JP2000353464A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP2000353464A
JP2000353464A JP11162242A JP16224299A JP2000353464A JP 2000353464 A JP2000353464 A JP 2000353464A JP 11162242 A JP11162242 A JP 11162242A JP 16224299 A JP16224299 A JP 16224299A JP 2000353464 A JP2000353464 A JP 2000353464A
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actuator
opening
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Kenichi Nishina
健一 仁科
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リレー装置を交換し複数の電流定格に対応す
る回路遮断器において、電流定格ごとに用意したリレー
装置を装着するだけで、アークによる爆風の力を利用し
た短時間のトリップ動作が確実に行われるようにする。 【解決手段】 アークによる爆風の力を受けて、トリッ
プバー7を作動させるアクチュエータ24を付勢する付
勢部材25aの付勢力をリレー装置30のケース37に
配設した凸部37aの飛び出し寸法を変えることによ
り、所定値に設定できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リレー装置を交
換することにより複数の電流定格に対応する回路遮断器
に関するもので、特に、短絡電流等の大電流が流れた場
合に、爆風の力を利用して短時間でトリップ動作を行わ
せる回路遮断器に関するものである。
【0002】
【先行する技術】図5は例えば、先行する特願平10−
229609号の明細書及び図面に示されたものと同様
の回路遮断器を示す断面図、図6はリレー装置を回路遮
断器に装着する前の状態を示す側面図である。図におい
て、1は合成樹脂材料により形成された筐体、2は操作
ハンドル、3はトグルリンク機構を用いた開閉機構、4
は接触子機構で、固定接点5aが固着された固定接触子
5及び、可動接点6aが固着された可動接触子6を有し
ている。
【0003】7はトリップバーで解除手段であって、開
閉機構3に支承され、回動することにより開閉機構3を
解除(トリップ動作)させて、接触子機構4の可動接触
子6を固定接触子5から開離させる。10はリレー装置
で、回路遮断器に流れる過電流を検出してトリップバー
7を作動させるもので、筐体1に着脱可能な構造になっ
ている。
【0004】11はリレー装置10に収納されているリ
レーラッチで、回路遮断器に過電流が流れると、リレー
装置10から突出してトリップバー7を動作させる。1
2はリレー掛金で、正常時にはリレーラッチ11と係合
し、リレーラッチ11を動作させないように保持してい
る。
【0005】13は負荷電流が流れる導体、14はコ
ア、15はアーマチュアで、コア14及びアーマチュア
15は、例えば鉄などの磁性体で形成され、導体13に
通電された負荷電流により発生した磁束により、共働し
て磁気回路を形成しており、負荷電流の値が大きくなる
と、アーマチュア15がコア14に引き寄せられる(図
中、右方向)ことにより、リレー掛金12を押して、リ
レーラッチ11との係合を解除させる。
【0006】16はバイメタル部で、導体13に通電さ
れた負荷電流により発熱し、図中、右方向に湾曲するこ
とによりリレーラッチ11を動作させる。なお、バイメ
タル部16は過電流領域内の低電流領域で動作するもの
で、アーマチュア15は過電流領域内の高電流領域で動
作するものである。17はリレー装置10の筐体に当た
るケースで、リレーラッチ11、リレー掛金12、導体
13、コア14、アーマチュア15及びバイメタル部1
6を収納するものである。
【0007】21は遮断空間部で、接触子機構4のトリ
ップ動作時、固定接点5aと可動接点6a間に発生する
アークによる爆風の圧力を受ける半密閉構造の空間であ
り、22はこの爆風が遮断空間部21から遮断空間部2
1の外部へ抜ける排気孔である。23は爆風孔で、排気
孔22に連通しており、爆風を後述のアクチュエータに
導くためのものである。
【0008】24はアクチュエータで、爆風孔23から
の爆風を受けてトリップバー7を動作させるもので、筐
体1に回動可能に軸支されている。25はアクチュエー
タ24を爆風孔23に閉塞するように付勢する付勢部材
であるヒネリバネである。
【0009】なお、ヒネリバネ25によるアクチュエー
タ24への付勢力は、アクチュエータ24がむやみに回
動し、トリップバー7を作動させることによる誤動作を
防止するために、リレー装置10の過電流動作領域以上
の電流により発生した爆風で作動するように設定されて
いる。
【0010】次に、上記のように形成された従来の回路
遮断器の動作について説明する。過電流が流れると、バ
イメタル部16又はアーマチュア15の作用により、リ
レーラッチ11がリレー装置10から突出してトリップ
バー7を回動させ、開閉機構3がトリップ動作すること
により、接触子機構4が開離する。
【0011】短絡電流のような大電流が流れた場合にお
いても、上述した手順によりリレー装置10の作用でト
リップバー7を回動させ、開閉機構3がトリップ動作を
行うが、短絡電流のような大電流を遮断すると、固定接
点5a及び可動接点6aが異常摩耗を生じ易いため、次
の様な手段により、開閉機構3のトリップ動作を早めて
これに対応している。
【0012】短絡電流通電の初期において、固定接触子
5及び可動接触子6に流れる電流は互いに逆方向に流れ
る平行電流であるため、固定接触子5及び可動接触子6
には電磁反発力が働き、可動接触子6が図中の上方向に
移動を開始する。可動接触子6の移動に伴い、固定接点
5aと可動接点6a間にアークが発生し、このアークは
ガス状の爆風を生成させ、この爆風の一部は半密閉構造
の遮断空間部21から排気孔22を介して、爆風孔23
に達し、アクチュエータ24に作用する。
【0013】アクチュエータ24は付勢部材であるヒネ
リバネ25により、爆風孔23を閉塞するように所定値
で付勢されているが、爆風による圧力がこの付勢力を上
回ると、アクチュエータ24が回動(破線で示す)し、
トリップバー7も回動(破線で示す)し、開閉機構3を
トリップ動作させ、接触子機構4を開離させる。
【0014】この様にして、短絡電流のような大電流が
流れた場合には、固定接点5aと可動接点6a間に発生
するアークによる爆風の圧力を利用し、開閉機構3を短
時間にトリップ動作を行わせ、接触子機構4を開離させ
ることにより、固定接点5a及び可動接点6aの異常摩
耗が防止される。
【0015】なお、リレー装置10は通電電流の大きさ
(電流定格)ごとに異なる、複数の仕様のものが用意さ
れ、リレー装置10を取り替えることにより、同一の筐
体1を用いて、複数の電流定格の回路遮断器を提供する
ことを可能にしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路遮断器は以
上のように構成されているので、過電流動作領域内のト
リップ動作については、電流定格に対応したリレー装置
10が装着されているので、正常に動作するが、短絡電
流通電時においては各電流定格ごとに短絡電流の大きさ
が異なり、固定接点5aと可動接点6a間に発生するア
ークよる爆風の圧力が異なる。
【0017】この結果、遮断空間部21から排気孔2
2、爆風孔23を介して、アクチュエータ24に作用す
るアークよる爆風の圧力は電流定格により異なり、電流
定格の小さいものにおいてはアークによる爆風の圧力が
小さく、アクチュエータ24が回動しないため、接触子
機構4を短時間で開離できず、固定接点5a及び可動接
点6aの異常摩耗を防止できない。又、電流定格の大き
いものにおいては、アークよる爆風の圧力が大き過ぎ
て、リレー装置10の過電流動作領域内でアクチュエー
タ24が作動(誤動作)してしまうという問題があっ
た。
【0018】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、電流定格ごとに用意したリレー装
置を装着するだけで、誤動作することなく、爆風の力を
利用して接触子機構を短時間で開離させることにより、
大電流遮断時に発生する固定接点及び可動接点の異常摩
耗を防止することができる回路遮断器を得ることを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】(1)この発明に係る回
路遮断器は、筐体と、この筐体に収納され負荷電流が流
れる回路を開閉機構の作動に連動して開閉する接触子機
構と、上記回路に過電流が流れた時、解除手段を介して
上記開閉機構を作動させることにより上記接触子機構を
開離させるリレー装置と、上記接触子機構が開離する時
に発生するアークによる爆風の圧力を受け、この圧力が
所定値以上の時に上記解除手段を作動させるアクチュエ
ータと、このアクチュエータを付勢する付勢部材とを備
え、上記リレー装置の装着により上記付勢部材の付勢力
が所定値に設定されるものである。
【0020】(2)また、(1)において、付勢部材に
当接し、付勢力を所定値に設定する凸部をリレー装置の
ケースに配設したものである。
【0021】(3)また、(1)において、付勢力を所
定値に調整する可変調整手段を備えたものである。
【0022】(4)また、(3)において、可変調整手
段をリレー装置のケースに配設したものである。
【0023】(5)また、(1)において、付勢部材に
当接し、付勢力を所定値に設定する段差部をリレー装置
のバイメタル部に配設したものである。
【0024】(6)また、(1)から(5)において、
リレー装置は電流定格ごとに複数用意され、付勢力は上
記電流定格の大きさに比例して大きくなるように設定し
たものである。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1.における低電流定格対応回路遮断器の断
面図である。図において、30はリレー装置、31はリ
レーラッチ、32はリレー掛金、33は導体、34はコ
ア、35はアーマチュア、36はバイメタル部であり、
先行する技術に示す部品と同一、又は同様の機能を有す
るものである。37は凸部37aを有するケース、25
aは圧縮バネで、アクチュエータ24を付勢する付勢部
材である。26はスプリングホルダで、凸部37aに当
接すると共に圧縮バネ25aを保持している。
【0026】図2はこの発明の実施の形態1.における
高電流定格対応回路遮断器の断面図である。図におい
て、40はリレー装置、41はリレーラッチ、42はリ
レー掛金、43は導体、44はコア、45はアーマチュ
ア、46はバイメタル部であり、先行する技術に示す部
品と同一、又は同様の機能を有するものである。47は
凸部47aを有するケース、25a、26は図1で示す
ものと同じもので、スプリングホルダ26は凸部47a
に当接すると共に圧縮バネ25aを保持している。な
お、図1及び図2において、先行する技術に示す部品と
同一又は同様の機能の部品については、同一の番号を付
し、説明を省略する。
【0027】次に、上記のように形成されたこの発明の
回路遮断器の動作について説明する。図1及び図2にお
いて、過電流が流れると、バイメタル部36、46又は
アーマチュア35、45の作用により、リレーラッチ3
1、41はリレー装置10から突出してトリップバー7
を回動させ、開閉機構3がトリップ動作することによ
り、接触子機構4が開離する。
【0028】短絡電流のような大電流が流れた場合、短
絡電流通電の初期においては、固定接触子5及び可動接
触子6に流れる電流は互いに逆方向に流れる平行電流で
あるため、固定接触子5及び可動接触子6には電磁反発
力が働き、可動接触子6が図中の上方向に移動を開始す
る。可動接触子6の移動に伴い、固定接点5aと可動接
点6a間にアークが発生し、このアークはガス状の爆風
を生成させ、この爆風の一部は半密閉構造の遮断空間部
21から排気孔22を介して、爆風孔23に達し、アク
チュエータ24に作用する。
【0029】アクチュエータ24は付勢部材である圧縮
バネ25aにより、爆風孔23を閉塞するように所定値
で付勢されているが、爆風による圧力が所定値を上回る
と、アクチュエータ24が回動(破線で示す)し、トリ
ップバー7も回動(破線で示す)し、開閉機構3をトリ
ップ動作させ、接触子機構4を開離する。即ち、圧縮バ
ネ25aがアクチュエータ24を所定値に付勢すること
により、アクチュエータ24が回動を始める圧力の所定
値が設定される。
【0030】低電流定格対応回路遮断器の場合(図1に
示す)、リレー装置30はケース37に凸部37aの高
さ寸法を低く設定したものが使用され、この凸部37a
に当接したスプリングホルダ26は図中、左方向に移動
し、圧縮バネ25aは低荷重状態で配設されるため、ア
クチュエータ24は爆風孔23を小さい付勢力で閉塞し
ており、小さい爆風の圧力でも回動する。
【0031】これに対して、高電流定格対応回路遮断器
の場合(図2に示す)、リレー装置40はケース47に
凸部47aの高さ寸法を高くしたものが使用され、この
凸部47aに当接したスプリングホルダ26は図中、右
方向に移動し、圧縮バネ25aは高荷重状態で配設され
るため、アクチュエータ24は爆風孔23を大きな付勢
力で閉塞しており、大きい爆風の圧力が発生した時に回
動する。
【0032】以上のように、この発明の実施の形態1.
による回路遮断器は、アクチュエータ24が爆風孔23
を電流定格に応じた圧力で閉塞しているので、誤動作を
生じることなく、短絡電流のような大電流が流れた場
合、爆風による圧力を利用して、開閉機構3を短時間に
トリップ動作させることができる。
【0033】なお、上記では2つの電流定格に対応する
場合について述べたが、2つ以上の電流定格に対応して
も良く、この場合は、ケースの凸部の高さ寸法を電流定
格ごとに変更すれば良い。
【0034】また、上記ではケース37、47の一部
に、それぞれ凸部37a、47aを一体的に形成させた
が、別部品、例えば鉄板で形成された挿入部材をケース
37、47に固着させて、スプリングホルダ26に当接
させても良い。
【0035】さらに、圧縮バネ25aはヒネリバネ(図
5の25に示す)でも良く、この場合、圧縮バネ25a
とケース37、47の凸部37a、47aとの間に挿入
してあるスプリングホルダ26を不要にすることができ
る。
【0036】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2.における回路遮断器の断面図である。図におい
て、50はリレー装置、51はリレーラッチ、52はリ
レー掛金、53は導体、54はコア、55はアーマチュ
ア、56はバイメタル部であり、これらは実施の形態
1.に示す部品と同一、又は同様の機能を有するもので
ある。
【0037】57は後述の調整ネジを取り付けるための
調整ネジ保持部57aを有するケース、25はヒネリバ
ネで、アクチュエータ24を付勢する付勢部材である。
58は調整ネジで、先端がヒネリバネ25の一方端に当
接している。なお、実施の形態1に示す部品と同一、又
は同様の機能の部品については、同一の番号を付し、説
明を省略する。
【0038】このように構成された、回路遮断器は調整
ネジ58の先端の飛び出し寸法を電流定格ごとに調整す
ることにより、複数の電流定格品に対応できる。なお、
調整ネジ58の調整については、リレー装置50を装着
する前に実施しておいても良いが、リレー装置50を装
着後、回路遮断器の特性試験を実施する際に、筐体1に
配設した孔を通して、ドライバー等により外部から調整
を行うことも可能である。動作については実施の形態1
と同様であり、説明を省略する。
【0039】以上のように、この発明の実施の形態2.
による回路遮断器は、実施の形態1と同様、誤動作を生
じることなく、短絡電流のような大電流が流れた場合、
爆風による圧力を利用して、開閉機構3を短時間にトリ
ップ動作させることができると共に、筐体1の外部から
アクチュエータ24を付勢する付勢力を調整できるの
で、回路遮断器の性能バラツキを吸収させた特性が良い
回路遮断器を製作することができる。
【0040】なお、付勢部材であるヒネリバネ25は図
1に示した圧縮バネ25aとスプリングホルダ26の組
合せでも良く、この場合は、調整ネジ58の先端をスプ
リングホルダ26と当接させ、図中、左右方向に移動す
るようにすれば良い。
【0041】また、上記の実施例では調整ネジ58及び
調整ネジ保持部57aをケース57に配設したが、筐体
1内のヒネリバネ25の近傍に配設し、調整するように
しても良い。
【0042】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3.における回路遮断器の断面図である。図におい
て、60はリレー装置、61はリレーラッチ、62はリ
レー掛金、63は導体、64はコア、65はアーマチュ
ア、67はケースであり、これらは、実施の形態1に示
す部品と同一、又は同様の機能を有するものである。6
6はバイメタル部で一方端に段差部66aが配設され、
この段差部66aはケース67から突出し、アクチュエ
ータ24を付勢する圧縮バネ25aを保持するスプリン
グホルダ26に当接している。なお、実施の形態1に示
す部品と同一、又は同様の機能の部品については、同一
の番号を付し、説明を省略する。
【0043】このように構成された、回路遮断器はリレ
ー装置60を装着することにより、バイメタル部66の
段差部66aがスプリングホルダ26に当接し、圧縮バ
ネ25aはアクチュエータ24を電流定格に応じた圧力
で、爆風孔23を閉塞する。なお、2つの電流定格に対
応する場合はバイメタル部66の段差部66aの飛び出
し寸法を変更して対応する。動作については実施の形態
1と同様であり、説明を省略する。
【0044】以上のように、この発明の実施の形態3.
による回路遮断器は、実施の形態1と同様、誤動作を生
じることなく、短絡電流のような大電流が流れた場合、
爆風による圧力を利用して、開閉機構3を短時間にトリ
ップ動作させることができると共に、電流定格によって
異なるバイメタル部66の段差部66aの飛び出し寸法
を変えることにより、アクチュエータ24を付勢する付
勢力を調整する様にしたので、リレー装置60のケース
67を電流定格ごとに用意する必要がなく、構成部品の
標準化が図ることができる。
【0045】
【発明の効果】(1)以上のように請求項1及び請求項
2の発明によれば、電流定格ごとに用意したリレー装置
を装着するだけで、誤動作することなく、爆風の力を利
用して開閉機構を短時間でトリップ動作させ、接触子機
構を開離するので、大電流遮断時に発生する固定接点及
び可動接点の異常摩耗を防止することができる。
【0046】(2)請求項3及び請求項4の発明によれ
ば、回路遮断器の性能バラツキを吸収させた特性が良い
回路遮断器を製作することができる。
【0047】(3)請求項5の発明によれば、リレー装
置のケースを電流定格ごとに用意する必要がないので、
構成部品の標準化が図ることができる。
【0048】(4)請求項6の発明によれば、数多くの
電流定格に分類した回路遮断器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1.における低電流定
格対応回路遮断器の断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1.における高電流定
格対応回路遮断器の断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2.における回路遮断
器の断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3.における回路遮断
器の断面図である。
【図5】 回路遮断器の断面図である。
【図6】 リレー装置を回路遮断器に装着する前の状態
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 筐体、 2 操作ハンドル、 3 開閉機
構、 4 接触子機構、5 固定接触子、 5a 固定
接点、 6 可動接触子、6a 可動接点、7 ト
リップバー(解除手段)、 21 遮断空間部、
22 排気孔、23 爆風孔、 24 アクチュエ
ータ、 25 ヒネリバネ(付勢部材)、25a 圧縮
バネ(付勢部材)、 26 スプリングホル
ダ、30、40、50、60 リレー装置、36、4
6、56、66 バイメタル部、37、47、57、6
7 ケース、 37a、47a 凸部、57a
調整ネジ保持部、 58 調整ネジ(可変調整手
段)、66a 段差部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、この筐体に収納され負荷電流が
    流れる回路を開閉機構の作動に連動して開閉する接触子
    機構と、上記回路に過電流が流れた時、解除手段を介し
    て上記開閉機構を作動させることにより上記接触子機構
    を開離させるリレー装置と、上記接触子機構が開離する
    時に発生するアークによる爆風の圧力を受け、この圧力
    が所定値以上の時に上記解除手段を作動させるアクチュ
    エータと、このアクチュエータを付勢する付勢部材とを
    備え、上記リレー装置の装着により上記付勢部材の付勢
    力が所定値に設定されることを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 付勢部材に当接し、付勢力を所定値に設
    定する凸部をリレー装置のケースに配設したことを特徴
    とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】 付勢力を所定値に調整する可変調整手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  4. 【請求項4】 可変調整手段をリレー装置のケースに配
    設したことを特徴とする請求項3記載の回路遮断器。
  5. 【請求項5】 付勢部材に当接し、付勢力を所定値に設
    定する段差部をリレー装置のバイメタル部に配設したこ
    とを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  6. 【請求項6】 リレー装置は電流定格ごとに複数用意さ
    れ、付勢力は上記電流定格の大きさに比例して大きくな
    るように設定されることを特徴とする請求項1から請求
    項5のいずれか1項に記載の回路遮断器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012089376A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Mitsubishi Electric Corp 回路遮断器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012089376A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Mitsubishi Electric Corp 回路遮断器

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