JP2000347606A - 画像表示方法及び装置 - Google Patents
画像表示方法及び装置Info
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- JP2000347606A JP2000347606A JP11162194A JP16219499A JP2000347606A JP 2000347606 A JP2000347606 A JP 2000347606A JP 11162194 A JP11162194 A JP 11162194A JP 16219499 A JP16219499 A JP 16219499A JP 2000347606 A JP2000347606 A JP 2000347606A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 残像効果を利用して一次元画素表示装置で二
次元画像を表示する装置において、相対移動速度が小さ
いときや静止しているときでも容易に二次元画像を認識
できる装置を提供する。 【解決手段】 一次元画素表示装置10により表示され
る一次元画素s1,s2...に垂直な方向に設定速度
vで動く輝点,画像又は物体を表示し、観察者の視線を
誘導する。設定速度vで動く輝点,画像又は物体は、観
察者に対して視線ガイド30として働く。視線ガイド3
0は、視線ガイド用LEDアレー40としても良い。視
線ガイド用LEDアレー40はまた、ドットマトリック
ス表示装置50としても良い。 【効果】 移動体表示装置のように相対的に移動してい
なくても、一次元画素表示装置10により二次元画像を
表示できる。ドットマトリックス表示装置50を視線ガ
イド30として用いると、表示面積の大きい表示装置が
比較的低コストで、設計・製作できる。
次元画像を表示する装置において、相対移動速度が小さ
いときや静止しているときでも容易に二次元画像を認識
できる装置を提供する。 【解決手段】 一次元画素表示装置10により表示され
る一次元画素s1,s2...に垂直な方向に設定速度
vで動く輝点,画像又は物体を表示し、観察者の視線を
誘導する。設定速度vで動く輝点,画像又は物体は、観
察者に対して視線ガイド30として働く。視線ガイド3
0は、視線ガイド用LEDアレー40としても良い。視
線ガイド用LEDアレー40はまた、ドットマトリック
ス表示装置50としても良い。 【効果】 移動体表示装置のように相対的に移動してい
なくても、一次元画素表示装置10により二次元画像を
表示できる。ドットマトリックス表示装置50を視線ガ
イド30として用いると、表示面積の大きい表示装置が
比較的低コストで、設計・製作できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単数又は複数の一次元
画素表示装置が一定間隔を置いて設置され、残像効果を
利用して二次元画像を表示する発光表示装置に関する。
画素表示装置が一定間隔を置いて設置され、残像効果を
利用して二次元画像を表示する発光表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、各種情報伝達、広告等に、LED
(発光素子)を発光点として縦横に並べた表示装置が広
く使われている。これは、一般にLEDを縦横に数個か
ら数十個、ピッチpの間隔で並べて表示面を構成する。
表示したい画像を各LEDの対応する位置に分解し、そ
の位置の明るさ(2値以上明度や色等の画素情報)に従
って、各LEDを点灯させて、表示面全体として文字そ
の他の画像を表示するものである。この方式の表示装置
を本明細書では「ドットマトリックス表示装置」と呼
ぶ。しかし、ドットマトリックス表示装置は表示面全体
に縦横にLEDで敷き詰める必要があり、多数のLED
(例えば縦20個×横100個とすると2000個)を
要するため、特に大面積や高精細の表示装置ではコスト
が高くなる。さらに、観察者に対して相対的に高速で移
動していたりすると像が流れてしまい認識できないとい
う欠点があった。
(発光素子)を発光点として縦横に並べた表示装置が広
く使われている。これは、一般にLEDを縦横に数個か
ら数十個、ピッチpの間隔で並べて表示面を構成する。
表示したい画像を各LEDの対応する位置に分解し、そ
の位置の明るさ(2値以上明度や色等の画素情報)に従
って、各LEDを点灯させて、表示面全体として文字そ
の他の画像を表示するものである。この方式の表示装置
を本明細書では「ドットマトリックス表示装置」と呼
ぶ。しかし、ドットマトリックス表示装置は表示面全体
に縦横にLEDで敷き詰める必要があり、多数のLED
(例えば縦20個×横100個とすると2000個)を
要するため、特に大面積や高精細の表示装置ではコスト
が高くなる。さらに、観察者に対して相対的に高速で移
動していたりすると像が流れてしまい認識できないとい
う欠点があった。
【0003】これを解決するため、本発明者は平成9年
特許願第340954号で、基本的に一本の一次元画素
表示装置により人の眼の残像効果を利用し、相対的に高
速に移動している観察者からみて文字等の二次元画像の
表示ができる装置を提案した。本明細書では、この装置
を「移動体表示装置」と呼ぶ。この移動体表示装置で
は、相対的に高速移動している観察者は、縦一列に並べ
られた単数乃至は複数個の一次元画素表示装置により二
次元画像を認識でき、しかも像が流れてしまうこともな
い。しかし、この移動体表示装置を眼で追っていては二
次元画像を認識できなくなるため、表示装置と観察者の
間にある程度以上の高速状態が必要だった。ましてや、
相対的に静止している観察者の場合は全く二次元画像を
認識できなかった。
特許願第340954号で、基本的に一本の一次元画素
表示装置により人の眼の残像効果を利用し、相対的に高
速に移動している観察者からみて文字等の二次元画像の
表示ができる装置を提案した。本明細書では、この装置
を「移動体表示装置」と呼ぶ。この移動体表示装置で
は、相対的に高速移動している観察者は、縦一列に並べ
られた単数乃至は複数個の一次元画素表示装置により二
次元画像を認識でき、しかも像が流れてしまうこともな
い。しかし、この移動体表示装置を眼で追っていては二
次元画像を認識できなくなるため、表示装置と観察者の
間にある程度以上の高速状態が必要だった。ましてや、
相対的に静止している観察者の場合は全く二次元画像を
認識できなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上に説明
した残像効果を利用して一次元画素表示装置で二次元画
像を表示する装置において、相対移動速度が小さいとき
や静止しているときでも容易に二次元画像を認識できる
装置を提供することを目的とする。具体的には、この一
次元画素表示装置の近傍に、設定したスキャン速度(設
定速度)と同じ速度及び方向で移動する表示(物体)を
設け、観察者の視線の移動を促す。
した残像効果を利用して一次元画素表示装置で二次元画
像を表示する装置において、相対移動速度が小さいとき
や静止しているときでも容易に二次元画像を認識できる
装置を提供することを目的とする。具体的には、この一
次元画素表示装置の近傍に、設定したスキャン速度(設
定速度)と同じ速度及び方向で移動する表示(物体)を
設け、観察者の視線の移動を促す。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像表示方法
は、その目的を達成するため、一次元画素表示装置によ
り時系列的に表示される一次元画素に垂直な方向に設定
速度で動く輝点,画像又は物体を表示し、観察者の視線
を誘導することを特徴とする。また、本発明の画像表示
装置は、該一次元画素表示装置によって時系列的に表示
される一次元画素に垂直な方向に設定速度で動く輝点,
画像又は物体を表示し、観察者の視線を誘導する視線ガ
イドとを備えている。視線ガイドがドットマトリックス
表示装置であれば、視線ガイド自体が内容のある情報を
表示することができる。
は、その目的を達成するため、一次元画素表示装置によ
り時系列的に表示される一次元画素に垂直な方向に設定
速度で動く輝点,画像又は物体を表示し、観察者の視線
を誘導することを特徴とする。また、本発明の画像表示
装置は、該一次元画素表示装置によって時系列的に表示
される一次元画素に垂直な方向に設定速度で動く輝点,
画像又は物体を表示し、観察者の視線を誘導する視線ガ
イドとを備えている。視線ガイドがドットマトリックス
表示装置であれば、視線ガイド自体が内容のある情報を
表示することができる。
【0006】
【実施の形態】平成9年特許願第340954号に提案
した移動体表示装置では、例えば図1のように高速の相
対移動速度vrで移動する移動体20の観察者から見
て、後方に移動する一次元画素表示装置10により時系
列的に一定時間間隔Tで順次表示された一次元画素s
1,s2,s3,..(図2)を一定距離間隔(ピッチ
p)で次々に認識するとき、人間の眼は残像効果をもつ
ため、二次元画像Sが構成・認識される。一定時間間隔
Tは、画素ピッチpと相対移動速度vrとから、T=p
/vrに設定される。しかし、相対移動速度vrが小さ
いとき、観察者はどうしても一次元画素表示装置10を
視線で追いがちである。その結果、観察者が一次元画素
表示装置10に対して相対的に移動していても観察者は
自分の視野の中で同じ位置に一次元画素s1,s2,s
3,..を認識するため二次元画像Sを認識できなくな
る。すなわち、この移動体表示装置10では、一次元画
素表示装置10そのものに視線が固定されてはならず、
相対移動速度vrで相対移動方向への視線の移動が情報
認識の前提条件になっている。
した移動体表示装置では、例えば図1のように高速の相
対移動速度vrで移動する移動体20の観察者から見
て、後方に移動する一次元画素表示装置10により時系
列的に一定時間間隔Tで順次表示された一次元画素s
1,s2,s3,..(図2)を一定距離間隔(ピッチ
p)で次々に認識するとき、人間の眼は残像効果をもつ
ため、二次元画像Sが構成・認識される。一定時間間隔
Tは、画素ピッチpと相対移動速度vrとから、T=p
/vrに設定される。しかし、相対移動速度vrが小さ
いとき、観察者はどうしても一次元画素表示装置10を
視線で追いがちである。その結果、観察者が一次元画素
表示装置10に対して相対的に移動していても観察者は
自分の視野の中で同じ位置に一次元画素s1,s2,s
3,..を認識するため二次元画像Sを認識できなくな
る。すなわち、この移動体表示装置10では、一次元画
素表示装置10そのものに視線が固定されてはならず、
相対移動速度vrで相対移動方向への視線の移動が情報
認識の前提条件になっている。
【0007】そこで、本発明者は、たとえ相対的に低速
で移動している状態でも、観察者に対して相対移動速度
vrで相対移動方向への視線の移動を促してやれば、や
はり一本の一次元画素表示装置10で二次元画像を表示
できることに想到し、本発明に至った。この方法によれ
ば、速度及び方向を観察者の視線が楽に移動できる程度
の速度に想定して設定すれば、観察者と表示装置が相対
的に静止している関係であっても実施可能である。具体
的には、例えば図3(a)のように画素ピッチpの間隔
で直線状に並べたLED(LEDアレー)からなる一本
の一次元画素表示装置10を設置する。一次元画素表示
装置10はLEDアレーにより、ドットマトリックスで
構成された画像の縦の各一次元画素s1,s2,s
3,...,s10(図3b)を時間間隔tで時系列的
に表示する。時間間隔tは、設定速度をvとし、画素ピ
ッチをpとしたとき、t=p/vとする。この一次元画
素表示装置10の上に、設定速度vで水平に動く視線ガ
イド30を設ける。
で移動している状態でも、観察者に対して相対移動速度
vrで相対移動方向への視線の移動を促してやれば、や
はり一本の一次元画素表示装置10で二次元画像を表示
できることに想到し、本発明に至った。この方法によれ
ば、速度及び方向を観察者の視線が楽に移動できる程度
の速度に想定して設定すれば、観察者と表示装置が相対
的に静止している関係であっても実施可能である。具体
的には、例えば図3(a)のように画素ピッチpの間隔
で直線状に並べたLED(LEDアレー)からなる一本
の一次元画素表示装置10を設置する。一次元画素表示
装置10はLEDアレーにより、ドットマトリックスで
構成された画像の縦の各一次元画素s1,s2,s
3,...,s10(図3b)を時間間隔tで時系列的
に表示する。時間間隔tは、設定速度をvとし、画素ピ
ッチをpとしたとき、t=p/vとする。この一次元画
素表示装置10の上に、設定速度vで水平に動く視線ガ
イド30を設ける。
【0008】視線ガイド30は、人の目を引く物、例え
ば目立つ物体や光源等を一定の設定速度vで一定方向に
動かす手段をもつ。例えば、図3(a)のようにガイド
人形31,31をプーリ32,32によって駆動される
ゴムベルト33に一定の間隔で取付け、プーリ32を回
転させることによって可能である。観察者から見ると、
ガイド人形31は次々と設定速度vで移動する。勿論、
下のガイド人形31が戻る姿は見えないようにする。観
察者は、自然にガイド人形31に視線を向け眼で追う。
結果的に観察者の視線は設定速度vで移動する。まず、
s1を表示したとき(図3b)、u1の位置にガイド人
形31があり、順次s2を表示したときu2の位置に移
動し、s3を表示したときにはu3の位置になってい
る。ガイド人形31の移動速度は、設定速度vに一致さ
せてあるので、各一次元画素s1,s2,s3,...
が表示される時間間隔t(=p/v)にガイド人形31
の移動する距離はv/tで、結局画素のピッチpと一致
する。
ば目立つ物体や光源等を一定の設定速度vで一定方向に
動かす手段をもつ。例えば、図3(a)のようにガイド
人形31,31をプーリ32,32によって駆動される
ゴムベルト33に一定の間隔で取付け、プーリ32を回
転させることによって可能である。観察者から見ると、
ガイド人形31は次々と設定速度vで移動する。勿論、
下のガイド人形31が戻る姿は見えないようにする。観
察者は、自然にガイド人形31に視線を向け眼で追う。
結果的に観察者の視線は設定速度vで移動する。まず、
s1を表示したとき(図3b)、u1の位置にガイド人
形31があり、順次s2を表示したときu2の位置に移
動し、s3を表示したときにはu3の位置になってい
る。ガイド人形31の移動速度は、設定速度vに一致さ
せてあるので、各一次元画素s1,s2,s3,...
が表示される時間間隔t(=p/v)にガイド人形31
の移動する距離はv/tで、結局画素のピッチpと一致
する。
【0009】このとき観察者は、視線を一次元画素s
1,s2,s3,...を時系列的に順次表示する一次
元画素表示装置10に視線を固定していては二次元画像
は認識できない。しかし、図3(b)のように設定速度
vで移動するガイド人形31に視線を固定し、その移動
と共に視線を移動させると、一次元画素s1が表示され
た瞬間には視野の中でガイド人形31の位置u1から離
れたある位置に見える。次に、一次元画素s2が表示さ
れた瞬間、視線はガイド人形21の位置のu2に移って
おり、観察者の視野の中で一次元画素s1からピッチp
だけ右の位置に一次元画素s2が認識される。以下、順
次一次元画素s3,s4,s5,...が表示された瞬
間、観察者の視線はそれぞれu3,u4,u5,...
と移動しているため、観察者の視野の中で一次元画素s
3,s4,s5,...の認識される位置はピッチpず
つ右方向にずれて行く。その結果、残像により観察者の
視野の中に一次元画素s1,s2,s3,...が順次
ピッチpの間隔で並び、二次元画像(この場合には
「イ」の文字)が構成されることになる。このように、
視線ガイド30を眼で追う観察者から見ると、通常では
認識できない一本の一次元画素表示装置10でも、次々
時系列的に表示された一次元画素s1,s2,s
3,...が残像により横に並ぶ結果、二次元画像Sが
容易に認識できるようになる。
1,s2,s3,...を時系列的に順次表示する一次
元画素表示装置10に視線を固定していては二次元画像
は認識できない。しかし、図3(b)のように設定速度
vで移動するガイド人形31に視線を固定し、その移動
と共に視線を移動させると、一次元画素s1が表示され
た瞬間には視野の中でガイド人形31の位置u1から離
れたある位置に見える。次に、一次元画素s2が表示さ
れた瞬間、視線はガイド人形21の位置のu2に移って
おり、観察者の視野の中で一次元画素s1からピッチp
だけ右の位置に一次元画素s2が認識される。以下、順
次一次元画素s3,s4,s5,...が表示された瞬
間、観察者の視線はそれぞれu3,u4,u5,...
と移動しているため、観察者の視野の中で一次元画素s
3,s4,s5,...の認識される位置はピッチpず
つ右方向にずれて行く。その結果、残像により観察者の
視野の中に一次元画素s1,s2,s3,...が順次
ピッチpの間隔で並び、二次元画像(この場合には
「イ」の文字)が構成されることになる。このように、
視線ガイド30を眼で追う観察者から見ると、通常では
認識できない一本の一次元画素表示装置10でも、次々
時系列的に表示された一次元画素s1,s2,s
3,...が残像により横に並ぶ結果、二次元画像Sが
容易に認識できるようになる。
【0010】すなわち、たとえ一次元画素表示装置10
と観察者とが相対的に移動していなくても、この視線ガ
イド30を観察者が眼で追い、視線を移動させることに
より、一本の一次元画素表示装置10で二次元画像Sが
表示できるようになる。表示幅(この場合、横方向)
は、人の眼の残像時間をtzとし、設定速度をvとした
とき、tz×v程度となる。図4のように、ガイドLE
Dr1,r2,r3,...,rnをピッチpで直線状
に多数並べたLEDアレー41を設置し、視線ガイド用
LEDアレー40として一次元画素表示装置10と直角
方向に設置してもよい。一次元画素表示装置により時間
間隔tで時系列的に順次一次元画素s1,s2,s
3,...を表示するに合わせ、s1を表示したときガ
イドLEDr1を点灯させ、順次s2を表示したときr
2を点灯させ、s3を表示したときr3を点灯させる。
以下順次一次元画素snとガイドLEDrnを同期させ
て点灯すると、ガイド人形31を設定速度vで動かした
ときと同様に視線ガイドとなる。すなわち、ガイド人形
31のような物体でなく、ガイドLEDrnで表示され
る輝点が設定速度vで移動しても、この輝点を眼で追う
ことにより視線が設定速度vで動くことになる。その結
果、観察者は二次元画像Sを認識できる。このとき、図
4(b)のように視線ガイド用LEDアレー40上で充
分離れた一定間隔で複数のガイドLEDrnを同時に点
灯して、点灯するガイドLEDrnを時間間隔tで次々
その左側のガイドLEDr(n+1)を点灯してもよ
い。複数の輝点が設定速度vでそれぞれ移動する。視線
ガイド用LEDアレー40は、図5のように幅方向に複
数列のガイドLEDを並べてマトリックスとし、一個の
輝点でなく三角や四角,星印等を表示して移動表示する
こともできる。また、視線ガイド用LEDアレー40
は、一次元画素表示装置10と同時に、観察者の視野に
入る近傍に設置すればよいので、図6(a),(b)の
ように、一次元画素表示装置10の上部ばかりでなく中
央でも下部でもよい。観察者の視野の中にある限り位置
関係は自由に設定できる。
と観察者とが相対的に移動していなくても、この視線ガ
イド30を観察者が眼で追い、視線を移動させることに
より、一本の一次元画素表示装置10で二次元画像Sが
表示できるようになる。表示幅(この場合、横方向)
は、人の眼の残像時間をtzとし、設定速度をvとした
とき、tz×v程度となる。図4のように、ガイドLE
Dr1,r2,r3,...,rnをピッチpで直線状
に多数並べたLEDアレー41を設置し、視線ガイド用
LEDアレー40として一次元画素表示装置10と直角
方向に設置してもよい。一次元画素表示装置により時間
間隔tで時系列的に順次一次元画素s1,s2,s
3,...を表示するに合わせ、s1を表示したときガ
イドLEDr1を点灯させ、順次s2を表示したときr
2を点灯させ、s3を表示したときr3を点灯させる。
以下順次一次元画素snとガイドLEDrnを同期させ
て点灯すると、ガイド人形31を設定速度vで動かした
ときと同様に視線ガイドとなる。すなわち、ガイド人形
31のような物体でなく、ガイドLEDrnで表示され
る輝点が設定速度vで移動しても、この輝点を眼で追う
ことにより視線が設定速度vで動くことになる。その結
果、観察者は二次元画像Sを認識できる。このとき、図
4(b)のように視線ガイド用LEDアレー40上で充
分離れた一定間隔で複数のガイドLEDrnを同時に点
灯して、点灯するガイドLEDrnを時間間隔tで次々
その左側のガイドLEDr(n+1)を点灯してもよ
い。複数の輝点が設定速度vでそれぞれ移動する。視線
ガイド用LEDアレー40は、図5のように幅方向に複
数列のガイドLEDを並べてマトリックスとし、一個の
輝点でなく三角や四角,星印等を表示して移動表示する
こともできる。また、視線ガイド用LEDアレー40
は、一次元画素表示装置10と同時に、観察者の視野に
入る近傍に設置すればよいので、図6(a),(b)の
ように、一次元画素表示装置10の上部ばかりでなく中
央でも下部でもよい。観察者の視野の中にある限り位置
関係は自由に設定できる。
【0011】また、視線ガイド用LEDアレー40は視
線が追う輝点,画像等の表示の移動速度が一次元画素表
示装置で設定した設定速度v、すなわち画素ピッチp/
時間間隔tに一致している限り、視線ガイド用LEDア
レー40のガイドLEDの配列ピッチplは画素ピッチ
pに拘わらず自由に設定できる。勿論、配列ピッチpl
が小さいほど、輝点の動きはスムースになるので好まし
い。本発明の視線ガイド30又は40は、相対的に移動
する観察者に対する移動体表示装置においても採用可能
であることは勿論である。この場合、視線ガイドの速度
(設定速度v)は相対的に移動する速度・方向にほぼ一
致させることで安定した画像を認識できる。相対移動速
度が低速であっても二次元画像が認識しやすくなる。以
上は、一次元画素表示装置10を垂直に置き、視線ガイ
ド30又は視線ガイド用LEDアレー40を水平に置い
た例であるが、逆に一次元画素表示装置10を水平に置
き、視線ガイド30又は視線ガイド用LEDアレー40
を垂直に置いて、視線の移動を垂直な方向に誘導しても
良いことは言うまでもない。
線が追う輝点,画像等の表示の移動速度が一次元画素表
示装置で設定した設定速度v、すなわち画素ピッチp/
時間間隔tに一致している限り、視線ガイド用LEDア
レー40のガイドLEDの配列ピッチplは画素ピッチ
pに拘わらず自由に設定できる。勿論、配列ピッチpl
が小さいほど、輝点の動きはスムースになるので好まし
い。本発明の視線ガイド30又は40は、相対的に移動
する観察者に対する移動体表示装置においても採用可能
であることは勿論である。この場合、視線ガイドの速度
(設定速度v)は相対的に移動する速度・方向にほぼ一
致させることで安定した画像を認識できる。相対移動速
度が低速であっても二次元画像が認識しやすくなる。以
上は、一次元画素表示装置10を垂直に置き、視線ガイ
ド30又は視線ガイド用LEDアレー40を水平に置い
た例であるが、逆に一次元画素表示装置10を水平に置
き、視線ガイド30又は視線ガイド用LEDアレー40
を垂直に置いて、視線の移動を垂直な方向に誘導しても
良いことは言うまでもない。
【0012】一次元画素表示装置10としては、以上の
ような縦や横の配置だけでなく、結果的に直線状の一次
元画素s1,s2,....が表示できさえすれば、斜
めの配置も可能である。例えば図7(a)のように、ピ
ッチpa(=p/sinθ)で表示LEDが並んだ一次
元画素表示装置10を垂直に対して角度θだけ傾けて設
置した場合、上からn番目のLEDの発光タイミング
を、Td={pa(n−1)sinθ}/vに従って遅
らせれば、発光位置はLd=pa(n−1)sinθだ
けずれるので、発光点の並びはs’となり、結果的に表
示された一次元画素は垂直となる。特に、図7(a)の
ように斜め45度で設置した場合は、pa・sinθ=
pを考慮するとLd=(n−1)pとなり、順次1ピッ
チpだけ遅らせれば良いことになり、データの扱いは容
易となる。この場合、さらに縦方向の視線ガイド用LE
Dアレー40を設け、一次元画素表示装置10で縦方向
の表示遅れをつくり、水平方向の一次元画素を同じ原理
で表示すれば、45度に傾けられた同じ一次元画素表示
装置10により、縦移動表示も可能な装置となる。その
為、図7(b)のような一次元画素表示装置10の配置
も可能となり、縦横それぞれに視線ガイド用LEDアレ
ー40,40を設けることにより、設定速度vの方向を
縦横に切り換えることができる。同様に表示時間の調整
により、一次元画素表示装置の形状は、曲線でも良い。
すなわち、結果として、ある一定の時刻に点状画素が直
線状に並んだ一次元画素を表示できれば良い。
ような縦や横の配置だけでなく、結果的に直線状の一次
元画素s1,s2,....が表示できさえすれば、斜
めの配置も可能である。例えば図7(a)のように、ピ
ッチpa(=p/sinθ)で表示LEDが並んだ一次
元画素表示装置10を垂直に対して角度θだけ傾けて設
置した場合、上からn番目のLEDの発光タイミング
を、Td={pa(n−1)sinθ}/vに従って遅
らせれば、発光位置はLd=pa(n−1)sinθだ
けずれるので、発光点の並びはs’となり、結果的に表
示された一次元画素は垂直となる。特に、図7(a)の
ように斜め45度で設置した場合は、pa・sinθ=
pを考慮するとLd=(n−1)pとなり、順次1ピッ
チpだけ遅らせれば良いことになり、データの扱いは容
易となる。この場合、さらに縦方向の視線ガイド用LE
Dアレー40を設け、一次元画素表示装置10で縦方向
の表示遅れをつくり、水平方向の一次元画素を同じ原理
で表示すれば、45度に傾けられた同じ一次元画素表示
装置10により、縦移動表示も可能な装置となる。その
為、図7(b)のような一次元画素表示装置10の配置
も可能となり、縦横それぞれに視線ガイド用LEDアレ
ー40,40を設けることにより、設定速度vの方向を
縦横に切り換えることができる。同様に表示時間の調整
により、一次元画素表示装置の形状は、曲線でも良い。
すなわち、結果として、ある一定の時刻に点状画素が直
線状に並んだ一次元画素を表示できれば良い。
【0013】また、一本の表示装置で表示できる設定速
度v方向の幅(残像時間tz×設定速度v)以上の範囲
で表示したいときは、複数の一次元画素表示装置10を
図8のように、一定の設置間隔で複数並べてもよい。こ
のとき、一次元画素表示装置10同士の間隔Lsは、残
像時間tz×設定速度v以内の間隔で設置されると認識
しやすくなる。さらに、視線ガイドは、縦横にLEDを
並べたドットマトリックス表示装置を用いてもよい。す
なわち、図9(a)のように視線ガイド用LEDアレー
40としてドットマトリックス表示装置50を横長に置
き、文字,模様,情報等を設定速度vでスクロール表示
する。ドットマトリックス表示装置50の近傍に、設定
速度vの方向に垂直に一次元画素表示装置10を設ける
ことで、一次元画素表示装置10による表示を認識でき
る。例えばドットマトリックス表示装置50によりメイ
ンの情報をスクロール表示し、付属的な情報や飾り等サ
ブの情報を一次元画素表示装置10により表示すること
もできる。この場合、表示面積当りのコストが高いドッ
トマトリックス表示装置50を部分的に用い、表示面積
当りのコストが低い一次元画素表示装置10をその他の
部分に用いることができるため表示面積に対してコスト
パフォーマンスの良い表示装置が設計可能となる。さら
に、広告等の表示の稼動に際して、ドットマトリックス
表示装置50は静止画像を表示したり(この時一次元画
素表示装置10からは画像情報は認識できず、単なる線
状の光の点滅のみになる)、スクロール画像を表示して
視線ガイドとして働かせ、一次元画素表示装置10でも
画像情報を発信したりというように変化のある表示がで
きる。一次元画素表示装置10,10の配置は前記した
ように斜めでもよいので、図9(b)のように視線ガイ
ド30又は40を兼ねるドットマトリックス表示装置5
0を囲むような配置も考えられる。
度v方向の幅(残像時間tz×設定速度v)以上の範囲
で表示したいときは、複数の一次元画素表示装置10を
図8のように、一定の設置間隔で複数並べてもよい。こ
のとき、一次元画素表示装置10同士の間隔Lsは、残
像時間tz×設定速度v以内の間隔で設置されると認識
しやすくなる。さらに、視線ガイドは、縦横にLEDを
並べたドットマトリックス表示装置を用いてもよい。す
なわち、図9(a)のように視線ガイド用LEDアレー
40としてドットマトリックス表示装置50を横長に置
き、文字,模様,情報等を設定速度vでスクロール表示
する。ドットマトリックス表示装置50の近傍に、設定
速度vの方向に垂直に一次元画素表示装置10を設ける
ことで、一次元画素表示装置10による表示を認識でき
る。例えばドットマトリックス表示装置50によりメイ
ンの情報をスクロール表示し、付属的な情報や飾り等サ
ブの情報を一次元画素表示装置10により表示すること
もできる。この場合、表示面積当りのコストが高いドッ
トマトリックス表示装置50を部分的に用い、表示面積
当りのコストが低い一次元画素表示装置10をその他の
部分に用いることができるため表示面積に対してコスト
パフォーマンスの良い表示装置が設計可能となる。さら
に、広告等の表示の稼動に際して、ドットマトリックス
表示装置50は静止画像を表示したり(この時一次元画
素表示装置10からは画像情報は認識できず、単なる線
状の光の点滅のみになる)、スクロール画像を表示して
視線ガイドとして働かせ、一次元画素表示装置10でも
画像情報を発信したりというように変化のある表示がで
きる。一次元画素表示装置10,10の配置は前記した
ように斜めでもよいので、図9(b)のように視線ガイ
ド30又は40を兼ねるドットマトリックス表示装置5
0を囲むような配置も考えられる。
【0014】
【発明の効果】本発明による一次元画素表示装置は、以
上に説明したように視線ガイドを備えているため、一次
元画素表示装置で表示される設定速度で観察者の視線を
案内する。このため、移動体表示装置のように観察者が
相対的に高速で移動していなくても一次元画素表示装置
で表示される二次元画像を認識できる。また、通常のド
ットマトリックス表示装置を視線ガイドとして用い、一
次元画素表示装置を活用して低コストの大型表示装置が
できる。
上に説明したように視線ガイドを備えているため、一次
元画素表示装置で表示される設定速度で観察者の視線を
案内する。このため、移動体表示装置のように観察者が
相対的に高速で移動していなくても一次元画素表示装置
で表示される二次元画像を認識できる。また、通常のド
ットマトリックス表示装置を視線ガイドとして用い、一
次元画素表示装置を活用して低コストの大型表示装置が
できる。
【図1】一次元画素表示装置を用いた従来の移動体表示
装置。
装置。
【図2】従来の移動体表示装置の原理を説明する図。
【図3】本発明の視線ガイドを説明する図。
【図4】本発明の視線ガイドをLEDアレーで構成した
例を説明する図。
例を説明する図。
【図5】本発明の視線ガイドを複数のLEDアレーで構
成した例を説明する図。
成した例を説明する図。
【図6】本発明の視線ガイドと一次元画素表示装置の配
置例を説明する図。
置例を説明する図。
【図7】一次元画素表示装置を斜めに設置した例を説明
する図。
する図。
【図8】複数の一次元画素表示装置を設置した例を説明
する図。
する図。
【図9】視線ガイドとしてのドットマトリックス表示装
置の近傍に複数の一次元画素表示装置を設置した例を説
明する図。
置の近傍に複数の一次元画素表示装置を設置した例を説
明する図。
10:一次元画素表示装置 11:LED 12:
LED駆動装置 30:視線ガイド 31:ガイド人形: 32:プ
ーリ 33:ゴムベルト 40:視線ガイド用LEDアレー 41:LEDアレ
ー 50:ドットマトリックス表示装置
LED駆動装置 30:視線ガイド 31:ガイド人形: 32:プ
ーリ 33:ゴムベルト 40:視線ガイド用LEDアレー 41:LEDアレ
ー 50:ドットマトリックス表示装置
Claims (3)
- 【請求項1】 一次元画素表示装置により時系列的に表
示される一次元画素に垂直な方向に設定速度で動く輝
点,画像又は物体を表示し、観察者の視線を誘導するこ
とを特徴とする画像表示方法。 - 【請求項2】 一次元画素表示装置と、該一次元画素表
示装置によって時系列的に表示される一次元画素に垂直
な方向に設定速度で動き、観察者の視線を誘導する輝
点,画像又は物体を表示する視線ガイドとを備えた画像
表示装置。 - 【請求項3】 視線ガイドがドットマトリックス表示装
置であることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11162194A JP2000347606A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 画像表示方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11162194A JP2000347606A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 画像表示方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000347606A true JP2000347606A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15749795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11162194A Pending JP2000347606A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 画像表示方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000347606A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002175025A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-06-21 | Susumu Tate | 眼球運動を利用した情報提示装置及び情報提示方法 |
KR20040031877A (ko) * | 2002-10-07 | 2004-04-14 | 한종휘 | 터널용 표시장치 |
JP2008200303A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
-
1999
- 1999-06-09 JP JP11162194A patent/JP2000347606A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002175025A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-06-21 | Susumu Tate | 眼球運動を利用した情報提示装置及び情報提示方法 |
JP4619582B2 (ja) * | 2000-09-08 | 2011-01-26 | ▲舘▼ ▲すすむ▼ | 眼球運動を利用した情報提示装置及び情報提示方法 |
KR20040031877A (ko) * | 2002-10-07 | 2004-04-14 | 한종휘 | 터널용 표시장치 |
JP2008200303A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
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