JP2000349470A - 入出力ボックス及び記録・再生装置 - Google Patents

入出力ボックス及び記録・再生装置

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JP2000349470A
JP2000349470A JP11157187A JP15718799A JP2000349470A JP 2000349470 A JP2000349470 A JP 2000349470A JP 11157187 A JP11157187 A JP 11157187A JP 15718799 A JP15718799 A JP 15718799A JP 2000349470 A JP2000349470 A JP 2000349470A
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unit
output box
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JP11157187A
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Junichi Onodera
淳一 小野寺
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ用の音声入出力ポートを取り付ける
ために設けられるとともに、サーバとは別個にラックの
中に取り付ける入出力ボックスの取付自由度を大きくす
る。 【解決手段】 子機としてのサーバに接続するためのキ
ャノンコネクタ25を有する入出力部21に対し、親機
としてのサーバに接続するためのマルチコネクタを有す
るインターフェース部22を回動自在に結合し、入出力
部21、インターフェース部22をアングル23を介し
て夫々ラックに取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入出力ボックス及び
記録・再生装置に関し、入出力ボックスの取り付けの自
由度を大きくしたものである。
【0002】
【従来の技術】放送局では、映像及び音声を記録したり
編集したり再生したりするための記録・再生装置が用い
られている。記録・再生装置の構成を図10,図11に
示す。図のように、ラック1の中に複数の機器が収容さ
れている。ラック1は4本の支柱1aと左右の側板1b
と背面板1cと天井板1dとキャスタ1eとで構成され
ている。
【0003】ラック1の内部には機器が段積みされてい
る。図10,図11中、2はAVサーバと呼ばれるHD
Dセット、3はプロセッサ、4はモニタ、5は電源であ
る。夫々の機器は図11(b)に示すようにラックマウ
ント板6に取り付けられており、ラックマウント板6を
スライドレール7に沿って水平方向へ挿入し、前面板6
aの孔6bに挿入した止めねじを支柱1aのタップ孔へ
ねじ込むことで取り付けられている。
【0004】夫々のHDDセット2は、ハードディスク
・ドライブを複数設けたものであり、放送局用VTR複
数台分に相当する。夫々のHDDセット2の背面には入
力ポートと出力ポートとが複数設けられている。HDD
セット2ではデジタル信号の使用がメインであるために
デジタル信号の映像用及び音声用の入出力ポートと、ア
ナログ信号の映像用の入出力ポートとは背面側に設けら
れているが、アナログ信号の音声用の入出力ポートは取
付スペースが足りないことと必要性が少ないこととから
設けられていない。
【0005】一方、オプションとして入出力ボックスと
マルチケーブルとアナログ信号の入力用と出力用とのプ
ロセッサボードとが設けられている。そして、図12の
ようにHDDセット2の背面に設けられたマルチコネク
タ18と入出力ボックス16に設けられたマルチコネク
タ16bとをマルチケーブル17を介して接続するとと
もにオプションのプロセッサボードをHDDセット2に
装着すると、入出力ボックス16に設けられた入力ポー
トや出力ポートから音声用のアナログ信号を入出力する
ことができる。
【0006】この入出力ボックス16として、従来は図
13に示す構造のものが用いられていた。図中、16a
は入出力ポートとしてのキャノンコネクタ、16bはマ
ルチコネクタ、16cは取付部、16dは取手である。
図13(a)のように入出力ボックス16はラック1の
背面側から挿入し、取付部16cの取付孔16e及び座
金16fに挿入したネジ16gを支柱1aに形成された
タップ孔1fにねじ込むことによって取り付ける。そし
て、図12のようにマルチケーブル17を介してマルチ
コネクタ16bとHDDセット2の背面のマルチコネク
タ18とを接続する。そして、子機としての他のHDD
セット2を、キャノンケーブル19を介して入出力ボッ
クス16のキャノンコネクタ16aに接続する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、マルチコネ
クタやキャノンコネクタの軸心の方向が水平方向に固定
されているため、ケーブルの取り付け形状が複雑になっ
てケーブルに無理な力が加わったり、図12のようにケ
ーブルがラックの背面からとび出して背面板が取り付け
られなくなったりする。
【0008】そこで本発明は、斯かる課題を解決した入
出力ボックス及び記録・再生装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの請求項1に係る入出力ボックスの構成は、親機に接
続するためのマルチコネクタと、マルチコネクタに接続
されるとともに子機に接続するためのキャノンコネクタ
とを有する入出力ボックスにおいて、マルチコネクタを
有するインターフェース部と、キャノンコネクタを有す
る入出力部とを設け、入出力部に対してインターフェー
ス部を相対的に回動可能に設けたことを特徴とし、請求
項2に係る入出力ボックスの構成は、請求項1におい
て、前記入出力部に対するインターフェース部の相対的
な回動角度が所定の値を越えないように回動角制限手段
を設けたことを特徴とし、請求項3に係る入出力ボック
スの構成は、請求項1において、前記入力部と前記イン
ターフェース部との対向面のうちのいずれか一方には、
溝又は溝に嵌まり込む突起のうちのいずれか一方を、回
動する軸を中心とする円に沿って一定の角度ごとに形成
し、他方には溝又は突起のうちの他方を形成し、溝又は
突起のうちの一方を他方へ向かって付勢する付勢手段を
設けたことを特徴とする。
【0010】請求項4に係る記録・再生装置の構成は、
親機に接続するためのマルチコネクタと、マルチコネク
タに接続されるとともに子機に接続するためのキャノン
コネクタとを有する入出力ボックスを取り付けた記録・
再生装置において、マルチコネクタを有するインターフ
ェース部と、キャノンコネクタを有する入出力部とを設
け、入出力部に対してインターフェース部を相対的に回
動可能に設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による入出力ボック
ス及び記録・再生装置の実施の形態を説明する。 (a)実施の形態1 まず、実施の形態1について説明する。
【0012】図5に示すのは、いわゆるビテオサーバと
呼ばれる放送用機器であり、HDDセット2に相当す
る。ビテオサーバは、複数のプロセッサボード11と複
数のハードディスクドライブ9等で構成されている。夫
々のプロセッサボード11は割り当てられたタイムスロ
ットで動作して複数のハードディスクドライブ9にアク
セスするようになされ、複数チャンネルの同時入出力を
実現している。ちなみにタイムスロットを発生するタイ
ムスロット発生回路はプロセッサボード11と同じ基板
にマウントされている。図中、8はマザーボード、10
はハードディスクドライブ用インターフェースボード、
12は電源、13はファン、14はフロントパネル、1
5はコントロールパネル、16は入出力ボックス、17
はマルチケーブルである。
【0013】入出力ボックスユニットの構成を図1に示
す。入出力ボックスユニット40は、入出力ボックス2
0と、入出力ボックス20をラックに取り付けるための
一対のアングル23とで構成されている。入出力ボック
ス20は、入出力ポートを有する入出力部21と、HD
Dセットに接続するためのインターフェース部22とで
構成されている。
【0014】インターフェース部22と入出力部21と
は共に、その横断面形状が縦横aの正方形であり、水平
方向への長さが相互に異なっている。インターフェース
部22には、入出力ボックス20をマルチケーブルを介
して親機としてのAVサーバであるHDDセット2に接
続するためのマルチコネクタ24が正方形をなす四っの
面のうちの一つの面に取り付けられている。一方、入出
力部21には、入出力ボックス20をキャノンケーブル
を介して子機としての他のAVサーバやVTRに接続す
るためのキャノンコネクタ25が、正方形をなす四っの
面のうちのひとつの面に取り付けられている。図1
(b)において、キャノンコネクタ25のうちのキャノ
ンコネクタ25aは入力用でありキャノンコネクタ25
bは出力用である。そして、図中の上下のものがL,R
と対応する。
【0015】入出力部21に対してインターフェース部
22を相対的に270度だけ回動できるように構成され
ている。以下にその構造を説明する。
【0016】図2に示すように入出力部21の側面には
貫通孔21aが形成されている。そして、貫通孔21a
の外側にはアース板26とクリック板27とが取り付け
られている。アース板26は金属板をリング状にくり抜
き、円周方向の4ケ所に立ち上げ部26aを形成したも
のである。クリック板27は樹脂をリング状に形成する
とともにアース板26及び貫通孔21aに嵌まり込むイ
ンロー部27aを形成したものである。図3に示すよう
にクリック板27のインターフェース部22側には円に
沿って270°(90°+180°)の範囲に回動角制
限手段を構成する円周溝27bが形成されており、前記
立ち上げ部26aがはいり込んで反対側まで突出するよ
うに4つのスリット27cが形成されている。このほ
か、クリック板27における円周溝27bの外側には、
円周方向へ90°ごとに半径方向へ長い小さな突起27
dが4つ形成されている。
【0017】入出力部21とアース板26とクリック板
27との三者を相対的に位置決めするために、クリック
板27には一対の突起27eが形成される一方、アース
板26と入出力部21とには一対の位置決め孔26b,
21bが形成され、突起27eが位置決め孔26b,2
1bに嵌合されている。また、上記三者を結合するため
に、クリック板27とアース板26とには3つの取付孔
27f,26cが形成されるとともに入出力部21には
3つのタップ孔21cが形成され、夫々の取付孔27
f,26cに挿入された皿ネジ28がタップ孔21cに
ねじ込まれている。
【0018】一方、インターフェース部22にも貫通孔
22dが形成され、インターフェース部22の内側には
クリック受板29が取り付けられている。クリック受板
29も樹脂をリング状に形成するとともに貫通孔22d
に嵌まり込むインロー部29aを形成したものである。
インロー部29aの側面には前記円周溝27bの中へ遊
嵌されてインターフェース部22と入出力部21との相
対的な回動角度を制限するために回動角制限手段を構成
する突起29bが円弧に沿って形成されている。また、
前記突起27dがはいり込むことによりクリック感を出
すための半径方向へ長い溝29cが円周方向へ90°ご
とに形成されている。
【0019】クリック受板29とインターフェース部2
2とは、クリック受板29に形成された一対の突起29
dをインターフェース部22に形成された一対の位置決
め孔22eに嵌合した状態で、インターフェース部22
に形成された3つの取付孔22cに挿通した皿ネジ30
をクリック受板29に形成されたタップ孔29eにねじ
込むことにより結合されている。
【0020】以上のようにして結合されたインターフェ
ース部22と入出力部21とを回動自在に結合するた
め、ねじ軸31が設けられている。ねじ軸31は円筒部
31aとフランジ部31bとで構成され、円筒部31b
の先端の外周面にねじ部31cが形成されている。付勢
手段としての波ワッシャ32に円筒部31aを挿通した
のちにねじ軸31がインターフェース部22の内部から
クリック受板29等そしてクリック板27等に挿通さ
れ、入出力部21の内部においてねじ部31cにジョイ
ントノブ33がねじ込まれている。クリック板27の内
周面に形成された凸部27gがねじ軸31の外周面に形
成された凹部31dに嵌合するため、ねじ軸31の回動
が拘束され、ジョイントノブ33がゆるむことはない。
【0021】上記ねじ軸31の内部には図示しないハー
ネスが挿通され、このハーネスを介してインターフェー
ス部22に設けたマルチコネクタ24と入出力部21に
設けたキャノンコネクタ25とが接続されている。図2
における入出力部21及びインターフェース部22には
L字形の横断面形状を有する長さの異なる図示しない蓋
が取り付けられ、夫々が開口部を閉塞した筐体となって
いる。
【0022】以上のようにして結合された入出力部21
とインターフェース部22とには、入出力ボックス20
をラック1に取り付けるための一対のアングル23が取
り付けられている。入出力部21に対してインターフェ
ース部22を90°ステップで相対的に回動させてラッ
ク23に取り付けることができる一方、ラツク1に対す
るアングル23の取付姿勢は一定であることから、入出
力部21,インターフェース部22に対してアングル2
3を90°ステップて回動させて結合することができ、
かつアングル23に対して入出力部21,インターフェ
ース部22を水平方向へスライドさせて結合することが
できるように構成されている。以下にその構成につい説
明する。
【0023】図4(a)はインターフェース部22の側
面であり、図4(b)はアングル23である。インター
フェース部22におけるマルチコネクタ24の取り付け
られた面を基準にすると、前記のように円周溝27bに
突起29bがはいり込んで入出力部21に対してインタ
ーフェース部22は図4(a)に示す270°の範囲で
回動できることから、Aの位置にあったマルチコネクタ
24は、時計方向へ90°回動させるとB位置を占め、
反時計方向へ90°,180°回動させるとC位置,D
位置を占める。
【0024】アングル23における直線(イ)上にピッ
チPで一対の取付孔23aを形成する一方、インターフ
ェース部22の直線(a)上にピッチPで一対のタップ
孔22aを形成し、取付孔23aに挿通した一対のねじ
34をタップ孔22aにねじ込むと、図1(c)のよう
にインターフェース部22とアングル23とが略重なっ
た状態になる。アングル23をラツク1に固定した状態
でマルチコネクタ24がA位置ではなくB,C,D位置
を占める状態に設定できるように、インターフェース部
22における直線(b),(c),(d)の上にも夫々
一対のタップ孔22aが同一ピッチPで形成されてい
る。また、アングル23をラック1に固定した状態でイ
ンターフェース部22を図4(b)中の右方へ約15m
mずつスライドできるようにするため、アングル23に
は直線(イ)とは15mmステップで離れた直線
(ロ),(ハ),(ニ)の上に夫々一対の取付孔23a
が同一ピッチPで形成されている。
【0025】このほか、インターフェース部22に対し
て相対的にアングル23を回動させたりスライドさせた
りする際にアングル23がインターフェース部22から
分離して煩雑になるのを防止するため、インターフェー
ス部22の中央にタップ孔22bが形成される一方、ア
ングル23の中央から右へ向かって長い長孔23bが形
成され、長孔23bに挿通された支持軸としてのネジ3
5がタップ孔22bにねじ込まれている。ネジ35を締
めても、アングル23はインターフェース部22に対し
て自由に回動したりスライドしたりできるようになって
いる。図1(b)に示すように、アングル23における
ラック1への取付面にはネジを挿入するための一対の取
付孔23cが形成されている。
【0026】他方のアングル23と入出力部21との結
合部の構成も、前述したアングル23とインターフェー
ス部22との結合部の構成と同じである。
【0027】次に、斯る入出力ボックスユニット及び記
録・再生装置の作用を説明する。まず、図6(a)に示
すようにマルチコネクタ24及びキャノンコネクタ25
がラック1の背面側を向いた状態で入出力ボックス20
をラック1の背面から取り付けるには以下のようにして
行う。図4(a)(b)における直線(イ)上の一対の
取付孔23aに挿通したネジ34を直線(a)上の一対
のタップ孔22aにねじ込んで一方のアングル23をイ
ンターフェース部22に固定し、他方のアングル23と
入出力部21との取り付けも同様にして行う。その後、
ワッシャ36とアングル23の取付孔23cに挿入した
ネジ37を介して入出力ボックス20を一対の支柱1a
に取り付ける。
【0028】次に、マルチコネクタ24及びキャノンコ
ネクタ25が図6(b)のように上を向いた状態で入出
力ボックス20をラック1の背面から取り付けるには、
ネジ35を中心としてアングル23を90°回動させた
のちに、図4(a)(b)における直線(イ)上の一対
の取付孔33aに挿通したネジ34を直線(b)上のタ
ップ孔22aにねじ込む。その他については前記と同じ
である。
【0029】このほか、マルチコネクタ24及びキャノ
ンコネクタ25が下を向いたり前方を向いたりした状態
で入出力ボックス20を取り付けるには、直線(c)上
の一対のタップ22aを用いたり、直線(d)上の一対
のタップ22aを用いたりする。
【0030】次に、図7(a)に示すようにマルチコネ
クタ24及びキャノンコネクタ25がラック1の背面側
を向いた状態で、入出力ボックス20がラック1の前方
へスライドした状態に取り付けるには以下のように行
う。図4(a)(b)における直線(ニ)上の一対の取
付孔23aと直線(a)上の一対のタップ孔22aとを
用いる。アングル23を水平方向へスライドさせると、
タップ孔22bへねじ込まれているネジ35は長孔23
bに沿って移動することになる。この結果、アングル2
3とインターフェース部22とネジ34との関係は図7
(b)のようになる。スライド量を少なくするには直線
(ニ)上の取付孔23aに代えて直線(ロ),(ハ)上
の取付孔23aを用いる。
【0031】マルチコネクタ24及びキャノンコネクタ
25が上を向いたり下を向いたり前方を向いたりした状
態で入出力ボックス20をスライドさせるには、直線
(b)上のタップ孔22aあるいは直線(c)上のタッ
プ孔22aあるいは直線(d)上のタップ孔22aを用
いて同様に行う。
【0032】以上はマルチコネクタ24とキャノンコネ
クタ25とが同一方向を向いた構成の場合であるが、異
なる方向を向いた状態で取り付けることもできる。図4
(ab)に示すように入出力部21に対してインターフ
ェース部22を時計方向へ90°あるいは反時計方向へ
180°回動させることができる。つまり、円周溝27
bが形成された270°の範囲内で突起29bが動くこ
とによって前記の動きが達成され、ねじ軸31の内部に
配設されたハーネスのねじり角は270°以内に制限さ
れることから、ハーネスが損傷することはない、入出力
部21に対してインターフェース部22を回動させる際
には、波ワッシャ32の付勢力によってクリック板27
がクリック受板29に押圧されており、4つの突起27
dが4つの溝29cに嵌まり込むと回動に対する抵抗力
が大きくなる。このため、インターフェース部22を9
0°回動させる都度にクリック感が生じ、クリック感が
生じた状態で正確に位置決めされたことになる。
【0033】入出力部21に対してインターフェース部
22を図4(a)のA位置からB,C,D位置へ夫々回
動させるとアングル23も共に回動してラック1に取り
付けられなくなってしまう。このため、アングル23だ
けを逆方向へ回動させて元の姿勢に戻すため、図4
(a)の直線(a)上のタップ22aに代えて直線
(b)(c)(d)上のタップ22aに一対のネジ34
がねじ込まれる。
【0034】上記においては入出力部21におけるキャ
ノンコネクタ25が背面側を向いた状態であったが、他
の三方を向いた状態にすることもできる。つまり、入出
力部21の向きである4方向と、インターフェース部2
2の向きである4方向と、入出力ボックス20のスライ
ド位置である4位置とについて、4×4×4=64から
64通りの組み合わせができる。
【0035】図8(a)のようにマルチコネクタ24を
ラック1の背面側へ向けて取り付ける一方、キャノンコ
ネクタ25を上方へ向けて取り付けた構成にした場合
は、入出力ボックス20を前方へスライドさせて取り付
けることができるので、マルチケーブル17に干渉する
ことはなく背面板を取り付けることができる。
【0036】また、図8(b)に示すようにマルチコネ
クタ24を下方へ向けて取り付ける一方、キャノンコネ
クタ25を上方へ向けて取り付ける構成にした場合は、
マルチケーブル17及びキャノンケーブル19の長さは
短くして足りるだけでなく、ケーブルの曲率半径が大き
いことから無理な力の加わらない曲げ形状にすることが
できる。 (b)実施の形態2 次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態
2はインターフェース部と入出力部との結合部の構造が
異なるだけなので、当該部分についてのみ説明する。
【0037】図9に示すように入出力部21の側面には
正方形の筒部21dの一端が固着され、筒部21dを介
して入出力部21の内外が連通している。一方、インタ
ーフェース部22における入出力部21との対向面には
筒部21dが隙間なくはいり込む図示しない正方形の開
口部が形成されている。
【0038】前記筒部21dにおける夫々の辺には一対
のタップ孔21eが形成される一方、インターフェース
部22における夫々の辺にはタップ孔21eと対向する
位置に一対の孔22fが形成されている。そして、夫々
の孔22fに挿通されたネジ38がタップ孔21eにね
じ込まれている。
【0039】インターフェース部22と入出力部21と
の相対的な角度を変える場合は、ネジ38を取り外した
のちに筒部21dからインターフェース部22を抜き取
り、時計方向あるいは反時計方向へ90°あるいは18
0°回動させて挿入する。そして、ネジ38をねじ込ん
で固定する。
【0040】その他の構成,作用は実施の形態1と同じ
なので、説明を省略する。
【0041】なお、実施の形態1ではクリック板に円周
溝を形成し、クリック受板に突起を形成したが、形成さ
れるクリック板とクリック受板とを入れ替えてもよい。
また、回動角度としては270°に限定されるものでは
なく、ねじりによりハーネスが損傷しない範囲であれば
よい。更に、クリック感を出すための突起又は溝のうち
のいずれか一方を単一にしてもよい。また更に、付勢手
段としての波ワッシャと突起とに代えて鋼球とバネとを
クリック板に形成した穴の中に収容する構成にすること
もできる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、請求項
1,4に係る入出力ボックス及び記録・再生装置によれ
ば入出力ボックスにおける入出力部に対してインターフ
ェース部が回動可能なので、配線のためのスペースが少
なくてすむとともに機器の配置の自由度が大きくなる。
また、入出力ボックスに接続するケーブルの曲率半径が
小さくならず、ケーブルに無理な力が加わるようなこと
もない。
【0043】請求項2に係る入出力ボックスによれば、
入出力部に対するインターフェース部の相対的な回動角
度を制限する回動角制限手段を設けたので、マルチコネ
クタとキャノンコネクタとを接続するハーネス等がねじ
れて損傷するおそれがない。
【0044】請求項3に係る入出力ボックスによれば、
一定の角度回動するたびに突起が溝に嵌まり込んでクリ
ック感を生じるので回動角度の設定が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による入出力ボックスの実施の形態1に
係り、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側
面図。
【図2】本発明による入出力ボックスの実施の形態1に
おけるインターフェース部と入出力部との結合部の分解
斜視図。
【図3】本発明による入出力ボックスの実施の形態1に
おけるクリック板とクリック受板との斜視図。
【図4】本発明による入出力ボックスの実施の形態1に
係り、(a)はインターフェース部の側面図、(b)は
アングルの正面図。
【図5】放送用機器としてのビテオサーバ(HDDセッ
ト)の斜視図。
【図6】本発明による入出力ボックスの実施の形態1に
おける作用説明図。
【図7】本発明による入出力ボックスの実施の形態1に
おける作用説明図。
【図8】本発明による入出力ボックスの実施の形態1に
おける作用説明図。
【図9】本発明による入出力ボックスの実施の形態2を
示す斜視図。
【図10】放送用機器を収容したラックの斜視図。
【図11】放送用機器を収容したラックに係り、(a)
は正面断面図、(b)は平面断面図。
【図12】HDDセットと入出力ボックスとの接続状態
を示す説明図。
【図13】HDDセットに接続する従来の入出力ボック
スに係り、(a)は正面からみた斜視図、(b)は背面
からみた斜視図。
【符号の説明】
20…入出力ボックス 21…入出力部 22…インターフェース部 24…マルチコネクタ 25…キャノンコネクタ 27b…円周溝 27d…突起 29b…突起 29c…溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機に接続するためのマルチコネクタ
    と、マルチコネクタに接続されるとともに子機に接続す
    るためのキャノンコネクタとを有する入出力ボックスに
    おいて、 マルチコネクタを有するインターフェース部と、キャノ
    ンコネクタを有する入出力部とを設け、入出力部に対し
    てインターフェース部を相対的に回動可能に設けたこと
    を特徴とする入出力ボックス。
  2. 【請求項2】 前記入出力部に対するインターフェース
    部の相対的な回動角度が所定の値を越えないように回動
    角制限手段を設けた請求項1に記載の入出力ボックス。
  3. 【請求項3】 前記入力部と前記インターフェース部と
    の対向面のうちのいずれか一方には、溝又は溝に嵌まり
    込む突起のうちのいずれか一方を、回動する軸を中心と
    する円に沿って一定の角度ごとに形成し、他方には溝又
    は突起のうちの他方を形成し、溝又は突起のうちの一方
    を他方へ向かって付勢する付勢手段を設けた請求項1に
    記載の入出力ボックス。
  4. 【請求項4】 親機に接続するためのマルチコネクタ
    と、マルチコネクタに接続されるとともに子機に接続す
    るためのキャノンコネクタとを有する入出力ボックスを
    取り付けた記録・再生装置において、 マルチコネクタを有するインターフェース部と、キャノ
    ンコネクタを有する入出力部とを設け、入出力部に対し
    てインターフェース部を相対的に回動可能に設けたこと
    を特徴とする記録・再生装置。
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