JP2000325149A - 配線装置 - Google Patents

配線装置

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JP2000325149A
JP2000325149A JP11136969A JP13696999A JP2000325149A JP 2000325149 A JP2000325149 A JP 2000325149A JP 11136969 A JP11136969 A JP 11136969A JP 13696999 A JP13696999 A JP 13696999A JP 2000325149 A JP2000325149 A JP 2000325149A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配線作業の容易化や確実化を促進させる一方、
その構造的な特徴を利用して極めて簡単にかつ安価に構
成できる等の効果を得る。 【解決手段】蓋体3と配線支持体4とにより形成した配
線空間Pそのものを上下動させることによって同時に天
板等の支持体2により形成された隙間Sを開閉し得るよ
うに構成するとともに、上動させた上位置において仮保
持可能にして、配線空間Pの外周面からケーブル類を出
し入れできるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机等に付帯して設
けられ、ケーブル等を収納するための配線装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パソコン等の、情報機器類の普及に伴っ
て、机上あるいはその周辺における配線が煩雑化する傾
向にある。そこで、近時、机上の配線を整理し見栄え良
く収納するための配線装置が種々開発されている。例え
ば、机の反使用端側に予め作り込まれた溝状の配線空間
を蓋により開閉可能に構成しているものや、内部に配線
空間を有し自立性があって机等に添接させるようにして
用いるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の配線装置は、配線空間そのものは動かさず、
例えば天板上で結線したケーブル類を上部開口から落と
し込んで収納するものであるため、配線空間にケーブル
を収納した状態を目視することが難しく、配線作業のみ
ならず、配線状況の確認やケーブル収納状態での結線動
作確認を極めて行ないにくい。また、天板上での配線作
業後、ケーブル類を配線空間に落とし込んだり、収納さ
れた複数のケーブルのうちからいずれかのケーブルを引
出そうとしたりした際等に、ケーブルに負荷がかかって
断線や接触不良等の不具合が生じるおそれもある。さら
に、机に作り込まれたものにしても、自立型のものにし
ても、比較的複雑な構造となるため、特に安価な製品を
要求するユーザの希望に応えにくいという一面を有して
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
に鑑み、配線空間そのものを上下動させるという従来と
は別の発想からなされたものであって、配線空間を上動
させた上位置において仮保持可能に構成して、配線空間
の外周面からケーブル類を該配線空間に出し入れできる
ようにし、配線作業の容易化や確実化を促進させる一
方、その構造的な特徴を利用して極めて簡単にかつ安価
に構成できる等の効果を得るべく図ったものである。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明に係る配線装置
は、天板等の支持体により形成される上方に開口した隙
間に配設され少なくとも底面に配線保持体を有する配線
空間を形成してなるものであって、この配線空間を前記
隙間内に没入する下位置と少なくともその一部が隙間の
上縁より上方に位置する上位置との間で上下動可能に設
定し、該上位置において前記配線空間を保持可能な保持
機構を設けるとともに前記隙間の上縁より上方に位置す
る配線空間の外周面の少なくとも一部が開口するように
構成していることを特徴とする。
【0006】このようなものであれば、配線空間ごと上
動させて上位置に保持しておくことができるので、配線
空間の内部を視認しつつ配線作業を行うことができるな
ど、配線作業が容易になるうえ、ケーブル収納状態での
結線動作確認等も極めて行ないやすくなる。また、配線
空間に収納されたケーブル類が全体として上下動するた
め、各ケーブルに無理がかかることが少なく、断線や接
触不良等の不具合を好適に防止することができる。
【0007】この隙間を開閉できるようにするために
は、配線空間の上面に配設された蓋体と、配線空間を形
成する外周面の少なくとも一部に配線用開口部が形成さ
れるように前記配線保持体及び蓋体を連結する連結手段
とを設け、蓋体が下位置において前記隙間を閉止するよ
うに構成するとともに、上位置において前記配線用開口
部の少なくとも一部が支持体の上面より上方に位置する
ように設定しているものが好ましい。
【0008】一方、従来の配線装置においては、その幅
や高さを机の天板に合わせたものとしなければならない
ため、机を他の種類のものに交換等したときに、配線装
置を再利用することができなかったり、新たに配線装置
を導入しようとしたときに、机ごと全て交換しなければ
ならなかったりする不都合が生じ得る。このような不都
合を回避するとともに、簡単な構成で安価に実現するた
めの好適な実施態様としては、支持体が天板であり、一
対の天板の向かい合う端縁同士を互いに離間させて隙間
を形成するとともに、配線用開口部を、配線空間を形成
する外周面のうち前記各天板の端縁に臨む面にそれぞれ
形成したものであって、下位置において蓋体の縁部下面
を天板の端縁部上面に係合させて吊り下げるように保持
されているものを挙げることができる。
【0009】長手方向にどのような寸法を有する隙間に
も容易に対応できるようにするには、蓋体及び配線保持
体をそれぞれ矩形板状のものとしておくことが望まし
い。複数を直列させたりあるいは長すぎた部分を切断し
たりして対応することができるからである。支持体側に
何ら改造を施すことなく保持機構を簡単に構成するに
は、保持機構が、配線空間の外周面に突没可能に配設さ
れた突部を具備し、この突部を上位置において外方へ突
出させ、前記隙間の開口縁部に係合させることにより蓋
体を上位置に保持可能なものを挙げることができる。
【0010】この場合に、部品点数を削減し、構造簡単
化と低コスト化を促進するには、連結手段を、配線空間
の前記外周面に略沿うように配設するとともに、保持機
構を、この連結手段に設けておくことが好ましい。より
具体的な実施態様としては、連結手段が、上端部を蓋体
の縁部に、また下端部を配線保持体の縁部にそれぞれ連
結された弾性変形可能な薄板状の連結部材を具備するも
のであり、この連結部材の一部を外側方に突出するよう
に湾曲させて突部を一体に形成しているものを挙げるこ
とができる。
【0011】配線作業をより簡単化するためには、蓋体
を着脱可能なものとしておくことが好ましい。天板の使
い勝手をよりよくするためには、蓋体の上面が下位置に
おいて支持体の上面と面一となるように構成しているも
のが望ましい。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1から図4を参照
して説明する。本実施例に係る配線装置1は、図1に示
すように、互いに高さが等しい一対の机Dの天板2を、
それらの各反使用端縁2a同士を互いに向かい合わせ、
かつ平行をなすように離間させて配置した際に、各天板
2の反使用端縁2a間に形成される隙間Sに配設される
もので、隙間Sの上面を閉塞するための蓋体3と、この
蓋体3の下方に配設されケーブル等を保持するとともに
該蓋体3との間で配線空間Pを形成する配線保持体4
と、この配線保持体4及び蓋体3を連結する連結手段5
と、前記蓋体3を、前記隙間Sの上面を閉塞する下位置
C(図4に示す)から上方に略平行に移動させた上位置
O(図1、図2に示す)に仮保持する保持機構6とを具
備する。
【0013】各部を詳述すると、蓋体3は、隙間Sの幅
よりもその幅を大きく設定した矩形状の金属板で、本実
施例では平板状の蓋本体31とその長手方向に沿った各
側縁から下方に屈曲させた側板部32とからなる。そし
て、下位置Cにおいては、各天板2の反使用端縁部上面
2bに、各側板部32の下端をそれぞれ添接させるよう
にして、隙間Sの上面を閉塞する。この蓋体3は、強度
的には、配線空間Pを閉止する既存の蓋同様、少なくと
もパソコン等を載置できる程度に設定されており、蓋本
体31には、図1に示すように、複数の矩形状の配線挿
通窓33が間欠的に貫通させてある。さらにこの配線挿
通窓33を使わないときに、これを閉塞する図示しない
窓蓋も用意されている。
【0014】配線保持体4は、隙間Sの幅よりも若干そ
の幅を小さく設定した矩形板状のもので、本実施例で
は、電気ケーブル等を載置するための平板状の保持体本
体41とその長手方向に沿った各側縁から上方に屈曲さ
せた立設板部42とからなる。連結手段5は、蓋体3及
び配線保持体4の長手方向に沿った各側縁部3a、4a
にそれぞれ2個所ずつ、合計4個所に間欠配置された連
結部材51からなるもので、配線保持体4を蓋体3に対
し下方に所定距離離れた部位に固定する。つまり、この
連結手段5は、配線空間Pを形成する外周面のうち各天
板2の反使用端縁2aに臨む面、すなわち前面及び後面
に略沿って配設されており、これら前面及び後面が開口
してそれぞれに配線用開口部7が形成されるようにして
ある。各連結部材51は、例えば、ばね材等の弾性変形
可能な薄肉金属板を素材とする縦長帯状のものであり、
上下に延びる連結部材本体511と、この連結部材本体
511の上端から外方に屈曲しその上面を蓋体3の側縁
部下面に添着された蓋体支持部512と、連結部材本体
511の下端から内方に屈曲しその上面を配線保持体4
の側縁部下面に添着された配線保持体支持部513とを
具備する。連結部材本体511は、その外面が、隙間S
を形成する天板2の反使用端縁2aに当接または近接す
るように設定することにより、配線空間Pの前後面に配
設されたものが協働して、この配線装置1の奥行き方向
へのずれを禁止する位置決め部の役割も果たす。
【0015】保持機構6は、配線空間Pの前面及び後面
から突没可能に配設された突部61を具備するものであ
り、この突部61を上位置Oにおいて外方に突出させ、
天板2の上面2bにその下向き面61bを係合させるこ
とにより蓋体3を仮保持する。突部61は、各連結部材
本体511の上下方向の中央やや下寄りにおいて、その
一部を外方に突出するように湾曲させて一体に形成して
なる側面視半円弧状のものである。そして、図2、図4
に示すように、連結部材本体511が湾曲せずに、突部
61の先端が配線空間Pの前後面より外方、すなわち平
面視天板2の反使用端縁2aより天板2側に突出する突
出位置と、図3に示すように連結部材本体511の上下
端部が湾曲して、突部61の先端が、配線空間Pの前面
及び後面より内方、すなわち平面視天板2の反使用端縁
2aより隙間S側に没入する没入位置との間で突没し得
るように構成してある。しかして、本実施例では、配線
装置1を下位置Cから上方に持ち上げる過程で、突部6
1は天板2の反使用端縁2aに当接し、その際に生じる
没入方向への分力を受圧して自動的に没入した後、上位
置Oに至った時点で再び連結部材51の弾性復帰力で付
勢されて突出し、天板2の上面2bにその下向き面61
bを係合させる。一方、配線装置1を上位置Oから下向
きに押し込むと、突部61は、天板2の反使用端縁2a
から受圧する没入方向への分力により自動的に没入し、
上位置Oにおける係合状態が解除されるようにしてあ
る。
【0016】このように構成した配線装置1を設置する
場合には次のように行なう。まず、一対の天板2の各反
使用端縁2a同士を向かい合わせ、互いに平行となるよ
うに離間させて配置する。離間距離は、配線空間Pの前
後面にそれぞれ配設された連結部材本体511の外面間
距離に略等しくなるように設定する。そして、各天板2
の反使用端縁2a間に形成された隙間Sに、上方もしく
は側方から配線装置1を挿入し、例えば下位置Cに位置
させる。本実施例では、配線装置1の長手方向の寸法
は、天板2の幅寸法よりもかなり短く設定しており、天
板2の左右両端に亘って形成されている隙間Sをすべて
閉塞するためには、複数の配線装置1を直列させて配置
しなければならないようにしている。その後、このよう
に配設した配線装置1の配線保持体4に、電源コードD
C1や通信用ケーブルTC1を配線する。
【0017】次に、天板2上に載置した例えばパソコン
PC等の電子情報機器の配線を以下のように行なう。な
お、以下の説明では電源に係るものを代表的に例示す
る。まず、配線装置1を上位置Oにまで持ち上げる。こ
のことにより、保持機構6が自動的に作動して、手を離
しても配線装置1は下位置Cにある時と同姿勢で上位置
Oに仮保持される。なお、この上位置Oにおいては、前
方または後方から配線空間Pを略全体に亘って視認でき
る程度にまで配線保持体4が天板2に接近する。次に、
電源コードDC1に取り付けられているコンセントボッ
クスCBを、配線空間Pの前面(または後面)に形成さ
れた配線用開口部7から天板2上に引出す。その一方
で、パソコンPCに接続されている電源コードDC2の
先端を、蓋体3に設けられている配線挿通窓33に上方
から挿通させておく。そして、この配線挿通窓33を挿
通させた電源コードDC2を配線用開口部7から天板2
上に引出し、その先端に取り付けられている電源用プラ
グDPをコンセントボックスCBに接続する。この後、
コンセントボックスCBや電源コードDC1等を前記配
線用開口部7から配線空間P内に戻し、上位置Oにある
配線保持体4に保持させる。配線状況確認や結線動作確
認は、この状態、あるいは、その前段階の、コンセント
ボックスCB等が天板2上に載置されている状態で行な
えばよい。
【0018】このように配線状況確認や結線動作確認を
終え、配線空間P内にケーブル類を収納した後、配線装
置1を下方へ押し込み、再び下位置Cに位置させて、配
線作業を終了する。なお、例えば通信に係る配線は、電
源に係る配線に準じて行なえばよく、電源コードDC
1、DC2の代りに通信用ケーブルTC1、TC2が、
コンセントボックスCBの代りにレセプタクル等のコネ
クタCNが、電源用プラグDPの代りに通信用プラグT
Pがそれぞれ対応する。
【0019】このように構成した配線装置1によれば、
上位置Oに保持しておくことにより、配線空間Pの内部
を視認しつつ配線作業が行なえるため、配線作業が容易
になるだけでなく、ケーブル収納状態での結線動作確認
を極めて行ないやすくなる。また、結線動作確認や追加
配線等のために、配線装置1を上位置Oと下位置Cとの
間で上下動させても、配線空間Pに収納されたケーブル
類が全体として移動するため、各ケーブルやコネクタに
無理がかかることが少なく、断線や接触不良等の不具合
を好適に防止することができる。
【0020】また、配線用開口部7がそれぞれ各天板2
に向かって開口しているため、配線作業をいずれの天板
2からでも容易に行なうことができる。さらに、本実施
例の配線装置1は、蓋体3と配線保持体4と保持機構5
を兼ねた複数の連結部材51とからなる極めて簡単な構
成であり、一対の天板2の向かい合う端縁2a同士を互
いに離間させて形成した隙間Sに吊り下げるように配置
すればよいものであるため、極めて安価に構成すること
ができる。また、天板2側には何ら加工を必要とせず、
構造上天板2とは全く独立したものであるため、種々の
机に共通して取り付けることができ、机の交換や配置替
え等にも柔軟に対応することができる。特に本実施例の
ものは、蓋体3及び配線保持体4がそれぞれ矩形板状の
もので、その縦断面形状が一定であるため、複数を直列
させたりあるいは長すぎた部分を切断したりして、どの
ような幅寸法の天板2にも容易に対応することができ
る。
【0021】なお、本発明は上記実施例に限られず種々
の変形が可能である。例えば、支持体は天板に限られ
ず、棚等、家具を構成するものであればよい。また、こ
の配線装置は、天板同士の向かい合う左右側縁を離間さ
せて形成した隙間や、一枚の天板に作り込まれた配線用
の溝等に配設しても構わない。隙間形状も一定幅のもの
に限られず、例えば幅の拡縮するものや、開口縁が湾曲
するもの等にも、蓋体や配線保持体の形状を工夫するこ
とで対応することができる。
【0022】さらに、天板上面と蓋体の上面とが面一と
なるように設定すれば、よりよい使い勝手を提供するこ
とが可能になる。このためには例えば図5に示すよう
に、天板2の対向する端縁2aをテーパ状に傾斜させ、
この傾斜面に対応するように蓋体3の側縁を傾斜させた
ものが考えられる。この例では、蓋体3の側縁傾斜面か
ら下方にずれ止めピンPを突出させ、このピンPを天板
2の傾斜面に設けたピン挿入孔P1に係合させ得るよう
にしている。
【0023】また、保持機構も上記実施例に限られず、
例えば突部を単独で突没する爪状のもの等にしてもよ
い。加えて、この配線装置の長手方向の長さをより短く
し、片手で上下動させることができる程度のものとする
こともできるし、天板の幅方向に合わせ、より長いもの
にすることもできる。蓋体に関して言えば、配線空間の
上面に固定するだけでなく、着脱可能に構成したり、あ
るいは蝶番等により開閉可能に構成しても構わないし、
更にいえば蓋体がなくとも構わない。
【0024】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、
配線空間ごと上動させて上位置に保持しておくことによ
り、配線空間の内部を視認しつつ配線作業が行なえるた
め、配線作業が容易になるだけでなく、ケーブル収納状
態での結線動作確認等も極めて行ないやすくなる。ま
た、配線空間に収納されたケーブル類が全体として上下
動するため、各ケーブルに無理がかかることが少なく、
結線動作確認や追加配線等のために上位置と下位置との
間で上下動させても、配線空間に収納されたケーブル類
が全体として移動するため、各ケーブルに無理がかかる
ことが少なく、配線作業中の断線や接触不良等の発生を
好適に防止することができる。
【0026】配線空間の上面に配設された蓋体と、配線
空間を形成する外周面の少なくとも一部に配線用開口部
が形成されるように前記配線保持体及び蓋体を連結する
連結手段とを設け、蓋体が下位置において前記隙間を閉
止するように構成するとともに、上位置において前記配
線用開口部の少なくとも一部が支持体の上面より上方に
位置するように設定しているものであれば、蓋体に蝶番
等の特別な機構を設けることなく、単に配線空間の上面
に配設するだけという極めて簡単な構成で前記隙間を閉
止あるいは開成することができる。
【0027】また支持体を天板とし、一対の天板の向か
い合う端縁同士を互いに離間させて隙間を形成するとと
もに、配線用開口部を、配線空間を形成する外周面のう
ち前記各天板の端縁に臨む面にそれぞれ形成し、下位置
において蓋体の縁部下面を天板の端縁部上面に係合させ
て吊り下げるように保持されるように構成すれば、構造
の簡単化と低コスト化を実現できるうえ、種々の天板に
共通して取り付け得ることとなり、天板の配置替えや交
換等にも柔軟に対応することができるようになる。
【0028】さらに、蓋体及び配線保持体をそれぞれ矩
形板状のものとしておけば、複数を直列させたりあるい
は長すぎた部分を切断したりして、長手方向にどのよう
な寸法を有する隙間にも容易に対応できる。保持機構
が、配線空間の外周面に突没可能に配設された突部を具
備し、この突部を上位置において外方へ突出させ、前記
隙間の開口縁部に係合させることにより蓋体を上位置に
保持可能なものであれば、支持体側を何ら改造すること
なく保持機構を簡単に構成することができる。
【0029】この場合に連結手段を、配線空間の前記外
周面に略沿うように配設するとともに、保持機構を、こ
の連結手段に設けておけば、部品点数を削減でき、構造
簡単化と低コスト化にも寄与し得る。連結手段が、上端
部を蓋体の縁部に、また下端部を配線保持体の縁部にそ
れぞれ連結された弾性変形可能な薄板状の連結部材を具
備するものであり、この連結部材の一部を外側方に突出
するように湾曲させて突部を一体に形成しているもので
あれば、極めて簡単な構造の配線装置を提供できる。
【0030】蓋体を着脱可能なものとしておけば、蓋体
を取り外して上方からの配線作業を行なうこともでき、
場合に応じた配線作業方法の選択肢を増やすことでの配
線作業の効率化を図ることができる。蓋体の上面が下位
置において支持体の上面と面一となるように構成してい
るものであれば、支持体を含めた使い勝手をより良好な
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における配線装置を示す全体
斜視図。
【図2】同実施例における配線装置の上位置にある状態
を示す側面図。
【図3】同実施例における配線装置の中間位置にある状
態を示す側面図。
【図4】同実施例における配線装置の下位置にある状態
を示す側面図。
【図5】本発明の変形例を示す図4に対応する側面図。
【符号の説明】
1…配線装置 2…支持体(天板) 2a…端縁(反使用端縁) 2b…上面 3…蓋体 4…配線保持体 5…連結手段 51…連結部材 6…保持機構 61…突部 S…隙間 P…配線空間 C…下位置 O…上位置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板等の支持体により形成される上方に開
    口した隙間に配設され底面に配線保持体を有する配線空
    間を形成してなるものであって、 この配線空間を前記隙間内に没入する下位置と少なくと
    もその一部が隙間の上縁より上方に位置する上位置との
    間で上下動可能に設定し、該上位置において前記配線空
    間を保持可能な保持機構を設けるとともに前記隙間の上
    縁より上方に位置する配線空間の外周面の少なくとも一
    部が開口するように構成していることを特徴とする配線
    装置。
  2. 【請求項2】配線空間の上面に配設された蓋体と、配線
    空間を形成する外周面の少なくとも一部に配線用開口部
    が形成されるように前記配線保持体及び蓋体を連結する
    連結手段とを設け、蓋体が下位置において前記隙間を閉
    止するように構成するとともに、上位置において前記配
    線用開口部の少なくとも一部が支持体の上面より上方に
    位置するように設定していることを特徴とする請求項1
    記載の配線装置。
  3. 【請求項3】支持体が天板であり、一対の天板の向かい
    合う端縁同士を互いに離間させて隙間を形成するととも
    に、配線用開口部を、配線空間を形成する外周面のうち
    前記各天板の端縁に臨む面にそれぞれ形成したものであ
    って、下位置において蓋体の縁部下面を天板の端縁部上
    面に係合させて吊り下げるように保持されている請求項
    2記載の配線装置。
  4. 【請求項4】蓋体及び配線保持体が、それぞれ矩形板状
    のものである請求項2または3記載の配線装置。
  5. 【請求項5】保持機構が、配線空間の外周面に突没可能
    に配設された突部を具備し、この突部を上位置において
    外方へ突出させ、前記隙間の開口縁部に係合させること
    により蓋体を上位置に保持し得るものである請求項2、
    3または4記載の配線装置。
  6. 【請求項6】連結手段が、配線空間の前記外周面に略沿
    うように配設されたものであり、保持機構が、この連結
    手段に設けられているものである請求項5記載の配線装
    置。
  7. 【請求項7】連結手段が、上端部を蓋体の縁部に、また
    下端部を配線保持体の縁部にそれぞれ連結された弾性変
    形可能な薄板状の連結部材を具備するものであり、この
    連結部材の一部を外側方に突出するように湾曲させて突
    部を一体に形成している請求項5または6記載の配線装
    置。
  8. 【請求項8】蓋体が着脱可能なものである請求項2、
    3、4、5、6または7記載の配線装置。
  9. 【請求項9】蓋体の上面が下位置において支持体の上面
    と面一となるように構成している請求項2、3、4、
    5、6、7または8記載の配線装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007130321A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Okamura Corp 昇降式テーブル
JP2008049183A (ja) * 2007-11-05 2008-03-06 Itoki Corp 組立式デスク
JP2009100816A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Itoki Corp 配線カバー装置
JP2014121650A (ja) * 2014-03-31 2014-07-03 Itoki Corp テーブル又は机

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