JP2000339291A - オーサリング装置及びオーサリングプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

オーサリング装置及びオーサリングプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000339291A
JP2000339291A JP14810499A JP14810499A JP2000339291A JP 2000339291 A JP2000339291 A JP 2000339291A JP 14810499 A JP14810499 A JP 14810499A JP 14810499 A JP14810499 A JP 14810499A JP 2000339291 A JP2000339291 A JP 2000339291A
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bit stream
scenario data
generation
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JP14810499A
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English (en)
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Chieko Matsuda
智恵子 松田
Yasushi Kamisaka
靖 上坂
Yoshihiro Mori
美裕 森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビットストリームと再生制御データからなる
オーサリング装置において、運用効率を高めることを目
的としている。 【解決手段】 ビデオストリーム、オーディオストリー
ム、シナリオデータを生成する際に参照された素材管理
テーブル11の世代番号が、ビットストリーム管理テー
ブル13及びシナリオ管理テーブル15に記載されてお
り、シナリオデータとビットストリームとの間に不整合
が存在するか否かが整合性チェック部42により判定さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ素材、オー
ディオ素材をエンコードしたビットストリームと、シナ
リオデータとを含むオーサリングデータを作成するオー
サリング装置及びオーサリングプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】アメリカ・ハリウッドを始め、世界中の
映画産業界で活躍する映像制作スタッフは、映画等のパ
ッケージソフトの供給にDVD(Degital Versatile Dis
c)を用いることが、次世代のメディア戦略において必
須であると考えている。これは、複数バージョンの一元
管理、対話的な分岐制御、多言語対応等、旧来の記録媒
体には無かった様々な機能をDVD規格は網羅しており、
これらの機能を用いることにより、パッケージソフトの
付加価値は、更に高められるからである。
【0003】機能性における向上の反面、DVDの論理フ
ォーマットは、非常に複雑なものとなり、DVDに記録す
べきデータの作成には、専用のオーサリングシステムが
必要とされる。そのため、映画産業界で活躍する映像制
作スタッフは、より作業効率が良く、操作性が優れたオ
ーサリングシステムを開発メーカに要求しており、開発
メーカが、それらの要望に答えて、オーサリングシステ
ムの運用面の効率化を図ることが、DVD普及の鍵となる
といわれる。
【0004】図19は、DVDに記録されるべきデータの
階層構造を示す模式図である。DVDはリードイン(LeadI
n)領域201とリードアウト(LeadOut)領域203とデ
ィスクイメージ(Discimage)領域202から構成され
る。リードイン領域201にはディスク再生装置の読み
出し開始時の動作安定用データ等が記録される。リード
アウト領域203には、再生装置に再生終了を告知する
領域であり、意味のあるデータは記録されていない。
【0005】ディスクイメージ領域に記録されているデ
ィスクイメージは、マルチメディアファイル(Multimedi
aFiles)205と、このファイルについての管理情報で
あるファイル管理情報(FileStructure)204とから構
成される。マルチメディアファイル205は、VMG20
6と、複数のVTS207からなる。ビデオタイトルセッ
ト(VTS)207とは、映像群の共通活用という観点から
分類された映像タイトルの集合をいい、ビデオマネージ
ャ(VMG)206とは、各タイトルセット内の映像タイト
ルの見出しとして用いられる情報をいう。
【0006】VTS部207は、複数のシステムストリー
ム(DVD規格ではVideo Object(VOB)と呼ばれる。)からな
るVTSTTVOB部209と、1以上のシナリオデータからな
るVTSI部208と、VTSI部のバックアップ用コピーであ
るBackupVTSI部210で構成される。図20は、VTSI部
208、VTSTTVOB209の内容を示す図である。
【0007】図19に示したVTSTTVOB209は、図20
において複数のビデオオブジェクト(図中のVOB#1、VOB
#2、VOB#3)を含んでいることがわかる。各ビデオオブ
ジェクトは、複数種類のビットストリームを多重して得
られたシステムストリームであり、複数のパックからな
る。ここでビットストリームには、ビデオストリーム、
オーディオストリーム、副映像ストリーム等があり、本
図において各パックには、約2KByteのサイズに分割され
たビデオストリーム1,オーディオストリーム1,ビデオス
トリーム2,オーディオストリーム2が格納されている。
これらのビデオストリームは、ビットストリームの部分
区間(部分区間1,部分区間2)、オーディオ素材の部分
区間(部分区間1,部分区間2)をエンコード(エレメン
タリィエンコード)したものである。ここで部分区間と
は、ビデオテープにおいてタイムコードの組みで特定さ
れる区間である。
【0008】一方、VTSI208は、シナリオデータを含
む。シナリオデータは、VTSTTVOB209に配置された複
数のシステムストリームに対しての再生順序やその他再
生制御を指示するデータである。ここでいう再生制御に
は、メニュー画像を表示して、このメニューに対してな
された操作に応じて対話的に分岐を行う分岐制御や、ビ
デオストリームと共に多重されている複数のオーディオ
ストリームを選択的に切り替える切換制御等、DVD規格
に規定されたあらゆるプレゼンテーション機能、ナビゲ
ーション機能を含む。このような機能は、複数のシステ
ムストリームの再生順序を示す再生順序情報に基づいて
行われる。本図において再生順序情報は、第1に再生す
べきVOB(VOB#1)、第2に再生すべきVOB(VOB#2)、第
3に再生すべきVOB(VOB#3)を指定している。この再生
順序情報は、その下段に示すように、第1に再生すべき
部分区間(部分区間1)、第2に再生すべき部分区間
(部分区間2)、第3に再生すべき部分区間(部分区間
3)を指定することにより行われる。
【0009】ここでオーサリングシステムを用いたDVD
パッケージソフト(以下DVDソフトという)の制作工程
について説明する。図21は、DVDソフトの制作工程を
示す図である。DVDソフトの制作は、DVDソフトをどのよ
うな筋書きにするかを決める企画工程、動画収録、音声
収録等の素材作成を行う素材制作工程、オーサリングシ
ステムを用いたオーサリング工程、DVDの原盤を作成
し、プレス・貼り合わせを行って、DVDを完成させるプレ
ス工程からなる。
【0010】これらの工程のうち、オーサリングシステ
ムが用いられるオーサリング工程は、シナリオ編集、
素材エンコード、システムエンコード、フォーマ
ッティング、エミュレーションという5つの工程とか
らなる。 シナリオ編集作業とは、企画作業段階において、作成
された情報をオーサリングシステムが理解できる形式に
変換する。例えば、メニュー画面をこのように作成し、
この部分はマルチアングル区間でシームレスに接続する
というディスクイメージの骨格にあたる情報を作成す
る。シナリオ編集の結果は、シナリオデータとして出力
され、システムエンコードの入力パラメータとして使用
される。また、このシナリオ編集において、システムエ
ンコードを実現するためエンコードパラメータの等も生
成される。
【0011】素材エンコード作業とは、ビデオ素材、
オーディオ素材、副映像素材のそれぞれをエンコードし
て、ビデオストリーム、オーディオストリーム、副映像
ストリームを得る作業である。 システムエンコード作業とは、素材エンコードにより
得られた、ビデオストリーム、オーディオストリーム、
副映像ストリームをインターリーブ多重して、これらを
1本のシステムストリームに変換する。
【0012】フォーマッティング作業では、シナリオ
データを元に、各種情報を作成して、シナリオデータ及
びシステムストリームをDVDのフォーマットに適合させ
る。 エミュレーション作業では、オーサリング作業の結果
が正しいか否かの確認を行う。 以上に示した作業のうち、VTSI部208に含まれるシナ
リオデータの制作作業、VTSTTVOB209に含まれるシス
テムストリームのエンコード作業には、多大な作業時間
が費やされるが、図21に示したように、オーサリング
システムの開発メーカーは、映画の制作スタジオにオー
サリングシステムを納品する際、シナリオデータの制作
を先に行い、シナリオデータが制作された後、ビットス
トリームのエンコードを行うよう、作業手順を映像制作
スタッフに指示していた。その理由は、シナリオデータ
は、映像タイトルの枠組みであり、これを確定させるこ
とが、映像編集作業を効率化する上で最も望ましいと考
えられるからである。
【0013】しかしオーサリングシステムの納品が行わ
れた映画の制作スタジオでは、オーサリングシステムの
開発メーカーの思惑とは裏腹に、シナリオデータの制作
と、ビットストリームのエンコードとがそれぞれ独立し
て行われることが多い。これはシナリオデータの制作
は、システムストリームの再生順序の定義を始め、メニ
ューの記述、1本のシステムストリームに多重すべきオ
ーディオストリームの指定等多くの情報を記述せねばな
らず、またこれらの完成させるには多くの試行錯誤を経
なければならないので、シナリオデータの作成完了を待
っていたのでは、ビットストリームのエンコード作業が
何時までたっても開始できないからである。ビットスト
リームのエンコード作業は、2時間のビデオ素材をエン
コードするには2時間かかるというように、1回のエンコ
ードに実時間がかかり、また画質を安定させるには各種
パラメータの調整を何度も行う必要がある。ここで、パ
ラメータ調整がn回行われるなら、2時間×nという膨大
な作業時間が費やされるので、シナリオデータの制作と
並行して、ビットストリームのエンコードを進行させた
いという心理がエンコード担当者に働くからである。
【0014】図22は、DVDソフトの別の制作工程を示
す図である。本図における制作工程が図21に示すもの
と異なるのは、素材エンコード作業と、シナリオデータ
の作成作業とが並行して行われている点である。これら
が並行して行われたため、後段のシステムエンコード
作業、フォーマッティング作業、エミュレーション
作業の順位は、一つづつ繰り上がっている。
【0015】この図22に示す制作工程においてシナリ
オ担当者及びエンコード担当者は、それぞれが独立し
て、以下の作業を行う。素材が記録されているマスター
テープが供給されると、素材に含まれる部分区間を順次
再生させたい場合、その部分区間を示す情報(例えば部
分区間の開始タイムコード、終了タイムコード)を配列
してゆくことにより、シナリオデータに含まれる再生順
序情報を定義する。一方、エンコード担当者は、素材が
記録されているマスターテープにおいて、順次再生させ
たい部分区間をエンコードしてゆき、VTSTTVOB209に
収録されるべき複数のシステムストリームを作成する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
のように、ビットストリームの制作とシナリオデータの
制作とがそれぞれ別々の映像制作スタッフによって行わ
れれば、シナリオデータにおいて再生順序が指定されて
いる部分区間と、エンコードされた部分区間との間の不
整合が頻繁に発生してしまう。
【0017】例えば、シナリオデータにおいて再生順序
が指定されている部分区間と、エンコードされた部分区
間との間に不一致が発生する場合がある。シナリオデー
タではタイトルの再生時間が2分と指定されているが、
再生されるべきビットストリームは1分しかないような
事態が生じうる。このように総再生時間が一致していな
い場合、これらの時間長が一致しているものと信じて再
生を行うディスク再生装置(DVDプレーヤー)は、再生
処理を正常に行うことができない。図23は、シナリオ
データと、ビットストリームとの不整合の一例を示す図
である。上記不整合が発生したため、ビデオストリー
ム、オーディオストリームにエンコードされた部分区間
(リール1a)と、シナリオデータにおいて再生順序が指定
された部分区間(リール1b)とに不整合が発生しているこ
とがわかる。
【0018】また、シナリオデータに複数のオーディオ
ストリームを多重するよう記載されているが、そのうち
何れかのオーディオストリームのエンコードをし忘れて
いることがある。逆にシステムストリームにシステムエ
ンコードされるべき複数のオーディオストリームのう
ち、何れかのものをシナリオデータに記載し忘れること
がある。このようにエンコードのし忘れや、シナリオデ
ータへの記載をし忘れたまま、ディスクイメージを生成
しようとすると、実体の無いビットストリームを再生す
るようDVDプレーヤに指示が行われたり、その再生が行
われることが無いビットストリームがDVDに記録されて
しまうこともある。
【0019】更にシナリオデータには、所望の画像が現
れたタイミングで表示されるべきメニュー描画が指定さ
れていることがあるが、再生順序が指定されている部分
区間と、エンコードされた部分区間との間に不一致が存
在すれば、そのようなメニューがズレたタイミングで描
画されてしまう。図19に示したディスクイメージは、
4GByte近くのデータサイズを有しており、これを作成す
るには長時間がかかる。上記のような不整合が、ディス
クイメージの完成後に発覚すれば、シナリオデータやビ
ットストリームの制作を最初からやり直す必要があり、
開発効率が大きく悪化してしまう。
【0020】ここでオーサリングシステムは、ファイル
システムを有しており、シナリオデータやビットストリ
ームはファイルシステムにおいてファイルとして管理さ
れているので、ファイルの更新日時を参照すれば、上記
のような不整合は避けられるように思える。再エンコー
ドが必要となるのは、シナリオデータにおいて再生順序
を指定している部分区間に変化が生じた場合、素材にお
いてエンコードすべき部分区間に変化が生じた場合であ
り、これらが変化しないような更新であれば、再エンコ
ードを行う必要はないが、ファイルの更新日時を参照し
て、整合−不整合の判定を行えば、再生順序を指定して
いる部分区間に変化が生じない場合、素材においてエン
コードすべき部分区間に変化が生じない場合であって
も、シナリオデータとビットストリームとが不整合と判
定されるので、再エンコードが過剰に行われる恐れがあ
る。不必要な再エンコードが繰り返し行われれば、貴重
な作業時間の浪費が著しくなる。
【0021】本発明の目的は、ビットストリームの再エ
ンコードやシナリオデータの再作成が過剰に行われるこ
とがないよう、参照すべき部分区間に変化が生じた場合
のみ、シナリオデータと、ビットストリームとの間の整
合−不整合を的確に判定することができるオーサリング
システムを提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、それぞれが素材データにおける部分区間を
エンコードして得られた複数のビットストリームと、素
材データにおける複数の部分区間の再生順序を規定した
シナリオデータとを、オーサリングデータに変換するオ
ーサリング装置であって、前記ビットストリーム及びシ
ナリオデータは、素材データにおける部分区間に関する
情報が記載された素材管理テーブルを参照して生成され
ており、素材管理テーブルは、複数の世代のものがあ
り、前記オーサリング装置は、オーサリングデータの生
成に用いるべきビットストリーム及びシナリオデータを
記憶する記憶手段と、オーサリングデータを生成する旨
の指示が操作者によりなされると、記憶手段に記憶され
ているビットストリーム及びシナリオデータを生成する
際に参照された素材管理テーブルが何世代目のものかを
示す世代情報をビットストリーム及びシナリオデータの
それぞれについて検出する検出手段と、ビットストリー
ムについて検出された世代情報と、シナリオデータにつ
いて検出された世代情報とが整合するか否かを判定する
整合性判定手段と、世代情報が不整合である場合、その
旨を操作者に提示する提示手段と、世代情報が整合して
いる場合、記憶手段に記憶されているビットストリーム
及びシナリオデータをオーサリングデータに変換する変
換手段とを備えることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、オー
サリングシステム(オーサリング装置)の実施形態につ
いて説明する。図1は、オーサリングシステムの全体構
成を示す図である。本図に示すように、オーサリングシ
ステムは、素材管理テーブル、シナリオデータを始めと
する各種データ、テーブルが記録される記憶装置10
と、ビットストリーム、オーディオ素材についての複数
の部分区間をエンコードしてビデオストリーム、オーデ
ィオストリームを得るエンコーダ装置20と、マスター
テープについての複数の部分区間を指定したシナリオデ
ータを作成するシナリオデータ作成装置30と、シナリ
オデータ作成装置30により作成されたシナリオデータ
と、エンコーダ装置20により作成されたビデオストリ
ーム、オーディオストリームとから、ディスクイメージ
(オーサリングデータ)を作成するディスクイメージ作
成装置40とからなる。
【0024】シナリオデータ作成装置30は、シナリオ
担当者により操作され、エンコーダ装置20は、エンコ
ード担当者により操作される。オーサリングシステムに
おけるシナリオデータ作成装置30、エンコーダ装置2
0は、シナリオデータの制作班、ビデオストリーム、オ
ーディオストリームの制作班の双方によって、それぞれ
独立に操作される。ディスクイメージ作成装置40は、
シナリオデータ及びビデオストリーム、オーディオスト
リームの作成が終了した時点で起動される。
【0025】シナリオデータ作成装置30及びエンコー
ダ装置20を用いた作業は、共通のマスターテープを参
照して行われる。マスターテープには、ディスクイメー
ジに変換すべき映像信号、音声信号が記録されている。
マスターテープ上の連続した部分区間は、リールという
単位で管理されている。ここでリールとは、開始タイム
コードと、終了タイムコードとの組みにて特定される。
【0026】これらシナリオデータ作成装置30〜ディ
スクイメージ作成装置40は、何れも入力装置101a
〜入力装置101cと、表示装置102a〜表示装置1
02cとを備えている点で共通している。入力装置10
1a〜入力装置101cは、マウス、キーボード等によ
り操作者による操作を受け付ける装置であり、表示装置
102a〜表示装置102cは、CRT、LCD等、所望の内
容を操作者に伝達するための装置である。尚、本図にお
いて数値が同一であり、アルファベットがそれぞれ異な
る参照符号が付された構成要素(入力装置101a、入
力装置101b、入力装置101c、表示装置102
a、表示装置102b、表示装置102c、素材管理テ
ーブル作成部21a、素材管理テーブル作成部21b、
素材管理テーブル世代更新部22a、素材管理テーブル
世代更新部22b)は、同一機能を有する複数の構成要
素を意味する。
【0027】図2は、本実施形態におけるディスクイメ
ージの制作工程を示す図である。本図における制作工程
が図22に示すものと異なるのは、素材のエンコード
と、シナリオデータの制作とが並行して行われる前に、
素材管理テーブルと呼ばれるテーブルを定義する工程が
あり、この素材管理テーブルを参照することにより、ビ
ットストリームの作成や、シナリオデータの編集が行わ
れている点である。また、ビットストリームの作成や、
シナリオデータの編集が行われている期間において随
時、矢印y1,y2に示すように素材管理テーブルが更新さ
れている点である。
【0028】続いて記憶装置10が記憶している各種デ
ータ、テーブルについて説明する。図1において、記憶
装置10には、素材管理テーブル11、ビットストリー
ム12、ビットストリーム管理テーブル13、シナリオ
データ14、シナリオ管理テーブル15、ディスクイメ
ージ16が記憶されている。『素材管理テーブル11』
は、複数リールに含まれるビデオストリームに共通して
いる属性を示す「ビデオ属性」と、複数リールに含まれ
るオーディオストリームに共通している属性を示す「オ
ーディオ属性」と、リールごとの属性を示す「リール属
性」とからなる。
【0029】図3は、素材管理テーブル11のデータ例
を示す図である。『ビデオ属性』は、それらのリールを
圧縮する際の形式が、MPEG1形式であるか、MPEG2形式
であるかを示す「圧縮形式」と、このリールに相当する
ビデオ信号におけるフレームレートがどの信号形式のも
のかを示す「フレームレート」と、このリールが表示さ
れる際、16:9又は4:3の何れのアスペクト比に変換され
るかを示す「アスペクト比」と、このリールが表示され
る際、パンスキャン形式への変換が可能であるか否かを
示す「パンスキャン」とからなる。
【0030】『オーディオ属性』は、これらリールに含
まれるオーディオストリームの本数を示す「ストリーム
数」と、それらのリールを圧縮する際の形式を示す「圧
縮形式」と、このリールに相当する音声の数を示す「チ
ャネル数」と、このリールにおける「ビットレート」と
からなる。『リール属性』は、これに相当するリールに
命名された名称である「リール名」と、このリールに対
してタイムコードが連続的に付与されている形式(ノン
ドロップ形式という)或は、所定の規則性をもって欠落
したタイムコードが付与されている形式(ドロップ形式
という)を示す「タイムコード形式」と、「開始タイム
コード」と、「終了タイムコード」と、エンコード時に
おけるビットレートの平均値を示す「ビデオ平均ビット
レート」とからなる。リールに含まれるビデオストリー
ムのエンコード作業では、ビットレートに様々な調整を
与えるので、各素材管理テーブルにおけるビットレート
は、初期値としての意味しか持たない。何故なら、リー
ルに対してエンコードを行う際のビットレートは、その
リールに含まれるシーンの動きの激しさと、DVDの総容
量とを総合判断せねばならず、一義的に定められる程単
純ではないからである。
【0031】尚、リール属性に、当該リールがマルチア
ングル区間に対応するものか、ラングエッジクレジット
に対応するものかを示すブロックモードを設けてもよ
い。ここでマルチアングル区間とは、複数アングルから
撮影された映像が択一式に切り換えられる区間であり、
ラングエッジクレジットとは、映像タイトルが供給され
る言語圏に応じて、映像が択一式に切り換えられる区間
である。
【0032】『ビットストリーム12』は、マスターテ
ープに記録されている映像信号をエンコードして得られ
たビデオストリーム、マスターテープに記録されている
音声信号をエンコードして得られたオーディオストリー
ム、副映像の何れかである。『ビットストリーム管理テ
ーブル13』は、最終的にエンコードがどのような条件
の元で行われたかを示す目的のみに用いられるテーブル
であり、図4のビットストリーム管理テーブル13のデ
ータ構造の一例を示す。図4(a)(b)は、ビットス
トリーム管理テーブル13のデータ例を示す図である。
本図に示すようにビットストリーム管理テーブル13
は、対応するビットストリームの名前である「ビットス
トリーム名」と、ビットストリームを作成する時参照し
た素材管理テーブルの名称である「親の名前」と、素材
管理テーブルの世代番号である「親の世代番号」と、ビ
ットストリーム管理テーブル自身の世代番号である「自
分の世代番号」と、「ビデオ属性」、「オーディオ属
性」、「リール属性」とからなる(ここで「ビデオ属
性」、「オーディオ属性」、「リール属性」は図3にお
ける素材管理テーブルのものと同一である。)。ビット
ストリーム管理テーブル自身の世代番号は、ビデオエン
コーダ23及びオーディオエンコーダ24におけるエン
コード条件の変更というローカルな調整がどのように行
われてきたかの経緯を示す目的で用いられ、ビデオエン
コーダ23及びオーディオエンコーダ24におけるエン
コード条件が変更される度に1つずつインクリメントさ
れるが、参照元の素材管理テーブルが更新されれば初期
値"0"にリセットされる。
【0033】尚、上述した情報以外にも、ビットストリ
ーム管理テーブルには難聴者向けの字幕を含むか否かを
示すクローズドキャプション情報(1)、オーディオスト
リームが共通しているが、ビデオストリームがそれぞれ
相異なる区間(マルチアングル区間)であるか、オーデ
ィオストリーム及びビデオストリームがそれぞれ相異な
る区間(パレンタル区間)であるか、通常区間であるか
を示す開始モード情報(2)、もとの素材がビデオ信号が
フィルムであるかを示す素材情報(3)、ビデオストリー
ムのエンコード時における最大ビットレート(4)、先行
して再生されるリール又は後続して再生されるリールを
エンコードする際の最大ビットレート(5)、ビデオスト
リームのエンコード時における予備のビット容量(6)を
設けてもよい。
【0034】『シナリオデータ14』は、複数のビット
ストリームの再生制御を記述したデータである。ここで
シナリオデータは、DVD規格におけるVTSI部208であ
り、様々な再生制御を行うための情報要素を含んでいる
が、VTS管理情報に準じたデータ構造で本実施形態の説
明を行おうとすると、説明が著しく煩雑となるので、図
5に示す単純化した一例で説明を行う。
【0035】図5は、シナリオデータ14のデータ例を
示す図である。シナリオデータ14は、このシナリオデ
ータの名前である「シナリオデータ名」と、このシナリ
オデータに対応する映像タイトルの数である「タイトル
数」と、このシナリオデータに対応する映像タイトルに
付与された名称である「タイトル名」と、この映像タイ
トルにおいて再生すべきリールの本数を示す「再生リー
ル数」と、この映像タイトルにおいて再生すべき複数リ
ールの名称が、その再生順序に配された「再生順序情
報」と、再生順序情報に示された複数映像タイトルが再
生されるのに要する「タイトル総再生時間」とからな
る。ここで再生順序情報に記入されるべきリールは、素
材管理テーブルに記載されているものでなければならな
い。
【0036】図5の一例では、「タイトル1」は、「Re
elset1」中の「リール1」、「リール2」の順に再生
することを記憶している。『シナリオ管理テーブル1
5』は、対応するシナリオデータの名称である「シナリ
オデータ名」と、このシナリオデータを作成する際に参
照された素材管理テーブルの名称である「親の名前」
と、その参照先の素材管理テーブルの世代番号である
「親の世代番号」と、シナリオ管理テーブル15自身の
世代番号である「自分の世代番号」とを有しており、図
6に示すデータ構造を有する。シナリオデータ管理テー
ブル自身の世代番号は、シナリオデータがローカルに更
新される度に1つずつインクリメントされるが、参照元
の素材管理テーブルが更新されれば初期値"0"にリセッ
トされる。
【0037】ディスクイメージ16は、ビットストリー
ム12を含むVTSTTVOB209と、シナリオデータ14を
含むVTSI部208とを図19に示したデータ構造に準じ
て配置することにより作成されたデータである。続い
て、エンコーダ装置20の構成について説明する。エン
コーダ装置20は、素材管理テーブル作成部21aと、
素材管理テーブル世代更新部22aと、ビデオエンコー
ダ23と、オーディオエンコーダ24と、ビットストリ
ーム世代更新部25と、入力装置101aと、表示装置
102aと、VTR装置103aとからなる。
【0038】素材管理テーブル作成部21aは、図2の
に示した「素材管理テーブルの定義工程」で用いられ
る装置であり、入力装置101aに対して素材管理テー
ブル11の新規作成の指示がなされると、入力装置10
1aに対してなされた入力操作に従って、素材管理テー
ブル11を作成し、記憶装置10に記憶させる。また、
既に作成されている素材管理テーブル11を更新する旨
の操作がなされると、記憶装置10に記憶されている素
材管理テーブル11をオープンすると共に、入力装置1
01aに対してなされた入力操作に従って、素材管理テ
ーブル11を書き換える。
【0039】素材管理テーブル世代更新部22aは、素
材管理テーブル作成部21aによる作成・更新作業の終
了後、自動的に起動される。素材管理テーブル作成部2
1aにより素材管理テーブル11が新規に作成された場
合、素材管理テーブル11に世代番号を初期値に設定す
る。素材管理テーブル作成部21aにより素材管理テー
ブル11が書き換えられた場合、素材管理テーブル11
の世代番号をインクリメントする。
【0040】ビデオエンコーダ23は、図2に示した
「エンコード工程」で用いられる装置であり、入力装置
101aに対してエンコードの指示がなされると、記憶
装置10から素材管理テーブル11を読み出して、この
リール属性に示されている開始タイムコード−終了タイ
ムコードの区間を再生するようVTR装置103aに指示
する。この指示に従って、マスターテープが再生される
と、VTR装置103aから出力される映像信号をビデオ
素材データとして、素材管理テーブル11中の属性や別
途定義されたエンコード担当者をもとに圧縮する。この
圧縮により得られたビットストリーム12を順次記憶装
置10に記憶させてゆく。
【0041】ビデオエンコーダ23によるエンコードで
は、多種多様なパラメータの設定を伴いながら行われ
る。このようなパラメータには、例えば、量子化係数行
列QMatrixをどのように選ぶかを設定するQuantize、D
CT係数のエンコード時のスキャン方法を、ジグザグスキ
ャン等、どのように設定するかを設定を示すAC係数スキ
ャンルール、量子化スケールの設定を示すQscale、
エンコードの前処理に用いられるフィルタの選択を示す
Prefilter(フィルタは、カットオフ周波数と、遮断
レベルの組み合わせにて指定される。カットオフ周波数
は、2.0MHz〜5MHzの範囲において0.5MHz間隔で指定され
る。)、入力されてくる映像信号のクリッピングを行う
かを示し、入力されてくる映像信号にクリッピングを行
う場合、クリッピングに伴うチェックを行うかを示す入
力クリッピング、入力されてくる映像信号に対してガ
ンマ補正を自動的に行うか否かを示すガンマパラメータ
、入力されてくる映像信号に対してフィルム素材、ビ
デオ素材の自動検出を行うか否かを示すI32パラメータ
、入力されてくる映像信号に対してシーンチェーンジ
の自動検出を行うか否かを示すSceneChangeパラメータ
等があり、これらのパラメータの変更があった場合、
エンコードのやり直しが行われる。この際のエンコード
のやり直しは、ローカルな変更なので、素材管理テーブ
ルの世代番号には変更が生じず、ビットストリーム管理
テーブルの世代番号のみがインクリメントされる。
【0042】オーディオエンコーダ24は、図2に示し
た「エンコード工程」で用いられる装置であり、入力装
置101aに対してエンコードの指示がなされて、記憶
装置10から素材管理テーブル11が読み出され、この
リール属性に示されている開始タイムコード−終了タイ
ムコードの区間を再生するようエンコード担当者から指
示されると、この指示に従ってVTR装置103aから出
力される音声信号をオーディオ素材データとして、素材
管理テーブル11中の属性をもとに圧縮する。この圧縮
により得られたビットストリーム12を順次記憶装置1
0に記憶させてゆく。
【0043】ビットストリーム世代更新部25は、ビデ
オストリームのエンコードが終われば、ビットストリー
ム管理テーブル13を新規に作成して、エンコード時に
おいて用いられたパラメータをビデオ属性として記入
し、エンコードされたリールについてのリール属性をビ
ットストリーム管理テーブル13に記入する。オーディ
オストリームのエンコードが終われば、ビットストリー
ム素材管理テーブル13に、エンコード時において用い
られたパラメータをオーディオ属性として記入する。
【0044】以上に説明したように、ビデオエンコーダ
23及びオーディオエンコーダ24によるエンコード
は、素材管理テーブル11を参照して行われる。シナリ
オデータ14が作成される過程において、既存の素材管
理テーブルに無いリールの再生を定義したい場合、又
は、既存のリールに不要部分が存在する場合、自由な意
思判断をもって、入力装置101aに素材管理テーブル
11の更新指示を行い、素材管理テーブル作成部21a
に素材管理テーブル11を書き換えさせればよい。
【0045】続いてシナリオデータ作成装置30の構成
について説明する。シナリオデータ作成装置30は、図
2に示した「シナリオデータ編集工程」で用いられる装
置であり、シナリオ作成部31と、シナリオ世代更新部
32とを備え、シナリオデータ作成装置30と同様、素
材管理テーブル作成部21bと、素材管理テーブル世代
更新部22bと、入力装置101bと、表示装置102
bとを備える。
【0046】シナリオ作成部31は、入力装置101b
に対してシナリオデータの新規作成の指示がなされる
と、記憶装置10から素材管理テーブル11を読み出し
て、これにリール属性が記載されている複数のリールの
再生順序を指定する旨の再生順序情報等の記述をシナリ
オ担当者から受け付ける。この他、タイトル総再生時
間、再生リール数を自動的に算出して、これらに基づい
てシナリオデータを作成し、記憶装置10に記憶させ
る。また、これらのリールの再生時に、選択的に再生す
べきオーディオストリームがあれば、シナリオ担当者は
そのオーディオストリームをシナリオデータに記述する
ことができ、このリールの再生時において表示すべきメ
ニューがあれば、そのメニューをシナリオデータに記述
することができる。この際、シナリオ作成部31は再生
区間を指定してその区間に対応するリールを再生するよ
うVTR装置103aに指示することができる。これによ
りシナリオ担当者はその再生順序において、複数のリー
ルがどのように再生されるかを確認することができる。
【0047】再生順序情報は、既存の素材管理テーブル
に含まれる複数のリールの再生順序を指定せねばならな
いが、シナリオデータ作成はその既存の素材管理テーブ
ルの内容により拘束されることはない。シナリオデータ
の記述にあたって、既存の素材管理テーブル11に不具
合が存在すれば、操作者は独自の判断で、自由に素材管
理テーブルを変更することができる。例えば、再生順序
情報において、新たなシーンを追加して再生させたい場
合、素材管理テーブルに新規なリールを定義することが
できる。また、リールの一部を部分削除したい場合、素
材管理テーブルにおける既存のリールの開始タイムコー
ド−終了タイムコードを変化させることができる。素材
管理テーブルの更新には、特別な権限が要求されず、自
由な意思判断をもってリールを定義することができ、リ
ールの開始タイムコード−終了タイムコードを自由に変
化させることができる。このように素材管理テーブル1
1を自由に書き換える目的のため、シナリオデータ作成
装置30には素材管理テーブル作成部21b、素材管理
テーブル世代更新部22b(これらは、素材管理テーブ
ル作成部21a、素材管理テーブル世代更新部22aと
同一構成である。)が設けられている。
【0048】シナリオ世代更新部32は、シナリオ作成
部31を用いたシナリオデータの作成が完了すると自動
的に実行され、作成が完了したシナリオデータの名称
と、そのシナリオデータを作成する際に参照された素材
管理テーブルの名称と、そのシナリオデータを作成する
際に参照された素材管理テーブルの親の世代番号と、自
身の世代番号とが記述されたシナリオ管理テーブルを作
成する。シナリオ作成部31を用いたシナリオデータの
更新が行われると自動的に実行され、当該シナリオ管理
テーブルの世代番号をインクリメントする。
【0049】次にディスクイメージ作成装置40の構成
について説明する。図1に示すように、ディスクイメー
ジ作成装置40は、エンコード実行決定部41と、整合
性チェック部42と、ディスクイメージ作成部43と、
入力装置101cと、表示装置102cとからなる。エ
ンコード実行決定部41は、入力装置101cの指示に
従って起動され、素材管理テーブル11とビットストリ
ーム管理テーブル13をもとに何をエンコードする必要
が有るかを決定して、その結果を表示装置102cに表
示する。
【0050】整合性チェック部42は、入力装置101
cの指示に従って起動され、素材管理テーブル11、シ
ナリオ管理テーブル15、ビットストリーム管理テーブ
ル13間に不整合がないかどうかを決定しその結果を表
示装置102cに表示する。ディスクイメージ作成部4
3は、入力装置101cの指示に従って起動され、シナ
リオデータ14をもとに、複数のビットストリームに対
してシステムエンコードを行い、システムストリームを
得るシステムエンコーダと、ビットストリーム12とシ
ナリオデータ14とをVTSI部208に変換すると共に、
ディスクイメージ202を得るフォーマッタとを備え
る。
【0051】上記のように構成されたオーサリングシス
テムの概略動作について図7、図8を参照しながら説明
する。図7、図8は、シナリオデータ、素材管理テーブ
ル、ビットストリームの世代番号がどのように更新され
てゆくかを示す図である。本図において下向きの矢印
は、状態間の遷移を示している。図7において、第s世
代目のシナリオデータ及び第t世代目のビットストリー
ムは何れも、第n世代目の素材管理テーブルを親として
いる(状態a-1)。ここでシナリオデータの更新中、シナ
リオデータにおいて指定すべき部分区間に変更が生じた
ものとする(状態a-2)。この場合、シナリオ担当者
は、素材管理テーブル世代更新部22bを用いて、素材
管理テーブルを更新する、これにより、素材管理テーブ
ルの世代番号は第n+1世代目となる(状態a-3)。このよ
うに素材管理テーブルの更新を行ったので、これを参照
してシナリオデータの更新を行う。この更新により、シ
ナリオ世代更新部32が世代番号の更新を行う。その結
果、シナリオデータの世代番号は、第0世代となる(状
態a-4)。
【0052】ここで、ディスクイメージ作成装置40に
含まれる入力装置101cに対してディスクイメージの
作成指示がなされたものとする(状態a-5)。この場合、
整合性チェック部42が起動されて、素材管理テーブル
の世代番号(第n+1世代)とビットストリームの親の世
代(第n世代)との照合を行う(状態a-6)。この照合によ
り、ビットストリームを作成した際、参照された素材管
理テーブルが既に古くなっていることが判明する(状態a
-7)。このままでは、シナリオデータとビットストリー
ムとの不整合が生じたままディスクイメージが生成され
てしまうので、エンコード実行決定部41は最新の素材
管理テーブルに基づいて、エンコードを行うよう警告を
行う(状態a-8)。
【0053】このような警告が行われたので、エンコー
ド担当者は、第n+1世代目の素材管理テーブルを参照し
て再エンコードを行うよう入力装置101aに対して操
作を行う(状態a-9)。これによりビデオエンコーダ23
によってエンコードが行われて、親の世代を第n+1世代
とし、自身を第0世代目としたビットストリームが得ら
れる(状態-a10)。以上のビットストリームの再エンコー
ドを経て、ディスクイメージ作成装置40に含まれる入
力装置101cに対して、ディスクイメージの作成指示
が再度なされたものとする(状態a-11)。この場合、整合
性チェック部42は、素材管理テーブルの世代番号(第
n+1世代)とビットストリームの親の世代(第n+1世代)
との照合を行い(状態a-12)、ビットストリームを作成
する際参照された素材管理テーブルの世代番号と、シナ
リオデータを作成する際参照された素材管理テーブルの
世代番号とが一致することが判明する(状態a-13)。世
代番号の整合が明らかなので、ディスクイメージ作成部
43は第0世代目のビットストリームと、第0世代目のシ
ナリオデータとに基づいてディスクイメージを作成する
(状態a-14)。
【0054】上記のように構成されたオーサリングシス
テム全体における時系列な手順は、図9のフローチャー
トに示すものとなる。図9は、このオーサリングシステ
ムの全体の処理動作を示すフローチャートであり、以降
本フローチャートを参照しながら、この全体の処理動作
について説明する。先ず図9のステップS901におい
て入力装置101a、入力装置101bの何れかに対し
てオーサリングシステムを起動する旨の指示を行えば、
ステップS902において素材管理テーブル作成部21
a、21bが起動される。すでに該当する素材管理テー
ブル11が記憶装置10に存在するならばそれを読み出
す。存在しなければ素材管理テーブルを新規に作成すべ
きであり、入力装置101a〜入力装置101bの何れ
かからの入力に従って、素材管理テーブルを作成する。
【0055】素材管理テーブルの新規作成又は素材管理
テーブルの更新が行われると、素材管理テーブルを記憶
装置10に記憶させた後、ステップS903に移行す
る。ステップS903では、素材管理テーブル世代更新
部22aが起動される。素材管理テーブル世代更新部2
2aの処理内容は、図10のフローチャートに示したも
のとなる。以下図10のフローチャートを参照しなが
ら、素材管理テーブル世代更新部22aにより行われる
素材管理テーブルの世代更新処理をより詳細に説明す
る。
【0056】ステップS1001において素材管理テー
ブル世代更新部が起動されると、ステップS902で行
われた素材管理テーブル作成処理が新規作成であるか、
更新であるかを判定する。新規作成が行われた場合、素
材管理テーブル中の世代番号を0に設定する。一方、更
新処理が行われた場合、ステップS1002において世
代番号をインクリメントして素材管理テーブルを記憶装
置10に記憶させる。尚、素材管理テーブルの作成処理
及び素材管理テーブルの更新処理は、エンコード処理、
シナリオデータ作成処理において何時行われてもよいの
で、上述したように素材管理テーブル世代更新部22
a、素材管理テーブル世代更新部22bは、ステップS
905〜ステップS909において、エンコード担当
者、シナリオ担当者が必要と考えた際に適宜起動され
る。
【0057】以上の処理が完了すれば、ビデオエンコー
ダ23、オーディオエンコーダ24、シナリオ作成部3
1が起動される。尚、ビデオエンコーダ23、オーディ
オエンコーダ24、シナリオ作成部31の起動順序は、
何れが先でも良い。ここではビデオエンコーダ23、オ
ーディオエンコーダ24内でまずエンコード実行決定部
41が起動された場合を想定して、説明を継続する。
【0058】エンコード実行決定部41の処理内容の詳
細は、図12のフローチャートに基づいて行われる。図
12は、エンコード実行決定部41の処理手順を示すフ
ローチャートである。ステップS1201においてエン
コード実行決定部41が起動されると、ステップS12
02では素材管理テーブル11を読み出し、素材管理テ
ーブルに設定されているリールに対するビットストリー
ム12と、対応するビットストリーム管理テーブル13
とを記憶装置10から検索する。これらが存在しないこ
とは、エンコードが初めて行われることを意味する。エ
ンコードが初めて行われる場合、ステップS1208に
移行し、エンコードが必要であることを表示する。
【0059】もしビットストリーム12及びビットスト
リーム管理テーブル13が存在すればステップS120
3へ進む。ステップS1203において素材管理テーブ
ル11の世代番号とビットストリーム管理テーブル13
の親の世代番号が等しいかどうかを比較を行う。このよ
うな比較を行うのは、素材管理テーブルは、ビットスト
リームが前回エンコードされた時点以降に更新された可
能性があるからである。ここでもし、現在の素材管理テ
ーブルと、ビットストリームの親の世代番号とが等しい
のなら、ビットストリームが前回エンコードされた時点
以降に、素材管理テーブルの更新が行われていないこと
が明らかとなる。素材管理テーブルの更新が行われてい
ないのなら、ステップS1207に移行して、ビットス
トリーム12を再エンコードする必要がないことを表示
装置102cに表示する。
【0060】現在の素材管理テーブルの世代番号とビッ
トストリームの親の世代番号とが等しくない場合、ステ
ップS1203がNoとなりステップS1204に移行す
る。ステップS1204において、素材管理テーブル1
1の世代番号がビットストリーム管理テーブル13の親
の世代番号より大きいかどうかを判定する。現在の素材
管理テーブルの世代番号よりビットストリームの親の世
代番号の方が大きい場合、ステップS1210に移行し
てエラー処理を行う。一方、現在の素材管理テーブルの
世代番号がビットストリームの親の世代番号より大きく
なるのは、ビットストリームが生成された時点以降に、
シナリオデータの更新が行われたという事実を示す。こ
の場合、ステップS1204がYesとなってステップS
1205に移行する。
【0061】ステップS1205では、素材管理テーブ
ル11と、ビットストリーム管理テーブル13とで、テ
ーブル同士の照合を行い、再エンコードが必要かどうか
を判定する。再エンコードが必要かどうかを判定した
後、ステップS1206に移行する。ステップS120
5において再エンコードの必要、不必要の判定を行って
いるのは、以下の理由による。即ち、素材管理テーブル
の更新をエンコード担当者、シナリオ担当者の独自判断
に委ねているので、素材管理テーブルの実体的な更新を
伴わないまま、世代番号のみ大きくなっているような場
合もある。一方、ビットストリームのエンコードは、
2,3時間という長時間を費やするものであり、素材管
理テーブルの実体的な更新が伴わないのに、エンコード
をやり直しことは作業時間の浪費に過ぎない。そのた
め、素材管理テーブルの世代番号が大きい場合であって
も、本当に再エンコードを行う必要があるかを、素材管
理テーブルとビットストリーム管理テーブルとの項目比
較により、確認しているのである。
【0062】素材管理テーブルの変更が実体的なもので
はなく、再エンコード不要な場合は、ビットストリーム
管理テーブルの親の世代番号を現在の素材管理テーブル
の世代番号に設定する。また、素材管理テーブルが更新
されたのでビットストリーム管理テーブルの世代番号を
これに整合させる意味で、ビットストリーム管理テーブ
ルの自分の世代番号も"0"に設定する。その後、記憶装
置10に保存する。そして再エンコードが必要でないこ
とを表示装置102cに表示させる。
【0063】素材管理テーブルの変更が実体的なもので
あり、再エンコード必要な場合は、ビットストリーム管
理テーブル13の親の世代番号と自分の世代番号はその
ままにしておき、再エンコードが必要であることを表示
装置102cに表示する。以上の手順を経て、エンコー
ド実行決定処理が終了すれば、ステップS906におい
てビデオエンコーダ23、オーディオエンコーダ24が
起動されて、素材管理テーブル11に基づいた再エンコ
ードが行われる。これによりリールごとのビットストリ
ーム12を作成される。
【0064】ここで再エンコードが必要となる代表的な
ケースは以下の通りである。 実際にエンコードされたビットストリームの再生時間
長よりシナリオデータにおける再生時間の指定が長めで
あった場合 シナリオデータ−ビットストリーム管理テーブルにお
いて開始タイムコード、終了タイムコードが一致してい
ない場合 一方、再エンコードが不要となる代表的なケースは、以
下の通りである。
【0065】ビットストリームのエンコード時のビッ
トレート、開始タイムコード、終了タイムコードは不変
であるが、フィルタ等、他のエンコード条件等が変更さ
れた場合 シナリオデータの変更がボタン、メニューの追加のみ
である場合 尚、ビットストリームのエンコード時にビットレートの
変更が行われたが、これと多重されるべきオーディオス
トリームのエンコードにビットレートの変更が無かった
場合、このオーディオストリームについては再エンコー
ドは不要である。
【0066】ビットストリームの作成後、ステップS9
07においてビットストリーム世代更新部25が自動的
に起動される。以下ビットストリーム世代更新部25の
詳細な処理動作は図13のフローチャートに基づいたも
のである。以下、図13のフローチャートを参照しなが
ら、ビットストリーム世代更新処理について説明する。
【0067】ステップS1301においてビットストリ
ーム世代更新部が起動されると、ステップS905にお
いて行われた処理がビットストリームの新規作成処理で
あるか、ビットストリームの更新処理であるかを判定
し、ビットストリームの新規作成ならばステップS13
06に移行し、ビットストリームの更新ならば、ステッ
プS1303へ進む。
【0068】ステップS1303では現在の素材管理テ
ーブル11の世代番号が前回エンコードしたとき作成さ
れたビットストリーム管理テーブル13中の親の世代番
号より大きいかどうかを比較する。このような比較を行
うのは、ビットストリームが前回エンコードされた時点
以降に、素材管理テーブルの更新が行われている可能性
があるからである。
【0069】現在の素材管理テーブルの世代番号が親の
世代番号より大きいなら、ビットストリームが前回エン
コードされた時点以降に素材管理テーブルが更新されて
いることになり、ステップS1303がYesとなってス
テップS1306へすすむ。ステップS1306では、
ビットストリームが新規に作成される場合、又は、素材
管理テーブルにおける世代番号がビットストリームの親
の世代番号より大きい場合において、ビットストリーム
管理テーブル中の自分の世代番号を0に設定すると共
に、親の世代番号を素材管理テーブルの世代番号に設定
する。また、ステップS1306ではエンコード時に参
照した素材管理テーブル中の素材の属性をビットストリ
ーム管理テーブル中に格納した後、ステップS1307
に移行して、処理を終了する。
【0070】親の世代番号が現在の素材管理テーブルの
世代番号以上なら、ステップS1303がNoとなってス
テップS1304に移行する。ステップS1304で
は、現在最新の素材管理テーブルの世代番号とエンコー
ドしたとき作成されたビットストリーム管理テーブル1
3中の親の世代番号が等しいかどうかを比較する。現在
の素材管理テーブルの世代番号と親の世代番号とが等し
くない場合はステップS1308に移行して、エラー処
理を行う。
【0071】もし等しい場合はステップS1305に移
行する。現在最新の素材管理テーブルの世代番号とエン
コードしたとき作成されたビットストリーム管理テーブ
ル13中の親の世代番号とが等しいのは、ビットストリ
ームを生成した時点以降に素材管理テーブルの更新は行
われていないことを意味する。そのため、ステップS1
305においてビットストリーム管理テーブル中の自分
の世代番号のみをインクリメントした後、ステップS1
307に移行して、処理を終了する。
【0072】以上の処理で、ステップS905〜ステッ
プS907の処理が完遂したことになる。一方、これら
ステップS905〜ステップS907の処理と並行し
て、ステップS908〜ステップS909の処理が行わ
れている。ステップS908において入力装置101b
に対してシナリオデータを新規作成する旨の操作が行わ
れると、シナリオ作成部31が起動される。
【0073】シナリオ作成部31では、素材管理テーブ
ル11を読み出す。素材管理テーブルが読み出される
と、シナリオ担当者は、素材管理管理テーブル中のリー
ルを参照しながら、シナリオデータを記述してゆく。シ
ナリオデータが作成されると、ステップS909におい
てシナリオ世代更新部32が自動的に起動される。以下
シナリオ世代更新部32の処理動作は、図11のフロー
チャートにしたがって行われる。
【0074】ステップS1101においてシナリオ世代
更新部が起動されると、ステップS908にて行われた
処理がシナリオデータの新規作成であるか、シナリオデ
ータの更新処理であるかを判定し、新規作成ならばステ
ップS1102はYesとなりステップS1106に移行
する。シナリオデータの更新ならば、ステップS110
2がNoとなりステップS1103に移行する。
【0075】ステップS1103では、現在の素材管理
テーブル11の世代番号が、シナリオ管理テーブル15
中の親の世代番号より大きいかどうかを比較する。この
ような比較を行うのは、シナリオデータが前回作成され
た時点以降に、素材管理テーブルの更新が行われている
可能性があるからである。現在の素材管理テーブルの世
代番号がシナリオ管理テーブルの親の世代番号より大き
くなるのは、シナリオ管理テーブルの作成・更新が前回
行われた時点以降に、素材管理テーブルの更新が行われ
たという事実を示す。即ち、現在の素材管理テーブル1
1の世代番号が、シナリオ管理テーブル15中の親の世
代番号より大きい場合、前回シナリオデータを作成した
時点以降に素材管理テーブルの更新が行われているので
シナリオデータ側が古くなっていることを意味する。そ
のため、ステップS1103がYesとなり、ステップS
1106に移行する。ステップS1106では、シナリ
オ管理テーブル中の自分の世代番号を0に設定し、シナ
リオ管理テーブルにおける親の世代番号を素材管理テー
ブルの世代番号に設定する。
【0076】シナリオデータの親の世代番号が現在の素
材管理テーブルの世代番号以上なら、ステップS110
3がNoとなりステップS1104に移行する。ステップ
S1104では、現在最新の素材管理テーブルの世代番
号と前回シナリオ作成したときのシナリオ管理テーブル
15中の親の世代番号とが等しいかどうかを比較を行
う。等しくない場合はステップS1108に移行してエ
ラー処理を行う。
【0077】世代番号が等しい場合は、参照元の素材管
理テーブル11が前回と同一のままシナリオデータ14
を更新したことになるので、ステップS1105におい
てシナリオ管理テーブル中の自分の世代番号をインクリ
メントする。以上の処理で、ステップS908〜ステッ
プS909の処理が完遂したことになる。ビットストリ
ーム世代処理と、シナリオデータの世代更新処理とが完
了すると、整合性チェック部42を起動する。整合性チ
ェック部42の処理内容の詳細は、図14のフローチャ
ートに示すものとなる。以下図14を参照しながら、整
合性チェック部42の処理内容について説明する。
【0078】ステップS1401において整合性チェッ
ク部42が起動されると、シナリオデータ名の指定待ち
となる。ここでシナリオデータ名が入力されると、シナ
リオデータ14とシナリオ管理テーブル15とシナリオ
管理テーブルに記述されている素材管理テーブル11と
が読み出される。これらが読み出されると、ステップS
1402においてシナリオデータの親の世代番号と素材
管理テーブルの世代番号とが等しいか否かの比較を行
う。世代番号が等しくないならステップS1407に移
行する。ステップS1407ではシナリオデータの親の
世代番号が素材管理テーブルの世代番号より小さいかど
うか比較する。シナリオデータの親の世代番号が素材管
理テーブルの世代番号より大きい場合には、ステップS
1410に移行して、エラー処理を行う。
【0079】シナリオデータの親の世代番号が素材管理
テーブルの世代番号より小さい場合には、ステップS1
408に移行する。ステップS1408では、シナリオ
データが最新の素材管理テーブルをもとに作成されてい
ないのでその旨の警告表示をおこなう。一方、シナリオ
データの親の世代番号が素材管理テーブルの世代番号と
等しい場合、ステップS1403に移行し、シナリオデ
ータに記述された全てのリールを読み出して、これらの
リールに対応するビットストリームがすべて存在するか
どうかをチェックする。シナリオデータに記述されてい
ながら、存在しないビットストリームが有れば、これは
リールのエンコードし忘れがあることを意味するのでス
テップS1409に移行する。
【0080】これらのリールに対応するビットストリー
ムがすべて存在するなら、ステップS1404において
シナリオデータに記述されたリールに対応するビットス
トリームについてのビットストリーム管理テーブル13
を読み出し、シナリオデータの親の世代番号がビットス
トリーム管理テーブルにおける親の世代番号より大きい
か否かの比較を行う。シナリオデータの親の世代番号が
大きい場合、ビットストリームがエンコードされた時点
以降にシナリオデータの更新が行われており、ビットス
トリームをエンコードする際に参照された素材管理テー
ブルは既に古くなっていることを意味する。この場合、
ステップS1404がYesとなり、ステップS1409
に移行する。ステップS1403がNoになった場合、ス
テップS1404がYesとなった場合、ステップS14
09に移行する。ステップS1409では、エンコード
のし忘れがあるので、再エンコードを行うよう警告表示
をおこなう。
【0081】シナリオデータの親の世代番号がビットス
トリーム管理テーブルにおける親の世代番号と等しい
か、或は、小さい場合、ステップS1404がNoとなり
ステップS1405に移行する。シナリオデータの親の
世代番号がビットストリーム管理テーブルにおける親の
世代番号と等しいか否かの判定を行い、もし小さいなら
ステップS1411に移行して、エラー処理を行う。も
し等しいなら、世代番号の不整合がないと判定結果を下
し、ステップS1406において処理を終了する。
【0082】整合性チェック部42でエンコード忘れが
有ると判定された場合、ステップS904へ戻ってエン
コード必要なものをエンコードする。またシナリオデー
タの更新忘れのエラーがあると判定した場合はステップ
S908へもどって最新の素材管理テーブルをもとにシ
ナリオデータを修正する。シナリオデータの更新忘れや
エンコード忘れがない場合、ディスクイメージ作成部4
3で素材管理テーブル11を参照してビットストリーム
12をインターリーブ多重化してシステムストリームを
作成し、システムストリームとシナリオデータ14をフ
ォーマットしディスクイメージ16を作成する。
【0083】続いて、上記のように構成されたオーサリ
ングシステムが具体的な処理を行う際の動作について説
明する。オーディオとビデオ素材が録画されたテープ上
の2領域の素材を使ってオーサリングデータを作成す
る。素材管理テーブル“Reelset1"を素材管理テーブル
作成部21a、21bにより新規作成する。
【0084】図10のフローチャートにしたがって素材
管理テーブル世代更新部22aは、初めて素材管理テー
ブル「Reelset1」を作成したとき世代番号を"0"に設定す
る(1002)。その後N回更新して図3に示した素材
管理テーブルを設定する。一方は「01:00:00:00」から「0
1:01:00:00」の領域で「リール1」と名づける。他方は
「01:30:00:00」から「01:55:00:00」の領域で「リール
2」と名づける。2つのリールのビデオ素材は、「NTS
C」で「4:3」のアスペクト比で、パンスキャン「OFF」
あり、「MPEG2」であり、「リール1」の平均ビットレ
ートは4,000,000bpsで、「リール2」は4,500,000bpsで
エンコードするように設定する。また2つのリールのオ
ーディオ素材は、「AC3」の「2ch」で平均ビットレー
ト「448000bps」でエンコードするように設定す
る。
【0085】この時図10のフローチャートにしたがっ
て素材管理テーブル世代更新部22aは素材管理テーブ
ル「Reelset1」の世代番号をNに設定する(1002)。
次に図12のフローチャートに従いエンコード実行決定
部が起動されると(1201)、ステップS1202に
より「リール1」と「リール2」に対応するビットストリー
ムは存在しないので、図15に示すように「リール1」と
「リール2」のビデオエンコードが必要であることを示
す。素材管理テーブル「Reelset1」を読み出して、ビ
デオエンコーダ23、オーディオエンコーダ24により
「リール1」と「リール2」に対応するビデオビットス
トリームと、オーディオビットストリームを作成する。
エンコード後、ビットストリーム世代更新部25が起動
される。「リール1」のビデオビットストリームに対し
て、図13のフローチャートに従い、図4に示すビット
ストリーム管理テーブルが作成される。新規作成のビッ
トストリームなので(ステップS1302)、ステップS
1306で、ビットストリーム管理テーブル中の自分の
世代番号=0、親の世代番号=素材管理テーブルの世代
番号を設定し、ビデオエンコード時に参照した素材管理
テーブル中の素材の属性を設定する。「リール1」のオ
ーディオビットストリームとリール2のビデオビットス
トリームおよびオーディオストリームのビットストリー
ム管理テーブルも図13のフローチャートに従い同様に
作成される。次に素材管理テーブル「Reelset1」を読
み出しシナリオ作成部31により、図7に示すシナリオ
データを作成する。
【0086】「タイトル1」は、「Reelset1」の「リ
ール1」と「リール2」を順に再生するように設定す
る。「タイトル1」の総再生時間は「Reelset1」の素
材管理テーブルを読み出すことにより、シナリオ作成部
31で自動的に設定される。シナリオデータ作成後、シ
ナリオ世代更新部32が起動される。「VTS1」のシナ
リオデータのシナリオ管理テーブルは、図11のフロー
チャートに従い図6に示すように作成される。新規作成
のシナリオなので(ステップS1102)、ステップS1
106でシナリオ管理テーブル中の自分の世代番号=
0、親の世代番号=素材管理テーブルの世代番号に設定
する。
【0087】その後素材の変更により、素材管理テーブ
ル作成部21aで、素材管理テーブル「Reelset1」の
「リール1」の開始タイムコードを「01:03:00:00」に、
終了タイムコードを「01:05:00:00」に修正されたものと
する。修正後、素材管理テーブル世代更新部22aが呼
び出され、図10のフローチャートにしたがって世代番
号が更新され(ステップS1002)、図16に示す素材
管理テーブル「Reelset1」が作成される。更新された素
材管理テーブル「Reelset1」をもとにシナリオ作成部に
よりシナリオデータを図17に示すように更新される。
修正後、シナリオ世代更新部32が呼び出され、図11
のフローチャートにしたがってステップS1103,1
106で世代番号が更新され、図18に示すようにシナ
リオデータ「VTS1」が作成される。次に「リール1」のエ
ンコードを忘れて、ディスクイメージを作成しようとし
て入力装置101cから整合性チェック部42を起動す
る。
【0088】図14のフローチャートに従いステップS
1402において、図18に示すシナリオデータ「VTS
1」の親の世代番号と図16に示す素材管理テーブル
「Reelset1」の世代番号を比較して(N+1)で等しいの
でステップS1403に移る。図18に示すシナリオ
「VTS1」に必要な「リール1」と「リール2」のビデ
オビットストリームとオーディオビットストリームは存
在するのでステップS1404に移る。シナリオ「VTS
1」の親の世代番号番号は(N+1)で、図4に示す「リ
ール1」と「リール2」のビデオビットストリームの親
の世代番号はNである。よってステップS1409に進
み、「リール1」と「リール2」のビデオビットストリ
ームは最新の素材管理テーブル「Reelset1」をもとに
エンコードされていないことをエラー表示する。「リー
ル1」と「リール2」のオーディオビットストリームに
ついても同様に最新の素材管理テーブル「Reelset1」
をもとにエンコードされていないので再度ビデオエンコ
ーダ23、オーディオエンコーダ24を起動する。
【0089】まず、図12のフローチャートにそってエ
ンコード実行決定部41が起動される。「リール1、」と
「リール2」に対応するビデオビットストリームは存在す
るのでステップS1202からステップS1203へ移
る。図16に示すように素材管理テーブル「Reelset
1」の世代番号は(N+1)であり、「リール1」のビデオ
ビットストリームの親の世代番号は図4に示すようにN
であるのでステップS1204から1205へうつる。
ステップS1205では素材管理テーブル(図16)とビ
ットストリーム管理テーブル(図4)とを比較して「リー
ル1」の開始、終了タイムコードが異なるので、再エン
コードが必要であると判断する。ステップS1206で
「リール1」のビデオビットストリームはエンコード必
要であることを表示する。
【0090】同様に「リール2」の ビデオビットスト
リームについてもエンコード実行決定部41において判
断する。ビットストリームは存在するのでステップS1
202からステップS1203へ移る。図16に示すよ
うに素材管理テーブル「Reelset1」の世代番号は(N+
1)であり、図4に示すように「リール2」のビデオビ
ットストリームの親の世代番号はNであるのでステップ
S1204から1205へうつる。ステップS1205
では図16の素材管理テーブル「Reelset1」と図4のビ
ットストリーム管理テーブルとを比較して、素材の属性
が同一であるので再エンコードが不要であると判断す
る。ステップS1206で「リール2」のビデオビット
ストリームはエンコード不要であることを表示し、「リ
ール2」の親の世代番号=N+1、自分の世代番号=0と
する。
【0091】「リール1」と「リール2」のオーディオビッ
トストリームについても同様にエンコード実行決定部4
1において判断され、「リール1」のオーディオビットス
トリームは開始、終了タイムコードが異なるので、再エ
ンコードが必要であると判断され、親の世代番号はNの
ままである。「リール2」のオーディオビットストリーム
はエンコード条件が同じなので、再エンコードが不要で
あると判断され、親の世代番号は(N+1)の更新される。
【0092】エンコード906により「リール1」をビデ
オエンコードした後、ビットストリーム世代更新部25
で図13のフローチャートにしたがって、ステップS1
302、1303、1306で「リール1」のビデオビ
ットストリームの親の世代番号が(N+1)に更新され
る。「リール1」をオーディオエンコードした後も同様に
してオーディオビットストリームの親の世代番号が(N+
1)に更新される。ふたたびディスクイメージを作成前
に図14のフローチャートにしたがって整合性チェック
部42を起動する。
【0093】ステップS1402においてシナリオデー
タ「VTS1」の親の世代番号(図18)と素材管理テーブ
ル「Reelset1」の世代番号(図16)を比較して(N+
1)で等しいのでステップS1403に移る。シナリオ
「VTS1」に必要な「リール1」と「リール2」のビデ
オビットストリームとオーディオビットストリームは存
在するのでステップS1404に移る。ステップS14
04、1405でシナリオ「VTS1」の親の世代番号番
号は(N+1)で(図18)、「リール1」と「リール2」
のビデオビットストリームとオーディオビットストリー
ムの親の世代番号は(N+1)であるので不整合なしと判
定される。(ステップS1412)不整合なしと判定され
た場合、ディスクイメージ作成部43で図2で示される
ディスクイメージを作成する。
【0094】以上のように本実施形態によれば、シナリ
オデータ及びビットストリームがどの素材管理テーブル
を参照して生成されたかを示す世代番号を検出し、これ
ら世代番号の照合を行うことにより、シナリオデータ間
の整合−不整合を検出することができるので、参照元の
素材管理テーブルが異なるシナリオデータ及びビットス
トリームに基づいて、ディスクイメージが作成されるこ
とを未然に防止することができ、無駄な作業時間をなく
すことができる。
【0095】ビットストリームエンコード作業と、シナ
リオデータの作成作業とを独立して行うことができ、シ
ナリオデータの作成が完了するのを待たず、エンコード
作業を開始することができる。これにより、オーサリン
グ作業を効率良く行うことができる。尚、本実施形態で
は、ビットストリームとしてビデオストリーム、オーデ
ィオストリームを一例にして説明を行ったが、字幕等を
描画した副映像ストリームや再生制御を行うための再生
制御ストリームをビットストリームとして本実施形態に
用いてもよい。
【0096】また、シナリオデータの元となる素材管理
テーブルを1つとしたが、複数の素材管理テーブルを参
照してシナリオデータを作成することもあるので、シナ
リオ管理テーブル中に複数の親の名前と親の世代番号を
記述することも可能である。更に、本実施形態でフロー
チャートを参照して説明した手順(図9〜図14)等を
機械語プログラムにより実現し、これを記録媒体に記録
して流通・販売の対象にしても良い。このような記録媒
体には、ICカードや光ディスク、フロッピーディスク等
があるが、これらに記録された機械語プログラムは汎用
コンピュータにインストールされることにより利用に供
される。この汎用コンピュータは、インストールした機
械語プログラムを逐次実行して、本実施形態に示したオ
ーサリング装置の機能を実現するのである。
【0097】加えて、本実施形態では、DVDにおけるデ
ィスクイメージを作成する場合を一例にして説明を行っ
たが、シナリオデータ及びシステムストリームに基づい
て構成されるデータなら、他のものに適用してもよい。
例えば、デジタルネットワークシステムやデジタル放送
システムにおいて伝送されるデータ(MPEG2規格に規定
されているトランスポートストリーム等がこれに該当す
る)の作成に用いても良い。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、それぞれ
が素材データにおける部分区間をエンコードして得られ
た複数のビットストリームと、素材データにおける複数
の部分区間の再生順序を規定したシナリオデータとを、
オーサリングデータに変換するオーサリング装置であっ
て、前記ビットストリーム及びシナリオデータは、素材
データにおける部分区間に関する情報が記載された素材
管理テーブルを参照して生成されており、素材管理テー
ブルは、複数の世代のものがあり、前記オーサリング装
置は、オーサリングデータの生成に用いるべきビットス
トリーム及びシナリオデータを記憶する記憶手段と、オ
ーサリングデータを生成する旨の指示が操作者によりな
されると、記憶手段に記憶されているビットストリーム
及びシナリオデータを生成する際に参照された素材管理
テーブルが何世代目のものかを示す世代情報をビットス
トリーム及びシナリオデータのそれぞれについて検出す
る検出手段と、ビットストリームについて検出された世
代情報と、シナリオデータについて検出された世代情報
とが整合するか否かを判定する整合性判定手段と、世代
情報が不整合である場合、その旨を操作者に提示する提
示手段と、世代情報が整合している場合、記憶手段に記
憶されているビットストリーム及びシナリオデータをオ
ーサリングデータに変換する変換手段とを備えているの
で、シナリオデータ及びビットストリームがどの素材管
理テーブルを参照して生成されたかを示す世代情報を検
出し、これら世代番号の照合を行うことにより、シナリ
オデータ間の整合−不整合を検出することができるの
で、参照元の素材管理テーブルが異なるシナリオデータ
及びビットストリームに基づいて、ディスクイメージが
作成されることを未然に防止することができ、無駄な作
業時間をなくすことができる。
【0099】ビットストリームエンコード作業と、シナ
リオデータの作成作業とを独立して行うことができ、シ
ナリオデータの作成が完了するのを待たず、エンコード
作業を開始することができる。これにより、オーサリン
グ作業を効率良く行うことができる。また上記装置にお
いて、前記素材管理テーブルは、素材データの属性を示
す属性情報と、自身が何世代目のものであるかを示す世
代番号とを記述しており、オーサリング装置は、前記素
材管理テーブルに記述された属性に基づいて素材データ
における部分区間をエンコードしてビットストリームを
得るエンコード手段と、ビットストリームが得られる
と、前記ビットストリームが何世代目のものであるかを
示す世代番号と、ビットストリームを作成する際に参照
された前記素材管理テーブルの世代番号(参照先世代番
号)とを、エンコードにおける諸条件に対応づけたビッ
トストリーム管理テーブルを生成して、記憶手段に記憶
させる第1生成手段と、前記素材管理テーブルに記述さ
れた素材データにおける部分区間の再生順序を記述した
シナリオデータを作成するシナリオデータ作成手段と、
シナリオデータが作成されると、前記シナリオデータが
何世代目のものであるかを示す世代番号と、シナリオデ
ータを作成する際に参照された前記素材管理テーブルの
参照先世代番号とが対応づけられたシナリオデータ管理
テーブルを生成して、記憶手段に記憶させる第2生成手
段とを備え、前記検出手段は、シナリオデータ管理テー
ブル及びビットストリーム管理テーブルにおける参照先
世代番号を世代情報として検出することを特徴としても
よい。
【0100】また上記装置において、前記オーサリング
装置は、操作者により新規作成の操作がなされると、素
材管理テーブルを作成して、記憶手段に記憶させると共
に、操作者により更新操作がなされると、記憶手段に記
憶されている素材管理テーブルを更新する素材管理テー
ブル作成手段を備え、素材管理テーブルにおける世代番
号は、素材管理テーブルが新規に作成される場合、初期
値に設定されていて、素材管理テーブルが更新される場
合にインクリメントされることを特徴としてもよい。
【0101】また上記装置において、操作者による更新
操作は、操作者がエンコーダを用いてエンコードを行う
際、及び、操作者がシナリオデータ作成手段を用いてシ
ナリオデータを作成する際に任意に行われ、前記検出手
段は、オーサリングデータを生成する旨の指示が操作者
によりなされると、シナリオデータ及びビットストリー
ム管理テーブルにおける参照先世代番号を世代情報とし
て検出すると共に、素材管理テーブル作成手段により最
後に更新された素材管理テーブルの世代番号を、現在最
新の素材管理テーブルの世代番号として検出して、前記
整合性判定手段は、シナリオデータ管理テーブルの参照
先世代番号と現在最新の素材管理テーブルの世代番号と
を比較する第1比較部と、ビットストリーム管理テーブ
ルの参照先世代番号と現在最新の素材管理テーブルの世
代番号とを比較する第2比較部とを備えることを特徴と
してもよい。
【0102】このオーサリング装置によれば、ビットス
トリームから検出された世代情報と、シナリオデータか
ら検出された世代情報とが整合するか否かの判定は、単
純な番号同士の大小比較によって、簡易に行うことがで
きる。また上記装置において、前記提示手段は、シナリ
オデータ管理テーブルの参照先世代番号と現在最新の素
材管理テーブルの世代番号とが不一致である場合、又は
ビットストリーム管理テーブルの参照先世代番号と現在
最新の素材管理テーブルの世代番号とが不一致である場
合、世代情報が不整合であるものとして、ビットストリ
ーム及びシナリオデータの何れかを再度生成して記憶手
段に記憶させるよう操作者に提示を行い、前記変換手段
は、シナリオデータ管理テーブルの参照先世代番号と現
在最新の素材管理テーブルの世代番号とが一致してお
り、且つビットストリーム管理テーブルの参照先世代番
号と現在最新の素材管理テーブルの世代番号とが一致し
ている場合、世代情報が整合しているものとして、記憶
手段に記憶されているビットストリーム及びシナリオデ
ータをオーサリングデータに変換することを特徴として
もよい。
【0103】また上記装置において、前記提示手段は、
現在の素材管理テーブルの世代番号がシナリオデータ管
理テーブルの参照先世代番号より大きい場合、シナリオ
データの更新し忘れがある旨を警告する警告部と、シナ
リオデータ管理テーブルの参照先世代番号がビットスト
リームの参照先世代番号より大きい場合、ビットストリ
ームのエンコードし忘れがある旨を警告する警告部とを
備えることを特徴としてもよい。
【0104】システムストリームに複数のオーディオス
トリーム、ビデオストリームが多重される場合に発生し
がちなエンコードのし忘れを適宜警告し、エンコードが
行われていない素材を残したまま、システムエンコード
が行われることを防止することができる。また上記装置
において、前記提示手段は、現在の現在最新の素材管理
テーブルの世代番号とビットストリーム管理テーブルの
参照先世代番号とが等しい場合、エンコードが不必要で
ある旨を表示する第1表示部と、現在の素材管理テーブ
ルの参照先世代番号がビットストリーム管理テーブルの
参照先世代番号より大きい場合、素材管理テーブルとビ
ットストリーム管理テーブルとを比較して、再エンコー
ドが必要であるか否かを判定する判定部と、再エンコー
ドが不必要な場合、ビットストリーム管理テーブルにお
ける参照先世代番号を現在の素材管理テーブルの世代番
号に設定すると共に、ビットストリーム管理テーブルに
おける自身の世代番号を初期化する初期化部と、再エン
コードが必要な場合、ビットストリーム管理テーブルに
おける参照先世代番号、自身の世代番号をそのままにす
る旨を表示し、再エンコードが必要な旨を表示する第2
表示部とを備えることを特徴としてもよい。
【0105】シナリオとビットストリーム間に不整合が
生じたとき、素材管理テーブルとビットストリーム管理
テーブル中のエンコード条件をチェックして、再エンコ
ードが必要な最低限度のエンコードし直しのみですむ。
よって戻り工程が発生するが最小限度で済ませることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーサリングシステムの全体構成を示す図であ
る。
【図2】本実施形態におけるディスクイメージの制作工
程を示す図である。
【図3】素材管理テーブル11のデータ例を示す図であ
る。
【図4】(a)(b) ビットストリーム管理テーブル
13のデータ例を示す図である。
【図5】シナリオデータ14のデータ例を示す図であ
る。
【図6】シナリオ管理テーブル15のデータ例を示す図
である。
【図7】シナリオデータ、素材管理テーブル、ビットス
トリームの世代番号がどのように更新されてゆくかを示
す図である。
【図8】シナリオデータ、素材管理テーブル、ビットス
トリームの世代番号がどのように更新されてゆくかを示
す図である。
【図9】このオーサリング装置の全体の処理動作を示す
フローチャートである。
【図10】本実施形態の素材管理テーブル世代更新部2
2aのフローチャートである。
【図11】本実施形態のシナリオ世代更新部32のフロ
ーチャートである。
【図12】本実施形態のエンコード実行決定部41のフ
ローチャートである。
【図13】本実施形態のビットストリーム世代更新部2
5のフローチャートである。
【図14】本実施形態の整合性チェック部42のフロー
チャート図
【図15】本実施形態におけるエンコード実行決定部4
1の処理結果を示す画面表示の一例を示す図である。
【図16】本実施形態における素材管理テーブルの一例
を示す図である。
【図17】本実施形態におけるシナリオデータの一例を
示す図である。
【図18】本実施形態におけるシナリオ管理テーブルの
一例を示す図である。
【図19】DVDに記録されるべきデータの階層構造を示
す模式図である。
【図20】VTSI部208、VTSTTVOB209の内容を示す
図である。
【図21】DVDソフトの制作工程を示す図である。
【図22】DVDソフトの別の制作工程を示す図である。
【図23】シナリオデータと、ビットストリームとの不
整合の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 記憶装置 11 素材管理テーブル 12 ビットストリーム 13 ビットストリーム管理テーブル 14 シナリオデータ 15 シナリオ管理テーブル 16 ディスクイメージ 20 エンコーダ装置 21a 素材管理テーブル作成部 21b 素材管理テーブル作成部 22a 素材管理テーブル世代更新部 22b 素材管理テーブル世代更新部 23 ビデオエンコーダ 24 オーディオエンコーダ 25 ビットストリーム世代更新部 30 シナリオデータ作成装置 31 シナリオ作成部 32 シナリオ世代更新部 40 ディスクイメージ作成装置 41 エンコード実行決定部 42 整合性チェック部 43 ディスクイメージ作成部 101a 入力装置 101b 入力装置 101c 入力装置 102a 表示装置 102b 表示装置 102c 表示装置 103a VTR装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 美裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA06 BB00 CC00 DD05 EE05 FF03 FF06 FF09

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが素材データにおける部分区間
    をエンコードして得られた複数のビットストリームと、
    素材データにおける複数の部分区間の再生順序を規定し
    たシナリオデータとを、オーサリングデータに変換する
    オーサリング装置であって、 前記ビットストリーム及びシナリオデータは、素材デー
    タにおける部分区間に関する情報が記載された素材管理
    テーブルを参照して生成されており、 素材管理テーブルは、複数の世代のものがあり、 前記オーサリング装置は、 オーサリングデータの生成に用いるべきビットストリー
    ム及びシナリオデータを記憶する記憶手段と、 オーサリングデータを生成する旨の指示が操作者により
    なされると、記憶手段に記憶されているビットストリー
    ム及びシナリオデータを生成する際に参照された素材管
    理テーブルが何世代目のものかを示す世代情報をビット
    ストリーム及びシナリオデータのそれぞれについて検出
    する検出手段と、 ビットストリームについて検出された世代情報と、シナ
    リオデータについて検出された世代情報とが整合するか
    否かを判定する整合性判定手段と、 世代情報が不整合である場合、その旨を操作者に提示す
    る提示手段と、 世代情報が整合している場合、記憶手段に記憶されてい
    るビットストリーム及びシナリオデータをオーサリング
    データに変換する変換手段とを備えることを特徴とする
    オーサリング装置。
  2. 【請求項2】 前記素材管理テーブルは、 素材データの属性を示す属性情報と、自身が何世代目の
    ものであるかを示す世代番号とを記述しており、 オーサリング装置は、 前記素材管理テーブルに記述された属性に基づいて素材
    データにおける部分区間をエンコードしてビットストリ
    ームを得るエンコード手段と、 ビットストリームが得られると、前記ビットストリーム
    が何世代目のものであるかを示す世代番号と、ビットス
    トリームを作成する際に参照された前記素材管理テーブ
    ルの世代番号(参照先世代番号)とを、エンコードにお
    ける諸条件に対応づけたビットストリーム管理テーブル
    を生成して、記憶手段に記憶させる第1生成手段と、 前記素材管理テーブルに記述された素材データにおける
    部分区間の再生順序を記述したシナリオデータを作成す
    るシナリオデータ作成手段と、 シナリオデータが作成されると、前記シナリオデータが
    何世代目のものであるかを示す世代番号と、シナリオデ
    ータを作成する際に参照された前記素材管理テーブルの
    参照先世代番号とが対応づけられたシナリオデータ管理
    テーブルを生成して、記憶手段に記憶させる第2生成手
    段とを備え、 前記検出手段は、 シナリオデータ管理テーブル及びビットストリーム管理
    テーブルにおける参照先世代番号を世代情報として検出
    することを特徴とする請求項1記載のオーサリング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記オーサリング装置は、 操作者により新規作成の操作がなされると、素材管理テ
    ーブルを作成して、記憶手段に記憶させると共に、操作
    者により更新操作がなされると、記憶手段に記憶されて
    いる素材管理テーブルを更新する素材管理テーブル作成
    手段を備え、 素材管理テーブルにおける世代番号は、 素材管理テーブルが新規に作成される場合、初期値に設
    定されていて、素材管理テーブルが更新される場合にイ
    ンクリメントされることを特徴とする請求項2記載のオ
    ーサリング装置。
  4. 【請求項4】 操作者による更新操作は、 操作者がエンコーダを用いてエンコードを行う際、及
    び、操作者がシナリオデータ作成手段を用いてシナリオ
    データを作成する際に任意に行われ、 前記検出手段は、 オーサリングデータを生成する旨の指示が操作者により
    なされると、シナリオデータ及びビットストリーム管理
    テーブルにおける参照先世代番号を世代情報として検出
    すると共に、 素材管理テーブル作成手段により最後に更新された素材
    管理テーブルの世代番号を、現在最新の素材管理テーブ
    ルの世代番号として検出して、 前記整合性判定手段は、 シナリオデータ管理テーブルの参照先世代番号と現在最
    新の素材管理テーブルの世代番号とを比較する第1比較
    部と、 ビットストリーム管理テーブルの参照先世代番号と現在
    最新の素材管理テーブルの世代番号とを比較する第2比
    較部とを備えることを特徴とする請求項3記載のオーサ
    リング装置。
  5. 【請求項5】 前記提示手段は、 シナリオデータ管理テーブルの参照先世代番号と現在最
    新の素材管理テーブルの世代番号とが不一致である場
    合、又はビットストリーム管理テーブルの参照先世代番
    号と現在最新の素材管理テーブルの世代番号とが不一致
    である場合、世代情報が不整合であるものとして、ビッ
    トストリーム及びシナリオデータの何れかを再度生成し
    て記憶手段に記憶させるよう操作者に提示を行い、 前記変換手段は、 シナリオデータ管理テーブルの参照先世代番号と現在最
    新の素材管理テーブルの世代番号とが一致しており、且
    つビットストリーム管理テーブルの参照先世代番号と現
    在最新の素材管理テーブルの世代番号とが一致している
    場合、世代情報が整合しているものとして、記憶手段に
    記憶されているビットストリーム及びシナリオデータを
    オーサリングデータに変換することを特徴とする請求項
    4記載のオーサリング装置。
  6. 【請求項6】 前記提示手段は、 現在の素材管理テーブルの世代番号がシナリオデータ管
    理テーブルの参照先世代番号より大きい場合、シナリオ
    データの更新し忘れがある旨を警告する警告部と、 シナリオデータ管理テーブルの参照先世代番号がビット
    ストリームの参照先世代番号より大きい場合、ビットス
    トリームのエンコードし忘れがある旨を警告する警告部
    とを備えることを特徴とする請求項5記載のオーサリン
    グ装置。
  7. 【請求項7】 前記提示手段は、 現在の現在最新の素材管理テーブルの世代番号とビット
    ストリーム管理テーブルの参照先世代番号とが等しい場
    合、エンコードが不必要である旨を表示する第1表示部
    と、 現在の素材管理テーブルの参照先世代番号がビットスト
    リーム管理テーブルの参照先世代番号より大きい場合、
    素材管理テーブルとビットストリーム管理テーブルとを
    比較して、再エンコードが必要であるか否かを判定する
    判定部と、 再エンコードが不必要な場合、ビットストリーム管理テ
    ーブルにおける参照先世代番号を現在の素材管理テーブ
    ルの世代番号に設定すると共に、ビットストリーム管理
    テーブルにおける自身の世代番号を初期化する初期化部
    と、 再エンコードが必要な場合、ビットストリーム管理テー
    ブルにおける参照先世代番号、自身の世代番号をそのま
    まにする旨を表示し、再エンコードが必要な旨を表示す
    る第2表示部とを備えることを特徴とする請求項6記載
    のオーサリング装置。
  8. 【請求項8】 前記オーサリング装置は、 現在の素材管理テーブルの世代番号がビットストリーム
    の参照先世代番号より大きい場合、ビットストリーム管
    理テーブルにおける参照先世代番号を現在の素材管理テ
    ーブルの世代番号に設定すると共に、ビットストリーム
    管理テーブルにおける自身の世代番号を初期化し、 現在の素材管理テーブルの世代番号がビットストリーム
    の参照先世代番号と等しい場合、ビットストリーム管理
    テーブルにおける自身の世代番号をインクリメントする
    第1更新手段を備えることを特徴とする請求項7記載の
    オーサリング装置。
  9. 【請求項9】 前記オーサリング装置は、 現在の素材管理テーブルの世代番号がシナリオデータ管
    理テーブルの参照先世代番号より大きい場合、シナリオ
    データ管理テーブルにおける参照先世代番号を現在の素
    材管理テーブルの世代番号に設定すると共に、シナリオ
    データ管理テーブルにおける自身の世代番号を初期化
    し、 現在の素材管理テーブルの世代番号がシナリオデータ管
    理テーブルの参照先世代番号と等しい場合、シナリオデ
    ータ管理テーブルにおける自身の世代番号をインクリメ
    ントする第2更新手段を備えることを特徴とする請求項
    8記載のオーサリング装置。
  10. 【請求項10】 素材管理テーブルはビデオ素材、オー
    ディオ素材、副映像素材の部分区間について記述したも
    のであり、 ビットストリームはビデオ素材、オーディオ素材、副映
    像素材の部分区間をエンコードしたものであり、 シナリオデータはビデオ素材の部分区間、オーディオ素
    材の部分区間、副映像素材の部分区間の再生順序を記述
    していることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載
    のオーサリング装置。
  11. 【請求項11】 素材管理テーブルにおいて、 ビデオ素材、オーディオ素材の部分区間は、部分区間の
    先頭位置を示す開始タイムコード、部分区間の終了位置
    を示す終了タイムコードの組みを用いて特定されること
    を特徴とする請求項1〜10の何れかに記載のオーサリ
    ング装置。
  12. 【請求項12】 素材管理テーブルにおいて属性データ
    は、 エンコードを行う際の圧縮形式と、その圧縮の際のフレ
    ームレートと、表示する際のアスペクト比と、パンスキ
    ャン変換の有無とによりビット素材の属性を示すビデオ
    属性データとを含んでいることを特徴とする請求項1〜
    11の何れかに記載のオーサリング装置。
  13. 【請求項13】 素材管理テーブルにおいて属性データ
    は、 システムエンコードを行う際のストリーム数と、エンコ
    ードを行う際の圧縮形式と、チャネル数と、エンコード
    が行われる際のビットレートとにより、オーディオ素材
    の属性を示すオーディオ属性データを含んでいることを
    特徴とする請求項1〜12の何れかに記載のオーサリン
    グ装置。
  14. 【請求項14】ビデオ素材をエンコードして得られたビ
    ットストリーム(ビデオストリーム)、オーディオ素材
    をエンコードした得られたビットストリーム(オーディ
    オストリーム)、副映像素材をエンコードして得られた
    ビットストリーム(副映像ストリーム)に対してインタ
    ーリーブ多重を行いシステムストリームを得るシステム
    エンコード手段を備えることを特徴とする請求項1〜1
    3の何れかに記載のオーサリング装置。
  15. 【請求項15】 前記変換手段は、 システムエンコードにより複数のシステムストリームが
    得られると、当該複数のシステムストリームと、シナリ
    オデータとをディスク記録用のフォーマットに変換する
    ことによりオーサリングデータを得ることを特徴とする
    請求項1〜14の何れかに記載のオーサリング装置。
  16. 【請求項16】 それぞれが素材データにおける部分区
    間をエンコードして得られた複数のビットストリーム
    と、素材データにおける複数の部分区間の再生順序を規
    定したシナリオデータとを、オーサリングデータに変換
    するオーサリングプログラムを記録したコンピュータ読
    取可能な記録媒体であって、 前記ビットストリーム及びシナリオデータは、素材デー
    タにおける部分区間に関する情報が記載された素材管理
    テーブルを参照して生成されており、 素材管理テーブルは、複数の世代のものがあり、 記録媒体を読み取るコンピュータは、 オーサリングデータの生成に用いるべきビットストリー
    ム及びシナリオデータを記憶する記憶手段を備えてお
    り、 前記オーサリングプログラムはオーサリングデータを生
    成する旨の指示が操作者によりなされると、記憶手段に
    記憶されているビットストリーム及びシナリオデータを
    生成する際に参照された素材管理テーブルが何世代目の
    ものかを示す世代情報をビットストリーム及びシナリオ
    データのそれぞれについて検出する検出ステップと、 ビットストリームについて検出された世代情報と、シナ
    リオデータについて検出された世代情報とが整合するか
    否かを判定する整合性判定ステップと、 世代情報が不整合である場合、その旨を操作者に提示す
    る提示ステップと、 世代情報が整合している場合、記憶手段に記憶されてい
    るビットストリーム及びシナリオデータをオーサリング
    データに変換する変換ステップとからなることを特徴と
    する記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記素材管理テーブルは、 素材データの属性を示す属性情報と、自身が何世代目の
    ものであるかを示す世代番号とを記述しており、 前記オーサリングプログラムは、 前記素材管理テーブルに記述された属性に基づいて素材
    データにおける部分区間をエンコードしてビットストリ
    ームを得るエンコードステップと、 ビットストリームが得られると、前記ビットストリーム
    が何世代目のものであるかを示す世代番号と、ビットス
    トリームを作成する際に参照された前記素材管理テーブ
    ルの世代番号(参照先世代番号)とを、エンコードにお
    ける諸条件に対応づけたビットストリーム管理テーブル
    を生成して、記憶手段に記憶させる第1生成ステップ
    と、 前記素材管理テーブルに記述された素材データにおける
    部分区間の再生順序を記述したシナリオデータを作成す
    るシナリオデータ作成ステップと、 シナリオデータが作成されると、前記シナリオデータが
    何世代目のものであるかを示す世代番号と、シナリオデ
    ータを作成する際に参照された前記素材管理テーブルの
    参照先世代番号とが対応づけられたシナリオデータ管理
    テーブルを生成して、記憶手段に記憶させる第2生成ス
    テップとを備え、 前記検出ステップは、 シナリオデータ管理テーブル及びビットストリーム管理
    テーブルにおける参照先世代番号を世代情報として検出
    することを特徴とする請求項16記載の記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記オーサリングプログラムは、 操作者により新規作成の操作がなされると、素材管理テ
    ーブルを作成して、記憶手段に記憶させると共に、操作
    者により更新操作がなされると、記憶手段に記憶されて
    いる素材管理テーブルを更新する素材管理テーブル作成
    ステップを備え、 素材管理テーブルにおける世代番号は、 素材管理テーブルが新規に作成される場合、初期値に設
    定されていて、素材管理テーブルが更新される場合にイ
    ンクリメントされることを特徴とする請求項17記載の
    記録媒体。
  19. 【請求項19】 操作者による更新操作は、 操作者がエンコーダを用いてエンコードを行う際、及
    び、操作者がシナリオデータ作成ステップを用いてシナ
    リオデータを作成する際に任意に行われ、 前記検出ステップは、 オーサリングデータを生成する旨の指示が操作者により
    なされると、シナリオデータ及びビットストリーム管理
    テーブルにおける参照先世代番号を世代情報として検出
    すると共に、 素材管理テーブル作成ステップにより最後に更新された
    素材管理テーブルの世代番号を、現在最新の素材管理テ
    ーブルの世代番号として検出して、 前記整合性判定ステップは、 シナリオデータ管理テーブルの参照先世代番号と現在最
    新の素材管理テーブルの世代番号とを比較する第1比較
    サブステップと、 ビットストリーム管理テーブルの参照先世代番号と現在
    最新の素材管理テーブルの世代番号とを比較する第2比
    較サブステップとからなることを特徴とする記録媒体1
    8記載の記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記提示ステップは、 シナリオデータ管理テーブルの参照先世代番号と現在最
    新の素材管理テーブルの世代番号とが不一致である場
    合、又はビットストリーム管理テーブルの参照先世代番
    号と現在最新の素材管理テーブルの世代番号とが不一致
    である場合、世代情報が不整合であるものとして、ビッ
    トストリーム及びシナリオデータの何れかを再度生成し
    て記憶手段に記憶させるよう操作者に提示を行い、 前記変換ステップは、 シナリオデータ管理テーブルの参照先世代番号と現在最
    新の素材管理テーブルの世代番号とが一致しており、且
    つビットストリーム管理テーブルの参照先世代番号と現
    在最新の素材管理テーブルの世代番号とが一致している
    場合、世代情報が整合しているものとして、記憶手段に
    記憶されているビットストリーム及びシナリオデータを
    オーサリングデータに変換することを特徴とする請求項
    19記載の記録媒体。
  21. 【請求項21】前記提示ステップは、 現在の素材管理テーブルの世代番号がシナリオデータ管
    理テーブルの参照先世代番号より大きい場合、シナリオ
    データの更新し忘れがある旨を警告する警告サブステッ
    プと、 シナリオデータ管理テーブルの参照先世代番号がビット
    ストリームの参照先世代番号より大きい場合、ビットス
    トリームのエンコードし忘れがある旨を警告する警告サ
    ブステップとを備えることを特徴とする請求項20記載
    の記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記提示ステップは、 現在の現在最新の素材管理テーブルの世代番号とビット
    ストリーム管理テーブルの参照先世代番号とが等しい場
    合、エンコードが不必要である旨を表示する第1表示サ
    ブステップと、 現在の素材管理テーブルの参照先世代番号がビットスト
    リーム管理テーブルの参照先世代番号より大きい場合、
    素材管理テーブルとビットストリーム管理テーブルとを
    比較して、再エンコードが必要であるか否かを判定する
    判定サブステップと、 再エンコードが不必要な場合、ビットストリーム管理テ
    ーブルにおける参照先世代番号を現在の素材管理テーブ
    ルの世代番号に設定すると共に、ビットストリーム管理
    テーブルにおける自身の世代番号を初期化する初期化サ
    ブステップと、 再エンコードが必要な場合、ビットストリーム管理テー
    ブルにおける参照先世代番号、自身の世代番号をそのま
    まにする旨を表示し、再エンコードが必要な旨を表示す
    る第2表示サブステップとからなることを特徴とする記
    録媒体21記載の記録媒体。
  23. 【請求項23】前記オーサリングプログラムは、 現在の素材管理テーブルの世代番号がビットストリーム
    の参照先世代番号より大きい場合、ビットストリーム管
    理テーブルにおける参照先世代番号を現在の素材管理テ
    ーブルの世代番号に設定すると共に、ビットストリーム
    管理テーブルにおける自身の世代番号を初期化し、 現在の素材管理テーブルの世代番号がビットストリーム
    の参照先世代番号と等しい場合、ビットストリーム管理
    テーブルにおける自身の世代番号をインクリメントする
    第1更新ステップからなることを特徴とする記録媒体2
    2記載の記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記オーサリングプログラムは、 現在の素材管理テーブルの世代番号がシナリオデータ管
    理テーブルの参照先世代番号より大きい場合、シナリオ
    データ管理テーブルにおける参照先世代番号を現在の素
    材管理テーブルの世代番号に設定すると共に、シナリオ
    データ管理テーブルにおける自身の世代番号を初期化
    し、 現在の素材管理テーブルの世代番号がシナリオデータ管
    理テーブルの参照先世代番号と等しい場合、シナリオデ
    ータ管理テーブルにおける自身の世代番号をインクリメ
    ントする第2更新ステップからなることを特徴とする請
    求項23記載の記録媒体。
  25. 【請求項25】 ビデオ素材をエンコードして得られた
    ビットストリーム(ビデオストリーム)、オーディオ素
    材をエンコードした得られたビットストリーム(オーデ
    ィオストリーム)、副映像素材をエンコードして得られ
    たビットストリーム(副映像ストリーム)に対してイン
    ターリーブ多重を行いシステムストリームを得るシステ
    ムエンコードステップからなることを特徴とする記録媒
    体16〜25の何れかに記載の記録媒体。
  26. 【請求項26】 前記変換ステップは、 システムエンコードにより複数のシステムストリームが
    得られると、当該複数のシステムストリームと、シナリ
    オデータとをディスク記録用のフォーマットに変換する
    ことによりオーサリングデータを得ることを特徴とする
    請求項16〜25の何れかに記載の記録媒体。
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