JP2000329880A - 原子炉用高耐食性ジルコニウム合金及びその耐食性判定方法 - Google Patents

原子炉用高耐食性ジルコニウム合金及びその耐食性判定方法

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JP2000329880A
JP2000329880A JP11138177A JP13817799A JP2000329880A JP 2000329880 A JP2000329880 A JP 2000329880A JP 11138177 A JP11138177 A JP 11138177A JP 13817799 A JP13817799 A JP 13817799A JP 2000329880 A JP2000329880 A JP 2000329880A
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Yoshio Nonaka
善夫 野中
Yoshinori Eito
良則 栄藤
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Nippon Nuclear Fuel Development Co Ltd
Hitachi Ltd
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Toshiba Corp
Nippon Nuclear Fuel Development Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原子炉で使用されるジルコニウム合金の耐食性
を判定する方法と高耐食性ジルコニウム合金を提供す
る。 【解決手段】ウランの核分裂反応に伴う高速中性子の照
射によってジルコニウム合金中に析出している金属間化
合物の鉄やニッケルが溶け出し、その結果増加する母材
中の鉄、ニッケル濃度からジルコニウム合金の耐食性を
判定することを特徴とする。さらに、この判定方法を用
いて、ジルコニウム合金の微細組織の範囲を規定する。
これにより、ジルコニウム合金を原子炉で使用したとき
の耐食性を評価し、酸化膜の剥離による炉水中放射能濃
度の低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子炉に使用される
高耐食性ジルコニウム合金およびその耐食性判定方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料被覆管や燃料部材には、核分裂反応
に必要な熱中性子とウランを効率良く反応させるため、
熱中性子の吸収断面積が小さなジルコニウムが選ばれ、
耐食性や強度を考慮してジルカロイやジルコニウム−ニ
オブ合金などが開発された。その中でも、沸騰水型軽水
炉、加圧水型軽水炉などで燃料被覆管および炉心構造材
料として広く使用されている合金が、ジルカロイ−2、
およびジルカロイ−4である。
【0003】これらのジルコニウム合金を沸騰水型軽水
炉で使用すると、原子炉運転中にノジュラー腐食と呼ば
れるレンズ状の局部腐食が発生することが知られてい
る。しかし、最近においては、ジルコニウム合金をα+
β相あるいはβ相の温度範囲に短時間加熱し、その後急
冷する熱処理方法の導入や合金組成の変更によって、現
行仕様のジルコニウム合金ではノジュラー腐食の発生は
抑制され、一様腐食となりつつある。
【0004】なお、この種合金あるいはその耐食性判定
方法に関連するものとしては、(1)野中善夫;199
7年度原子力学会、秋の大会予稿集、(2)原子力工学
シリーズ8,照射損傷,東京大学出版会、(3)Mas
salski;BinaryAlloy PhaseD
iagrams,2nd edition,Vol.3
などが挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ノジュラー腐
食を抑制するような合金組成でジルコニウム合金を製造
した場合でも、製造条件によって腐食挙動が異なり酸化
膜が厚く成長することがある。厚く成長した酸化膜は剥
離することがあり、これが炉水に浮遊すると炉水の放射
能濃度が高められ定期検査時に作業者の被曝量が増加す
る恐れがある。
【0006】すなわち、ノジュラー腐食を抑制するよう
な合金組成でジルコニウム合金を製造した場合でも、製
造条件によって腐食挙動が異なり、酸化膜が厚く成長す
ることがある。これは、ジルコニウム合金の腐食挙動が
合金組成だけではなく、合金中に析出する金属間化合物
の大きさや組成の影響をうけるためで、これらの影響を
すべて考慮した耐食性の判定方法が要望されている。
【0007】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、耐食性に優れ、かつ炉水中の放射
能濃度が低く保たれ定期検査時の作業者、の被曝量を抑
制することが可能なこの種の高耐食性ジルコニウム合金
およびその耐食性判定方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、これ
らの影響を高速中性子単位照射量あたりに金属間化合物
から鉄やニッケルが母材に溶け出すことで増加した母材
中の鉄とニッケル濃度で整理し、これと耐食性との強い
相関を利用してジルコニウム合金の耐食性を判定するよ
うにしたものである。この発明によって耐食性が悪く酸
化膜が剥離する恐れがあるようなジルコニウム合金を原
子炉で使用することを防止できるため、炉水中の放射能
濃度が低く保たれ定期検査時の作業者、の被曝量を抑制
することが可能となるのである。
【0009】すなわち、沸騰水型軽水炉用燃料には主
に、重量%で0.07〜0.20%の鉄、0.06〜
0.15%のクロム、0.03〜0.08%のニッケ
ル、1.20〜1.70%の錫、残部が実質的にジルコ
ニウムから成るジルカロイ−2が使用されている。
【0010】最近の研究で、沸騰水型原子炉用燃料被覆
管の腐食挙動は一様腐食やノジュラー腐食の腐食形態に
よらず、合金中に析出する金属間化合物の鉄やニッケル
が高速中性子の照射によって溶け出すことで単位時間あ
たりに増加する母材中の鉄+ニッケル濃度と腐食量とに
強い相関があることがわかった〔1〕。
【0011】図2にジルカロイ−2に析出する金属間化
合物の鉄やニッケルが高速中性子の照射によって溶け出
す様子が示されている。ジルカロイ−2には実質的には
鉄、ニッケル、ジルコニウムからなる金属間化合物と
鉄、クロム、ジルコニウムからなる金属間化合物が析出
している。
【0012】以下、それぞれを鉄・ニッケル系析出物と
鉄・クロム系析出物と呼称する。鉄・ニッケル系析出物
からは鉄とニッケルがほとんど同じ速度で母材中に溶け
出し、また、鉄・クロム系析出物からは鉄が優先的に母
材中に溶け出す。このように照射によって析出物の成分
が母材中に溶け出す現象を照射誘起固溶と呼び、析出物
が小さいほど、高速中性子束が大きいほど生じ易いこと
がわかっている。
【0013】図3に燃料被覆管の燃料スタック部の最大
酸化膜厚さと固溶定数との相関が示されている。固溶定
数とは、合金が単位照射量の高速中性子(1高速中性子
・m~2)をうけたときに析出物中の鉄とニッケルが溶け
出すことで増加した母材中の鉄、ニッケル濃度を表す材
料固有の定数である。ここで用いた最大酸化膜厚さは析
出物の粒径や組成、合金の組成、製造メーカ、腐食環境
の異なるジルコニウム合金製の燃料被覆管を金相観察し
て求められた実測値、固溶定数は母材中や析出物中の
鉄、ニッケル、クロム濃度の分析結果から式を作り、そ
れを使って求めた計算値である。
【0014】この結果から、固溶定数が小さいほど最大
酸化膜厚さにばらつきがあり、環境による腐食感受性が
大きいことがわかる。また固溶定数が大きいほど最大酸
化膜厚さのばらつきは小さくなり、約1.2×10~26
以上では腐食感受性が非常に小さいことがわかる。1.
2×10~26以上の固溶定数をもつジルコニウム合金で
腐食感受性が小さい性質を利用して、原子炉で使用する
ジルコニウム合金の耐食性を判定することができる。
【0015】固溶定数を求めるには、次の2つの方法が
考えられる。一つは、母材中の鉄とニッケル濃度と合金
組成、析出物粒径、析出物組成、高速中性子照射量との
経験式をつくり、それから固溶定数を求める方法であ
る。合金組成、析出物粒径、析出物組成の異なるジルコ
ニウム合金を原子炉で多数照射させ母材中の元素濃度を
分析し、その分析結果と計算コードによる高速中性子照
射量の計算結果から経験式が作成でき、この経験式から
単位照射量の高速中性子をうけることで合金中に析出し
た金属間化合物から溶け出して増加した母材中の元素濃
度を表す固溶定数が求められる。
【0016】もう一つは、弾き出し損傷の理論〔2〕を
基につくった理論式から求める方法である。まず、析出
物の表面にある鉄やニッケルが高速中性子によって移行
する様子を理論的に数式化し、鉄・ニッケル系析出物1
個から母材中に溶け出した鉄とニッケルの個数や鉄・ク
ロム系析出物から溶け出した鉄の個数と高速中性子照射
量との関係式を作成する。次に、実際に原子炉で照射さ
れた合金の母材中の鉄とニッケル濃度分析、析出物の組
成分析、粒怪測定の結果、コードによる高速中性子照射
量計算結果を使って式中の係数を求める。
【0017】測定や、照射前の合金の母材中に鉄とニッ
ケルがほとんど固溶していない事実と照射前の析出物の
組成分析、粒径測定、合金成分からジルコニウム合金単
位体積あたりに析出する金属間化合物の個数を求め、そ
れと溶け出した鉄やニッケルの個数と高速中性子照射量
との関係式から高速中性子照射によって析出物中の鉄や
ニッケルが溶け出すことで増加した母材中の鉄、ニッケ
ル濃度と高速中性子照射量の関係式が求められる。さら
に、それを高速中性子照射量で微分すれば、固溶定数を
表す式が求められる。図3で用いた固溶定数は、後者の
方法で求めた照射開始時の固溶定数である。
【0018】
【数37】
【0019】本発明の請求項に記載した式は、式4を基
に求められる。ニッケルが添加されていないジルコニウ
ム合金には鉄・ニッケル系析出物が存在しないことか
ら、
【0020】
【数38】
【0021】照射前の合金母材中には鉄とクロムがほと
んど固浴しないことから、すべてが金属間化合物として
析出すると仮定し、A>1.2×10~26の関係を整理
すると式6が求められる。
【0022】
【数39】
【0023】ただし、Crはクロムの添加量で、単位は
重量%とする。
【0024】鉄、クロム、ジルコニウムからなるジルコ
ニウム合金や鉄、クロム、錫.ジルコニウムからなるジ
ルコニウム合金では、鉄とクロムの合金組成比と析出物
組成比の平均値がほとんど同じことから式7が求められ
る。
【0025】
【数40】
【0026】ただし、Feは鉄の添加量で、単位は重量
%とする。
【0027】ジルコニウム中にニオブが溶ける量は0.
6重量%以下〔3〕であることから、これらの合金に
0.6重量%以下のニオブを添加しても析出物の構造は
添加しない場合と同等と考えられる。重量で0.3%の
鉄、クロム、ニッケルを含有するジルコニウム合金に
0.5%のニオブを添加した合金中に析出した析出物の
構造と組成を調べたところ、析出物の構造は添加しない
場合と同じであったが、ニオブを含んでいた。したがっ
て、鉄、クロム、ジルコニウムあるいは鉄、クロム、
錫、ジルコニウムからなるジルコニウム合金に析出物の
構造が変わらない程度のニオブを添加した合金では、式
8が成り立つ。
【0028】
【数41】
【0029】ただし、Nは析出物中のニオブ濃度で、単
位を原子%とする。
【0030】このように本発明では、ジルコニウム合金
に析出する金属間化合物中の鉄やニッケルが単位照射量
の高速中性子照射をうけたときに母材中に溶け出すこと
で増加した母材の鉄、または鉄とニッケル濃度を表す固
溶定数を用いて原子炉で使用されるジルコニウム合金の
耐食惟を判定する方法と高耐食性のジルコニウム合金が
提供されるのである。
【0031】〔1〕野中善夫;1997年度原子力学
会、秋の大会予稿集、 〔2〕原子力工学シリーズ8,照射損傷,東京大学出版
会、 〔3〕Massalski;Binary Alloy
Phase Diagrams,2 editio
n,Vol.3
【0032】
【発明の実施の形態】以下図示した実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図1には、本発明の原子炉用ジ
ルコニウム合金の耐食性判定方法を、燃料被覆管の製造
工程に適用した場合のフロー図が示されている。順次説
明すると、 (1)鉄、クロム、錫、ニオブが所定の濃度になるよう
に、ジルコニウムスポンジ、添加元素を秤量・配合す
る。
【0033】(2)コンパクトプレス、電極溶解、多重
溶解工程を経て合金成分が均一に熔解したインゴットが
つくられる。
【0034】(3)インゴットを1000℃以上の高温
で加熱したのち、熱間鍛造しより細径の長尺棒に加工す
る。
【0035】(4)さらに、β相温度まで加熱したのち
水焼入れを行う。
【0036】(5)さらに、切断、表面削り、孔あけ加
工を施し押出し用ビレットがつくられる。
【0037】(6)ビレットを600〜700℃の温度
で押出し、押出し素管がつくられる。
【0038】(7)さらに、素管処理を行い素管がつく
られる。
【0039】(8)素管を、β相温度まで加熱したのち
水焼入れを行う。
【0040】(9)さらに、冷間圧延、洗浄、真空焼鈍
を繰り返す。
【0041】(10)さらに、仕上冷間圧延によって最
終寸法に仕上げる。
【0042】(11)脱脂と洗浄を行ったのち、最終焼
鈍を行う。
【0043】(12)曲りの矯正、内外面を研磨した
後、定尺切断を行う。
【0044】(13)外観検査や超音波検査によって欠
陥がないか検査する。
【0045】(14)前記(12)の工程で発生した残
材から電子顕微鏡用試料を調整し、析出物の観察、分析
から、析出物の平均粒径と平均組成を求める。
【0046】(15)ジルコニウム、鉄、クロム、ある
いはジルコニウム、鉄、クロム、錫からなるジルコニウ
ム合金の場合は秤量・配合の化学組成を式2に代入し、
前記(14)の工程で求めた平均粒径が式2を満足して
いるかを調べる。さらに、これらの合金にニオブを添加
したジルコニウム合金の場合は秤量・配合の化学組成を
式3に代入し、前記(14)の工程で求めた平均粒径が
式3を満足しているかを調べる。図4と図5に本発明の
耐食性判定法を適用し、製品の耐食性を判定した結果が
示されている。
【0047】図4は、重量で0.05〜0.6%の鉄、
0.05〜1.5%のクロム、0%以上の錫、残部が実
質的にジルコニウムからなるジルコニウム合金の耐食性
を式2を用いて判定した結果である。ここで、プロット
より右側が腐食感受性の小さかった最大酸化膜厚さが2
0μm未満の一様腐食、左側が腐食感受性の大きくノジ
ュラー腐食や酸化膜の剥離が生じる可能性があることを
示し、前記(14)の工程で測定された平均粒径がプロ
ットよりも右側にある場合、その製品の耐食性が良好と
みなす。
【0048】図5は、重量で0.05−0.6%の鉄、
0.05−1.5%のクロム、0%以上の錫、ニオブ、
残部が実質的にジルコニウムからなるジルコニウム合金
の耐食性を式3を用いて判定した結果である。ここで、
Nbは析出物の鉄原子数と鉄、クロムおよびニオブの原
子数の和との比から求められる析出物中のニオブ濃度で
ある。プロットより右側が腐食感受性の小さかった最大
酸化膜厚さが20μm未満の一様腐食、左側が腐食感受
性の大きくノジュラー腐食や酸化膜の剥離が生じる可能
性があることを示し、(14)の工程で測定された平均
粒径がプロットよりも右側にある場合、その製品の耐食
性が良好とみなす。
【0049】(16)(15)の工程を通過した製品が
燃料被覆管となる。
【0050】図6には、本製造方法で製造された燃料集
合体を原子炉燃料として適用した場合の例として、燃料
被覆管の場合が示されている。なお、この図は沸騰水型
軽水炉に装荷される燃料被覆管の斜視図である。このよ
うに本製造方法によれば耐食性に優れた燃料被覆管を得
ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、ジルコニウム合金を原子炉内で使用した場合の耐食
性を合金組成、析出物の粒径と組成から判定すること
で、耐食性の優れたジルコニウム合金を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐食性判定方法を燃料被覆管の製造工
程に適用した実施例の概略図である。
【図2】ジルカロイ−2に析出する2種類の金属間化合
物の鉄やニッケルが高速中性子の照射によって溶け出す
様子を示した模式図である。
【図3】本発明の固溶定数とジルカロイ−2燃料被覆管
の腐食量との相関を示した図である。
【図4】本発明の耐食性判定法でZr−Sn−0.05
〜0.6重量%Fe−0.05〜0.15重量%Crの
耐食性を評価した結果を示す図である。
【図5】本発明の耐食性判定法でZr−Sn−Nb−
0.05〜0.6重量%Fe−0.05〜0.15重量
%Crの耐食性を評価した結果を示す図である。
【図6】軽水炉で装荷される燃料被覆管の斜視図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野中 善夫 茨城県東茨城郡大洗町成田町2163番地 日 本核燃料開発株式会社内 (72)発明者 栄藤 良則 茨城県東茨城郡大洗町成田町2163番地 日 本核燃料開発株式会社内

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉で使用されるジルコニウム合金の
    耐食性を、合金中に析出する金属間化合物に含有される
    鉄あるいはニッケルが単位照射量の高速中性子照射によ
    り溶け出すことで増加した母材中の鉄,あるいは鉄+ニ
    ッケル濃度を用いて判定するようにしたことを特徴とす
    る原子炉用高耐食性ジルコニウム合金の耐食性判定方
    法。
  2. 【請求項2】 実質的に鉄、クロム、ジルコニウムから
    なるジルコニウム合金,あるいは実質的に鉄、クロム、
    ジルコニウム、錫からなるジルコニウム合金において、 【数1】
  3. 【請求項3】 実質的に鉄、クロム、ジルコニウムから
    なるジルコニウム合金、あるいは実質的に鉄、クロム、
    ジルコニウム、錫からなるジルコニウム合金にニオブを
    添加した合金において、 【数2】
  4. 【請求項4】 実質的に鉄、クロム、ジルコニウムから
    なるジルコニウム合金、あるいは実質的に鉄、クロム、
    錫、ジルコニウムからなるジルコニウム合金において、 【数3】
  5. 【請求項5】 重量で0.05〜0.6%の鉄、0.0
    5〜1.5%のクロム、0〜2%の錫、残部が実質的に
    ジルコニウムからなるジルコニウム合金において、 【数4】
  6. 【請求項6】 重量で0.05〜0.6%の鉄、0.0
    5〜1.5%のクロム、0〜1.2%の錫、残部が実質
    的にジルコニウムからなるジルコニウム合金において、 【数5】
  7. 【請求項7】 重量で0.05〜0.6%の鉄、0.0
    5〜1.5%のクロム、1.2〜2%の錫、残部が実質
    的にジルコニウムからなるジルコニウム合金において、 【数6】
  8. 【請求項8】 重量で0.05〜0.18%の鉄、0.
    05〜0.5%のクロム、0〜2%の錫、残部が実質的
    にジルコニウムからなるジルコニウム合金において、 【数7】
  9. 【請求項9】 重量で0.18〜0.24%の鉄、0.
    15〜0.5%のクロム、0〜2%の錫、残部が実質的
    にジルコニウムからなるジルコニウム合金において、 【数8】
  10. 【請求項10】 重量で0.24〜0.6%の鉄、0.
    05〜0.15%のクロム、0〜2%の錫、残部が実質
    的にジルコニウムからなるジルコニウム合金において、 【数9】
  11. 【請求項11】 重量で0.05〜0.24%の鉄、
    0.5〜1.5%のクロム、0〜2%の錫、残部が実質
    的にジルコニウムからなるジルコニウム合金において、 【数10】
  12. 【請求項12】 重量で0.05〜0.24%の鉄、
    0.5〜1.5%のクロム、0〜1.2%の錫、残部が
    実質的にジルコニウムからなるジルコニウム合金におい
    て、 【数11】
  13. 【請求項13】 重量で0.05〜0.24%の鉄、
    0.5〜1.5%のクロム、1.2〜2%の錫、残部が
    実質的にジルコニウムからなるジルコニウム合金におい
    て、 【数12】
  14. 【請求項14】 重量で0.24〜0.6%の鉄、0.
    15〜0.5%のクロム、0〜2%の錫、残部が実質的
    にジルコニウムからなるジルコニウム合金において、 【数13】
  15. 【請求項15】 重量で0.24〜0.6%の鉄、0.
    15〜0.5%のクロム、0〜1.2%の錫、残部が実
    質的にジルコニウムからなるジルコニウム合金におい
    て、 【数14】
  16. 【請求項16】 重量で0.24〜0.6%の鉄、0.
    15〜0.5%のクロム、1.2〜2%の錫、残部が実
    質的にジルコニウムからなるジルコニウム合金におい
    て、 【数15】
  17. 【請求項17】 重量で0.24〜0.6%の鉄、0.
    5〜1.5%のクロム、0〜2%の錫、残部が実質的に
    ジルコニウムからなるジルコニウム合金において、 【数16】
  18. 【請求項18】 重量で0.18〜0.24%の鉄、
    0.05〜0.15%のクロム、0〜2%の錫、残部が
    実質的にジルコニウムからなるジルコニウム合金におい
    て、 【数17】
  19. 【請求項19】 重量で0.18〜0.24%の鉄、
    0.05〜0.15%のクロム、0〜1.2%の鏡、残
    部が実質的にジルコニウムからなるジルコニウム合金に
    おいて、 【数18】
  20. 【請求項20】 重量で0.18〜0.24%の鉄、
    0.05〜0.15%のクロム、1.2〜2%の錫、残
    部が実質的にジルコニウムからなるジルコニウム合金に
    おいて、 【数19】
  21. 【請求項21】 実質的に鉄、クロム、ジルコニウムか
    らなるジルコニウム合金、あるいは実質的に鉄、クロ
    ム、錫、ジルコニウムからなるジルコニウム合金にニオ
    ブを添加した合金において、 【数20】
  22. 【請求項22】 重量で0.05〜0.6%の鉄、0.
    05〜1.5%のクロム、0〜2%の錫からなるジルコ
    ニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合金にお
    いて、 【数21】
  23. 【請求項23】 重量で0.05〜0.6%の鉄、0.
    05〜1.5%のクロム、0〜1.2%の錫からなるジ
    ルコニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合金
    において、 【数22】
  24. 【請求項24】 重量で0.05〜0.6%の鉄、0.
    05〜1.5%のクロム、1.2〜2%の錫からなるジ
    ルコニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合金
    において、 【数23】
  25. 【請求項25】 重量で0.05〜0.18%の鉄、
    0.05〜0.5%のクロム、0〜2%の錫からなるジ
    ルコニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合金
    において、 【数24】
  26. 【請求項26】 重量で0.18〜0.24%の鉄、
    0.15〜0.5%のクロム、0〜2%の錫からなるジ
    ルコニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合金
    において、 【数25】
  27. 【請求項27】 重量で0.24〜0.6%の鉄、0.
    05〜0.15%のクロム、0〜2%の錫からなるジル
    コニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合金に
    おいて、 【数26】
  28. 【請求項28】 重量で0.05〜0.24%の鉄、
    0.5〜1.5%のクロム、0〜2%の錫からなるジル
    コニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合金に
    おいて、 【数27】
  29. 【請求項29】 重量で0.05〜0.24%の鉄、
    0.5〜1.5%のクロム、0〜1.2%の錫からなる
    ジルコニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合
    金において、 【数28】
  30. 【請求項30】 重量で0.05〜0.24%の鉄、
    0.5〜1.5%のクロム、1.2〜2%の錫からなる
    ジルコニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合
    金において、 【数29】
  31. 【請求項31】 重量で0.24〜0.6%の鉄、0.
    15〜0.5%のクロム、0〜2%の錫からなるジルコ
    ニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合金にお
    いて、 【数30】
  32. 【請求項32】 重量で0.24〜0.6%の鉄、0.
    15〜0.5%のクロム、0〜1.2%の錫からなるジ
    ルコニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合金
    において、 【数31】
  33. 【請求項33】 重量で0.24〜0.6%の鉄、0.
    15〜0.5%のクロム、1.2〜2%の錫からなるジ
    ルコニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合金
    において、 【数32】
  34. 【請求項34】 重量で0.24〜0.6%の鉄、0.
    5〜1.5%のクロム、0〜2%の錫からなるジルコニ
    ウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合金におい
    て、 【数33】
  35. 【請求項35】 重量で0.18〜0.24%の鉄、
    0.05〜0.15%のクロム、0〜2%の錫からなる
    ジルコニウム合金に0.6%以下のニオブを添加した合
    金において、 【数34】
  36. 【請求項36】 重量で0.18〜0.24%の鉄、
    0.05〜0.15%のクロム、0〜1.2%の錫から
    なるジルコニウム合金に0.6%以下のニオブを添加し
    た合金において、 【数35】
  37. 【請求項37】 重量で0.18〜0.24%の鉄、
    0.05〜0.15%のクロム、1.2〜2%の錫から
    なるジルコニウム合金に0.6%以下のニオブを添加し
    た合金において、 【数36】
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