JP2000325142A - 身体形状判定方法及び身体形状判定システム - Google Patents
身体形状判定方法及び身体形状判定システムInfo
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- JP2000325142A JP2000325142A JP11138684A JP13868499A JP2000325142A JP 2000325142 A JP2000325142 A JP 2000325142A JP 11138684 A JP11138684 A JP 11138684A JP 13868499 A JP13868499 A JP 13868499A JP 2000325142 A JP2000325142 A JP 2000325142A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 人体の身体形状を多面的に分類し、対象とす
る特定の身体がどの年齢層の平均的身体形状に近似する
かを判定できるようにする。 【解決手段】 身体形状判定システムは、身体形状に関
する採寸データの入力部1と、年齢層毎の平均的身体形
状に関する平均的身体形状データと同一年齢層内の複数
の代表的な同一年齢層身体パタンデータの少なくとのい
ずれかのデータを記憶する記憶部2と、前記入力部より
入力された採寸データに基づき、前記記憶部に記憶され
た平均的身体形状に最も近似する平均的身体形状または
対象と同一年齢層に属する年齢層の同一年齢層身体パタ
ンのうち最も近似する同一年齢層身体パタンからなる判
定結果を抽出する演算処理部3と、抽出された判定結果
を表示する表示部4を備える。
る特定の身体がどの年齢層の平均的身体形状に近似する
かを判定できるようにする。 【解決手段】 身体形状判定システムは、身体形状に関
する採寸データの入力部1と、年齢層毎の平均的身体形
状に関する平均的身体形状データと同一年齢層内の複数
の代表的な同一年齢層身体パタンデータの少なくとのい
ずれかのデータを記憶する記憶部2と、前記入力部より
入力された採寸データに基づき、前記記憶部に記憶され
た平均的身体形状に最も近似する平均的身体形状または
対象と同一年齢層に属する年齢層の同一年齢層身体パタ
ンのうち最も近似する同一年齢層身体パタンからなる判
定結果を抽出する演算処理部3と、抽出された判定結果
を表示する表示部4を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体の形状(プロ
ポーション)の判定システムに係り、特に、身体形状の
科学的な計測結果を基に、多面的な観点から把握して分
類し、特定の対象となる形状が、年齢層別または年代
別、または同一年齢層内における形状のどのパターンに
該当するかを判定することができるようした身体形状判
定方法及びこれを行うための身体形状判定システムに関
する。
ポーション)の判定システムに係り、特に、身体形状の
科学的な計測結果を基に、多面的な観点から把握して分
類し、特定の対象となる形状が、年齢層別または年代
別、または同一年齢層内における形状のどのパターンに
該当するかを判定することができるようした身体形状判
定方法及びこれを行うための身体形状判定システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に人体の形状(プロポーション)に
ついては、美容の観点から、また、健康管理の面からも
常に関心がもたれている事柄である。特に、女性にとっ
てプロポーションは美容の観点から最も関心が高い事項
であり、化粧を行う場合や服装の選択などの場において
考慮する重要な要素と言える。
ついては、美容の観点から、また、健康管理の面からも
常に関心がもたれている事柄である。特に、女性にとっ
てプロポーションは美容の観点から最も関心が高い事項
であり、化粧を行う場合や服装の選択などの場において
考慮する重要な要素と言える。
【0003】身体の形状(プロポーション)もついて
は、これまで、体重、体脂肪率、BMI(身長から推定
される理想体重からどれだけ離れているかを示す指標)
などが存在するが、これらは全て身体形状の一面を示す
指標にすぎず、身体のプロポーションについて的確な情
報を提供するものでではない。人体の形状を単一の指標
ではなく、多種多様な側面から扱って、分類しようと例
については、過去、ほとんど見当たらないが、それに近
いものとしては、身体形状を、経験的知見から、「腹に
脂肪が集中するタイプ」、「下半身に脂肪が集中するタ
イプ」など5つのタイプを示したものがある(「読む化
粧品ベストプロポーション」(阿久津邦男 1980
年 人間と歴史社))。しかしなが、この分類法も科学
的なデータに基づくものではない。また、一般に、中年
期の脂肪の付き方として女性は下半身に脂肪が付きやす
く、これを「洋ナシ型肥満」といい、男性は腹部に脂肪
が付きやすく、これを「リンゴ型肥満」というが、これ
らは男女の典型的な脂肪の付き方を示したものに過ぎ
ず、多様な身体形状のパターンを扱うものではない。
は、これまで、体重、体脂肪率、BMI(身長から推定
される理想体重からどれだけ離れているかを示す指標)
などが存在するが、これらは全て身体形状の一面を示す
指標にすぎず、身体のプロポーションについて的確な情
報を提供するものでではない。人体の形状を単一の指標
ではなく、多種多様な側面から扱って、分類しようと例
については、過去、ほとんど見当たらないが、それに近
いものとしては、身体形状を、経験的知見から、「腹に
脂肪が集中するタイプ」、「下半身に脂肪が集中するタ
イプ」など5つのタイプを示したものがある(「読む化
粧品ベストプロポーション」(阿久津邦男 1980
年 人間と歴史社))。しかしなが、この分類法も科学
的なデータに基づくものではない。また、一般に、中年
期の脂肪の付き方として女性は下半身に脂肪が付きやす
く、これを「洋ナシ型肥満」といい、男性は腹部に脂肪
が付きやすく、これを「リンゴ型肥満」というが、これ
らは男女の典型的な脂肪の付き方を示したものに過ぎ
ず、多様な身体形状のパターンを扱うものではない。
【0004】他に、美しいプロポーションの基準とし
て、理想的な、胸囲・ウエスト囲・臀囲の比率を示す基
準を作成したものがある(「女性の美しさ(1)ワコー
ルの提案する美の基準「ゴールデンカノンについて」
(篠崎彰大著 1998年 繊維製品消費科学、39
(8)、501−504)。しかし、これはあくまでも
理想的なプロポーションの基準を示すものであって種々
のプロポーションについて分類する方法を示すものでな
い。
て、理想的な、胸囲・ウエスト囲・臀囲の比率を示す基
準を作成したものがある(「女性の美しさ(1)ワコー
ルの提案する美の基準「ゴールデンカノンについて」
(篠崎彰大著 1998年 繊維製品消費科学、39
(8)、501−504)。しかし、これはあくまでも
理想的なプロポーションの基準を示すものであって種々
のプロポーションについて分類する方法を示すものでな
い。
【0005】また、被服関係において、身体の形状につ
いて、「Y体,A体,AB体,B体」というように分類
する方法もあるが、これは,基本的には、身長を加味し
て、身体を「痩せ型」から「肥満型」に分類した単純な
観点から分類するものでこれも身体の多様な形態をもと
に分析したものでない。その他、年代別の身体の変化を
模した図などはみられるが、これも単に経験的な知見を
イラストにしただけで、科学的計測結果に基づくもので
はない。
いて、「Y体,A体,AB体,B体」というように分類
する方法もあるが、これは,基本的には、身長を加味し
て、身体を「痩せ型」から「肥満型」に分類した単純な
観点から分類するものでこれも身体の多様な形態をもと
に分析したものでない。その他、年代別の身体の変化を
模した図などはみられるが、これも単に経験的な知見を
イラストにしただけで、科学的計測結果に基づくもので
はない。
【0006】以上のように、身体の形状について科学的
に多様な面から分類し、年代別、また、同年代内をパタ
ーン別に分類したものは見当たらない。その他、類似の
研究としては、社団法人人間生活工学研究センターの吉
岡らが、体型分類法について研究成果を報告している
(「人間工学」、第30号、180−181頁)。この
研究では、採寸データによる体型グループ化を行ってお
り、男女400名余りの体型を採寸データから、「四肢
長」、「体重」、「体幹周囲長」、「脂肪厚」のそれぞ
れの度合いにより、5つのタイプに分類している。しか
し、男女別、年齢別の細かな分類ではないため、非常に
おおざっぱな分類となっており、後述の美容という観点
での応用などには難がある。また、身長による違いも分
類の基準となっており、身長の要因を除きどのような身
体のバランスのプロポーションの類型かを扱った本件と
は性質が異なっている。さらに、本件では、おもに身体
各部位の周囲長を問題としており、骨格より、筋肉や脂
肪の分布に起因するプロポーションの類型を扱っている
が、吉岡らの研究では四肢長という骨格の要因が大きく
影響するプロポーション類型であり、骨格についての美
容の観点からは運動などのアドバイスによって補正しに
くい点からも、本件とは異なる分類であるといえる。
に多様な面から分類し、年代別、また、同年代内をパタ
ーン別に分類したものは見当たらない。その他、類似の
研究としては、社団法人人間生活工学研究センターの吉
岡らが、体型分類法について研究成果を報告している
(「人間工学」、第30号、180−181頁)。この
研究では、採寸データによる体型グループ化を行ってお
り、男女400名余りの体型を採寸データから、「四肢
長」、「体重」、「体幹周囲長」、「脂肪厚」のそれぞ
れの度合いにより、5つのタイプに分類している。しか
し、男女別、年齢別の細かな分類ではないため、非常に
おおざっぱな分類となっており、後述の美容という観点
での応用などには難がある。また、身長による違いも分
類の基準となっており、身長の要因を除きどのような身
体のバランスのプロポーションの類型かを扱った本件と
は性質が異なっている。さらに、本件では、おもに身体
各部位の周囲長を問題としており、骨格より、筋肉や脂
肪の分布に起因するプロポーションの類型を扱っている
が、吉岡らの研究では四肢長という骨格の要因が大きく
影響するプロポーション類型であり、骨格についての美
容の観点からは運動などのアドバイスによって補正しに
くい点からも、本件とは異なる分類であるといえる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、人の身
体形状について、多様な側面から分類し、年代別、同年
代内のパターン別に分類したものは見当たらない。本発
明は、これらの状況に鑑み、体重など単一の側面のみで
はなく、身体の形状の多様な側面を把握して分類し、対
象となる特別の身体がどのパターンに該当するのかを判
定し、身体の形状の特徴を的確に把握することができる
身体形状の判定システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、把握した身体の多様的な側面に関する
データをもとにその身体の形状をシルエットの形でわか
りやすく表示、あるいは図示する身体の形状を表示する
システムを提供することを目的とする。
体形状について、多様な側面から分類し、年代別、同年
代内のパターン別に分類したものは見当たらない。本発
明は、これらの状況に鑑み、体重など単一の側面のみで
はなく、身体の形状の多様な側面を把握して分類し、対
象となる特別の身体がどのパターンに該当するのかを判
定し、身体の形状の特徴を的確に把握することができる
身体形状の判定システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、把握した身体の多様的な側面に関する
データをもとにその身体の形状をシルエットの形でわか
りやすく表示、あるいは図示する身体の形状を表示する
システムを提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の身体形状判定方法及び身体
形状判定システムによって得られる結果は、化粧や理
容、理髪、シェイプアップ等の美容に応用することがで
き、本発明はこれを利用した美容支援システムを提供す
るすることを目的としている。その他、美容のみなら
ず、健康維持のために行うトレーニングや運動の評価の
ための資料とすることも可能である。
形状判定システムによって得られる結果は、化粧や理
容、理髪、シェイプアップ等の美容に応用することがで
き、本発明はこれを利用した美容支援システムを提供す
るすることを目的としている。その他、美容のみなら
ず、健康維持のために行うトレーニングや運動の評価の
ための資料とすることも可能である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題は本
発明による以下の手段を採用することにより解決され
る。請求項1の発明は身体形状判定方法に係り、所定区
分に区分された年齢層毎に複数の人の身体の複数個所の
部位を採寸して得た採寸データをもとに、各年齢層の身
体の所定部位の平均サイズデータを含む各年齢層別の平
均的身体形状データからなる身体形状判定基準を作成
し、対象とする特定の身体の所定部位の採寸データをも
とに当該特定の身体形状がどの年齢層の平均的身体形状
に近いかを前記身体形状判定基準に照らして判定するよ
うにするものである。
発明による以下の手段を採用することにより解決され
る。請求項1の発明は身体形状判定方法に係り、所定区
分に区分された年齢層毎に複数の人の身体の複数個所の
部位を採寸して得た採寸データをもとに、各年齢層の身
体の所定部位の平均サイズデータを含む各年齢層別の平
均的身体形状データからなる身体形状判定基準を作成
し、対象とする特定の身体の所定部位の採寸データをも
とに当該特定の身体形状がどの年齢層の平均的身体形状
に近いかを前記身体形状判定基準に照らして判定するよ
うにするものである。
【0010】請求項1の発明においては、判定の対象と
なる特定の身体の所定部位の採寸データをもとに、その
身体形状がどの年齢層の平均身体形状に近似しているか
を把握すること可能となる。これにより、例えば、身体
に対しどのような美容上の処置を施せばよいかを知るこ
とができる。請求項2の発明は同一年代内身体パタン判
定法に係り、所定区分に区分された年齢層毎に複数の人
の身体の複数個所の部位を採寸して得た採寸データをも
とに複数の身体形状データを作成し、前記身体形状デー
タを、前記区分された年齢層毎に、同一年齢層の複数の
代表的パタンに分類して複数の同一年齢層内身体パタン
を作成し、対象とする特定の身体形状がその対象が属す
る年齢層のどの同一年代内身体パタンに属するかを判定
するようにするものである。
なる特定の身体の所定部位の採寸データをもとに、その
身体形状がどの年齢層の平均身体形状に近似しているか
を把握すること可能となる。これにより、例えば、身体
に対しどのような美容上の処置を施せばよいかを知るこ
とができる。請求項2の発明は同一年代内身体パタン判
定法に係り、所定区分に区分された年齢層毎に複数の人
の身体の複数個所の部位を採寸して得た採寸データをも
とに複数の身体形状データを作成し、前記身体形状デー
タを、前記区分された年齢層毎に、同一年齢層の複数の
代表的パタンに分類して複数の同一年齢層内身体パタン
を作成し、対象とする特定の身体形状がその対象が属す
る年齢層のどの同一年代内身体パタンに属するかを判定
するようにするものである。
【0011】請求項2の発明においては、判定の対象と
なる特定の身体の所定部位の採寸データをもとに、対象
とする特定の身体形状がその対象が属する年齢層のどの
同一年齢層内身体パタンに属するかを把握することが可
能となり、例えば、身体に対しどのような美容上の処置
を施せばよいかを知ることができる。請求項3は身体形
状判定システムに係り、対象となる特定の身体形状に関
する採寸データの入力部と、年齢層毎の平均的身体形状
に関する平均的身体形状データと同一年齢層内の複数の
代表的身体パタンデータの少なくとのいずれかのデータ
を記憶する記憶部と、前記入力部より入力された採寸デ
ータに基づき、前記記憶部に記憶された平均的身体形状
に最も近似する平均的身体形状または対象と同一年齢層
に属する年齢層の代表的身体パタンのうち最も近似する
代表的身体パタンからなる判定結果を抽出する演算処理
部と、抽出された判定結果を表示する表示部を有する構
成である。
なる特定の身体の所定部位の採寸データをもとに、対象
とする特定の身体形状がその対象が属する年齢層のどの
同一年齢層内身体パタンに属するかを把握することが可
能となり、例えば、身体に対しどのような美容上の処置
を施せばよいかを知ることができる。請求項3は身体形
状判定システムに係り、対象となる特定の身体形状に関
する採寸データの入力部と、年齢層毎の平均的身体形状
に関する平均的身体形状データと同一年齢層内の複数の
代表的身体パタンデータの少なくとのいずれかのデータ
を記憶する記憶部と、前記入力部より入力された採寸デ
ータに基づき、前記記憶部に記憶された平均的身体形状
に最も近似する平均的身体形状または対象と同一年齢層
に属する年齢層の代表的身体パタンのうち最も近似する
代表的身体パタンからなる判定結果を抽出する演算処理
部と、抽出された判定結果を表示する表示部を有する構
成である。
【0012】請求項4の発明は、請求項3に記載の身体
形状判定システムにおいて、抽出された判定結果は身体
形状の所定部位のサイズの数値データとともに身体形状
をシルエットの形で示す図形により表示される構成であ
る。請求項3及び請求項4の発明においては、入力部よ
り判定の対象となる特定の身体形状に関する採寸データ
が入力されると、データ解析部は、その採寸データによ
って特定される身体形状に最も近似する年齢層別の平均
的身体形状または対象と同一年齢層に属する年齢層の代
表的身体パタンのうち最も近似する代表的身体パタンか
らなる判定結果を抽出し、表示部にその判定結果を表示
する。表示部に表示された判定結果により、判定対象の
身体形状がどのような年齢層の形状あるいはパタンに属
するかを視覚的に知ることができる。
形状判定システムにおいて、抽出された判定結果は身体
形状の所定部位のサイズの数値データとともに身体形状
をシルエットの形で示す図形により表示される構成であ
る。請求項3及び請求項4の発明においては、入力部よ
り判定の対象となる特定の身体形状に関する採寸データ
が入力されると、データ解析部は、その採寸データによ
って特定される身体形状に最も近似する年齢層別の平均
的身体形状または対象と同一年齢層に属する年齢層の代
表的身体パタンのうち最も近似する代表的身体パタンか
らなる判定結果を抽出し、表示部にその判定結果を表示
する。表示部に表示された判定結果により、判定対象の
身体形状がどのような年齢層の形状あるいはパタンに属
するかを視覚的に知ることができる。
【0013】請求項5の発明は、美容支援システムに係
り、対象となる特定の身体形状に関する採寸データの入
力部と、年齢層毎の平均的身体形状に関する平均的身体
形状データと同一年齢層内の複数の代表的身体パタンデ
ータの少なくとのいずれかのデータを記憶する記憶部
と、前記入力部より入力された採寸データに基づき、前
記記憶部に記憶された平均的身体形状に最も近似する平
均的身体形状または対象と同一年齢層に属する年齢層の
代表的身体パタンのうち最も近似する代表的身体パタン
からなる判定結果を抽出する演算処理部と、抽出された
判定結果を表示する表示部を有し、前記入力部より入力
される対象となる特定の身体形状に関する採寸データの
入力により表示される判定結果に、判定結果に対応する
美容上の関連情報を含ませたことを特徴とする。
り、対象となる特定の身体形状に関する採寸データの入
力部と、年齢層毎の平均的身体形状に関する平均的身体
形状データと同一年齢層内の複数の代表的身体パタンデ
ータの少なくとのいずれかのデータを記憶する記憶部
と、前記入力部より入力された採寸データに基づき、前
記記憶部に記憶された平均的身体形状に最も近似する平
均的身体形状または対象と同一年齢層に属する年齢層の
代表的身体パタンのうち最も近似する代表的身体パタン
からなる判定結果を抽出する演算処理部と、抽出された
判定結果を表示する表示部を有し、前記入力部より入力
される対象となる特定の身体形状に関する採寸データの
入力により表示される判定結果に、判定結果に対応する
美容上の関連情報を含ませたことを特徴とする。
【0014】請求項5の発明においては、特定の身体形
状に関する採寸データが入力されると、その身体がどの
年齢層の平均的身体形状に近似しているか、あるいは、
同一年齢層内の代表的身体パタンのどのパタンに属する
かについての判定結果が表示部に表示される。そして、
その判定結果とともに、身体の美容上の関連情報、例え
ば、身体をケアする際に使用する化粧品の種類や使用方
法等アドバイス情報が表示される。
状に関する採寸データが入力されると、その身体がどの
年齢層の平均的身体形状に近似しているか、あるいは、
同一年齢層内の代表的身体パタンのどのパタンに属する
かについての判定結果が表示部に表示される。そして、
その判定結果とともに、身体の美容上の関連情報、例え
ば、身体をケアする際に使用する化粧品の種類や使用方
法等アドバイス情報が表示される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は、本発明の実施例に係る
身体形状判別システムの基本構成図を示す。本実施例の
身体形状判別システムは、データ入力部1と、データ保
持部2と、セータ解析部3と、表示部4からなる。デー
タ入力部1は、身体の形状に関するサイズデータ、その
他必要により年齢等のデータを入力する。データ保持部
2は記憶装置からなり、区分された各年代(ここでは1
0代、20代・・の年代の年齢層に区分)の身体の平均
形状に関するデータや、各年代における身体形状の特徴
パタンに関する判定基準データ等を記憶する。なお、こ
のデータ保持部2は、前記判定基準データの他、表示部
4に表示する身体形状に関する説明、コメント、あるい
はこの身体形状判別システムを具体的に応用して使用す
る場合の応用関連情報、例えば美容におけるアドバイス
等の情報も記憶保持している。また、これらのデータは
磁気ディスク等コンピュータにより読取り可能な形態で
記憶されている。
て図面と共に説明する。図1は、本発明の実施例に係る
身体形状判別システムの基本構成図を示す。本実施例の
身体形状判別システムは、データ入力部1と、データ保
持部2と、セータ解析部3と、表示部4からなる。デー
タ入力部1は、身体の形状に関するサイズデータ、その
他必要により年齢等のデータを入力する。データ保持部
2は記憶装置からなり、区分された各年代(ここでは1
0代、20代・・の年代の年齢層に区分)の身体の平均
形状に関するデータや、各年代における身体形状の特徴
パタンに関する判定基準データ等を記憶する。なお、こ
のデータ保持部2は、前記判定基準データの他、表示部
4に表示する身体形状に関する説明、コメント、あるい
はこの身体形状判別システムを具体的に応用して使用す
る場合の応用関連情報、例えば美容におけるアドバイス
等の情報も記憶保持している。また、これらのデータは
磁気ディスク等コンピュータにより読取り可能な形態で
記憶されている。
【0016】データ解析部3は、各種演算処理を行う演
算処理装置(CPU)からなり、記録媒体に記録された
プログラムを読取り、データ検索やデータ照合解析を行
うもので、データ入力部1より入力された身体のサイズ
データとデータ保持部2に保持されている身体の判定基
準データを照合し、最も近似する判定基準データを選択
し、選択されたデータをデータ保持部2より抽出して表
示部3に出力する。
算処理装置(CPU)からなり、記録媒体に記録された
プログラムを読取り、データ検索やデータ照合解析を行
うもので、データ入力部1より入力された身体のサイズ
データとデータ保持部2に保持されている身体の判定基
準データを照合し、最も近似する判定基準データを選択
し、選択されたデータをデータ保持部2より抽出して表
示部3に出力する。
【0017】表示部3は、データ解析部3によって抽出
されたデータを表示する。表示される内容は、身体の形
状を示すイメージ画像であったり、照合された身体パタ
ンの特徴を示す数値データとすることができる。また、
美容におけるあどばいすや化粧品、化粧方法等の関連情
報も適宜表示する。なお、表示部3は、CRTや液晶等
の表示装置であり、画面に表示された情報をプリントア
ウトするプリンターを備える。
されたデータを表示する。表示される内容は、身体の形
状を示すイメージ画像であったり、照合された身体パタ
ンの特徴を示す数値データとすることができる。また、
美容におけるあどばいすや化粧品、化粧方法等の関連情
報も適宜表示する。なお、表示部3は、CRTや液晶等
の表示装置であり、画面に表示された情報をプリントア
ウトするプリンターを備える。
【0018】〔判定基準データの作成〕次に、上記形状
判定システムを構成するデータ保持部2が記憶する身体
形状判定基準となるデータについて説明する。本実施例
では女性の身体形状を判定する場合を例にしたものにつ
いて説明する。判定基準となるデータは、身体の形状を
所定の区分により区分された年齢層、例えば、10代、
20代などの各年代ごとの平均的形状のパタンとして把
握した年齢層別平均パタンと、各年齢層において、複数
種類の特徴的となるパタンである同一年齢層内代表的形
状パタンの2種類のデータが用いられる。
判定システムを構成するデータ保持部2が記憶する身体
形状判定基準となるデータについて説明する。本実施例
では女性の身体形状を判定する場合を例にしたものにつ
いて説明する。判定基準となるデータは、身体の形状を
所定の区分により区分された年齢層、例えば、10代、
20代などの各年代ごとの平均的形状のパタンとして把
握した年齢層別平均パタンと、各年齢層において、複数
種類の特徴的となるパタンである同一年齢層内代表的形
状パタンの2種類のデータが用いられる。
【0019】判定基準データの作成は、多数の女性から
採寸して得た計測データをもとに作成する。本実施例に
おいては6〜93歳までの女性約14、000名の採寸
データを基に作成された。なお、このデータは社団法人
人間生活工学研究センターが所有する人体計測データベ
ースから購入、取得したデータである。この採寸データ
は、図2に示す測定部位より得たもので、体重・身長の
他、身体の(ア)耳朶間隔、(イ)下顎角幅、(ウ)頸
囲、(エ)乳頭囲胸囲、(オ)下部胸囲、(カ)上腕
囲、(キ)ウエスト囲、(ク)臀囲、(ケ)大腿囲、
(コ)下腿囲の12箇所を測定部位として得たものであ
る。
採寸して得た計測データをもとに作成する。本実施例に
おいては6〜93歳までの女性約14、000名の採寸
データを基に作成された。なお、このデータは社団法人
人間生活工学研究センターが所有する人体計測データベ
ースから購入、取得したデータである。この採寸データ
は、図2に示す測定部位より得たもので、体重・身長の
他、身体の(ア)耳朶間隔、(イ)下顎角幅、(ウ)頸
囲、(エ)乳頭囲胸囲、(オ)下部胸囲、(カ)上腕
囲、(キ)ウエスト囲、(ク)臀囲、(ケ)大腿囲、
(コ)下腿囲の12箇所を測定部位として得たものであ
る。
【0020】次に、得られたデータを、各年代ごとに分
類し、各データの年代毎の平均値を算出する。なお、区
分する年代は、10代については、15歳〜19歳、2
0代以降は、20代前半、20代後半と各年代を二つに
分けて区分している。図3は、上記データのうち、臀
囲、胸囲及びウエスト囲の各年代毎の平均値のデータを
例として示すものである。
類し、各データの年代毎の平均値を算出する。なお、区
分する年代は、10代については、15歳〜19歳、2
0代以降は、20代前半、20代後半と各年代を二つに
分けて区分している。図3は、上記データのうち、臀
囲、胸囲及びウエスト囲の各年代毎の平均値のデータを
例として示すものである。
【0021】次に、上記各年代毎について得られた平均
値のデータに基づき、各年代の平均的身体形状をより視
覚的にイメージすることができるように、各年代毎の平
均的身体形状のシルエットである平均フレームを作成す
る。本実施例においては、女性のシルエットを端的に表
すものとして、身体の側面シルエットとして表示するよ
うにしている。 図4は、平均フレームの例として、2
0代前半(a)、40代(b)及び60代(c)の平均
フレームを示す。
値のデータに基づき、各年代の平均的身体形状をより視
覚的にイメージすることができるように、各年代毎の平
均的身体形状のシルエットである平均フレームを作成す
る。本実施例においては、女性のシルエットを端的に表
すものとして、身体の側面シルエットとして表示するよ
うにしている。 図4は、平均フレームの例として、2
0代前半(a)、40代(b)及び60代(c)の平均
フレームを示す。
【0022】図5は、平均フレームを作成するプロセス
を示している。ここでは、40代の平均フレームを作成
する場合を例として説明ずる。本実施例における平均フ
レームの作成は、先ず、20代前半の身体の側面シルエ
ットからなるフレームのサンプルa1,a2・・を収集
し、これらのサンプルより平均的形状Aを得る(S
1)。各年代の平均フレームは、この20代前半の平均
フレームAを基準にして前述の採寸データを用いて修正
を加え作成する。その際に、修正する比率に重み付けを
し、より各年代の特徴を強調する方法もありうる。図4
では仮に、各部位の実寸のデータを解析した修正比を×
5.0(500%)した値を基準に修正に加えている。
を示している。ここでは、40代の平均フレームを作成
する場合を例として説明ずる。本実施例における平均フ
レームの作成は、先ず、20代前半の身体の側面シルエ
ットからなるフレームのサンプルa1,a2・・を収集
し、これらのサンプルより平均的形状Aを得る(S
1)。各年代の平均フレームは、この20代前半の平均
フレームAを基準にして前述の採寸データを用いて修正
を加え作成する。その際に、修正する比率に重み付けを
し、より各年代の特徴を強調する方法もありうる。図4
では仮に、各部位の実寸のデータを解析した修正比を×
5.0(500%)した値を基準に修正に加えている。
【0023】作成した基準フレームAについて、所定部
位の側面サイズを計測する。ここでは、乳頭囲胸囲、下
部胸囲、ウエスト囲、臀囲、大腿囲、の6部位について
側面の基準サイズを得る(S2)。次に、既に得ている
採寸データの乳頭囲胸囲、下部胸囲、ウエスト囲、臀
囲、大腿囲のデータの20代前半と40代のデータの値
の比率を求め、この比率により前記基準サイズを調整し
て40代の対応部位のデータを得る。それを基にて調整
後の各対応部位のデータにより40代の側面シルエット
の平均フレームBを作成する(S3)。
位の側面サイズを計測する。ここでは、乳頭囲胸囲、下
部胸囲、ウエスト囲、臀囲、大腿囲、の6部位について
側面の基準サイズを得る(S2)。次に、既に得ている
採寸データの乳頭囲胸囲、下部胸囲、ウエスト囲、臀
囲、大腿囲のデータの20代前半と40代のデータの値
の比率を求め、この比率により前記基準サイズを調整し
て40代の対応部位のデータを得る。それを基にて調整
後の各対応部位のデータにより40代の側面シルエット
の平均フレームBを作成する(S3)。
【0024】なお、本方式による側面シルエットによる
平均のフレーム作成方法は、20代前半のフレームを基
準に身体の所定部位の周囲サイズの採寸データで調整す
るものであり、周囲サイズの比率と側面サイズの比率が
必ずしも一致するものでない。また、使用するデータの
部位が6箇所であるため、必ずしも真の平均的側面形状
を反映するものではない。そこで、必要に応じて、各年
代、ここでは40年代の側面シルエット形状を得て、4
0年代の特徴的な輪郭形状、例えばウエスト囲、臀囲な
どの輪郭について適宜補正を加えて最終的な40年代の
フレームBを得る(S4)。
平均のフレーム作成方法は、20代前半のフレームを基
準に身体の所定部位の周囲サイズの採寸データで調整す
るものであり、周囲サイズの比率と側面サイズの比率が
必ずしも一致するものでない。また、使用するデータの
部位が6箇所であるため、必ずしも真の平均的側面形状
を反映するものではない。そこで、必要に応じて、各年
代、ここでは40年代の側面シルエット形状を得て、4
0年代の特徴的な輪郭形状、例えばウエスト囲、臀囲な
どの輪郭について適宜補正を加えて最終的な40年代の
フレームBを得る(S4)。
【0025】図6は、上述のようにして20代前半の平
均フレームを基準に作成した各年代の平均フレームを示
す。この年代別の平均フレームをみることにより、各年
代の身体の平均的プロポーションの推移を把握すること
ができる。また、後述するように、対象とする身体が、
どの年代のフレームに近似するかを判定し、これを視覚
的に認識することが可能となる。
均フレームを基準に作成した各年代の平均フレームを示
す。この年代別の平均フレームをみることにより、各年
代の身体の平均的プロポーションの推移を把握すること
ができる。また、後述するように、対象とする身体が、
どの年代のフレームに近似するかを判定し、これを視覚
的に認識することが可能となる。
【0026】〔年代内パタン分類〕次に、各年代内にお
いて、さらに、代表的な体型分類を行い、同一年代内で
対象となる身体が、その年代のどの分類の体型に属する
かを判定できるようにする。こでの年代内のパタン分類
は、所定サンプル数から採取された身体の採寸データの
うち、身長及び身体の8部位の周囲長データ、即ち、頸
囲、乳頭囲胸囲、下部胸囲、上腕囲、ウエスト囲、臀
囲、大腿囲、下腿囲のデータを用い、多変量解析である
クラスター分析を行い、身体の形状サンプルを数種類の
代表的な数種類、例えば3パタンの身体パタンに分類
し、同一年代内身体パタン(同一年齢層身体パタン)を
得る。
いて、さらに、代表的な体型分類を行い、同一年代内で
対象となる身体が、その年代のどの分類の体型に属する
かを判定できるようにする。こでの年代内のパタン分類
は、所定サンプル数から採取された身体の採寸データの
うち、身長及び身体の8部位の周囲長データ、即ち、頸
囲、乳頭囲胸囲、下部胸囲、上腕囲、ウエスト囲、臀
囲、大腿囲、下腿囲のデータを用い、多変量解析である
クラスター分析を行い、身体の形状サンプルを数種類の
代表的な数種類、例えば3パタンの身体パタンに分類
し、同一年代内身体パタン(同一年齢層身体パタン)を
得る。
【0027】同一年代内身体パタンの分類は以下の過程
で行う。 採寸データの標準化 胸囲やウエストなどの周囲長データを身長で割り、身長
との比率、身長比(X1)という形に変換する。 20歳前半基準に標準化 20−24歳の全サンプルの平均値(身長比)をX2と
し、個々の身長比X1とX2との差の比率、X=(X1
−X2)/X2を算出する。
で行う。 採寸データの標準化 胸囲やウエストなどの周囲長データを身長で割り、身長
との比率、身長比(X1)という形に変換する。 20歳前半基準に標準化 20−24歳の全サンプルの平均値(身長比)をX2と
し、個々の身長比X1とX2との差の比率、X=(X1
−X2)/X2を算出する。
【0028】 平均身長に近いサンプルの抽出 各年代で身長が各年代の平均に近いサンプル300を抽
出する。 統計的分類作業 抽出されたサンプル300の標準化された8種類の身長
比データX2をもとに、多変量解析であるクラスター分
析を行い、体型分類する。ここでは、3種類の型に分類
分けし3つの体型パタンを得る。
出する。 統計的分類作業 抽出されたサンプル300の標準化された8種類の身長
比データX2をもとに、多変量解析であるクラスター分
析を行い、体型分類する。ここでは、3種類の型に分類
分けし3つの体型パタンを得る。
【0029】なお、ここで行う多変量解析の一種である
クラスター分析は、多数のサンプルについて、様々な特
徴から、それらを群分けする統計手法であり、全てのサ
ンプル同士の相互類似度の比較を、各サンプルに属する
数値データをもとに相関分析などの手法を用いて行うも
のである。最も類似度の高いペアから順に組みにして、
さらにペア同士の類似度分析を行うなどして最終的にい
くつかのクラスタに収束させていく手法である。
クラスター分析は、多数のサンプルについて、様々な特
徴から、それらを群分けする統計手法であり、全てのサ
ンプル同士の相互類似度の比較を、各サンプルに属する
数値データをもとに相関分析などの手法を用いて行うも
のである。最も類似度の高いペアから順に組みにして、
さらにペア同士の類似度分析を行うなどして最終的にい
くつかのクラスタに収束させていく手法である。
【0030】 各群の平均的身体採寸値を算出 分類された各群(クラスター)のサンプルの平均値を算
出する。 平均的イメージイラストの作成。 平均値をもとに各パタンのイメージイラストを作成す
る。図7は、上記の手法により得た20歳代前半の同一
年代内身体パタンの分類を示す。
出する。 平均的イメージイラストの作成。 平均値をもとに各パタンのイメージイラストを作成す
る。図7は、上記の手法により得た20歳代前半の同一
年代内身体パタンの分類を示す。
【0031】本実施例では20歳代前半のサンプル30
0を3つの体型に分類分けした結果、図示の表中に示さ
れるTYPE−1,TYPE−2,TYPE−3のタイ
プの体型に分類分けされた。そして、これらの3つのタ
イプに分類分けされたサンプルのの周囲長(乳頭囲胸
囲、ウエスト囲及び臀囲)の平均値は図中の表に示され
るとおりのものであった。なお表中BMIは体重(k
g)/(身長(m))2 はを示し、Nは各タイプに分類
されたサンプル数を示す。
0を3つの体型に分類分けした結果、図示の表中に示さ
れるTYPE−1,TYPE−2,TYPE−3のタイ
プの体型に分類分けされた。そして、これらの3つのタ
イプに分類分けされたサンプルのの周囲長(乳頭囲胸
囲、ウエスト囲及び臀囲)の平均値は図中の表に示され
るとおりのものであった。なお表中BMIは体重(k
g)/(身長(m))2 はを示し、Nは各タイプに分類
されたサンプル数を示す。
【0032】また、各パタンの身体の8部位の平均周囲
長を考慮して体型を表現すると図中に示されるような解
釈で表現することもできる。すなわち、TYPE−1は
「平均に非常に近いプロポーション」とう言うことがで
き、TYPE−2は「多少、ふっくらしている体型。上
半身に幾分肉が付いている。」、TYPE−3は「やせ
形。首はあまりかわらず、脚部が特に細い。」と表現す
ることができる。
長を考慮して体型を表現すると図中に示されるような解
釈で表現することもできる。すなわち、TYPE−1は
「平均に非常に近いプロポーション」とう言うことがで
き、TYPE−2は「多少、ふっくらしている体型。上
半身に幾分肉が付いている。」、TYPE−3は「やせ
形。首はあまりかわらず、脚部が特に細い。」と表現す
ることができる。
【0033】図8は、図7で示される3つのパタンにつ
いて、イメージとして把握できるようにイメージイラス
ト化したものである。 これにより、20代前半に属す
る女性を3つの体型に分ける場合は、図示の3つの体型
に分類できることが視覚的に容易に把握できる。図9
は、40代について行ったパタン分類の結果を示し、4
0代については、クラスター分析は4つのクラスターに
収束させて行ったものである。図中の表に各タイプに分
類されたサンプル数と各タイプの体型についての解釈を
示している。
いて、イメージとして把握できるようにイメージイラス
ト化したものである。 これにより、20代前半に属す
る女性を3つの体型に分ける場合は、図示の3つの体型
に分類できることが視覚的に容易に把握できる。図9
は、40代について行ったパタン分類の結果を示し、4
0代については、クラスター分析は4つのクラスターに
収束させて行ったものである。図中の表に各タイプに分
類されたサンプル数と各タイプの体型についての解釈を
示している。
【0034】以上の作成された図6の年代毎の平均フレ
ーム及びそれらの基礎データ及び図7〜図9に示された
年代内パタン分類及びそれらの基礎データは図1に示し
た身体形状判定システムのデータ保持部2に数値データ
及びイメージデータとして記憶される。 〔身体形状の判定〕次に、これまでに得た、各年代別毎
の平均フレーム及び年代内のパタン分類を使用して、図
1の身体形状判定システムにより、特定の個別の身体形
状についてどの年代の平均フレームに近似するか、ある
いは、その属する年代のどの分類パタンに属するかを判
定する方法について図10のフローチャートに基づいて
説明する。
ーム及びそれらの基礎データ及び図7〜図9に示された
年代内パタン分類及びそれらの基礎データは図1に示し
た身体形状判定システムのデータ保持部2に数値データ
及びイメージデータとして記憶される。 〔身体形状の判定〕次に、これまでに得た、各年代別毎
の平均フレーム及び年代内のパタン分類を使用して、図
1の身体形状判定システムにより、特定の個別の身体形
状についてどの年代の平均フレームに近似するか、ある
いは、その属する年代のどの分類パタンに属するかを判
定する方法について図10のフローチャートに基づいて
説明する。
【0035】先ず、データ入力部1より判定に必要な身
体に関する採寸データを入力するとともに求める判定の
種類、即ち、どの年代の平均フレームに該当するか、あ
るいは、年代内において、どの分類パターンに該当する
かの判定、のいずれかを入力する(S10)。ここで、
入力する採寸データは、身長及び頸部、上腕部、乳頭囲
胸囲、下部胸囲、ウエスト囲、臀囲、大腿囲、下腿最大
囲の8部位とする。なお、身長以外の8部位について
は、必ずしも8部位を全部入力する必要はなく3部位以
上8部位の範囲で選択することが可能である。また、年
代内分類パターンに関する判定の場合には同時に年齢デ
ータも入力する。
体に関する採寸データを入力するとともに求める判定の
種類、即ち、どの年代の平均フレームに該当するか、あ
るいは、年代内において、どの分類パターンに該当する
かの判定、のいずれかを入力する(S10)。ここで、
入力する採寸データは、身長及び頸部、上腕部、乳頭囲
胸囲、下部胸囲、ウエスト囲、臀囲、大腿囲、下腿最大
囲の8部位とする。なお、身長以外の8部位について
は、必ずしも8部位を全部入力する必要はなく3部位以
上8部位の範囲で選択することが可能である。また、年
代内分類パターンに関する判定の場合には同時に年齢デ
ータも入力する。
【0036】データ解析部3は、入力された判定の種類
が年代平均フレーム判定であるか否かを判断する(S1
2)。ここで、判定の種類が年代平均フレーム判定であ
れば、データ解析部3は、入力された採寸データを基に
データ保持部2の各年代平均形状のデータを検索して照
合し、入力された採寸データと最も近似する平均形状を
抽出する(S14)。
が年代平均フレーム判定であるか否かを判断する(S1
2)。ここで、判定の種類が年代平均フレーム判定であ
れば、データ解析部3は、入力された採寸データを基に
データ保持部2の各年代平均形状のデータを検索して照
合し、入力された採寸データと最も近似する平均形状を
抽出する(S14)。
【0037】そして、抽出した最も近似する平均形状の
年齢が、入力された対象の身体形状の該当年齢であると
いう判定結果を表示部4に表示する(S16)。なお、
この場合の表示は、図4に示したような該当する年代の
イメージイラストとともに、該当する年代の身体の各部
位の平均サイズを表示する。上記S12において、求め
る判定が年代平均形状でない場合、即ち、年代内パター
ン分類判定の場合は、データ解析部3は、入力された年
齢データと採寸データをもとに、データ保持部2に保持
されている該当する年代の年代内パタン分類を検索し照
合して、最も近似するパタン分類を抽出する(S1
8)。そして、その抽出したパタンを表示部4に表示す
る(S20)。この場合の表示は、図8に示したような
パタン分類のうちの該当するタイプのパタンをそのタイ
プの平均サイズとともに、さらに必要であれば図7に示
されるような該当タイプの体型に関する解釈のコメント
を付するようにする。
年齢が、入力された対象の身体形状の該当年齢であると
いう判定結果を表示部4に表示する(S16)。なお、
この場合の表示は、図4に示したような該当する年代の
イメージイラストとともに、該当する年代の身体の各部
位の平均サイズを表示する。上記S12において、求め
る判定が年代平均形状でない場合、即ち、年代内パター
ン分類判定の場合は、データ解析部3は、入力された年
齢データと採寸データをもとに、データ保持部2に保持
されている該当する年代の年代内パタン分類を検索し照
合して、最も近似するパタン分類を抽出する(S1
8)。そして、その抽出したパタンを表示部4に表示す
る(S20)。この場合の表示は、図8に示したような
パタン分類のうちの該当するタイプのパタンをそのタイ
プの平均サイズとともに、さらに必要であれば図7に示
されるような該当タイプの体型に関する解釈のコメント
を付するようにする。
【0038】上記のステップS14及びS18において
データ解析部3が実行する年代平均形状又は年代内パタ
ン分類の検索照合は、入力データとデータ保持部2に記
憶されている年代平均形状に関する数値データ又は年代
内パタン分類に関する数値データと統計的に相関をみて
最も近似するものを検索するようにしている。上述のよ
うに、年代内パタン分類の判定では入力データとデータ
保持部2の年代内パタン分類に関する数値データとの相
関により検索照合するものであったが、ここで、年代内
パタン分類の判定を簡易なプロセスにより判定する方法
について、20代前半のパタン分類を例に図11及び図
12に基づいて述べる。なお、図11は、データ解析部
3が行う簡易の判定方法による年代内パタン分類判定プ
ロセスの処理フローを示す。この簡易判定方法において
は、判定の対象となる身体に関する入力データは、乳頭
囲胸囲B、ウエストW、及び下腿最大囲Fの3部位のデ
ータのみが使用される。データが入力されると、データ
解析部3は、先ず、脚部が細目か太目かを判断する(S
30)。ここでは、下腿最大囲Fの値が該当年代の平均
値FAv.より10%以上細いかどうか、即ち、0.9
FAv.以下かどうかをを判定基準としている。そし
て、脚部が細目と判断された場合には、その身体は、た
だちにタイプ3の下腿痩身型と判定する。脚部が細目で
ないと判断された場合、次に、上半身が太目かどうかが
判断される(S32)。この上半身が太目かどうかの判
断は、乳頭囲胸囲Bが該当年代の平均値BAv.より1
0%以上大きいかどうか、即ち、1.1BAv.以上か
どうかを判断する。そして、太目と判断された場合は、
この対象身体はタイプ2の上半身型と判定する。また、
太目でないと判断された場合は、平均的なスタンダード
型と判定する。
データ解析部3が実行する年代平均形状又は年代内パタ
ン分類の検索照合は、入力データとデータ保持部2に記
憶されている年代平均形状に関する数値データ又は年代
内パタン分類に関する数値データと統計的に相関をみて
最も近似するものを検索するようにしている。上述のよ
うに、年代内パタン分類の判定では入力データとデータ
保持部2の年代内パタン分類に関する数値データとの相
関により検索照合するものであったが、ここで、年代内
パタン分類の判定を簡易なプロセスにより判定する方法
について、20代前半のパタン分類を例に図11及び図
12に基づいて述べる。なお、図11は、データ解析部
3が行う簡易の判定方法による年代内パタン分類判定プ
ロセスの処理フローを示す。この簡易判定方法において
は、判定の対象となる身体に関する入力データは、乳頭
囲胸囲B、ウエストW、及び下腿最大囲Fの3部位のデ
ータのみが使用される。データが入力されると、データ
解析部3は、先ず、脚部が細目か太目かを判断する(S
30)。ここでは、下腿最大囲Fの値が該当年代の平均
値FAv.より10%以上細いかどうか、即ち、0.9
FAv.以下かどうかをを判定基準としている。そし
て、脚部が細目と判断された場合には、その身体は、た
だちにタイプ3の下腿痩身型と判定する。脚部が細目で
ないと判断された場合、次に、上半身が太目かどうかが
判断される(S32)。この上半身が太目かどうかの判
断は、乳頭囲胸囲Bが該当年代の平均値BAv.より1
0%以上大きいかどうか、即ち、1.1BAv.以上か
どうかを判断する。そして、太目と判断された場合は、
この対象身体はタイプ2の上半身型と判定する。また、
太目でないと判断された場合は、平均的なスタンダード
型と判定する。
【0039】このようにして、入力データに基づき、保
持部2のデータとの相関による照合検索によらず、簡易
な論理プロセスを組むことにより予め定められているパ
タン分類のどのパタンに属するかを判定することもでき
る。上記の例は20代前半の女性のパタン分類について
の簡易判定法の例であるが、他の年代についても、身体
の特徴的部位のサイズを選択して適宜判定プログラムを
組むことができる。
持部2のデータとの相関による照合検索によらず、簡易
な論理プロセスを組むことにより予め定められているパ
タン分類のどのパタンに属するかを判定することもでき
る。上記の例は20代前半の女性のパタン分類について
の簡易判定法の例であるが、他の年代についても、身体
の特徴的部位のサイズを選択して適宜判定プログラムを
組むことができる。
【0040】以上のように、本発明の身体形状判定シス
テムによれば、特定の対象とする身体の形状(プロポー
ション)がどの年代の平均的身体形状に類似している
か、あるいは、同年代内において、どのタイプの身体形
状に属するかを判定することができる。なお、上述の実
施例は、女性の身体形状を例にしたものであるが、本発
明は、女性のみならず、男性の身体形状にも適用できる
ことは明らかである。また、年齢層の区分については、
10代、20代・・と年代別に区分したが、区分方法も
これに限定されることなく適宜変更できることは明らか
である。
テムによれば、特定の対象とする身体の形状(プロポー
ション)がどの年代の平均的身体形状に類似している
か、あるいは、同年代内において、どのタイプの身体形
状に属するかを判定することができる。なお、上述の実
施例は、女性の身体形状を例にしたものであるが、本発
明は、女性のみならず、男性の身体形状にも適用できる
ことは明らかである。また、年齢層の区分については、
10代、20代・・と年代別に区分したが、区分方法も
これに限定されることなく適宜変更できることは明らか
である。
【0041】このような身体形状の判定結果は美容や健
康管理など種々利用できるが、以下、一例として身体形
状に関する美容アドバイスを行う例について述べる。
本発明による身体形状判定システムを利用して、対象と
なる女性の身体の所定部位の採寸データをもとに、その
女性がその女性の年代の各身体形状タイプのうち、どの
タイプにもっとも近似しているかを判定する。そして、
この判定結果をもとに、仮に年代ごとの美しいボディの
基準として、各年代の平均的なボディ形状を美しい形状
と考えると、その女性の分類されたボディ形状と、平均
的なボディ形状とを相互に比較することにより、その差
を明確な視覚的イメージとして把握することが可能とな
る。さらに、例えば、美しい形状の基準として、例えば
仮に、平均的な女性のボディ形状バランスを基準とした
場合に、どのように身体形状を変化させれば、理想とす
るバランスに近づけることができるかを示す目安とする
こができる。また、具体的な身体形状の調整方法のアド
バイスとしては、例えば、ガードルや下着などによる身
体形状の矯正も考えられる。更により直接的に運動やフ
ィットネスのプログラムによって、上半身や下半身を引
き締める方法もあり、身体を引き締める効果を持つ化粧
品や美容法の紹介、あるいはアドバイスを提示すること
ができる。
康管理など種々利用できるが、以下、一例として身体形
状に関する美容アドバイスを行う例について述べる。
本発明による身体形状判定システムを利用して、対象と
なる女性の身体の所定部位の採寸データをもとに、その
女性がその女性の年代の各身体形状タイプのうち、どの
タイプにもっとも近似しているかを判定する。そして、
この判定結果をもとに、仮に年代ごとの美しいボディの
基準として、各年代の平均的なボディ形状を美しい形状
と考えると、その女性の分類されたボディ形状と、平均
的なボディ形状とを相互に比較することにより、その差
を明確な視覚的イメージとして把握することが可能とな
る。さらに、例えば、美しい形状の基準として、例えば
仮に、平均的な女性のボディ形状バランスを基準とした
場合に、どのように身体形状を変化させれば、理想とす
るバランスに近づけることができるかを示す目安とする
こができる。また、具体的な身体形状の調整方法のアド
バイスとしては、例えば、ガードルや下着などによる身
体形状の矯正も考えられる。更により直接的に運動やフ
ィットネスのプログラムによって、上半身や下半身を引
き締める方法もあり、身体を引き締める効果を持つ化粧
品や美容法の紹介、あるいはアドバイスを提示すること
ができる。
【0042】例えば、20代前半の特定の女性につい
て、図7、図8に示したTYPE−2の上半身型と分類
された女性に対しては、上半身を引き締めることによっ
て、平均的な身体形状バランスに近い美しいボディにな
ることができるというアドバイスをすることができる。
その具体的方法として、例えば、身体を引き締め効果を
持つ特定の化粧品と、適切な使用方法を紹介することも
できる。
て、図7、図8に示したTYPE−2の上半身型と分類
された女性に対しては、上半身を引き締めることによっ
て、平均的な身体形状バランスに近い美しいボディにな
ることができるというアドバイスをすることができる。
その具体的方法として、例えば、身体を引き締め効果を
持つ特定の化粧品と、適切な使用方法を紹介することも
できる。
【0043】また、別の20代前半の特定の女性につい
て、TYPE−3の下腿痩身型に分類された例をとって
みると、体重がある程度少なくても体重を減らすことを
希望する女性が少なくないが、視覚的なシルエットを示
すことによって、その女性の分類されたTYPE−3は
TYPE−1と比較しても痩せており、体型のバランス
を変化させることによりより美しいバランスのとれた体
型とすることが可能であることを視覚的なイメージとし
て伝えることが可能である。
て、TYPE−3の下腿痩身型に分類された例をとって
みると、体重がある程度少なくても体重を減らすことを
希望する女性が少なくないが、視覚的なシルエットを示
すことによって、その女性の分類されたTYPE−3は
TYPE−1と比較しても痩せており、体型のバランス
を変化させることによりより美しいバランスのとれた体
型とすることが可能であることを視覚的なイメージとし
て伝えることが可能である。
【0044】さらに、TYPE−3はバランス的に特に
下腿の周囲長が短い。年代別のパタン分類で解析したデ
ータや別途得られる知見などを参考にすると、年代があ
る程度高くなると上体より下腿の周囲長が小さくなり、
上体に重心が移るという傾向がある。これらの知見をも
とに、今より痩せることは美しいバランスを損ない、そ
のバランスは、年代が高い痩せている女性の身体形状バ
ランスに近いものとなる可能性があるなどというアドバ
イスをすることができる。このようなアドバイスをする
ことによって、痩せると言った安易な美容の考え方に頼
ることなく、より望ましいバランスを実現するアドバイ
スをすることができ、美容や健康面での支援を行うこと
ができる。
下腿の周囲長が短い。年代別のパタン分類で解析したデ
ータや別途得られる知見などを参考にすると、年代があ
る程度高くなると上体より下腿の周囲長が小さくなり、
上体に重心が移るという傾向がある。これらの知見をも
とに、今より痩せることは美しいバランスを損ない、そ
のバランスは、年代が高い痩せている女性の身体形状バ
ランスに近いものとなる可能性があるなどというアドバ
イスをすることができる。このようなアドバイスをする
ことによって、痩せると言った安易な美容の考え方に頼
ることなく、より望ましいバランスを実現するアドバイ
スをすることができ、美容や健康面での支援を行うこと
ができる。
【0045】以上、本発明の身体形状判定システムの美
容への応用である美容支援システムについて述べたが、
美容のみならず、身体の形状を判別するとともに、身体
のトーニング部位や効果的なトレーニング方法をアドバ
イスするトレーニング支援システムにも適用できる。
また、身体形状判定システムを衣服のサイズを伴うデー
タベースと組み合わせることにより、装着する衣服の選
択の支援システムとすることも可能である。
容への応用である美容支援システムについて述べたが、
美容のみならず、身体の形状を判別するとともに、身体
のトーニング部位や効果的なトレーニング方法をアドバ
イスするトレーニング支援システムにも適用できる。
また、身体形状判定システムを衣服のサイズを伴うデー
タベースと組み合わせることにより、装着する衣服の選
択の支援システムとすることも可能である。
【0046】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。本発明による身体
形状判別システムによれば、対象とする身体の形状がど
の年齢層の平均形状に最も類似しているかについての判
定結果を、身体の形状を多面的に分析した結果に基づい
て、対象とする身体の所定部位の採寸データを知るだけ
で、把握することができる。そして、その判定結果は、
例えば、美容における的確なアドバイスのための基礎資
料として利用することができる。
種々の効果を実現することができる。本発明による身体
形状判別システムによれば、対象とする身体の形状がど
の年齢層の平均形状に最も類似しているかについての判
定結果を、身体の形状を多面的に分析した結果に基づい
て、対象とする身体の所定部位の採寸データを知るだけ
で、把握することができる。そして、その判定結果は、
例えば、美容における的確なアドバイスのための基礎資
料として利用することができる。
【0047】また、本発明によれば、特定の年齢層の対
象となる身体形状が、その年齢層の特徴的な代表的身体
パタンのどのタイプのパタンに近似するかを判断するこ
とができ、同一年齢層の平均パタンとの相違点をもに身
体形状バランスの改善に資することができる。また、本
発明による身体形状判定システムによれば、身体形状の
判定結果を数値データとともに身体形状のシルエットと
して表示させることができ、判定結果を視覚的に容易に
把握することができる。
象となる身体形状が、その年齢層の特徴的な代表的身体
パタンのどのタイプのパタンに近似するかを判断するこ
とができ、同一年齢層の平均パタンとの相違点をもに身
体形状バランスの改善に資することができる。また、本
発明による身体形状判定システムによれば、身体形状の
判定結果を数値データとともに身体形状のシルエットと
して表示させることができ、判定結果を視覚的に容易に
把握することができる。
【0048】また、本発明の美容支援システムは、身体
形状判定システムの判定結果とともに身体形状に関する
美容上のアドバイスを表示させるものであり、体型に応
じた身体の美容法について的確なアドバイスを提示する
ことができる。
形状判定システムの判定結果とともに身体形状に関する
美容上のアドバイスを表示させるものであり、体型に応
じた身体の美容法について的確なアドバイスを提示する
ことができる。
【図1】本発明の実施例に係る身体形状判定システムの
ブロック構成を示す図である。
ブロック構成を示す図である。
【図2】身体形状の採寸部位を示す図である。
【図3】年代毎の平均値を示す図である。
【図4】年代毎の身体平均フレームの例を示す図であ
る。
る。
【図5】年代毎の身体平均フレームの作成プロセスを説
明する図である。
明する図である。
【図6】年代毎の身体平均フレームを示す図である。
【図7】同一年齢層身体パタンデータを示す図である。
【図8】20代前半の同一年齢層身体パタンのシルエッ
ト像を示す図である。
ト像を示す図である。
【図9】40代前半の同一年代内身体パタンの例を示す
図である。
図である。
【図10】身体形状判別システムの処理フローを示す図
である。
である。
【図11】簡易な同一年齢層身体パタンの判定法を示す
図である。
図である。
【図12】簡易な同一年齢層身体パタンの判別法の処理
フローを示す図である。
フローを示す図である。
【図13】美容支援システムの適用例を説明する図であ
る。
る。
1 データ入力部 2 データ保持部 3 データ解析部 4 表示部
Claims (5)
- 【請求項1】 所定区分に区分された年齢層毎に複数の
人の身体の複数個所の部位を採寸して得た採寸データを
もとに、各年齢層の身体の所定部位の平均サイズデータ
を含む各年齢層別の平均的身体形状データからなる身体
形状判定基準を作成し、対象とする特定の身体の所定部
位の採寸データをもとに当該特定の身体形状がどの年齢
層の平均的身体形状に近いかを前記身体形状判定基準に
照合して判定することを特徴とする身体形状判定方法。 - 【請求項2】 所定区分に区分された年齢層毎に複数の
人の身体の複数個所の部位を採寸して得た採寸データを
もとに複数の身体形状データを作成し、前記身体形状デ
ータを、前記区分された年齢層毎に、同一年齢層の複数
の代表的パタンに分類して複数の同一年齢層内身体パタ
ンを作成し、対象とする特定の身体形状がその対象が属
する年齢層のどの同一年齢層内身体パタンに属するかを
判定する同一年齢層身体パタン判定法。 - 【請求項3】 対象となる特定の身体形状に関する採寸
データの入力部と、年齢層毎の平均的身体形状に関する
平均的身体形状データと同一年齢層内の複数の代表的な
同一年齢層身体パタンデータの少なくとのいずれかのデ
ータを記憶する記憶部と、前記入力部より入力された採
寸データに基づき、前記記憶部に記憶された平均的身体
形状に最も近似する平均的身体形状または対象と同一年
齢層に属する年齢層の同一年齢層身体パタンのうち最も
近似する同一年齢層身体パタンからなる判定結果を抽出
する演算処理部と、抽出された判定結果を表示する表示
部を有する身体形状判定システム。 - 【請求項4】 請求項3に記載の身体形状判定システム
において、抽出された判定結果は身体形状の所定部位の
サイズの数値データとともに身体形状をシルエットの形
で示す図形により表示される身体形状判定システム。 - 【請求項5】 対象となる特定の身体形状に関する採寸
データの入力部と、年齢層毎の平均的身体形状に関する
平均的身体形状データと同一年齢層内の複数の代表的な
身体形状を示す同一年齢層身体パタンデータの少なくと
のいずれかのデータを記憶する記憶部と、前記入力部よ
り入力された採寸データに基づき、前記記憶部に記憶さ
れた平均的身体形状に最も近似する平均的身体形状また
は対象と同一年齢層に属する年齢層の同一年齢層身体パ
タンのうち最も近似する身体パタンからなる判定結果を
抽出する演算処理部と、抽出された判定結果を表示する
表示部を有し、前記入力部より入力される対象となる特
定の身体形状に関する採寸データの入力により表示され
る判定結果に、判定結果に対応する美容上の関連情報を
含ませたことを特徴とする美容支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138684A JP2000325142A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 身体形状判定方法及び身体形状判定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138684A JP2000325142A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 身体形状判定方法及び身体形状判定システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000325142A true JP2000325142A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15227701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11138684A Withdrawn JP2000325142A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 身体形状判定方法及び身体形状判定システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000325142A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008178606A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Matsushita Electric Works Ltd | 関数データベース生成方法及び関数データベース生成装置 |
JP2011180790A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Nippon Yunishisu Kk | 三次元形状モデル生成装置、三次元形状モデル生成方法、三次元形状モデル生成プログラム、及び三次元形状モデル生成システム |
JP2019191696A (ja) * | 2018-04-19 | 2019-10-31 | 株式会社ディースピリット | 評価装置、及び評価システム |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP11138684A patent/JP2000325142A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008178606A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Matsushita Electric Works Ltd | 関数データベース生成方法及び関数データベース生成装置 |
JP2011180790A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Nippon Yunishisu Kk | 三次元形状モデル生成装置、三次元形状モデル生成方法、三次元形状モデル生成プログラム、及び三次元形状モデル生成システム |
JP2019191696A (ja) * | 2018-04-19 | 2019-10-31 | 株式会社ディースピリット | 評価装置、及び評価システム |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |