JP2000322599A - 三次元モデルの作成方法 - Google Patents
三次元モデルの作成方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 写真からの三次元モデル作成では、隠れ部分
をもつ機器のモデルを作成できない。プラント全体のよ
うな広範囲のモデル作成ができない。 【解決手段】 機器の外形図または複数の機器の配置を
示す配置平面図・側面図等のエンジニアリング図面を利
用して三次元モデルを作成する。モデル作成対象となる
機器単体または複数の機器の配置を示すエンジニアリン
グ図面から、機器単体図または複数機器の配置図を図面
入力手段で読み取ってディジタル化した二次元画像情報
を得（Ｓ１）、この二次元画像情報化した図面を、三次
元空間に置かれたモデル作成対象物を正射影図として、
投影元の三次元空間座標系と投影先の二次元図面座標系
との対応関係を抽出し（Ｓ３）、この対応関係から三次
元空間情報が与えられた図面を下敷きにしてモデル作成
対象物の三次元モデルを作成する（Ｓ３）。
をもつ機器のモデルを作成できない。プラント全体のよ
うな広範囲のモデル作成ができない。 【解決手段】 機器の外形図または複数の機器の配置を
示す配置平面図・側面図等のエンジニアリング図面を利
用して三次元モデルを作成する。モデル作成対象となる
機器単体または複数の機器の配置を示すエンジニアリン
グ図面から、機器単体図または複数機器の配置図を図面
入力手段で読み取ってディジタル化した二次元画像情報
を得（Ｓ１）、この二次元画像情報化した図面を、三次
元空間に置かれたモデル作成対象物を正射影図として、
投影元の三次元空間座標系と投影先の二次元図面座標系
との対応関係を抽出し（Ｓ３）、この対応関係から三次
元空間情報が与えられた図面を下敷きにしてモデル作成
対象物の三次元モデルを作成する（Ｓ３）。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器単体やプラン
ト全体の三次元モデルをコンピュータの三次元グラフィ
ックス処理により作成する方法に関する。
ト全体の三次元モデルをコンピュータの三次元グラフィ
ックス処理により作成する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】コンピュータのグラフィクス処理性能の
向上とともに、三次元コンピュータグラフィクス（３Ｄ
ＣＧ）を用いた各種三次元シミュレーションシステムが
産業界に応用されはじめている。
向上とともに、三次元コンピュータグラフィクス（３Ｄ
ＣＧ）を用いた各種三次元シミュレーションシステムが
産業界に応用されはじめている。
【０００３】三次元シミュレーションシステムでは、現
実にあるものまたは想像上のものをモデル化（数値化）
し、シミュレーション空間（仮想的な空間）上にそれら
が置かれている。さらに、カメラ等の視点をシミュレー
ション空間に設定することにより、その視点から見たシ
ミュレーション空間上の物体をコンピュータのディスプ
レイに表示する。ディスプレイをみている人はあたかも
現実を見ているかのように、モデルをシミュレートする
ことができる。
実にあるものまたは想像上のものをモデル化（数値化）
し、シミュレーション空間（仮想的な空間）上にそれら
が置かれている。さらに、カメラ等の視点をシミュレー
ション空間に設定することにより、その視点から見たシ
ミュレーション空間上の物体をコンピュータのディスプ
レイに表示する。ディスプレイをみている人はあたかも
現実を見ているかのように、モデルをシミュレートする
ことができる。
【０００４】特に、産業用で対象となるのは、現実の機
器をモデル化した三次元アプリケーションで、各種シミ
ュレーション機能や状態表示機能等を実装する。
器をモデル化した三次元アプリケーションで、各種シミ
ュレーション機能や状態表示機能等を実装する。
【０００５】このような三次元アプリケーションを構成
する基本要素は三次元モデルである。三次元アプリケー
ションの場合、三次元モデルには次の二つが含まれる。
一つは個々の機器の三次元モデル（機器単体モデル）で
あり、それは基本的に直方体や円柱・球などの基本プリ
ミティブで構成されている場合が多い。つまり、モデル
化する対象機器を複数の基本プリミティブ形状に分割
し、それぞれの基本プリミティブに対して三次元プリミ
ティブ形状を当てはめモデル化するのである。
する基本要素は三次元モデルである。三次元アプリケー
ションの場合、三次元モデルには次の二つが含まれる。
一つは個々の機器の三次元モデル（機器単体モデル）で
あり、それは基本的に直方体や円柱・球などの基本プリ
ミティブで構成されている場合が多い。つまり、モデル
化する対象機器を複数の基本プリミティブ形状に分割
し、それぞれの基本プリミティブに対して三次元プリミ
ティブ形状を当てはめモデル化するのである。
【０００６】もう一つは、複数の機器単体モデルを配置
し、機器の置かれている地面や自然物（木々等）をモデ
ル化した環境モデルである。例えば、変電所のようなプ
ラントを対象とした三次元アプリケーションでは、プラ
ントを構成する個々の機器（変電所の変圧器等）の三次
元モデルが機器単体モデルであり、機器を含めたプラン
ト全体（変電所全体）の三次元モデルが環境モデルとな
る。
し、機器の置かれている地面や自然物（木々等）をモデ
ル化した環境モデルである。例えば、変電所のようなプ
ラントを対象とした三次元アプリケーションでは、プラ
ントを構成する個々の機器（変電所の変圧器等）の三次
元モデルが機器単体モデルであり、機器を含めたプラン
ト全体（変電所全体）の三次元モデルが環境モデルとな
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】三次元モデルを作成す
る場合に問題となるのは、作成工数の多さである。例え
ば、機器単体モデルを作成する場合、モデル化の対象と
なる機器を直方体・円柱等のプリミティブ形状に分割す
ることにより、自由曲面等でモデル化するよりも簡単に
モデルが作成可能ではあるが、それらプリミティブの空
間情報（頂点座標）を取得するには手間がかかる。
る場合に問題となるのは、作成工数の多さである。例え
ば、機器単体モデルを作成する場合、モデル化の対象と
なる機器を直方体・円柱等のプリミティブ形状に分割す
ることにより、自由曲面等でモデル化するよりも簡単に
モデルが作成可能ではあるが、それらプリミティブの空
間情報（頂点座標）を取得するには手間がかかる。
【０００８】このような、プリミティブの空間情報を簡
易に抽出する方式として、機器の撮影写真を利用した三
次元モデル作成方法を本願出願人は既に提案している。
例えば、明電時報１９９７年４号（通巻２５５号）「写
真を利用した三次元モデリングソフトウエア」に開示さ
れている。
易に抽出する方式として、機器の撮影写真を利用した三
次元モデル作成方法を本願出願人は既に提案している。
例えば、明電時報１９９７年４号（通巻２５５号）「写
真を利用した三次元モデリングソフトウエア」に開示さ
れている。
【０００９】これは、図６のように、モデル化の対象機
器Ａを２箇所から写真撮影し、この写真Ｂ，Ｃからステ
レオ計測の原理で機器の三次元座標を抽出することで、
撮影写真を下敷きにした三次元モデルを作成する。図７
は、三次元モデルの作成のための写真の例を示す。
器Ａを２箇所から写真撮影し、この写真Ｂ，Ｃからステ
レオ計測の原理で機器の三次元座標を抽出することで、
撮影写真を下敷きにした三次元モデルを作成する。図７
は、三次元モデルの作成のための写真の例を示す。
【００１０】この方法は、実写真を下敷きにプリミティ
ブをあてはめるため、モデル作成が簡易であるが、以下
のような問題点がある。
ブをあてはめるため、モデル作成が簡易であるが、以下
のような問題点がある。
【００１１】・対象としている機器が他の機器と隣接配
置される場合など、他の機器に隠れてしまっている個所
は、写真だけからモデルを作成することは不可能であ
る。
置される場合など、他の機器に隠れてしまっている個所
は、写真だけからモデルを作成することは不可能であ
る。
【００１２】・機器単体のモデル作成はできるが、例え
ばプラント全体のような広範囲のモデル作成は不可能で
ある。
ばプラント全体のような広範囲のモデル作成は不可能で
ある。
【００１３】本発明の目的は、隠れ部分をもつ機器単体
のモデル及び複数機器が結合された機器全体のモデルを
簡易に作成できる三次元モデル作成方法を提供すること
にある。
のモデル及び複数機器が結合された機器全体のモデルを
簡易に作成できる三次元モデル作成方法を提供すること
にある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、機器の外形図または複数の機器の配置を示
す配置平面図・側面図等のエンジニアリング図面を利用
して三次元モデルを作成するようにしたもので、以下の
方法を特徴とする。
決するため、機器の外形図または複数の機器の配置を示
す配置平面図・側面図等のエンジニアリング図面を利用
して三次元モデルを作成するようにしたもので、以下の
方法を特徴とする。
【００１５】機器単体または複数の機器が結合した機器
全体の三次元モデルを作成する方法であって、モデル作
成対象となる機器単体または複数の機器の配置を示すエ
ンジニアリング図面から、機器単体図または複数機器の
配置図を図面入力手段で読み取ってディジタル化した二
次元画像情報を得、前記二次元画像情報化した図面を、
三次元空間に置かれたモデル作成対象物を正射影図とし
て、投影元の三次元空間座標系と投影先の二次元図面座
標系との対応関係を抽出し、前記対応関係から前記三次
元空間情報が与えられた図面を下敷きにしてモデル作成
対象物の三次元モデルを作成することを特徴とする。
全体の三次元モデルを作成する方法であって、モデル作
成対象となる機器単体または複数の機器の配置を示すエ
ンジニアリング図面から、機器単体図または複数機器の
配置図を図面入力手段で読み取ってディジタル化した二
次元画像情報を得、前記二次元画像情報化した図面を、
三次元空間に置かれたモデル作成対象物を正射影図とし
て、投影元の三次元空間座標系と投影先の二次元図面座
標系との対応関係を抽出し、前記対応関係から前記三次
元空間情報が与えられた図面を下敷きにしてモデル作成
対象物の三次元モデルを作成することを特徴とする。
【００１６】また、前記機器単体の外形図から該機器単
体の三次元モデルを作成することを特徴とする。
体の三次元モデルを作成することを特徴とする。
【００１７】また、前記複数の機器の配置図から該複数
の機器を結合した機器全体の三次元モデルを作成するこ
とを特徴とする。
の機器を結合した機器全体の三次元モデルを作成するこ
とを特徴とする。
【００１８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施形態になる
三次元モデル作成方法の基本アルゴリズムであり、各手
順を以下に詳細に説明する。
三次元モデル作成方法の基本アルゴリズムであり、各手
順を以下に詳細に説明する。
【００１９】（Ｓ１）図面のディジタル化 通常、エンジニアリング図面は紙で保有されているの
で、それをコンピュータで扱えるようスキャナ等の図面
入力手段で読み取り、ディジタル化した二次元画像情報
を得る。このディジタル化は、紙の図面を対象にしたモ
デル作成手法であるので汎用性がある。
で、それをコンピュータで扱えるようスキャナ等の図面
入力手段で読み取り、ディジタル化した二次元画像情報
を得る。このディジタル化は、紙の図面を対象にしたモ
デル作成手法であるので汎用性がある。
【００２０】（Ｓ２）三次元空間情報の抽出 上記の二次元画像情報化した図面を「三次元空間に置か
れたモデル作成対象物を投影（正射影）した図」と考
え、投影元の三次元空間座標系と投影先の二次元図面座
標系との対応関係を抽出する。この関係は、図２に示す
ようになる。
れたモデル作成対象物を投影（正射影）した図」と考
え、投影元の三次元空間座標系と投影先の二次元図面座
標系との対応関係を抽出する。この関係は、図２に示す
ようになる。
【００２１】抽出方法としては、投影元の三次元座標値
と投影先の図面座標値とから求める方法（二次元／三次
元対応方法）、及び三次元座標点の複数図面上への投影
点座標（対応点と称す）のみから求める方法（二次元対
応点方法）とがある。
と投影先の図面座標値とから求める方法（二次元／三次
元対応方法）、及び三次元座標点の複数図面上への投影
点座標（対応点と称す）のみから求める方法（二次元対
応点方法）とがある。
【００２２】これら抽出方法は、本願出願人は既に提案
している（特願平１０−２４８８９０号公報、特願平１
０−３５２３５２号公報）。
している（特願平１０−２４８８９０号公報、特願平１
０−３５２３５２号公報）。
【００２３】具体的には、特願平１０−２４８８９０号
公報では、機器の図面画像上の点を３次元空間中の点の
座標に対応付ける変換関数の変換係数を求めるキャリブ
レーションを行い、図面画像から変換関数を使って機器
の３次元モデルを作成するのに、キャリブレーション
は、機器の３次元空間中の点が機器の正面図と側面図及
び上面図上に投影された投影点を互いの対応点とし、正
面図に設定した２組の対応点間の距離Ｌ1 1．Ｌ2 1と、側
面図に設定した１組の対応点間の距離Ｌ1 2を設定し、距
離Ｌ1 1，Ｌ2 1から正面図に対する変換関数の変換係数を
求め、この変換係数をもつ変換関数から正面図上の点に
対応する３次元空間中の点のＸ，Ｙ座標を推定し、この
推定結果から側面図におけるＹ座標への変換係数を求
め、側面図上の距離Ｌ1 2と３次元空間中の直交性の関係
から側面図上の変換係数を求め、この変換係数をもつ変
換関数から側面図上の点に対応する３次元空間中の点の
Ｙ，Ｚ座標を推定し、この推定結果から上面図における
変換係数を求め、各変換係数をもつ各変換関数から３次
元空間中の点の座標を求める。
公報では、機器の図面画像上の点を３次元空間中の点の
座標に対応付ける変換関数の変換係数を求めるキャリブ
レーションを行い、図面画像から変換関数を使って機器
の３次元モデルを作成するのに、キャリブレーション
は、機器の３次元空間中の点が機器の正面図と側面図及
び上面図上に投影された投影点を互いの対応点とし、正
面図に設定した２組の対応点間の距離Ｌ1 1．Ｌ2 1と、側
面図に設定した１組の対応点間の距離Ｌ1 2を設定し、距
離Ｌ1 1，Ｌ2 1から正面図に対する変換関数の変換係数を
求め、この変換係数をもつ変換関数から正面図上の点に
対応する３次元空間中の点のＸ，Ｙ座標を推定し、この
推定結果から側面図におけるＹ座標への変換係数を求
め、側面図上の距離Ｌ1 2と３次元空間中の直交性の関係
から側面図上の変換係数を求め、この変換係数をもつ変
換関数から側面図上の点に対応する３次元空間中の点の
Ｙ，Ｚ座標を推定し、この推定結果から上面図における
変換係数を求め、各変換係数をもつ各変換関数から３次
元空間中の点の座標を求める。
【００２４】また、特願平１０−３５２３５２号公報で
は、上記のキャリブレーションとして、機器の３次元空
間中の点が機器の三面図上に投影された投影点を互いの
対応点とし、この対応点と対応点間の距離情報を基に、
画像上の点を３次元空間中の点の座標に対応付ける。ま
た、対応点から求めた３次元空間中の座標値の同値性、
及び対応点間の距離を拘束条件にした評価関数を定義
し、この評価関数に対して前記拘束条件を満たしかつ関
数値を最小化する変換係数を最適化手法により求める。
また、前記最適化手法は、三面図の各図面に設定された
対応点の同値性に対する評価関数から、２階微分値勾配
法により各図面画像の変換係数を求める。また、前記最
適化手法は、二面図に設定された対応点に二面図の等倍
投影条件と等角回転条件を設定して求めた同値性に対す
る評価関数から、２階微分値勾配法により各図面画像の
変換係数を求める。さらにまた、前記２階微分値勾配法
におけるパラメータは、対応点間の実距離を基にローカ
ルミニマムへの収束及びそれによるパラメータ推定誤り
を防止する初期値に設定する。
は、上記のキャリブレーションとして、機器の３次元空
間中の点が機器の三面図上に投影された投影点を互いの
対応点とし、この対応点と対応点間の距離情報を基に、
画像上の点を３次元空間中の点の座標に対応付ける。ま
た、対応点から求めた３次元空間中の座標値の同値性、
及び対応点間の距離を拘束条件にした評価関数を定義
し、この評価関数に対して前記拘束条件を満たしかつ関
数値を最小化する変換係数を最適化手法により求める。
また、前記最適化手法は、三面図の各図面に設定された
対応点の同値性に対する評価関数から、２階微分値勾配
法により各図面画像の変換係数を求める。また、前記最
適化手法は、二面図に設定された対応点に二面図の等倍
投影条件と等角回転条件を設定して求めた同値性に対す
る評価関数から、２階微分値勾配法により各図面画像の
変換係数を求める。さらにまた、前記２階微分値勾配法
におけるパラメータは、対応点間の実距離を基にローカ
ルミニマムへの収束及びそれによるパラメータ推定誤り
を防止する初期値に設定する。
【００２５】（Ｓ３）三次元モデルの作成 前記の処理Ｓ２で抽出する対応関係から、三次元空間情
報が与えられた図面を下敷きにして三次元モデルを作成
する。詳細には、図３に示すように、三次元空間座標系
上に三次元モデルＡを置き、そのモデルを各図面上に投
影表示する（Ｓ３1）。図面上で投影されたモデルＢに
移動・回転・サイズ変更等の操作（Ｓ３2）を施すと、
投影元の三次元モデルＡが図面上での操作に同期して移
動・回転・サイズが変更され（Ｓ３3）、変更された三
次元モデルＡ’を得る。
報が与えられた図面を下敷きにして三次元モデルを作成
する。詳細には、図３に示すように、三次元空間座標系
上に三次元モデルＡを置き、そのモデルを各図面上に投
影表示する（Ｓ３1）。図面上で投影されたモデルＢに
移動・回転・サイズ変更等の操作（Ｓ３2）を施すと、
投影元の三次元モデルＡが図面上での操作に同期して移
動・回転・サイズが変更され（Ｓ３3）、変更された三
次元モデルＡ’を得る。
【００２６】このように、図面上で所望の形状となるよ
う投影モデルＢを操作することにより、対象物の三次元
モデルＡ’を作成していく。したがって、図面に投影さ
れたモデルを当てはめる操作のみで三次元モデルを作成
するので、ＣＡＤソフトのようにモデルに対する寸法数
値を入力する必要が無く、簡易にモデルが作成できる。
う投影モデルＢを操作することにより、対象物の三次元
モデルＡ’を作成していく。したがって、図面に投影さ
れたモデルを当てはめる操作のみで三次元モデルを作成
するので、ＣＡＤソフトのようにモデルに対する寸法数
値を入力する必要が無く、簡易にモデルが作成できる。
【００２７】図４は、上記の基本アルゴリズムに従った
機器単体モデルの作成例を示し、機器外形図（正面図・
側面図・上面図）を利用して機器の三次元モデルを作成
する。
機器単体モデルの作成例を示し、機器外形図（正面図・
側面図・上面図）を利用して機器の三次元モデルを作成
する。
【００２８】機器外形図に対し基本アルゴリズムの（Ｓ
２）まで実行し、機器モデルの三次元空間座標系と外形
図の図面座標系との対応関係を抽出する。基本アルゴリ
ズムの（Ｓ３）の三次元モデル作成では基本プリミティ
ブ形状（直方体・円柱・角錐等）を移動・回転・サイズ
変更をし、図４のように下敷きにしている図面にあては
める。
２）まで実行し、機器モデルの三次元空間座標系と外形
図の図面座標系との対応関係を抽出する。基本アルゴリ
ズムの（Ｓ３）の三次元モデル作成では基本プリミティ
ブ形状（直方体・円柱・角錐等）を移動・回転・サイズ
変更をし、図４のように下敷きにしている図面にあては
める。
【００２９】したがって、外形図を用いて機器のモデル
を作成するため、「対象としている機器の他の機器に隠
れてしまっている個所はモデルを作成不可能である」と
いう問題点を解決することができる。
を作成するため、「対象としている機器の他の機器に隠
れてしまっている個所はモデルを作成不可能である」と
いう問題点を解決することができる。
【００３０】図５は、プラント全体のモデル作成例を示
し、機器配置図（配置する場所が平坦な場合は配置平面
図のみ、平坦でない場合は配置側面図も併用）を利用し
てプラント全体のような広範囲な三次元モデルを作成す
る。
し、機器配置図（配置する場所が平坦な場合は配置平面
図のみ、平坦でない場合は配置側面図も併用）を利用し
てプラント全体のような広範囲な三次元モデルを作成す
る。
【００３１】基本アルゴリズムの（Ｓ２）では、配置平
面図のみ利用する場合、高さを０として三次元情報を抽
出する。
面図のみ利用する場合、高さを０として三次元情報を抽
出する。
【００３２】基本アルゴリズムの（Ｓ３）の三次元モデ
ルの作成では、図面上で機器を配置する位置を指定し、
図５のようにその位置に機器のモデルを配置する。
ルの作成では、図面上で機器を配置する位置を指定し、
図５のようにその位置に機器のモデルを配置する。
【００３３】この場合、三次元モデルの空間座標系と図
面座標系との対応関係を予め求めているので図面上で指
定された配置位置の三次元座標値を計算により求めるこ
とが可能であり、位置の座標値を入力する手間は不要に
なる。また、機器配置後、機器モデルのサイズが合わな
いときは、配置図面に投影された機器モデルに対しサイ
ズ変更操作を施す。
面座標系との対応関係を予め求めているので図面上で指
定された配置位置の三次元座標値を計算により求めるこ
とが可能であり、位置の座標値を入力する手間は不要に
なる。また、機器配置後、機器モデルのサイズが合わな
いときは、配置図面に投影された機器モデルに対しサイ
ズ変更操作を施す。
【００３４】したがって、配置平面図を用いてプラント
全体モデルを作成するため、「機器単体のモデル作成は
できるが、例えばプラント全体のような広範囲のモデル
作成は不可能である」という問題点を解決することがで
きる。
全体モデルを作成するため、「機器単体のモデル作成は
できるが、例えばプラント全体のような広範囲のモデル
作成は不可能である」という問題点を解決することがで
きる。
【００３５】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、モデル
作成対象物のエンジニアリング図面を利用して三次元モ
デルを作成するため、以下の効果がある。
作成対象物のエンジニアリング図面を利用して三次元モ
デルを作成するため、以下の効果がある。
【００３６】（１）図面を下敷きにして簡易に三次元モ
デルを作成することができる。
デルを作成することができる。
【００３７】（２）機器外形図から機器単体モデルが簡
易に作成できる。
易に作成できる。
【００３８】（３）機器配置図からプラント全体のよう
な広範囲な三次元モデルが簡易に作成できる。
な広範囲な三次元モデルが簡易に作成できる。
【００３９】（４）機器配置図に対し機器単体モデルの
配置が簡易に実行できる。
配置が簡易に実行できる。
【図１】本発明の実施形態を示す三次元モデル作成の基
本アルゴリズム。
本アルゴリズム。
【図２】三次元座標系と二次元図面座標系の関係を示す
図。
図。
【図３】実施形態におけるモデル操作例。
【図４】実施形態におけるプリミティブ形状のあてはめ
例。
例。
【図５】実施形態における機器モデルの配置例。
【図６】従来の写真からのモデル作成原理図。
【図７】従来の三次元モデル作成用写真の例。
Claims (3)
- 【請求項１】 機器単体または複数の機器が結合した機
器全体の三次元モデルを作成する方法であって、 モデル作成対象となる機器単体または複数の機器の配置
を示すエンジニアリング図面から、機器単体図または複
数機器の配置図を図面入力手段で読み取ってディジタル
化した二次元画像情報を得、 前記二次元画像情報化した図面を、三次元空間に置かれ
たモデル作成対象物を正射影図として、投影元の三次元
空間座標系と投影先の二次元図面座標系との対応関係を
抽出し、 前記対応関係から前記三次元空間情報が与えられた図面
を下敷きにしてモデル作成対象物の三次元モデルを作成
することを特徴とする三次元モデルの作成方法。 - 【請求項２】 前記機器単体の外形図から該機器単体の
三次元モデルを作成することを特徴とする請求項１に記
載の三次元モデルの作成方法。 - 【請求項３】 前記複数の機器の配置図から該複数の機
器を結合した機器全体の三次元モデルを作成することを
特徴とする請求項１に記載の三次元モデルの作成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13370599A JP2000322599A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | 三次元モデルの作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13370599A JP2000322599A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | 三次元モデルの作成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000322599A true JP2000322599A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15110972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13370599A Pending JP2000322599A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | 三次元モデルの作成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000322599A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101976454A (zh) * | 2010-09-26 | 2011-02-16 | 浙江大学 | 一种三维人脸表情的去除方法 |
| CN105653753A (zh) * | 2014-12-04 | 2016-06-08 | 北京大学口腔医学院 | 多参考点系统对齐的无牙颌模型正中关系位三维重建方法 |
| CN111710032A (zh) * | 2020-06-05 | 2020-09-25 | 广东电网有限责任公司 | 变电站三维模型的构建方法、装置、设备和介质 |
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1999
- 1999-05-14 JP JP13370599A patent/JP2000322599A/ja active Pending
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