップは、絶縁体カラーに緩く挿入されたセンタピン
導体の右側の切り欠き部に、(極細銅線を切らないよう
注意しながら)半田付け(または導電性接着材で固定)
される。
の作業終了後、基板からセンタピン導体までの極細銅線
のたるみを取るためにこの極細銅線を(切らないよう注
意しながら)ツイストし、極細銅線のツイスト部分をA
CPアダプタフレームの上側孔内部に残す(極細銅線の
長さを短か目に設定し、このツイスト処理を省略する場
合もあり得る)。
ムの極細導線(切れやすい裸銅線等)のたるみ部分とと
もに極細導線の取付作業孔を樹脂封止した状態を例示す
る断面図である。
フレームの樹脂封止と同時に、それまでの作業中露出し
ていた基板部分その他をキャップで接着(または溶着)
封止した状態を、信号コネクタピンの側からみた状態を
例示する図である。
プタがシンク機器から取り外されたときに、センタピン
導体に半田付け(または接着)された接続チップからの
極細銅線が、より切れやすくすることである。
Pアダプタがシンク機器から取り外されたあと、第三者
がACPアダプタを分解(図13のキャップ部分を無理
にはぎ取るなど)し、センタピン導体を再びアダプタに
接続・固定して修理しようと試みた場合に、その試みを
失敗させることである。すなわち、図13のキャップ部
分が強引にはぎ取られると、ツイストした極細線を内包
する樹脂封止部もキャップとともに一緒に剥がれる方向
にストレスを受ける。このストレスにより、樹脂封止部
と基板との間の極細銅線が切断される。
より確実に失敗させるために、図12の基板〜樹脂封止
部分の極細銅線回りも樹脂などで封止しておいて、この
部分を利用した配線復活作業を困難にすることも有効で
ある。
とともに基板の一部も樹脂などで封止しておけば、キャ
ップを強引に剥がしたときのストレスで基板自体を破損
させることも可能である。
ダプタフレームが縦割りされ、製造作業の最終段階(図
13)でキャップ封止を行なう場合を説明したが、別の
製造方法もある。
タフレーム(図13のキャップが初めからフレームと一
体化されている)を用意し、図11の段階で、ピンセッ
ト等を用いて、接続チップをセンタピン導体の切り欠き
部に、導電性接着材などで接着する方法である。この方
法では、フレーム上側の丸孔が接続チップの接着作業を
する際にピンセットが通る空間となる。この製法を用い
た場合も、作業終了後、フレーム上側の丸孔を樹脂(ま
たは絶縁性の接着材)などで封止したほうがよい。
されたACPアダプタがシンク機器(HDTV等)の入
力端子に装着され、かつこのACPアダプタにソース機
器(DVDプレーヤ等)からのピンプラグが挿入された
状態を例示する断面図である。
強固に固定するため、正規ディーラのサービスマンなど
により、以下の作業が行われる: (21)ACPアダプタのシンク機器側プラグの構造部
分うち、シンク機器の入力端子に接触する部分に、強力
な接着材(あるいは強力な両面接着テープ)を付ける; (22)強力な接着材(あるいは強力な両面接着テー
プ)を付けたあと、ACPアダプタの先割れ太めセンタ
ピン導体を、シンク機器の入力端子の信号ホット側受け
孔に、強く挿入する(シンク機器の入力端子のホット側
受け電極は多少のバネ性を持つので、この挿入で破損す
ることはない)。このとき、接着材(あるいは両面接着
テープ)は、シンク機器の入力端子対抗面に接触(また
は圧接)する。
は完了するが、接着材利用の場合は、しばらく時間がか
かる(もっとも、接着材が固まる前にACPアダプタを
引き抜くと、先割れ太めセンタピン導体がシンク機器の
入力端子に残留し、アダプタ内部の極細銅線が断線しす
るので、この引き抜きはしないよう厳重注意する)。
力端子に対して頻繁にピンプラグの抜き差しがなされる
可能性がある場合は、ACPアダプタとシンク機器入力
端子との間の機械的結合強度が強くないと、抜き差しの
最中に事故的にACPアダプタが外れ、内部の極細銅線
が切れて、使用不能になる恐れがある。
ACPアダプタフレームの外周に金属締め付けバンドを
設けている。このバンドは、シンク機器入力端子の接地
側突出部分を内部中心に喰わえたACPアダプタフレー
ムの外周を、シンク機器入力端子の接地側突出部分とと
もに締め付けるものである。
るが、たとえば、家庭のガス栓に挿入されたゴムホース
が抜けるのを防止する金属バンド(クリップ)と同様の
構造でもよい。
ACPアダプタプラグの金属締め付けバンド部分にコレ
ットチャック構造を採用し、コレットチャックによる締
め付けを、アダプタ取り付け強度の強化に利用てもよ
い。
タフレーム(ユーザの指に触れる部分)をプラスチック
等の絶縁体で作る場合を想定したが、このフレームをね
じ込み式の筒状金属とし、ねじ込み後にこの筒状金属を
ACPアダプタのHY端子の接地側金属に溶接(あるい
は強固に接着)するような構造も、可能である。
着されたACPアダプタがシンク機器から強引に取り外
された場合に、ACPアダプタの内部信号線が断線した
様子を例示する断面図である。
ピン導体が、シンク機器の入力端子への接着固定部分に
残留し、このセンタピン導体のアダプタ内部側に取り付
けられた接続チップとアダプタ内部の樹脂封止部に固定
された極細銅線との間で、断線が生じた場合を、例示し
ている。
部に固定されず、この極細銅線が機械的に丈夫な場合
は、図15のようなアダプタ取り外し状態で、ACPア
ダプタ基板がアダプタ内部から機械的に剥がれて、基板
とアダプタフレームの信号回路(信号ホットおよび/ま
たは接地回路)との間で電気的切断が生じるようにして
もよい(この例の場合、基板をアダプタ内部に接続・固
定する手段として、剥がれが起きやすい導電性接着シー
トを利用できる)。
し状態で、ACPアダプタ基板がアダプタ内部から機械
的に剥がたときに、基板に加わる機械的な歪みなどによ
り基板上のICの一部のピンが折れたり、あるいはIC
ピンが基板の回路パターンから剥がれるようにしてもよ
い。
し状態で、極細銅線の断線による回路状態の変化(たと
えば極細銅線の信号回路インピーダンスが50Ω〜75
Ωから数kΩ以上〜無限大Ωへ)を検出し、この変化が
生じたらそれ以後機能停止するように基板上のICの内
部回路を構成しておいてもよい(この例の場合、サービ
スマンが初めてACPアダプタをシンク機器に取り付け
たあと、ICの機能停止回路が作動するように、初期化
操作を行なう)。
し状態で、基板上のICが電気的に(瞬間的な高圧パル
スなどで)破壊されるように構成しておいてもよい)。
る相手側シンク機器がRCAタイプのピンプラグを装備
している場合のものである。
部接続部40は、一般的には3連のRCAタイプピンプ
ラグ(DVDコンポーネント信号用のY/Cb/Crま
たはハイビジョンコンポーネント信号用のY/Pb/P
r)で構成される。
合、外部接続部40は、BNCタイプの3〜5連接栓
(3つの場合はY/Cb/CrまたはY/Pb/Prに
対応し、5つの場合はR/G/B/H同期/V同期に対
応)で構成されることが多い。
ャン型パーソナルコンピュータ用モニタの場合、外部接
続部40は、5連BNC接栓あるいは2〜3列の15ピ
ン〜23ピンマルチコネクタで構成されることが多い。
を備えたものであるときは、このBNC接栓のオスプラ
グのセンタピンが抜け落ちて、抜け落ちたピンが図15
のようにシンク機器側に残留するようにすればよい。
23ピンRGBモニタ用コネクタを備えたものであると
きは、このコネクタの接続ピンのうち、R、G、B、V
同期、および/またはH同期の接続ピンのいずれか1以
上が抜け落ちて、抜け落ちたピンが図15のようにシン
ク機器側に残留するようにすればよい。
り外された場合の要件と解決策は、たとえば次のように
なる: (要件1)TVモニタなしでのアダプタ接続(つまりT
Vモニタ以外のVCR等への接続)は禁止; (対策1)アダプタの取り付けは、正規ディーラのサー
ビスマンその他の有資格者に限る。
と破壊(断線はその一例); (対策2))取付済みのアダプタが外されるとアダプタ
内部で断線あるいはICの機能停止が起きる。
るアナログコピープロテクト(ACP)システムを説明
する図である。この実施形態では、ビデオ信号がアナロ
グ信号段階でスクランブルされる。
生されたデジタルコンポーネントビデオ信号(たとえば
フレーム転送レートが毎秒48〜60枚のプログレッシ
ブ信号)S10は、DAC102Aにより対応するアナ
ログコンポーネントビデオ信号S14に変換される。
キー発生部104Aからのエンコード信号(スクランブ
ル情報)SEに基づいて、スクランブラ100Aにおい
て、スクランブル(エンコード)される。
トビデオ信号は、スイッチSW11の接点1(送信)を
介して、アナログコンポーネントビデオ(Y/Cb/C
r)の出力端子HY1(ハイブリッドY端子1)に導か
れる。
ビデオ信号S20は、信号ケーブル(3線独立の同軸ケ
ーブルを1本に束ねたコンポーネント接続ケーブル)2
0を介して、シンク機器(HDTVなど)側レシーバ3
0のアナログコンポーネントビデオ(Y/Cb/Cr)
の入力端子HY2(ハイブリッドY端子2)に送られ
る。端子HY2で受信されたアナログコンポーネントビ
デオ信号S20は、スイッチSW21の接点1(受信)
を介して、デ・スクランブラ300Aに供給される。
らのエンコード信号(スクランブル情報)SEは、スイ
ッチSW11の接点2(送信)を介して、端子HY1に
導かれる。
ンブル情報)SEは、信号ケーブル20を介して、シン
ク機器(HDTVなど)側レシーバ30の端子HY2に
送られる。端子HY2で受信されたエンコード信号(ス
クランブル情報)SEは、スイッチSW21の接点2
(受信)を介して、スクランブルキー受信部304Aに
供給される。
されたエンコード信号(スクランブル情報)SEに対応
したデコード信号(スクランブルを解除するキー情報)
DEを、デ・スクランブラ300Aに供給する。
デコード信号(スクランブル解除キー)DEを一時記憶
し、記憶したデコード信号DEの内容(デコード情報)
に基づいて、ソース機器側のスクランブラ100Aから
送られてくるスクランブルされたアナログコンポーネン
トビデオ信号S20を、デ・スクランブル(デコード)
する。
り替えは、ビデオ信号S20の垂直帰線期間に同期(つ
まりビデオフレームの転送に同期)したタイミングで、
行うことができる。この切り替えタイミングの間、転送
されるエンコード信号(スクランブル情報)は、スクラ
ンブルキー受信部304Aあるいはデ・スクランブラ3
00Aの内部メモリ(図示せず)に、一時保存できる。
解除された通常のアナログコンポーネントビデオ信号S
30は、一旦取り付けたら外せない外部接続部40を介
して、シンク機器(HDTVに代表される高解像度マル
チスキャンモニタなど)50の内部回路500に、供給
される。
て、エンコーダ(アナログコンポーネント信号のスクラ
ンブラ)の構成例を説明する図である。
らのエンコード信号SEが、スクランブラ100A内の
乱数発生部1002に、乱数発生の初期値として、入力
される。乱数発生部1002では、入力された初期値
(SE)を基に、水平帰線期間あるいは垂直帰線期間
(VBI)のタイミングにあわせて、M系列の乱数発生
器内で、乱数(スクランブル情報あるいは暗号化キー情
報を作る基になるもの)が発生される。発生された乱数
は、スクランブラ100A内のエンコード情報記憶部1
004に供給される。
ば6ビット(a〜f)のシフトレジスタおよび6個のラ
ッチ(フリップフロップ回路)で構成できる。このシフ
トレジスタに乱数がビットシフトしながら読み込まれた
あと、読み込まれた情報(0/1)のビット列がラッチ
される。
Iの転送タイミング(または垂直同期信号のタイミン
グ)と同じでよい。この場合、シフトレジスタの内容
は、VBIの転送周期で変化できる。
されるときは、このラッチのタイミングを、水平走査の
タイミング(または水平同期信号のタイミング)に合わ
せてもよい。この場合、シフトレジスタの内容は、VB
I内のライン番号切替周期で変化できる。
れたビット列(a〜f)は、スクランブル情報(暗号化
キー情報)として、スクランブラ100A内のアナログ
コンポーネントビデオ信号切替/反転処理部1006に
供給される。
ランブルされていない(暗号化あるいはエンコードされ
ていない)アナログコンポーネントビデオ信号S14
が、入力される。
きにエンコード情報記憶部1004にラッチされている
ビット列(a〜f)に基づいて、アナログコンポーネン
トビデオ信号S14のY/Cb/Crの切替(入れ替
え)および/または極性反転(位相反転)を行なうこと
で、信号S14をスクランブルする(信号切替/反転処
理部1006の具体例は図23を参照して後述する)。
ポーネントビデオ信号S20は、スイッチ回路SW11
を介して、HY1端子に送られる。
報)であるビット列(a〜f)は、信号S20の垂直帰
線期間(VBI)にスイッチSW11により選択され、
VBIの情報の一部として、HY1端子に送られる。
憶部1004からアナログコンポーネントビデオ信号切
替/反転処理部1006へ転送される6本の信号(a〜
f)は、アナログビデオ入力(S14)の水平走査線の
タイミングに合わせ、アナログビデオ信号の走査線毎
(水平走査毎または垂直走査毎)に切り替わるが、アナ
ログビデオ信号の各走査線内では、一定の値に保たれる
ようになっている。
反転処理部1006では、エンコード情報記憶部100
4からの情報(a〜f)に合わせて、アナログビデオ信
号の各走査線毎に、輝度Y信号、色差U信号(あるいは
Cr信号)、色差V信号(あるいはCb信号)間の極性
反転および/または信号の入れ替えを行い、アナログビ
デオ信号情報の暗号化(スクランブル・エンコード)を
行っている。
情報(S20)が、スイッチ回路SW11を介してHY
1端子へ転送される。
て、デコーダ(アナログコンポーネント信号のデ・スク
ランブラ)の構成例を説明する図である。
ログコンポーネントビデオ信号(スクランブルされてい
る)S20およびその垂直帰線期間の情報VBIは、H
Y2端子を介して、スイッチSW21に入力される。
ミングで、信号S20の映像情報部分(Y/Cb/C
r)とVBI部分とが切り分けられる。
BIに含まれるデコード信号DEの情報(エンコードに
用いたビット列a〜fに対応)は、デ・スクランブラ3
00Aのデコード情報記憶部3004に取り込まれ、次
の信号DEが送られてくるまで一時記憶される。
れた信号S20の映像情報部分(Y/Cb/Cr)は、
デ・スクランブラ300Aのアナログコンポーネント信
号切替/反転処理部3006に入力される。
部3004に一時記憶されたデコード情報(エンコード
に用いたビット列a〜f)に基づいて、スクランブルさ
れたアナログコンポーネントビデオ信号S20の映像情
報部分(Y/Cb/Cr)が、元の信号形態にデコード
(デ・スクランブル)される(信号切替/反転処理部3
006の具体例は図24を参照して後述する)。
れたアナログコンポーネントビデオ信号が、一旦接続し
たら外せない外部接続部40を介して、図16のシンク
機器50に供給される。
態に係るアナログコピープロテクト(ACP)システム
(スクランブル/デ・スクランブルだけでなくコマンド
処理も含む構成)を説明する図である。この図は、この
発明が適用されたアナログ信号情報処理機器が複数台接
続されて構成された伝送システムを示している。
信号情報伝送部1008の内部構成を例示する図であ
り、図21はアナログ信号情報伝送部2008の内部構
成を例示する図であり、図22はアナログ信号情報伝送
部2028の内部構成を例示する図である。
置1000は、不正コピーなどから保護したいアナログ
映像信号を送信するキー局である。このキー局として
は、たとえばケーブルTV放送局、あるいは無線(地上
放送あるいは衛星放送)TV放送局がある。
0は、図1のトランスミッタ10に対応させることがで
きる。
は、TV受信器あるいはSTB(セットトップボック
ス)に画面表示用TVを一体化した機器を示す。
0は、部分的には、図1のレシーバ30に対応させるこ
とができる。
000は、録画再生可能な光ディスク装置(たとえばD
VDリアルタイム録画装置)あるいはVCR(ビデオカ
セットレコーダ)/DVC(デジタルビデオカセット)
等の、アナログ信号入力を備えた記録装置を示す。この
アナログ信号情報処理装置3000内では、暗号化(ス
クランブル)されたままのアナログ信号がそのまま記録
される。
らに、アナログ信号情報伝送経路L2000を介して、
他のアナログ信号情報処理装置4000および4000
が、接続されている。
局であるアナログ信号情報処理装置1000内では、ア
ナログ映像信号発生器1002から放送すべき映像信号
が取り出され、アナログ信号暗号化部1004で暗号化
(エンコード)されて、アナログ信号・コマンド情報合
成部1006へ転送される。
(および後述する2004)は、図1のスクランブラ1
00あるいは図16〜図17のスクランブラ100Aに
対応させることができる。
は、暗号キー情報生成部1012で生成される。同時
に、ここで作成した暗号キー情報から、アナログ信号情
報処理装置2000内でアナログ信号のキー解読(復号
化/デコード)を行うために必要な情報が、暗号キー情
報生成部1012で作成され、コマンド情報処理部10
10に転送される。
れてきた上記キー解読(復号化/デコード)に必要な情
報が、伝送するためのコマンド形式に変換される。ここ
で作成されたコマンド情報は、アナログ信号・コマンド
情報の合成部1006内で、先に暗号化されたアナログ
映像信号情報と時間軸上で合成される。
ンド情報が合成された情報は、アナログ信号情報伝送部
1008内のアナログ信号送信部1008B(図20)
を経由して、送受信切替部1008C(図20)からア
ナログ信号情報伝送経路L1000へ送られる。そし
て、アナログ信号情報処理装置2000へ配送される。
0)は、図1のSW10あるいは図17のSW11に対
応させることができる。
は、有線の場合にはCATVなどの光ケーブルであった
り、同軸ケーブルであったりする。また、無線の場合に
は、アナログ信号情報伝送経路L1000は、地上放送
波もしくは衛星放送波などの無線放送経路になる。
は双方向の通信経路になっている。
分割により、アナログ信号情報伝送経路L1000に対
する送信系と受信系を、適宜切り替え可能に構成されて
いる。
1008B(図20)から転送されたアナログ信号情報
がアナログ信号情報伝送経路L1000に送信され、受
信時にはアナログ信号情報伝送経路L1000を介して
返送されてきたコマンド関連情報がコマンド情報抽出部
1008A(図20)に転送される。
信切替部1008C(図20)から送られた情報内容を
理解してコマンドに対する戻り値(ステータス)を抽出
したり、アナログ信号情報処理装置2000から送られ
てくるコマンド内容とそのパラメーターを解釈してその
結果をコマンド情報処理部1010へ転送したりする。
は、コマンド情報抽出部1008A(図20)から送ら
れてくる情報を基に、アナログ信号情報処理装置200
0側の現在の状況(ステータス)やアナログ信号情報処
理装置2000からの要求内容(コマンド)に応じて、
処理を行う。
ナログ信号情報処理装置2000に対して新たなコマン
ドを作成し、そこで作成したコマンド情報を、アナログ
信号・コマンド情報合成部1006でアナログ信号情報
に合成し、アナログ信号送信部1008B(図20)お
よび伝送線路L1000を経由して、アナログ信号情報
処理装置2000に伝送する。
て、アナログ信号情報処理装置間の相互認証処理や暗号
解読に用いられる暗号キーに関する関連情報の交換が行
なわれる。
して伝送される暗号化されたアナログ映像信号情報とコ
マンド情報は、アナログ信号情報処理装置2000のア
ナログ信号情報伝送部2008に入力される。
路L1000は双方向伝送が可能であり、アナログ信号
情報処理装置2000からの送信情報は、コマンド情報
挿入部2008D(図21)およびアナログ信号情報伝
送経路L1000を経由して、アナログ信号情報処理装
置1000に転送できる。その際の送受信の切り替え
は、送受信切替部2008C(図21)により行われ
る。
受信情報からは、アナログ信号情報抽出部2008E
(図21)により暗号化されたアナログ信号情報が抽出
され、コマンド情報抽出部2008A(図21)により
コマンド情報が抽出される。
は、コマンド処理部2010で解読される。アナログ信
号情報処理装置1000に対する返答コマンドや以前に
送られたコマンドに対する戻り値(ステータス)を返信
する必要が生じた場合には、その情報は、コマンド情報
処理部2010からコマンド情報挿入部2008D(図
21)へ送られ、送受信切替部2008C(図21)お
よびアナログ信号情報伝送経路L1000を経由して、
アナログ信号情報処理装置1000へ返送される。
解読(デコード)をする前に、たとえばアナログ信号方
法処理装置1000、2000相互間で共通の暗号キー
を共有化するために必要な相互認証を行なうときには、
アナログ信号情報処理装置1000、2000の間で複
数回に渡り双方向でのコマンド交換処理が必要となる。
号キー情報生成部2012で暗号キーが作成されると、
この暗号キーを利用して、アナログ信号の復号化部(暗
号解読部)2014において、アナログ信号情報抽出部
2008E(図21)からの暗号化されたアナログ映像
信号情報が復号化/デコード(暗号解読)される。
ナログ映像信号情報は、アナログ映像情報表示部201
6(通常のNTSC信号あるいはPAL信号などのビデ
オ映像を表示するCRTディスプレーあるいは液晶ディ
スプレー)において、表示される。この表示部2016
は、図16でいえばシンク機器50のモニタに対応させ
ることができる。
解読部(デコーダ)2014とアナログ信号の暗号化部
(エンコーダ)2004の内部は、基本的に、同様に構
成できる。すなわち、暗号化部(エンコーダ)2004
は、たとえば図17のスクランブラ(エンコーダ)10
0Aに示すように構成できる。また、アナログ信号の暗
号解読部(デコーダ)2014は、たとえば図18のデ
・スクランブラ(デコーダ)300Aに示すように構成
できる。
2028は、図20と図22を比較すれば分かるよう
に、同様な内部構成を持っている。このアナログ信号情
報伝送部2028の内部構成については、図25のフロ
ーチャートの説明箇所で触れることにする。
におけるコマンド情報に関して、以下の特徴がある: (31)映像信号情報の垂直基線消去期間(VBI)に
コマンド情報を伝送できる; (32)映像信号情報の垂直基線消去期間内の各1本
(各ライン)毎の走査線期間に1個のコマンド情報を伝
送できる; (33)映像信号情報の垂直基線消去期間内で、走査線
期間毎に、全く同一内容のコマンド情報(コマンド内容
とコマンドパラメーター内容)を複数回伝送することが
できる; (34)文字信号多重期間(垂直基線消去期間内の第1
4〜16番目および第21番目の走査ライン)にはコマ
ンド情報は伝送しない; (35)コマンドに対する戻り値も同一のコマンド形式
で返送する;ここで、コマンドパラメーターにより、送
信側(コマンド発行者)からの伝送系と返信側(戻り値
回答者)からの伝送系の識別を行う; (36)映像信号情報の垂直基線消去期間内において、
コマンド伝送可能期間内のコマンド送信利用者の割り振
りについては、Slot_ID作成開始宣言者が、Sl
ot_ID作成開始宣言を行った後の特定期間の間、割
り振り決定する権利を持つ。
ムにおいて、アナログ信号の暗号化(コンポーネント信
号の切替/反転処理)と暗号キー(スクランブルキー;
エンコード情報)との関係の一例を説明する図である。
デオ信号切替/反転処理部1006が図23のように構
成されているとする。
アナログコンポーネントビデオ信号S14の輝度Y、色
差U(Cb)および色差V(Cr)は、それぞれ、図2
3の端子T11〜T13に供給される。これらの端子に
供給された輝度Y、色差U(Cb)および色差V(C
r)の各信号成分は、インバータ(極性反転回路)IN
V11〜INV13により極性反転される。このような
輝度Y、色差U(Cb)、色差V(Cr)およびそれら
の極性反転信号は、図23のスイッチ回路を介して、端
子T21〜T23に導かれる。
ビット列a〜fのセットで構成される暗号化キー情報に
より、決定される。このビット列a〜fにより、各スイ
ッチの選択状態が、たとえば図示の点線状態にあれば、
端子T11のY信号は端子T23(仮のV端子)に導か
れ、端子T12のU(Cb)信号は端子T21(仮のY
端子)に導かれ、端子T13のV(Cr)信号は端子T
22(仮のU端子)に導かれる。
仮U=U(Cb)、仮V=V(Cr)であるところ、こ
の例のスクランブルにより、仮Y=U(Cb)、仮U=
V(Cr)、仮V=Yとなる。
報(仮Y、仮U、仮V)は、図17のHY1端子へ転送
される。
の極性反転がない場合であるが、ビット列a〜fの内容
により、端子T21〜T23に、適宜極性反転された
Y、U(Cb)およびV(Cr)を出力することもでき
る。
ド情報記憶部1004から得られる。このビット列a〜
fの内容(0/1)は、アナログ信号入力(S14)の
水平走査線のタイミングに合わせ、アナログ映像信号の
走査線(水平または垂直)毎に切り替わる(各走査線内
では一定の値に保たれる)ようになっている。
ムにおいて、暗号化(スクランブル)されたアナログコ
ンポーネント信号の解読/復号化(デ・スクランブル)
と復号化キー(スクランブルキー;デコード情報)との
関係の一例を説明する図である。
デオ信号切替/反転処理部3006が図24のように構
成されているとする。
らの暗号化されたアナログ映像信号情報(仮Y、仮U、
仮V)は、それぞれ、図24の端子T32〜T33に供
給される。
た映像信号情報(仮Y、仮U、仮V)のスクランブルに
用いた暗号化キー情報(6つのビット列a〜fのセッ
ト)は、その映像信号のVBIにより図18のデコード
情報記憶部3004に転送され記憶されている。このデ
コード情報記憶部3004に記憶された6つのビット列
a〜fのセットにより、図24のスイッチ回路のスイッ
チ選択状態が決定される。
の場合、端子T31に供給された仮Y(図23の例では
U(Cb))は、ゲイン/オフセット調整部G/OF1
1を通ったあと、図示状態のスイッチ回路を介して、端
子T42に導かれる。
3の例ではV(Cr))は、ゲイン/オフセット調整部
G/OF12を通ったあと、図示状態のスイッチ回路を
介して、端子T43に導かれる。
23の例ではY)は、ゲイン/オフセット調整部G/O
F13を通ったあと、図示状態のスイッチ回路を介し
て、端子T41に導かれる。
ログコンポーネントビデオ信号のY信号が出力され、端
子T42に元のアナログコンポーネントビデオ信号のU
(Cb)信号が出力され、端子T43に元のアナログコ
ンポーネントビデオ信号のV(Cr)信号が出力され
る。
33は、INV11〜INV23の反転処理などにより
ペデスタルレベル(黒レベル)が元に戻らなくなったも
のを元に戻すオフセット調整機能と、伝送経路での信号
減衰率の違いなどによりペデスタルレベルから信号ピー
クレベルまでの振幅がずれたものを元の振幅に戻すゲイ
ン調整機能を持っている。(Y/Cb/Crのペデスタ
ルレベル/ピークレベルがずれると、デコードされたビ
デオ信号のホワイトバランスが崩れ、元のビデオ信号の
色調が再現されなくなる恐れがある。) G/OF11〜G/OF33それぞれの内部は、基本的
に、ゲイン調整用抵抗回路を備えた高速オペアンプ1個
で構成できる。このゲイン調整用抵抗回路にはゲート印
加電圧でドレイン〜ソース間内部抵抗が変化するFET
を利用できる。すなわち、FETのドレイン〜ソース間
抵抗値をそのゲート電圧で制御して、高速オペアンプの
ゲインを調整することができる。
アンプの入力側にDCバイアスが掛けられる構造になっ
ている。FET内部抵抗制御用ゲート電圧印加部および
オフセットDCバイアス電圧供給部は、DAC(図示せ
ず)を介して、アナログ信号情報処理装置内のMPU
(図示せず)に接続されている。
ド)の処理を行う前に、一度、基準映像信号を図19の
アナログ信号情報伝送経路L1000あるいはL200
0内に流し、上記MPUを使って、G/OF11〜G/
OF33内の動作値が最適になるように、それぞれのF
ET内部抵抗制御用ゲート電圧およびオフセットDCバ
イアス電圧が、自動調整される仕組みになっている。
3は、アナログのスクランブル/デ・スクランブル処理
では必要であるが、デジタルでのスクランブル/デ・ス
クランブル処理(たとえば図1の構成において、トラン
スミッタ10のDAC102をパススルーとし、レシー
バ30のデジタルデコーダ300内でデ・スクランブル
されたビデオ信号の出力側にDACを設けた場合)では
不要となる。
に広帯域であるため、従来はベースバンドレベルでの暗
号化は難しいとされていた。しかし、図23および図2
4の構成では、暗号化に必要な高速デバイスとしてはア
ナログスイッチ(ゲイン/オフセットの調整速度はイン
バータの反転速度よりは遅くてもよい)のみを用いてい
るため、高速なアナログベースバンドの暗号化が可能と
なっている。
金機(ATM)等で大量に使用されている安価な高速ス
イッチでよい。
デコーダ(デ・スクランブル)の構成は図17、図1
8、図23、図24に示すように、非常に回路規模が小
さいので、安価でコンパクトなアナログ信号用の暗号化
/復号化回路を作成できる。
ムにおいて、暗号化(スクランブル)されたアナログ信
号および暗号キー(たとえば図17〜図18、図23〜
図24のa〜f)の伝送処理の一例を説明するフローチ
ャートである。
数台のアナログ信号情報処理装置(3000〜500
0)が1つのアナログ信号情報処理装置(2000)に
(HY端子を介して)接続されている場合において、所
定の1つ(たとえば3000)が選び出され、選び出さ
れた1つの装置(3000)にアナログ信号情報処理装
置(2000)からアナログ映像情報が送信される場合
を想定している。
(3000〜5000)と1つのアナログ信号情報処理
装置(2000)とを結ぶ伝送経路L2000は、必ず
しもアナログコンポーネント接続には限られず、従来の
コンポジットタイプのアナログビデオケーブルまたはS
端子用アナログビデオケーブルでもよい。
0が、アナログ映像信号の伝送開始を宣言するための
“SLOT_IDコマンド”を発生させる。そして、ア
ナログ信号・コマンド情報合成部2006から、アナロ
グ信号送信部2028B(図22)および送受信切替部
2028C(図22)を経由して、アナログ信号情報伝
送経路L2000に、“SLOT_IDコマンド”を伝
送し、アナログ信号情報の送信開始宣言を行う(ステッ
プST10)。
メータとして、アナログ信号情報送信宣言情報と、今回
は記録装置3000である受信装置指定情報が含まれて
いる。
ログ信号情報処理装置3000がアナログ映像信号情報
伝送処理に対応したSLOT_ID(各異なる伝送処理
を行なうセッションを識別するためのID)を発行し、
アナログ信号情報受信リクエスト表明を行なう(ステッ
プST12)。
表明を行った装置(図19では3000〜5000のど
れか)が「アナログ信号情報処理装置2000が伝送を
希望している相手か」どうかを確かめるために、アナロ
グ信号情報処理装置2000とアナログ信号情報処理装
置3000との間で、相互認証処理が行われる。
000のみが持っている公開キー情報で暗号化した情報
をアナログ信号情報処理装置2000からアナログ信号
情報処理装置3000へ送り、この情報をアナログ信号
情報処理装置3000が解読できるかを調べ、次にその
逆を行なうチャレンジ・レスポンス処理により、相互認
証処理を行なう(ステップST14)。
作成の元になる情報の配信を行い(ステップST1
6)、配信された情報を基に、アナログ信号情報処理装
置間の共通の暗号キーまたは暗号解読キーの作成を行な
う(ステップST18)。
処理の際に同時に暗号キーの一部(または暗号作成用の
基情報)を相互に送り合い、その相互に送り合った情報
から暗号キーを作成する方法; b)アナログ信号情報処理装置2000〜3000間で
事前に暗号キーの基になる情報を共有しておき、両者の
うちどちらかが送信した情報を基に両者がそれぞれ共通
な暗号キーを作成する方法;などがある。
12で暗号キーが作成されると、アナログ信号暗号解読
部2014で復号化されたアナログ映像情報に対して、
再度、別の暗号キーによって、アナログ信号の暗号化部
2004で暗号化(エンコード;スクランブル)が行わ
れる(ステップST20)。
像信号情報は、コマンド処理部2010で作成したコマ
ンド情報と、アナログ信号・コマンド情報合成部200
6において、合成される。
(図22)および送受信切替部2028C(図22)と
伝送経路L2000を経て、アナログ信号情報処理装置
3000へ伝送される(ステップST22)。
暗号化されたアナログ映像信号情報が共通の暗号キーで
暗号解読(デコード;デ・スクランブル)され(ステッ
プST24)、図示しない情報記憶媒体(DVD−RA
Mディスク、磁気テープなど)に記録される。
のアナログ映像信号情報をそのまま情報記憶媒体に記録
する方法も可能である。
としては、たとえば図17、図18のビット列a〜fの
情報がある。
2のACPシステムにおいて、アナログ信号情報処理装
置間で伝送される伝送情報(コマンド情報を含む)TI
のフォーマットの一例を示す。
の垂直基線消去期間VBI内の第10〜13番目と第1
7〜20番目の走査線期間中に、コマンド情報を伝送す
るようになっている。
は、Slot_ID作成開始宣言者に特定期間を決定す
る権利が与えられ、Command Line Controlコマンド(図
27)によりその割り振りが通知される。
されず、1個のコマンドと戻り値(ステータス)のやり
取りのみを行う単純なコマンド伝送の場合には、コマン
ド送信者側が第10〜13番目の走査線を利用し、全て
同一のコマンドが4回繰り返して伝送される。
答者(戻り値を返す側)が第17〜20番目の走査線を
利用し、同様に同一の内容を4回繰り返して返信する。
ケットDP構造により伝送される。実際のコマンド情報
は、176ビットのコマンドデーターブロックCDB内
に入り、複数コマンドの同時並行が可能なように、固有
のセッションを指定するスロットID;SLID、送信
元の装置を認識させるための送信装置ID;TRID、
送信相手を指定する受信装置ID;REID、コマンド
内容を示すコマンドコードCMCD、およびそのコマン
ドに関する情報を示すコマンドパラメータCMPRなど
の情報が送れるようになっている。
は、176ビットと非常に小さいので、多量の情報をコ
マンド形式で伝送する場合、何度かに分けて伝送する必
要がある。そのため、同一のコマンドに関する何回目の
情報を送っているかを示すために、同一コマンド内シリ
アル番号SCSNも伝送される。
れる情報に含まれるコマンドの具体例を示している。
ムにおいて、アナログ信号情報処理装置間で相互認証を
行なう場合の処理の一例を説明するフローチャートであ
る。
用されている。
値を、認証相手へ送信する(ステップST30)。この
とき、設定エリア情報とストリームID情報が通知され
る。ここでは、コマンドとして、レポートキーが使用さ
れる。
を、認証相手から受信する(ステップST32)。ここ
では、コマンドとして、センドキーが使用される。
した「暗号キー1」を、認証相手へ送信する(ステップ
ST34)。ここでは、コマンドとして、レポートキー
が使用される。
キーを、認証相手へ送信する(ステップST36)。こ
こでは、コマンドとして、センドキーが使用される。
した「暗号キー2」を、認証相手から受信する(ステッ
プST38)。ここでは、コマンドとして、センドキー
が使用される。
2」が得られたあと、これらのキーから、「バスキー」
を生成する(ステップST40)。
を、トランスポートストリームで送受信する(ステップ
ST42)。
なコマンド情報を含み得るデジタル放送受信機(ST
B)のアナログ出力が、HY端子付の高解像度テレビジ
ョン(HDTV)あるいはHY端子付のビデオレコーダ
に接続された場合において、HY端子を経由するアナロ
グ信号中のVBIの内容を例示する図である。
/L273にマスター側発行のコマンド情報が含まれ、
L11/L274にスレーブ側発行のコマンド情報が含
まれ、L12〜L19/L275〜L282にデジタル
TVの付加情報(サービス情報SI)が含まれている。
75〜L282)は、従来ビデオではマクロビジョン方
式のアナログコピープロテクト用AGCパルスに用いら
れていた部分を利用している。
L283にビデオID情報が含まれ、L21/L284
に文字多重/クローズドキャプション情報が含まれる。
285〜L525には、アナログ映像情報(インターレ
ース)が含まれる。
Bを中心にして、HY端子付VCRに対してはコマンド
情報が送受信され、HY端子付TVに対してはコマンド
情報以外の情報(付加情報、ビデオIDなど)が送信さ
れる。
ち、VBI期間中の走査ラインL10〜L19/L27
3〜L282がデジタルTVの付加情報(サービス情報
SI)に利用され、コマンド情報は省略されている。そ
れ以外の走査ラインの内容は図29と同じである。
タル放送をリアルタイムで視聴する場合は、STBから
HDTVへビデオ信号が送られる。
シフト視聴を行なう場合は、最初にSTBからVCR
(またはDVD録再ビデオ)にビデオ信号のアナログコ
ンポーネント記録が行われる。そして、録画後の適当な
時間に、記録されたビデオ信号が、STBを経由してH
DTVへ送られる。
な特徴がある: (41)デジタル放送の付加情報SIを、HY端子付A
CPアダプタを用いて、既存VCRに記録可能; (42)既存VCR情報(テープナビなど)に対する付
加情報記録が可能; (43)ビデオID以外の付加情報を記録し、ビデオI
Dとの共存を図ることが可能;ここで、ビデオID以外
の付加情報(または付加機能)としては、たとえば次の
ものがある: (イ)タイトラー機能(画面切替目に映像内容を示すタ
イトルを記録);ここでのビデオIDの文字情報は副映
像の字幕のイメージ (ロ)スキッピング用のエントリポイント設定; (ハ)ブックマーク(しおり)ポインタ位置設定; (ニ)静止画(サムネール)ポインタ設定; (ホ)インデックス(目次)情報;このインデックス情
報(時間情報など)は、記録媒体上の録画終了場所にま
とめて記録できる。
ACPアダプタが装着されたシンク機器(既存のAV機
器等)に、図26〜図27に例示したようなコマンド情
報を含むアナログ信号を供給するものにおいて、コマン
ド情報が電磁波(無線電波)等を利用したリモコン経由
でシンク機器に送られる構成の一例を説明する図であ
る。
器)50のアナログビデオ入力端子42に取り外し不能
に取り付けられたACPアダプタは、図1の構成に対応
するデ・スクランブル/認証処理部300Bの他に、V
BIコマンドに対応した制御用プロセサ310Bと、リ
モコン制御部312Bを備えている。
電波(無線)を利用して、シンク機器50に取り付けら
れたリモコンセンサ80(このセンサは赤外線リモコン
70にも無線リモコンにも対応している)に、VBIの
コマンド、付加情報などを送れるようになっている。
CPアダプタの動作例を説明するフローチャートであ
る。
常は75Ωだが接続相手によっては50Ωの場合もあり
得る)を調べて、相手機器が(こちら機器のHY端子
に)接続されているかどうかチェックする(ステップS
T60)。
スが数kΩ以上かほぼ無限大)は、接続されるのを待つ
(ステップST62ノー)。
イエス)、相手機器からのビデオ信号のVBIにコマン
ドが乗るのを、所定時間(たとえば1〜2秒)待つ(ス
テップST64)。
ックする(ステップST66)。
のACPシステムに対応していない従来機器(HY端子
なし)であると判断し、相手機器に、アナログビデオ信
号をそのまま送る(ステップST68)。すなわち、ス
クランブルされたアナログビデオ信号は、スクランブル
されたまま相手機器に送られる。
ば、相手機器はこの発明のACPシステムに対応した新
機種(HY端子付)であると判断し、相手機器と、相互
認証処理およびキー交換を行なう(ステップST7
0)。
オ信号を解読(デコード)し、スクランブルされたビデ
オ信号のスクランブルを解除する(ステップST7
2)。
れたアナログビデオ信号が、アダプタ接続機器(シンク
機器)に送られる(ステップST74)。
例であって、プラグおよびケーブル部分を、ACPアダ
プタ給電用の電源配線を含む3芯構造とした場合の構成
を例示する断面図である。ここでは、ACPアダプタの
HY端子外側に、基板給電用の電極の位置合わせのため
のガイド突起が設けられている。
のHY端子に挿通される3芯構造のHY端子対応ピンプ
ラグを、信号コネクタピンの側からみた状態を例示する
図である。このHY端子に挿入されるピンプラグには、
HY端子のガイド突起と相対する位置に、位置合わせの
ためのガイド溝が設けられている。
「+」電源回路はHY端子のACPアダプタ給電電極に
接続され、ACP基板の「ー」電源回路および信号接地
(コールド)回路はHY端子のアース電極に接続され、
ACP基板の信号ホット回路はHY端子の中心電極(セ
ンタピン導体)に接続される。
器の入力端子に挿入される側(図33の左側)のアース
電極に電気的に接続されるが、HY端子のアダプタ給電
電極は、シンク機器側のアース電極から電気的に絶縁さ
れる。
ス電極との電気的絶縁」を実働状態でも保証するため、
図33のHY端子に挿入される図34のプラグのアダプ
タ給電電極の周囲には、アース電極と給電電極とを絶縁
分離する溝が設けられている。
ある方向)には、プラグの給電電極をHY端子の給電電
極と同じ向きに合わせることを容易にするために、挿入
位置合わせマークが付されている。
溝のペアによる位置合わせが可能なので、図34のプラ
グ側ACPアダプタ給電電極は、確実に、図33のHY
端子側ACPアダプタ給電電極に接触できる。
に、HY端子に従来のRCAピンプラグをスムースに挿
入することはできない。このため、RCAピンプラグを
ACPアダプタのHY端子に誤挿入したことで(ACP
基板が給電されないから)ACPアダプタが作動しない
という、ユーザミスによるトラブルを防止できる。
プタが採用される場合、図34の3芯構造ピンプラグに
対しては、3重同軸ケーブルを用いるか、2重同軸ケー
ブルの外部に給電用配線を這わせたケーブルを用いるこ
とができる。
型入力端子に誤挿入された場合は、ACPアダプタ給電
電極がアース電極に短絡される。この場合、給電電極に
電源供給を行っている外部機器の安定化電源回路に、短
絡保護回路が設けられておれば、電源回路の破壊は防止
できる(安定化電源回路に一般的な3端子レギュレータ
を用いた場合、このレギュレータ内部には短絡保護回路
が設けられている)。
例であって、挿入位置合わせ用ガイドの凹凸関係を逆に
した場合の構成を例示する断面図である。ここでは、A
CPアダプタのHY端子外側に、基板給電用の電極の位
置合わせのためのガイド溝が設けられている。
のHY端子に挿通される3芯構造のHY端子対応ピンプ
ラグを、信号コネクタピンの側からみた状態を例示する
図である。このHY端子に挿入されるピンプラグには、
HY端子のガイド溝と相対する位置に、位置合わせのた
めのガイド突起が設けられている。
起のペアによる位置合わせが可能なので、図35のプラ
グ側ACPアダプタ給電電極は、確実に、図36のHY
端子側ACPアダプタ給電電極に接触できる。
Aピンプラグも挿入することができる(ガイド溝はRC
Aピンプラグの挿入の際の障害にならない)。
5と図36の構成は、前述した図33と図34の構成と
同じでよい。
のACPアダプタが採用される場合、給電電極による給
電状態を利用して、ソース機器側の接続相手がHY端子
に対応したものかどうかの自動判別を行なうことができ
る。
の2芯ピンプラグ(RCA型ピンプラグ)の場合、AC
Pアダプタ内の回路基板に対する給電はなされない(あ
るいはRCA型ピンプラグのアース電極を介して、HY
端子のアース電極とアダプタ給電電極とが電気的に短絡
される)。この場合は、ソース機器側からのビデオ信号
はACPアダプタ内部をパススルーし、そのままシンク
機器側へ送出される。
芯ピンプラグ(HY端子対応ピンプラグ)の場合、AC
Pアダプタ内の回路基板に対する給電がなされるように
なる。この場合は、ACPアダプタは接続相手とキー交
換を行い、入力されたアナログビデオ信号のスクランブ
ルを解除して、正常な信号形式のアナログビデオ信号を
シンク機器側に送出できる。
機器側から電源供給がなされない場合は、2芯ピンプラ
グと同様な動作となり、ソース機器側からのビデオ信号
はACPアダプタ内部をパススルーする。
来のRCAタイプか3芯HYタイプかにより、次のよう
な違いがある: *アダプタ接続相手 →RCA端子 →HY端子 *接続相手ケーブル →2芯(ホット/アース) →3芯(ホット/アー ス/給電) *電源供給場所 →電源供給なし →HY端子付接続相手 機器内 *アダプタIC稼働状況 →IC動作停止(電源ゼロ)→IC稼働 *アダプタ内信号伝送 →入力信号をパススルー →デ・スクランブル信 号伝送 *回転方向の位置規制 →規制なし →突起部により回転方 向の位置規制 次に、日米における標準画質(SD)ビデオおよび高解
像度・高画質(HD)ビデオを例にとって、HY端子を
用いたHD画質のアナログコピープロテクトと、SD画
質でのアナログコピープロテクトの関連処理について、
図37に例示しておく。
ニタ)に対しては、HY端子対応アダプタの接着を前提
としている。日本で既発売のHD対応録画装置について
は、ここでは考慮外としている。
コピープロテクトを使用する525プログレッシブまで
を、SD画質と考えている。
で、この場合はコマンドをVBIに乗せない。ただし既
存装置に対してHY端子対応アダプタを接続した場合
は、双方向通信および/または一方向遠隔操作が可能と
なる。
GMS−Aを付属させる。アナログ放送系では、コピー
制御情報を付けない。デジタル放送系では、独自のコピ
ー制御情報を用いる。
とめておく: <マスタ/スレーブの概念を採用> マスタ…ビデオ出力(ビデオ送信側) スレーブ…ビデオ入力(ビデオ受信側) ライン管理者…マスタ スレーブに対してタイムリーにコマンドレディを発行
し、リアルタイムでスレーブからのコマンド発行を可能
にする。
できるように「階層構造をもったコマンド記述」を採
用: 1)コマンド、付加情報等の区別をする情報 2)ビデオ入力/ビデオ出力の宣言 3)コマンドの方向性(双方向I/Fか、一方向コマン
ドか) 4)事故紹介/構成認証 5)コマンドバージョン 6)マスタ/スレーブアドレス <ユーザビリティ> 端子間の接続ミスの自動検出機能 HY端子の抜き差し自動認識 映像へのサービス情報の添付送信 接続機種確認機能(メーカ名、機種名、型番などをユー
ザに表示し確認させる) <各機器に対する遠隔操作>双方向通信を可能にする。
と同等レベルのコマンド制御を可能にする。
互乗り入れ可能にする。
切り替える <VCRまたはDVDレコーダに対する制御> 電源オン・オフ 記録・再生・ポーズなど 高速ダビング機能(525P→525i転送など;この
場合2倍速) VCRの外部機器からテープナビ機能を実現可能にす
る。
定/スター型でN対N制御の可能性もある。
が期待できる: 1.暗号化されたアナログ映像情報を各機器間で伝送し
合うことにより、ネットワークに接続された他機器での
映像情報の不正利用や不正コピーを防止できる。
器間で伝送し合うことにより、簡単な回路付加(例えば
1個のIC付加)により既存のアナログ接続端子(コン
ポジット端子もしくはS端子)が利用可能となる。
装備されているので、暗号化されたアナログ映像情報の
伝送処理方法は普及し易い。
プロテクション(暗号化されたディジタル映像情報の伝
送処理)と比べて、制御用回路規模が少なく、映像情報
機器のコストアップが抑えられるとともに、映像情報機
器サイズの増加を防ぐことができる。
て、主走査線順の入れ替えといったレベルの簡易暗号化
が可能なため、受信相手以外の他機器でも映像情報のお
よその内容が分かる。そのため他機種を利用しているユ
ーザーに対して購買意欲をそそり、暗号化されたアナロ
グ映像情報の伝達処理機能を有した映像情報機器の市場
拡大に大きく貢献する。
路を使って同時に暗号キー情報を伝送するため、ケーブ
ルTVなどの暗号化された映像信号に対する暗号キー情
報を「郵送など別経路で配布する」従来方式に比べて、
非常に簡単に、受信者のみが利用できる暗号キー情報を
配送できる。このため、暗号キー情報を伝送するための
コストがほとんどかからない。
路を使って同時に暗号キー情報を伝送するため、映像信
号情報の送信者側が頻繁に暗号キー内容を変更できる。
その結果、ハッカーに暗号解読の時間的の余裕を与えな
いのでセキュリティー(不正使用防止、不正コピー防
止)に関し非常に高い信頼性を確保できる。
路を使って同時にコマンド情報のやり取りができるた
め、非常に簡単かつ低価格で、IEEE1394に近い
レベルの映像情報処理機器間の相互制御が可能となる。
グコピープロテクトシステムによれば、標準NTSCビ
デオ以外のアナログビデオ信号にもコピープロテクトを
かけることができる。
プロテクト(ACP)システム(デジタル信号段階でス
クランブルされる例)を説明する図。
おいて、ビデオブランキングインターバル(VBI)の
ライン番号とステータスとの対応関係の一例を説明する
図。
おいて、スクランブル(暗号化)の形式とコンポーネン
トアナログ信号等に対する処理内容との対応関係の一例
を説明する図。
組み込まれたACPアダプタが、既存のAV機器に対し
てどのように使われるのかの一例を説明する図。
対する給電方法の代表例を説明する図。
製法を説明するものであって、回路基板が組み込まれる
前のACPアダプタフレームの構造を例示する断面図。
プタ回路基板が取り付けられた状態を例示する断面図。
ネクタの受け部分(レセプタクル)が取り付けられた状
態を例示する断面図。
タのセンタピンを絶縁支持するための絶縁体カラーが取
り付けられた状態を例示する断面図。
ーに、信号コネクタのセンタピンが挿通された状態を例
示する断面図。
クタセンタピンに、ACPアダプタ回路基板から引き出
された極細導線(切れやすい裸銅線)が接続された状態
を例示する断面図。
(切れやすい裸銅線)のたるみ部分とともに極細導線の
取付作業孔を樹脂封止した状態を例示する断面図。
と同時に、それまでの作業中露出していた基板部分その
他をキャップで接着封止した状態を、信号コネクタピン
の側からみた状態を例示する図。
アダプタがシンク機器(HDTV等)の入力端子に装着
され、かつこのACPアダプタにソース機器(DVDプ
レーヤ等)からのピンプラグが挿入された状態を例示す
る断面図。
Pアダプタがシンク機器から強引に取り外された場合
に、ACPアダプタの内部信号線が断線した様子を例示
する断面図。
ピープロテクト(ACP)システム(アナログ信号段階
でスクランブルされる例)を説明する図。
ダ(アナログコンポーネント信号のスクランブラ)の構
成例を説明する図。
(アナログコンポーネント信号のデ・スクランブラ)の
構成例を説明する図。
ログコピープロテクト(ACP)システム(スクランブ
ル/デ・スクランブルだけでなくコマンド処理も含む構
成)を説明する図。
信号情報伝送部1008の内部構成を例示する図。
信号情報伝送部2008の内部構成を例示する図。
信号情報伝送部2028の内部構成を例示する図。
アナログ信号の暗号化(コンポーネント信号の切替/反
転処理)と暗号化キー(スクランブルキー;エンコード
情報)との関係の一例を説明する図。
暗号化(スクランブル)されたアナログコンポーネント
信号の解読/復号化(デ・スクランブル)と復号化キー
(スクランブルキー;デコード情報)との関係の一例を
説明する図。
暗号化(スクランブル)されたアナログ信号および暗号
キー(図17〜図18、図23〜図24のa〜f)の伝
送処理の一例を説明するフローチャート図。
アナログ信号情報処理装置間で伝送される伝送情報(コ
マンド情報を含む)のフォーマットの一例を説明する
図。
まれるコマンドの例を説明する図。
アナログ信号情報処理装置間で相互認証を行なう場合の
処理の一例を説明するフローチャート図。
報を含み得るデジタル放送受信機のアナログ出力が、図
1、図4、図16あるいは図19に例示したようなHY
端子付の高解像度テレビジョン(HDTV)あるいはH
Y端子付のビデオレコーダに接続された場合において、
HY端子を経由するアナログ信号中のVBIの内容を例
示する図。
タが装着されたシンク機器(既存のAV機器等)に、図
26〜図27に例示したようなコマンド情報を含むアナ
ログ信号を供給するものにおいて、コマンド情報がリモ
コン経由でシンク機器に送られる構成の一例を説明する
図。
の動作例を説明するフローチャート図。
プラグおよびケーブル部分を、ACPアダプタ給電用の
電源配線を含む3芯構造とした場合の構成を例示する断
面図。
造のHY端子対応ピンプラグを、信号コネクタピンの側
からみた状態を例示する図。
挿入位置合わせ用ガイドの凹凸関係を逆にした場合の構
成を例示する断面図。
造のHY端子対応ピンプラグを、信号コネクタピンの側
からみた状態を例示する図。
高解像度・高画質(HD)ビデオを例にとり、HY端子
を用いたHD画質のアナログコピープロテクトおよびS
D画質でのアナログコピープロテクトの関連処理を例示
する図。
備し、NTSCビデオ信号(水平捜査周波数15.75
kHz/垂直走査周波数60Hz)以外の走査周波数の
ビデオ信号も受け付けるテレビジョン/ビデオモニタ; 10…ソース機器(DVDプレーヤ等)側のトランスミ
ッタ; 100…デジタル・スクランブラ(エンコーダ); 100A…アナログ・スクランブラ(エンコーダ); 102…スクランブルされたデジタル信号をアナログ化
するD/A変換器; 102A…スクランブルされる前のデジタル信号をアナ
ログ化するD/A変換器; 104…認証キー交換部; 104A…スクランブルキー発生部; 20…アナログ信号ケーブル; 30…シンク機器側のレシーバ; 300、300A…デ・スクランブラ(デコーダ); 304…認証キー交換部; 304A…スクランブルキー受信部; 40…既存機器の外部接続部(ACPアダプタが接続さ
れる); 50シンク機器(ハイビジョンTV等); 500…シンク機器の内部回路; 1000〜5000…アナログ信号情報処理装置; INV11〜INV23…アナログインバータ/極性反
転回路; G/OF11〜G/OF33…ゲイン/オフセット調整
部。
Claims (10)
- 【請求項1】スクランブルされたアナログビデオ信号を
提供する第1端子を有するトランスミッタと;前記スク
ランブルされたアナログビデオ信号を受ける第2端子を
有するレシーバと;前記スクランブルを解除するキー情
報を前記トランスミッタの第1端子および前記レシーバ
の第2端子を介して交換するキー情報交換手段とを具備
したことを特徴とするアナログコピープロテクトシステ
ム。 - 【請求項2】 前記アナログビデオ信号は、垂直帰線期
間における所定のラインに所定の制御コマンドを含むこ
とができるように構成されていることを特徴とする請求
項1に記載のアナログコピープロテクトシステム。 - 【請求項3】 前記アナログビデオ信号の前記所定のラ
インに所定の制御コマンドがあるときは、前記スクラン
ブルを解除するキー情報を前記トランスミッタの第1端
子と前記レシーバの第2端子との間で交換し、前記アナ
ログビデオ信号の前記所定のラインに所定の制御コマン
ドがないときは、前記アナログビデオ信号をそのまま前
記トランスミッタから前記レシーバに送るように構成し
たことを特徴とする請求項2に記載のアナログコピープ
ロテクトシステム。 - 【請求項4】 前記アナログビデオ信号は、垂直帰線期
間における所定のラインに所定の付加情報を含むことが
できるように構成されていることを特徴とする請求項1
に記載のアナログコピープロテクトシステム。 - 【請求項5】スクランブル・エンコードされた第1アナ
ログビデオ信号をデコードし、スクランブルが解除され
た第2アナログビデオ信号を提供できるアナログコピー
プロテクト回路基板と、 前記回路基板からの前記第2アナログビデオ信号が供給
されるものであって、この第2アナログビデオ信号を受
ける外部機器の入力端子に電気的かつ機械的に接続され
るビデオ信号電極とを備え、 前記回路基板の存在する部分が前記外部機器から機械的
に分離される場合にこの回路基板の機能が破壊されるよ
うに構成したことを特徴とするアナログコピープロテク
ト・アダプタ。 - 【請求項6】所定の信号処理を行なう回路基板と、 前記回路基板からの信号が供給されるものであって、こ
の信号を受ける外部機器の入力端子に電気的かつ機械的
に接続される信号電極と、 前記回路基板に接続される外部信号ケーブルとを備えた
ものにおいて、 前記回路基板の存在する部分が前記外部機器から機械的
に分離される場合にこの回路基板の機能が破壊されるよ
うに構成したことを特徴とするアダプタ。 - 【請求項7】 前記第1アナログビデオ信号を受け付け
る第1端子構造と、前記ビデオ信号電極を含み前記外部
機器の入力端子に挿入される第2端子構造とをさらに備
えたことを特徴とする請求項5に記載のアダプタ。 - 【請求項8】 前記回路基板へ給電を行なう給電電極を
さらに備えたことを特徴とする請求項5ないし請求項7
のいずれか1項に記載のアダプタ。 - 【請求項9】アナログビデオ信号を提供するソース機器
と、前記アナログビデオ信号を受けるビデオ入力端子を
有するシンク機器とを有するものにおいて、 前記アナログビデオ信号は所定の制御コマンドを含むよ
うに構成され、 前記ビデオ入力端子を介して前記ソース機器に接続され
た前記シンク機器が前記制御コマンドに対応しない機種
であることを前記制御コマンドが示しているときは、前
記アナログビデオ信号をそのまま前記ソース機器から前
記シンク機器にパススルーさせ、 前記ビデオ入力端子を介して前記ソース機器に接続され
た前記シンク機器が前記制御コマンドに対応する機種で
あることを前記制御コマンドが示しているときは、前記
アナログビデオ信号に所定の信号処理を施したものを前
記ソース機器から前記シンク機器に供給するように構成
したことを特徴とするアナログ信号処理システム。 - 【請求項10】所定の信号処理を行なう集積回路が組み
込まれた回路基板と、 前記回路基板からの信号が供給されるものであって、こ
の信号を受ける外部機器の入力端子に電気的かつ機械的
に接続される信号電極とを備えたものにおいて、 前記回路基板の存在する部分が前記外部機器から機械的
に分離される場合にこの回路基板の機能が破壊されるよ
うに構成したことを特徴とするアダプタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11171273A JP2000358227A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | アナログコピープロテクトシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11171273A JP2000358227A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | アナログコピープロテクトシステム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006068170A Division JP4041148B2 (ja) | 2006-03-13 | 2006-03-13 | 信号処理アダプタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000358227A true JP2000358227A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15920277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11171273A Withdrawn JP2000358227A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | アナログコピープロテクトシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000358227A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7215774B2 (en) | 2001-04-04 | 2007-05-08 | Nec Corporation | Video data transfer control system and method |
-
1999
- 1999-06-17 JP JP11171273A patent/JP2000358227A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7215774B2 (en) | 2001-04-04 | 2007-05-08 | Nec Corporation | Video data transfer control system and method |
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