JP2000325904A - 管内洗浄用ピグ - Google Patents

管内洗浄用ピグ

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JP2000325904A
JP2000325904A JP11137913A JP13791399A JP2000325904A JP 2000325904 A JP2000325904 A JP 2000325904A JP 11137913 A JP11137913 A JP 11137913A JP 13791399 A JP13791399 A JP 13791399A JP 2000325904 A JP2000325904 A JP 2000325904A
Authority
JP
Japan
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pig
pipe
bag body
link
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP11137913A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Ochi
孝敏 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路の口径が途中で変化する場合にも、その
管内面をピグによって適正に洗浄できるようにする。 【解決手段】 伸縮性を有するとともに管内に挿入され
る袋体11の内部に、ばね23の力によって袋体11の
内面側から管内面を押圧する複数のそり板25が設けら
れる。これらのそり板25は、拡径および縮径が可能な
円筒状に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管内洗浄用ピグに関
する。
【0002】
【従来の技術】下水圧送管路や汚泥圧送管路などの管路
の管内を洗浄するために、ピグ洗浄が行われている。こ
れは、発泡ウレタン樹脂製の砲弾形のピグを径方向の圧
縮状態で管内に挿入し、加圧水流によってこのピグを管
路に沿って移動させることにより、圧縮状態のピグが管
内面を押圧する力によって管内堆積物や管内面付着物な
どを洗浄するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような発
泡ウレタン樹脂製のピグでは、一定の口径の管の内部に
挿入したときには、所定の圧縮状態となって管内を適正
に洗浄できるが、管路の途中でその口径が変化する場合
には、その圧縮状態が変化して適正に洗浄できなくなる
という問題点がある。
【0004】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、管路の口径が途中で変化する場合にもその管内面
をピグによって適正に洗浄できるようにすることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、伸縮性を有するとともに管内に挿入される袋
体の内部に、ばね力によって前記袋体の内面側から管内
面を押圧する複数のそり板が設けられ、これらのそり板
は、拡径および縮径が可能な円筒状に配置されているよ
うにしたものである。
【0006】このような構成であると、袋体とその内部
に挿入されるそり板とによってピグが構成され、そり板
は、拡径および縮径が可能な円筒状に配置されるととも
に、ばね力によって袋体の内面側から管内面を押圧する
ものであるため、このピグが挿入される管路がその途中
において口径が変化するものであっても、それに応じて
円筒状の配置が拡径または縮径し、しかもばね力によっ
て所定の押圧力が維持されるため、その口径の変化にか
かわらず管路の内面が適正に洗浄されることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1および図2において、1は管
路であり、ダクタイル鋳鉄管などにより構成されて、た
とえば下水の圧送管路や汚泥の圧送管路として供されて
いる。2はその管内面である。管路1の内部には、本発
明にもとづく管内洗浄用ピグ10が挿入されている。こ
のピグ10において、11は密閉状態の袋体で、ポリウ
レタンシートなどの高伸縮性を有する材料にて形成され
ている。
【0008】袋体11の内部には、傘骨状の開閉機構1
2が設けられている。この開閉機構12において、13
は中心軸であり、この中心軸13を一つのリンクとする
平行リンク機構14が、この中心軸13の周方向に沿っ
て放射状に複数設けられている。各平行リンク機構14
は、中心軸13に平行な外周側リンク15と、中心軸1
3と外周側リンク15との一端部どうしおよび他端部ど
うしを互いに連結する一対の連結リンク16、17とに
よって構成されている。連結リンク16、17は、中心
軸13から離れるにつれてピグ10の後部側へ後退する
方向に傾斜されている。したがって、外周側リンク15
は、連結リンク16、17が旋回することによって、中
心軸13と平行な状態を保ったまま、この中心軸13に
対し近づいたり離れたりすることが可能である。
【0009】ピグ10の先頭側の連結リンク16と中心
軸13との間には、開閉制御リンク18がわたされてい
る。この開閉制御リンク18は、その一端部19が連結
リンク16に旋回可能に連結されている。中心軸13に
はこの中心軸13の長さ方向にスライド自在なスライダ
20が設けられており、このスライダ20に開閉制御リ
ンク18の他端部21が旋回可能に連結されている。す
なわち、各平行リンク機構14に連結されたすべての開
閉制御リンク18の他端部21が、一つのスライダ20
に連結された構成となっている。このため、スライダ2
0を中心軸13の長さ方向にスライドさせることで、開
閉制御リンク18を介してすべての連結リンク16が同
じ角度になるように旋回され、したがってすべての外周
側リンク15が中心軸13から等距離の位置となるよう
にこれら外周側リンク15が移動されることになる。
【0010】中心軸13におけるピグ10の後部側の部
分には、ばね受け22が設けられている。そして、この
ばね受け22とスライダ20との間における中心軸13
の部分には、圧縮コイルばね23が、ばね力を発揮した
状態で外ばめされている。これによって、ばね23がス
ライダ20を押し、この押圧力によって、外周側リンク
15が中心軸13から離れる方向に押されることにな
る。中心軸13におけるスライダ20よりもピグ10の
先端側の部分には、ストッパ24が固定されている。こ
のストッパ24は、ばね23で押されたスライダ20が
このストッパ24に当たることによって、連結リンク1
6の最大旋回角すなわち外周側リンク15が中心軸13
から離れる最大限の位置を規制するように構成されてい
る。また、中心軸13におけるストッパ24の固定位置
を変更可能とすることで、外周側リンク15が中心軸1
3から離れる最大限の位置を設定変更できるように構成
されている。
【0011】外周側リンク15には、それぞれ、そり板
25が取り付けられている。各そり板25は、外周側リ
ンク15の長さ方向にわたって配置されるとともに、周
方向に隣り合うものの端縁どうしが互いに周方向にスラ
イド自在に重なり合うことで、複数のそり板25が全体
として円筒状に形成されるように構成されている。そし
て、上述のように開閉機構12の動作によって外周側リ
ンク15が中心軸13に対し近づいたり離れたりするこ
とで、その円筒が拡径したり縮径したりすることができ
るように構成されている。また、このように複数のそり
板25によって形成された円筒は、ばね23による拡径
作用を受けることになる。
【0012】このような構成において、ピグ10によっ
て管内面2を洗浄する場合には、従来のピグと同様に、
このピグ10を管路1の内部に挿入する。すると、ばね
23がスライダ20をピグ10の先端側に向けて押圧す
る力によって、開閉制御リンク18および連結リンク1
6を介して外周側リンク15が中心軸13から離れる方
向すなわち径方向の外向きに押され、この外周側リンク
15に作用する力によって、そり板25が袋体11を介
して管路1の内面2を押圧する。
【0013】この押圧力はすべてのそり板25において
発生するものであるため、ピグ10はその全周において
管路1の内面2を押圧することになる。したがって、ピ
グ10の背後に加圧水流を供給することで、この加圧水
流が袋体11に作用してピグ10が管路1に沿って移動
し、上記押圧力によって管内堆積物や管内面付着物など
を洗浄することができる。
【0014】図3に示すように管路1における管口径が
小さい箇所をピグ10が通過する場合には、管内面2に
よってピグ10の外面が押される。これによって、図3
および図4に示すようにばね23の力に抗して開閉機構
12が閉じ方向に変位され、これによってばね23が縮
み、隣り合うそり板25の端縁どうしの重なり合い部が
増大することで、これらそり板25によって形成される
円筒の径が小さくなり、また伸縮性を有する袋体11が
それに追従することで、ピグ10は、管路1におけるこ
のように口径が小さくなった箇所に対応した寸法に変化
する。そして、ピグ10は、このように小径となった状
態で、同様にばね23の力によって管内面2を押圧する
ことでその洗浄作業を続行する。
【0015】なお、ストッパ24の位置を変化させるこ
とで上述のようにピグ10の最大径を管路1の口径に応
じて調整することができ、またばね23の力を設定変更
することで、ピグ10の外面が管内面2を押圧する力を
適度に調整することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によると、伸縮性を
有するとともに管内に挿入される袋体の内部に、ばね力
によって前記袋体の内面側から管内面を押圧する複数の
そり板が設けられ、これらのそり板は、拡径および縮径
が可能な円筒状に配置されているようにしたため、ピグ
が挿入される管路がその途中において口径が変化するも
のであっても、それに応じて円筒状の配置が拡径または
縮径し、しかもばね力によって所定の押圧力が維持され
るため、その口径の変化にかかわらず管路の内面を適正
に洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の管内洗浄用ピグの概略縦
断面図である。
【図2】図1のピグの概略横断面図である。
【図3】図1のピグが管口径が小さな箇所を通過すると
きの状態を示す概略縦断面図である。
【図4】図3のピグの概略横断面図である。
【符号の説明】
11 袋体 12 開閉機構 23 圧縮コイルばね 25 そり板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮性を有するとともに管内に挿入され
    る袋体の内部に、ばね力によって前記袋体の内面側から
    管内面を押圧する複数のそり板が設けられ、これらのそ
    り板は、拡径および縮径が可能な円筒状に配置されてい
    ることを特徴とする管内洗浄用ピグ。
JP11137913A 1999-05-19 1999-05-19 管内洗浄用ピグ Pending JP2000325904A (ja)

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