JP2000333943A - Ct装置およびct装置のシールド構造形成方法 - Google Patents

Ct装置およびct装置のシールド構造形成方法

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JP2000333943A
JP2000333943A JP11152834A JP15283499A JP2000333943A JP 2000333943 A JP2000333943 A JP 2000333943A JP 11152834 A JP11152834 A JP 11152834A JP 15283499 A JP15283499 A JP 15283499A JP 2000333943 A JP2000333943 A JP 2000333943A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ノイズを吸収する導電性層を架台
カバーに形成することにより、架台内のノイズ発生源か
ら放射されるノイズや外部から入射したノイズを遮蔽、
吸収してノイズによる影響を軽減することが可能なCT
装置およびCT装置のシールド構造形成方法を提供する
ことにある。 【解決手段】 CT装置は、寝台に載せられている患者
を矢印Aの方向から挿入してX線を曝射するための撮影
口5がその中心部分に設けられている架台10を備え、
架台10の患者挿入側を前面とした場合、前面、上面、
側面、後面、および底面には架台カバー10a、10
b、10c、10d、10eがそれぞれ取り付けられて
いる。架台カバー10a、10b、10c、10d、1
0e、10fには、その内側にそれぞれノイズを吸収す
るノイズ吸収型の導電性層が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体診断用の架
台がシールド構造で構成されているX線CT装置などの
CT装置およびCT装置のシールド構造形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】1998年以降、国内で販売され、病院
などの医療の現場において使用されるX線コンピュータ
断層(CT)装置をはじめとする医用機器に対しては、
その電磁波障害に対する規格、すなわちEMC(Ele
ctroMagnetic Compatibilit
y)規格を満足することが義務付けられている。このE
MC規格は、電子機器がノイズとしての電磁波を外部に
放射せず、また外部から入射する電磁波や静電気などの
ノイズによって誤動作しないために規定されたものであ
る。また、2000年以降においては、医用機器に対し
てさらに厳しいEMC規格が課せられる状況が予想され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような状況の中
で、病院内では、患者に対する治療の目的のための電気
メスなどのような高出力装置や、患者の診断のために使
用される超音波診断装置などのような高感度装置が混在
して設置されているが、例えば、患者の手術時において
使用される電気メスによる切開や凝固中に発生する電磁
波の影響により、超音波診断装置に異常な超音波画像が
表示されたり、周辺機器が誤動作する場合がある。
【0004】そのため、このような異常な超音波画像が
表示された場合には医師が誤診を起こす可能性が高くな
ってしまう。また、患者が例えばペースメーカーなどを
埋め込んでいる場合において手術中の電気メスなどの使
用に伴う電磁波の発生によりそのペースメーカーが誤動
作すれば、その患者の生命に危険が及ぶことになる。さ
らに、静電気などのノイズによっても電磁波と同様な影
響が生じる場合がある。以上のようなことから、病院内
における環境は、EMC規格よりも厳しい状況にある。
【0005】一方、従来のCT装置、例えばX線CT装
置においては、被検体診断用の架台内にX線ユニットや
高電圧発生ユニットなどが配置されている回転部が設け
られ、この回転部の回転に伴って患者の周囲を移動しな
がら患者にX線を曝射してその断層像を取得している。
このようなCT装置において、その回転部に配置されて
いる高電圧発生ユニットなどは、ノイズとしての電磁波
を発生する電磁波発生源(ノイズ発生源)となり、回転
部の回転に伴って移動して電磁波を広範囲にわたって放
射するので、上述したように、CT装置の周辺に設置さ
れている医用機器に誤動作を生じさせるなどの悪影響を
与える可能性が高くなっている。なお、外部から入射し
た電磁波や静電気などのノイズによってCT装置自身に
おいて誤動作などの悪影響が生じる可能性もある。
【0006】このような悪影響を防止するために、電磁
波発生源が配置されている回転部に対して金属やFRP
(Fiber Reinforced Prasti
c)などで構成されるシールドカバーを使用して電磁波
発生源から放射される電磁波を遮蔽することが考えられ
る。
【0007】図1は従来のCT装置の架台に用いられて
いる金属シールドカバーに入射する電磁波について説明
するための図である。図1に示すように、例えば電磁波
発生源から放射された電磁波(入射電磁波)に対して金
属シールドカバーを透過する透過電磁波に関してはその
量を非常に少なくすることが可能であり、金属シールド
カバーの存在によってある程度の電磁波遮蔽効果(ノイ
ズ遮蔽効果)を得ることができる。なお、FRPシール
ドカバーを使用した場合においては電磁波遮蔽効果はあ
まり期待できない。
【0008】しかし、入射電磁波のほとんどは反射電磁
波となってしまうため、内部干渉の原因となる。また、
特定の周波数の電磁波については、誘導電流(高周波電
流)が金属シールドカバーの金属面に流れたり空洞共振
現象が生じたりして結果的に金属シールドカバーの接合
部などから外部に漏れることになるので、部分的に電磁
波遮蔽効果を得ることができず、周辺機器に対する誤動
作などの悪影響が増大してしまう。
【0009】さらに、円形の架台を有するCT装置に対
して効果的な金属シールドカバーを実現するためには、
その金属シールドカバーに用いられる金属の加工、成
型、分割、合わせ部分の接合などを行わなければならな
いが、これらは技術的に大変困難であり、これを実現し
た場合においても高コストにならざるをえない。また、
金属シールドカバーを曲線形状に任意に加工することは
実際上不可能である。さらに、デザイン的にも見栄えが
よいものとはいえず、患者に対して不安感を与えかねな
い。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、電磁波を遮蔽するための金属シ
ールドカバーを用いることなく、電磁波や静電気などの
ノイズを吸収する導電性層を架台カバーに形成すること
により、回転部などに配置されるノイズ発生源から放射
されるノイズを遮蔽、吸収して周辺機器に与えるノイズ
の影響を軽減するとともに、外部からのノイズを遮蔽、
吸収して装置自身へのノイズの影響をも軽減することが
可能なCT装置およびCT装置のシールド構造形成方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明のCT装置は、被検体診断用
の架台と、前記架台を覆う架台カバーとを備え、前記架
台カバーにはノイズを吸収する導電性層が形成されてい
ることを特徴とする。
【0012】また、上記課題を解決するために、請求項
2に記載の発明のCT装置は、ノイズを放射するノイズ
発生源を有する被検体診断用の架台と、前記架台を覆う
架台カバーとを備え、前記ノイズ発生源から放射された
ノイズを吸収する導電性層が前記架台カバーに形成され
ていることを特徴とする。
【0013】さらに、上記課題を解決するために、請求
項3に記載の発明のCT装置は、ノイズを放射するノイ
ズ発生源が取り付けられている回転可能な回転部を有す
る被検体診断用の架台と、前記架台を覆う架台カバーと
を備え、前記回転部の回転に伴って移動するノイズ発生
源から放射されたノイズを吸収する導電性層が前記架台
カバーに形成されていることを特徴とする。
【0014】さらにまた、上記課題を解決するために、
請求項9に記載の発明は、架台カバーによって覆われて
いる被検体診断用の架台を有するCT装置のシールド構
造形成方法において、前記架台カバーにノイズを吸収す
る導電性塗料を塗布する工程を備えたことを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】図2は本発明の実施の形態のコンピュータ
断層(CT)装置の一例であるX線CT装置の外観構成
を示す図、図3は本発明の実施の形態のCT装置の一例
であるX線CT装置の架台内に設けられる回転部の外観
構成を示す図である。図2に示す本発明の実施の形態の
CT装置の一例であるX線CT装置は、寝台(図示しな
い)に載せられている患者を挿入してX線を曝射するた
めの撮影口5がその中心部分に設けられている被検体診
断用の架台10を備え、架台10の前面、上面、側面、
後面、および底面には架台カバー10a、10b、10
c、10d、10e、10fがそれぞれ取り付けられて
いる。
【0017】すなわち、寝台に載せられている患者は図
2に示す矢印Aの方向から撮影口5に挿入され、架台1
0の患者挿入側の面を前面(正面)とした場合、架台カ
バー10aは架台10の正面を覆い、架台カバー10b
は架台10の上面を覆い、架台カバー10c、10dは
架台10の両側面を覆い、架台カバー10eは架台10
の後面を覆い、架台カバー10fは架台10の底面を覆
っている。
【0018】また、架台カバー10a、10b、10
c、10d、10e、10fには、その内側にそれぞれ
電磁波や静電気などのノイズを吸収するノイズ吸収型の
導電性層が形成されている。従って、架台10の全面が
ノイズ吸収型の導電性層によって覆われていることにな
る。なお、図2では、架台カバー10a、10b、10
dにそれぞれ形成されるノイズ吸収型の導電性層につい
ては20a、20b、20dとして図示しているが、架
台カバー10c、10e、10fにそれぞれ形成される
ノイズ吸収型の導電性層は図示していない。
【0019】図3に示すように、架台10内には駆動ユ
ニット(図示しない)により回転動作が可能な回転部4
0が設けられている。回転部40は、X線を発生するX
線管ユニット41と、X線管ユニット41から曝射さ
れ、患者を透過したX線を検出するために、患者を挟ん
でX線管ユニット41と対向して配置されるX線検出ユ
ニット42と、X線検出ユニット42によって検出され
た信号を増幅する信号増幅ユニット43と、X線管ユニ
ット41に隣接して設けられ、X線管ユニット41を冷
却するための冷却ユニット44と、X線管ユニット41
に高電圧を供給するための高電圧発生ユニット45、4
6と、高電圧発生ユニット45、46の動作を制御する
制御ユニット47と、各ユニットが内周側に取り付けら
れ、撮影口5に挿入された患者の周りを回転するドラム
状の回転ベース48と、各ユニットで発生した熱を外部
に放出するための放熱口49とを有している。なお、こ
れらのユニット、特に、高電圧発生ユニット45、46
は、電磁波発生源(ノイズ発生源)となる。
【0020】図4は本発明の実施の形態のCT装置の架
台を覆う架台カバーに形成されるノイズ吸収型の導電性
層に入射する電磁波について説明するための図である。
図4に示すように、高電圧発生ユニット45、46のよ
うなノイズ発生源から放射された電磁波(入射電磁波)
に対してノイズ吸収型の導電性層を透過する透過電磁波
に関しては、図1に示す金属シールドカバーと同様に、
その量を非常に少なくすることが可能であり、電磁波遮
蔽効果(ノイズ遮蔽効果)を得ることができる。
【0021】また、ノイズ吸収型の導電性層では、入射
電磁波を吸収し、吸収した入射電磁波のエネルギーを熱
に変換することにより電磁波吸収効果(ノイズ吸収効
果)を得ており、これにより、反射電磁波の発生を防止
している。従って、架台10内での電磁波の反射による
空洞共振現象の発生を低減でき、外部へのケーブルに対
する誘導電流の発生を防止することが可能となる。同様
に、外部から入射した電磁波に関してもノイズ吸収型の
導電性層によって遮蔽して透過電磁波の量を少なくする
ことが可能であるので、外部からの電磁波に対する影響
(耐ノイズ性)を向上させることができる。
【0022】図5および図6は本発明の実施の形態のC
T装置の架台を覆いノイズ吸収型の導電性層が形成され
ている架台カバーの例を示す図である。なお、図5
(a)は架台10の正面を覆い、ノイズ吸収型の導電性
層20aが形成されている架台カバー10aをその内側
から見た図であり、図5(b)は図5(a)に示すライ
ンX1−X2に沿った断面図である。また、図6は架台
10の一側面を覆い、ノイズ吸収型の導電性層20cが
形成されている架台カバー10cをその内側から見た図
であり、図6(b)は図6(a)に示すラインY1−Y
2に沿った断面図である。
【0023】図5に示すように、架台10の正面を覆う
架台カバー10aの内側のほぼ全面にノイズ吸収型の導
電性層20aが形成されている。なお、ノイズ吸収型の
導電性層20aは高分子材料で構成されているノイズ吸
収型の導電性塗料をエアレスガンを用いて架台カバー1
0aの内側の面に塗布することにより形成される。これ
により、架台カバー10aの内側の面に形成されたノイ
ズ吸収型の導電性層20aは、層形成面から剥離しにく
いなどの耐剥離性を有するので、架台カバー10aから
剥離しにくくなり、長期間の使用にわたって十分なノイ
ズ遮蔽効果およびノイズ吸収効果を維持することが可能
となる。
【0024】また、図6に示すように、架台10の一側
面を覆う架台カバー(図2においては架台10の正面に
向かって右側面を覆う架台カバー)10cの内側のほぼ
全面にノイズ吸収型の導電性層20cが形成される。ノ
イズ吸収型の導電性層20cは、上述のノイズ吸収型の
導電性層20aの場合と同様にして形成され、耐剥離性
を有するので、架台カバー10cから剥離しにくくな
る。従って、長期間の使用にわたって十分なノイズ遮蔽
効果およびノイズ吸収効果を維持することが可能とな
る。
【0025】なお、架台10の他方の側面を覆う架台カ
バー(図2においては架台10の正面に向かって左側面
を覆う架台カバー)10dや架台10の上面を覆う架台
カバー10bについては、ノイズ吸収型の導電性層20
cの場合と同様にしてノイズ吸収型の導電性層20d、
20bがそれぞれ形成される。また、架台10の底面を
覆う架台カバー10fについても、ノイズ吸収型の導電
性層20cの場合と同様にしてノイズ吸収型の導電性層
が形成される。さらに、架台10の後面を覆う架台カバ
ー10eについても、ノイズ吸収型の導電性層20aの
場合と同様にしてノイズ吸収型の導電性層が形成され
る。
【0026】本発明の実施の形態では、上述したよう
に、ノイズ吸収型の導電性塗料を架台カバーの内側の面
に塗布することによりノイズ吸収型の導電性層を形成し
ているが、例えば、ノイズ吸収型の導電性テープを架台
カバーの内側の面に接着させることによりノイズ吸収型
の導電性層を形成することもできる。従って、その接着
力によって形成されたノイズ吸収型の導電性層を架台カ
バーから剥離しにくくすることができるので、長期間の
使用にわたって十分なノイズ遮蔽効果およびノイズ吸収
効果を維持することが可能となる。
【0027】また、本発明の実施の形態では、従来のよ
うに金属シールドカバーを使用する代わりに架台カバー
にノイズ吸収型の導電性層を形成しているので、従来と
比較して架台全体の重量を軽減することができ、CT装
置の設置や運搬などが容易となる。また、金属シールド
カバーを使用しないことから、金属シールドカバーに流
れる誘導電流による電磁波の影響をなくすことができ
る。さらに、従来のように形状に制約を受ける金属の成
型を行って金属シールドカバーを作製する必要がなく、
例えば円形のCT装置においても従来の加工方法により
任意の形状に架台カバーを作製し、この架台カバーにノ
イズ吸収型の導電性塗料を塗布して導電性層を形成すれ
ばよいので、患者に対して不安感を与えない優しいデザ
インのCT装置を製造することが可能となる。
【0028】さらに、本発明の実施の形態では、従来の
ように金属シールドカバーの形状の制約に伴う架台カバ
ーの形状に制約を受けないので、架台カバーの分割数を
少なくすることができる。また、ノイズ吸収型の導電性
層が形成されている架台カバーの接合部に生じる隙間を
少なくすることができるので、ノイズ遮蔽効果を増加さ
せることが可能となる。
【0029】なお、従来のように金属シールドカバーを
使用する場合には、その接合部分において隙間が生じる
ことなくノイズ発生源を完全に覆うようなシールド構造
をとる必要があるが、本発明の実施の形態におけるノイ
ズ吸収型の導電性層の場合には、ノイズ発生源を完全に
覆うことなく、ノイズ吸収型の導電性層が形成されてい
る各面の架台カバーの接合部分に隙間があってもその隙
間から直接放射又は入射される電磁波を除けば遮蔽する
ことができ、十分なノイズ遮蔽効果およびノイズ吸収効
果が得られることが本発明者によるノイズ発生源に関す
る近磁界解析によりわかった。従って、ノイズ吸収型の
導電性層を各面の架台カバーの任意の位置に形成し、こ
のノイズ吸収型の導電性層が形成されている各面の架台
カバーを容易に接合することができるので、CT装置を
低コストで組み立てることが可能となる。
【0030】また、上述のように各面の架台カバーの接
合部分に隙間があった場合においても、その接合部分に
例えばノイズ吸収型の導電性テープを接着すれば、部品
に反射しないで直接放射又は入射する電磁波を遮蔽する
ことができるので、ノイズ発生源を完全に覆うようなシ
ールド構造を容易に形成することもできる。
【0031】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ノイズ吸収型の
導電性層を架台カバーに形成することにより、架台内に
設けられている回転部の回転に伴って任意の位置に移動
するノイズ発生源から放射されるノイズや外部から入射
したノイズによる影響を軽減することができる。従っ
て、病院内などの種々の医用機器を使用する現場におい
てCT装置自身や周辺機器の誤動作を防止することがで
き、患者が安心して医療を受けられる病院内環境に適合
したCT装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のCT装置の架台に用いられている金属シ
ールドカバーに入射する電磁波について説明するための
図である。
【図2】本発明の実施の形態のCT装置の一例であるX
線CT装置の外観構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のCT装置の一例であるX
線CT装置の架台内に設けられる回転部の外観構成を示
す図である。
【図4】本発明の実施の形態のCT装置の架台を覆う架
台カバーに形成されるノイズ吸収型の導電性層に入射す
る電磁波について説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態のCT装置の架台を覆いノ
イズ吸収型の導電性層が形成されている架台カバーの例
を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態のCT装置の架台を覆いノ
イズ吸収型の導電性層が形成されている架台カバーの例
を示す図である。
【符号の説明】
5 撮影口 10 架台 10a、10b、10c、10d、10e、10f 架
台カバー 20a、20b、20c、20d ノイズ吸収型の導電
性層 40 回転部 41 X線管ユニット 42 X線検出ユニット 43 信号増幅ユニット 44 冷却ユニット 45、46 高電圧発生ユニット 47 制御ユニット 48 回転ベース 49 放熱口

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体診断用の架台と、 前記架台を覆う架台カバーとを備え、 前記架台カバーにはノイズを吸収する導電性層が形成さ
    れていることを特徴とするCT装置。
  2. 【請求項2】 ノイズを放射するノイズ発生源を有する
    被検体診断用の架台と、 前記架台を覆う架台カバーとを備え、 前記ノイズ発生源から放射されたノイズを吸収する導電
    性層が前記架台カバーに形成されていることを特徴とす
    るCT装置。
  3. 【請求項3】 ノイズを放射するノイズ発生源が取り付
    けられている回転可能な回転部を有する被検体診断用の
    架台と、 前記架台を覆う架台カバーとを備え、 前記回転部の回転に伴って移動するノイズ発生源から放
    射されたノイズを吸収する導電性層が前記架台カバーに
    形成されていることを特徴とするCT装置。
  4. 【請求項4】 前記導電性層はノイズを遮蔽することを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のCT装
    置。
  5. 【請求項5】 前記導電性層は耐剥離性を有することを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のCT装
    置。
  6. 【請求項6】 前記導電性層は導電性テープで構成され
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    CT装置。
  7. 【請求項7】 前記CT装置はX線CT装置であること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のCT装
    置。
  8. 【請求項8】 前記導電性層は、前記架台の前面、後
    面、側面、上面、および底面の少なくとも1面を覆う架
    台カバーの内側に形成されることを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載のCT装置。
  9. 【請求項9】 架台カバーによって覆われている被検体
    診断用の架台を有するCT装置のシールド構造形成方法
    において、 前記架台カバーにノイズを吸収する導電性塗料を塗布す
    る工程を備えたことを特徴とするCT装置のシールド構
    造形成方法。
  10. 【請求項10】 前記導電性塗料は、前記架台の前面、
    後面、側面、上面、および底面の少なくとも1面を覆う
    架台カバーの内側に塗布されることを特徴とする請求項
    9に記載のCT装置のシールド構造形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259733A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Toshiba Corp X線ct装置
JP2012139602A (ja) * 2012-05-01 2012-07-26 Toshiba Corp X線ct装置
CN112666193A (zh) * 2020-12-11 2021-04-16 西安增材制造国家研究院有限公司 一种工业在线ct辐射屏蔽装置及ct检测设备

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